吉川末治郎 参議院議員
2期国会発言一覧

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このページでは吉川末治郎参議院議員の2期(1950/06/04〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は2期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院2期)

吉川末治郎[参]本会議発言(全期間)
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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 参議院本会議 第52号(1951/06/04、2期、日本社会党)

○吉川末次郎君 私は只今上程されましたる委員会議決の警察法の一部改正案に対しまして、日本社会党を代表いたしまして、すでに皆様たちのお手許に届けられておりまする我が党のこれに対する修正案につきまして、その提案理由を申上げまして、皆様たちの御賛同を得たいと思うのであります。  先ず第一に我々の修正案の根本観念について申上げなければなりません。即ち原案は政府提案と共に警察法の前文に規定いたしておりまする民主警察の基本的な精神に背反するものであると我々には思われるからであります。即ち現行警察法の前文の規定によりまするというと、「……国民のために人間の自由の理想を保障する日本国憲法の精神に従い、又、地方……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 参議院本会議 第7号(1952/01/26、2期、日本社会党(第二控室・右))

○吉川末次郎君 私は、去る二十三日、本院において行われましたる吉田内閣総理大臣の演説を中心といたしまして、日本社会党第二控室を代表いたしまして政府当局に質問いたしたいと思うのであります。  自由党内閣治下の現在、日本の政治情勢を見まして、私は曾つて年少学生の頃に滞在いたしました第一次大戰後のドイツの政府の実情を常に想い起さざるを得ないのであります。それは、インフレーシヨン、経済の窮乏或いは風紀の頽廃等のもろもろの敗戰国的現象が全く相似ておるということばかりでなくして、なお、それよりも、ドイツが第一次大戦後共和革命によりまして、その第一條第二項に「国権は国民より発する」という人民主権に則る民主主……

第13回国会 参議院本会議 第34号(1952/04/28、2期、日本社会党(第二控室・右))

○吉川末次郎君 私は日本社会党第二控室を代表いたしまして、只今議題となつておりまする法律案に対して賛成の意を表するものであります。  反対者との意見の相違点は、この法律案が日米安全保障條約に基く行政協定に伴うところの法律案であるということによりまして、日米安全保障條約並びに講和條約に対するところの態度の基本的に異なつておるということから出発いたしておると考えますので、それについて若干敷衍して先ず申さなければならないと思うのであります。我々は講和條約に対しましては、先に、日本が独立の契機を把握して現在の軍事占領下から解放されるということのためには、この條約に賛成するのほかなきことを考えまして、講……

第13回国会 参議院本会議 第65号(1952/07/09、2期、日本社会党(第二控室・右))

○吉川末次郎君 私は、只今上程せられました地方自治法の一部改正案につきまして日本社会党第二控室を代表して、若木勝藏君が説明せられましたる岡本愛祐君、原虎一君その他発議の修正案に賛成いたすものであります。  先ず政府の原案を見まして概括的に痛感せられますことは、若木君からもお話がありましたように、これが世間言うところの、いわゆる逆コースの線に沿うて、地方自治行政の旧式官僚主義化への逆転を図るものであるということでございます。教育と並んで地方行政の民主化というものが完全に行われるのでなければ、日本の民主化はないということは、我々のたびたび今日まで申して参りましたことであります。戰後我が国の地方制度……

第13回国会 参議院本会議 第69号(1952/07/25、2期、日本社会党(第二控室・右))

○吉川末次郎君 私は日本社会党第二控室を代表いたしまして、只今議題となりました市の警察維持の特例に関する法律案に対しまして反対の意を表明するものでございます。  概括的に見まするのに、本法案は、警察機構全体の戦前への復帰を目標にいたしまして、自治体警察をば全般的に廃止して、一切の警察を国警一本に統一化してしまおうというところの陰謀をば漸次これから拡大して行くところの一つの手段として、ここに提案されているということであります。  本案は、委員長の報告にもありましたように、昨年政府提案の警察法の改悪によりまして、全国を通じまして多くの町村自治体警察が国警に吸収されてしまつておるのであります。これを……

第13回国会 参議院本会議 第73号(1952/07/31、2期、日本社会党(第二控室・右))

○吉川末次郎君 私は日本社会党第二控室を代表いたしまして、本案に反対の意を表明いたすものであります。  本改正案につきましては、只今委員長が御報告になりましたように、これは数カ條から成つておりまする極めて簡單な法案でありますが、その改正の要点といたしておりまするところは、第一は、国家地方警察本部長官は国家公安委員会が任免することになつておりまする現行の規定をば、国家公安委員会の意見を聴いて内閣総理大臣が任免するということに改めるということ、又、第二には、東京の警視総監は特別区公安委員会が任免することになつておりまする現行規定を、特別公安委員会の意見を聽いて内閣総理大臣が任免することに改める。こ……


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第15回国会(1952/10/24〜1953/03/14)

第15回国会 参議院本会議 第8号(1952/12/03、2期、日本社会党)

○吉川末次郎君 私はこの際、情報機関設置に関する緊急質問の動議を提出いたします。
【次の発言】 私は緊急質問をいたしますのにつきまして、吉田内閣総理大臣並びに緒方官房長官、木村保安庁長官及び岡崎外務大臣に答弁をして頂きたいのでありますが、かねてそのような申入れをいたしておいたはずでありますが、本日この議場には、内閣総理大臣も外務大臣も御出席がないのでありますが、議長はそうした私の申入れの御処置を、かねて願つたのでありよしようか。そういう御処置を是非この際おとりを願いたいのでありますが、御答弁を先に得たいと思います。
【次の発言】 後日更に、内閣総理大臣及び外務大臣等に答弁を促すとこころの機会を……

第15回国会 参議院本会議 第28号(1953/02/27、2期、日本社会党(第二控室・右))

○吉川末次郎君 私は社会党第二控室を代表いたしまして、警察法案に対する若干の質問を政府に試みたいと思うのでありまするが、先ず第一に吉田内閣総理大臣にお尋ねいたしたいと思うのであります。  吉田総理大臣は、先にその施政方針演説におきまして、現行警察法の改正を約束され、今その法案の御提出を見たのでありますが、この法案を見まして先ず第一に私たちに痛感させられますことは、それが余りにも多く戦前の警察制度への復帰であるということでございます。政府及び総理は、或いは旧弊の復活は戒めるとか、或いは民主警察の美点はこれを保持しつつとか、頻りに言つておいでになるのでありまするが、私の見るところ、これは単なる口先……

吉川末治郎[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院2期)

吉川末治郎[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 議院運営委員会 第1号(1950/07/12、2期、日本社会党)

○吉川末次郎君 昨日別室におきまして、自由党、社会党及び緑風会の三派の代表二名づつが折衝いたしまして、この議院運営委員会において、議が整わなかつた共産党に議院運営委員一名を譲るということにつきましていろいろ話合になりました。その結果お互いに互譲の精神を発揮して頂きまして、大体におきまして協議が整いました結果を御報告申上げたいと思います。  結果は自由党が八名の議院運営委員のうち一名を共産党に譲つて頂くということに御同意を得たわけであります。その代り共産党側からは建設委員を自由党に振当てられております水産委員と取換えるということが決まりました。  尚それに付け加えましてこの議院運営委員会において……

第8回国会 議院運営委員会 第11号(1950/07/29、2期、日本社会党)

○委員外議員(吉川末次郎君) 修正案の問題については私からお答えしたいと思います。岡本委員長から一応お話がありましたが、岡本委員長がお話になりました三十日に討論、採決を終つて、本会議にかけるようにしようということは、最初の数日前の審議の、五日程前かと思いますが、本審査に入ります当初におきまして、大体申合せました事項であります。併しながらこれは別に確乎不動のものでは勿論ないのでありまして、私は少くともそう了解いたしておるのであります。政治問題というものは刻々いろいろ客観的情勢の変化があるものでありますから、五日前におきまして、大体各委員の申合せましたときと、そうした今日の事情とは若干相違が出て乗……

第8回国会 地方行政委員会 第1号(1950/07/14、2期、日本社会党)

○吉川末次郎君 向うは併しどうですか。提案理由の説明を聞きたがりはしませんか。
【次の発言】 結構ですね。

第8回国会 地方行政委員会 第閉会後1号(1950/08/11、2期、日本社会党)

○吉川末次郎君 私はちよつと中座をしておつたので、見当違いなことを申上げるかも知れませんが、入つて来て聞くと、今の西郷さんの大橋法務総裁に対する御質問は、朝鮮事変等において、あの事変、戰争の敗残兵のようなものが、内地に入つて来る、或いは九州のようなところに逃げ込んで来たようなときにおいて、日本の警察官或いはこの警察予備隊はどういうことをするのかという御質問であつたと思うのですが、それに対する法務総裁の御答弁は、そういうことは考えていない、更に再質問に対しては、仮定に対しては答えられないということでありましたが、仮定に対して答えられないというのは、あなたの何といいますか、まあボスでいらつしやる吉……

第8回国会 地方行政委員会 第閉会後3号(1950/09/21、2期、日本社会党)

○吉川末次郎君 さつき大学の問題が出ましたが、大学のことについて私共は大分意見がありますが、省略しまして、問題になつていることだけを一つお尋ねしたいと思います。  シヤウプ勧告には各府県單位に大体設立されている国立大学は完全なものにするということのために、隣接している府県が数府県集つてその一つの大学を経営して行くというふうにしたらいいじやないかということが書いてあつたと思います。その問題についてはどうですか。地方行政調査会議で何かそれについての議論があつて、シヤウプ勧告に副うた具体的お考えをお持ちになつているか。
【次の発言】 一つの大学があるという……京都なら京都府立大学、京都府内にある数個……

第8回国会 地方行政委員会 第閉会後5号(1950/10/16、2期、日本社会党)

○吉川末次郎君 十二時になつたようですから、午後続行せられるとしまして一時休憩せられることだと思いますが、これで形式上休憩に入ることにしまして、先程委員長に要求いたしまして、大体各位の御承認を得ました福岡県の八幡市の市長、市会議長並びに市会の代表者の方々等が、税制の問題について簡單に皆さんに特に陳情したいというので見えて、さつきからここに待つていられるようですから、極く短い時間を割いて、休憩宣告後暫く聞いて上げて下さるようにお取計らいをお願いいたしたいと思います。

第8回国会 地方行政委員会 第閉会後6号(1950/10/17、2期、日本社会党)

○吉川末次郎君 今の西郷委員の質問に対しまする神戸先生の御答弁に関連してでありますが、アメリカのそういうことに対する政府の干渉の問題でありますが、最近やはりいろいろ実情を御視察になつたのでして豊富な知識を持つていらつしやるわけなんですが、こういうことではないかと思うのです。結局御答弁によりますと、そういう場合についてはただ一つの制限がある。それは即ちシテイ・チヤーター、チヤーターはシティの場合だと思いますが、市憲章の中に最高額が規定されているということの御答弁でありましたが、結局それはチャーターというものは自治体、殊に都市に対して、ステート、州のガヴアーメント、即ちステートの議会がそのチヤータ……

第8回国会 地方行政委員会 第7号(1950/07/22、2期、日本社会党)

○吉川委員 本島さんの主として住民税を中心としてのいろいろな御意見、大体において私も賛成の点が非常に多いのでありますが、別に本島さんの御意見に反対の立場から申上げるわけのものではないのでありますが、本島さんがおつしやいました一家のうちにおいてそれぞれの所得者に個々に一人一人均等割及び所得割の住民税が賦課されるということは從来に比べて非常に増税になるからして、從来と同じように戸主、或いは主帶主にだけこれをかけるようにして実れという御意見でありますが、この点について非常に御尤もだと思うのですが、併しながらシヤウプ勧告がそうしたことを指示しておりますのは新憲法の精神に副うて、從来の日本の家族主義を個……

第8回国会 地方行政委員会 第閉会後8号(1950/10/19、2期、日本社会党)

○吉川末次郎君 米国教育使節団の報告書についてお話があつたのですが、寡聞にしてよく米国教育使節団のことについて非常に詳しく知らんのですが、その使節団というのは大体どういうような人によつて構成されて日本へ来られたものであるか。例えばそこにはいわゆる職業的教育家と申しますか、テイーチヤー教師のような者が多いだろうと思うが、そういう人ばかりなのか、或いは一般のシテイズンー市民が入つておるのか、或いは教育行政の役人なんかが入つておるのか。大体どういう人でその使節団を構成されておるかということを一つ先ず第一にお尋ねしたいのです。
【次の発言】 前に来られた教育使節団の中からセレクトされた人が少数見えてお……

第8回国会 地方行政委員会 第9号(1950/07/25、2期、日本社会党)

○吉川末次郎君 それは今の教育委員で文部委員会との関係のように、小笠原君が代表として出られるのでなくして一応やはり正式の連合委員会の形に持つて行つたら如何ですか。
【次の発言】 尚横浜及び神戸市に対する特別法案は提出されておりませんか。横浜の市長が実は今も我々の控室に見えておるのでありますが、同じような取り運びにまだなつておりませんか。
【次の発言】 原案の作成には私も形式上参加しているわけでありますが、私といたしましては大体これで結構だと思うのであります。一番恐れますことは、前の国会におきましても私から発言その他についていたしたのでありますが、党利党略的な立場から、出席者等の虚を狙つて質疑の……

第8回国会 地方行政委員会 第10号(1950/07/26、2期、日本社会党)

