高橋千鶴子 衆議院議員
47期国会発言一覧

高橋千鶴子[衆]在籍期 : 43期-44期-45期-46期-|47期|-48期-49期
高橋千鶴子[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは高橋千鶴子衆議院議員の47期(2014/12/14〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は47期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院47期)

高橋千鶴子[衆]本会議発言(全期間)
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第189回国会(2015/01/26〜2015/09/27)

第189回国会 衆議院本会議 第15号(2015/04/14、47期、日本共産党)

○高橋千鶴子君 私は、日本共産党を代表して、国民健康保険法等の一部を改正する法律案に対する質問を行います。(拍手)  二〇一二年、民主党政権時代に、自公民三党合意によって、社会保障と税の一体改革法が成立しました。翌年にプログラム法、昨年は医療介護総合法が成立しましたが、本法案は、これら一連の法律と一体のものです。  我が党は、こうした改革は、社会保障を国民の自助や共助に矮小化し、個人と家族の責任に課すもので、憲法二十五条に規定された国の責任を放棄するものであると厳しく批判してきました。  一九六一年、全ての市町村で国民健康保険事業が実施され、国民皆保険制度が確立しました。市町村は、地域住民の医……

第189回国会 衆議院本会議 第34号(2015/06/19、47期、日本共産党)

○高橋千鶴子君 私は、日本共産党を代表し、ただいま議題となりました労働者派遣法改正案について、断固反対の立場から討論を行います。(拍手)  もともと本法案は、昨年二度も廃案になったものであり、本来提出すべきではありませんでした。委員会審議では、冒頭から政府答弁の混乱や訂正が相次ぎ、本日、六回目の委員長職権という異常な委員会運営に終始しました。審議が尽くされたとは到底言えず、強く抗議するものです。  審議入りを前に、いわゆる十・一問題が表面化しました。十月一日施行の労働契約みなし制度について、大量の派遣労働者が失業、訴訟が乱発するおそれなど、何が何でも本法案を九月一日施行で成立させ、みなし効果を……

第189回国会 衆議院本会議 第45号(2015/09/11、47期、日本共産党)

○高橋千鶴子君 まず、今般の台風十八号による豪雨災害などで被害に遭われた皆様に、心からお悔やみとお見舞いを申し上げます。  今後も被害の拡大が心配されますが、政府は、人命最優先に、万全の体制、対策をとるよう要請するものです。我が党としても全力で取り組んでまいります。  私は、日本共産党を代表し、労働者派遣法の一部を改正する法律案の回付案に対し、反対の討論を行います。(拍手)  参議院での修正案の中心は九月一日の施行日を三十日にすることであり、そのほかは、制度の周知を徹底する内容などです。  そもそも政府・与党は、九月一日を過ぎても何の提案もせず、九月八日の委員会採決の直前に修正案を提出、野党に……


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第190回国会(2016/01/04〜2016/06/01)

第190回国会 衆議院本会議 第14号(2016/03/08、47期、日本共産党)

○高橋千鶴子君 堀内議員から、介護労働者の処遇改善に今回の法律案が果たす役割についてお尋ねがありました。  毎年十万人もが家族の介護のために離職する現状は、社会の損失であります。収入をなくし、社会的生活からも閉ざされる中で、深刻な事件が後を絶ちません。  求められるのは、受け皿と担い手をふやすこと、軽度者外しなどをやめ、公的介護保険を再構築することです。  公益財団法人介護労働安定センターの平成二十六年度調査によれば、介護の仕事を選んだ理由のトップは、働きがいのある仕事だと思ったから、これが五二・六%でもあるのに、一六%以上の離職率、慢性的な人手不足に陥っています。  人の生き死ににもかかわる……

第190回国会 衆議院本会議 第25号(2016/04/19、47期、日本共産党)

○高橋千鶴子君 質問に先立ちまして、熊本県を中心とした九州地方地震によって犠牲になられた方々に心から哀悼の意を表し、被災された皆様にお見舞いを申し上げます。  強い余震が続く中、心身ともに疲労を深めていることと思います。避難環境の改善が急がれます。日本共産党としても全力を尽くしてまいります。  私は、日本共産党を代表して、障害者総合支援法案について質問します。(拍手)  多くの障害者にとって、四月二十一日は決して忘れることができない日です。  六年前のこの日、障害者自立支援法は憲法違反だと提訴した原告七十一名と国が基本合意を締結、和解に至り、全国十四カ所での裁判が終結しました。生きるための支援……


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第192回国会(2016/09/26〜2016/12/17)

第192回国会 衆議院本会議 第4号(2016/10/04、47期、日本共産党)

○高橋千鶴子君 私は、日本共産党を代表して、第二次補正予算案に反対する討論を行います。(拍手)  初めに、百二十名もの犠牲者、二千四百名以上の重軽傷者を出した熊本地震から間もなく半年になろうとしています。この夏は、一連の台風が列島を襲い、甚大な被害をもたらしました。一日も早い生活となりわいの再建へ、補正による予算措置は当然のことです。  台風十号に見舞われた岩手県は、支援金対象外の半壊、床上浸水にも独自支給を決めました。被災自治体の独自支援策を応援すること、被災者生活再建支援金を最大三百万円から五百万円へと引き上げ、対象を一部損壊以上に拡大するべきです。  日本の食料基地と言える北海道の甚大な……

第192回国会 衆議院本会議 第8号(2016/11/01、47期、日本共産党)

○高橋千鶴子君 私は、日本共産党を代表して、国民年金法等の一部を改正する法律案について質問します。(拍手)  国民年金法第一条は、「国民年金制度は、日本国憲法第二十五条第二項に規定する理念に基き、老齢、障害又は死亡によつて国民生活の安定がそこなわれることを国民の共同連帯によつて防止し、もつて健全な国民生活の維持及び向上に寄与することを目的とする。」と明記しています。収入が公的年金あるいは恩給だけという高齢者世帯は五五%を占め、公的年金はまさに高齢者の生活を支える命綱となっています。  ところが、今、六十五歳以上の単身世帯は、昨年の国民生活調査で二六・三%と、年々ふえ続けています。単身高齢者の基……

第192回国会 衆議院本会議 第15号(2016/11/29、47期、日本共産党)

○高橋千鶴子君 私は、日本共産党を代表し、ただいま議題となりました塩崎厚労大臣の不信任決議案に賛成の討論を行います。(拍手)  まず、与党の数の力による採決強行に、満身の怒りを込めて抗議をするものです。  忘れてならないのは、この間、閣僚などによる国会軽視の不用意な発言が相次いだことです。  山本農水大臣は、十月十八日の佐藤議運委員長のパーティーでの発言など、二度も謝罪をしました。また、萩生田官房副長官は、あろうことか、強行採決を田舎のプロレスに例えました。そして、安倍総理自身が、厚労委員会の質疑において、年金カットという野党の指摘にいら立ちを隠さず、私の述べたことを全く御理解いただいていない……


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第193回国会(2017/01/20〜2017/06/18)

第193回国会 衆議院本会議 第4号(2017/01/27、47期、日本共産党)

○高橋千鶴子君 初めに、新年を目前に火事で住まいを失った糸魚川市の皆さんに心からお見舞いを申し上げるとともに、今冬の大雪の被害に遭われた皆さんに心からお悔やみとお見舞いを申し上げます。  私は、日本共産党を代表して、二〇一六年度第三次補正予算案に対する反対討論を行います。(拍手)  第二次安倍政権発足から四年たちました。異常な金融緩和と財政出動、大企業優遇税制と規制緩和を柱にした大企業へのてこ入れ政策は、大企業の内部留保と大資産家の富をさらに拡大しただけで、国民の実質所得や消費拡大には結びついていません。二〇一四年四月の消費税増税により、国民経済の六割を占める個人消費の低迷がいまだに続いていま……

第193回国会 衆議院本会議 第16号(2017/04/04、47期、日本共産党)

○高橋千鶴子君 私は、日本共産党を代表し、福島復興再生特別措置法の一部を改正する法律案について質問します。(拍手)  三十一日と四月一日で、浪江町、飯舘村、富岡町の一部と川俣町山木屋地区の避難が解除されました。残るは、福島第一原発の立地町である双葉、大熊両町と近隣五市町村の帰還困難区域で、避難区域の面積は三分の一、県土の二・七%に縮小されました。最大で十六万人、先月まで約七万九千人が避難生活を続けてきましたが、今回解除された四町村でも、帰還は一割未満にすぎません。  安倍総理は、政府主催の追悼式典で、原発事故という言葉を一切使いませんでした。内堀雅雄福島県知事が違和感があると指摘したのは当然で……

