宮城タマヨ 参議院議員
1期国会発言一覧

宮城タマヨ[参]在籍期 : | 1期|- 2期- 3期- 4期
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このページでは宮城タマヨ参議院議員の1期(1947/04/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は1期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院1期)

宮城タマヨ[参]本会議発言(全期間)
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第1回国会(1947/05/20〜1947/12/09)

第1回国会 参議院本会議 第34号(1947/09/30、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 この度関東及び東北の水害に対しまして、婦人の立場として止むに止まれない心から、婦人議員は相集まつて相談いたしました結果、水害救済婦人議員團を作ることになりました。そうして先ず先に乳呑兒を抱えました母親や、妊産婦、病兒などの上に特に心を寄せまして、必要な品物を贈るとか、その他婦人同志でなければ届きかねます点について方策を立てようと、着々相談をいたしておりまする矢先に、厚生省の社会局長からお話がございまして、とにかく一日も早く政治の面にありますところの婦人議員に現地を見て欲しいというようなことがございました。そこで相談の結果、水、脱脂綿、紙、それから子供向きの飴を早速手に入れて用意……

第1回国会 参議院本会議 第36号(1947/10/11、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 この度改正されようとしております刑法の中から、姦通罪を削除されたという原案につきまして、その可否はもう法律論も、倫理論も、宗教論も尽き果てておると思つております。私は家庭婦人の立場から、松村議員のお出しになりました修正案に賛成するものでございますが、一二の点につきまして、貧弱ながらお聞き願いたいと思つております。  今度改正されようとしております刑法の条文の中から、姦通罪を削除いたしましたことについて、法律が少くとも国家の意思表示をするものであるという建前であります以上、本当に民主的な、理想的な物の考え方をする人々は、削除されましたことによつて、一層貞操の責任を思い、自愛自制す……


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第4回国会(1948/12/01〜1948/12/23)

第4回国会 参議院本会議 第12号(1948/12/14、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 只今上程になりました裁判官の報酬等に関する法律の一部を改正する等の法律案及び檢察官の俸給等に関する法律の一部を改正する等の法律案の委員会における審議の経過並びに結果を便宜一括いたしまして御報告申上げます。  裁判官及び檢察官の給與につきましては、先に第二國会において一般政府職員に関する職員の総平均の月収二千九百二十円を基準しす政府職員の俸給等に関する法律並びに認証官に関する内閣総理大臣等の俸給等に関する法律が制定ざれましたのに対應して、裁判官の報酬等に関する法律及び檢察官の俸給等に関する法律が制定せられ、その後認証官たる者を除くその他の裁判官並びに檢察官については、それぞれ昭和……


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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 参議院本会議 第14号(1949/04/15、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 只今議題になりました請思第一号外七件と陳情第百二十六号の法律委員会における審査の経過及び結果について、御報告申上げます。  先ず請願及び陳情の趣旨につきまして簡單に御説明いたしますと、宮城刑務所福島支所移轉に関する請願第一号の趣旨は、同支所は福島市の中央部にあるので、將來の大福島発展上阻害をなしており、又同支所所在地区一帶は信夫山公園として都市計画法により風致地域に指定せられ、遊覧諸施設も備わり、且つ本年度においては兒童公園も建設される筈であるし、該公園を貫通するトンネル開鑿事業の計画もあるので、刑事所の存在は社会風致上にも、右の計画実施の上にも、多大の支障となるので、是非他に……

第5回国会 参議院本会議 第20号(1949/04/28、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 只今上程になりました五法案について、法務委員会においての審議の経過及び結果につきまして御報告申上げます。先ず各法案の内容につきまして簡單に申上げます。  訴訟費用等臨時措置法の一部を改正する法律案についてその内容を申しますと、本法案は執行吏の恩給について改正を行うものでございます。執行吏の恩給については、執行吏規則により、執行吏が手数料の不足額を國庫から補助を受ける場合の基準額たる六百円を、俸給年額とみなして算定することになつておるのでございます。昭和二十三年法律第百九十号恩給法臨時特例の制定により、一般公務員の恩給については、その額の算定につき、俸給額の増加部分を制限すること……

第5回国会 参議院本会議 第25号(1949/05/12、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 只今上程になりました下級裁判所の設立及び管轄区域に関する法律の一部を改正する法律案の法務委員会においての審査の経過並びに結果について御報告申上げます。  簡易裁判所は、現在全國に五百五十九ヶ所設置されておりまして、最高裁判所の方針といたしましては、予算の許す限り漸次これを増設することにいたしております。この度は最も設置を要望されており而もその必要のある六ヶ所に設置を見ることになりました。それは岐阜縣の關町、廣島縣の西條町、岡山縣の兒島市、鳥取縣の浦富町、山形縣の赤湯町、愛媛縣の新居濱町、この六ヶ所であります。尚この管轄区域を極く一部分変更した所が二ヶ所ございます。以上が本法案の……

第5回国会 参議院本会議 第28号(1949/05/16、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 只今議題となりました決議案に対しまして、私は緑風会を代表いたしまして全面的に賛成いたすものでございます。  ただ私がここで申上げますのは、ほんの一点、一面からだけ申させて頂きたいと思いますが、それは或いは第五國会に出るのではないかと私共が考えておりました賣春等処罰法案につきまして、私ども法務委員は昨年の夏頃から手分けをいたしまして、この賣笑地でございます、つまり淫賣窟を調査して歩きました。大体大きい都市はその実態調査を直接いたしたのでございますが、それによつて実に驚きましたことは、以前とは違いまして、その賣笑婦の内容が未亡人であり、特に子供を連れております母親の多いということに……

第5回国会 参議院本会議 第29号(1949/05/18、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 只今上程されました出版法及び新聞紙法を廃止する法律案の法務委員会における審議の経過並びに結果について御報告申上げます。  昭和二十年九月二十七日の新聞言論の自由に関する追加措置という覚書によりまして、新聞紙法を初め十二法令の覚書に牴触する條項の廃止が日本政府に命令せられ、政府は右のうち新聞紙法以外の十一の法名に対しましては、それぞれ概ね同年十月中又はその後に政令又は法律によつて正式に廃止の手続をとつたのでありますが、新聞紙法のみは、その規定の全部が必ずしも檢閲、発禁処分その他言論の自由を抑圧するものばかりでもありませんでしたので、当時、内務省が司令部の了解を得て、同法及びその内……

