このページでは中山寿彦参議院議員の2期(1950/06/04〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は2期国会活動統計で確認できます。
○中山壽彦君 只今上程になりました社会保障制度推進に関する決議案につきまして、発議者を代表いたし、私よりその趣旨を御説明申上げたいと存じます。 先ず第一に決議案を朗読いたします。 社会保障制度推進に関する決議案 国民福祉の向上と民生の安定を基本とし、民主的社会の平和と繁栄をはかることは日本国憲法に一貫せる精神である。いまやわが国は講和條約を転機として自主独立の日を迎えんとしている。尚條約の前文にも、日本国の安定と福祉の向上は誓約せるところである。従つてこのことは、ひとり国民のためのみでなく、日本が、国際社会の一員として民主主義的信頼を得るためにも必要な條件である。 かかる意味に……
○中山壽彦君 理事の選出は慣例によりまして、委員長の御指名に願いたいと思います。
○中山壽彦君 私は一行より少し遅れて参りましたのですが、今回の台風は前年の室戸台風に比べますというと、台風の通過いたしました時間が長かつた。従つて雨量も非常に多量でありまして、前回よりも被害が特に大きいように聞いております。私共が現地を見まして最もひどかつたのは兵庫県の尼崎市、丁度私共が尼崎市に参りましたのは九月の十四日でありました。台風の被害が始まつてから、すでに十日以上過ぎた際に漸く電燈がつき、水道が出た。尼崎の会社工場或いは一般の住家等は尚浸水をいたしておる。私共が被害地を視察いたしまするのにも、道路に水が盗れておりまして、尼崎市長の案内によつて漸く被害地を視察した。こういうような状況で……
○中山壽彦君 この今このお話のように国民保險の運営というものが今非常に行詰つておることは全国的な声だと思いますが、これに対する施設の対策は何かお持ちでありますか、お持ちでありますならばその一端を一つお漏らし願います。
【次の発言】 保險料の徴收状況はどのくらい入つておるのでございますか、現在……
それからもう一つ一部負担は平均我我は三割乃至五割と思つておりますが、ところによると八割ぐらい取つておる組合もある、八割取るというようなことでは被保険者がないのではないかというような気持がいたしております。尚事務費は二十五年度は七割に増額いたしておりますが、この事務費の全額負担と、いうことが多年各組……
○中山壽彦君 明年度の予算を見ますというと、保健所の数も増し、又Aクラスに、或いはCからBに上る保健所も相当あるようでありますが、この保健所の機能というものはどうしても人を得ないというといかんじやなかろうか。で近来保健所の使命というものが非常に重大化している際でありますから、その保健所の増設、殊にその仕事をいたしまする人に適当な人を得るようなことを至急にやらなければならん。こういう点に関して当局から一つお考えを承わつて置きたいと思います。
【次の発言】 大体昨日の説明も只今の御説明も同じようでありますが、この保健所の職員に対して特に何か手当を出すということはでき得ないのでありますか、予算の関係……
○中山壽彦君 局長にちよつとお尋ねいたしますが、保健所法案は第一回国会に通過をいたしまして、当時五ケ年計画で完備するというような御説明があつたように記憶いたします。私共最近地方に行つて参りまして、いわゆるモデル保健所というものを視察いたしましても非常に内容が貧弱なように思います。モデル保健所がその程度でありますから一般の保健所はそれより非常にレベルの低いものではないか。保健所の使命が非常に重大化しました今日、あの程度では使命を全うすることはでき得ないのじやないかというようにまあ考えておるんです。明年度の予算には相当に適当な人を得る、施設を充実するという意味合において、相当の予算を御要求なさるお……
○中山壽彦君 先般の台風の被害は紀伊、京阪神が最も甚大でありました。私共大阪に参りまして、知事及び市長より当時の被害状況を詳細に聴取をいたしました。又これに対する各種社会事業団体の方々が連日連夜に亘り或いは医療救護の面、或いは物資の配給の面に連日連夜不眠の状態において活動をされましたことを詳細に聽取いたしたのであります。時間の都合で現地を観察することは非常に制限をされましたが、私共市の社会課長の案内によりまして西淀川区役所に参り、区長室におきましてたまたま民生委員の方々がララ物資の配給に非常なるお骨折をされた現状をまのあたり見まして、非常に感激に打たれたのであります。又次いで白鳩会、これは婦人……
