矢嶋三義 参議院議員
2期国会発言一覧

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このページでは矢嶋三義参議院議員の2期(1950/06/04〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は2期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院2期)

矢嶋三義[参]本会議発言(全期間)
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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 参議院本会議 第29号(1951/03/24、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 只今議題となりました教育公務員特例法の一部を改正する法律案の修正議決報告に対し、私は賛成の討論をなさんとするものであります。  教育公務員特例法は、国家公務員及び地方公務員でいわゆる教育公務員とされた者及びこれに準ずる者について、国家公務員法なり地方公務員法で規律されるのはその職務と責任の特殊性から適当でないと考えられる事項につき、特例を設けたものであります。本改正案の内容は、地方公務員法施行に伴う整備及び経過的なものと、新たに若干の特例を加えたことと、更に若干の改正を図つたものでありまするが、どこまでも教育行政の民主的且つ能率的な運営を保障し、延いては教育の復興に大きく寄與する……

第10回国会 参議院本会議 第40号(1951/05/11、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 私は只今の千葉君の動議に賛成いたします。

第10回国会 参議院本会議 第41号(1951/05/16、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 私は只今の木下君の動議に賛成いたします。

第10回国会 参議院本会議 第46号(1951/05/25、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 私は只今の内村君の動議に賛成いたします。

第10回国会 参議院本会議 第50号(1951/05/31、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 私は只今の中村君の動議に賛成いたします。

第10回国会 参議院本会議 第51号(1951/06/02、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 私は本法案の修正案並びに修正部分を除く原案に対しまして、第一クラブを代表いたしまして賛成討論をなさんとするものであります。只今共産党の兼岩君並びに社会党の高田君が、それぞれの立場において反対並びに賛成討論をなされたのでありまするが、私も、この法案は、この運営如何によつては、戰後打ち立てて参りましたところの新教育の動向に重大なる関係がある法案と考えまするが故に、あえてここに意見を述べ、賛成討論をなさんとするものであります。  本産業教育法案が国会に提出されるや、報道機関、国民的輿論並びに私個人も、この法案について若干の危惧を抱いた次第であります。それは、戰前の我が国の教育体系におき……


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 参議院本会議 第15号(1951/11/09、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 今般院議によりまして、社会党の門田定藏君、民主党の岩男仁藏君及び第一クラブの私の三名は、島根県、山口県、福岡県及び熊本県の四県を十日間に亘り順次歴訪いたし、先般のルース台風による災害に対し丁重に慰問を行い、又災害の実情を詳細に調査いたしました。そり詳細は別途議長のお手許に提出いたしまする資料によつて御覧願いたいと存じますが、ここにその大要を御報告申上げます。  調査の方法といたしましては、土木、建築、農林、畜産、水産、鉱産、文教、厚生、衛生、運輸並びに財政関係等、格関係部門に亘り、その被害状況、復旧対策並びに要望等を、知事以下県当局並びに現地地方事務所、市町村関係当局より説明を受……

第12回国会 参議院本会議 第26号(1951/11/30、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 私は只今上程されておりまする予算補正の三案に対しまして、第一クラブを代表いたしまして一括反対の意思を表明せんとするものであります。(拍手)  平和條約並びに日米安全保障條約発効後の明年度予算については、全国民ひとしく重大なる関心を寄せるところでありまして、焦点は警察予備隊経費と安保分担金を主柱とするところの講和関係費がどの程度に落ち着くかにあるのであります。明年度の予算案は現在政府において検討されておりまするが、伝えられるところでは、政府は歳入の限度額を約八千五百億円程度とし、歳出をこの枠内に圧縮して、国内関係費は補正後の予算内容程度に抑え、警察予備隊経費を含む防衛費を主柱とする……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 参議院本会議 第11号(1952/02/06、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 私は只今の菊川君の動議に賛成いたします。
【次の発言】 私は只今の曾祢君の動議に賛成いたします。
【次の発言】 私は只今の棚橋君の動議に養成いたします。
【次の発言】 私は只今の中田君の動議に賛成いたします。
【次の発言】 私は只今の岩間正男君の動議に賛成いたします。

第13回国会 参議院本会議 第12号(1952/02/13、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 私は、只今の小酒井義男君の動議に賛成いたします。
【次の発言】 私は只今の山花君の動議に賛成いたします。

第13回国会 参議院本会議 第23号(1952/03/19、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 私は只今の菊川君の動議に賛成いたします……誤まり、吉田君の動議に賛成いたします。
【次の発言】 私は只今の永井君の動議に賛成いたします。

第13回国会 参議院本会議 第24号(1952/03/25、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 私は第一クラブを代表いたしまして、只今上程になりました私立学校振興会法案に賛成の意を表明するものであります。  民主的で文化的な国家を建設して、世界の平和と人類の福祉に貢献しようと、その決意を我々は日本国憲法に明示したのでありますが、この理想実現の基盤が教育にあることは、教育基本法の前文に明記するところでありまして申上げるまでもありません。教育の振興と民主化とは、教育が国家的事業であるその公共性からして、国立、公立と私立とを問わず、同様に車の両輪のごとく行われなければなりません。終戦後、戦争による被害とインフレの悪條件下に新学制の実施は極めて苦難の連続でありましたが、特に私立学校……

第13回国会 参議院本会議 第37号(1952/05/09、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 私は只今の吉田君の動議に賛成いたします。

第13回国会 参議院本会議 第38号(1952/05/12、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 私は只今の相馬君の動議に賛成いたします。
【次の発言】 私はこの際、最近続発しつつある学園事件、政治教育、学生運動等に関する緊急質問の動議を提出いたします。
【次の発言】 私はこの際、最近続発しつつある学園事件、政治教育、学生運動等に関する緊急質問を、吉田首相、天野文部大臣並びに木村法務総裁になさんとするものであります。  続発する学園事件の内容性格には若干の相違はあるが、近来、京都大学、北海道大学、東北大学、東京大学、教育大学、愛知大学、このたびの早稻田大学と、枚挙にいとまがないほどであります。これらの事件を通じて、警察に対する一般学生の感情は極めて過敏となり、微妙な状態にある……

第13回国会 参議院本会議 第47号(1952/06/04、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 私は只今の栗山君の動議に賛成いたします。

第13回国会 参議院本会議 第56号(1952/06/27、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 私は只今議題となつておりまする国会法の一部を改正する法律案に対しまして、第一クラブを代表して賛成の意を表明するものであります。  私は、二院制度下における参議院の当然保持さるべき権威を明確化するために、更に第五国会並びに本国会に見られたような解釈上の疑義から生ずる混乱を今後絶滅する立場から、本法律案に賛成するものであります。国権の最高機関である国会において第一院としての衆議院が当然認めらるべき優越性は、私もそれを是認するものでありまするが、憲法第四十一條、第四十二條、第四十三條の精神から考えるときには、両院の権限の差等を不当に規制している面が憲法及び国会法の中に散見されると思うも……

第13回国会 参議院本会議 第58号(1952/06/30、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 私は、只今議題となつておりまする会期を十日間延長することに対しまして、第一クラブを代表いたしまして反対の討論をなさんとするものであります。  簡単に申上げまするが、本十三国会はこのたび延長することによつて四回となりまするが、その過程において、本十三回の国会は極めて重要法案がありまするので、我々は政府に対して三月二十日頃までに少くとも議案を全部出して欲しい。然らざる場合においては当参議院としてその審議の責任は負わないということを、再三再四政府当局に忠告をいたしておつた次第でございます。然るに、政府のいわゆる重要法案なるものの提案期日を見まするというと、五月六日所定の国会の百五十日の……

第13回国会 参議院本会議 第59号(1952/07/01、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 提案者に御質問をいたします。提案理由を承わつていますというと、議長を不信任するのには苛酷であるというような印象を受けたわけでございまして、若干御質問申上げたいと思います。  このたびの混乱の理由と、いうものが、一つには自由党国会対策委員諸君の無能というものが挙げられると思うのでございます。と申しますのは、参議院の議運なり本会議の動向の見通しを誤まつて、国会の延長十日と決定して、これを衆議院に送り込んだ後に、而も本参議院本会がこれの意思決定をなし得なかつたというこの見通しの誤まり、更に、あの人格円満な、重厚な政治家であるところの小野法務委員長の懲罰動議がかかりましたが、あの場合も、……

第13回国会 参議院本会議 第62号(1952/07/04、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 人を懲罰するということは極めて愼重でなければなりません。まして多数国民の選良にかかる国会議員を懲罰するにおいては更に更に愼重でなければならないと存じます。(「誰だ懲罰するようにしたのは」と呼ぶ者あり)提案者溝淵君の提案理由並びに同僚諸君の質疑応答を承わつておりました矢嶋は愛する参議院のために非常に悲しい現在心境におるものでございます。(「そうだ」「その通りだ」と呼ぶ者あり)私は溝淵君の説明並びに答弁を承わつておりまして、天下に誇る大自由党にも桐一葉の時期が来たなあと、而もその自由党の態度なるが故に、この参議院がこういう状況にあるということを先ず以て遺憾に存ずる次第でございます。(……

第13回国会 参議院本会議 第65号(1952/07/09、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 私はこの際、教育委員会制度にからむ教育政策に関する緊急質問の動議を提出いたします。
【次の発言】 私はこの際、教育委員会制度にからむ教育政策につきまして、総理大臣、文部大臣、大蔵大臣、自治庁長官、地財委委員長に対しまして、若干の緊急質問を試みんとするものであります。  政府與党は、我が国教育政治史上拭うべからざる一大汚点を印するところの重大なる過誤をなさんとしておるのでありまして、私があえて緊急質問を試みるゆえんでございます。関係大臣は詳細、明確に答弁して下さることを強く要望するものであります。  政府は、政府提案としまして教育委員会法の一部を改正する法律案並びに教育委員会の委員……

第13回国会 参議院本会議 第69号(1952/07/25、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 文化的、平和的国家建設の基盤が教育にあり、特に義務教育にあるということと、その義務教育は適正なる規模と内容においてすべての国民に保障されなければならないという憲法の基本的な立場と、更に独立の庭に立つた我が国民的自覚の立場から、私は第一クラブを代表いたしまして、先ず委員長報告にかかる修正議決案全部に反対いたし、荒木君ほか一名提案にかかる修正案に賛成の討論を行わんとするものでございます。私は、討論を進めるに先立ちまして、先ず我が国の現在の教育が極めて危機にあるということを申上げたい。第一点といたしまして、校舎もなく、教師もなく、教材、教具もなく、何ら財政的裏付けなくして発足したところ……

第13回国会 参議院本会議 第71号(1952/07/29、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 私は、只今議題と相成つておりまする文化財保護法の一部を改正する法律案に対する委員長報告に反対する理由を明確にせんとするものであります。以下二点について申上げます。  先ず反対の第一の理由は、政府の提案理由は薄弱であり、本院としてすでに修正議決しました一連の行政機構改革諸法案に対する本参議院の審議原則に照らすときに、当然反対の結論に到達するということであります。文化財を保護し、且つその活用を図り、加えて国民の文化的向上に資すると共に、世界文化の進歩に貢献することを目的として、文化財保護法が第七国会で制定されたことは、文化的立法として賞讃さるべきでありまして、国民の精神的糧でもある文……

第13回国会 参議院本会議 第72号(1952/07/30、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 私は第一クラブを代表いたしまして、(「申合せを聞けるか」「聞けるだろう」「ゆつくり叮嚀にやれ」「理由がわからないから黙つていなさい」と呼ぶ者あり)只今議題となつておりまする会期延長の問題に反対の意思を表明するものであります。(「そうだ」「もうわかつたよ、議運で聞いた」と呼ぶ者あり)八千四百万の国民諸君の大きなる期待の下に、注視の下に運営されている我が国会の責任というものは、極めで重大だと考えるものであります。(「その通り」と呼ぶ者あり)私は国会議員の一員といたしまして国会の審議に携わるに当りまして、常に我々は、或いは都道府県会、市町村議会、こういう各種議会に対しまして一つの見本を……


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第15回国会(1952/10/24〜1953/03/14)

第15回国会 参議院本会議 第3号(1952/11/08、2期、日本社会党(第四控室・左))

○矢嶋三義君 私は只今の岩木君の動議に賛成いたします。

第15回国会 参議院本会議 第8号(1952/12/03、2期、日本社会党(第四控室・左))

○矢嶋三義君 私は只今の吉川君の動議に賛成いたします。

第15回国会 参議院本会議 第9号(1952/12/10、2期、日本社会党(第四控室・左))

○矢嶋三義君 私は只今の深川君の動議に賛成いたします。

第15回国会 参議院本会議 第11号(1952/12/15、2期、日本社会党(第四控室・左))

○矢嶋三義君 私は只今の島君の動議に賛成いたします。

第15回国会 参議院本会議 第13号(1952/12/19、2期、日本社会党(第四控室・左))

○矢嶋三義君 私は只今の小泉君の動議に賛成いたします。

第15回国会 参議院本会議 第24号(1953/02/23、2期、日本社会党(第四控室・左))

○矢嶋三義君 只今の常任委員長の選挙は、いずれも成規の手続を省略いたしまして、議長において指名せられんことの動議を提出いたします。
【次の発言】 私は只今の岡野文部大臣の説明に対しまして、日本社会党第四控室を代表いたしまして、吉田総理ほか関係者大臣に以下質問を試みんとするものであります。  昨年第十三回国会で成立した義務教育費国庫負担法の施行期日は来たる四月一日からと相成つているにもかかわらず、これが施行に要する予算を編成することなく、内容を異にする本法案を提案されたることは、義務教育費国庫負担法が議員立法であつただけに、より一層立法府たる国会と行政府との関連上極めて重大であると考えるものであ……

第15回国会 参議院本会議 第25号(1953/02/24、2期、日本社会党(第四控室・左))

○矢嶋三義君 私は只今の小泉君の動議に賛成いたします。

第15回国会 参議院本会議 第26号(1953/02/25、2期、日本社会党(第四控室・左))

○矢嶋三義君 議事進行について。
【次の発言】 本重要法案の提案に当つて連日所労の故を以て総理大臣が小議場にお見えにならないことは、我他の承服できないところである。(「その通り」と呼ぶ者あり)従つて総理が本元議場に出席されるまで本会議を休憩されんことの動議を提出いたします。(「異議なし」と呼ぶ者あり、拍手)

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委員会発言一覧(参議院2期)

矢嶋三義[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 議院運営委員会 第10号(1950/07/28、2期、第一クラブ)

○委員外議員(矢嶋三義君) 私は予備員ですが。
【次の発言】 私は発言を求めたい。
【次の発言】 大分いろいろお聞きしたのですが、問題はもうはつきりして来たと思うのです。この問題は二つ私はあると思います。一つは参議院の無視、一つは緊急質問の内容そのものに対する無規、この二つに私は要約されると思うのです。官房長官は総理には通じたが、あとの三大臣には通じなかつたのは手落であるから詫びておるということを言つておるが、総理にだけ言えばあとの大臣には言わなくてもいいということは、他の大臣を侮辱することであるし、参議院には今日は総理は病気であるから出て来られないとのことで、そうすると、首相に忠誠を捧げてい……

第8回国会 決算委員会 第2号(1950/07/19、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 ちよつと途中ですが……こういう今のような御報告ですね。油糧公団の不正、ああいうものは文書報告をして戴けぬものですかね。これは実際の理由を簡單に申上げますれば、ああいう公団の不正というものは徹底的に摘発してやらない限り、国民のこれは精神的な安定ということはあり得ないと思うのです。これははつきり責任ある文書報告をして頂いて、決算委員会でも肚を据えてやらなければいかんと思うのですが、ちよつとこういう暑いときにそういうことを聞いてもちよつとぴんと来ないので、文書報告して頂きたいと思うのですか……。
【次の発言】 委員長の諮られましたプリントの件ですが、結論として詳細にプリントして頂きたい……

第8回国会 決算委員会 第3号(1950/07/21、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 今の問題は打切るわけですか。
【次の発言】 じやあ一つ質問しますが、あの給與は当時の社会情勢と、それから政治情勢から閣議並びに国会で決定して給與したものでしよう。それをどうして法的に疑点の残るような形で給與したのでしようか、その点御答弁  願いたい。
【次の発言】 この問題は政府側と大蔵当局と会計検査院の意見が対立しているようですが、私はこういう問題は、現われた末梢的な、末梢的といつては失礼ですが、一つの問題を取上げて黒白を決することは相当問題でもあるし、無理とも思うのです。そもそも国の政治というのは、例えば官公吏の給與についても、人事院というようなものが人事院を創設した趣旨に副……

第8回国会 文部委員会 第1号(1950/07/17、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 質問の結論を申上げます。  この免許法の問題について、これを修習して、そうして全国の教職員が気持よく最も有効的に講習が行われるような善後措置を講ずるために、文部大臣として現在講習を計画し、或いは継続中のものを全国的に一度ストツプして、そうして法の再検討と、予算の裏付けあたりについて十分検討した上で、改めて発足する意思がないかということが質問の結論であります。  理由を簡單に申上げます。先程から稻田局長さんが、これは地方自治体の問題である、だから自治体でやりたくまければやらんでもいいのだ。それから更に、教育委員会はこれは義務的でないから、受けたくない者は受けなくていいのだ、受けたい……

第8回国会 文部委員会 第閉会後1号(1950/09/19、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 ついては、文部大臣に文教政策について聞きたいこともあるのですが、明日大臣に出席願いたいと思います。

第8回国会 文部委員会 第閉会後2号(1950/09/20、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 今後のこの会の運営等の関係がありますので、文部大臣の誠意や努力に対しては敬意を表しますが、敢て先ず二点について文部大臣並びに委員長に質問を申上げます。  それば第一点としまして、第八臨時国会の当委員会におきまして、私は政府委員に対して、来年度の予算要求に対して現在どういう構想を持つておられ、尚、大蔵当局との交渉経過を説明して欲しい、それに基いて我々文部委員は何らかの積極的な動きをしたいと、こういう質問を申しましたところが、それに対する答弁として、現在何にも構想はまとまつていない、そうして交渉段階に入つていない、こういう御答弁であつたわけでありますが、その後も何らこちらに連絡はなか……

第8回国会 文部委員会 第3号(1950/07/21、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 今若木委員の質問に対しましてなされた答弁、どうもはつきりしないが、私も疑問に思つておつたのですが、国勢調査は提案理由にも書いてありますように、国勢の累年の比較の上から非常に重要だ、統計というものは週期的にやらなければ意味ないと思うが、ちやんと決まつておると思う。そうなると数学の問題になつて、いつやるということが、ぴたりと出て來る。そうなると法律として出します場合にそういうように、一般的に変えるものじやない、この法律で言うと二十五年度に限つておりますが、その都度都度やらなければならんということは私は法律としては不備ではないかと思いますが、今の御説明では十年ごとであつたか五年ごとであ……

第8回国会 文部委員会 第閉会後3号(1950/10/02、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 荒木委員と私とが九月二十六日から二日間、九月三日関西地区を襲いましたジェーン台風の災害視察のために大阪府並びに兵庫県へ出張を命ぜられまして調査、視察して参りましたその結果についで御報告を申上げます。  先ず二十六日と二十七日の二日間大阪府、二十八日、二十九日この二日間を兵庫県を視察したわけであります。大阪におきましては大阪市、それから郡部の一部と水無瀬神社、これだけを視察し、兵庫県におきましては神戸市、芦屋市、西ノ宮市、尼崎市以上の重要文化施設並びに文化財の視察をしたわけでございます。昨日帰つたばかりでありまして、数字的な資料も十分整つておりませんので、本日は重点的に御報告を申上……

第8回国会 文部委員会 第4号(1950/07/25、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 官房長官がお見えになつておりますので、一つだけ、矢嶋として最後のお尋ねをして見たいと思うのです。官房長官が閣議の申合せとして文部省に調査を依頼した。文部省の方では教育委員会に先程発表されたような調査をやられた。この問題につきまして先程から官房長官並びに文部省の政府委員の方々の答弁を総合して私考えますときに、次のように私はこれをキヤツチするのですが、間違つていないかどうかお伺いしたいのです、と申しますのは、この選挙を公正にやるために、先程からフエアーフエアーと言われておりますが、そうするために公職選挙法の中に、教師の地位を利用して選挙運動をしてはならないという制約がある。これはまあ……

第8回国会 文部委員会 第閉会後4号(1950/10/03、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 一点お尋ねいたしますが、認定講習の、埼玉県で個人一人三百円、足代一人平均二百五十円という報告を受けておりますが、何日間でございますか。
【次の発言】 岩間さん、新潟で一單位習得するには二百四十円と報告されたのは間違いないですか。
【次の発言】 四百円ですか。新潟では一單位取るのにどのくらいのレクチユアをやつておりますか。その四百円という数字の出た根拠、それは一單位取るのに講義を何日間やるとして四百円ですか。
【次の発言】 それだつたら随分安いな。
【次の発言】 御視察においでになつたかたに通じてお尋ねいたしたいのですが、大学側の教授態勢ですね、大学の学長は、語弊があるかも知れませ……

