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並木芳雄 衆議院議員
「質問主意書」(全期間)

並木芳雄[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧議員立法 | 質問主意書

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26位

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このページでは、並木芳雄衆議院議員が提出した質問主意書に関する情報をまとめています。質問主意書の提出数、質問主意書の件名、質問と政府からの答弁の冒頭部分を一覧にしています。質問と答弁については衆議院ウェブサイトの本文に飛ぶことができます。

ページ更新日:2024/11/21
データ入手日:2024/10/20

質問主意書提出本数(衆議院)

在籍期
提出数
順位



1本
7位
TOP10

64本
2位
TOP5

14本
1位
TOP5

18本
1位
TOP5

8本
1位
TOP5



衆議院在籍時通算
105本
26位
TOP50


質問主意書・政府答弁書一覧(衆議院)

23期(1947/04/25〜)

内閣の施政発表方式に関する質問主意書(共同提出)

第1回国会 衆議院 質問主意書 第1号(1947/06/28提出、23期、会派情報無し)
質問内容
政府は六月十二日経済緊急対策を発表し、同日各界の協力を求め、六月十九日労組代表の協力を要請し、六月十二日より十五日まで関西の財界及び労組に協力を懇請し、六月二十一日には新日本建設國民運動の要領を発表し、六月二十七日には各界代表と懇談するとか、更に食糧緊急対策を決定し、これを政令によつて発表せられる意図を持たれている等、組閣以來政府の施政方針を逐次迅速に明確にされつつある。
一方、國会は政府の希望…
答弁内容
政府は組閣以來鋭意政策の立案整備に努め來つたのであるが、当面の危機突破のためには、全國民一丸となつての協力を必要とし、且つ又、危機の重大性に鑑み極めて迅速に、政府の政策を各界に徹底させる必要上、休会中全國会議員の参集を得ることは困難であつたので、緊急止むを得ず衆参両院正副議長、常任委員会委員長、各政党の幹部をはじめとし、諸團体の代表と懇談し、その協力を求めた次第である。
尚質問の趣旨には、政府も…

24期(1949/01/23〜)

青梅線及び五日市線に関する質問主意書

第5回国会 衆議院 質問主意書 第15号(1949/05/06提出、24期、会派情報無し)
質問内容
一、國鉄青梅線(立川−氷川)の東京乘り入れ計画はどうなつているか。
青梅線拂下げ計画があるために、乘り入れ実現がおくれているというが、事実か。
二、國鉄五日市線(拜島−五日市、小岩井)の増発計画はどうなつているか。
右質問する。
答弁内容
一、青梅線の東京乘入れについては、予てから地元関係者の熱心な要望があつたので、運輸省においてもこれを実現すべくいろいろ研究を重ねているが、直通運轉実施のためには関係箇所の工事に多額の経費を要する見込で、工事費財源が極度に切り詰められた本年度の予算では困離の実情ではあるが、なるべく速かに直通運轉を実施すべく研究している。
以上のような次第であるので、拂下げ問題が起きているために直通運轉計画が遅延し…

オリンピック総合運動候補地についての質問主意書

第5回国会 衆議院 質問主意書 第24号(1949/05/16提出、24期、会派情報無し)
質問内容
日本唯一のオリンピツク候補地たる、狹山丘陵(村山、山口貯水池の周囲一帶の二、五〇〇、〇〇〇坪の丘陵)に、新聞紙上傳えるところによると、西武電鉄が俗な遊園地を造る計画だそうである。
しかし、一面において進駐軍が嚴重に管理していて、立入禁止だとも聞いているが、この地点こそ、東京近郊における理想的総合運動場の候補地だと信ずるので、この計画の障害となるような、かかる遊園地等の一切の施設を管理して行くべき…
答弁内容
スポーツ、レクリエーシヨンの健全な普及発展のために、施設の充実を図りますことは、きわめて重要な問題であります。わが國の現状はこの点においてすこぶる不充分であり、欧米諸國に比して非常に懸隔があります。今後文化國家として、これが整備充実を図つてまいりたいと考えております。
ことに東京都のような、大都市においては、その必要性が一層痛感されるのでありまして、都の近郊に將來総合運動場や健全な兒童遊園地等と…

都営バス延長に関する質問主意書

第5回国会 衆議院 質問主意書 第31号(1949/05/27提出、24期、会派情報無し)
質問内容
東京都営バス荻窪から青梅町(奥多摩)方面への延長は、いつ実現するか。
その経過ならびに見込如何。
右質問する。
答弁内容
五月二十三日開催の中央道路運送委員会において事業計画の一部を変更することを條件として可決したので、近日中に免許の予定である。
右答弁する。

国鉄サービス改善に関する質問主意書

第6回国会 衆議院 質問主意書 第1号(1949/10/25提出、24期、会派情報無し)
質問内容
国鉄のサービスは漸次改善が加えられているが、左の諸線についてそれぞれ回答を願いたい。
南武線、五日市線、青梅線については、一部に拂下げ運動が行われているが、サービスさえ改善されればその根拠を失うものであるから、この点特に留意して具体案を示されたい。
一 南武線  増発計画はどうなつているか。
二 五日市線  重要な線であるが、回数が少いのと、夜遅くなると列車がなくなるのとで沿線利用者の不便は…
答弁内容
一 南武線は、会社時代は一〇 ― 一五分間隔であつたが、現在では約七分間隔に短縮されかなり輸送力が増強されて来ているが、それでも現在最高混雑時は約二八〇%の乘車効率を示している。これは決して満足すべき状態ではないが、京浜、山手、総武等の各線も大体同程度の乘車効率を示しているので、これについてはひとり南武線のみならず、電車線全般について考えなければならない問題である。これが緩和は現在車両の整備による…

特別調達庁関係の事務促進に関する質問主意書

第6回国会 衆議院 質問主意書 第4号(1949/10/26提出、24期、会派情報無し)
質問内容
一 東京都北多摩郡砂川村の西砂川地帶は、基地に接近した所であるが、降雨のたびごとに洪水状態となり、ために道路は交通不能となり、農作物に與える損害も大であり、殊に飮料水にまでも影響を與えている状態で、附近住民は非常に困つている。
二 この点について、特別調達庁においては基地とも連絡して着々その対策実施の手配を進められているので、地元民は感謝しているのであるが、これが申請をされて以来相当の日子を経て…
答弁内容
本件は、

(注)田飛行場がコンクリート舖裝のため、自然水を吸收することができないため降雨による排水が砂川村地内に集中流下して氾濫する飛行場施設工事に伴うて生じた被害である。従来この種の事項は、終戰処理費で賄われないことであつたが、本年六月十六日附AC400.12(11Nov−48)CESCAPIN 2016で「調達要求に基く工事の施行より生ずる損害の補償に関する件」として、軍より指示された…

家畜飼料の配給方針に関する質問主意書

第6回国会 衆議院 質問主意書 第5号(1949/10/28提出、24期、会派情報無し)
質問内容
家畜料の配給方針の適否は、家畜業の振興上影響するところが極めて大きいので、本年度第二・四半期における家畜料の配給状況と今後の配給見通し並びにその方針についてお尋する。
右質問する。
答弁内容
わが国、現在の飼料事情は、食糧事情の好転並びに輸入飼料の増加に伴い逐次緩和しつつありますが、まだ需給のバランスを採り得ない状況でありまして、畜産復興の基盤を確立するためにはまだ相当量の飼料を輸入に仰がなければならない実情であります。
即ち、本年度第二・四半期の配給状況は、要配給量二二〇千屯に対し配給量は一五五千屯となつておりまして、各部門別要配給量に対する配給率は、搾乳牛に対しては一〇〇%、輓牛…

図書館の利用に関する質問主意書

第6回国会 衆議院 質問主意書 第14号(1949/11/02提出、24期、会派情報無し)
質問内容
図書館を利用して勉強している学生の数は昨今非常に増加しているが、図書館へ行つて、入館するまでに二、三時間も待たされるので、せつかくの勉強時間を空費するとの声をきく。
そこで、図書館を学生並びに勤労青年者のため、実際に役立つように、改善する必要があると認められるが、その対策如何。
右質問する。
答弁内容
図書館の利用者が最近急激に増加しておりますことは全国的な現象でありますが、これらの利用者の要望に応ずる対策としておおよそ次の二つの方針を立てて考慮しております。
第一は、現在の公共図書館を整備するとともに公共図書館の新設を奬励することであります。そして常に能率的な図書館奉仕をするために、図書館設置基準を確立して図書館機能を確保することと有能な図書館專門職員を養成することとは、まことに重要な問題に…

農業協同組合の育成に関する質問主意書

第6回国会 衆議院 質問主意書 第16号(1949/11/04提出、24期、会派情報無し)
質問内容
農業協同組合の事業は、昨今ようやくその緒に就こうとしているのであるが、自由な立場に立つ資本主義経済の中に投げ出されて、その運営が極度に苦しくなつてきている。殊に山間部の農業協同組合では、人件費すら拂えないところもある。政府は、公正の見地から農業協同組合に対し、もつと積極的に育成を図らなければならないと思うが、農業協同組合の健全運営のため、如何なる具体策を準備しているか伺いたい。
右質問する。
答弁内容
農業協同組合は、本来農民によつて民主的に運営せられる自主的組織である。政府としては財政上の関係もあり、戰前のような補助金、助成金等による直接の保護についての具体策はもつていない。しかし、協同組合の健全な発達については重大な関心をもつており、農業生産力の増進と農民の経済的社会的地位の向上は協同組合の発展にまたなければならないことを固く信ずるものである。このような見地から現在次の施策を講じている。

農業協同組合の育成に関する再質問主意書

第6回国会 衆議院 質問主意書 第59号(1949/11/21提出、24期、会派情報無し)
質問内容
農業協同組合は、農民の自主的団体には違いないが、平和日本の礎石たる民主的農村を建設する唯一の機関として、国という大きな立場から、積極的にその正常なる発展を図らなければならない。
旧農業会を解散して、あらたに農業協同組合の設立を指導したのもまたこの大きな目的のために外ならないと思う。しかるに、本組合は、精神的啓もうについては、すでに徹底しているが、経済的には破たんにひんし、その結果、政府の意図も実…
答弁内容
一 農業協同組合に対する課税は、課税負担を公平ならしめるという課税政策の見地より見ても、国家及び地方財政を維持するための必要より見ても、撤廃することは困難である。しかし協同組合の本質を無視するごとき税制は、政府としてはとる考はない。現に組合員の事業の利用分量の割合に応じてなした剩余金の配当に相当する金額については租税を課さないことになつている。
二 米麦の委託加工等を農業協同組合に行わしめるとい…

肥料配給に関する質問主意書

第7回国会 衆議院 質問主意書 第2号(1949/12/04提出、24期、会派情報無し)
質問内容
一 現行の肥料配給公団は、運営及び機構の上より、農村の実情に適せず、且つ生産量が、有効需要に接近して来た今日、その存在の必要性も少くなつて来たと思うが、政府はこれを廃止する意思があるかどうか。
二 政府は肥料配給公団を廃止した場合、肥料の取扱について、いかなる方法を考えているか。
右質問する。
答弁内容
一 化学肥料の供給は概ね戰前昭和十二年のそれにまで回復したが、しかし(一)年間硫安換算約四十万瓲の硝安及び日本に資源のない加里質肥料を輸入に仰いで需給の均衡を図り、しかも(二)当省の調査によれば全国農家の来年春肥の購入希望量が供給可能予定量を上廻るという現状であること(三)更に米麦等主要食糧農産物の作付割当制、供出割当制をとつている以上その生産の裏付けである肥料は当然政府の責任において確保しなけれ…

旧都道府県農業会から農業協同組合連合会への資産引継に関する質問主意書

第7回国会 衆議院 質問主意書 第3号(1949/12/04提出、24期、会派情報無し)
質問内容
旧都道府県農業会の資産を新しい農業協同組合連合会に引き継ぐにあたつては、時間的にゆとりがなかつたために資産処理委員の大部分が旧農業会の役員であつたことなどの理由により、引継価格において高いところがある。
そのため、農業協同組合連合会の経営に困難を来しているところに対しては、これを再検討して適切価格に直す必要があると思うが如何。
右質問する。
答弁内容
旧都道府県農業会の資産は、農業協同組合法の制定に伴う農業団体の整理等に関する法律にもとずき、市町村農業会整理特別措置令を準用し、農業協同組合連合会の讓受請求権を優先的に認めているが、その讓渡価格については、債権者の債権擁護と会員の財産権の確保のために時価で処分されることとなつている。しかし、資産処理委員会が、時価を決定するに当つては、讓受連合会の今後の経営よりみて、不当に高い価格で讓渡することを強…

シヤウプ勧告と農業課税等に関する質問主意書

第7回国会 衆議院 質問主意書 第4号(1949/12/13提出、24期、会派情報無し)
質問内容
一 所得税
(1) 基礎控除、扶養控除は勧告になされた控除額よりさらに引き上げるとともに、農業專従者ごとに基礎控除、勤労控除を認める意思はないか。
(2) 事業用の土地建物、その他の資本的施設の災害に関しては、減少、毀損による損害の金額を特別控除する旨明記する考えはないか。
(3) 農産物価格は消費時、販売時において算定すべきであると思うが如何。
(4) 納期は二毛作地帶年二回(八月一月)…
答弁内容
一 所得税
(1) 所得税の基礎控除額等については、負担の軽減を図るため、シヤウプ勧告を上廻る程度に引き上げる方針である。
なお、農業経営に従事する者については、これを農業所得者の扶養親族として控除を認めるよう、目下考慮中である。
(2) 現在も事業用資産の災難に因る減少又はき損による損害については、災害被害者に対する租税の減免、徴收猶予等に関する法律に明記されている。
(3) 農業收穫物…

