島村軍次 参議院議員
2期国会発言一覧

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島村軍次[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは島村軍次参議院議員の2期(1950/06/04〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は2期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院2期)

島村軍次[参]本会議発言(全期間)
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第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 参議院本会議 第6号(1950/11/29、2期、緑風会)【政府役職:農林政務次官】

○政府委員(島村軍次君) 先輩片柳氏からの農林行政並びに食糧問題に関する極めて適切且つ造詣の深い御意見を承わりまして、非常に参考になつたのであります。最後にお話のありました通りに政府でまだ決定を見ないような事項もありますので、十分これらに関しましては、御意見の点も考慮に入れまして、将来の対策を立てるようにいたしたいと考えるのであります。  統制全般に関する問題については安本政務次官及び大蔵大臣のほうからお話がありましたので、農林省所管に関する事項につきましてお答えを申上げたいと思います。  第一の、今次の国会に対して農林対策が極めて少いではないかというような御意見であつたのでありますが、御案内……

島村軍次[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院2期)

島村軍次[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 農林委員会 第2号(1950/07/20、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(島村軍次君) 便宜私からお答えを申上げたいと思います。協同組合に関する課税の問題は農林委員会の要望があるばかりでなく、農林省といたしましても数次関係当局と交渉を進めて参つたのであります。ところが、御承知の通りに産業組合時代には法律で非課税のことが決められ、戰時中においては特殊法人としての減税をやつておつたのであります。今回はシヤウプ勧告案に基いて減税をやらないということが現在の法律の建前になつておるようであります。そこで先般来もこの問題で自治庁へ私就任以来いろいろ意見を質して見ますると、何條でありましたか、減免の中にいろいろ規定されておる事項の中で、協同組合が或る一定の利益を取る、……

第8回国会 農林委員会 第5号(1950/07/26、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(島村軍次君) 我が国の現在甘土料のありまする地方は香川、愛媛、岡山・新潟、富山等の諸県でありまして、農林省において取調べましたところによりますと、その甘土料のある賃貸価格が各府県によつて多少の相違がありまするが、農地の倍数において香川県は二十八倍、愛媛県は二十倍、岡山県は二十八倍、新潟県は二十倍、富山県は二十八倍、かような数字になつております。今回の税法におきまして賃貸価格が標準になる農地の倍数四十倍は、平均でありまして、これらの土地の倍数から考えますというと、甘土料のある地方においては固定資産税の賦課が当然現在の法制の建前においても安く徴收されるものとみなされるのであります。この……

第8回国会 農林委員会 第6号(1950/07/27、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(島村軍次君) 昨日申上げましたのは、政府においても多年の自作農創設の仕事を今日までやつて参つたのであり、これを更に継続してなるべく早く実現するために改正の必要を認めて提案をいたしましたということを答弁申上げたのであります。マツカーサー司令部の方の二十四年の指令に対する私の答は、マツカーサー司令部の書簡の次第もこれありという意味を申上げたのでありまして、政府みずからが責任において提案を申上げたことは前段申上げた通りでありまして、これが唯一の理由であつたということは昨日は申上げたとは考えておりません。
【次の発言】 只今の資金の問題につきましては、この法案提出と同時に大蔵省に交渉を進め……

第8回国会 農林委員会 第7号(1950/07/28、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(島村軍次君) 先般来たびたび申上げておる通り、政府といたしましては、この法律案の通貨を予定いたしておりますので善後措置については考えておりません。従つて賃貸価格の統制を望むかどうかという問題は、当然望むが故にかくのごとき法律を提出いたしておるわけでございます。
【次の発言】 政府は通過を予定いたしておりますことは前段申上げた通りであります。従つてこの法律案の審議について彼これ申上げるつもりではありませんが、政府は提案をいたしました以上は通過を予定いたしておりますので、現在までのところ不成立になつた場合の措置については考えていないのであります。


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第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 農林委員会 第2号(1950/11/30、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(島村軍次君) 現在の電柱の使用料が現存の物価に合わないということはかねて承わつております。これは当然更に増額すべきものだと考えておりますが、基礎的の資料がありますか、或いは交渉の経過等は私も存じませんが、調べましてお答えいたします。
【次の発言】 只今説明を申上げました通り、物価に合わねば当然上げるべきものだと、かように考えておりますが、先ほど申上げました通りで、電通省にも交渉いたしまして努力いたしたいと思います。
【次の発言】 只今お答え申上げた通りで、経過をよく知りませんから、取調べまして、交渉すべきものはする、さように御承知を願います。

第9回国会 農林委員会 第5号(1950/12/07、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(島村軍次君) 只今競馬法の一部を改正する法律案に関する申入に対しましては、いずれも政府は適当に御申入に対して善処することを申上げましてお答えといたします。
【次の発言】 各項につきまして、一項より五項についていずれも善処することを申入に対するお答えといたします。


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 水産委員会 第6号(1951/02/01、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(島村軍次君) 只今上程になりました水産業協同組合の一部を改正する法律案の提案理由を御説明いたします。  水産業協同組合法が施行せられましてから約二年を経過いたしたのでありますが、その間全国津々浦々に至るまで四千六百余の組合が現に設立され、その事業も漸次本格的な軌道に乗つて参つておることは御同慶に堪へないところであります。  併しながら、この協同組合の現状を観察いたしますと、組合員の出資金は非常に少く、その結果新組合結成以後の借入金並びに旧団体から引継いだ負債の重圧を受け、その経営が非常に苦難の途を辿つているのでありまして、このように組合の経営的基礎が薄弱の上に、その経理組織の整備も……

第10回国会 水産委員会 第7号(1951/02/07、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(島村軍次君) この問題は大臣がお答えを申上げたと思いますが、熱心さにおいては大臣が一番熱心であります。従つてその大臣の命を受けて夜を徹してでもやれというくらいな元気で目下折角やつておるのでありますから、早い機会に提案することは間違いないと存じております。