第5回国会 参議院本会議 第35号(1949/05/26、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 只今上程の請願四件、陳情三件につきまして、法務委員会の審査の経過及び結果につきまして御報告申上げます。  委員会におきましては、右各件につき紹介議員などからその趣旨を、又政府委員などよりこれに対する説明をそれぞれ聽取の上、いずれも議院の会議に付することを要するものと決定いたし、又右のうち請願第六百二十六号、同じく第七百十一号の二件を除いて、いずれも内閣に送付することを要するものと決定いたしました。右の二件はその内容が立法に関するものなので、今後の立法に当り十分研究することといたし、内閣に送付することを要しないものと決定いたした次第でございます。右簡單でございますが、御報告申上げ……


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第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 参議院本会議 第21号(1949/11/29、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 只今上程されました少年法の一部を改正する法律案の委員会におきます審議の経過並びに結果について御報告申上げます。  先ず簡單に本法案の内容について御説明いたします。新少年法が第二国会を通過いたしまして、本年一月一日よりその施行を見ることになつたのでございますが、同法によりますれば、従来は満十八歳未満の者が少年として少年法の適用を受けておりました。これを満二十歳まで引上げまして、満二十歳未満の者に対して新少年法を適用することになつたのでございます。その結果少年法の適用範囲が拡張したのでありますが、戰後社会情勢の一般的傾向として青少年層の犯罪行為が激増しておりますので、そのため同法の……

第6回国会 参議院本会議 第23号(1949/12/01、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 只今上程になりました請願六件、陳情一件の委員会におきます審査の結果につきまして御報告申上げます。  請願第九十六号は福井県三国町に簡易裁判所の設置、請願第百五十九号は広島県吉田町に簡易裁判所設置、請願第百六十九号は岐阜県中津簡易裁判所に地方裁判所の支部併置、請願第五百十三号は岐阜地方裁判所大垣支部を甲号支部に昇格、請願第六百五十八号は靜岡市に東京高等裁判所支部設置の請願で、これらはいずれもその趣旨は誠に適切なものと認めました。又陳情第四十七号、住民登録法制定に関する陳情は、現行寄留制度を改革して住民登録法を制定し、常住人口の正確な把握、各種選挙人名簿の作成、生活必需物資の配給事……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 参議院本会議 第22号(1950/03/01、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 只今上程になりました副検事の任命資格の特例に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、委員会におきまする審議の経過並びに結果につきまして御報告申上げます。  副検事の任命資格につきましては、検察庁法の規定により、二級の検察官たる資格を有する者の外、司法試験に合格した者及び三年以上政令で定める特定の二級官吏その他の公務員の職に在つた者で、副検事選考審査会の選考を経たものということに定められておりますが、これらの任命資格を有する者を以て副検事の定員を充実いたしますことは困難でございましたので、昭和二十二年十二月、第一国会において、副検事の任命資格の特例に関する法律を制定し、その……

第7回国会 参議院本会議 第29号(1950/03/16、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 只今議題となりました少年法の一部を改正する法律案及び少年院法の一部を改正する法律案につきまして、委員会における審議の経過並びに結果について御報告申上げます。  先ず、少年法の一部改正案につき、その内容を簡單に御説明申上げます。 第一は、家庭裁判所において適法に審判をなし得ない年齢の者が誤まつて送致されたり、更に、保護処分の決定を受けたりしました場合の是正手続を新たに設けたことでございます。家庭裁判所が審判権を有するのは、本年末までは満十四歳以上十八歳未満、来年からは満十四歳以上二十歳未満となつておりますが、これまでの経験によりますと、刑事処分を免れますために、年齢を僞わつて家庭……

第7回国会 参議院本会議 第32号(1950/03/24、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 只今上程になりました下級裁判所の設立及び管轄区域に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、委員会におきます審議の経過並びに結果について御報告申上げます。  先ずこの法律案の内容について御説明申上げますと、第一点として、土地の状況及び交通の便宜等の関係から簡易裁判所の管轄区域を変更しようとするものであつて、これには川口簡易裁判所管内の埼玉県北足立郡谷塚町、草加町及び新田村並びに大宮簡易裁判所管内の埼玉県南埼玉郡春日部町及び北里村を越ケ谷簡易裁判所の管轄に変更する外、久喜簡易裁判所、下妻簡易裁判所、土浦簡易裁判所、西宮簡易裁判所、灘簡易裁判所、兒島簡易裁判所、玉野簡易裁判所の……

第7回国会 参議院本会議 第39号(1950/04/05、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 只今上程になりました裁判所職員の定員に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、委員会におきましての審議の経過及び結果について御報告申上げます。  先ず第一点は、家庭裁判所は御承知の通りに家事審判法で定める家事審判事件及びその調停事件、少年法で定める少年の保護事件の審判等を取扱いますために設けられた裁判所でございますが、現下の社会的、経済的事情を反映して、受理件数が予想外に増加し、昨年中における全国家庭裁判所の受理件数は、家庭事件が三十二万余件、少年事件十万余件の多きに達しております実情でございます。然るにこれを担当する職員は判事百十数名で、判事一人当りの負担件数は、これら……

第7回国会 参議院本会議 第43号(1950/04/21、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 只今上程になりました更生緊急保護法案の委員会における審議の経過並びに結果について御報告申上げます。  先ず本法案の内容を簡單に御説明申上げます。本法案は、体刑の言渡を受けてその執行を終つた者、その執行の免除を得た者、十八歳以上で懲役又は禁錮につき刑の執行猶予中の者及び不起訴処分に付された者、それらが親族縁故者若しくは公共の諸施設から援助又は保護を受けることができない場合に、その更生に必要な限度で国の責任においてこれらの者に一時保護又は継続保護を行うことによつて、その更生を図り、その再犯を防止し、更生保護の健全な育成発達を図ることを目的といたしますと共に、犯罪者予防更生法第四十條……

第7回国会 参議院本会議 第46号(1950/04/26、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 只今上程されました民事訴訟法の一部を改正する法律案につきまして、委員会におきます審議の経過並びに結果につきまして御報告申上げます。  現行司法制度並びに上訴審級制度におきましては、最高裁判所は違憲審査及び一切の争訟についての終審裁判所でございますが、最高裁判所はこれらの裁判事務の外、訴訟手続等に関する規則の制定及び裁判所全般に亘る司法行政事務を管堂することとなつております。従つてその職務管堂範囲は頗る厖大なものでございまして、曾ての大審院に比べますと、旧大審院は三十数名の裁判官を擁して專ら民刑裁判事務の処理に当りましたが、而も尚十分でないと言われておりました。ところが裁判所法に……

