羽仁五郎 参議院議員
1期国会発言一覧

羽仁五郎[参]在籍期 : | 1期|- 2期- 3期
羽仁五郎[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは羽仁五郎参議院議員の1期(1947/04/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は1期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院1期)

羽仁五郎[参]本会議発言(全期間)
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第1回国会(1947/05/20〜1947/12/09)

第1回国会 参議院本会議 第12号(1947/07/05、1期、無所属懇談会)

○羽仁五郎君 現在の日本があらゆる物の欠乏に悩んでおる非常に悲惨の状態にあることは、我々の実に悲しむことでありますが、実際米がない。そのための肥料がない。石炭がない。鉄がない。併し私はその中でも又特にないものは政治上の理論ではないかというふうに考えます。昨日も、現在の経済危機の原因が決して回避することのできないいろいろな原因から來ておるものではないので、回避することのできる問題から経済危機が來ておるという問題について、木村禧八郎君が述べられた点は、私は全く同感であります。而も現在戰災による生産設備の破壊ということはどうすることもできないように言われておるけれども、実は必ずしも木村禧八郎君が言わ……

第1回国会 参議院本会議 第59号(1947/11/29、1期、無所属懇談会)

○羽仁五郎君 本員は、秘密地下政府の眞相を明らかにすることにつきまして、緊急質問の動議を提出いたします。
【次の発言】 議長並びに議員諸君、尊敬すべき皆様のお許しを頂きまして、私は最近問題になつております秘密地下政府の問題について片山首相の所見を質したいと存ずる次第であります。  國民は暗い気持になつております。國際世界は疑惑を抱いております。この國民の暗い気持及び國際世界の疑惑に対して、日本の政府及びわが國会に持つておる重大な責任を痛感いたしまして、この際私は、現在日本の民主政治を脅しておると指摘なされました秘密政府、秘密支配、秘密政治、秘密経済あらゆる暗黒の勢力を一掃されることを要求する者……


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第2回国会(1947/12/10〜1948/07/05)

第2回国会 参議院本会議 第11号(1948/02/04、1期、無所属懇談会)

○羽仁五郎君 只今議題となりました國立國会図書館法案並びに國立國会図書館建築委員会法案につき、本院図書館運営委員会の審議の経過及び結果について報告をいたします。  眞理は我らを自由にする。これがこの國立國会図書館法案の全体を貫いておる根本精神であります。今日の我が國民の悲惨の現状は、従來の政治が眞理に基かないで虚偽に基いていたからであります。國民の安全と幸福とを守ることを期待されておりました先の日の議会が、その任務をはたすことができないで、遂に官僚、軍閥の前に屈してしまつたのは、立法の全権及びその立法の基礎となるべき調査資料を議会みずからが全く持つていなかつたからであります。新憲法により國会が……


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第3回国会(1948/10/11〜1948/11/30)

第3回国会 参議院本会議 第18号(1948/11/30、1期、無所属懇談会)

○羽仁五郎君 本案は重要な問題でありますので、総理大臣の出席を要求いたします。(「その通り」と呼ぶ者あり、拍手)
【次の発言】 吉田首相は、この國会がこの國家公務員法改改正のために召集せられておるということをしばしば言明しておられます。(「そうだ」と呼ぶ者あり)その吉田首相の言明に從つて、私はこの議場に首相が直ちに出席せられることを要求いたします。(「異議なし」「病氣じやしようがない」「病人を引張つて來るということは人権蹂躪だ」「憲法違反だ」「総理の出席を議長に要求して呉れ」「議長に要求しておる」「一旦登壇した以上十分経てば発言の権利を君は失うぞ」と呼ぶ者あり、その他発言する者多し)


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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 参議院本会議 第4号(1949/03/26、1期、無所属懇談会)

○羽仁五郎君 私は内村清次君の只今の動議に賛成いたします。

第5回国会 参議院本会議 第36号(1949/05/27、1期、無所属懇談会)

○羽仁五郎君 私は無所属懇談会を代表いたしまして本法案に反対をいたします。  專制時代の政治はいざ知らず、近代政治においては、目的は決して手段を正当化しないのであります。そうして若しその方法を誤まつておつたならば、その目的も決して到達されないのであります。今も政府から答弁がなされましたように、行政整理をやる、そうして、それによつて國民の負担を軽減し、行政事務の能率化を図るということは、これは目的であります。併しそれをどういう手段によつてやるのか、どういう方法によつてやるのかということは、全然はつきりした御説明がないのです。ですから若し國会がこれを通過せられるとすれば、國会は依然として旧憲法時代……

第5回国会 参議院本会議 第39号(1949/05/31、1期、無所属懇談会)

○羽仁五郎君 私はこの問題が今会期において解決せられることを衷心から希うものであります。二十三日の事件以來、私は実に沈痛の感情に打たれておるものでありますが、この参議院が成立して最初の三年間に、そうして私の平素尊敬している松平議長の存任期間の間に、こういう事件が起つたことを、議長御自身どれ程苦しくお考えになつておるか。私としても皆樣と御同樣考えざるを得ないのであります。(拍手)  私は言論の自由が守られさえすれば歴史は平和に進行するものであるということを、長い間の人類の歴史に顧みて固く信じておるものであります。今回の事件について、私は特に自分がまだ完全に冷静に高所大局から考えることができないこ……


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第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 参議院本会議 第18号(1949/11/24、1期、無所属懇談会)

○羽仁五郎君 本員は基本的人権についての緊急質問の動議を提出いたします。
【次の発言】 御承知のように本月十二日に、オーストラリアの外務大臣エヴアツト氏が公式の声明を以て、日本の吉田首相は明らかに日本が曾て侵略国として国際連合諸国民に言い難き苦痛を與えたことを忘れていると指摘をいたしました。我々は日本からの脅威の恐怖のない将来の保障を要求すると声明いたしております。日本全国民の待望する講和会議を前にして、日本に対して重大な発言権を持つておりますオーストラリアの外務大臣のこの公式声明に対して、それを誤解とするならば、日本の吉田首相兼外相は、公式声明を以てその誤解を解く必要をお認めにならないのかど……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 参議院本会議 第12号(1950/01/27、1期、無所属懇談会)

○羽仁五郎君 吉田内閣は、国民の幸福を保障する能力がないのではないか、無能政府ではないかということが最近の内外の印象でありますが、果して如何でありますか。以下七つの点について質疑をいたします。  第一に、主として首相に講和問題についてお尋ねをしたいのですが、現在国民の最大の関心が集中しておる講和問題について、首相の態度の不透明であるということは、首相が国民の要望を代表して献身する能力がないのではないか。(「ノーノー」と呼ぶ者あり)或いはひそかに隠すところがあるのかを思わせて、国民をしていたく失望させております。昨晩の東京新聞のごときは、首相は地獄に落ちるべきだということを書いております。仮定の……

第7回国会 参議院本会議 第40号(1950/04/07、1期、第三クラブ)

○羽仁五郎君 御承知のように、只今議題となつておりまする選挙法は選挙基本法としての性格を持つております。その意義を十分に認識せられて、衆参両院の委員会においては愼重審議を盡され、殊に我が参議院の選挙法改正特別委員会の委員長は非常な努力を拂われて、先程御報告になりました結果に到達せられたのであります。併しながら我々参議院の使命を考え、そうして又今議題となつておりますものが選挙基本法であるだけに、今まで到達せられました結果の中で、どうしてもこれは我々として反対せざるを得ない、従つて修正の必要を感ずるという約六つの点について修正案を提出いたしまして、多数の皆樣の御賛成を得たいと思いますので、その趣旨……

羽仁五郎[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院1期)

羽仁五郎[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第1回国会(1947/05/20〜1947/12/09)

第1回国会 図書館運営委員会 第1号(1947/07/05、1期、無所属懇談会)【議会役職】

○委員長(羽仁五郎君) それでは只今より圖書館運營委員會の理事互選會を開會いたします。
【次の発言】 小林君の動議に御異議はございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。よつて委員長は徳川宗敬君を理事に指名いたします。本日はこれにて散會いたします。    午後一時五十三分散會  出席者は左の通り。    委員長     羽仁 五郎君    理事            徳川 宗敬君    委員            金子 洋文君            小林 勝馬君            梅原 眞隆君            山本 勇造君

第1回国会 図書館運営委員会 第2号(1947/08/04、1期、無所属懇談会)【議会役職】

○委員長(羽仁五郎君) それでは國會圖書館運營委員會を開會いたします。國會圖書館にいつての参議院の方の委員會は、衆議院の方の委員會が、その後委員及び委員長が交替されるなどの事情があつて、こちらだけが先に進むということは、協調する意味からどうかと思われましたので、暫く開會をしなかつたのでありすまが、併し是非第一回國會の會期中に國會圖書館建設についての目鼻をつけなければ輿論の期待に對して申譯ない、相済まんというふうに考えますので、大體今月の二十日あたりに、可なり問題を具體化させるために、そろそろ皆さんの御討議を一應の結論まで到達して頂きたいというふうに考えまして、そうして主な議題は、第一には、國會……

第1回国会 図書館運営委員会 第3号(1947/09/26、1期、無所属懇談会)【議会役職】

○委員長(羽仁五郎君) それではこれから委員會を開きます。今日お諮りしたい問題は六つございまして、その第一は、先頃から満鐵圖書を初め、將來の國會圖書館のために圖書を購入する場合の評價委員をお決め願いたいということであります。衆議院の方ではすでに決定されまして、委員長と理事がその評價委員に選ばれたようであります。參議院のこの委員會といたしましては、どういうふうにしたらよろしうございますか。その點をお諮りいたします。
【次の発言】 この評價委員の實際のの評價に當る仕事は、我々ではなかなか專門的な知識が不足しておりまして困難であります。いよいよ評價にする場合は、それぞれ專門家の意見を聽かなければなら……

第1回国会 図書館運営委員会 第4号(1947/10/03、1期、無所属懇談会)【議会役職】

○委員長(羽仁五郎君) それではこれから開会いたします。今日おはかりいたしたい問題は、第一に現在の図書館を夕方まで開いておくこと、それから第二に、これは新しい問題でありますけれども、重要法案などがだんだん出て參りますし、議員の調査活動を助けるために、この図書館運営委員会が政府の方面で相当の調査を纏めておられて、そういう資料があれば正式にこちらへ必ず貰つて、議員の参考に供するというようなことを考えて頂いた方がよくはないかと思うのでありましてそれについての問題、それから三番目に館長選任の問題についての中間報告、最後に將來の國会図書館の資料の一部として図書を購入する、その問題について。大体以上の四つ……

