中平常太郎 参議院議員
1期国会発言一覧

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このページでは中平常太郎参議院議員の1期(1947/04/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は1期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院1期)

中平常太郎[参]本会議発言(全期間)
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第1回国会(1947/05/20〜1947/12/09)

第1回国会 参議院本会議 第23号(1947/08/18、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 只今復興院の御説明によりますというと、本年の建築予定は先ず二十七万戸と押えておられるようであります。これの基礎といたしまして、現在残つておる建築をなさねばならん住宅の不足が四百万戸になつておりますので、なかなか十年、二十年には追つつかないというようなお考えでございましたので、私は少なからず失望しておるのでございます。元來この二十七万戸と押えておるところから考えて見ますと、これは全く財政のやりくりに、本当に復興員がその使命を果すべく十分な予算を取つておられない証拠であると思うのであります。苟くも日本の経済は追加を入れまして二千億でありましよう。その中でこの議政壇上におきまして大切……

第1回国会 参議院本会議 第56号(1947/11/24、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 私はこの中小商工業振興策の意見を述べますに当りまして、先ず過去におけるそれらの業者のあつた姿、そうして又現在の惨めな状態、この二つに簡單に触れまして後に対策に及びたいと思います。  商工省の昭和十七年度の工業統計表によりますと、日本にある工場の中、從業員五人未満の工場が五十一万二千八百二となつております。  五人以上三十人未満が十万九千九百五、三十人以上百人未満が一万二千二百十三、又百人以上が四千二百七十四となつておりまして、この比率から申しますと、工員百人未満のものが九九・三%で、百人以上のものが〇・七%であります。又商業人口といたしましては二百二十八万八千戸で、家族を入れま……


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第2回国会(1947/12/10〜1948/07/05)

第2回国会 参議院本会議 第10号(1948/02/03、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 本日の課題であるインフレ対策は誠に問題が大きうございまして、到底これは僅か十分の時間で以て要領を得ることができにくいことは当然でありますし、又話すものが話しましても、聴く者が聴きましても、実際要領を得ることは甚だ困難と私は思うのであります。それ程簡単な問題であるなれば、今日まで政府が当然どしどしその手は打つておる筈であり、勿論国民もかくまで苦しまなくても済む相当な手が打たれる筈であります。而もそれが打ち得られずして、今日まで次第々々に深刻の度を増しておるという点につきまして、如何に至難な問題であるかということを感得せざるを得んのであります。それは誰がさてこれを直すか、救済するか……

第2回国会 参議院本会議 第11号(1948/02/04、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 先に第二回國会におきまして、十二月十一日の院議を以ちまして、議員淺岡信夫、木下源吾、北條秀一、山田節男の四氏は北海道に、木内キヤウ、千田正、穗積眞六郎の三氏は東北、宮城、岩手、青森、秋田の四縣に、海外引揚同胞受入の状況調査のために派遣いたされましたのでございまするが、東北班は十二月十九日より二十六日まで、北海道班は二十日より三十日まで、それぞれ目的地において視察いたしました。院議決定の日程と多少の相違がございますが、これは交通事情の悪化と降雪のためでありまして、何とぞ御承認をお願いいたしたいのでございます。特に申上げたいのは、この嚴寒時における引揚者の実際的受入とその生活状態を……

第2回国会 参議院本会議 第39号(1948/05/21、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 只今議題になりました在外同胞引揚促進に関する請願並びに陳情につきまして、特別委員会の審議の状況並びにその結果を御報告申上げたいと存じます。  在外同胞引揚促進に関する陳情第十八号は前橋市神明町二十六、北川光雄君外十五名提出でございます。それから請願第四十七号は、岩手縣気仙郡吉濱村字上野百十一の岡崎七三郎君外千三百五十六名の提出でございます。次に陳情第百五十二号、大分縣廰内海外残留者引揚促進連盟首藤定君提出でございます。終戰三年を経たる今日今尚外地に抑留されている元郡人軍属の家族の生活は最近困難を極めているから、速かに復員できるよう取計らわれたいとの趣旨でございます。  次に請願……

第2回国会 参議院本会議 第40号(1948/05/26、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 私はここに、議員多数の発議によりまして、在外同胞帰還促進並びに定着後の厚生対策につきまして、決議案を上程いたしまするにつきまして、発議者を代表して、ここに提案の理由を申述べたいと存じます。先ず決議案を朗読いたします。    引揚同胞対策に関する決議  数百万の海外同胞が本國に帰還し得たことは連合國当局の絶大なる同情によつたものであることを日本國民は深く感謝し、更に七十余万の海外残留同胞を本年結氷期までに是非とも帰還完了せしめられるよう連合國当局に懇請してやまないのである。しかしてこれら引揚同胞が速かに正常なる國民生活に復帰することは、國内の現状からして決して容易なことではない。……

第2回国会 参議院本会議 第54号(1948/06/28、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 只今議題となりました日程第二十より第二十三に至ります請願、並びに日程第三十八より第三十九に至る陳情につきまして、特別委員会における審議の経過並びに結果について御報告申上げます。  日程第二十は、在外同胞の引揚促進に関する請願でありまして、終戦三年、今日尚七十万の未帰還者があると言われて、家族達が待ちかね、焦燥の念にかられて、北の空を眺めてやるせない思いで、政府に強い手を打つて貰いたいという、その促進の請願であります。  次に日程第二十一は満州引揚開拓民の入植に関する請願であります。これは北海道のごとき好適の土地があるので、積極的に入植の手を打つて貰うなれば、誠に食糧増産の上にお……


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第3回国会(1948/10/11〜1948/11/30)

第3回国会 参議院本会議 第2号(1948/10/12、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 只今の木内君の動議に賛成いたします。

第3回国会 参議院本会議 第7号(1948/11/09、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 在外同胞引揚問題に関しまする特別委員会の第二國会の継続審査といたしまして、休会中ずつと調査いたしておりました事件につきまして、請願並びに陳情に付き、審議の状況並びにその結果を御報告申上げたいと存じます。  請願第九百八十一号は、日系の大陸に在留しておるところの孤兒の救済問題であります。これは終戰後、日系大陸在留孤兒が沢山に満州の各地にうようよいたしておるのであります。すでに親たちは不幸な死に方をしておる者もあります。又帰る時分に子供を尋ね得ずして、実にもう遺憾ながら親が帰つたという者もありまして、このどさくさに子を収容し切れず、何千という日系の幼児が取残され、さ迷つておるのであ……


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第4回国会(1948/12/01〜1948/12/23)

第4回国会 参議院本会議 第9号(1948/12/11、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 総理大臣は如何いたしました。まだ見えないのですか。
【次の発言】 それでは総理の分を後にしまして他の閣僚の分をいたします。
【次の発言】 丁度総理大臣がお見えになりませんから、総理大臣に対する質問は見えまして後にいたしまして、時間の空白を置かない意味におきまして、他の閣僚の分を御質問いたします。  泉山安本長官は生産増強のために企業の合理化を強調していられますが、企業の合理化のために必然起きて乗るところの失業者の援護方策については何ら四日の施策の方針に言及されなかうたことについては、昨日平野議員からも指摘された通りであります。企業の合理化は生産の基盤であると言うておられますが、……


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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 参議院本会議 第13号(1949/04/11、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 只今議題となりました持株会社整理委員会の昭和二十二事業年度前期、前期と申しますのは二十二年の四月から九月までを申しております。その経費收支計算書並びに讓受財産に関する財産目録及び收支計算書、及び同じく二十二事業年度後期経費收支計算書並びに讓受財産及び過度経済力集中排除法第七條第二項第五号の規定に基きその讓受けたる財産の目録及び收支計算書について、決算委員会における審議の経過並びに結果につきまして御報告いたします。  持株会社整理委員会は「ポツダム」宣言の受諾に伴い発する命令に関する件に基きまして、昭和二十一年勅令第二百三十三号を以て公布されました持株会社整理委員会令によつて設置……

第5回国会 参議院本会議 第28号(1949/05/16、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 私は本決議案に対しまして日本社会党を代表いたしまして賛成の意思を表示するものでございます。内容につきまして申上げますと時間を取りますので、差控えますが、結論の要点だけを私は申上げて賛成の意を表したいと思います。  凡そ人間は他人に対しましては同情の空手形を平氣で発行するのが多いようであるということであります。救済しなければならないと叫んでいながら、滔々として路傍の草のごとく弱者を見過している。これであります。政府が又厚生問題となると第一番に削減の対象としておる。未亡人、遺家族等の救済厚生のために、授産所施設とか、保育所とか、母子寮とかの新設には、本年度予算は一文も割当ててはあり……


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第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 参議院本会議 第18号(1949/11/24、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 本員はこの際、煙草民営問題につきまして緊急質問の動議を提出いたします。
【次の発言】 政府は先に吉田首相の発意によりまして臨時專売制度の協議会を設置されましたが、その節吉田首相は、新聞によつて伝えられたところによりますというと、民営はよろしいと、民営にしなくちやならんが、それで、この協議会は民営をどういうふうにしてよろしいかということを、その方法を研究するという意味で協議会が作られたということでございました。その後十一月の一日の新聞によりますというと、その協議会は当初の目的を変更して、賛否両論を中間採択して、そうして大蔵大臣に答申したということでございます。同時にその新聞の記事……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 参議院本会議 第21号(1950/02/28、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 只今議題となりました持株会社整理委員会令第二十三條第六項の規定に基く、昭和二十三事業年度持株会社整理委員会経費收支計算書並びに讓受財産及び過度経済力集中排除法第七條第二項第五号の規定に基きその讓受けたる財産に関する財産日録及び收支計算書について、決算委員会における審議の経過並びに結果につきまして御報告を申上げます。  持株会社整理委員会は、ポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件に基きまして、昭和二十一年の勅令第二百三十三号を以て公布されました持株会社整理委員会令によつて設置されたものでありまして、財閥の解体及び過度経済力の集中排除をその目的としておるのであります。持株会社……

第7回国会 参議院本会議 第43号(1950/04/21、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 本員はこの際、四国地方の地盤沈下に対する対策といたしまして、緊急質問の動議を提出いたします。
【次の発言】 昭和二十一年十二月の南海震災被害に対する復旧の工事は、二十三年、二十四年におきまして、土木関係、耕地関係、林務、水産関係におきまして国庫の補助と地元民の努力によりまして幾分進行したのでありますが、当初見積要求額が三十五億円であつたのでありますが、二十五年度におきましては、四国四県、岡山、和歌山、三重、愛知、福井共九県に対しまして、七億円の予算になつておるのであります。中にも高知県のごときは一度に沈下したために、二十三年度までに相当の除害工事も進んだのであるが、愛媛県のごと……

第7回国会 参議院本会議 第48号(1950/04/29、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 只今議題となりました昭和二十三年度国有財産増減及び現在額総計算書並びに昭和二十三年度国有財産無償貸付状況総計算書に関する決算委員会の審議の経過並びに結果につきまして御報告を申上げます。  右二件の計算書は、昭和二十三年七月から施行されました新国有財産法に基いて作成され、会計検査院の検査を経て提出せられたものでありまして、その内容の概略を申上げますと、昭和二十三年度におきましては、一般会計、特別会計を通じまして、国有財産の増加しました額は七百四十四億余万円、減少しました額は百八十八億余万円でありまして、差引純増加額は五百五十六億余万円となつております。年度末即ち昭和二十四年三月三……

中平常太郎[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院1期)

中平常太郎[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第1回国会(1947/05/20〜1947/12/09)

第1回国会 厚生委員会 第2号(1947/07/30、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 大臣の御説明によりまして、私は先般この都市衛生組合法の制定の問題について御質問申上げて内閣から御答弁願つておるのでありますが、この際申上げることは、傳染病の関係におきまして適当かと存じますので、大臣の御意向をお伺いしたいと思うのであります。大変傳染病に関するさまざまな補助の御増額をなさつたことは我々の熱望するところでありまして、極めて時宜に適した御処置であると存じまして、喜んでおるのでありますが、この傳染病というものの経路は近來都市に集中して不自然な状態におきまして、発達して行くところの都市の集團生活の状態は到底これは一片の軽い衛生法では私はこれは制禦できないと思うのであります……

第1回国会 厚生委員会 第3号(1947/08/01、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 二三質問したいと思うのでありますが、官僚主義の問題は先程お話しにもありましたのでありますが、あの機構を改革をなさる御意見はないか、私は実際保健所に密接な関係を持つておるのでたびたび出入しておるのでよく分るが、B、Cのところへ行くと大抵の場合医者がおらん。郷里に帰つたとかやれ誰が工合が悪いとかいうことで帰つたら一月も帰つて來ない月給があるから世話はないかも知れないが、実際不熱心の点が大分あるのであります。それからその檢診日がどうかというと一週の中に二囘くらいあつて月曜日の午前中とか、或いは水曜日の午後とかいうことで書いてありますこれはとても患者が相談に行きましても医者に会えない。……

第1回国会 厚生委員会 第4号(1947/08/05、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 保健所の問題はまだまだ質問者が大分ありますからなんでございますが、要するに救療、医療という問題などは大変國民の思想に及ぼす影響が大きいのでありますから、私は厚生委員会におきましては國立療養所或いは保健所などをやはり調査して実体を把握する必要があると思います。ですからこの会においては調査班を出すというふうに考えを進めるべきであると存じますから、この点を提案いたしておきます。

第1回国会 厚生委員会 第5号(1947/08/06、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 大分御質問される方があるようですから、私も簡單に質問したいと思いますが、警察で衞生行政を扱つておる場合におきましては、警察の方面でこの消毒設備をやつておりまして、その都市における結核に使つたような夜具衣類とかそういうようなものを無料で警察の方へ運んで、そうしてこれを消毒してその乾燥消毒をやつたあと使えるようにして古着屋へこれを廻すというようにして処理してやつてゐたのでありますが、この警察の衞生行政を除けてしまつてそういう面もなくなつたのでありますが、保健所の方ではこの結核予防に対して消毒乾燥消毒というようなことを計画されておらんかどうか、そういう予算があるかということを一つお伺……

