このページでは早川慎一参議院議員の3期(1953/04/24〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は3期国会活動統計で確認できます。
○早川愼一君 只今議題となりました国土調査法の一部を改正する法律案につきまして、経済安定委員会における審議の経過並びに結果について御報告いたします。 国土調査法は、国土の開発、保全に貧するため一国土の実態を科学的且つ総合的に調査することを目的とし、昭和二十六年六月一日から施行されましたが、爾来、関係機構、特に地方公共団体等の本事業に対する積極的熱意は次第に高まり、又昨年度補正予算に国土調査の補助金が計上せられます等、各般の態勢が整備されて参つたのであります。然るに、本事業の進展に伴い、且つ過去一年半の実績に鑑みまして、補助金の交付及び国土調査の実施手続に関し、現行の規定を改める必要が生したの……
○早川愼一君 只今議題となりました離島振興法案につきまして、経済安定委員会における審議の経過及び結果を御報告申上げます。 日本の本土より隔絶した外海の離島は、自然的社会的諸条件の制約によつて、今なお未開発の部面が多く、島民は文明の恩恵に浴すること甚だ薄いのでありまして、その民度水準は極めて低く、経済的にも惨めな状態のままとり残された所が多いのであります。この法案は、離島の特殊事情から来る後進性を除去するための基礎条件の改善、並びに産業振興に関する対策を樹立し、これに基く事業を迅速且つ強力に実施することによつて、その経済力の培養、島民の生活の安定及び福祉の向上を図ることを目的として、衆議院議員……
○早川愼一君 只今議題となりました経済安定委員会付託の四件の陳情について御報告申上げます。 陳情第二十四号は、琵琶湖の電源開発を地建案によつて早急実現するよう支援されたいというものでございます。陳情第二十五号は、只見川電源開発については大局的見地から一切の紛争を退けて、早急に奥只見地点着工の実現を図つて頂きたいというものでございます。陳情第九十八号は、只見川電源開発は、本流案を以てこれが実現を促進せられたいというものでございます。陳情第二百六号は、電源開発の犠牲となる地元民の損失、補償が不十分で関係民に不安を与えているから、これについて十分の考慮と適切な措置を講じて頂きたいというものでござい……
○早川愼一君 只今議題となりました私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、委員会における審議の経過並びに結果について御報告申上げます。 先ず本法律案につき、政府の提案理由によりますと、「昭和二十二年七月にいわゆる独占禁止法が施行せられてから、その経験に徴して一本法の諸規定を我が国の特質と実態によりよく即応するものとする必要が感ぜられたこと、もとより独占禁止法の根本精神は飽くまで尊重すべきものでありますが、この際、内外諸情勢の推移に鑑みまして、独占禁止法の内容を適当に緩和する必要があると考え、前国会にこれが改正を提案いたしましたが、成立を見るに至りません……
○早川愼一君 只今議題となりました請願及び陳情につきまして、委員会の審査の結果を御報告申上げます。 請願第二百三十四号及び第千九百七十四号は奄美大島の復興に関するものでございまして、大島郡の現状は荒廃その極に達し、港湾、道路、学校、通信施設、交通機関等、速かに対策を必要とする問題が山積しており、これが復興は、赤字財政に悩む鹿児島県として、は容易ならざるものがあるから、島民の生活を内地なみに建て直すため、国の責任において万全の復興を図られたいという趣旨であります。 請願第七百六十一号は、兵庫県沼島は、淡路島から南四キロ、徳島から三十二キロ、和歌山から三十七キロの太平洋に面する離島でありますが……
○早川愼一君 只今議題となりました請願第二千六百六十八号ダム建設に伴う犠牲市町村等の更生に関する請願につきまして、経済安定委員会における審査の結果について御報告いたします。 本件は、全国ダム対策町村連盟からの請願でございまして、願意の趣旨は、次のごときものであります。 国土総合開発の一環として建設されるダムは、水資源の開発、利用、保全等を目的として、単独目的又は多目的ダムとして全国的に実施され、而もこれらの計画はますます大規模な形で実施される趨勢にあります。 これら諸計画の実施により、関連する地域における諸種のの資源、産業は著しい影響を受け、特に被害地域の住民は、いずれも不安焦慮に駆られ……
○早川愼一君 ただいま上程になりました鉄道抵当法の一部を改正する法律案につきまして、運輸委員会における審議の経過ならびに結果を御報告申し上げます。 まずおもなる改正点について申し上げます。その第一点は、現行法では、鉄道財団を目的として設定された抵当権が消滅すると、財団も同時に消滅することとなっておりますため、抵当権消滅後、その財団を再び抵当権の目的とするためには、あらためて新規に鉄道財団を組成する手続を進めなくてはならぬ不便がありますので、それを除くため、改正案では、抵当権消滅後もなお六カ月間は、鉄道財団を存続させることとしたことであります。 第二点は、鉄道が延長されました場合、現在はその……