第1回国会 図書館運営委員会 第5号(1947/10/21、1期、無所属懇談会)【議会役職】

○委員長(羽仁五郎君) ではこれから開会をいたします。最初に前回の委員会のときにお諮り申上げましたロックフェラー財團のフアース君から、新らしく生れる國要図書館に対して最初の贈り物として、ザ・アメリカン・ポリティカル・サイエンス・レヴューを寄贈して下すつたことに対して、前途幾多の難関が想像される國会図書館の誕生に対する最初の贈り物として、我々の深甚の感謝の意を表したいと思いますので、フアース君から來ました手紙を最初に朗読いたします。  それからこちらの方で起草いたしました礼状を朗読いたしまして御承認を得たいと思います。       333 Howard Ave..       Fair Lawn……

第1回国会 図書館運営委員会 第6号(1947/11/21、1期、無所属懇談会)【議会役職】

○委員長(羽仁五郎君) それではこれから図書館運営委員会を開きます。去る十八日の火曜日に両院の図書館運営委員会の委員長が司令部へ出向きまして、前から期待しておりました、アドバイザーの到着のことについてお知らせを受けたわけでありますが、アメリカからアドバイザーが來月の上旬に、多分到着されるのではないかということか分りました。見える方は一人は現在のアメリカのコングレス・ライブラリーの副館長的な地位におられる、クラップという方、今一人は前にアメリカ図書館協会の会長をしておられたブラウンという方、このクラップ君は、アメリカのコングレス・ライブラリーの年報を見ますと、図書を蒐集する部の部長を、ずつとして……

第1回国会 文化委員会 第3号(1947/08/26、1期、無所属懇談会)

○羽仁五郎君 この問題について最初に委員會の委員の皆さんに考えて頂きたいと思うことは、さつき來馬委員から御發言があつたのですが、日本の明治以來の國語改良の仕事の上で、文部省が、國語改良の仕事をやつて來られた。その實績は來馬委員が言われたように試驗済でないかと思うのです。それで文部省がやつたために積んでは崩し、積んでは崩しというふうに仰しやつたのは随分婉曲に仰しやつたので、實際は文部省が國語改良事業を擔當しておつたために日本の國語改良が非常に阻害されたといつても差支ないのじやないか、そういう意味で私は委員各位が、文部省が果して日本の國字問題を解決するのに適當であるかどうかという點を公平な御研究を……

第1回国会 文化委員会 第4号(1947/09/23、1期、無所属懇談会)

○羽仁五郎君 この問題について前囘の委員會のときに問題になりました點が、今日の文部省側の御説明の中でどうもはつきりしていないので、非常に殘念に考えるのですが、この問題の重點は二つあると思います。一般的に文部省が存續されるのか、それとも文部省がどういう形を取られるのかというような問題も先ずあるのではないか。それで現在は、占領期間中は占領政策に關係して文部省の活動が規定されておるところがありますが、こういう問題が解決した後には、果して日本の新らしい民主的な國家というものは、文部省というものの存在を必要とするかどうかということは、我々が現在ここで輕々しく決定することはできないのではないかという點が第……

第1回国会 文化委員会 第5号(1947/10/02、1期、無所属懇談会)

○羽仁五郎君 前囘の本委員会におきまして、國立國語研究所設立の問題が可決されたわけでありますが、そのときに私は反対をいたしておいたのでありますが、その点について一應私の立場をこの委員会に御了解を願いたいと思います。それは私は國立國語研究所設立の趣旨においては非常に賛成なのであります。ただそれが從來のような官僚的な研究所になる虞れが多分にあるのじやないかというふうに判断をいたしましたので、これに反対をいたしておるわけであります。その後一昨日でしたが、数日前に新聞紙上にこの問題が報道せられておりましたが、その記事を見ましても、國語研究所が設立せられるということが、大体において文部省において國語研究……

第1回国会 文教委員会 第5号(1947/08/20、1期、無所属懇談会)

○羽仁五郎君 この問題は實に重大な問題でありまして、新憲法が何故に國家が宗教教育を行なつてはならないということを規定しておるかという點については、單なる誤解というふうなものは問題にならないと思うのでありまして、我々が新憲法のその精神を積極的に支持するか、それとも新憲法のこの規定をなんとなく邪魔なものに扱うかという非常に重大な問題を含んでおると思うのであります。新憲法が國家が宗教教育を行つてはならないというふうに規定したその精神は、實に深いものがあるであります。御承知のようにこれは單に我が國のみに限らず、世界人類の歴史の上でこの教育と宗教というものをはつきり分けなければならないということは、實に……

第1回国会 文教委員会 第8号(1947/09/19、1期、無所属懇談会)

○羽仁五郎君 今小委員會の御報告を伺い、又各委員の御意見を伺つていると、私はむしろ小委員會の御趣旨も、それから各委員の御趣旨も勤勞青年の教育を重視しなければならないという點を小委員會もお認めになり、又各委員もお認めになつておるわけですが、それをどういう方法で實行するかということについては、この請願の提出者の構想というものは、必ずしも小委員會でそれを全面的に支持せられるもでもないようですし、又我々現在、只今伺つた各委員の御意見も、非常に請願者の考えとは違つて、もつとずつと發展しておられるようですし、且つ今文部省の方からの御説明を伺つても、その程度で、新らしい時代の勤勞青年の教育をやつて行くという……

第1回国会 文教委員会 第10号(1947/10/08、1期、無所属懇談会)

○羽仁五郎君 この文教委員會、それから文教委員長が六・三制の完全實施について熱意を持つているかいないかということがさつき問題になつたのですが、そういうことが問題になるのではなくて、その熱意を如何に現わすかということが問題にならなければならないと思うのですが、そのためには、やはり文教委員會が結局新學制の實施の最高の責任者であるという事實を實現して頂いた方がいいのではないかと思うのであります。現に今までの討論を伺つておりましても、安本の調査がどうであるか。文部省の調査がどうであるかということがあるだけで、文教委員會自身の調査というものは全然ないのであります。これはやはり急速にこういう缺陥を脱却しな……

第1回国会 文教委員会 第11号(1947/10/15、1期、無所属懇談会)

○羽仁五郎君 これはきつと文教委員の皆さんの所にも参つておると思いますが、私の所に、宮城縣柴田郡村田町の新制中学校の男女の生徒、鈴木琴子君その他数名から、手紙と葉書が來ておりますが、こういう葉書や手紙を読んでみますと、その中に、新制中学に今通つている子供たちが実に喜びに溢れている、ところがその新制中学の設備が非常に不完全で、第一に机がない、それから教科書がない、それから体操場が小学校と共通であるために、狭い体操場に非常に多くの子供がおつて遊ぶことができない、それから運動用具、ボールなども全然ないので遊べないこういう手紙をよこしておるのでありますが、この新制中学に入つた男女少年たちの非常に張り切……

第1回国会 文教委員会 第12号(1947/11/07、1期、無所属懇談会)

○羽仁五郎君 本委員會及び文部當局においてすでに十分考えられておつたのですが、この際特にその趣旨を徹底して頂きたいというふうに考えますことは、この六・三制或いは日本の教育の民主化という問題で、どうも私がこの十月三十日の翌日閣議で決定があるという前日に、両院の合同の打合會で決定せられたことを、それに基いていろいろ歩いた場合にも、そういう感じをいたしたのですが、日本教育の民主化の根本的な意義というものが十分徹底していないのではないかという感じがするのです。これは先程からお話もありますが、六・三制豫算の實行の可能性ということが他の様々の政治問題と對等の程度にしか考えられていないじやないか、水害問題そ……

第1回国会 文教委員会 第13号(1947/11/14、1期、無所属懇談会)

○羽仁五郎君 緊急に皆さんに御報告したいと思うのですが、御承知のように予算はすでに政府の手を離れて國会に移つたわけであります。それで現在両院の予算委員会がその予算を決定される段階に入りましたので、文教委員会の皆さんの御意見に從つて、できるならば委員長を通じて、参議院の方は参議院の文教委員長を通じて参議院の予算委員会に、衆議院の方は衆議院の文教委員長を通じて衆議院の予算委員会にこの六・三制を削減でなくて、やはり十四億に復活するということの意見を申入れて、強力に予算委員会の審議にそういう点を委員長を通じて訴えて頂きたいように考えますのですが、皆さんのお考えは如何でありましようか。これはやはり先日の……


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第2回国会(1947/12/10〜1948/07/05)

第2回国会 議院運営委員会 第1号(1947/12/10、1期、無所属懇談会)

○委員外議員(羽仁五郎君) 國会図書館のことについて、簡單に御報告申上げます。  昨日私から、十分の御説明を申上げることなく、突然予算について御了解をお願いいたしまして、その点についていろいろ御疑問をお持たせいたしましたことは、私の不行届きの点でありまして、お詫びを申上げます。國会図書館の運営につきましては、御承知のように、最高の立法者としての議院の調査機関を設置するという問題について、始めてこういうものが設置されますので、國際的な経験と、又國際的な援助というものが、非常に大きい期待をかけられるわけでありますが、今囘米國の國会から、アメリカのコングレス・ライブラリー副館長であるクラツプ君と、そ……

第2回国会 議院運営委員会 第23号(1948/03/30、1期、無所属懇談会)

○委員外議員(羽仁五郎君) これはこの前圖書館運營委員會の方から梅原委員が御出席になつて、御意見をお述べになつたのですが、その前に圖書館運營委員會は連絡が不十分でありましたために、その點を御了解を得たいと思います。この圖書館運營委員會は大體においては合同委員會でやるわけなんですが、併し合同でない場合もあり得るのでありまして、常にというのは、その意味では少し困るじやないかというふうに思いますのです。具體的に申上げた方がいいでしようか。
【次の発言】 その合同でない場合といいますのは、圖書館法によりまして、館長が選ばれる場合なんですが、その館長が選ばれる場合には兩議院の議長が兩院の圖書館運營委員會……

第2回国会 図書館運営委員会 第1号(1948/01/22、1期、無所属懇談会)【議会役職】

○委員長(羽仁五郎君) それではこれから委員会を開きます。最初に昨年末と本年に掛けまして、数囘に亘つて打合会、それから合同打合会が持たれましたので、その間の経過の御報告をいたしまして、その結果について御承認を得たいと考えます。すでに御承知のように、昨年末にアメリカの國会から國会図書館長のクラツプ君と、それから米國図書館協会の東洋部の部長ブラウン君の両君が見えられまして、そうして我々の國会図書館の建設について非常に貴重な援助を與えられたのでありますが、到着されて早々、今お手許に差上げてございます一月二十日附國会図書館に関する資料第三輯、この議事経過報告のところを御覧願いたいと思います。十二月十七……

