堀真琴 参議院議員
3期国会発言一覧

堀真琴[参]在籍期 : 1期- 2期-| 3期|
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このページでは堀真琴参議院議員の3期(1953/04/24〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は3期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院3期)

堀真琴[参]本会議発言(全期間)
1期- 2期-| 3期|
第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 参議院本会議 第15号(1953/06/29、3期、無所属クラブ)

○堀君 私は、只今議題となつておりまする電気事業並びに石炭鉱業においてのスト規制に関する法案に対しまして、無所属クラブの一員とし、並びに労農党の立場において、以下若干の質問をいたしたいと思うのであります。  先ず第一に、なぜ本法案を単独法の形において提案したかという理由をお尋ねいたしたいのであります。従来、労働関係の調整に関する規定は、労働組合法、労働関係調整法等、いわゆる労働法規を以てこれをいたしておるのでありまして、これは言うまでもなく憲法上保障された労働権で擁護するという建前に立つと同時に、政府の権力を飽くまでも介入せしめないという立場に立つて規定せられておるものと考えるのであります。と……

第16回国会 参議院本会議 第33号(1953/08/04、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 小林英三君らによつて提出されました動議に対しまして、私は以下数点について質問をいたしたいと思うのであります。  先ず第一は、先ほど吉田君によつて質問された五十六条の三の第二項の後段におけるところの、緊急を要すると認めるという問題について、明確な回答がまだ行われておらんのであります。(「その通り」と呼ぶ者あり)何が果して緊急の必要ありと認めしめたか。小林君の回答によりまするというと、この会期も余す日にち中二日しかない、そのため緊急が、こういうような回答でありますが、併しながら、我々労働委員会におきましては、七日の最後の日までに必ず結論を出して本会議に報告するということをきめておるので……

第16回国会 参議院本会議 第34号(1953/08/05、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 私は吉田総理大臣に対しまして次の諸点について質問をいたしだいのであります。  先ず第一に、この法案の審議に際しまして、政府の見解があらゆる点において矛盾を来たし、不一致を示しているのであります。この点に関しまして、吉田法晴君の質問に対し、吉田首相は、「絶対に政府は矛盾してはおりません。」こう、ただ述べているだけでありまして、具体的に、例えば停電ストや、電源ストその他に関して、高等裁判所、或いは地方裁判所等において、判決がこれを違法ではないと出しており、通産省当局においても、この判決を尊重して、電気産業等におけるところの労務不提供は違法ではないという解釈をとつている。然るに労働大臣は……


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第17回国会(1953/10/29〜1953/11/07)

第17回国会 参議院本会議 第4号(1953/11/04、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 私は無所属クラブを代表いたしまして次に述べる三点について質問いたしたいと思うのであります。  先ず第一には、人事院の勧告、並びに只今議題となつておりまするところの仲裁裁定に関連する政府の基本的な給与政策、賃金政策に関する問題であります。御承知のように、日本の資本主義は、低賃金の上に、それを基礎として構築され、而も最近の特に第二次大戦後の危機の段階におきましてはそれが一層推進され、他方、資本の集中と集積の過程から中小企業の崩壊を招きまして、ますます賃金は低下いたしているのであります。物価はこれに反しましてますます騰貴いたしているのであります。最近の物価の騰貴の状況を例えば消費者の物価……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 参議院本会議 第20号(1954/03/18、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 私は只今議題となつておりまするこの二つの法案に対しまして、以下述べる数点について質問をいたしたいのであります。  先ず第一に、自衛の手段というものが果して政府の言うような手段のみであるだろうかという点であります。勿論、独立国であるからには必ず自衛の手段を持つていなければなりません。又それが権利でもあることは私どもも認めざるを得ないのであります。併しながら、自衛の手段は軍隊にのみよるものではないのであります。そのほかに、親善友好関係を基礎とするところの外交政策もこれ又自衛の手段であります。或いは又、この外交政策に基いて、例えば隣国との間に親善関係の条約を結ぶことも、その自衛の手段とし……


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第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 参議院本会議 第11号(1955/04/28、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 議長並びに同僚議員諸君、私は無所属クラブの同僚諸君のお許しを得まして、国際情勢の見通しその他若干の問題について、内閣総理大臣以下数名の閣僚に質疑をいたしたいと思うのであります。  まず第一に、国際情勢の見通しについての質問であります。言うまでもなく適切な内外政策を行うためには、何よりもまずその前提として客観的な国際情勢の分析と、誤まりのない見通しが必要であることは言うまでもないのであります。しかるに、鳩山首相の施政方針の演説では、何らこれに触れるところがなく、また重光外相の外交演説におきましては、数言これを述べているのみでありまして、しかもその言うところは、いかにもお粗末であり、し……

第22回国会 参議院本会議 第19号(1955/06/03、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 私はただいま上程されておりまする国防会議の構成等に関する法律案につきまして、若干の質問をいたしたいのであります。  まず第一は、憲法問題に関してであります。松本、松浦両議員によりまして、同じく憲法問題に関連しての質問があったのでありまするが、鳩山首相のこれに対する答弁を見まするというと、憲法第九条は、国際紛争を戦争によって解決することだけを禁止しているのである、自衛のためならば日本では兵力を持つことができるのである、こういう答弁の趣旨であります。しかしながら第九条の第二項の陸海空その他の戦力を持つことができないと規定したその趣旨は、決して自衛のための兵力を認めたものとしてこれを受け……