○委員外議員(早川愼一君) 私、経済安定委員長でございます。実は経済安定委員会におきまして、専門員が一人欠員でございまして、たまたま候補者の中から、内田源兵衛、このかたは大正十四年に大学を出られて、爾来統計調査企画というような、元の企画院調査官というような経歴を経られたかたであります。私は実は内田源兵衛君というかたは経済安定委員長として初めてお目にかかつたかたでありますが、各方面、特にこの国会内の参議院内にも相当たくさんの知友があられるようでありまして、その方面のかたがたに、いろいろ御意見を伺いましたところ、誠に適任者であるという御推奨がありまして、過般経済安定委員会にこれを諮りまして、委員の……
○委員長(早川愼一君) それではこれより経済安定委員会を開会いたします。 開会に当りまして一言御挨拶を申上げます。私先般委員長に選任をされまして、非常にその任ではございませんが、何分皆さんの御援助と御指導によりましてこの職責を尽して行きたいと思いますから、どうぞよろしくお願いいたします。 本日の議題といたしましては、第一に理事の互選、第二に調査承認要求に関する件を予定いたしております。 先ず本院規則第三十条の二によりまして理事の互選を行います。本委員会の理事の数は過般の各派の申合せによりまして二名とする趣きでございますが、このお申合せの通り二名とすることに御異議はございませんか。
○委員長(早川愼一君) それではこれより経済安定委員会を開会いたします。先ず理事の補欠互選についてお諮りいたします。本委員会の理事苫米地義三君は去る五月三十日に委員を辞任いたされましたので、その後理事が欠員を生じていたのでございますが、この際理事の補欠を互選いたしたいと存じます。その互選の方法でございますが、先例によりましてその指名を委員長に御一任頂きたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。それでは私から八木幸吉君を指名いたします。よろしくお願いいたします。ちよつと速記をとめて。
午後一時三十四分速記中止
○委員長(早川愼一君) それではこれより経済安定委員会を開会いたします。
法案の予備審査でありますが、国土調査法の一部を改正する法律案、これを議題といたします。
先ず政府の提案理由の説明を伺います。
【次の発言】 なお本改正案につきまして、現在の国土調査法のやつております現況について政府から御説明を願うことにいたします。よろしうございますか……。
【次の発言】 引続きまして何かこの法案に対しての御質疑があればこの際進めて頂きたいと思います。
【次の発言】 ちよつと御質疑中ですが、お諮りいたしたいと思います。実は本日日本経済の安定と復興に関する調査として、経審長官に御出席を願つて、過般本会議……
○委員長(早川愼一君) 只今から経済安定委員会を開会いたします。
経済審議庁長官の経済安定に関する説明があるはずになつておりましたが、御都合で若干時間が遅れますので、これをあと廻しにいたしまして、離島振興法案、これは衆議院議員綱島正興君外七十名発議になつております。七月二日に衆議院で修正議決されて、本委員会に付託になりました。今日はその提案理由の説明をお聞きすることにいたしたいと思います。
【次の発言】 審議庁長官の出席までこの法案に対する御質疑を願つておいたほうがよかろうかと思いますが、如何でございますか。それでは離島振興法案に対する只今の提案者がおいでになる間に御質疑がありましたら質疑を……
○委員長(早川愼一君) それでは只今から経済安定委員会を開会いたします。
先ず私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律の一部を改正する法律案、予備審査でありますが、一応政府の提案理由の説明を福永官房長官から聴取いたすことにいたします。
【次の発言】 本法律案につきましては、通産委員会から連合委員会の申込がございますから、午後に逐条説明を政府にお願いすることにいたしまして、一応この法律案はこの程度で打切りたいと思います。
【次の発言】 この際、ちよつとお諮りしておきたいと思いますが、これは一応事務当局のほうで予定しました分を御披露いたしまして、なお御意見があれば、それによつて決定いたしてお……
○委員長(早川愼一君) それでは只今から委員会を開会いたします。
前回離島振興法案に関する政府側の一応の説明がございましたが、なお大蔵省の主計局からも見えておりますから若しも質問がございましたならばこの際併せて御質問を継続して頂きたいと思います。
【次の発言】 ちよつと速記をとめて。
【次の発言】 速記を始めて。
別に御発言もないようでありますから、質疑は尽きたものと認め、直ちに討論に入るごとに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めます。それではこれより討論に入ります。御意見のおありのかたはそれぞれ賛否を明らかにしてお述べを願います。……別に御意見もないようでありますか……