○吉川末次郎君 丁度今罰則の話が出ましたが、小笠原さんが御質問になりましたのは、極めて大切な御質問であると考えるのでありまして、先般岩木委員と共に九州の十幾つの市町村を私は廻つたのでありますが、丁度小笠原さんが御指摘になつたのと同じような意見を、各地方自治体におきまして私達が視察いたしました範囲内において、到るところで理事者から聞かされて来たのであります。で尚これは質問ではありません。むしろ議事の運営についてでありますが、委員長にこの機会に提案して、皆さんの御賛成を得たいと思うのでありますが、前の第七国会に同様本法案を審議いたしますときに、この罰則の問題は各委員からこもごも意見が開陳されまして……

第8回国会 地方行政委員会 第閉会後11号(1950/11/16、2期、日本社会党)【議会役職】

○理事(吉川末次郎君) 御質問がございましたら、御発言を願いたいと存じます。

第8回国会 地方行政委員会 第12号(1950/07/28、2期、日本社会党)

○吉川末次郎君 西郷委員が問題にせられましたことは、私は委員長においても只今のお話で十分に御考慮になつておる様子でありますが、併し各委員会におきまして、議を纏めて我々の方へ意見書を書いて来ておられるのでありますから、その意見は極めて重要視すべきものであることは当然であると思うのであります。逐條審議を終つた後でも結構でありますから、その間、例えば明日の逐條審議にかかります前のような、或いはその中間等の時間に、適当な時間に委員長を招致しまして、そうして委員会のそうした代表意見を開陳さすような機会を與えられては如何かと思われるのであります。委員長が言われるようにもとより囚われる必要はないかも知れませ……

第8回国会 地方行政委員会 第13号(1950/07/29、2期、日本社会党)

○吉川末次郎君 只今の水産委員長の意見に対する政府当局の意見を求めます。
【次の発言】 言うまでもなく法律は国会が作るわけでありまして、政府が作るわけではないのであります。たまたまそれのための常任委員会がありますけれども、各議員は平等にそうした立法権を持つているわけでありまして、木下さんもそうした立法議員の一員であり、又木下さんが委員長をしておられる水産委員会の委員諸君もすべて同一の立法権を持つていらつしやるわけなんでありますが、我々が仮に木下さんが委員会を代表してお出しになりました修正意見に従つて委員会においてこの法案を修正する。併しながら政府の意見は今のようでありまするが、委員会においては……

第8回国会 地方行政委員会 第閉会後13号(1950/11/18、2期、日本社会党)

○吉川末次郎君 今小野次官が言われた選挙の特例に関する法律案というのは、どういうものを目的とした、どういう内容のものでございますか。
【次の発言】 そうすると空間は生じないのですか。

第8回国会 地方行政委員会 第14号(1950/07/30、2期、日本社会党)

○吉川末次郎君 この際カニエ参議院議員から特に專ら遊興税の問題について質問をしたいというお申出がありますので、余り長時間を要しないような様子であります。簡單なようでありますがお許しを願いたいと思います。

第8回国会 予算委員会 第閉会後1号(1950/10/05、2期、日本社会党)

○吉川末次郎君 先ほど楠見委員からお尋ねになつたことでありますが、この別府、京都その他の都市に施行された特別法による一般投票の費用の問題ですが、御答弁によると憲法の地方自治に関する規定と、それから国民投票であるから国庫から支出すべきものであるという御答弁でありましたが、私はまあああいう特別法を作る必要はないという立場だつたのですが、それは別としまして、そういう御答弁にあるような法理的議論が十分に成立ち得るものであるかどうかということに少し疑惑があるのですが、法文も持つておりませんし、法律の文句がどうなつておるかもはつきり記憶ありませんが、憲法の規定しておる地方自治に関する項にそれが規定されてお……


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第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 地方行政委員会 第1号(1950/11/25、2期、日本社会党)

○吉川末次郎君 それは議院運営委員会が馬鹿でない限り、気違いでない限り……。それは先程から皆さんがおつしやるのが言うまでもなく自明の理なんでして、そういうことを若し文部委員会がおきめになつたとすれば、文部委員会はどうかしておるわけなんで、私は決して繩張り争いというような意味から言うのではなくして、むしろ國会運営におけるそういう決定を、議院運営委員会が若しするということであれば、非常な私は錯誤であるばかりでなしに、どうかしておると言わなければならんので、一応意思表示をしてお置きになるということが必要だと考えますが、議院運営委員会はそれ程馬鹿でないのじないかと推察いたします。

第9回国会 地方行政委員会 第2号(1950/11/29、2期、日本社会党)

○吉川末次郎君 ちよつと右に関連して……、只今の野村委員長のお話でありますが、我々の手許に廻されました書類の中に書かれておる数字、計数等に基いて、この書類を基盤にして我々はもう一度よくわかるように数学的に御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 どの書類の、どこの頁のどこにあるというふうに説明して下さい。
【次の発言】 安井さんのお話がありましたが、大蔵省が果して嚴密なるところの調査に基かないで、地方財政委員会の要求に対処しているのかどうかということは、若し安井さんのお話通りであれば、極めて我々も心の中に入れて臨まなければならん問題でありますから、その有無にかかわらず中田委員が提案しておられ……

第9回国会 地方行政委員会 第8号(1950/12/05、2期、日本社会党)

○吉川末次郎君 蝋山さんは、公務員に対する行政として、國家は一つであるが地方自治体は非常に沢山の数があるので人事行政の面において各自治体が一つの共同的な団体を作つて、共通的なこといろいろきめるべきであるというお話の趣旨があつたと思うのでありますが、そしてその例としてアメリカではリーグが作られているというお話でありましたが、それは蝋山さんも御承知のことだろうと思うのでありますが、アメリカのリーグ、例えばアメリカン・ナシヨナル・ミユニシパル・リーグというものが古くからありまして、機関雑誌も発行しておつて、日本へも来ておりますが、それと同じようなものは日本にもすでに古くからあるわけでありまして、例え……

第9回国会 地方行政委員会 第12号(1950/12/07、2期、日本社会党)

○吉川末次郎君 緊急という意味ではありませんが、一言この機会に岡野国務大臣がお見えになつておりますので、現在時事問題になつておりますところの地方自治に関する一つの問題につきまして、特に発言いたしまして御見解を承わりたいと思うのであります。それは新聞紙上でも問題になつておることでありますが、地方自治法において、先に選挙されましたところの地方自治体の長及び地方自治体の議会の議員の任期というものが、大体においてその四ヶ年が来春の三月、四月に満了するようになつているところの人が非常に多いと思われるのであります。ところがその来春の改選期を前にいたしまして、自己の任期を政治的に実質上延長せしめて、そのまま……

第9回国会 地方行政委員会 第13号(1950/12/08、2期、日本社会党)

○吉川末次郎君 まあやりましよう。
【次の発言】 今の相馬さんの質問に関連してでありますが、第六條は前の第三條と相馬さんの質問におけるがごとく非常に関連性を持つておりますので、これに触れたことを多少質問したいと思いますが、やはり特別職と一般職との数の比率の問題でありますが、先般我々が公聽会を開きましたときに、千葉県の津田沼の町長である白鳥さんとおつしやる方が地方自治の市長の代表としてアメリカへ視察をして来られて、その経験、見聞からも言われたことでありますが、やはり今の相馬さんが言われた問題を取上げて報告したのであります。即ちこの法案によれば特別職の範囲があまりに狭少である。これでは自治体の首長……

第9回国会 地方行政委員会 第14号(1950/12/09、2期、日本社会党)

○吉川末次郎君 非常に愼重に質問応答が行われまして審議が行われたと思われるのであります。一応これを以て質疑応答を打切りまして休憩に入りまして、午後二時から討論を開始するように議事をお運び願いたいと思いますが、如何でございますか。

第9回国会 予算委員会 第1号(1950/11/24、2期、日本社会党)

○吉川末次郎君 尚公述人の入選などについては、大体理事会で決められたらどうですか
【次の発言】 すべてに亘つて団体の代表を人選せられますのに、ただ軍に形式的な立場からの団体代表ということでなくして、実質的にも我々がそれを聽取して、いろいろ得るところがあるような、内容のある、又含蓄の深い話ができる方ということを併せて考えて出して頂く必要があると思うのです。例えば知事の代表というような場合においても、地方行政委員会等で、單に代表というような意味で人選をして公聴会に連れて来ますと、極めてお坐なりの内容の貧弱な話をする人が非常に多いので、こういう点も併せて一つ御考慮願いたいと思います。

第9回国会 予算委員会 第4号(1950/12/01、2期、日本社会党)

○吉川末次郎君 加藤さんにお尋ねしたいのですが、私はお話中ちよつと気分を惡くして聞き洩らしたかも知れませんが、給與ベースの問題についてですが、お尋ねしたいことは、第一に、公務員の給與ベースをきめるのは妥当であるというお話であつたと思いますが、民間の産業と公務員との間においてこうした待遇について大体数字的なお話を願つて、どれくらいの差違があるのであるか、民間産業といつてもいろいろだくさんありましようから、國家公務員と対照するような代表的な大企案、経済調査機関のようなところから賃金ベース、その他のことについて賃金の率やなんかについて調査の数字が出ておるでしようが、必ずしも正確な数字はむずかしいので……

第9回国会 予算委員会 第8号(1950/12/06、2期、日本社会党)

○吉川末次郎君 文部省の予算に関連性を持ちまして、文部省の管掌しておられまする教育行政、文部行政の基本的な方針というようなことに関連いたしまして、二、三文部大臣に御答弁を願いたいと思うのでありますが、先ず第一に私が天野さんにお尋ねいたしたいことは、各大学におけるところの教授の問題でありますが、新憲法と明治憲法とは基本的な精神が違うということは言うまでもないことだろうと思うのであります。即ち新憲法におきましては、いわゆる民主主義、或いは国民主権などというようなことが、自由平等というようなことが主体的な精神になつておるのでありまして、即ち新憲法のほうの前文におきましても、「そもそも国政は、国民の厳……

第9回国会 予算委員会 第10号(1950/12/08、2期、日本社会党)

○吉川末次郎君 厚生大臣に予算に関連してお聞きいたしたいのでありまするが、厚生省は医薬行政をお取扱いになつておるわけでありまして、直接間接に予算の全面に亘つて関連性があると思われるのでありますが、今厚生大臣が当面していらつしやいまする厚生行政の主要なる課題といたしましては、一つは社会保障制度の問題と、一つは新聞紙面を賑わしておりますところの医薬分業の問題であるかと考えるのであります。それで社会保障制度のことにつきましても多少意見もあり、又大臣にお尋ねしたいこともありますが、平素御親交を得ておりまする黒川さんに、過日もこの問題についていろいろ私の意見を申上げたことがありまして、本日は専らその一つ……


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第2号(1951/05/18、2期、日本社会党)

○吉川末次郎君 若し特に御意見があれば今日して置いて頂くのも一つの参考だと思いますが。委員長及び理事において、議事運営の方法についての原案のようなものを一つお打合せの上御決定願つて、それをこの次の委員会に御披露願つて、そうして大体それに基いて進めて行くという恰好にしたら如何でございましようか。

第10回国会 厚生委員会 第24号(1951/05/07、2期、日本社会党)

○委員外議員(吉川末次郎君) いろいろお尋ねしたいこともまだほかにたくさんありますが、今の藤森さんと政府の説明員ですか、政府委員ですかの間の質問応答並びにそれに先立つ谷口委員の政府委員の報告に対する補助的な報告がありましたが、審議会におけるところの採決の場合において、十九名の委員が医薬分業に賛成をして、十一名の委員が大体反対の意見を表された、そうして谷口さんのお話では、その十一名の中には医師会の代表と、相当数の受診者側の意見が含まれているというお話でありましたが、受診者という言葉は、中山さんの御質問から起つて来た言葉かと思うのでありますが、それは中山さんも谷口さんも、及びそれに答えられた政府側……

第10回国会 厚生委員会 第25号(1951/05/08、2期、日本社会党)

○委員外議員(吉川末次郎君) よろしうございますか。
【次の発言】 中谷証人の御証言に対して、四、五点について御質問をして御答弁を煩わしたいと思うのでありますが、一問一答の形式をとりますと非常に時間を要しますので、一括して申上げてよろしうございますか。
【次の発言】 それで中谷さんのお話を承わつて札幌の遠い所からわざわざ国会のほうにおいでになつたことを、国会議員の一人として先ず感謝したいと思うのであります。それから又あなたの御証言は、非常に我々国会議員といたしましても意義深く拝聴いたしました。意義深く拝聴いたしましたというのは、実はあなたは大学の教授をしていらつしやるそうでありますから、私たち……

第10回国会 厚生委員会 第28号(1951/05/16、2期、日本社会党)

○委員外議員(吉川末次郎君) 私厚生委員でありませんが、所属する党のこの問題についての特別委員にはなつておりますので、若しよろしければ発言をお許し願いたいと思います。
【次の発言】 それでは証人のかたで、大体医科大学の五人の部長のかたの御証言は共通している面が非常に多かつたと思うのでありますが、そのうちのどなたでも結構なんでありますが、先ずここに書いてありますから、東大の医学部長でいらつしやいます兒王桂三先生にお伺いしたいと思うのであります。この問題を私たちが立法府の議員といたしまして審議いたしますのについて、これは私見でありますが、前提としてどうしてもはつきりして置かなければならんということ……

第10回国会 地方行政委員会 第1号(1950/12/11、2期、日本社会党)