第1回国会 厚生委員会 第7号(1947/08/09、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 私はちよつと遅れましたから、この分はすでに御質問があつて十分に御答弁があつたことかも存じませんが、第一條の二行目に「死因調査終了後も、なお引取者がないものについては」ということがありますが監察医が死因調査をするまでにその縁故者の申出の直ちにあり得るような機会は、私は割合に少いのじやないかと思うのでありますが、突発した出來事におきまして死体を檢案するようなことがありますときには、どこの何がしかということは殆ど分り得ないことが多いと思うのであります。ここに書いてある通りから考えますと、「死因調査終了後も、なお引取者がないものについては」とあるのでありますけれどもが、その捜査というも……

第1回国会 厚生委員会 第10号(1947/08/22、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 只今の御説明で兒童という字をお使いになつたことのあらましは分りましたが、実際に十七、八歳になると兒童とは言わないのでありますから、これは差支ないものであれば兒童少年福祉法となさつたらいかがでしようか。この点そういうお考えはないのでありますか。只今谷口さんの言われたように、妊娠から始つて十八歳までを取り扱うというのでありますから、このままですと名前が少年を閑却されるように聞えますから、兒童少年福祉法案となさつたらどうでしようか。この点がいけないので兒童だけにするというならその理由をお聽かせ願いたい。
【次の発言】 第四條に「この法律で、兒童とは、満十八歳に満たない者をいい」とあつ……

第1回国会 厚生委員会 第11号(1947/08/23、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 私はこの法案の兒童委員というところについて、十一條にありますが、それから十一條と十二條に関聯しておりますから、その分を御質疑を申し上げたい。それは十二條に「前條第四項に規定する場合を除くの外、民生委員令による民生委員は、兒童委員に充てられたものとする。」こうありまして、民生委員というものはまあ附けたりになつております。つまり前條というのは何かというと「兒童委員は、事務吏員又は技術吏員を以て、これに充てる。」というのだけが、この委員になつておるのであります。それでこの前を見ますというとこれは任命に関することで兒童委員は、「都道府縣に、兒童委員を置く。」「兒童委員は、兒童及び妊産婦……

第1回国会 厚生委員会 第14号(1947/09/18、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 只今委員である医師会長の方から大変前途喜ばしい御声明がありまして、私質問の一半はそのお話で取止めにいたします次第でございます。ただここに國なり縣なりに委讓されましてやります上におきましては、或る程度日本医療團の公共性はそのまま持続されて行こうと思いますが、それ以外の出資者によつて還元せられないところのものがありますというと、その点につきましては、公共性が多分に失われはしないか。私の氣遣うところは日本医療團が今日まで引合う引合わんに拘らず敢えてなされた様々の予防設備、或いはまあ弱体青年の訓練道場を起すとかいうようなことまでやつておられるのでありますが、そういうようなことは縣なり大……

第1回国会 厚生委員会 第17号(1947/09/22、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 今参考上お話になりました第十二條と第十三條の論點は、私ちよつと遅れまして、今読んでおるのですが、衆議院における論點はどういうところでございましようか。それが分りますれば一つ伺いたいのですが……。
【次の発言】 今の御質問に対する御答弁はちよつとまだピントが外れておるように思われますが、私は他の観点からまあ討議する上におきましてての御参考まで申上げたり、又我々考える上においてそこは一つは考えて見たいと思う点を申上げて見たいと思います。  この度の民法の改正におきまして、第一條には「私権ハ総テ公共ノ福祉ノ爲メニ存ス」ということがございます。これはある人から言うたならば、大変問題にい……

第1回国会 厚生委員会 第20号(1947/09/29、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 私は三点ばかり質問と同時に意見を申述べたいと存じます。第十二條の項目でございますが、先般、備蓄に関しまして大臣の御意見を伺つたのでありますが、現在の物資不足の場合に、備蓄はなすというたところで、そう沢山はできる見込は私はないと思うのでありますが、現在の今度の関東地方の大水害におきましては、軍当時のものもありましたりして、又一つには進駐軍の方の援助もありましたりして、割合纒つたようなものが出ておりましたことは、誠にこれは不幸中の幸でありますが、將來の物資不足の日本が、備蓄のためにどういう程度の方針を持つて大臣はおられるか。國においてはどの程度備蓄せんとするお考か。それから府縣にお……

第1回国会 厚生委員会 第21号(1947/10/03、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 ちよつと御発言中ですが、今審議されておる案件は、國際電氣の方ですね。

第1回国会 厚生委員会 第22号(1947/10/10、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 大臣がお忙しいところを御臨席願つておりますから、その間に私は根本理念についてお伺いしたいのでありますが、この法案によりますと、どうも私は一つの民生委員というものに対して深い尊敬と考慮が拂われていないように思うのであります。これは書き方によるのであると思うのでありますが、例えば十一條の第四項に、兒童委員は、事務委員又は技術吏員を以て、これに充てる、こう一項を終つております。けれどもここには民生委員は入つておりません。第十二條に初めて、前條第四項に規定する場合を除くの外、民生委員会による民生委員は、兒童委員に充てられたものとする、こうありますので、大体は兒童委員というものは、前條第……

第1回国会 厚生委員会 第23号(1947/11/08、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 只今大臣の御説明がございまして、刑事行政と、そうして保護處分の問題につきましては、明らかな區別をお述べになりました。それは固より実際におきましてそうであろうと思うのでありますが、果してこの刑事行政の目的を達しておられるかどうかということに對して私は實際疑問を持つておるのでございます。私の乏しい經驗から考えまして、拘置所に入つておるところの犯罪少年の日常の動作を見て行きますというと、實に乾燥無味にして、そうして本當に刑罰に値するものを扱うのだという看守、その他の方々の冷酷な氣持がそのまま反映しておるのでありまして、大臣の誠に温いお氣持、それは末端には實際滲透していないと思うのであ……

第1回国会 厚生委員会 第24号(1947/11/11、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 第十一條の兒童福祉司は、修正されたといたしましての問題でありますが「兒童及び妊産婦の保護、保健その他福祉に関する事項については、相談に應じ、必要な注意を與える等これらの者の福祉増進に努める。」とありますが、この「必要な注意を與える」ということにつきまして、私はこの前に山下委員の修正されんとするところの希望意見は、私も実際賛成しておつた一人でありますが、指導という文字がないのであります。注意ということは或る意味から申しますなれば、その相手方に対して意を注がしめるというだけでございますが、指導というのは、もつと具体的な方面にまで立入る親切を持つ意味を含んでおるのでありますが、これは……

第1回国会 厚生委員会 第27号(1947/11/20、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 以前缺席いたしておりましたので、詳しいことは後からお伺いしたいと思いますが、最後の理由のところにこういう文字が使つてありますが、提案理由のところに、「國会職員を公務員として規定し、経済監視官補を警察監獄職員に指定すと共に……」と書いてありますが、これもむしろ経済監視官補を監獄の職員に指定するということは分つておりますが、監獄という文字はやはり各種の法律に刑事、行政の上に残つておりますかお伺いいたします。
【次の発言】 これは改正されなければならん性質のものでありますね。
【次の発言】 御説明で概略分つたのでありますけれども、今日の場合に監獄職員に指定するというような文字を公然と……

第1回国会 厚生委員会 第28号(1947/11/25、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 御質問申上げます。キリスト教の十字架というものは、極めて赤十字の十字と相類似しておるのでありすが、キリスト教の十字架は上が短かく下が長く、まあその点が違つておるように思うのでありますけれども、色はキリスト教の方の側のものといたしましては、主に黒でありますが、様々な会合などやいろいろな状態において、クリスマス・ツリーとかなんとかいう場合には、色彩の濃厚な物をいろいろ使うことがあるのでございまして、こういう場合にはこの類似というものの中へ入りはしないかということに対して御説明を願いたい。  それからもう一つは災害のある場合に、その赤十字の記章というものは減多な所にないということにな……

第1回国会 厚生委員会 第29号(1947/12/02、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 御質問申上げますが、明治三十三年着色料取締規則の第四條、第七條、第八條、第九條の着色に関する取締規則の中の一部がこの度の法案に取り込まれるようになつておりますが、して見ると、この着色料取締規則というものは別に改正なさる規則が又………、これは政令でありましたか、法案でなかつたと聞いたのでありますが、これは政令の改正である訳でありますが、これだけのものを取り除けてしまつて、今度の法案に着色に対するものを入れるということになりますならば、あれだけ除ける訳になるのでありますか。それからこの参考書を見ますというと、明治三十三年の法律第十五号の飲食物その他の取締規則が書いてありますが、その……

第1回国会 厚生委員会 第31号(1947/12/06、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 第二十五條の食品衞生委員会でありますが、この構成が中央において五十人になつております。それから地方食品衞生委員会は三十人と出ておりますが、これはちつと多過ぎはすまいかと私は思うのでありますが、まだまだ大切な法案なり、或いは中央の審議機関、極めて高級な政府の審議機関の外郭的な委員会でも五人、十人で大概やつておるのですが、これは五十人というのはどういう意味か、あまりに私は多いと思う。食品衞生委員会の委員は中央に五十人というが、どうしてもこれは経費の伴のうものでありますから、こんなに沢山なくとも、食品衞生の指導的原理及び厚生大臣の諮問に應え、或いは又厚生大臣に献策し、或いはこういう方……

第1回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第1号(1947/07/11、1期、日本社会党)【議会役職】

○假委員長(中平常太郎君) それでは只今より開會いたします。年長の故を以ちまして、私暫らく委員長のできるまでここに代行させて載きます。  參議院規則第三十條によりまして、委員長及び理事の互選を行います。各派の申合せでありまして、常任委員會の例に從いますれば、大體三名ということに理事はなつておりますが、そういう程度で御異議はございませんか。その點も一つお諮りいたします。
【次の発言】 只今山下君から五名の御説明がありましたが、これにつきまして御意見を伺います。
【次の発言】 別に反對の御意見もないようですが、御贊成もございますので、大體五名ということにしてはどうかと存じます。御異議ございませんか……

第1回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第2号(1947/08/05、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 今の問題は、委員長にその數竝びに人選をお任せいたしたいと存じます。
【次の発言】 ちよつとこの際お尋ねいたしたいのですが、相當朗らかなニユースを承りましたから尚更でありますが、今後引揚げを迎えるところの船の中に、あちらまで迎えに行くというような状態の場合には、早速衣料その他に困る者が、相當落魄たる状態で乘込んで來ると思いますが、そういうことに對しまして、今日までどういうふうな處置をとられておりますか。やはりこちらから衣類か何かでも積んで行つて、差向き著せてやる、そうして船に乘せるときには日本人らしくしてやるというようなお考えはないか。乞食のような状態になつておる者に對してどうい……

第1回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第3号(1947/08/08、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 委託されました小委員會におきまして、昨日愼重審議いたしまして決議案の案文を作成いたしましたのでありますが、ここでこれを朗読いたしまして御批判を伺いたいと思います。朗讀いたします。    在外同胞引揚に關する感謝とその引揚促進に關する決議  連合國が數百萬同胞の歸還を實施され、更に未歸還者に對し許す限りの待遇を與えられていることは、感謝に堪えないところである。  しかも今なおソ連管轄地域、英軍管下及び申共地區にある百萬に垂んとする同胞が、滿二ケ年、異境の生活に、心身共に疲れ果て、更に越年に耐え得るやを憂うるものである。これら殘留者の引揚が速かに完了せられ、全國民が希望を以て平和國……

第1回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第4号(1947/08/09、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 只今委員長よりお話がありました通り、昨日委員會におきまして付託されました小委員會の草案を提案いたしたのでありましたが、尚これが眞に引揚者に對する國民の切實なる輿望の現はれといたしまして参議院の全會一致の強い表現といたしまして、これを國民全體に及ぼし、尚更に聯合國全體に、この氣分が明かに現はれるように、又在外在留百萬の同胞がこの決議案を讀んで如何に心を慰めるか、又自分達のために、どんなに國會が心配をしてくれておるかというこの問題に對しまして十分なる反響を喚び起すに足るような決議案を出したいという各位の熱烈なる御總意によりまして、再び小委員會に草案に對して考慮するように、昨日は相談……

第1回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第8号(1947/09/20、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 只今の北條委員の御説に贊成いたします。私はこの際一言したいのは、舞鶴において、歸還者、復員者を迎えた場合に大變それによつて彼の地における残留者の状態、或いは又引揚者の人々の艱難辛苦の状態を直接伺うことができまして、今後の施策の上に大變有效であつたと思うのであります。それで不明なのは樺太であります。樺太の側もこういうふうに行つて受入態勢を調べ、尚且つ樺太から歸つて來る人々によつてどういう状態にあるかという實地の状況を知るということは分散しない前に、集團的に歸られたところの人々の本當の國から生きたなまなましいところの實際の實情をそこで聞くということは我々今後國會に反映さす上において……

第1回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第9号(1947/10/14、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 時々中座いたしまして大変申訳ないと思つております。笹森大臣の只今のお話しで、未帰還者の家族に対しまして、十分御熱意のあるお考えを持つておられるについては、私共も了承いたしておるのでありますが、その未帰還者の家族の調査が、どの程度に進んでおるかという問題につきましては、遺憾の点があられるように思われるのであります。これについてどういう方法を以てやつたらいいか、というような大臣のお話しもございましたが、私などは実際いうと、末梢神経である民生委員をやつており、又いろいろな地方で第一線の仕事をやつておりました関係上、これは統一のある方法でお調べになるお考えがあるなれば、十分どういう者が……

第1回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第10号(1947/10/16、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 数点お伺いしたいと思いますが、先般舞鶴引揚げ復員者の状況調査並びに慰問に参りました節、初めて懐しい本土に足跡を印した復員者が、二ケ年の間音信不通であつた自分の家庭の方へ向つて、帰還したということを通知する場合の電報料の問題であります。近來通信費も上つておりますのにそれは当事者の自弁であるということでございます。然るに交付されるところの旅費は遠近を問わず僅かに三百円でございまして、それは殆んど数日にして何かの手廻り物を買うためになくしてしもうというような情勢の中に、電報料を自弁で賄うということは、大変困難な情勢であることを認めたのでございます。せめて我々は内地へ帰つて電報一つだけ……

