このページでは蟹江邦彦参議院議員の1期(1947/04/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は1期国会活動統計で確認できます。
○カニエ邦彦君 本員は法案の提出見込について緊急質問の動議を提出いたします。
【次の発言】 私は吉田首相に対し、今国会会期も剩すところ五日しかございませんが、我々の法案審議の実情を申上げ、政府の所信を質さんとするものであります。(「ヒヤヒヤ」と呼ぶ者あり)
即ち今十一日現在におきまして、政府提出法案は百九十二件、うち可決法案が五十二件、それに政府が今國会に提出を予想されるもの十八件を含めまして、合計百五十二件があと五日間で審議を完了せねばならないのでございます。(「而も惡い法案だ」と呼ぶ者あり)然るに現在の実情は、我々内閣委員会に付託されました案件だけでもまだ三十件も残つております。而もこれ……
○カニエ邦彦君 私は只今上程いたされましたところの通商産業省設置法案に対しまして、日本社会党を代表し、眞つ向から反対するものでございます。その反対理由を簡單に申述べますと、 先ず第一に、この法案は飢餓輸出体制の確立を狙うものであるというのであります。(「そうだ、全くその通り」と呼ぶ者あり)このことは、一つには、貿易廳が商工省を乘取つた形におきまして、機械とか、陶磁器、雜貨等すべての生産の原則が、物の輸出、生産、流通及び消費の増進、改善、調整をすることとなつており、從つて輸出が眞先に取上げられているということであります。ここで消費と申しますのは、即ち運出品生産のための原材料の消費という意味であ……
○カニエ邦彦君 只今の三好君の修正意見に皆樣に御賛成をして頂きたいために一應の説明を申上げたいと思うのでありますが、実はこの資材調整事務所は農林省の出先機関として、終戰後重要資材物資の取扱を國がなすために、出先機関を全國に配置しておるのでございます。ところが今回の政府原案によりますと。これを廃止はせないのでございますが、食糧管理部の中に一部入れまして、そうして現在の形を一應縮小するというようなことの原案になつておるのでございます。そうして、そういう具合にいたしますと、從來資材調整事務所というものは、皆樣方も御承知のように、各零細な農民とか或いは漁民の人たちに重要な仕事をするところの資材の割当を……
○カニエ邦彦君 私は只今上程いたされましたところの行政機関職員定員法に対しまして、日本社会党を代表いたしまして反対をするものであります。討論に先立ちまして皆様に一言お断わりし、且つお願いして置きたい点がございます。後から出ますところの本法案の一部修正案を除いて、残り全部に対する修正案があるということを十分御了承願いたいのでございます。それから本法案は、我々労働者にとりましては最も重要な問題でございますので、十分に我々の意見を述べさして頂きたいと思うのであります。只今議長から時間の制限を受けているのでございますが、大体は先ず時間制限内にやれるものと思うのでございますが、多少延びるかも分りませんの……
○カニエ邦彦君 私は一昨二十八日の本会議においての草葉隆圓君の懲罰動議の趣旨説明に対しまして、全く事実と相違しておりますので、ここに率直に事実を申上げたいと思うのでございます。 私は事件のこの突発の少し前、第六控室、いわゆる社会党の控室から東側の廊下を廻りまして、議長サロンに、我が党の議院運営委員に対して、実は懲罰動議並びにこの不信任案提出につきまして、連絡のために参つたのでありますが、議長サロンは御承知のように非常に大勢の人でありまして、その人混みの中をやつと前に出たかと思う頃、背後から私の右の肩から首を持つてがつと引摺り返そうとする者がありますので、ひよつと後ろを見ましたところが、それが……
○カニエ邦彦君 只今委員長から申されました理事の互選の件につきましては、投票によらずして、委員長の指名にされることの動議を提出いたします。
【次の発言】 発言をされるとき委員長の許可を得てからされないので、非常に速記の方が困つておられるような樣子ですから、発言のときは「委員長」と呼んで、一應矢張り正式の委員会だからそうしていただかんとちよつと困ると思いますが……。
【次の発言】 任命に対する規定はきちつと決まつておるのでございますか。國会法ではどうなつておりますか。調査員の任命……。