第8回国会 文部委員会 第5号(1950/07/28、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 この法案に関連いたしまして将来のこともありますので、少しお尋ねして置きたいと思うのでございます。丁度今日本の教育界は暗雲低迷しているような状況下でありまして、この問題というのは、将来においても日本教育界の歴史的な事件だと、こういうふうに申される時代が必ず来ると思うのであります。それだけにこの問題を一日も早く解決して日本教育界が今閉されている暗雲を拂いのけなければならない。そういう立場から御質問申上げるわけでありますが、第一点といたしまして、大臣が先程から自分は法は余り研究していないし、昨年制定したばかりの法律でその改正ができるか。又は妥当であるかということについても、確たる意見は……

第8回国会 文部委員会 第閉会後5号(1950/10/04、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 先ほどから波多野委員のほうから質問が継続されまして、波多野委員のほうからこの前の適審と今度は違うという言葉がありましたし、又文部大臣からは自分の就任する前のことはわからない。如何にも文部大臣の御言葉では今度新しく作るのだというようにもとられます。又総務課長からは、現行法規ではというような言葉が出てはつきりしないところがありますので、重ねて私からお尋ねいたします。それは適格審査をする委員会の規程というものが政令六十二号に基いて出ておりますが、あの二十三條に、文部大臣が必要と認めたときには、再審査を命ずることができるということがありますが、それを全教職員に適用してやられるのかどうか、……

第8回国会 文部委員会 第閉会後6号(1950/10/05、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 教職員のレツド・パージの問題並びにこれと関連しまして全学連の問題が非常に重大化しまして、大きな社会問題となつておりますので、この際レツド・パージの問題並びに全学連の問題につきまして、ここに大臣から明確なる答弁を頂き、広くその性格、実情というものを国民に知らせて頂きたい、こういう立場からここに御質問申上げます。第一番に、今度の教職員のレツド・パージは誰の責任においてなされるのか、お伺いいたします。
【次の発言】 法的根拠については新聞でいろいろ報道されておりますが、その法的根拠は教職員の除去及び就職禁止等に関する政令六十二号を適用すると解釈してよろしいかどうか。

第8回国会 文部委員会 第閉会後7号(1950/10/06、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 委員長ちよつと審議計画について……。この免許法の審議の計画を先ず考えて進めないというと、私は非常に非能率に陷つたり、或いは後に戻つたりして余計の時間を費すのではないか、今木村委員から随分質問されましたが、ああいう質問の出る前に先ず大きな根本方針というものが決められなくてはならないと考えますが、その点について委員の各位に諮つて頂きたい。
【次の発言】 この審議計画の運び方にまだ私は理解できん点があるのですが、我々は先ずここに会の運び方について、今の質問というのは免許法をどういうふうに改正するとか、その大きな方向を我々が見出すために今質疑を展開すべき段階で、それによりてAというこうい……

第8回国会 文部委員会 第閉会後8号(1950/10/07、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 参考人に対して失礼になりますよ。(私語する者多し)
【次の発言】 四人の方からそれぞれの立場から貴重な意見を聞かして頂いたわけですが、いずれもその立場々々で誠に御尤もな参考になる意見を拝聴さして頂いたわけであります。その点も厚くお礼を申上げるわけですが、今の日本は確かに教育の貧困ということは考えられると思います。父兄は決して家族を安心して学校にやつていない。何か知らん不安な気持でおるということも私は事実だと思います。それを敗戦日本の社会情勢というような言葉で一切を片付けることは私はできんと思うのです。やはりその教育界内における力のなさ、貧困さというものを我々は一応考えなければなら……

第8回国会 文部委員会 第閉会後9号(1950/10/10、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 それでは稲田局長にお尋ねいたします。次期国会に大字法の提出の用意があるかどうか承わりたい。
【次の発言】 現在審議過程と承わつているわけでありますが、その大学校の主要な骨格について承わりたいと思います。
【次の発言】 大学の自由とその自治の立場から、又現在日本の民主化過程においては、私はこの商議会とか、或いは参議会とか呼ばれているようでありますが、大学内に置かれるところの管理機関というものにどういう人を入れるか。具体的に申しますと、学内以外からいわゆるその大挙を支持し、援助するところの学識経験者をどの程度これに参加させるかということは、私は大学の自由、その官治の発展のために、極め……

第8回国会 文部委員会 第閉会後12号(1950/11/17、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 ちよつとその点について……、これは今後の委員会のあり方にも関係しますので、一応お伺いして置きたいのですが、あの特飲街の問題を四日間やつて阻止でき、今後どういう立法をすればいいかというヒントを得たということは、私は今結果的に効果的だつた考えるのですが、あの審議の過程において感じたことは、東京都の責任者も実地見聞もやつておらないし、都議会としても取上げていない一つの行政の問題を、立法府である国会が取上げて行つたというのはちよつと先走つているのではないかという感じを受けたのです。それで立法府として見たところ、地元の人が、或いは区とか、或いは都とか、そういう方面に陳情してもできない。もう……

第8回国会 文部委員会 第閉会後13号(1950/11/18、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 聞いたらいいじやないか。嫌な人は出て行つたらいいじやないか。聞くのが民主的だ。
【次の発言】 文部大臣の專門にされるところで、先ほどから種々御意見を承わつたのでありますが、私としては文部大臣の御意見を聞いて随分と安心をしたり、又細部に亘つて敬服いたしたものであります。従いまして私は極く簡單に二、三お尋ねいたしたい思うのであります。  先ず第一に一昨日行われました文教審議会の性格並びに構成について簡單に伺いたいと思います。それから次に私は先ほどから大臣の意見をずつと承わつたわけでありますが、私は大臣の思考しているような教育というものを我が国に打ち立てて行くには教職員の再教育、大きく……


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第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 文部委員会 第1号(1950/11/28、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 この問題については先程から承わつても分りますように、大蔵当局と地方財政委員会では地方財政についての考え方に相当な懸隔があると思うのです。地方財政委員会としては政府並びに国会に意見書を出しているのであります。それらの裁定は挙げて予算委員会においてやればよろしい、こういうように私は考えます。  ただここで問題になるのは文部大臣は先程から道義的折衝で満足されているようでありますが、この点については私は本日自治庁並びに大蔵省の責任者はここにおいでになつておられませんので明日でも日を改めてはつきりこの点を確かめなくちやならん。本国会でも盛んに平衡交付金三十五億円をどうかどうか、こういうこと……

第9回国会 文部委員会 第2号(1950/11/29、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 少し話が戻るかも知れませんが、國務大臣にお尋ねいたしたいのです。それは地方財政委員会として八十三億を要求してそうして三十五億になつた。その数字からでもはつきりわかるように、恐らく平衡交付金の増加三十五億では地方自治体は財政的に苦労するであろうということははつきり想像できるわけです。昨日来各関係当局からいろいろ承わつたところによりますというと、平衡交付金の立法精神あたりから答弁されるところによりますと、恐らく七億二千万円というものは三十五億の中から出ないかも知れない。仮にそう考えた場合には当然出すべき過年度の七億二千万円を地方自治体は如何にしてこれを処理するであろうかということにつ……

第9回国会 文部委員会 第3号(1950/12/01、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 岡野國務大臣にお尋ねしますが、三十五億の平衡交付金の増加というもので七億二千万円を片付ようとしているのか、案際に國家は地方公共団体に支払う意思があるのかどうかというわけは、地財委としては増加所要額が百二十三億と踏んで、而も地方公共団体の節約を四十億と多く踏んで、その差額八十三億の平衡交付金の増加ということを要求した。その八十三億の中にすら地財委としては七億二千万円の所要額は入れていない。それを政府は三十五億に削減した。その地財委の案では政府の補正予算による増加だけれども十八億八千万円の平衡交付金決定後、法令の改正等による財政需要の増加額で十五億九千六百万円、この二つだけですでに三……


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 議院運営委員会 第7号(1951/01/19、2期、第一クラブ)

○委員外議員(矢嶋三義君) それではこの会は継続できんと思うのです。あの晩の空気というものは議院運営委員会を当然開くべきであつて、これは意見になるが、あの議院の運営というものは私はフエアプレイではなかつた、ああいうことでは参議院の運営ということは今後ますます混乱する虞れがある。本員議院運営委員会を再開するに当つて委員長から一言の御挨拶もなくて運営するということは、私は少し図太さがあると思います。  更に中村委員から追及されて腹痛であるとか或いは忘れた云々という、そういう健忘症では委員長は勤まらんのじやないかと私は思います。もう少し小笠原委員からも言われたように、あとから云々言われないように本年……

第10回国会 議院運営委員会 第8号(1951/01/22、2期、第一クラブ)

○委員外議員(矢嶋三義君) 持時間をもう一遍言つて下さい。

第10回国会 議院運営委員会 第12号(1951/01/31、2期、第一クラブ)

○委員外議員(矢嶋三義君) 申すまでもなく、この戦後の委員会制度というのは、これは民主政治の大きな特徴だと考えるのでありますが、今一応官房長官から御説明がありましたけれども確かにこの中央並びに地方を通じての委員会の委員の指名状況を見るというと、私はどうしても方的に傾いておる傾向が濃いと思います。退職官吏の救済機関のような性格を帶びておる。なおこの委員の指名なり、そうして委員会の運営というものは非常に大きな力を持つておるだけに、その委員の指名というものは、私は或る程度やはり階層別の性格を加味して委員の指名をしなければ、民主政府治下における委員会の運営というものはその所期の目的を達し得ないのではな……

第10回国会 議院運営委員会 第14号(1951/02/07、2期、第一クラブ)

○委員外議員(矢嶋三義君) 人事委員長の代理にお尋ねいたします。この地域給の問題を今調査しなければできないかどうか。すでにこれは法律化されておつて、而も今の公務員の生活というものは非常に窮迫している。そして御承知のように国会及び人事院あたりでも連日猛烈な陳情が行われていて、大した濫費が行われているわけですが、一体人事院はなぜ勧告しないか、噂によるというと、地方選挙あたりを控えて、地域給の指定について各政党が選挙に有利にこれを利用しようという政治問題化しているらしい。特に自由党にその色が濃いということを聞くのですが、人事委員会が出張して今更何を調査されようとするのか。而も国会開会中でありますし、……

第10回国会 議院運営委員会 第15号(1951/02/10、2期、第一クラブ)

○委員外議員(矢嶋三義君) この前人事委員会から派遣要求が出ましたときに、本国会の三月における終了を考えて、二月中に出張するならしろそういう要望のあるところは早く出すようにという申合せをしたわけですが、この運輸委員会の派遣要求を出されな趣旨というものはあれだけでは十分わからないのですが、ほかにもたくさんあるかもわかりませんし、一応それが揃つたところでどれとどれが必要かということを節にかけてやらなければ、一つ一つ出たのを次々に派遣許可しておつたならば、本会議の運営上困るようなことはありませんか。
【次の発言】 僕の懸念するのは、この情勢では次々と委員会から出て来るだろうと思うのです。そうなつた場……

第10回国会 議院運営委員会 第16号(1951/02/13、2期、第一クラブ)

○委員外議員(矢嶋三義君) この議運で申上げたいと思つておりましたが、今日会議に入る前に意思表示をいたしますが、第一クラブでも今日の総理に対する質問をいたしたい、こういうように考えております。名前は堀木鎌三君。
【次の発言】 愛知委員の言われることも原則的には了承できますけれども、講和の問題というのは申すまでもなく全国民注視しておる問題でありまして、現在最も大きな関心事の問題であります。予算委員会或いは外務委員会で論議を盡すということもできるわけでありますけれども、この問題に関する限りは全国民、議員としても一人残らず最も関心のあるところでありますので、私は基本的には若し外交問題で国際的にもまず……

第10回国会 議院運営委員会 第35号(1951/03/30、2期、第一クラブ)

○委員外議員(矢嶋三義君) 衆議院のほうから申入もありましようし、それに議長や運営委員長の交渉がありましようが、是非お耳に入れて置きたい点は、私ども公人であると共に私人であり、私人であると共に公人であるので、一応の見通しを立てて議院というものは運営される。一応の見通しを立てたものが猫の目の廻るようにくるくる変つたのでは、公人とはいえ、公人であると共に私人である立場上困ると思うのですから、今日午後更に協議されるといいますが、昨日の衆議院を見ましても、いろいろ決議案が出て時間を食つている。今日も出るようでありますが、何日というはつきりした見通しも立つておるのに、ただ重要法案があるというのでやられた……

第10回国会 議院運営委員会 第36号(1951/03/31、2期、第一クラブ)

○委員外議員(矢嶋三義君) 参議院といたしましては、繰返されたように、随分手を難してここまで来ているのですから、この決議を覆えして自然休会を延ばすという以上は、先ほど理事会の報告のあつたこの線は、衆議院としても当然了承すべきだと思います。重要法案だからといつて法案のつまみ食いをして、参議院の今まで辿つて来た経過を覆えさせ、なお衆議院は衆議院で独自の立場をとられると、こういうような態度に出られるのであつたならば、私のところは了承できんと想うのです。そうであつたならば、私の会派としましては、一切自然休会なんかしないで続けようと、地方選挙のために相当期間自然休会をして、そうして会期が足らないからとい……

第10回国会 議院運営委員会 第47号(1951/05/25、2期、第一クラブ)

○委員外議員(矢嶋三義君) 私はこの深川君がこの委員に任ぜられることに反対するわけではありませんが、若干疑問の点もありますのでお伺いして置きたいと思うのです。と申しますのは、私のクラブの羽仁五郎君が、曾つて日本学術会議の推薦によつて科学技術行政協議会の委員に推薦されたときに、国会議員なるが故に罷りならんといつて承認ざれなかつたことがある。で、そういう前例があるわけだが、それとこれとはどういう関係にあるのか、はつきり説明を求めたい。こういう意見も私の会派であつたのでありまして、羽仁五郎君の場合はどういうわけでそういうことになつたか、それを念のために承わりたい。

第10回国会 議院運営委員会 第50号(1951/05/30、2期、第一クラブ)

○委員外議員(矢嶋三義君) 只今政府から委員任命の同意を求める提案があるわけですが、私はこの際提案に対する政府の基本態度というものを若干質してみたいと思います。  先ず先般の科学技術行政協議会委員の任命の際に、第一クラブのこれは旧聞に属するのでありますが羽仁君の件に関して議事部長に調査して頂くということになつておつたわけですが、それの報告を先ず承わつて続いて若干質したいと思います。
【次の発言】 以上の説明によりまして、羽仁君の問題は国会の問題でないという点がはつきりしたのであります。従つて我々に同意を求めるために提案される政府の基本態度について私は少し質したいと思います。  私はこれを旧聞に……

第10回国会 議院運営委員会 第51号(1951/05/31、2期、第一クラブ)

○委員外議員(矢嶋三義君) 昨日の私の官房長官に対する答弁はどうしたんですか。それがなければ審議ができんと思うのです。推薦態度をはつきりしなければ……。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
【次の発言】 過日政府側にお尋ねいたしました点について御調査の結果をお聞きしたいと思います。
【次の発言】 私はその政府の推薦の基本態度については重ねてお伺いするのでありますが、この科学技術行政協議会法では、私が申上げるまでもなく、第四條にはつきりと学識経験者は学術会議の推薦があるものを尊重して任命しなければならないということが謳われているわけなんですね。それで今報告を承わつたところによつて学術会議のとつた態度はは……

第10回国会 文部委員会 第2号(1950/12/14、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 私から大臣に若干お尋ねいたします。国家公務員である教職員と、地方公務員である教職員と同時にやられるおつもりでありますか。それとも切り離してやられるおつもりでございますか。その点を……。
【次の発言】 地方公務員は、人事権は直接教育委員会にあるわけでありますが、昨年問題が起つた場合も、これは文部省から何らかのサゼツシヨンをしておることは、これはもうはつきりしておると思うのです。今度の問題についても十一月九日でしたか、全国の教育長会議を招集された。そのときの議題は地方公務員のレツド・パージが主要議題である。その指示を受けるべく全国の教育長会議が招集されたわけでありますが、どういう理由……

第10回国会 文部委員会 第閉会後2号(1951/07/18、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 私もこの際少しお伺いいたしたいと思いますが、さつき荒木委員の質問の結果からそれに関連して少しお尋ねするのでありますが、今度人事院が勧告しようと現在作業を続けておられるところの資料というものは何月の資料でございますか。それを先ずお聞きしたい。そして勧告には実施の時期をいつと勧告されようとされておるのか、その点を先ず……。
【次の発言】 実施の時期とか金額は国会できまることは十分わかつております。私は現在作業を続けておられるのは、資料というものに基いて作業を続けられるということははつきりしておるのでありますから、その時期がいつの資料に基いてやられておるか。そうして更に人事官は米の消費……

第10回国会 文部委員会 第3号(1951/02/01、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 やつて見なければ分らんことですが、審議を同時にするというより、社会教育法の方は簡単ですから、これに入つて、それから特例法に行つてもその期間的にもズレないで、その方が能率が挙るのではないかと思います。
【次の発言】 今日は提案理由の説明を承わつただけにして、質疑はこの次にして頂きたいと思います。

第10回国会 文部委員会 第閉会後3号(1951/07/19、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 私は具体的に要望なり質問を申上げておきたいと思うのですが、あなたがお帰りになつて日が浅いから、それでお知りになつていないというお言葉でございますが、少くともこの教育の財政に関する大蔵省の責任の立場におられて、だからここにおいでになつたわけでございますが、そのあなたがお知りにならないということと、それから文部省からの要望が大蔵省に届いてないということは、文部省も不熱心であると同時に、あなたかたのほうでも教育の予算について至大の関心を持たれていないやに私はとれるわけであります。その最も問題とするところは、この前の予算審議のときに地方財政について非常に問題になつて、そして大蔵と地財委と……

第10回国会 文部委員会 第4号(1951/02/02、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 昨日提案になつた社会教育法と、それから教育公務員特例法の審議に関する点でありますが、昨日は社会教育法をやつて、そうして関連しておるから、教育公務員特例法も関連事項であるから、その都度々々というような話も出たかと思うんですけれども、提案理由、それから改正法案を見ますというと、結局社会教育法の改正で、社会教育主事の身分的な取扱だけが教育公務員特例法に関係して来るだけで、あとはそんなに関係ないから、審議の能率を上げる意味において社会教育法一本でやつて、そうしてまあ問題の多い教育公務特例法をあとにする、こういう方針で進んで行つたらどうかと思います。  先ずお尋ね申上げたいのですが、この社……

第10回国会 文部委員会 第5号(1951/02/06、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 先般の委員会で御質問申上げました点で、もう少し明確にしたい点につきまして更にお尋ねいたします。  私の質問の趣旨は学校教育を指導する指導主事と、社会教育を指導する社会教育主事並びに主事補の、おおむね同一に扱う、歯車を合せるという立場からお尋ねするのでありますが、第一点は先般社会教育主事の定員は各県できめるというように答弁があつたと思うのであります。ここにつけられているこの資料を見ますと、県によつて現在随分と差等があります。社会教育の振興している県は選挙のときにも投票率がよく、供米にしても成績がよろしいし、青少年の犯罪あたりも非常に少い。こういうように具体的にはつきりと現われている……

第10回国会 文部委員会 第閉会後6号(1951/08/14、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 この現在までの交渉経過並びにその見通しについて。
【次の発言】 そこでちよつと、交渉経過は文教施設の整備の点について承わつておるといずれも非常に難航しておるようでありますが、お尋ねいたしますが、本年度の予算は予算審議の時も論じられたように、昨年の十月の物価水準で予算を編成してあるから執行にはとにかく支障を来たすであろうということが強力に各委員から論じられたのであるが、その当時大蔵大臣は大体やつて行ける見込であるということを答弁されておりましたけれども、現実は昨年の十月の物価水準でやられた本年度の予算はその執行上重大な支障を来たしておる。それで文教施設のつまりaの項とか或いはcの項……

第10回国会 文部委員会 第7号(1951/02/09、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 審議の仕方について動議を出すわけです。「第五條第三項から第五項までを次のように改める。」という、この項目の本質的な質問は大臣に対する総括質問を終らなければこれはできんと思います。ここでは本当の形式的な、つまり事務的な質問だけにとどめて、内容に亘る質問は大臣に対する一般質問が終つてから更にやるということを保留して置いて、この会議を進めることを私は審議の動議として提出いたします。
【次の発言】 その観点からここで一、二お伺いします。  この條項では大学管理機関をどういうふうに構成するかということが非常に重要だと思うのですが、大学管理機関の構成をどういうふうに考られているかという点が先……

第10回国会 文部委員会 第8号(1951/02/12、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 逐条のほうでもいいのですが、この前、逐条は第十五条で途中でしたので……、結局第十五条と第五条の三項から五項までの改正は全く関連するわけです。どちらでもいいと思うのですが、これは問題の焦点になるのはどちらですか……。
【次の発言】 関連していますよ。さつき大臣にお伺いしたいと思つておりましたが、大臣お帰りになりましたので、具体的な事実をお伺いするわけですから、政府委員のほうでお答えできると思いますからお願いいたしますが、大臣は東大とか或いは神戸大学の例を挙げられまして、その実情が大学の使命を達し得ない実情に到達しておる、これは大学関係者ならどなたでも十分知つておることで、議員諸君は……