第2回国会 図書館運営委員会 第2号(1948/01/30、1期、無所属懇談会)【議会役職】

○委員長(羽仁五郎君) それではこれより委員会を開きます。本日の議題は國立國会図書館法案についてでありまして、今まで我々参議院の図書館運営委員会、それから両院の図書館運営委員会の合同打合会と、それから現在我我を助けて下さるアメリカ國会から派遣された使節團と懇談の結果、ここに法案の又もう一つ本の案が段々できて参つたわけでありますが、本日はこれについて更に十分の御討議を願いたいと考えておる次第であります。お手許に大体その案の御覧を願つておいてあるわけでありますが、逐條的に或いは問題を中心に御討議を願いたいと思います。
【次の発言】 それでは念のために今のをもう一遍読んで……今梅原委員から御発言があ……

第2回国会 図書館運営委員会 第3号(1948/02/04、1期、無所属懇談会)【議会役職】

○委員長(羽仁五郎君) それでは、これより委員会を開きます。只今衆議院から送付せられました國立國会図書館法案及び國立國会図書館建築委員会法案、これを一括上程して議題に供します。この二つの法案につきましては、すでに久しく慎重審議をして頂いておりますので、只今審議及び討論を省略いたしまして、直ちに採決に移つたら如何かと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 それでは直ちに採決に入ります。御賛成の諸君は起立を願います。
【次の発言】 総員起立、満場一致で國立國会図書館法案及び國立國会図書館建築委員会法案は本委員会において可決せられました。  両本会議における委員会の口頭報告の内容は、本院規……

第2回国会 図書館運営委員会 第4号(1948/02/10、1期、無所属懇談会)【議会役職】

○委員長(羽仁五郎君) それでは委員會を開きます。本日お諮り頂きたいことは、先程からこの委員會で協議をして頂きました、新たに設立せられる國立國會圖書館の館長及び副館長の問題でありますが、この委員會といたしましては、昨年數ヶ月に亙つて調査討議の結果、現在の尾道圖書館長中井正一君を國立國會圖書館長として最も適任であるという結論に到達せられ、全會一致を以て中井正一君を館長に推薦せられて、議長にこれを報告いたしたわけであります。その後両院議長において協議の結果、最近に到つて金森徳次郎氏を館長、中井正一君を副館長として働いて頂くというお考えで進んでおられ、委員會の意見を求められたのでありますが、これに對……

第2回国会 図書館運営委員会 第5号(1948/03/26、1期、無所属懇談会)【議会役職】

○委員長(羽仁五郎君) これから委員會を開きます。最初に御報告いたしておくことがございます。御承知のように、先頃皆様の御盡力が實を結んで、國立國會圖書館々長として、金森徳次郎君が任命せられたわけであります。参議院においては、参議院議長から新館長を、本委員會に御紹介に相成るはずでありましたが、御病氣でありましたので、餘り遅れることも避けなければならんので、去る三月三日に私からこの委員會の皆さんに館長を御紹介申上げることをいたしました。その時に、皆様のお集まりが十分でございませんでしたので、正式の委員會でなく、徳川理事、それから堀委員だけお會いになりました。その時、金森館長から次のような御挨拶がご……

第2回国会 図書館運営委員会 第6号(1948/06/07、1期、無所属懇談会)【議会役職】

○委員長(羽仁五郎君) これより委員會を開きます。衆議院の圖書館運營委員長より國立國會圖書館昭和二十三年度豫算について、合同審査會を開くことを求められましたので、これに同意することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めます。それでは委員會はこれを以て一旦休憩いたします。    午後三時四十九分休憩
【次の発言】 それでは只今から休憩中でありました委員會を再開いたします。本委員會は休憩の中に國會圖書館運營委員會の合同審査會を開きまして、そこで昭和二十二年度國立國會圖書館の豫算についての討議が行われました。この本豫算案は國立國會圖書館の實際の運營上にとつて甚だ不十分なものでは……

第2回国会 文化委員会 第6号(1948/06/14、1期、無所属懇談会)

○羽仁五郎君 凡そ婦人の日については、この前も私の考えを訴えたのですが、やはりこういうふうに段々決まつて行きますと、全體の記念日の國民に與える感じが、どうも古い記念日に代つて新らしい記念日に對する國民の期待というものに副い得ているかどうかということを考えるのですが、いろいろな點がありますが、その中の一つの點は、今までの日本の祝祭日というものが、塀を廻らした日本の國の中ばかりに通用するもので、ちつとも國際的に通用しない、即ち國際的に積極的な意思というものは現われていなかつたので、そういう點から、日本がこれから國際的な意識を持つて進んで行くということを、是非現わして頂きたいというふうに考えるのであ……

第2回国会 文化委員会 第7号(1948/06/18、1期、無所属懇談会)

○羽仁五郎君 この第一條は、ここで我々も大体了承したわけでありますが、法律として第一條が出されるわけですが、やはりこの法律が出されますときに、第一條に盛られている精神は、この前には申上げましたような意味で、今までの日本の祝祭日というものが、過去を中心にしており、そうしていわゆる天皇主権を中心にしており、それから國際的な関係に対して、対立する排外的な日本優越という意識の上に立つていたということの排判が是非欲しい。この第一條は、これで私満足いたしますが、この法律が発表されますとこに、委員長報告なり、國会の名においてなり、新聞発表においてなり、いずれかの方法を以て、これらの点を明らかにせられるよう、……

第2回国会 文教委員会 第1号(1948/05/27、1期、無所属懇談会)

○羽仁五郎君 本日の会合で教育勅語の措置について正式の委員会をお聞きになつたことの意味は、やはり國民がこの問題についてはつきりしたことを知つて、そうしてはつきりした結論を付けたいというふうに考えておることに答えられるという趣旨であると私は了解するのであります。でありますから今まで拝聽しておつたような議論は、國民が聽こうとする点ではなく、実は幾分二義的な点になつておると思いますので、むしろ端的に問題に入つて頂いて、國民に向つて、参議院の文教委員会は現在教育勅語をどういう意味において、どういうふうに処理することが妥当であると考えておるかということについて、國民がはつきり分るような論議をして頂きたい……


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第3回国会(1948/10/11〜1948/11/30)

第3回国会 人事委員会 第3号(1948/11/22、1期、無所属懇談会)

○羽仁五郎君 最初に價格調整公團理事長の石井茂樹君に、ちよつとお述べになつた間のことについて伺いたいのですが、この九十八條について、爭議権は別としても国体交渉権は認めよということを御主張になつたのですが、これは公團についてだけですか、それとも一般についてですか。
【次の発言】 次に酒類配給公團総裁の式村君に御質問いたします。あなたはこの三点の中で、第一点では人事院の権限が拡大されるということに反対をされたのですが、それで人事院の権限は縮小してしまう……若しお説が通れば、そして第二点では、一般の公務員の團結権の制限は團体交渉権、爭議権の否認には賛成されたのですが、そうしますと、公務員というものは……

第3回国会 人事委員会 第5号(1948/11/27、1期、無所属懇談会)

○羽仁五郎君 本請願の趣旨は、政令第二〇一号というものが、憲法の趣旨に違反しておることについて、これは形式論から言えば、或いは憲法の趣旨に違反していないという議論も十分成立つわけでありますが、九月に行われた公聽会においても大体各大学の専門家達の意見は憲法違反である、そうして政府の方からは法制局長の佐藤君が出席せられて、佐藤君の述べられた論拠は余り確実でなく、私はその公聽会に出席しなかつたが、傭えられるところによると、佐藤君自身も個人としては憲法違反の疑があるということを認めざるを得ないということを言われたというふうにも伝えられておる、こういうように大体学者の見るところは、これは憲法違反というこ……

第3回国会 人事委員会 第8号(1948/11/30、1期、無所属懇談会)

○羽仁五郎君 この問題は先日来私が理論上申上げておいたよい例でありまして、これも基本的人権を或る特定の場合に限つて制限するということをやると、必ずこれは次第に拡がつて行くのです。これがいわゆる例外法が如何に有害であるかということの一つの例であります。いわゆる、法に疑わしきは罰せずということがあるように、疑わしいものまでに制限を加えて行くということになつたならば、この次には法律の解釈なり何なりで、夜廻りをしておる人というようなものも制限されて來るし、これは一つの例でありますが、法の精神からいつて基本的人権を制限するような場合は、できるだけこれを拡大せられないという方法をとつて頂きたいということが……


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第4回国会(1948/12/01〜1948/12/23)

第4回国会 人事委員会 第1号(1948/12/03、1期、無所属懇談会)

○羽仁五郎君 今朝のラジオでしたか、この第三國会は非常な「みそ」を付けたということを放送しているのです。國会の権威は全く地に随ちたというふうに言われているのです。これにはいろいろ我々としても反省をしなければならないと思うのですが、今日の人事官の任命についての政府委員の最初の発言にも、そういう点が現われておるので、御承知のように國家公務員法の改正は通つたというような言葉を以て臨まれたんですが、私はこの際是非人事委員会の一人として、第三國会はそのために召集されたにも拘わらず、この重大な法案の審議中途において、首相が退席をされたとてうことについて、政府は別に何らお考えになつていないのかどうか、それを……

第4回国会 人事委員会 第2号(1948/12/04、1期、無所属懇談会)

○羽仁五郎君 今同意を求められております委員長の淺井清君のことについてでありますが、淺井清君の最近の過去における政治的な活動ということについて、私はもう少し責任を持つて知識を得る必要があると思いますので、あれは去る何日でしたか、臨時人事委員会が六千三百七円ベースを発表するかしないかということを御決定になつたときの、臨時人事委員会の速記録がおありになると思うのですが、それを是非拜見したいというふうに考えます。そのことを要求いたします。
【次の発言】 臨時人事委員会の会議は公開を原則とされておりますので、その会議の内容は一般にも知られるべきことなのでありますけれども、併し私が今要求いたしますのは、……


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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 議院運営委員会 第閉会後4号(1949/08/03、1期、無所属懇談会)