【次の発言】 それでは國会法の規定通りにやるということになると思いますが、一應正式の委員会ということでなくして……
○カニエ邦彦君 これは可なり重要な問題でもありますし、一應小委員會の方でそのことに對してもつと掘り下げて研究をして、小委員會の研究された結果をこの委員會に持つて來て、そうしてそこで小委員會から報告をして頂いて、そのことについて又この委員會が何とか決めて行くというような方法をとられたらどうかと思います。そうしなければ專門的に全部の委員がその問題をここで取り上げて論議するということも可なり時間的にも長くかかりますし、非常に專門的にもなりますし、そうされたらどうかと思います。
【次の発言】 結局今のような御意見の方もあると思いますが、やはり小委員會で大體掘下げて、そういつた意見も考慮に入れて、屋上屋……
○カニエ邦彦君 我々は贊否兩論につきましても餘程愼重考慮する必要があるのであります。從いまして暫くの間休憩の時間を與えて頂きたい。
【次の発言】 私は今委員會におきまして初めて喋べらして頂くことに相成るのでありますが、この法案が先程佐々木君が申しましたいわゆる三つの修正案、これに對して……落著け落著け。佐々木君の意見に贊成の意見でありまして、修正三つとも反對の趣旨を少し述べたいと思います。實はこの法案が衆議院から參りました……
【次の発言】 皆樣も御承知のように、かなり衆議院におきましてはいろいろな意見が交はされ、そうして案が練りに練られて、そうして本院に送付されて參つたのであります。私は唯こ……
○カニエ邦彦君 大體私の質問いたしたいことは、石坂君なり中西君なり、或いは村上委員において殆ど言い盡されましたので、一、二簡單に御質問をしたいと思うのですが、本處置に示されましたところの給與額の凸凹の是正の件に對しましては、すでに二十二年度の當初豫算において大體承認されておるかのように聞いておるのであります。從つて千二百圓の枠の外であれば別として、千二百圓の枠の中のものを支出するということに對しまして、改めて又本國會の承認を得なければならんという點が少し、了解に苦しむのであります。この點どういうことになりますか。今後のために承つて置きたいと思うのであります。 それからもう一つは、これは石坂君……
○カニエ邦彦君 歳入の面で少し一、二点伺いたいと思うのでありますが、補正第九号、歳入の六億四千二百六十二万円の大体五割以上にも相当するところの財源が電力超過の料金三億五千五百九万円何がしというものでありますが、この財源の太質的なものは一体何を物語つておるのであろうか。これは政府のいわゆる薪炭の配給に対するところの対策が十分でなく、而もこの電力の使用制度が極度に制限されておるところの、國民のこうした犠牲によつて國庫に納入されたものであると思ろのであります。從つて政府は燃料政策によつて將來こういつた財源は消えてなくならねばならんところの歳入であるので、こうした歳入を補正第九号、本予算の重要部分とし……
○カニエ邦彦君 社會黨のカニエでございます。どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)
○カニエ邦彦君 先程提案理由の説明の中にありました今までの審査の状況ですね、件数とか数字、それからそれに対していろいろな新しい判例ですね。判例に等しいようなものが出て來たというようなことを今説明を聞きましたが、一つ資料のお出しを願つたらいいのじやないかと思います。
【次の発言】 提案理由の説明の中に具体的の、今お話になつた審査の今までの経過、それから件数、又新しくそれに伴つて出て來たような判例に等しいようなものを、できましたら何か刷物にして貰つたら大変参考になると思います。
○カニエ邦彦君 理事の選挙に当りましては“選挙を省略いたしまして委員長において御指名あらんことをお願いいたしたいとおもいます。
○カニエ邦彦君 私は只今の堀君の意見に対して、反対に、賛成の意思を表明する者であります。
○カニエ邦彦君 それではちよつとお伺いしたいのですが、まず第一番に先程失業対策に対する何を労働省で目下やつておると言われるのですが、早晩こういつたことが行われるとなると、相当失業対策に対する問題が重要になつて参りますが、その場合にこの法案を実施されるのが先になるのか、一應労働省の方において失業対策を完全になされて尚これが行れるのか、その点どちらを先におやりになるというお考えですか。