○委員長(早川愼一君) これより私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律の一部を改正する法律案についての経済安定委員会を開会いたします。 本日の公聴会におきましては、すでに御承知のごとく十名の公述人のかたがたから御意見を伺うことになつておりますが、先ず午前中は経済団体連合会常任理事の福島正雄君、日本紡績協会理事長で東洋紡の社長であられる阿部孝次郎君、日本繊維卸商連盟委員の立川豊君及び横浜市医薬品小売商業組合理事長の堀内万吉君、以上四名のかたかだから御意見を拝聴いたしたいと思います。公述人のかたがたには本日御多用中にもかかわりませず、御出席下さいまして誠に有難うございました。委員会を代表い……
○委員長(早川愼一君) 只今より経済安定委員会を開会いたします。
私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律の一部を改正する法律案、右は七月二十五日衆議院において修正議決され、同日本審査として付託されたものであります。前回に引続きまして質問を継続いたしたいと思います。本日委員会に出席の政府委員は、公正取引委員会委員長の横田君、それから同委員の湯地君、通産省から企業局長中野哲夫君、経済審議庁の調整部長の岩武君、通商産業大臣は本日は病気で欠席であります。それではこれより質疑を継続いたします。
【次の発言】 通産大臣は本日は出席がないようでございますからへ明日又交渉いたしたいと思います。岡田委員……
○委員長(早川愼一君) それでは只今から経済安定委員会を開会いたします。議題となつております私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律の一部を改正する法律案につきまして衆議院において修正されましたので、この衆議院の修正点について委員会における修正案の発議者衆議院議員栗田君の御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 只今の御説明に対して御質疑がありましたら御発言を願います。
【次の発言】 別に御質疑はございませんか。御質疑がなければ、以上をもちまして修正案に対する質問を終ります。
ちよつと速記をとめて下さい。
午前十一時二十九分速記中止
○委員長(早川愼一君) それでは只今から経済安定委員会を開会いたします。
私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律の一部を改正する法律案を、前回に引続き質疑を継続いたします。国務大臣緒方竹虎君が御出席でありますから、前日の岡田委員の質疑を続行いたします。
【次の発言】 通産大臣は今労働委員会に入つておられます。若しほかに御質疑がありましたらお願いいたしたいと思います。
【次の発言】 この修正案の発議……衆議院の栗田議員から一昨日修正案についての説明がありまして、大体その際審議もありましたが、今日出席されておりますから、若し御質疑があれば、他のかたは大体おられたと思いますが、岡田委員は御不……
○委員長(早川愼一君) 只今より経済安定委員会を開会いたします。 私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、前回に引続き質疑を継続いたします。 この際御報告を申上げることがございます。先般通産委員会との連合の際、豊田委員から、独禁法の改正により大企業の中小企業に対する圧迫が強化される懸念がある、不況カルテルの認容については特に厳重に留意されなければならん、又下請工業者に対する支払遅延、百貨店の仕入先に対するサービスの強要は取引上の地位を不当に利用する不公正な取引方法に該当する場合が多いと思う。右の認定の基準、支払遅延等に対する取締手続について文書を以て……
○委員長(早川愼一君) 只今より経済安定委員会を開会いたします。
私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、前回に引続き質疑を継続いたします。質疑者の出席がありませんので、暫時休憩いたしまして午後一時再開いたします。
午前十一時五十四分休憩
【次の発言】 それでは委員会を再開いたします。休憩前に引続きまして質疑を継続いたします。
【次の発言】 ちよつと御質疑中ですが、農林、通産委員会から政務次官に呼出しがあるようですから……。じやどうぞ。
【次の発言】 ほかに御質問はございませんか。ちよつと速記をとめて下さい。
○委員長(早川愼一君) それでは只今から経済安定委員会を開会いたします。