農林中央金庫の民主化に関する質問主意書

第7回国会 衆議院 質問主意書 第5号(1949/12/13提出、24期、会派情報無し)
質問内容
全国信用農業協同組合連合会に代るべき、農林中央金庫法の改正案は、いつごろ議会に提案されるか。
全国農協代表者会議の決議並びに信連会長会議等の意向を見ても、民主的な農林中央金庫法の立法の必要は刻下の急務なりと思うが、政府の考え如何。
右質問する。
答弁内容
一 農林中央金庫法の一部を改正する法律案は、目下関係方面と接渉中であり、十二月下旬提案する予定である。
二 農林中央金庫の民主化は必要と考えられるので、この趣旨を盛つた改正法律案を準備中である。
右答弁する。

木船相互保険制度に関する質問主意書

第7回国会 衆議院 質問主意書 第8号(1949/12/15提出、24期、会派情報無し)
質問内容
木船の特性にかんがみ、木船相互保險制度の確立が急務と思われるが、これを緊急に具体化する計画があるか。
右質問する。
答弁内容
木船相互保險については、木船相互保險組合の設立を認め、これを監督する「船主相互保險組合に関する法律案」を第七回国会に提出する予定で、目下立案中である。
右答弁する。

国鉄青梅線等の昭和二十五年度改善計画に関する質問主意書

第7回国会 衆議院 質問主意書 第14号(1950/01/10提出、24期、会派情報無し)
質問内容
一 国鉄青梅線、五日市線、南武線等の拂下げ問題がまたむし返されているとのことであるが、事実かどうか。又政府は、法案を提出するとの話をきくが、そのような計画があるのか。
一 昭和二十五年度における左記諸線の具体的改善案を示されたい。
青梅線
五日市線
八高線
南武線
一 国鉄拂下げ問題が云々されるのは、要するにサービス改善が進まないからである。もし、地元民の要望通り行けば拂下げ問題の起る…
答弁内容
一 拂下げ問題がむし返されているかどうかの点については、政府としては関知しておりません。
二 政府が法案を提出するか否かについては、目下のところ未定であります。
しかし、第五回国会において審議未了となつた重要な問題でありますので、法案については、研究はすすめております。
三 昭和二十五年度における各線の具体的改善案は別紙のとおりであります。
四 当該線については、重点的にサービスの改善を実…

造船に関する質問主意書

第7回国会 衆議院 質問主意書 第15号(1950/01/10提出、24期、会派情報無し)
質問内容
一 二十四年度新造船約三十万トン建造に関しては、本年七月建造許可申請以来手続及び審査方法等の複雑極る関係上、今日に至るも許可の指令に接せず、その間十二万の従業員を擁する造船工場は、全部生産工程に多大の間隙を生じ、事業経営上並びに従業員の生産意欲発揚上少からざる損害をかもし、ひいては関連産業部門に対しても著しい影響を與えている事情にかんがみ、昭和二十五年度新造船に対しては、年度初頭速やかに建造許可を…
答弁内容
一 昭和二十四年度新造船約三〇万G/T建造に伴う対日援助資金の融資手続が遅延し、いまだ完了を見ざることは遺憾であるが、本年二月中には全部融資許可を得るよう目下万全の措置を講じている。
なお、昭和二十五年度第六次造船計画については、目下政府内部において検討中であり、その実施に万全を期する考えである。
二 造船施設の稼動率及び作業過程の非能率は、船価高の有力な原因の一つとなり、船舶の輸出伸長に、海…

中小企業融資に関する質問主意書

第7回国会 衆議院 質問主意書 第16号(1950/01/10提出、24期、会派情報無し)
質問内容
一 例を神奈川県にとつてみると、通商産業局が中小企業者に対し、県当局及び横浜市当局の協力の下に、ABCの査定までして融資の途を開いたのであるが、さて、かんじんの金が来ない。
Aに査定された業者などは、すぐにも融資を受けられるものと待機していたのに、待ちぼうけを食わされて今日に至つているということである。一体、この融資はどうなつているのか。
右質問する。
答弁内容
日本銀行がいわゆるオープンマーケツトオペレーシヨンとして、本年度の見返資金による金融機関の手持国債買上操作を通じて金融逼迫に悩む企業のために、設備資金を供給する計画は、昨年九月以来実施されているところであるが、この方法による中小企業に対する融資が適切に円滑に行われることを期するため、全国中小企業の設備資金需更を調査し、これに基いて企業別資金需要表を作製の上、関係各金融機関に送達したのである。しかし…

機帆船用燃料対策等に関する質問主意書

第7回国会 衆議院 質問主意書 第25号(1950/02/01提出、24期、会派情報無し)
質問内容
全国機帆船の船主一万四千、船員七万、その他木造船船具燃料等の関係事業者及びその家族数十万人は、昨年六月以来半歳余にわたつて、二万隻七十万トンに及ぶ機帆船の航海用の燃料油を、他の事業に対するものは、何ら著しき削減をしないのにかかわらず、政策的に機帆船事業に対してのみ、一躍一万三千キロ立から五千キロ立、即ち六割余の大削減を受けて現在に至つている。その結果これら小規模事業には、潜在的失業者続出し、はなは…
答弁内容
一 政府としても機帆船事業に対する燃料油の大幅削減は、日本の産業経済に重大なる影響を及ぼすことはいうまでもないので、機会あるごとに関係方面に対してこれが増配方の懇請を続けてきたが、未だその成果の見られたいことは誠に遺憾である。
なお、燃料油削減に伴い、失職を余儀なくされた船員に対しては、地方所在の十九公共船員職業安定所をして、大型船その他に就職あつせんの労を採つてきたが、今後も求人及び求職者がよ…

渉外労務管理事務所に関する質問主意書

第7回国会 衆議院 質問主意書 第37号(1950/02/10提出、24期、会派情報無し)
質問内容
東京都立川渉外労務管理事務所は、直接管理の事務が多く、所長はじめ所員一同真剣に執務しているのであるが、過労のため病人なども出るので、現在の職員では不足を告げており、四十名程度の増員を必要とされていると聞くが、実状及びその対策如何。
右質問する。
答弁内容
東京都立川渉外労務管理事務所における管理事務については、現在の職員をもつて処理し得るので、目下のところ増員等の必要を認めていない。
右答弁する。

アンゴラ兎の飼育振興に関する質問主意書

第7回国会 衆議院 質問主意書 第49号(1950/02/21提出、24期、会派情報無し)
質問内容
一 アンゴラ兎の飼育振興に関する根本方針如何。
二 具体策として次の諸点について所見を問う。
1 小規模の模範的アンゴラ種兎場を設置すること。
2 英国ローヤル系の輸入。
右拂下げ価格の半額を国庫補助とすること。
3 低利融資の措置及び減免税の措置。
右質問する。
答弁内容
一 アンゴラ兎の飼育振興に関する根本方針
アンゴラ兎毛の輸出品としての重要性にかんがみ兎毛の増産並びに輸出の促進をはかるとともに衣料資源)動物蛋白食料及び自給肥料の増産をはかるため主として農家の副業として飼育を奬励する。
二 具体策について
1 小規模の模範的種兎場設置
模範的種兎場を数多く設置することは予算其の他の関係上実現困難のため長野、兵庫の両国立種畜牧場の養兎施設を充実し積極的に改…

地租、家屋税の使用者課税に関する質問主意書

第7回国会 衆議院 質問主意書 第59号(1950/02/27提出、24期、会派情報無し)
質問内容
一 シヤウプ勧告第十二章第三項に「不動産税は使用者ではなく、現行通り不動産の所有者に対して課税すること」とある。今回の公営庶民住宅居住者に対する地租、家屋税の課税とシヤウプ勧告との関連をいかに考えるか。
二 戰災者、勤労者等に対して低家賃住宅を供給しようとの趣旨を以て、国庫より建設費の半額補助をなしている公営庶民住宅において、右の趣旨に逆行する地租、家屋税の課税は庶民住宅対策上不適当ではないか。…
答弁内容
昭和二十三年七月の地方税法の改正によつて国、地方団体等の所有する土地又は家屋その他の物件の使用者に対して課税することと致しましたのはもつぱら他の一般納税者との負担の均衡をはかる趣旨によるものでありますが、シヤウプ勧告による地方税法の改正によつてもこの趣旨によつて使用者に課する制度は存置してゆきたいと考えております。
従つて御質問の各項については次のように考えております。
一 シヤウプ勧告により…

都道府県及び全国農業会財産譲受資金の特別融資に関する質問主意書

第7回国会 衆議院 質問主意書 第69号(1950/03/04提出、24期、会派情報無し)
質問内容
都道府県及び全国農業会の清算完了に伴い、これらの資産を都道府県及び全国農業協同組合連合会が讓り受けるに際し、現在の連合会の状態では容易でないので、この讓受資金の件につき、昨年三月及び九月の二回にわたり、代表者会議の決議をもつて、当局に対し、国庫資金特別融資方を陳情したところ、農林中央金庫を利用せられたいとの回答であつたが、農林中央金庫は、金利年一割、償還期限三年ないし五年で、到底現在の連合会の実情…
答弁内容
農業会資産讓受に要する資金を国庫より融資することは困難であるが、農林金融の現状よりして本資金のため農村外部より資金を導入する必要性は十分認められるので預金部資金の融資について目下研究中である。
右答弁する。

迷信打破対策に関する質問主意書

第7回国会 衆議院 質問主意書 第84号(1950/03/10提出、24期、会派情報無し)
質問内容
迷信の打破は文化国家となる一大要素である。しかるに日本にはまだまだ多くの迷信が残つている。とくに結婚に関するものは社会生活に害を與えることはなはだしく、多くの不幸な人を作つている。
一 政府は、丙午とか、相性とか、年廻りとかについてどう考えるか。
一 寅の年が結婚にいけないということについてどう考えるか。
一 孝宮は、勇敢にこれを打破されて五月に挙式される。この機会に政府としては迷信打破の積…
答弁内容
結婚に関する迷信が社会生活に害を與え不幸を作つていること少くないようである。健全な常識から考えればたいした根拠を認められない、ひのえうまとか相性とか年まわりとかとらの年の結婚が今日なお問題となり、そのために結婚を不可能としたり結婚後も暗いかげがつきまとつているように思つたりすることが多いのはまことに遺憾である。
これらは、主として月日を記するためにつくられた干支と天文に対する不十分な知識から出た…

地租、家屋税の使用者課税に関する再質問主意書

第7回国会 衆議院 質問主意書 第103号(1950/03/28提出、24期、会派情報無し)
質問内容
一 国又は地方団体等の所有する土地又は家屋等の使用者に、地租、家屋税を課することが、シヤウプ勧告にもかかわらず是認されるのは、「もつぱら他の一般納税者と負担の均衡をはかる趣旨である。」と政府は答弁している。
シヤウプ勧告によれば、現在わが国標準家庭生計費中地代、家賃の占める割合は〇・七%であると報告されている(第十二章)。いま総理府統計局の消費者価格調査(C・P・S)をみれば、東京都内一般家計総…
答弁内容
一 使用者課税の趣旨といたしておりますのは、土地家屋相互間の税負担の均衡を図ることにあります。
御承知のように現在のような社会経済事情の下にありましては、土地や家屋についての所有権は使用権に対しましてその絶対性を主張することが困難でありまして、むしろ使用権の方が優位性をもつという現象を呈しておるのであります。従つて土地や家屋については、全面的に使用者に税を負担せしめるということが考えられるわけで…

小河内貯水池対策に関する質問主意書

第7回国会 衆議院 質問主意書 第113号(1950/04/05提出、24期、会派情報無し)
質問内容
東京都西多摩郡小河内村は、貯水池築設のために、いわゆる「湖底に沈む村」としての悲運に直面している。郷土愛に燃える村民にとつて、祖先伝来の故郷を離れることが、いかに悲痛なものであるかは想像外である。しかも、忍びがたきを忍んで、村民は貯水池築設のために協力しようとしているのである、それは誠に崇高な姿である。
政府としても当然村民更生のために物質的並びに精神的援助を與えるべきものと思うが、本件対策は現…
答弁内容
小河内貯水池建設に伴う小河内村民対策については、かねて東京都当局を督励して円満なる解決をみるよう政府においても愼重な考慮を拂つて参つております。
東京都におきましては、本件の重大性にかんがみまして、去る昭和二十三年七月以来、都知事を会長といたしまして、都議会議員、都市計画審議会委員、都農地委員、学識経験者、関係官公職員よりなる「東京都小河内貯水池対策委員会」を組織し、同委員会において種種研究審議…

