このページでは武部新衆議院議員の49期(2021/10/31〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は49期国会活動統計で確認できます。
○武部副大臣 農林水産副大臣を拝命しました武部新でございます。
金子大臣を先頭に、政務三役、職員一同、一致結束して、我が国の誇る農林水産業、農山漁村の発展のために、次の世代にしっかりとつないでいけるように精いっぱい努力してまいります。
平口委員長を始め理事の皆様、委員の皆様方の御指導、御鞭撻、どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)
【次の発言】 中川委員の御指摘のとおり、私も北海道でございますので、加工原料乳地帯の北海道が需給調整に大きな役割を担ってきた、そのように承知しております。特に、非需要期に対して大変な努力をしていただいております。
その上で、コロナの影響がございまして、牛乳・……
○武部副大臣 営利を目的としてその事業を行ってはならないというのは、農協は株式会社でございませんので、出資配当を目的として事業を行ってはならないという意味でございまして、事業によって利益を上げてはならないということではありません。 平成二十七年改正以前には、この農協法の第八条に規定されておりましたけれども、利益を得てはならないとか、農協はもうけちゃいけないんだ、そういう誤解がありましたために、有利販売などを推進していただいて、農協が農業者の所得向上のために最大限配慮して事業を進められるよう、同改正の際に、営利を目的としてその事業を行ってはならないという文言を削除させていただきました。 農林……
○武部副大臣 外食産業や食料製造業から出ています廃食用油でありますけれども、これは配合飼料の原料として使われています、再利用させていただいています。ただ、世界的にもSAFの需要が高まっておりまして、SAFの製造原料としての輸出も増加しています。 配合飼料の原料として再利用を進める等推進しますけれども、併せて、廃食用油を含む国産バイオマスのSAF原料供給の可能性について、国土交通省や経済産業省等の関係省庁と連携して検討してまいりたいと思います。
○武部副大臣 田村議員にお答えいたします。 田村議員の、いただいた配付資料で産直センターの例がございましたけれども、この直売所の影響について少しお話をさせていただきますが、まず、消費税のインボイス制度につきましては、軽減税率導入による制度の適正な運用を確保するため、直売所に限らず、業種横断的に措置されるものと承知しております。 農産物の直売所につきましては、出荷者からの委託を受けて販売するものが約九割、出荷者から買取りをして販売を行うものが約一割となっております。インボイス制度が導入された場合に仕入れ税額控除の方法等に変更が生じるというのは、この買取り販売である約一割であると考えております……
○武部副大臣 福島県の漁業の状況をちょっと御説明させていただきますと、昨年四月に試験操業を終了しまして、ようやく本格操業に向けた取組に大きくかじを切ったところです。長期的に試験操業が続いておりましたので、福島県の漁業生産を支える人材は被災前に比べて大幅に減少しています。 このように、福島県においては被災された他県と比べて状況がちょっと異なっておりまして、漁家子弟か否かにかかわらず、研修等によって操業再開に必要な人材を確保できるように支援することとしているところであります。 もちろん、漁業の次世代を担う人材の確保というのは全国的な重要課題であると認識しておりますので、船舶免許の取得講習の受講……
○武部副大臣 配合飼料価格ですけれども、畜産農家に大変大きな影響を与えておりますが、原料のトウモロコシ等が、一月時点で、昨年同期比で、一トン当たり約一万二千円高くなっています。
この価格上昇に対しましては、配合飼料価格安定制度がございまして、これによって補填する仕組みがございます。現在、四期連続で補填が発動しておりまして、直近でございますと、令和三年度第三・四半期は、生産者に対しまして配合飼料一トン当たり八千五百円が交付されて、経営への影響を緩和しているところです。
【次の発言】 価格安定対策につきましては、二段階になっていまして、まず、生産者と飼料メーカーが積み立てる通常補填基金と、飼料メ……
○武部副大臣 令和四年度農林水産予算の概要を御説明します。 一般会計の農林水産予算の総額は二兆二千七百七十七億円であり、その内訳は、公共事業費が六千九百八十一億円、非公共事業費が一兆五千七百九十六億円となっています。 続いて、重点事項について御説明します。 第一は、生産基盤の強化と経営所得安定対策の着実な実施であります。 水田農業では、需要に応じた生産を進めるため、水田活用の直接支払交付金を始めとする各種施策を推進してまいります。 また、野菜、果樹、花卉などの品目ごとの課題解決に資する取組を支援するほか、畜産、酪農では、環境負荷軽減や国産飼料の生産拡大の取組の支援、畜産・酪農経営安定……