先ず本委員会におきましては、先に前国会の終了に当り日本経済の安定と復興に関する調査について継続調査の議決を経て閉会中調査を継続して参つたのでありますが、今期国会も開会されましたので本院規則第五十五条により調査未了の報告書を議長宛提出いたしたいと存じます。つきましてはその内容等委員長に御一任願いたいと存じますが、これらにつきまして御異議はございませんか。
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【次の発言】 御異議がないと認めます。それでは多数意見者の署名を願います。
多数意見者署名
岩沢 忠恭 永井純一郎
……
○委員長(早川愼一君) それでは只今から経済安定委員会を開催いたします。
この際お諮りをいたしたいことがございます。日本経済の安定と復興に関する調査につきましては、先に第十七回国会に引続き閉会中継続審査をいたして参つたのでありますが、今期国会の閉会に当り本院規則の定めるところにより調査報告書を提出いたさねばなりませんので、これは調査未了報告書として、その内容は委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは報告書に附する多数意見者の御署名を願います。
多数意見者署名
八木 幸吉 岩沢 忠恭
奥 むめお 笹森 ……
○委員長(早川愼一君) 只今より経済安定委員会を開会いたします。
御通知申上げましたように、日本経済の安定と自立に関する調査を議題といたしまして、本日は経済審議庁長官その他の関係官が多数出席されましたので、先ず昭和二十九年度の経済各般の見通しについて長官から御説明を聴取いたしたいと思います。大体先般の本会議において長官の経済演説がございましたが、それを更に敷衍して何かお話を承われば結構だと思います。
【次の発言】 長官はちよつと……三時までというお約束ですが、まだ御質問があれば……如何ですか。御質問ありますか。
【次の発言】 ほかにございませんか。まだ御質問がたくさん残つておると思いますが、……
○委員長(早川愼一君) それでは只今より経済安定委員会を開会いたします。
理事補欠選の件についてお諮りいたします。本委員会の理事でありました高橋衛君及び八木幸吉君が先般相次いで本委員を辞任されましたので、その後任の理事を互選いたしたいと存じます。つきましては、その互選の方法でありますが、当該会派からそれぞれ推薦いたされておる関係上、成規の手続を省略しまして、委員長の指名に御一任を願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。それでは私から岩沢忠恭君及び苫米地義三君を理事に指名いたします。
【次の発言】 次に、日本経済の安定と自立に関する調査に関連いたしまし……
○委員長(早川愼一君) それでは只今より経済安定委員会を開会いたします。
日本経済の安定と自立に関する調査でありますが、去る三月五日の本委員会、次いで三月十二日の懇談会におきまして国際収支の諸問題につき当局を交え種々検討を加えたのでありますが、去る三月三十一日の経済閣僚審議会において決定した昭和二十九年度の外貨予算について御説明を願えれば結構だと思います。
【次の発言】 御質問をどうぞ。
【次の発言】 ほかに御質疑ございませんか。それでは一応外貨予算に関する質問はこの程度にいたしておきます。
それでは速記をとめて下さい。
【次の発言】 速記を始めて下さい。
それでは、請願第二三四号奄美大……
○委員長(早川愼一君) それではこれから経済安定委員会を開会いたします。
本日は衆議院提出にかかる離島振興法の一部を改正する法律案を議題といたします。先ず発議者の衆議院議員園田直君から提案理由の説明をお願いいたします。
【次の発言】 それでは引続いて質疑に入ります。発議者のほかに経済審議庁当局から深水政務次官、計画部の伊藤調査官その他が出席されておりますから、順次御質疑を願います。
【次の発言】 ほかに御発言がございませんければちよつと速記をとめて下さい。
【次の発言】 速記を始めて下さい。
他に御発言もないようでありますから、質疑は尽きたものと認め、直ちに討論に入ることに御異議ございませ……
○委員長(早川愼一君) これより経済安定委員会を開会いたします。 本日は先ず去る五月十日衆議院から予備、審査のため送付されました衆議院議員竹谷源太郎君ほか二十六名の拠出にかかる国土開発中央道事業法案を議題といたします。 先ず発議者衆議院議員竹谷源太郎君から提案理由の御説明をお願いいたします。
○早川愼一君 御意見伺つていますと、ピケツテイングというものは如何なる場合でも正当であるというふうにしか解釈できないように思うのですが、合法性の論拠については引用された組合法一条二項に、暴力の行使は如何なる場合でも正当な行為と解釈してはならないという規定があるのですが、それとはどういう関係になるのですか。
【次の発言】 労働省の通牒の問題になつて来るのですが、合法性の限界を新らしい解釈を含めるとすれば、それはその解釈の内容がどの点がいかんかという問題はいろいろ議論があるでしようが、その解釈を出すこと自体がいけないのですか。