第10回国会 水産委員会 第9号(1951/02/12、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(島村軍次君) お話の点はよくわかりましたが、私は全く素人でありまして、これから一つうんと勉強いたしまして、なるべく期待に副うように努力をいたしたいと思います。

第10回国会 内閣委員会 第14号(1951/03/22、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(島村軍次君) 只今行政管理庁の城政務次官から申上げました通り、政府においては目下行政の全般に亘つての簡素化、機構改正など検討中でありまして、又農林省におきましても水産省設置に対しても研究中でありまして、未だ結論の域に達していないということを御了知願いたいと思います。
【次の発言】 御説の点は御意見として承わつて置きたいと思いますが、それらの問題も今後十分検討のうちへ加えるということで、ここではつきり申上げることを差控えたいと思います。
【次の発言】 さようの結論に出るか出ないかということも、検討の上にいたしたいと思います。

第10回国会 内閣委員会 第24号(1951/05/17、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(島村軍次君) 審議会の整理等のための農林省設置法等の一部を改正する法律案の提案理由を御説明申上げます。  今般審議会等の整理その他農林省機構の一部を改正する等の必要が生じましたため、ここに審議会の整理等のための農林省設置法等の一部を改正する法律案を提案した次第であります。今回の改正法案は、農林省設置法のほか農林中央金庫特別融通及損失補償法、農村負債整理資金特別融通及損失補償法、臨時農村負債処理法、農地調整法、自作農創設特別措置法及び漁港法の六法律にも亘るものでありますが、これら法律の改正はいずれも農林省設置法改正に附随する改正でありますので先ず農林省設置法の改正から御説明いたしたい……

第10回国会 農林委員会 第1号(1951/01/31、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(島村軍次君) 只今御審議を願います裝蹄師法の一部を改正する法律案の提案理由を御説明いたします。  現行裝蹄師法は、昭和十五年に制定せられまして現在に至つたのでありますが、その後における諸情勢の変化によりまして、その一部の規定に改正を要するものができて参つたので、今回その不備を補いまして削蹄及び裝蹄の一層適正な実施を確保し、以て農業生産力の増強並びに運輸業の拡充に資せんとするものであります。  以下本法案の内容についてその概要を申上げたいと思います。第一に裝蹄師の免許を受ける資格についてでありまして、現在獸医師及び獸医師の免許を受ける資格のある者は、無條件で裝蹄師の免許を受けることが……

第10回国会 農林委員会 第2号(1951/02/01、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(島村軍次君) 農地調整法の一部を改正する法律案の提案理由を御説明申上げます。  現在の農地委員会の委員の任期は、おおむね市町村農地委員会にあつては八月、都道府県農地委員会にあつては九月に満了することになつておりますが、来るべき地方選挙においては、農地委員会の委員で立候補する者が出て欠員が相当出るものと予想されます。このような場合には現在の農地調整法の規定によりますれば、原則として補欠選挙を行わねばならんことになりますので、任期満了六カ月前は、各階層ごと定員の二分の一に至るまでは再選挙も補欠選挙も行わないことにしたのであります。  その他選挙人名簿の据置に関する規定もございますが、何……

第10回国会 農林委員会 第3号(1951/02/06、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(島村軍次君) 私も最初そ考えましたし、事務的にやつて行く間にはなかなかずれが来て、お話のようには参らなかつたということは、甚だ遺憾に思うのですけれども、今日まで誠に申訳ないようなずれが来ておりますけれども、そのために折角勉強しておるところですから、今暫くお待ちを願いたいと思います。
【次の発言】 肥料の問題に関連を持つて、食糧の実例を以てのお話は御尤もであります。肥料の統制を外す時分に、もう少し考えておつたらよかつたのだと私も考えます。併し今になつてお話の点の、非常に矛盾のある点も私も承知をいたしておりますが、前轍を踏まないように食糧の問題を扱うということの一番いい方法は、金がかか……

第10回国会 農林委員会 第5号(1951/02/08、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(島村軍次君) 先日の農林委員会におきまして、いわゆるプール問題に関する御質疑がありまして、その際、目下関係当局と交渉中ということを申上げて置いたのでありますが、一昨日農林大臣が交渉の結果、昨日関係筋から回答がありまして、これはすでに新聞紙上に出ておりますので、御覽を願つたと思いますが、大体の回答の要旨は、主要食糧の日本政府より卸売業者に対する配給に際し起ることのあるべきプール問題は、現行日本法律の枠内において食管特別会計を使用することにより、満足に、且つ困難又は不当な支出をなしに解決することができるものと認めると、こういうふうな御回答であつたのであります。従いまして先に政府で予定を……

第10回国会 農林委員会 第6号(1951/02/13、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(島村軍次君) 只今予備付託になりました農業災害補償法第十二条第三項の規定の適用を除外する法律の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由を御説明いたします。  この法律案の内容は、農業災害補償法第十二条によりますと、食糧管理特別会計は、水稲、陸稲、麦の農作物共済の共済掛金の一部を農業共済再保険特別会計に繰り入れて負担いたしますと共に、この負担金を食糧の売渡価格の中に織り込みまして、消費者に負担させるように定めているのでありますが、これに対する臨時措置として、農業災害補償法第十二条第三項の規定の適用を除外する法律を制定いたし、取りあえず昭和二十三・二十四・二十五の三年度における食……

第10回国会 農林委員会 第10号(1951/02/23、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(島村軍次君) 只今予備付託になりました農業委員会法案につきまして、その提案の理由を簡單に説明申し上げます。  終戰後我が国の農村の民主化と、農業生産力発展の障碍を除去いたしますために、画期的な農地改革が実施されまして、三百万戸を超える自作農家の創設が行われ、その事業もほぼ完成をみたのでありますが、真にこの事業の成果を確保するためには、わが国の農業生産力の発展及び農業経営の合理化を促進し、農民の地位の向上を図りますことが不可欠であると考えられるのであります。このことは、單に農民のためばかりでなく、国家百年のため、緊急の計と存ぜられるのでありまして、そのため政府はいろいろの方策を講じて……