【次の発言】 只今説明されましたようなことで行かれるとなると、非常にその間並行して混乱が生ずるんじやないかということが考えられるんですが、その点はどういうお考えですか。
○カニエ邦彦君 都道府縣の地方機構の行政整理について新聞に出た点で見ますと、極めて抽象的に出ておるのですが、政府としてこれに対する具体的な案について少しお聞きしたいと思います。
【次の発言】 それから行政整理の方は今日までどういう状態に進んでおるか、それについて伺いたいと思います。
【次の発言】 大体今のそのお見込は何日ぐらいに纏まりましようか。
【次の発言】 御承知のように現在の機構がかように多岐多樣に多くなつた、或いはそういう人が殖えたということは、統制の実施強化ということにおいてかように殖えたんだろうと思うのでありますが、この統制を今政府から御説明に一部なりましたが、木炭とか或いは何とか……
○カニエ邦彦君 私は証人の数を八乃至十名必要だと思います。その選出方法については学識経驗者は勿論ですが、現場の人等も適当に選んで頂きたい。
○カニエ邦彦君 議事進行に関して……実は私共昨日この法案を入手いたしまして、昨日は御承知のように重要な予算の本会議があつたりして夜おそくまでかかりまして、まだ一應目を通してもおらんような実際状態でございますので、御審議を皆で願うとすれば、只今申されております総理府設置法案、内閣法の一部を改正する法律案、地方自治廳設置法案、國立世論調査所設置法案、國家行政組織法の一部を改正する法律案、という五つの法案を今ここで並べてやられても非常に審議に困ろうかと思います。そこでやるなら何か一つずつやつて頂くとか、何とか一つやつて頂かんことにはどうも散漫になつて困るのだと思いますが……。
○カニエ邦彦君 ちよつと総理に一、二点伺つておきたいのですが、今度の行政機構の簡素化を図るといつて総理はやかましく言つておられるのですが、この遞信省が一省であるやつが二省になつた、二省にせなければならんというようなことについて簡單にお聽きしたいと思います。
【次の発言】 それに伴いまして郵政、それから電氣通信、それから鉄道等の國家の事業でございますが、これに対して今後総理は外資の導入をされるというようなお考えはあるのですか。
【次の発言】 そこで最近これは共産党の人々が盛んに吉田総理が外資の導入をこれらに注入するというようなことにおいて、我が國の現状を奴隷化して行くというようなことが盛んに言わ……
○カニエ邦彦君 これは武藤さんにお聽きしたいのでございますが、地方出先機関を委讓せよというようなお説でございましたが、これに対しまして、地方廳の方としてはどういうふうな一應受入態勢があるかということ。それに伴つて現在出先機関がやつております仕事を地方廳に委譲することによりまして、非常に経費が節減できるかどうかということ。これに関連しまして実はこれはまあ現在の政府の方針が具体的に、然らば現在の出先機関のうちのどういうような内容のものを地方廳に委譲するか、或いは縮小して出先機関を存置するかということは明瞭ではございませんが、併し大体私達の想像するところでは極めて重要な資材の配給その他のものに関しま……
○カニエ邦彦君 御提案になりました法律案の相当の部分に亘つて、又改正が出ておるようでありますが、この改正に伴う点を一つ御説明願いたいと思います。
【次の発言】 今回の機構改革によりまして、從來の大藏省所掌事務を全然廃止されたという部分はございましようか、でありますれば、何々かということを御説明願います。
【次の発言】 そうしますと、全体的には大して仕事の量についても変つていない。ただ今回の機構改革で從來やつたところの局部の変更だけであつて、実質的には大した変更も削減もないということに了承して差支えございませんか。
【次の発言】 只今承わつておりますと、所掌所務を非常に能率的に行われるように言わ……
