質問内容皮革・革靴四品目について、一九八六年四月に輸入数量制限から関税割当制度(以下「TQ制度」という。)に移行して四年半が経過する。その間、一次関税率枠は毎年一〇%ないし一五%ずつ拡大され、ニューカマーは他業種からの参入も含め急増し、枠の消化率も高い水準にある。
また、TQ品目外で入ってくるスポーツシューズ等も含めると、皮革・靴業界として相当大きな外国製品の輸入急増に耐えているというのが現状である。
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答弁内容一について
皮革・革靴の輸入に関して昭和六十一年四月一日から実施している関税割当(TQ)制度については、ガット・ウルグアイラウンド等の場において、EC・米国等関係国から、その撤廃を含む厳しい要求が出されている。
一方、我が国の皮革・革靴産業は、社会的・歴史的にも非常に困難な問題を抱えているとともに、中小零細企業が大部分を占め、技術力・国際競争力にもぜい弱な面があることも十分認識している。
政…