○早川愼一君 お話はよくわかりましたが、ピケの正当性を論ずる場合に、そのいろいろな条件、状況よつていろいろ違うということはよくわかりました。併し原則として、例えば第三者或いは使用者が侵入しようとするものを集団的なスクラムを組んで出入を拒否する、こういうのは一体正当化されるのですか、どうですか。或いは第二組合が発生した場合に、第二組合が公式に職場に就業しようという決議をして工場内に入ろうとするのも、これもピケで阻止することができるのかどうか。これに対する御見解を一つ……。
【次の発言】 その場合に、平穏無事に入つて来たい、というやつをどうしても入れないという場合に、ピケを開いてもらうというような……
○早川愼一君 私は緑風会を代表いたしまして、本補正予算案に賛成をいたすものであります。 この補正予算案の内容は、前国会における予算案の三党共同の修正及び予算関係諸法案の不成立又は修正によるところの必然的な補正と、本年度に発生いたしました災害の復旧及び政府のデフレ政策推進に伴いまする社会保障関係の費用の充実等でありまして、極く事務的なものと考えられ、又おおむね妥当なものと認められるのであります。ただ歳入の見積りにつきまして、或いは又既定予算の節約による実行予算の取扱いの問題、或いは現在の情勢の下におきまして失業対策費が、或いはその他の社会保障費が、十分であるかどうかというようなことにつきまして……
○早川愼一君 先ほどの長官の御答弁でこの勧告の内容は決して運賃に触れていないというお話でありましたが、新聞で伝えるところによると、運賃を上げる必要はない、黒字経営だ、こういう点がありますしね。その点は何か新聞が誤って伝えているのかどうか。私どもの受け取った感じでは、減価償却の問題とか、そういうむずかしい問題は別として一応とにかく黒字経営だ、こういう結論から運賃は上げる必要はないのだというふうに新聞は報じておりますが、それは何かどこに間違いがあるのか、一つ御説明を願いたい。
○早川愼一君 先ほどの、出資を本年十億やらせる。それは何ですか、やはり民間も増資するというもくろみですか、それとも政府だけの出資ですか。
【次の発言】 そうなってきますと、だんだん、政府の出資が今現在二十億ですね。本年度の予算がもし通るとすると、三十億となる。民間が十三億。だんだん比率が重くなる。私は必ずしも同じ意見で質問しているのではないのですが、いわゆる民間航空会社としておくべきか、あるいはパブリック・コーポレーションのような形態にする考えか。だんだん変ってくるようなことになるのですね、出資の比率から見ても。そういう点について、はやはり相変らず民間航空会社としての考え方で進むわけですか。
○早川愼一君 第四条の規定がちょっと変っておりますが、何か意味があるんですか。もとの条文によると、「基準に適合するときは、これを免許しなければならない。」と、こう書いてある。今度の改正法を見ると「左の基準に適合するかどうかを審査して、これをしなければならない。」、まあ読み方によって若干受ける感じが違うんですが、何か意識的に改正したのですか。
【次の発言】 道路運送法の方は、ここに分けて書いてある。審査しなければならない、審査してという――審査の結果、適合したら免許しなければならぬ。ところが、今度の改正によって一つの条文にそれがまとめてありますから、審査しなければならぬということが強く出ているよ……
○早川愼一君 第四条の役員の数を限られた理由を一つお聞きしたいのですが、つまり、会社法で定員をきめなければならぬ以上、まあ定款で定め得る以上、本法はすでに第四条で人数を制限されておる、これの立案の趣旨を一つ伺いたいと思います。
【次の発言】 その基本法に入れたのは、十人という数をきめられたのは、どういう意味でしょうか。あるいはこれはすべて十人というのは、会社に従事する常勤の人だけをもって構成するという趣旨のもとに、第四条ができておるのですか。
【次の発言】 そうしますと、取締役は他の兼職を許さないという規定がありましたですね、その点は非常勤には適用がないのですか。
○早川愼一君 自動車損害賠償保障法というのは、法案の性質から見ると、社会保険というような意味が非常に多分に含まれておるのですが、一体政府はどれくらいの負担をしているか、一つ御説明願いたいのです。また、どういう負担になるか。
【次の発言】 事務費の内容はどういうふうになっておりますか。
【次の発言】 そういたしますと、今の数字で金額はわかりましたが、全体の、何といいますか、保険に対する政府の負担の割合というものは、どれくらいになるものですか。
【次の発言】 ただ、この法案自体の性質が、強制保険というような含みが非常に多いのです。従って、一種の社会的な救済的な保険としてこういう制度をしかれるには、……
○早川愼一君 ちょっと木村さんにお伺いいたしますが、十人を十五人とされたということは、何か内容的にお考えのもとに十五人にされたのですか。その点、ちょっと……。
【次の発言】 それにつきまして運輸大臣にお伺いしたいのでありますが、ただいま御説明があったごとく、衆議院で修正して本院に付託されましたのですが、政府はどういうふうにこれを受け取っておられますか。お考えを一つ、お聞かせ願いたい。