高橋千鶴子[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院47期)

高橋千鶴子[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第189回国会(2015/01/26〜2015/09/27)

第189回国会 厚生労働委員会 第3号(2015/03/20、47期、日本共産党)

○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  戦傷病者、戦没者の身近な親族に対する特別給付金または特別弔慰金の制度は、それぞれ妻や父母などを対象として四種類あるかと思います。  戦後七十年に当たって、本年は、戦没者等の遺族に対する特別弔慰金支給を、改めて向こう十年間、年四万円から五万円に引き上げる形で給付をしようとするものであり、賛成であります。  これらの給付の根拠は、国による使用者としての国家補償であること、戦傷病者戦没者遺族等援護法第一条にも明記をされております、並びに、国による慰藉または弔慰をあらわすとされているわけでありますが、このことを改めて確認し、また、その認識について、戦後……

第189回国会 厚生労働委員会 第8号(2015/04/15、47期、日本共産党)

○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  まず、昨日の本会議質問に関連して、二点伺いたいと思います。  まず、乳幼児医療費無料化の問題なんですけれども、私が昨日伺ったのは、市町村が独自に窓口無料化をやっている場合に国庫負担を減額調整している、これをやめるべきではないかという質問でありました。  この問題は、非常に、これまでも何度も取り上げてきましたし、また多くの方が取り上げました。特に、ことしの予算委員会の分科会で我が党の梅村さえこ議員や斉藤和子議員が質問し、また、昨日は、参議院の厚労委員会で小池議員も質問をしております。  そこで明らかになっているのは、国庫負担の減額調整をされている……

第189回国会 厚生労働委員会 第10号(2015/04/22、47期、日本共産党)

○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  本法案の最大の目玉が、国保の財政基盤の強化とそれから県管理化であろうかと思います。今年度は千七百億円、平成三十年、二〇一八年度からは三千四百億円の公費を投入する。これは国保の保険料総額の一割を超える規模であり、被保険者一人当たり一万円の財政改善効果と銘打っているわけであります。  そこで伺いますが、国保の財政基盤の安定化を狙うものであるなら、財政支援という形ではなく、定率の国庫負担、今は給付費の三二%でありますけれども、これを増額するという立場に立つべきではなかったでしょうか。大臣に伺います。

第189回国会 厚生労働委員会 第12号(2015/04/24、47期、日本共産党)

○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  きょうは、朝から随分、患者申し出療養についての質問が集中をしておりますが、若干はダブるところもあるんですけれども、ほとんどダブらないので、続けて質問をさせていただきたいと思います。また、大事なことですので、ぜひお願いをしたいと思います。  厚労省は、混合診療の全面解禁については、一つに、安全性、有効性の問題、二つに、先進的な医療が保険外にとどまり続け、医療格差が生じてしまう、こういった理由で否定をしていると思います。これは、十七日の本委員会で、我が党の堀内議員の質問に対しても塩崎大臣が明確に答弁をされたところであると思います。  そこで、午前の……

第189回国会 厚生労働委員会 第13号(2015/05/13、47期、日本共産党)

○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  本日は、いわゆる子宮頸がんワクチン、HPVワクチン問題について質問させていただきます。  予防接種法改正で定期接種が始まったのが二〇一三年の四月、わずか二カ月で厚労省は積極的に接種を勧めるのを一時中止すると発表、現在も再開はされておりません。  昨年一月、厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応部会は、接種後の局所の疼痛等が心身の反応を惹起したきっかけになったことは否定できない、一カ月以上経過してから慢性の症状が発症している例は、接種との因果関係を考える根拠に乏しい、こういうまとめをしたわけですね。ただ、その以降、報告書はいまだ出されており……

第189回国会 厚生労働委員会 第15号(2015/05/20、47期、日本共産党)

○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  まず冒頭、きょうの委員会が委員長職権で開催されたことに強く抗議をいたします。  そもそも、本法案は二度も廃案になっております。それにはそれなりの理由があります。厚労省の説明不足や単純ミスも、そして国民の世論も、いろいろな問題があってこうした経過をたどっている。それを粛々と審議入りする、そのこと自体が問題なんです。廃案にすべきだ、冒頭強く訴えたいと思います。  そもそも、十二日の本会議で、我が党の堀内議員に対し総理は、施行日については、円滑に施行するため、周知期間等を踏まえたものであり、みなし規定を実質発動させないためとの指摘は当たりませんと答弁……

第189回国会 厚生労働委員会 第16号(2015/05/27、47期、日本共産党)

○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  まず、今回の法案の大きな特徴の一つに、派遣期間制限を個人単位と事業所単位という二つのカテゴリーにして、一定の条件のもとに基本的に上限をなくしたというのがあると思います。これは、労政審の建議をまとめる際、使用者側からも、業務ごとの制限ではなく、個々の派遣労働者ごとの就労期間の制限とすることとされたものであります。しかし、労働者側は反対であったと思います。  大臣に伺いますが、なぜ個人ごとの派遣期間制限にしたのでしょうか。
【次の発言】 大臣、全然答弁になっていませんからね。  わかりにくいというのは、前段におっしゃったのは専門業務の話でしょう。そ……

第189回国会 厚生労働委員会 第18号(2015/05/29、47期、日本共産党)

○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  まず最初に、山井委員が繰り返し指摘をしている、派遣だけれども正社員として募集をかけている派遣会社のホームページについて、大変気になりますので、ちょっと確認をしたいと思います。  職業安定法四十二条「募集内容の的確な表示」、労働者に誤解を生じさせることのないように平易な表現を用いるなど的確な表示に努めなければならないと。指摘されている広告は、「正社員(無期雇用派遣労働者)」と明記してあり、普通、誤解はしないかとは思いますが、しかし、誰が考えても適切ではない、適切とは言えない、そう思います。  大臣の答弁も、確かに、正社員という定義自体が確定したも……

第189回国会 厚生労働委員会 第21号(2015/06/05、47期、日本共産党)

○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  きょうは、二回目の年金情報流出問題に関する集中審議となりました。私自身は初めてですが。  政府としても事態を重く見てサイバーセキュリティセンターの強化などを検討していると報道もありました。  昨日、理事会に、初めて経過についての資料が出されたわけですが、それでもけさの各紙報道を見ると、ゆうべ聞いたことと違うと、非常にたまらない思いでした。既にきょうの委員会の中でもさまざまな事実が判明しており、正直、不信感が募る思いであります。一つでもそれが解消していくことを期待いたしまして、私からも質問させていただきたいと思います。  まず、不審なメールを開い……

第189回国会 厚生労働委員会 第25号(2015/06/17、47期、日本共産党)

○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  先週金曜日、十二日の委員会は、理事会での合意が得られないまま派遣法案の質疑が終局とされたこと、極めて残念に思います。  本日、補充的質疑の機会をいただいた、このことを多として、派遣法案について、機会を生かし、質疑をさせていただきたい、このように思いますけれども、ぜひ、今後、やはり与野党合意を追求しながら、引き続き議論は深めていった方がよい、きょうの議論を見ても、強くそのことを求めたい、このように思います。  質問に入りますけれども、きょうは一枚だけ資料をお配りしております。これは、私が五月二十九日に本委員会で質問したのに対して、資料を要求いたし……

第189回国会 厚生労働委員会 第26号(2015/06/19、47期、日本共産党)

○高橋(千)委員 私は、日本共産党を代表し、ただいま議題となりました労働者派遣法改正案について、断固反対の立場から討論を行います。  もともと本法案は、昨年二度も廃案になったものであり、本来提出すべきではありませんでした。委員会審議では、冒頭から政府答弁の混乱や訂正が相次ぎ、審議が尽くされたとは到底言えません。  審議入りを前に、いわゆる一〇・一問題が表面化しました。十月一日施行の労働契約みなし制度について、大量の派遣労働者が失業、訴訟が乱発するおそれなど、何が何でも本法案を九月一日施行で成立させ、みなし効果をなきものにしたいという、経済界の思惑をあからさまに正当化した資料であります。それも相……

第189回国会 厚生労働委員会 第28号(2015/07/03、47期、日本共産党)

○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  二〇一〇年の八月、児童扶養手当法改正により、父子家庭にも手当が支給されるようになりました。また、遺族年金も、妻が遺族ならもらえていたけれども、夫ならもらえないとか、または五十五歳以上じゃないともらえないし、もらえるけれども六十歳までは支給停止、そういう男女差がありました。しかし、二〇一四年四月からは、遺族基礎年金については、子のある夫にも支給されるようになりました。  それぞれの対象人数がどのくらいか、まずお伺いします。
【次の発言】 たった今の数字なのでまだ実績値が出ていないということだったと思います。  当時は、そもそも、既に妻を失った男性……