○武部副大臣 お答えいたします。 まず、コロナの影響が長期化しておりまして、国民の皆様方に、行動制限や営業自粛など、大変御苦労をおかけしております。 この感染症の拡大によりまして、例えば高級魚、マグロ、ヒラメなど、事業者向けの食材の価格が下落しています。また、飲食店の売上減少、それから、今、簗先生からもお話ございましたとおり、米の需給の緩和、乳製品の在庫の増加など、その影響が多品目に及んでいると認識しております。 このように影響が長期化する中で、農林漁業者や食品産業等、事業者の皆様におかれましては、大変御苦労をおかけしているものと認識しております。 農林水産省としましては、令和三年度補……
○武部副大臣 急施の防災事業につきましては、ため池等の農業用用排水施設について、国土強靱化基本法におきまして、脆弱性の評価の結果、緊急的な豪雨対策が必要と判断された場合に、国又は地方公共団体が農業者の同意を得ずに迅速に事業着手できるよう、特例な手続をしております。 国土強靱化基本法におきましては、脆弱性の評価につきまして、「科学的知見に基づき、総合的かつ客観的に行う」ということとされておりまして、その評価に当たっては、施設の規模やあるいは周辺の住宅や公共施設の存在を勘案しまして、損壊した場合に被害が甚大になるという施設を対象としております。また、耐震性能や排水能力を調べまして、その施設の安全……
○武部副大臣 お答えいたします。 私も、自民党の農林部会で何度か沖縄を視察させていただいて、残念ながら南北大東島にはまだ訪問したことはないんですけれども、サトウキビの圃場、貯水池ですとか、あるいは製糖工場も見させていただきました。今委員御指摘のとおり、沖縄の皆様にとってサトウキビというのは大変重要な作物であるということを強く認識をしております。 今お話がありましたとおり、南大東島におきまして、サトウキビ等の生産性向上と安定的な生産を確保するために、沖縄振興公共投資交付金等を活用していただいて、貯水池の整備を行ってきていると承知しております。 農林水産省としましても、老朽化に伴う貯水池の整……
○武部副大臣 委員御指摘のとおり、見える化というのが大変重要だと思っております。 環境と調和の取れた食料システムを確立するためには、生産、加工、流通、そして販売、それぞれの段階で、関係者の皆様方に環境負荷軽減の取組を理解していただいて、そして行動変容していただくということが大事になってまいります。 特に、需要拡大する上で、消費者の理解と支持を得て、そして選んでいただくということが極めて重要ですから、省エネや化学肥料の削減など、供給側の努力が的確に評価されて、分かりやすい形で消費者に伝わることが大変重要だと認識しております。 このため、農林水産省では、農産物の温室効果ガス排出削減の取組の見……
○武部副大臣 漁業協同組合等の監査につきましては、委員の御指摘のとおり、水産業協同組合法によりまして、信用漁業協同組合連合会及び貯金額が二百億円以上の漁業協同組合について、令和六年四月一日から公認会計士監査へ移行することとしております。 ちなみに、昨年、令和三年三月三十一日で三十八の団体が対象というふうになっておりまして、これも、ちなみにでございますが、単協で二百億を超えているのもあるんですけれども、それは全て私の地元のオホーツク海でございます。 公認会計士監査へ円滑に移行してもらうために、予算事業によりまして、各漁業協同組合等に公認会計士を派遣しまして、監査に向けた指導を行っていただいて……
○武部副大臣 委員御指摘のとおり、平成二十年十月期の輸入小麦の政府売渡価格の改定の際には、算定による上昇幅が二三%でございましたけれども、一〇%に圧縮いたしました。
二三%から一〇%への圧縮については、全てマークアップの圧縮で捻出しております。
【次の発言】 米の消費拡大の御質問をいただきました。
米の一人当たりの消費量につきましては、御承知のとおりですけれども、食生活が変化しておりますし、それから、やはり高齢化が進んでおりますので、一人当たりの摂取熱量というのが減少傾向にあります。令和二年度に策定いたしました食料・農業・農村基本計画におきましては、米の一人当たりの消費量の減少傾向に歯止め……
○武部副大臣 昨年来から、世界的な穀物相場の高騰の中で、ロシアによるウクライナ侵略によりまして、特に、先生御指摘のとおり、小麦の国際相場は不安定な変動を続けております。このような中で、緊急提言にもいただきましたけれども、国産の米粉や小麦を原料とする商品への転換、それから国産小麦の生産拡大を進めることは大変重要だと考えております。 総理からの総合緊急対策の策定の指示の中にも、小麦を含む穀物等の価格上昇等により食料等の安定供給に支障が生じることがないよう、調達先の多様化を進めることが含まれておりまして、対策の具体化に向けて今検討を進めているところです。
