森下政一 参議院議員
1期国会発言一覧

森下政一[参]在籍期 : | 1期|- 2期- 3期- 4期
森下政一[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは森下政一参議院議員の1期(1947/04/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は1期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院1期)

森下政一[参]本会議発言(全期間)
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第2回国会(1947/12/10〜1948/07/05)

第2回国会 参議院本会議 第5号(1948/01/23、1期、日本社会党)

○森下政一君 昭和二十三年が我が國に取り、正に歴史的な、画期的な一年たらんとしておる。この一年は恒久的な経済再建計画の第一歩を踏み出すものであり、経済復興、産業建設の年たらしめたいという、昨日の片山総理大臣の誠に希望に満ちた御言明にも拘わらず、私は來る三月乃至五六月までの期間にかけて、我が國の経済は恐らく深刻なる経済危機に直面するのではないかと憂慮するものであります。その理由として、例えば次のごときことが予想されるのであります。敗戰に基く我が経済規模の一大縮小の結果、当然起るべき各種事業の縮小整理の波が、企業再建整備法、財閥解体、独占禁止法等に基く事業整理と、この時期において相前後して波紋を投……

第2回国会 参議院本会議 第59号(1948/07/04、1期、日本社会党)【政府役職:大蔵政務次官】

○政府委員(森下政一君) 丹羽さんのお尋ねにお答えいたします。大藏当局に対する御質問は、農林水産復興金融金庫といつたようなものを創設する意思がないか、こういうお尋ねでございました。大体只今農林大臣がお答えになりましたことで盡きておると思うのでありまするが、農林省の極めて熱心なる要望もあり、且つ大藏当局といたしましてもその必要を認め、これに協力を惜しむことなく、政府といたしましても是非そういうような資金を設けることが必要であろうというお考えの下に、只今農林大臣が御言明になりましたごとく、すでに閣議においては決定を見たのでありまして、或る一つの具体案を持つて関係方面との折衝に当つたのでありまするが……


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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 参議院本会議 第26号(1949/05/13、1期、日本社会党)

○森下政一君 本員はこの際、税務職員の不正事件に関する緊急質問の動議を提出いたします。
【次の発言】 税務官吏の中に惡質なる者があつて、税の査定に当つて饗應接待によつて税金の高が左右されるという噂が可なく廣く世間に傳わつております。もとより、この噂がどの程度まで眞実であるかは明らかでありませんが、ただ單なる根拠なき噂ではないことは、これを裏書きする具体的事例によつて極めて明白であります。現に今朝の毎日新聞にも、惡徳税吏一掃に警視廳が乘り出したということを傳えております。このことは何としても、高過ぎる税金とその苛酷な徴收に不満を持ちながら、金の持ち合せがないために税務官吏を接待し得ない國民大衆を……


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第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 参議院本会議 第14号(1949/11/18、1期、日本社会党)

○森下政一君 二十四年度補正予算並びに二十五年度予算の概要につき、過般大蔵大臣の説明演説を伺いました。二、三質疑をいたしたいと存じます。  吉田総理はこの施政方針演説において、我が国経済は安定したと申されました。大蔵大臣は我が国経済は漸く安定の軌道に乘つたのであるが、誠に慶賀に堪えぬと申したのであります。ここにこの両者の財政経済に対する認識の相違を見出すのでありまするが、我が国の経済がすでに安定したと断言するのはもとより無謀であり、我が国の経済が漸く安定の軌道に乘つて、而も慶賀に堪えぬというのは、俄かに私は同意いたしかねるのであります。  二十四年度の予算は経済九原則の要請に応えたもので、一般……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 参議院本会議 第26号(1950/03/10、1期、日本社会党)

○森下政一君 本員はこの際、三月労働功勢に対する政府の対策に関して緊急質問をすることの動議を提出いたします。
【次の発言】 かねて噂され国民一般に憂慮されておりましたいわゆる三月労働功勢の火蓋が切られまして、いよいよ深刻な樣相を呈せんといたしておりますことは、誠に御同樣遺憾に堪えないと存じます。  去る七日に全鉱連の無期限スト突入を皮切りといたしまして、同じ日に海員組合は二時間の船内作業の停止を行い、続いて八日には、一月以降賃金問題をめぐる経営者側との交渉の決裂状態にありました炭労が全国一齊に七十二時間ストに突入し、昨九日には、民間労組の主勢力ともいうべき電産労組が大口、小口電力並びに官庁電力……

森下政一[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院1期)

森下政一[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第1回国会(1947/05/20〜1947/12/09)

第1回国会 財政及び金融委員会 第8号(1947/08/05、1期、日本社会党)

○森下政一君 貯蓄の増強が極めて必要であることは、現在の日本の立て直りのために申すまでもないことで、その必要度におきましては、戰時中に貯蓄増強が必要であつたのと選ぶところがない、否むしろ今日の方が日本再建のために極めて重大なもので、戰時中における貯蓄増強運動より以上の運動が起つていい筈だと思うのであります。ところが、どなたもお氣づきになつておりますように、戰時中に政府の掛け聲によつて、國民が本當に協力するという考え方で、到る所に國民貯蓄組合を結成いたしまして、熱心に貯蓄増強運動に協力して參つたのでありましたが、その結果は、殘念なことに思いがけない敗戰という令嚴な事實に遭遇したために、正直者が馬……

第1回国会 財政及び金融委員会 第9号(1947/08/07、1期、日本社会党)

○森下政一君 小坂政務次官に一つ御所信をお伺いしたい。現在のような、この通貨の價値が漸次日の逐うて低落する傾きがある、物價がだんだん高くなつて行く、通貨に對する國民の信用が殆んど零に近いというときに、貯蓄の増強が是非必要なことであるということはよく了承できます。而も貯蓄増強に努力をされるのは非常に困難なことである。現段階において非常にむずかしいことである。難事中の難事だということもよく私は分るのであります。併しながら今日一般國民が今のような状態の下で金利に魅力を感じて貯蓄するとか、免税されることに魅力を感じて貯蓄しようなんということは、先ず考えられないのであつて、それは平時のことであると思うの……

第1回国会 財政及び金融委員会 第15号(1947/08/27、1期、日本社会党)

○森下政一君 これに關連してちよつとこの機會にお尋ねしたいのですが、先般もこの委員會で採上げられて問題になつておつたのですが、近頃非常に闇金融が横行しておる。インフレが段段深刻になつて行くと、生産面に活用される資金が枯渇して、消費資金が非常に多くなつて行く。その必然的な結果であるかと思うのでありますが、現在政府が各金融機關に對して生産面に對する資金の融通についてどういうふうな規正をしておられるのか。我々巷間傳えるところによりまして、自由預金の集まつた範圍であるとか、或いは集まつたその半額であるとかいうふうなことを聞きますが、一應政府が現在採つておられるところの方策というものはどういうことをいた……

第1回国会 財政及び金融委員会 第16号(1947/08/28、1期、日本社会党)

○森下政一君 私はこの法案に贊成いたしますが、先刻御説明を承りました衆議院の第九條竝びに第十條に加えられました修正、更にそれに關聯して附則に修正が加えられておりますが、これは誠に妥當な修正だと思いますので、衆議院の修正をそのまま承認していいのではないかと思います。そういう意味で贊成いたします。

第1回国会 財政及び金融委員会 第17号(1947/08/29、1期、日本社会党)

○森下政一君 そうすれば、こういうふうに只今のお答えを解釋していいわけですか。現在は復金の資本は二百五十億、その二百五十億の中で百億政府が出資することになつておる。但し實際拂込んだのは四十億だけである。そうすれば、政府が出資することになつておるものを差引いた殘り、百五十億圓に該當するだけの復金の債券というものが消化されて、その範圍内において貸付が行われておるとこう解釋していいわけですか。

第1回国会 財政及び金融委員会 第19号(1947/09/29、1期、日本社会党)

○森下政一君 ちよつと政府委員にお尋ねしたいのですが、私ちよつと分りかねる点がありますので事情を御説明願いたいのです。この大藏省預金部等の資金の運用に際して、地方公共團体或いは金融機関等が、大藏省から直接貸付を受けるということは分るのですが、その貸付を受けたものが、融通條件の定めるところにより他に轉貸することができる、それが貸付條件と申されておりますが、「融通條件の定めるところに從い」というのは、どういう場合に政府から直接貸付を受け、更にそれを轉貸することが許されておるわけでありますか、それを先ず第一に伺いたい。
【次の発言】 それでは預金部資金の運用委員会の議決によつて最終の貸付先も決められ……

第1回国会 財政及び金融委員会 第20号(1947/10/02、1期、日本社会党)

○森下政一君 この第一・四半期における日本銀行券の発行増加額について簡單な説明がしてありまするが、この点少し詳しく説明を聞きたいと思うのであります。この年度当初において予算執行に掛かるときに、第一・四半期においてほぼどれくらいの発行増加額というものについての見通しを持つておつたか、若し見通しがあつたとするならば、それと実績との対比をした結果は一体どういうふうになつておるか、一應の説明を聞きたいと思います。
【次の発言】 そうするとなんですか大体月額六七十億増加ということは、この年度を一貫してそういうふうな見通しをしておられますか。

第1回国会 財政及び金融委員会 第21号(1947/10/06、1期、日本社会党)

○森下政一君 最後におつしやつたいろいろな計数は資料を頂いておりませんので、肝腎なところですから、印刷して廻して頂きたいと思います。

第1回国会 財政及び金融委員会 第22号(1947/10/09、1期、日本社会党)

○森下政一君 只今政務次官が御説明になつたことは、前囘の委員會のときにも大體政府側から御説明を聽いたと思うのです。そこで貿易資金、資金というものの建前から行けば、常に轉換し、廻轉して何囘となく資金というものは使われべき筈のものです。ところが前囘にも承つたのですが、輸入食糧を消費者價格で賣捌いたために、いわば食糧に對する一つの補給金のようなことに使われてしまつたことが資金を不足せしめるに至つた大きな原因になつておる。資金が資金としての用途でなくして、別の目的のために使われてしまつた。その點は一つ是正しなければならんという大藏當局でもお考えがあり、すでに立案されているという御説明を聽いたと思うので……

第1回国会 財政及び金融委員会 第23号(1947/10/14、1期、日本社会党)

○森下政一君 支給の枠の問題について只今山田さんからお話がありました。これはいろいろ議論のあることだと思いますけれども、一應際は政府の説明が、從來の月收千六百円水準と七月以降の月收千八百円水準の差額ということになつておるので、一應これを先ず前提として考えるといたしまして、その支給をするのに、地域によりまして支給の率が五段階くらいに分れておるということは過日頂きました資料で明瞭なのであります。特地の京阪神地方が十二割、最高を支給することになつておりますが、これは恐らく各地域における生活費の実情というものを御調査になつて、その基礎の上に勘案された率であろうかと思いますけれども、一見いたしまして、非……

第1回国会 財政及び金融委員会 第30号(1947/11/14、1期、日本社会党)

○森下政一君 このすき入紙製造取締法案、この法案自體についてではありませんが、過般新聞で共同印刷ですか、印刷濟の紙幣で、番號の入つていないものが盗難に罹つたということを報道しておるのを見ましたが、ああ言つたことはこれまでにもあつたことなんでしようか、相當監督は嚴重にさるべきものだと思うのですが、あの眞相を一度御説明願えませんでしようか。