主食供出報奨物質の価格に関する質問主意書

第7回国会 衆議院 質問主意書 第121号(1950/04/07提出、24期、会派情報無し)
質問内容
昭和二十四年産主食報奬物資として配給された衣料品、自転車及び魚肥等は、一般市中販売価格に対し三割以上高価となつており、そのため配給辞退が続出しているが、政府は、報奬の意味に添うべく配給価格を五割引き下げ、農民が喜こんで引き取るよう措置すべきであると思うが、これに対する政府の考えはどうか。
又配給辞退により各農業協同組合倉庫に滯貨となつている物資は、各農業協同組合運営のため、無償拂下げとするを適当…
答弁内容
昭和二十四年産主食報奬物資として配給した衣料品、自転車及び魚雑肥が一般市中販売価格より高価になり、そのため配給辞退等を生じ、報奬物資の意味がなくなつてきたので、その対策として去る三月三十日差当りその流通促進に関する臨時措置を閣議で決定したのであるが、その後更に農家が購入し得る販売価格で配給し得るよう措置することを研究中である。
なお配給辞退により各農業協同組合倉庫に滯貨となつている物資を各農業協…

国鉄五日市線、八高線及び南武線に関する質問主意書

第7回国会 衆議院 質問主意書 第129号(1950/04/17提出、24期、会派情報無し)
質問内容
懸案の国鉄青梅線の立川から氷川終駅までの運転時間が短縮され、去る四月一日から実施されたことは地元民の非常な喜びである。
私の観るところでは、青梅線に関する限り、これで拂下げの声は霧散したものと思う。更に東京直通を増発してくれれば鉄壁であろう。
問題は、五日市線、八高線及び南武線である。
一 五日市線はどうしてもあと二、三本増発してもらわなくては困る。この線で東京区内へ往復してみれば痛感される…
答弁内容
一 五日市線の乘車効率は相当高率を示しているので、これが緩和方については鋭意努力しているが、輪転資材、その他の制肘を受け改善できなかつたので、今秋行う予定の時刻改正を機会に増発を計画中である。
一の二
拜島駅の地下道は狹あいのため相当混雑しているので、これが改善については考慮しているが、資金その他の面から早急実現は困難である。
二 八高線の乘車効率は他線区に比して必ずしも高率を示していないの…

酒類の値上げに関する質問主意書

第8回国会 衆議院 質問主意書 第1号(1950/07/12提出、24期、会派情報無し)
質問内容
一 こう間、酒類の値下げ要求の声がおこつているが、まことに当然のことである。
一 政府は、この臨時国会に右の値下げ案を提出すべきである。(特に二級酒及び燒ちゆうにおいては大幅値下げを必要とする。)その用意ありや。
一 本年度、このままでは酒税徴收の大減收を来たすと思われるが、その見込み如何。(予想額を示すこと。)
右質問する。
答弁内容
昭和二十五年度における酒税の課税見込石数は清酒七六万石、合成清酒三八万六千石、燒ちゆう九三万一千石、麦酒七六万石、その他の酒類五万七千石計二八九万四千石(自由販売酒二三九万四千石、配給酒五〇万石)で、これに対する酒税收入予算額は、一、〇三〇億三百万円(自由販売分九二三億七千一百万円、配給分一〇六億三千二百万円)である。六月末における自由販売酒の課税石数は八三万一千五百石、課税額三二〇億三千万円であ…

教育扶助に関する質問主意書

第8回国会 衆議院 質問主意書 第2号(1950/07/12提出、24期、会派情報無し)
質問内容
生活保護法のなかに新たに加えられた教育扶助につき、その費用の支給状況、予算関係、来年度の計画などについて知りたい。
右質問する。
答弁内容
一 教育扶助の実施状況
昭和二十四年九月一日現在における被保護者全国一齊調査によればその状況は次の通りである。
区     分
対 象 人 員
金    額(月額)
学 校 教 育 費
四三八、一六八人
五五、三三七、八六八円
学 校 給 食 費
二〇二、七八五
八、二三八、七〇五

六四〇、九五三
六三、五七六、五七三
二 教育扶助の基準
現 行 基 準
改訂案…

農家保有の麦と米との交換に関する質問主意書

第8回国会 衆議院 質問主意書 第3号(1950/07/12提出、24期、会派情報無し)
質問内容
一 農家保有の麦を米に換えることは、麦作農家にとつてよろこばしいことであるが、昭和二十四年度の実績はどうであつたか。
一 昭和二十五年度の計画、見通しなどをややくわしく示されたい。
一 右の交換値段であるが、受け取る米の方を配給値段でなく、生産者価格にして、農家の現金支出を軽くしてやることが必要と思うが、如何。
右質問する。
答弁内容
一 昭和二十四年度の実績は約三万二千玄米トン(二一三千石)である。
二 昭和二十五年度においては約四万二千玄米トン(二八〇千石)を計画している。
三 麦を経営の主体とし、米の作付を殆んど行わない農家は、食糧農産物作付農家であつても米に関する限りは米の消費者であるからこの農家が麦と米との交換を希望する場合には、米の配給価格で売渡すことはやむを得ないものと考える。現在交換配給は配給価格による配給で…

国宝塩船観音保護に関する質問主意書

第8回国会 衆議院 質問主意書 第4号(1950/07/12提出、24期、会派情報無し)
質問内容
一 東京都西多摩郡霞村字塩船にある塩船観音は、奈良朝時代にその由緒を発するまことに貴重な文化財であつて、昭和二十一年十一月二十九日文部省告示第百二十三号をもつて、田中文部大臣から、観音堂、阿弥陀堂、仁王門は南北朝時代の建造物として国宝に指定され、本尊観世音厨子もまた国宝に指定された。
一 地元の霞村では、国宝塩船観音保存会を作つて、これが保護・修理・保存等の管理に熱意を示している。
しかるに、…
答弁内容
本件については、昭和二十三年国立博物館等の職員が実地調査をなし、相当腐朽していることを認めていたのでありますが、何分にも予算の関係で直ちに補助することができなかつたことは遺憾であります。
しかしながらなるべく近い将来に国庫補助を行い、修理を助成いたしたいと思います。
右答弁する。

公民館に関する質問主意書

第8回国会 衆議院 質問主意書 第6号(1950/07/13提出、24期、会派情報無し)
質問内容
一 公民館の設立進行の状態を問う。
一 社会教育法の主旨にそつて設立された公民館に対しては、国としてその費用を分担すべきであるが、現状並びに将来の見透しはどうなつているか。
一 公民館運営の費用についても右と同様に思うが如何。
右質問する。
答弁内容
一 公民館は、昭和二十一年七月五日に文部次官通達によつて初めて全国に提唱されたものでありますが、それから約一年後の二十二年八月末日において二、〇一六市町村すなわち全国市町村の約一九%に公民館が設置され、翌二十三年八月末日には三、四七五市町村(全市町の約三三%)、二十四年六月一日には四、一六九市町村(全市町村の約四〇%)が公民館を設置し、分館を含めると公民館総数は一〇、〇〇〇館を突破したのであります…

住宅金融公庫の運営に関する質問主意書

第8回国会 衆議院 質問主意書 第18号(1950/07/17提出、24期、会派情報無し)
質問内容
一 第一回申込に応じた者の数が、予想より少なかつたとのことであるが、その原因はどこにあると断定するか。
二 地域を限定したため、いわゆる郡部には行きわたらず、町村において期待はずれの不満の声が多い。
町村でも、深刻な住宅難に悩む者もあるのであるから、至急この方面にも適用すべきであるが、いつから実施するのか。
右質問する。
答弁内容
一 第一回の申込に応じた者が予想より少かつたといわれておりますが、その最も主たる原因は、住宅に困窮している階層の人々中に頭金の二割五分を調達することの困難な人々が多かつたことによるものと思われます。この外第一回の貸付地域が百四十五の都市に限定せられたこと、これらの諸都市においても簡易耐火構造以上の住宅でないと建てられない処の防火地区に指定せられた地域が、非常に広範囲にわたつたこと並びに指定せられた…

立川市に地裁、地検等の支部設置に関する質問主意書

第8回国会 衆議院 質問主意書 第20号(1950/07/17提出、24期、会派情報無し)
質問内容
東京都立川市に東京地方裁判所、東京家庭裁判所及び東京地方検察庁の各支部設置の要望があり、すでに地元関係者から政府に対して陳情がなされているが、政府としてはどう考えているか。
地利的事情、人口分布の状態等の事情を考慮し、早急に実現してもらいたいが、いつ頃できるか見透しを伺いたい。
右質問する。
答弁内容
御質問にかかる立川市に東京地方裁判所、東京家庭裁判所及び東京地方検察庁の各支部を設置する件については、政府としては、財政その他の事情が許すかぎり、御趣旨にそうようにしたいと考えているが、裁判所支部に関する事項は、最高裁判所の権限に属しているから、御質問の趣旨を早速最高裁判所に伝達し、十分その考慮を煩わすとともに、政府としても、最高裁判所と十分連絡をとり、善処したいと考える。
右答弁する。

特別調達庁関係の事務促進に関する質問主意書

第8回国会 衆議院 質問主意書 第27号(1950/07/20提出、24期、会派情報無し)
質問内容
本件については、昨年十月二十六日附質問第四号をもつて質問主意書を提出したところ、十一月四日附答弁第四号をもつて懇切なる答弁に接した。
地元東京都北多摩郡砂川村では、若松村長、被害の中心たる西砂川地区の宮崎、吉岡両村議はじめ村民あげて大なる期待をよせ、その処理の一日も早からんことを願つている。
一 特庁では、現地調査も終り、所要の手続をふんで近く排水工事に着手するとともに、今までの損害に対し、補…
答弁内容
本件に関しては、先に第七回国会において、昭和二十四年十一月四日附答弁書をもつてその大要を答弁したが、その詳細な経過並びに現在までの進行状態は次の通りである。
特別調達庁は、昨年六月二十三日同庁横田出張所長から、砂川村水害対策委員会の陳情に基く事態とその対策に関し詳細な報告を受理した。
特別調達庁においては直ちに現地調査の上、計画に着手し、昨年末成案を得た。
本年一月十三日東京都関係者(水道局…

地租、家屋税の使用者課税に関する質問主意書

第8回国会 衆議院 質問主意書 第31号(1950/07/20提出、24期、会派情報無し)
質問内容
第七回国会において、地租、家屋税を庶民住宅居住者に課することは、現状の住居費負担の不均衡を一層激化せしめるゆえんについて質問したのに対して、日本国有鉄道、日本專売公社の土地家屋を引き合いに持ち出して答弁した。
一 そこで改めて次の諸点について質問する。
日本国有鉄道、日本專売公社等のいわゆる公舍の平均坪数、平均使用料及び地租、家屋税の平均課税額はそれぞれいくらであるか。明らかにされたい。
二…
答弁内容
昭和二十三年七月の地方税法の改正により、税負担の均衡を計るため、国、地方公共団体等の所有する土地、家屋その他の物件に対しては、使用者課税の制度を設けられたのでありまして、今回の地方税法の改正においても、その趣旨により、負担の均衡を計るべきと考えられるのでありまして、御質問の各事項については次のような考えをもつております。
一 日本国有鉄道、日本專売公社の公社一世帶の平均坪数、平均使用料及び東京都…

船舶戦争保険制度に関する質問主意書

第8回国会 衆議院 質問主意書 第47号(1950/07/25提出、24期、会派情報無し)
質問内容
朝鮮問題ぼつ発にかんがみ、韓国水域就航船舶に対する戰争保險制度について、政府においては目下検討中のため、未だ具体的な結論を得てないと聞くが、同方面の戰局にかんがみ、本制度の確定は焦眉の急であると考える。
政府は、本件に関しいかなる対策を有するか。
右質問する。
答弁内容
韓国水域就航船舶に対する戰争保險については、保險会社が戰争危險担保特約付船舶保險を引受けた場合、政府において、戰争危險についても再保險する途を開くこととし、目下手続中である。その方法としては昭和二十五年度の予算に計上されている三十億円を限度とする「国庫債務負担行為、船舶及び積荷保險再保險」に基いて、現に東亜火災海上再保險株式会社との間に締結されている海上保險の再保險契約を改訂し、担保危險の範囲を拡…

日産化学の化成肥料販売に関する質問主意書

第8回国会 衆議院 質問主意書 第62号(1950/07/28提出、24期、会派情報無し)
質問内容
一 日産化学工業株式会社の化成肥料は、商社(人)だけに販売して、農協系統には販売しないということを聞くが、事実か。
二 もし、事実とすれば、なぜ農協系統に販売しないか。その理由如何。
三 それが営利本位からでているとすれば、由々しい問題であり、農民は生産増強に協力できなくなる。
政府は、当然、これに対し警告を発し、それでも改めなければ融資等を打ち切るべきであると思うが、政府の所見如何。
右…
答弁内容
一 日産化学工業株式会社の化成肥料は、従来統制品目であつて公団に一手買上されていたものであり、八月一日より公団が廃止された後は、自由販売となるので、売手と買手との自由交渉にまかされることとなる。
右答弁する。

青年団及び婦人会育成に関する質問主意書

第9回国会 衆議院 質問主意書 第1号(1950/11/21提出、24期、会派情報無し)
質問内容
一 私の知る範囲では、青年団(青年会)及び婦人会などの自主的、民主的つどいは、だいたい地域別に構成され、社会生活上重要な役割をなしている。しかも、いずれも、自治の精神に満ち満ちて運営されているから、画一性、天降り性、封建性などはみじんもない。ただ惜しいことには、運営の費用に事欠くのである。せつかく、よいプランを持つていても、それを実行する金が不足している。この点について国全般としてはどういう傾向を…
答弁内容
一 今日、青年団体は、いわゆる文化団体、政治団体、職域職能団体を除いて二万六千三百四十七団体、婦人会は約一万三千団体に達しており、その結成運営の進歩、活動の活ぱつ化は漸次著しくなつている。しかし、これらの団体が、経費の不足から、思うように活動ができない実情にあることは、社会教育関係のあらゆる会合で問題となつているところであり、又全国的な傾向である。
二 政府としては、青年団がその活動を通じて人格…