○委員外議員(羽仁五郎君) 事務局から議院運営委員会にお諮りになつたことは勿論さつき御答弁があつたように責任は事務総長にあるわけです。けれども議院の職員は要するに我々議員の任務遂行のために適当な人員が整えられておるかいないかという非常に大きな問題であるので、そういう点からお諮りになつたのだろうと思う。で現在我々議員が職務を遂行する上に十分なスタツフを持つておるかどうかという問題については、私は皆さん多分御同感だと思うが、必ずしも十分なスタツフを持つていないと思う。いろいろな仕事をする上に絶えず我々の期待する時間よりは遥かに長い時間がかかつてしまう。これは職種轉換なんかによつて解決されるものもあ……

第5回国会 人事委員会 第3号(1949/04/04、1期、無所属懇談会)

○羽仁五郎君 大野木政府委員の只今の御説明に対して二、三伺つて置きたいのですが、この行政整理の目的は何にあるとお考えになつておられますか。
【次の発言】 そうすると善意を以て解釈すれば、財政上の必要と、それから行政機構のストリーム・ラインその二つ、それ以外には何の目的もないと明言されますか。
【次の発言】 それから関連して伺いたいと思いますが、行政整理を今当局がお考えになつているのは、予算定員なんですが、実人員についてですか。
【次の発言】 その行政整理の場合には、今おつしやるようなストリーム・ラインという点から言えば、いわゆる事務量との関係が非常に重要になつて來るわけですが、それは今主として……

第5回国会 人事委員会 第4号(1949/05/10、1期、無所属懇談会)

○羽仁五郎君 今のお答えなんですが、昨日からこの委員会で問題になつておりました定員法をやられるのについて、当然生じて來る行政整理の問題ですが、第一は行政整理に伴う退職、その退職金についての法律上の問題というのは、やはり必ずしも今明日中には解決することは我々としては考えられないのです。  それから第二には二仮に法律上の問題が何とか折合がついたとしても、これはやはり第二に予算の点で必ずしも政府と関係方面との了解がおつきにならないとしても、國会がそれを了解するかどうかということは随分疑問と思います。と申しますのは御承知のように参議院はこの間の予算におきまして、随分重要な問題について修正の希望が参議院……

第5回国会 図書館運営委員会 第1号(1949/03/30、1期、無所属懇談会)【議会役職】

○理事(羽仁五郎君) それではこれから委員会を開きます。  只今まで両院の図書館運営委員会の合同打合会で十分御討議がありました。その結果による國立國会図書館昭和二十四年度予定経費並びに昭和二十四年度四月分暫定経費要求書、それぞれお手許にございます予算が図書館運営委員会として今まで國立國会図書館、その館長及び大藏省その他各方面から最大の努力を拂われた結果として、國立國会図書館昭和二十四年度予定経費及び昭和二十四年度四月分暫定経費(末尾参照)はこういうふうな結果が出ておるのでございますが、これを参議院の図書館運営委員会として御承認になりますか、如何ですか。御質問或いは御意見お出し願いたいと思います……

第5回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第閉会後1号(1949/06/27、1期、無所属懇談会)

○羽仁五郎君 私遅れて來ましたのでよく分らないのですが、今のような方向に進むことに異議はありませんが、その前に委員長に向つて二、三伺つて置きたいと思います。  この参議院の選挙法については、今まで参議院では両院法規委員会で、或る程度の研究をして來ましたが、その研究の結果が、この委員会に十分報告されておるかどうか。その点を承わりたいと思います。その中でも、全般ということもなんですが、私が両院法規委員会で研究されて來た中で、特に注意を喚起したいと思いますのは、去る三月三十日に参議院の選挙法について、金森徳次郎君その外の方々に御意見を聞いたことがあるのです。そのときの速記があるのかどうか、若しあるの……

第5回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第閉会後2号(1949/06/28、1期、無所属懇談会)

○羽仁五郎君 只今の参議院の定員が二百五十名に結論としてなつたことの理由は、余りはつきり御説明がなかつたのですが、これは参議院の選挙法とも関係する限りにおいて、まあ一般に了解されておる点を明かにして置いた方がいいと思います。それはアメリカの上院が各州二名の上院議員があつて、全体の数がアメリカの下院に比して少いということは、普通に定説としては上院の場合には、その議員の属する党派の関係よりも、議員の個人の政治的識見ということが重んぜられるということが考えられておるので、人数の少い方が上院議員の一人々々について國民がよく知ることができる。そういうことが選挙法の上でも、下院の場合には選挙がしばしば行わ……

第5回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第閉会後3号(1949/06/29、1期、無所属懇談会)

○羽仁五郎君 この九の(一)の國の負担する選挙管理費用の配分について、一定の基準を設ける必要がある。その一定の基準を設けるのにつきまして、この今までの現状、さつきちよつと選挙管理委員会の方から御説明があつたのですが、事実問題として地方公共團体が國の選挙の実務を行なつて、そしてそれについて容易にその費用が支拂われない、或いは実際に要した費用が支拂われないという困難が今までも随分あつたようであります。中にはそれで破産してしまうというようなことも新聞で読んだこともありますし、それから又、地方自治体が、こういうふうな樣子ならば選挙管理費を負担するということは返上したいというような方向に動いておられたと……

第5回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第閉会後4号(1949/06/30、1期、無所属懇談会)

○羽仁五郎君 ちよつともう一度伺いたいのですが、特別投票の範囲というものは現在はどうなんですか。
【次の発言】 まあ海員とか、鉄道職員とか……。
【次の発言】 それは具体的にどういうことを意味しておりますか。
【次の発言】 この外にいわゆる被疑者というか、そういう取調を受けておるとか、或いはそういう人達はどうなるのですか。
【次の発言】 その点を拡大されることを私は希望したいのですが、その拘置中の方が投票所に行かれるようにですね。それから日本の今までの拘置所というのは一切外へ出さないという主義なんですが、アメリカの場合には奥さんと二人で散歩に出ることも規定に從つて許されるというようなふうになつ……

第5回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第閉会後5号(1949/07/01、1期、無所属懇談会)

○羽仁五郎君 ちよつと速記を止めて頂きたいと思います。

第5回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第閉会後6号(1949/07/02、1期、無所属懇談会)

○羽仁五郎君 戸別訪問を禁止することの意味はどういうことなんですか。なぜ禁止しなければならないのか。
【次の発言】 外國で戸別訪問を禁止しておる例があるでしようか。
【次の発言】 私は戸別訪問を禁止するという理由は今の御説明では全然納得できないのです。それから理論上戸別訪問を禁止しなければならないという理由があろうとは考えられない。從つて世界各國いずれも戸別訪問を禁止する規定がないというのは当然であつて、我が日本においてだけこういうものを設けるということは甚だ恥かしいことじやないかと思う。速かに廃止せられたいと思います。
【次の発言】 私はその大した理由がないのに、いろいろな規定を置いて置くと……

第5回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第閉会後7号(1949/07/04、1期、無所属懇談会)

○羽仁五郎君 朗読は省略してもいいのではないでしようか。
【次の発言】 質問ですが、個人演説会の場合には候補者の現存が必要とされてないのでしようか、どうなのでしようか。
【次の発言】 個人演説会の場合はどうなんですか。
【次の発言】 三十回のうち五回までは……その規定はどこに……
【次の発言】 そうすると今大野委員の言われているこの問題は、街頭演説会の目的を逸脱して、他の街頭演説会乃至立会演説会その他の選挙運動行爲を妨害するような場合をお考えになつておられるわれですか。
【次の発言】 この問題も今御説明がありましたように、公営の趣旨をどれくらい徹底させる、充実させるかということがむつかしいのじ……

第5回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第閉会後9号(1949/08/01、1期、無所属懇談会)

○羽仁五郎君 只今の御質問に対してお答えをいたしたいと思います。京都では出席されましたのは府会議員、それから府の総務部長、府の地方課長、府の刑事部長、公安委員、府の選挙管理委員長、京都市の総務課長、同じく市の総務課員、市の選挙管理委員会の書記、それから教育委員、それから社会党代表、民自党代表、民主党代表、それから放送局の職員、新日本婦人同盟という名称の婦人團体の方々、これらの方々でありまして、参議院の全國選挙制につきましては民自党の代表の方から反対の御意見が述べられまして、社会党の代表、それから婦人團体の代表からは賛成の御意見が述べられたのであります。民主党の代表の方は大体中立の態度を取られま……

第5回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第閉会後12号(1949/08/04、1期、無所属懇談会)

○羽仁五郎君 ちよつと質問しますが、トラックは言語じやないでしよう。
【次の発言】 第三も反対だ。
【次の発言】 これは前に御議論があつたのは、この戸別訪問の禁止を、官僚的に選挙干渉的に用いられることの弊害については、皆さんの御意見が一致していたわけですが、戸別訪問そのものの禁止については、從前の考え方が多数だつたと思う、ですから昨日御審議になつた原則、選挙は明朗濶達に、謙虚な自由の原則を貫くとすれば、戸別訪問の禁止は、官僚的な選挙干渉に用いて、自由を侵害するということにはならないのであります。
【次の発言】 文章にしても「額を実情に合せる」というように曖昧になつておるために、実情に合うように……

第5回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第閉会後13号(1949/08/05、1期、無所属懇談会)

○羽仁五郎君 金体この選挙法改正について特に放送局の方に御了解を願つて置きたいと思うことは、議員の質を上げ國会としての任務を達成するためにはどうしても金がそう掛からないでも人材が選出されるということが一等の眼目でということは常識になつておるわけです。選挙が金が掛かるために人材であつても出られない、それをこの委員会でも非常に重大な問題としておるわけですが、ところで金の掛からないで立派な方が選挙されるということについては、近代のいろいろな機械設備の中で最も進んで放送の技術、そこにどれくらいの効果が発生するかということは重大な問題なのです。それで今までも十分その放送関係の御協力を頂いているわけですが……

第5回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第閉会後16号(1949/10/17、1期、無所属懇談会)

○羽仁五郎君 今鬼丸委員から質問された点なんですが、第五ですが、総則に、選挙事項の周知及び棄権防止ということを入れていることの意味が、この総則の第一などとの均衡でですね。恐らくこれが立案されたときの意図は、やはり第一などと同じような意味で選挙についてのもう少し根本的な問題も考えておられたのではないかと思うのですが、それが技術的な点になつたために、選挙課理委員会に関する規定とダブつたり或は散逸したりするというような程度のものになつたのではないかと、論理上そんなふうにも考えられるのですが、若しそういうことがあるにせよ、ないにせよ、第五で取扱われているような問題を、もう小し根本的にここで取扱つて頂く……

第5回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第閉会後17号(1949/10/18、1期、無所属懇談会)