第7回国会 参議院本会議 第47号(1950/04/28、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 只今上程されました弁護士法第五條第三号に規定する大学を定める法律案につきまして、委員会の審議の経過並びに結果について御報告いたします。  第五回国会におきまして衆議院より提出せられ制定を見ました弁護士法は、その第五條において弁護士となる資格について規定を設け、その資格の一つとして、同條第三号に、五年以上別に法律で定める大学の学部、專攻科又は大学院において、法律学の教授又は助教授の識に在つた者と規定してございます。これらの者にも弁護士となる資格を認めているのでございます。それで法律を以てかかる大学を定めなければ弁護士法の運用が円滑に行われないことになりますので、今回衆議院より弁護……

第7回国会 参議院本会議 第48号(1950/04/29、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 只今上程されました判事項の職権の特例等に関する法律の一部を改正する法律案につき、委員会におきます審議の経過並びに結果について簡單に御報告申上げます。  判事補の職権の特例等に関する法律によりますれば、裁判官たるの任命資格に要件として、衆議院若しくは参議院の司法委員会專門調査員及び各法制局に勤務する参事、副参事にあつて、裁判所構成法による判検事の資格のある者は、それぞれその在職年数に応じて最高裁判所又は下級裁判所の裁判官に任命せられる資格を有することになつておる場合がございましだが、昭和二十三年になされました国会法及び議院事務局法の改正並びに議院法制局法の制定によりまして、司法委……

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委員会発言一覧(参議院1期)

宮城タマヨ[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第1回国会(1947/05/20〜1947/12/09)

第1回国会 厚生委員会 第5号(1947/08/06、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 各委員や皆さんからいろいろ質問が出ます。それに政府委員から大変懇切な屆きました御答弁もありまして、私のような素人でも大体この法案の内容が分つて参りましたような次第でありまして、喜んでおりますが、私は極く小さい点で二点について質問したいと思つております。  第一点は、三木政府委員にお願いしたいのでございますけれども、保健婦の教育の問題がいろいろ今まで出ましてございますが、二十五年度から最高の教育を受けるようになつておるという御説明で大変これは嬉しいことと喜んでおりますが、二十五年までそのままでございますということは、予算の関係だけでしようか、どうでございましようか。それから、若し……

第1回国会 厚生委員会 第6号(1947/08/07、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 この條文の中に、第三條のところに入れてございますかしら、いろいろございますが、教唆した者に対する罰則というものは必要はないわけでございましようか。それは何かわけがあつてお拔かしになつておるかどうでございましようか。
【次の発言】 私の質問は、販賣するということでなくて、不良少年や、それから不良青年なんかの問題のときによくあることでございますが、嫌いでも好きでも、どうしても飲まなくちやならんということを教唆するという問題が随分社会問題としてあるので、そういうことを改めてここに謳つてないのは、何かわけがあつたのかということを伺うのでございます。

第1回国会 厚生委員会 第10号(1947/08/22、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 兒童福祉法案について、先に厚生大臣から御懇切な立案の趣旨も伺いましたし、それから條文も私は暗記するくらいたびたび読んで見まして、そうしてこの兒童福祉法案が兒童福祉法として、非常に廣範囲に亙ります子供の福祉についての随分至れり盡せりの行き届いた法律となりまして、これがいよいよ出ました曉に、そうしてこの最下部の方の機構にまで本当の運営がされましたら、私は今まで困つておりました母親なり沢山の氣の毒だつた子供達が、どんなに仕合せになるかということを思いますときに私共としてこの法案を立派なものにして纒め上げたいという私なりの希望を持つております。一昨日の晩私は夢に見まして、どうも言いたい……

第1回国会 厚生委員会 第11号(1947/08/23、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 第九條、第十條に盛られております兒童福祉委員会のその構成ということ、その方法はどういうふうにお考えになつておるのでございましようか。特に伺いたいのは司法省の少年保護機構や、又は文部省の学校教育機構という、それらのものとどういうふうに連繋調整をなさつていらつしやるつもりでございましようか。ちよつとお伺いしたいのです。

第1回国会 厚生委員会 第12号(1947/08/30、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 五分間の時間の程度の報告というお話でございました。で私が御報告申し上げますその視察いたしました施設二つについて時間の許す限り申し上げたいと思いますが、私は大阪府立の修徳学院、京都府立の淇陽学校、これは御承知のように、兩方とも昔の言葉をわかり易く使いますと、府立の感化院でございます。少年教護法によります十四歳未滿の少年で不良の行爲があるもの、又は不良の行爲ある虞れのあるもの、それらが学校や家庭で教育のできない、つまり手に余るといつたようなものを入院させますその施設でございまして、どちらも智能を啓発します、或いは情操教育をいたします。或いは意思の訓練をいたしますというような普通の学……

第1回国会 厚生委員会 第13号(1947/09/18、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 今日草葉委員やその他の委員の方が質問なさいましたことによつて、私の代弁をして下さいましたので、私の申したいことを仰しやつて頂いて有難いと思つておるのでございますが、それについて政府当局の御答弁については、重ねて質問申し上げたい点が沢山ございますけれども、その前に一つ伺つて置きたいと思いますのは、これは当を得ないかも知れませんけれども、この兒童福祉法案を、ずつとそれこそ熟読玩味して読んで見ますと、非常に何か知らん片手落ちと申したら当りませんかも知れませんが、本当に子供の仕合せを思つて作られた法律であろうかといつたような感じを持つのでございます。例えば今問題になりました母子寮のこと……

第1回国会 厚生委員会 第15号(1947/09/19、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 先に私共数人がGHQのあのガバーメント・セクシヨンに呼ばれましてお話がございました点で、主に親権の行使に関します点でございましたが、又昨日政府当局の方から、座談の形式でいろいろそのお話を承りましたので一應承知はいたしておりますけれども、このことは大事なことでございますから、今一度念のためにお伺い申上げたいと思つております。  本法案の二十六條、二十七條、三十條では多くの場合に本人の意思に反し、又或る場合には保護者の意思に反しまして個人の自由拘束をすることになるのでございまするので、新憲法の三十一條に牴触するように考えられる節もあるのでございます。併しながらこの事務の本質が純粹の……