国鉄五日市線電化に関する質問主意書

第9回国会 衆議院 質問主意書 第2号(1950/11/21提出、24期、会派情報無し)
質問内容
一 秋川流域の五日市線は、多摩川沿いの青梅線(電車)と並んで新しい国立公園地帶への重要路線であるが、電化になつていないため、その不利不便はなはだしいものがある。五日市線電化は、地元住民の悲願中の悲願であるが、その計画と見通しはどうか。
二 同時に、五日市線を檜原村まで延長することも地元住民の要望となつている。現在は、民営バスが一本通つているだけである。檜原村までの延長の計画と見通しはどうか。更に…
答弁内容
一 電化については、一般的に経済効果大であつてサーヴイスの向上に役立つ主要幹線の電化を優先的に実施すべき考えの下に従来の計画は立案されている関係で本区間は調査未了であるから今後充分調査することとしたい。
二 新線建設については、目下全面的に中止の止むなき事情にあるので今後当分の間本区間を檜原村まで、延長する見透しはない。又実現するまで国営バスを運転する計画もない。
三 五日市線は、十月一日より…

かな文字に関する質問主意書

第9回国会 衆議院 質問主意書 第3号(1950/11/21提出、24期、会派情報無し)
質問内容
小学校で、カタカナから入らずにひらがなから入ることは、相当問題であると思うが、所見如何。
やはり、一通りカタカナを習熟してから、ひらがなに移るようにしたらどうであるか。
右質問する。
答弁内容
かな文字に関する質問にお答えいたします。
お説は、小学校で、カタカナからはいらずに、ひらがなからはいつていることは、相当問題であり、一通りカタカナに習熟してから、ひらがなに移るようにしたらどうであるかというようにうけたまわりました。
国語教科書における文字提出の歴史をふりかえつてみますと、ふるくは、小学校の一年生は、カタカナ文または、漢字交りカタカナ文を用い、二年生以上では、科学的な教材をのぞ…

八王子鉄道管理局設置に関する質問主意書

第9回国会 衆議院 質問主意書 第4号(1950/11/21提出、24期、会派情報無し)
質問内容
一 八王子市(東京都)の八王子管理部は、当然八王子鉄道管理局として新発足するものと期待されたのであるが、その実現を見ないのは遺憾である。管理局になるため、現在、その條件として欠くるところのものは何と何であるか明示されたい。
二 甲府、宇都宮、姫路、下関などの鉄道管理局設置の話が出ていると聞くが、事実か。もし然りとすれば、立川、昭和、横田、相模などの連合軍基地を控えての八王子鉄道管理局設置はまつさ…
答弁内容
一 国鉄の機構改正が行われてから日なお浅く、鉄道内部の作業運営を行う機関である鉄道管理局の数の増減については今日直ちに結論を得る状態には達していない。
二 鉄道管理局を青森、宇都宮、姫路及び下関に増置する件についての衆議院運輸委員会の決議のあつた事は承知している。
右答弁する。

東京都三多摩地区の消防に関する質問主意書

第9回国会 衆議院 質問主意書 第5号(1950/11/21提出、24期、会派情報無し)
質問内容
消防組織法が制定されてから自治体消防として現在に至つたが、東京都のうち、三多摩地区の状況は、市町村消防力の強化はもちろん、火災予防並びに警防の万全を期しえない傾向にある。
即ち、各自治体ごとにそれぞれ任意設置された関係上、勢い消防力並びに通信、水利その他諸施設とも個々独立分散し、出火の際必要ポンプ車の早急出場ができず、且つ、火災現場における相互応援指揮連絡の統制を欠く実情である。近来各地に大火災…
答弁内容
消防組織法施行に伴い、消防の責任は挙げて各市町村に委ねられ(消防組織法第六條)その相互関係については、市町村長は相互応援協定を結び、その独立分散を防ぐ(同第二十一條)ことができる外、非常事態の場合に対しては警察等ともあらかじめ協定することができる(同第二十四條第二項)。その応援の際の統制指揮についてはその協定の上で、あらかじめ定め、混乱を防ぐべきである。
なお、独立して第六條の責任を完うしえない…

地租、家屋税の使用者課税に関する質問主意書

第9回国会 衆議院 質問主意書 第20号(1950/11/21提出、24期、会派情報無し)
質問内容
第七、八国会において固定資産税(地租、家屋税)を庶民住宅居住者に課することは、現状の住居費負担の不均衡を一層激化せしめるゆえんについて質問したが、その答弁に関し、改めて次のことを質問する。
一 前回の政府の答弁によれば、日本国有鉄道、日本專売公社の官公舍については
日本国有鉄道
日本專売公社
平 均 坪 数
十三坪
十坪
平 均 使 用 料
年額
一、五六〇円
一、一七〇円

答弁内容
一 日本国有鉄道及び日本專売公社に係る官公舍の平均使用料が、御例示の庶民住宅の使用料に比して比較的に低額であることは、庶民住宅は日本国有鉄道及び日本專売公社の官公舍と比して建築時期の最近のものの多いことに原因するものと考えられます。これは、一般家屋の家賃統制による家賃においても、昭和十五年建築のものと昭和二十四年に建築したものの家賃の比は一対九以上となつているのと同様であると考えられるのであります…

供出麦の用途に関する質問主意書

第9回国会 衆議院 質問主意書 第21号(1950/11/22提出、24期、会派情報無し)
質問内容
一 政府は、麦作農家に強制超過供出をさせたため、地方自治体では、多額の奬励金まで出して完納の責任を果したにもかかわらず、これを全部主食としての配給に回さず、営利の対象となるみそ、醤油の原料に回し、しかもこれが多量に上るとのことであるが、事実か。
二 事実とすれば、いかなる理由に基づいてやるのか。
主食用として不用であるか、又は不適当であることが判明したなら、今回の場合は、特に全部を供出農家に還…
答弁内容
一 昭和二十五年産麦類については、品質が比較的不良であつたため、特に検査等級に五等級を設定したのであるが、これらのもののうち一定数量を限りこれをみそ醤油等に売却する方針であり、すでに第一回醤油用割当として五等小麦約二万トンの売却を指令した。みそ及び醤油用に政府所有麦類を売却する措置は、政府が主食の全面的管理を行つている以上、毎年必要な措置であり、政府としては本来は上位等級のものは主食用としてこれを…

府中電報電話局の改築に関する質問主意書

第10回国会 衆議院 質問主意書 第60号(1951/02/03提出、24期、会派情報無し)
質問内容
東京都北多摩郡府中町神戸五六三八番地所在の府中電報電話局は、大正七年建造の木造二階建(階下二八坪五、階上二四坪二五)であるが、老朽著しく、施設の維持、従業員の安全にも憂慮に堪えない状態である。
局舎の新築又は移転などの計画ありとのうわさもきいているが、どうなつているか。
至急改築の要ありと思うが、その計画如何。
右質問する。
答弁内容
府中電報電話局は、御質問のとおり老朽であり、当省といたしましてもかねてより、これを新築する必要を認めておりましたが、予算上の制約もありまして容易に実現できなかつたのでありますが、敷地については二十五年八月買收済となつておりまして、建物については昭和二十六年度においてできるだけ新築を図るよう計画致しておりますから御了承願いたい。
右答弁する。

地租、家屋税の使用者課税に関する質問主意書

第10回国会 衆議院 質問主意書 第71号(1951/03/20提出、24期、会派情報無し)
質問内容
前国会までに数度にわたつて固定資産税(地租、家屋税)の庶民住宅使用者課税に関して質問したが、政府の答弁に対し更に次のことを質問する。
一 現状の住居費負担の不均衡のもとは、もつぱらその建築時期の差に基くものであり、昭和十五年建築のものと昭和二十四年建築のものとの家賃の比は、一対九以上となつていることは正に政府の指摘している通りである。
従つて、公営庶民住宅使用料と「一般家賃」との均衡を問題とす…
答弁内容
一 前回の答弁の主旨は、公営庶民住宅使用料と一般家賃と比較するについて、一般家賃が地代家賃統制令に基いており、その統制額は建築時期に従つて、その建築原価高騰による年度別の建築価格の差及び家屋の減価償却等を勘案して定められている関係上建築時期に従つて比較したものである。
二 公営庶民住宅の使用料は、国庫補助がなされているため一般家賃よりもその補助に応じて低いのであり、課税については、税は、応益的で…

国立大学進学適性検査に関する質問主意書

第10回国会 衆議院 質問主意書 第77号(1951/05/23提出、24期、会派情報無し)
質問内容
一 毎年行われている国立大学進学適性検査については、こう間いろいろ非難の声が出ているので、政府としても、すでにこれが対策について検討していると思うが、政府としては、いかなる欠点が生じていると考えているか明らかにして欲しい。
二 適性検査は、学校における学科の学習と平行していないという声に対しての所見如何。学習と平行していないために、学科の成績と歩調を一にしないうらみがある。この点如何。
三 熟…
答弁内容
進学適性検査は大学の入学試験の一環として行われるものであるが、これは従来の選抜方法が偶然性に支配され、主観的見解に左右されることが多く客観的な判定の基礎において欠ける点があつたので、その欠点を補うための必要から実施されるものである。この検査の目的は受検者の知的能力の程度及びその傾向を検出することにあり、又他面高等教育において特に重要な将来に対する予診的意義を多分にもつものである。
一 進学適性検…

国鉄青梅線及び国鉄五日市線の改善に関する質問主意書

第12回国会 衆議院 質問主意書 第4号(1951/11/06提出、24期、会派情報無し)
質問内容
一 国鉄青梅線電車の立川駅での中央線に直通乘入れは、ラツシユアワーにおいて特にその必要を痛感されるのであるが、現在上り一本あるだけである。これを差当り上り、下りともラツシユアワーに朝夕十本ぐらい欲しいと地元民は熱望している。
その計画及び実現の時期についてきいておきたい。
二 同じく青梅線の拜島駅以西への複線実現方についても、地元民の要望は切実なるものがある。拜島駅から福生駅へ、更に青梅までの…
答弁内容
一 青梅線電車の中央本線直通乘入については、現在の上り一本を実施するに当つても相当の困難があつたのであるが、強い要望にこたえて実施したのであつて、これを更に増加することは、その必要性は認められるが施設その他の関係上困難であるので、よく研究することとしたい。
二 青梅線の輸送力増強についてはその必要性は認められるが、複線化は予算その他の関係上実施は困難である。しかしながら本線の輸送力増強については…

国鉄サービス改善に関する質問主意書

第13回国会 衆議院 質問主意書 第11号(1952/02/12提出、24期、会派情報無し)
質問内容
一 中央線の急行延長について
中央線電車は、現在、東京駅 ― 中野駅間が急行になつているが、これを中野駅から立川駅まで延長してもらいたい。当局にその計画があるかどうか、実現の見通しなどについて詳しく知りたい。
二 五日市線のガソリンカー使用について
五日市線の運転間隔を縮めるためのガソリンカー使用計画はどうなつているか伺いたい。
三 五日市線拜島から立川までの直通増加について
朝夕上下一…
答弁内容
一 中野、立川駅間の急行電車運転のためには線路の増設及び車両の増備が必要であり、予算上、資金上早急実施は困難である。
二 五日市線ガソリンカー運転は目下の車両事情の下では早急実施は困難であるが、将来車両が増備された時期に考慮する。
三 五日市線から拜島 ― 立川間に朝夕ラツシユ時に直通運転することは現在四往復運転しているので、これ以上増設する計画はない。
四 八高線の増発は機関車及び人員の使…

進学適性検査に関する質問主意書

第13回国会 衆議院 質問主意書 第23号(1952/03/15提出、24期、会派情報無し)
質問内容
一 本年官公立大学において、適性検査の点数だけで、第一次入学試験の合否を決定した学校のなかで、昨年度振い落した点数と今年の点数とがあまりに違つたために(今年が高くなつたために)、当然、第一次試験にパスするつもりでいた学生が振い落された学校があるとのことであるが、その実情如何。
二 官公立大学を志願する学生のなかには、私立大学に経済上の理由から行きかねるものが多い。これらの志願者は適性検査の点数で…
答弁内容
一 国立大学に入学者選抜に当つては、志願者が非常に多数の場合には、選考を第一次と第二次に分けて行うことができることになつているが、本年も第一次選考を実施した国公立大学は調査中ではあるが、東京では東京大学、一橋大学及び東京外国語大学の三校である。
第一次選考は、單に進学適性検査の成績だけでなく、出身学校の調査書と合わせて選考するのであるが、進学適性検査の成績を右の三校の第一次合格者中の最低者につい…

米機による損害補償等に関する質問主意書

第13回国会 衆議院 質問主意書 第36号(1952/05/13提出、24期、会派情報無し)
質問内容
一 東京都北多摩郡砂川村におけるB29墜落事故に対する手当はどのように解決を見たか、詳しく伺いたい。
二 同地における、基地からの汚水流出による損害に対する補償は、三月末日までに解決を見ると予定されていたが、最終的にどのように処理されたか伺いたい。
右質問する。
答弁内容
一 先般、東京都北多摩郡砂川村において発生したB29墜落事故に対する見舞金の支給は、昭和二十七年四月三十日完了したが、その詳細は次の通りである。
家財等見舞金
四四件
二、九三一、〇三九円
(最高
六六九、五八四円
(最低
三五〇円
(平均
六六、六一五円
住 宅 見 舞 金
七二件
六、一三一、七五一円
(最高
八七三、五三六円
(最低
六〇六円
(平均
八五…