第1回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第12号(1947/11/11、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 丁度山川局長が見えておりますからお尋ねしてみたいと思うのでありますが、統計的なことでありませんから……近來の少年の腐敗は大変なものであります。司法当局の方に廻るのが一ヶ年に四万件を超えている。固より皆拘置処分を受けるのばかりでありませんが、訓戒その他保護司に委託する程度のものでありますけれども、私考えるのに、今政府におきましても局長として御活躍なされてるのは山川さんでありまして、労働省に席を置いておられますが、労働関係における婦人少年というような考えは相当研究になつていると思います。この婦人少年問題は啻に労働のみから考えるわけにいかない。今北條君の言われたように本当の社会問題に……

第1回国会 商業委員会 第4号(1947/08/22、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 大臣も時間がありませんので長い御質問はできませんが、從來の枠に入つております貿易關係から申しますと、どうも資材面、つまり製造するものの側から申しますと、最も必要な資材が早く入らない、それで火がついたような注文があつたところでその品物を拵える間がない、それは前から貰つておくわけにも行かずさればといつて俄かに造るとよいものができない。あと口が惡いことになつて困る。でありますから、今後は聊かその點は貿易商においても又政府におきましても積極性を持たれることと存じますが、私はこれを十分考えておられると思いますが、資材面におきましては前渡し、要するに注文を貰つていない部分に對して十分に工場……

第1回国会 商業委員会 第5号(1947/08/25、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 一應何か御説明を聽くのですか、こちらからすぐ御質問してよろしいのでありますか。
【次の発言】 長官にお伺いしたいのですが、聞くところによると、爲替レートは品物によつて、或いは輸出先によつて、それぞれレートは、そんなに決まつたものでないけれども、とにかく換算率が大分違う、或るところは五、六十圓とか、或るところは百五十圓といい、或るところに至つては五、六百圓というような話を聞くのでありますが、もとより混亂の今日でありますから、一定のレートもまだできたわけではないのでありますけれども、そんなふうに今大分交換率が違うのでありますか。品物によつて色々違うのでありますか。それを伺つて置きま……

第1回国会 商業委員会 第11号(1947/10/06、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 貿易組合法の廢止は、固より私的獨占禁止の公正取引の法案ができた以上これを廢止するのは當然でありますが、併し貿易組合法の制定は、相當基礎のある者が寄つてこの組合を組織しておりますので、割合その點においては確實な者が入つておつたと思うのでありますが、最近聞くところによりますと、極めて不純な、實際におきましては闇ブローカーに類する者が多數入り込んで來て、私的獨占禁止法のできたのを幸いに、何人でもやれるということになつたので、一つの商品を、賣込むために幾つものブローカーを使つて暗躍しておるような商人もあると聞いております。又それが重なり重なりまして出所が何處やら、誰がその根柢をなしてお……

第1回国会 商業委員会 第12号(1947/10/08、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 御説明を聞きまして一應御尤もな點は了承したのでありますが、この當初起きて來た財團法人理化學研究所というものは固より日本における科學面が極めて幼稚で發達の遲れていることから、尠くともこれを世界の水準に達せしめるというつもりで、理化學研究所が一つの大きな役割を持つておつたことは事實であり、又その効果がいろいろ實施面に現わされて大きな事業をなさつておつたことも誠に立派なことであつたのでありますが、この度そういう方面が分離することになりましたために、こういうような問題が起きて来たのであろうと思います。併しこれを株式會社にいたしまして、全く營利面に主たる目的を置くようなことになりますとい……

第1回国会 商業委員会 第13号(1947/10/10、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 大臣の御出席を求めまして御質疑を申上げたいのでありますが、この財團法人理化學研究所に關する措置に關する法律案というのは一つの單行法律でありますが、大體財團法人を株式會社にするというのは外にやり方があるのでありますが、特にこの法律案にした理由をお伺いしたい。  もう一つは、日本の現在の化學方面の世界の水準に達していないという立場から考えまして、理化學研究所なるものは今日までの實績から徴しまして、相當機能を發揮しておつたという實績から徴しましても、將來これは國立になすべきものでないか。一つの株式會社にこれを拂い下げのごとき状態で株式會社に變えるということは、營利の目的をもつておるも……

第1回国会 商業委員会 第14号(1947/10/14、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 この際ちよつとお伺いいたしますが、これをせしめる、こういうふうに行わしめるという、そのしめる者は誰からやることになりますか。この附帶決議を実行せしめる者は誰になるわけであるかということについて、ちよつとどういうふうにしてよいものでありますか、委員長のお考を聽かせて頂きたいと思います。
【次の発言】 満足いたしました。

第1回国会 商業委員会 第15号(1947/10/16、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 この私的独占禁止法が制定されまして、公正取引委員会が明らかになつて参りました、決定されました後におきましてどうしてもこの除外例の出て來るのは当然でございますが、今調べてみましたところによりましては、まだ私の調べが足らないのではございますが、中小商工業者の極めて軽い意味、或いは資本に対しましてならば、例えて見れば一千万円以下というような程度の子会社或いは又個人の営業等につきまして、本当これが独占禁止法に触れるようなことはありはしないか、そういうものは全然競爭に委して、相当発展しておるものがあつても、それはそのままで競爭に委して、要するに自由経済の原則に立つてそういうものはこの禁止……

第1回国会 商業委員会 第19号(1947/12/07、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 本案は各公團の資本金を減少する目的の法案でありまして、減少の目的は公團それぞれにおいて施設すべき種々なる不動産的のもの或いは動産的のもの、とにかく財産的のものを一應公團から除去して大藏省の手へ戻して、そうして國家の手においてその施設をなさんとする目的を持つておるものでございまして止むをえないものと存じます。併しながらこの減資につきましては、その減資されたものが決して一般會計に入つておりましてもこれがその他に流用されるものでなくして、直ちに各公團がそれぞれその減資の金を使うわけでございますから、使う方面におきましてこれは十分なる檢討を要することは勿論でございます。例えて見れば配炭……

第1回国会 商業委員会 第20号(1947/12/09、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 本案はすでに我々豫備審査に付託されましてからは相當長い時日がかかつておるのでありますが、これは本案の廢止に伴いまして、中小商工業者が壓迫される虞れがあることによつて、この審議が豫備審査におきましても進捗しなかつた重大なる原因であると思います。それにつきまして委員長も大變心配されまして、衆議院との間に相當御相談もあつたようなふうでありますが、衆議院の方におきましても、この問題がやはりそういう懸念の下に審議が遲れておつたような樣子でございましたが、會期切迫いたしまして、而もこの法案に盛られておるところの大部分の條項が統制組合的な性質のものがあり、統制組合の規約が盛り込まれておる關係……


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第2回国会(1947/12/10〜1948/07/05)

第2回国会 決算委員会 第31号(1948/07/05、1期、日本社会党)

○委員外議員(中平常太郎君) それではちよつと希望を述べさして頂きます。大体この引揚同胞審議会の設置は五月二十六日に本会議を全会一致通過いたしました在外同胞引揚促進決議案のその第一項目に載つておりままして、強力なる審議会を持たすという、こういうことが本会議で決議になつておりますので、それに則りまして衆議院の方からこの案が出たのであります。衆議院は昨日無修正で通過いたししております。それはまだ六十六万の未帰還者がございます。それに対して遺族の難儀は申上げるまでもないのみならず帰還者が六百万もありまして、これに対する定着援護の問題が随分方々で問題になつております。極めて不遇な立場にあるところの引接……

第2回国会 厚生委員会 第1号(1948/01/30、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 只今の草葉委員のお説に賛成いたします。

第2回国会 厚生委員会 第閉会後1号(1948/10/06、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 ちよつとお伺いするのですが、岩手にいたしましてもやはり三万七千という家屋被害があるのでありまして、この蝋燭などは、もう少し余分に配給できないものでしようか。これはああいう電燈などが、すでにもう殆んど機能を失なつている場合に、外の物はとにかくですが、蝋燭なんというものは極めて必要でであると思いますが、それが、六千本というふうにありますが、あの一本というのは小さい一本ですか。
【次の発言】 岩手が六千四百本とあり、宮城縣が四千百百本とありますが、岩手縣の家屋被害の戸数でも三万七千戸もあるのですが、これはやはり万という数は送れないのですか。或いはちよつと地元では間に合うまいと思います……

第2回国会 厚生委員会 第3号(1948/05/06、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 それでは福岡縣から御報告を申上げたいと存じます。
【次の発言】 去る三月二日、三日は福岡縣でありましたが、沢山御報告もありますことでありますから、重複の嫌いが私はあると思いますから、極めて簡單に御報告を申上げたいと存じます。  衞生方面につきまして先き申上げたいと存じます。福岡縣は保險病院が三個で、花柳病診療所が十四個、病院が八個で、いずれも花柳病診療に当つております。内、保險病院は專ら街娼、即ちパンパン・ガールのごとき者の檢診治療に当つております。  現在の隘路といたしましては、保健衞生の行政が非常に複雜廣汎に亘つておるにも拘わらず、末梢の方が人的に数年前から一人も殖えていな……

第2回国会 厚生委員会 第4号(1948/05/19、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 質問がありますが、今の答弁の後にしましようか。
【次の発言】 衣料の問題です。
【次の発言】 今草葉委員のお話になつたことは悉く私もそう感ずるのでありまして、この点はあとから又政府当局から責任のあるお答えを願つていいと思いますが、私はこの際、鹿兒島縣の敬愛園、國立の癩療養所の問題だけを具体的に政府に要望し、又質問したいと思うのであります。簡單に要領だけ申上げます。  敬愛園は國立癩療養所といたしましては実に立派な癩の收容施設でありまして、今八百五十人程入つておるのでありまするが、その國立療養所にはいわゆる一つの危機が迫つておるような氣がいたして帰つたのであります。この点を政府は……

第2回国会 厚生委員会 第5号(1948/05/25、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 尚政府委員にお尋ねいたしたいんですが、只今の給與の方面におきまして、多少改善されたように報告がありましたが、物價の値上りから考えましたならば、これは何ら状態が改善されたとはいえないと思うのであります。前の十五圓の食費が二十六圓になりましたところで、とても二十六圓やそこらのもので、以前の十五圓のときよりもよくなつたとは絶對に私は認められないと思うのであります。物の値上というものがあるわけでありますから、改善というところへはまだ行かんと思つておりますが、それからもう一つ、職員の待遇の問題が十分でないということは、十分お氣付きの點でございましたが、これはこの職階制の方で十分考慮すると……

第2回国会 厚生委員会 第7号(1948/05/29、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 埋藏の意義につきまして御質問したいのであります。近來、墓地の相当整理した所におきましては、少くとも歴代の墓というものの下にちやんと遺骨を埋藏する所を、いわゆる埋藏でなくて收藏する所を構えておるようでありますが、それでもやはり埋藏という意味の許可を受けて、そこへ入れて行きつつあるのが普通の習慣であります。ところがそれを改藏するという場合、改葬じやなく改藏するという場合、或いは又その遺骨をどこかへ移すという場合には、一々市町村長の許可を受けずして、一部を取つて出したり、半分出したりするようなことは、殆んど收藏しておる遺骨が幾つもある中でいろいろやつておる人があると思うのでありますが……

第2回国会 厚生委員会 第8号(1948/05/31、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 第七條でございますが、「船舶の中で死亡又は死産があつたときは、その死体を埋葬又は火葬しようとする者は、その船舶が最初に入港した地の市町村長の許可を受けなければならない。」とこういうことでありますが、最初の入港ということは汽車と違いまして大変に困難なことでありまして、その入港の時間乃至は市町村の所在地などの関係で、直ちに是非共そこで許可を受けるということが大変困難なことが多数惹き起されると思うのであります。それでこれは「埋葬又は火葬しようとする者は」でございますから、埋葬、火葬は自分の郷里に連れて行くということもございましようから、どうもその最初に入港した地の市町村長と制限すると……

第2回国会 厚生委員会 第10号(1948/06/10、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 私も小林委員と同感でありますが、この點につきましては、藤森委員に對して、我々列席の委員といたしまして、誠にお氣の毒に思い、又將來考えなければいかん問題だと痛切にあとから感じたのであります。久下委員の最初の問題は、まあ私も認におつたのでよく分りましたが、あとからやつてもいいというお言葉がありましたので、それを議場に諮られたという手續的の問題につきましては、相當委員長として愼重になつておられるようでありますが、大臣のあとで久下政府委員の説明などは、そんなことを言つては悪いのでありますが政府委員はそこにおられるのでありますから、これはあとでやつて貰つて、直ちに、斷絶しておるところの大……

第2回国会 厚生委員会 第11号(1948/06/12、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 第八條第九條でありますが、「醫師の診斷書を交換するように努めなければならない。」極めて必要なことで尤もでありますが、いわゆる結婚をしようとする者は極めて境遇がデリケートで、羞恥觀念の伴うものでありますから、醫師の診斷ということに對して局部診斷のごとく考えられると思うのでありますが、これは局長に伺うのでありますが、血液の反應とそれから尿の檢査だけでやり得るものなれば、もう一層そこを具體的に血液の反應竝びに尿の檢査に對する診斷を交換せよというふうに書いてしまつた方が、娘さんも安心して病院へ通うのです。とても診斷でやられたらたまらない。夫に見せるより先に見せなければならないから(笑聲……

第2回国会 厚生委員会 第12号(1948/06/16、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 私昨日はいなかつたので、どういうところまで進行しておるか分らないのでありますが、第三條の「何人も、性病にかからないようにつとめるとともに、性病にかかつたときは、速やかに医師の治療を受けなければならない。」とありますが、もとよりそこに罰則の規定がないのでありますが、道徳的にこれは考えなければならない程度になつておるんでありまするが、この性病に罹かるような人々の道徳性というものは、これは誠に独断的になつて失礼かも存じませんけれども、どちらかというと、性病をあつちや、こつちや蔓延せしめる性病に罹かるという者は、道徳性も聊か高いとも思われないと思うのでありますが、道徳性を主張するこの法……