○中山壽彦君 この災害救助法の審議のときにもいろいろお尋ねをしたのでありますが、災害救助というものは赤十字の本社が中核となつて、各関係団体と協力して救助の万全を期する、こういう建前になつておりまして、赤十字社の使命というものが非常に私は大きいのではないかと思う。その後数次の災害に当りまして本社の方に私が行つていろいろ責任者に尋ねてみますというと、赤十字社の施設というものが非常に貧弱である。例えば、輸送自動車もなければ、輸送飛行機もない、どうも救助法の條文にあるような救助を赤十字社が中核となつて執行できないのだという、こういうことを責任者から直接私共は聞いておりますが、こういうことは、ただ救助法……
○中山壽彦君 この法案につきましては、先日来各委員の方々から、いろいろ有益な御意見なり、又有意義な御要望も多数出ており、どうか政府当局におかせられましても、これらの意見なり要望等を十二分に御理解されて、この法案の運営の上に万遺憾なきようお願いいたしたい、こういう希望条件を付けまして、私は原案に賛成をいたします。
【次の発言】 この横浜の検疫所は、随分歴史も古いのでございまして、私もたびたび視察いたしたことがあるのでございますが、羽田に検疫所の分室が今度又新たに設置されるので、東京の検疫所の予算、構成等を一応御説明願いたいと思います。
【次の発言】 そういたしますと、横浜から二十幾名をこつちに融……
○中山壽彦君 もう質疑も盡きておりますししますから、この際討論を省略して、直ちに裁決に付せられんことの動議を提出いたします。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○中山壽彦君 この際結核予防に関する小委員会及び保險経済に関する小委員会を設置し、小委員会の数は五人としまして、その委員選任の方法は成規の選挙の手続を省略して、委員長の指名による動議を提出いたします。
【次の発言】 看護婦、助産婦、保健婦の制度並びに待遇改善に関する小委員会を設置し、小委員の数は五人とし、小委員の選挙は成規の選挙の方法を省略して、委員長の指名に一任する動議を提出いたします。
○中山壽彦君 この官立大学の附属病院が社会保険の診療に協力しない問題が起つておりますが、最近私が成る地方へ参りました。そのときの官立大学の教授その他の人と会合いたしました。それで官立大学の教授は、文部省から我々のところには何も社会保険に協力するような通牒が来ていない。官立大学の附属病院というものは、そういう性格のものじやないということを当該学長から私は耳にしておるのでありまして、只今事務局長等を集めてお話をなさるということを聞きましたが、これは厚生大臣が文部大臣と協力をして適当な措置をおとりにならんというと、私はこれはうまく行かんじやないか、こういう気持であります。現に東大附属病院等も被保険者……
○中山壽彦君 この機会に保險経済に関する小委員会の経過を御報告申上げます。 十一月の二十七日の委員会におきまして堂森委員、松原委員、藤森委員、小杉委員、並びに私の五名が小委員に選定をされまして、二十八日の小委員会においては私が小委員長として選挙されました。十一月三十日の小委員会におきましては、この小委員会を今後どういうふうに運営するかという運営方針につきまして協議いたしました結果、先ず保險当局より保險経済に関する実情について聽取し、資料の提出を求むることにいたしました。十二月四日の小委員会におきましては、健康保險並びに国民健康保險におきまする財政の現状をそれぞれ保險当局者より説明を聴取し、こ……
○中山壽彦君 私は連日委員諸君の御熱意ある御質問なり、又意見の加わりましたお話を終始拝聴いたしまして、お話の内容につきましては私どもも全然同感であります。昨年この保險料率の値上げの改正法律案の出ました当時、私は保險料率の値上げによつて社会保險の経済の安定を図るということは不可能である、根本的に現行制度の建直しをしなければならんということを強く要望して置いたのであります。先般社会保障制度を審議会におきまして、勧告案を発表をいたしたのであります。この勧告案の内容の中には、医療費の一部国庫負担ということが明記されております。私どもこの勧告案の作成に当りました立場におきましては、今後速かにこの一部負担……
○中山壽彦君 私どもの一行は有馬委員、藤森委員、堂森委員と私の四名でありました。草間専門員、渡邊委員部第二課長を帯同して、今月の八日から十四日まで一週間、岩手「青森、秋田の三県へ派遣せられ、厚生行政の現状を実地について調査いたしたのであります。以下その模様を民生及び衛生関係に分けて簡単に御報告申上げます。 先ず民生関係につきましては、一、生活保護法関係、三県ともに当局の努力によりまして、円滑に行われ、予算的にも支障は見受けられませんでした。昭和二十六年四月現在、岩手県では被保護世帯数一万一千九百七十、同県総世帯数の五%、被保護人員五万九千八百六人、同県総人口の二・九%、保護費平均月額四百四十……
○中山壽彦君 受診率は。