○カニエ邦彦君 議事進行について……。先程のこの席上の打合せによりまして、私の会派の質疑の意向並びにいろいろ修正の個所を会派として決めて参りましたので、以下これから順序を逐うて、会派で決定いたしました質疑の要点をお伺いしたいと思いますが、それまでに本通産省に関しましては、吉田内閣総理大臣の意図が可なり多く盛られておることは事実でございますので、この設置法の審議の中で、一、二重要なことを総理大臣に伺いたい点がございますので、併せて総理大臣の出席を要求いたします。
【次の発言】 議事進行に関して……。只今予備審査でやつたとおつしやいますが、私達社会党とし、又一委員としてこの委員会に臨みまして、質疑……
○カニエ邦彦君 統計法の一部を改正する法律案に対して衆議院の方で修正されたものが廻つて來ておりますから、これに対しまして、政府から一應の御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 大体本法案は予備審査の形におきましても可なり審査をいたした関係上、只今の鈴木君の案に賛成いたしまして、これで質疑を打切ることに賛成いたします。
【次の発言】 只今の堀君の動議に賛成いたします。
【次の発言】 建設省設置法の一部を改正する法律案に対しまして、以下二、三の点を挙げましてこれに反対の理由を申上げます。
建設省の設置法案が第二回國会に上程されましたときに、本員はこれが採決に当りまして総合建設省が設立でき得る……
○カニエ邦彦君 この機構によりますと、労働行政の面におきまして、労働行政は主として労働省の所管において当然なされなければならないと思うのですが、外の設置法を見ますると、運輸省の中に、特にこの海運関係の労働行政、又失業対策の問題、或いは保險の関係のものというようなものが入つておるのですが、これは当然労働省の今回の機構の中へ織込まれなければならないというように思うのですが、この点はどうやつて、これだけが労働行政の一還から外しておるのかということ。それから將來これに対して労働省としてはどういう考え方でおられるか、又どうやつて行かれるおつもりか、その点をちよつと……
○カニエ邦彦君 それでは安本長官にお伺いしますが、この物價廳の定員に関しまして、関連いたしましてお伺いいたしますが、公定價格の設定をされておるところの職員を数ですが、これは私の方に資料を頂いておるのですが、今その資料が見当りませんが、九百七十五名というのが物價廳の現在の実人員でありまして、予算定員では一千二十二名、それでこれの削減は一般に倣つて二割を下げ得るということになりますと、八百十七人ということに相成りまして、この八百十七人がどういう仕事をやつているかということについて、具体的に御説明願いたいと思うのですが。
【次の発言】 只今お聞きしますと、この九百七十五名がなしておるところのそれらの……
○カニエ邦彦君 これは実は一應私ここへ來るまでにいろいろ考えたのでございますが、皆様も御承知の通り、私達の見解と、それから與党の考え方との間に、昨日來の本会議が成立しておるか成立していないかという点で、昨日は本会議はああいう工合に行われたのでありますが、我々といたしましては、やはり飽くまでも当初の方針通りに、本会議はあれは一應問題にならんのだという形で実は出て参つておるのです。ところで本日委員会があると、併しながらこれは重要な法案でございますし、それでそれを認めないからといつて委員会に出ないということも、一應これは重要な審議を勝手にやられることも問題であろうということで、実はまあそういう考えで……
○カニエ邦彦君 三百八十六万二千円のこの二十五年度予算の大体の内容ですが、これを具体的に伺いたい。
【次の発言】 そうしますると、今事務局の五名の職員を必要とするといつておられるものは、本予算の以外に五名の又予算を追加或いは補正か何かで取られることになるのですか。
【次の発言】 そこで現在までこの事務局の事務処理はどういう形で、どういう人がやつておられたのですか。
【次の発言】 そうしますると、今度専任の事務局に置かれる五名の職員については、それぞれ今お話になつたような、今の定員の中から五名を選んで使用されるのか、又全然そういつた関係以外のところから新らしく採用されるおつもりですか。
○カニエ邦彦君 今の中山さんのお話を承つておりますと、幹事は大体次官とか或いは局長の現職にある人がやつておちれる関係上、今日まででもその幹事の仕事を実際に十二分にやつておられたというようなことがないように思われるのですが、その点は実際はどうなんでございましようか。