第2回国会 厚生委員会 第14号(1948/06/22、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 ちよつと、第十二條の姫井委員のお話になりました点について、社團法人たる医師会、これは任意加入でありますから、任意加入である社團法人というものは、九分九厘入つておるのでありましようが、何かの感情その他の關係で、或いは又運営がうまく行かないというようなことで、社團法人を隨分脱退するような者があるようでありますが、社團法人たる医師会だけが指定する医師は、社團法人に加入しておろうがおるまいが差支ないと思いますが、指定する者は医師会となつておりますから、そうすると、社團法人に加入しておらん者は指定する權利が医師としてはないわけでありますが、この点もう一遍御説明願います。

第2回国会 厚生委員会 第16号(1948/06/25、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 ちよつと政府にお尋ねしたいのでありますが、近頃理容師法の一部を改正する法律案に対する、巷間いろいろな反対意見が文書で議員の手許に送られているのでありますが、この特別案は別でありますが、特例案以外に、理容師法の一部を改正する法律案を厚生省は作つておられるのでありますが。私寡聞にしてまだ聞かないのでありますが、これがすでに世間に洩れて、こういうふうなことがいろいろ論議されているのでありましようか。全く架空なことでありましうか、お伺いしたいのであります。
【次の発言】 分りました。
【次の発言】 大麻取締法案の第五條でありますが、第五條の第二項に、一、二、三とありまして、「一、麻藥又……

第2回国会 厚生委員会 第17号(1948/06/26、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 今、局長の御話でございましたが、政府の負担が今日五億七千万円ということでありましたが、開店休業の今日、この五億七千万円をどういうふうに支出されておりますか。開店休業のところまでやつておられる筈はないと思いますが、その点を一つ。
【次の発言】 只今聞きますと、七割は出しておられるようですが、開店休業が七割以上あるような場合です。それでは機能を発揮しない。ただ予防衞生程度やつておるようなとこへもきちんと事務費を規定通りおやりになつているのでありますが、私は七割ぐらいまで、これが実際励行されておるならば結構だと思うのでありますけれども、事実は一割ぐらいしかない。のみなら、一割も或る程……

第2回国会 厚生委員会 第18号(1948/06/28、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 原案に賛成するが、五大都市については、指導訓練は別個の立場から、從つて知事から離れて、市長によりこれをなすよう省令でその点を明からにして欲しい。

第2回国会 厚生委員会 第19号(1948/06/29、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 草葉委員が数次に亘つて質問になりましたことに対して御答弁があつたのでありますけれども、どうも聞いておつても要領を得ないのであります。私はここに一つお伺いしたいと思うのは、一年一年更新する目的というものかはつきりしない、ただ便宜上免許証を出して藥劑師の便宜のためにこれを供與するという程度のものであるなれば、それは効力を失うという字が強過ぎると思います。私はこの一年一年に更新するというのは、その一年間に罰金以上の刑に處せられた者とか、或いは法律違反のあつた者とか、或いは精心病者になつた場合とか、その外、不適格者になつた者は、即ち免許証を一回出して、それがいつまてもあつては惡用される……

第2回国会 厚生委員会 第23号(1948/07/03、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 小林君と同じ意見であります。本案に賛成いたします。

第2回国会 厚生委員会 第25号(1948/07/05、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 質疑を打切り、討論を省略して、直ちに採決されるよう動議を提出いたします。

第2回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第1号(1947/12/11、1期、日本社会党)【議会役職】

○仮委員長(中平常太郎君) それではこれから第二開囘國会におきまして、在外同胞引揚問題に関する特別委員会が設けられまして、我々二十五名の者が國会におきまして選定されましたのであります。本日は委員長、理事等の選挙もございますが、先ず年長の故を以ちまして私が座長の席を汚しますからどうぞよろしくお願いいたします。(拍手)  それでは委員長の選挙をお願いいたします。選挙につきましてはどういうふうな形式でよろしうございましようか。御意見を伺いたいと思います。大体は無記名投票というのが本体でございますが、どういうふうにいたしまして選挙してよろしうございますか。御意見を伺いたいと思います。

第2回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第閉会後1号(1948/10/09、1期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(中平常太郎君) それではこれより開会いたします。第二國会が閉会になりましてから、その間におきまして在外同胞引揚特別委員会といたしましては、引続いて請願陳情の審査がありますので、そのまま委員会を継続いたしておつたのであります。その間におきまして七班に分れまして、北海道が一班、函館一班、舞鶴一班、又舞鶴第二班、東北班、佐世保班、博多班、北海道班、その後におきまして又必要ができまして、九州班ができまして、八班の調査派遣のことがございましたが、各委員におかれましては盛夏の候、誠に僅かな休会の間を、家事擲つてこの方面に御盡瘁して下さいまして、各地におきまして定着後の援護の問題、その他あらゆる在……

第2回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第2号(1948/01/21、1期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(中平常太郎君) それではこれから正式に会議を開きます。  一言御挨拶申上げます。私不肖にいたしましてこの在外同胞引揚促進の特別委員会の委員長をやるようにという推薦を受けまして、甚だその任でないと思つておるのでございますが、實は矢野前委員長は御承知の通り誠に立派な御人格でございまして、そうしてこの問題につきましては實に熱烈なるお考えを持つておられるお方でありまして、一年を通じまして本問題が國家がこれを取上げ、政府があらゆる方法を以て我々に弁明し、尚足らざるところは、各委員が盛んにその足らざるところを突いてそうして政府の政策に反映せしめるべく一ケ年の努力をつづけられた間に、矢野委員長の取……

第2回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第3号(1948/01/26、1期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(中平常太郎君) これより開会いたします。
【次の発言】 只今木下委員から適切なお話が御意見がございました。これにつきましては先日も淺岡委員よりもこの入植に対していろいろ御意見などもありましたのでありますが、一致しております。又大変今日は木下さんから詳しいことを伺いまして大変どなたも御参考になつとと思います。それではそういうことも無論お諮りいたしますが、今この本会議においての緊急質問……。
【次の発言】 よく分りました。岡元委員も、別に不賛成ではない、ただ資料なら、どんどん取るという意味でありますけれども、今後まだ出しで貰わなければならない場合もありますし、それから私先程申上げまして、……

第2回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第4号(1948/01/29、1期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(中平常太郎君) それではこれより委員会を開会いたします。本日の協議につきまして、政府の方から政府委員として見えておりますのは、商工省繊維局の製品課長の藤井君、それから引揚援護院の次長大野君、それから厚生省の物資課の松江君、復員局事務官の森田君の四名の方が見えております。それからこの前の委員会におきまして、委員長に御委託になつておりました委員の氏名を御発表申上げたいと存じます。この委員の方は四つに分けてございますが、必ずしも四つに分けてあるが故に、その範囲を出でないものであるという意味ではありません。それで各部を通じてともどもに事業の促進を図るという意味になるのでありますけれども、責任……

第2回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第5号(1948/02/05、1期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(中平常太郎君) それではこれより開會いたします。
【次の発言】 今國旗の資料に對して、商工省あたりに引揚者に對する要望を傳えてあることに對しては、有害だという意味におきまして、そういうことは止めたいという意思を現わされたのでありますが、これに對して御意見ございますか。
【次の発言】 岡元君に申しますが、前囘の打合會で、これを次の委員會に問題とすることに決定しておるのです。だから今お話になつたのが問題になつておるのです。
【次の発言】 只今各委員のお話がありましたが、前回ここで問題にすることには決定しておつたのでありますから、一應問題になつたわけでありますが、この問題を岡元君から問題に……

第2回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第6号(1948/04/26、1期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(中平常太郎君) それではこれより在外同胞引揚問題特別委員會を開きます。政府委員として出席された方を御紹介いたします。外務省管理局長倭島英二君、それから管理局引揚課長高野藤吉君、それから復員局の経理部長遠藤武勝君が見えております。 かねて諸君と共に、最も國民が關心の的でありました、未復員者の復員が、ソ連の好意によりまして、五月から正式に開始されることに相成りました。第一船が五月六日に函館、舞鶴に入港することに相成つておりますので、誠に我々は待望の問題が、いよいよ毎月積極的に實現することに相成つたのであります。  つきましては、受入態勢につきましては、政府におきまして、十分現在執り行つて……

第2回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第7号(1948/05/04、1期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(中平常太郎君) それでは、これから開會いたします。只今までの各委員の御質疑に對しまして、政府の答辯を願いざす。
【次の発言】 ちよつとこの際申上げますが、農林省の水産局の資材課長がちよつと差支があつて外出しておられるので、金子事務官が代つて見えておられますから御報告申上げます。  それからちよつとこの際、大分時間もまだかかるのでありますから議事の終りまでお待たせすることもどうかと思いますが、山梨縣の復員促進同盟會から多数の方がお見えになつております。代表者は岸本文次氏であります。そうして歸還促進の連名簿が多数の方方の御調印によつてここに参議院に提出されております。つきましては議事中で……

第2回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第8号(1948/05/27、1期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(中平常太郎君) 只今より開会致します。星野君より理事辞任の申出がありました。これを許可することに御異議ございませんか。
【次の発言】 つきましては理事の補欠選任についてお諮りいたします。
【次の発言】 それでは私から千田正君を理事に指名致します。(拍手)  引揚援護院の指導課長が見えていますが、御質問があれば……。
【次の発言】 では、本日は時間も過ぎておりますから、これで散会致します。    午後一時零分散会  出席者は左の通り。    委員長     中平常太郎君    理事            山田 節男君            淺岡 信夫君            北條 秀一……

第2回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第9号(1948/06/03、1期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(中平常太郎君) それではこれより開会いたします。最初に引揚援護院の援護廳への機構改革につきまして当局の説明を求めます。
【次の発言】 機構についての御質問がありますか……。それでは問題はこの程度に聞いて置きまして、将來参考にすることといたします。  次に大藏省專賣局の楠元煙草課長が見えておりますが、一番先に見えておりますから、煙草で取扱店を引揚者に與えることという問題につきまして……。
【次の発言】 ちよつと私からもお尋ねしたいのですが、信用の問題で、煙草小賣業者の指定のことに対しては、信用を基礎とするなれば、引揚者には恐らく廻りがないと思うのでありますが、これは引揚者は或いは五人と……

第2回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第10号(1948/06/10、1期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(中平常太郎君) それではこれより開會いたします。
【次の発言】 ちよつと今の出席は誰ですか。
【次の発言】 ちよつと相談して見ましよう……。それではこれより一時間程後に來て頂きます。
【次の発言】 それではこれより佐賀縣の生業資金の貸付不認證になつた問題につきまして、證人として三名を御足勞煩わしたのでありますが、丁度おいでになつておりますので、只今よりこの問題を取り扱うことといたします。先ず最初に證人三名の方の御宣誓をお願い申上げます。お一人ずつ、どなたからでもよろしうございますから、御宣誓を願います。    宣誓書  良心に從つて、眞實を述べ、何事もかくさず、又、何事もつけ加えない……

第2回国会 商業委員会 第2号(1948/06/29、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 只今大臣の御説明で、大体人員は少いようでありますが、とにかくこれは受益者もあることでありますから、できる限り、これは自轉車の振興のために政府が世話をするという立場に立つて頂くのであつて、金のかからないような方針で進んで頂きたいと私は思うのであります。今日行政整理が叫ばれている場合に、改めて業者の利益になるような一つの競爭團体を拵える場合におきましては、政府はそれに多少の收入が見込まれるならばむしろよい。が併しそれに対して出費のあるような、收入よりも出費があるというようなことは、これは余程考えるべきことであると思うのであります。それでこの自轉車競技に対しましては、どこまでも世話を……


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第3回国会(1948/10/11〜1948/11/30)

第3回国会 厚生委員会 第1号(1948/10/15、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 本委員会の理事の数は三名とし、理事は委員長において氏名せられんことの動議を提出いたします。

第3回国会 厚生委員会 第2号(1948/11/11、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 林大臣に質問いたしたいのですが、只今林大臣から將來の厚生事業につきまして懇切な施策の要点をお話になりまして、我々も大変共鳴しているのでありますが、林大臣は以前から誠に御立派な御人格の持主であつて、丁度私は愛媛縣の宇和島の出身でありますが、地元で近い関係もあり、特に林君のことはあまり深い私交的なことはありませんが、御姓名だけはよく承つておる者であります。この厚生事業は只今お話になりましたのでありますが、現在置かれているところの厚生省の位置なるものが、私は極めて不満足な程度にしか内閣の重要度において目されていないということであります。厚生行政その他に対しては全予算の恐らく五%ぐらい……

第3回国会 厚生委員会 第4号(1948/11/22、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 只今政府委員から伴わないというお話がありましたが、ちよつと我々は予算が伴うように思うのですが、伴わないならば結構でありますが、その理由を一つ御説明して頂きたいと思います。
【次の発言】 それでは主事がつまり麻薬取締員を兼務するというわけですか。
【次の発言】 それでは主事の役目以外に取締員となりますと、いわゆる司法警察員と同じような行動を取らなければならないことになりますし、読んで見ますと小型武器を持つて出て行くということになりますから、そういうふうに職責が加重されて、從來の職階制のままでこの待遇を改正しないでいいということになると、今日までの主事は何をしておつたかということに……

第3回国会 厚生委員会 第5号(1948/11/25、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 ちようど私他の委員会に行つておりましたもので、谷口さんからどの程度お話しになりましたか、私ちよつと分りませんが、万事お任せしてありまして、大変精密な御報告があつたと思われますので、申上げることは別にありませんが、我々から答弁を求めたところの書類に対して、大阪市の答弁は極めて強弁的なことを言つておる。それは今草葉君からも言われましたが、一緒に百八十四名を收容する際に、根こそぎトラックへ詰め込む場合に、その辺に遊んでおつた子供は、良家の子供か、何もかも聽かんでトラックへ詰め込んで、有無を言わせず輸送したのでありまして、それが皆精神病者であるということは後から弁明しておる。ところでそ……


