このページでは大出彰衆議院議員の43期(2003/11/09〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は43期国会活動統計で確認できます。
○大出彰君 民主党・無所属クラブの大出彰でございます。 私は、民主党・無所属クラブを代表して、ただいま議題となりました政府提出の地方交付税法等の一部を改正する法律案について、反対の立場から討論を行います。(拍手) 地方分権改革は、振り返ってみますと、バブル崩壊以降、失われた十数年、最後の数年は小泉政権がもたらしたものでありますが、低迷する経済状況を克服するため、IT革命や物流革命という産業構造の変化に対応していくとともに、行き詰まっている従来の中央集権・高度成長型の使い捨て社会を変革し、分権・安定成長・循環型社会を目指そうと始められた構造改革運動の一つでした。 地方政府や住民がみずからの……
○大出委員 民主党の大出彰でございます。 きょうは、シャルマさん、大変ありがとうございます。そして、UNMISETにも感謝を申し上げます。 私たちも、東ティモールの復興支援に積極的に努力をすべきだと考えております。 そこで、できたばかりの国ですので、不安定な要因は取り除いておいた方がよいわけですが、一つは不安定な要因と、それからもう一つは近い過去の真実の追求といいますか、この二点が問題だと思っていますので、二つ質問をいたします。 一つはオーストラリアとの関係ですが、ティモール海条約とサンライズユニット化協定が締結されているようなんですが、どうも石油をめぐってオーストラリアと紛争になるの……
○大出委員 民主党の大出彰でございます。 きょうは、法案の関係もございますが、防衛の予算について中心に質問をさせていただきたいと思っております。あした参議院で予算が通るという話でございますが、辛うじて一日前ということで。 実は、この予算に、いわゆるBMDを導入するということになったものですから、どうもいろいろな、今回の法案もそうですが、しわ寄せが来たといいますか、方針が大転換をしたものですからしわ寄せが来たような、そんな思いもありまして、この予算について、特にミサイルディフェンスの、BMDの監視網について、時間がなくなるといけませんので、変則的ではございますが、その辺からお話を伺いたいと思……
○大出委員 民主党の大出彰でございます。 金田参考人にお聞きをいたします。 一つ目は、北朝鮮の不審船のときに、中国の港を利用しているんではないかという話がございまして、中国側はこれを否定したんですが、その辺はどのように考えているかというのが一つ。 そして、銃撃の末、沈没をして、海上保安庁が証拠保全をやっておったわけですが、あのときに、周りにほかの船はいますかとお聞きをしたら、いるというんですね、ほかの船が。どこの船と、中国の漁船なのかわかりませんが、そういうときに、中国側は潜水艦みたいなものを出すようなものなのかどうかということが一つですね。 それからもう一つは、三つ目、これで終わりで……
○大出委員 民主党の大出彰でございます。 森本参考人にお話を伺います。 先ほど、脅威ベースと能力ベースというお話がありまして、防衛力のあり方ではなくて防衛のあり方だ、防衛ということをおっしゃったわけなのですが、これはミサイルディフェンス、MDを考えたときに、脅威ベースというのは、こういう脅威があったらこういう能力のある武器をということでやってきたのですよね。ところが、能力ベースの方でいきますと、今はこの能力しかないんだけれどもこれだということになってしまうのではないか。 そうすると、どうもMDに関して、アメリカの中でも余り役に立たないんじゃないかとか言われておりまして、私は、ちょっとそれ……
○大出委員 民主党の大出彰でございます。よろしくお願いいたします。 三位一体の、神々しい名前であるということでございますが、三位一体の改革、実は、地方分権一括法がありましたけれども、地方分権推進委員会の勧告に基づいて一括法で実施をした改革が第一次の改革、今回の国、地方の税財政改革というのが第二次の改革であろう、こういうふうに思っておるわけです。 そこで、多くの方に聞かれていることだと思いますが、三位一体改革を行って、どのような国の形にするのか、しようとしているのか、そして、そうすると世の中がどう変わるのかというのが一番知りたいところだと思うんですが、その点について御見解をお願いします。
