第十六回国会にあたり、ここに政府の所信を述べる機会を得ましたことは、私の最も喜びとするところであります。皇太子殿下には、去る二日、御名代として英国女王陛下の戴冠式に参列せられ、滞りなく御任務を果されたことは慶祝にたえません。(八拍手)今後、欧米諸国を御歴訪の上、十分の御成果を収められ、無事帰朝せられ………会議録へ(外部リンク)
お答えをいたします。民主政治の尊重、国会の尊重について何と心得るかというお尋ねでありますが、これは、民主政治のもとにおいて、民主政治を尊重し、もしくは国会を尊重することは、お答えするまでもない問題であります。会議録へ(外部リンク)
須磨君にお答えをいたします。日本と朝鮮の関係は、お話の通り、歴史的にも、地理的にも、また善隣の関係から申しても、この両国の関係ははなはだ重要なものであり、従つてまた、朝鮮の復興はわれわれの最も関心を有するところであります。その朝鮮の問題が、朝鮮の事態はいまだ定まるがごとくして定まらざるものがあり、こ………会議録へ(外部リンク)
お答えをいたします。第一文教問題についてお答えをいたします。占領政治の当時においては、日本に対する占領軍の認識が不十分であり、また誤解もあつたために、あたかも日本が平和を破る好戦国である、またその好戦国として、中央集権、国家主義の考えのもとに、すべての施設、すべての制度ができ上つておるという考えから………会議録へ(外部リンク)
食糧問題の重大性については、ただいま農林大臣から御説明を申した通りであります。政府としては、あくまでも食糧の確保及びその価格の暴騰に対しては極力これに立向う考えであります。また災害対策については、本年の災害に対する応急措置及び恒久措置と二つに考えまして予算措置を講じ、また垣久政策については十分慎重な………会議録へ(外部リンク)
お答えをいたします。超党派外交を主張せられましたが、私は、かつて申した通り、議会政治、民主政治からいえば、内外の重要問題を議会において討議するということが民主政治、政党政治の基本と考えるべきものであるから、ゆえは、議会において超党派外交ということは、ただちに賛成はできないのであります。また、討論にお………会議録へ(外部リンク)
お答えいたします。今回、政府は、諸般の事情を考慮し、またこの補正予算がすみやかに成立、実施することを希望いたす結果、補正予算修正案を出しましたが、これは政府の基本方針に何ら影響するところがないことを確信いたすものでございます。会議録へ(外部リンク)
第十八回国会の開会にあたり、ここに政府の所信を述ぶる機会を得ましたことは、私の最も喜びとするところであります。皇太子殿下には、御名代として英国女王陛下の戴冠式に御参列後、引続き欧米諸国を歴訪せられ、去る十月十二日御つつがなく帰朝されましたが、右御旅行を通じ、殿下御自身の御修養の上に、かつまた各国との………会議録へ(外部リンク)
健全財政とけどういうことを意味するかというお尋ねにお答えをいたします。われわれの考えております健全財政とは、すなわち均衡財政を考えておるのであります。すなわち、歳出入の均衡を得たる財政を考えておるものであります。(拍手)すなわち、インフレ要因を排て、あくまでも収支の均衡をはかる、この方針を堅持いたし………会議録へ(外部リンク)
第十九回国会の休会明けにあたり、政府の所信を述べる機会を得ましたことは、私の最も喜びとするところであります。最近の国際情勢を通観いたしますと、国際的緊張はかなり緩和されたように見受けられるのでありますが、東西の冷戦状態は依然として存続していると考えられます。かかる情勢を前にして、わが国は、世界平和の………会議録へ(外部リンク)
お答えをいたします。御演説の冒頭において、政府は長期計画がないから、東南アジアとの間の経済協力あるいは経済外交が発展しない、対米外交また全然信頼を失いつつあるのであるというように承知いたしましたが、第一私の申したいことは、長期計画を立てるがいいか悪いかということであります。今日長期計画をよく立てる国………会議録へ(外部リンク)
お答えいたします。日本の国防は日本国の国力の増進に従つて漸増するということは基本方針であります。これはしばしば申した通りであります。従つてまた、米国政府が日本における駐屯軍を漸減いたしたいということも、日米皮全保障条約に明記いたしておるところであります。この米国の権利あるいは日本としての義務と申しま………会議録へ(外部リンク)
お答えをいたします。現在消費と生産との間のアンバランス、国際収支のアンバランスをもつて私は経済自立あるいは経済的独立がないと申すのでありますが、しかし、これがために従属関係のもとにありとは私は考えておらないのであります。また米国の軍事支配のもとにありという事実は何ら私は認めておりません。会議録へ(外部リンク)
第二十回国会にあたり、ここに政府の所信の一端を述べる機会を得ましたことは、私の最も喜びとするところであります。私は、九月二十六日羽田を出発して、五十余日にわたり、カナダ、フランス、西ドイツ、イタリア、ヴアチカン、英、米の七箇国を歴訪し、昨年皇太子殿下御訪問に対する歓待並びに終戦後わが国に寄せられた各………会議録へ(外部リンク)
お答えをいたします。臨時国会を開いて、もつて国会の自粛を要望せられるということについて、私も同感であります。しかしながら、国会の自粛、民主政治、政党政治の完璧を期するためには、まず国民の理性ということが大事であります。臨時議会のみが唯一の方法ではないのであります。まず国会の態度いかん、政党の態度いか………会議録へ(外部リンク)