第10回国会 農林委員会 第11号(1951/02/28、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(島村軍次君) 前々回からの本委員会における審議の情勢から考えまして、自作農維持の問題が相当量要であるということは我々もよく承知をいたしておるのでありまするが、只今管理部長から説明を申上げました通り、少くとも現在の特別会計における資金の中から融資の途を開いて置いて、そうして漸次これを拡充するという考えかたを持つて参つたのでありまするが、今説明申上げました通りに、まだその筋の了解が、考えかたについて多少の齟齬がありまして、至つておらんことは誠に遺憾であります。併しこれを放置しておるわけではありませんので、政府といたしましても、この点については十分な研究は進めておりまするが、併しお話の通……

第10回国会 農林委員会 第12号(1951/03/01、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(島村軍次君) 農業委員会法の施行に伴う関係法令の整理に関する法律案の提案理由の説明を申上げます。  農業委員会法の施行に伴う関係法令の整理に関する法律案は、今回の農業委員会法によりますれば、現行の農地委員会は新たに農業委員会に改組せられることになりまするので、現行諸法律中の「農地委員会」とあるものは「農業委員会」に改める必要が当然生ずるわけであります。この意味におきまして整理を行うための関係法令についての一部改正を行なつた次第であります。  どうぞ農業委員会法と併行して御審議の上速かに御可決あらんことをお願い申上げる次第であります。

第10回国会 農林委員会 第13号(1951/03/02、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(島村軍次君) 今農政局長が申上げましたように、経過はまあ最後の段階に来ておるわけですが、そこで法律案の決定が大臣折衝によつて行われる前に、金の問題はもう今日、明日にでも是非片付けて、そうして金庫の困ることもわかりますし、それで拂うものは拂うということの措置を是非講じたいと思つております。
【次の発言】 そこまで詰められると実は困るのでして、そういう考え方で今折衝を進めて来たわけですが、本日の委員会にその点を明らかにするのにはまだちよつと余日があると思いますから、努力すると言う以外にないと思います。
【次の発言】 従前からこの問題は毎日のように経過を聞いておりますし、それから今日の段……

第10回国会 農林委員会 第14号(1951/03/06、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(島村軍次君) 只今議題となりました農林漁業資金融通法案提出の理由を御説明申上げます。  最近における国際情勢の推移を見まするに、食糧の自給態勢を確立し国民生活の安定を図るために、緊急の施策を講ずる必要があると考える次第であります。而して農林漁業の生産力の増進を現在以上に図りますためには、土地改良、造林、漁港修築等の固定的生産設備の改修に対し公共事業費による助成を図りますほかに、これらの目的に対しまして別途長期且つ低利の資金を融通する制度を確立する必要があります。かかる意味におきまして、今回政府におきましては、一般会計及び米国対日援助見返資金特別会計から六十億円の資金を得まして、これ……

第10回国会 農林委員会 第15号(1951/03/07、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(島村軍次君) 本年度の公共事業費の見返資金分で、継続事業に対するものは各工事の種別ごとに検討を加えまして、二十六年度の一般公共事業費中から差支えない程度で支出する予定で、今目下各箇所に検討を加えております。
【次の発言】 もともと今回の特別会計資金と性質が異なつておりますし、そういうことはない、絶対にないと思います。
【次の発言】 ありません。
【次の発言】 実は昨日片柳さん御欠席でありましたけれども、関連質問が、ございましたのではつきりしたことを申上げまして政令へ加えるべく予定をいたしております。
【次の発言】 これは二つ考えられると思うのでありまして、一つは成るべくこの事業効率……

第10回国会 農林委員会 第16号(1951/03/08、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(島村軍次君) 前回お尋ねになりました問題で、私から御答弁を申上げる予定になつておりましたが、先般のお申入れの次第もございますのでお答えを申上げたいと思います。人員は千八百人をちよつと下廻ると思いますが、その増員を予定いたしております。当初いろいろ研究をした段階におきましては、もつと多数人を入れてやりたいという考えを持つていたのでありますが、成るべく能率を上げまして、最小限度で参りたいと思つておりますので、さような割合で大蔵省との折衝はできております。  それからもう一つのマージンの問題につきましては、理論的にはこの前申上げたように、卸売マージンが減つて、そうして政府自身の経費が殖え……

第10回国会 農林委員会 第18号(1951/03/13、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(島村軍次君) 只今上程になりました農業災害補償法の一部を改正する法律案について、その提案の理由を御説明いたします。  この法律案の内容は、現行の農業災害補償法第十三條の三及び第十三條の三の規定によりますと、昭和二十四年、二十五年の両年度におきまして、蚕繭共済及び家畜の死亡廃用共済にかかわる共済掛金の一部を国庫が負担いたすことになつておりますが、これを改正して、昭和二十六年度におきましても同様の措置を講ずることといたしておるのであります。  右の国庫負担措置の経緯について申上げますと、蚕繭共済につきましては、農業災害補償制度制定当時は、製糸業者等が、その共済掛金の一部ル繭の取引数量に……

第10回国会 農林委員会 第19号(1951/03/15、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(島村軍次君) 我が国全体の農業政策から考えますというと、弱いところを助けてレベルを上げるということも当然行われなければならんと思うのでありまして、只今お話の積雪寒冷單作地帯に限つてやる場合には、暖地における生産力を一層増す方法もあるのではないかという意味のお尋ねでありますが、過去のとり来つた積雪、寒冷地帯に対するいろいろな改良、改善施設に加うるに早場米奨励金等の歴史的存在から考えまして、本法律案の提案は誠に農林省といたしましても適当な措置であると考えておる次第であります。
【次の発言】 非常にむずかしい御質問でありますが、法律の立案は御承知の通り国会がやるという建前になつておるんで……