○吉川末次郎君 委員長の只今申されました趣旨に基きまして、この事件を地方行政委員会として調査に参るということは、非常に必要なことだと思いますから賛成いたします。

第10回国会 地方行政委員会 第2号(1950/12/12、2期、日本社会党)

○吉川末次郎君 質問ではありませんが、先に証人を呼びまして、いろいろ意見を聞くことをきめたのでありますが、昨日の理事会で申しましたように、召喚される証人諸君は、それは地方自治に関するそれこそ大きな基本的な問題でもありませんし、局外者の意向はこういうことに関心を持つていないと思います。恐らく関心を持つておる人は、議員に立候補しようという人でありますが、殊に我々はそういうふうに思われますが、公平な意見を聞こうというので、特に今手許にありました資料をあらかじめ証人の手許に早く送つて上げて、その資料に基いて十分想を練つてこの委員会に臨むように、時間的余裕を與えられるように、委員長のお計らいを願いたいと……

第10回国会 地方行政委員会 第3号(1950/12/14、2期、日本社会党)

○吉川末次郎君 今中田委員から杉村君に言われたことなんですが、最近ともかく任期満了前に知事及び市町村長が当然に来年の四月にある選挙を前にして、他の立候補者が立候補の準備が整わない間に、自分が自治体の政権を握つていることを利用して、そうして何か大衆の人気を博するような事柄を政治的に捉えて、そうして辞表を提出する。辞表を提出するのならば再立候補しなかつたらいいのだけれども、再立候補の選挙準備行為として辞表を提出してやる傾向が非常に起つて来ているのです。その例は青森県の太宰治の兄さんである津島知事が、青森県にはりんご税収入というものが県税で非常にあつたのを、税制の改革で県税収入としてのりんご税収入が……

第10回国会 地方行政委員会 第6号(1951/02/01、2期、日本社会党)

○吉川末次郎君 今付議されました法案は、前の第九回国会におきまして審議未了になつた、参議院において審議未了になりました法案を、再び衆議院において通過して参議院へ回付されたものでありまして、その内容におきまして、前の第九国会において付議されたものと全く等しいものであります。つきましては、右の法案に対する提案理由の説明は、その節すでに我々は承わつておるのでありますから必要がありますれば、我々速記録を再び読んだらいいのでありますから、提案者側の提案理由の説明は省略いたしまして、直ちに審議に入りたいと思いますが、なお提案の趣旨等は、議員提出法案でありますから、質問において答えてくれることだろうと存じま……

第10回国会 地方行政委員会 第8号(1951/02/05、2期、日本社会党)

○吉川末次郎君 この法案審議の委員会に欠席いたしておりまいたので、御審議の状況をよく存じないのでありますが、小さな問題で、大して私個人としての興味はありませんが、いろいろ皆さんのお話を承わつて感じられますことは、結局これは代書人が何か資格のむずかしいものにして、既得の縄張りを侵されないようにしたいということ、それから社会名誉心的な立場から偉い人のように見せたいというような、端的に言うとそういう動機からこういうことをその業者の人が要求して来て、そしてそれに乗せられて自分の選挙地盤の関係から衆議院議員の諸君が軽く賛意を表して、こういうものが出て来たのか大体の動機じやないかと推察するのですが、只今ま……

第10回国会 地方行政委員会 第9号(1951/02/06、2期、日本社会党)

○吉川末次郎君 財政に関することだけですか。
【次の発言】 ほかのことをお尋ねしてはいけないのですね。
【次の発言】 今お手許に、これはむしろ委員会の專門調査室が資料に私たちに呉れたのですが、これからちよつとお尋ねしたいと平素思つておりましたので、この機会にお尋ねいたしたいと思うのであります。私は自治体の議員の数の問題であります。当面新聞紙等にも頻りにこれを問題にいたしておりまするし、又世間でも非常に地方選挙を前にして問題になつておるのでありますが、新聞の記事によりますと、何か地方自治庁のほうから自治団体に対しまして議員の数を増加するということについてこれを牽制するような意味においての、即ち増……

第10回国会 地方行政委員会 第11号(1951/02/12、2期、日本社会党)

○吉川末次郎君 もう時間が迫つておりますから、極く簡單にお話申上げたいと思うのでございますが、先般専門員として武井君が御就任になりまして、御就任の挨拶があつたのであります。その節申上げるべきであると思いましたが、少し形式ばつたようにも感じましたし、又他のプライベートの機会に申上げてもいいのじやないかというような意味で今日に至つたのでありますが、やはり公式の会合で、速記録に載せて申上げて置くことが必要であると思いまして申上げる次第であります。簡單に申上げますが、第一に御就任に際して、我々地方行政委員はあなたが御就任下さつたということに対して、非常な期待を持つでおるということをよく御承知置き願いた……

第10回国会 地方行政委員会 第12号(1951/02/16、2期、日本社会党)

○吉川末次郎君 この問題につきましては、私もまだ実は深く研究いたしておりませんので、極めて常識的なことを社会党の立場から、又私子供を学校にやつております父兄の立場から申上げて御答弁を得たいと思います。いろいろな具体的な細かいことにつきましては、專門家である小笠原委員や相馬委員から後刻お尋ねいたされることだろうと思います。教科書を公費を以て児童に無償で與えるという、この法案の主目的につきましては、もとより我々賛成いたすものでありまして、天野文部大臣のとられているいろいろな教育行政の方針というようなものにつきましては、我々と意見を異にするところが非常に多い。国歌として「君が代」を復活するという問題……

第10回国会 地方行政委員会 第13号(1951/02/17、2期、日本社会党)

○吉川末次郎君 本日田中総監においでを願いましたのは、先般私たちが神戸、京都、名古屋、大津等の騒擾事件に参議院の院議に基いて調査に参りました結果を御報告申した節に、膝元の東京都においてもそれよりももつと大きなスケールにおいて同様の事件が起つているのであるから、重大な問題であるが故に議員の全員のかたに一応その問題についての実相を知つて置くということが必要なことであるからというので、今日総監のおいでを願つた結果になつたわけでありますが、それで今総監から概略についてお話があつたのでありますが、東京都は人口も多く、又朝鮮人及び第三国人の居住数も我々が取調べに参りました都市よりも多いわけでありまして、そ……

第10回国会 地方行政委員会 第22号(1951/03/12、2期、日本社会党)

○吉川末次郎君 議事進行並びに委員会の運営に関して一、三分間発言をお許し願いたいと思います。  この国会に、いろいろの案がこの委員会に付議されておるのでありまするが、まだその運びに至つておりませんけれども、先般来、当委員会において調査を開始いたしておりまする警察制度の改正は、当面の問題といたしまして、当委員会が本国会或いは次の国会になるかも知れませんが、最も重大な問題ではないかと考えるのであります。それにつきまして我々も従前の調査研究に基いて、この問題に対処いたす義務があるかと考えるのであります。ところが皆さんと共に我々日常非常に多忙でありまして、そのことに十分の時間を費す余裕がありません。か……

第10回国会 地方行政委員会 第30号(1951/03/27、2期、日本社会党)

○吉川末次郎君 私政府委員から御説明があつたときに欠席いたしましたので、まだ十吟に提案の理由は承わつておらんのでありますが、政府は目的税として、地方税の中にそういう税目を設けて、それに関するところのこうした法律規定を置こうというそれをやられるところの提案の趣旨は従来の健康保険料というものが非常に納付成績が悪いから、これを租税形において徴収しようということが主目的であるのか、或いは又、我々は国民健康保険というものが、医療制度に関するところの社会保障制度的な意味において…、これを非常に伺いたいと思つておるのでありますが、そういう趣旨は酌んでおらんのかどうかということについて御答弁を願いたいと思うの……

第10回国会 地方行政委員会 第36号(1951/05/15、2期、日本社会党)

○吉川末次郎君 法務総裁が来られるまでの間……、警察法改正法案について資料の提出について、昨日中田委員からも御請求がありましたが、私は初まりからずつとこの委員会の委員をしておりますので、警察法が制定されましたときにも、当時多数の資料を受取りまして散逸しておりますが、ともかく私は受取つておるのでありますが、併しあれは、その後新らしく委員におなりになつたかたは警察法制定当時に政府側から配付しました有要な資料を御入手になつていらつしやらないかたも相当あると思いますので、それについて国家地方警察のほうで配付し得られるところの一切の資料を一つ配付できるものだけ各委員に配付になつて頂きたい。例えば齋藤長官……

第10回国会 地方行政委員会 第38号(1951/05/18、2期、日本社会党)

○吉川末次郎君 この前の委員会で法務総裁に質問いたしまして御答弁を得たいと申上げておきましたが、ほかの委員会に出席しておりましたために、折角法務総裁に御足労願つたのですが、お帰りになつたあとで、御質問できませんで、甚だ残念でした。全く私が遅かつたのですから、罪は私にございますが、その節、大体伺いたいことのうち、極く総括的な面につきまして、一二点これを除きまして、他のことについては、斎藤長官から御答弁を得ましたので、斎藤長官に伺わなかつたような点、それについてお伺いいたしたいと思つております。一括して質問いたしまして、一括して御答弁を願いたいと思います。大体私のお伺いいたしたいことは、技術的な、……

第10回国会 地方行政委員会 第40号(1951/05/22、2期、日本社会党)

○吉川末次郎君 有給の職員とあつたのを常勤の職員と改められているところが一つあるのですが、有給職責は即常勤職員ではない場合が非常に多いのではないかと思うのですが、有給というのは結局サラリーを受けているというわけだと思うのですが、常勤というのはまあフルタイムのサービスをしている人間という意味ですが、又パートタイムの有給吏員、職員というものがあると思うのですが、いわば顧問であるとか、嘱託であるというような職員は大体フルタイム、常勤していない人がその中に非常にあると思うのです。例えばこれは地方公務員法でありますけれども、国立大学の講師のようなもの、それから地方公務員としても東京都のような公立の大学を……

第10回国会 地方行政委員会 第41号(1951/05/23、2期、日本社会党)

○吉川末次郎君 明星中学の校長さんでおられますね。お伺いしたいことはあなたの御管掌になつております東京都の国家地方警察の公安委員会の管轄下で、今言う町村警察でみずから廃止を希望している町村がありましたら、一つ名を挙げて頂きたい。
【次の発言】 議事の進行についてちよつと申上げたいのですが、公述人が非常に多数いられるのでありまするし、各一人々々について議員の質問を展開して行きますと、非常に時間が長くかかると思います。又質問もすべての公述人に共通している面も非常に多いと思いますから、一応午前ならば午前或いは本日ならば本日一日を単位にしまして、まとまつた多数のかたの御公述が終つたあとで、我々のほうか……

第10回国会 地方行政委員会 第42号(1951/05/24、2期、日本社会党)

○吉川末次郎君 議事の運営について……。少し早く言つていらつしやるようだが、時間の制限を考えていらつしやるのでしようが、折角書いたものを読まれているのですから、五分や少しくらい時間が長くなつても、もう少しゆつくり読んで頂くようにお願いいたします。
【次の発言】 塚本さんにお伺いして、ほかのかたからも私が申上げることについて御意見があればこの機会に言つて頂ければ結構だと思うのでありますが、それは先ほど相馬委員が質問いたしましたときに、たまたま私の名を出されまして、それに関連してすぐ申上げるべきだつたと思いますが、時間が遅れましたが、相馬さんが言われた、即ち名称の問題でありましてり、相馬さんの言葉……

第10回国会 地方行政委員会 第43号(1951/05/25、2期、日本社会党)

○吉川末次郎君 議事運営について、朝の理事会に所用がありまして欠席いたしまして失礼でありますが、代りという意味で代理にきめたわけではございませんが、小笠原さんに出てもらいまして、いろいろお話があつたのでありますが、そういうことは又改めて御報告を願いたいと思いますし、又理事会と申しましても公式の議決権は持つておらないのでありますから、この委員会の御意向に従つてやはり議事を運営して頂きたいと思います。相馬さんがおつしやるように重大な法案なのでありますから、ただ先ほども個人的にお話して大変失礼なことを申上げたのでありますが、嚴正中立を標榜していらつしやる緑風会所属の、特に委員長の職責からも、委員長が……

第10回国会 地方行政委員会 第44号(1951/05/26、2期、日本社会党)

○吉川末次郎君 昨日法務庁の特審局について、広義の国家警察という観点から、その内容につきまして資料の提出を大橋法務総裁に求めましたところ、明日プリントにしてこちらにお廻し下さることになつたのでありますが、それの原文と申しますかオリジナルな資料をお見せを願つたわけであります。一部分だけ私昨日ここヘノートしておいたんですが、特審局の下には三部長があつて三部長の下には課が八つある、それから地方に九つの支局がある、支局は支局長の次に次席があつて、その下に三つの課があつて、都道府県の駐在官がおるという構成になつておるようでありました。人員は本局が五百六十八名、支局が五百七十六名で総計千百四十四名の人員に……

第10回国会 地方行政委員会 第45号(1951/05/28、2期、日本社会党)

○吉川末次郎君 今までに御質問も文部委員のかたからもあつたように記憶しておるのですが、蒸し返す意思はないのですが、この隊長という名前が非常に軍隊的な響きを一般に与えると思うのですが、特に隊長に改めなければならない理由が、どうも我々に呑み込めないのですが、どうなんですか。
【次の発言】 今本会議開始のベルか鳴つておりますから、本会議に入ることができますように、暫らく休憩せられるように希望いたします。
【次の発言】 第十五條の二についてでありますが……。
【次の発言】 これも法務委員のほうから何か質問があつたように記憶するのですが、私これまた蒸し返すつもりではありません。私の十分記憶に残つておらん……