第10回国会 文部委員会 第9号(1951/02/14、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 稲田局長にお伺いしたいのですが、十五條の削除についてはこの前から御説明を承わつて天体政府委員の気持はわかつたわけでありますが、この際私は一つお尋ねいたしたい点は、高等学校以下の先生に事前審査の手続きがない、それで法的になくても、それに代るべきようなものを実質的に設けることに対してはどういう見解を持たれているかということを承わりたい。と申しますのは、私この前もちよつと申上げましたが、高等学校以下の教員は非常に身分が不安定なんですね、教育委員会当局としても、やはり教育の振興を図るために現在は殆んど教職員が出身地主義になつておる、そして空気がどうも停滞する慮れがある、だから出身地主義な……

第10回国会 文部委員会 第10号(1951/02/16、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 国家公務員である大学の教職員についての職階制はちよつとここで述べません。ここでは私、地方公務員の場合について主として、地方公務員法の出た現在少しお伺いしたいと思うのです。教育の現場において教師に段階を作るということは、私は果して教育の面からいつてプラスかマイナスかと考えるのですがね。現在学校に働いている人、大ざつぱに分ければ校長先生とそれから先生と小使、つまりそういう学校で現存教育が続けられておるのだが、どこに支障があるかというこですね、公立学校の教育公務員についても職階制を実施するということになりますと、さつき若木委員からも言つたように、或いは教務主任とか或いは学年主任とか学課……

第10回国会 文部委員会 第11号(1951/02/17、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 昨日に引続いてこの項について質問いたします。丁度内藤課長がお見えになつておるようでありますが、改めて教職員の超過勤務手当についてどういうふうに考えておられるか、如何なる努力をされておるかということについて承わりたいと思います。地方においては、地方公務員である市町村吏員に対して超過勤務手当の制度があつて、教職員にないために、給與の面において県市町村の吏員と教職員の間に差等ができて非常に困るわけなんですが、事実教職員の勤務時間というものは、もう私が申上げるまでもなく、学校内のみならず生徒の家庭訪問とか、或いは校外指導とか、勤務時間、こういうものは相当多いわけでありまして、勤務時間の拘……

第10回国会 文部委員会 第12号(1951/02/19、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 簡單に二、三点事実を糾明をさせて頂きたいと思います。今までのお二人のかたから承わつたところにまりますと、基準を設置するために非常に遅れたということと、最初学生が非常に興味と関心を持つておつたのが次第々々に冷却して来た、こういう点では大体お二人の意見は一致しておるかと思います。他の点では相当意見の食い違いもあるようでありますが、二、三点についてお尋ね申上げます。  先ず進藤さんにお尋ねいたすのでありますが、先ほど大山さんがここに延びて来た一つの理由として、論理的に我々を大学の理事者側が屈服させ得なかつたということを申されたわけですが、この公開審理ということが第五條に調われておる関係……

第10回国会 文部委員会 第13号(1951/02/20、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 本法案の提案の趣旨が最も端的に現わしておるのです。確かに局長は苦しい綱渡りの答弁をなさつておると思いますが、私はただ一点この立法技術について、法制局のかたがいらつしやいませんが、お伺いしますが、こういう法律を制定するときに現行法で施行しているものまでもそこで一応御破算にして新らしい法律に切換えるという、そういう立法技術というのはあるのですか。普通は新刑事訴訟法あたりが行われたときでも前の刑法によつて実施されているのはやはりそれで最後までやるというような形で普通は立法というものはされていると思うのですが、こういう立法技術というものがあるのですかどうですか。

第10回国会 文部委員会 第18号(1951/03/10、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 この法律案は提案理由に示されておるように、新らしく国立大学の設置並びに学部の新設というものが加味されているようでありますが、私一般的に是非お伺いいたしたいことは、新学制によつて国立大学を一県一校主義で発足して、その整備充実に現在困難を来たしておる現段階であります。一部にはこれだけの大学を我が国の産業の実態に即応するように、これを育成して行くには相当の困難性があるのじやないかというような悲観論を述べる向きも出ておるようであります。先般おいでになつたアメリカの第二次教育使節団は、大学の数なり或いは内容について相当に示唆に富んだ勧告を出されて帰つたようであります。なお又公立の大学は逐次……

第10回国会 文部委員会 第19号(1951/03/13、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 今の緊急質問はよいのでございますが、私も今日遅れて参りましたから、最初どう出発したかよく知りませんが、今後のこともありますから、公報に載せていない日程をやる場合には一応やはり連絡をとつて頂かないと困ると思うのです。今日時間があれば国立学校設置法の一部を改正する法律案をやられるやに聞きましたが、公報に載つておりませんから今後の例もありますから、公報以外の日程をやられる場合には是非連絡をとつて頂きたい、こう思います。

第10回国会 文部委員会 第21号(1951/03/17、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 先ず要望を申上げて置きますが、参議院公報に会議する事件を載せられる場合には、もう少し精選して出して頂きたいことを要望して置きます。今日の公報、先般の公報も十一も出ておりますので、委員会に出るに当つては先ず目を通して置きたいと思いますので、その点よろしくお願いいたします。先ずこの国立学校設置法の一部を改正する法律案についてお尋ねいたしますが、この法律案の第十七頁のところに「国立短期大学に置かれる職員の定員は、それぞれその国立短期大学を併設する国立大学の職員の定員に含まれるものとする。」こうなつておりますが、この短期大学が新設される国立大学の職員の定員というのは、どの程度増員されてお……

第10回国会 文部委員会 第22号(1951/03/19、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 私は本法案審査に初めて加わりましたので、重複する面があると思います。重複したならば、簡単にお答え願いたいと思います。  私の先ずお伺いいたしたい点は、この法律案を提案された以上は来年度も継続する、更に一年も二年も年次の進むに従つて進められるという、少くとも現内閣の内部には大体の意向がきまつているものだと私はまあ想像するわけなんですが、それについて承わりたいと思います。と申しますのは、若しそうでないとすれば、これは私は問題だと思うのです。確かにこの義務教育無償推進の立場からこれは出されたことは結構でありますが、ただそのときの流れによつてこの法律案を出されたということになつては、私は……

第10回国会 文部委員会 第23号(1951/03/20、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 私は本法律案に賛成の意を表明するものであります。本法案は理想への第一歩を踏み出したもので、その立法の趣旨は大変結構だと考えるのでありますが、審議の過程においても指摘されましたように、教科書行政の無計画と、その無責任のそしりは免れないと思います。今後立法の精神を十分発揚できるよう、この法の運用よろしきを得よう希望して賛成するものでありますが、最後に若干の希望を申上げて置きます。それは当面の問題といたしましては、国庫補助で、不足する部分については必ず平衡交付金の積算の中に入れて地方財政を圧迫しないように善処すること。それから補助金の交付時期を提案理由にも書いてありますが、できるだけ適……

第10回国会 文部委員会 第25号(1951/03/23、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 これは今後のことも私はあると思うのです。委員長は委員会を運営する相当の権限を持つております、又責任もあるわけでありまして、やはり若干他の案に触れることもいたし方ないとは申しながら、提案は提案、討論は討論、じつくりやつたほうが私は委員会の権威の上から言つてもいいと思うのです。今木村委員のあの提案理由を委員長が見送られたことについては、私は遺憾の意を表明するものであります。で今後の例もありますので、委員長としては委員会の運営については十分に注意をして頂きたい。こういうことを要望いたしておきます。
【次の発言】 修正案発議者として補足してよろしうございますか。

第10回国会 文部委員会 第27号(1951/03/26、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 本改正案は、提案理由にもありますように、現状に即するように整備改正したとありますが、所管課長の努力を多とするものでありまして、さぞ御苦労だつたと思います。そうしまして、その点は確かに盡されておるようであります。私予算委員会に参つていまして、この審議が、前にどういうことがあつたか知りませんので、重複することを恐れますから、私は只今木村委員が質問したことにつきましてもう少しお聞きしたいと思います。  全般的にこの法の実状に即するようにとか、或いは均等を図るというような立場から整備できておると思いますが、やはり一つの問題は、特殊学校の教職員の免許のところにあると思います。この問題に関す……

第10回国会 文部委員会 第28号(1951/03/27、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 文部大臣にお伺いいたします。宗教法人は従来届出制で、終戦後雨後の笥のごとく発生し、中には随分といかがわしいものまで出て来て、識者の顰蹙をかつているところは御承知のことと思いますが、かかるが故にこの宗教法人法案なるものが提案された一つの大きな理由となつているとこういうふうに考えるのでありますが、ここでお伺いいたしたいのは、こういう法人なるが故に税金がかからない、そうしていろいろなことをやつおられる。ところが広い教育の面を考えた場合に、生徒児童が視覚教育の立場から一つの映画を見ても、或いは劇を見ても、そこに税がかかる。一つの教育の延長として修学族行に行つても、そこに宿泊に伴う。名前は……

第10回国会 文部委員会 第29号(1951/03/28、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 私は本案に條件付きで賛成いたすものであります。先ほど荒木委員からも御発言がありましたが、又質疑のときにも最も質疑が集中されました附則第二項、これは重大なる意味を含んでいると思います。只今大臣から言明がございましたが、その言明に副つて、大臣並びに各大学当局が責任を以て善処されることを強く要望いたしまして、私は本改正案に賛意を表します。
【次の発言】 私は本案に賛意を表するものであります。この法案の提案の理由にも書いてありますように、宗教活動の自由と自主性、これを尊重している点は非常に結構だと思いますが、それと同時に、やはりこの法案の骨格を成しておるところの責任を公共性というものも、……

第10回国会 文部委員会 第30号(1951/03/29、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 簡單な御質問を申上げますから、要点だけ御答弁願いたいと思います。  先ず現在文化勲章という制度があつて、精神的な優遇をしているわけでありますが、ここに年金を支給しこれを顯彰する、文化勲章が精神的援助をしておつたのに、ここに年金というものが支給されるということになる。この年金を入れられた理由でございますね、つまり年金の性格と申しますか、そういうものについて提案者としてはどういうふうにお考えになつておりますか、所見を承わりたい。
【次の発言】 その点は提案理由にはつきりしておりますし、わかつているのでございますが、これは大臣の構想としてこういうものが生れて来たわけでございますが、その……

第10回国会 文部委員会 第32号(1951/05/10、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 荒木さんの今の答弁ないのですか。よろしいですか。よろしいですね。それでは私は初め極く基本的なことを若干お伺いしたいと思います。発議者である長野さんは自由党に所属されておるわけでございますが、自由党の政調会のほうで講和条約締結後、或いはそれの前後に六三制度、いわゆる新教育制度を再検討するやに新聞紙上で承わつておるのでございますが、先生は自由党に所属されるのでお伺いするわけでございますが、現在のところどういう筋で検討される段階に参られておられるか、なお党として出ておられなかつたら、(「関係ない」「ある」と呼ぶ者あり)それはこれと非常に関係があるのでございます。長野先生個人としては、六……

第10回国会 文部委員会 第33号(1951/05/11、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 局長にお伺いいたしたいのですが、この予算の問題について昨日専門員並びに発議者にお伺いいたしましたときには、六三制教育予算その他に関しては迷惑をかけないで、枠外に予算的考慮を大蔵当局がして下さるやに話が若干通じているような口吻を承わつたわけです。なおそれに対しては努力するということを承わつたわけでございますが、その点について大蔵当局の御意見を承わりたいのですが、天野文部大臣は天野文政の筋金として義務教育の振興ということを掲げられておりますし、例の〇・七ではどうしても不十分だ、あの惨憺たる状況から〇・九までどうしても持つて行きたい、と常々大蔵当局に交渉されておるところは大蔵当局として……

第10回国会 文部委員会 第34号(1951/05/15、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 中島さん並びに西村さん、どちらも実業界のほうからおいで下さつたのでありますが、御二方に御質問申上げたいと思います。あなたがたの会社では相当お若い人も働いていると思うのでございますが、定時制高等学校のほうにどのくらい就学さしているか、或いは持にあなた様がたの会社は、別に定時制の課程の高等学校を設けられておるかどうか、その点について承わりたいと思います。
【次の発言】 そうすると定時制高等学校をやつておる……。
【次の発言】 ともかく若干の若い人を集めて教育をなさつておる……。
【次の発言】 会社で必要な技術を授けるために必要な教育をなさつておる。こういうわけなんですね。

第10回国会 文部委員会 第35号(1951/05/17、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 我妻参考人にお伺いいたしたいと思います。教育界は概して非常に保守的であり、封建的であると、こういうふうに許されているわけでございますが、特に大学の内部というものは、人事関係あたりでは、主従関係というものは非常に強くて、自由闊達な研究というものも十分できないほど非常に保守的であり、封建的であるというようなことをよく聞くわけでございますけれども、先生、長らく大学教授としてお勤めでございますが、大学内の封建性であるとか、或いは保守性というものについてどういうふうにお考えになつていらつしやるか、世間の風評というものは、果して当つているものか、その点について御見解をお伺いしたいと思います。

第10回国会 文部委員会 第36号(1951/05/18、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 各県教育委員会に通牒を出されましたか。我々が休会に入る前にお願いしたのはそういう意味じやなかつたのです。このP・T・Aでやられたとするならば、各県教育委員会にはP・T・Aを所管するちやんと課があるわけですが、文部省としては調査すると言つた以上は、各県の教育委員会にこういうような調査の私は通牒を出すべきであつたと思いますが、出されたのですか。
【次の発言】 どこで調べたか。
【次の発言】 推進委員会のほうで調べた。
【次の発言】 それは調査にならん。我々が要望した調査にはならん。
【次の発言】 一応ここで佐藤先生お見えになつておられるのですが、佐藤先生から承わつたら如何ですか。(「……

第10回国会 文部委員会 第37号(1951/05/21、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 予算関係の問題が出ておりますので、丁度地財委当局がおいでになつておりますから承わりたいと思いますが、昭和二十六年度の六・三建築の起債はどの程度に許される予定でございますか、その点承わりたいと思います。
【次の発言】 結局この法案がやはり地方財政の圧迫というその関連性において確かめて置かなければならんと思いまして更にお伺いしますが、この同額起債を六五%程度に減額をするらしいということを聞くわけなんですが、それでなくても資材、工賃の値上りで、現在六・三建築が非常に延びているわけなんでありますが、その六五%に減額するというような数字というのはこれはでたらめでございます。それともそのあた……

第10回国会 文部委員会 第38号(1951/05/24、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 大臣はいつ来ますか。
【次の発言】 私は大臣がお出でになつてからやるのだろうとこう思つておりましたが、大臣がお出でになつていないのでやるのは非常に不満でございます。私は結局この事務的な技術的操作だけでは解決できないものがあるのでして、大臣から聞いて頂いて延いては本年我々なんかが作つたところの新入生に対する教科書の無償供与、あれはどういうふうに行われたか、それから用紙の事情というものは来年はどういうふうに予想しているか、そういうことを尋ね、更にそれに対する対策というものを、すでに予算編成期も入つて行くわけですが、それを我々が本国会が終る前に大臣にはつきり一応その決意を承わつて置きた……

第10回国会 文部委員会 第39号(1951/05/26、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 民間学術研究機関は今どのくらいございますか。その数を一つ承わりたいと思います。
【次の発言】 その二百に対して従来どのくらいの予算で、一研究所当どの程度の補助があつたか、過去の実績を承わりたい。
【次の発言】 では今度これを今まで行政的にやつておつたのを法制化しようとするわけですが、今までの補助の実績では、到底この民間学術研究機関が十分その目的を達することはできないということをよく言われているわけですが、この法案の成立と共に、予算を画期的に増額するとかいうような点について、何か政府当局と交渉が持たれておりますかどうか。その点について発議者のほうに承わりたいと思います。

第10回国会 文部委員会 第40号(1951/05/29、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 速記をとめて下さい。
【次の発言】 私は本法案の審議の際には別個の考えを持つておりましたが、理事会でそう決定したそうでございますので、大体その線に沿つて簡単に若干確かめて置きたいと思います。  その前に第一にお伺いしたいのですが、是非私は委員長に諮つて頂きたいことは、この文部委員会は各会派少くとも一名ずつを以て常に運ばれておつたと思うのであります。而も本日は三時で打切るという理事会の決定だそうでございまして、私個人的な見解として続けたいと思うのでございますが、続けるとするならばここで一応休憩して、各会派からおいで願つて、いないところもございますので、改めて継続するかどうかを確認し……

第10回国会 文部委員会 第41号(1951/05/31、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 ちよつと速記をとめて……。
【次の発言】 政府委員のかたにお尋ねいたします。第四條の「当該学校の実験実習に必要な経費又は生徒若しくは学生の厚生に必要な経費に増額して充てる」と、こういうように実験実習より生ずる收益について書かれているわけでありますが、現在各学校において、この実験実習による收益はどういうふうに扱つているかどうか、その実情並びに監督の衝にある文部省として、実験実習より生ずる收益はどういう取扱い方にしたら最もよろしいか、教育の上によろしいかというような御研究もなさつておられるかと思うのですが、それらに対しての見解を承わりたいと思うのです。今日は大臣は来られなかつたのです……

第10回国会 文部委員会 第42号(1951/06/01、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 第二章の第一節、中央産業教育審議会について若干質して置きたいと思います。  その第一点は、この権限でありますが、第三条に謳われているところの各号に掲げる事項について取扱われるように書いてありますが、最も危惧される点は、中央審議会が教育の分限に逆行して、産業教育に関する限り中央集権的な形態になつてはならない、こういう点を慮るものでありますが、飽くまでも中央審議会の性格は、地方教育委員会に対して助言と指導を与えるところの文部省、その文部大臣の単なる諮問機関にして、決して中央審議会の決定によつて強引に地方産業教育というものを或る一定の方向に引摺つて行くというような運営というものは絶対に……

第10回国会 予算委員会 第10号(1951/02/16、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 簡單なことを二、三点お尋ねいたします。戰時中撤去した二十線のうち十二線が回復して、残り八線があるということがはつきりしたのですが、土工工事の完了した三線を本年度新らしい工事対象とされておるようでありますが、戰時中土工工事が終つてなお完成していない線が幾つあるか。この戰時中に土工工事をしてそのままになつておる線は、戰争末期において産業振興というような立場から計画された路線でこれは国の経済興隆のために寄與する産業線が多いと思うが、何線残つており、それを今後どういう計画で完成されるかということを伺いたい、それが第一。  次に第二点は、戰後国内の人口が非常に多くなつたという関係もありまし……

第10回国会 予算委員会 第15号(1951/02/23、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 議事進行について。本委員会はやはり定足数の問題はありますか。
【次の発言】 それでは私はここに動議を提出し、議長から、本予算委員会の委員長も本日おいでになつていないようでありますが、委員長と協議なされ、理事会あたりで何らか、以下私が申上げる動議に対しての措置をとられますよう希望して私は意見を述べます。  それは我々は現在予算の予備審査をやつておるわけでありますが、これからいよいよ衆議院から回付されて参りますというと本審査に入ります。当面問題になつている我が国の最も大きな問題は講和の問題であります。その問題と、我々が今これから審査しようとするこの予算案というものは、非常に密接不可分……

第10回国会 予算委員会 第16号(1951/03/01、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 今のに関連して岡野国務相にお伺いいたしますが、地方財政委員会の意向によつて増收を予想して、そうして地方税法の改正を岡野国務相の責任において提案されたと言われますが、裏を返せば地方財政委員会が来年度に平衡交付金として千二百九億を要望しておるのに対して、その意見書を出されたのに対して、政府は千百億を組んでおられるわけですが、その差額の百九億の平衡交付金の増額について岡野国務相は如何なる努力をされたか、又今後如何なる努力をされるつもりであるか、それを先ず伺います。
【次の発言】 地方税法の改正で課税対象、財源というものを市町村に與えることは與えたが、市町村民の担税能力のないということも……

第10回国会 予算委員会 第17号(1951/03/02、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 明日は終戰処理費はやらんでしよう。

第10回国会 予算委員会 第21号(1951/03/07、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 私は本問題は、国会の権威という立場から申上げておることを前以て申上げて置きます。  我々には選良としての権利と義務がある。並びに政府委員は又政府委員としての義務というものがある。それと両々相待つて成立たせるところに、初めて国会の審議権の尊重ということもあり得る。国会の権威ということもあり得る。そういう立場を私は申上げているわけであります。  先ず私は今の副総理の釈明につきまして少し了承できん点がありますのでそれを先ず申上げます。理事会は、これに対してどういう見解をとられたかということを、私は委員長からもお答えを願いたいのであります。よく総理は本会議あたりの答弁において、共産党の質……