【次の発言】 そうしますると、そういつたようないろいろな一つの欠点というものがあつて、今回こういつた事務局の設置というようなことに大体なつて来たんじやないかという感じをするのですが、そめ点はどうですか。
【次の発言】 そうしますと、この法律案で事務局ができますと、今まで事務局がそういつた全体の事務局というものがなかつたから、勢いこう……
○理事(カニエ邦彦君) それでは速記を始めて。只今から日本國憲法第八條の規定による議決案、(予備審査)について審議をいたします。先ず法案の提案理由の説明を願います。
【次の発言】 只今三好君から、本日はこの程度でという御発議がありましたが、御異議ございませんですか。
【次の発言】 それでは本日はこれにて散会いたします。
午後零時十一分散会
出席者は左の通り。
委員長 河井 彌八君
理事
カニエ邦彦君
委員
淺岡 信夫君
小林 英三君
藤井 新一君
竹下……
○カニエ邦彦君 それでは第二班の調査報告をいたします。第二班は北越地方の調査に参りまして、この班は本委員会の決定に基きまして私と城委員がこれに当り、藤田專門員、吉原調査員、立原調査主事を帶同して、長野、新潟、石川三県下に亘り一月九日より十日間各県それぞれ二日ずつの日程を以ちまして視察調査を行なつたのでございます。時恰も非常な極寒積雪の時期でありましたが、幸いにして好天に惠まれまして、視察を行うことができたのであります。尚石川県下の視察につきましては、特に地元の中川理事の応援も得まして、この点も非常に時宜を得た次第であります。北越班は過般実施されました行政機構の改革に伴う出先機関の地方委譲につい……
○カニエ邦彦君 その提案理由の説明の中に、交通事業調整審議会というものがあるのですが、これは殆んど戰後は機能を発揮していないということですが、実除はどういうことを具体的にやつておつたのでしようか、以前は。
【次の発言】 そういたしますと、現在では殆んどそういう調整はやる必要が全然ないというお考えです。その点はどうなんですか。
【次の発言】 この参考資料の四頁の一覧表を見ますと、廃止々々というのが随分あるようでありますが、この廃止する審議会というものは現在では必要がなくなつたものなんですか。それとも必要はあるが一応政府の方針が整理せよということで止むなく整理されたものなんですか。
○カニエ邦彦君 今のその答弁の反対になるよりですが、この説明書によると、領事館の事務の中、特に限られた範囲の事務を行うということになつておるのですが、限られた範囲の事務という抽象的なことですが、それを具体的に一つ御説明願います。
【次の発言】 これは参考までにちよつとお聞きしたいのですが、先だつても何かラジオか新聞で聞いたようですが、大量の日本人が、南米かどこかにおる人達が未だに日本の、もう三年四年にもなるのに敗戰の事情も何も知らないというようなことであるというのですが、一体そういうことが有り得るのかどうか。この十二号の在留邦人に周知せしめるというような点からいつて、この辺の事情、真相はどうな……
○カニエ邦彦君 ちよつと、この法律案によりますと、資材調整事務所と、それから木炭事務所を廃止するのです。が、資材調整事務所は、御承知のように、これは物調でできた役所であつて、大体そういつたものの統制というものがなければ、勢い仕事がなくなつて来るということでこれは勢い廃止されるのですが、木炭事務所ですが、木炭事務所は、大体私は一時的現象として木炭の生産需給というものが先ず現在のところ行けるだろうというようなことで、これはまあ廃止されるということになつたのだろうと思うのですが、併し今後におけるところの木炭の生産需給の状況というものについては、そう楽観でき得るもののようには考えられない。そこで一応廃……
○カニエ邦彦君 今の問題ですが、これがただ単に資材調整事務所だけでなくして、木炭事務所も、或いはこの法律案によつて廃止せられる機関の全部門に亘つてそういうような犠牲者が、数が少い多いに拘らずできはしないかということを、実は資材調整事務所に関してはそういう懸蒔はないと思いますと、又そういうことにならない自信を持つておりますというような答弁が今あつたのですが、実際は各資材調整事務所にしても、木炭事務所その他にしても、その事務所の長に責任を持たして、或いは地方庁の方に売込みに行くとか或いは地方庁の方ではどうしても採れないという人は、それぞれの関係しておるところの民間会社等に又売込みに行くか、そういう……