第189回国会 厚生労働委員会 第31号(2015/07/29、47期、日本共産党)

○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  七月十日の参考人質疑で、全国社福法人経営者協議会会長の磯彰格氏は、法人経営というものに今まで以上に襟を正していく、二つ目に、国民の皆様が感じておられる我々に対する誤解を解いていきたいと述べて、次のように発言されました。  ほとんどの法人で、大なり小なり、地域における公益的取り組みを既に行っております。   さまざまな背景があり、そのような取り組みを社会福祉法人は社会に対しアピールすることなく、つつましく実施してきました。その結果、国民から、地域のために社会福祉法人が必要な存在だと認識をいただけなかったのかもしれません。 何というか、悲壮感のよう……

第189回国会 厚生労働委員会 第33号(2015/08/05、47期、日本共産党)

○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  お二人の経験ある医師の発言に非常に感銘を受けておりましたが、私、医師でもありませんし、お話をしているといつも質問を最後に残してしまいますので、きょうは、先週の質疑で残したところから始めたいと思います。  これはしかし、関係があるんですね、今回の法案に。社会福祉法の審議で通告していたものの、時間切れでできなかった問題であります。  まず伺いますのは、昨年成立した医療介護総合法に基づく新しい総合事業、これがことし四月から始まっておりますけれども、ことしの実施状況、また、三年後、これは完全実施になると思いますが、予定自治体などがどうなっているのか。ま……

第189回国会 厚生労働委員会 第34号(2015/08/21、47期、日本共産党)

○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  きょうは、法案のみでお願いをいたします。  日本再興戦略二〇一四においては、「豊富な家計資産が成長マネーに向かう循環の確立」という文脈の中で確定拠出年金について語っております。  資料の一枚目に「年金制度の体系」をつけておきました。いわゆる三階部分と言われる企業年金は、確定給付企業年金、DB、厚生年金基金を合わせて今八十四兆五千億円あると聞いております。また、確定拠出年金、DCが八兆六千億円、このうち個人型DCは九千億円と聞いております。国民年金基金三兆六千億円と合わせれば百兆円の市場が今現実にある。GPIFの積立金残高が百四十兆円で、世界最大……

第189回国会 厚生労働委員会 第35号(2015/08/26、47期、日本共産党)

○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  先週、年金機構、それから検証委員会、またサイバーセキュリティ戦略本部、いわゆるNISCから、それぞれの調査報告書が出されました。  昨日は参議院の厚労委員会でも集中審議がやられましたが、率直に言って、これで終わりですかという気がします。きょうの短い審議で検証が終わったということは到底言えないと思います。  とはいえ、たくさん聞きたいことがありますので、まず質問に入りたいと思います。  私は、第三者の検証委員会を立ち上げたことは当然だと思いますし、また、独立性にこだわったことは重要だと思っているんです。とはいえ、我々国会ではこの審議をこの間もずっ……

第189回国会 厚生労働委員会 第36号(2015/08/28、47期、日本共産党)

○高橋(千)委員 私は、日本共産党を代表して、確定拠出年金法等の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  確定拠出年金は、確定給付企業年金と並んで企業年金制度の中心であります。二〇〇〇年に導入された際、我が党は、賃金の後払いである企業年金を加入者の自己責任での運用に委ね老後の所得を不安定にすること、企業の運用責任と拠出負担を軽減する一方、国民資産を金融市場に動員するものであることなどの問題点を指摘して反対しました。今回の改定は、これらをさらに拡大するものにほかなりません。  反対する第一の理由は、本法案が、公的年金の給付削減を前提に、国民の自助努力による老後所得の確保を一層進めるものだか……

第189回国会 厚生労働委員会 第37号(2015/09/02、47期、日本共産党)

○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  確定拠出年金法が先週採決され、参議院に送られるのがあすの本会議で確定をすることになりますけれども、今後の年金制度の見直しに関係すると思いますので、その質問で残した部分から始めたい、このように思っております。  大臣にまず伺いたいと思うんですが、確定拠出年金法案は、老後に向けた個人の自助努力を行う環境を整備することを目的としている、このように答えているわけですよね。  法案の土台となった企業年金部会における議論の整理によると、「おわりに」のところで、「我が国においても、老後所得保障の柱は公的年金ではあるが、私的年金の役割が必然的に高まる中で、公的……

第189回国会 東日本大震災復興特別委員会 第3号(2015/03/26、47期、日本共産党)

○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  きょうも、朝から集中復興期間の問題について随分議論がされております。来年度末が期限となるということで、新しい枠組みについて十三日の予算委員会でも総理にお伺いしました。そこは繰り返さないで答弁をお願いしたいと思うんです。  三月十日の復興推進会議で基本的な考え方が三点示され、そのうち、被災者の心に寄り添い、必要な支援は引き続きしっかり行う、このようにお話しされていると思います。  そこで、きょうは特に除染の問題について大臣に伺いたいんですが、どのような問題があると認識しているか、当然、集中復興期間後も必要と思いますけれども、伺いたいと思います。

第189回国会 東日本大震災復興特別委員会 第4号(2015/04/02、47期、日本共産党)

○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  東電福島第一原発事故による避難によって就労が困難となり、減収または失業状態となった方たちに対して支払われていた就労不能損害が、ことし二月で打ち切られました。これまで支払われた、あるいは合意済みの賠償額は二千二百三十八億円、延べ一万一千六百件と聞いております。ことし二月末というのは、実は昨年の二月に東電が発表したものであります。  しかし、その時点で、福島県弁護士会も、被害者の個別事情を無視して一律に上限、つまり、賠償終期を決め、原則として就労不能損害の賠償を事実上打ち切るもので、著しく不当なものであると厳しく指摘をしております。  また、地方公……

第189回国会 東日本大震災復興特別委員会 第6号(2015/08/06、47期、日本共産党)

○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  本日は、広島の原爆投下から七十年になります。この場をおかりしまして、心から原爆被害者の皆様に哀悼の意を表するとともに、せっかくの機会ですので、一点質問させていただきたいと思います。  あの広島と長崎の原爆で、一瞬にして二十数万というとうとい命が奪われました。昨年四月現在で、被爆者健康手帳保持者は十八万三千五百十九名。全国全ての都道府県に被爆者がいらっしゃいます。資料の三枚目にその内訳をつけておきました。  また、過去最大時、手帳保持者のピーク時がいつだったかということでありますと、一九八〇年、三十七万二千二百六十四名までいたそうであります。そう……

第189回国会 東日本大震災復興特別委員会 第8号(2015/12/08、47期、日本共産党)

○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  まず冒頭、本来なら、野党が憲法五十三条に基づいて要求した臨時国会が今開催されていなければなりません。きょうも三時間の閉会中審査を開催したからといって、国会の開催にかわるものではありません。とりわけ、高木大臣におかれては、総理の任命責任そのものが問われているわけであります。このことを強く申し述べて、質問に入りたい、このように思います。  さて、午前から柚木委員からも質問がされております大臣の政治資金問題なんですが、これについて、きょうは余り時間がありませんので一言だけ、どうしても単純な疑問を確認させていただきたい、このように思います。  といいま……

第189回国会 予算委員会 第3号(2015/01/30、47期、日本共産党)

○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  早速質問させていただきます。  東京電力福島第一、第二原発で、今月十九、二十日と相次いで死亡事故が起きました。とりわけ、第一原発は、十五日にも、作業事故をなくすための安全総決起大会を開いていたんですけれども、そのさなかに作業員が左手の指を骨折する事故を起こしております。その直後の死亡事故でもあるわけです。第一原発の労災事故は、前年より二倍の六十四件も発生しており、極めて深刻だと言わなければなりません。  一方、高濃度汚染水については、東電は、年度内の処理完了は断念したと報告しました。収束作業自体が初めての経験であり、作業員は既に三千人規模から七……

第189回国会 予算委員会 第11号(2015/02/27、47期、日本共産党)

○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  昨年秋の米価の暴落が農家に大きな打撃を与えております。  二〇一〇年のことを思い出しているんですけれども、農協からの概算払いで七千円という衝撃が走ったことがありました。岩手の民話のふるさと、美しい平地が続く遠野市で、大規模農家ほど六百万から七百万もの減収だと訴えられました。秋田では、農業で食べていけないから若い人が県外に出ていくんだと怒りをぶつけられました。予算委員会でも発言をしましたし、政府交渉、各地からの意見書など、米価対策を求める世論が瞬く間に広がりました。  あのとき、米価が例年並みまで戻ったときに、もう少し農業を続けてみようと思ったと……