第10回国会 農林委員会 第21号(1951/03/22、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(島村軍次君) 只今上程になりました農薬取締法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由を御説明申上げたいと思います。  病害虫による農作物の損害は米麥のみにおきましても、年々四百万石以上に達しておりまして、我が国の自立経済達成上、これらの病害虫防除によつて食糧の増産確保を図ることは極めて緊要であります。政府におきましては、昭和二十五年度から相当の経費を計上いたしまして、病害虫の防除による食糧の増産確保を計画し、実施いたしておるのでありますが、これに必要な農薬につきましては、従来特に終戰後不正粗惡な農薬の出廻りが多く、農家に損害を与えていましたばかりでなく、農薬生産に著しい惡影……

第10回国会 農林委員会 第22号(1951/03/23、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(島村軍次君) 数字に亘りますので、食糧庁長官からひとつ。
【次の発言】 私はそういうようには考えません。これも私の感じでありますから、或いは御議論はあろうと思いまするが、私は従来の統制の過程を考えて見ますると、一応片柳さんのお話のようなことも考えられると同時に、これは消費の部面が或る程度まで自由になりますると、確かに麦は潜在のものが顯在して出て来ると同時に、消費量についても、これは相当変つて来ると思います。いわんや今回の昨年来やりました甘藷、馬鈴薯及び雑穀等の数量を考えますというと、これはその方面の数量が相当役立つて参ると思うのであります。御指摘のような飼料の問題等から考えますと、……

第10回国会 農林委員会 第25号(1951/03/27、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(島村軍次君) 現に提案いたしておりまするこの法律案に関連を以ちまして、只今のお話の公共土木施設災害復旧事業費国庫負担法は別途提案をする予定にねつておりまするが、関係方面との手続がまだ完了いたしておりませんが、完了次第提案をいたしまするので、従つて三月中には提案し得る見込みで折衝を進めております。この法律案によりますと、只今お話になりましたような問題はこの中に規定されておるのでありまして、若しこの法案が三月中に成立せないというようなことがありましても、従来取扱つておりましたように、行政措置によつてこの補助予算が確定しますれば出し得る方法がとり得ると考えております。

第10回国会 農林委員会 第26号(1951/03/28、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(島村軍次君) 食糧確保に関する法律案の審議の過程から申しま下ると、御意見の通りであります。ところが政府のほうで今回提案をいたしましたその理由にも挙げておりまするように、食糧事情は、或る程度当時よりは安定をいたし、而して漸次統制を外して参るということが、例えばその裏付になる農具であるとか、或いは肥料であるとかというような問題について漸次統制を解除して参つておるのであります。従つて政府自身でこれらを全部配給ルートへ持つて行く場合においては、制定当時の意味が十分あつたわけでありますが、その後の情勢から申しますると、実際問題としてなかなかその裏付が確保できないというのが現状であるかと思うの……

第10回国会 農林委員会 第27号(1951/03/29、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(島村軍次君) 衆議院の修正に対しては、資金計画に影響がないとは言えないと思うのであります。併し国会の御意思でこういうふうになりました結果は、参議院においての皆さんの御意向によつて適当に御審議を願うほか、いたし方ないと思います。資金計画について影響が全然ないとは申上げられないと思います。
【次の発言】 たびたび申上げました通りに、六十億プラス六十億の計算で、一応特別会計を設定するということで大蔵省との間に、話を進めた、そこでその六十億が四十億になつた場合において配分をどうするかということは、今申上げた通りで、まだ決定いたさないのみならず、六十億の場合におきましても、これはその後の衆議……

第10回国会 農林委員会 第28号(1951/03/30、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(島村軍次君) 途中で参りましたので、御質問或いは御希望の点に十分お答えに当るかどうか存じませんか、今日の農薬が、資材が不十分であるということに対する手配を十分にしろという御意見であつたと思いますので、この点につきましてはかねて本委員会等の御希望もありますし、又病虫害防除の態勢を強化することは食糧増産上極めて必要なことも御意見の通りでありますので、極力この資材、農薬の資材及び機具等の確保には現に手配を十分いたしておりますが、なお今後の御希望に副うように今後においても十分の努力を重ねたいことをお答え申上げます。
【次の発言】 各項目に関しまして私が先ほど答弁申上げたので大体盡きておると……

第10回国会 農林委員会 第29号(1951/03/31、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(島村軍次君) 只今議題となりました農漁業協同組合再建整備法案提出の理由を御説明申上げます。  我が国自立経済の基礎である農業及び漁業の生産力を維持増進し、農漁民経済の安定を図るためには、農業協同組合、同連合会、漁業協同組合及び同連合会を育成助長しなければなりません。然るに組合のうちには、最近の急激なる経済変動に直面してその経営が悪化しているものが少くありません。これらの組合は、その本質に鑑みまして自主的にその整備強化を図るべきことは勿論でありますが、自力のみによる再建整備の困難なものにつきましては、政府の財政的支出その他の援助により組合の再建意欲を高め、早急に経営を健全化することに……

第10回国会 農林委員会 第32号(1951/05/15、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(島村軍次君) 只今上程になりました輸出食料品検査所出張所設置承認につきまして、提案の理由を御説明申上げます。  輸出品の声価の向上及び品質の改善を図り、輸出貿易の健全な発達を期するため、昭和二十四年三月から輸出品取締法に基いて、輸出品の検査を実施して参つたのであります。食料品につきましては、その実施機関として、輸出食料品検査所を東京に置き、小樽、横浜、静岡、神戸及び門司の五カ所にその支所又は出張所を設置しているのでありますが、最近における我が国輸出品に対する海外の批判に鑑みますと、輸出品の検査を一層強化する必要があるのであります。そのために、今国会におきまして、輸出品取締法の一部が……