○羽仁五郎君 私は「日本国憲法の精神に則り」という字句を入れて頂いた方がよいと思います。それは選挙基本法が今度できる、その基本法の第一章総則の第一でありますので、この選挙が日本国憲法の精神に則つて行わなければならない。これはその後において出て来る各條の解釈或いは適用とかにおいても絶えず憲法の精神というものによつてやつて行くべきだと思います。それで衆議院の方にもそれが入つております。その点においては、参議院も同一歩調を取つて頂くことが妥当でないかと思います。
【次の発言】 只今の鬼丸委員の御意見に賛成です。尚その点について理由を補足いたしますが、只今述べられました理由の外に、先頃この本委員会から……

第5回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第閉会後18号(1949/10/19、1期、無所属懇談会)

○羽仁五郎君 さつきの鈴木委員の御説明はそうなんです。
【次の発言】 その点は選挙管理委員会にお願いしたらどうですか。

第5回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第閉会後19号(1949/10/20、1期、無所属懇談会)

○羽仁五郎君 今の地方行政課からの答弁は少し國会の委員会における答弁の趣旨と違つておるんじやないかと思う。岡本委員から質問されたのは、行政部において行政上差支えがあるかないかということを質問しておるのに、その政治上の内容についての意見を開陳されておるようですが、その政治上の内容については國会の委員会がみずから討議するのであつて、別に行政部の意見を聞く必要はないので……。依然として政府から出て來る人が國会の委員会でそういう意見を開陳する権利があるかのようた態度を取つておることは甚だおかしいと思う。そういう問題は委員会で討議する問題で、委員会ですでに今も鈴木委員から御発言があつたように、意見の開陳……

第5回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第閉会後20号(1949/10/21、1期、無所属懇談会)

○羽仁五郎君 昨日申上げて置いたのですが、この第百六十九ですね、これはこの前の小委員会で以て、こういう規定を設ける必要はないということを決定したのでありますから、削除して頂きたいと思います。
【次の発言】 ですから、この要綱案、選挙基本法案要綱仮案においても削除して置いて頂きたい。
【次の発言】 その点は、さつき委員長が言われたように、選挙委員長又は委員がその退去させるという全責任を負うということで解釈して行くと思うのですがね。
【次の発言】 百六十九は削除……。
【次の発言】 質問ですが、第二百十一の五項ですね。「前号に掲げるものの外第百五十一第一項の規定による自動車及び船舶を使用するために……

第5回国会 内閣委員会 第14号(1949/05/18、1期、無所属懇談会)

○委員外議員(羽仁五郎君) 日本経営者團体連盟專務理事前田一君の只今の御陳述に対して二、三の点をお伺いしたいと思います。  最初に伺いたいと思いますことは、現在政府が行なつておる行政整理が最初に只今御意見がありましたように、その根本的な目的においては異存がないといたしましても、最後におつしやつたように失業対策の裏付がないというような重大な欠陷を持つておるのでありますが、その結果こういう失業対策が中途でおつしやつたように民間の企業にも非常に重大な影響がある、或いはその影響をおつしやつておつたわけですが、その結論として極く簡單に申上げますと、いわゆる日本の全体の労働條件が低下する虞れがあると考える……

第5回国会 両院法規委員委員会 第2号(1949/02/11、1期、無所属懇談会)

○羽仁五郎君 今の御意見甚だ御尤もだと思いますが、新谷委員の御発言の、その衆議院側の御出席ということですが、願えればやはり両院法規委員会ですから、衆議院側の御出席もあつて、それで毎週一回の例会をお開きになるということが從前から見て実現が非常に困難でしようか。
【次の発言】 了解いたしました。
【次の発言】 新らしい両院法規委員会が、具体的な問題について審議を進められるという、さつき委員長からの御発言非常に私は期待するものでありますが、その際是非お採上げを願いたいということが一つありますので、皆さんに御賛成を得たいと思います。それは第一回國会以來その都度國会を通過しております多くの法律のうちに、……

第5回国会 両院法規委員委員会 第3号(1949/03/30、1期、無所属懇談会)

○羽仁五郎君 金森博士にお尋ねいたしたいのですが、この新憲法施行に伴つて、なぜ一院制をお採りにならなかつたかという点について、もう少し御説最を伺いたいと思います。と申します意味は、つまり戰爭放棄とか、或いは國民主権とかいう純進歩的な制度をお採りになりましたのに、二院制度という点において、非常に、もう少し進歩的な一院制ということをお採りになるという考えがあの当時、おありになつたに相違ないと思いますが、どうしてそれが実現できなかつたか、その辺を一つ伺いたいと思います。

第5回国会 両院法規委員委員会 第4号(1949/03/31、1期、無所属懇談会)

○羽仁五郎君 今官房長官の御意見を伺つて大変理解を深めたのですが、殊に最後の点で日本人がセルフ・リラィアンスという点が非常に欠けているというふうにおつしやる点は私も非常に同感です。それでそのセルフ・リラィアンスの点というのは、教育上、特にいつも問題になる点ですが、このセルフ・リラィアンスにしてやろうとして何らかの方法をとるとセルフ・リラィアンスを破壊し、そういう素質を伸ばすということに結局ならない、この民主主義的な本当の素養を與えようとして政府なり國会なりが、悪い意味の権力じやなく、いい意味の権力を持つていても、そういうことをすることが例えば非日というのでも、何が非日かということを自分ではつき……


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第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 人事委員会 第2号(1949/11/14、1期、無所属懇談会)

○羽仁五郎君 特に一言だけお願いして置きたいと思うのですが、インフレーシヨンを克服する政策を政府が苦心しておられるのですが、今御説明になつたのですが、併し要はインフレーシヨンを克服するということが現在置かれておるいろいろな悪條件と同所に解決されないのじや意味がない。そのために他を全部犠牲にされるというのでは、やはり政府としても困るのじやないか。特に問題となるのは国家公務員法ですが、官房長官は労働大臣をしてよく御承知のように、国家公務員の争議権とか、団体交渉権というものを奪つておる。その関係も十分お考え願つて、そうして今政府は政策上給与ペースを上げるべき條文を無視され、やはり国家公務員が団体交渉……

第6回国会 人事委員会 第3号(1949/11/18、1期、無所属懇談会)

○羽仁五郎君 今の点につきましては、先に建設省の土木研究所の所長その他官立研究所長会議の名を以て日本学術会議に向つて研究公務員特例制定に関する審議の御依頼がありました。日本学術会議ではそのために特別の委員会を設置いたしまして、明治大学法学部の松岡熊三郎君を委員長とする第十九委員会というものを設置して、約三ヶ月に亘つて研究の結果一応の結論に到達したものはございます。これを日本学術会議の第四回総会にかけられる筈であつたのですが、総会の決議をする前に人事院と十分御相談をして、どういうふうにして必要にして十分な解決を図るかという点で、むしろ総会にかけないで、人事院の御意見を伺つて今まで相談を重ねて来た……

第6回国会 人事委員会 第5号(1949/11/22、1期、無所属懇談会)

○羽仁五郎君 全財労働組合の副委員長高島さんにお尋ねいたします。最初に高島さんの公述の御趣旨は、人事院が今までやつて来たことを列挙せられて、それがいずれも職員にとつて不利益な、フエアでない処置であつたから、従つて今度の職階法についても、この程度の法案でこれは実際にどう施行されるかということについては信頼は持つことができないという御趣旨であつたようであります。結論としては、職階制というものを施行することに反対ではないので、その職階制が施行せられるのに、現在の人事院の機構又はこの職階法というものでは信頼できない。そういう御趣旨ですか。
【次の発言】 そうして積極的にはどの程度のことが條件としてあれ……

第6回国会 人事委員会 第6号(1949/11/24、1期、無所属懇談会)

○羽仁五郎君 私はこの人事委員会委員長及び人事委員同僚各位、それから人事院総裁、皆さんの御指導の下に、人事委員としての職責を盡すために全力を挙げて来たわけなんですが、今後そういうふうにすることができるかどうか分からないので、今日いわば或いは最後になるかも知れないので、少し根本的な点について人事院総裁の御意見をはつきりといたして置きたいと思うのであります。その第一は、人事院或いはこの人事行政の使命というものは、勿論国家公務員法第一條にもありますように、民主的にして能率的な、そうして合理的な人事行政ということにあると思うのでありますが、併し現在の日本で特に人事院に私が期待するものは、久しく日本国民……

第6回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第3号(1949/11/25、1期、無所属懇談会)

○羽仁五郎君 衆議院案第一章総則の第七「選挙取締の公正確保」の項のごときものはやはり削除するのが妥当かと存じますが。
【次の発言】 これはどの程度迄必要であるかということの説明を願いたいと思います。
【次の発言】 これは私共の会派で相談した結果は、衆議院原案の方が正しいのではないかと思います。やはり自動車二台、船舶二隻ということになりますと、これを公営にするということは、現在の日本では無理です。選挙費は、非常に嵩んで来てしまうので、これは参議院の方で御議論になつたことでありますけれども、併しこれは撤回せられて衆議院案の方をお認め願いたいと思います。


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 人事委員会 第3号(1950/02/02、1期、無所属懇談会)

○羽仁五郎君 今の木下さんの御発言に全面的に賛成なんですが、その後まあ輿論が大体においてこれを支持している問題であり、政府は併し非常にはつきりしない。又議運なんかでも問題になつておるわけですが、この際至急この委員会において、人事院がその後どのように考えておられるか、そういうような点をぜひ伺つて、そうしてこの委員会としてはつきりした結論を出して頂けばいいのじやないかと思うのですが……。

第7回国会 人事委員会 第5号(1950/02/18、1期、無所属懇談会)

○羽仁五郎君 今の人事院から木下委員へのお答えを伺つて疑問に思う点が二つあるのですが、一つは昨年度において人事院から勧告された三千三百何円というものに対して、政府はさつき説明されたような理由で二千七百円ですか、というものしか出さなかつた。ところがその後実際において暖房用炭の価格は、政府が二千七百円に切下げたような理由によつて下つていないということになれば、ただ人事院が正しかつたと今おつしやつた、正しかつたということが分つたと言われるのだが、それは少しアカデミツクに説き過ぎるのじやないか。正しかつたということが分つたということは、即ちそれらの勤務地における公務員諸君の暖房費用が、それだけつまり損……

第7回国会 人事委員会 第6号(1950/02/27、1期、無所属懇談会)