第189回国会 予算委員会 第17号(2015/03/13、47期、日本共産党)

○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  東日本大震災と原発事故から丸四年がたちました。  私も、三月十一日には、宮城県岩沼市で行われた追悼式典に参加をさせていただきました。市長が岩沼市民百八十一名の犠牲者名簿を祭壇におさめたときによみがえってきたのは、被災直後に訪れた被災地の沿岸部の光景でありました。田んぼが海のようになり、上物が全て流された家の土台と瓦れきの中に、赤いきれのついた棒が幾つも立っておりました。そこに御遺体があったという印であります。つい少し前まであった日常と命が一瞬に奪われてしまったことに大変打ちのめされました。  改めて、犠牲になられた皆さんに心から哀悼の意を表した……

第189回国会 予算委員会 第18号(2015/03/30、47期、日本共産党)

○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  今国会では、政府が岩盤規制と呼ぶ雇用の問題について、るる議論をされてきました。労働時間法制や派遣法について、あるいは規制改革会議から既に解雇の金銭解決の問題も俎上に上っております。今、世界で一番企業が活動しやすい国にするために、安定した雇用、労働というのは望めない国になるのかな、こう指摘しなければなりません。  短い時間ですので、端的にお伺いします。  日本再興戦略に明記されている失業なき労働移動とは何か、総理は何を目指しているのでしょうか。
【次の発言】 例えば、失業しても半年しないで次の転職先を見つけられたり、本人が成長分野に行きたい、再就……

第189回国会 予算委員会 第19号(2015/06/18、47期、日本共産党)

○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  今月十五日は、年金情報流出問題が起きて最初の年金支給日でありました。皆さん、大変心配をされて、いつも以上に金融機関に詰めかけたと思います。ちゃんと年金が入金されていることを確かめてほっとした方たちの表情が報道で映し出されました。当然のことであります。老後の支えである年金を守ることは最優先の課題です。  そこで、最初に伺いますが、心配されていた成り済まし被害についてです。  もともと、年金受取口座を変更するということは、年金受給者本人の名義の口座であることが確認できる書類が必要なために、従来のルールでいっても、流出した情報を持っていったからといっ……


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第190回国会(2016/01/04〜2016/06/01)

第190回国会 厚生労働委員会 第6号(2016/03/16、47期、日本共産党)

○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  きょうは珍しくトップバッターですので、よろしくお願いをいたします。  昨日の参考人質疑でも指摘があったように、今回、雇用保険法案と一くくりに呼び、かつ、日切れ法案であるというのは乱暴だと思います。来年一月一日施行のものもあり、一つ一つ切り離して丁寧な審議を行うべきでした。ここは、冒頭、指摘をさせていただきたいと思います。  今法案のもととなった労政審の職業安定分科会雇用保険部会報告では、「現在の雇用情勢は、着実に改善が進んでいる。」こういう指摘から始まっております。雇用保険積立金残高は六兆二千五百八十六億円、二事業は八千三百二十九億円と積み上が……

第190回国会 厚生労働委員会 第7号(2016/03/18、47期、日本共産党)

○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  本日は、一般質疑ではありますけれども、自殺対策基本法十年目の改正を目指し、参考人としてNPO法人ライフリンクの清水康之さんに出席いただいております。ありがとうございます。  先ほど来の答弁を聞いていても、大変勉強になりました。後ほど私からも質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。  まず、内閣府に伺います。  昨年九月四日成立の内閣官房・内閣府見直し法に基づき、自殺対策は内閣府から厚労省に移管されました。関係施策は確かに厚労省が一番多いと思うわけであります。とはいえ、各省庁を束ね、機動的な対応が求められると思いますけれども、どうい……

第190回国会 厚生労働委員会 第9号(2016/03/30、47期、日本共産党)

○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  今、保育所待機児童問題と保育士の処遇問題は焦眉の課題となっております。保育園落ちたのブログは、瞬く間に共感が広がり、政治の責任を鋭く迫っております。本日、集中的質疑という機会を得ましたので、やはり与野党の枠を超えて取り組むべきだということをまず述べておきたいと思います。  私が厚労委員会に所属したのは二〇〇六年、ちょうど十年前です。その二〇〇六年三月の委員会で保育問題を取り上げ、以来、何度も質問しておりますが、改めてその最初の速記録を読み返してみて、たった今問題とされ、指摘されていることと同じなんですね。とても悔しくてたまりません。  当時の待……

第190回国会 厚生労働委員会 第10号(2016/04/01、47期、日本共産党)

○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  本日は、放課後児童クラブについて質問いたします。  放課後児童クラブは、子ども・子育て新制度に位置づけられており、野党が先週提出した法案、保育士等の処遇改善の中でもちゃんと入っております。こちらも極めて深刻な状況だという認識を持っていただきたいと思っております。  この放課後児童クラブの実施状況については、昨年十二月十八日に公表され、また、ことし二月二十三日に追加の詳細調査結果の公表がございました。この詳細調査というのが、これまではやられてこなかった、新たに公表されたものだなと思って注目をしております。  そこで、資料の一枚目なんですけれども、……

第190回国会 厚生労働委員会 第11号(2016/04/06、47期、日本共産党)

○高橋(千)議員 お答えいたします。  今委員から、資料として、子供がふえるほど家計の支出もふえるし、また貧困率も高まるというお示しをいただきました。  御指摘のとおり、第二子と第三子で、同じ年齢のときに必要となる費用が変わるとは思えず、差をつける必要はないと私ども考えております。  一人親家庭の平均所得は、全世帯と比べるとその四七%、児童のいる世帯の三八%にとどまっております。そのため、収入の面で見ますと、児童手当や児童扶養手当など年金以外の社会保障給付金は、全世帯で所得の一・六%、子供のいる世帯では三・六%にすぎないのに比べると、母子世帯は二〇・三%、いわゆるこの児童扶養手当が重要な支えと……

第190回国会 厚生労働委員会 第13号(2016/04/22、47期、日本共産党)

○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  冒頭、熊本地震について、被災された皆様に心からお悔やみとお見舞いを申し上げます。  強い余震が続いていること、わずか一週間で関連死が十一名を超えたことなどは本当に深刻な事態だと思っております。せっかく助かった命をこれ以上犠牲にしないよう、政府の対応を求めるとともに、党としても、各地のネットワークを生かして奮闘してまいりたい、このように思っております。  三・一一のときも、障害のある方は、犠牲になった割合が健常者の二倍というデータがございます。助かった後も、例えば、作業所が既に被災をしている、特別な治療食や補装具などが手に入らない、そもそも避難所……

第190回国会 厚生労働委員会 第16号(2016/05/11、47期、日本共産党)

○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  四月十九日の本会議で、私は、そもそも本法案の成り立ちについて指摘をいたしました。  六年前、全国十四カ所、原告七十一名による障害者自立支援法違憲訴訟が、基本合意をもって国と和解、終結したことが出発点だったはずです。  そこでは、本来、応益負担を原則とする障害者自立支援法を廃止して、新しい総合福祉法をつくるはずではなかったのか。そして、そのために、当事者参加で精力的に議論した障がい者制度改革推進会議総合福祉部会による骨格提言の全面具体化こそ求められていたはずです。  塩崎大臣は、答弁で、「制度改革推進本部等の議論を踏まえ、」障害者総合支援法が制定……

第190回国会 厚生労働委員会 第17号(2016/05/13、47期、日本共産党)

○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  きょうは各議員が熊本地震について取り上げていらっしゃいますが、あすで一月になります。改めて、犠牲になられた方、被災された皆様にお悔やみとお見舞いを申し上げたいと思います。  そこで一点、内閣府防災に質問したいんですけれども、全国からの義援金、今現在、どのくらい集まっており、熊本や大分に配分がどのようになっているでしょうか。
【次の発言】 日赤だけでいうと三十一億くらいだと思いますが、トータルで五十七億円が送金をされて、市町村には七億円配分ということ、その数字自体がちょっと衝撃というか、まだその段階なのか、要するに、たくさん集まっているけれども、……

第190回国会 厚生労働委員会 第18号(2016/05/18、47期、日本共産党)