第1回国会 財政及び金融委員会 第32号(1947/11/17、1期、日本社会党)

○森下政一君 一應この程度にして貰つて、よく法案を調べて、この次から質問に入つたらどうかと思います。それから只今の大藏大臣の御説明の中に、いろいろの数字をお挙げになりましたですが、それだけは一覧表のような工合にして、次の時にでも皆に配付して貰つたら非常に便利だと思いますので、お願したいと思います。
【次の発言】 どうぞお願いいたします。
【次の発言】 この收正になる税率ばかりでなしに現行法との比較ができるようなものを貰うわけにいかんですか。
【次の発言】 それを頂けたらいいと思いますが……。

第1回国会 財政及び金融委員会 第41号(1947/11/27、1期、日本社会党)

○森下政一君 資料として御提出願つてもいいんですが、或いはお分りになつておればこの際お答え頂いても結構ですが、所得税の豫想されておる納税人員というものはどのくらいの數に達しておりますか。これが一つ、それからその中で所得の多寡によつて税率が決つておりますが、各段階ごとにどれくらいの人員が豫想されておりますか。更にもう一つ人員の點で確めたいことは、八萬圓以下の所得で別表による源泉課税によつて月々徴税され、そうして納税しておるという、いわゆる勤勞所得を源泉で改めることになると思われるものがどれくらいの數に達するかお分りであれば知らして貰いたいと思います。  それから當初豫算における所得税の額に對する……

第1回国会 財政及び金融委員会 第42号(1947/11/28、1期、日本社会党)

○森下政一君 私が知らないので、教えて貰いたいのですが、この非戰災者特別税法案の中の非戰災家屋税並びに非戰災者税共に、家屋の賃貸價格が課税標準になつたのでありますけれども、前者は「旧家屋税法第五條に規定する家屋台帳に登録されていた当該家屋の賃貸價格」それから後者は「家屋台帳法第五條に規定する家屋台帳に登録されていた当該家屋の賃貸價格」、こういうふうに示されておるので、両方のものが同じものだとは考えられないのですが、その区別はどういうことになつておるのか、教えて貰いたいと思います。
【次の発言】 それではその台帳に登録されておる賃貸價格というものは両者全然同じものだと、こう解釈してよろしいのです……

第1回国会 財政及び金融委員会 第47号(1947/12/04、1期、日本社会党)

○森下政一君 これは説明があつたんだと思うのですが、この大藏大臣の定める給與月額というのはどういうものでありますか。それを伺いたいと思います。
【次の発言】 臨時増給が千六百円と……。
【次の発言】 それで今一般に政府職員、官吏という者は、どことも同じ給與を受けておるわけですか。
【次の発言】 それからここに合計額の二十五分の一というのは、日額を出したわけですか。
【次の発言】 これは御説明のときに委員会に出ておりませなんだので、説明を聞き落しておるのだと思いますが第二條に「昭和二十二年五月二日以前に開始した相続に対する」云々、それから第四條には「昭和二十二年五月三日以後に開始した相続」云々と……

第1回国会 財政及び金融委員会 第50号(1947/12/07、1期、日本社会党)

○森下政一君 本院においては經濟力集中排除法を未だ可決しておりません。その關係で本案の中で、經濟力集中排除法と關連のある條項はこれを削除する必要があると考えますので、次のように修正動議を提出したいと思います。第四條第一項中「又は經濟力集中排除法第三條第一號乃至第三號の規定により指定された會社(以下指定會社という。)」及び「又は經濟力集中拝除法の決定指令の内容」を削る。同時に第四條第二項を削る。第七條第一項第一號中「第四條第一項」を「第四條」に改める。こういう修正をする必要があるかと思いまするので、この修正の動議を提出します。
【次の発言】 私は只今の伊藤委員の修正を加えて本案に贊成の意を表しま……

第1回国会 財政及び金融委員会 第51号(1947/12/08、1期、日本社会党)

○森下政一君 私は前囘、少し委員會に遲れましたので、政府の説明を聽くことができなかつたのでありますが、この法案が提案されております根本の政府の狙いというものは、どこにありましようか、恐らくは通貨の膨脹を極力抑止しようという趣旨に出ておるとこう考えるのでありますが、それに間違いないでございましようか、それから私が特にお伺いしたいのは、政府が國民に耐乏生活を要望しておる。假りに國民が忠實に政府の要望に應え、或は租税の完納運動を政府が提唱する國民がこれに協力いたしまして完納に努める。そういうふうに國民の側では極力インフレの抑制ということに力を注ぐといたしましても、一方において通貨がたやすく増發される……

第1回国会 文教委員会 第2号(1947/08/06、1期、日本社会党)

○森下政一君 今簡單に先刻來の動議の様子を委員長が羽仁さんに御説明になりましたが、ちよつと私は羽仁さんが十分先刻來の空氣も御承知でないし、今すぐ考えを纏められることは困難かと思いますので、採決をなさるのは次會になされまして、今日缺席しておる者も更に出まして、十分この場の空氣を傳えた上で、その判斷を待つて採決することが妥當だと思う。殊に矢野委員の御動議はこの請願を採擇することにして、小委員會に付するということになつておる。高良さんはそうではない。採擇を決める前に小委員會を設けて檢討したい。非常に違いがあるわけであります。もう少しこういう問題は愼重を期した方がいいと私は思う。同時に委員は數多くの請……

第1回国会 文教委員会 第5号(1947/08/20、1期、日本社会党)

○森下政一君 私は教育の專門家でもなく、又宗教の專門的な知識を持つている者でもありませんが、只今問題になつておることについて、先般來何囘となく專門のお立場にある權威のあられる委員各位から御高見を拜聽しているのでありますが、拜聽いたしていればいる程この問題の處理ということは極めて愼重を期さなければならない程非常に重大な問題だということを痛切に感ぜざるを得ないのであります。ここで私共として一度省察して見る必要があると思いますのは、請願の取扱方についてであると思うのであります。第二小委員會ではこの問題を議院の會議に付するものというふうに御決定になつたようでありまするが、この文教委員會においてさへこれ……

第1回国会 文教委員会 第7号(1947/08/29、1期、日本社会党)

○森下政一君 高良さんのお話を先刻から承わつておるのですが、國庫が補助をするということを言われるが、請願の趣旨は、義務教育を一切國の費用で賄えというのが請願だと思う。補助して呉れというのではない。義務教育に要する費用は一切全額國庫において賄つて貰いたい、こういう請願だと思うのであります。私は高良さんにお考え直しを願いたい、と申上げては誠に失禮でありますが、何かの御參考になるかと思いますので、外の委員の方には甚だ御迷惑でありますが、地方的なことを申して済みませんが、私が先年大阪市において經驗した一つの事柄をお聽き取り頂きたいと思うのであります。  大阪市におきましては、各行政區に十乃至十五に分割……

第1回国会 文教委員会 第8号(1947/09/19、1期、日本社会党)

○森下政一君 私は羽仁委員のお説に贊意を表します。先刻來文部當局の御説明を承つておりまして受けます印象は、從來同樣に文部當局が口に勤勞青年教育の重要性を説いておられるのであるけれども、その實際の實施面を見て見ますると、如何にもこれで勤勞青年の教育をやつておりますという申譯的なところが少くなかつたというのと同じような經過を辿つて同じような結果に陷るのでないか、本當に申譯的な高等學校教育に終るのじやないかということを恐れざるを得ないのであります。先刻のお話の中にも、現在各府縣に照會して、從來の青年學校における出席率の状況等を調べておるなどというお話がありましたが、これは只今河野委員が指摘されたよう……


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第2回国会(1947/12/10〜1948/07/05)

第2回国会 決算委員会 第17号(1948/06/03、1期、日本社会党)【政府役職】

○政府委員(森下政一君) 只今議題となりました昭和二十一年度一般会計歳入決算及び大藏省所管決算についてその大要を御説明申上げます。  昭和二十一年度の歳入決算額は経営部三百二十三億四千五百十七万余円、臨時部八百六十五億五千三百八十九万余円、計千百八十八億九千九百七万余円であります。これをその予算額に比べますと経常部におきましては三十三億百八十四万余日を増加いたしましたが、臨時部におきましては三十四億八千九百八十七万余円を減少しましたので、差引一億八千八百三万余円の減少となつておるのであります。  次にその内容に入りまして少し詳細に御説明申上げますと、歳入経常部の中で金額の最も多額に上りますもの……

第2回国会 決算委員会 第29号(1948/07/02、1期、日本社会党)【政府役職】

○政府委員(森下政一君) 只今議題となりました造幣局管制の一部を改正する法律案の提出の理由を説明いたします。  戰時中、金地金の配給業務は、日本銀行がこれを担当し、同行が金資金特別会計から譲り受けた金地金は、慣行上これを日本金属株式会社へ一括譲渡し、同会社においてこれを小分け加工して実需者へ配給していたのでありますが、終戰後、戰時中の統制機関は逐次閉鎖せられるところとなり、同会社も閉鎖機関の指定を受け、昨年三月末その業務を停止されるに至つたのであります。そこで政府は、関係方面との交渉の結果、貴金属は造幣局をしてこれを直賣させることと決定し、諸般の準備を進めることとなつたのであります。併し準備の……

第2回国会 厚生委員会 第16号(1948/06/25、1期、日本社会党)【政府役職】

○政府委員(森下政一君) 國家公務員共済組合法案に関する提案理由を御説明申上げます。  先ず初めに申上げなければなりませんのは、現行の政府職員共済組合令は昭和二十二年法律第七十二号によりまして、暫定的に法律たる効力を認められておりまするが、近くその期限が満了いたしますので、新たに共済組合の組織とか、その活動とかを律しまする統一的な法律を制定する必要が生じまして、ここに從來の根拠法規を統一して、國家公務員共済組合法を制定することといたした次第あります。  先ず國家公務員共済組合法の内容についてでありますが、大別いたしますと、大体四点ぐらいになるかと考えられます。  その第一は、組合の人格及び運営……

第2回国会 財政及び金融委員会 第5号(1948/02/04、1期、日本社会党)

○森下政一君 復興金融金庫の点につきましては前國会のときに本委員会においても、この法案と離れて根本的に調査をしようじやないかという申合せが成立しておつて、前國会の間には具体化することにならなかつたわけでありますが、ひとり今回提案されている法律による増資のみならず、將來においても私は増資は必ず行われなければならん状勢にあると思います。又増資をするにしましても、その増資したものが適切に流れて行くということであるならば、これは私は敢て咎めることもないと思う。要は復金というものが折角政府の企図した通りの目的を達しておるかどうかということが問題であり、將來又その目的を達し得るかということが一番肝要な点だ……

第2回国会 財政及び金融委員会 第20号(1948/04/07、1期、日本社会党)