第1回国会 厚生委員会 第25号(1947/11/13、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 私も山下委員の今述べられましたように、本法案並びに衆議院の方から廻つて参りました修正を加えました全部に賛成をいたす者であります。それにつきまして一言附加えさして頂きたいと思うのでございますが、実際この兒童福祉法案は、地方なんかずつと歩いて見ますというと、世間的に非常にやかましく言われておりまする石炭の國管案なんかに比べまするというと、非常に地味ではございますけれども、廣く深く、そうして大きい問題として、非常に廣い範囲でこの問題に関心を持たれておつたということを感じるのでございます。その他やはり私共この厚生委員会におきまして、この福祉法を審議いたしました者の責任を思うのでございま……

第1回国会 司法委員会 第2号(1947/07/10、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 この簡易裁判所は、行く行くは、家事審判所ができるとしましたならば、なにか一諸になるというようなことでもございますのですか。

第1回国会 司法委員会 第8号(1947/08/05、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 第百八十三條を削除されているのでございますが、これは新憲法の精神に則り、それから女性の解放という点から当然削除されるべきだと思つておりますけれども、現社会情勢で、そうして又理想的な建前からいえば、削除でよろしうございますけれども、現段階において刑法の方の実際の線に沿つて行かなければならないという点から、実際の社会情勢に沿わなければならないという点から考えまして、削除されているという点について政府部内の経緯、そこまでになりました経路を一度お聞きしたいと思います。
【次の発言】 私は起草委員会の御様子を聞きたいのですが、姦通罪によつて生れる子供についての問題がでましたか。籍その他い……

第1回国会 司法委員会 第9号(1947/08/06、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 第五十八條の第一章が削除されておりますけれども、これは「皇室ニ對スル罪」全部削除のようでございますが、これは余り極端から極端なように考えられるのでございますけれども、少くとも國のシンボルにあられる方と私共と全く同じということについては、何か虫の納まらないものがございます。それはいろいろの事情で或いは暫定的に考えてあるものでございましようか、それともそうでないのでございましようか、そこをちよつと承りたいのであります。これを全部削除されたために、先へ飛びますけれども、第二百三十二條に第一項を附加えられたというわけになるのでございましようか、ちよつと伺います。

第1回国会 司法委員会 第10号(1947/08/07、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 ちよつと速記を止めて……。

第1回国会 司法委員会 第11号(1947/08/11、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 守屋先生と久布白先生にお伺い申上げます。姦通罪削除の法律上の問題については、お二方とも反対の立場に立つていらつしやいますけれども、矯風運動家として長い間貴い経驗を持つて、可哀そうな婦人の友となり、それから家庭においての貞操責任の持てませんところの、男子及び女子の行動から起つて來ます家庭問題についての、沢山の相談もお受けになつておると存じております。それで、この刑法や民法の、この法律上の議論はちよつと措きまして、実際両先生がこれらの人に対する教育というもの、教育の効果というものをどのくらい考えていらつしやいますか、評價していらつしやいますか、或いは宗教の立場に立つての教育というも……

第1回国会 司法委員会 第15号(1947/08/19、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 安藤先生にお伺い申しますけれども、染色体が結合した後は絶対にどうすることもできないのでございましようが、染色体が結合するまでの條件というのには、ただ肉体的の問題だけでございましようか。何か精神的によつてその結合の仕方というものに区別があるのでございましようか。

第1回国会 司法委員会 第26号(1947/10/01、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 子供の籍のことでちよつと伺いたいのでございますけれども、今まで捨子でございますとか、それから特別の事情のございます子供の籍は、一家創設によつて籍を新らたに起すことができておりますが、それを利用してと申しますが、惡用してと申しますか、姦通によつて生まれました子供の父の籍にも入れたくないし、私生子として母の籍にも入れたくないときに、一家創設をさせて二人ともの名前を隠しておつたということが、今までは実際に行われておつたのであります。今度はそういうことはどういうふうになるのでございましようか。

第1回国会 司法委員会 第33号(1947/10/09、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 私は松村委員の修正案に贊成するものでございます。そうして是非男女兩罰にして、刑罰として存置したいという意見を持つております。  法律論も宗教論も道徳論ももう盡き果てておりますのでございますが、實は私は家事調停裁判所やそれから警視廳の人事調停で取扱つておりますこの種類の問題について、數字の上で明らかにすることが一つの材料と思つて詳しく調べましたのでございますけれども、この數字は發表することを許されませんので非常に殘念でございますが、ぼんやり申しますと、家事調停裁判所においても警視廳の人事調停におきましても、この夫婦間のいざこざが因になつてすべての家庭問題、人事問題が起つておるかと……


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第2回国会(1947/12/10〜1948/07/05)

第2回国会 厚生委員会 第閉会後1号(1948/10/06、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 ちよつとお伺いいたしますが、ここには書いてございませんが、子供のおしめでございますとか、それから履物なんかお送りでございましようか。
【次の発言】 交渉はなさいまして、実際はお送り下さいましたか。
【次の発言】 そうですか。そうするとまだ届かないですか、おしめは……
【次の発言】 子供はどうもミルクやお砂糖が大事だと同じように、おしめは非常にお困りになるだろうと思います。が、一つこの上ともお考えを願いたいと思います。  それから今一つ、手布は多分薄團になるのでございましよう。夜具に使われるのでございましようね。この毛布というのは……。するとこの結果から申しますと、寒くないように……

第2回国会 厚生委員会 第2号(1948/02/24、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 ちよつとお伺いしたいのですが、檢疫所で若し傳染病が發見せられましたときは一時收容所に收容させる、そういう設備はもうできているのでございましようか。
【次の発言】 ここに出ております豫算のところを見ますと、それに當てられております費用はどこに出ておりますか。
【次の発言】 その費目はどこに載つておりますか。これは食事なんかで随分費用は掛かつておると思いますけれども……。
【次の発言】 それではこの中には入つていないのですね。

第2回国会 厚生委員会 第4号(1948/05/19、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 今日は厚生省の医藥に関係していらつしやる方が見えておられるようでありますから、ひと口お願いして置きたいことがございます。それはこの間四月の中頃から二週間程私は九州全体の刑務所を視察して参りましたのでございますが、どこの刑務所へ参りましても異口同音に訴えられますことは、病人に対しての藥の不足しておりますことでございます。殊に今非常に盛んで困つておりまする性病、それから結核、この二つに対します藥が殊に不足しておりますので何とかならないかということでございますがどこの刑務所も過剩拘禁でございまして、そこで性病なんかとつても言葉にも盡されないような惨憺たる樣子なのでございますから、おむ……