第10回国会 地方行政委員会 第46号(1951/05/29、2期、日本社会党)

○吉川末次郎君 この条項につきましては、先きに公聽会において公法学專攻の一法学博士も見えたのでありますか、私たちは前から言つておりますように、丁度それと同じことをその法学博士が言つております。第七章の規定の国家非常事態の特別措置の規定の中で、一地方に、一部の区域についても国家非常事態の特別措置が行われるのでありますから、この第七章の規定の一部の区域に対する適用によつて十分この規定が必要として目的は達成できるものであるという見解をとつておるのでありますが、同様の見解に基きましてこの際お尋ねいたしたいのです。又その公聽会の証人が同時に言いましたように、これはやはり警察法の前文の精神を無視して、自治……

第10回国会 地方行政委員会 第47号(1951/06/01、2期、日本社会党)

○吉川末次郎君 私は小笠原委員の言われたことに大変賛成なんです。その問題については、大体その法案の不可なることにつきましては、新聞紙その他の世間の輿論が大体において一致しておるかと私は思われるのであります。議員提出法案にろくなものがないという例として、その典型的なものとしてそれが取上げられ、又先に私たちも賛成しなかつたんでありますが、反対いたしましたんでありますが、あの利根川開発法案及び畜犬法案及びモーターボート法案等と相並んで、最近の毎日新聞の社説に国会がみずから墓穴を掘るものであるという社説まで掲げてこれを非難いたしておるのであります。あの書かれております論旨といたしましては、私個人として……

第10回国会 地方行政委員会 第48号(1951/06/02、2期、日本社会党)

○吉川末次郎君 いつ頃立つのでございますか。
【次の発言】 先般たびたび私が申上げて非常に皆さんのお耳障りの感を与えていると思つて恐縮でありますが、名称の問題につきまして国家地方警察に文書を以て御回答願い、それが昨日我々の手許へ届けられたのであります。それから又これは我々立法府の内部の問題でありますが、委員会の專門員の中に同様な調査を委員長を通じてしてもらうことをお願いしまして、これ又昨晩遅く專門員から私の部屋に届けられまして、武井、福永両專門員の名を署名してここに文書が参つたのでありますが、昨晩受取りまして、その両方の文書をちよつと見ただけでありますが、国警側の御返事の文書は、一応こういう御……

第10回国会 予算委員会 第2号(1951/02/06、2期、日本社会党)

○吉川末次郎君 先般来の各委員の御質問に対する草葉政務次官の御答弁を承わつておりますと、大体国民の誰もが日常の新聞紙を通じて熟知しておりますることを述べていらつしやるに過ぎないのでありまして、新制中学の生徒が社会科で知つているくらいの程度のことで、甚だもの足りなく思うのでありますが、先般来の西ドイツの再軍備の問題についていろいろ御質問がありました。甚だもの足りない御答弁があつたのでありますが、言うまでもなく西ドイツの再軍備問題と、日本の再軍備問題とは、いろんな点において関連性を持たせて我々は考えて行かなければならない問題であると考えております。それに関連いたしまして、西ドイツの治安の維持の対策……

第10回国会 予算委員会 第10号(1951/02/16、2期、日本社会党)

○吉川末次郎君 大したことではないのですが、大臣の説明の中に三……、御配付になつているプリントの三枚目ですが、戰前の最高であつた十八年度の予算に対して云々という御説明の中に、戰前という言葉が使われているわけなんですが、十八年度といいますと、昭和十八年度のことだと考えますが、いわゆる太平洋戰争のさ中であつて、戰前ではないと思うのですが、これは終戰前の意味ですか。これはここだけでなしに戰前に比べてという言葉を非常にお使いになつているのですが、全部を通じて、戰前というのは戰争中になるのですか、終戰前の意味ですか。或いは戰争開始前、言葉通りの戰前という意味ですか。田村大臣に伺います。

第10回国会 予算委員会 第19号(1951/03/05、2期、日本社会党)

○吉川末次郎君 農村協同組合が非常に損失をやつて赤字を出して、その負債に困つておるので、それに対して利子の補給金を予算に計上するようにしてもらいたい、更正予算を組んででもしてもらいたいという御要求だつたと思うのですが、それは大体御要求になる総額はどれくらいになるわけですか。

第10回国会 予算委員会 第21号(1951/03/07、2期、日本社会党)

○吉川末次郎君 只今林副総理より、昨月二十二日の予備審査における木村委員の発言に対する答弁についての釈明を代つて承わつたのであります。当日私はあいにく欠席しておりましたので、その当日の事情をよく知らないのでありますが、この機会におきまして、政府の御釈明になりました答弁の態度について、議員の一員といたしまして、政府に特に希望し、又要求いたして置きたいと思うのであります。  それは本会議におきましても、又各種の委員会におきましても、野党、殊に少数党であるところの会派の代表の質問に対しましては、吉田総理その他の閣僚諸君、特に総理大臣吉田茂君の答弁は、私は甚だ国民の立場におきまして、平素常に非常にこれ……

第10回国会 予算委員会 第27号(1951/03/14、2期、日本社会党)

○吉川末次郎君 今日ですね、それは。


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 地方行政委員会 第1号(1951/10/12、2期、日本社会党第三控室(右))

○吉川末次郎君 都市連盟主催の都市問題会議は都市問題、都市行政等につきましての一種の学会的なものでありますが、従来とも絶えずその会議には本委員会から委員が数名派遣せられまして、議事に参加して参つたのであります。従来と同様このたびも委員の中から適当な希望者を選んで派遣せられるようにお取計い願いたいと思います。
【次の発言】 質問というようなものに該当しないかと思いますが、私まだ三ヵ月あまりの旅行から帰りましてお話しになりました勧告書の内容等は拝見いたしておらないわけであります。併し神戸先生から縷々その要項について御説明がありまして、大体において十分了解することができました。お話になりました地方制……

第12回国会 地方行政委員会 第2号(1951/10/29、2期、日本社会党第三控室(右))

○吉川末次郎君 先般アメリカの地方行政視察のために、米国各地を廻つておりましたのでありますが、吉河特審局長の御一行とは、出発いたしまして以来、ワシントンでもお顔を合わす機会が多かつたのであります。その後私たちの一行が、どこでありましたか、たしかミシガン大学がありますミシガン州のアンナーバーという町であつたと思うのでありますが、その日に新聞が、シカゴ・トリビユーンを見たのでありますが、当日の最も大きな記事といたしまして、ソ連はアメリカが……日本が……アメリカでありません、日本が真珠湾をば攻撃するということをすでに事前に知つておつたというような非常に大きな見出しでその新聞を辻売をしておりまして、と……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第1号(1951/10/18、2期、日本社会党)

○吉川末次郎君 会議開始の冒頭に当りまして、資料の提出方について新しく御就任になりました大隈委員長にお願いいたして置きたいのでありますが、いろいろこれから各委員から他にも資料の提出について御要求があるかと思いますが、只今まで私たちが受取つておりますこの両條約に関する最も必要なる資料の一つといたしまして、サソフラソシスコの会議におけるところの、各国全権の述べました演説内容を記載しました議事録が手許に届いておりません。サソフラソシスコの会議解説というような題であつたかと記憶いたしておりますが、その極めて簡単なる要領のようなものが書かれておるのだけが配付されておるようでありますが、これは我々が会議を……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第3号(1951/10/25、2期、日本社会党)

○吉川末次郎君 今中教授とは十数年來の近ずきを得ておるので、最近数年間はお会いしないで、久し振りでお目にかかつたのですが、むしろ個人的に私はお尋ねするのが順序かと思うのでありますが、今のお話に関連して重大な関連性があるかと思いますので、私はこうした公開の席上でお伺いいたしたいと思うのであります。  それは大体今中さんがおつしやつたような御議論は、共産党の諸君が言うていられることに非常に近い点が多いのであります。從來私たちは、今中教授は政治学の学徒としてはそうでない方というように解釈して、あなたのお書きになつたものも私は今までたびたび拜見しており、又その学問的な御努力に対しては平素非常に敬意を表……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第4号(1951/10/26、2期、日本社会党)

○吉川末次郎君 委員会開会劈頭に資料の提出方について委員長にお頼みしたことが実行されておりませんが、どうなつているんですか。サンフランシスコ会議の議事録の英文は手許に配付されておりますが、外務省で当然に日本語に翻訳していらつしやると思うのでありますが……。

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第7号(1951/10/31、2期、日本社会党)

○吉川末次郎君 議事の進行について一言希望を申述べて置きたいのでありますが、理事会でいろいろなことをおきめになるようで、皆さんに諮つて更に御承認を得ていらつしやるのだと思いますが、ともかくこれはたびたび言われますように、日本の国の運命を決定するような重大な條約案でありますから、余り議事についての発言の時間を制限したりするようなことなしに、思うままに言うだけのことは言い、又政府もこれに対して、この機会を利用してそれに対する答弁を通じて政府の意のあるところを国民に十分に訴えるというような態度に出られることが、この際非常に必要であると思いますので、徒らに時間を制限して、ただ時間的な議事の進行を図ると……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第8号(1951/11/01、2期、日本社会党)

○吉川末次郎君 委員長のお話を聞いておりますと、何か理事会というものが決議機関であるような誤解を持つていらつしやるのじやないかと思いますが我々理事会というものは、各派の代表が出られて議事運営についての一応の打合せをせられるだけに過ぎないのでありまして、理事会が何をおきめになろうが、それがそのまま一つの決定力を持つというわけでは私はないと思うのであります。そんなようなことは大隈さんはおわかりになつているはずだと思うのですが、今のお言葉には何かそれと違つたような考えで理事会を運営しているというように感じたのでありますが、併しこれは私は極めて重要なことだと思うのであります。質問時間の取りきめ、例えば……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第11号(1951/11/06、2期、日本社会党)

○吉川末次郎君 私のお尋ねいたしたいことは、すでに逐條審議が三條、四條の所にまで進んでおりまするのにもかかわらず、元へ戻りまして、前文について政府当局の御意見を伺いたいのでありまして、甚だ恐縮でありますが、先にそうした質問応答をとり得ることを留保されておりますので、こういうお許しを願いたいと思うのであります。  私のお尋ねいたしたいことは、主としてこの前文の第二項にありまする「日本国としては、国際連合への加盟を申請し且つあらゆる場合に国際連合憲章の原則を遵守し、世界人権宣言の目的を実現するために努力し、国際連合憲車第五十五條及び第五十六條に定められ且つ既に降伏後の日本国の法制によつて作られはじ……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第12号(1951/11/07、2期、日本社会党)

○吉川末次郎君 議事進行について。昨日前文についての政府当局の御答弁を願いますに先だちまして、その前の委員会で木内委員から御質問がありました前文の法律的な性質の問題についてちよつと触れて申上げたんでありますが、そのときに私は木内委員に対する政府当局の御答弁として、前文というものは法的な拘束力を持たないところの、條約全体の目的であるか、或いは性質であるか、そういうようなことをきめた道徳律的なものであるというような御答弁があつたのでありますが、私は昨日、憲法の前文は即ち憲法の一部であつて、これは憲法である同様な解釈においてこの條約の前文は、憲法の前文が憲法の一部であるのと同様なる性質を持つものであ……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第13号(1951/11/08、2期、日本社会党)

○吉川末次郎君 今の理事会の御報告ですが、一応御趣旨はよくわかりますけれども、やはり重大な両條約のことでありますから、十分審議を盡すということが必要なので、ともかく法律規定によるところの衆議院から送付後三十日以内にやつて、会期の延長なんかも、必要が或いは起るかと思いますが、ただその時期を、早急に進行したいという考えばかりに捉われないように、ここの委員会でそれぞれ各委員が御発言になつていることは、速記録に残しい置いて極めて有用な御言論であつたと考えるのであります。殊に衆議院のごときは與党の多数を恃んで、時間的に、そうした考えに少し捉われ過ぎていはしないかと思う。例えて申しますならば、私が数度御要……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第18号(1951/11/14、2期、日本社会党)

○吉川末次郎君 総理がすぐ御答弁になりますか。書いて出せということですから私は書いて出したのですが、書いたものの中にプリントの間違いもありますし、それから速記録にその質問の要項が載せて入れられることになつておりますが、若しそうでなければ、あなたのお手許で書記に読まさして頂いてもよいのでありますが、私が読み上げてもよろしうございますが、どういたしましようか。
【次の発言】 議事進行について。今、兼岩委員の質問に対する吉田首相の御答弁のうちに、仮定の問題については答えませんという御答弁がありましたが、これはしばしば吉田さんがお用いになるところの常套語なのでありますが、私は、総理大臣として、又一国の……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第19号(1951/11/15、2期、日本社会党)

○吉川末次郎君 議事進行について……。大分勉強して、質問者も非常にたくさんあるようでありますが、すでに五時を過ぎまして、夕飯の時刻になつておりますから、本日は議事をこれで打切りまして、質問その他の議事は、明日改めて続行することとして、本日はこれを以て散会せられんことの動議を提出いたします。

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第20号(1951/11/16、2期、日本社会党)

○吉川末次郎君 時間がございませんので成るべく急いで申上げたいと思うのでありますが、三、四点総理にお伺いいたしたいのでありますが、先ず始まりにこの安全保障條約の本質には直接には余り接触しない、中へ入らない形式上の問題について一、二点お伺いいたしたいと思うのでありますが、安全保障條約の最後の署名者を見ますると、日本側を代表いたしまして吉田全権一人が御署名になつておるのであります。アメリカ合衆国の所には講和條約に署名いたしましたアチソン、ダレス、ワイリ及びブリツジスの四人の講和條約の署名者が、同様にこの安全保障條約に署名いたしておるのでありますが、講和條約の署名者といたしましては吉田総理大臣以外な……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 外務委員会 第5号(1952/02/22、2期、日本社会党(第二控室・右))