○森下政一君 どなたか、すでに御質疑になつたことかも分らんと思いますが、或いは重複するかも知れませんが、そのときはお許し頂きたいと思います。この財政法第三條の特例に關する法律ですが、こういう特例を設けるということは、現在の經濟緊急事態の存続ということが一つの前提になつておるように思われます。そこで、こういつたようた緊急事態の存續する間に限つて、若し特例を設けて、財政法第三條を施行した場合に除外して貰うことの方が、政府としては財政上重大な影響があるから便宜だと思われるものが、實は製造煙草の定値であるとか、郵便、電信、電話、郵便貯金、郵便爲替及び振替貯金の料金であるとか、或いは國有鐵道における旅客……

第2回国会 財政及び金融委員会 第21号(1948/04/27、1期、日本社会党)【政府役職】

○政府委員(森下政一君) 最初に委員各位に一言御挨拶を申上げたいと存じます。今回圖らずも大藏政務次官に就任することに相成りました。御存じの通り甚だ微力でありまして、且つ又諸般の事情に精通いたしておりませず、従いまして何かと今後不行届勝のことが多かろうと存ずるのであります。ただ國會に入りまして以後財政金融委員會の委員に加わつておりまして、皆さん方とは篤と御懇情を添ういたしておりますし、同僚の各位でも他の委員會に属しておられる方々はまだお名前も存じ上げない方が少くないのでありますけれども、この委員會の皆さん方とは、お名前を存じ上げておりますのはもとよりのこと、既往一年近くいろいろと委員として御交誼……

第2回国会 財政及び金融委員会 第22号(1948/04/28、1期、日本社会党)【政府役職】

○政府委員(森下政一君) 大藏省預金部特別會計の昭和二十三年度における歳入不足補填のための一般會計からする繰入金に関する法律の一部を改正する法律案提出の理由を御説明申上げます。  大藏省預金部特別會計の昭和二十三年度暫定豫算における歳入歳出は、別途提案いたしました昭和二十三年度特別會計暫定豫算補正(特第一號)に計上してありますごとく、五月分の歳出としましては、人件費及び事務費、預金利子、他會計への繰入金、給與特別措置費等合計一億二千九百九十一萬七千圓を要するのでありますが、その會計の固有の歳入は、預金部資金の運用による利子、有價證券の償還による益金等七百五十二萬二千圓でありまして、差引一億二千……

第2回国会 財政及び金融委員会 第23号(1948/04/30、1期、日本社会党)【政府役職】

○政府委員(森下政一君) 金資金特別会計法の一部を改正する法律案提案の理由を御説明申上げます。今回改正しようといたします点は、先ず第一は、金資金の不足を補足するための一般会計からの繰入金の限度額の拡張であります。繰入金の限度額につきましては、先に取敢えず一億円の繰入限度額を規定したのでありますが、尚この年度中、五月以降におきまして五億円の不足を生ずる見込でありまするので、先の一億円の限度額に更に五億円を増額いたしまして六億円とし、金資金の運用を円滑にいたそうとするものであります。  第三は金資金の運用範囲に関する規定の整備でありまして、現在運用範囲につきましては、その一部を勅令に讓つておるので……

第2回国会 財政及び金融委員会 第30号(1948/06/02、1期、日本社会党)【政府役職】

○政府委員(森下政一君) 只今議題となりました製造たばこの定價の決定又は改定に関する法律案について提案理由を説明いたします。  昭和二十三年度專賣益金として九百四十三億円を計上いたしておるのでありますが、この益金を捻出するために、政府は自由販賣たばことして新たに「いこい」、「ハッピー」及び「ききよう」を発賣すること、自由販費たばこである「ピース」及び「朝日」と、配給たばこである「きんし」、「みのり」及び「のぞみ」を値上げすることといたしまして、この法律案を提案いたしたのであります。  自由販賣たばこは、御承知のように浮動購賣力を吸収するために賣出されておるのでありますが、これが價格を決めますと……

第2回国会 財政及び金融委員会 第33号(1948/06/09、1期、日本社会党)【政府役職】

○政府委員(森下政一君) 只今議題になりました臨時通貨法の一部を改正する法律案の提案理由を簡單に御説明いたします。  臨時通貨法は、政府が當分の間發行することができる臨時補助貨幣として五十錢、十錢、五錢、一錢の四種を規定しております。この中現在製造しておりますのは、五十錢の黄銅貨のみでありますが、最近の物價情勢から申しますれば、從來の五十錢補助貨幣では、額面價格が低きに過ぎ、日常取引に不便でありますので、これよりも高額面の補助貨幣を發行することが、日常取引の便利増進する所以であると考えられるのみならず、近く物價改訂に伴い、人件費の昂騰及び物件費の上昂が起りますれば、現行の五十錢助貨幣は、一枚當……

第2回国会 財政及び金融委員会 第34号(1948/06/10、1期、日本社会党)【政府役職】

○政府委員(森下政一君) 只今議題となりました軍事公債の利子支拂の特例に関する法律につきまして、その提案の理由を御説明いたします。  現下のインフレーシヨンを克服するためには、その前提として、實質的健全財政を確立する必要があることは論を俟たないところであり、そのためにはあらゆる可能な財源を動員すべきことは勿論であります。從って軍事公債の利拂についても、政府は三葉政策協定に從いまして、本年七月一日から向う一ヶ年間に支拂期日の到來する利子に限り、これを元本の償還期日に、元本と共に支拂うこととし、以て當面急を要する均衡財政の確立に資すると共に、この措置によつて生じた財政的餘裕は、これを災害對策費、教……

第2回国会 財政及び金融委員会 第36号(1948/06/14、1期、日本社会党)【政府役職】

○政府委員(森下政一君) 只今提案になりました國有財産法案の提案理由を御説明申上げます。  國有財産法につきましては、日本國憲法施行に伴い、昨年五月法律第五十三号及び第八十六号を以て取敢えず所要の部分的改正を行なつたのでありますが、尚國有財産に関する法制を整備する必要が認められましたので、同法附則を以て國有財産法の全面的改正を要することが規定せられ、これが調査審議のため國有財産法制調査会が設置されたのでありまして、この度同調査会において愼重審議の結果、國有財産法案が作成されましたのでここに提出する次第であります。  次に、法案の主なる点を申上げます。先ず本法案第一章においては、この法律の趣旨、……

第2回国会 財政及び金融委員会 第40号(1948/06/21、1期、日本社会党)【政府役職】

○政府委員(森下政一君) 只今議題となりました有價証券の処分の調整等に関する法律の一部を改正する法律案について、その提案の理由を御説明いたします。  企業再建整備法に規定する特別経理会社が、その所有する有價証券を決定整備計画に基いて処分する場合には、いわゆる独占禁止法の規定の適用を受けることなく、原則として有價証券の処分計画書を証参処理調整協議会に提出し協議会の承認を受けて処分することになつているのでありますが、特別経理会社の所有する有價証券の処分につきましても、一般会社と同じく独占禁止法の規定を適用することが、実情から見て適当であると考えられますので、今回この点を改めて、特別経理会社が所有有……

第2回国会 財政及び金融委員会 第42号(1948/06/24、1期、日本社会党)【政府役職】

○政府委員(森下政一君) 山田さんのいろいろ実例を挙げての御質問がありましたが、大藏省の考え方として、先程から天田さんに主税局の方から答えておりましたが、こういう精神が流れておることを了解して貰いたいと思います。つまり税金を納めるということは個人の問題、そこで何の某の税金が不当であるとか、不当でないかということについての交渉というものは、一対一の個人的な應待によつてどこまでも話をして行こう。ところが或る特定の個人の税金の問題を捉えて、それを納めるなというような、それを阻止するような團体的交渉ということには應じたくない。こういう考え方なのであります。眞面目な團体が税金の問題を取り上げて、例えば取……

第2回国会 財政及び金融委員会 第46号(1948/06/30、1期、日本社会党)【政府役職】

○政府委員(森下政一君) 最初に損害保險料率算出團体に関する法律案の提案理由を御説明申上げます。  損害保險事業の保險料率は、過去の損害率、將來の損害発生の予想及び経費率によつて定められますが、損害発生の予想の中には、周期的に大火などの異常災害が起ることも考慮に入れる必要があります。而して損害保險の対象は、建物、家財、機械、設備、原材料、商品、船舶、運送品、積荷、人体に対する傷害その他多岐に亘り、損害高の程度は建物の構造、その用途、水利、消防施設、地勢、氣象、商品の性質、船舶の構造、航路の状況、施設管理の良否、人心の動向等極めて複雜な要素によつて左右されるのであります。この故に損害保險について……

第2回国会 財政及び金融委員会 第47号(1948/07/01、1期、日本社会党)【政府役職】

○政府委員(森下政一君) 提案理由を御説明申し上げます。  先ず最初の方の法律案でありますが、御承知のごとく、我が國の保有していた金、銀、白金等の貴金属及びダイヤモンド等の貴石の大部分は、國有と私有とを問わず、連合國占領軍の管理下に移されたのであります。その後、その一部は申請に基いて解除せられたのでありますが、最近になりまして、連合国最高司令官の指令により、前に解除せられた貴金属等のうち一定のものについては、その代りとして等價の貴金属地金を、政府から連合國占領軍に対し引渡すことを命ぜられたのであります。この法律案は、この場合、その実行に伴う法律関係を明確にしようとしたものであります。  即ち、……

第2回国会 財政及び金融委員会 第48号(1948/07/02、1期、日本社会党)【政府役職】

○政府委員(森下政一君) 只今議題になりました三案について御説明申上げます。  先ず第一に金融機関再建整備法の一部を改正する法律案の提案理由を御説明いたします。  金融機関は、先般金融機関再建整備法に從いまして、その最終処理を完了いたし、新旧勘定を併合したのでありますが、それに伴いまして金融機関再建整備法に若干改正を加える必要が生じましたので、本法案を提出した次第であります。  本提案における改正の要点は次の五点であります。  第一は、登記期間の延長であります。金融機関は去る三月末日までに最終処理を完了し、新旧勘定を併合することになつていたのでありますが、三月下旬頃に至り、各般の情勢から、金融……

第2回国会 財政及び金融委員会 第49号(1948/07/03、1期、日本社会党)【政府役職】

○政府委員(森下政一君) 外國貿易特別円資金特別会計法案提出の理由を御説明申上げます。  政府におきましては、「ポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する勅令」に基いて、今回「解散團体の財産の管理及び処分等に関する政令」を制定することになりましたが、この政令の概要を申上げますと、昭和二十一年のポツダム勅令第百一号即ち「政党協会その他の国体の結成の禁止等に関する勅令」により解散した團体に属する財産は、特に定めるものを除き、これを國に帰属せしめるごととし、この財産に属する現金及び現金以外の財産の管理処分等に因る收入金等を以ちまして「外國貿易特別円資金」という一つの資金を設置し、この資金は外國貿易の……

第2回国会 農林委員会 第21号(1948/07/02、1期、日本社会党)【政府役職】

○政府委員(森下政一君) 國営競馬特別会計法案提出の理由を御説明申上げます。  今回競馬法を制定いたしまして、公正な競馬を行うために競馬を國営といたしまするにつきまして、この競馬に関する歳入歳出の中、勝馬投票券の発賣に関する歳入歳出は、性質上一般会計で経理することは不適当と存ぜられますので、今回國営競馬特別会計を設置し、勝馬投票券の発賣に関する経理を明らかにいたそうとするものであります。  即ちこの会計におきましては、勝馬投票券の発賣による收入金、勝馬投票券の發賣に伴う過誤受入金等の收入を以て歳入といたし、拂戻金、返還金、事故現金の補填金、過誤受入金の拂戻金、一般会計への繰入金等の費用を以て歳……