第2回国会 厚生委員会 第6号(1948/05/27、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 火葬場の建物等については、最低の基準というようなものは決つておりませんのでございますか。

第2回国会 厚生委員会 第10号(1948/06/10、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 ちよつと政府委員にお伺いいたしますけれども、この少年法の實際の取扱をいたしますのは、家庭裁判所の中でございますね。
【次の発言】 まだ私共家庭裁判所法を手にいたしませんので、はつきりいたさないのでございますけれども、これを家庭裁判所で取扱いまして保護少年、つまり保護少年の保護事件をし、それから保護處分の決定をそこでいたしますと、この家庭裁判所の審判に付せられます第一項は刑罰法に觸れる行爲をした少年、これはまあ勿論でございますが、このあとの第二、三、四、五というところをよく吟味して見ますと審判に付すべき少年の二のところは保護者の正當な監督に服しない性癖のある少年、それからその次は……

第2回国会 厚生委員会 第11号(1948/06/12、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 あのう、ちよつとお伺い申上げますが、第三章の健康診斷というところの第八條でございます。「婚姻をしようとする者は、豫め相互に、性病にかかつているかどうかに關する醫師の診斷書を交換するようにつとめなければならない。」というのでございますが、これは必ず健康診斷書を交換するようにするということを決めるということに、何か不都合がございましようか。  それから今一つは、その次の條文に、「妊娠した者は、性病にかかつているかどうかについて、醫師の健康診斷を受けるようにつとめなければならない。」やはり「つとめなければならない。」ということになりますと、えてこれが空文に終りやしないかというような懸……

第2回国会 厚生委員会 第18号(1948/06/28、1期、緑風会)【議会役職】

○理事(宮城タマヨ君) 説明員をして説明させますことに御異議ございませんでしようか。
【次の発言】 それではどうぞ……。
【次の発言】 ちよつと速記を止めて下さい。
【次の発言】 速記を始めて。この際お諮りいたしますが、藥事法案と民生委員法案は後に廻しまして、小林勝馬委員から出ておりますこのあん摩、はり、きゆう、柔道整復等営業法に関する特別法案の提案理由の御説明をお願いいたしますことに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。小林委員。
【次の発言】 次に社会保險診療報酬支拂基金法案につきまして、これは参議院先議でございますが、この説明を伺いますことに御異議ございませんか。

第2回国会 厚生委員会 第19号(1948/06/29、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 ちよつとそれに関連して申上げたいのですが……
【次の発言】 今、厚生委員の中から派遣するというお話がございましたが、私は今本会議に参りまして五人の議員を派遣するという、それは議長一任ということになつたのでございますが、五人の中にせめて一人女の人を派潰して頂きたい。それは乳幼児、妊産婦の状態、保護、いろいろな点でそうお願いしたいと思つて参りました次第でございます。

第2回国会 司法委員会 第3号(1948/01/28、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 今日は不断行刑の実務に当つておられて御苦労樣の方々から、私の大変参考になることをいろいろ御説明頂きまして有難く存じております。簡單に一つ二つ伺いたいと思うのでございます。その一つは職員の問題が随分問題化されております中で私の伺いたい点は刑務官の練習所を出ました方々、つまり行刑や保護についての精神を幾らかでも体得している方方が、一体交流の多い中でどのくらいずつ止まつていられましようか、どなたでも……。いま一つは川上さんに伺いたいのですが、新憲法を実施されましてから、家庭でも学校でも普通の社会でも、自由や民主主義を履き違えまして、その教育に非常に骨を折つているようでございますけれど……

第2回国会 司法委員会 第20号(1948/05/04、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 世の中がこんなになりません時でも、私聞いておりますところでは、判檢事の子供達が司法官を志望しない。そうして司法官を志望する親を調べて見ますと、大抵所長だとか檢事正だとかという長官の息子であつたということが、随分事実に現れておるらしいことから見ましても、世の中がこうならない前でも、どんなに司法官の生活が苦しかつたということがわかると思います。私が結婚する時も司法官は一生塩を嘗めて生活をしなければならないがいいかということを念を押されております。司法官は塩を嘗めた生活を今まで長い間して來たという苦しい生活から、今度上げられますということは、本当に有難いことだと思うのであります。そこ……

第2回国会 司法委員会 第35号(1948/06/03、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 ちよつとお伺いいたしますが、新らしい憲法の下に改正されました今度の刑事訴訟法で、妊娠いたしました婦人や、それから出産前後の婦人、それから生れた子供の取扱などにつきまして、何ら新らしいものがどこかに織込まれておりましようかということをお伺いいたしたい。やはり新らしい憲法の下に制定されました兒童福祉法では、すべての子供は身心共に健かに生ませられなければならないし、生れた子供は健全に育てられなければならない。そうしてすべての子供は等しくその生活を保障され、愛護されなければならないということが兒童福祉法の第一章の冒頭に謳われておりますのでございます。こういう意味から言つて、この兒童福祉……

第2回国会 司法委員会 第37号(1948/06/08、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 ちよつと法務総裁に伺いますが、私は厚生委員会の方もございまして、この大事な審議に出たり引込んだりいたしまして、重複することもございますかも知れませんが、只今おつしやつていらつしやいます。將來は制度上この採用の方法を変えてということ。勿論そうでございますけれども、そのことは俸給の点について判事と檢事とに差を付けるごとくに、人人においても幾分か檢事は下つていいという考えがあるのでございませんでしようか。その点如何でしようか。どういうことになるわけなんでございましようか。
【次の発言】 よく分りました。いま一つお伺いしたいと思いますことは、まあ理論上は何もかもよく分つておりまして、今……

第2回国会 司法委員会 第52号(1948/07/04、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 今丁度、厚生省の兒童局長が見えておるようでございますが、私の質問に対して御答弁が願えますか。


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第3回国会(1948/10/11〜1948/11/30)

第3回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第7号(1948/11/17、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 勿論喜んで参りますが、参りますにつきましては、先ず各党全部の婦人議員が集まるような機会を一つ打合わせて頂きたいと思います。
【次の発言】 十二月の五日とおつしやいましたか。
【次の発言】 日曜日ではございませんか。