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第4回国会(1948/12/01〜1948/12/23)

第4回国会 厚生委員会 第1号(1948/12/11、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 お伺いいたしますが、第二條は政府委員の御説明で大体分つたのでありますが、内閣において総理大臣……内閣と対蹠的な立場にあつて相当権限の幅の廣いものを持つておるようなことですが、かの人事院のごときものか、あれ程の権限はないのか、それを一つお伺いいたします。
【次の発言】 人事院は現在相当強力な関係にあるに拘わらず、その勧告は殆んど踏みにじられてしまつて、その主張が容れられないというような状態であつて、さればとて容れられなければ容れられないなりに、こうするという一つの裏附けがないのでありますが、人事院でさえそういうようなふうに、一つの制約を無論受けておるのでありますが、この審議会はそ……

第4回国会 厚生委員会 第閉会後1号(1949/02/07、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 いいでしよう。
【次の発言】 ちよつとお尋ねいたします。澁江君にお尋ねいたしますが、ニユージーランドの第一章のところに、「一八九八年の無拠出制度による國民養老年金法を基軸として、」とありますね。それで私共も初めニユージーランドは大部分無拠出制度によつてやつておつたように思つたのですが、ずつと読んで行きましても、やはり大体これは無拠出と解釈してよろしいものもあるようですが、財源はよく分つておりますが、その財源以外の方法で直接に雇傭者から取つて被傭者に渡すというようなことはないのでございますか。
【次の発言】 ニユージーランドは殆んど全部國営になつておりますね。

第4回国会 厚生委員会 第2号(1948/12/12、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 第五條の構成メンバーのことでありますが、今山下委員から言われた通り、実際内閣総理大臣のみがこれを命ずることに、委嘱することになつておりますので、どうしてもこれはある意味におきましては、一党一派に偏する虞れがないとも言えんと思われるのでありますが、この委嘱するまでの、私はこの審議会ができてからのちのことは相当了解はできるのでありますが、審議会ができるまでの構成分子を拵えるということを明らかにするまでのことは、総理大臣が何人と相談されるのであるか、この点を先にお伺いしたい。
【次の発言】 それから、あと第二、第三、第四。
【次の発言】 只今の宮崎さんの御説明で行きますというと、やは……

第4回国会 厚生委員会 第3号(1948/12/18、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 癩とか肺とかの病院、療養所についてはどうも実際において欠員がいるのでありますが、待遇をよくして欠員を補充するということももとよりでありますが、成行きに委せて置きましたならば、現在の待遇のままでは欠員がどうも補充されないと思うのであります。欠員を政府においてはどうして補充されますか、待遇問題と睨み合せて人員を穫得して、そこに廻すような積極的な御運動はなさらないのか、それで実際欠員になつておつて、機能が十分働けないことになつておりますから、ただ待遇だけよくしただけでは、人が得られないというような状態であると思うのでありますが、待遇もずつとよくしてやらないと、とにかく常識的に考える程……

第4回国会 厚生委員会 第4号(1948/12/20、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 只今濱野局長から御報告がありました。これは大変重大な問題に相成つておりますので、今日五十八名と言つているけれども、まだ重症者が百何人ありますし、殊に後の手当が不徹底である以上、まだまだ犠牲者が出るものと予想されなければならんので、又そのことも予想しておられるようでありますが、大変な問題であると思います。これは当時私が帰りまして、報告並びにその後当局に向つて要望いたしましたときに、この前の問題は、よく中毒が判明しなければ、それだけの手續はできないということを言われたのでありますけれども、現在それ程の腫瘍がすでにできて、難儀をしている者が二百名もあるのに、それがまだまだジフテリアの……


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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 決算委員会 第1号(1949/03/30、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 それでは結局この特殊財産資金というものは、その資産全部が、即ちそういうような歴史を持つているのでありますから、他日解決の場合には全く政府が負担となるべきものを一應政府へ預けるという形と見てよろしいですか。
【次の発言】 國庫の三千四百三十四万円余は、やはりあの中に沢山の処分代金が入つておるとすると、どうも十三万の方の側と違つておるように思われますのですが、あれはそのまま三千四百余万円というものは、その際無傷な意味なんですか、運用資産の方には一切つけんでもよろしいわけですか。
【次の発言】 今の捻出だけが資産の明細表に入つていない。あとは皆入つております。だから普通会社の経理法と……

第5回国会 決算委員会 第2号(1949/04/15、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 只今來馬君のお話でありまするが、それに対する会計課長の御答弁がありましたが、今御質問申上げるのとは別ですけれども、今ちよつとお話の中に、政府の怠慢で遅延している場合に利拂いという問題は法律によつてまだ確定しておらんということをおつしやつたのですが、これは國家の賠償法によつて当然政府が持つべき不当の遅延の場合には、これに対して利子は当然附するべきものと信じておりますから、それが問題になるということはないでしよう。当然決まつたことでしよう。利子を拂うということは……。その点は一つ次までに、今のような不確定な話でなくて、しつかりした御返事をお願い申上げます。

第5回国会 決算委員会 第4号(1949/04/23、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 もう各省の次官でもお出でにならんですか、この上は……。これだけですか。この決算報告については各省から責任者が必ず参列して貰うように要求してあつたんですが、お見えにならんですか、あとは……
【次の発言】 この決算はややもすると、二年以前のことをやるのであつて、とかく軽視される虞れがある。我我の狙うところは二年以前のことを事例を以て現在の内閣に要望することが主たる目的になる点であると思います。それにわざわざ各省に出席を要求してあるにも拘わらず、只今発表になつた以外は來ていないということは如何にもつまらんと思う。この決算委員会を何と思つておるか、そういうことだから自然といろいろな非違……

第5回国会 決算委員会 第5号(1949/05/16、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 二十二年度の予備費使用の総調書につきまして、その予備費の出し方並びにその予備費を貰つたところの各省の使い方につきましては、我々といたしましても指摘をしなければならんところの條項が相当ございます。中でも四件程は十分なる戒告を加えてこういうことが再び起きないように、当時の責任者等に対して十分な処置をとられたものであるということになつておりますが、今後こういうことがあり得ないように、十分に政府に向つて戒告を与える必要があると思うのでございます。二十二年度の当時におきましては、誠にまだ政界、財界、民間共に安定をしていないときでありまして、予備費の使用がその積算を誤つたということも、亦或……

第5回国会 決算委員会 第6号(1949/05/19、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 阿竹委員のお聞になろうとするのは、只今説明のあつた「國有物件の貸付料取び賣拂代金の収入に当り措置当を得ないもの」というところに現在ある十何ヶ條の中にありました八億余円の中で、三億一千五百万円の未済額がある、こういう結果になつておりまして、今報告されましたが、あれと違う意味なんでございますか……。
【次の発言】 阿竹委員より痛烈な批判が出てそれに対して当局より詳細な答弁があり、又会計檢査院の批難事項の点につきましては昭和二十二年度の決算で審査する事といたしまして、これは残高の報告書でございますから承認する事にしたいと思います。

第5回国会 厚生委員会 第1号(1949/03/23、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 和歌山縣の厚生行政につきまして簡單に御報告を申上げます。時間は後で又ありますから、成るべく簡單に、和歌山縣の厚生行政は概して他縣の機構に比しまして、縣民の内部への滲透は十分でないと思われました。從つて諸般の法令が法律的に未だしの感があつたのであります。まだ無医村と言われるものが二十八ケ村ございます。極めて淳朴なところでありまして、氣質といたしましては誠に好もしい氣質を持つておられるのでありまして、それだけ淳朴であつて、やはりそういうようないろいろな行政面が、まだ十分に滲透していないように考えられます。順次御報告申上げます。  結核予防対策といたしましては、全國の平均にいたしまし……

第5回国会 厚生委員会 第4号(1949/04/06、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 未亡人、遺族の救援問題につきましては、山下委員から極めて適切な御質問があり、それに対して木村局長から御説明がありましたが、私その御説明の中に、今少しく立入つた質問をしたいと思うのであります。稼働、つまり働き得るか、つまり保護費を貰つておるところの未亡人などが稼働賃金が入るために、それで保護費をその土地の民生委員、或いはその市町村が保護費を削減する。それは法においてそうなつておるのではありますが、大体その保護費なるものが、適当な生活をし得るだけの最低限度のものが渡つておるなれば、或いはそれも論理が立つと思いますけれども、現在の保護費であつたなれば絶対に足りないからして働くのである……

第5回国会 厚生委員会 第7号(1949/04/14、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 お尋ねしますが、共同募金の第二表の府縣別團体配分内訳表というのは、二十三年六月で二十二年度の分にしては相当確定したものが出る筈でありますが、その中で民生委員連盟とか、同胞援護会とか、社会事業協会とか分けてありますが、これは民生委員連盟でも同胞援護会でも各府縣に、その連盟のなかには府縣にありはしますが、そこへこういう金を渡したのですね。
【次の発言】 外の團体に渡したのは書いてありませんか。
【次の発言】 その他を加えると計という数字の九千八百十一万というのは一億何ぼとは違いますが、それはどういうわけですか。先程配分が一億四千何だとか言いましたね。その配分の内訳かと思つておつたが……

第5回国会 厚生委員会 第閉会後7号(1949/10/24、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 休会中にこの社会事業の整備に関する小委員会ができまして、熱心なる御討議を続けられて、そうして本日その提案をこの厚生委員会に御発表になつたのでありまするが、もはやこの問題は質疑というようなことはもう通り越しておると思うのでありまして、直ちに意見の発表をいたしてよろしうございますか。
【次の発言】 それでは私は意見のときに……。
【次の発言】 受益団体が剩余金のあつた場合、それらの配分につきましていろいろ御意見があるようでありますが、私は大体只今の小委員長の報告を是認するものでありまするが、受益団体ということが大変強く出ておるようでありますが、愛兒の家のやり方は無責任で、委任状その……

第5回国会 厚生委員会 第8号(1949/04/15、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 林副総理にお尋ねしたいんですが、只今の御発表の中に、生れて來た者はもう仕方がないから、とにかく出産の増加の問題は二十年先のようなふうにお話がありましたのですが、その点がちよつとよく了解しにくかつたのでありますが、産兒の調節、いわゆる妊娠調節というような問題は、今日只今から効果の発揮されるものであつて、何も二十年先のことによらないと思うのでありますが、お話にはちよつと二十年先に初めて本当の効果があるというようなお話があつたんですが、それは現在生れた子供からの生産を言つておられますけれどもが、生産調節というような問題は、現在の産兒制限を生産年齢である者に対する産兒制限であるなれば、……

第5回国会 厚生委員会 第9号(1949/04/16、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 先ず森さんにお尋ねして見たいと思いますが、私、感情を挾むわけでありませんが、私も愛媛縣宇和島でありまして、私なたの松山と近所でございます。そこでお伺いいたしたいことは、大体のことはもうよく分りましたが、再婚という問題につきまして、まだあなたは大分若いのでありますから、これは相当実際的に考慮を拂うようなことができ得る御年輩であると思うのでありますが、松山のお里の側でこういう問題に対しまして、相当立ち入つたお勧めなどあなたにはありませんですか。
【次の発言】 そうでしようか。それからそうするとあなたの全くの御自由なことになつておりますね。尚御友人等も相当あろうと思いますが、こういう……

第5回国会 厚生委員会 第10号(1949/04/18、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 お二人にお質問申上げます。先程磯村さんが社会事業のあり方について、國がなすべきものと、突発せる問題等について、他の面にその企画性を持たしめる機関についての御発言は誠に同感と思いますが、ただここに我々が考えることは、平時ならばその通りでよろしいと思うのでありますが、現在の日本の情勢といたしましては、國のなすべきことをなし得ない点がある今日におきまして、これは國のなすべきものだと言つて、社会事業として取上げておられない窮迫した情勢に今あると思います。例えて申せば孤兒院のごときものでも、その他養老院のごときものでも皆國がなすべきものであるが、國が企画性を以てこれ程の人口があるからこれ……

第5回国会 厚生委員会 第13号(1949/04/22、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 山下君も御質問の何があろうと思いますが、ちよつと私一言この際お尋ねしたいのでありますが、生活扶助の基準につきまして、大変今大藏省では御配慮になつておりますので、その問題につきましては十分善処しておられるというので、我々も大変期待をしておるのであります。ところが、ここに一つのややもするとこういう錯覚をとかく起して行くものでありますから、大藏当局においても或いはそういうことはありますまいと思いますが、基準額の引上げをすると、直ちにその基準額というものが、そのまま全体のものに渡るかのごとく考える虞れがあつていけないのでありますが、これに対しては現在都市で二千四百円になつておりますけれ……

第5回国会 厚生委員会 第15号(1949/04/25、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 お尋ねしますが、現在千分の四十というのですが、これにつきましては、一ケ年のどのくらいの赤字が出つつあるのですか。その点お伺いしたい。
【次の発言】 お尋ねしますが、その赤字というのは純赤字でありますか。つまり未收入があるために資金の運営ができないのか、未收入を入れておらないところの赤字でありますか、その点を伺いたい。
【次の発言】 今日まで健康保險は非常に成績も優良でありまして、基礎も鞏固であるし、又相当な資金を持つておりまして、極めて優良な成績を挙げつつあつたのでありますが、急にたつた一年で悲鳴を上げているような状態になつているようでありますが、これは運営上の機構か何から欠く……

第5回国会 厚生委員会 第16号(1949/04/26、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 これには議事進行についてでありますが、兩方共付議されておりますが、やはり一本ずつ纏めたらよかろうかと思います。進行について意見を申上げます。
【次の発言】 本法案につきまして昨日質問いたしたのでありますが、この診療報酬というものが、受くる者と、この診療報酬の根拠をなす保險料を出す事業者側との了解が、この大きな体系の方においてなんらの連鎖がないという問題ですね。昨日これに対して質問をいたしましたが、その質問から出ました結果も、なんらの連鎖を発見することができなかつたのであります。それは一例を申しますというと、どういう品物の賣買にいたしましても、買う方と賣る方との問には了解が成立し……