【次の発言】 上山さん、進駐軍の組合の病院、組合員数も非常に多いのですが、あの病院なんかは、一般診療というようなものも同時にやるという条件の下にあるのですが、一般の人も皆診療するんだ、そうしてその上に組合員の診療は無論するんだ、こういう二つのものを同列にやつておりますが、それはやはり病院の位置が、その区域には総合的なものがほかにないために、社会的に、そういうふうにしたほうが一般の福祉にいいのじやないかというような立場からそういうふうなことがあると私は聞いておるのですが。
【次の発言】 いや、そういう……。
【次の発言】 一部負担はどうなつておりますか。
○中山壽彦君 この厚生委員会におきましては、前臨時国会におきましても数日を費して審議を続行いたしまして、議員多数によつて原案を認めるようになつておりますが、この機会に質疑を打切りまして、直ちに討論に入られるように動議を提出いたします。
【次の発言】 私は前臨時国会の討論の際詳しく私の意見を申述べましたが、この問題は速かに社会保障制度審議会の勧告案の趣旨を実現し、又社会保険制度の全体を通じて、被保険者の福祉増進をモットーとして、根本的な立直しをするという強い要望を政府に申上げまして、この原案に賛成をいた
します。
○中山壽彦君 今の派出看護婦の有料とか無料とかいう問題は、私どもほうぼうから聞かされて実際何が何だかわけがわからんのです。私どもは、要は派出看護婦の収入をできるだけ多くして、同時に患者の負担もできるだけ軽くしてやるという二つの線に沿うてこういう問題を解決したい、こう思うのです。それで有料というのにも、有料の人々の話によると何か特権があるように、無料の人々の話を聞くと、無料のほうにも理窟があるように私聞いておるのですが、私どもも双方の話を聞いてどうも一利一害あるのじやなかろうかというような感じが現在起つております。この問題は医療費の問題に非常にからまつて来、又同時に派出看護婦の身分を安定してやら……
○中山壽彦君 この問題につきましては、昨年度に何か適当に調整をするというような大臣から説明をされておりますから、その経過を一つ厚生当局から承わりたいと思います。
○中山壽彦君 題目でありますが、マツサージというものがあん摩の中に入つているというようなことに従来取扱つておりますが、マツサージのほうのグループでは、これらもはつきり区別してもらいたいというような要望をたびたび聞いておりますが、この点御当局のお考えはどうですか。
【次の発言】 今の局長の御答弁では、現在のマツサージ師というものはマツサージの学校を出ていないということを承わつたが、実際そうなんですか。どのくらいですか、マツサージ師は。
【次の発言】 委員長、これはもう一応御研究を願つて頂きたいと思います。成るべくならばそういう人々の希望も入れてやるということが別に悪いことではないではなかろうかと……
○中山壽彦君 私今日遅く参りまして、林君のお話は聞かれなかつたのですが、竹山君のお話を聞いたのでありますが、今厚生委員会の当面の問題となつておりますことは、この覚醒剤が医療の面にはたくさん要らない。而して半面には非常に社会的に害毒を流す。従つてこの覚醒剤というものの製造を全然禁止したらどうか。又一面から言うと、警察予備隊の医務総監が今日お見えになりませんが、警察予備隊では覚醒剤を使おうとしておる、こういうような話も聞いておるのです。全然禁止していいのかどうか。成いは極度にこれを制限したらどうか。製造は禁止いたしましても、昨年の十二月一日以降、厚生事務次官の通牒で、新たな製造は禁止されているよう……
○中山壽彦君 今でも覚醒剤の錠剤というものは製造許可になつていますか。
【次の発言】 いつから禁止になつたのですか。
【次の発言】 粉末はどうなんですか。
【次の発言】 そういたしますと、今ここに御報告になつた量というものは二十四年の九月までに製造した残の分ですか。
【次の発言】 そうしますと、錠剤、粉末等は販売してないわけですか。
【次の発言】 先だつて精神病の専門家など参考としてここでいろいろ聽取したのですが、この人々の話によりますというと、医学上には極めて少量でいい、これを禁止しても差支えない、これはそういう御意見であつたのですが、政府当局としては制限というほうに重点を置かれて、禁止とい……
○中山壽彦君 只今の上條委員からこの実施を一月に遡つてという御要望がございましたが、私もこういうように一応考えておるのであります。と申しまするのは、昨年十二月五日の当委員会の席上において、実際実施をするのは一月であるから、一月に間に合うように何とか始末しようという当局からの御答弁があつたのです。
【次の発言】 それが三月からということになりますと、二カ月間当該者たちは非常に不幸になることでありますから、何とかでき得るだけの方途を講じられて、一月から遡つて給與を受けられるように一つお願いをしたいということを重ねて申上げます。