○武部副大臣 委員御指摘のとおり、農業者の高齢化それから減少が進む中で、将来にわたって我が国の農業が発展していくためには、地域の内外から農業を担う人材を広く確保し、育成していくことが重要であります。 今委員からもお話ありましたけれども、農業の魅力をしっかりと発信していくことが大事でありまして、これまで農業に縁のなかった方々を含めて、農業の魅力を広く発信し、職業として選んでいただくことが必要だと考えておりまして、農水省としましても、民間企業のノウハウを生かしつつ、実際に農業現場で活躍する若手農業者が農業の魅力をSNS等で発信していただいたり、語っていただけるようなイベントを、農業の魅力発信コン……
○武部副大臣 原油の価格高騰対策につきましては、先月取りまとめました原油価格高騰に対する緊急対策におきまして燃料油価格の激変緩和策を講じておりますが、計画的に省エネルギー対策に取り組む産地を対象とした施設園芸等のセーフティーネット対策の強化や、省エネ機器の導入を支援する産地生産基盤パワーアップ事業の予算枠の拡充などを行っているところであります。 今委員から御指摘ありましたけれども、今般取りまとめられました原油価格・物価高騰等総合緊急対策におきまして、燃料油価格の激変緩和策を拡充するとともに、大きな影響を受ける農業についても引き続き支援を行うこととしております。 引き続き、こうした対策をスピ……
○武部副大臣 我が国の食料自給率の向上と、それから、今お話にありましたとおり、食料安保の確保のためには、消費者の方に我が国の国産の農林水産物を手に取っていただく必要がありまして、そのためには、国民の皆様方に我が国の農林水産業それから農山漁村についての理解を醸成していく必要があると考えております。 このため、農林水産省では、食料・農業・農村基本計画に基づきまして、食と農のつながりの深化に着目した国民運動として「食から日本を考える。ニッポンフードシフト」を展開しております。特に、今お話にあったとおり、若い世代、十代から二十代前半のZ世代と言われる皆様方を重点的なターゲットとして、官民協働による情……
○武部副大臣 これまで、経済連携協定の交渉に当たりましては、攻めるべきものは攻める、守るべきものは守るという考え方に立って交渉に臨んでおります。その結果、我が国の輸出関心の高い品目について関税撤廃等を獲得してきたところです。例えば、委員のお話にございました米の輸出促進につきましては、TPP11において、全加盟国向けの米、米加工品の関税の即時又は段階的な撤廃を獲得しております。RCEPにおいては、中国や韓国向けの米菓やパック御飯等について段階的な関税撤廃を獲得しました。 経済連携協定の成果が最大限活用されるように、今後とも、生産基盤の強化や新市場の開拓等に必要な施策を講じてまいりたいと思います……
○武部委員 自由民主党の武部新です。久しぶりの農林水産委員会での質問、よろしくお願いいたします。 私の地元北海道は軽種馬の産地でございまして、生産者戸数でいえば九一%、それから生産頭数でいいますと九八%を北海道が占めております。 私の選挙区は、軽種馬の生産者の方はいらっしゃらないんですけれども、地元北見市においては、輓馬によるばんえい競馬がございまして、開催されていました。売上げ低迷で二〇〇六年までで廃止されてしまったんですけれども、今、地方競馬の売上高が一兆円に近づいているという、そのことを聞きますと、地方競馬が廃止されたときとは隔世の感があるなと。これは、大臣からもお話がありましたけれ……
○武部副大臣 議員が御指摘いただいたとおり、二〇五〇年カーボンニュートラルの実現、それから森林・林業、木材産業のグリーン成長に向けては、切って、使って、植える、資源の循環利用を確立すること、それから、CO2を固定する木材利用を進めるとともに、成長の旺盛な若い森林を増やしていくことが重要だと考えています。 このため、農林水産省としては、間伐等の森林整備や治山事業等の着実な実施、加えて、効率的な再造林や木材利用の拡大が図られるよう、成長に優れたエリートツリー等を活用した、伐採から再造林、保育までの収支をプラスに転換する新しい林業の展開、そして、中大規模建築物等の木造化、木質化に資するCLTや木質……
○武部副大臣 今委員からお話がありましたが、私も北海道でございますので、北海道の皆さん方からも、JAさんあるいは土地改良区さん、農業委員会さんもお越しになられて、いろいろな御意見を伺っております。 交付金が受けられないことで経営に大きな影響が出るというのは、そういうこともございますし、あるいはブロックローテーションについても、五年でという、今後五年間で水張りをというお願いをしていますけれども、五年のローテーションでは間に合わないという声もございます。 また一方で、もう私の地元は、比較的、畑地化、転換化が進んでいるところが多うございまして、水田に戻すこともちょっと難しいというところも大変多い……
※このページのデータは国会会議録検索システム、衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。