○高橋(千)委員 私は、日本共産党を代表し、児童福祉法改正案並びに民進党提出の修正案について、賛成の討論をします。  初めに、一言、委員会の運営について意見を述べます。  厚労省所管の法案は非常に多く、かつ、重要であるため、審議日程については与野党の協議、協力が欠かせません。野党は、共同提案の保育士等の処遇改善法案の同時審議入りを求めていましたが、一致を見ないまま、閣法である本案のみ趣旨説明から採決まで一気通貫で処理されることが職権で決められました。本来、参考人質疑も行い、十分な審議を行うべきでした。極めて遺憾であります。  また、障害者総合支援法案の参考人質疑において、ALS協会の岡部氏の陳……

第190回国会 厚生労働委員会 第19号(2016/05/20、47期、日本共産党)

○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  きょうは、長時間労働規制について伺います。  間もなくニッポン一億総活躍プランが閣議決定されると思いますが、一億総活躍国民会議において、総理は、労働基準法については、労使で合意すれば上限なく時間外労働が認められるいわゆる三六協定における時間外労働規制のあり方について再検討を開始すると述べられております。  それで、資料の一枚目を見ていただきたいんですが、これは「労働基準法の一部を改正する法律案(仮称)骨子案」と書いておりますけれども、実は、我が党が労働時間規制の法案を出したいと昨年つくった法案骨子案であります。野党の皆さんに相談をして、ぜひ野党……

第190回国会 厚生労働委員会 第20号(2016/05/25、47期、日本共産党)

○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  きょうは臨床研究法案についての質疑ですが、私の前の皆さん全員が時間が足りないということをおっしゃっておりました。やはり法制化についての方向は皆さんが同じ方向を向いているんだと思いますが、課題がいろいろあるということでそのような議論になったのだと思いますので、私も二十分では足りないなと思っておりますが、引き続きやはりこの問題は深めていく必要があると思っておるということを最初に言っておきたいと思います。  そこで、法案のもとになった検討会の報告書は二〇一四年の十二月十一日に出されているわけですが、結びにこのように書かれているわけですね。「我が国の成……

第190回国会 東日本大震災復興特別委員会 第3号(2016/03/18、47期、日本共産党)

○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  冒頭、一言。  東日本大震災から五年が過ぎました。その五年を前に本委員会を開くべきだったと思いますが、結果として、今国会最初の質疑が、一週間過ぎた本日となってしまったことは非常に残念に思います。予算委員会でも発言させていただきましたが、被災地から見れば、国会をやっていても我々のことは忘れられている、そういう印象を持たれています。  委員長にお願いしますが、今国会も残された時間は多くないとはいえ、できるだけ委員会の開催、また現地視察などに取り組んでいただきたいと思います。いかがでしょうか。

第190回国会 東日本大震災復興特別委員会 第4号(2016/04/22、47期、日本共産党)

○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  まず、このたびの熊本大地震で犠牲になられた皆様、被災者に心よりお悔やみとお見舞いを申し上げます。  発災後一週間で震災関連死十一名というのも、極めて異例なことではないかと思います。大きい余震がずっと続いているために家の中に入れない、恐怖感がずっと続く、心身のダメージが本当に心配されると思います。政府の対応をよろしくお願いいたしたいと思います。  東日本の被災地の方は、十八日、委員会の視察でお邪魔した川内村や広野町もそうでしたが、本当にあのときに全国の皆さんにお世話になったと感じ、できるだけのお返しをしたいと述べていらっしゃいます。また、申し出て……

第190回国会 東日本大震災復興特別委員会 第5号(2016/05/27、47期、日本共産党)

○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  きょうは、今国会最後の質問になるかと思いますので、今までなかなか取り上げられなかった問題について質問させていただきます。  まず、復興大臣に伺います。  東日本大震災からの復興の基本方針において、自然環境への配慮はどのように位置づけられ、またどのように取り組んでこられたのでしょうか。
【次の発言】 実は、今おっしゃったように明記されていないんですね。大変残念だと思っております。  基本方針の中で環境という言葉が出てくるのは、環境先進地域ということで、例えば再生可能エネルギーとか、三陸地域の自然公園構想、いわゆる観光が中心かなと思うんですけれども……

第190回国会 予算委員会 第12号(2016/02/15、47期、日本共産党)

○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  東日本大震災と原発事故から間もなく五年になろうとしています。きょう二月十五日は、千八百三日目です。大切な人を失った悲しみが癒えることはありません。今も、行方不明者二千五百六十二名、月命日には捜索活動がされ、家族を捜し続けている方々がいらっしゃいます。卒業式を開けないまま離れ離れになった中学生は、ことしは成人式です。もう五年とは決して言えない年月ではないでしょうか。  政府は、五年目の三・一一を前に、復興基本方針を閣議決定すると言っています。骨子案によると、向こう五年間を、集中復興期間に続く復興・創生期間と位置づけ、復興期間の総仕上げとして、被災……

第190回国会 予算委員会 第14号(2016/02/18、47期、日本共産党)

○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  本日は、四人の意見陳述人の皆さん、貴重な御意見をいただきました。ありがとうございます。  私は、比例東北ブロックの選出でございますので、福島も地元と思っております。また、青森県の出身でありますので、福島第一原発とは切っても切れない関係であるということで、きょうは大変貴重な機会をいただいたと思っております。  最初に伺いたいのは、私は、二月十五日の予算委員会で、大震災と原発事故から五年ということで取り上げさせていただきました。  その中で一番言いたかったことは、さっき話題にもなっております福島復興指針によって、帰還困難区域以外は来年の三月までに避……

第190回国会 予算委員会 第18号(2016/03/01、47期、日本共産党)

○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  初めに、きょう、予算委員会は三時間の質疑で、締めくくり総括質疑だということで議論されておりますけれども、私たちは、まだまだ審議はするべきだ、きょう採決することには反対だ、このことを最初に述べておきたい、このように思います。  さて、来年四月からの消費税一〇%への増税について、そもそもアベノミクスが評価できるのか否かが大きな争点となりました。率直に言って、企業が世界で一番活動しやすい国を目指している総理と我々では、目線が違うために議論がかみ合わないのかなと思って聞いておりました。  しかし一方、一億総活躍社会の実現を目指し、そのための新三本の矢と……

第190回国会 予算委員会 第20号(2016/05/16、47期、日本共産党)

○高橋(千)委員 私は、日本共産党を代表し、二〇一六年度補正予算案に賛成の討論をします。  このたびの補正予算案は、当面急がれる災害復旧等経費に充当するものであり、仮設住宅や被災者生活再建支援金など、見込まれる量に一定の幅を持たせている点、歳入について現行予算の枠組みの中から捻出している点などから、賛成といたします。  この際、今回の震災対応について幾つか意見を述べます。  熊本地震のいわゆる本震からきょうで一月。震度七の地震が二度もあり、今も大きな余震が続いています。発災時の恐怖にとらわれ、車中泊を続けている方が多数おられること、その中で震災関連死がふえており、せっかく助かった命をこれ以上犠……


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第192回国会(2016/09/26〜2016/12/17)

第192回国会 厚生労働委員会 第2号(2016/10/21、47期、日本共産党)

○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  大臣、きょうは私は十五分ですので、どうか答弁は簡潔にお願いをいたします。  十二日の予算委員会の続きをやりたいと思います。  資料の一枚目、これは一斉配信の記事ではありますが、あえて、構成がわかりやすかったので、お地元の愛媛新聞にいたしました。「原発対応課長 過労自殺」という見出しであります。高浜原発一、二号機の再稼働と運転延長審査の対応をしていた課長、四十代の男性が四月に自殺し、敦賀労基署が労災認定していたことが十九日わかったと書いてあります。一月の残業時間最大二百時間にも及んでいたという深刻な実態が示されております。  私は、十二日の予算委……

第192回国会 厚生労働委員会 第3号(2016/10/26、47期、日本共産党)

○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  今国会には、今審議入りをしている年金機能強化法案と、野党はカット法案と呼び、先ほど大臣もそうおっしゃいましたけれども、将来年金確保法案と説明している継続法案の、二つの年金関連法案が出されております。  与党理事の皆さんは、年金関係だから一緒の審議をするべきと主張しておりましたが、私たちは分けてやってほしいと要望して、そのようになったことをまず感謝申し上げたいと思います。  今回の法案は無年金者救済法案と位置づけているわけですが、年金の受給資格を得るのは、加入期間二十五年以上だったものを十年以上にするという法律が、既に成立しているんだけれども、消……

第192回国会 厚生労働委員会 第4号(2016/10/28、47期、日本共産党)