○中山壽彦君 御質疑もないようでありますから、討論は省略して直ちに御採決になることの動議を提案いたします。
【次の発言】 今回神戸に新設されまする施設の規模はどの程度になる予定ですか。
【次の発言】 もはや質疑もないようでありますから、討論に入るの動議を提出いたします。
【次の発言】 当局のお話のように将来必要の所に逐次新設をするという要望を付けまして原案に賛成いたします。
○中山壽彦君 精神衛生法は第七国会におきまして、皆様の御賛同を得て成立をいたし、昨年の五月一日から施行になつたのでありまするが、施行後約一年間の経過から見まして、多少不便を感じ、又不都合な点も生じて参りましたので、この際その点を更に整備いたすべく、この一部改正法案を提出することといたしたのでございます。 まず精神衛生衛議会の構成につきまして、現行法における十五名の正式の委員のほかに他の審議会と同様に、必要がある場合には臨時委員をも設けることができることといしたいと存ずるのであります。 次に市町村長が保護義務者になつた場合の医療保護に要する費用の負担関係を改めることにいたしました。現行法にお……
○委員長代理(中山壽彦君) 第二班の派遣議員の有馬委員は、今日病気で欠席をされましたから、その報告を次回にやります。以上で派遣議員の報告を終ります。暫らく休憩いたします。
午前十時四十三分休憩
【次の発言】 ちよつと皆さんに申上げますが、銀行局長は大蔵、郵政連合委員会に出席される都合がございますので、若し銀行局長に御質問がありましたら成るべく早く御申込を願います……ほかにございませんか。では有難うございました。なおほかに何か御質疑がございませんか。
【次の発言】 他に御質疑はございませんか。
それでは山口公衆衛生局長が幸い御列席になつておるのですが、昨日の夕刊の宮城県の結核云々のことを……
○中山壽彦君 この厚生委員会における要望事項は、先刻要望事項を小委員長から御報告になりまして、皆さんが御承認なさいましたことでありますから、この要望事項を強く政府に要望いたしまして、原案に賛成いたします。
○中山壽彦君 審査機構の問題でありますが、私は診療報酬に対して一定の審査をするということは、これはいいこととは存じまするけれども、とかく審査をいたしまするということは、請求点数を査定をするということになりやすい傾向が多分にあるのであります。現在の点数計算規定は、給与ベースが三千七百円ベースのときにできた規定かと存じておりますが現在はすでに七千三百円ペースに給与ベースが上つておるのでありますから、これは青柳議員よりもむしろ保險局長にお尋ねしたほうが妥当かと存じますが、こういう機構と相関連して、政府は点数計算規定を改正せられる意思を持つておられるかどうか、現在の経済情勢に即応するように改正される意……
○中山壽彦君 本法案は結核の予防治療に対処する極めて重要な法案でありまして、現在結核療養者はもとより、全王国民の齊しく今後のこの法案に期待するところは頗る大なるものありと存じます。私は政府当局におかせられて、小委員長の要望されておりまする各種の事項をば、でき得る限り速かなる時期において実施に移され、更にこの法案がその関連する範囲が非常に広汎でありますので、この運用に当りましては、これら関係されている各方面と常に密接な連絡をとられて、法の実績を高度に挙げ得るよう最善の努力をせられますことを強く要望いたしまして、原案に賛成をいたします。
○中山壽彦君 もう質疑もないようでありまするから、直ちに討論を省略して、採決に入られることの動議を提出いたします。
○中山壽彦君 この厚生省における両調査会の経過を一つ御報告を願いたい。
【次の発言】 只今御報告を承わつたのでありますが、この両調査会に受療者の団体のかたも入つておられたようでありますが、こういう人々の意見はどういう意見が多かつたか、これをちよつとお知らせを願いたい。
それからいま一つは社会保險に関係のかたがやはりメンバーにお加わりになつたように承わつておつたのでありますが、こういう保險関係の人々はこの問題についてはどういうような意思表示を持つておられたか、参考のために承つて置きたいと思います。
○中山壽彦君 塩田証人が午後お差支があるということでありますが、一言だけお尋ねしておきたいと思います。社会保險におきましては、法律を改正しなければ薬剤師が調剤できないのじやないかというような話で日本医師会のほうに塩田証人初め四、五人のかたがおいでになつたというようなことがあつたように聞きました。医師会のほうでそれは保險薬剤師という形において、法律を改正しなくても処方箋によつて調剤でき得るのだというような話をしてそれを了解してお帰りになつた、併しその報告書にはそういうふうに認めていないような字句になつておるというようなことをちよつと聞いたのでありますが、そういう事実がありましたかどうか。