第10回国会 予算委員会 第23号(1951/03/09、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 続行ときまりましたから、続行することは当然でありますが、私はここに要望を申上げたい。確かに総理の申される面も一理あると申いますが、先ほどの経済民主化、次いでは日本の民主化が逆転するのではないかということは、私は極めて重大問題だと思う。(「重大問題だ」と呼ぶ者あり)防共の波に乘つて滔々として流れるところの反民主主義的な、軍国調べの復古調というものは、私はよほどこの講和の前に釘を刺して置かなければならんと思う。(「その通りだ」と呼ぶ者あり)我々は経済自立と文教政策の振興ということを以て日本の再建を願つておる。首相もそう言われておりますが、到達したところのものは平和愛好の民主主義文化国……

第10回国会 予算委員会 第26号(1951/03/13、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 通産大臣が丁度お見えになつておりますので、この際、私は紙の割当統制撤廃についてお伺いいたしたいと思います。最近、紙の輸出制限によつて内需の確保を図られるための処置をとられたわけでありますが、用紙の割当統制並びに価格統制をやめられるおつもりかどうか、やるとするといつやられるのか、お尋ねいたします。
【次の発言】 下條さんがやられだとすると、丁度私いなかつたので、ダブるかも知れませんが、ダブつていたらそういうふうにお答え願いたいと思います。それでは通産大臣はこの統制をやめた後に、そう需給並びに価格の暴騰というものについて、どういうふろにお考えをなされておるか伺いたい。

第10回国会 予算委員会 第27号(1951/03/14、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 地方財政が現在瀕死の重傷にありますので、甚だ遅くなつて恐縮でありますが、前質問者に重複しないように若干お伺いしたいと思います。先ず私は、地方財政委員会の木村委員にお尋ねいたしたいのでありますが、どうも各委員に対する御答弁を承わつておりますというと、私は納得できない点がある。それは政府の千百億に対して千二百九億の意見書を出された地方財政委員会の委員としてどうも納得できない。それはあたかも政府案の千百億を我々に納得させるように政府の援護をしておるような印象を私は受けます。岡野国務相は閣議できまつた以上、千百億をいろいろと弁解されることは一応わかるのでありますが、地方財政委員会の私は肚……

第10回国会 予算委員会 第28号(1951/03/15、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 私はこの際吉田総理に二点についてお伺いを申上げたいのであります。先ず第一番目に先ほども一松委員、並びに伊達委員から触れられた問題でありますが、現在我が国の動向を決定する重大段階に来ていると思うのです。講和を如何なる形で、如何なる内容において結ぶかということと、それから終戦以来我が国の諸制度を改革したわけでありますが、それが重大であつたと同様に、今後講和後において我が国の制度を如何に改変して行くかと、この二つの問題が極めて私は重大だと考えます。先ほども意見がございましたが、若しも我が国をばらばらにするような考えを以つて我が国に布かれたところの法律、法令というようなものも、自主権を回……

第10回国会 予算委員会 第29号(1951/03/17、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 私は大蔵大臣並びに文部政務次官に教育財政を中心にしてお伺いいたしたいと思います。天野文部大臣が御病気で予備審査からずつと総括質問、通告順の質問にずつとお見えになつていませんで今日が最後の旧でありまするのでお疲れと思いますけれども、少しお伺いしたいと思うのであります。と申しますとお疲れになつた大蔵大臣は、よし教育財政か、それならば財政の許す範囲内で答えようとそういうふうな腹をきめられたかと思うのでありまするが、丁度問題は、私病気で言えば教育とは内科で結核性のものであつて、他は外科であつたならば、化膿もすれば痛くもあるというので、適宜的確に手を打たれますけれども、教育の問題はまあ内科……

第10回国会 予算委員会 第30号(1951/03/23、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 先ほど地方財政平衡交付金に関する小委員長の本予算委員会に報告された報告は、小委員会で満場一致決定報告されたものでありますので、本予算委員会で採択されることの動議を提出いたします。
【次の発言】 動議提出者として再び発言いたします。昨日の小委員会並びに本日の小委員長の報告は何ら手続に手落ちがないということは、速記を御覽になればはつきりしておる点であります。従つて小委員長の報告を本委員会が採択するかどうかということが問題でありまして、すでに定足数もあることであります。採択の件についての決定を本予算委員会において取上げられますよう、改めて私は主張いたす次第であります。(「異議なし」と呼……

第10回国会 予算委員会 第31号(1951/03/24、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 議事進行について。只今大蔵大臣の所見を承わり、なほ地方自治庁長官の御意見も承わつたわけでありますが、これを要するに、大蔵当局と地財委当局との見解の相違と、それから現在の予算案はこのままにして置いて、将来努力しようという点に盡きていると思うのであります。奨来努力するということについては、これは当然のことであつて、地財委当局も、政府案と地財委案との百九億の差額を増加するのみでは将来解決できない。更に増加してもらわなければ、地方財政は持ちこたえられないのであるということを証言されているわけであります。将来努力するということは、子供の頭を撫ぜる類のものであると思います。問題は現在の問題で……


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第11回国会(1951/08/16〜1951/08/18)

第11回国会 文部委員会 第閉会後1号(1951/08/20、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 警察予備隊の庁舎についてお伺いいたしたいと思いますが、二十六年度予算に警察予備隊の経費として百六十億を組みまして、その中に臨時的経費として四十三億四千万を本年度の補正予算に計上してあるわけでございますが、あの予算審議の当時にこの臨時的経費四十三億四千万、これで大体警察予備隊の庁舎は設置できるんだと、こういう答弁が大橋法務総裁からあつたと私記憶しておりますが、お伺いいたしたい点は、この臨時的経費四十三億四千万は勿論装備の関係もあると思いますが、予備隊の庁舎の設置にどういうふうにお使いになつたか、それと同時にこの予備隊の隊員の入るところの庁舎は今どういう状況にあるか、その点先ず伺いた……

第11回国会 文部委員会 第閉会後2号(1951/09/07、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 先ず私は文部省側の水谷政務次官或いは久保田管理局長の御答弁をお願いいたしたいと思います。この給食の問題が国民保健或いは国民の食生活の改善、それ以上に教育の立場から非常に給食問題が国民に重大関心を払われており、最近この給食が廃止になるんではないかというので、随分いろいろ陳情を受けておるわけでございますが、そこで私お伺いいたしたい点は、先般の文部委員会で文部省側から今後の給食は見返資金三十四億七千万円を予定しておる。従つて補正予算には小麦粉或いはミルクの購入費としては計上しないで、ただ施設の値上りに対する補填の一部として補正予算に計上した。こういう予算要求案の大綱について御説明を承わ……

第11回国会 予算委員会 第1号(1951/08/18、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 大蔵大臣にちよつと……、大蔵大臣にめつたにお目にかかれませんので、ここで簡単に二、三先ほどから大蔵大臣の御説明によつてこの講和條約締結後の財政負担が非常に複雑であり、非常に重大なものだということはよくわかつておるのでございますが、私は端的にお伺いしたい。それは一点についてでありますが、非常に国家財政の窮迫というような立場から新学制の六三制というものが財政的な立場から、特に大蔵省を中心に検討されているというような噂がありますが、随分と国民は動揺して、最近陳情団も盛んに上京しつつあります。その一つの裏附として、今度文部省のほうから〇・七坪と、それから御承知のように単価の引上げによる補……


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 内閣委員会 第15号(1951/11/20、2期、第一クラブ)

○委員外議員(矢嶋三義君) 本法案の重大性に鑑みて文部委員会のほうでは当内閣委員会に対しまして連合委員会を申出たのでございますが、審議の都合上当委員会の拒否されるところとなりました。ここで皆様お疲れと存じますけれども、委員外発言をお許し願つた次第でございます。  先ず承わりたいことは、行政管理庁の政務次官がお見えになつていますので、そちらのほうから先ず承わりたいと存じます。このたびの行政整理の基本方針については、もう当委員会においては再三論じられたことと存じますので、私あえてそれをお尋ねいたしませんが、本会における行政管理庁長官の答弁、こういうところから察するところ、このたびの行政整理というの……

第12回国会 内閣委員会 第16号(1951/11/21、2期、第一クラブ)

○委員外議員(矢嶋三義君) 昨日も当委員会にお邪魔いたしまして、今日も発言を許して頂き有難うございます。実は昨日文化財保護委員会のこの行政整理について御質問申上げたのですが、当時事務局長がおいでになつておられませんでしたので改めて参つた次第でございます。私参つたばかりでございまして、三好委員からの質問が展開されておつたのでありますが、或いはダブるかと思いますがダブつた点につきましてはさようにお答え願いたいと思います。  先ずお伺いいたしたい点は、今度の行政整理が、戦後膨脹した事務、それらを整理することによつて国民負担を軽くしようという立場から立たれているようでございますが、文化財保護委員会は終……

第12回国会 文部委員会 第2号(1951/10/24、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 結局あなたの説明はこうなんでしよう。四月のベース・アップ、国家公務員千円上げたときに二千七円要つた。その二千七円は国家公務員の平均千円に千七円アップしておつた。それがアップし過ぎておつたから、その千七円の上廻つておつたのを八百三十四円まで引下げたというわけです。それに第二次の十月以後を加えて行くというわけです。従つて総額がこうなつて来るわけですね。
【次の発言】 会計課長の説明を聞いたから、数の不明確なところだけ、事務的な点だけ聞いたらどうかと思いますが……。
【次の発言】 私は大臣に聞く前に課長から事務的なことをちよつと確かめたいのですが、よろしうございますか。

第12回国会 文部委員会 第7号(1951/11/12、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 私、それに異議はありませんが、今日参考人を招致して意見を聞いたのは、この前から委員会でやつてはつきりしないところがあるから、それを究明したいという趣旨で参考人を呼んだということは、委員長が宣言された通り、従つて只今文部省からも承わつたのですが、大蔵から来ておつたら大蔵からも、或いは次長からもそれぞれ意見を承わつて、それから参考人にもその意見に対して、参考人の見解と違うような場合には発言を許すという条件で私は進んで頂きたいと思います。そうしないと問題の盲点を究明する精神に副わない。
【次の発言】 今村さんに若干お伺いしますが、先ほど昇給ストツプのお話がありましたが、昇給時期が来ても……

第12回国会 文部委員会 第8号(1951/11/13、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 時間がないようですから、私は一ことだけ政務次官に承わりたいと思うのですが、先ずこの問題で、先ほどからデータの問題も出ましたが、答弁もございましたので私追及いたしませんが、この四百六十二とか或いは特に五百七十六とか三百七十五というデータというものを自治庁で認められたということについては追及いたしませんが、納得できない点がございます。更に全国の知事会議がこれに反論しておりますが、この反論に果して自治庁は自信を以て応じ得るかどうかという点も伺いたいところでございますが、そういう点も私はあると思うのです。データそのものが問題でございますが、更にそのデータに基いて政府が財源措置をすることは……

第12回国会 文部委員会 第9号(1951/11/14、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 十一月七日閣議で決定されたという地方公務員の給与改訂について閣議決定の内容について承わりたい。
【次の発言】 勿論そうでございますが、地方財政委員会はその閣議決定をどういうふうに了承されているかということを承わりたい。
【次の発言】 私伺つていますのは、閣議決定の内容をどういうふうに了承されておられるかということです。閣議決定をされた、どういうことが閣議決定されたように了承されておられるか。
【次の発言】 それでは具体的にお伺いいたしますが、閣議決定の内容は、財源措置をするのに当つて国家公務員と地方公務員の均等化を図るという立場から財源措置をしたのであるということを確認したことが……

第12回国会 文部委員会 第10号(1951/11/20、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 この問題については、先般私本委員会で大臣にお伺いしたわけでございますが、大臣の今の発言されたお気持は、言葉の意味する範囲内においては了承したわけでございますが、その中で一番大事な点は、大臣は権威を持つものは危ない。従つて政令でも訓令でも出すのでなくて、天野個人の意向として出すんだ、こういうことを言われておりますが、現在の我が国の民主過程ですね、国民の民主主義の理念の把握とか、或いは民主主義の実践というような角度から、いわば文部大臣天野という名前で出すことは随分私は大きな権威だと考えるのですが、大臣が権威を持たして出したくないとあれば、やはり野人天野の立場になつた場合に行えば然るべ……

第12回国会 文部委員会 第12号(1951/11/22、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 私はこのいわゆる大豆事件については、初めて委員会に出て久保田管理局長の答弁を今日途中から聞いたので、更に他の方面からの資料も持つておりませんし、新聞、ラジオで聞いたり見たりしている程度で、はつきりつかめないでいるんですが、その点今まで質疑された問題とダブるかも知れませんが、基本的なことをお伺いしたいと思うのであります。で、今度の事件について、この関係者で調査を受けた人は何人いるのですか。そのうち文部省では何人ですか。
【次の発言】 省内ですね。それでは外では。
【次の発言】 逮捕された人は……逮捕され、釈放され、又現在逮捕されておる人は……。

第12回国会 文部委員会 第13号(1951/11/24、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 提案者に伺いますが、この博物館法案は社会教育の場としての博物館、それから図書館、公民館これらは一貫したもので、その中の博物館に法的基礎を与える趣旨においてこういう適宜な立案をされたと考えるのでありますが、この法案立案に当つてすでに法的基礎付けとしては公民館、図書館との関連をどういうように考慮されて立案されたか、その点お伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 例えば図書館法との調整ですね、組立とこの博物館法案を調整するに当つて、何かその関連性を特別に考慮されたかどうか、そういうところを承わりたい。
【次の発言】 それで先ず政府委員に対する質問から入つて行きたいと思います。ここで若……

第12回国会 文部委員会 第14号(1951/11/26、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 簡単にお伺いいたしたいと思います。大変お忙しいところを斯界の権威者が多数おいでになつていろいろ貴重な意見を聞かして頂いてありがたかつたのでありますが、お忙しいかたばかりなのでお帰りになられて非常に残念だと思つておりますが残つたかたに少しお伺いしたい。それは私御意見を承わりましておおむね意見が一致しているかと拝聴したのでございますが、その中で私ここで是非お伺いしたい点は、この参考人の意見が食違つている点ですが、その顕著なるものは形式内容についてはいろいろ論じられましたけれども、それらを考慮すれば、こういうものが必要である、こういうふうに述べられたかたと、必要でないと述べられたかたが……

第12回国会 文部委員会 第15号(1951/11/27、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 大臣にお伺いしたい点は、先ほどからの質疑で大臣の気持はもうわかるのですけれども、最近の我が国の動向で天皇を権力の中心というところに持つて来て、これを利用して統一して行こうという、こういう底流があるような点はお感じになりませんかどうか。戦前は勿論天皇中心で行きましたけれども、ポツダム宣言受諾以来は司令部の至上命令権でまとまつて行つておつた、今度二条約発効によつて日本が独立した機会に、意識するとしないとにかかわらずこういう動向があるというような点を、お感じになつていらつしやるか、いらつしやらないか。
【次の発言】 私は終戦直後天皇が初めて地方に行幸された場合に、全く天皇はもみくちやに……

第12回国会 予算委員会 第11号(1951/11/07、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 先般山口県広瀬に警察予備隊の初出動を見たようでありますが、初出動に当つての要因を申しますか、要素はどんなものでありますか承わりたい。
【次の発言】 いや要請に応じて総理大臣のほうで発動を命令したわけですね、そのときの発動を決意した要因ですね、それを承わりたい。
【次の発言】 出動して、引上げるに当つては如何なる資料に基いて、誰が判断して決定されるのか、それを承わりたい。
【次の発言】 一たび出動した場合に、引上げる場合には、今あなたから発言があつたように、責任者の部隊長は当該公共団体の長あたりの意向を聞いて、そして決意するのでありますか、この点も聞いたのですが、どういうふうに報告……

第12回国会 予算委員会 第12号(1951/11/08、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 給与局長にお伺いいたしたいのでありますが、人事院の浅井総裁は更に又山下人事官も常に申されていることは、給与を勧告するに当つては、人事院としては、公務員の立場も考え、政府の予算的な方面も考え、両方満足ができるような線を勧告の線として打出すことに常に苦慮しており、従つて勧告案を出すに当つても相当に努力を要するし、時日も要するのだということを常々言われておるわけでございます。従つて勧告案に出されたものについては、使用者側に立つ当局も、更に使用されるところの公務員も、共に満足して必ず実施されるという信念の下に、人事院は常に置かれているように我々は了承して行つているわけでございます。ところ……

第12回国会 予算委員会 第21号(1951/11/22、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 連日の審議で問題は出盡したようでございますが、私はこれから若干質問させて頂きます。岩本君が約二十五分間ルールを破つたようでございますが、私はできるだけルールを破らないと思つておりますので、万一破つた場合はお許し願いたいと思います。私の質問の順序は、大蔵大臣はお疲れでしようから暫ぐお休み頂いて、でき得べくんば通産大臣、文部大臣、自治庁長官、大蔵大臣、その間にちよつと農林大臣のも出ますがそういう順序でお願いいたしたいと考えております。  その前に先ず特別調達庁の長官がおられるようですからそれに関連する…大蔵大臣もちよつとおつてもらいたいのですが、特別調達庁の長官がおられるので四、五分……

第12回国会 予算委員会 第22号(1951/11/24、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 関連して、この老廃朽の校舍と関連があるのですが、大蔵省に伺いたい点は、このたびのルース台風被害に当つて、老朽校舍の損害に対しては補助率を変えるという見解を大蔵省は持つているというが、本当かどうか承わりたい。
【次の発言】 その大蔵大臣の答弁に対して天野文部大臣はどういう見解を持つておられるか、答弁を……。
【次の発言】 さすがは文部大臣だけの価値があると思いますが、一体その新学制が出て以來、〇・七坪まで確保できないで、六三の三は行くが、六に非常に皺寄せされて來て、何十年か放置されたところの小学校の校舍というものは惨怛たる状況になつていて生命さえ危険な状態にある老朽校舍は、今荒木君……

第12回国会 予算委員会 第23号(1951/11/27、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 吉田内閣は成立以來苦難な荊の道ながらも、掲げられましたところの減税並びに統制撤廃という公約にジグザグ・コースを辿りながらも、ときに行きつ戻りつするようでありますが、努力されている点には敬意を表するものでございますが、私ここに総理にお伺いいたしたい点は、このたびの補正予算案に盛られておりますところの、自由党内閣が国民諸君に公約したところの生活水準向上の減税をなしている、公約を履行しているということを大いに宣伝されているわけでございますが、この言葉を撤回されるおつもりはないか、又は修正されるお考えはないかというのが質問の要点でございます。理由を簡單に申上げますが、この四百五億の減税を……

第12回国会 予算委員会 第24号(1951/11/29、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 小委員長にお伺いいたしますが、私見せて頂いて了承したのと報告書が変つておりますが、どの点が変つているかと申しますと、国民の名目賃金とその収入は増加したにもかかわらず、物価庁の資料に基けば、実質的に生活水準は低下している、それは政府委員も認めたところである、こういうところで、結論として、從つてこの公務員の給与は人事院の勧告が適当であると、こういうふうに書いてあつたのを私は見せて頂いて、それで結構ですと賛成したのでございますが、現在のはそれを書き変えられて、予算が許せばできるだけ人事院の勧告の線に引上げると、こういうふうに訂正されているようでございますが、如何なる事情に基くのか、今私……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 議院運営委員会 第4号(1951/12/15、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 打切る前に……、只今の議長の御説明では、来週の火曜日に、両院の議運の理事が協議したいというようなお話ですが、それに臨む参議院の態度としては、先般緑風会から提案されたあの筋が通つておるので、飽くまで推し進めるという態度で出席して行くということを條件に、私は、この場で開会式の問題を打切ることに賛成いたします。
【次の発言】 議題を言つてないからわからない。

第13回国会 議院運営委員会 第5号(1952/01/19、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 両院の理事会で、この式辞案がまとまつたように承わりましたが、ちよつと質問いたします。それは私この式辞案を拜見したのでございますが、このたびの国会に我々が臨む基本的な態度として私は最も大切なことは、日本の民主化を強力に推進して行くという基本線が国会に臨む我々の心がけとしては最も大事なことじやないかと私は思うのでございますが、そういうはつきりした字句が現われていないのを私は不審に思つておるのでございますが、そういうことについて両院の理事会において討議されたかどうかということを先ず伺いたい。
【次の発言】 私は議運には先般から出たので、先例というものを知りませんのでお伺いいたしますが、……

第13回国会 議院運営委員会 第6号(1952/01/23、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 只今赤木委員から話された通りでありまして、今日の加藤氏の提案は、再開第一回の議運で決定された事項を又逆戻りしているように思います。再開第一回の委員会で従来通りの方針で順序を決定して行くということを確認して、そうして第一回の議運で未解決であつた緑風会は與党か野党か。従つて第一回の、緑風会がやるかどうかという問題をきめるべきものだと思います。
【次の発言】 私はさつきから申上げているように、この前の議運ではつきりその順序については従来の例もあるし、従来のままで行こうと、こういうふうにまあ討議して、再確認して、そうして話を進めて行つているわけなんです。只今自由党さんのほうから出ている意……