第2回国会 予算委員会 第17号(1948/04/26、1期、日本社会党)【政府役職】

○政府委員(森下政一君) 最初に一言御挨拶申上げます。今囘圃らずも大藏政務次官に就任いたしまして、すでに御存じの通り一同不馴れでございますが、豫算委員各位の御指導、御支援を賜りまして、その職責を全うさして頂きたいと存じます。どうぞ切によろしくお願い申上げます。  只今から、今囘提出いたしました昭和二十三年度一般會計暫定豫算補正(第二號)及び昭和二十三年度特別會計暫定豫算補正(特一第二號)につきまして御説明いたします。  昭和二十三年度の年間を通ずる豫算につきましては、政府は目下鋭意その編成を進めておる次第でありますが、現下の事態に對處すべき諸般の對策、特に豫算編成の基礎となるべき物價問題等に関……

第2回国会 予算委員会 第27号(1948/06/10、1期、日本社会党)【政府役職】

○政府委員(森下政一君) 昭和二十三年度一般會計豫算案及び昭和二十三年度特別會計豫算案につきましては、本會議におきまして、大藏大臣よりその大要を御説明いたしましたが、豫算委員會の御審議に當りまして、更に豫算案の内容について御説明申上げます。  昭和二十三年度一般會計豫算の歳入歳出はおのおの三千九百九十三億八千萬圓でありまして、これを前年度豫算額二千百四十二億五千六百萬餘圓に比較いたしますと、千八百五十一億二千三百九十餘萬圓の増加と相成つております。  先ず歳入豫算の内譯について申上げますれば、租税及び印紙收入二千六百三十二億四千七百萬圓、專賣廳益金九百四十三億千七百六十萬餘圓、印刷廳益金及びア……


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第3回国会(1948/10/11〜1948/11/30)

第3回国会 大蔵委員会 第5号(1948/11/29、1期、日本社会党)

○森下政一君 片山内閣はインフレと眞正面から取組むということを標榜しました。インフレを解消することに全力を上げると声明した内閣であります。芦田内閣も大体その線に副うた連立内閣であつたと思うでありますが、その内閣において大額券を発行するということは、明らかに私はインフレを促進する心理的な影響を及ぼすものだと思うのでありますが、先刻御説明を承つておりますと、千円券というものを片山内閣、芦田内閣一連の連立内閣がインフレの終熄を標榜しておりながら大額券発行を希望しておつたというように聽いたのでありますが、政府の方針としてさようなことを考えておつた事実がありますですが、お伺いしたいのですが。

第3回国会 大蔵委員会 第6号(1948/11/30、1期、日本社会党)

○森下政一君 大臣に御尋ね申上げます。專賣公社法案でありまするが、しばしば委員会で問題にされましたように、現在の專賣局に單に專賣公社という衣を着せたに過ぎないというふうな感じが強いのであります。ただ大臣からはこうすることによつて專賣の事業の能率を増進することができるといろお答えを先日も承つたのでありますが、何が故に如何にして能率が挙がるかということに対しては、はつきり大臣もおつしやらない。又お分りになつておらんと思う。そうおつしやつても能率増進のために公社にするというのが單なる弁明のための弁明であつて、実質はそういうことはないと私には思えるのであります。ただこの法案を拜見しまして、一つの特徴は……


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第4回国会(1948/12/01〜1948/12/23)

第4回国会 予算委員会 第11号(1948/12/22、1期、日本社会党)

○森下政一君 今度の予算は給與改善に伴うところの予算、政府職員の待遇改善に関する必要な予算であると、こういわれておるのでありまするが、その基本をなす政府職員の給與につきましては、先頃大藏委員会で、私はこういうことを尋ねたのであります。当時政府は五千三百三十円ベースを固執しておられた、一方人事院の方からは六千三百七円ベースを勧告しておる、丁度今井局長もここにおられまするが、國の財政上止を得ないので、六千三百七円ベースを妥当と考えるけれども、よんどころなく五千三百三十円ベースで賄うより途がないという考え方か、若し財政上がこれを許すならば、人事院の勧告をそのまま呑んでもいいという考が政府にあるだろう……


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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 大蔵委員会 第閉会後3号(1949/06/21、1期、日本社会党)

○森下政一君 今政府が税制改革について中小企業全般に相当期待をつないで、政府みずから減税措置を講じかければならぬというようなことに努力しているようですが、中小企業廳から大藏省当局に中小企業の立場から税制改革の方向はこうあるべきだというような意見具申をしておいでになりますか。
【次の発言】 今私共が手許に頂戴いたしましたこの意見書ですね、こういつたことが大蔵当局にも具申されているわけですね。
【次の発言】 これからですか、それを一つ……
【次の発言】 中小企業廳が開廳されてから後まだ日が浅いのですが、そういつたような個別的な意見具申をされ、希望を述べられた、それが探り入れられて具体化した事実があ……

第5回国会 大蔵委員会 第閉会後5号(1949/07/05、1期、日本社会党)

○森下政一君  さつき所得税の補完税として経常財ということが考えられるとおつしやいましたが、それはどういう形になつて参りますか。例えばピアノとか何とかいうものは毎年評價して毎年税金を課けるわけですか。
【次の発言】 それは何ですか、財産所有者の申告によるか、或いは誰かこの人の財産は幾らあるかというような評價するような人ができて、その人がこれを査定して決めることになりますが、現在そういうことを行なつておるのはどういうようになつておりますか。

第5回国会 大蔵委員会 第13号(1949/04/15、1期、日本社会党)

○森下政一君 この法案につきまして、若し願えることならば、事務当局から更に詳細な説明をして貰つたらどうかと思うのでありますが、この特別会計を新たに設置する理由、それから更にこれによつて生じたところの資金をどういうふうに使おうとしておいでになるか、新聞等において散見して、大体のことは了承しておりますが、何に使おうとせられるか、こういつたようなことについて、又同時にそれが政府が堅持して行こうという九原則との関係において、どういうふうに関連性を持つておるか、そういつたことについて更に詳細な説明を願えれば非常に仕合せだと思います。
【次の発言】 結構です。

第5回国会 大蔵委員会 第14号(1949/04/18、1期、日本社会党)

○森下政一君 大臣の只今の御説明で、一通りのことは分るのでございますが、鉄道通信に対する二百七十億円の外は現在未定であろうと思います。ところでこれはいろいろアメリカの方との関係もあつて、それ以上のことはおつしやりにくいのだと思うのですが、速記を止めてでも、大体こういうつもりなのだということだけでも聽かして貰うわけに行かんでしようか。

第5回国会 大蔵委員会 第19号(1949/04/26、1期、日本社会党)

○森下政一君 ちよつと待つて下さい。関連して政府委員にお尋ねしますが、二十四年度の徴税に際してもやはり努力目標というものを各財務局にお出しになるお考えですか。
【次の発言】 一体徴税成績を挙げるという目的のために、努力目標というものをお出しになつておりますが、これはいつごろからこういうことをやつておられますか。
【次の発言】 故意に脱税を企図するとか、非常に納税上横着をきめておるというふうなものに対して、税務署が極めて峻嚴であるということは、これは私は一向差支えないことだと思いますが、たまたま正直な申告をしておる納税者が、その申告による徴税を税務署によつて納得されない。まあ近頃の世相の関係で、……

第5回国会 大蔵委員会 第21号(1949/04/28、1期、日本社会党)

○森下政一君 只今の銀行局長の御説明を聽きますと、折角國民金融公庫というものができても、その法第一條に「國民金融公庫は、庶民金庫及び恩給金庫の業務を承継し、銀行その他一般の金融機関から資金の融通を受けることを困難とする國民大衆に対して、必要な事業資金の供給を行うことを目的とする。」とありますが、その目的をこれによつて完全に達成するということは困難なように感ぜられるのであります。ところで中小工業者に対する何らかの金融を特に図るところの機関が必要だということを痛感するのですが、これに関連して一、二大藏省の態度を聽いて置きたいのは、近頃九州、特に福岡、或いは廣島あたりで盛んに行なわれておるようであり……

第5回国会 大蔵委員会 第23号(1949/05/07、1期、日本社会党)

○森下政一君 お尋ねしますが、國立病院というのは元の陸海軍の病院である、そういうお話だつたのですが、そればかりでなく他にも例えば府縣とか或いは大都市で建設して経営しておつた病院を、戰時中の統制ばやりで医療営團に吸收するというようなことで國が取上げた病院も、國立病院の中に入つておるのじやないですか、どうですか。
【次の発言】 大変細かいことをお尋ねしますが、大阪市の郊外にある豊中の病院、貝塚の郊外にある千石莊総合病院は國立病院でありませんか。
【次の発言】 関連して一つ聽かして下さい。今お話を聽きますと國立病院があり、國立の療養所というものが別にあります。で特別会計にすることによりまして、たまた……

第5回国会 大蔵委員会 第24号(1949/05/10、1期、日本社会党)

○森下政一君 生活協同組合が連合して連合体を組織しているというふうな場合、その生活協同組合連合会が塩の元賣人となることができますか。
【次の発言】 今度制定されようという法律の條文にどこか抵触するところがありますか。團体はいけないということがどこかに明示してありますですか。
【次の発言】 生活協同組合のごときは、これに加入している組合員の生活擁護のために作られているものであつて、成るべく生活費を低減せしめようという考え方で、極めて営利を度外視して原價に近いもので消費物資を各家庭の台所に供給しようという考え方で出発しているものでありますが、そういう團体が塩の元賣捌人になるということは、却つて好ま……

第5回国会 大蔵委員会 第25号(1949/05/12、1期、日本社会党)

○森下政一君 只今頂きましたこの資料の中の各省別宿舎戸数調というのがございますが、業務官舎、一般官舎という区別にありますが、これはどう解釈したらいいのですか。
【次の発言】 これはなんですか、審議会というものが宿舎の設置に関する計画だとか、或いは宿舎の維持、或いは管理に関する基準だとか、そういつたようなものについて総理大臣の諮問を受ける。そういうようなことの調査審議に任ずるもののようでありますが、その審議会を構成しておる人達は、どこにどこの省に、どういうふうに、有料の宿舎を作るのが妥当であるか、或いは甲の省より乙の省により以上に宿舎を設けなければならんというようなことは、大体何も分らない。肝腎……

第5回国会 大蔵委員会 第30号(1949/05/18、1期、日本社会党)

○森下政一君 私は只今付議されております議案について、委員各位の質問の終つた後で結構でありますが、ただ、本日大藏大臣が折角御出席になつておりますので、御退席になります前に外のことについてちよつとお尋ねしたいことがあります。御許しを頂きたいと思います。

第5回国会 大蔵委員会 第31号(1949/05/19、1期、日本社会党)