○吉川末次郎君 ちよつとお伺いしますが、今の日本の法律を守るということが原則になつておるのですが、この法律が行使されるということは、司法権を通じて裁判ならば裁判で行われるわけなんですが、そのときにアメリカ人の裁判官はその日本の法律に基いてやるのですか、アメリカの法律に基いてやるのですか。若し日本の法律によつてその裁判が行われるのでなければ、日本の法律は行われないということになるのじやないですか。
【次の発言】 それからもう一つお尋ねしておきますが、それはひとりアメリカの兵隊ばかりでなしに兵隊以外のシビリアン或いは兵隊及びシビリアンの家族というものについても同様な法律関係が行われるのですか。

第13回国会 外務委員会 第7号(1952/02/28、2期、日本社会党(第二控室・右))

○吉川末次郎君 提案の御説明を承わつたのですが、当然私たちがよく知つていなければならないことであるのでしようが、十分によく知らないから承わりたいと思うのですが、この「朝鮮総督府交通局共済組合の本邦内にある財産」とか、或いはもう少し提案の理由説明についてお述べになつた事柄について、具体的によくわからないものとしてお話を願えませんか。例えば「朝鮮総督府交通局共済組合の本邦内にある財産」というようなものは、どういうようなものがあるのであるか、或いはそれを邦貨にすればどれくらいになるとか、或いは国際的な法律関係であるとか、そういうようなことについてもう少し具体的に……。

第13回国会 外務委員会 第8号(1952/03/04、2期、日本社会党(第二控室・右))

○吉川末次郎君 行政協定につきましては、この委員会におきましても、又本会議におきましても、政府当局者と議員との間にいろいろ質疑が取交わされたのでありますが、今日までの質疑応答に基きまして、なお私たちの疑問といたしますところが十分に了解されておりませんので、この機会に岡崎国務相に更にお尋ねいたしたいと思うのでありますが、政府の今日までの御答弁によりますると、私は專ら行政協定の憲法上における條約という言葉の意義に関連しての点についてお尋ねいたしたいのでありますが、憲法七十三條に規定されているところの條約ではない。従つてそれは国会の承認を要せざるものであるというところの解釈を終始今日まで吉田首相も又……

第13回国会 外務委員会 第10号(1952/03/07、2期、日本社会党(第二控室・右))

○吉川末次郎君 昨日の会合に列席しませんでしたけれども、政府と岡田委員との間に取交わされる言論から、極く常識的に判断しまして、そう気色ばんでやいやい言わなくても、極く常識で判断できる平明な問題じやないかと思うのです。というのは国際経済会議を開催するのについてロシヤが賓客として数名の人に招待状を発している。これは極く常識的に判断して、ロシヤとの関係をいろいろ考慮されても、そう別に捕虜になるというようなこともないでしようし、危害を加えるということもないでしようし、生命の安全を心配しなくちやならんというようなことは起りつこないのですがね。だからやはりパスポートを出されていいんじやないかと思うのですが……

第13回国会 外務委員会 第11号(1952/03/12、2期、日本社会党(第二控室・右))【議会役職】

○理事(吉川末次郎君) 有難うございました。それでは引続きまして神川彦松君の御証言を伺いたいと思います。
【次の発言】 いろいろ四人のかたから御公述を承わりまして、先ず感謝したいと思うのでありますが、それで二、三のこについてそれぞれ参考人のかたにお尋ねいたしたいと思うのでありますが、先ず第一に佐藤教授にお尋ねいたしたいのでありますが、佐藤教授は極めて明晰な論理を以ていろいろ御公述になりましたことは、大体私から個人的に佐藤教授にお届けいたしました私のこの問題についての意見書の概要を書きました内容と、大体において符合し、共通いたしている面が非常に多かつたのでありますが、ただ特に一点違いまする点は、……

第13回国会 外務委員会 第12号(1952/03/13、2期、日本社会党(第二控室・右))

○吉川末次郎君 今さつき平林自由党所属議員から、何だか意味のわからんというと、こちらが頭が惡いのでしようけれども、御発言がありましたが、何か聞いておるところによるというと、どうも法治主義というものを全面的に否定したようなお言葉がありまして、こんなことを取上げて、ここで論議して行つてもばかばかしいような感じがするのでありますが、結論的に、平林さんがおつしやつたようなことは、私は全面的に否定します。又はかの議員でああいう発言を否定しない人はいないだろうと思いますので、そういうことを今述べて、速記録にとどめておいて、それ以上は言及いたしませんが、兼岩君のほうからの、まだこの旅券の問題についてはいろい……

第13回国会 外務委員会 第14号(1952/03/24、2期、日本社会党(第二控室・右))

○吉川末次郎君 議事進行について……田上先生のお話を伺いますに先立ちまして、一言議事進行について希望を申述べて、委員長の御善処方を要求いたしたいと思うのであります。先般来のこの問題に関する参考人の六名のかたの参考意見を承わつたのでありますが、憲法の専攻家はお一人だけでありましたが、参考人の御意見は本日は憲法だけの問題で、あのときは国際法及び外交研究家としての行政協定の内容に関するいろいろな御意見も拝聴いたしたのでありますが、行政協定のことをお話下さいますときに、多くアメリカの行政協定、即ちエグゼクテイヴ・アグリーメント、アドミニストラテイヴ・アグリーメントのいろいろな米国政治上の、或いは外交上……

第13回国会 外務委員会 第15号(1952/03/28、2期、日本社会党(第二控室・右))

○吉川末次郎君 実は甚だ怠慢で、今日になつて初めて法案を見たような点も相済みませんけれども、それと同時に曾祢君の代りの臨時委員でありますから、余りいろいろな外務省の役所のことなんかを知らないので、極く素人のようなことをお伺いしたいと思いますが、第十二條に、第四項「待命の期間中、俸給及び勤務地手当のそれぞれ百分の八十を支給する」という、こういう音葉がありますが、まあこういう慣例があるのだろうと思いますが、そうしたことについての慣例のようなことを御説明願いたい。待命期間中の給與額のことについて……。
【次の発言】 今引用せられました在外公館云々の法令は戰後の法令ですか。

第13回国会 外務委員会 第16号(1952/03/29、2期、日本社会党(第二控室・右))

○吉川末次郎君 只今の淺井総裁の御答弁でありますが、先ず私の第一問に対する御答弁あります。しばしば国家公務法の特例を云々というお言葉が使われましたので、私も国家公務員法制定のときは決算委員としてこれに当つたのでありますが、ずつと見ましても、それを肯定するような法律の條章がありませんのでお尋ねしましたところが、最初の法律にはあつたと、併しそれは廃止されたと言われておるのであります。廃止されたけれどもその精神は生きておると言われておるのでありますが、廃止の必要があればこそ立法府はこれを廃止したのであると考えるのでありますが、その必要を認めて廃止したところの法律の條章がなお生きておるというところの法……

第13回国会 地方行政委員会 第26号(1952/04/25、2期、日本社会党(第二控室・右))

○吉川末次郎君 今の中田君の指摘されましたように、米軍がヨーロツパ諸国等に駐留している、或いは米比協定等を見ると、そういうものがあると思いますが、そういう場合における今の地方税或いはその国の国税というものの関係、その実例なんかありましたら、聞いてくれということですけれども、これはやはり地方自治法のほうの職分のなかに入つて来るだろうと思いますので、早急に一つ調べて、この資料を提出して貰いたいと荻田君にお願いしたいことが一つと、自治庁のほうでも答弁される立場をとるにしても、とらないにしても、知つておられる必要があると思います。それからもう一つ、荻田君にはいろいうな收入になるという租税収納額の見積り……

第13回国会 地方行政委員会 第27号(1952/04/26、2期、日本社会党(第二控室・右))

○吉川末次郎君 昨日私が要求いたしまして、早速この資料を頂いたのでありますが、今御説明下さつたのは自治庁のかたですか、外務省のかたですか。
【次の発言】 そうですが、それなら結構ですが、それで差当り私たちの要求は、今我々の前に賛否を求められている地方税法の臨時特例に関する法律案でありますから、今お話もありましたが、特にこの法案の内容としています地方税の特例に関する他国とアメリカとの行政協定の事項を專ら参考にしたいのでありますから、その点についてまだ今もらつたばかりで十分よく読んでおりませんが、今の御説明にもありましたが、各協定について私たちが今一番問題にして知ろうとしている地方税関係の條項のこ……

第13回国会 地方行政委員会 第28号(1952/05/07、2期、日本社会党(第二控室・右))

○吉川末次郎君 少し、病気ですから十分筋道立つた質問ができるかどうか疑問ですが、お許しを願いたいと思いますが、時間がないでしようから一括して一つお尋ねいたしたいと思います。  第一に、田中総監にお伺いしたいことは、昨日の参議院の本会議で日本共産党の参議院議員の兼岩君からいろいろ質問がありました中で、この騒擾事件の切掛けは、駐留軍のMPから発砲したことから起つたという言葉があつたと記憶しておるのであります。共産党は戰略的に随分嘘を言うことは勿論多いのでありますが、併し国会の本会議の議場において見え透いた嘘を言うというようなことは、私は常識的に考えてないと思うのでありますが、それについての警視庁側……

第13回国会 地方行政委員会 第42号(1952/05/30、2期、日本社会党(第二控室・右))

○吉川末次郎君 去る五月一日の我が国独立直後のメーデーは、全国四百七十余箇所、参加者百四十余万人と推定されている参加の下に行われたのでありますが、不幸にして東京、京都その他におきまして不祥事件が発生いたしましたので、当委員会といたしましては治安維持の見地から、先に東京事件についての実態を調査し、その真相並びに原因を究明して来たのでありますが、今回更に京都事件を調査するために、去る五月十九日より四日間に亙りまして院議によつて現地に派遣されまして、自治体警察及び国家地方警察並びに同公安委員、検察当局、法務府特審局、メーデー主催者側、市長及び議会側の代表等関係者に面接いたしまして、つぶさに事件の実情……

第13回国会 地方行政委員会 第43号(1952/05/31、2期、日本社会党(第二控室・右))

○吉川末次郎君 ちよつと議事の進行について、この問題じやないので速記をやめて懇談的な形でお話させて頂ければ大変結構だと思います。

第13回国会 地方行政委員会 第44号(1952/06/03、2期、日本社会党(第二控室・右))

○吉川末次郎君 民間放送事業をNHKと同じ非課税としてもらいたいということに対する熱心なる運動が我んにあるわけなんですが、それはこの書類にありますように反対なんですね。その反対の理由として言われたところは、結局国税としての法人税その他のものが賦課されているにもかかわらず地方税をだけ免税することはいけない。さつきのお話にもあつた通りですが、そうするとそのお考えからすれば現在のように新聞の製作、販売についての免税が行われているということもまあよくないことであるという見解をとつておられるわけですね。
【次の発言】 そうすると同時に又仮にあなたのほうの基本的な見解が、新聞に対する地方税の非課税というこ……

第13回国会 地方行政委員会 第48号(1952/06/10、2期、日本社会党(第二控室・右))

○吉川末次郎君 あのちよつと岡野国務大臣がおいでになつておりますから、この機会に一言資料の請求について要求したいと思いますがお許し願いたいと思います。よろしうございますか。
【次の発言】 それでは、この頃少し下火になつたようでありますが、先般来国会におきまして特に地方行政委員会を中心としまして猛烈なるところの運動がありましたかの五大都市の特別市制の問題でありますが、特別市制に関する私見につきましては今ここで申述べる限りではありませんが、あの猛烈なる運動に関連いたしまして、当該五大都市及び五大都市を含むところの五府県におきまして、あの運動のために莫大な運動費が使われたということが地元において相当……

第13回国会 地方行政委員会 第49号(1952/06/11、2期、日本社会党(第二控室・右))

○吉川末次郎君 衆議院で成立いたしました選挙法の改正案でありますが、すでに参議院のほうへ回付されて来ておると思うのであります。当然この委員会が審議することになるのだろうと思いますが、折角衆議院において特別委員会を組織して慎重な審議を重ねられて来たのでありますから、噂されるがごとく目睫のうちに迫つております衆議院議員の総選挙及び来年行われるところの参議院の議員の選挙等に直ちにそれが適用されるように時間的に考慮して置く必要があるだろうと思いますので、重要な法案が本委員会には輻輳しているわけでありますが、いずれも我々はこの法案を既定の期間内に審議を完了したい意思を以て臨んでおるわけでありますが、或い……

第13回国会 地方行政委員会 第50号(1952/06/12、2期、日本社会党(第二控室・右))

○吉川末次郎君 ちよつと一点だけ。岡本君の先ほど来質問していらつしやるこの地方公共団体の連合協議会の問題でありますが、第二百五十二條のこの第二項にありますその協議会の「都道府県の加入するものにあつては内閣総理大臣」云々というような、内閣総理大臣に届出でなければならないという規定、まあその他これを通じての協議会の規定に関連してでありますが、先ほど鈴木次長の御答弁の中に、関係方面からは、道州制に対しては反対であつたので同様規定があつたのを削除したことがあるが、併し今度の改正案においてはそれを復活したものであるというような意味に解していられるところの御発言があつたと思うのでございますが。それでこうい……