第13回国会 議院運営委員会 第9号(1952/02/01、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 今委員長がほかに御意見ありませんかと言つて、小笠原君から異議なしといつて発言があつて、ここで懇談会に入ろうとしているのですが、ここで決定されたのはその三番と六番とやつて四番と五番は保留という意味で委員長は諮られたのでしようか。
【次の発言】 小笠原君がすんだら私一つ伺いたいのですが質問終りましたか。
【次の発言】 私は官房長官に選考の政府としての方針についてお伺いしたいと思うのです。それは先ず第一点は、人事官を選考するに当つて追放解除者以外の方々の中で適任者はないかという立場から選考に御努力なさつたかどうか、追放解除というものを特別に考えたか考えなかつたかということ。それからもう……

第13回国会 議院運営委員会 第10号(1952/02/04、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 土曜日に官房長官に政府は再考してはどうかという強力な意見が提示されていたのでありますが、何らの反響がございませんか、あれば伺いたい。

第13回国会 議院運営委員会 第12号(1952/02/11、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 恐らく兼岩君も、今中村君から話されたことを意味しているのだろうと思う。私は中村君が言われる通りだと思います。私もずつと本会議で緊急質問の質疑応答を承わつていますが、まあ吉田さんにしてみれば答えられんことを変な聞き方をする、こういう御意見もあるかと存じますが、一般的に言つて、最近の本会議における質疑応答は、私は議員としても国民としても不満足だと思います 一般論として我々としては政府に対して本会議の質疑応答の場合において、答弁をもう少し内容のある、真劍味を持つた内容と態度において応じられるように強く要望して然るべきじやないかと思います。又聞くほうも、共産党の質問も惡かつたとは申上げま……

第13回国会 議院運営委員会 第13号(1952/02/13、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 只今第八番目に追加された荒木正三郎君の緊急質問は、本日首相が来たならば実施すると、こういうふうに了解してよろしうございますか。
【次の発言】 遅れるのじやないか。
【次の発言】 できかねるのですね。

第13回国会 議院運営委員会 第14号(1952/02/15、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 理事会の報告がさつきありましたが、確かに委員長が報告されたように、他会派に影響を及ぼさないという原則の下に今度の再編成に対処するということを申上げたことに間違いないと思います。併しながら他会派に影響を与えないということについては、議席は上下或いは左右に他会派に若干の影響を及ぼすということは認めた上の申合せでございます。小笠原君の意向は、そのときに未確定であつたところの第一クラブから二名緑風会へ移籍されるということが確定した本日、平素から持たれておるところの立場から、もう少しすつきりしたものにしてはどうかという新たなる考えから出発されておると思うのです。或いは事務局で用意されておる……

第13回国会 議院運営委員会 第18号(1952/02/28、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 それに関連して。只今兼岩君の発言を聞いて私もどうも心外に思うわけですが、私はこの問題に関する限り共産党の兼岩委員を全面的に私は支持いたします。昨日あの各派小委員会において私はこういうことを申上げたはずです。委員長の報告があつたときに、明日午前中に調印ができるだろう、或いはできないかも知れない、その心配はあるけれども大体できるだろう、衆議院は明日定例日ではあるし聴取することになつているからという話があつたときに、私は、参議院は定例日じやなし、調印が明日午前中先ず大丈夫できるだろう、こういう不確定要素があるならば参議院と衆議院の話合によつて、政府は、昨日から言つて明後日でありますが、……

第13回国会 議院運営委員会 第20号(1952/03/05、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 ちよつと通産委員長に、この要求を承認する前に私はちよつとお伺いしたいのですが、先般通産委員長から福井地方への視察を要求された場合に、私は真つ先に賛成した一人でございますが、あの当時本会議で承認された派遣人員の三人中二人まで変更になつて、そのうちの一人は出張 するためにわざわざ他の委員会から通産委員会に緊急に入れ替えて出発されたやに承わつておるのでございますが、それは事実でございますかどうか。
【次の発言】 ちよつと大きな声  で……。
【次の発言】 私は開会中には特に議員派遣に当つての緊急度ということが問題だと思います。私はよほど緊急度を感じたのでございますけれども、どうも我々が……

第13回国会 議院運営委員会 第21号(1952/03/06、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 委員長しつかりして頂きたいのですが、これ以上幾らやつても時間を費すばかりだから、中村君が議事進行に関する動議を出されておるのですから、それを諮つて頂きたいと思います。(「賛成」「異議なし」と呼ぶ者あり)

第13回国会 議院運営委員会 第22号(1952/03/07、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 羽仁君は私のところの会派の者ですが、先般行政協定の報告があり、その質問が行われるときに、今出ておる緊急質問をどうして下さるかという私の質問に対して小笠原君は、その緊急質問は別個に考えるんだということでまあ済んだわけです。それで私のほうとしては、本人とも連絡をとりまして、でき得べくんば行政協定の一般質問並びに首相並びに国務大臣の答弁によつて緊急質問を繰返したくないと、こういう気持でおつたのでありますが、総理の答弁も終了し、その後本人は是非とも緊急質問したいと、こういう要望をしておりました。昨日来の予算委員会あたりの質疑応答を何しまして、いよいよ前から通告してあつた緊急質問を是非とも……

第13回国会 議院運営委員会 第23号(1952/03/10、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 この通告順序の第一の羽仁君と第三の吉田君のは似ているようでもあるし、又角度も若干違うと思うのです。それで第三の吉田君の、今木村君のほうから意見が出ておりますが、この問題は現在予算委員会で問題になつておるといつても、やはり本会議で前に問題にした角度から考えた場合に、やはりここに新らしい問題が起つておると思うのです。で、この点については予算委員の諸君だけでなくて、議員の皆さんも是非確かめてみたいという気持でおるでしようし、又国民全般もそういう気持でおると思うのです。それで予算委員会があるにしても、こういう大きい問題ですから、ここに吉田君は僅か十五分間の質問を要求しておるのだから、承認……

第13回国会 議院運営委員会 第25号(1952/03/12、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 岡崎国務大臣にお伺いいたしたいのは、先ず第一番にこの行政協定が條約であるとかないとかいう、そういう政府の認識の統一というものはいつやられたのでありますか。
【次の発言】 それであつたならば、私は非常に意外であります。本日の中村委員からの質疑に対して、やれ広義の條約とか狭義とか、或いは條約に重きをおいたとか承認に重きをおいたとか、なかなか言葉というものは便利でうまいことを言われておりますが、先般保利官房長官は、私は注意を促しておきたいのでありますが、本委員会で中村委員の質問に対して、最初は條約であるかないかという点については自信を持つていなかつた。それは答弁の当時の空気からはつきり……

第13回国会 議院運営委員会 第28号(1952/03/19、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 只今各委員のかたから意見が出ているようでございますが、特に安井君から時期をいつにするかという点について議事進行上の意見が只今申述べられているのでありますが、私は本日一歩でも進むべきものだとこういうふうに考えます。と申しますのは、その経過について各委員から申述べられましたけれども、余りにも、これは議運としては或る程度私は責任がありはしないか、この行政協定はいかに取扱うべきかということが問題になつて、まあ政府委員の出席がこういうふうに十分でなかつたことも一つの大きな理由でございますが、本日まで延引に延引を重ねて来ているその過程においては、ともかく先ほど菊川君が言われたように、政府側の……

第13回国会 議院運営委員会 第35号(1952/04/14、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 四と二でやれよ……。最初は全部社会党二でやつて下さい。

第13回国会 議院運営委員会 第36号(1952/04/16、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 私は中村君の今の意見に賛成いたします。
【次の発言】 私は緑風会の赤木委員の意見に賛成ですけれども、あとのこともありますので、やはり私は少し意見を申上げたいと思います。と申しますのは、これは施政演説にしても、或いは財政演説にしましても、或いは條約にしましても、或いは最近におけるああいう報告のようなものにしましても、すべて本会議で問題になつたものに対しては、それぞれ政治的立場が違えば、それぞれの質疑をしたい、又すべき義務があると私は考える。従つてここで非常に重要法案であるという立場から、本会議において法律案の提案理由がなされる以上ですね。諸君から先ほど来繰返されているように、総括的……

第13回国会 議院運営委員会 第38号(1952/04/21、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 その議題をやる前にお伺いいたしたいのですが、まあ通例、本会議をやらないときは議運をやらないことになつておると思うのです。従つて私は今日議運があるというようなことは知らなかつたので、只今の議題についても、水曜日にかかるものと思つて実は私の会派ではまだ諮らないでおるわけなんですから、従つてその議題を次回まで延して頂きたいと同時に、今日こういう議運を開くに至つた経過並びに理由、それを一応承わりたいと思います。
【次の発言】 この前小笠原君の発言は、やはりどうもそういう必要が起る可能性がある、ああいう特殊な事態にああいう発言をしたと私は解しているのですがね。本会議がない場合は、特別緊急な……

第13回国会 議院運営委員会 第41号(1952/04/28、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 念のためにお伺いしますが、先般この式典について議運に諮られたときには、私は次のように了承しておつたのですが、と申しますのは、憲法施行五周年記念式典に平和條約発効記念を附加してやると、こういうように政府側から諮られて私は了承したと思うのですが、今日のこれを見ますと、平和條約が先になつて、憲法施行記念があとになつて、案文を見ますというと、殆んど平和條約発効に重点を置かれているように存じますが、念のためにお伺いしますが、この点どうでしよう。
【次の発言】 その苦衷の点も確かに私認めるにやぶさかでありませんが、存じておりますが、まあ皆さんが御同意ならあえて反対するものではありませんが、た……

第13回国会 議院運営委員会 第42号(1952/05/06、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 国会の本会議で議事を進めるときに、與党野党はないと思う。中村君の主張は正しいと思います。

第13回国会 議院運営委員会 第44号(1952/05/09、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 私はあの騒擾事件を契機にして労働立法並びに治安立法というものが、或る程度近い機会から考えられつつあるということは想像にかたくないと思うんです。それで私はこの段階においては騒擾事件とこれらの立法との関連性というものは、まず質すべきことは質さなければならない段階だから又相馬君から先ほど騒擾事件の直後に政府に対して質疑応答の形で実質上の緊急質問がやられたという御発言がございました。その当時と現在とは更に私は事態が変つていると思いますので、現段階においては、或いは自由党から名前のつけ方が惡いという意見が出るかも知れませんが、緊急質問はこの際私はやるべきである。こういうふうに考えまして緊急……

第13回国会 議院運営委員会 第51号(1952/05/26、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 議員派遣を承認するかしないかという点については、私、小笠原さんの御意見と同様でありますが、ただこの際飛行機を使用されるということになつておりますので、その点についてちよつと中村君にお伺いいたしたい。即ちこの会期が延長にならなければ第三班の視察は打切りになるであろうということと、会期が延長になつた場合は第三班の視察を行えるわけです。ところが第三班の片道は飛行機ということになつておりますが、その飛行機と会期延長との関連はどうでありますか。
【次の発言】 私は午前中と午後の論議の焦点が変つて来たと思いますが、午前中議運では私は若干は意見はありましたけれども、委員長は三カ所に行くことも異……

第13回国会 議院運営委員会 第52号(1952/05/28、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 私は第一クラブ、労農、共産小会派を合せて一人というような所論はいたしません。ただ、私は参議院の両院協議会を構成する場合の前例は尊重して行きたい。と申しますのは、私の知つておる範囲内では、衆議院の協議委員の選出の従来の仕方も、参議院と異なつてると私は記憶しております。参議院の従来の協議委員を出す場合は、その法案を審議したところの常任委員会の常任委員を中心に参議院の代表として協議委員を出して、そうして両院協議会を持つて参りました。従つてそういう前例から参りますというと、ここに十人の比例配分が提示されているのでございますが、具体的に申上げますと、民主クラブに人事委員はおられないわけでご……

第13回国会 議院運営委員会 第53号(1952/05/30、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 散会前に私は一言申上げたいのですが、この会期の決定というものは、私は今後の国会の運営して行くに当つての、我々のプロパーな立場から極めて重大だと思うのです。官房長官は、先ほどああ言つて、兼岩君の質問に対しましても、会期については国会の皆さん方のきめることであるからという常識的なことを言つておりますけれども、ただ私ども、ここで肝に銘じなければならないことは、果して政府は、会期の百五十日とされたこの間に……、立法府に骨を折つて頂けるだろうと、自分ら政府側は、百五十日で審議が終るように誠心誠意努力をしておるか。問題があると思う。やはり会期が延長できる。延長して頂けるという、そういう気持で……

第13回国会 議院運営委員会 第55号(1952/06/04、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 緊急質問と議案の上程の順序をあとにして、ともかく只今社会党第四控室の栗山君から要望されました緊急質問、これを自由党さんも一つ譲つて、ここで緊急質問を許すように決定したいと思います。と申しますのは、先ほど第四控室からも御発言がございましたが、現在中共を含むアジア貿易に対する政府はどういう見解を持つているかということは、我々議員自身も、本会議場で政府から聞きたい気持で一ぱいですし、ましてや国民も、そういうのは非常に期待しておると思うのです。従つて栗山君の緊急質問は、先般緊急質問に対する打合せもありましたけれども、その原則から考えましても、私は緊急質問に値いする問題だと思いますので、是……

第13回国会 議院運営委員会 第56号(1952/06/06、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 先般もそういう例があつたと思いますが、決議案が上程されて、これが可決せられると、これは参議院の一つの意思表示になるわけでありますから、たとえ小会派といえども、決議案が出る場合は、当該委員が出ていない場合には……、例えば当該委員が出ておつても、こういう趣旨の決議案を出そうというようなことを各会派の代表に是非とも御連絡をして頂きたい。今日の問題も、私は今朝新聞を見て初めて知つたのであつて、恐らく委員会審査省略要求が出るであろう。その場合に、どういう態度をとつていいのやら、さつぱりわからないわけですね。その場合は、どの会派が主になつて決議案を企てられるにしましても、結果としてはまとまつ……

第13回国会 議院運営委員会 第57号(1952/06/09、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 私はこの問題は、これだけ話がここに出て、お互いが考えるだけで、私はそれで事足りると思います。そういう問題がここに出たということを委員は、お互いは各会派へ伝えて善処することに尽きると思います。と申しますのは、本会議があり、委員会がある。これは規則通りに本会議中は委員会は原則として開かないというのでやつたのでは、これは国会の運営はできないと思うのです。現在の運営以外にない。ただ問題は、本会議にも出てなければ委員会にも出てないかたが、全然ないということもこれは否定できないと思うのです。そういうところが、まあ一部新聞記者に響いて、ああいうふうに書かれたかも知れませんが、我々が国会において……

第13回国会 議院運営委員会 第62号(1952/06/20、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 あとの残りは何ですか。
【次の発言】 私は議長の発言する前に発言させて頂きたい。  私は、委員長懇談会の報告を事務総長から承わりたくない。その理由を申上げます。と申しますのは、先ほど一部委員からも出ましたが、この我々立法府は、法律案を審議する義務がある。併しながらずつと時期が遅れて、再々延長した期間において提案されて来た法律案を、次々と国会を延長してまで審議しなければならんという義務はないと思う。おのずと限度があると思う。本国会は本日まで歩いて来た経過を考えると、本議運では、一応申上げますが、三月二十日以後提出された法律案については、本院としては責任は持てないから早く出せというこ……

第13回国会 議院運営委員会 第63号(1952/06/30、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 佐藤議長の今の発言は、議長としての御発言でございましようか。
【次の発言】 一昨日の本会議において、本会議の終りの頃、佐藤議長の不信任案が本会議に上程せられたことを承知いたしておりますが、その後においてその不信任案は撤回されるとも何とも、方針は承わつていないわけでありますが、その不信任案が上程されたままになつておるとするならば、議長としてそこで御発言になることは、疑義がございませんか。
【次の発言】 不信任案が撤回されているということが、ここに明白になりましたならば、その質問は、私は打切ります。  次に会期延長に関する実質的な論議を進める場合に、私は委員長に無りたい。と申しますの……

第13回国会 議院運営委員会 第64号(1952/07/04、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 月曜日まで決定を保留することに異議ありません。私も少し考えたいので、この際御答弁願いたいのですが、それは厚生委員会は、松江の大会に出席のためと言いましたが、その会はどういうかたが主催され、どういう性格の会か、それにどういう立場において調査においでになるのか。もう少し具体的に聞かして頂きたいと思います。
【次の発言】 委員長を呼んで下さい……。

第13回国会 議院運営委員会 第65号(1952/07/05、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 只今相馬君から問題を提起されたようでございますが、私もこれに重大な関心を持つ次第でありまして、あの新聞記事を見ましたところの国民としては、今度国会で闘つた野党の諸君は、国会職員の中にあるであろうところの共産党フラクと相呼応して参議院の運営を混乱せしめた、或いは野党の諸君は共産党の一部に扇動されて、それに利用されて、そうして国会運営を混乱せしめた、こういう印象をあの新聞記事を見たところの国民は受けるであろう。そういう立場から、我々はこれは重大な問題だ、こういうふうに私は考えておるわけなんです。只今事務総長の言葉から察しますると、まあ事務総長は別に増田幹事長に対しても新聞社に対しても……

第13回国会 議院運営委員会 第66号(1952/07/07、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 併行してやつたらどうですか。その理由としては、それもあるが、私この前官房長官が放送討論会で、虚構の事実に基いて放送討論をやつたということに非常に不満に思つておつたのだ。  それから増田幹事長弁明についても、事務総長、議長、運営委員長のそれについての報告を承わらんと……。だから、やれば議運から問題があるのですよ。
【次の発言】 官房長官にお伺いいたしますが、土曜日に箱根でそういうかたがたと総理が御交歓なさるということは、金曜日の夜からわかつておつたわけですか、官房長官に……。
【次の発言】 官房長官は、いつおわかりになつたのでございますか。

第13回国会 議院運営委員会 第67号(1952/07/09、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 この問題は当然理事会へ一遍持つて来て理事会で検討して、それから本議運に持つて来べき筋合のものじやありませんか。この前理事会で話をして、それ以来一回も、こういう研究の結果こうなりましたということを理事会に話すことなく、一遍にここへ持つて行くというのは、私はおかしいと思う。如何でしようか。
【次の発言】 事務次長の報告を一応承わつて、再び理事会に移して頂きたい。
【次の発言】 ちよつとここで承わつておきたいのですが、万国郵便会議はいつから始まつていつ終ることになつておりますか。
【次の発言】 只今の加藤君の意見に賛成いたします。

第13回国会 議院運営委員会 第70号(1952/07/21、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 異議あり……。ちよつと形が異例になるかも知れませんが、人事委員会の都合で二十三日に連合委員会を用いてほしいというならば、そのときに参考人の意見を一緒に聞くほうが私はいいと思いますが如何ですか。(「賛成」と呼ぶ者あり)

第13回国会 議院運営委員会 第71号(1952/07/22、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 どなたでも結構ですからお答え願いたいと思います。先ず私たち只今御要望を承わつたのでございますが、これは衆議院において審議の過程においても、衆議院の職員組合はやはりこういうような要望を衆議院の議運に対してなしたのでございましようか。衆参の職員組合としては、共同戰線と申しますか、そういう行動をとられているのでございますか。どうですか。
【次の発言】 これは申上げるまでもなく、衆参両院通過しなければならん問題です。特にこの法律案は、衆議院の議員諸君の発議であつて、衆議院先議で来ているわけです。今後もこういうことはあるでしようが、やはり一つの、あなたがたにとつては、非常に大事な法律案だし……

第13回国会 議院運営委員会 第76号(1952/07/29、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 国会法の改正を前提として議するということを提案されて、賛成と言うかたはどなたもないわけです。まだ議題にするかしないかがきまつていないのですが、現段階では、その国会法の成立を前提として議題として扱うか扱わんかということを論ずる時間だと私は思うのですね。それについて私ちよつと意見を述べますが、まあ参議院では、大体こうきまつておるのですが、衆議院で国会法の改正に関する参議院の送付案についてはつきり態度をきめない前に、あまりこちらが進むということは却つて衆議院を刺激してよくないのではないかと私は思うのですが如何ですか。
【次の発言】 私は、委員長が発言されたように、前提としてやつておいて……

第13回国会 議院運営委員会 第77号(1952/07/30、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 私はこれはそう、議論を盛んにやつておるが、議論することはないと思うのであります。というのは、お互いに非常に疑心暗鬼でいるのじやないかと思うのであります。ここに問題が出て来たから受理したのだという、あとで言われやしないかということを、自由党は心配しているのじやないか。我々の今の段階は、受理すべきかすべきでないかということを、お互い研究しているのです。そのために私も聞いているわけなんだから、だから受理にきめられようがきめられまいが問題ないと思う。受理すべきかすべきでないかということを、重大であるから研究する、速記に載せようが載せまいが問題ないので、確認しておくことは、受理すべきかすべ……

第13回国会 議院運営委員会 第78号(1952/07/31、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 それに対する質問……。
【次の発言】 相馬君が原君のことについて発言したから、相馬君に対して疑問があるから発言を求めているのだ。