第3回国会 法務委員会 第4号(1948/11/12、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 ちよつとお伺いいたしますが副檢事の任命資格の特例によります採用を一ケ年間延長いたしまして、その後の見通しというものはどういうふうに付いておりましようかということでございます。それで現在の数を見ますというと、正規の採用者が百十八名でございますか、それから特例による採用者が二百二十七人で、これは丁度倍になつておりますでございますが、これは倍になつておりましても、檢事正その他が優秀な人材を愼重に選択なさつて、この一ケ年間の成績、実績は大変上等であつたという先程のお話を伺つたのでございますけれども、尚欠員が百七十五人ございますということになりますというと、実際の問題としましたら、人材が……

第3回国会 法務委員会 第9号(1948/11/26、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 あなたは藤井惠照さんに両全会でお世話になつていらつしやつたのですか。
【次の発言】 両全会と関係ないのね。
【次の発言】 それじやよろしうございます。少し私伺いたいのですが、あなたは、あなたの初枝さんだの、圭子さんぐらいの小さいときに、あなたのおかあさんがあなたを可愛がりましたか。
【次の発言】 知らない……。
【次の発言】 それであなたは少し時々変になるようなことはないのね。お母さんのようなことはありませんか、考えてみたら……。
【次の発言】 あなた、子供さんをひどく叱つたときははたきますか。
【次の発言】 はたくそのときには憎くてはたくの。


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第4回国会(1948/12/01〜1948/12/23)

第4回国会 法務委員会 第3号(1948/12/09、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 家庭裁判所の運営のことについて、一二お伺いいたしたいと思います。少年犯罪者の予防更生法は、一月一日からいよいよ実施されるようになることになつておりますのでございますね。
【次の発言】 どのくらいな予算が立つでございましようか。
【次の発言】 この予防更生活が家庭裁判所の実施と同時に並行して行かなければ、非常に運営に差支えると思うのでございまして、この点を懸念いたしておるのでございますけれども、それにはやはり厖大な予算が伴うだろうと思いますので、今日の状態として如何でございますかと、心配しておるところなんでございますけれども……。

第4回国会 法務委員会 第5号(1948/12/11、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 齋藤局長が見えていらつしやいますから、ちよつとお伺いしたいのでございますけれども、家庭裁判所が來年一月一日から本当に実施される御予定でございましようか。
【次の発言】 この地方少年保護委員会はまだできないことになつて、この應急的の法律案ができるわけでございますけれども、大体の見込みは、いつ頃できるという御予定でございましようか。

第4回国会 法務委員会 第7号(1948/12/13、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 少年審判所は改正されました少年法が施行されますについて、地方少年保護委員会の行います職権を行う機関として、暫定的にその代行機関として、権限を與えられることになつておるのでございますが、そのときに職員の組織はどういうふうになるのでございましようか。只今の少年審判所との関係はどうなりますでしようか。
【次の発言】 そうしますとパール法ができますと、地方少年保護委員会ができて参りましたときには、その少年審判所はそのまま消えるのでございますね。
【次の発言】 それではそうしまと、その職員でございますけれども、その暫定的な少年審判所というものの職員と、それからこの家庭裁判所の方の少年の裁……

第4回国会 法務委員会 第9号(1948/12/16、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 問題になつております浦和充子の供述によりましても、生活苦であるということは申しておりませんのでございますが、実際に普通の常識で考えられます母親の立場でございました、例えば親子心中いたしました親子の胃の中をあけて見たら、子供の胃袋の中には固型物があつたけれども、母親の胃袋は何日前食べたか分らないというようなことがよく証明されております。これが母親の情だろうと思つております。その意味から申しますと、この充子という婦人は或いは非常に勝氣でございます一方に見栄坊じやないか。貧乏ということを周囲の人にも言うことは嫌いだし、それから又そういう樣子を見せず相当の生活をしておつた、そう親子心中……


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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 法務委員会 第閉会後1号(1949/06/13、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 当院で取扱いますことは全國的のことなんで、それで今後続々とこういう問題ができて参りましたときに、それを取上げる問題と、取上げない問題とを先ず、規則で決めるわけにも行きませんけれども、大体委員会でその標準と申しますか、切りをつけますところを何か決めるというようなことはできないものでございましようか。
【次の発言】 まあ、そんなことはないと思いますけれども、万一にもそれを或る意味での選挙に利用するというような、そうしてその点がこちらではなかなかそれを調査し難いというようなこともあるだろうということを私ちよつと懸念したのでございますけれども、それで何かどこから突込まれても決して個人的……

第5回国会 法務委員会 第閉会後3号(1949/06/16、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 家庭裁判所でお取扱いになりましたこの既済の二万二十件でございますか、この中でこれは少年事件だけでございますね。
【次の発言】 この中で、不開始のものは何件くらいでございますか。
【次の発言】 そうすると取扱つた事件の、受理された事件の殆んど三分の一ぐらいが不開始になつておるわけなのでございますか。
【次の発言】 この不開始は表面から申しますと、不開始されるくらいな事件でございましたら大変有難いと思いますけれども、もつと裏面を考えますと、いろいろなことがございますのじやないのでございますか、如何でしよう。
【次の発言】 そういたしますとお伺いしたいのでございますが、通告や或いは保……

第5回国会 法務委員会 第7号(1949/04/26、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 かねて法務総裁にお伺いいたしたいと思つておりました問題は、刑務所に收容されております母親が連れております乳兒の問題でございます。授乳期の子供は非常に感受性が強いと言われておるのでございますが、あの空氣の中におきまして、そうして労働の点からも、栄養の点からも、その外精神的に起つて参りますいろいろな問題のために、あそこにそのまま置きますということがどんなことかと思いまして、質問したいのでございますが、丁度幸い今日配付されました極く最近、二十四年二月末日現在においての刑務所におります乳兒の数は百四十七名になつております。これはまあ全体の子供から申しますというと、数の上では大した問題で……

第5回国会 法務委員会 第10号(1949/05/09、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 一点だけお伺いいたしますが、第三條のところに、「第一次試驗は、第二次試驗を受けるのに相当な教養と一般的学力を有するかどうかを判定することをもつてその目的とし」と書いてございます。そうして第四條の第一号のところに「学校教育法に定める大学において学士の称号を得るのに必要な一般教養科目の学習を終つた者」ということがございますし、それから同條の四号のところに「前三号に該当する者と同様以上の教養と一般的学力を有すると認められた者」というようになつておりますのでございます。それから「学校教育法に定める大学卒業程度において一般教養科目について筆記の方法により行う」ということが第三條に書いてあ……