第5回国会 厚生委員会 第17号(1949/04/27、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 この第五條の外部で診療する者に対する規定でありますが、「それぞれその住所をもつて診療所又は助産所とみなす。」ということになつておりますが、そうするとその看板は掛けておらないけれども、主務省、政府の方ですでに認めてくれておるという一つの特権を悪用して、その設備のない不潔な所で診療を密かにやられるような惡徳の者ができる虞れがあると思われるのでありますが、法の制裁が極めて明確でないように思われるので、この点をどういうふうな制裁をこれに與えるかということについて、簡單に説明をお願いいたします。

第5回国会 厚生委員会 第19号(1949/05/07、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 死体解剖の方の御質問を申上げますが、迂遠なようですが、死体と言うたら直ちに人体と解してよろしいと通念ではおもいますが、それには「死体」で人間の体の死体ということに解釈してよろしいのでありますか、文字から來るところの根本の何はそれでよろしいのですか、死体ということは人間を指して言う以外に用いない言葉ですか。
【次の発言】 次にお尋ねいたしたいのですが、第七條の「死亡確認後三十日を経過しても、なおその死体について引取者のない場合」ということがありますが、死亡確認ということはよく分りますけれども、三十日ということが、解剖の場合には多分役立たんような日経ちになつてしまいますし、又三十日……

第5回国会 厚生委員会 第21号(1949/05/10、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 それでは第二班の廣島縣の調査報告を申上げます。  第二班は岡山縣と廣島縣でありましたが、岡山県の方は姫井委員から御説明がある筈であります。廣島縣は廣島市の原爆惨禍によりまして、終戰の動機となり、或る意味において更生日本の生みの親とも評すべき極めて大切な縣であり、從つてその市民の惨禍は母の生みの苦しみとも解すべく、今や世界如何なる國においても廣島市を知らない者はなく、又これが復興は、將來の平和のシンボルとして深い意義を持つていること申すまでもないが、我我議員がその廣島縣の更生問題を調査するに当つて、かかる心構えの下に限られた問題について調査をした次第であります。我々の調査の目的の……

第5回国会 厚生委員会 第22号(1949/05/12、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 その点ですが、我々は今日初めてこれを見たのでありますが、相当長文で一部というけれども大分改正されているようでありますので、今このままで全く研究もしないのに、運輸委員会の方と合同審査をやつたところでどうかと思うのですが、こちらはこちらとして一應質疑を重ねて、質疑が要点に相当触れたところで、合同審査ということをやつてはどうかと思うのですがどうでしよう。初めから直ぐにこのままで運輸委員会と合同審査をするのですか。
【次の発言】 それなら結構です。
【次の発言】 賛成ですが、どういう文案ですか。
【次の発言】 只今の山下君の優生保護法の一部を改正する法律案に対する修正案の中の修正に対し……

第5回国会 厚生委員会 第23号(1949/05/14、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 大分質問も減つて参りましたのでありますが、一つここにお尋ねしたいのですが、兒童公園その他の兒童厚生施設のことなんですが、今度の修正案におきまして、そういう意味の含まれております兒童の福祉を図るために、「藝能、出版物、玩具、遊戯等を推薦し、又はそれらを製作し、興行し、若しくは販賣する者等に対し、必要な勧告をすることができる。」こういうふうになつて大変進化した文字が出ておりまするが、これは全般本員からもお尋ねしていたのでありますけれども、その効果的に狙いは極めて漠としておる、それでこれの裏付というものが今日はないということであります。譬えて見れば兒童に必要なそういうものを製作すると……

第5回国会 厚生委員会 第24号(1949/05/17、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 第五十二條には費用の問題が規定されてありますが、その家で但し書によりましてそこに一つの制約ができております。「本人及びその扶養義務者において入院のための費用を負担することができない乳兒を入院させて、これを養育することを目的とする乳兒院以外の乳兒院」と、こう断われてありますので、どうせこの福祉施設に直接の関係を持つていない乳兒院の補助は、この対象から除いてある。これはよく分りますが、「及び兒童厚生施設の設備に関するものについては、この限りではない。」というて、或いは許可のないような乳兒院と同じように、「及び」という字をつけて、兒童厚生施設の設備に対して補助をしないことになつており……

第5回国会 厚生委員会 第25号(1949/05/19、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 大変お忙しい中を吉田総理大臣におかれてはおさし繰り願いまして御列席願いましたことはまず感謝いたします。厚生委員会はすでに十数回開いておりますが、初めて総理大臣を迎えまして、いろいろお尋ねしたいことが沢山ありますけれども、今日は厚生問題、特に青少年の不良化問題と、社会施設拡充問題について吉田総理大臣にお伺いしたいのでございます。政府は九原則の実施によりまして、均衡財政をお立てになりましたことは、敗戰日本の今日として、もとより國民は相当の苦痛をも甘受せなければなりませんが、その実施に当りましては、多分に総理大臣の御意向が施策の面に表現せられますことは申すまでもありません。而して復興……

第5回国会 厚生委員会 第26号(1949/05/21、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 二、三お伺いしたいのですが、この基金の一ヶ月半になりましたことにつきまして、今日までの一ヶ月では運営に不足ができたのでありますから、こういうようなことになつたと思いますが、今日までの基金であるならば藥價も安く、診療費も安かつたのであります。大した金ではなかつたのでありますが、現在の一ヶ月というものは凡そ金額に直しまして、過去三ヶ月における最高の標準診療報酬の一ヶ月の金額は大体何億になりますか。
【次の発言】 それは政府管掌と組合管掌のうちで政府管掌の分だけでありますか。
【次の発言】 次にお伺いいたしますが、今後企業の合理化によりましてだんだん失業者が出て來ますと、失業者の分は……

第5回国会 厚生委員会 第27号(1949/05/23、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 私もこの兒童福祉法の一部を改正する法律案に、山下委員が只今種々の不備な点を指摘されまして、そうして時間的関係もあるので、一應これに賛成するという意見に賛成するのであります。この兒童福祉法というものは、福祉ということが主となつておりますので、そうして中の取扱いの状況の悪化の防止、その他に対してもできておりまするが、予防的の指導をして、明るい方面に導こうというところに、政府の本当に明るい親心が現われていないように思われるのです。それは兒童厚生施設というものは、如何なる方面におきましても、どこえ行きましても、兒童の厚生施設というものは、主として取上げられておりますが、日本におきまして……

第5回国会 大蔵委員会 第23号(1949/05/07、1期、日本社会党)

○委員外議員(中平常太郎君) お許しを得まして國立病院の特別会計法案に対しまして、御質疑をいたしたいと存じます。この國立病院の特別会計といたしましては、從來大藏省におきまして特に一般会計から一切の切り盛りをいたしておつたのでございますが、この度これを特別会計といたし、そうしてその病院それ自体が経営をし、特別会計において経営をし、尚不足の場合には一般会計からこれを補うという形になつておるようでございますが、今日まで病院は平均の赤字が三割程度でございまして、それをこの度は二割五分ぐらいに押えるというような意向があるということを聞いたのでございますが、果して二割五分に押えるということになれば、現在三……

第5回国会 大蔵委員会 第34号(1949/05/23、1期、日本社会党)

○委員外議員(中平常太郎君) お許しを得まして質問の機会を與えて頂きましたことを御礼申上げます。先般來本法案が大藏委員会に掛かつておりまして、いろいろ御審議願つておるのでありますが、その後厚生省、厚生委員会の方へ大分反対の陳情が参つております。反対の陳情は人数から申しますと厖大な人の数が参つておりますが、書類の数はそう沢山ではありませんけれども、それでも二三百件出ておると思いますが、大体國立病院の今までの成績から言いますと、貧困者、生活保護者、或いは無料患者というのが八五%になつておりますので、國立病院の存在が如何に貧困階級に対して一つの非常な、國の開放された一つの立派な社会政策になつておるの……


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第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 決算委員会 第1号(1949/10/28、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 分科の数は二分科とし、その所管は第一分科は国会、会計検査院、外務省、大蔵省、農林省及び商工省に関する事項並びに第二分科の所管に属しない事項(復興金融金庫(大蔵省)を含む)  第二分科は裁判所、法務庁、内閣、文部省、厚生省、労働省、運輸省及び逓信省に関する事項(建設院及び公団(石油配給、配炭、価格調整、食糧配給等の公団)を含む。等は内閣の所管である。)とし、その担当委員の選任は委員長において御指名せられんことの動議を提出いたします。
【次の発言】 長崎県班は私から報告いたします。  長崎県下に於ける特殊物件の実情調査のため決算委員会から派遣せられた委員は、中平常太郎、姫井伊介の二……

第6回国会 厚生委員会 第1号(1949/10/26、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 今の御説明の中に止活保護法に関する百五十億の予算がやはり平衡資金の中に一応加えられておるということは、以前にも伺いまして大変心配しておる問題でありますが、尚これにつきまして厚生省の方から十分にその然らざるゆえんをその筋とは交渉されつつあるようでありますが、もはや今のところ何かその承認、決定があちらに任されておるような恰好になつておると思うのですが、尚これは厚生省の方からずつと引続いて強く反対しておられるのですが。
【次の発言】 その閣議におきまして一応取纏める必要があつて留保付吏のままで一緒に入れてある、計上してあると言われるところを見ますと、紙厚生大臣は言われたのでありましよ……

第6回国会 厚生委員会 第2号(1949/10/27、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 大体の調査の報告はよく似たものがございますが、そういうところは大部分はどの地区にも通弊の感がありまして、それは今までの御報告において指摘された面であると思いますから詳しくは申上げませんが、特に愛媛県、香川県において報告したいのは健康保健組合の未収入額でありますが、昨年度の未収入額は、愛媛県におきまして九百四十二万余円でございます。これは五千六百五十一万円のうちの九百四十二万円で、一五%程になつておりますが、これは各業者が皆滞納しておるかというとそうではないのであります。僅かに三社が、三つの工業が滞納しておる。それを調べたところが一つは別子鉱業、一つは日新化学、一つは四国機械、こ……

第6回国会 厚生委員会 第4号(1949/11/16、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 この今の慰安金でありますが、実際実情から見ますというと、誠に気の毒な階級の人でありますので、或る意味から言うたら精力は旺盛なんで、それからまあ無論見てくれは惡いけれども、精神上には割合健全な状態でいる。それから身体もなかなかその病気以外は、あとはなかなか極めて健全であるというので、一種の文化費、慰安費というようなものは、或る程度認めてやらなければ立つてもいてもおれないようなふうに考えられる。最小限度の生活は食費で見ておりますけれども、人間はどうしてもここに多少の慰安も取らなければいかんのでありますが、作業費として日に五円や七円しか取れないというのじや、收入を増そうと思つてもでき……

第6回国会 厚生委員会 第6号(1949/11/25、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 只今議題となりました身体障害者福祉法案につきまして、先ずその提案の理由を申上げたいと存じます。  戰後の激動混乱の中に新憲法が施行され、新らしい国家の体制の下に、国民福祉の諸問題である生活保護法、兒童福祉法その他各種の社会保險立法等により、国家は何人も健康にして文化的な生活を享受することができるように整備されつつありますが、今尚惨怛たる戰禍や業務上の災害や或いは又疾病その他によりまして身体に強度の障害を負い、不慮の災難とはいえ、悲惨な運命に苦しむ人々は、現在凡そ八十万を超えているのであります。かかる人々に対する福祉立法といたしましては、先般制定されました、国家光明寮及び身体障害……

第6回国会 厚生委員会 第9号(1949/12/02、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 この法律案は極めて少数の入に限られた興亜医学館の卒業生約六、七十名にのみ適用し得る一つの受験資格の特例に関する法律でありますが、これは外地引揚者の中の医師の受験資格に関する特例法がありますので、あの中に吸收し得るものと私は思うのでありますが、僅か六、七十人のために一つの單行法律を制定しなければならないという理由がちよつと不明確のように思うのでありますが、その点当局側はどう考えておられますか。お尋ねしたいと思います。
【次の発言】 よく分りましたが、そうすると、卒業生は内地ばかりでなく朝鮮人も台湾人もおるわけでありますが、彼らは自分の国に帰るのであるから関係はないような問題であり……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 決算委員会 第1号(1950/02/01、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 野田委員長にお伺いしたいのですが、支出の部門の給料及手当、これが八千六百五十七万余円あります。それから厚生費が千百八十万余出ております。これは会計検査院の方では通知すべき意見がないと言うておりますから、もとより給付については十分勘案をされて異議を差狹むべき余地はないのではなかろうかと思いますが、併しこの持株会社整理委員会というものはそう沢山な人は要らんと私は思うのでありますが、大体職員は全体で何名程ありまして、これ程の給與をお使いになつておるのか、それを先ず先にお伺いいたします。
【次の発言】 それからその給與ベースはどうなつていますか。やはり国家公務員の給與ベースに準じておら……

第7回国会 決算委員会 第2号(1950/02/16、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 予備費を年度末に至つて使用決定したものが相当あるように思われますが、三月二十五日以後に使用決定したものだけでも、一般会計に二十五口、一億九千万円ほど予備費使用がなされておりますが、政府側といたしましては、年度末に予備費をできるだけ必要の面に使用額を成るべく少くするような一つの考え方が支配しておつたようなことはないでしようか。また不十分の内容のままで急いで使用決定したような弊害に陥いる危險があるのでありますが、年度末における予備費の、急に予備費を使うということにつきまして、会計検査院の双方に検査院が御覧になつたその考え方にそういう点はなかつたかどうか。又当局の側にもそういう考えは……