第13回国会 内閣委員会 第46号(1952/06/19、2期、第一クラブ)

○委員外議員(矢嶋三義君) 当委員会は審議案件が山積して時間的に非常に制約されておることと存じますが、文部委員会としては連合委員会を開催しなかつたのでございます。私個人としましても私の会派に内閣委員がおりませんので、適当な時間を割かして頂きまして若干質疑さして頂きたいと思います。従つて当委員会に付託されておる全般について若干質したい点もあるのでございますけれども、本日は主として文部省関係に限定いたしましてお伺いいたしたいと思います。  先ず当委員会の委員としては耳にたこができるほどお聞きになつておることと思いますが、私も初めてでありますので、一応大臣に今度の行政機構改革の目標、狙いというものを……

第13回国会 文部委員会 第2号(1952/02/05、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 理事の互選につきましては成規の手続を省略してその指名を委員長に一任せられんことの動議を提出いたします。
【次の発言】 懇談会に入る前に最近文部委員会で地方に出張した場合の報告を承われないような状況なんで、できるだけ早い機会にまあ普通よくやられるような紀行文式のものでなく、内容的に要点をつかんだのを各派ごとに報告するような機会を持つて頂きたい、これが一つ。  それからもう一つは今日の予算の説明を承わつたんですが、科学研究費が一億ばかり殖えたというような説明もありましたが、附属機関の都内にある研究機関ですね、こういうものを文部省所管のものと他省とを比較する意味におきましても必ずしも文……

第13回国会 文部委員会 第3号(1952/02/07、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 ちよつと速記をとめて下さい。
【次の発言】 私は大臣が来る前に少し数字的なものを伺いたい。
【次の発言】 平和條約の発効を前にして我が国はここに新らしい第一歩を踏み出そうとしておるわけですが、いわゆる独立後の我が国の教育を如何なる方向に持つて行くか。それに対してはその責任者である天野文部大臣としては、私ははつきりした信念のある教育政策を打ち立てておられるだろうと確信するわけであります。私は今度の国会にその点をはつきりと、国家百年の大計というものを教育の面から確立しなければならないと思います。本日私は一通り現在その責任者である天野文部大臣がどういう見解を持つておられるかということを……

第13回国会 文部委員会 第4号(1952/02/12、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 第二班は緑風会の高橋議員と第一グラブの矢嶋と二人で、広島県、兵庫県、静岡県の調査をして参つた次第でございますが、以下報告を申上げたいと存じます。調査した事項は、大学関係、船員教育関係、六三建築関係、学校給食関係、以上の四件でございます。  先ず大学関係では広島大学を視察いたしましたが、ここに御報告を申上げたい問題点としては、国立大学の管理法案が先国会で流れたことになつておりますが、広島大学は相当厖大な大学でございますが、大学の管理については先般国会に提案された国立学校管理法案の線に沿つて先ず支障なく運営しているという学長の報告がございました。  次に教育学部の問題でございますが、……

第13回国会 文部委員会 第6号(1952/02/15、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 先般木村委員から代表して報告を承わつたわけでございますが、同一班の岩間君から只今発言がございましたが、これは第三班の不統一がもたらしたのであつて、本委員会としては迷惑千万に私は考えます。従つて第三班の視察団のほうで改めて検討されて、先般報告された、速記にも載つておりますので、これを訂正すべき点があるならば、次回の委員会において、第三班の総員の責任において然るべく訂正して頂きたいと、こういうことを申上げます。
【次の発言】 議事進行……。私はこれは先ほど申上げた通りで、ここで論議すべき問題でないと思います。確かに報告する場合に、同じ派遣団に加わつた岩間君の了承を得ないものを報告する……

第13回国会 文部委員会 第12号(1952/03/04、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 只今岩間君から発言がございましたが私もその点同感でございまして、むしろ私は岩間君よりももう少し積極的にこの三月十一日といわずに、本日の連合委員会の結果に基いては早急に引続いてこの問題を徹底的に究明し、何らかの結論に到達することが私は肝要と考えますので、本日の連合委員会の結果によつてできるだけ早い機会を持つようにして頂きたい。これが一つ。  それからもう一つは三月六日午前十時から被接収教育施設に関する件がここに議題とされておりますが、これで結構であります、これと関連して今国会の本会議においても六・三建築を継続するかしないかという点、それから二十四年度の資料に基いて一応完了するように……

第13回国会 文部委員会 第13号(1952/03/06、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 時間がないので簡單にお伺いしますが、この接収されている校舎の返還交渉をやるのは、学校施設の確保に関する政令の第一條の目的即ち「学校施設が学校教育の目的以外の目的に使用されることを防止し、もつて学校教育に必要な施設を確保することを目的とする。」というポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件、この政令の精神に基いてやつておるものと了承して差支えありませんか。
【次の発言】 政府提案として講和発効後もこの政令は残されなくちやならんという法案はすでに国会に提出されておる。従つて当然この政令の精神に基いてやるものと予承するわけですが、異議ございませんか。

第13回国会 文部委員会 第14号(1952/03/07、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 会議録のあとに添附することに……。
【次の発言】 先ず安藤参考人にお伺いいたしますが……と申しますのは、参考人は高等学校教育の指導の立場に立たれておりますので、その角度からお伺いするわけでありますが、先ほどから参考人のかたがたの御意見を承わ  つておりますというと、学力の低下ということが非常に大きく叫ばれているようでございます。これについては私は前提をはつきりと把握していないのじやないかというような反省を私は持つているんです。と申しますのは、今の大学の学生並びに高等学校の上級生というものは、太平洋戰争華やかなりし当時旧制中学校の二年生、それから小学校の四年、この間の学生であつたわ……

第13回国会 文部委員会 第15号(1952/03/11、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 懇談会に入る前に、大臣並びに管理局長にお伺いしておきたいと思います。先ず大臣ですが、私は現在我が国が非常に重大段階にあると考えます。と申しますのは、これはアメリカの本意に反すると思うのでありますが、私の見又聞き、判断する範囲内においては、少くともこの反米思潮というものは相当に大きく浮び上つて来つつあると思います。だからといつて親ソ思潮が浮び上つて来ているということにはならないと思うのでございますが、その間隙を縫つて、私は超国家主義的な民族思潮というものが起つて来るのじやないか。そこに我々今歩みつつあるところの民主主義新日本の建設という立場から私は非常に重大な段階にあると思うのです……

第13回国会 文部委員会 第16号(1952/03/13、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 議事進行……。質問はあとでいたしますが、高良君のほうから議事進行に関して発言があつたわけでございますが、御尤もな発言だと思うのです。本日質疑を続けて行けばはつきりして来る問題でございますが、只今質疑を続けるに先だつて高良君の議事進行に関する点をはつきりしておくということが私は非常に適切だと思うのであります。その要点というものは、田中参考人は衆議院の法務委員会云々ということを言われておりますが、三月四日の参議院における文部と法務の連合委員会で承わりました、それは警視総監と警視総監の直属部下であるところの野口本富士署長から承わつたのであります。それ以外我々は公の席上では何も承わつてい……

第13回国会 文部委員会 第17号(1952/03/14、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 途中から参りましたので、高田委員の質問と重複しましたならば、そのように取計らいたいと思います。  先ず伺いたい点は、この法案をここに提示された提案理由説明要旨というのがございますが、まあ時宜に適したものと賛意を表しているものでございますけれども、一応承わりたい点は、現在の我が国私学の一般的な経営状態というものをどういうように文部省はつかまえておられるか。まあ官学或いは国立或いは公立の学校と又別個の私学は使命とよさを持つていると思うのでございますが、最近の一般経営状態というものは、文部省はどういうふうに把握されておりますか。更にそれと関連いたしますが、私この私立の、まあ高等学校にし……

第13回国会 文部委員会 第18号(1952/03/18、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 この前局長にお伺いした点を今日プリントで頂いたのでありますが、この学生の生活費のこのデータは、この程度の生活費で学生はやつているのですかね。更にこの私立学校戰災復旧状況調べの私立学校の戰災復旧率が八七%、こういう調査は如何なるルートを通して集計されたものかですね。更にこの前もお伺いしました私立学校の教職員のベースというものは、平均して公立学校の教職員のべースの何%程度になつているか。それらに関する資料に対する簡單なる説明と、更に私立学校教育を全般的に振興させる立場から、この前局長が答弁された大体資金を三十億円ぐらいはほしい、それでできるのだとまあ答弁された。それに対する根拠と申し……

第13回国会 文部委員会 第19号(1952/03/20、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 私はこの第一条についてくどいようでありますが、もう一回明確な御答弁を願いたいと思うのです。と申しますのは、私立学校の教育の振興に当つて、私立学校教職員の現在置かれておるところの待遇というものが余りにも貧弱で、私学の振興に相当の支障を来たしておる、その解決策の一つとして、公立学校教職員共済組合に準ずるところの私学の共済組合を設立して欲しいという要望が多年に亘つて強力に続けられ、文部省においてもその必要性を認めて努力されて来たことは多とするのでございますが、先般の委員会で近藤局長は、私学の経営に対するところの資金の貸付と教職員の共済事業に対するところの助成とを  並行的に全く対等でや……

第13回国会 文部委員会 第20号(1952/03/26、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 質疑のある前に、私はこの法案の審議には大臣が是非ともこの総括質問に応ずる必要があるから、大臣の出席を要望しておいたのでございますが、どうなつておりますか。
【次の発言】 学習院は何の用で……。
【次の発言】 間もなく来ますね。
【次の発言】 大臣が来る前に総括質問に入るのもちよつとおかしいので、事務的なことを少し承わりたいと思います。それは大学設置審議会は現在どういう仕事をやられているか。更に大学設置審議会の将来性、即ち今後果して大学設置審議会というものをどういうふうに続けて行かれるのか、廃止されるつもりなのか、一応その事務的な面を承わりたい。こういうことを承わるのは、ここに学部……

第13回国会 文部委員会 第21号(1952/03/28、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 ちよつと議事進行について。私は大臣にお聞きしたいと思うのですが、大臣は時間の関係がありますから、その説明はあとで伺われませんか。
【次の発言】 この法律案の一番私は重要なところは、先ほどからも触れられましたように、義務教育無償の推進の一環としての教科書の給與ということに、政府のその対策に対する終止符を打つて、ここに恒久的な立法をしたというところに私は非常に重大な意義があると、こういうふうに私は考えます。その角度からお伺いをするわけでありますが、確かに昨年法律第四十九号を審議する場合に、先ほど大臣から繰返されたようなお言葉が確かにございました。その法律四十九号の第一條には「義務教育……

第13回国会 文部委員会 第22号(1952/04/01、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 私はこの際、国際的競技大会に我が国民が参加する問題につきまして、大臣に一つ所見を承わりたいと思つております。  先ず大臣に承わりたい点は、スポーツと国際親善というものをどういうふうにお考えになつていらつしやるか、その点を先ず承わりたいと思います。
【次の発言】 先般十数年ぶりに我が国はオスロにおける冬季オリンピツク競技大会に参加して、その参加された監督並びに選手のかたがたの帰朝談によりますると、技術の面につきましても、更に国際親善、国民外交という立場から非常にその成果は大きかつたということを承わつておるのでございますが、大臣も只今スポーツが国際親善、更には国民外交に果すべき使命と……

第13回国会 文部委員会 第23号(1952/04/03、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 私は国際慣例というものを知らないのですが、国際慣例上から眺めた場合に、この法律案は均衡のとれたものですか、どうですか、その点国際慣例的な立場から御説明を承わりたいと思います。
【次の発言】 極く近い例としてはイタリーの場合があるだろうと思うのですが、書面によつて資料として出して頂きたいと思います。
【次の発言】 次にお伺いいたしたい点は、第二條の定義の所で連合軍の規定をしておりますが、そうして更に第六條において連合国及び連合国民以外の者の著作権について一つの制約をなしておるわけですけれども、現在中華民国というのは語弊があるかも知れないが、要するに台湾政権と單独講和を結びつつあるわ……

第13回国会 文部委員会 第25号(1952/04/15、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 先ほどから承わりましたところによりますと、中島先生は非常にわかりにくいむずかしい法案である、こういうふうに御説明下さいました。なお勝本先生のほうでは、法律は余り割り切つて置かないほうがいい、解釈、判断の余地を残して置いて、国内法を規定しておいて、最高裁判所でその黒白をつけるほどの余裕を残しておけばいいというような御説明を承わつたわけでございます。なお城戸先生はこの法案は平和條約の十五條の(c)項から来ているので、この法案について論ずるに当つてはこの平和條約云々ということはこの際申したくないというようなお話があつたわけでございますが、私ここで先生にお伺いいたしたい点は平和條約の第十……

第13回国会 文部委員会 第27号(1952/04/24、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 議事進行について。さつき始める前に今日は簡単だから提案理由だけ承わりましようというので始めたのですから提案理由だけ承わつて、そうしてあとでいずれ委員会の運営について懇談会があることと存じますから、そのときに質疑をいつやるかというようなことをきめたらいいと思います。従つて今日の決定通り次の議事に入つて頂きたいと思います。
【次の発言】 ちよつと人事院のかたに要望いたしたいと思いますが、今荒木君が質問展開しておるわけですけれども、政府として愼重な態度をとられることは一応納得できますけれども、先ほどの時期の問題にしましても人事院としては一つの作業計画というものを以て仕事を進められておる……

第13回国会 文部委員会 第28号(1952/04/25、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 又改めて……。
【次の発言】 本日の文部委員会が終りますと暫らく委員会が開かれませんので、当面若干の問題について御質問申上げたいと思います。  実は文部大臣に御出席願つて質したいと思つたのでございますが、御病気で昨日も本日もお見えになりませんので、後刻お見えになる政務次官並びに局長に対して御質問申上げたいと思います。  先ず次官がお見えになつておりませんので大学学術局長にお伺いしたいと思いますけれども、お伺いいたしたい点は二十八日に講和条約が発効するわけでございますが、これを境に我が国の各階層にいろいろな私は問題が起つて来ると思います。その中に教育界におきましても学生につきまして……

第13回国会 文部委員会 第29号(1952/05/06、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 本法律案については数回懇談会で質疑応答もなされておりますので、極く簡単にお伺いいたしたいと思います。先ずお伺いいたしたい点は、教育委員会は昭和二十三年に発足して、直ちに市町村にまで教育委員会を設置することは無理であるから、そこに二十七年までの過渡的な猶予期間を置いたわけでありますが、その聞教育委員会制度協議会とか或いは政令改正諮問委員会、そういうところに諮問をして検討されて参つたわけでございますが、本日まで教育委員会制度の我が国が独立後におけるはつきりした体制が確立されないということは、非常に私は残念に思うわけでございますが、これに対して文部省は、又大臣……今日おいで願いたかつた……

第13回国会 文部委員会 第30号(1952/05/08、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 ちよつと委員長、議事進行について。ちよつと速記をとめて下さい。
【次の発言】 先般條約局長が来たときに若干聞きたいと思つたのですが、條約局長がお帰りになられて、本日もお見えになつていないようですから、文部省の課長にお伺いいたしますが、この平和條約の中に盛られておる著作権に関する分について、日本側として有利に行かなかつたという点については、岡崎国務相に遺憾の意を表明したことは御承知の通りでございますが、一体條約締結を交渉しておる段階において、文部省は一体どの程度努力したかということは、それは課長には少し無理かと思いますが、一応承わりたいと思う。と申しますのは、現在列国は著作権の問題……

第13回国会 文部委員会 第31号(1952/05/09、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 只今大蔵大臣の出席要求がありましたが、本法案審議に当つては文部大臣は当然私は出席すべきだと思いますので要求いたします。
【次の発言】 私は本法律案に賛成の意を表明いたします。  社会教育振興の一環として、図書館職員の充実を図るために優秀な希望を持つている人が司書或いは司書補になるために広く途を開いたという点で図書館の今後の発展充実のために寄与する点が大きいと考えますので賛成するものでございますが、ただ審議の過程においてはつきりなりましたように、図書館の整備充実が叫ばれておる今日余りにも予算が少い。特に施設補助費は公民館とか図書館を通じて僅か九百万円程度であり全部を通じて三千万円程……

第13回国会 文部委員会 第32号(1952/05/13、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 先ず委員長にお伺いいたしますが、関係者というと、どういう関係者が見えていますか。
【次の発言】 それでは先ず提案者の代表の平島さんにお伺いいたします。本法律案の提案理由にありますように、自立後の我が国における海運の伸長並びに貿易の興隆を図ることが大事である。そういう立場から商船大学の新設を提案されておるわけでございますが、海運の伸長と貿易の興隆を図ることが大事であるという点については申すまでもなく全く同感でございます。つきましては若干具体的にお伺いいたしたいと思うのでございますが、その第一点は、この提案者は自由党所属のおかたでありますので、そういう立場からもお伺いいたしますが、こ……

第13回国会 文部委員会 第33号(1952/05/15、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 私は連合国及び連合国民の著作権の特例に関する法律案について反対の理由を表明いたします。反対する理由は、各委員の賛成並びに反対の討論を承わりましたが、私の反対する理由は、審議の経過から言つて、結論的に申上げまして、臨時国会も恐らく開かれるであろうし、近い機会に審議する機会もあると思います。すでに平和條約発効をしておる現在、もう一回再検討して審議して頂きたい。これが私の反対する理由です。と申しますのは、これは先ず本法律案の審議に当つて非常に長時間に亘りまして一貫した審議をしなかつた関係上、誠に不見識な話でありますが、本員は、これに確信を持つて何人も納得させるような反対理由、並びに賛成……

第13回国会 文部委員会 第34号(1952/05/16、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 簡単にお伺いいたします。いつも問題になることでございますが、一つの法律案が必要なる期日まで成立する見通しがややあやしい場合には、従来文部省はよく近くかくかくの法律案が成立するつもりであるから、然るべく取計われたいというような通知を過去においても出されておられたわけです。只今問題になつておりまする法律案の審議の過程におきましても、若干の時日がずれるようなことがあつても、実際上支障が起らないように取計われるという文部政府委員の答弁もあつたわけですが、五月十日以前においてかくのごとき手を打たれておられたか、打たれていなかつたか、現在何かの通知でも出されておられるか、出されておらないかと……

第13回国会 文部委員会 第37号(1952/05/27、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 三個班それぞれ御報告なされたようですが、直ちにここで結論を出さないで、その報告に基いて、理事会において一応この問題の処理方針についての案を持たれて、そして委員会に諮られて頂きたいと思います。

第13回国会 文部委員会 第38号(1952/05/29、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 江口さんにお伺いいたします。先ほど私のほうで、市長側並びに知事側を通じて様子を探る以外ないので探つてみたところが、差支えない、予備隊を招致したいという地元側の要望によつてこちらは受けて立つたのだと、こういう御発言があつたのでございますが、これは公文書で出ているのでございますか。
【次の発言】 地方自治体はわかりましたが、いよいよその話に乗る前にあなたのほうでは文部省の意向を確めたようなことはございますか。ございませんか。
【次の発言】 本日の事態に来たるまでの経過としては、先ほど江口さんから御発言があつたように、こういう事態になつて誠に心外だというようなお感じを持たれるのは私は御……

第13回国会 文部委員会 第41号(1952/06/06、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 このたび東京都の高等学校の学校長に対して懲戒処分の噂を承わるわけですが、この懲戒処分の法的根拠はどこですか。
【次の発言】 地方公務員法の何条を適用したのですか。
【次の発言】 ちよつと読んでみて下さい。
【次の発言】 そういう地方公務員法に立脚して都道府県教育委員会が自主的に処分をやるわけでございましようが、そういう処分があつた場合には、その都度定期的に文部省に対して報告するようになつているかいないか、それを一点と、それからこのたびの事件について東京都教育委員会から積極的に文部省に対して報告があつたかないか。
【次の発言】 地方公務員法という法律があつて、それを運用するに当つて……

第13回国会 文部委員会 第42号(1952/06/10、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 この問題は文部当局が言われるように、警察予備隊の新発田移動とこの問題とは別個な問題であると、こう言われますけれども、分校の統合と警察予備隊のあとに入るという問題が重なつたために、非常に普通の問題よりも大きく表面に現われて来た、こういうふうに私は考えております。で皆さんからいろいろ質疑されたようでありますけれども、私若干お伺いいたして見たいと思うのですが、先ず第一点にお伺いしたい点は、二年制課程の将来性というものをどうお考えになりますか。
【次の発言】 文部省としては当然教員養成計画というものを相当私は遠大な計画を持たれてやられておるだろうと思う。従つて私のお伺いしたいのは、二年課……

第13回国会 文部委員会 第43号(1952/06/12、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 この際政務次官に、先般参議院で通過し衆議院に送り込んであるところの教育委員会法等の一部改正法蓬莱についての質疑を若干いたしたいと思います。  先ずお伺いしたい点は、あの教育委員会法等の一部改正法律案に対する現在における政府の見解を政務次官からお伺いしたい。
【次の発言】 それでは次に私は次官に承わつておきたいのでありますが、次官は自由党所属の人でありますので、あえてお伺いするわけでありますが、この法律案に対する自由党の與党の態度をどういうふうに了承されておりますか。
【次の発言】 あの法律は申上げるまでもなく五月十日までの期限附でございます。従つて参議院としては非常に精力的に審議……