○森下政一君 昨日から私大藏大臣に別に質問を許して頂きたいとお願いしているのでありますが、この機会にほんの一言ですから許して頂きたいと思います。先日大藏大臣に本会議で緊急質問いたしましたときに、二十四年度は財務局から更に税務署に努力目標というのを出すのをおやめになる御決断がないかということをお尋ねいたしました。そのときに大藏大臣の御答弁では、このくらい税金を取らなければならないという目標は與えないつもりだ、こうお答えになつたのであります。ところが從來主税局長が、單なる努力目標という問題ではなく、これだけ税金を取らなければならんということを示しているのではないということの御答弁だつたのです。そこ……

第5回国会 大蔵委員会 第32号(1949/05/20、1期、日本社会党)

○森下政一君 ちよつと議事進行で発言を許して頂きたいと思うのですが、大藏省設置法ですね。あれについて、大藏委員会は全然関與していないわけなんですが、一應もう今になつて内閣委員会と連合というようなわけにもなりませんが、内閣委員がものを決するのに、大藏委員会が一應政府側の説明でも聞いて、或いは質問があつたら質問をして、大藏委員として内閣委員の方にこうあるべきだという何か意見を開陳す必要があるのみではないか。そういうことがいいと思いますが、肝腎の大藏委員が大藏省について何も知つていないということは如何かと思いますので、一應委員長において然るべく取計らつて頂きたいと思います。

第5回国会 大蔵委員会 第34号(1949/05/23、1期、日本社会党)

○森下政一君 木村委員から、只今大臣御聞きの通り特別会計にすることに対してこの危惧の念を縷々開陳されたのでありますが、木村さんなりその他これと思いを同じうしております者は厚生省に味方をしておるつもりなのであります。厚生省が理想とされる庶民大衆に対する医療の完璧を期するということのためには、特別会計よりは一般会計に置かれる方がいいのじやないか、だから厚生省は我が意を得たことを言うて呉れるとお感じ下さるのが本当だと思うのでございます。(「その通り」と呼ぶ者あり)そこでいろいろ大臣からもお話を開きますが、実は先日來医務局長その他厚生省の関係の方から縷々理由についての御説明を聞いたのですが、どうも納得……

第5回国会 大蔵委員会 第35号(1949/05/31、1期、日本社会党)

○森下政一君 只今提案理由の御説明を承つたのですが、この公認会計士法の試驗がすべて筆記試驗になつてをりますが、筆記試驗で合格者を決めるのは人によつて当を得ないという場合がある。筆記試驗というものはそういうふうに当を得ないものであるというならば、特別公認会計士の試驗というもの自体を考え直さなければならん必要があるのじやないかということも考えられる。  それから筆記試驗の場合に合格者を決めるというのに、高度な道徳的観念が採点の上に現われんということは、一体どういうことなんですか、ちよつと私分りかねるのです。  それから陪審式試驗というのは一体どういう試驗でございますか、御説明を承わりたいと思います……

第5回国会 予算委員会 第6号(1949/04/07、1期、日本社会党)

○森下政一君 主税局長にお伺いしたいのですが、あの申告納税に分につきまして御説明がありまして、相当政府としても徴税の困難は予想されておるようでありますが、円滑なる徴税をやるというために実態調査をやつて適正な課税をしたいという御言葉がありました。局長が國会側に御説明になりますときは、誠にその御言葉通りのことが末端で行われるということならば至極結構なんでありますが、昨年度の実際に徴して見ましても、末端に参りますと、なかなかそうは参つていないように思います。先般來参議院の大藏委員会がそれぞれ班を分けまして、全國的に税務署を親しく実態を調査したことがありますが、その際におきましても、屡屡局長との間に曾……

第5回国会 予算委員会 第11号(1949/04/13、1期、日本社会党)

○森下政一君 関連しておりますから……只今山下さんから、政府側が御配付になりました國民所得の推計の中の一部分を指摘されて説明を要求されましたが、若し政府側からこの國民所得の推計というお渡し頂いた資料についての御説明が済んでいないならば、全体について、ひとり営業所得だけでなくして、勤労所得その他についても、なぜこういうふうな推計ができるか、一見して二十三年度より二十四年度はどの所得も増額を見込んでおいでになるわけですが、その御説明を一つして頂くことができれば仕合せだと存じます。

第5回国会 予算委員会 第13号(1949/04/15、1期、日本社会党)

○森下政一君 先刻総理大臣は、講和会議が直ちに開かれないということは、客観的な情勢によるということでありましたが、誠にその通りであろうと私も存じます。今にも講和会議が行われそうな、開かれそうな情勢にあつたのに、今日ではそれがいつのことか分らないような情勢に変つて來た。首相の言われます客観的情勢というものはいろいろあると思うのでありますが、中の一つは米ソ間の緊迫した空氣というようなものも考え得られると思うのであります。更に最近の調印を終つたと傳えられている北大西洋條約、そういつたものができ上つたということにつきましても、いよいよ米ソ間の緊迫した情勢ということが予想されるように思うのであります。先……

第5回国会 予算委員会 第15号(1949/04/20、1期、日本社会党)

○森下政一君 社会党は波多野君の修正案に賛成をいたします。すでに提案者から縷々理由の説明がありましたが、全く同感でありまして、特に今回の予算を眺めて憂慮に耐えん点は、夥だしく増税が計画されておることであります。税法自体には手を触れていないけれども、非常に徴税の額が増額されておるということは、結局結果において増税を意味すると考えるのであります。殊に提案者も指摘されましたごとく、政府自体が今回の経済安定を意図する九原則を実施する結果といたしまして、各般の事業に整備が必要である、不可欠である。從つてその犠牲になつて職を失うところのものが相当多く出て來るであろう、失業者が犯濫するであろうということを警……


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第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 大蔵委員会 第1号(1949/10/27、1期、日本社会党)

○森下政一君 それじや西川さんの御質問に御答えになる係官がお見えになります前に、一つお伺いしたいのですが、普通の保險印紙を売捌く郵便局の指定ですが、これは郵政大臣と労働大臣が協議して決めるということになつておる。恐らく日雇労働者の雇用主である事業主が、買うのに都合のいいような局を指定されることになるんじやないかと思いますが、大体どういうところが指定されるようなお見込でありますか。
【次の発言】 これは二等郵便局とか何とかいうのですか。
【次の発言】 尚お尋ねしますが、それはどのくらいあるのですか。
【次の発言】 その指定される地域内では……。

第6回国会 大蔵委員会 第3号(1949/11/08、1期、日本社会党)

○森下政一君 進駐軍関係の労務者の中で以ていろいろの種類があるのだと思いますが、現在法律第百七十一号の第二條に規定している一般職種別賃金の適用を受けている者が相当数あるのであります。それらの者が今度の新法によりますと、第十一條の中に包含されて、特別調達庁長官と大蔵大臣がこれらの者に対する給與の種類、額、支給條件及び支給方法等を別に法律で定めるまでの間は協議して決めるということになつているように思うのであります。現在は殆んど第百七十一号の適用を受けると、はつきりしているものか、特別調達庁長官と大蔵大臣の協議で決めるという点は、法律に基いて明確に今日給與を受取る者が協議に待つということになると、甚……

第6回国会 大蔵委員会 第4号(1949/11/11、1期、日本社会党)

○森下政一君 小川さんの質問に対すする先刻の説明員のお答の中に、進駐軍関係労務者に対する給與の問題ですが、聞きようによつては現在全部の進駐軍関係の労働者が、法律第百七十一号の適用を受けておるようにとれたのでありますが、そうではないと承知しておりますが、どうでございますか。
【次の発言】 そこで前回のときに私が申しましたように、今度の新法の第十一條だけでは、現に百七十一号の適用を受けております者が、受けていない者とまぎらわしいということになる。更に露骨に申しますと、現に法律第百七十一号の適用を受けておる者が適用を外されても何にも文句が言えないという不安がある。そこで適用を受けておる者についてはそ……

第6回国会 大蔵委員会 第6号(1949/11/18、1期、日本社会党)

○森下政一君 私は、先刻波多野さんがいろいろな資料を要求されましたし、木村さんからもいろいろな要求がありましたので、それからの資料で出て少し研究させて貰つて、これは非常に大きな問題ですから、質疑をすることにお取計らいを願いたいと思うのです。ただ今たまたま小川さんが発言された中にお取上げになつた自然増收と減税財源としての関係、これはたまたま今問題になりましたから、私からもお尋ねしたいのです。今政府次官が、自然増收が恰もこの補正予算における減税財源であるかのように言われましたが、そう見れば見れんことがないくらいの、政府は恐らく説明をされて、やはりこの価格調整費の節約額というのが大体減税の主たる財源……

第6回国会 大蔵委員会 第11号(1949/11/28、1期、日本社会党)

○森下政一君 これまで政府支拂が非常に遅延して、一般民間の業者が非常に迷惑を受けるというので、政府では政府資金を日銀を通じて市中銀行に預け入れをして、政府支拂の見返りとして融資の財源に充てる。そうして政府支拂が遅延していることに対する迷惑を多少とも緩和するというので、政府が支拂預金というものをやつておつたようでありますが、この法律が愈々成立して、遅延したものに対しては、是非とも利子を拂わなければならんということになるが、そういつた曉においても、政府支拂預金というようなものを継続して行く意思を持つていますか。政府支拂を見返りとして市中銀行から民間業者に融資せしめる。そういう便法をこれまで講じてお……

第6回国会 大蔵委員会 第12号(1949/11/29、1期、日本社会党)

○森下政一君 君のやつに関連しておるよ。先刻木内君がおつしやつた通りに、今度国民の税金から集まつた金五十四億七千万円を薪炭特別会計に繰入れて、それでもうそれまでの薪炭特別会計というものがすつかり清算されてしまつてあとに何も残らないように思つておりましたが、段々話を聞いておると、そうでなしに再生産過程においてより一層損失が多くなつて来るのだということが予想される。そういう場合に、全く木内君の言う通り殆んどが日銀の手持ちであるところの薪炭証券で損失のために、大部分の金を今俄かに注ぎ込む必要は全くないと私は思うのであります。二十四年度の補正予算並びに二十五年度の予算概要を眺めて政府のこれからやろうと……

第6回国会 大蔵委員会 第13号(1949/11/30、1期、日本社会党)

○森下政君 先程川上さんに対する大蔵大臣の御答弁、大体私はこういうふうに聽いたのですがそう了解してよろしいですか。今度所得税法が改正になりますと、例えば基礎控除であるとか、扶養控除であるとか、勤労控除、そういつたものは必ずしも現在提案されているものが基礎控除として妥当な金額とは言えない。或いは扶養控除にしても勤労控除にしても、もつと幅のある控除をするということが理論から言えば妥当かも知れませんが、財政の実情から照し合せてみますと、理論通りには行かないのだから先ず現在の財政の要求を十分満たすことのためには、この程度は我慢しなければならないというふうに聽いたのですが、そう了解してよろしいのですか。

第6回国会 大蔵委員会 第14号(1949/12/01、1期、日本社会党)