【次の発言】 それにつきまして、大臣になお二、三点お伺いしたいのですが、本来この会社が創立されたときには、民間出資が十億、政府出資十億程度でスタートしたわけですが、それがたまたま今日のような財界関係、またこの会社……
○早川愼一君 保険者ですね、保険者を保険会社に限られたのはどういう趣旨のもとに……。立法の趣旨をお伺いしたい。
【次の発言】 私はあまり詳しくはないのですが、ほかのたとえば農業あるいは漁業に対する保険ですね、ああいったような保険については必ずしも保険会社を介在させないで政府が直接やっておる事業がたくさんあるのですが、それと今度の自動車はどう考え方が違うのですか。
【次の発言】 これは一面において、保険会社はまあ強制保険で保険を受託するといいますか、受け付ける必要がある、そういう面から、多分に保険会社というものをこの間に入れられたんじゃないかと思うんですが、これは実際問題として、事故が起きた場合……
○早川愼一君 それに関連して御質問申しますが、それは毎年計画がきまっておって毎年積み立てるのではないでしょうか。
【次の発言】 でありますから、その一定額を積み立てて、翌年になるとまた新たな時期に入りまして、永久に積み立てていくべきものではないでしょう。
【次の発言】 四十五条の再保険料の払い戻し、これは何か一定額がやはりこの四十三条の場合のように率できまっていくわけですか。
【次の発言】 そうしますと、政府が再保険しても、たとえば一般保険会社では再保険の割り戻しをするというととはありますか。そういうことはないのですか。一たんとった保険料率、その料率の収入はもう元受会社に返すということはないの……
○早川愼一君 厚生省の方が見えておられるならば、身体障害者の福祉法、これの中に含めている戦傷病者というものはどういう取扱いになっておりますか、それを一つ。
【次の発言】 いや、国鉄の運賃といわずに、身体傷害者の中にいわゆるとの戦争による戦傷病者というものをどういうふうに扱われておりますかということです。つまり身体傷害者の中には、当然この三割くらいは入っておる……。
【次の発言】 そうしますと、この第二条が国の負担ということが今一つの問題になっておりますが、一体厚生省で戦傷病者に対するこの本法案に対する見解といいますか、あるいは今後どうしようというお考えがあるのですか、ないのですか。結局問題は一……
○早川愼一君 この法律案は議員提案で衆議院を通過して付託になりましたのですが、これに関する運輸省のお考え方を一つ伺いたい。
○早川愼一君 行政管理庁の勧告の中に、かなり多方面にわたっております中に、工事の請負形式とか、あるいはまた経営委員会その他の人事組織、あるいは経営組織、その他外郭団体に関するいろいろな勧告が載っておりますが、おおむねそういう点については非常に努力されて、よく調べてあると思いますが、ただ一番問題は、減価償却という考え方です。この問題が非常に混乱をしておるように思う。管理庁の減価償却の御意見は何か非常に取り違えておられるように思う。というのは、減価償却というものは、何か、資産の実体さえ維持すればいいのだという考え方ばかりがあるように思う。われわれ民間会社の減価償却ということを考えます場合には、減価……
○早川愼一君 運輸大臣が根本的な問題があると、こう言われましたが、実はわれわれこの勧告を読みますと、根本的な問題が確かにあるのです。それは何かというと、現在のつまり公共企業体をどうするか、独立採算制でやらせるかどうか。現在の独立採算制必ずしも自主性があるとはわれわれ見ていませんが、もういっそのこと、国営に還元するのだというようなにおいがするように思うのですが、そういうことをさして根本的とおっしゃるのですか。その点をちょっとお伺いしておきたいと思います。
【次の発言】 ちょっともう一言重ねてお伺いしますが、それじゃ公社の形で、その形を変えるのだというお考えではなくて、公社の形で改善すべをところを……
○早川愼一君 関連して。非常に運賃にこだわっての御質問がありまして、それに対する御答弁がありましたが、もし、かりに何か国鉄の財政上問題が将来発生すると、これはひとり運賃だけで御解決にならぬで弔いいじゃないかと思うのだが、いろいろの方法があろうかと思うのですが、それらについては別に運賃にこだわらず、運輸大臣が措置をされるお考えが当然あると思うのですが、いかがですか。
○早川愼一君 第三種という方は政令できまるのですが、大体の趣旨はわかりましたが、具体的にはどういうことになりますか。
【次の発言】 今ちょっと例示された中に千歳が入っていないのですが、千歳はやはり板付と……。
【次の発言】 「管理」ということが書いてありますが、この管理とは、どういうところまでが管理になるんですか。たとえばその施設を、普通常識的に考える管理と、それからいわゆるポート・マスター式なそういう機構があっての管理が予想されているんですか。