国鉄五日市線のディーゼルカーに関する質問主意書

第13回国会 衆議院 質問主意書 第37号(1952/05/13提出、24期、会派情報無し)
質問内容
国鉄五日市線にデイーゼルカー(又はガソリンカー)を配することについては、当局としても力を入れ、すでに、試運転を終つておるのであるが、何故かその後実現に至つていない。これはいかなる理由によるものであるか伺いたい。
一日もはやく実行してもらいたいのであるが、いつから開始する予定か、具体的計画とともに回答されたい。
右質問する。
答弁内容
国鉄五日市線における気動車運転については、昭和二十六年度及び昭和二十七年度新製気動車の運転線区を選定する際、候補線区として検討したのであるが、新製気動車両数が十分でなかつたので遺憾ながら実現するには至らなかつた。昭和二十七年度における新製車両の状態では、本年度実施することは困難であるが、今後の気動車増備を待つて御趣旨に副うよう十分研究することとしたい。
なお、本年二月気動車の試運転を行つたのは国…

立川市における飲料水の汚濁に関する質問主意書

第13回国会 衆議院 質問主意書 第41号(1952/06/04提出、24期、会派情報無し)
質問内容
一 東京都立川市において飮料水(井戸)が汚濁し、惡臭を放ち、とうてい使用にたえない状態であるが、その範囲も漸次拡まつて全市に及ぼうとしている。
二 その原因については現在までのところ不明とのことであるが、あるいは近接駐留軍区域からの油などの影響ではないかとも取沙汰されている。
右につき調査の結果並びにこれが対策について詳しくうかがいたい。
右質問する。
答弁内容
一 立川市における一部の井戸水は昭和二十三年頃より惡臭汚濁を発見し、昨二十六年頃より駐留軍飛行場周辺の一部地域は特にこれがはなはだしくなるとともに範囲を逐時拡大してきており、現在はその影響が戸数一、六〇〇戸約一万人に及んでいる。この井戸水は地下三〇尺乃至四〇尺程度のものは、ガソリン臭及び油類を含有するとともに一部赤錆色の汚濁を呈し、飮料としては不適当である。
二 右の原因については目下駐留軍及び…

東京都におけるじやが芋の被害に関する質問主意書

第13回国会 衆議院 質問主意書 第42号(1952/06/06提出、24期、会派情報無し)
質問内容
東京都における本年度産じやが芋はじん大な被害を被つているが、この原因は北海道から購入した不良種じやが芋にあるとのことである。
政府としても早速これが実情調査をしていると聞くが、その調査の結果について左の諸点について承りたい。
1 被害の原因
2 被害の状況
3 被害者に対する損害補償の措置
4 来年度の種じやが芋に対する対策
右質問する。
答弁内容
一 被害の発生した原因については、農林省植物防疫課及び横浜植物防疫所が調査をしているが、まだ詳細は明らかでない。なお、問題のあつた種じやが芋は、昨年北海道上川支庁管内上富良野村、中富良野村及び美瑛町において生産されたものと考えられるが、同地方における検疫の成績は左表の通りであり、きわめて嚴重に実施されたものと認められる。
検疫成績
昭和二十六年度採種圃、品種男爵
地   名
申 請 面 積…

国警駐在所勤務員に対する勤務地手当に関する質問主意書

第13回国会 衆議院 質問主意書 第44号(1952/06/18提出、24期、会派情報無し)
質問内容
一 国警警察署の所在地と駐在所の所在地との地域給が異なる場合が多い。同じ警察署の管内において勤務する同一警察署員間にかかる差異のあることは不合理であり、挙署一体その志気作興上、著しく惡影響を與えるもので、全署員公平に同額の勤務地手当を支給さるべきである。
二 駐在所は独立した官庁ではなく、署長の命令で行動する出先機関である。
現在、各駐在所員は諸警戒、警備、応援(出動)待機その他の補欠勤務のた…
答弁内容
都道府県国家地方警察隊地区警察署巡査駐在所(以下「駐在所」という。)に勤務する職員の勤務地手当支給地域区分については、それらの職員が、諸警戒、警備、応援、待機その他の勤務のため、その勤務時間の一部分を本署において勤務に服しているが、全国的にみるとその勤務時間の大半(約七〇%)を駐在所において勤務することを常態としているので、駐在所所在地によつて行うことを適当と解し、昭和二十五年八月以降そのように統…

国鉄青梅線の終発電車に関する質問主意書

第13回国会 衆議院 質問主意書 第45号(1952/06/18提出、24期、会派情報無し)
質問内容
立川地区駐留軍に勤務する日本人勤務者のうち、深夜作業のため、国鉄青梅線の立川発最終電車を午前一時半(頃)のものを一本欲しいという要望が強い。
一 右に該当する勤労者の数は何名あるか。
二 もし相当の数に上るならば、要望を容れて午前一時半(頃)の最終発電車を是非配してもらいたいと思うが、当局の意向と計画を詳しく伺いたい。
右質問する。
答弁内容
一 立川空軍基地日本人使用人中、青梅線沿線居住者は約一三〇名で、勤務態勢からみて本電車を利用するものは四〇名程度と推定される。
二 青梅線の終電車を午前一時半に繰り下げて運転すると、三三名の要員増加を必要とし、年年定員を圧縮している現状では早急実現は困難である。
右答弁する。

国鉄八高線の増発に関する質問主意書

第13回国会 衆議院 質問主意書 第46号(1952/06/18提出、24期、会派情報無し)
質問内容
国鉄八高線の増発の計画と実施の時期を伺いたい。
とくに飯能町、金子村、瑞穗町などからの通勤者のために、これらの地点と拜島、八王子を結ぶ間の運転回数を増加してもらいたいが、その輸送状況とともに当局の見解を承りたい。
右質問する。
答弁内容
八高線の輸送力増強については、その必要性は十分認められるのであるが、一般的に最近数年間は輸送量の激増に反し、客車並びに要員は年年減少の一途をたどり、列車の増発はきわめて困難な実情にあるが、その対策については目下種々研究中である。
右答弁する。

東京都におけるじやが芋の被害に関する再質問主意書

第13回国会 衆議院 質問主意書 第47号(1952/06/19提出、24期、会派情報無し)
質問内容
本件について去る六月六日付質問第四二号をもつて質問主意書を提出し、これに対し六月十三日付内閣衆質第四〇号をもつて答弁書を入手した。
右答弁書のうち懸案になつている左の諸点について再質問する。
一 被害の原因について「調査中」とのことであつたが、すでに一週間経ている。調査の結果を知りたい。
二 被害状況についても「目下詳細調査中」とのことであつたが、これまた調査が完了したことと思う。調査の結果…
答弁内容
一 被害の原因についての調査結果は、次の通りである。
(イ) 被害が発生した種芋の産地と認められる北海道上富良野村、中富良野村及び美瑛町における植物防疫官の検査は、植物防疫法及び種馬鈴薯検疫規程に従つて、適法に実施されたものと認められる。
(ロ) 被害を受けた農家より回收された一部の証票に、植物防疫法の検査と無関係である昭和二十五年度北海道自治検査の証票があつたことが認められた。
(ハ) な…

立川市における飲料水の汚濁に関する再質問主意書

第13回国会 衆議院 質問主意書 第48号(1952/06/20提出、24期、会派情報無し)
質問内容
本件について六月十三日附答弁書を受領したが、次の二点につき質問する。
一 原因についての調査は判明したと思うが、結果を知りたい。
二 対策について鋭意検討中とのことであるが、検討の結果どうなつたか承りたい。
右質問する。
答弁内容
一 立川市における井戸水の汚濁惡臭の原因については、調査の結果を得るまでになお若干の日数を要する見込である。
二 対策としては
(1) 応急的に給水自動車を動員して給水に万全を期するとともに、近隣の深井戸(地下一〇〇尺程度のもの)をも利用する等、飮用水に関してはでき得る限り補給している。
(2) 恒久的対策としては、水道を布設することであり、財源の確保に関しては、公共事業費及び地方債も近く決…

戸籍謄本等の手数料に関する質問主意書

第13回国会 衆議院 質問主意書 第49号(1952/07/01提出、24期、会派情報無し)
質問内容
一 戰傷病者戰沒者遺族等援護法による弔慰金、年金の受給申請上必要な戸籍の謄本及び抄本の手数料は、法の主意からこれを免除することはできないか。
一 右に関し、戸籍の事務は、市町村長が管掌し、戸籍法により納める手数料はこれを市町村の收入とすることに認められているが、市町村長の権限で免除して差しつかえないと思うが如何。
右質問する。
答弁内容
一 戸籍の謄抄本の交付を請求するについて手数料を納付すべきことは、戸籍法第十條に規定されているところであつて、法律に別段の定めがない限り戰傷病者戰沒者遺族等援護法による弔慰金、年金等の受給のために必要な場合であつても手数料を納付せずに謄抄本の交付を請求することができるとは解されない。
二 市町村長がその権限により戸籍の謄抄本の交付手数料を免除することは、現行の戸籍法、地方自治法の下においては、認…

繭の水引制度に関する質問主意書

第13回国会 衆議院 質問主意書 第50号(1952/07/04提出、24期、会派情報無し)
質問内容
一 目下、繭検定において「水引制度」の問題が論ぜられているが、その紛争の実態について報告してもらいたい。
二 「水引制度」について、今後も紛争を繰り返すようなことがあつては困る。これが改善について政府の所信を承りたい。
右質問する。
答弁内容

1 従来繭の取引に際し「水引」と称して口挽(試験的に繰糸すること)によつて得られた生糸量より製糸過程中の歩留率を差し引いたものを基礎として取引する商習慣があつたが、昭和十一年当時産繭処理統制法に基いて繭検定制度が実施され、繭検定成績によつて取引する場合にこの率が問題になつたので、昭和十一年以降三箇年間にわたつて全国府県繭検定所において試験調査し、その結果を生繭検定について別紙(取引糸量に関す…

駐留軍施設による被害の補償に関する質問主意書

第13回国会 衆議院 質問主意書 第51号(1952/07/11提出、24期、会派情報無し)
質問内容
一 東京都立川市における飮料水汚濁の原因は、駐留軍基地の油送管の欠陷のためであるとのことであるが、調査の結果を詳しく知りたい。
この場合、損害の補償について如何なる方針をとるつもりか、金額とともに知りたい。
二 同様な問題は、東京都北多摩郡砂川村西砂川地帶にも生じている。これは駐留軍施設内からの汚水によつて被つた損害であるが、政府は補償をするといつて、その手続をとり、今日に及んでいるが、未だ損…
答弁内容
一 東京都立川市における飮料水汚濁の原因については、現地軍の本年七月一日付の書かんによれば、基地内の地下に敷設した油送管に欠陷があり、該油送管は近く放棄されることとなつているが、飮料水に対する汚濁の情況は数週間ぐらいは続くものと思われる。
本件の損害補償をするに当つては、被害発生の時期が占領期間から平和條約発効後にわたつて引き続いているので、その補償については占領期間中のものは閣議了解による見舞…

秩父多摩国立公園に関する質問主意書

第14回国会 衆議院 質問主意書 第1号(1952/08/27提出、24期、会派情報無し)
質問内容
秩父多摩国立公園はいろいろの困難があつたにもかかわらず、国立公園の指定をされたことに対しては、地元民一同感謝しているのであるが、指定以来相当の時日を経ている今日、特に見るべき施設がなされていない。
政府はいかなる計画を持つているか明らかにしてもらいたい。
右質問する。
答弁内容
答弁情報無し
答弁に至らずのため答弁なし

25期(1952/10/01〜)

東京都府中町に刑余者結核療養所設置に関する質問主意書

第15回国会 衆議院 質問主意書 第1号(1952/10/30提出、25期、会派情報無し)
質問内容
東京都北多摩郡府中町の法務省所属地内に刑余者結核療養所設置の計画があるときくが、現在どのような経過をとつているか詳しく知りたい。
この計画は地元の反対を無視して一方的に強行せんとするものではないか。府中町としては、当該敷地予定地附近には各学校が密集しており、将来の学園地帯として開発したい意向を持つているのであるが、これに対して充分話合いがなされているのであるかどうかうかがいたい。
右質問する。
答弁内容
財団法人有隣協会は、東京都北多摩郡府中町の元法務省所管国有財産であつた土地を交換によつて譲り受け、その地に犯罪前歴者にも門戸を開放する結核療養所を設置する計画を進め、東京都を通じ厚生省の結核対策に関する国庫補助金を受け、目下着工準備中である。
この計画に対し、地元では全部が刑余者のための施設であると誤解して反対の態度を表明したので、有隣協会当事者をして繰り返しその然らざる次第を説明してその了解と…

立川市における飲料水の汚濁およびその損害補償に関する質問主意書

第15回国会 衆議院 質問主意書 第3号(1952/11/08提出、25期、会派情報無し)
質問内容
一 立川市の飲料水汚濁の原因が駐留軍施設にあることが判明し、この原因を断絶したときいているが、いまだに立川市及び昭和町に飲料水汚濁の跡を絶つていない。場所によると前よりひどくなつているとのことである。これはどうしたわけか。
これに対し政府はいかなる処置をとつているか。
二 市民に与えた損害(有形、無形)の補償について、政府はどのように処置しているか、具体的にうけたまわりたい。
右質問する。
答弁内容
一 立川市における飲料水汚濁の問題については、現地駐留軍の協力を得て本年七月二十二日現地について調査を行つた結果、その原因と見られる当該油送管等の改良工事はすでに完了したことを確認した。よつてその後汚濁の原因となる漏油等はないと思われる。
飲料水汚濁がその後も拡大していることは、流出した油類が地下にしん透し、徐々にその範囲を広めていくものと考えられ、今後も相当期間この状態が続くものと思われる。 …