○羽仁五郎君 第七回通常国会の重要案件であります国家公務員の給與問題の審議に当つて、各地の実情を調査し、以て審議に万全を期するために、この度院議に基いて人事委員会編成の三班が、各地に派遣されることになりました。我々第二班は、特に昭和二十四年法律第二百八十二号国家公務員に対する臨時年末手当の支給に関する法律及び国鉄職員に対する裁定による臨時年末賞與の給與の状態及び勤務地手当、寒冷地手当等の支給の実情を調査して、これらに対する今後の方針を明らかにし、公務員の給與制度の確立を図ることを主要目的として、十二月二十八日より東北各県に派遣せられて調査をいたしました。勿論年末のために各県より正確な数字的資料……

第7回国会 図書館運営委員会 第3号(1950/04/11、1期、第三クラブ)

○羽仁五郎君 我が国立国会図書館法が立法され、又国立国会図書館が建設されるにつきましては、諸君のよく御承知のように、アメリカの議会図書館及びアメリカの図書館界から非常な好意と援助とを受けて、当時アメリカの議会図書館の副館長ヴェルネル・W・クラップ君と、それから全アメリカの図書館協会の会長をしておられたブラウン君と、そのお二人を派遣せられて、特にライブラリー・ミッションとして、当時の両院図書館運営委員会を助けて下さつたり、立法及び建設にも非常な貢献をされたことは御承知の通りであります。今回我が国会の両院議員が米国に派遣されました際、我が国立国会図書館長がやはり派遣せられましたので、その図書館長に……

第7回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第3号(1950/02/02、1期、無所属懇談会)

○羽仁五郎君 只今の御報告になりました七点でありますが、これはこの選挙改正特別委員会が昨年の夏開始以来、愼重に討議討論せられた結果の結論として、十分練り上げた上で出ておる七点でありますから、何とかして衆議院がこれに同調せられるように本委員会として委員長に御助力をお願いしたいというふうに切望するものであります。
【次の発言】 只今委員長の御説明の御趣旨と、それからできるだけ衆議院と一致を図ろうという御努力の御誠意に対しては全面的にこれを支持したいと思います。今言われました程度のことは或いは今日こちらの委員会として皆さんの多数の御意見であれば、それに従つてもいいと思うのでありますが、但しここに出て……

第7回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第4号(1950/02/11、1期、無所属懇談会)

○羽仁五郎君 委員長の大変な御盡力、それから又先般の衆議院との懇談会で、参議院で十分御討議の結果が衆議院側でも段々了解して進まれていることを大変有難いと思うのですが、只今委員長が御報告になりました問題の中で、知事及び市長の立候補の制限、この問題はこの間の懇談会のときの結論から言つても、要するに結論は公権を濫用して選挙運動をやるということを制限するために、現在直接権力上の影響のある地区の投票を無効とするというような案で行けば、衆議院とも或いは一致するかも知れない。それから又関係方面の場合にもそういうような論拠があれば、これは選挙の自由を制限するのではなくて、つまり権力の濫用を防ぐという意味ですか……

第7回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第5号(1950/02/14、1期、無所属懇談会)

○羽仁五郎君 先程御報告下さいまして、この参議院側で一致して衆議院側に申入れました件のうち、殆んど今言われました知事、五大市長等に関する以外のことについて衆議院側で御了解がないようですが、これは是非参議院が一致してお決めになつたことでもありますし、今後も、我々として努力し得るように御盡力願いたいと思うんですが、関係方面に対してもその点力説して頂きたいと思うんです。本朝のニッポン・タイムスを見ますと、現在我々が選挙法改正をやつているがそれに対してなかなか痛烈な社説を以て批判しております。それで選挙の自由というものについて両院の選挙法改正委員会は十分の理解を持たないで、それで徒らに新らしい候補者が……

第7回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第7号(1950/03/07、1期、無所属懇談会)

○羽仁五郎君 ちよつと吉岡君に質問したいのですけれども、十一頁の上の段の第七選挙運動費用に関する事項の第三項には今御説明になつた御趣旨と違うようじやないですか。
【次の発言】 只今の委員長の御提案に大体異議がないのですが、その際すでに参議院のこの本委員会において幾つか決定した問題があり、そうしてそれに関して衆議院側にしばしば委員長を煩わして交渉を継続して来たのがありますが、それらは別に特に討論を用いる必要のないものは討論を用いないで、今まで続けられて来た態度を続けて頂きたいと思います。それ以外の問題についてそれぞれまだ討議をすべきものがあると思うので、引続いてそれらの個々の点についての討議を行……

第7回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第8号(1950/03/09、1期、無所属懇談会)

○羽仁五郎君 選挙管理委員会から詳しく御説明を伺いたいと思います。
【次の発言】 具体的に伺いますが、例えば国立大学教授なんかが参議院に立候補するということは、できるのですか、できないのですか。
【次の発言】 参議院の性格から言つて、参議院に限らないのですけれども、衆議院でもそうですが、そういう識見を持ち学識を持つた人が立候補されることが非常に望ましいと思うのですが、公務員法の建前ではそういうものまでひつ括めてあるのですが、併し選挙法の方でそういう方々が立候補され当選せられるならば、その大学教授は辞職するということができることが非常に望ましいのじやないかと考えますが、どうでしようか。

第7回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第9号(1950/03/14、1期、各派に属しない議員)

○羽仁五郎君 小林君さつき六分の一と言つたよ。
【次の発言】 公職選挙法案に賛成です。
【次の発言】 今のは選挙基本法の方が理論的にいいのじやないですか、どうですか。
【次の発言】 衆議院はどうしてこういうことを絶えず強調されないのか……、こちらから申出てあるのを無視されておるというような感じがするのですが。

第7回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第11号(1950/03/17、1期、各派に属しない議員)

○羽仁五郎君 今の岡本委員の発言の御趣旨に賛成するのですけれども、併しそれはさつきも述べられましたように、現在法においてもそういうことができるという意味ですね。
【次の発言】 僕の質問したいのは、現在世上で問題になつておるような某々次官なんかの職権濫用を伴う、或いは公の費用の濫用を伴うようなそういうものは現在の法律においても十分取締れるものであると思うのですが、その点はどうなんですか。
【次の発言】 了解しました。(「賛成」と呼ぶ者あり)
【次の発言】 つまり当選したのに無効になつて来る。
【次の発言】 これはもうすでに世論が十分批判しておるところなんですが、参議院議員の定数ということについて……

第7回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第12号(1950/03/23、1期、各派に属しない議員)

○羽仁五郎君 昨日お手許に配付されました委員長の修正案の後と、それから本日お手許に配付されました鈴木委員御提出の修正案のうしろと、両方御覧頂きたいのであります。  第一は、先日の本委員会の討議の間に大島委員から御発言もありました警察に留置されている人の投票は、これはその刑務所にいる人が不在投票ができ、警察に留置されている人が投票ができないというような非常に不公平な取計らいでは、今できる公職選挙法の建前上如何であろうかというので、技術的に多少の困難もあろうと思うのですが、公職選挙法の四十八条第二項、四十八条は、「身体の故障又は文盲に因り、」と代理投票のところで、不在投票の一つ前のなるのですが、不……

第7回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第13号(1950/04/01、1期、第三クラブ)

○羽仁五郎君 委員会及び委員長の非常な御尽力によつて、参議院の本委員会が大体御決定になつた分の多くの部分が衆議院の了解を得たと思いますが、それから残る部分は先程菊井課長から報告されました部分についても、十分に尚委員会及び委員長の御尽力を願いたいと思うのであります。その理由につきましてはたびたび本委員会において申述べましたので余り繰返しますことは恐縮でありますが、詳しくは繰返すことを避けますが、簡単にこの際もう一度慎重にお考えを願いたいと思う点だけの発言を許されたいと考える次第であります。で、私が申上げたいと思いますことは四つございます。  第一は前回に参議院の委員会において大体多数の皆樣の御賛……

第7回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第14号(1950/04/06、1期、第三クラブ)

○羽仁五郎君 今議題最なつています公職選挙法案に対する一部修正案については、これ以外に私共から提案をいたしまして、本委員会の多数の方々の御賛成を得ている條項が約七つばかりあるのでありますが、衆議院との話合において委員長は非常な努力をして下すつたにも拘わらず、それらの点については衆議院が了解せられかつたことについては、参議院としては非常に遺憾に思います。後に修正案又は少数意見を述べることを許されたいと思いますが、併し委員長は頃常な努力をせられておまとめになつたこの一部修正案についてはこれに関する限りは私も賛成いたします。
【次の発言】 只今全会一致で可決されました一部修正案を除いて公職選挙法案全……

第7回国会 法務委員会 第13号(1950/03/15、1期、各派に属しない議員)

○羽仁五郎君 ちよつと一言伺つて置きたいと思うのですが、さつき証人がお述べになりました中に、味の素事件の際に、佐藤という人について調べなければ、今後捜査を進行することがでなきいというふうにお感じになつたというときの御説明の中に、どういう意味で佐藤という人を調べて見なければならないかという最初の理由として、昭和電工事件のときの事件に関係もあつた人ということをおつしやつておられましたが、それは具体的にはどういうことなのか説明して頂きたいと思います。
【次の発言】 じや、それはあとで又もう少し正確に伺いたいと思います。
【次の発言】 ええ。

第7回国会 法務委員会 第16号(1950/03/18、1期、各派に属しない議員)

○羽仁五郎君 ちよつと証人に一、二お尋ねしたいのですが、佐藤昇という方を実際に釈放せられたでしようか。
【次の発言】 その釈放せられるときに証人の方では拘留を請求せられて、それでどなたがどなたと……、検事局の関係の方に対して拘留を請求されたのは、どなたがなさつたのですか。
【次の発言】 いや拘留を続けて、取調べを続けるべきではないか、続けるべきだという考えをお持ちだつたということをさつきおつしやいましたが……。
【次の発言】 そういう意見を検事局の方へ通ぜられたと思うのですが。
【次の発言】 それはどなたがどなたに御通知になつたのですか。

第7回国会 法務委員会 第20号(1950/04/06、1期、各派に属しない議員)

○羽仁五郎君 証人に伺いたいのですが、伺いたいことは五つ、六つありますが、第一に伺いたいのは、これは念のためなんですが、証人の履歴の大体をお差支なければ伺いたいと思います。
【次の発言】 続けて、その間に昭和十九年に司法省刑事局思想課にお勤めになつたことはありますか。
【次の発言】 それはいつからいつまでですか。
【次の発言】 昭和十九年のいつ頃からですか。
【次の発言】 一月に正式にはどういう……、思想検事というのですか。
【次の発言】 それで思想関係をおやりになつたわけですか。
【次の発言】 元の思想検事ですね。特高……。
【次の発言】 主におやりになつたのは思想関係ですか。