○中山壽彦君 高野証人にお尋ねいたしたいのでありますが、先刻の御証言のうちに、枠内において医療費を上げもできれば、下げもできるというようなお話がありましたが、その点がちよつと私ども了解に苦しむのであります。上げますということもこれは限度がありまして、これは国の民度に適合したものでなければならん。下げるというと、医療の内容の低下の虞れもありますので、ただ私は臨時診療報酬調査会というものの結論を、この間赤木会長から聞いて見ますというと、診療報酬の基準をきめたのだということで、診療報酬の基準をきめただけでは、実際の数字がそこに出ておりませんから、医療費というものがどういうふうに高くなるか、どういうふ……
○中山壽彦君 只今提案されました覚せい剤取締法案の提案理由を御説明申上げます。ヒロポン、プロパン、アゴチン等の商品名によつて代表されております覚せい剤は、その薬理作用として中枢神経興奮作用、血圧上昇作用を有する点から、本来はナルコレフシー(睡眠発作)、麻すい剤、催眠剤の急性中毒、抑うつ症、一部の低血圧症等の治療用として、又健康者の能率増進、疲労回復の目的に使用さるべきことを意図して製造されたものであります。然るに覚せい剤は、習慣性となる性質を持つており、その過度の造用を続けますと、いわゆる覚せい剤中毒症状を呈して、全般的に刺戟性衰弱というような疲労状態から幻覚を伴う精神もうろう状態に発展し、遂……
○中山壽彦君 ちよつと待つて、ちよつと待つて……。今の委員長の宣告はちよつとわかりかねます。
【次の発言】 十分程度でいい。
○中山壽君 私もこの修正案に賛成をいたすものであります。即ち今回の修正案によりまして、専門分野がはつきりいたしたことが第一点であります。又医師は診療上支障のあります場合には束縛を受けないということが第二点であります。又患者は特にその医師より薬剤をもらいたいという場合にはこれを認める、国民即ち患者の要望を認めるということに相成つておりますることが第三点でありまして、更に又この法案に最も関係の深い医師及び薬剤師の人々が不十分ながらもこの修正案を納得されるようなことを承わつているのでありまして、即ちこれによつて今日まで尖鋭化したこの両会の闘争が解消いたしまするという点、これらの諸点を総合いたしまして……
○中山壽彦君 これに該当する者はどのくらいありますか。
【次の発言】 政府当局のこの案に対する御所見を伺いたいと思います。
【次の発言】 試験は何でございますか、一回ですか、何回もおやりになるのですか。
【次の発言】 試験をおやりになるところが、例えば東京であるとか、全国から来るので一とこでは大変不便だというような説を随分聞いて、たくさん金を費やして受けるということになると、どうせ金のない人が多いのですから、何か受験者の、二回やるならば便宜な方法をできるだけ当局において考案されたほうがいいのじやなかろうかと思いますが。
【次の発言】 質疑も大体盡きたようでありますから、討論を省略して、直ちに採……
○中山壽彦君 山口公衆衛生局長にちよつとお尋ねをして置きたいと思います。七月の十一日の日付で、厚生省公衆衛生局結核予防課長の名において、結核予防接種について都道府県の衛生部長に通牒が出ております。この七月の十一日は前小川予防課長が愛知県の衛生部長に転任をされまして、山口局長が予防課長を兼任をされておるときと記憶いたしております。この通牒文の末尾に、ちよつと読んで見ますが、「なお去る七月七日、日本学士院において開催された学術会議「綜合研究結核研究委員会」予防接種科会において別紙のごとき決議があつたので、出席者名簿を添付して送付するから、保健所並びに関係各方面に周知方取計らわれたい。」、こういう通……
○中山壽彦君 この3の(4)のところに精神衛生対策事業費というものが出ておりますが、この中には精神衛生研究所の費用が大分不足しておるということも聞いておりますが、この補正予算は今年度には出ておりませんか。
【次の発言】 この不足分はそうすると二十七年度の予算に計上されるのですか。
【次の発言】 私はこの社会保険の経済につきまして、今日は主として保険局長の御意見を承わりたい。
先ず第一には、現在の管下におきまして、健康保険、国民保険、共に今年度の経済の見通しはどうかということをお尋ねいたしたいのでございます。又御承知の通り結核予防法の改正によりまして、二十六年度の下半期、即も来月からマイシン、……
○中山壽彦君 保険経済に関する小委員会の経過を御報告申上げます。 保険経済に関する小委員会は昨八日に開催をいたしました。診療担当者側の代表として日本医師会の篠原静夫、萩原松治の両君、被保険者側の代表として産別保健部長の吉田秀夫君、総評福祉対策部長矢田勝士君、以上四名の出頭を求めまして、保険経済の実状特に一点単価の問題、国庫補助の問題、税金の問題等々につきまして詳細の説明を聴取し、後に熱心に各委員の質疑応答を交わされたのであります。小委員会といたしましては、まだ結論に達しませんが以上簡単に御報告を申上げます。