第7回国会 決算委員会 第4号(1950/04/05、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 二十三年度の国有財産無償貸付状況報告書には今御説明になつたような総計的な数字がないので、各省別になつてしまつているのですが……いや分りました。
【次の発言】 いずれこの分科の方で多分一々該当をしておる部分を審査することになると思いますが、一応ちよつとお伺いしますが、国有財産の貸付料又は売拂代の收納につきまして、徴收の未決定のものや、又は收入の済まないものの多いのはどういうわけでございましようか、その点をお伺いしたいと思います。  それからもう一つは、国有財産の軍用地とか、或いは船舶とか国有財産の売渡代価が極めて低価になつておる、低くなつておる、非常に安くなつておる。この使用料が……

第7回国会 厚生委員会 第3号(1950/01/26、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 どこを見ていいか分らんから、この一般会計予算のとこを見るのか、分るようにして下さい。
【次の発言】 今姫井委員の言われた通り賛成いたすのでありますが、大きな予算書を毎日持つて来るわけに行きませんから、どうかプリントを至急に作つて頂くことをお願いいたします。  それから今の概括的の問題としてお伺いしたいのでありますが。
【次の発言】 保險行政でありますが、健康保險の赤字問題、この国民健康保險につきましては、事務費の増額をしたようでありますが、これは詳しいことについては、局別のときにお尋ねしますが、健康保險の赤字は、相当前国会におきましても指摘された問題でありますが、その後の状況が……

第7回国会 厚生委員会 第5号(1950/01/31、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 慶松局長にお伺いして見たいのですが、公定書改正に必騨な経費は僅か日に計上されておりますが、医薬品の純度、品質の適正ということはこれは薬務局の非常に必要な問題でありまして、十分局長としてはお力をそこへかけておると思うのでありますが、ややもすると日本は進歩が遅れだりしてもはや旧い残りのものがやはり底の中へ混つておるというようなこともありはせんかと思うのでありますが、日進月歩の今日といたしまして研究については非常に新らしい方面を取入れて、絶えず清新な純度の高い品質を市場に出すということが極めて必要でありますが、ややもするとそれが消極的になつたり、或いは進歩が停滞したりするような傾向が……

第7回国会 厚生委員会 第8号(1950/02/07、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 国際観光ホテル整備法は第六国会におきまして立法されたのでありますが、これはその当時におきましてすでにいろいろの方面において疑義がありまして、運輸委員会の方とも協議し、又相談をして貰うようにと言つたのでありましたけれど、運輸委員会は遂に合同審査をせず、そのまま運輸委員会において委員会を通過し、それが本会議を通過したのでありますが、当時丁度身体障害者の問題がありまして、運輸委員会におきましてはいろいろ折衝を重ねた状態があつたのでありますので、遂にこの方面はそのままとなつて運輸委員会の方で議了してしまつたわけであります。当時から疑点となつておりましたものが、未だに氷解されていない。又……

第7回国会 厚生委員会 第9号(1950/02/08、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 いま一つ関連問題ですが、ちよつと局長にお伺いしたい。お済みになりましたら……
【次の発言】 只今石原委員の御質問になつたことに対して関連的に局長に一つお伺いしたいのですが、私共地方へ参りましても、今の問題は保險事務に携わつておる者からいつも聞かされる灘問題でありまして、国が全部負担しておるものを府県庁に何しておるという大変デリケートな問題があるのでありますが、実際的に非常に不利益なことがあるのは旅費関係であります。健康保險などの事業者側の保險料徴収の遅延をする、又滞納をするという今日の場合におきまして、殊に中小企業が大変難儀をしておる時代でありますから、それらの特質並びに標準報……

第7回国会 厚生委員会 第12号(1950/02/14、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 議事進行について……もうすでに零時半になつておりますし、医薬分業の問題は重要な問題でありますし、又我々もどしどし質問或いは意見もあります。この問題藤森委員がやられましても、藤森委員だけても僅かだ時間では足りないと思いますが、本日はこれを以で閉会したらどうですか。日を変えてやつて頂きたいと思います。
【次の発言】 この医薬問題につきましてはまだ十分論議することも沢山あるのでございまして、尚藤森委員からのこれからの御質問があるようでございますけれども、私もこの点につきましては質問並びに意見を持つておりますので、これから私は離席いたしますが、次の機会までこの質問を留保して置きますから……

第7回国会 厚生委員会 第14号(1950/03/01、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 私心その点について山下君と同意見であります。それでこの問題は非常に国民医療に裨益するところが大きうございまして、日本の現在の衛生観念、或いは医療に関する一般国民の常識などが、殆んど今のところ治療において医者委せでありますが、科学的な考を患者が余り持つていない、そのために、医者側の方にも様々なことがありましようし、又薬剤師の方にも様々な問題が伏在しておるのでありまして、この問題は影響するところが非常に大きいと思われるので、公聽会というようなものを開いたり、又各先覚者、又は経験者の意見を聽く必要もありましようしするのでありますから、専門に亘つて一つの小委員会を作るということは大変こ……

第7回国会 厚生委員会 第21号(1950/03/28、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 多分手続上そうなる、そうでないといかんと思うのでありますが、公聴会が先んじてやらなければならんということもないと私は思う。我々質疑は質疑であり、相当そういう方面で我々はやつている。それから他の部面で公聴会が持たれる。これは我々の参考のために聴くと、こういうことの立場で討論採決に至るまでの順序としては、それはどちらでもいいかる知れん。
【次の発言】 今そう言われましたが、併しこの生活保護法は今日日本の困難な情勢の中におきまして、惠まれない階級を対象とする唯一の保護法になつておるのでありますから、これは先程山下委員の言われた通り、公述人はよく一つ考えられて、十分にそれだけの素養のあ……

第7回国会 厚生委員会 第22号(1950/03/29、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 今清水君のお話の通りに、目的が身体的に偏することのお話があつたように思いますが、この法案の第一條はやはり「天分の素質を養護し、「心身共に」とあるので、心という字が入つておりますので、身体的だけでなく、やはり精神の向上ということが謳つてあるのでありますが、その点はどうなりますか。
【次の発言】 もう一つお伺いしたいのは、軽い習癖は害がないというお話でありますが、我々も一つはそうであろうと思いますが、軽い習癖から酒害が重くなつて来る。習癖の累増によつて、自然と軽い習癖なるものが、ひどくなる。そういう機会が度々あると、重い習癖になつて来ることについての御意見はどうですか。

第7回国会 厚生委員会 第23号(1950/03/30、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 只今藤森委員からああいうお話がありましたが、併しながらちよつと問題は年度末になつておりますし極めて急迫しておる情勢になつておりますし又衆議院に配付するという時間も要ることでありますし、これを厚生省がこんなに急に二日、三日前を出したということは、一番のこれは大責任であるのでありますが、内情を見たところが一ケ月ほど前からその筋へ出してあつたけれども、どうしてもその筋の方から早くは来られなかつたというので、可なり厚生省でも早くから手続きをやつておられた様子でありましたので、その点も考慮に入れるならば止むを得ん事情であつたかとも思われるのであります。  併しながら立法府といたしまして、……

第7回国会 厚生委員会 第24号(1950/04/04、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 質疑をしたいと思いますことが大分ありますけれども、一度にはできないと思いますので、後程……、気の付いたことだけ差向き質疑をいたしたいと思います。  第三十九條の医療法人でありますが、この法案によりますというと、「常時三人以上勤務する診療所」を対象とする「社団又は財団」とあるのですが、近時医者を得ることがむずかしくて、初め三人揃つたところで欠員になることもありますし、又いろいろな関係でこの常時の人員が減ることがあるのでありますが、法人となる設立のときに、三人であればその後の欠員は差支えないのでありますかどうか。それから病床実数がこれに出ておりませんが、これはやはり自由病床を最低と……

第7回国会 厚生委員会 第25号(1950/04/05、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 今の問題ですが、先般私共豊中の委託精神病院に参りましたが、ああいうふうに実に現在の收容状態が極めてルーズであつて、それが脳病院でいえば、そこへ入れたものは脳病者と断定してしまつて、そうしてたまさか所管省の方から調査に厚生省の方から行かれましても、ただ事務長やなんかが受け答えをして、患者の方とは連絡もなし、患者がどんなふうに……脳病者のごときどうしてもあの監置の状態は極めて不完全極まつたものであるのですが、これは精神病院法でも同じであるからして、精神衞生法に変つたからといつて、それが殖えるものではないが、少くとも精神病院法を廃止して精神衞生法になつた以上は、もつと精神衞生という問……

第7回国会 厚生委員会 第27号(1950/04/11、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 澤田君にお伺いしますが三親等の、或いは一親等、二親等、三親等によりましても、いろいろ直系もあるし、傍系もあるわけですから、これを一親等、二親等ぐらいにしたいというお話がありましたね。それは叔父叔母に、そういうことを縋るということは堪えられないというようなふうの話が先にありましたね。叔父叔母という側の者は大体あれはこれらから家庭裁判所にでもかけて申告せねばそこまで手が伸びないのであつて、民法の規定にもそれをなし得るということになつておるのであつて、民法の立地條件たる救済というような場合は、直系のずつと三親等になつておりますから、直系の三親等でも四親等でも、直系は互いに隣保相扶の関……

第7回国会 厚生委員会 第28号(1950/04/12、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 それじや前回に引続いてやりますか。それでは第四十一條に医療法大がなし得る教育施設、或いは研究施設というものがここに明らかになつております。この医療法人に対する補助金の問題は、こういう延長された再教育、或いは研究所の設置などにも同じ率に、施設として同じ率に補助があるものですか。その点は当局はどういうお考えでございますか。
【次の発言】 只今の説明で県の方から補助があり得るようにまあ見込んでおられるようですが、こういう方面には国といたしまして、法律を以て医療機関の幹部が、日本の現状からいたしますならば、この再教育という問題、或いは研究所の設置という問題は、医療法人が医療の法人を組織……

第7回国会 厚生委員会 第29号(1950/04/18、1期、日本社会党)【議会役職】

○委員長代理(中平常太郎君) 只今藤森委員から修正案が出まして、山下委員の賛成がございました。修正の動議は成立いたしました。  藤森君提出の修正案を議題にいたします。御意見ございませんか。
【次の発言】 討論は終結いたしましてよろしうございますか。
【次の発言】 それでは討論終結と認めます。  これより採決に入ります。先ず藤森委員の修正案に御賛成の方の挙手を願います。
【次の発言】 全員御賛成でございます。よつてこの修正案は成立いたしました。  尚修正案以外の政府提出の案を問題に供します。御賛成の方は挙手を願います。
【次の発言】 全会一致と認めます。よつてこの法律案は全会一致を以つて修正議決……

第7回国会 厚生委員会 第31号(1950/04/21、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 この生活保護法の第一條は憲法の二十五條の理念に基いてできておるのでございまして、その自立を助長することを目的としているが、第十二條以下に、生活を維持することのできない者に対して扶助するとあるが、これでは漸く食つて行くだけで、自立の助長はどこにあるか、どうも法案にははつきりとしないと思うのであります。その点についてのお尋ね、及び健康にして文北的な生活の保障が、如何なる程度においてこの法案に盛られているか、具体化されているかという点について、各種の方面から検討して、政府の意向をお尋ねいたしたいのでございます。  先ず予算額の計上につきまして最初お尋ねいたしたいと思います。政府は生活……

第7回国会 厚生委員会 第32号(1950/04/25、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 本員は前回質疑をいたしておつたのでありますが、時間の都合上約半分程残してありますので、これから逐次質疑をいたしたいと思うのでありますが、どうか連続質疑の形態をお許しを願います。
【次の発言】 第二十四条第四項は私はどうも了解ができないのでありまするが、不必要なように思われるのがあるのでお伺いするのでありますが、如何なる場合でも通知の要がある筈なのに、三十日を経過したなればへ申請を却下したものとみなすことができる、こうなつております。却下をそう急ぐ必要はない。調査というものは、場合によつては遠方にいるところの親族の保護者の調査することがあるし、調査の方法によつては、三十日を経過す……

第7回国会 厚生委員会 第33号(1950/04/26、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 その問題少し聽きたいと思うのだが……。
【次の発言】 只今小森君が言われた問題を私聽かんとしたのでありますが、ちよつと速記を止めて頂いたらどうですか。

第7回国会 厚生委員会 第35号(1950/04/28、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 本員はこれを以て質疑を打切つて討論に入るという動議を提出いたします。
【次の発言】 本案は政府が相当愼重に立案をせられておりまして、多分に新しい意味のものを盛り込んでおる。中に私共の最も感心に堪えないのは、憲法二十五條を基礎とする健康にして文化的な最小限度の生活を保障する建前といたしまして、将来起こるべき社会保障法の根幹をなすところのこの改正でございまして、その点は条文の上からいたしましたならば実に立派なものであると思うのでありますが、この文化的なという文字の解釈は今日まで質疑の間に本員からも申しますし、他の委員からもおつしやつたのでございましたが、文化的なという文字は、これは……

第7回国会 厚生委員会 第36号(1950/05/01、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 兒童福祉法が制定されまして、只今大臣は、先ず発足したことに対しまして説明がありましたが、今日平衡交付金にこの運営の費用が廻されることに相成りまして、我々は非常な危惧の念を持つておるのでございます。兒童福祉法の一部の改正によりまして、厚生大臣の定むる基準というものが、四十五條にある基準というものが明らかにされて、それが市町村におきまして十分に維持されるということにあるなれば、聊か運用の面におきまして疎通するところがあろうかとは存じますが、私の最も憂うるところは、この兒童福祉行政というものが最近できたのであつて、まだまだ一般に日本国民全体に通念とし、常識として受入れられていない。そ……

第7回国会 地方行政委員会 第42号(1950/04/29、1期、日本社会党)

○委員外議員(中平常太郎君) 大変重要な法案を、而もこの会期迫つて御審議に相成りますこの貴重なお時間を拜借いたしまして恐縮いたしますが、厚生委員会におきまして、特に目立つてお耳に入れ御考慮を煩したいと思います点に対しまして参りましたのでございます。  それは市町村税におきましては、社会事業は固定資産税は非課税になつておる。然るに県税の方におきまして、附加価値税の課税対象になつておるのであります。御承知の通り社会事業は、社会事業法によれるいわゆる民間の中でも政府の認めておる社会事業でありましたものは、これは社会事業法によれる社会事業ですが、これらは何千と全国にありまして、貧困者に職を與え、生活の……