第5回国会 法務委員会 第11号(1949/05/10、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 少年事件でございますが、十六歳以上の少年が刑事裁判所で執行猶予を受けましたり、それから刑務所に参りまして仮出嶽をいたしました場合には、地方少年保護委員の保護観察に付せられるのでございましようが、それが又二十三歳になりましたときには、これはどうしても少年法によつて保護することができないので、今度は結局は地方成人保護委員会の方に変るわけなんだろうと思いますが、そういう場合の保護観察の取消しはどういうことになるのですか。

第5回国会 法務委員会 第13号(1949/05/12、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 第二十條の第三項でございますが、「弁護士はいかなる名義をもつてしても、二箇以上の法律事務所を設けることができない。」この「いかなる名義」ということは想像できる範囲ではどういうことですか、私のような素人が読みますと、如何にもいろいろあの手、この手を以て、それぞれインチキな名前を使つた法律事務所があるかのように読めることは甚だ遺憾だと思いますので、こういう字をここに入れなければならないというのはどうかということを考えたから、ちよつと伺います。

第5回国会 法務委員会 第14号(1949/05/16、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 ちよつとお伺いいたしますが、この少年院法の「第二條第二項を次のように改める。」というところに、これは少年院に送られます少年の年の制限でございますが、十四歳以下の者は少年院に送ることができないということになりますと、そうすると、この少年法で十四歳以下の刑罰法令に触れる行爲をした者は家庭裁判所に送られることになつておりますが、その子供達は家庭裁判所の決定では、この少年院に送ることができないことになるのでございますか。
【次の発言】 そういたしますと、非常に質の悪い子供は如何でございましよう。非常に犯罪性の強い者とか、逃走性のある者はどういうことになりますか。

第5回国会 法務委員会 第16号(1949/05/18、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 兒童局長が見えておりますようでありますから、厚生省の兒童局長に質問してよろしうございますか。
【次の発言】 わざわざ兒童局長においでを願つて有難うございました。二、三お伺いしたいと思つております。それは兒童福祉法が制定されましたときに、十八歳以下の少年が全部含まれることになりますと、それは非常に結構だとあのときも申したのでありますが、ただそのときに私共懸念いたしましたのは、十四歳から十八歳までの四ケ年の子供で虞犯少年、不良少年といつたような者をお扱いになることは、特別の施設がなければどうであろうかということを申しましたが、何か特別の施設をいたしまして、例えば收容所にいたしまして……


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第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 法務委員会 第4号(1949/11/28、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 ちよつと午前中に聞き漏らしました点で二点程お伺い申上げます。  收容されました少年の年齢超加のことが收容後に発見されましたときに、処分変更はどういうことになるのでございましようか。
【次の発言】 それからもう一点でございますが、現行少年法によりますと、強制処分的な刑事訴訟法の規定を少年保護の部面に用いられている点がございます。例えば第十五條のような又少年の身柄の留置に関しましても規定しておりますが、その規定を少年の保護処分をいたしますのに如何かと思つておりますのでございますが、結局少年法の保護処分に関しまする諸規定の中から刑事訴訟法の、訴訟法的な手続の要素一切を取り去つてはどう……

第6回国会 法務委員会 第7号(1949/12/03、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 二、三点お伺いしますけれども、国見峠の方に入る道は分りましたが、大年寺山の方に行く道路はどうなんでしようか。
【次の発言】 それはもう……。
【次の発言】 はあ、そうでありますか。
【次の発言】 重ねて伺いますが。大年寺山の方に谷があるとおつしやつたようですね、その谷とそれから山の説明をもう一遍して下さいませんか。どれ位の山でしようか。この間から私懸念しておりました。少年が逃走いたしましたような場合にその山に逃げ込みましたときに、その山に登り、谷を渡るというようなことがあの保護、矯正の上に支障を来たすようなものではございませんか。


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 法務委員会 第2号(1950/02/02、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 ちよつと伺いますが、この正規の資格によつて任命された者と、それから特例法によつて任命されました副検事の数を比べてみますと、非常に特例法によつた者の方が多いようでございますが、実際の検事の仕事を運営して行きます上にこれでお差支のないような、不都合のようなことはございませんでございましようか。
【次の発言】 検事の研修のお話が出ておりましたが、中央で特別講習なんかをお聞きになりますようなときの、そのお手当はどういうようなことになつておりますか。
【次の発言】 私共全部聞き及ぶわけにも行きませんけれども、ぼつぼつ聞くところによりますと、中央に研修のために出て参ることは余り地方で好んで……

第7回国会 法務委員会 第3号(1950/02/28、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 今の副検事の修習期間、期間にいたしましたらどのくらいになりますでしようか。

第7回国会 法務委員会 第11号(1950/03/13、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 少年院法、少年法の一部改正をします法律案の質疑につきまして、丁度法務総裁もお出まし頂いておりますのでございますから、この際法務総裁に伺いたいと思つております。それは第一国会以来毎回毎に殆んどこの少年法と少年院法との一部改正が出て参ります。このことは勿論との社会事情、その他の変つて参りますことにつきまして、殊にこの少年を相年にしておりますことでございますから、法律の改正されるのは止むを得ないとは申しながら、私はやつぱりここに一つ考えなければならない根本的の国策としての問題がございますのじやないかというように考えておりますので、その点につきして法務総裁の御意見を伺いたいと思つており……

第7回国会 法務委員会 第12号(1950/03/14、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 佐藤長官が見えておりますから、昨日もちよつと触れた問題でございますけれども、長官の御意見を伺いたいと思います。それは決定機関と執行機関とを一元化なさるような、今直ぐというわけには勿論参りませんでしようけれども、仕事の上からそういうお考えはございませんでしようか。
【次の発言】 この少年鑑別所の鑑別の結果が、家庭裁判所の裁判の上に事実利用されておりますでございましようか。
【次の発言】 これは家庭裁判所の方に伺う方がいいのでございましようが、連関しておりますからちよつと伺うのでございますが、全国の家庭裁判所を歩いて見ますというと、昨日もちよつと触れましたけれども、判事さんが実に子……