○大出委員 民主党の大出彰でございます。 きょうは、我が党の理事の方からヤフーをやってと言われておりますので、ヤフーをやろうと思っております。 今お二人の方が御質問なさっている中で、いろいろ出てきているわけですが、冒頭ですので、ヤフー以外にも情報流出の事件が数多くある中で、特に今回のヤフーBBのものは最終的に約四百五十一万人の個人情報が流出しているという事件でございますので、これは情報社会の中での象徴的な出来事だろうというふうに思いますし、電脳社会に対する国民の信頼を極めて損なう深刻な事態だろうと思っておりますが、一般論として、このような多発する流出事件について大臣はどのようにお考えか、最……
○大出委員 民主党の大出彰でございます。 きょうは、最初に、「のど自慢」だとかあるいはNHKの民謡番組、そういったものの質問をしようかと思います。 私のところは神奈川県横浜市でございます。横浜駅があったり、港町、港があったり、あるいはランドマークがあるという、現代的な部分がある地域でございます。しかし一方で、大変下町の要素を持ったところがございまして、私の住んでいるところでは、落語家の歌丸さんが住んでおられたりとか、三吉演芸場とか、大衆演芸をやる浜の玉三郎とかいうのがおられたり、そういうところなのでございます。 大変演芸の方が盛んであるということで、民謡も大分盛んなんですね。その民謡の愛……
○大出委員 民主党の大出彰でございます。順々に質問をさせていただきます。 まず初めに、消防法関係の質問でございます。 住宅用の火災警報器等の設置の義務づけということでございます。この点について、先ほどから、一番バッターの方からもお話がありましたけれども、住宅火災による死傷者数が、一九八六年以来十七年ぶりに増加に転ずるおそれがあるということでございます。とりわけ高齢者における、六十五歳以上ですが、死者発生率が、ほかの年齢層に比べて五倍以上であるということでございます。そうなってきますと、高齢者のみの世帯あるいは独居老人がふえているという状況の中では、大変心配なところでございます。 そこで、……
○大出委員 民主党の大出彰でございます。 有事関連七法案プラス三条約の質問をさせていただきます。一番最初ですので、初歩的なところからお話をお願いしたいと思います。 一つは、防衛のことを考えたときには、基本的に、一体何からこの国を守るのかということがあるわけなんですが、どうも質問をしますと、仮想敵国の話をすると、大概のところ、そういうのはありませんという答えがずっと返ってきているのが現状でございまして、そんなのでよろしいのだろうかと実は思っているところでございます。 基本的に、この法案あるいは条約の対象としてどこの国を脅威と考えているのかとか、あるいはどこと戦う可能性があるのかとか、いわゆ……
○大出委員 民主党の大出彰でございます。
どうも厚生労働委員会が紛糾しているようでございますので、時間内に質問が終えられるかどうかわからないところでございますが、よろしくお願いいたします。
最初に、国際人道法、そして、それに基づいて、それに違反した場合の処罰法案というのがございますので、それから御質問をさせていただきます。
一つは、追加議定書を日本が批准してこなかったということなわけでして、常々、なぜ批准をしないのかなと思ってきておりますので、その理由についてまずお伺いをいたします。
【次の発言】 諸外国のということもおっしゃっておるのですが、アメリカが批准をしていなかったからかなという……
○大出委員 民主党の大出彰でございます。 香田さんがイラクに捕まっておりまして、自衛隊は引き揚げた方がいいだろう、そう思っておりまして、日本国民でございまして、生命でございますので、若者がとらわれている、日本国民を拉致するような国を助けてやる必要はないんですよ、本当は。そうでしょう。だから、十一月一日で切れるわけですから、とっとと帰しましょうということをまず冒頭申し上げたいと思います。 それから、質問に参ります。 九・一一でございますけれども、これはもともと、あの事件が起きてから、アルカイダのしわざだ、ビンラディンだ、こういうことだったんですね。ところが、証明できていないんだと思うんです……
○大出委員 民主党の大出彰でございます。
自民党さんの数が少し少ないのではないかと思いますが、いかがなものでしょうか。(発言する者あり)
【次の発言】 民主党の大出彰でございます。御苦労さまでございます。よろしくお願いいたします。