○カニエ邦彦君 前回の委員会のときにお尋ねをして置いたのですが、この資材調整事務所、木炭事務所、或いは種畜牧場等の廃止に伴つて生じるところの退職者ですね、これがそれぞれの或いは地方庁に委讓される者、或いは民間に就職される者等についての内容ですが、これを詳しく説明願いたいということでお願いをして置いたのですが、只今それの資料を頂きましたが、この資料に基いて一応の御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 そこで資材調整事務所の千五百二十人、府県委讓というものは、これは話合が各県庁の間にできたと言うが、事務所の方も何でありますが、種畜牧場の方も百八十名というものは現在まだ百八十名府県へ委讓するとい……
○カニエ邦彦君 今日までの委員会としての経過ですが、簡單に一つ專門員からちよつと聽かして頂きたい。
○カニエ邦彦君 行政機関の事務運営の状況に関して本委員会が調査をする動議を提出いたします。その内容といたしましては行政機関の事務の運営の状況、特に綱紀の粛正を目的とする調査、その目的はい現在までに行われた行政機関改革後において、行政機関が如何なる状態に整備されたか、又今後現状の行政機関を如何に整備すべきかを調査し、今後行わるべき行政機関の刷新に資するということであります。
【次の発言】 速記を始めて下さい。
【次の発言】 それでよろしうございますね。
【次の発言】 提案理由の説明の中に統制の廃止と事務の地方委譲等に伴いということがあるのですが、この事務の地方委譲されるものに伴う行政は一体何と何……
○理事(カニエ邦彦君) 只今の三好君の休憩の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 それでは委員会はこれで一時休憩いたしまして午後再開いたすことにいたします。
午後零時三十四分休憩
【次の発言】 地方庁へ委讓される分が、農林省関係の千五百二十七人、それから通産省関係の一千百人、それから運輸省関係が一千六百二十六人、この合計人員が四千二百五十三人と、こういうことに相成るのですが、これの二十五年度予算が大体どのくらいになるのですか。
【次の発言】 大体のところ……。
【次の発言】 そうしますると、この前の行政整理のときに、政府は行政の簡素化ということと、半面地方委讓によつて国民負担の軽減……
○カニエ邦彦君 今の問題は、紹介議員の橋本さんが見えて、そうしてその説明を聞いてみましても、尚その説明だけでは、恐らく委員会としては判断が付きにくいのではないか、という理由は、橋本さんはその土地の事情はよくお分りなつておつても、その鉱山の内部の事情竝びに今後の見通し、そうしてその鉱山において收益されるところのもの、いわゆる國家がそれによつて益するもの、竝にその反面農家、村落が被害を蒙るもの、それらの技術的な面がはつきりと分るように、資料が委員会に集まつて來ない限りにおいては、極めて困難である、こういうことに落ち着くのではないかと思います。そこでわれわれ委員会としては、委員が現場に出て見ても技術……
○カニエ邦彦君 大體昨年が二十四萬トンということになりますね。十四萬トン、その外に十萬トンで……。
【次の発言】 そうすると九月以降、の分の配炭は、今言われた數字は大體配炭可能とみられるものですな。見通しは……。
【次の発言】 請願書を一應もう一度お讀みになつて下さい。
【次の発言】 今年度の計畫は前年度の計畫の配炭より多いように一面數字の上では出るのですが、實際昨年の百四十萬トンの外に、丸炭があれだけあるのですから、それであの丸炭というものが一般に出ていますから、それで今年度よりは昨年は多かつたという結果になるのですね。
【次の発言】 そこで結局我々としては、この請願や陳情があるないに拘わら……
○カニエ邦彦君 正副主査の互選に対しましては選挙によらずして管理者によつて正副主査の指名をされんことの動議を提出いたします。