○森下政一君 勤労控除の問題ですが、だんだん昨日からの御説明も承りまして、大体了承しておるのですが、やがてこの本格的な税額を、恐らく通常国会で審議することになると思いますが、勤労控除がひとりサラリーマンだけでなしに、個人事業所得の場合にも及ぼすということになると思うのであります。そこでその精神において事業所得を挙げておる者でも勤労者と全然変りのない者をサラリーマンと同格に扱うということは非常に私は妥当と思うのです。ところで従来サラリーマンだけに勤労控除が認められておつたということは、事業所得の場合においては捕捉し難いというふうな関係にある。従つて脱税しておる者もあるだろう、そういう者に勤労控除……

第6回国会 大蔵委員会 第15号(1949/12/02、1期、日本社会党)

○森下政一君 農林大臣にお伺いいたして置きたいと思いますが、本年度の補正予算を見ましたときに、たまたま五十四億七千万円というものが一般会計から特別会計の方へ繰入れられる段々御説明を聽くと、薪炭証券が現在五十四億七千万円、丁度その金額が一致しておる、そこで一般会計から繰入れたもので一応薪炭証券を償還してしまう。これはドツジ方針を徹底的に貫くという政府の方針に合致することなんで、そうかと思つておりましたらそうでなくて、段々御説明が進むに從いまして五十四億七千万円のうちから約二十三億の債務を、焦眉の急に迫つておる中にも、春以前からの生産者に未拂になつておるものを早急に支拂う、今の波田野委員の質問に対……

第6回国会 大蔵委員会 第16号(1949/12/03、1期、日本社会党)

○森下政一君 そうすると今までの説明で、一般会計から今度繰入れようとする百七十億というのは全然赤字というような意味は持つていない。要するに食糧の供出の上の増加だ。その分をすぐ売拂えばそれで事が済む……。年度末の食糧調整で昨年度と同じにして置きたいという方針のために、若しそういう方針でなければ、百七十億の食糧証券を余計発行すれば一般会計からの繰入れは全然必要ない。そうしないために、赤字補填ではないけれども、一般会計からこれを繰入れなければならない、こういうことですね。
【次の発言】 そこで説明を聽いておると、こういうふうに取れるのですが、四月に入つてから消費者に放出して行つたらば、今手持数量の増……

第6回国会 予算委員会 第6号(1949/11/26、1期、日本社会党)

○森下政一君 先刻価格調整費の節約がマル公の跳ね上りになつて、家計が膨脹するということをお述べになつたときに御引用になつたのは、安本の調査課の調査だと思いますが、価格調整費の減額を三百五十億と押えておる。つまり政府が当初計画しました額ですね。補正予算案では二百三十億に減つておる。尤も当初は減税を政府は二百五十億を見込んでおつたのです。補正予算では二百億二百万円というふうに減つてはおりますが、そこであの調査課の調べだけで計算されると、今度は少しこの補正予算の実態と変つて来ると思うのです。とは言いながら私の考えでは貨物運賃の値上りであるとか、主食の値上りというものを考えると、大体マル公の方で来ると……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 大蔵委員会 第2号(1949/12/20、1期、日本社会党)

○森下政一君 岡元委員長に伺いますが、こういう決議案を提起された、特別委員会の方から……。そこで運営委員会がこれを大蔵委員会に付託するということになつたのだと思いますが、すでに新聞でもこれが取上げられておつて、恐らくこの決議案が上程される限りにおいては、これは同院を通過するだろうということが予想されておる。そこで留守宅の家族に與えておる印象は、官公吏に対する年末給與と同様に並行して越年資金を支給しようというのだから、従来受けておる末復員者の俸給はこれを帰つた時に貰うわけですが、必要のある者は別に前拂いを受けておる。そういつたものでなしに、別に留守家族に対して、一世帶当りほぼ二千円の越年資金が支……

第7回国会 大蔵委員会 第16号(1950/03/02、1期、日本社会党)

○森下政一君 只今の御説明によると、現行法では純資本の絶対額が幾らでなければならないという規定はないのだが、東京、大阪の取引所における証券業者が会員となるのに、その取引所の規則によつて純資本五十万円ということになつておるから、その規格まで全国的に同様に合致せしめよう、更にそれをすることによつて東京、大阪では恐らくその会員の資格として純資本を五十万円以上に引上げよう、こういうことだつたのですが、その五十万円というのを東京、大阪で決めておるが、一体その根拠が何だというようなことは、何か御調査なすつたことがありますか。五十万円というものがどういうわけで妥当なのだろう。ただ大阪と東京が五十万円にしてお……

第7回国会 大蔵委員会 第17号(1950/03/03、1期、日本社会党)

○森下政一君 只今所得税法その他の税制改革を伴う税法全体に対する御説明を伺つたのですが、私はこれを審議するに当つて、皆さんに御相談して頂いて、願わくば御同意を得て、こういうふうな審議にして貰いたいと思います。本委員会に只今付託されているもので、この税法以外のもので、すでに衆議院の方の議決を経ておりますもので、未だ本委員会は決定していないいろいろ細かいものがありますから、これを先に、或いは明日からでもどんどん上げてしまう。そうして七日の税法改正に関する公聽会の終えた後にこの税法改正の審議に入る。税法改正の審議に入りますときには、公報に出して貰うときに。例えば今日は所得税法の改正だ、それだけを取上……

第7回国会 大蔵委員会 第20号(1950/03/09、1期、日本社会党)

○森下政一君 さつき油井君の質問に対して回収成績一〇〇%というお話だつたんですが、昨年の六月から業務を開始しまして六ヶ月据置いて月賦で、月割で回収したのはまだ二回目か三回目かの回収をやつたというだけのことなんですね。だから回収一〇〇%ということは今のところ月割の拂戻しが滯つていないというだけのことじやないんですか。
【次の発言】 どうですかね、生業資金を貸付けて貰つたお蔭でこういうふうになつたと言つて、非常に喜んでおられるというのは、実例は沢山ありますですか。何かそういうことが耳に入つていますか。

第7回国会 大蔵委員会 第28号(1950/03/23、1期、日本社会党)

○森下政一君 一番最初に伺いたいのは、所得税の税率に関してであります。従来は八五%まで上の方は……それを今度は五五%から上を打切つて行く。これは前国会末でありましたか、やはり大蔵委員会において所得税改正があることを予想して、たまたま勤労所得税の税率に関する何か質疑応答を大蔵大臣との間に交えたときに、大蔵大臣の考え方としては、五十万円以上の所得のある者は人数が少ないのだ。だからそれをいろいろの税率に小刻みに刻んで見ても、実際上においては国庫の收入としては大したことにならない。そこで五十万円以上は五五%と、尤もそのときには五十万円以上とは決まつていなかつたが、或る程度でもう税率を更新するということ……

第7回国会 大蔵委員会 第29号(1950/03/24、1期、日本社会党)

○森下政一君 山本さんに一つお伺いしたいのですが、このさつき平田主税局長が有価証券その他の形で財産を持つておれば税金がかかる。税金がかからないのは、国宝の場合に税金がかからないとすれば、国宝の形で持つておれば一番いいんじやないか、理窟を言えばそれがいいが、財産を税金を免かれるために、国宝の形で持つという馬鹿はないと思う。先ずそんなものはないだろうと思うのですが。ところでそうなると国宝に指定されておる物を持とうという程の人は、外にもいろいろな財産を持つておつて、たまたま美術的な嗜好によつて、重要美術品を買うとか、或いは国宝に指定された物を買うとか、つまり相当経済力のある人が初めてやり得ることなん……

第7回国会 大蔵委員会 第30号(1950/03/27、1期、日本社会党)

○森下政一君 御説明を承らなかつたのですが、恐らく木内君から御質問があつたと思うので、重複になるかも知れませんが、この会計を廃止するということについては、私は何も異存はないのですが、昨年末にこの薪炭の赤字補填のために一般会計から莫大な繰入れをした。当時これは全く国民から徴收した税金で赤字を埋めるというわけで、国民から見れば非常に不満のある処置である、当り前の正道を歩んだ処置でないということを考えれば、誠に相済まんという気持に当局はならなければならん。当時委員会に列席した大蔵大臣にも、政府委員にも、責任を感じるかというような、農林大臣に政治的な責任を感ずるかということを質したときに、誠に相済まん……

第7回国会 大蔵委員会 第31号(1950/03/28、1期、日本社会党)

○森下政一君 ちよつとお尋ねします。全国のこの銀行数は何行あつて、それからその自己資本というものはどれくらい、或いは預金の総額がどのくらいになつておるか、それは何か資料を貰つておりますか。
【次の発言】 それから準備金はどうなつてますか。
【次の発言】 そうなるとどうなんですかね、実質的に内国の銀行全部の観点から言うと、債券発行ができることになるのですか。
【次の発言】 できることになるのだが、その自己資本と準備金ですか、自己資本の金額の二十倍に相当する金額から預金の総額とその発行している債券の総額との合計額を控除した残額に相当する金額を限り、債券を発行することができることになつているんですね……

第7回国会 大蔵委員会 第32号(1950/03/29、1期、日本社会党)

○森下政一君 今のは木内君何ですか、主たるところは特定の教育事業というのを加えるというのですか。

第7回国会 大蔵委員会 第33号(1950/03/30、1期、日本社会党)

○森下政一君 主税局長なり、あなたのお話を承つてみますと、例えば税法によらざる税金なんというものは拂う必要はない。何と税務署が言つて来ても納める必要がない……、至極御尤な話ですね。ところがただあなた方から御説明を聞きましても、どうも私共は納得が行かないのです。決して末端に行くとそうでない。あなた方の心持を心としないところの徴税吏というものが充満しているのではないかと思うのですね。極く最近の具体的な例を挙げてみましても、これは或る小さな法人会社でありますが、突然税務署員がひよろつと入つて来て社長に、社長はまだ三十台の若い人で出版事業をやつている人でありますが、小切手を切つて下さいと言うのです。い……

第7回国会 大蔵委員会 第34号(1950/03/31、1期、日本社会党)

○森下政一君 主税局長にくどいと思われるでしようが、最後に一つだけもう一遍板野君の質したことを聞きたいのであります。この点は本国会でも又前国会でも池田大蔵大臣の所信を質した。あなたとも論争したことがあつたかと思いますが、今度の根本的な税制改革の機会にもう一遍質しておきたいのは、それは基礎控除の問題です。先刻来の御説明で財政上とか、予算の関係とかと言つて、それらと睨み合して今回の改正においては、基礎控除というのは二万五千円に引上げる、この点が妥当だと解釈しておる。そういう政府の見解が私には分らない。基礎控除というのは一体何だ、何故そういうものを設けるのだという根本の精神です。つまり理想から言えば……

第7回国会 大蔵委員会 第35号(1950/04/04、1期、日本社会党)

○森下政一君 只今の質問に関連してお尋ねしますが、その時価というのは旧軍用財産の拂下げを受けたいという人があつたときに、その特定の財産について、そのときに時価というものを評価決定するわけなのですか。或いは平素において常に旧軍用財産について一定の時期に、例えば年に二回とか三回とか評価をして適正な価格を予め決めて置くものであるか、どつちなんですか。
【次の発言】 その決定権を持つておる人は誰ですか。
【次の発言】 旧軍用財産についても……
【次の発言】 中野さんおられましたな。あなたの一つ解釈を聽きたいのですが、この法文の……。これは局長には質したのですが、この法律ではこれをまともから読んで行くと……