○高橋(千)委員 私は、日本共産党を代表し、ただいま議題となりました公的年金制度の財政基盤及び最低保障機能の強化等のための国民年金法等の一部を改正する法律の一部を改正する法律案に対する修正案について、その趣旨を説明します。  基礎年金等の受給資格期間の短縮は、二十五年の納付期間を満たすことができずに無年金状態に置かれていた方々を救済する上で、一刻も早い実施が求められていたものです。しかし、実施は消費税一〇%増税時とされているため、二度の増税延期に伴って、その実施が先送りされてきました。  今回、消費税一〇%増税時と切り離して、最大約六十四万人の方々が年金を受給できるようにする施行日の改正は賛成……

第192回国会 厚生労働委員会 第7号(2016/11/16、47期、日本共産党)

○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  本委員会の所信質疑から、あるいは前回の救済法案まで、さまざまな機会で我々がカット法案と呼ぶ法案が議論をされてきました。ですが、委員会の質疑は私にとってはこれが初めてでございます。これまで、法案のときは法案の議論をしていましたし、一般のときは一般の議論をしておりましたので、もう答えたなどということは言わないでいただきたい。きょうの議論を通していて一部ダブるところもあり、また今の初鹿委員のところと重なる部分もあるなと思いますけれども、やはり私は、正直言って、税と社会保障の一体改革のときからずっと一貫して野党だったわけでありますので、そういう意味でも……

第192回国会 厚生労働委員会 第8号(2016/11/18、47期、日本共産党)

○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  きょうは、年金積立金の運用について質問します。  塩崎大臣に対する初めての質問は、二〇一四年の十月十五日でした。私は、全く株に御縁がありませんけれども、ほかならぬ塩崎大臣ということで、あのときもGPIFの質問をさせていただきました。同じ日に、大臣は社保審年金部会に出席し、これは大変異例なことだと報道されていたわけですけれども、GPIFの組織改革について、アベノミクスの最重要課題として議論を急ぐよう求めたわけであります。  ところが、その完成を待たずに、その月の末には、年金積立金の五割を国内外の株式で運用できるという基本ポートフォリオの変更を行い……

第192回国会 厚生労働委員会 第9号(2016/11/25、47期、日本共産党)

○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  本会議で総理に法案について質問したのは十一月一日でした。そのときは言い切りでしたので、一問一答の質疑で順次深めていきたいと考えていましたが、全く時間が足りません。  委員長にお願いをいたしますが、本日の参考人質疑もありました。さらに十分な審議を確保してくださるようにお願いいたします。
【次の発言】 ちゃんとお答えいただきましたが、今聞こえませんでした。
【次の発言】 筆頭間の協議が成り立たないときは、ぜひ理事会でお願いをしたいということであります。与野党が一致をしておらないという状況で、我々はさらに徹底審議を求めたいと思います。  総理にまず質……

第192回国会 厚生労働委員会 第10号(2016/12/02、47期、日本共産党)

○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  十月十二日の予算委員会で、電通の過労自死事件を初め、長時間労働について取り上げました。そのとき半分近く問いを残しまして、きょうは、パネルも使えなかったものを使って続きをやりたい、このように思っております。  私は、その予算委員会のときに、同じ電通の二十四歳の青年の過労自死が認められた二〇〇〇年三月の最高裁判決から十六年たっても変わっていないではないか、厚労省は電通に対しどんな指導をしてきましたかと聞きました。そのときの大臣の答弁は、十月十一日、つまり質問の前の日、東京労働局長が企業の幹部を呼び出して指導を行ったと答えました。また、翌日、一斉に臨……

第192回国会 東日本大震災復興特別委員会 第3号(2016/11/01、47期、日本共産党)

○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  岩手、北海道を中心に大きな被害をもたらした台風十号からちょうど二月が過ぎました。私は、九月二日に岩手県久慈市、岩泉町、宮古市に行き、地元議員らとともに市長らの要望も聞き、六日には防災大臣に党対策本部として申し入れを行っております。特に久慈市は、本委員会として五月に、グループ補助金を使って再建を果たした水産加工業などを視察したばかりでありました。まさに東日本大震災からの復興途上の災害となった、そこを考慮した対策であってほしいと思います。  そこで伺いますが、東日本大震災で被災して中小企業グループ補助金などで事業を再建した事業者が、このたびの台風で……

第192回国会 東日本大震災復興特別委員会 第4号(2016/12/08、47期、日本共産党)

○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  本日は、東電の山口副社長にお越しをいただいております。よろしくお願いをいたします。  資料の一枚目ですけれども、十二月六日付の福島民報です。  これは、見出しが「第一原発 人為ミス 冷却一時停止」と書いてあります。これが一番大きい見出し。三号機原子炉燃料デブリの注水が停止したという見出し。左側に行きますと、「二、三号機使用済み核燃料プール 六時間半停止」とあります。これはてっきり一つの出来事かと思ったわけですね。ところが、連続して起こった二つのトラブルであるということです。  資料の二枚目に、東電のプレスリリースを、これは上と下、違うことであり……

第192回国会 予算委員会 第4号(2016/10/04、47期、日本共産党)

○高橋(千)委員 私は、日本共産党を代表して、第二次補正予算案に反対する討論を行います。  熊本地震から間もなく半年になります。この夏は一連の台風が列島を襲いました。一日も早い生活となりわいの再建へ、補正による予算措置は当然のことです。  台風十号に見舞われた岩手県は、支援金対象外の半壊、床上浸水にも独自支給を決めました。被災自治体の独自支援策を応援すること、被災者生活再建支援金を最大三百万円から五百万円へと引き上げ、対象を一部損壊以上に拡大するべきです。  食料基地である北海道の甚大な被害、東日本大震災からの復興途上の災害でもあり、大震災時と同等の農林水産業、中小企業支援を求めます。  以下……

第192回国会 予算委員会 第5号(2016/10/12、47期、日本共産党)

○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  初めに、総理に一問、午前中の緒方林太郎議員の質問に関連して伺いたいと思います。  南スーダンに派遣される自衛隊の新たな任務について、リスクが高まるのではないか、こういう問いに対して稲田防衛大臣は、新たな任務がふえるからといって足し算のように単純にリスクがふえるわけではないとお答えになりました。本当にそれでいいんでしょうか。  ここに二〇一六年の防衛白書を持ってきました。この中に「自衛隊員のリスクについて」というコラムがあります。「新たな任務に伴う新たなリスクが生じる可能性はあります」こう書いています。当然じゃないですか。  南スーダンでは、十日……


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第193回国会(2017/01/20〜2017/06/18)

第193回国会 厚生労働委員会 第3号(2017/03/08、47期、日本共産党)

○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  本日は、四人の参考人の皆さん、急な要請にもかかわらず本委員会へ出席いただき、また、貴重な御意見を拝聴できました。本当にありがとうございます。  働き方改革実現会議や厚労省の検討会などさまざまやられている中で、三六協定の特別条項に上限がないのはおかしいということや、総労働時間を減らすべきだということではほとんど異論がないのではないか、一致しているのではないかと思うんですね。あとは、それをどこまできちっと書くかということが、いろいろ意見が分かれているところなんですけれども、一方では、野党がいわゆる残業代ゼロと呼んでいる現行労基法改正案を取り下げない……

第193回国会 厚生労働委員会 第4号(2017/03/10、47期、日本共産党)

○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  まず冒頭、労働基準監督官の体制について質問をいたします。  資料の一枚目に、七日付の日経新聞をおつけしました。「労基署業務を民間委託」というこの見出しに非常にびっくりしたわけですけれども、最もなじまない分野のはずだ、こう思ったわけですね。長時間労働をなくすためにも活躍が期待されている監督官、記事では「九日の規制改革会議で検討に着手し、六月の答申に盛り込む」と書かれております。  きょうは内閣府に来ていただいておりますが、二枚目に、みんな知らない知らないと言ったけれども本当だったんだなと思ったのは、やはり、記事にあるように、きのう規制改革会議がや……

第193回国会 厚生労働委員会 第6号(2017/03/15、47期、日本共産党)

○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  初めに、資料の一枚目に昨日の読売新聞をつけました。見出しが「政治決断 連合に配慮 残業規制決着」とありますが、結局、この間議論をしてきた繁忙期の上限規制が百時間未満ということに決着したと報じるものであります。きのうは、全紙が一面に、この百時間という数字が躍っておりました。  総理がこの未満をつけたそうでありますけれども、九十九時間まではオーケーということになり、結局、過労死ラインまで働かせてよいと政府がお墨つきを与えることになる、これは一緒だと思います。  高橋まつりさんのお母さんも、過労死遺族の一人として強く反対します、このような長時間労働は……