冒頭、質問に先立ちまして一言申し上げます。
このたびの台風二十三号の被害によって六十八人の方々が亡くなられ、今なお二十人の方々の行方がわからないままであります。亡くなられました方々に心からお悔やみを申し上げますとともに、行方不明の方々の一刻も早い救出を強く願っております。
政府におかれましても、被害に遭われた方々や地域に対し、激甚災害の指定を初め、災害救助法……
○大出委員 民主党の大出彰でございます。 今、同僚の小泉議員がロンドンのテロにつきまして申し述べましたように、同じく、被害に遭われた方に心よりお見舞いを申し上げたいと思います。 そして、今の小泉議員と私は、党の中で、テロ対策といいますか、テロを未然に防ぐにはどうするかというようなプロジェクトを実は組んでおりまして、余り議員の人たちが多く来るプロジェクトではございませんけれども、多くの省庁の方をお呼びいたしましていろいろなことを聞いたわけです。特に一番重要なのはテロリストが入ってこないようにするということ等ありますので、いろいろな方にお聞きをしました。 たまたまそのときは、羽田飛行場に暴漢……
○大出委員 民主党の大出彰でございます。よろしくお願いいたします。 きょうは定率減税のお話をしたいんですが、まず最初に、消防庁にお聞きをいたします。 実は、地元でございまして、横浜市南区というところで火災が起きまして、残念ながら一人お亡くなりになっておられるわけでございまして、御冥福をお祈りいたしますが、システムがどうも誤作動をしたということで、現場に行くのがおくれたんですね。それで、これはどうなっているんだということがございますので、ひとつその原因と、そして私たちは、ITから始まって、さまざまな方々の命や財産を守るという立場で、こういうことがあっては困りますので、別に責めるわけではござい……
○大出委員 民主党の大出彰でございます。受信料を払っております。
深夜十二時半を過ぎておりますので、とっとと質問をいたしますので、簡潔にお答えをいただきたいと思います。時間がかかるようでありましたら、速記をとめていただきますので、各理事の皆さん、そして委員長、よろしくお願いいたします。
冒頭、先ほどから出ておりますが、退職した職員の方の話なんですが、NHKには懲戒免職になった職員の退職金に関する規定というのはございますか。
【次の発言】 ないという話をお伺いしたものですから今話しましたが、あると言うなら結構でございます。
それで、先ほどから実は、午前中の審議でございますけれども、理事の方……
○大出委員 民主党の大出彰でございます。よろしくお願いします。
今、智奈美議員の方から法案の中身についてひどいという話が出ておりましたが、私は、冒頭、この間出されました、政府により六月の八日に出されました「中央省庁等改革基本法第三十三条第一項第六号について」という見解について御質問いたします。
この見解は、最初に、一の下のところに、行革担当大臣の小里さんが出てくるわけですね。このときの郵政大臣は、下に出ております自見庄三郎さんでございます。では、このときの総理大臣はどなただったのですか、官房長官。
【次の発言】 六月八日の文書では、下の方に、「自見郵政大臣の発言」というふうに書いてあって、……
○大出委員 こんにちは。民主党の大出彰でございます。きょうは、お三人の方、大変ありがとうございます。 私は、民営化には反対でございまして、まだ国会の方で、特別委員会で一回しか質問しておりませんで、中央省庁等改革基本法三十三条一項六号、初めの部分を質問しただけで、そろそろ採決されそうになっているということで大変憤っておるわけでございます。 私、この民営化というのは、ばかなことをやっているなと実は思っております。こんなことをやっている暇があったら、世界の物流革命に対応して高速道路を即無料にすればいいんだというふうにまず思っていたりするんですね。 そんな観点の中で、民営化を凍結して、そして高速……
○大出委員 民主党の大出彰でございます。 私の方も、やっと質問をこの前一回やったと思いましたら、もう後ろの出口とかいう話が出てきまして、そんなことはあってはいけないということで、しっかり質問したいと思っております。 この間、中央省庁等の改革基本法三十三条一項六号を質問いたしまして、入り口の質問をしていたわけですね。あのときに、一つは、私たちは、与党の理事の方々を含めて、今までの歴代の郵政大臣の皆さんをお呼びしてくれと、参考人という名前かどうかわかりませんが、そういう要求をずっとしてきているんですが、とうとう実現をしないで来てしまっているわけですね。ですから、まだ続くことを前提に再度要求をお……