第13回国会 文部委員会 第44号(1952/06/17、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 只今山本委員のほうから質問があつて大体尽されておるようですけれども、私も若干お伺いしたいと思いますけれども、私はこの文部省から出された通牒その他を読んで、どういうわけでこういうものを出されたかということは、どうしても納得できないのであります。衆議院で東洋精神文化交流に関する決議案があつたということは承知しております。参議院では漢文教育の問題を非常に大きく取上げて、今山本委員が申されたように、公述人まで招致してそうして我々は一般輿論というものを承わつたのですが、然るに三月三十一日と四月九日と続けざまにこの漢文教育を強調するがごとき、而もその漢文教育の内容というものは、当初出された必……

第13回国会 文部委員会 第47号(1952/07/08、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 只今岩間君から意見が出ておりますが、その前にちよつと私は委員長に申上げておきたいことは、この法律は重要法案でありますので、少くとも提案者がおいでにならないときは委員会を開いて頂きたくない。審議を進めるときには提案者がおいでにならなければならないことは必須条件であります。次に岩間君の発言でありますが確かに我々は小委員会を構成しまして、相当長い間研究しまして一つの結論というものを持つております。そこで審議をするに当つてどういうふうにやつて行くかというと二つの方法があると思うのです。それは衆議院から修正議決されて参りましたのは、余りにも我々の考えておるのと懸隔がある、従つて先ずこれを一……

第13回国会 文部委員会 第48号(1952/07/09、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 文部大臣に質問申上げる前に先ず事務局に伺いますが、私は当面教育行政について重大な問題と考えまして、先週の土曜日に文部大臣に対しての緊急質問の通告をなし、その質問要旨も詳細に書いて政府委員室へ手交しておつたわけでございますが、政府委員室のほうではこれをどういうふうに取扱われたか、一つ承わりたいと思います。  政府委員のおいでになつて答弁頂く前に大臣にお伺いいたしますが、大臣は私の緊急質問事項を、書簡によつて通告してあつたのを御承知であつたかないか、その点を承わりたいと思います。
【次の発言】 この問題は私は正式には議院運営委員会におきまして、国会議員の質問するところの権利並びにこれ……

第13回国会 文部委員会 第49号(1952/07/10、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 只今青山君から質問があつたわけでございますが、本当にこの東京水産大学は現状のまま継続しておるということは気の毒千万だと思います。大蔵省の管財局のほうでこの東京水産大学に限らず、教育施設の確保という立場に好意的な態度を堅持されておられる点につきましては、我々関係者としては敬意を表するものでございますが、ここに私は文部大臣にお伺いしたいことがございます。と申しますのは、私はこの警察予備隊、或いは海上保安庁、こういう関係の方面で教育施設を利用する場合の基本的な考えというものに私は問題があるのじやないかと思います。と申しますのは、東京水産大学は私が申上げるまでもなく越中島から久里浜に行つ……

第13回国会 文部委員会 第50号(1952/07/22、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 外務大臣にお伺いいたしますが、駐留軍が使用する陸海空の軍用接收地は、講和條約発効後九十日の満了である本月二十六日まで全部最終的に決定いたしますかどうか。
【次の発言】 それでは陸上演習場或いは飛行場の問題で、新たに接收されるのじやないかとか、或いは地域が覆えされるのじやないかと随分心配しておる向きの土地があるようでございますが、本月二十六日を経過したならば、先ず新たに接收されるという懸念はないと、こういうふうに考えてよろしうございますか。
【次の発言】 殊に九州あたりは朝鮮戰線の戰況が非常にその都度々々影響するようでございますが、私は外務大臣にこの際お聞きいたしたい点は、現在合同……

第13回国会 文部委員会 第51号(1952/07/23、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 政府委員にお伺いいたしますが、仮にこの衆議院から参議院に回付された法律案が両院を通過成立した暁において、衆議院においていわゆる附帯決議というものがなされておりますが、これをどういうふうに取扱われどういうふうに対処されるおつもりであるか伺いたいと思います。
【次の発言】 この衆議院の附帯決議なるものは、文部委員会で附帯決議とされたのだろうと思つております。勿論本会議でこんなものができるはずないのですから……。そこでお伺いしますが、こういう内容のものが法律の中に盛られて本会議で決議されれば非常に結構なんですが、そうでなくして、ここに文部委員会でこういうのが附帯決議になるということは、……

第13回国会 文部委員会 第52号(1952/07/24、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 私は第一クラブ代表いたしまして、堀越君発議にかかる修正案並びにその修正部分を除く原案、そのいずれにも反対いたし、荒木君提案にかかる修正案に賛成の意を表すものであります。私はやがて提案されるであろう本会議において討論をいたしたいと思いますので、ここでは極く簡単に申上げておきます。  その名こそ異れ、或いは標準義務教育費法案というような名前におきまして、天野文部大臣の前任文部大臣時代から全国民的な要望に応えて国会において種々審議され、更に政府において研究されました、要するに義務教育費の国民負担を少しでも軽くいたしたい、こういう念願の下に発足しました法律案が、現段階になりまして一部のか……

第13回国会 文部委員会 第53号(1952/07/26、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 只今法施行後の概略について御報告を頂いたわけでありますが、その報告について若干の質問をいたしまして、それから只今提案されておる修正案について御質問申上げたいと思います。  先ずお伺いいたしたい点は、中央教育審議会の発足によつて委員の任命が行われたわけでございますが、この法案審議の過程において、中央教育審議会の委員をどういうふうに構成するかということは相当論議されたところでございます。それらの委員確定後において我々委員会は何ら通報に接していないと思いますが、あの審議の過程においていろいろ希望を申上げ、決定したならお知らせ願いたいということを要望しておいたのでございますが、私は少くと……

第13回国会 文部委員会 第54号(1952/07/28、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 お伺いいたしますが、予備審査の過程において政府委員のかたから御答弁頂いた点は、行政機構改革の基本線に沿つて行政の簡素化をやることと、それから経費の節約を図ることを目的として本改正案を政府提案として出しだものだと、こういう御説明を承わつたわけでありますが、私お伺いいたしたい点は、政府原案においては、行政委員会としてこれを運営して行くに当つて、現在五人の委員であつたかたを三人に減少する。即ちまあそこは基本線でいうところの予算の節約という面でそうされたのじやないかと思うのですが、そういう方針で提案されておつたのが、衆議院から回付されて参りました衆議院の修正案によるというと、現在五人の委……


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第14回国会(1952/08/26〜1952/08/28)

第14回国会 議院運営委員会 第1号(1952/08/26、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 私は昨日のいわゆる懇談会に、のつぴきならんことがあつて出席できませんでした。而も速記がないので、どういうふうに取運ばれたかは、正確に察知することができずに、同僚議員から若干承わつた程度でございますが、それによると、昨日江口副官房長官がおいでになつて御説明になつたそうですが、只今加藤君からお話があるように、皆さん了解したとは、私は承わつてないわけなんです。私自身も間接的に江口剛長官の説明を聞いたところでは、納得できないのです。  と申しますのは、この国会が、本日召集されるということは、とつくにわかつておつたことでありますし、何が故に施政演説ができないのか。いつになつたらできるのか。……

第14回国会 議院運営委員会 第閉会後1号(1952/08/31、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 私は、只今の菊川君の提案に賛成いたします。早速官房長官、それから岡野国務大臣の出席を要求して頂きたい。
【次の発言】 私はそれに異議がある。我々は先ず政府から緊急集会を求められたのであるから、どういう立場でどういうお考えで求められたか。それを直接政府責任者から先ず承ることが私は第一と思いますので、私はそういう提案をいたします。(「賛成」と呼ぶ者あり)
【次の発言】 私はその緊急集会によき例を残すというような考えは、私は菊川君並びに赤木君と何ら異るところではない。私は委員長と討論しようというわけじやなくて、私は御提案申上げたわけなんです。緊急集会を求められているから、求めたところの……


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第15回国会(1952/10/24〜1953/03/14)

第15回国会 議院運営委員会 第2号(1952/10/27、2期、日本社会党(第四控室・左))

○矢嶋三義君 衆議院がまだ委員会の構成を完了していないし、今組閣中、それらを考えるときには、小笠原君の発言にもあつたように衆議院の決定に副つてやる以外に方法がない。ここらあたりで決定してもらいたい。
【次の発言】 私は現在我々がキヤツチしている衆議院の意向、即ち立太子式の前に開会式をやりたい。そういうようなことも参考にして、参議院の我我議院運営委員会としては、開会式は八日の土曜日にやる。こういうような方針で、衆議院並びに各方面と折衝する。こういう態度くらいはきめておいたほうがいいのじやないか。
【次の発言】 本日の段階では、先ほど意見が出ましたように各会派並びに議員の良識に任せることにして、打……

第15回国会 議院運営委員会 第3号(1952/11/05、2期、日本社会党(第四控室・左))

○矢嶋三義君 それに附加いたしますが、先般の議員派遣をここで承認したときに、条件があつたわけですね。その条件はどういうようになつておつたか。改めてお伺いいたしたい。
【次の発言】 只今相馬君から新聞記者との会見についての質問がございましたので、この際に、初めておいでになつた官房長官に私お伺いいたしておきたいのでございますが、それは官房長官が政府と国会の連絡の大任を持たれたのは、非常に御苦労だと思いますが、従来の参議院の運営を見てみますというと、審議の渋滞を来す、国会混乱の原因というものがよくこの総理が参議院に御出席願えない。まあ鳩山さんの言葉を借りて言えば、総理の我がままと、更に参議院の皆さん……

第15回国会 議院運営委員会 第4号(1952/11/06、2期、日本社会党(第四控室・左))

○矢嶋三義君 改進党並びに社会党第二、第四各控空は、いろいろ緊急な問題について質問を通告いたしたわけであります。それに対しまして、與党側を代表しての草葉君の発言も、與党側としては御尤もな発言だと思います。併し一応考えてみますというと、八月二十八日に衆議院が解散される当時、緊急質問を国民に代つてしたい問題が山積しておりました。ところがああいう抜打解散で、質すこともできずに総選挙となつたわけでございますが、自由党さんの内部事情も関連して、組閣完了も相当時間的に手間どつたようでございます。で、官房長官の御意見から推察するところによりますというと、大体十一月二十四、五日頃でなければ施政演説も承われない……

第15回国会 議院運営委員会 第5号(1952/11/08、2期、日本社会党(第四控室・左))

○矢嶋三義君 二十四日でいいじやありませんか。
【次の発言】 改めて言わなくてもそうだよ。

第15回国会 議院運営委員会 第6号(1952/11/24、2期、日本社会党(第四控室・左))

○矢嶋三義君 簡単に一言念のために伺つております。官房長官は終戦後発足した参議院の行き方というものを十分御存じないと思います。施政演説に対する質問にいたしましても、衆議院の行き方と参議院の行き方は、或いは時間において、或いは各会派の配当のし方において独自な伝統を持つて本日まで歩いて来たわけなんで、我々は、何故こういうことを質問するかというと、これは多く申上げませんが、今国会の最後が時期的に縛られている。審議期間その他とからんで、少しでも速く十分の審議をしたいというところから出て来ているわけなんです。これからどういうような形で、内容で、この質問戦を参議院において展開するかということは本議運で決定……

第15回国会 議院運営委員会 第9号(1952/12/03、2期、日本社会党(第四控室・左))

○矢嶋三義君 通告順のこの第一と第二は、同一案件でございますので、右の、第二控室の吉川君が私のほうの中田君の問わんとすることを併せ質問して頂くことを願えまするならば、時間の都合上私の会派の中田君の緊急質問を、一応第二控室の吉川君にお譲りしてよろしいと思います。  なお通告順の第三の三輪君の質問につきましては、先ほど小委員会において事務総長から承わるところによりますというと、外務大臣並びに首相が出席できかねるかも知れないというお話でございましたが、御両人出席できない場合は、次会の定例日、金曜日に緊急質問をいたすこととし、本日いずれか一方のかたがおいでになるならば、本日緊急質問をさして頂きたいと、……

第15回国会 議院運営委員会 第10号(1952/12/10、2期、日本社会党(第四控室・左))

○矢嶋三義君 いろいろ理窟はございましようけれども、ここに緊急質問の通告をした理由は、本人も党も、この問題は本会議において緊急質問をすべきであると。こういう見解の下に緊急質問の通告をいたした次第でございまして、現在政府はどの程度答弁できるか、それは別問題であつて、とにかく我々は、緊急性があるという角度から、更に本会議で取上げるべき問題であるという見解の下にこれはお願いしておるわけですから、是非やらして頂きたい。
【次の発言】 緊急質問の基本原則を、きめたときに須藤君がいなかつたからと言つて、加藤君、そういう言い方をしてはいけないと思うのです。決してそんなことにはなつてないのです。緊急質問の取き……

第15回国会 議院運営委員会 第21号(1953/01/30、2期、日本社会党(第四控室・左))

○矢嶋三義君 只今の相馬君の意見に私は同感です。外交問題だから、外務委員のかたがおいでになることは一応わかりますが、只今申されたように、あらゆる問題があるのです。ここで私が持つている具体的なものを申上げませんが、確かに沖繩のかたがたが、いろいろな要望を持つておられるし、国会からおいでになるのは非常に結構だと思いますが、やはり参議院として、あらゆる角度から調査して来るという立場において行かれるのならば行かれるようにしたほうがよろしい。こういうように私も考えますので、それを申上げて置きます。
【次の発言】 衆議院のほうで、どういうお気持でそういうことを要請されて参つたかわかりませんが、申すまでもな……

第15回国会 議院運営委員会 第23号(1953/02/02、2期、日本社会党(第四控室・左))

○矢嶋三義君 只今緑風会のほうから非常に感銘する立派な御意見が出されているのでありますが、伝え聞くところによりますと、このたびの人事官の選考に当つては、朝日新聞系の長谷部君と、毎日新聞系の神田君、この両者が競つたような恰好になつているわけですが、私は官房長官にここで御質問申上げませんが、内部においても、そういう要望が強いし、国会においても只今二、三の会派から強い要望、意見が出たわけでございまして、政府側においても、私はもう一応考えてもらいたい。私ども各会派においても、この問題を持つて帰つて慎重に検討いたしたいと思いますので、本日はこの程度にとどめて頂いたら如何かと思います。

第15回国会 議院運営委員会 第28号(1953/02/16、2期、日本社会党(第四控室・左))

○矢嶋三義君 関連して。法律案の内容の質疑に入る前に、関連してちよつと確めておきたい点は、先ほど小笠原君の質問に対して、官房長官は、法律案の提出期日について、法案にもよるが云々というような、ぼかしたような答弁をされておりますが、先般衆議院において野党三派の国会対策委員長が官房長官と面談いたしまして、法律案提出の見通し等について協議をした場合に、官房長官は三月二日までに出せない法律案は、一切この国会では放棄するということをはつきりと明言されておられるわけですが、従つて先ほど小笠原君に対する答弁は、それと同一内容のことを申されたのだ。即ちこのプリントの中に盛られてある法律案は、これは国会は三月三十……

第15回国会 議院運営委員会 第31号(1953/02/24、2期、日本社会党(第四控室・左))

○矢嶋三義君 賛成者を誰がやるかということですか。
【次の発言】 矢嶋がやります。   ━━━━━━━━━━━━━

第15回国会 議院運営委員会 第36号(1953/03/04、2期、日本社会党(第四控室・左))

○矢嶋三義君 相馬君にお伺いしますが、この問題がこじれているのは次の点にあると思うのです。即ちこの小林君の緊急質問は数回に亘つて議題として出ているわけで、その都度保留になつて来ているわけですから、いよいよ本日から予算委員会が始まり、質疑が始まる、緊急だから是非今日やりたいというのだつたら、赤木君みたいな質問が出て来ないと思うのですが、緊急性があるから是非やりたい。併し次会においてやらしてもらいたいと。こういうところに、こちらにぴんと来ないところがあると思うのですが、その点の釈明を聞こうじやないですか。
【次の発言】 緑風会さんから先ほど、衆議院の争いは君子の争いとは国民は見ていないようだ。そう……

第15回国会 文部委員会 第閉会後1号(1953/03/18、2期、日本社会党(第四控室・左))

○矢嶋三義君 法律第三百三号義務教育費国庫負担法は、その附則の第一項によつて昭和二十八年四月一日から施行することになつておりまするが、政府は本法律案を四月一日から実施する決意をして、準備を進行中と考えるのでありますが、その点は如何でございますか。
【次の発言】 次にお伺いいたしますが義務教育費国庫負担法の第三条によれば、「義務教育の教材に要する経費の一部を負担する。」これについては必要な事項を政令で定め、その政令に基いて教材に要する経費の一部を負担することになつておりまするが、その政令は如何なさいますか。現在作業中でありますか。それとも政令をこしらえることなく、如何なる方途によつて四月一日から……

第15回国会 文部委員会 第2号(1952/11/12、2期、日本社会党(第四控室・左))

○矢嶋三義君 本日委員会を開いて十時に御出席を要求しておつたにかかわらず、御出席にならず、国会係長は勿論のこと、事務次官すら大臣は現在どういう業務に服されておるのかということすらわからない。で、できるだけ早い機会に、本日大臣はどういうわけで十時においでになることができなかつたかということをはつきりと解明して頂くこと。それから次の段階において、大臣はどういう時機に我々の委員会に出席できるのか、この二点をできるだけ時間的に早い機会に明確にしてもらいたいと思うのです。我々は、委員会に大臣の出席を要求すれば大臣は当然出席しなければならん義務がありますけれども、併し又大臣は大臣としてのいろいろ御都合もあ……

第15回国会 文部委員会 第閉会後2号(1953/03/19、2期、日本社会党(第四控室・左))

○矢嶋三義君 昨日の質問に続いて若干お伺いいたしたいと思います。先ず私立大学の大学院の開設状況はどうなつておりますか、その点お伺いしたい。
【次の発言】 昨日の答弁によりますというと、大学院の定員は全国で三千人だというのでございますが、希望者はどの程度あるのでございますか。
【次の発言】 三千人という数字はどういう根拠の下に出たのですか。
【次の発言】 旧制大学の卒業生という者はその当時年間どのくらいであつたか、数字を伺いたいと思います。
【次の発言】 旧制大学当時に国立で一方二千の卒業生が出ておつた。で、今度新制大学に続く大学院を新設するに当つて定員三千人、それで日本の学術文化の水準の維持向……

第15回国会 文部委員会 第3号(1952/11/27、2期、日本社会党(第四控室・左))

○矢嶋三義君 簡単に委員長にお伺いいたしますが、この水産大学の件について、工事未着手云々という御発言でございましたが、委員長の引継がれ或いはその後委員長の関係した範囲内においては、水産大学がそこに移転できるのはいつ頃というような見通しを立てていらつしやいますか。
【次の発言】 水産大学の件については報告はわかりました。豊島のほうについては、これはあの候補地に若干の建物もあつたかと記憶しておるのでありますが、それらの処理を含んで、この解決に対して学校当局としてはすでに十分満足しておるわけですね。
【次の発言】 お伺いいたしたい点は、専門員のかたで結構ですが、豊島の当時の問題については当委員会にお……

第15回国会 文部委員会 第4号(1952/11/28、2期、日本社会党(第四控室・左))

○矢嶋三義君 若干お伺いいたします。先般の委員会において老朽校舎の改築費として二十六億六千万円の要求をし、これは是非とも実現させたいというようなことを事務当局並びに大臣から発言があつておつたわけですが、これはどうなりましたか。その交渉の経過、それを承わりたいのでございます。
【次の発言】 老朽校舎の改築費補助に関しての最後の閣議決定がどういうふうになつているか知らないというのはどういうわけですか。これほど数ヵ年に亘つて重大な問題になつている、而も大臣は予算の復活要求に当つて重要事項として取上げたものを、事務当局の責任者であるあなたがたが結果を知らないとはどういうわけですか。どなたか知つているか……

第15回国会 文部委員会 第5号(1952/12/02、2期、日本社会党(第四控室・左))

○矢嶋三義君 ちよつと速記とめてくれ。

第15回国会 文部委員会 第6号(1952/12/04、2期、日本社会党(第四控室・左))

○矢嶋三義君 補正予算の審議をするに当つて文部大臣がお見えになつておりませんので、それまでに私は一、二の大学の教育施設の問題について質問を申上げたいと思います。大学並びに高等学校、義務制の学校の教育施設の問題は随分未解決のまま残つておるようですが、数ある大学の中でもその施設の充実についていろいろ問題がある中に、当面非常に大きく問題になつているのは、或いは新発田の分校問題とか、或いは従来ずつと前から問題になつております水産大学の問題とか、商船大学の問題とかあるわけですが、私先ず一番に商船大学の校舎についてお伺いいたしたいと思います。保安庁の政務次官にお伺いいたしたい点は、元の商船大学の校舎が駐留……