【次の発言】 将来公共用飛行場と、それからたとえば今米軍が管理しておりますが、米軍の管理を解かれた後において、自衛隊との関係はどうなるんですか。
○早川愼一君 道路運送法の一部を改正する法律案の提案の御趣旨の中に二つありまして、輸送の安全確保ということ、それから道路運送の秩序の確立、こういう根本の趣旨があることを承知いたしておりますが、これについても若干御質問申したいのですけれども、まず第一に、法文の中に現われておりまする現行の第二条の第二項中から「有償で」という文字を削る、こういうことになっておりますが、この有償の文字を削ると、一体どういう具体的に現在の自動車界の実情から変化が起きてくるのか、どういうお見込みでありますか、またどういう期待を持っておられるのかということを、一つお尋ねをしたいと思います。
○早川愼一君 過日の連合審査会におきまして、当委員会からいろいろ意見を、質疑応答を繰り返したのでありますが、この際運輸委員会として、本案の木付託になっている地方行政委員会の方に申し入れをしたらどうかと存じます。そのことをお諮りを願います。
【次の発言】 そこで一応私から申し入れの案文につきまして朗読いたしまして、御賛成を願いたいと思います。
以上の通りであります。
【次の発言】 大臣の御答弁によってよく意味は了解できたのでありますが、立法の方法いかんによっては必ずしも認証制度というものが非常にむずかしいものではないということをおっしゃったように、了解したのです。そこでこのわれわれの考えている……
○早川愼一君 ちょっと自動車局長にお尋ねしますが、「第六条の第三項に次の一号を加える。」つまり「適確に遂行するに足る能力を有するものであること。」こういう一号を加えられましたのですが、これについての御説明をちょっとお願いしたいと思います。
【次の発言】 この特定事業というものの性質から、従来はそういうものが要らなかったのじゃないですか。今度加えらたものですね。特定事業というものである。従って、利用者はその事業自体を信用して、一種の契約でそれを利用するという形になるのじゃないか。つまり一般のバス事業とかそういうのは不特定多数の人が利用するのだが、この特定事業に限っては特別な特定の人がそ会社を利用……
○早川愼一君 道路運送法の一部を改正する法律案に対する修正案について、その提案の理由を御説明申し上げます。 自動車による貨物運送の発達がわが国の産業経済の発展に寄与して参りましたことは、けだし人なるものがあり、将来も貨物自動車に期待されるところが多いのでありますが、それは秩序ある正常な運送体系のもとにおいてのみ健全な発達が期待されるのでありまして、現在のごとく一部自家用貨物自動車使用者が営業類似の行為をなし、輸送秩序を乱しております実情におきましては、とうてい貨物自動車運送の正常な発展は望めず、これはわが国産業経済の将来に対しても悲しむべきことと思うのであります。 従って、この輸送秩序の確……
○早川愼一君 今度の理事会で、権限といいますか、その中にいろいろ一、二、三、四、五というふうに羅列してありますが、たとえば新線の建設とか、あるいはまたバス路線、国営バスの選定とかいうことも含めてあるわけだと思いますが、その点はいかがですか。
【次の発言】 そこで理事会の構成でありますが、これは運輸大臣が今度は任命することになっておりますが、決議機関と執行機関を分けられたというそのこと、そのうち常務理事というのは、これは一人か二人ということですね。どういうことになっておりますか。
【次の発言】 そうしますと、大よそどれくらいを予定されておるのですか。たとえば執行機関は何名とか、人数につきましては……
○理事(早川愼一君) ちょっと速記をとめて。
【次の発言】 速記を始めて。
○委員長(早川愼一君) 只今から経済安定、通商産業連合委員会を開催いたします。
私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律の一部を改正する法律案、予備審査、本件につきましては過般緒方国務大臣から本会議におきまして提案理由の説明がありましたので、本連合委員会は公正取引委員会当局からの補足的内容説明及び逐条説明から審議に入りたいと思います。御異議ございませんか。
【次の発言】 それでは内容の説明及び逐条説明につきまして政府委員公正取引委員会委員湯地謹爾郎君。
○委員長(早川愼一君) それでは只今から経済安定、通商産業の連合委員会を開会いたします。 私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律の一部を改正する法律案、前回内容の説明を聞きまして、本日は質疑を継続して頂きたいと思います。なお質疑は大体通産委員のかたがたに御優先をして頂きたいと思います。さよう御承知おき願います。なお政府委員側は、通産省の企業局次長小室君、それから公正取引委員会の横田委員長、同委員の湯地君、それから経済部長の坂根君、経済審議庁の岩武調整部長、以上のかたがたが見えておられます。御承知おき願いたいと思います。それではこれから質疑を継続いたします。