第7回国会 法務委員会 第13号(1950/03/15、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 私ただ一点お伺いします。佐藤氏が初め詐欺事件で一旦釈放されて、その次に贈賄の嫌疑で逮捕されなさつたのは僅かに三日の後だつたんですね、釈放されて……。
【次の発言】 それは三日の後だつたんですか。
【次の発言】 私の伺いたいのは贈賄の嫌疑は、いつ頃からおかけになつたんですか。詐欺事件をやつていらつしやるいつ頃なんですか。
【次の発言】 それはいつ頃ということは、はつきりお分りにならない……。

第7回国会 法務委員会 第16号(1950/03/18、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 一点だけちよつと、鈴木恭二の逮捕状執行のときには、いろいろ検事や係長の間でも問題があつたのですね。そうした話は検事は直ぐ要求したのですけれども、係長は……。
【次の発言】 その点はよく了解いたしておりますけれども、今度その調書を検事局にお送りになりますときに、その調書の内容について、又でき上つた調書について、まあ待てとか何とかいうような、そこに何と申しますか、何にも各方面から問題ございませんでしたか。
【次の発言】 そうですが。そのときには問題ございませんか。
【次の発言】 この国会においての委員会は、それこそ国会の運営においての心臓部でございますので、最も愼重に、最も公平に私……

第7回国会 法務委員会 第19号(1950/04/04、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 司法保護委員が又もとの保護司という名前に変りますのですが、これは保護司と申します方が仕事の性質上から大変相応しいとは思いますけれども、これに関連しまして、家庭裁判所の今まで少年審判に関しまして初めて使つて参りました保護司というものがなくなりまして、調査官及び調査官補になりましたので、この点は非常に紛らわしくもあるしおかしくもあるし、一方で司法保護委員が保護司に変つたということを喜びますと同時に、非常にたびたび名前が変りますということについて紛らわしいことじやないかというように考えておりますが、その点について御所見を伺いたいということと、それからいま一つは五万二千余の保護司でござ……

第7回国会 法務委員会 第23号(1950/04/11、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 小さいことでございますが、二、三お伺いいたします。逮捕状の請求や、それを執行なさいますときに、警視総監に相談して行くというような、事件のこの線はどこで引かれますのでございましようか。
【次の発言】 今度のこの佐藤昇の事件については、係官が報告に参ります前に、どなたか総監のところにこの話を持込んだのじやございませんでしようか。
【次の発言】 それからこの五井産業事件におきまして、検察庁の方の係検事には誰と誰にお会いになりましたでしようか。
【次の発言】 分りました。それから今一点、警視庁が大きい事件の捜査をなさいますときに、陣中見舞ということをしているのでございますが、それは警視……

第7回国会 法務委員会 第26号(1950/04/15、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 齋藤局長が見えておりますから、ちよつとお伺いいたしますが、現在この今度保護司となりましたのでございますが、その保護司の中で全国を通じまして、女の保護司と男の保護司との割合がお分りになつておりましようか。大体でよろしゆうございます。
【次の発言】 大体どのくらいの割合に女の人を入れようというような御案はございませんでございますか。
【次の発言】 地方を歩いて見ますと、まあ全体でもございませんけれども、女の保護司の方は熱心で、そうしてそのお話も大抵保護観察についてのいろいろの研究、それから苦心談が多うございますけれども、男の保護司の方が第一番におつしやることは、どうしても手当が少な……

第7回国会 法務委員会 第27号(1950/04/19、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 私は更生緊急保護法案について、二点ほどちよつと局長に伺いたいと思うのであります。  この法案の第十一條の更生保護事業審議会のことでございますが、第四項のとここで「この法律に定めるもののほか、審議会の組織、所掌事務、委員その他の職員については、政令でこれを定める。」と書いてございますけれども、この審議会の審議委員の構成いたします基準がどのように定められておりますかということと、それから委員の選定は誰がするのでございましようかということ、詰り中央委員会の委員長の諮問機関でございますから、委員長がするのでございましようか、或いは法務総裁か、又他に誰がいたしますのでございましようかとい……


宮城タマヨ[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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各種会議発言一覧(参議院1期)

宮城タマヨ[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第1回国会(1947/05/20〜1947/12/09)

第1回国会 厚生委員会社会事業振興に関する小委員会 第3号(1947/10/09、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 實はこんな好い機會を與えられまして、願つてもないことで、常々非常に希望いたしておりましたことを申上げたいのでございますが、そのために私はいろいろ厚生省關係の保護、それから司法省關係の保護に要しております費用の點、殊に委託料の點なんかが大變差がございますことなんかを調べて、皆調べ上つておりますのでございますけれども、昨晩遅く旅行先から歸りましたので、今日それを纏めるまでのことができておりませんので、この機會を惜しうございますけれども譲りまして、又他日にそれを申上げたいと思つております。ただ今草葉委員からもお話になりました通り、全く同じ目的でされておりますこの兩方の仕事を何とかして……

第1回国会 厚生委員会社会事業振興に関する小委員会 第4号(1947/10/21、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 もうこの兒童福祉法案も段々審議が進んでお終いになりそうになつておりますけれども、初めに私自身から申しますと、もう今度の國会で一番力を入れなければならんと思つて、本氣でかかつたのは、本当のことを言えばこの法案が一番だつたのでございますが、ということは私は新らしい憲法になりまして、社会事業に対する私共の観念は非常に改めなければならないということであります。それでむしろ社会事業という言葉さへも、これからは、言葉はそうであつても、内容は変えなければならない程に考えておりますときに、その核心を成すものは今度の兒童福祉法であろうと思つておつたのでございます。だけれども何かこれで終りになると……


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第2回国会(1947/12/10〜1948/07/05)

第2回国会 司法・厚生連合委員会 第1号(1948/07/02、1期、緑風会)

○宮城タマヨ君 新憲法の精神によつて、少年審判所がなくなりまして、少年裁判所になるということを私共聞きましたときに、少年裁判所という看板を掛けるところができて、將來のある子供連がここで裁かれなければならなくなつたと思つたとき、私共非常に心配いたしました。内容について心配するというわけではございませんけれども、少年裁判所で、裁判所というところはアメリカの人が考えておるようじやございません。日本の今の常識としましたならば、非常に嫌なところであると思うものでございますから、その心配が一層強かつたのでございますけれども、今度この家庭裁判所に含められることになりましたことを聞きまして、大変嬉しく思いまし……



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データ更新日:2022/12/18

宮城タマヨ[参]在籍期 : | 1期|- 2期- 3期- 4期
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