国鉄南武線の本宿駅復活に関する質問主意書

第15回国会 衆議院 質問主意書 第6号(1952/11/13提出、25期、会派情報無し)
質問内容
国鉄南武線の分倍河原駅と谷保駅との間には、二つの駅があつたのであるが、これが廃止になつてからの不利不便は、はなはだしいものである。
西府村四谷部落から立川駅に出るのに、京王帝都線中河原駅から分倍河原駅に行き、ここで南武線に乗りかえて行くような始末である。
又、西府村本宿部落には、学校その他の施設があり、通勤者にとつても分倍河原駅と谷保駅の間に乗降駅のないことは非常な苦痛である。
このため、地…
答弁内容
南武線分倍河原、谷保(二・八キロメートル)の両駅間には、南武鉄道株式会社当時「本宿」、「西府」の二駅があつたが、両駅とも駅員無配置駅で、取扱数量も比較的僅少であり、同線の国鉄買収の昭和十九年四月には、すでに運輸営業を休止していたので、国鉄は、買収と同時に両駅を廃止した。
本宿駅の復活については、現在の国鉄における新駅設置基準に照らし駅間距離が短く、又、国鉄の要員、予算等の現状から差し当り実施する…

国立立川病院改築に関する質問主意書

第15回国会 衆議院 質問主意書 第14号(1952/12/16提出、25期、会派情報無し)
質問内容
一 東京都立川市曙町にある国立立川病院は、荒廃その極に達している。このまま放置しておいてははなはだ危険である。
修理、改築などの手配はどうなつているか知りたい。
二 国立病院の地方移譲方針はどのように実施されているか。
本件立川病院の場合はどうか。
政府は、地方移譲の方針の下に施設整備費を抑制していることはないか。
右質問する。
答弁内容
一 国立病院特別会計所属の資産の譲渡等に関する特別措置法(昭和二十七年法律第三百十一号)に基き、地方公共団体等に移譲の対象になつている国立病院の一般整備費は補助金として交付するよう予算措置が講じられているほか、坪当二〇〇円の維持費が計上されているが、国立立川病院については、本年度は坪当四〇〇円以上の維持費を示達し、緊急修理を必要とするものにつき整備を行つている。
二 国立病院の地方移譲は、当該地…

学校給食に関する質問主意書

第15回国会 衆議院 質問主意書 第19号(1952/12/22提出、25期、会派情報無し)
質問内容
一 学校給食は「新教育の骨格」であり、「民主社会育成のための教育の根幹」であるが、昭和二十七年度においてミルクを父兄の全額負担に切り替えたために、全国到るところで学校給食の危機に直面した。まことに憂慮に堪えない。これを打開する方途は国庫の負担の増額を予算化するにある。昭和二十八年度予算編成に際しては、小麦粉、ミルク六百万人分の全額国庫負担を予算化すべきであるが如何。
二 将来、恒久的な国家的施策…
答弁内容
一 小麦粉、ミルク(脱脂粉乳)の全額国庫負担を予算化することは望ましいことであるが、我国現下の財政事情からその全額を負担することは困難であるので、完全給食実施人員に対して、小麦粉については、二十七年と同様原麦の二分の一を補助し、なお、脱脂粉乳については、事情の許す限り相当の補助を実施いたしたいと考えている。
二 学校給食を恒久的な国家的施策として制度化するため、これが統一的基準を設定し、給食実施…

東村山町に結核病院建設の計画に関する質問主意書

第15回国会 衆議院 質問主意書 第24号(1953/02/12提出、25期、会派情報無し)
質問内容
一 東京都北多摩郡東村山町回田地区にある国有地に、特殊法人「非現業共済組合連合会」の結核病院を建設するとの話があるが、この計画の内容といきさつを知りたい。
二 同地区には中学校があり、住宅地であり、影響するところが大きいため、東村山町では町長はじめ町議、町民がこぞつて反対しており、去る二月七日には町民大会を開いて反対の決議をしたほどである。
三 結核病院の設立は、大賛成であるが、場所の選定が必…
答弁内容
一 非現業共済組合連合会は、国家公務員共済組合法に基いて政府職員の厚生施設の設置運営を行つているのであるが、政府職員の健康の現状からして病院設置が急務とされているのでかねてより物色中であつたが、たまたま東京都北多摩郡東村山町に元陸軍少年通信学校跡に土地一五七、六七一坪、建物延一二、三二四坪の国有財産未処分のものがあつたので、その内土地四八、六七五坪、建物延四、三九四坪を同連合会に貸し付けたもので、…

東京都における国鉄の改善に関する質問主意書

第15回国会 衆議院 質問主意書 第26号(1953/02/12提出、25期、会派情報無し)
質問内容
一 二月十二日附の新聞(都下版)によれば、森田国鉄関東総支配人、大石東鉄局長などが八王子市方面の視察を十一日に行つたと大きく出ている。その中で八王子、相原間の片倉駅の設置確実とあり、すこぶる結構である。
片倉駅はいつ頃できる予定か。
二 また、中央線の急行(中野、立川間)についても、森田氏は語つている。これはぜひ実現してもらいたい。森田氏の説のごとく地下鉄がよい。この構想について詳しく知りたい…
答弁内容
1 八王子、相原間に「片倉駅」の設置については、実情を調査のうえ検討したい。
2 中野、立川間の急行電車の運転については、線路増設とこれに伴う諸設備、変電所、電車等の増備並びに各駅の拡張等が必要で、莫大な工費を要し、且つ、東京駅を中心とする他の各電車線との関係もあつて早急に実現することは困難である。
地下鉄については国鉄として目下のところ考えていない。
3 南武線谷保、分倍河原間「本宿駅」の…

秩父多摩国立公園の施設に関する質問主意書

第15回国会 衆議院 質問主意書 第32号(1953/02/24提出、25期、会派情報無し)
質問内容
秩父多摩国立公園については、国立公園に指定されて以来、政府も力を入れていることはよく判るのであるが、予算の関係上未だ見るべきものが実現されていないのは遺憾である。
一番新しい国立公園として多くの魅力を持つているのであるから、至急施設の充実を期したいのであるが、昭和二十八年度において予定されているものにどんなものがあるか、詳細に知りたい。
右質問する。
答弁内容
秩父多摩国立公園は、指定後まだ日が浅く目下施設整備の本格的計画である国立公園計画を検討中であるが、さしあたり昭和二十八年度は利用者の多い地域に施設する予定で東京都の御岳の休憩舎新設、古里の野営場の追加整備、埼玉県の三峯の野営場新設、山梨県の昇仙峡の衛生施設(便所)新設に対し二分の一の国庫補助をする予定である。
なお、目下関係県及び地元町村と協調の上、国立公園計画の実施計画である施設整備五ヶ年計画…

東京都下における自治体消防を特別区消防へ統合方に関する質問主意書

第15回国会 衆議院 質問主意書 第33号(1953/02/24提出、25期、会派情報無し)
質問内容
東京都における消防は、特別区(二十三区)と他の市町村とが別別になつており、これが統合について関係者から要望が起つておることは政府もすでに御承知のことと思う。
これが実現の場合に、東京都に及ぼす影響が大きいので、関係者は東京都議会に陳情書を提出した。
この陳情は審議され、都議会は、「本件は、消防法の改正によらなければ実施できないので、不採択とするが、法律改正方については特に研究することとしたい。…
答弁内容
東京都下における自治体消防の特別区への統合方については、種々の角度から目下検討中であるが、衆議院において議員立法として消防組織法の一部改正方につき、検討されつつある模様であるから、その進行状況に応じて善処することといたしたい。
右答弁する。

行政協定に基く基地の買上げに関する質問主意書

第15回国会 衆議院 質問主意書 第34号(1953/02/28提出、25期、会派情報無し)
質問内容
埼玉県旧坂戸飛行場は、昭和二十一年三月開拓者が、農林省より払下げを受け、じ来土地改良に非常な努力を致した結果、漸く地味も肥え開拓者としての生活が安定してきたところである。
然るに、此の度日米合同委員会の決定により、旧飛行場全地域が通信基地として在日米軍に無期限に提供されることになつた結果、所有権並びに使用権は著しく制限を受け、又軍事基地内における、一般人としての居住並びに営農はきわめて不安定とな…
答弁内容
駐留軍に提供することに決定した埼玉県旧坂戸飛行場地区の開拓農地を買収されたき旨の要求に対しては、軍側の用途等を調査し実状にそくした買収を行うべく目下検討中である。
なお、買収しない農地が生じた場合はその農地については軍施設によつて影響される農業収益減に対して補償すべきであると考える。
右答弁する。

立川市及び昭和町における井戸水汚染被害補償に関する質問主意書

第15回国会 衆議院 質問主意書 第37号(1953/03/02提出、25期、会派情報無し)
質問内容
一 立川市及び昭和町における米軍基地からのガソリンによつて生じた被害について、政府は、早急に具体的な審議を行い善処する旨を答弁しているが、被害補償については当然全額を国家補償すべきであると思うが、いかなる決定をしたか伺いたい。
二 本件については、外務委員会からも調査のため現地におもむいたのであるが、実情の余りにひどいのに一同驚愕をしたのである。
井戸水汚染、「燃える井戸」、「燃える川」防止の…
答弁内容
一 1 井戸水汚濁の原因は、駐留軍基地よりのガソリン地下滲透によるものとされていたが、最近にいたり旧日本陸軍用地下ガソリンタンクからも漏洩しているのではないかとの疑をもたれるに至つたので、駐留米軍側とも連絡して、これが究明にあたつている。
2 損害の補償については、その原因が何れの場合であつても政府としては出来得る限り万全の方途を講ずる所存である。
3 立川市については、水道を急速に布設せしめ…

東京都下における地域給に関する質問主意書

第15回国会 衆議院 質問主意書 第40号(1953/03/07提出、25期、会派情報無し)
質問内容
一 東京都下には、なお五級地になつていない町村があるが、都制ならびに首都という点から見ても、また、物価の点から見てもこのままに放置するのは不合理である。東京都はすべて五級地にすべきであるが如何。
実施するとすれば何時するか。
二 特に伺つて置き度いのは、南多摩郡横山村と浅川町及び西多摩郡五日市町であるがこれが引上げの見込についてどうなつているか承り度い。
右質問する。
答弁内容
答弁情報無し
答弁に至らずのため答弁なし

らい医師の海外派遣に関する質問主意書

第15回国会 衆議院 質問主意書 第41号(1953/03/10提出、25期、会派情報無し)
質問内容
一 東南アジア諸国には、らい患者が多数あるとのことであるが、フイリツピン、印度、インドネシア、ビルマ、タイなどにおけるらい患者の数並びにこれが施療施設など、どうなつているか概略を知りたい。
二 国立療養所に勤務して、らいの治療及びその研究にあたつている医師で、海外に出て働きたい希望を持つている者もあるので、もし、役務賠償のなかに、らい治療が含まれれば、この種希望も国策に添つてくるわけであるが、政…
答弁内容
答弁情報無し
答弁に至らずのため答弁なし

東京都下における馬鈴しよの被害補償に関する質問主意書

第15回国会 衆議院 質問主意書 第44号(1953/03/11提出、25期、会派情報無し)
質問内容
一 昨年都下に生じた北海道産「種ジヤガ芋」のバイラス病被害については、当時委員会で、廣川農相も言明した通り、調査の上、補償が行われて、すでにかたがついているとばかり思つていたが、きくところによると、未だに解決していないとのことであるが、これはどうしたことか。
二 被害の補償にせよ、見舞金にせよ、名前はとにかくとして、政府として要求されている六千四百万円余は至急支出すべきであると思うが、いつ実行す…
答弁内容
答弁情報無し
答弁に至らずのため答弁なし

26期(1953/04/19〜)

戦争保険金の支払に関する質問主意書

第16回国会 衆議院 質問主意書 第3号(1953/05/27提出、26期、会派情報無し)
質問内容
戦災によつて家財を失つた者の戦争保険金は、一部支払われたに過ぎず、大部分は特殊預金とされ、さらに戦時補償特別税として没収されてしまつた。
七年後の今日、なお多数の被保険者は苦しんでいる。
戦争犠牲負担の公平に扱わるべき点からみても、これは酷である。
政府は、どう考えるか。
これに対して、その対策とともに承りたい。
右質問する。
答弁内容
保険会社が戦争保険金を特殊預金の方法で決済したのは、旧戦時特殊損害保険法(昭和十九年法律第十八号)に基く戦争保険の保険金であつて、旧臨時資金調整法施行令(昭和十九年勅令第百二十二号)により支払債務額のうち、昭和二十年六月三十日までは一件につき三千円を、同年七月一日以降は一件につき五千円をそれぞれこえる部分についてであることは御承知のとおりである。
この被保険者が取得した特殊預金債権は、後に戦時補…