○中山壽彦君 二、三分で来られるのですか、それじや……。
○中山壽彦君 委員長指名の動議を提出いたします。
○中山壽彦君 先刻來お話を聞いておりますと、癩の予防法というものも現状に即するように至急に改正をしなければならんということを痛切に感じておりますが、強制収容ができるかどうか。以前と違いまして今日は保健所が処理するので警察の力というものは何も及んでおりませんから、強制収容ということも事実においては非常に困難じやなかろうか、こういうふうに考えます。或いは先刻お話のように逃亡する人もある、これを取締ることも警察がなくてはできぬと思います。そういう点を一つ何とか御考慮願い、又私どももよく考えまして、至急政府当局とこういう点につきまして協議を進めて行きたいと思つております。 それからもう一つ私がお尋ね……
○中山壽彦君 委員長、私は質疑を打切り、討論を省略して、直ちに採決に入れられることの動議を提出いたします。
【次の発言】 社会保険経済に関する小委員会におきましての請願、陳情の審査の経過並びに結果を御報告申上げます。
十一月十六日の小委員会におきまして審査いたしましたものは、請願第百十一号、百七十二号、二百五十八号、三百五十号、四百二十九号、四百六十四号、五百五十六号、五百八十八号、六百六十六号、国民健康保険事業の危機突破に関する請願。請願第六百九十七号、歯科医師たる保険医の診療報酬点数引上げに関する請願。請願第千百三号、国民健康保険事業療養給付費国庫補助に関する請願。陳情第三十四号、八十七……
○中山壽彦君 保險経済に関する小委員会の報告を私から申上げます。 保險経済に関する小委員会は、先月十七日に開会いたしまして、厚生省係官、健康保險組合連合会理事上山顯君並びに全国国民健康保險組合中央会常任参與近藤剛三君等の出席を求めまして、保險経済の実情並びに対策、特に一点單価の問題、医療給付費国庫負担の問題、課税減免問題等につきまして説明を聽取し、種々検討を加えたのでありますが、なかんずく保險経済の危機を突破するためには、医療給付費に対する国庫負担を実現することが最も緊急事であることを認めたのであります。これにつきましては、御承知の通り、先日各派共同発議による社会保障制度推進に関する決議案中……
○中山壽彦君 私この厚生委員会の開催というものは、従来理事のかたがた、或いは場合によりますと小委員長を加えて開会の日をきめられたようなことが慣例になつていると記憶いたしております。先般休会中に委員会を開くときにも再三通知を受けましたが、突然のことで私ども先約があつたので欠席をいたしましたが、この委員会の開催は、これは従来の慣例を守つて行かれたほうが議事の運行の上には妥当だと考えております。この点に関して委員長のお考えを承わつて置きたいと思います。
【次の発言】 委員長のお考えを一つ承わりたいというのが私の申上げたことであります。
【次の発言】 今日のことはとやかく申上げても何でありますが、今後……
○中山壽彦君 国立病院の話もありますけれども、援護の問題が先だつて来この厚生委員会でも意見の交換もあつたので、成るべくこれは早く方針をきめたい。これは、政府当局もそういう意向を持つているのであります。参議院の厚生委員会の意向を重視して成るべくこの委員会の意向に合つたように一つ結論を出したいというような考えもありまして、実は今朝来そういうような交渉が私どものほうにもあるのであります。この際国立病院の前に遺族援護の懇談会を開いて頂いて、そうして何か一つまとまるものなら大体の結論をまとめて見たい、こういうふうに思いますが、お諮りを願います。
○中山壽彦君 私は只今小委員長から御報告になりました修正案とその他の原案に対して賛成の意を表するものであります。 当厚生委員会におきましては、この本案の重要性に鑑みまして、特に小委員会を設置して、昨年の暮以来、数回検討を加えておつたのであります。その検討に当りましては、この問題を政争の具に供しない、又予算の枠を逸脱いたさない、二十七年度は飽くまで暫定の措置とすること、こういうことを前提といたしまして、審議を重ねたのであります。かように、この政府から原案の出ません前に、事前にかような審議をいたしました事例というものは、今日まで殆んどなかつたように私は記憶いたしておるのであります。この審議に当り……
○中山壽彦君 現在の国立病院は戰時中に造られたものが相当多いのでありますが、極めて不便な位置にあつて、利用価値の少い病院も相当あるように思うのでありますが、こういうような病院は国が閉鎖するというような考えはあるかどうか。それから今一つ、地方に移讓されました場合、やはり経営が非常に困難になると、地方は医療の目的以外に讓り受けた財産を使用することの制限はこの法文には出ておりませんが、そういうことは自由でありましようか、一応お尋ねしておきます。