第193回国会 厚生労働委員会 第7号(2017/03/17、47期、日本共産党)

○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  きょうは、HPVワクチン、子宮頸がんワクチンとも呼ばれますが、この問題について質問したいと思います。  二〇一三年四月に定期接種が開始され、わずか三カ月で厚労省は積極的接種勧奨を中止しました。このHPVワクチン接種で健康被害を受けたとして、国と製薬会社を相手取っての集団訴訟が東京、大阪、名古屋、福岡の各地裁で起きています。原告は十代から二十代の女性百十九人、国側は、原告が副作用とする症状は医学的に広く認められてはいないとして争う姿勢と報じられています。  きょうは、訴訟の中身そのものに入るつもりはないんです。聞きたいのは、国としては、このHPV……

第193回国会 厚生労働委員会 第8号(2017/03/24、47期、日本共産党)

○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  初めに、長時間労働規制問題について何点か伺います。  資料の1は、二十三日付、つまり、きのうの東京新聞でありますが、「運輸業 五輪後まで除外」と大きな見出しがございます。記事の三段目に、「厳しい競争で運転手の賃金も低く抑えられがちで、人手不足につながり、長時間労働に拍車がかかる悪循環が繰り返されている。」と指摘をされています。同じく左側には、医師も五年猶予とあるんです。  働き方改革実現会議が、現在、時間外労働の大臣告示基準の適用除外とされてきた自動車の運転業務や建設事業について五年間猶予するという報道、また、医師についてもこのように報道されて……

第193回国会 厚生労働委員会 第11号(2017/04/05、47期、日本共産党)

○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  十九本の法律を束ねた医療介護総合法案について、本会議で審議入りしたのは二〇一四年の四月一日でした。私が登壇をしました。あのとき、消費税八%への増税と同時に始まったわけで、地域包括ケアという言葉自体あるいは考え方自体はいいものでありますけれども、医療からも介護からも追い出される大改悪だ、こういう指摘をしたわけであります。地方公聴会と、医療、介護、二回に分けて参考人質疑をやりました。  今度の法案は、中心は三本だからそれほどでないと与党の皆さんは言います。しかし、そのときに、やはり参考人の皆さんも含め、さまざまなことが指摘をされた。それが現実となっ……

第193回国会 厚生労働委員会 第15号(2017/04/14、47期、日本共産党)

○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  初めに、一言だけ言わせていただきます。  一昨日、少なくとも金曜日まで、きょうまでは審議が続くという合意がほぼあった中で、まさかの審議打ち切り、採決がなされたことに強く抗議をしたいと思います。  質問の中身に対して、議題外には触れない約束だった、その約束がほごにされたというものでありますけれども、そもそも議員には質問権があります。仮に、何か問題が仮にあったとしても、それはあくまで個々の質問者の責任に属する問題であって、なぜそれが採決に結びつくのか。我々の質問権まで奪い、そして、きょうもたくさん来てくださっている傍聴者を初め、この法案の行く末に関……

第193回国会 厚生労働委員会 第17号(2017/04/21、47期、日本共産党)

○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  法案の趣旨説明の文書には、厚生労働省の所掌事務の的確な遂行を図るため、医学的知見に基づき厚生労働省を総括整理する職として、医務技監を置くと書いてあります。当初は私も、これを見て、医系技官のポストだと思っておりました。午前の質疑の中でも、目指してほしいという声や、あるいは医系技官の集大成である、そういう期待の声があったかなと思います。  確認ですが、でも、そうではなくて、医師でなくてもよいという意味であるということ、それと、大臣が任命するということなので外部登用もあるということだと思いますが、確認をします。

第193回国会 厚生労働委員会 第18号(2017/04/28、47期、日本共産党)

○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  まず、三月二十八日の働き方改革実行計画を受けて、労政審が始まっております。  資料の一枚目に、四月七日の労働条件分科会で出された論点を出しておりますけれども、これだけではないんですよね、多分分科会は。それで、検討する法改正案、それぞれ何かということと、いよいよもって、今さらいわゆる残業代ゼロ法案は単品として出すということはあり得ないと思うんですよね。今回の上限規制等の労基法改正案の中に一体として提出するという理解でよろしいか。一言でお願いします。
【次の発言】 この期に及んでまだ審議入りを述べているということに正直驚きましたけれども、まさか、実……

第193回国会 厚生労働委員会 第20号(2017/05/17、47期、日本共産党)

○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  先ほど大臣、井坂委員の答弁の中に、医療だと思ったらそうじゃなかったとか、紛らわしいのがあるとかいう答弁がありました。きょうはずっとその議論がされていたのかな、テーマは違うけれども、医療とは何ぞや、それと、薬事というのもあわせて何ぞやということが問われているのかなということを思って聞いておりました。きょうは、そのような趣旨の質問を二つのテーマでさせていただきたいと思います。  資料の一枚目に、五月十日付の毎日新聞、「発言」というところですけれども、薬害肝炎原告団の代表である山口美智子さんが「被害者救済に法改正急げ」というコメントを寄せていらっしゃ……

第193回国会 厚生労働委員会 第21号(2017/05/19、47期、日本共産党)

○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  今回の医療法案、実はたくさんの議題があるんですけれども、まだ議論になっていないものとして、助産院に、妊産婦等の異常に対応する病院等の名称等の説明を義務づけるということが新設されることになります。  これは、〇六年の医療法改正のときに嘱託医を義務づけた、そういう経過があったわけですけれども、それから、例えば、妊婦の状態が急変した場合についての説明ができていないことや搬送などの問題が指摘をされているわけなんですけれども、その要因について、まずどう考えているのか、お答えください。
【次の発言】 当時、嘱託医を見つけるということは大変であるという指摘が……

第193回国会 厚生労働委員会 第22号(2017/05/24、47期、日本共産党)

○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  まず先に伺いたいのは、二〇一四年の六月施行で、一般用医薬品が全てネット販売が可能になりました。そのカテゴリーについては資料の一枚目に示しております。これによってどれだけの業者が参入し、またその特徴はどのようなものがあるのか、まず伺います。
【次の発言】 もう少し中身のことを触れていただきたかったなと思うんですが、例えば、千八百三十五のサイトですけれども、店舗数は千二百五十六。そうすると、その差は、私がかつて質問したことなんですけれども、店舗を必ず持たなきゃいけないけれども、支店という形で、実体の店舗は一つだけれども支店は幾つもある、そういうこと……

第193回国会 厚生労働委員会 第25号(2017/05/31、47期、日本共産党)

○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  十九日の本委員会で、私、医療法の質疑ではありましたけれども、助産師と医師の連携について取り上げました。最後のところが、本当は問いだったんですけれども、言い切りになったので、きょうは続きからやってみたいなと思います。産後ケアに助産師の活用が児童虐待防止にもつながるのではないか、そういう提起だったと思います。  それで、まず伺いたいのは、昨年九月の「子ども虐待による死亡事例等の検証結果等について」第十二次報告、先ほど来議論になっておりまして、実態からは少ないんじゃないかということもございますが、そうはいっても、心中以外の四十四人の死亡事例のうち、ゼ……

第193回国会 厚生労働委員会 第26号(2017/06/02、47期、日本共産党)

○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  きょうは、一般質疑ということで、化学物質過敏症について質問したいと思います。  厚生労働委員会で取り上げるのは初めてですけれども、二月二十二日の予算委員会第六分科会で、環境大臣、厚労省、内閣府などに質問をいたしました。そのときの厚労省の答弁は、化学物質過敏症は病態が不明で診断基準も確立されていないということで、全国に専門外来がどのくらいあるのかという質問に対しても、調べていないという、ちょっと残念なものでありました。ただ、個々の要求については、前進的な答弁があったかなと思っております。  そこで、資料の一枚目を見ていただきたいと思うんですが、こ……

第193回国会 厚生労働委員会 第27号(2017/06/07、47期、日本共産党)

○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  きょうは、旅館業法の質疑であります。さきの国土交通委員会で通過をしました民泊新法と大いに関係があるので、両方聞いていきたい、このように思います。  それで、まず、先ほども少し出ていたんですけれども、民泊新法の中には、第二条第三項で、「この法律において「住宅宿泊事業」とは、」これを民泊と我々は称しているわけですけれども、「旅館業法第三条の二第一項に規定する営業者以外の者が宿泊料を受けて住宅に人を宿泊させる事業」とあり、民泊新法に当てはまらない業については旅館業法により規制するという意味でよいでしょうか。