第7回国会 大蔵委員会 第41号(1950/04/25、1期、日本社会党)

○森下政一君 波多野君にやつて貰つたらどうですか。
【次の発言】 同時にですね、只今波多野君が資料を要求された配炭公団の損失補填のための法律というのは、ひとり配炭公団だけでなしに、食料品配給公団、飼料配給公団なんかも、それぞれ当該公団の損失補填のために剰余金を充当することができるというのが、同時に規定されると思うのですが、そういう食料品配給公団、飼料配給公団の方から何も資料が出ていない。これらも合せて提出すべきだと思います。これを要求いたします。
【次の発言】 同時に私は要求して置きたいのは、本案の審議に説明員ぐらいが来られるのではいかんと私は思う。もう少し責任ある答弁のできる人が来ないことに……

第7回国会 大蔵委員会 第42号(1950/04/26、1期、日本社会党)

○森下政一君 ひとり配炭公団と言わず、法案として出ております油糧配給公団、或いは肥料配給公団、すべて同断だと思うのでありますが、不足勝ちな物質を政府関係機関であるこれ等の公団が一手に購入して、更にその公団の手を通じて末端にまで配給するという機構になつておるものであつて、その運営が適正であれば、元来損失金なんというものは、私は出ないものだと思うのですが、その点どうですか。
【次の発言】 一体只今の御説明で大体どういうわけでこういう尨大な損失が生じたんだという経緯は了承できるのですが、併しながらこの全消費量の二ヶ月になんなんとする石炭と貯炭、或いは全消費量の四ヶ月に及ぶコークスの貯えができる、そう……

第7回国会 大蔵委員会 第43号(1950/04/27、1期、日本社会党)

○森下政一君 昨日お願いして置きました例の回収不能のもの、この資料はどうなつておりますか。
【次の発言】 私はこの法案に反対します。ということは富裕税を取ることそれ自体の意味ではないのでありますが、取り方が少い、こういうこと、それから昨日本院においては文北財保護法案を可決いたしたわけでありますが、その精神から申しますと、国宝のごとき文化財というものはその管理処分の自由が所有者に許されてないというような法的な制約をしている。更に又この管理のためには相当の経費も負但しなければならない。或いは又これらのものは、別段これを所有するごとになつて収益を伴うというものでない。更に又若し年々これに対して課税さ……

第7回国会 大蔵委員会 第46号(1950/05/01、1期、日本社会党)

○森下政一君 そこで私は最後にお尋ねしたいのですが、売掛金のどうしても回收不能というものが約十六億六百万円というものを予想しておられるのですが、それは一体どれとどれとでそういう金額になるのだということを知らしてほしい。これはこの前から何遍もお尋ねしておるのだが。
【次の発言】 それはこういうことなんですか、そうすると十六億六百万円というものを大体回収不能のものとして見ておられるのですが、それからまだその中に回収可能のものがあるかも知れんというお見込があるのですか。
【次の発言】 私非常に心配しますことは、この公団が廃止になるのだというふうなことなると、公団に対して債務を持つておるものが解散とい……

第7回国会 予算委員会 第4号(1950/02/14、1期、日本社会党)

○森下政一君 今お述べになりました給與改訂を行う財源ですね、あなたの計算によると、所得税のはね返り財源を加えると三百八十億乃至四百億で足りると、いろいろ財源の御説明を聞きましたが、項目だけをもう一遍ちよつと挙げてみて下さいませんか。

第7回国会 予算委員会 第22号(1950/03/27、1期、日本社会党)

○森下政一君 年度末が差迫つて参りまして、二十五年度予算の成立に政府にも相当焦慮の色が見えております。我々としても何とか態度を予算に対して決めなければならんという段階になつておるわけであります。只今総理と岩間君の質疑応答の中に閣僚の方もいろいろ要務の都合があるから、質疑応答は簡潔にして貰いたいという御要望がありましたが、尤もなことだと思います。成るべく簡潔に私は質問したいと思います。私は他に大蔵委員会との関係で予算委員会に出席が可能でない場合が少くないので、外の諸君の質疑をよく承つておらないので、重複する虞れがあり、或いは重複するかも知れませんが、さような点は御容赦を願つて、成るべく簡單に二、……

第7回国会 予算委員会 第26号(1950/04/02、1期、日本社会党)

○森下政一君 第四分科会に付託せられました運輸、郵政、電気通信及び労働の四省所管の昭和二十五年度一般会計、特別会計及び政府関係機関の各予算について審査の経過並びに結果を御報告申上げます。  分科会は昨三十一日午前中にこれら予算の内容についての説明を聽取し、午後より順次に質疑に入つたのであります。  主なる質疑は、先ず運輸省所管については、鉄道の民営と国営の標準、小運搬対策、日本国有鉄道については、予算の重点、物件費、定員及び減価償却の問題、郵政省所管については、商船管理委員会に対する予算の内容、簡易生命保險及び郵便年金特別会計の独立採算並びに海難局の予算の問題、又電気通信省所管については、電話……


森下政一[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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各種会議発言一覧(参議院1期)

森下政一[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第1回国会(1947/05/20〜1947/12/09)

第1回国会 財政及び金融・商業・鉱工業連合委員会 第5号(1947/11/20、1期、日本社会党)

○森下政一君 先程帆足君からだつたと思いますが、極めて重大なる質問がなされました。全法案を通じて、第六條は私は極めて重要な部分の一つであると思うのであります。排除さるべき経済力の集中がどういうものであるかということを決定する具体的基準を左に掲げる事項によつて求めるということになつておるのだと思います。そこで只今の政府委員の御答弁では、單に工場の数が多いとか、或いは比較的生産が厖大であつたというようなことだけで判断するのでなくて、公共の福祉を阻害しておるかどうかということが中心になるのだ。政府はそういう考え方を持つておると、こういうことを仰しやる。至極結構だと思うのであります。すべからくそうなけ……

第1回国会 財政及び金融・商業連合委員会 第1号(1947/10/01、1期、日本社会党)

○森下政一君 それはこの表に出ているのでありますか。
【次の発言】 今年度も一緒にしたものでありますか。
【次の発言】 ちよつともう一辺言つて頂けませんか。
【次の発言】 この機会に私は一言お尋ねいたして置きたいと思いますが、先刻長官の御説明を承わつておりますと、今日資金が枯渇して参つたということは、実質的に、大部分は輸入食糧を消費者價格によつて國内で賣掴いたと、而もそれに対する支拂は相当多額になされておると、言い換えると、國内の一般國民に対する輸入食糧に対する補助金といつた工合に使われたのだということでありましたが、そうなつて來ると、將來この資金というものは輸出によつて非常な黒字が生ずるとい……

第1回国会 財政及び金融委員会酒類配給公団法案に関する小委員会 第2号(1947/10/01、1期、日本社会党)

○森下政一君 委員会の墾談会の席上で、私の率直な法案に対する感じを被瀝さして貰つたことがあるのでありますが、委員会でこの統制をむしろ廃したらいいのじやないかという御議論もありましたけれども、今日の段階においては、私はやはり統制の必要があるのじやないかと、こう考えているわけであります。かたがた片山内閣が成立しましてから、流通秩序の確立ということを標榜して、大きな一つの項目として採り上げているというふうなことがありましたので、実は私は公團方式による物の配給というものが、いろいろの面に具現されるということは、いわゆる流通秩序の確立ということを具体化する政府の一つの政策なんだというふうに眞つ正直にとつ……

第1回国会 財政及び金融委員会酒類配給公団法案に関する小委員会 第3号(1947/10/08、1期、日本社会党)

○森下政一君 社会党の考えですが、只今岩木さんのお話を承わつたことが大体含まれておるわけであります。社会党の案といたしまては、業務委員会というような委員会というものを設ける。そうしてこれが相当酒類配給業務についての重要な役割を担当する。主務大臣或いは安本長官と共にこの業務委員会の議を経ていろいろなことを行うというふうなことにしたい。もとよりその業務委員会なるものの構成はひとり業者だけでなく、或いは消費者、学識経驗者といつたような者からも適当数が選ばれて、委嘱を受けてその構成の中に参加するというふうなことを考えております。從つて法案の原案の中に見られないところの業務委員会を設けて、そうして民主的……

第1回国会 財政及び金融委員会酒類配給公団法案に関する小委員会 第5号(1947/11/17、1期、日本社会党)

○森下政一君 私は大藏當局から現状で大した不都合はないのだというふうな説明を聽きましたし、一松さんから只今の御動議もありまするけれども、實は考え方の根本がちよつと異なるところに置いておるという意味からこの際酒類配給公團法というものを、修正してよりよきものとして纒めたいという氣持を多分に持つておるわけであります。現内閣が成立しましてから、御承知のように流通秩序の確立という新しい言葉を振り翳しておるわけでありまするが、流通秩序の確立ということは本當に私は現在必要なことだ、國民生活の上において非常に必要なことだということを痛切に感ずるわけであります。そこで政府のいう流通秩序確立の一環として公團法式と……

第1回国会 財政及び金融委員会酒類配給公団法案に関する小委員会 第6号(1947/11/25、1期、日本社会党)

○森下政一君 前回の懇談会で、名称の点は別に話合いになかつたですか。
【次の発言】 只今委員長から御報告のありました十三條並びに十四條の修正でありますが、これは私は一向に異存がありません。その通りにお取決め願つて大変結構だと思います。そうすると先般來、何回も開きましたこの小委員会において特に問題になつておつたのは、その外に名称の点があつたのですが、これも大体公團で行こうという暗黙の了解があつたということなら、それに対しても別段私は異議がありません。ただそうなつて來ると、残つておる、予てからの縣案だと思うことは酒類配給運営委員会というものを新たに作ろう、それを作つて酒類の生産業者の代表のみならず……

第1回国会 文教委員会第三小委員会 第1号(1947/08/18、1期、日本社会党)

○森下政一君 河野さんの言われることも私全く同感なんです。若し私の記憶が間違いなければ、この間の委員會のときに、紹介者も新らしい學制による大學という積りのような説明があつたように思うんですが、そうなつてくると、當然現在の岐阜農林と同じランクにありますところの高等農林學校というものは、一樣に考えられるときがくるのじやないかと考えられるが、今請願になつたといつて、岐阜農林だけを取上げてこれを昇格とかなんとかいうことは、ちよつと私は委員會の態度としてはどうかと思うので、綜合的に全般的な考え方をして、委員會の態度を決めて行くべきものじやないか。こういうふうに考えます。


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第2回国会(1947/12/10〜1948/07/05)

第2回国会 財政及び金融・商業・鉱工業連合委員会 第1号(1948/06/23、1期、日本社会党)【政府役職】

○政府委員(森下政一君) 前内閣以來、現内閣に至りますまでの間に國会において只今栗山さんなり油井さんからお話がありましたように、いわゆる闇利得を捕捉して最も担税力が今日豊富にあると思われるものに税の負担をなさしめるということが妥当である。それに対しまして政府が進まなければならんということを賎しく論議されたことは御承知の通りであります。かかる機会に私見を申上げることは如何かと思いまするが、この点につきましては私自身も同感でありまして、曾ては栗栖大藏大臣であつたと思いまするが、國会の会議においてそのことを大臣に私は迫つたことがあるのであります。ところで端的に申しますると、これを迫りながら私個人顧み……