【次の発言】 国立病院を療養所に移管した場合に、この病院の内容はやはり総合病院的な経営をなさるかどうか。
○中山壽彦君 先日厚生委員会におきまして、国民健康保險再建整備資金貸付法案の審議を保險経済に関する小委員会に付託されましたので、小委員会は昨八日と本日の二回に亘り開会し、愼重審議をいたし、小委員各位と政府当局との間に種々熱心な質疑応答が交されたのでありますが、問題の焦点は、 一、保險料の收納率七〇%以下の真に経営困難に陷つておる保險者に対しては如何なる措置を講ずるか。 二、貸付利率年六分五厘は高過ぎないか。 三、貸付予算額は過少である、この程度では国保の再建整備は可能だと認めるか。 四、政府は国保の再建整備に関し根本的解決策を講ずる意図はないか。 等々に集中されたのであります。これに……
○中山壽彦君 私厚生大臣にちよつとお尋ねをしておきたいと思います。先刻来お話のように現在の国立病院は陸海軍のものをそのまま継承されたことになつておりまして、私ども前年来地方に行つて参りますというと非常に辺陬な所に国立病院がある。何ら利用価値の少い所にあると思います。又一方には非常に公的の医療機関が多数設立されておる所もある。前年来厚生省の内部には医療機関整備審議会なるものが設置されて全国的に見てこの病院の分布を審議なさるということを聞いておる。又各地方庁にもそれぞれ医療機関整備審議会が設置されておるということも承わつておるのでありますが、今回私どもが京都、滋賀、奈良、和歌山の一府三県に参りまし……
○中山壽彦君 私はこの法案の採決に当りまして、修正案並びに修正部分を除いた原案に賛成するものでありますが、ここに附帶決議案を提出したいと思います。 附帯決議 今回第三十四條を改正して児童の街商に制限規定を加えることにしたのは、これによつてその福祉を増進しようとする趣旨であつて、禁止そのものが目的でないことは勿論である。よつて政府は法の実施にあたつてはよくこれを周知徹底せしめ一面それらの輔導又は生活の扶助等方全の方途をつくし福祉の実に欠くることのないよう努めなければならない。 以上であります。
○中山壽彦君 只今提案になりました栄養改善法案の提案理由を御説明いたします。昭和二十一年以降、緊急食糧対策の基本資料として、又国民栄養の確保改善等を目的として全国的に国民栄養調査を実施して来た結果によりますと、日本国民の栄養状況は、蛋白質及びカルシウムの極度の不足が顕著な特色として現われているのであります。我が国に結核が非常に多いこと、又、トラホーム、消化器系伝染性疾患に対する抵抗力が弱いこと、更に国民の気質として、熱し易くさめ易いこと、神経質であること等の原因の大半はこの栄養上の欠陥に由来するものと言われているのであります。 この栄養的欠陷は、国民が必ずしも量において食べ足らざるが故ではな……
○中山壽彦君 この赤十字法案の審議は昨日もちよつと打合会に申上げたのですが、各派からそれぞれ小委員を選出して頂いて、小委員会で一応審議をするようにいたしましたほうが進行上早いと存じますので、これを提案いたします。
【次の発言】 各派から一名ぐらいでいいと思いますが……。
【次の発言】 この小委員会の指名と小委員長の指名は委員長に一任いたしたいと思います。
○中山壽彦君 只今の問答を聞いておりますと、今回の新薬に関する薬務局長の処理方は私は軽率であつたということは免がれん。昨日の小委員会において他の局長とも話しますと、何ら事前に御相談がなかつたということをはつきりと小委員会で答えております。藤森君が言われますように、この新薬が非常に世間の注目を引いておりますだけに、この新薬の取扱いについては一層御注意をお願いしなければならん。然るにそういう御注意が足らずに販売を許可されたということは、これはどうしても軽率のそしりがある。又事前にこの広告の問題等についても盲点があつたならば、何故に今日までその盲点を是正されなかつたか、これを御通牒なり指示をなさつて……
○中山壽彦君 保険経済に関する小委員会におきましての請願並びに陳情の審査の結果について御報告を申上げます。
七月七日の小委員会におきまして審査いたしましたものは請願が二十三件、陳情が十六件でありまして、そのうち請願第六十九号、健康保険療食給付期間延長に関する請願ほか十四件、陳情第二百二十七号、国民健康保險事業の危機突破に関する陳情ほか十件は願意を妥当なるものと認め、議院の会議に対して内閣に送付を要すべきものと決定をいたした次第であります。以上簡單でありますが御報告申上げます
【次の発言】 先刻から赤十字社の事業資金関係についていろいろお話を承わつたのであります、が私はこの赤十字社病院、特殊法……