第7回国会 法務委員会 第22号(1950/04/10、1期、各派に属しない議員)

○羽仁五郎君 一言だけ証人に伺いたいのですが、証人がさつき述べられておつた中に、岡崎さんと、丹羽さんとが初め増田さんの霞ヶ関の事務所で会つておられる、而もそれは増田さんに御迷惑だというので、電気クラブの方へ来られたということを言われましたが、それはいつ頃のことですか。
【次の発言】 有楽町へ来られたのはいつですか。
【次の発言】 二十二年の。
【次の発言】 何月頃から。
【次の発言】 それはあなたの事務所をお貸しになつたのですから、そう曖昧な筈はないと思いますが。
【次の発言】 夏というと……。
【次の発言】 どうも有難うございました。

第7回国会 法務委員会 第23号(1950/04/11、1期、各派に属しない議員)

○羽仁五郎君 大分時間も遅くなつたので恐縮なんですが、簡単に数点について伺つて置きたいのですが、すでに証人から証言を得ておるので、重複するかも知れませんが、念のために第一に伺つて置きたいのは、証人は、この佐藤昇という方と金銭の授受はどういうふうになつておりますか。
【次の発言】 伊藤鑛壽という方は……
【次の発言】 それから次に伺いたいのは、証人は、宗像警部補という方に向つて、土田という方が、松本課長の言うことを聞く必要がないというふうなことを言われたということを、お聞きになつたことがありますか。
【次の発言】 いや、よろしいです。
【次の発言】 それでは簡単にどうぞ。

第7回国会 法務委員会 第24号(1950/04/12、1期、各派に属しない議員)

○羽仁五郎君 今の間狩警務課長に電話で佐藤昇という方からの寄附の件を連絡されて、その寄附の結果はどうなつたのですか。
【次の発言】 受取つたのか、受取らなかつたのか……
【次の発言】 受取つたらしい……
【次の発言】 証人は電話クラブという所に行かれたことがありますか。
【次の発言】 それからセノオビルという所に行かれたことはございませんか。
【次の発言】 今委員長並びに他の委員からのお問いに対してお答えになつておるところを伺つておりますと、こういう感じを受けるのですか、まああなたは非常に法律をよく知つておいでになるらしい。それで法律に触れないような形でなされることに対しては、自分としても責任……

第7回国会 法務委員会 第25号(1950/04/13、1期、各派に属しない議員)

○羽仁五郎君 証人に二、三伺いたいのですが、吉武さん或いは日野さんという方は証人と非常にお近しい関係にあるのですか。
【次の発言】 そうして吉武さんとは密接な関係をお持ちになつておられた。
【次の発言】 そうすると、吉武さんが佐藤という方と非常に親しいということは、いつ頃から御承知だつたんでしようか。
【次の発言】 その警視庁の中で、あなたのいつもいらつしやる所と吉武さんのいらつしやる所とは、相当離れておるのですか。
【次の発言】 予備隊。
【次の発言】 その吉武さんの御自身の御証言で、昨年の七月中頃から、下山事件当時なんでしよう、佐藤さんが毎日見えていたというのですね。

第7回国会 法務委員会 第31号(1950/04/25、1期、第三クラブ)

○羽仁五郎君 これは一昨日の日本タイムスでありますが、日本タイムスが社説で以てこういうことを言つておる。吉田首相が最近五井産業事件というものは裁判で決定する問題だということを言つておられる。こういうことは吉田氏のような地位にある人がこういうことを言うということは、彼が日本の人民がよい信頼すべき政府を持つということに対しての持つべき責任に対して、不忠実なものとして非難されなければならないであろう。政府におけるあらゆる種類の腐敗、又は不正というものについては日本人民が深く関心を持たざるを得ないところなのである。で最後に結論として、国会がこれらの事件を徹底的に調査しなければならないということを強調し……

第7回国会 法務委員会 第37号(1950/05/02、1期、各派に属しない議員)

○羽仁五郎君 只今小林委員からの御発言は誠に御尤もでもあるんですが、若し小林委員の方からこの字句の表現等について不満であるということについて御発言があるということになると、実は私としても今度は別の意味から実は非常に不満なんです。委員会の委員のそれぞれの意見としては、ここにまとめられたような趣旨について、今お話のように、その字句とか、或いは場合によつては字句に止まらないというような点について、それぞれ多少の意見の相違があるかと思うのですが、併しこれをここで討論をしておることよりも、中間報告として一応ここにまとめられたようなものを承認することにせられたらどうかと思うんですが。

第7回国会 両院法規委員委員会 第2号(1950/02/14、1期、無所属懇談会)

○羽仁五郎君 この両院の法規委員会の権威は非常に高いものでありまして、両院の議長に向つて勧告する、そういう責任を持つている。その両院法規委員会の議事ができるだけ高潔に、且つ円満に進行して行くことを私は心から希望するものであります。それで、本日或いはそういう点で如何かと思えるようなことがでざいましたことは、私としてすべて一つもこれを信ずることができません。はういう問題があるというふうに私は信じておらない。で、今後もどうか一つ、この両院法規委員会がその負うている重大な使命というものを果して行く上に御指導を願いたいというふうに考える次第であります。


羽仁五郎[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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各種会議発言一覧(参議院1期)

羽仁五郎[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第1回国会(1947/05/20〜1947/12/09)

第1回国会 文教委員会第一小委員会 第2号(1947/08/27、1期、無所属懇談会)

○羽仁五郎君 私のこの問題についての考は、先日の文教委員會の席上で申上げた通りでありまして、私の根本精神はこの請願をお出しになつた方、又御紹介になつた梅原委員と全く同じであつて、國民の間に宗教的情操を高めたいという目的においては全く同じなんです。私自身も實際日本人の間には、必ずしも現在の若い人と言いませんが、從來の日本人の間には宗教的情操が非常に低いということを、歴史的にも痛感いたします。例えば江戸時代の日本の儒者が無神論であるというふうに普通言われているのですが、よく研究して見ると全然深い哲學的な無神論じやないですね。つまり佛教なり、宗教についての理解のない、つまり機械的なものであるのです。……


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第3回国会(1948/10/11〜1948/11/30)

第3回国会 人事・労働連合委員会 第1号(1948/11/11、1期、無所属懇談会)

○羽仁五郎君 今、原委員からおつしやられたのは、私は賛成なんですが、それについては官房長官の説明を伺つてから又考えることにしまして、この連合委員会において是非御考慮願いたいと思いますことは、やはりこの問題は非常に重要な問題でありまして、どうも私はこの問題の要点というものが今までどうもはつきりしていないのじやないかと思うのです、と言いますのはその國家公務員法の改正ということが國家公務員がストライキができなくなるということにばかり要点が置かれておつて実際の目的ですね、つまり國家公務員は國家公務員としての職責を民主的に且つ有効に果すという方の目的はしばしば口では言われるのですが、実際にはどつかへ見え……

第3回国会 人事・労働連合委員会 第2号(1948/11/12、1期、無所属懇談会)

○羽仁五郎君 さつきから山田労働委員長が質問されておる点に対する淺井委員長のお答えは、我々が伺つておりますと、問題の本質と、それから問題の技術的な面とを混同しておられるように思うのですが、この國家公務員法の改正の問題が、政令二百一号のそれと人事委員会と違うかも知れない。違うかも知れませんが、併し要するに問題の要点を我々は國民の前に明らかにしなければならないのであつて、その要点、即ち國家公務員が一律にその基本的人権を制限されるということが、これが國際的に問題になつておるということは電報を別に受取られなくても御承知だろうと思います。確実に御承知だろうと思います。これは日本の新聞にも出ておつたことで……

第3回国会 人事・労働連合委員会 第4号(1948/11/15、1期、無所属懇談会)

○羽仁五郎君 土曜日に私時間を得なかつたので、土曜日の本委員会における首相のお答を伺つても、どうしても納得できない点がありますので、長い時間を必要としないと思うのですが、その問題をはつきりさせるために、どうか大変恐縮でありますが、もう一回首相に來て頂いて、それらの点についてはつきりしたお答を頂きたいと思います。

第3回国会 人事・労働連合委員会 第5号(1948/11/17、1期、無所属懇談会)

○羽仁五郎君 了解いたしました。

第3回国会 人事・労働連合委員会 第6号(1948/11/19、1期、無所属懇談会)

○羽仁五郎君 私遅れて來たので、ちよつと伺いたいのですが、國家公務員法の一部を改正する法律案の第一條ですね。
【次の発言】 この第一條の三項以下ですが、「何人も、故意に、この法律、人事院規則又は人事院指令に違反し、」というのと、それから「この法律の規定が、從前の法律又はこれに基く法令と矛盾し又はてい触する」云々と、こういう規定は、どういう意味でかように入れられたものか、それを伺いたい。
【次の発言】 この末段の「從前の法律」というのは勿論憲法を含まないのだろうと思いますが……。
【次の発言】 今御説明を伺うと、これらの第三項以下の條文というものは、必ずしもなくともよいというものであるのじやない……

第3回国会 人事・労働連合委員会 第7号(1948/11/20、1期、無所属懇談会)

○羽仁五郎君 國会公務員法改正の審議を進める上に、政府の行政面の最高の責任者のお考えを伺いたいという私の希望に、総理大臣が應えて下すつたことを感謝いたします。成るべく簡單にお尋ねをしたいと思うのですが、いろいろの問題があるので、十分に討議を許されたいと思うのです。(「無論」と呼ぶ者あり)ここは特に参議院でありますし、我々がこの國家公務員法改正を賛成するにしましても、或いは反対するにしましても、或いは修正するにしましても、その理論的な理由はやはり國民の行に明らかにするということが愛々の義務である。又参議院の権威に関することでもあると思いますので、根本的な点からお考えを伺いたいと思います。  私は……

第3回国会 人事・労働連合委員会 第8号(1948/11/24、1期、無所属懇談会)

○羽仁五郎君 法務総裁並びに法務廳法制長官佐藤君にお尋ねをしますが、先程來しばしば言われておることですが、基本的人権ということとそれから公共の福祉ということとは同じレベルのものであるかどうか、それを伺いたいと思います。
【次の発言】 去る二十日、本委員会の席上において私は同じ質問を臨時人事委員長淺井清君にしたのですが、淺井君は明瞭に、基本的人権と公共の福祉とは同じレベルのものだとは考えられません、基本的人権は一段高いレベルにあるものだとお答えになりましたが、政府内部のこういうような意見の不一致はどうされますか。
【次の発言】 抽象的な問題ではありません。理論的にはつきりした問題です。これは法務……