第10回国会 農林委員会 第43号(1951/06/01、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(島村軍次君) お答え申上げます。肥料の問題につきましては、お話の通り統制を外す際に何らかの需給調整の方法を考えるべき筋合いであつたと私も考えておるのでありまして、ただその際にまあ差当りの問題としては、御承知の通りに公団手持のものを成るべくストックを多くして、それによつて或る程度の需給なり、或いは価格調整を行うということがとられて、数量的にもそのために成る程度の需給調整が行われて参つたのでありますが、併しもう手持も殆んどなくなりますし、これはかねてからの研究討議事項でありまして、一つは価格に関する問題、一つは数量に関する問題だと思うのであります。硫安につきましては御承知の通り只今お話……

第10回国会 予算委員会 第5号(1951/02/09、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(島村軍次君) 政府が今回提案いたしました予算のうち、農林省関係の一般会計並びに特別会計及び公共事業関係の二十六年度分につきましてその概要を説明申上げます。  先ず一般会計におきましては二十六年度は二百六十七億九千六百万円であります。二十五年度補正予算に比べて、二百三十一億三千九百万円に比して約三十六億五千万円の増加となつております。全体的に申しまして国の歳出合計が七十一億五千万余円を減じているのに比しまして、農林省関係の予算は増額をいたしていることを先ず第一に申上げたいと思います。  そこで政府が今回予算の編成に当りまして重点をどこに置いたかという問題について簡單に説明を申上げたい……

第10回国会 予算委員会 第18号(1951/03/03、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(島村軍次君) 特用作物のうち、殊に纖維作物につきましては、いろいろ地方的に事情もあることだと思うのでありますが、将来国内の需給情勢から考えて、それぞれの部面で、価格の点も、或いは又量の点も、適地適作に従つて大いに奨励を進めたいと、かように存じております。
【次の発言】 二十六年度予算編成の際には只今農林委員会の申出の通り移転費だけを計上いたしておつたのであります。その後大船の設置がその筋の要求によりましてGHQの関係に廻わさなければならないということになりしましたために移転不可能な情勢になりまして、農林委員会の申出は御尤もであると考えまして、農林省といたしましては目下この対策につき……

第10回国会 予算委員会 第23号(1951/03/09、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(島村軍次君) 只今藤野委員よりお尋ねの第一点、畑地灌漑につきましては、お話のように今日の食糧増産の上から極めて重要な事項でありまするので、政府といたしましても、すでに一部分は現在の公共事業費中より畑地灌漑を取上げて参つておるのでありまするが、お話の通りに、例えば現在陸稻の反当收量七、八斗のものが、畑地灌漑によつて一石五、六斗に増加した例もたくさんあるのでありまして、今回の一割増産の中には、これらの問題を技術的にも相当取上げて参つておるのであります。公共事業費全体が非常に少いという関係もありまするので、来年度予算中には、この問題を大きく取上げることができなかつたことは誠に遺憾に存じま……


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第11回国会(1951/08/16〜1951/08/18)

第11回国会 農林委員会 第閉会後2号(1951/08/21、2期、緑風会)【政府役職】

○説明員(島村軍次君) 今回の平和池の被害に関連をして、将来の問題については私も実地を見ましたその瞬間がら、只今御指摘のような問題が当然取上ぐべきもの考えましていろいろ検討を加えておるのでありますが、先ほど来申上げまするようこ、将来に禍根を残さないことと、併せて将来の農業技術と申しまするか、土地改良に関する影響を絶対に不安のないような方法で、この際根本的な対策が立てられることを期待し、又さような考え方を以て進んで行くべきであるという考え方で寄り寄り協議を進めておるような次第であります。結論としてはまだお話を申上げる段階に至りませんけれども、御趣旨の点を十分拝承いたしまして万金の措置を講じたいと……

第11回国会 農林委員会 第閉会後4号(1951/09/21、2期、緑風会)【政府役職】

○説明員(島村軍次君) 金融に関する問題は、御趣旨は御尤もであると思うのでありまするが、只今長官の説明申上げました通り、麦の統制撤廃と言えば直ちに全部の野放しでなくして、政府が一定数量は外麦については勿論管理をやりますし、内地の麦についても無制限に買上げるということであり、食管会計は大体現状を継続することになりますれば、買入の場合に地域を通じて農林協同組合に流すことは現在と同様であります。従つて麦の供出制度の改正或いは配給制度の改正でありまして、金融上については現在と何ら変らない。従つて農業協同組合においては、その金融上の措置は今直ちにせんでも、現在と同様な形がとり得るものだと、かように考えて……


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 水産委員会 第3号(1951/11/07、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(島村軍次君) 漁業法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由の大体を御説明申上げたいと思います。  この法律案は、前国会以来懸案のもので、即ち、昨年三月十四日施行をみた新漁業法においては、漁民による漁業秩序の再建を意図し、旧法に基き免許された漁業権の再編成を行うと共に、許可漁業についても、それぞれ漁業の民主化という見地から再検討を加え、漁業制度改革を円滑に実施すると共に、更に又、去る二月十四日総司令部より非公式の形で政府に勧告のあつたいわゆる「日本沿岸漁民の直面にしている経済的危機とその解決策としての五ポイント計画」に掲げられている第一ポイントに対する措置として、お手許に配……