第13回国会 地方行政委員会 第51号(1952/06/13、2期、日本社会党(第二控室・右))

○吉川末次郎君 二百八十一条の二につきましては、岡本委員が言われます通り次の機会において多数参考人の専門的意見をいろいろ聞くことになつておるわけですが、憲法上の問題は暫らくおくといたしまして、それから離れて、衆議院が御承知のようなこれについての修正をしまして、要するに議会の選挙によつてまあ選任……、議会が選任するということに修正したわけであります。即ち間接選挙によつて選任するということをきめたのでありますが、それについての岡野長官の御意見を一つ承わりたいと思います。衆議院の修正案に対してどのようにお考えになつておるか。
【次の発言】 意見は申上げることを控えまして、一応承わつておくことにいたし……

第13回国会 地方行政委員会 第53号(1952/06/16、2期、日本社会党(第二控室・右))

○吉川末次郎君 この問題についての私の意見を今ここに申述べようとは思わないのでありますが、衆議院の改正案、即ち区長の議会によるところの選挙でありますが、そういう修正案については、金森さんは具体的な結論だけ申しまするというと御反対のように了承いたしたのであります。それから入江さんはここに書いてありまするように肯定していらつしやるようでありますが、私ちよつと用事で中座いたしましたので、聞き漏らしておるかも知れませんが、金森さん及び入江さん以外のお二方の綿貫さん及び弓家さんの衆議院修正案に対する御意見を聞き漏らしたのでありますが、ちよつと一言だけ言つて下さいませんか、綿貫さんは御賛成だつたのですか。

第13回国会 地方行政委員会 第56号(1952/06/19、2期、日本社会党(第二控室・右))

○吉川末次郎君 本法案についての連日の委員会の審議の続行でありまして、その間私は数回欠席中坐したことがありますので、甚だ恐縮でありますが、衆議院の改正案について、誰かが来て修正の理由説明があつたそうでありますが、その節、今のような欠席で私は聞かなかつたので、この機会にちよつと専門員のかたから、武井君が御所管かと思いますが、どのかたでも結構でありますが、衆議院は今お尋ねしましたことについて、どのように修正理由を説明されたかということを一つ御説明を願いたいと思うのであります。  第一は、議員数の減少の点でありまするが、議員数の減少のところの第九十条の衆議院の改正でありまするが、これはまあ要するに現……

第13回国会 地方行政委員会 第57号(1952/06/20、2期、日本社会党(第二控室・右))

○吉川末次郎君 議事進行について。会期が非常に切迫して来たのでありますが、委員長が議事の取扱について、議事の進行をいろいろと御苦心下さいますことは大変感謝しているのでありますが、議案のうちで大体において各委員ともそれほど意見の相違のないと見なされるもの、或いは又非常に実施期日との関係上急を要するものというようなものにつきましては、我々のほうでもそれに即応した考えを以て臨むようにいたしたいと思うのでありますが、ただ著しくこの法案の内容についての考え方において、政治的な立場からの意見の相違を来し意見の対立を来しておりまするようなものにつきましては、特に慎重なる考慮を委員長が払われたいと思うのであり……

第13回国会 地方行政委員会 第59号(1952/07/07、2期、日本社会党(第二控室・右))

○吉川末次郎君 先にこの問題につきまして特にこの法案の政治問題化しておる点は、特別区の区長の任免の可否の問題だと思われるのでありますが、それで資料の提出を当局に求めまして提出されておるわけなんであります。それについての資料は提供されたのでありますが、当局から資料についての御説明がないわけでありますので、先ほど鈴木君から個人的にお話があつて、私も一度は省略しておこうかと思つたのでありますが、やはりこれは形式の上においてもただ資料の出しつ放しでなくして、出された以上は、特に今度の法案の最も主要なる点として政治問題化しておる点についての我々の審議が非常に周到であつたということを、関係者及び国民諸君に……

第13回国会 地方行政委員会 第60号(1952/07/14、2期、日本社会党(第二控室・右))

○吉川末次郎君 これはやはり費用節減という点から言えば、この小澤委員長と法案の作成者との意見が拡声機の使用について食い違つているようですが、やはりそれは、法案作成者の意見のほうが、そのように解釈するのが私はいいのじやないかと思います。  それからお聞きしたいことがあるが、一揃とありますね。一揃というのは、ラツパはまあ拡声機の一部分品になると思うんですが、ラッパは幾ら使つてもいいわけですか。
【次の発言】 進行願います。
【次の発言】 原君が言われました言葉の中にありましたように、公報を改善して字数を殖やされたということは、私は非常にいいことだと考えるのです。原君が言われたように、やはり投票者か……

第13回国会 地方行政委員会 第61号(1952/07/15、2期、日本社会党(第二控室・右))

○吉川末次郎君 一応それで済んだことにしまして、なお終つてから又質問のある人はやつて頂くことにして、あとへ進んで頂いたら如何ですか。
【次の発言】 多少意見めいたことになるかも知れませんが、さつきから起つています問題ですね、街頭演説、そのほか演説会、街頭演説も一回、標旗が一つということで、要するに一会場しかできないというふうに限定されておるのは、結局のところ、候補者を演説会にはやはり顔出しをさすということを本旨にしてそうきめられたというような意思が含んでいるのじやないかと思うのです。その点は如何でしようか、衆議院の御意向は……。
【次の発言】 ちよつと私の質問の趣旨と御答弁が違つておるのじやな……

第13回国会 地方行政委員会 第62号(1952/07/16、2期、日本社会党(第二控室・右))

○吉川末次郎君 地方制度は、終戦後新憲法の精神に副いまして、この憲法上に規定されております地方自治の条章によりまして、制度上の改革としては、現在の地方自治法に集積されているような形に一応なつて来ていると思われるのであります。而も毎国会におきまして地方制度上の改正案が政府から提出されなかつたときは私はなかつたと思われるのでありますが、殊に最近におきましては、シヤウプ使節団の勧告を基本といたしまして、地方行政調査会議というような、非常にスケールの大きい調査機関が作られて、そしてそれに基く地方制度及び財政制度上の改革も一応これを完了したわけなんであります。これは遠いことではなくして、最近のことであり……

第13回国会 地方行政委員会 第63号(1952/07/17、2期、日本社会党(第二控室・右))

○吉川末次郎君 改正法律案の案文を読みまして、提案理由の御説明を承わつて、大体常識的に人情的に考えて無理のない改正であると考えられるのですが、もう一つの付議されております消防組織法の一部を改正する法律案に対し、修正の理由及び説明、衆議院としての速記録のこれは抜萃かと思われるのでありますが、それによりますると、討論の場合においてのこれに対する反対意見の内容は書いてありませんが、どこの政党は反対したとか或いは賛成したとかいうようなことが書かれておるわけでありまして、大変参考になるのでありますが、只今質問中の消防法の一部を改正する法律案については反対論等が討論採決の場合にありましたかどうか。若しあつ……

第13回国会 地方行政委員会 第64号(1952/07/18、2期、日本社会党(第二控室・右))

○吉川末次郎君 我々の手許に市の警察維持の特例法に該当する市の調査というので資料が出されております。即ち岡山県の笠岡市、鹿児島県の阿久津市、岩手県の大船渡市、富山県の魚津市について、今の御説明になりました法案との関連事項がいろいろと表にして出されておるのでありますが、それで我々の手許に出されておりまする町村が合併して新たにこうした市を作りました新らしい市におきまして、この法案と関連して警察行政の実情がどういうふうに行われているか。又こういう特例法をどうしても設けなければならないと提案者がお思いになるところの具体的な理由はどういうところにあるか。それを実例を挙げて一。説明を願いたいと思うのであり……

第13回国会 地方行政委員会 第65号(1952/07/21、2期、日本社会党(第二控室・右))

○吉川末次郎君 委員長のお話のうちに、地方制度調査会設置法案につきまして、吉川、私から第一條に目的の條項を加えるということの話があつたので、討論採決が延びておるというお話がございましたが、全くその通りであります。それで私たちの会派におきましては、相談をいたしまして、法制局に修正案の案文を作らさして用意いたしておりますので、皆さんのお手許に差上げたいと思いますから、どうぞ十分御検討を願いまして、他日、大体におきまして皆様たちが御反対がないような案文を作り上げたつもりでございますが、御検討を願いました後、若し御賛成を得ますならば、各派共同の修正案としてまとめて、この委員会でおきめを願うように取運び……

第13回国会 地方行政委員会 第66号(1952/07/22、2期、日本社会党(第二控室・右))

○吉川末次郎君 地方制度調査会設置法案に対する修正案の案文につきましては、それぞれお手許に差上げました通りでございます。その案文の前に書いてありまするところは省略いたしまして、専ら目的といたしまして、第一条に「この法律は、日本国憲法の基本理念を充分に具現し、且つ、総合的一体性を有するように現行地方制度を改革するため、これに全般的な再検討を加えることを目的とする。」という条文を挿入しようとするのであります。従つて現在の第一条以下をば一条ずつ繰下げまして体裁を整えるようにしようというのが大体の骨子でございまして、その理由といたしましては、簡単に修正理由として掲げておりまする地方制度調査会における調……

第13回国会 地方行政委員会 第67号(1952/07/23、2期、日本社会党(第二控室・右))

○吉川末次郎君 修正案を提出いたします。案文はお手許に差上げてありまする通りであります。ただ「(目的)」、「第一条」とありまして、「この法律は、日本国憲法の基本理念を十分に具現するように現行地方制度に全般的な検討を加えることを目的とする。」とありまするが、「再検討」の再という字を除くようにいたしたいと思いますので、そのように御了承を願いたいと思います。修正の理由も又ここにお手許に差出しました印刷物に掲げられておる次第でありますから、昨日私の申しましたこと、なおその際質問或いは討議の形においていろいろ御議論のありました点、その他をすべて参照いたしまして、法制局の職員数名と字句について修正の結果、……

第13回国会 地方行政委員会 第68号(1952/07/24、2期、日本社会党(第二控室・右))

○吉川末次郎君 本月二十三日付で、五大都市の公安委員会の警察署名を以ちまして、西郷委員長及び本委員会の各委員に、警備活動に要する装備擴充強化費用の財源措置についての請願書が出ておるわけでありますが、只今五大都市中の京都市公安委員会の警察本部の警視正の中川君がこのことについて請願に参りまして、皆様たちに一分間か二分間くらいその請願の趣旨をお聴きを願いたいといつて参つておるのでありますが、特に委員長の許可を得てその申出を御承認を願いたいと思うのですが、よろしく御承認を願います。
【次の発言】 私は社会党第二控室を代表いたしまして、只今提案されております市の警察維持の特例に関する法律案に対して反対の……

第13回国会 地方行政委員会 第69号(1952/07/25、2期、日本社会党(第二控室・右))

○吉川末次郎君 議事進行について……。今審議中の警察法の一部改正する法律案につきましては、自治体警察の連合会からも、我々の手許に請願的な文書が提起されておりますことは、委員長も御承知のことだろうと思うのであります。これは自治体警察、特に東京都の二十三の特別区の警察に至大の関連性を持つていることでもありますので、適当の時期におきまして自治体警察連合団体の代表者、それは田中警視総監になるのじやないかと思いますが……。私ちよつといい間違いましたが、適当の時期に田中警視総監を参考人として招致して警視総監、警視庁側の意見を一応聴取いたしたいと思いますので、そのように御処置願いたいと思います。

第13回国会 地方行政委員会 第71号(1952/07/28、2期、日本社会党(第二控室・右))

○吉川末次郎君 紳宅委員長から、全国自治体公安委員会連絡協議会の立場から、自治体警察、公安委員会側の意見をこの法案に対して開陳する機会を参議院が与えられましたことに感謝するというところのお話でありましたが、これは当然に、公安委員会側としての全国自治体公安委員会連合団体の代表者、及び全国自治体警察長のかたがた、又は特に東京都の特別区の警察長、即ち警視総監の意見を徴さなければならない法案であると考えまするから、我々はお二かたの御意見を成るべく尊重して、これを審議したいと思うのですが、第一院である衆議院のこの法案を審議する責を負う地方行政委員会では、自治体警察の警察長及び公安委員の代表者のかたがたの……

第13回国会 地方行政委員会 第72号(1952/07/29、2期、日本社会党(第二控室・右))

○吉川末次郎君 今日はまだ公職選挙法の改正案について中田君等から資料の提出を求められて、それについての説明を求めなければなりませんし、昨日はああして暗くなるまでやつたんでして、今日は一つ公職選挙法だけで、余り無理しないで、一つ生理的にも弱つていますから、休憩さして頂きたいと思うのですが、成るべく休憩時間を持たして頂いて、法文ができましたら、公職選挙法の改正の法案が出来上りましたら、一つ審議を開始しまして、委員会を上げて本会議に回付して、本会議も上げることができるようにしてもらいたい。その他の法案は今日は用意もありませんし、今日は一つ、明日にでも延ばして頂いて、お見合せを願いたい。

第13回国会 地方行政委員会 第73号(1952/07/30、2期、日本社会党(第二控室・右))

○吉川末次郎君 三つの法案と、なおそれ以外に請願及び陳情の審議が残つておると思われるのであります。昨日委員長は、委員長にその処理を任して頂きたいというようなお話があつたのでありますが、その節申上げたのでありますが、請願、陳情はこれは憲法上規定されておりまする重大なる国民の権利でありまして、国会は又これを慎重に審議して、その民意に副う措置を講ぜなければならない義務を持つておると思われるのであります。私の乏しき経験からいたしまするというと、委員長にこの処理を委員会が一任して、何ら議員それ自身が委員会を通じてその審議をいたさないというような例は、西郷委員長は或いはそういう前例をお持ちになつておるか知……