○大出委員 動議を提出いたします。
会長の互選は、投票によらないで、中山太郎君を会長に推薦いたします。
【次の発言】 動議を提出いたします。
幹事の員数は九名とし、会長において指名されることを望みます。
○大出委員 民主党の大出彰でございます。 先ほど仙谷議員の方から、法の支配の観点からイラクの派兵は憲法違反であるということ、と同時に、国際法違反であり、安保違反であるという、まさに私もそのとおりだと思っておりまして、大変法律家としての歴史的な発言であろうと思っております。私も常々、今の日本の状態は無法状態であると実は言っておりまして、私は常々立憲主義ということをよく言うんですが、立憲主義の政治をやっていないではないかということを申し上げているんですね。 そして、この間のイラク問題をずっと見てきて、安全保障委員会なんかでも質問したりしているわけですが、テロ、九・一一から始まって、イラクがテロ……
○大出委員 民主党の大出彰でございます。 核の問題、安保の問題、テロの問題を話されているわけですが、現実を見据えてといいますか、今とっている措置だとか、政府の側等もさまざまなものを見て論じていないのではないかと思うことがよくあります。 というのは、防衛庁の新しい社屋ができたときに行ったんですね。そして、質問していいと言うから質問しました。核攻撃を受けたら、これは守れますかと言ったら、守れませんとおっしゃるんですよね。本当ならば、まずはそういう、受けたら守るようなことにしなきゃいけないだろうし、向いている方向が違うんですね。北欧だとかヨーロッパなどは、核問題が起こったときにはシェルターを一生……
○大出委員 民主党の大出彰でございます。 小針参考人、松浦参考人の御意見を伺いまして、それで、私は、今、小委員長の方から報告がありました、読み上げられたところの、同じことを申し上げるんですが、小針参考人の物の考え方といいますか、視点といいますか視座といいますか、この辺、四つぐらいあるわけですが、この視座からやはり今の提出されております国民保護法制等を見ていくべきなのではないか、そういうふうに思っております。 一つには、非常事態に対する権限と現憲法の関係ということについて、小針参考人は日本は第四の類型だと。つまりは、憲法典上に非常事態対処規定を欠くにもかかわらず非常事態に対処する必要がある場……
○大出委員 最初の発言者担当の民主党の大出彰でございます。 この齊藤参考人のお話というのは、法律の条約適合性というのが中心でございましたので、その話でございます。 私は、常日ごろ、裁判所は法律の憲法適合性審査と同様に、どうしてもっと法律の条約適合性審査をやらないのだろうかと思っていましたので、その観点から齊藤参考人に質問しました。 まず私は、私が国際法学者に会ったとき、裁判所は法律の条約適合性審査をやらない傾向があるのはなぜでしょうかと問い、それに対して、我々国際法学者は憲法をよく勉強するけれども、憲法学者は国際法を勉強しないことが裁判にも影響していると答えられた話を出して尋ねました。 ……
○大出小委員 民主党の大出彰でございます。 総論的な話はずっとやられてきていますので、国民保護法制の各論的な話をちょっと先に聞かせていただきます。 この国民保護法制は、いわゆる武力攻撃事態等の対処法が前提になっていますので、一体いつから保護されるのかということを考えたときに、対処法の問題点をそのまま引きずっているようなところがあると思うのですね。 例えば規模、どのレベルの武力使用があったら武力攻撃になるのかとか、あるいは地理的範囲でどのラインを越えたときに武力攻撃事態なのか、これもよくわからないところがございまして、意思の方も、武力攻撃なのか威嚇なのか、相手方の意思をどうやって判定するの……
○大出小委員 民主党の大出彰でございます。 途中、事態特で一時間質問しておりましたので、抜けまして申しわけございません。ですが、参考人のお話も聞きましたので。 実は、参考人のお話を聞きながら、軍事も一つの解決法だというのですが、それは肯定するわけですが、でも、ニュアンスとしては軍事じゃない方がいいですねというのがまず私にはありまして、やはり外交を重視した解決の仕方が今ほど重要なんだなとつくづく思っているんですね。 それで、参考人の中で、どうもアメリカ問題といいますか、アジアについても、アメリカの政治経済の手法というものがやはりどうも単独主義で、ちょっと逆にほかの国からすると違和感を感じる……