第12回国会 水産委員会 第7号(1951/11/20、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(島村軍次君) 只今上程になりました小型機船底びき網漁業整理特別措置法案につきまして、その提案理由の大体を御説明申上げます。  この法律案は、先に本国会におきまして御審議を願いました漁業法の一部を改正する法律に密接な関連を持つているものでございます。即ち、この一部改正法律におきまして、新らしく小型機船底びき網漁業の範囲を明らかにいたし、都道府県知事の許可漁業といたしたのでありますが、本案はこの小型機船底びき網漁業について整理減船をするための整理手続、基準等を定める内容を持つものであります。即ちこの小型機船底びきの整理は、本庫二月二十七日の閣議におきましても諒解事項として決定を見ており……

第12回国会 大蔵委員会 第18号(1951/11/21、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(島村軍次君) 糸価安定特別会計法案に関する説明は、別途大蔵省のほうから提案理由の説明があつたはずであります。その基本を成す元の繭糸価格安定法案につきまして大要を申上げたいと思います。別途農林委員会に付託になり、提案いたしておりまする繭糸価格安定法案は現在我が国の経済自立及び発展を図るための輸出振興にその重点が置かれ、自立経済達成の基盤とも申すべき農家経済の改善を図るということがその理由であります。而して養蚕業は御承知の通りに現金收入、家族労働の効率的な消化等の点から、極めて重要な産業でありまして、又生糸、絹織物の輸出は我が国の輸出貿易面においても大きな位置を占めておりまする関係から……

第12回国会 農林委員会 第9号(1951/11/14、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(島村軍次君) 只今上程になりました農林漁業組合再建整備法の一部を改正する法律案につきまして御説明を申上げます。  去る第十国会におきまして、同法が制定公布せられましてより、関係政令、省令及び告示を公布実施いたし、一方農林省並びに都道府県庁は、全国並びにブロツク別にしばしば会議を開きまして、これらの法令の趣旨を徹底せしめると共に、奨励金の交付を希望する組合について調査を行い、これに基いて必要な予算措置を講じ、奨励金交付の準備を進めて参つたのであります。同時に、この法律に基いて特別指導員の派遣を希望する組合に対しましては、極力その要求に応じて、再建整備の実際的指導に当らせますと共に、奨……

第12回国会 農林委員会 第12号(1951/11/26、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(島村軍次君) 肥料の輸出に関する事柄につきましては、現在のところは多少時期は遅れましても既定の方針によつて国内の需給上差支えないという見方を持つております。
【次の発言】 農政局において通産省と常に協議を進めております。
【次の発言】 その通りいたします。(笑声)


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 大蔵委員会 第76号(1952/07/25、2期、緑風会)

○委員外議員(島村軍次君) 大蔵委員会の貴重な時間をお与え頂きましたことに厚く御礼を申上げます。この問題は今の畜産振興上極めて重要な問題でありまするが、御提案者の提案理由等を拝見いたしますると、極めて適切な措置であると思われるのでありますが、ただここで従来の推移から一、二伺つてみたいと考えますることは、片柳委員からお話になりました政府が買上げをして売却する場合には随意契約によるというような大体のお考えのようでありますが、その場合における国内配給を如何ような考え方で考えておられますか。端的に申しますと従来の飼料の配給等については食管で扱つておつたとうもろこし等の配給、或いは小麦のふすま等の配給に……

第13回国会 農林委員会 第6号(1952/02/19、2期、緑風会)

○島村軍次君 一つだけ希望しておきます。肥料の問題につきまして、有機質の肥料が将来も、現に出ておるわけですが、有機質の需給情勢、それから将来の見通し、その他輸出入等に関して、或いは対策なりその他政策上に関する問題、資料がありましたら是非作つてもらいたいたい、それを併せて資料の中に要求したいと思います。

第13回国会 農林委員会 第40号(1952/05/27、2期、緑風会)

○島村軍次君 先に国営検査の問題が前国会で取上げられまして、ここに統一的な検査法というものができたのでありますが、元来農産物の検査はどこまでも生産増強、農家本位に考えるべきだと思うのでありますが、たまたま今回の検査法改正に当りまして、先国会当時問題になつておりましたが、食糧庁から切離して新たに独立した機関を設けるという議論が衆議院においては前回希望決議になつておりますが、これに対する長官のお考えを先ず承わりたいと思うのであります。食糧長官は先に農政局長をおやりになつておりましたし、農政上の立場から考えますというと、理論的に私は独立すべきものだと考えますが、率直な一つ御意見を承わりたいと思います……

第13回国会 農林委員会 第41号(1952/05/28、2期、緑風会)

○島村軍次君 検査の手数料に関しましては、一応御答弁があつたのでありますが、今回の買上におきまして、価格の決定に際し確か食糧庁長官は価格の中に入れないで手数料だけ、これは技術上事務的に切離すことはできないかも知れませんが、建前の上では価格には入れないと、そこで先ほど片柳氏もお話になつた二重価格制との関係が、政務次官の御答弁と長官の御答弁と少し違うような気がいたしますが、その点はちよつとはつきり事務の手続上のことからもう少し詳しく御説明願いたいと思います。
【次の発言】 そこで、これは、検査手数料を審議する場合に極めて重要な問題になつて来ると思うのでありますが、この価格の問題と手数料とは事実取扱……

第13回国会 農林委員会 第45号(1952/06/04、2期、緑風会)

○島村軍次君 只今の検査法中一部改正案に関しましては、この法案そのものに対する問題よりは、これに関連を持ついわゆる検査手数料の減額が当委員会において相当論議されたのでありまして、現在の国営検査制度は、昨年の決定の時に本委員会において強い要望もあり、検査手数料は、農民負担の軽減を目途として、将来速かにこれを引下げるという措置を講ずべきであるという第一の強い希望を附し、第二には、国営検査制度は将来これをますます強化すべきものでありまして、この制度が自治体検査その他に移行するがごときことのないことを強く要望するためには、ここに国営検査制度の確立のために、一般会計よりも負担をするよう、政府において十分……

第13回国会 農林委員会 第47号(1952/06/06、2期、緑風会)