中平常太郎[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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各種会議発言一覧(参議院1期)

中平常太郎[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第1回国会(1947/05/20〜1947/12/09)

第1回国会 厚生委員会社会事業振興に関する小委員会 第1号(1947/09/25、1期、日本社会党)【議会役職】

○仮委員長(中平常太郎君) それでは只今より開会いたします。私最年長者の故をもちまして選挙の管理者の役をいたします。只今より小委員長の互選をいたしたいと思います。どういうふうな方法でいたしますか。
【次の発言】 草葉委員の動議に対しまして賛成者がございました。仮委員長の推薦によるということでございますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 それじや御異議ないと認めまして、私から小委員長の指名をいたします。それではこの社会事業委員会の小委員長を山下君にお願いします。何卒よろしくお願いします。御異議ございませんか。
【次の発言】 それではこれを以て散会いたします。    午後一時二十四分散会  ……

第1回国会 厚生委員会社会事業振興に関する小委員会 第3号(1947/10/09、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 厚生省の御説明は別にないのですか。司法省だけですか。
【次の発言】 私も二、三御質問申上げて見たいのでありますが、司法省はこの度解體の機運に遭遇しておるように傳えられておりますのでありますが、この場合における少年保護に關しては歸屬するところどういうお考えを現在持つておられますか。我々はこれを厚生省の少年保護と一緒にして、今日兒童院の問題を研究いたしておる場合でございますので、司法省のお考えは將來少年保護に對してどういうふうにどの省に持つて行かれるというお考えか、その點をお伺いいたしたい。もう一つはこれは意見に屬しますから、もう少し先でお話申上げたが宜いかと存じますが、どうも司法……

第1回国会 厚生委員会社会事業振興に関する小委員会 第4号(1947/10/21、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 請願者は誰ですか。
【次の発言】 只今付議されました請願でありまするが、これは主として在外同胞引揚促進に関する特別委員会の方で戰爭犠牲者の公平なる負担問題、その他あらゆる戰爭犠牲者に対する職業優先就労問題、或いは住宅問題、乃至は授産所更生問題等を実施しておりまするが、こちらの方へこの問題が廻つて参りましたというところは、どういう意味から廻つて來たのでありましようか。ちよつとお伺いいたします。或いは在外同胞の方とは違うのでしようか戰災者とは……。
【次の発言】 そうするとやはりこちらへ來るということにもなりますね。
【次の発言】 この請願につきましては、請願者が現在戰爭犠牲者とい……

第1回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会引揚促進並びに感謝決議に関する小委員会 第1号(1947/08/07、1期、日本社会党)【議会役職】

○假委員長(中平常太郎君) 只今から引揚促進竝びに感謝決議に關する小委員會を開催いたします。年長の故を以て私が暫くその管理をいたします。先ず小委員會の委員長の互選を行います。
【次の発言】 北條君の動議に對し星野君の賛成がありましたが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めます。
【次の発言】 それで私が小委員長の席を汚します。先ず決議案文について北條君に朗讀して頂きます。
【次の発言】 只今北條君に朗讀して頂きました決議案に對して御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。それでは小委員會といたしましてこの決議案はさよう決定いたします。本日はこれにて散會いた……

第1回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会引揚促進並びに感謝決議に関する小委員会 第2号(1947/08/09、1期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(中平常太郎君) これから在外同胞引揚に関する感謝とその引揚促進に関する決議案の付託されました案文の起草につきまして小委員會を開きます。それでは私から案文を朗讀いたします。    在外同胞引揚に関する感謝とその引揚促進に関する決議案   連合國が五百五十餘萬同胞の歸還を實施され、更に未歸還者に對し許す限りの待遇を與えられていることは、感謝に堪えないところである。   而も異境にあつて故國の空を望みつつ歸り得ない同胞が、今尚百萬近くもある。これらの人々は敗戦以來心身共に疲れ果て又着のみ着のままの生活をする者さえあつて、果してこの冬をつつがなく越せるかどうか誠に憂慮に堪えない次第である。我……

第1回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会第1小委員会 第1号(1947/09/19、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 只今主査が決まりましたのでありますが、主査の部門に附屬して共々に御協力を願うという各委員の人選につきましては、これ又委員長に適當に御選任を願いまして、然るべく配屬して頂きたいと思います。
【次の発言】 舞鶴では二萬何ぼですか。
【次の発言】 それから佐世保……。

第1回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会第1小委員会 第3号(1947/10/03、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 私昨日他の要件で欠席しておりましたからよく分りませんのですが、請願は種々な形におきまして沢山出ておるように思うのでありますが、それを全部昨日は御審議なさつたのですか。
【次の発言】 誠に結構ですが、今のところやはりそういう種類の請願は他にありませんか。
【次の発言】 それでは今後それと類似の請願が参りました時の取扱いはどうなるのですか。一應伺いたいと思います。
【次の発言】 了承いたします。異議ありません。
【次の発言】 この外地帰還者に対しまして、いわゆる戰爭負担の均分化という問題が、國会の総意を以て提案されることになつておりはしませんか。まだなつておりませんか。

第1回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会第1小委員会 第4号(1947/10/15、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 修正したらいいと思います。
【次の発言】 極めて必要だという意味だから、「緊要」というのがいいんじやないでしようか。
【次の発言】 その問題ですが、印刷でそういうふうに普通使われることになつておりますと、緊急を要さないものは殆んどないのであつて、どの方面からもそういうことは言いたい筈なのでありますから、請願書類にそう印刷してあるのをわざわざ直すということにつきましては、又將來外の陳情書の場合に、その書類を皆直すようなことになるのじやないかと思います。外のは妥当でよろしいが、今度の場合だけを変えるということは、運営委員会なんかでも問題になりやしないかと思いますが、その点はどうです……

第1回国会 財政及び金融・商業・鉱工業連合委員会 第2号(1947/10/22、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 第二條の定義の中に「從前に比し過当な事業の拡張をした結果」ということがございますが、その結果が当該事業分野において影響力を持つておるという場合に限られておりますが、影響力を持たない場合においては、過当な事業の拡張をした結果というものは、何程大きいものになりましても差支えないという意味でありますか。それからもう一つ、それと同時にお尋ねしたいのは、第六條の、先程油井君からも言われましたが、具体的基準が定まらない前に、第三のような「取引額に対する割合と昭和十二年六月三十日以前におけるその最高の割合との比較」というようなことがございまして、要するにこの戰前における事業状態から、鋭意その……


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第2回国会(1947/12/10〜1948/07/05)

第2回国会 決算・商業・鉱工業連合委員会中小企業庁設置法案に関する小委員会 第1号(1948/05/20、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 この山下君の御意見は、私は賛成する者でありまするが、その理由といたしまして、こういう點を私は擧げたいと思うのであります。それは、中小企業の將來性というものは、貿易に依存すべき部分が多分にあるということ、それから又大企業者の下請事業が頻繁に行われるべきものであるということ、それから考えましても、大企業なるものは、中小企業を閑却して大企業はあり得ない。中小企業の貿易方面ならば、尚更のこと、大企業の下に持つて行つて極めて有機的な下請工場的な仕事が振當てられるのでございますから、何も中小企業といつて限つて小さいものにして、何かその他に日本を擔ぐ程の大きな業態があるかのごとく、いわゆる財……

第2回国会 厚生委員会医療制度に関する小委員会 第1号(1948/03/26、1期、日本社会党)【議会役職】

○假委員長(中平常太郎君) では只今から醫療制度に關する小委員會の正副委員長の互選會を開催いたします。  小委員長が選定されるまで私が年長者の故を以ちまして、選擧管理者となります。どうぞよろしくお願いいたします。
【次の発言】 御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。よつて私は委員長に藤森眞治君、副委員長に草葉隆圓君を指名いたします。これにて本日の小委員會は散會いたします。    午前十一時四分散會  出席者は左の通り。    委員長     藤森 眞治君    委員            中平常太郎君            中山 壽彦君            小林 勝馬君……

第2回国会 鉱工業・商業連合委員会 第1号(1948/07/02、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 私も一松君と同じ意見でありますが、これだけのことをやらせようと書いてありますが、これは質問をいたすのでありますが、一つの事業体がしてはならないということだけは法において定めることは無論当然でありますが、これだけのことをしてよろしいと書かれたら、これはしてはならないものがどれだけあるか判らなくなつてしまう。してよろしいということを書く必要はない。してよろしいという側に廣汎な意味が含まれておれば一項目でもよろしいが、してよろしいという側に廣汎な弾力のある項目は一つもない。これは業者をどうしても萎靡沈衰せしめることになつてしまうのであります。恐らく政府としては、これをお出しになること……

第2回国会 司法・厚生連合委員会 第1号(1948/07/02、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 兒童福祉法におきまする家庭審判所と申しまするのは、即ち少年法を改正される法律案の中に、家庭裁判所となつておりますのと同一なものであるかという問題でありまするが、つまり審判所がなくなつて、家庭裁判所になつたのか、家庭裁判所が審判所の仕事を一緒にするのか、即ち看板が二つ掛かつて行くわけなのか、その点をお伺いいたしたいと思います。  それからもう一つは、この兒童福祉法におきましては、もとより全く愛の精神でやつて行くのでありますが、この少年法の改正の法律案におきましても、先程から極めて親切な、愛に基礎を置いたところの御説明がありまして、我々大変喜んでおるのでございますが、今法務総裁のお……


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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 決算委員会第二分科会 第1号(1949/04/22、1期、日本社会党)【議会役職】

○主査(中平常太郎君) 只今より開会いたします。第二分科会の審査の結果につきましては、前回に仮決議をお願いしたのでありますが、その後十二日に委員長及び正副主査打合会をいたしまして、それで大体を決めまして、又二十日に衆参両院の決算委員合同打合会を開きまして、協議しました結果、お手許に差上げてありますような案文ができ上つたのであります。本日は改めてこれを正式に決議して頂きたいと思うのであります。それではこの決議の案文を專門員の方から朗読いたさせます。
【次の発言】 只今朗読いたしました議案を議題に供します。これにつきまして御発言がございますればこの際御発言をお願いいたします……。別に御発言もなけれ……


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第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 決算委員会第二分科会 第1号(1949/11/16、1期、日本社会党)【議会役職】

○主査(中平常太郎君) それではこれより開会いたします。本日は残つております出資団体二項目でございますが、それが三百八十一号、三百八十二号でございます。それが済みましたら内閣の中の、四十六号に帰りまして審議いたします。説明員といたしまして食糧庁総務部の監査課長高橋清君、それから経済安定本部の会計課長鎌田庄太郎君が見えております。会計検査院といたしましては池田第一局長、小林第二局長が見えております。それで説明員といたしましてこの課長に説明して頂くことについて、御異議ございませんか。
【次の発言】 それでは説明して貰うことにいたします。ついては会計検査院の方から、先ず御指摘になつた点につきまして御……

第6回国会 厚生・運輸連合委員会 第2号(1949/12/03、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 只今運輸委員会の委員長からのお話がありましたところにつきましては、一面御尤もな点もございますので、私共におきましてはこれには大変に心配をしておるのであります。併しながらこれを提案をしたしまして、法文に載せましたという理由につきましては、どうもこの場合余りつまらんことを申上げることはどうかと思いましてこの前にも申上げなかつたのでおりますが、実はその筋からも成るべく省令などでやるということよりも、そういうふうなものは明らかに立法処置をとるべきだと言われることがあつて、それからさまさまなたびたびの交渉の結果、そういうふうに表面に立法化されて来たのでありまして、それからもう一つの理由と……

第6回国会 厚生委員会社会事業団体及び施設の振興に関する小委員会 第1号(1949/11/10、1期、日本社会党)

○委員外議員(中平常太郎君) 今の国有財産の建物を、社会事業或いは引揚者に対して貸付けるという場合におきましては、ややもすると他の事業者側なり、その土地のいわゆるボス的な方面から、あの家ならやれるとかいうようなことで要求があり、又国有財産の側もこれを早く売つて金にした方がよいというようなことから、立退きの要求があつたりいろいろ面倒なことが起きることが多いのであります。そういうようなまだ立退く先のない者に対しましては、どうしても現在使つておることを大体認めて、立退きなどを言うならば、先ず政府が庶民住宅でも先に建てて、立退く先を構えてやるというのが第一になすべきことでないか。それをしない政府であつ……

第6回国会 郵政・厚生連合委員会 第1号(1949/11/09、1期、日本社会党)

○中平常太郎君 厚生の方面から御質問申上げるのではないが、大変これは美わしいいいお考えつきの法案でありますが、この中間の紛失防止という問題はどういうことになりますか。折角お年玉つきの葉書を出しましたところで、これが届くか届かないか、或いはそういうことのために何か防止手段が考えられておられますかどうか。中間の紛失問題はどうなるか、これは受取人の方に利益が行くのでありますから、中間の紛失という問題が考えられませんか。
【次の発言】 その際におきまして、偽名か否かということはどうしても一々調査のできないものであろうと思いますから、やはり提出者にさつさと渡すということになつて来ると、可なり途中でこれを……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 決算委員会第二分科会 第1号(1950/02/14、1期、日本社会党)【議会役職】

○主査(中平常太郎君) それではこれより第二分科会を開会いたします。  会計検査院といたしましては、説明員として綿貫第三局長がお見えになつております。それから政府委員といたしまして国有鉄道部長石井氏が見えております。それから説明員といたしまして国有鉄道の鑑査課長吉利氏が見えております。  先ず会計検査院の検査報告の百六十一頁指摘事項は三百四十九から質疑を行います。それから省の方では運輸省の方の側の百十二頁三百四十九からであります。「国有鉄道事業特別会計歳出、三四九会計経理がはなはだしく不良なもの」この点を付議いたします。
【次の発言】 これに対しまして運輸省の御説明を願います。



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※このページのデータは国会会議録検索システム参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/18

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