○大出委員 民主党の大出彰でございます。 きょうは、公述人の皆さん、大変ありがとうございます。 最初に井ノ川参考人の方から質問させていただきたいと思いますが、二院制の大変悩ましい問題のところを意見としてあらわしていただきまして、私も興味があるものですから、まず最初に、時間がなくならないうちにと思いまして、質問をさせていただきます。 それと同時に、年の功と申しますか、私たちよりも大先輩である井ノ川さんが、衆議院の方はなかなか参議院の問題、二院制の問題を言いにくいんだ、こう書かれておりますが、そういうところは確かにございまして、しかし、逆に参議院の場合には、この問題を扱うと一院論にされちゃう……
○大出小委員 民主党の大出彰でございます。よろしくお願いいたします。 最初に、君主に主権があるのか、あるいは国民に主権があるのかという意味で、主権の概念というのは大変重要だと私は思っておりまして、特に日本国憲法の場合には主権がどこにあるのか。 定義はいろいろございます、概念もございまして、いわゆる統治権であるという解釈、あるいは最高独立性、あるいは国家意思の最終決定権という意味合いがあると思いますが、憲法改正あるいは今の状況の中で、主権概念は要らないのだとおっしゃる方々がおられるんですね。その理由が、ジャン・ボーダンみたいな形の絶対主義を正当化するために主権論争が行われてきたのであって、今……
○大出小委員 民主党の大出彰でございます。
きょうは御苦労さまでございます。よろしくお願いいたします。
初めに半直接制という言葉が出てまいりますが、ここの制度は半直接制だと言えるには、一個でも直接民主主義の規定があればいいのか、その辺の要件といいますか、そこを教えてください。
【次の発言】 なかなか、一個でもの一個の中身が直接制を強くあらわしているといいますか、そういった場合ならば、確かに、一個でもということなのかと。確かに、先生おっしゃったように、分類の問題であるだけだということかもしれませんけれども。
次に、プレビシットというのとレファレンダムという、どうなったら、これはプレビシット……
○大出小委員 民主党の大出彰でございます。 最初は、先生のお話の中にもありますが、法律に対する条約の優位を理由として国内裁判所が法律の適用を排除するということについて、憲法上に明文の根拠規定がなく、先例ないし理論にも頼るべきものがない場合、国内裁判所に法律の条約適合性審査を期待することには限界があるだろう、このようにおっしゃっておられるわけですね。 このところで、最近、国際法の方の学者さんにお会いしましてお話をしたんですね。どうも裁判所は条約を適用しない傾向にあるという話をしましたんですね、国際人権規約の話だったんですが。そうしたところ、その先生は何とおっしゃるかというと、我々国際法学者は……
○大出分科員 民主党の大出彰でございます。よろしくお願いいたします。 きょうは、質問通告もしておきましたが、いわゆる国士舘大学の留学生寮建設の不可解なところといいますか、正式には住所が神奈川県横浜市青葉区鉄町千七百六十番地の加藤建硝跡地、ここに、簡単に申し上げますと、留学生寮を建てる建設業者がおりまして、留学生の寮が建ち上がったときには国士舘の側が一括借り上げてくれるんだということを言って地域住民にも説明をし、さらには、横浜市の建築確認がおりるときにもそういう説明で実はおりているんですね。 ところが、どうも経過を見てまいりますと、必ずしもそうではなくて、学校関係者の一部が、横浜市に対しても……
○大出委員 民主党の大出彰でございます。 今、山花さんからお話があったように、確かに憲法上のものがいいのかということはありまして、確かに新しい憲法ができるとき、例えばEU憲法なんかにもオンブズマン制度が入っていますね。そういう意味では、機能するならばその方がいいんだろうと思っておりますが、もともとは、原点にやはり返ってみるべきではないかと思うんですね。 というのは、三権分立を考え出してつくったのは、要するに抑制と均衡することによって政府をチェックしていこうと考えたわけですね。その中で、その真っただ中に我々もいるわけなんですが、どうも全体的に、オンブズマンというのが出てくるのは、中央も地方も……