○島村軍次君 私はこの一部を改正する法律案については、左の希望を附して原案に賛成するものであります。  災害補償法については相当強いいろいろな角度からの論議もあることは御承知の通りでありまして、要は農家の負担を軽減することがその主体でなければならんのであります。将来この制度の処理にあたりましては相当の抜本的な幕本対策が講ぜられるべきものと思うのであります。さような考えかたから、更に本制度につきましては根本的にこれを検討を加えるということを第一に希望いたし、第二には、かねて論議の中心になつておりました任意調査につきまして農協との調整に関して政府はこの際速かに調整の方法を講じ、而うして末端の農家の……

第13回国会 農林委員会 第52号(1952/06/17、2期、緑風会)

○島村軍次君 先ず第一に、只今山峠氏からお店になつた問題に関連いたしまして、いずれも先に通過した急傾斜の段々亀に関する法律、単作地帯の法律の書き方によく似ておるようでありますが、単作地帯においても計画を農林委員会で立て急傾斜地帯においても農林委員会が主体になつて計画を立てるということになると思うのでありますが、例えばこのそのうちにある積雪寒冷地帯の法律の第九条によりますというと、農業振興計画の内容については改良保全もあるし、土地の生産条件の整備ということにもなりますが、これらとの関連についてはどういうお考えをお持ちになつておりますか。先ずその点から伺つておきたいと思い心す。

第13回国会 農林委員会 第54号(1952/06/19、2期、緑風会)

○島村軍次君 御馳走が出ましたので眠け覚ましになりましたから少し質問を申上げてみたいと思います。私の承わりたいと考えまする点は、今回の農地法第十二条によりまして政府が買上げる場合の価格が五千円を予定されておるようであります。ところが、これはいわゆる強制譲渡でありまして、双方の意が調わない場合に政府が買上げるということだと思うのでありますが、併し一旦自作農の創設ができたときでも、只今山崎さんのお話のように金融上の措置とが「その他で止むを得ず売買するというようなことがつまり耕作者間で、或いは土地を耕作したいというような者との間に出て来るということはこれは自然の勢いと思うのであります。その結果、資料……

第13回国会 農林委員会 第55号(1952/06/20、2期、緑風会)

○島村軍次君 この問題は端的に申上げれば、少し撃一一になり過ぎたというふうに総合的に考えられると思うのであります。そこでいずれ数量的にも御研究になつた問題と思いますが、我が国のバターの生産は六百五十万、本年度はそのくらいの予定だとされて、数年前の殆んど倍近い数量になつておる。であるからして世間一般に言つておるようなバターの数量というものが、価格はいかさま高いのでありますが、大分生産が増して来たということは、私は争われん事実と思います。然るにこの際お入れにならんとする百五十万ポンドは、全体の生産量の四割六分に相当する、こういうことになれば、約半量という数量になる結果から、畜産業に及ぼす影響が多い……

第13回国会 農林委員会 第58号(1952/07/28、2期、緑風会)

○島村軍次君 先般バターの輸入に関連するその後の措置等、農林大臣の御出席を求めて質疑を行なつたのでありますがその後の経過を場先ず畜産局長に承わつて見たいと思います。
【次の発言】 そこで最近のこのハターの市価が相当値下りを来たして、殆んど輸入価格と同一のような情勢であるということも承わつておるのであります。従いまして将来の畜産政策にも影響を持ち、且つ辰業協同組合等で行う酪農事業に一つの経営上の問題も起きておりますし、且つ又将来の折角有畜農業等の奨励でやろうとする場合においてこれらの問題が暗影を投げるというようなことさえ唱えられておるのでありますが、それらに対して畜産局長の一つ御意見を承わつて見……

第13回国会 農林委員会 第59号(1952/07/30、2期、緑風会)

○島村軍次君 農協の再建整備は只今のお話は不足額だけという御意見になつておるようですが、融資の問題も農政局で取上げておると思うのですが、あなたのところへ参つておりませんか。
【次の発言】 これは希望を申上げておきます。一つ農政局と打合せて至急に御研究願いたいと思います。申出を強くいたしておきます。


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第15回国会(1952/10/24〜1953/03/14)

第15回国会 決算委員会 第2号(1952/11/28、2期、緑風会)

○島村軍次君 今のに関連しまして、検査院のほうでは、只今の説明によると、二十二年から毎年、これは終戦後に相当かような事実があつたと、所によるというと実に模範的なものもある。併し所によるというと乱脈がそのまま継続しておるというような事実をお話になつたようにも思うのですが、その後の監査においても、さようなことの結果を御認識になつておるかどうですか。
【次の発言】 私も決算委員は新米でありまして、よくわかりませんが、その二十二年から終戦後の棚卸の際に、いわゆる物品としてなり、或いは決算の附合い、この事実によつたような事項で、帳簿上から落した品物の概数が、資材局のほうでおわかりになつたら、概数でよろし……

第15回国会 農林委員会 第2号(1952/11/24、2期、緑風会)

○島村軍次君 只今の資金特別会計に関して説明によりますと、八億の貸付金を確保し、漁業共同施設、サイロ、堆肥舎と、こうありますが、これに限定されるのかどうかということを一つ。それから食管関係に直接の関係はないことですが、超過供出に対する免税の点は今年度は官房長、どういうふうな経過になつておるか、その点を一つ……。
【次の発言】 この超過供出の問題は本日の新聞によつてもすでに供出完了後の自由販売等に関連を以て山形県ではすでに実施をしようと、こういうようなことが新聞で伝えておりましたが、前からの経過から見まするというと、これは裏腹の関係にあるので、結論として出ておらんので、まだ申上げる段階ではないと……

第15回国会 農林委員会 第3号(1952/11/25、2期、緑風会)