家畜飼料としての大豆粕輸入に関する質問主意書

第16回国会 衆議院 質問主意書 第18号(1953/06/26提出、26期、会派情報無し)
質問内容
大豆粕を大量に輸入し、家畜(とくに養豚)飼料にあてることにより、外米の輸入を抑制する方針はとれないか。外米と豚肉の栄養価を比較すれば、外米そのものを輸入するよりも、大豆粕を輸入する方がはるかに低廉になるのではないか。
食生活の改善方針とともに政府の見解を承りたい。
右質問する。
答弁内容
外米(ビルマ米)と豚肉の栄養価についていえば、外米(ビルマ米)一〇〇瓦中のカロリーは三四六、蛋白は六・九%、脂肪〇・八%で、豚肉一〇〇瓦中のカロリーは一四五、蛋白は二一・四%、脂肪は六・五%であつて、栄養価については、豚肉の方がまさることは、御説の通りである。又日本人の穀類(でん粉)偏重の食生活に対し畜産物のような蛋白、脂肪食品の摂取量を増加することによつて食生活の改善をはかることも賛成である。し…

駐留軍に勤務する警備員に関する質問主意書

第16回国会 衆議院 質問主意書 第26号(1953/07/10提出、26期、会派情報無し)
質問内容
一 最近、福岡県芦屋キヤンプで日本人警備員が、職務上発砲して殺人未遂の訴追を受けているとの報道があるが、その事実を知りたい。
一 さきに同じようなケースが東京都横田基地でも起つたことがあるが、この結果はどうなつたか知りたい。
一 いずれの場合でも、警備員としては、主観的には職務のためと思つてしたのではないかと推定されるが、これにもかかわらず罪に問われるとなると警備員として当惑せざるを得ないであ…
答弁内容
一 芦屋米軍射撃場日本人警備員の発砲傷害事件の事実
国警本部の調査によれば、五月二十五日午後六時頃、福岡県遠賀郡岡垣村芦屋米軍射撃場内において、同村居住人夫畠中辰己(二〇年)等約二十名が許可なく立ち入り、薬きようしゆう集中、米軍警備員山路薫(三九年)に発見され、他の者とともに逃走したが畠中のみ逃げおくれ、施設内の凹地に潜伏しておるところを再び発見せられ、再三停止を命ぜられたるにかかわらず、逃走を…

東京天文台に隣接する飛行場に関する質問主意書

第17回国会 衆議院 質問主意書 第1号(1953/10/29提出、26期、会派情報無し)
質問内容
東京天文台に隣接する旧調布飛行場用地は一日もはやく米軍より返還を受け、日本の民間航空に使用するのがよいと常識的に考えられていたが、飛行場に使用されたのでは天文台の任務遂行に非常な障害のあることが判明した。
私も現地を見たのであるが、これでは無理であると感じた。
ついては、米軍より飛行場返還のあかつきには、これを日本の飛行場として使用することをやめて、他の用途に向けられんことを希望するものである…
答弁内容
東京国際空港は、大型機の発着を主とするものであり、保安上の見地から小型機の発着のためには別個の飛行場を使用することが是非共必要であり、現在のところこれの候補としては、調布を除いては他に適当なものがない状態であるが、一方御質問のごとく天文台側の業務に対する影響も考慮されるので、目下その影響の程度等について関係官庁間で調査中であり、この結果著しく天文台側の業務に支障を与えない限り飛行場として活用いたし…

国鉄サービスに関する質問主意書

第17回国会 衆議院 質問主意書 第6号(1953/11/04提出、26期、会派情報無し)
質問内容
一 東京都南多摩郡由井村に片倉線を設置することは、当局も力を入れており、近く実現されるものと信じているが、いつ着工するか伺いたい。
二 東京都武蔵野市の武蔵境駅の昇降口は現在片側(東北側)だけのため、多大の不便をきたしている。これを両側に(西南側にも)設けてもらいたいとの地元要望は切なるものがある。その実現の時期などについて承りたい。
右質問する。
答弁内容
一 片倉駅の設置については、目下具体的に検討中である。
二 武蔵境駅南口の開設については、国鉄の要員、予算等の関係上早急に実施することは困難と考えるが、今後十分研究することとしたい。
右答弁する。

遺家族援護に関する質問主意書

第17回国会 衆議院 質問主意書 第8号(1953/11/06提出、26期、会派情報無し)
質問内容
東京都西多摩郡五日市町入野七百三十五番地小塩太市氏の二人の令息光男氏および源三氏は、お気の毒にも戦病死されたが、その弔慰金は「援護法に該当するとは認められないから」との理由で却下された。(十月三日附援護局長通知書、調一二二五 ― 一三七八、一二四九)
このため御遺族の悲歎は、はたの見る目もいじらしいほどであるので、援護法に該当しない理由を詳細にお聞きしたい。
光男氏のごときは南方より帰国の海上…
答弁内容
小塩太市の請求による戦没者小塩光男及び同源三両名に係る遺族年金及び弔慰金は、これらの者の死亡原因が、公務傷病に起因したものであるとは認められないので、当該請求を却下したものである。
戦没者小塩光男は、昭和十七年五月一日召集により野戦重砲兵第十八聯隊に入隊、その後、陸軍飛行場設定練習部教育隊に転属し、昭和十八年七月二十八日千島得撫島に上陸、以後同年十二月まで同島において飛行場設定作業に従事し、同作…

特定郵便局設置に関する質問主意書

第18回国会 衆議院 質問主意書 第4号(1953/12/01提出、26期、会派情報無し)
質問内容
東京都北多摩郡国立町青柳百六十番地遠

(注)儀明氏を中心として、同地に特定郵便局設置要望の声が強く、別途請願書も提出せられている。
特定郵便局設置については、種々制約があると思うが、現地の実状を至急調査の上結果御報告願いたい。
なお、右遠

(注)氏は、奉仕的精神をもつて局運営に当りたいとの熱意を有するものであるが、本人の熱望がかなえられるかどうか、あわせてお伺いしたい。
右質…
答弁内容
申請の地に無集配特定局を設置することは、利用予定人口が少なく、設置標準に達しないので、現下の定員事情にかんがみ、早急実現困難と思われる。
なお、特定郵便局長は、設置予定地が決定してから、別途選衡いたしますので、請願者の御要望に沿いうるかどうかは直ちにお答えできない。
参 考
1 計画概要
局間距離
一、六一〇米(国立局へ)
標  準
八〇〇米以上
享便人口
約四、〇〇〇人
標 …

国道工事に関する質問主意書

第18回国会 衆議院 質問主意書 第7号(1953/12/04提出、26期、会派情報無し)
質問内容
東京都八王子市から、南多摩郡由井村を経て堺村を通ずる国道(二級)百二十九号は、行政道路として工事中とのことであるが、このため堺村を通つている都道八十三号は、交通量がものすごく増加し、危険はなはだしく、道路の損傷は目に余るものがある。
右道路を拡張することは、急務中の急務と思われる。国道工事のために影響を受けているのであるから、国としてなんらかの面倒を見るべきものと考えるが、政府の見解、対策、計画…
答弁内容
二級国道東京環状線八王子市、堺村間は行政協定に基く道路改良工事として現在施工中であるが、都道一一号線と重複する部分は早期に完成せしめる等、交通に及ぼす支障を最少限度にとどめるよう鋭意努力中である。
なお、都道八三号線については維持補修に万全を期するとともにこれが改良計画についてはできるだけ昭和二十九年度より着工する予定である。
右答弁する。

国立病院、研究所等に働く病理、細菌技術者の身分に関する質問主意書

第18回国会 衆議院 質問主意書 第8号(1953/12/07提出、26期、会派情報無し)
質問内容
一 看護婦、保健婦、助産婦、X線技師等一連の医療技術者身分法は確立されているにもかかわらず、医師の診断と治療の方針を樹立するべき協力者、病理、細菌技術員の身分法はいまだに立法化されておらず、又そのみとおしもないように思うが、どういう訳か。
二 当該技術員は官公私立病院、療養所、研究所、保健所をとわず基礎医学部門として欠くことのできぬ職種であり、重要な役割を果している。しかしながら身分法が設定され…
答弁内容
一 病理、細菌技術者の身分に対する取扱については、種々問題があるので目下検討中である。
二 国立病院、療養所における待遇については、従前よりレントゲンその他の技術者と区別されてはおらず同一の資格基準表により運用されてきている。その級別は、三級から九級までであつて八級、九級については役付職員がこれに該当し本官、雇よう人という身分上の差で区別はない。然しながら、技術の専門化とともにその業務内容が高度…

国立公園の施設に関する質問主意書

第19回国会 衆議院 質問主意書 第2号(1953/12/12提出、26期、会派情報無し)
質問内容
東京都西多摩郡大久野村は、国立公園「秩父多摩」の一部に入つているが、同村内にはいまだ見るべき施設がない。
この国立公園への入口として、従来多摩川筋と秋川筋が考えられていたが、その中間にある平井川筋が忘れられている。大久野村地域は、国立公園中でも珍らしい白岩の連ばくや、代表的な展望場、山荘をはじめ御岳山中唯一の高原状態の麻生山、その向い下には養沢鐘乳洞、勝峯山の石灰岩層、樅の天然林などがある。

答弁内容
秩父多摩国立公園整備計画案は、目下関係各省と協議中であるが、右の協議終了次第国立公園審議会に諮つて決定することとなる。本計画案のうちには、質問にある大久野村松尾から日の出山にいたる歩道松尾御岳山線及び麻生平野営場も当然策定されており、これらのうち公共施設の整備は国においても財政の許す限り国庫補助の途を講じ、又地元関係都、村等の協力を得て各種施設の整備を図る所存である。
右答弁する。

品種改良家の表彰に関する質問主意書

第19回国会 衆議院 質問主意書 第4号(1954/01/28提出、26期、会派情報無し)
質問内容
一 食糧増産に伴い、品質の向上は急務であるが、政府としては品種改良に貢献した功労者に対する感謝または表彰をどのように行つているか伺いたい。
二 東京都南多摩郡七生村字平山の林丈太郎氏は、かくれた品種改良家である。いわゆる「平山オカボ」「丈太オカボ」の新品種創始者であるが、最近地元で盛大な顕彰碑建立除幕式が挙行された。国家としても当然これを表彰すべきであると思うが如何。所見並びに計画をおききしたい…
答弁内容
優良品種を育成することは食糧増産上きわめて重要なことであり、従来より品種改良に貢献した技術者及び篤志家も少なくないがこれらの品種改良における貢献者に対する感謝又は表彰については、古くは小麦江島神力(昭和十四年における栽培面積六万五千五百九十二町歩)さらに最近では昨年の冷害克服にきわめて顕著な効果をあげた水稲藤坂五号(昭和二十八年における栽培面積一万七千二百十八町歩推定)の育成者に対して行われた。 …

共同駅設置に関する質問主意書

第19回国会 衆議院 質問主意書 第10号(1954/02/27提出、26期、会派情報無し)
質問内容
東京都南多摩郡町田町はめきめき発展しているが、最近国鉄横浜線の原町田駅と、小田急線の新原町田駅とが一つの地点に合流して、共同駅が設置されるとの報道がある。
実際、当局にこのような計画があるか承りたい。
もしありとすれば、いかなる地点にどのように設置するのか、その内容を詳しく知りたい。
右質問する。
答弁内容
横浜線原町田駅と小田急電鉄線新原町田駅とを統合して新たに駅を設置することは、目下のところ具体的な計画はない。
なお、本駅の設置は国鉄の現状から早急な実施は困難であると考える。
右答弁する。

国電サービスに関する質問主意書

第19回国会 衆議院 質問主意書 第15号(1954/04/13提出、26期、会派情報無し)
質問内容
一 国鉄青梅線について、立川 ― 拝島間の複線を、さらに青梅まで延長されたいとの地元の要望は切なるものがあり、二十九年度において実現してもらいたいと思うが如何。
一 なお、青梅線の立川線乗換えを廃して、中央線東京行直行を朝夕増発してもらいたいが、この見通しについて承りたい。
一案として上りは三鷹駅まで直通させ、三鷹駅で東京行に乗換える方法が容易ならば、これでもけつこうであるが、当局の見解をおき…
答弁内容
一 青梅線を拝島より青梅まで複線にすることにつきましては、目下主要幹線の輸送力増強のための複線化を実施しておりますので、本区間を早急に実施することは困難と思われます。しかしながら、今後の輸送事情等を勘案いたしまして、なおよく研究いたしたいと思います。
二 青梅線電車の東京直通運転(現在朝の混雑時に上り一運行)の増発、又は三鷹までの延長運転につきましては、車両及び要員の増加をきたしますので、国鉄の…

都市計画に関する質問主意書

第19回国会 衆議院 質問主意書 第20号(1954/05/26提出、26期、会派情報無し)
質問内容
東京都武蔵野市吉祥寺駅を中心としての南北駅前通りの都市計画が出来上つているとのことであるが、その概略について承りたい。
右質問する。
答弁内容
質問に係る都市計画は、井の頭恩賜公園方面から国鉄吉祥寺駅西側において国鉄線と交さし、さらに駅前市街地を北東に向う現在街路に関する街路計画と了解いたしたい。同街路は、三鷹市より武蔵野市を経て都心方面に至る重要街路として、既に昭和十五年に決定をみたものであり、その後本路線の整備に当つて現場等を精査した結果、その位置及び幅員の一部変更を行い現在、武蔵野都市計画街路二等大路第三類第十四号線として、ほぼ在来…