第13回国会 地方行政委員会 第74号(1952/07/31、2期、日本社会党(第二控室・右))

○吉川末次郎君 議事進行について。第一この委員会が果して正式に成立したものであるかどうかということにつきましては、多大の疑惑があると考えられるのであります。それは参議院規則の第八十六条によりまするというと、議院の会議に付する事件及びその順序及び会議の日時はこれを議事日程に記載しなければならない。議長は議事日程を印刷させ、あらかじめ各議員に配付するということが定められておるのであります。これは本会議のみならず、大体において委員会にも準用されて来ておることでありまして、日々我々に配付されるところの公報はそのためにあるわけでありまして、委員会の議事も又本会議におけると同様に記載されておるのであります……

第13回国会 予算委員会 第1号(1952/02/01、2期、日本社会党(第二控室・右))

○吉川末次郎君 四日の委員会で参考人の意見を聞くということで、今委員長から交渉中の人名を挙げられましたが、何の問題について聞くのですか。財政法の問題ですか。
【次の発言】 了解しました。

第13回国会 予算委員会 第7号(1952/02/20、2期、日本社会党(第二控室・右))

○吉川末次君 先般参議院の院議によりまして靜岡県下の公共事業、電源開発事業及び重要産業の現況をば予算審議に資するために、第二班の視察団として視察に参つたわけであります。視察団の議員は、高良、内村、平岡の各委員及び私の一行でありまして、二月十四日から四日間に亘りまして、靜岡県下の各地を視察して、同月十七日帰京いたしたのであります。その報告は多少時間を要するかと思いますので、この委員会の席上におきましては、口頭を以て御報告を申上げることは若しお許しを願えれば省略をさして頂きまして、速記録に収載して頂くように委員長でお取運びを願えれば大変結構に思うのでありますが、お許しを願いたいと存じます。

第13回国会 予算委員会 第11号(1952/02/26、2期、日本社会党(第二控室・右))

○吉川末次郎君 それに関連してですが、丁度私も要求したいことだつたのですが、資料としてやはり具体的にどの会社へどれだけの金を融資したかということを我々に知らしてもらいたいと思うのですが、それを知る資料が脚々の手許に出されておりませんから御提出願いたいと思います。出ていなければ木村君がおつしやつたように知らして頂きたいと思うのです。  それからこれは復金の仕事を継承した機関でありますが、我々知り得るならば、復金の時代においてもやはり国家資本の融資というものが、例えて言うならば、化学工業の面においていろいろな問題を起した昭和電工なら昭和電工というものに対してこれだけの融資がされたということと同じよ……

第13回国会 予算委員会 第14号(1952/03/04、2期、日本社会党(第二控室・右))

○吉川末次郎君 都留さんがお話下さつたお話の全体からすると、非常に末節的なことになりますので大変恐縮でありますが、それは今深川さんが御質問になりましたことに対する第一の質問に対する都留さんの御答弁のお言葉の一節でありますが、アメリカにおいて、御引用になりましたハーバード大学の経済学のプロフエツサー、私は経済学の専門家でありませんからよく知りませんが、こういう米国においても極めて実業家の利益を代表するコンサヴアテイヴな学者とみなされている人も、今日のアメリカのように軍備が非常に嵩んで行くということについては反対している、こういうお話だつたと了承したのでありますが、コソサヴアテイヴな経済学者でも、……

第13回国会 予算委員会 第16号(1952/03/06、2期、日本社会党(第二控室・右))

○吉川末次郎君 私はもつぱら行政協定の問題について吉田総理の御意見を承わりたいのでありますが、それ以外に一、二の問題について併せて御意見を承わりたいのであります。  先ずその一つといたしまして、小選挙区制度の問題でありますが、吉田さんは在野時代、或いは今度新らしく又総理に御就任になりましてから以来も、議会政治の妙を発揮するということのために二大政党主義をとつておいでになつたかと思うのであります。たびたびそうした御意見を今日まで新聞紙上等で拝見いたしておるのでありますが、そうした吉田総理がおとりになつておりまするところの二大政党主義を実現するということのためには、これは一人一選挙区制度を衆議院議……

第13回国会 予算委員会 第17号(1952/03/10、2期、日本社会党(第二控室・右))

○吉川末次郎君 先般の本委員会におきまして、憲法第九條が規定いたしておりまする「陸海空軍その他の戰力は、これを保持しない。」という條項に明らかに反するような首相の御発言がありまして、非常に重大なことであるというので、岡本君からも再質問をされ、又相次いで楠見君からも質問され、又最後に私もこのことについて質問いたしたのでありますが、その五名の御質問を通じて、先ほどお取消しになりましたような内容の御発言で終始されたのであります。今日改めてお取消しがありましたのでありますが、一度ぐらいでありまするならば、これは失言というようなことで許されるかも知れませんけれども、あの委員会に列席の諸君が十分御了解であ……

第13回国会 予算委員会 第20号(1952/03/17、2期、日本社会党(第二控室・右))

○吉川末次郎君 議事進行について委員長に申上げたいと思うのであります。それはこれからの予算委員会の参考人の証言をお求めになるのでありますが、それに関連して委員長に申上げたいのでありますが、公報によりまするというと、今日の参考人の証言は戰力の問題並びに行政協定の問題について証言を求められることになつておるようでありまするが、先般来外務委員会におきまして、やはり行政協定の内容並びに憲法との関連性につきまして六人の参考人の証言を求めたのであります。ところがこれらの参考人の証言のうち、特に私がこの委員会におきましても多少問題にいたしておりまする行政協定は広義におけるところの條約である。従つて憲法第七十……

第13回国会 予算委員会 第21号(1952/03/18、2期、日本社会党(第二控室・右))

○吉川末次郎君 議事進行について……。まだ自由党その他の会派から首相に対する総括的な質問の御要求があるかと思いますが、議事の進行に関連しまして……、言うまでもなく憲法第六十條によりまして、我々はこの月の二十七日までにこの予算を議決を完了しなければならないことは言うまでもないことでございますが、先般来の議事の進行振りは十分に……その二十七日までに我々が議事を完了する運びには、極めて遅々たる歩みを示しておるかと思われるのであります。その原因になつておりますることは、今も問題になりました、政府が十分なる資料を要求に応じて御提出になつておらんということ、今の問題。なおそのほか私が要求いたしました資料に……


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第15回国会(1952/10/24〜1953/03/14)

第15回国会 地方行政委員会 第1号(1952/10/28、2期、日本社会党(第二控室・右))

○吉川末次郎君 まだ議題になつておるかどうか知りませんが、若し議題になつておれば、先ほどの調査事項に関連して、この自然休会中にやはり予算事項に関連するところの調査のための事情を、あなたのところでお考えになつて頂いて、それが若しあるならばこの際お諮りになつたら如何ですか。若しなければこの機会に懇談会の形式で、多少話合つてみたいと思います。

第15回国会 地方行政委員会 第3号(1952/11/11、2期、日本社会党(第二控室・右))

○吉川末次郎君 私遅れて参つたから、或いはお話があつたかと思うのでありますが、政府当局の警視総監の御報告は大体我々の手許に警視庁の名において渡されている文書の内容のものであつたかと推察いたしている。若し間違つておれば言つて頂きたいのですが、これをちよつと拝見いたしますと、共産党等の……まあ表面はもとよりそういうことは出しておりませんが、本質上はまあ一つの革命主義的政党として、合法的な行動を党是としては基本的には認めている政党だと思いますが、その共産党等の非合法主義に立つている政党の選挙違反行為が非常に多く挙げられている。この中の文字の大部分がむしろ共産党だけがやつたような、或いはそのほかにナチ……

第15回国会 地方行政委員会 第4号(1952/11/14、2期、日本社会党(第二控室・右))

○吉川末次郎君 議事進行という言葉に十分該当するかどうか疑問かと思いますが、先般大阪へこの委員会から同僚のかたと派遣せられたのでありますが、この派遣されました役割であります全国都市問題会議における地方学者その他の諸君の地方の報告文の要旨が東京市政調査会が発行いたしておりまする都市問題という雑誌に出ております。私たちはその報告書をもらつて帰つたのでありますが、報告との関連性もあり御参考にもなると思いますので、それを各委員にお取寄せの上御配付を願いたいと思いますが、なおそれ以外に実はその雑誌にこれも同会議におけるところの報告書の中に収録されておる一つの報告でありますが、アメリカのロツクヘラー財団か……

第15回国会 地方行政委員会 第5号(1952/12/01、2期、日本社会党(第二控室・右))

○吉川末次郎君 この機会に多少或いは蛇足の感もあるかも知れませんが、お尋ねいたしておきたいと思うのでありますが、その地方行政委員会議のことで、今年でありますか、最近要するにアメリカのロツクフエラー財団から日本の地方行政の研究視察に参りまして、約六カ月の間日本に滞在してそれを研究して帰つたアメリカの或る若い学者の報告書が発表されております。曾つて本多さんの前任者である岡野長官の時に、私は又岡野さん以外に、前にありましたこれとやや例を同じうする機関でありましたシヤウプの税制改革に基く地方行政調査委員会議の議長であつた京都の市長をしておられた神戸博士にも申上げたことなのでありますが、あの神戸委員会と……

第15回国会 地方行政委員会 第6号(1952/12/04、2期、日本社会党(第二控室・右))

○吉川末次郎君 かねて委員長に申しましたが、都下の武蔵野市を中心といたしまして保谷町、田無町等にもこの横浜の視察と同様、駐留軍と地元とのいろいろな風紀上の問題、或いは地方行政上の問題、そのほかのいろいろなこんがらかつた問題を是非一遍視察してくれ、そうして地元の言い分をいろいろ聞いてくれという申し出がありまして、参議院にも地元のそうした運動をしている団体から請願書も出ておるのでありますが、その請願書は或いは外務委員会に付議されておるかも知れませんが、ひとり外交だけの問題ではないのでありまして、同様のやり方において是非一つ視察をして頂きたい、そして地元の言い分を聞いて頂きたいということでありますか……

第15回国会 地方行政委員会 第15号(1953/02/25、2期、日本社会党(第二控室・右))

○吉川末次郎君 湯茶の問題は今西郷さんがおつしやつた通りに、この選挙法改正のときに、やはり衆議院では湯茶を茶菓に変えて来られたのですが、参議院のこの委員会では元の湯茶に還元したわけなんです。ところがこれは私的のお話で恐縮ですが、衆議院の人に私的な話をしますと、なぜ茶菓としたほうがいいかというと、いわゆる陣中見舞として選挙事務所へ随分果物だとかお菓子だとかいうようなものを、普通に見舞品として持つて来るというわけだ。そのときに運動してくれている者に、折角それをもらいながら振舞うこともできないというようなことになつているから、まあ吉川さんこれくらいにしておこうじやないかというように、僕に言つておつた……

第15回国会 予算委員会 第3号(1952/11/29、2期、日本社会党(第二控室・右))

○吉川末次郎君 関連してですがね、それも当てなければならないという意味で、さつさの(5)のところの教育委員会選挙費及び行政整理に因る不用額の修正減のところは△をつける必要があるのじやないか。
【次の発言】 佐多君からさつき言われましたが、今のここに明示されておるうちの内訳的の説明というものは、我々これを理解する上において欠くべからざるものだと思うのですが、佐多君の言の通り、やはり数字に関したことであり、数字等は今聞いても我々は忘れてしまいますから、何か今の説明を書いたものにしたほかに資料を我々もらつておりますから、どうですか、もらつておれば教えてもらいたい、もらつていなければ今の説明は殆んど全……

第15回国会 予算委員会 第13号(1952/12/18、2期、日本社会党(第二控室・右))

○吉川末次郎君 二、三の問題について吉田総理に御答弁を願いたいのですが、第一にお尋ねいたしたいことは、先に本会議で私が吉田総理に質問いたしました政府が御計画になつて今御提出の補正予算の中にもそれのつなぎ予算が入つておると言われておりまするこの情報機関の設置の問題についてでありますが、当日首相は御欠席になつておりまして、私が答弁を促しました官房長官、それから保安庁長官並びに外務大臣の御答弁は承わることができたのでありまするが、総理大臣のそれについての御答弁は当日承わつておらんのであります。本会議でいたしました質問でありますから、本会議場で承わるのが形式では順序だと思いますが、その後一向御答弁があ……

第15回国会 予算委員会 第14号(1952/12/19、2期、日本社会党(第二控室・右))

○吉川末次郎君 先ほどの堀木委員の質問に対する総理の御答弁に関連いたしまして、この際一言だけ確かめて置きたいと思いますのでお伺いいたしたいと思うのでありますが、総理の堀木委員に対する御答弁のうちに、水力電気の開発について一電力会社が非常に古い水利権の開発の許可を得ておつたということを云々というところのお話があつたのでありますが、それは只今平林委員も御発言になりました、いわゆる世上いろんな風評が飛んでおりまする只見川の水力電気開発に関する問題を意味されたのではないかと、実は推測いたしたのでありますが、同問題につきましては真相は私は存じません。併しながら世上専ら噂されておりまするところによりまする……

第15回国会 予算委員会 第16号(1952/12/21、2期、日本社会党(第二控室・右))