第3回国会 人事・労働連合委員会 第9号(1948/11/25、1期、無所属懇談会)

○羽仁五郎君 この前にお答え頂きました問題に続いて、首相に質問を許されたい。吉田首相の評判のよい点は政権に囚われないという点にあるそうですから、(笑声)首相としてではなく、ステーツマンとしての首相に、理論的の点を、今度は個別的に伺いたいと思うのであります。  この前の御答弁の中に、國家公務員法改訂案に戰時法的な色彩はないと言われましたが、これは若しこの國家公務員法改訂案の中に戰時法的の色彩があれば、勿論これを除くというお考えと了解いたします。この問題は非常に重要な問題でありまして、過去において、御承知のように、民主主義は幾度か企てられたのですが、それがやがて崩れた事例がたびたびあるのであります……


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第4回国会(1948/12/01〜1948/12/23)

第4回国会 大蔵・人事・労働連合委員会 第5号(1948/12/21、1期、無所属懇談会)

○羽仁五郎君 先きの木村委員の質問に対する政府委員の御答弁は次のように了解して差支ないですか。それは人事院の勧告を形式だけにおいて尊重して、実質においては尊重しなかつたというふうに了解してよろしいでしようか。
【次の発言】 その点は必要によつては首相の答弁を伺いたいのですが、國会は公務員法の改訂案を通過し、それに対して連合軍最高司令官は非常に期待をかけられておることは、新聞紙上でも我々が読んだ通りでございますが、それが單に形式においてだけ尊重されておつて、実質的に何ら尊重されていないということになると、國会は改訂公務員法を通過したことにおいて、國民に対して又公務員に対して甚だ申訳ないことになる……


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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 選挙法改正に関する特別委員会参議院議員選挙法改正要綱立案に関する小委員会 第閉会後3号(1949/09/15、1期、無所属懇談会)

○羽仁五郎君 この第六の原案を拜見し、今説明を伺つて前に遡るわけじやないのですが、第四、第五についてもどうもこれはこの前の委員会のときに申上げたことと同じことを痛感せざるを得ないのですが、この選挙方のやはり最も基本的な点は、我々がすでに原則でも決定しましたように、要するに第一は選挙民の政治的意義がこれによつて引上げられて行くか、引下げられて行くかということと、第二にはそういう規定を置くことによつて選挙民の自由な意思の発表というものが官僚式的に制限される虞がありはしないかということと、第二の点が事実問題として私は非常に原則的に重要じやないかと思うのです。事前運動なり戸別運動なり選挙期日後の同列な……

第5回国会 選挙法改正に関する特別委員会参議院議員選挙法改正要綱立案に関する小委員会 第閉会後4号(1949/09/16、1期、無所属懇談会)

○羽仁五郎君 今の問題は、京都、大阪、神戸なんかでいわゆる公聽会に準ずる会合を持つていろいろ皆さんの御意見を伺つたときに、結論としては、やはり各地の選挙管理委員会の御意見では、どうもやはり選挙は依然として官僚選挙だという非難を受ける。そういう意味では、選挙管理委員会の実権というものができるだけ成長して行くという方向に自分達も努力しているけれども、成るべく警察官等の干渉がないような方向に進んで行くことが望ましいのじやないかという御意見が一般に多かつた。そういう意味で、現在の状態としては選挙はやはりまだまだ選挙管理委員会がやるのだという認識が一般に徹底しないで、それでその官僚選挙になりやすいという……

第5回国会 選挙法改正に関する特別委員会参議院議員選挙法改正要綱立案に関する小委員会 第閉会後5号(1949/09/17、1期、無所属懇談会)

○羽仁五郎君 この十四の本文ですね。「新聞廣告は公営により行い、回数を二回とし、」というのは恐らく今の意味を含めて、一回は全國的、一回は地方的という意味に理解される方が自然じやないかと思います。
【次の発言】 十五は十四をどうするかによつてだね。
【次の発言】 我々は先日公聴会に準ずる会合を各地で開いていろいろ意見を伺つたときに、兵庫縣の検察当局の方から述べられたことはこういうことがあつたのです。それは初め検察当局ではいわゆる選挙法によつて、そうしてそれによつて禁ぜられておるいろいろな問題というものは一々險挙する方針であり、又事実検挙もした。ところが途中においてその選挙の取締は買收を取締ること……

第5回国会 選挙法改正に関する特別委員会参議院議員選挙法改正要綱立案に関する小委員会 第閉会後6号(1949/09/19、1期、無所属懇談会)

○羽仁五郎君 その費用がかかることは困るということですね。
【次の発言】 だけれどもね、今おつしやる御趣旨であれば、今度は金のある人は、看板だの、立札だの、ちようちんだのを到る所へ掲げるということになりますね。
【次の発言】 ここで選挙のために使用する張札制限ということは、制限内の張札でありませんか、制限外ですか。
【次の発言】 十八で制限している以外の張札。
【次の発言】 質問ですが、演説会場に行く道順なんかを記した札がよく張つてありますね。ああいうものはどうなりますか。続いて発言します。随分分りにくいところに演説会なんかがある場合なんかに、民衆の便利を図つて、演説会場に行く張札が張つてある……

第5回国会 選挙法改正に関する特別委員会参議院議員選挙法改正要綱立案に関する小委員会 第閉会後7号(1949/09/20、1期、無所属懇談会)

○羽仁五郎君 ここに列挙されておるものの中で、先ず第一に問題になるのか、今もちよつと説明の中にありました個人演説会の開催に要する経費の問題ですが、今御説明のように、個人演説会というものが自由になる、從つてそういう意味でこれに入つていないということなんですが、個人演説会が自由であるけれども、併しやはり個人演説会に対して選挙が十分な知識を以て自由に行われるために、公営が目的としておるような趣旨の、つまり学校或いは地方公共團体の管理に属する公会堂及び議事堂、在いは市町村の選挙管理委員会の指定した施設、そういうような施設の便宜が提供されることがやはり望ましいと思う。そうでありませんと、個人演説会の開催……

第5回国会 内閣・人事連合委員会 第1号(1949/05/13、1期、無所属懇談会)

○羽仁五郎君 議事進行について……今この委員会の議題となりました定員法案につきましては、主として内閣委員会がこれを審議なさるわけでありますが、それに問題の性質上、人事委員会との連合委員会を開いて下すつたことを、大変私として有難いと思つておるわけです。御承知のように人事委員会は前の議会で國家公務員法改訂案を通しまして、そして國家公務員法が、國家公務員の職務の遂行に当り最大の能率を発揮し得るように、民主的な方法で選択され、且つ指導さるべきことを定め、以て國民に対し、公務の民主的且つ能率的な運営を保障することを目的とするという國家公務員法の実行について、人事委員会は重大な責任を持つておりますので、こ……

第5回国会 内閣・人事連合委員会 第2号(1949/05/15、1期、無所属懇談会)

○羽仁五郎君 それについて……
【次の発言】 資料の問題なんですが……
【次の発言】 今議事進行については各府、省別に一應なさつて、最後に総括的の御審議になると……
【次の発言】 それでは総括的のことは後にしまして、今の総理府に関する問題ですが、この総理府の、今三始君も言われましたように、この細目についての資料はお出しになりますか、なりませんか。それを伺いたいと思います。
【次の発言】 お答がはつきりしないですが、総理府定員の内訳というのについて、先ず総理府においては、ここにはそれぞれのただ総務課とか、監査課とか、財閥役員審査課とかいうような数字が上つているのですが、これは前のはない、旧定員は……

第5回国会 内閣・人事連合委員会 第3号(1949/05/16、1期、無所属懇談会)

○羽仁五郎君 この政府全体の行政整理の率を見ますと、法務府の場合は殆んど整理されないで九九%存在しておるのに、労働省という日本の現在の経済建設の民主化にとつて最も重要な労働省が七二%全体として切られておる。この全体として七二%切られて、労働省としてはその仕事を能率を低下することなくやつて行かれるのであるかどうか、その全体について先ず伺いたいと思います。
【次の発言】 労働省が新たに昭和二十二年に設置せられて、なかんずくその中で、具体的に申せば労働基準局というものができたのが日本の長年のいわゆるチープ・レーバー、殊にそれが國際世界に深刻なる損害を與えたというそういう深い反省の上に立つておると思う……

第5回国会 内閣・人事連合委員会 第4号(1949/05/18、1期、無所属懇談会)

○羽仁五郎君 この経済安定本部の機構改革はどういうふうになつておるんですか。今人間の数の御説明があつたのでありますが、部局の廃合等はどういうふうになつておりますか。
【次の発言】 その一官房十局が一官房六局になつたというのはどういうふうになさつたのか、それはでういう根本方針というか、経済安定本部がこういう点に重点を置いて行こうというような、そういう政策的の原則がおありになると思いますが、今度新らしく認められた局の名前と、それから経済安定本部がどういう点に重点を置かれておるのか、その二つの点についてお答え願います。
【次の発言】 資源委員会はどういうふうになりますか。

第5回国会 内閣・人事連合委員会 第5号(1949/05/23、1期、無所属懇談会)

○羽仁五郎君 農林大臣に伺いたいのですが、農林省の設置法及び定員法の全体について、いろいろの問題があると思うのですが、大体私が今伺いたいと思いますのは、政府の方から我々の手許に送られましたこの資料によつて見ますると、やはり今まで農政局にあつた農地部と農業協同組合部というものが今度は見えないのです。それで今まで畜産局にありました競馬部は依然として今度もある、こういうようなことが現内閣が農林省において行われようとしている政策の現われかどうかということについてもう一応お考えを伺いたいのですが、それについて注意を喚起して置きたいのは、昨日、五月二十二日にニツポン・タイムスの社説にリヴストック・スキャン……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 大蔵・人事連合委員会 第2号(1949/12/22、1期、無所属懇談会)

○羽仁五郎君 今の点に関連してなんですが、その非常勤の人達は給與の上では差別されているというお話ですが、我々人事委員としては、国家公務員としていろいろの制限を受けているという点があるので、従つて若しそういうように一方では国家公務員法によつて、相当の制限をして置いて、他方では給與の点では一般の公務員に対して著しく不利に取扱つておられるということになると、やはり改正前の国家公務員法がよかつたということになつて、国家公務員法の改正の必要まで感ぜざるを得ないような点も起つて来る。そういうことになつた方がよいというふうに大蔵省はお考えですか。
【次の発言】 最初に伺いたいのは、公務員法なり、或いは公労法……



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データ更新日:2022/12/18

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