○中山壽彦君 ちよつと休憩をしまして、そうして小委員会を開いて、その後に本委員会を続行したらどうかと思いますが、お諮りを願います。
【次の発言】 私は本案に対しまして、ここに附帶決議をつけてこれに賛成を表したいと存じます。附帶決議を朗読いたします。
日本赤十字社法制定の趣旨にかんがみ同法の施行ととともに左の基本方針に基いて社業の改善と擴充に努めるものとする。
一、機構並びに人事の刷新
(一) 社員制度を確立すること
(二) 社費に拠る財源を確保すること
(三) 本部、支部の機構を改善すること
(四) 医療機関の運営機損を強化すること
(五) 支部長は民主的選出方法による……
○中山壽彦君 保険経済に関する小委員会の経過を御報告申上げます。 本小委員会は、本国会におきまして五回開会いたしたのであります。先ず一点、単価引上後の保険経済の実情並びに将来の対策等に関しまして、厚生省、大蔵省の関係官及び国保、健保の代表者等より種々説明や意見等を聴取いたし、熱心に質疑を行なつたのであります。 次に、国民健康保険再建整備資金貸付法案の審議を本小委員会に付託されましたので、慎重審議の結果、この法案に対しましては要望事項を付して承認することに決定いたし、その旨先般中間報告を申上げた次第であります。 なお保険経済に関する請願、陳情の審査を付託されましたので、その結果につきまして……
○中山壽彦君 私あん摩、はり、きゆう法案の採決に当りまして若干要望事項を申上げたいと思います。只今深川委員からお話になりましたように、盲人の人々に対しては従来あん摩、はり、きゆう等が専業にされておりますが、何か新らしい窓口を開くということが是非当局として考えて頂きたい。それから学科の重い軽い、修業科目の軽重によりまして、その学習の時間を適正に考慮して、素質の低下をしないように、特に私立の養成所におきましては政府が監督を厳重にされたい。この三つの要望を申上げておきます。
○中山壽彦君 保険局長にちよつとお伺いしますが、最近高塚技官の長崎、広島地方における保険医監査に関しての、誠に不当な、又常軌を逸した言動につきまして、両県から陳情等も参つておりますが、こういう事実を中央においてもお認めになつておりますかどうか、それを一つお伺いしたい。
【次の発言】 そこで将来監査について、高塚技官がそういうような当局でお認めになるような、誠に不当な監査をしたということに対して、今後技官に対してはどういう処置をおとりになるつもりでありますか。
【次の発言】 御調査なさいますときに、当該保険課長のみの御調査をなさいましても、私は片手落じやないかというように感じております。やはり医……
○中山壽彦君 私この機会に保険局長に二、三お尋ねをしておきたいと思います。
現在の保険診療は保険医個々の契約になつておりまするか、契約ではないのでちりますか、この点。
【次の発言】 以前は団体契約というものが行われておつたのでありますが、当局は団体契約というものを復活するような御意思がないかどうか。
【次の発言】 その程度でよろしうございます。
それから第二にお尋ねいたしたいことは、今朝来参考人の御報告にありましたように、保険医としての経験の少い人にいろいろな監査をしてもらう。これは全く保険事務というものが非常に複雑でありまして、或いは診療法による診療だとか診療報酬請求書の書き方であるとか……
○中山壽彦君 この両案につきましては、皆提案者として署名をしておるわけでありますし、質疑はないように存じますから、討論を打切つて直ちに採決される動議を提出いたします。
【次の発言】 これは討論を省略して直ちに採決することの動議を提出いたします。
【次の発言】 国民健康保険再建整備の法案は質疑もないようでありますから、討論を省略して採決に入られんことの動議を提出いたします。
【次の発言】 質疑もないようですから討論を省略して直ちに採決に入ることの動議を提出いたします。
【次の発言】 厚生年金保険法の一部を改正する法律案及び船員保険法の一部を改正する法律案、両案とも質疑が尽きたようでありますから討……
○中山壽彦君 私はこの場合、第二種の公営住宅の主として運営に関しまして、建設大臣と厚生大臣とが協議をして頂きたいということを申上げたいと思います。例えて申しまするというと、第一には第六条第二項の規定による公営住宅建設三カ年計画の作成であるとか、或いは同条第四項の規定による都道府県の区域ごとにおけるところの公営住宅建設三カ年計画の決定、或いは同条第五項の規定を承認する場合、第二には第九条第二項の規定による国の補助金の交付を決定する場合、第三には第十三条第一項の規定による承認をする場合、第四には第三十条の規定になる家賃なりその入る者の選考方法の決定をいたす場合、第五には第二十五条第一項の規定による……
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