○吉川末次郎君 先ほど西郷君が質問しました地方財政の健全化についての大蔵大臣の説明要旨についてでありますが、私が質問いたしたいと思つておりましたことを、西郷君がお尋ね下さつて、或る部分の御答弁を得たのでありますが、総体的にこれを読みまして感じますことは、少しも新らしいことが別に書かれておらないと思われるのでありまして、結局殆んどここに書かれておりますことは、既定の事実を繰返して言われていることだと思われるわけであります。ただ一点新味を感じますること、又新らしい事実として受け取られることは、最後の点である、なお情勢の推移と共に睨み合わせて、要すれば地方債の公募額の増額をも考慮したいと、この一点だ……

第15回国会 予算委員会 第18号(1952/12/23、2期、日本社会党(第二控室・右))

○吉川末次郎君 私は印紙贋造事件について、専ら法務大臣、官房長官、国警長官並びに大蔵省、大蔵大臣、大蔵大臣はここにおいでになりますが、そのほか郵政、通産或いに農林等の当局からいろいろ御返事を得たいというふうに、かねて委員長に通告をいたしてあるのでありますが、大蔵大臣は御出席になつておりますが、私が要求いたしております法務大臣、国警長官、官房長官その他の諸君はまだおいでになつておらんようでありますが、至急一つここへ来て頂くように御処置が願いたいのでありますが、その間に今当面いたしておりまするそれ以外のことについて、たつた一つ大蔵大臣に簡単に、大蔵大臣が御出席でありますから、この機会にお尋ねいたし……


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各種会議発言一覧(参議院2期)

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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 建設・地方行政連合委員会 第1号(1950/07/26、2期、日本社会党)

○吉川末次郎君 段々各位から御質問がありまして、提案者の方からそれに対する御答弁があつて、提案の御真意、本音というようなものも大体了解することができたかと思うのであります。提案者でありまする田中さんからお答えになりましたように、別府観光温泉都市法案が通過し、熱海が同様の法案を出して来る、伊東が出して来るというようなことで、段々とそういうものができて来たから、京都もそれに遅れじと出さなければならんというようなことでこういうことになつて来たのであるというお話でありますが、全く田中さんのお話の通りのことが御真意であると思うのであります。その最初のこうした法案は田申さんからお話がありましたように、別府……


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 建設・内閣・地方行政・経済安定連合委員会 第3号(1951/05/17、2期、日本社会党)

○吉川末次郎君 この審議の会合に出席いたしますのは初めてなんでありますが、石川さんが中心になつてこの法案提出について御熱心なる計画、運動をしていらつしやることは以前からよく承知いたしておるのであります。又この法案を実は初めて見まして、又いろいろお話を承わつて、大体内容は了承いたしたのでありますが、私といたしましても地方の行政の面からいたしましても、地方行政の主体がこういう経済行政になり、又戰後の日本の国策が経済復興ということが主眼点である。而も自然資源の非常に乏しい日本においてはこれを集約的に開発して行くということが非常に重要な点である。そういう点からいたしまして、TVAのような計画に範をとり……

第10回国会 地方行政・法務連合委員会 第1号(1951/05/14、2期、日本社会党)

○吉川末次郎君 本案は非常に重要な法案でありまして、これにつきましては各委員ともいろいろ御意見もあり、又質問したい事項もお持ちのことと思つておりますが、本日は国務大臣並びに政府委員の提案理由の説明を承わりますにとどめまして、明日以後これに対する質問を続行いたすことにお取計らい願いたいと思います。なおそのことに関連いたしまして、先般の宮城前広場におけるメーデー式典の開催並びに三日行われました憲法発布記念式典に対するところの騒擾事件につきまして、今日午後一時半から参議院の労働委員会において、これについての報告を法務総裁、岡崎官房長官並びに田中警視総監その他の政府委員並びに東京都の警察当局を招いて、……

第10回国会 地方行政・法務連合委員会 第2号(1951/05/16、2期、日本社会党)

○吉川末次郎君 私も全く竹中さんのおつしやることに賛成なんで、法務委員会との合同委員会でありますから、私は本日法務総裁に質問することを昨日申上げて置いたのでございますが、先ず法務委員のかたの御質問が終つてからと思つておりまして、他に用事がありましたので遅れました、その間に法務総裁私の質問を待つておられたそうですが、お帰りになつて、罪は私にあるのでありますが、私の質問したいことは、主として大橋法務総裁或いは吉田首相にお尋ねしたいのですが、お留守でありますから、罪は私にあるのでありますが、私質問したいと思つておりますことのうちで、御在席になつておる政府委員のかたがたからもお答えを得られるだろうと思……

第10回国会 地方行政・法務連合委員会 第3号(1951/05/21、2期、日本社会党)

○吉川末次郎君 相馬さんのお申出も羽仁さんのお申出も承わりましたが、前にそういう連合委員会について議決があつたかどうか私よく記憶いたしておりませんが速記録に残つているだろうと思います。併し委員長がおつしやつたことも私は相当道理があると思われる。それでこうしたらどうでしようか。羽仁さんもまだいろいろ質問したいとおつしやるのですが、相馬さんがおつしやる通りこれは非常に重大な法案ですから十分に我々は愼重に審議しなければならんと思いますし、地方行政委員以外のかたで御意見のある方には残るところなく十分にその御意見を吐露して頂くということが我々も又望むところなんですから、併し連合委員会についてはそういう議……

第10回国会 内閣・地方行政・農林・水産・建設連合委員会 第1号(1951/05/30、2期、日本社会党)

○吉川末次郎君 議事進行について先ほど来の河井委員長の御発言は大体において了承しないではないのであります。ただお言葉の中に議会政治の建前からいたしましてこの際一応申上げておかなければならんことがあると思うのであります。それは委員長は十分の審議を盡したいのであるけれども会期によつていたし方がないから、できるだけ簡單に話をしてくれというところのお言葉でありまするが、いたし方がないというところの言葉に現われているところの観念であります。言うまでもなく憲法上国会は最高の政治機関でありまして、いたし方ないということは、みずから国会が自己の有しているところの貴重なる審議権を放棄するという感じを與えるのであ……

第10回国会 労働・地方行政連合委員会 第1号(1951/05/14、2期、日本社会党)

○吉川末次郎君 それでは岡崎官房長官に御質問いたしたいことが一つありますから、お尋ねしたいと思います。私は憲法の発布式典のときは遺憾ながら欠席をいたしましたので、当日の模様につきましては熟知いたしておりません。ただこの問題につきまして先般山花議員から本会議におきましし吉田内閣総理大臣、その他の閣僚に質問をせられましたときに、吉田首相は五月一日のメーデを禁止したということについての御答弁の中に、いういう意味のお言葉があつたと私は記憶いたしておるのであります。即ち宮城前広場というものは、国民のきれいな公園という言葉がありましたが、広場という言葉がありましたか、とにかくきれいな所としておいて置きたい……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 外務・人事連合委員会 第4号(1952/03/29、2期、日本社会党(第二控室・右))

○吉川末次郎君 若し時間の制限上、我々はまだあとに時間があるのでありますが、人事委員のほうから特に先にやつて頂く時間の関係がありましたら、私はあとにいたしてもよろしうございますが、よろしうございますか。
【次の発言】 ちよつと今のことに関連して承わりたいのですが、今千葉君が御質問になりましたことは私も実は聞きたいと思つておつたのですが、今外務省の官房長の御答弁は、千葉君の御質問に対して少しも答えることになつていない感が非常に深いのでありますが、何を言つていらつしやるのかさつぱり聞いていもわけがわからないのですが、人事院のほうから、一つ今の千葉君の御質問に対する御答弁が願いたいのですが、要するに……

第13回国会 地方行政・法務連合委員会 第1号(1952/07/22、2期、日本社会党(第二控室・右))

○吉川末次郎君 委員長、ちよつとそれに関連して発言したいと思いますが……。先ほど来中山委員と野村衆議院議員との間における質問応答を聞いておりまして、感じられますことは、中山さんが最近まで政界から御引退になつておつたためか、警察法の目的を十分によく御了解になつておらないような、まあ失礼ですが印象を受けるわけです。警察法の前文には国民のために人間の自由の理想を保障する日本国憲法の精神に従い云々ということが書いてあり、又総則の第一条の中にもそうした抽象的な一つの目的が出ておる  と思われるのですが、特にこの具体的なこととして、先ほど来の質問の趣旨に公安委員というものが非常に不適任な人間がおるというよ……

第13回国会 通商産業・地方行政連合委員会 第1号(1952/06/12、2期、日本社会党(第二控室・右))

○吉川末次郎君 私お尋ねしておきたいことは、一つなんであります。それはいわゆる大阪を中心といたしまして神戸、京都等の土地に今拡まろうといたしております、いわゆる呑み屋というそうでありますが、その呑み屋の問題であります。それで先ほどの御説明によりまするというと、第十九條の第二項の罰則の規定によつて、これは処罰する規定を新たに加えられたことは、私勿論結構だと思われるのでありますが、早々これを厳格に取締るようにして頂きたいのであります。つきましてはこの罰則規定は、先般大阪の市役所から特に要請がありまして、多少実地調査もいたしたのでありますが、これを禁止することは時間的に非常に急を要するのじやないかと……

第13回国会 内閣・地方行政連合委員会 第4号(1952/04/28、2期、日本社会党(第二控室・右))

○吉川末次郎君 今日は吉田首相が首相官邸に国会議員を招待しておるのでありまして、その会議に出るのが我々議員の務めと考えておりますので、この連合委員会は引続き行なつて頂くこととして、今日はこれを以て一応散会されるようにお取計いを願いたいという動議を提出いたします。

第13回国会 内閣・地方行政連合委員会 第8号(1952/06/05、2期、日本社会党(第二控室・右))

○吉川末次郎君 暫らく病気をしておりましたので、甚だ十分な勉強いたしておらないのでありますが、二、三この機会にお尋ねいたしたいと思うのであります。  先ず第一にお尋ねいたしたいことは、包括的に政治的な立場から、この法案が世間いわゆる逆コースの線に沿う観念に基いて提案されているものではないかということに対する政治的見解についての御答弁でありまして、それらの点につきましては、その他の行政機構の改革の全般に関連いたしまして、すでに本国会の壁頭の首相の施政方針演説に関する質問にも私はそれを申述べたのでありますが、当局からは十分なる御答弁を得ることができなかつたのであります。終戦後受諾いたしました憲法の……

第13回国会 内閣・地方行政連合委員会 第9号(1952/06/07、2期、日本社会党(第二控室・右))

○吉川末次郎君 先ず議事の進行について委員長に二言御質問申上げもし、又お願いもいたしたいのでありますが、今付議せられております二つの法案は、日本の国民生活上現下極めて重要視すべき法案であると考えるのでありますが、従つてこれが審議につきましては、この法案の審議の付託を議院運営委員会から受けられましたる内閣委員会におきまして、特にこうした合同委員会をお開き下すつたと同様の重要性を痛感するという観点からいたしまして、審議の慎重を期するということのためにこれは当然参議院において公聴会を開いて、広く世間の世論及び識者の意見、或いは専門家の見解等をも質して頂くべき問題じやないか。我我は議員の一員といたしま……

第13回国会 法務・地方行政・労働連合委員会 第1号(1952/05/29、2期、日本社会党(第二控室・右))

○吉川末次郎君 関連して。原君の御質問に対する法務総裁の御答弁のお言葉に関連してこの機会にちよつとほかにお尋ねしたいことがありますが、これはあとの機会にしてお尋ねしたいのですが、法務総裁は原君の御質問に対しまして、この法律の対象としておる団体は主として共産党である。極右的なものもあるけれども、主として共産党が対象になつておるということを大体お話になつたと思うのであります。それは一昨日でありましたかの公聽会におきましても、馬場恒吾氏も大体そういうことを言われたところでありますが、私は事実その通りであると思うのであります。それで関連してお尋ねいたしたことは、政府当局、殊に所管国務大臣である法務総裁……

第13回国会 予算委員会昭和27年度予算と憲法に関する小委員会 第1号(1952/03/23、2期、日本社会党(第二控室・右))【議会役職】

○仮委員長(吉川末次郎君) それではこれより予算委員会の小委員会を開会いたします。  年長者の故を以ちまして正式の小委員長が決定いたしますまで、それに対する選挙管理の事務を主宰いたしますために、暫くの間委員長席を汚すことをお許しを願いたいと存じます。  つきましては本小委員会の小委員長を決定いたしたいと存じますが、どのような手続において、又誰を委員長にするかということについての御意見を承わりたいと思います。
【次の発言】 暫時休憩して懇談をいたしたいという動議が愛知委員より提案されております。その通りいたして御異議ございませんか。
【次の発言】 それでは御異議ないといたしまして、休憩いたします……

第13回国会 予算委員会昭和27年度予算と憲法に関する小委員会 第2号(1952/03/24、2期、日本社会党(第二控室・右))【議会役職】

○仮委員長(吉川末次郎君) これより小委員会を開会いたします。  本日は政府より岡崎国務相、木村法務総裁、大橋国務相その他の政府委員が出席する予定になつておりますが、予算の本委員会のほうに閣僚諸氏は主として只今列席いたしておりますので、これらの各大臣がこの小委員会に出席いたしますに先立ちまして、先ず吉田委員より御請求が私にありましたので、参議院の法制局長の意見を聞きますために参議院法制局長奧野君に対する昭和二十七年度予算と憲法との関係についての疑義に関する質疑をして頂くことにいたしたいと存じます。
【次の発言】 局長なんです。私が間違いました、法制局長……。



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