○カニエ邦彦君 二、三ちよつとお伺いしたいと思うのですが、まだ余り調べておりませんから……この法務府の六月三十二日までと、この四万一千八百五十四人をそのままにするということの理由について一應伺いたいと思います。
【次の発言】 次に通産省の件ですが、それが、これだけが、特に五月二十日ということの理由について御説明願いたいと思います。
【次の発言】 附則の第五項、「國家公務員法第八十九條から第九十二條までの規定は、前二項の規定により降任され又は免職された職員については適用しない。」以下九項の除外例のようなものですが、大体これは大臣に伺いたいのですが、こういうようなその規定が、法律が何の必要があつて……
○カニエ邦彦君 只今頂きました資料によりますと、標準予算定員と新定員、從つてそれの差である減員は数字に出ておるようですが、この標準予算定員でなくして、実際現に働いておられるところの数字を一應御説明が願いたいと存じます。それを願わないことには実際この表に表れて來ておる減員の数が実際幾人減員されるかということが不明確だろうと思いますから。
【次の発言】 只今の御説明でははつきりしないような数字もあろうかと思いますから、一應後程資料によつてお出し願つたら結構だと思います。
【次の発言】 今の三好君の質問に関連して少し伺いますが、人をそのまま附けてやると申されますが、その場合にこれに伴うところの予算の……
○カニエ邦彦君 只今御返事によりますと、資料を明日屆けるそうでございますから、安定本部の方は資料が出てから審議することでないと、資料なしではちよつと審議がむずかしかろうと思いますが……。
【次の発言】 これは先程堀君からも質問があつたのですが、今回の行政整理によつて生ずるところの退職者の退職金の問題ですが、これはまあはつきり先程まだ今交渉中で分らないという御答弁があつたのですが、併し大体政府としてどのくらいやるかという的確な数字でなくとも、大体お考えになつておる数字は一体どのくらいのものでございますか。
【次の発言】 大体額にするとその場合はいろいろ違うのですが、平均にすると一体何円ぐらいにな……
○カニエ邦彦君 それに関連してですが、ただ大臣は二割必要ではあるが一割八分に減らした、二割を減らすところであるが、一割八分を減らしたんだ、それで支障なくやつて行けるというようなことを言われたのでありますが、今各委員から言われた通りに、どうもこの点に対しては大臣のお考えが少しおかしいのじやないかというような実は感じも私はいたします。そこでこれについて一体やれるやれないというような水掛論でなくして、もつと具体的に、熱らばなぜやれないか、現状はどういうことになつておるんかということの一例を一つ示して、大臣のお考えを一應聞きたいと思うのですが、これは末端の、最末端の出張所の管轄区域においてなされた一つ……
○カニエ邦彦君 支拂うべき予算がなかつたに拘らず金を借りて来た。ところがその点が、まあ個人の世帶なれば、うかうかということもあるが、苟くも国家の機関であつて、そういうようなうかうか借りたというようなことにはどうも受取りにくいのですよ、我々としては。そこで実態はそうでなくて、外にそうせなければならないような理由があつたのじやないか。これはまあ農林当局に聽くのですが、ただそういう、ここに現れておるところの文書の上から見ると、そういう工合に報告をされておりますが、事実はそうでなかつたのじやないか。そのくらいのことは誰もが分ることなんです。いわゆる支拂いの枠がもうないに拘らず、そのない枠を承知しながら……
○カニエ邦彦君 この法案が出て参ります前に、政府はこの法律によらずして、すでに在外事務所を置くというようなことが言われておつたのでありますが、私が当然これはもう置かれておると思つておつたものが、今度ここで法律案になつて出て来たのですが、政府の当初の考え方と、この法律案が出て来たというところに、多少当初の考え方とは違つたように考えられるのでありますが、その間の事情を一つ御説明願いたいと思います。
【次の発言】 そういたしますると、やはり在外事務所を設置するということは、法律によるということが正しいというような御見解のように承つたんですが、そうなりますると、仮に今堀君が質問されておつたようにですね……
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