○島村軍次君 基本的な問題で、この第一の「食糧自給の促進」、「日本経済の自立を基盤として」と書いてございますが、日本の農業の特質というものが、これは森農林大臣のときに、私は質問したことがあるのですが、他の諸国の農業と違つて、こういうような重要さが増して来ると、一つの公企業的性格を持つておるものだと思うのでありますが、新大臣は日本農業に対しては公企業的性格を持つものとして今後の諸施策の推進をやられるという基本的な考えをお持ちになるかどうかということを一つ承わりたい。
【次の発言】 それでは次に、この復旧計画の年次計画ということは、新聞紙の伝うるところによると、特別会計を設定しようというお考えのよ……

第15回国会 農林委員会 第16号(1952/12/23、2期、緑風会)

○島村軍次君 ちよつと関連して小林さんにお伺いするのですが、いろいろ大蔵委員会で仔細に御検討になつておるようでございますが、予算としてすでに国民金融公庫でこの前例があるということで伺つておるのですが、国民金融公庫のこの法文を大蔵委員会では公権的にどういうふうに質疑をされて決定されておるか、その決定が結局これにも及ぶと思うのですが、甚だ申訳ないのですが、大蔵委員会で御決定になつておる公権的な解釈ですね、了承されておる公権的な解釈をお伺いしたい。そうすると我々審議するのに非常に参考になるわけでありますから。

第15回国会 農林委員会 第17号(1952/12/24、2期、緑風会)

○島村軍次君 従来の小水力五百キロの問題は、今後電気事業者との関係或いは通産省等の関係でちよつと聞き洩らしたかも知れませんが、五百キロに限定をした発電施設というふうになるのですか。或いはもつと幾らでもやれると、こういうことですか。
【次の発言】 昼前でありますが、私はこの際特に、昨日委員会に経過の報告のありました海岸保全法案に関する問題について提案をいたしまして皆さんの御賛成を得たいと思います。  それはこの法案は議員提案になつておつて発案準備が進められておるのでありますが、昨日の経過から考えますと建設省との間の関係がまだ調整が十分できてないということでありまするが、当委員会におきましては例え……

第15回国会 農林委員会 第18号(1952/12/25、2期、緑風会)

○島村軍次君 私は本案の審議の過程においてはまだ不十分なものがあると存じまするが、現在の畜産振興並びに飼料事情等から考えまして、是非ともこの際飼料需給調整の道の開かれることをかねて望んでおつた立場から本案に賛成をいたすものであります。ただ審議の過程においていろいろ論議されましたように、本法施行に関しましては、先ず第一にこの法案が果して価格安定なり或いは飼料の安定に効果のあるものかということに対しては、法案成立と共に重大な基礎になるものと考えまするので、その執行に当つて特に農林当局の猛省を促しておきたいと思うのであります。  第二には、本法施行に伴う予算の措置でありまして、この問題はなお大蔵当局……

第15回国会 農林委員会 第26号(1953/03/09、2期、緑風会)

○島村軍次君 小林さんに伺いますが、第一条の第三項を取るのとそれから……。
【次の発言】 それだけですね。
【次の発言】 私は実は欠席勝ちでありまして、本日の小林さんと政府委員との間の応答を聞きましたが、今日の申入の決定に対しては次回に一つして頂きたいと思います。もう少し検討を加えてみたいと思いますから……。
【次の発言】 先般説明があつたことと考えまするが、この取扱い、登録を受けるところは畜産局のどこでお扱いになるかが一つ。  それから登録の申請については登録手数料を二千円ということのようでありますが、これらの予算関係はどうなつておるか。  それから実際の登録は農林省一本でやられるわけですか……

第15回国会 農林委員会 第27号(1953/03/10、2期、緑風会)

○島村軍次君 昨日この問題に関して小林委員から御発言があり、本日の農林委員会において申入れの決定をみることになつておつたのでありますが、私はむしろこの際却つて例示的に挙げたことのほうが本法制定の目的に合するものと考えるのでありまして、お話のように政令で定める問題になりますと随分例示がない場合にはどうするかという問題もあるようでありますが、損害賠償、この法律案の特別損失に関する補償に関しては、むしろ現実に非常に困つておる問題を中心として考えますと、むしろ例示したほうが実効を挙げるのではないかと思うのであります。法律論としてはいろいろ考えられると思いますけれども、さような意味において農林委員会とし……


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各種会議発言一覧(参議院2期)

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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 通商産業・農林連合委員会 第1号(1950/07/21、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(島村軍次君) 只今の御意見は御尤もでありまして、最近における需給関係から価格の変動、いわゆる全体に対する糸価安定の方策が当然考えられなければならぬ問題であると思いますが、御承知の通り食糧を中心とした統制も、まだ目下研究中であり、それに伴う糸価の価格安定という問題は、合せて研究をすべき事項であると考えまするので、関連を以て目下鋭意研究中でありますので、さよに御了承願いたいと思います。
【次の発言】 私も入りましてから間もないのでありますが、この糸価安定の問題についてはかねてから承つておつた問題であります。ちよつと速記を止めて頂きます。


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 農林・水産連合委員会 第1号(1951/03/14、2期、緑風会)【政府役職】

○政府委員(島村軍次君) 或いは説明があつたかとも考えますが、今回の長期資金計画を最初立てました経緯から考えますと、全体を通じてこれでは不十分であるということは、二百億を計上し、百五十億を計画し、百三十億になり、六十億ということで、少額であることは我々も認めておるのであります。それで全体の計画を立てる場合にいろいろ考究を進めて参つたのでありますが、六十億の範囲にはめ込むのにはなかなか実は苦心をいたしたのであります。そこで更に預金部資金の獲得を計画いたしまして、本法律案の提案になつておりまするように、預金部の六十億を予定をした金利を計上いたしておるのであります。従いまして只今のお話のありました増……



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データ更新日:2022/12/18

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