質問内容我が国は講和独立に際し、一九四九年八月一二日のジュネーヴ四条約、即ち
一、戦地にある軍隊の傷者及び病者の状態の改善に関する一九四九年八月一二日のジュネーヴ条約
二、海上にある軍隊の傷者、病者及び難船者の状態の改善に関する一九四九年八月一二日のジュネーヴ条約
三、捕虜の待遇に関する一九四九年八月一二日のジュネーヴ条約
四、戦時における文民の保護に関する一九四九年八月一二日のジュネーヴ条約に加…
答弁内容一及び二について
御指摘の二つの議定書は、戦争犠牲者の保護、戦闘手段の規制、これらの義務の履行の確保等につき詳細に規定するものであり、全体として見れば、一定の意義を有していると考える。
他方、これらの議定書は、文民と戦闘員の識別が必ずしも明確に行われていない等の問題点が存在することも否定し得ず、また、主要国の多くにより締結されるには至つていない。
政府は、かかる事情を踏まえ、これらの議定書の…