第193回国会 厚生労働委員会 第30号(2017/09/20、47期、日本共産党)

○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  厚生労働大臣としての加藤大臣には初めて質問いたします。しかし、まだ大臣の所信を聞いておりません。閉会中審査をきょう開くことは我々野党が求めたことではありますが、合意がされた後に解散・総選挙のことが取り沙汰をされているわけです。ですから、きょう三時間半の質疑が最初で最後の質問になるというのは、到底納得がいきません。臨時国会を開き、大臣所信聴取、質疑、当然、その前には代表質問や予算委員会も開くべきだと思いますが、それをきちんと行うことを求めたいと思います。  大臣は、この点について一言いただけるでしょうか。

第193回国会 東日本大震災復興特別委員会 第3号(2017/03/09、47期、日本共産党)

○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  本日は、女川原発の再稼働問題と復興について伺いたいと思います。  宮城県女川町は、三・一一大震災で震度六強の大きな地震を受けました。人口一万十四名の町で、死者・行方不明者合わせて八百二十七名にも上ります。建物は三分の二が全壊。被災規模の最大はお隣の石巻市ですが、被災率は女川町が最大ということです。  私が震災後、女川町に伺ったのは三月十九日でした。何もかも流され、変わり果てた町の姿に言葉を失いました。高台にあるために避難所かつ仮庁舎となっていた小学校で、安住前町長が私に、また一からやり直すさと気丈におっしゃったことが忘れられません。その後に引き……

第193回国会 東日本大震災復興特別委員会 第6号(2017/04/11、47期、日本共産党)

○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  四月四日、本会議で福島法の審議入りをしたその日、私自身も質問に立ったわけでありますけれども、朝の閣議後の記者会見で、今村大臣の自主避難者は自己責任論が飛び出しました。夕方のニュースでそれを見て、本当にびっくりしました。本会議で、ふるさとを捨てるのは簡単だがという発言について大臣に責任をただした後でありました。  私は、改めて、大臣の認識にやはり大きな問題があるんだろう、謝罪をしたといっても、それは根本のところが変わっていないのではないか、こう思ったわけであります。  六日の本委員会でも、郡委員などに質問をされて謝罪はしたものの、撤回はされなかっ……

第193回国会 東日本大震災復興特別委員会 第8号(2017/04/28、47期、日本共産党)

○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  きょうの委員会、多くの方が取り上げておりますが、私自身も、やはり今村前大臣の発言について一言質問したいと思います。  私も、東北の人間の一人として、東北でよかったという発言は、どんな言いわけをしても許せない、こう思いました。  二十六日付の河北新報には、南相馬市の桜井勝延市長の、震災で犠牲となった約二万人に対する冒涜だ、この言葉を紹介しています。また、野田釜石市長は、被災地からも被災者からも離れ、中央から物事を見ている結果だ、こう指摘をしました。村井宮城県知事も、東北を軽んじる印象を与える発言だった、非常に残念と述べています。  また、今村前大……

第193回国会 東日本大震災復興特別委員会 第10号(2017/05/25、47期、日本共産党)

○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  本日は、五人の参考人の皆さん、ありがとうございました。  震災と原発事故後六年、また、それ以前からのさまざまな取り組みや思いがある中で、短い時間で皆さん言い足りないことがたくさんあったかと思われますし、私も、聞く側の方も時間が足りないなと思って困っておりますので、なるべく全員に伺いたいことがありますので、頑張っていきたいなと思います。  最初に、早川参考人に伺います。  福島法には魂が入っていないという指摘がございました。まさにそのとおりではないかなと思います。  避難を続けている方の中でやはり多く言われるのは、第二原発が動くかもしれないのに、……

第193回国会 予算委員会 第10号(2017/02/09、47期、日本共産党)

○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  きょう朝から、稲田大臣それから金田大臣の答弁について、非常に審議がとまるような事態が起こっております。私も本当に言いたいことはいっぱいあるんですが、きょうは、大事な質疑を控えていますので、取り上げません。  ただ、これまで述べてきた答弁とそごがないのかどうか、そのことはしっかりと精査して、そのための時間はしっかりと審議で補充していくということを集中も含めて決断していただきたい、このことを委員長に一言申し述べておきたいと思います。
【次の発言】 東日本大震災から、間もなく五年十一カ月になろうとしています。政府は、復興集中期間は終わり、復興・創生期……

第193回国会 予算委員会 第16号(2017/02/27、47期、日本共産党)

○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  先ほど大西委員の最初のところで紹介がありましたけれども、総理は二十一日、一昨年みずから命を絶たれた電通の高橋まつりさんのお母様に面会をされました。高橋さんからは、働き方改革について、ぜひ実効性あるものにしてほしいと訴えられたそうです。  シンプルに伺います。総理は何とお答えになったのでしょうか。
【次の発言】 私は、そのこと自体をどうこう言うつもりはもちろんありません。総理がもし本気で過労死をなくしたい、この高橋まつりさんのお母様の声にも応えたいと思うのであれば、政府案ではだめだ、過労死はなくならないどころか、さらにふえるおそれがある、こう言い……


高橋千鶴子[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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各種会議発言一覧(衆議院47期)

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第189回国会(2015/01/26〜2015/09/27)

第189回国会 予算委員会公聴会 第1号(2015/03/09、47期、日本共産党)

○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  きょうは、四人の公述人の皆さん、大変お忙しい中、本委員会に出席いただきまして、貴重な御意見をいただきました。ありがとうございました。  思いのほか時間が短いなと思って聞いておりましたので、簡潔に質問して、簡潔に受けていただければと思います。  最初に、無藤公述人に伺いたいと思うんですけれども、子ども・子育て支援の来年度予算、五千百億円が画期的だというお話でありました。非常に遠慮がちではないかと思っております。  そもそも、一兆一千億円が目標であったのではないか。特に質の充実の部分、量と質、両方叫ばれてきました。そこの部分では、三千億ないし四千億……


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第190回国会(2016/01/04〜2016/06/01)

第190回国会 法務委員会厚生労働委員会連合審査会 第1号(2016/04/26、47期、日本共産党)

○高橋(千)委員 日本共産党の高橋千鶴子です。  本日は、外国人技能実習生、入管法に関し、介護分野を中心に伺いたいと思います。  先ほど来議論があるように、本来、途上国への技能移転を行うことで国際貢献を目的とする技能実習制度が、現実には単純労働の労働力として活用され、人権侵害ともいうべき実態があることが長年問題となってまいりました。  今回の法改正は、規制強化とあわせて、緩和でもある。優良な監理団体には、実習期間の延長や受け入れ枠の拡大、対象職種の拡大を図るというものです。そして、その中で初めて、対人サービス、介護を加えることが検討されてきたと思います。  既にEPAによりインドネシア、フィリ……

第190回国会 予算委員会第七分科会 第1号(2016/02/25、47期、日本共産党)

○高橋(千)分科員 日本共産党の高橋千鶴子です。  林大臣、きょうはよろしくお願いいたします。  東電福島第一原発事故から間もなく五年になろうとしていますが、原発事故は到底収束したとは言えません。昨日も、あの事故の際に、核燃料が溶け落ちる炉心溶融、メルトダウンの定義を明記したマニュアルが存在していたのにもかかわらず、使用されずに、発表が約二カ月おくれる原因になったとの報道に大変唖然といたしました。情報のおくれ、また情報隠し、これこそが国と東電に対する不信感を募らせ、その後の施策、対応にも大きく影響したのではなかったでしょうか。  きょうは、やはり深刻な問題となった汚染水問題、廃炉の大前提であり……


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第193回国会(2017/01/20〜2017/06/18)

第193回国会 予算委員会第六分科会 第1号(2017/02/22、47期、日本共産党)

○高橋(千)分科員 日本共産党の高橋千鶴子です。  きょうは、化学物質過敏症について、山本環境大臣初め各省庁に質問させていただきますので、よろしくお願いをいたします。  化学物質過敏症、CS、あるいは多種類化学物質過敏症、MCSは、通常では問題にならないような低濃度の化学物質に過敏に反応して、頭痛、目まい、気分不良、倦怠感、脱力、体の痛み、腹痛、下痢、うつ症状、集中力低下、記銘力障害など多臓器の症状を繰り返し起こし、重症化すると、日常生活はおろか仕事や学業など社会的活動が困難になるとされています。  原因物質は人によってさまざまで、また、複数持っている方も多くいらっしゃいます。重症な場合は自宅……



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※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

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