○大出委員 民主党の大出彰でございます。 前にもこの国民投票制度を憲法調査会で取り上げたことがございました。そのときに中曽根議員が、大勲位でございますがおられまして、今は引退なさっておりますが、この問題で昔中曽根さんが内閣総理大臣を国民投票でということをおっしゃったことがありまして、そのころ私は学生でございまして、反対をいたしました。 というのは、そのときに私が感じたのは、あ、これはプレビシットだと思ったわけですね。プレビシット、民主制だと思ったわけなんですが、その後、今ここにいるわけですが、勉強を重ねながら、アメリカの議会制度を見ていますと、上院、下院になっていて、下院が二年の任期という……
○大出委員 民主党・無所属クラブの大出彰でございます。 一つは、政党というのは、ウォルター・バジョットでしたか、国民と国政とのかけ橋であるということで、大変重要なものだという思いもあり、政党というのを憲法に位置づけた方がいいのではないかなと常々思ってまいりました。 ところが、先ほど土井議員の方から、政党を位置づけることには反対であるということでありまして、ああ、そういうふうに考えているのかなと思いまして、多分土井さんの場合には政党の自由というものをかなり重視してお考えなんだと思いまして、それをお聞きしながら、憲法で政党を規定すると、逆に先生おっしゃったようなことが起こるかもしれないし、規定……
○大出委員 民主党の大出彰でございます。 きょうは、天皇制ということで、天皇制をめぐる問題について、一部でございますが発言をいたします。 初めに、「第一章 天皇」についてでございます。 日本国憲法は、「第一章 天皇」と書いてあります。そして第一条は、「天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く。」と規定し、その主体は天皇であって、主権者である国民は「主権の存する日本国民」という表現で間接的に書かれております。しかし、主権概念が必要であり、また、国民が主権者であるならば、ここは、「第一章 国民」、第一条の出だしは「日本国民」であるべき……
○大出委員 民主党の大出彰でございます。 国民の権利義務ということで考えた場合に、権利、つまりは人権をいかに守るかということでありますし、それは、いわゆる自由をいかに守るかという観点で考えたときに、まずやはり、憲法成り立ちの歴史等を考えていかなければいけないだろうと思っております。 それは、いわゆる第二次世界大戦の話ですけれども、神勅天皇制を支柱といたしまして、外に向かっては侵略戦争を行い、内においては人権弾圧を行ったと国際的に評価されるような事態が起こっていたのを受けて、日本国憲法は九条で戦争を放棄し、そして人権規定を厚く規定し、特に、信教の自由の中では政教分離ということを解釈で導いてい……
○大出委員 民主党の大出彰でございます。 先ほどから、先輩議員あるいは同僚議員からあいまいであるという話が出ておりまして、確かにそうなんですが、ただ、解釈の余地があるというふうにも思っておりまして、その余地があることが学者の方々の学説を立てるところのもうけ話になるわけですが、そういったことも含めまして、今の場合でも許容範囲の中にあるのではないかなと実は思っておりまして、そして、現実に、今の解釈をしながら余り不都合はないのではないかというようなことも実は思っております。しかし、明確にしろということで、直すということがやぶさかでないというのは、その思いもあります。 そこで、八十九条のことが言わ……
○大出委員 民主党・無所属クラブの大出彰でございます。 総務委員会とかけ持ちだったものですから、ばたばたして申しわけございません。それと同時に、総務委員会で、理事会の合意を無視して趣旨説明を強行するということがあったものですから今不正常な状態になっておりますが、今後、定率減税等、地方においても大増税の問題を審議しなきゃならないときなのに、非常に不快に思いながら今ここへ上がってきたところでございます。 と言いながら、前文でございますが。 私は、この前文というのは、字句を変えたりとかいうこと自体は大した問題じゃないと思うんですが、要はやはり、ここに書いてあることが憲法制定者の決意でございまし……
※このページのデータは国会会議録検索システム、衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。