交通に関する質問主意書

第19回国会 衆議院 質問主意書 第21号(1954/05/26提出、26期、会派情報無し)
質問内容
一 東京都武蔵野市グリーン・パークへの電車運転については、常時これを行つてもらいたいとの地元の要望切なるものがある。住宅もどしどし増加し、通勤者の数も激増している。常時運転についての計画、実施見込みについて承りたい。
二 東京都武蔵野市および三鷹市に関係のある路線について、京王帝都、西武両電鉄会社でいろいろ計画をたて、当局に認可申請しているとのことであるが、この概略を承りたい。
右質問する。
答弁内容
一 中央線から武蔵野競技場へ常時直通運転することは技術的に困難であり、又三鷹 ― 武蔵野競技場間を折返し運転するためには、三鷹駅改良に莫大な工費を要するので早急に実現することは困難である。
二 京王帝都電鉄、西武鉄道両社より各二路線の免許申請があつたが、その概要は次のとおりである。

西武鉄道武蔵関、武蔵境間
キロ程
四、八キロメートル
動 力
電気
軌 間
一、〇六七メートル…

都市計画に関する再質問主意書

第19回国会 衆議院 質問主意書 第24号(1954/06/08提出、26期、会派情報無し)
質問内容
首題の件について、六月一日附内閣衆質第二一号をもつて答弁を得たのであるが、さらに左の点について質問する。
一 東京都武蔵野市吉祥寺の国電吉祥寺駅南北両側の駅前広場拡張の計画について
イ 駅前(南北昇降口別)広場拡張計画の内容の詳細(着工時期、費用予算などを含む。)について回答されたい。
ロ もし拡張計画がないなら、将来拡張計画を樹てる予定であるかどうか。
何分にも吉祥寺駅前南北両側には商店…
答弁内容
御質問に係る国鉄中央線吉祥寺駅に関する駅前広場は、現在のところ法定の都市計画施設として決定をみるに至つておりません。
しかしながら、貨客交通量の激増しつつある同駅の状況にかんがみ、同駅駅前広場の都市計画決定は近い将来において必須の要請とされておるところであります。この要請に基きまして、東京都において昭和二十八年九月頃同駅駅前広場計画の原案を作成し、国鉄当局と協議を重ねた結果ほぼ両者の間において了…

交通に関する再質問主意書

第19回国会 衆議院 質問主意書 第25号(1954/06/08提出、26期、会派情報無し)
質問内容
首題の件について、六月一日答弁を得たが、さらに左記について御回示をこう。
一 武蔵野市、三鷹市内通過の京王帝都電鉄(吉祥寺 ― 東久留米間)、(富士見ヶ丘 ― 三鷹間)と西武鉄道(武蔵関 ― 武蔵境間)、(関前橋 ― 田無町間)の申請四線について、今後どのような段取りをもつて処理して行く予定であるか。認可方針、認可の時期など詳しく御回答願いたい。
二 国電武蔵境駅 ― 小金井間に新駅設置の要望…
答弁内容
一 京王帝都電鉄申請の吉祥寺、東久留米間と、西武鉄道申請の武蔵関、武蔵境間及び関前橋、田無町間については運輸審議会に諮問中であるが、これらの路線は近接し競願関係となつており、又公聴会においてもそれぞれの計画に対して人家の移転、商店街の問題等強硬な反対公述があつて結論をみず慎重に検討中である。
なお、京王帝都電鉄申請の富士見ヶ丘、三鷹間は、現在東京陸運局において実地調査中であり、意見進達あり次第、…

国鉄青梅線等に関する質問主意書

第21回国会 衆議院 質問主意書 第1号(1954/12/22提出、26期、会派情報無し)
質問内容
一、国鉄青梅線の東京直通増発(現在一回だけ)および拝島駅以西複線延長について、当局の計画を詳しく知りたい。
本件については、さきに津田東鉄管理局長は自ら電車の運転台に乗つて現地を視察して熱意を示している。また、地元の市町村長、議長会では期成会を作つて陳情している。最近では、去る十八日東鉄(運輸部長)、国鉄(細田部長、唐沢局長)、運輸省(三木大臣、山崎次官)に陳情している。
すでに長期にわたる地…
答弁内容
1 青梅線から東京までの電車の直通運転については、立川駅構内の配線上、下り電車が直通できないため、作業がいちじるしく困難であり、これを改良するため多大の資金を必要とするばかりでなく、又車両の増備をも必要とするので早急実現は困難な実情にある。
2 拝島以遠の複線化及び五日市線の改善については目下のところ具体的計画はない。
右答弁する。

27期(1955/02/27〜)

老朽住宅住居者に対する住宅対策に関する質問主意書

第22回国会 衆議院 質問主意書 第1号(1955/03/18提出、27期、会派情報無し)
質問内容
東京都三鷹市大沢宿五百七十番地、五百九十番地、五百九十一番地に居住する約七十世帯の住宅は、老朽して風雨に堪えがたい状態である。私も行つて見てびつくりしたのであるが、なんらかの方法で国として救済の方法はないものか。
至急現地の状況を調査して、応急対策を示してもらいたい。
右質問する。
答弁内容
老朽住宅住居者に対する住宅対策として現在、老朽住宅であつて、それが不良住宅地区を形成していると認められるものに対しては、不良住宅地区改良のための第二種公営住宅の建設を行つている。
なお、質問の三鷹市大沢における住宅については、調査の結果、当該住宅(九棟五百四十六坪、現在居住世帯数六十三世帯)は、大蔵省関東財務局立川出張所の管理の下にあるものでその処分その他の問題について現在居住者と管理者の間にお…

道路改修に関する質問主意書

第22回国会 衆議院 質問主意書 第4号(1955/05/07提出、27期、会派情報無し)
質問内容
東京都南多摩郡鶴川村字真光寺地区の道路(南多摩郡稲城村から町田町に通ずる幹線)は、こう配及び曲折の急なるため、これが改修について地元並びに東京都としても熱望しているが、鶴川村真光寺地区には電力関係の工事もはじまつており、また本道路は、駐留米軍としても利用度の高い重要道路であるので、行政道路として特別改修の方法はなきや伺いたい。
いずれにせよなんらか早急改修の計画を知りたい。
右質問する。
答弁内容
東京都南多摩郡鶴川村真光寺地区、都道(主要地方道)東京町田線の改修は、道路整備五箇年計画に基き、現在神奈川県において工事を実施しているが、本鶴川村地内は予算を勘案の上、昭和三十一年度において着工する予定である。なお、行政協定による道路改修計画は、昭和三十年度は、これに要する費用が計上されていないので、実施することはできない。
右答弁する。

引揚寮補修に関する質問主意書

第22回国会 衆議院 質問主意書 第5号(1955/05/12提出、27期、会派情報無し)
質問内容
東京都引揚寮(稲城寮、世田谷郷、赤羽郷、三鷹寮、保谷寮、吉祥寺寮、立川寮、第三世田谷寮、品川寮、調布寮など七十一寮)には、現在なお四千数百世帯、一万数千名が住居しているが、これら引揚寮は、兵営又は仮設工場などを利用し、終戦直後応急的に改造したもので、住宅としてはきわめて不完全である。
これに対し、東京都では部分的に補修をしてきたが、予算乏しく、破損度にとうてい追いつけない。したがつて、現在雨はも…
答弁内容
引揚者集団収容施設については、各施設の状況により、ある程度の補修を加えれば当分の間使用し得る見込のものと、相当の補修を加えても使用にたえないものとに区分し、前者については、補修を加え、後者については疎開事業を実施し、かつ、補修を行つた施設の今後の補修及び維持管理等については、家賃収入等により当該施設の設置主体の責任において行うという基本方針に基き昭和二十三年度より同二十七年度に至る間において、これ…

引揚寮補修に関する再質問主意書

第22回国会 衆議院 質問主意書 第11号(1955/06/04提出、27期、会派情報無し)
質問内容
一 昭和二十五、六両年度にわたり補助された寮補修費については、当時引揚者を応急的に収容した老朽施設転用の寮はきわめて不備で、畳、窓ガラス、天井、炊事場等の附帯施設がなく、住居として不完全であつたので、これら附帯施設の整備にその大半を費したので、建造物本来の維持保全に必要なる補修は不可能なるまま今日に至つたのである。
したがつて、政府の見解のごとき五千三百余万円の補修費をもつて引揚寮の補修が完備さ…
答弁内容
一 東京都における引揚者集団収容施設の処理については、前回の答弁書のとおり施設の腐朽破損度等により疎開、補修を行うという全国的な方針にのつとり、昭和二十五年度から昭和二十七年度の間において必要な国庫補助金を交付したものであり、特にこの補助金は、当時東京都の要望をほとんど満たしたものであるが、なお、都財政の都合もありより多額の国庫補助金を交付し疎開、補修事業を完全に実施し得なかつた事情等もあつたこと…

外地から引揚げた遺家族に関する質問主意書

第22回国会 衆議院 質問主意書 第12号(1955/06/08提出、27期、会派情報無し)
質問内容
東京都南多摩郡稲城村字大丸六百三十稲城寮の斎

(注)留太郎氏一家は、終戦まで樺太名好郡名好町北四条四―十六で製材業を営んでいたが、昭和二十年二月に長男栄氏(当時二十二才)は現地で入営し、すぐ敗戦となり、引揚げてきたところ、栄氏の消息はまつたくと絶した。
引き揚げてきた斎

(注)氏は、戸籍がないので、家庭裁判所八王子支部に栄氏を含め、一家十一人の就籍願(新しく戸籍を作る手続)を出し…
答弁内容
一 質問の斎

(注)氏は、樺太に本籍を有していたものと考えられるが、樺太に本籍を有していたもので就籍の手続により内地に戸籍を編成している場合において、当該戸籍に死亡した者が記載されていない場合における戦傷病者戦没者遺族等援護法による遺族年金、弔慰金の請求書に添付すべき戸籍書類の取扱については、「死亡した者の死亡当時におけるその者と請求者との身分関係を明らかにすることができる戸籍の謄本」に代…

復員者に軍隊手帖等返還に関する質問主意書

第22回国会 衆議院 質問主意書 第15号(1955/06/13提出、27期、会派情報無し)
質問内容
東京都八王子市二分方三五菅沼寅男氏は、昭和十四年十二月十日現役志願兵として赤坂歩兵第一聯隊に入隊、昭和二十一年五月十一日博多に上陸し、復員まで外地(内蒙北支中支)に勤務していたが、復員時博多において返納した軍隊手帖、功績名簿等を記念として手もとに保存したいと熱望している。
復員時の詳細は次の通りである。
復員上陸地  昭和二十一年五月十一日九州博多港
部  隊  名  支那派遣軍第六方面軍戦…
答弁内容
一 戦車第三師団防空隊所属元陸軍砲兵曹長菅沼寅男氏が復員した昭和二十一年五月当時において、各部隊の携行帰還した書類は、一般に次のように取り扱われていた。
1 留守名簿及び部隊略歴
支那派遣軍残務整理部(昭和二十一年十二月三十一日廃止。残務は、現厚生省未帰還調査部が継承。)を経て第一復員省留守業務部(現厚生省未帰還調査部)へ送付。
2 除隊召集解除者連名簿
支那派遣軍残務整理部を経て各一部を…

国鉄サービス改善に関する質問主意書

第22回国会 衆議院 質問主意書 第18号(1955/06/23提出、27期、会派情報無し)
質問内容
東鉄管内の青梅線、五日市線、八高線、南武線、横浜線などの左記諸点についてそれぞれ回答してもらいたい。
一 青梅線
1 拝島以西への復線は、いつ着工するか、その計画を詳しく知りたい。
2 立川線以東、中央線への直通は、いつから何本増加するか伺いたい。
3 拝島駅の地下道の拡張はいつ完成するか。
4 運転回数増加の計画を知りたい。
二 五日市線
1 拝島以東立川駅までの直通増加の計画はど…
答弁内容
一 青梅線について
(1) 青梅線拝島以西の複線化については現在のところ計画はない。
(2) 立川駅における青梅線と中央線との直通運転は、平面交叉になつているばかりでなく、車両、要員等の増加も伴うため、直通運転の増加は非常に困難である。
現在、ラツシユ時に青梅から直通電車一本を出すために、早朝(五時十三分)青梅線に電車を送り込んでいる状態で、現行設備ではこれ以上直通電車を増加することはできな…

文教地区に関する質問主意書

第22回国会 衆議院 質問主意書 第20号(1955/07/05提出、27期、会派情報無し)
質問内容
東京都北多摩郡国立町文教地区は、建築基準法第五十二条に基き、昭和二十七年一月建設大臣の告示によつて指定実施されたものである。
しかし、この地区が理想的な学園都市たるにはいまだほど遠きものがあり、道路、上下水道の施設もきわめて不備の状態にあり、さらに公民館、公衆図書館等もいまだ実現しない有様である。
国立の人口は文教地区指定以来、急増の一途をたどり、現在二万三千人をこえ、したがつて学童の激増によ…
答弁内容
国立町は、立川都市計画区域として都市計画法の適用をうけているが文教都市として将来に備えるため、同町の地域内に都市計画として決定されている施設は、街路十四系統、公園一箇所、用途地域(住居地域、商業地域、準工業地域)空地地区、準防火地域及び文教地区である。
政府としても街路等都市計画施設については、将来財政事情を勘案して文教地区の環境にふさわしい施設を逐次造成するようにいたしたい。なお、文教施設につ…

※このページのデータは衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/11/21
データ入手日:2024/10/20

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