第15回国会 文部委員会 第7号(1952/12/05、2期、日本社会党(第四控室・左))

○矢嶋三義君 只今の件お伺いして若干経緯がわかつたのでございますが、大臣、その十人十分間に限る。而も三人立会の上でと、そういうような枠を嵌めないで、その会いたいという者にはどうでしようか、会つたら如何でございますか、私はそういうのが問題をこじらせる因じやないかと思うのですが、何もそう暴力を振うものではないでしようし、わざわざ三人の国会議員が立会つて、まあ話かけると問題は相当あるだろうと思うのですが、僅か十分に制約するというようなところに問題がこじれて来るのじやございませんか。もう少しフリーにお会いになるようなお気持はございませんか。
【次の発言】 私が大臣にお伺いいたしたい点は、大臣は随分と特……

第15回国会 文部委員会 第8号(1952/12/09、2期、日本社会党(第四控室・左))

○矢嶋三義君 只今岩開議員のほうから詳細御報告して頂いたわけで、ございなすが、私はダブらない範囲内において非常に印象的な点を御報告申上げたいと思います。  なお先程から文化財保護に関しての報告があり又それに対する対策が相当小委員会で論議され、本日更に参考人を招致して意見を聴取するということか決定されたわけでございますが、この我が国六百有余地区に亘る基地局辺の教育というものは、それにも優る、まさに火のついた重大な問題であると思うのでございます。従つて本日の岩間君の報告はすべての議員の方にぜひとも聞いて頂きたかつたのでございますが、政務の御都合でお聞きとりがなかつたようでございますが、ぜひとも私は……

第15回国会 文部委員会 第9号(1952/12/16、2期、日本社会党(第四控室・左))

○矢嶋三義君 議事進行について。私は大臣に質問があるのでございますけれども、只今議事進行の発言が岩間君からありましたが、私もそれに関して議事進行の発言をいたします。それは衆議院は予算委員会の審議が最終段階に参つております。その段階に来るまでは衆議院の予算委員会重点主義で、文部大臣はこちらには殆んどお見えがなかつた。やがて衆議院において予算案が打上げられた上においては参議院の予算委員会に重点を置かれて参りましよう。再び文部大臣は本委員会に出席できがたい状況になるかも知れません。ところが大臣が就任されて以来、大臣のいわゆる文教に対するところの方針、御見解というものは今日初めて我々は承わつたのであり……

第15回国会 文部委員会 第10号(1952/12/17、2期、日本社会党(第四控室・左))

○矢嶋三義君 数字の不明確だつた点を二、三お伺いしたいのですがよろしいですか、五分もかからないのですが。
【次の発言】 お伺いいたします。この六三制建物の九十一億の内訳ですね、その中で中学校分の〇・七坪を一・二五坪に引上げの十カ年計画ですか、そこのところもう一遍言つて下さい。
【次の発言】 それが三十一億三千万円というわけでございますね。
【次の発言】 それからもう一つ小学校の分、これは五カ年計画を立ててそうしてその五分の一を要求したというわけですね、それはどうですか。
【次の発言】 そうそう、小学校の。
【次の発言】 その費用は幾らですか。

第15回国会 文部委員会 第11号(1952/12/18、2期、日本社会党(第四控室・左))

○矢嶋三義君 一点だけお伺いいたしたいと思います。脇本先生のさつきの御発言を承わつておりますと、文化財保護法の立法精神に副つて文化財保護を強力に推進して行くに当つて、どうも不満な点があられるやに私は総括的に承わつたわけでございますが、従つていろいろなものが重なつて文化財専門委員を辞任される、そういう辞任騒ぎが起るということは、事の経過の如何を問わず、私個人として非常に日本の文化財保護行政の立場から遺憾に思うものでありますが、先生にお伺いいたしたい点は、文化財保護法の立法精神に副つて日本の文化財を保護して行くに当つて、若干御不満がある点は、法に欠陥があるのか、あるならどの点にあるか。若し法に欠陥……

第15回国会 文部委員会 第12号(1952/12/19、2期、日本社会党(第四控室・左))

○矢嶋三義君 先日大臣に質問途中、大臣退席されましたので、その点継続の意味で更に若干お伺いいたしたいと思います。  先ず吉田総理の施政演説にも入つておつたと思うのでありますが、占領下の制度の再検討ということを、総理も更に文相も発言されておられるわけでございますが、制度の再検討というと、どういうことをお考えになつていらつしやいますか、お伺いいたしたい。
【次の発言】 抽象的な御答弁でございますが、具体的に申して例えば六三三四の体系というものは育成されて行かれるのでございますか。それともこの六三三四の体制そのものの検討を要すると、こういうふうにお考えになつていらつしやるのですか。

第15回国会 文部委員会 第15号(1953/02/24、2期、日本社会党(第四控室・左))

○矢嶋三義君 委員長、関連質問、局長にお伺いしますが、一つの基準を設けてですね、これに該当する郡或いは村、或いは学校があれば、調書を作成して文部省に提出せよというようなことを各都道府県に出されたか、出されなかつたか。それから現在その補助対象となるところの該当地方公共団体の一覧表はここに出せるか出せないか、そういう点私お伺いしたいと思うのです。そもそもこの予算のね、審議するに当つては、先ず大臣いろいろ方針を承わつてからでないと質問を進められないと思うのですが、例えば補助金の流し方というものは非常に重大なんですよ、あなた方の今度作られた法律案によると、都道府県教育長を任命するに当つては、文部大臣と……

第15回国会 文部委員会 第17号(1953/03/05、2期、日本社会党(第四控室・左))

○矢嶋三義君 二十八年度の予算につきましては大臣がお見えになつてから質問をいたしたいと思いますが、その前にやはり予算と関連ある問題で若干話しておきたいと思います。と申しますのは、我々今まで随分とこの文部予算関係の問題を当委員会で論じて参つたのでありますが、尻切れとんぼになる場合が多くて、中心というものが置けないことを非常に遺憾に思つております。従つて私は今若干お伺いいたしますが、その第一点といたしましては、衆参の文部委員会で問題になりました例の新発田の分校の教育施設の問題は如何なる結末を得たか、或いはどういう状況にあるかという点について一応質問に入る前に伺いたいと思います。

第15回国会 文部委員会 第18号(1953/03/10、2期、日本社会党(第四控室・左))

○矢嶋三義君 勤労青年教育振興法案の御審議を願いますに当り、発議者を代表いたしまして、私から本法案の立案の趣旨を御説明いたしますと共に、その内容の概略について申上げたいと存じます。  終戦後、我が国が極度の疲弊国憊の真只中におきまして、非常な苦心を払い義務教育の年限延長や、それに伴う多方面の教育制度の改革を断行いたしましたのも、ひとえに、新憲法及び教育基本法において明示された、教育の機会均等の保障という新教育制度の基本原則に従つたものでありまして、これによつて更に国民の教育水準を向上させ、我が国の民主化を促進いたしますと共に、文化的経済的発展の基礎を培おうといたしたものと申さねばなりません。 ……

第15回国会 予算委員会 第35号(1953/03/12、2期、日本社会党(第四控室・左))

○矢嶋三義君 私は先般本会議において、本法律案について吉田総理にお伺いしたのですが、当時出席されず、本日又おいでになつておられないわけです。総理出席の下に、質問を主として総理に申上げたいと思つたのでありますが、総理がおられませんので、総理に対する質問を午後に保留いたしまして、一応他の関係大臣に御質問いたしたいと存じます。  先ず岡野文部大臣にお伺いいたします。岡野文部大臣とはいずれ私文部委員会で更に詳細に質疑応答するところの機会があると思いまするが、若干お伺いいたしたい。それはこの法律案と憲法第二十六条で規定されておるところの義務教育無償との関連を岡野文部大臣どういうふうにお考えになつておりま……

第15回国会 予算委員会 第36号(1953/03/13、2期、日本社会党(第四控室・左))

○矢嶋三義君 では、大臣は今まで衆参を通じて答弁された義務教育学校職員の地位及び待遇を保障するということの大臣の答弁は取消される意思があるかないか承わります。
【次の発言】 只今の岩間君に対する答弁によりますと、二十八年四月一日以降採用されたところの教職員に対しては国家公務員の一般職の給与を適用すると、こういうふうに答弁された、間違いございませんか。
【次の発言】 然らば今後日本の義務教育学校職員の給与体系というものは、現在都道府県の条例で確保されている給与体系よりも下るということはお認めになりますかどうか。
【次の発言】 どうして下らない。


矢嶋三義[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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各種会議発言一覧(参議院2期)

矢嶋三義[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 厚生・文部・地方行政連合委員会 第閉会後1号(1950/11/16、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 池田茂証人にお尋ねいたします。池田証人が建築出願をした当時はあの池上で新田における営業と同じように営業をするという気持で出願したと、こういうふうに了承してよろしいのでございますか。
【次の発言】 正業の内容をちよつと説明して下さい。新田でやつておる営業と違うのですか、違わないのですか。
【次の発言】 それでは当局から設計図について三疊とか四疊半の部屋が非常に多いと、いわゆるあなたの言うところの正業をやるには設計がおかしいというので、その設計替を要求されたということがありますか、ありませんか。
【次の発言】 ありませんか。この建築ではいけないからこの部屋をこういうふうに変更して欲し……

第8回国会 厚生・文部連合委員会 第閉会後1号(1950/11/15、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 簡單に岡安証人に、その保全の必要をもう一歩突込んでお尋ねします。街にパンパンが歩いておつて、それを追拂うと、夜学校の教室の中に入つていかがわしいことをして、朝生徒が学校へ来て見ると、いろいろなものが落ちておる。街を通つている娘さんはパンパンか娘さんか分らない、こういう敗戰後の社会情勢というものがもたらした、国民の一部の人は文化国家建設などと言つておりますが、その感覚の愚劣低級さというものがもたらしたものである。又との行政官が指導の立場で感覚的に優れていればいいのでありますが、そういう社会情勢の下に麻痺してしまつて、又行政官の感覚の低級さというものがもたらしたものであると、私はこう……


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第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 地方行政・人事・文部・労働連合委員会 第1号(1950/11/30、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 議事進行について、この地方公務員法は全国の地方公務員に対して極めて重大な法案であります。文部委員会といたしましても全国五十万の教職員がこの適用を受けることであるし、又労働委員会としてもこれは今まで労働立法が適用されておつた地方公務員全般がこれから除外されるという法文であり極めて重大であります。従いましてこの公務員法案の審議にあたりまして必要なる関係法規、例えば政令二百一号、それから参考書類といたしまして、国家公務員法の制定を促したところの一九四八年七月に出されたマ書簡、そういうものもこの際文部委員会にしても労働委員会にしても人事委員会にしても必要だと思います。地方行政委員会には渡……

第9回国会 地方行政・人事・文部・労働連合委員会 第2号(1950/12/02、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 本地方公務員法案は我が国の民主政治の育成という立場から、地方民主化という立場からも極めて重大な法案である、今後の日本のあり方なり、その動向を決定するほどの影響性を持つところの極めて重大な法案である、こういうように本員は考えるものであります。つきましては、先づ総括的な点について、次にやや具体的な面について、岡野国務大臣以下政府委員の方にお尋ねしたいと思う次第であります。  先ず第一点といたしまして、この地方公務員法を制定するに当つて現在施行されておりまするところの国家公務員法との関係をどういうように考えられたかという点であります。提案理由にも中央と地方との一貫した近代的な科学的公務……

第9回国会 地方行政・人事・文部・労働連合委員会 第3号(1950/12/04、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 一昨日本員は質問申上げたわけでありますが、その当時人事院総裁並びに文部大臣がお見えになつていませんでしたので、本日出席を要望したわけでありますが、午前中お見えにならないそうでありますので、人事院総裁並びに文部大臣に対する簡單な質問は午後させて頂くことにいたしまして、これから地方自治庁関係の政府委員のほうへ若干質問を続けます。  先ず先日政治的行為の制限のところで、森崎委員の緊急動議で切られたわけでありますが、その辺から続けます。この政治的行為の制限の大きな目的として、行政運営の公正を期するということが、謳われているわけでありますが、公務員の勤務・地域や離れれば、これは行政の公正な……

第9回国会 地方行政・人事・文部・労働連合委員会 第4号(1950/12/07、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 このたび地方公務員法案が議題に上程されておるわけでございますが、この地方公務員法と、国家公務員法とは一連の関係があるものでありまするし、総裁は国家公務員法に基いてできたところの人事院の総裁であり、公務員の利益を保護する立場にありますので、その角度からお尋ねいたしたいと思うわけであります。今度の地方公務員法案の中には人事委員会並びに公平委員会の設置が規定されておるわけであります。あの案の中にあるような人事委員会並びに公平委員会で、果して地方公務員の福祉並びに利益の保護が保障されるかどうかということを、今まで人事院の総裁として経験のある淺井総裁に意見を承わりたいと思うのであります。


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 外務・文部連合委員会 第1号(1951/05/14、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 私は少し話を前に戻してお伺いしたいと思うのでありますが、先ほど提案者からもお話がございましたように、二十四年に衆参両院でユネスコ加入の件について決議をしておるようでございますが、それ以来文部省並びに外務省はそれぞれの立場においてユネスコ運動の推進助成或いはユネスコ加盟に対しての万金の処置をとられて来たと思うのでありますが、そのなかの主なる事柄とそれから今度六月に執行委員会があり、なお六月十八日にパリで総会があつて、その席上きまるように承わつておるのでありますが、その執行委員会なり並びに総会における大体の見通しでございますね。そういう点についてお伺いいたしたいと思います。

第10回国会 法務・文部連合委員会 第1号(1951/05/22、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 吉田先生にお伺いしますが、人名当用漢字表というのは別に長い期間をかけて研究して作るのが妥当だということを申されましたが、大よそ何字ぐらいだというような見通しがございますか。
【次の発言】 次に阿保先生にお尋ねいたしますが、国字政策との関連はどういうふうにお考えになつていらつしやいましようか。国語審議会あたりで研究されておるところの国字、そういう名前だけでなくてできるだけ漢字を少くして、子々孫々非常に漢字というものに、簡單に言えば悩まされるのを排除しようという、そういう方針と、人名というものの普通の制限というものの関連をどういうふうにお考えになりますか。結局先生の御意見では一切制限……

第10回国会 予算委員会地方財政平衡交付金に関する小委員会 第1号(1951/03/22、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 今支給状況の調査の結果が発表されたわけですがそれだけでは意味がないと思います。大蔵省のほうでは新規需要でない、こう認めるといいますが、二十四年度のごとき例の七億二千万円の問題など先国会も問題になりましたが、新規需要でない証拠であります。七億二千万円を前の二、三年前の地方公共団体の貸付金で差引く、そのような形になるわけです。その他に二十五年度では地方の殊に人件費は教職員が一番占めるのでありますが、もう七月頃から地方では教員の補充を全部ストツプしています。そのために学校に行きますというと学級編成を切替えたようなところもあります、欠員ができればそのまま。従いまして例えば女の先生の産前産……


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第11回国会(1951/08/16〜1951/08/18)

第11回国会 通商産業・文部連合委員会 第閉会後1号(1951/09/05、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 私は若干お伺いいたしたいと思います。現在の競輪上建設が進行しつつある所は住居地域で、あの附近に集団住宅がございます。それから殊にあそこに、小学校が極めて近い所にある。そういう立場からこの建設が再開されるように承わつて、地元では猛烈な反対運動が起つて、そうして競輪場設置反対陳情書というのに多数の署名をして東京都知事宛に出したように承わつておるが、それを受けたのはいつか、先ずそれを承わりたい。
【次の発言】 そこでお伺いいたしたいのでありますが、反対の立場に立たれておるおかたは、昨年十月秋頃は丁度全国的に競輪の問題が非常に重大問題として取上げられて、閣議においても暫らく開催のストツプ……

第11回国会 文部・水産連合委員会 第閉会後2号(1951/09/06、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 先ず法務総裁のさつきの久里浜校舎を水産大学に使用するに至つた経過が若干私は齟齬しておるのではないかと思つて重ねてお尋ねいたしますが、総裁のお言葉では、あの水産大学が使用したところの校舎というものは、日本政府部内の相談によつて使用するようになつたのだ、こういうような御発言があつたようでございますが、私の承わつておるところでは、昭和二十四年の十一月に、米海軍の横須賀基地が使用しておつたところの鉄筋コンクリート建ての二棟、あの建物の一番いいところでありますが、それと、鉄骨及び木造各一棟、合せて五千坪、これを米海軍基地は爾後大学として使用することを適当と認める。そうして更に米海軍横須賀基……

第11回国会 文部・法務・厚生連合委員会 第閉会後1号(1951/09/03、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 議事進行について。武蔵野特飲街の税の問題については、先般来からいろいろ問題になつておつたわけでありますが、当委員会としては先ほど岩間君から質問されましたような点について明確にしたい、こういう意向で、証人によつて証言を得たいというつもりであつたところが、事務局の、如何なる証言を求めるかという内容の点について、又人をして若干連絡はしたようでございますが、今の文書では証言内容というものが明確でなかつたために、若干行き違いを生じたので、ここに金原証人に証言を受ける点は私もうこれ以上ないかと思う。従つてこの際金原証人の証言をこの程度で打切つて、改めてこの税の関係に関しましては主管の局長の証……

第11回国会 文部・法務連合委員会 第閉会後1号(1951/09/04、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 問題は相当進展しているようでございますが、証人のかたも折角お見えになつておりますので、過去の経過については佐藤証人、池田証人から詳しく承わりましたので、それと重複しないで進展した現段階を中心としての証言を一通り各証人から五分間程度承わつて、あとで委員のほうから質疑をするようにしたら如何でしようか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
【次の発言】 私は今日の事態に到達できたことにつきまして、各位に敬意を表するものであります。各証人から承わつたところによりますと、今後種々雑多の、いろいろの困難の問題が起つて来るかと思いますが、これは一に町長である佐藤証人、それから町会議長であられる池田証人……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 議院運営・人事連合委員会 第1号(1952/07/23、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 関連して……、昨日でしたか、職員組合のかたからいろいろ御要望を承わつた中に、特殊勤務手当を特殊性から云々という要望があつたのであります、それに関連して今水橋さんからお話があつたのですが、私ども今後国会の審議に当つて与野党の能度次第ではああいう場面も、やはり私は国会を上廻るお堀端の権威がなくなつた今後折々あるだろうと私は予想しておるわけですが、あの際に今総長御発言のように総長の人徳高き統率よろしきを得た点もあると思いますが、国会職員のかた、実に職員は処女のごとくやさしくて、私が国会職員であればただで済まなかつたと思います。とにかく最後まで御努力頂いたわけですが、私はあのときに国会職……

第13回国会 内閣・文部連合委員会 第1号(1952/05/09、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 只今議題となつております文部省設置法の一部を改正する法律案は三月二十九日に衆議院で可決され、本院に回付されて今日まで参つておりますので、所管の内閣委員会では質疑も相当展開されたでございましよう。或いは重複する点もあるかとも存じますが、私ども文部委員としては初めてでございますので、若干重複する場合があるかも知れませんが、御了承願いたいと存じます。  先ず文部大臣にお伺いいたしますが、本法律案の提案理由を拝見いたしましても、先ずその角度からいろいろの見解もありましようけれども、まあこの法律案の最も骨子と申すべき部分は、やはり中央教育審議会を設置する、これに伴うところの法律案の内容が最……

第13回国会 文部・水産連合委員会 第1号(1952/05/16、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 質問の前に議事進行について……。これから各委員から質問がなされるでありましようが、江口次長並びに天野文部大臣、もう少し具体的に御説明を承わりたいと思います。でありませんと、今後展開される質問が重複などして、時間の節約上非常に遺憾に思いますので、そういう通り一遍の説明でなくて、もう少し、どの建物をどう考えてどうなつたとか、今交渉中なのはどの建物だといふことを、御両人からもう少し詳細に説明を承わつて、それから各委員の質疑に入つたらどうかと、こう考えます。
【次の発言】 警察予備隊と駐留軍から追廻されている水産大学は、本当に気の毒だと存じます。昨年以来前法務総裁、現在の大橋国務大臣が当……

第13回国会 法務・文部連合委員会 第1号(1952/03/04、2期、第一クラブ)

○矢嶋三義君 委員長簡單に一つ聞きたいのですが。
【次の発言】 証人の御意見を承わる前にお伺いしたい点は、先ほどから質疑応答並びに御説明で、次官通達の趣旨なり、内容というものは私十分わかつたのでございますが、ただお伺いしておきたい点は、この都道府県の教育委員会、都道府県知事まで七月二十五日の通達を出されておるのでございますが、この次官通達がこういうような問題を起したのは初めてであるかどうかですね、又この通達にあるところの大学或いは学校当局の要請によつて警察権が学園内に行使されたというような場合はどの程度あるのか、若しわかつていらつしやつたら伺つておきたいんであります。



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データ更新日:2022/12/18

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