第2回国会 財政及び金融・商業連合委員会 第1号(1948/06/07、1期、日本社会党)【政府役職】

○政府委員(森下政一君) 貿易資金特別會計法の一部を改正する法律案提出の理由を御説明申上げます。今囘改正しようといたします點は、先ず第一は、貿易資金の不足を補足するための借入金又は融通證券の發行限度額の引上げであります。現行の法定限度額は、百億圓と相成つているのでありますが、その限度額の餘裕額は、現在二十四億圓に過ぎない状況であります。而して、この年度中において輸出物資の買入等に要する資金の支出額は、約六百十四億餘萬圓と相成るのに對しまして、輸入物資の賣拂代金等資金の受入額は、約五百四十二億餘萬圓と相成る状況でありますので、前述の餘裕額を計算に入れましても、この年度中現金支拂上約四十八億餘萬圓……

第2回国会 財政及び金融・労働連合委員会 第1号(1948/05/20、1期、日本社会党)【政府役職】

○政府委員(森下政一君) この度本國會に提出いたしました政府職員の新給與實施に關する法律案につきまして、提案の理由を御説明申上げ、各位の御審議をお願いいたしたいと存じます。  政府は政府職員の待遇改善を繞る官公職員筆画組合の争議を解決するため、先般臨時給與委員會の報告書に基き、給與水準を二千九百二十圓に引上げると共に、取敢えず二千五百圓水準の暫定給與の内拂いを行うため政府職員の俸給等に關する法律案を以て本國會の御審議を願い、その御賛同を得た次第であります。而して政府は右の暫定給與の支給については、各組合と團體交渉を行なつた上で支給いたす方針にいたしましたが、遺憾ながら一部の者を除いて組合側の容……

第2回国会 商業・財政及び金融連合委員会 第1号(1948/06/15、1期、日本社会党)【政府役職】

○政府委員(森下政一君) 会社の配当する利益又は利息の支拂に関する法律案につきまして提案の理由を御説明いたします。  御承知のように、証券の民主化は経済民主化の重要なる一環でありまして、政府といたしましては、これが目的達成のため、証券取引法の改正を初め、投資者の保護に万全を期して参つたのであります。然るに近來配当支拂に伴う郵送料等の費用は著しく増加いたしたのでありますが、これは近時の配当の状況に鑑みれば、株主殊に今後増加すると思われる小株主にとつて少なからざる負担となるものでありまして、この配当支拂の費用を株主に負担させて置くことは、株式を廣く國民大衆の間に分散させる上から見て望ましからんこと……


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第4回国会(1948/12/01〜1948/12/23)

第4回国会 大蔵・人事・労働連合委員会 第4号(1948/12/11、1期、日本社会党)

○森下政一君 昨日別の委員会の席上で、上野人事官から、人事院の勧告案についての信念、或いはその内容等につきまして、可なり詳細な御説明を承わりました。若し私の聞き間違いでなければ、上野人事官の御意見では、若しその勧告案を下廻るような賃金ベースが決定されるというのであれば、それは貧乏線ボヴァティー・ラインを下廻るものだというお話があつたのであります。そこで私はこの大藏省側にお伺いしたいのですが、人事院の勧告案というものは、一々財源に照して、これだけの給與が可能であるとか、可能でないとかいうところまでの考慮は拂われていないようであります。大きな枠におれる國の経済力で養い得る政府職員に対する給與の妥当……


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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 運輸・大蔵連合委員会 第1号(1949/05/28、1期、日本社会党)

○森下政一君 私は先程御説明のあつたときに遅れましたのですが、只今この提案理由説明という印刷物を頂載しましたので、これを拜見いたしまして、大体これが御提案の理由だと思うのであります。  戰時中に買上げました鉄道が二十二線ある、ところで提案者の趣旨は、その中で毎年相当の赤字を出して我が國の國有鉄道の財政に一つの負担をかけておると思われるものを民間に拂下げよう、こういうお考えじやないかというふうに思うのでありまするが、若しそうであるならば、大体提案者において、二十二線の中でどれとどれという目安をつけておいでになるのじやないかと思いますので、拂下げを予想しておいでになる路線の名称を承わりたいと思いま……

第5回国会 運輸・大蔵連合委員会 第2号(1949/05/31、1期、日本社会党)

○森下政一君 この法律案を拜見しますると、如何さま佐藤さんからいろいろ御説明がありましたように、國有鉄道の一部のものを譲渡することがいいという時に、窓口を開けて置く法律である、如何さま拝見いたしますと、その通りだと思うのであります。大変発議者に失礼なことを申しますけれども、表面は確かにそういうように窓口を開く法律だが、裏があるという感じを受けるのでございます。この法律案を火にあぶつたら、これはあぶり出しで、この窓口を開くことによつて、拂下発議者の間で予想されておるものは、これこれの路線だ、その路線の名前が出て來るという氣がする。現に九社十線、これが赤字で國鉄の財政の上にも負担を掛けておる、だか……

第5回国会 地方行政・大蔵連合委員会 第2号(1949/04/14、1期、日本社会党)

○森下政一君 近頃の地方財政の膨脹をしておりまする傾向は、決して公選知事或いは市町村長によつて運営されておる地方行政の放漫政策の結果などと言うことはできないと思うのであります。今日地方財政の経費の中には国が一方的に実施計画を定めまして、そうしてその実質的な負担を地方民にかけておるというものが少くない。例えば今日折角制度としては確立されたのに、実施面においては欠陷だらけであつて、危機を叫ばれております六三制の教育の問題のごとき、或いは自治体警察のごとき、或いは國民衞生方面等におきましても國が実施計画は定めて置いて、費用は実は地方に負担せしめておるというものが少くない。そういうことのために地方の財……

第5回国会 地方行政・大蔵連合委員会 第4号(1949/04/19、1期、日本社会党)

○森下政一君 大臣に伺います。配付税の率が下るというのは、九原則の要請に基いて國家財政の絶対的な均衡を保たなければならない、而も第一義的な要請だ、そこで拠んどころなく配付秘の方は減らさなければならんということになつたのだと、こう思うのですが、そうじやありませんか。
【次の発言】 頂きました二十四年度予算の説明の特に地方配付税配付金に関する部分を読んでおりますと、前段においては地方財政の窮乏に対して十分の認識を持つたことが書かれておる。ところが段々読み進んで参りますと、二十四年度の地方歳出を賄うために住民税とか、地租、家屋税その他に大幅な増徴を行う、或いは果実取引税を新設する、更に災害復旧その他……

第5回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1949/04/19、1期、日本社会党)

○森下政一君 私もこの修正案に賛成いたします。今木村さんからお説がありました通りに、各党各派によりまして、今度の予算につきまして若し修正が思い思いになされるということでありますならば、もつと徹底的な修正がしたいということになると思うのでありますが、各党各派の最大公約数、大体意見の一致が得られそうなところを波多野君が勘案して提案された、こう考えます。いろいろな不満がありましても、先ずそれは大局から見てこの際棚上げにして、この修正案にお互が賛成するということによりまして、幸にこれが予算委員会に報告され、予算委員会で決定を見るということになりますれば、國会の少くとも一方を担うておりますところの参議院……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 大蔵・人事連合委員会 第1号(1949/12/21、1期、日本社会党)

○森下政一君 私はですね。今波多野君が言われたようなことになさるかですね。そうでなければ、むしろ大蔵政務次官のお読みになつた提案理由の説明の中の一番初の方に、「最近における公務員の勤務状況に鑑み、且つ年末を控えその経済事情をも考慮し、この際臨時措置」ということがあるが、考慮してですね、この際ですね、過去における待遇低下の補正の意味にと、臨時措置として本年度限り、年末賞與でも何でも構わない、名称は。過去の待遇低下の補正措置としてこういうことをやるんだと、こういえば、後の方と歩調が揃つて来る。それならば、その歩調が揃つて納得が行く。趣旨を抹消されることはない。むしろ初の方にそれを入れて欲しい、そう……

第7回国会 大蔵・人事連合委員会 第2号(1949/12/22、1期、日本社会党)

○森下政一君 先刻来の御説明で今回の年末手当というものが多分にボーナスのような、賞與のような性質を持つているのだというように、政府のお考え方がはつきりして来たと思うのですが、そうすると手当に対して課税する上において、賞與と同樣にお扱いになるお考えがありますか。さつきから聽いておると、跳返りが十五億とか何とかいうことであるが、そうなると賞與と同樣にお扱いになつていると思うが、多分にその性質が賞與だと言つて置きながら、税金は賞與と別に扱う。これは私は一貫しないと思いますが、どうですか。
【次の発言】 賞與の場合は一律に二〇%ということになるのじやないのですか。

第7回国会 大蔵・地方行政・建設連合委員会 第1号(1950/03/29、1期、日本社会党)

○森下政一君 油井君から資料の要求がありましたが、これは審議上必要なものだと私は思う。提案者の方ではお分りにならんだろうし、一々明細のことをお調べになる手足も持つておられなかつたろうと思います。大蔵当局では大体お分りになつているわけです。殊に時価に見積つて、おのおのどれくらいのものだということも、合せてその資料の中に一緒に出して貰いたいと思います。
【次の発言】 今の御説明にうち、正確なことは分らなければ賃貸価格とかいうことは、やはり幾ら軍用財産でも決まつていると思います。そういうことによつて資料を提出願いたいと思います。
【次の発言】 それは時間をかけて結構だと思うのですが、そうして只今口頭……

第7回国会 地方行政・大蔵連合委員会 第2号(1950/04/11、1期、日本社会党)

○森下政一君 委員長どうでしよう、人数が少いのですから答弁をして貰う方も腰掛けたままやつて貰い、質問する方も腰掛けてやつた方がいいのじやないですか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
【次の発言】 一番最初にお尋ねしたいのですが、今度の地方税制の改正で、従来この地方住民がひとり地方税を負担するだけでなしに、寄附その他の名目で相当な負担をしている、これを今度の税制改正ではそういつたものを、従来地方住民が負担しているのを地方税の中に吸收してしまうというような御意図もあるように発表されておるのを承知しておるのでありますが、大体確か三百億ぐらいの負担をしているというような推定が行われている。その推定の根拠に……

第7回国会 地方行政・大蔵連合委員会 第3号(1950/04/12、1期、日本社会党)

○森下政一君 この機会に資料を要求して置きたいのですが、ここに別の資料の要求がありますので、どうぞ一緒に提出して頂いたら大変結構だと思うのです。それは遊興飮食税の課税標準と、特別徴收義務者の数に関する資料の提出をお願いしたいと思うのです。第一に花代、第二に料理店等第三に宿泊飮食等の種別ごとの課税標準及徴收義務者の概数を承わりたいと思います。若し、最近の調査資料がないということでありましたならば、地方自治庁の方のお手許にある資料を一応最近のものを推算されて、参考として御提出頂いても結構です。これをお願いして置きたいと思います。
【次の発言】 大分時間も進んで参りましたので、今日はこの一つだけ指摘……



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データ更新日:2022/12/18

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