○委員長(早川愼一君) ちよつと奥さんに御相談したいのですが、独禁法が大体ほかに御質問がなければ一応輸出取引法の……。
【次の発言】 ほかにございませんか。ほかにございませんでしたならば、本日の質疑はこの程度で打切りますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないようでありますので、本日の連合委員会はこれで散会いたします。
午後四時零分散会
○委員長(早川愼一君) それでは只今から経済安定、通商産業連合委員会を開会いたします。
議題となつておりまする私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、前回に引続き質疑を続行いたします。
【次の発言】 通産委員のかたで御質問ございますか。それでは通産委員のかたがたの御質疑は大体ないようでございますから以後通産委員会のかたで御質疑のあります場合には経済安定委員会に御出席頂きまして委員外発言で御質問頂くことにいたしまして、本連合委員会はこれを以て終了いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。それでは一応経済安定、通商……
○早川愼一君 大体輸出取引法が独禁法の、国際貿易振興のために実際除外的な法文の建前になつております。殊に独禁法では国際経済と余り関係なく、国民経済の民主的な且つ健全な発達を庶幾するということがその目的というふうに我々了解しておるのでありますが、そういたしまして、なお各主務大臣の認可は必ず公取の同意を要するということについての政府の御見解を聞きたいのでございます。例えば二十
一条なんかの条文でございますが、同意はどうしても要るという御見解の点を明らかにして頂きたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、先ほど豊田委員からの御発言がありましたが、輸出取引法があれば十分だというような御意見の御質……
○早川愼一君 ちょっと新倉会長にお伺いしますが、ただいままでの御議論、御公述の趣旨は業界の立場からおっしゃっていることが多いのですが、実は百三十二万台のうちでほとんど大部分が自家用車である、しかもまたそのうちの大部分が小型車である、こういう見地に立ってこの法案に対してどういうお考えをお持ちですか。つまり業界としての立場から今信用、資力があればけっこう自家保険でまかなえる、こういう立場で議論をお進めになっておられますけれども、実は内容は自動車の保有者に対して被保険者になるのですから、大部分はそういう何と言うか自家用車、まあ自家用車という意味が営業用じゃないというのですけれども、事実は営業用に類似……
○早川愼一君 提案者にお伺いたしますが、大体ただいままで、提案理由並びに要綱等について、大へんけっこうなことばかりお伺いしたのであります。巷間伝えるところによれば、これは非常にけっこうな案であるが、絵にかいたもちのようなもので、なかなか、実施ということの方に重点があるように思われる。しかるにかかわらず実施の関係は、ただいま御説明がありましたが法案を見ますというと、実は最も重大な問題であります日本国有自動車道公社というものについては、何ら触れるところがない。どういうものができるのかも、それもわからない。でありますから、われわれの第一に質問申し上げたいことは、なぜこの基本法を先にして、その他の法案……
○早川愼一君 私は運輸委員の立場から政府に二、三質問をいたしたい。 まず第一に、毎年のガソリン税に対する税の見積りが過少で走るというふうにわれわれは受けっております。すでに今年政府の原案によりますというと、一方国税は一万一千円に下げまして、他方四千円の地方道路税を創設される、そうして結局においては一千五千円の税収を見込まれておるのでありますが、これは先ほどからいろいろ政府当局の衆議院における修正の結果、いろいろ判断いたしてみますというと、何か初めから過少に見積られて税率をかけられているように考えられるのであります。毎年の実績によりましても、私は詳しい数字をここに持っておりませんが、ガソリン税……
○早川愼一君 今回の地方税法の改正の中で、運輸に関係する軽油引取税というものが創設されました。一応この提案の理由は拝見いたしましたが、なお、当局から、軽油引取税創設の理由を一つ承知いたしたいと思います。
【次の発言】 そういたしますと、大体二つの理由で、一つは地方財源の充実、一面ガソリン税あるいは道路の関係から、特にこの自動車に関する軽油引取税をお設けになったということでありますが、現にガソリン税につきましては、国税として徴収されておりますが、これが今回のような地方税にされまして、かえってアンバランスになりはせぬかということを憂えるのでありますが、その点はどういう御見解でしょう。
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