第22回国会 参議院本会議 第42号(1955/07/29、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 私は、ただいま議題となっておりまする防衛関係三法案に対しまして反対をいたすものであります。  その第一の理由は、本防衛関係三法案は、憲法違反の法案であるということであります。日本国憲法が民主主義、すなわち国民主権の主義、人権尊重の主義と並んで平和主義をその原則としていることは、今さら申すまでもありません。憲法の前文に、「日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚」し云々と書き、さらに続けて「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」と述べております。さらに憲法第九条は、右の平和原則に基きまして、戦争放棄の宣……

第22回国会 参議院本会議 第43号(1955/07/30、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 一昨日並びに昨日の外国電報が日本に原子砲及びロケット砲を輸送するという報道を伝えまして以来、各新聞がこの問題について大きな記事を出しております。国民はこれを見まして非常な不安にかられているのであります。私はこの際、国民の不安を一掃するために、今回日本に送られるというロケット砲の問題について、一、二質問を申し上げたいと思うのであります。  ただいままでの同僚議員の質疑に対する政府側の答弁を聞いております、と、全くの詭弁であります。たとえばロケット砲はなるほど普通の砲弾も発射する、同時に原子弾頭を装置した砲弾も発射することができる、しかしこれは原子爆弾ではないという一点張りであります。……


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 参議院本会議 第12号(1956/02/20、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 私は、ただいま上程になっております憲法調査会法案について、次の一、二の点について質問をいたしたいのであります。  提案者は、現在の憲法は占領下において、しかもマッカーサー草案を基礎にして作られたものである。従ってこれを検討し、改正すべきである。日本の実情に即した憲法を作らなければならぬというのが提案理由の説明であります。私はこれらの問題、この提案者の理由とするところについては、いろいろ質問をいたしたいのでありますが、時間が五分と限られておりまするので、それらの問題は、いずれ委員会に譲ることといたしまして、私はここでは、憲法改正には一定の限界があるのではないかということについて質問を……

第24回国会 参議院本会議 第36号(1956/04/16、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 私は、ただいま議題となっておりまする防衛関係二法案につきまして、無所属クラブの諸君のお許しを得まして、反対の討論をいたすものであります。  ただいま野本君から賛成論に関しまして若干の所見が表明されました。その所見の中の全般について、私は野本君の蒙を啓きたいと思うのであります。野本君は、社会党の平和論、軍備反対論は現実離れのした平和論であり、理想と現実との関係について、社会党はきわめて遺憾な考え方をしているというのが、野本君の平和論の趣旨であります。しかしながら、理想と現実、あるいは理論と現実というものを、野本君はどのように考えていられるのでありましょう。もちろん理想なり理論なりは現……

第24回国会 参議院本会議 第49号(1956/05/16、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 私は無所属クラブを代表いたしまして、ただいま議題になっておりまする憲法調査会法案並びにその付帯決議に対しまして、反対をいたすものであります。  まず第一の理由であります。それは現行憲法は、日本国民の民主的な意思を反映した憲法であり、憲法調査会法案を提案した提案者の、「国民の自由意思によるものではない、連合国最高司令官の要請に基いて作られた憲法である」と言う、その点に関しまして、私は反対をせざるを得ないのであります。  当時、われわれもマッカーサー総司令官によって、憲法草案に関する重大な示唆が行われたことは承知いたしております。しかしながら、マッカーサー総司令官の示唆がなぜ行われたか……

第24回国会 参議院本会議 第60号(1956/06/03、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 私は、ただいま議題となっておりまする国防会議の構成等に関する法律案に対しまして、反対の意見を述べようと思います。  ただいま宮田君は、独立国であるからには、自衛の手段がなければならない、自衛の軍隊を持つことは当然であるという、まず第一の賛成の意見を述べております。確かに独立国家には自衛の権利があることは、今さら申し上げるまでもないのであります。しかしながら、その自衛の手段というのは、必ずしも軍隊のみに限ったことではありません。九千万の国民がこれすなわち自衛の大きな力になるのであります。外交の手段がこれまた自衛の手段になるのであります。よしんば自衛力を持つといたしましても、現在の日本……

堀真琴[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院3期)

堀真琴[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 議院運営委員会 第14号(1953/06/30、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 只今の大蔵大臣の御発言によりまして、私共の反対討論についても、同様引下げることにいたします。

第16回国会 労働委員会 第閉会後1号(1953/09/10、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 先ほど労務基本契約についての調達庁長官からの御説明がありました。いろいろ御苦心されたことは私どもも認めざるを得ないと思います。而もその基本契約については三者とも一応了承したということも承わりまして、前の人事条項に比べて一段と私は進歩したものだとは思います。併しこの条項を拝見いたしまして、何かまだ腑に落ちない点がたくさんある。根本的には勿論行政協定との関連が一番大きな問題になると思いますけれども、そういう問題は一応ここでは問題外といたしましても、果して三者の会談で以てきめられ、十月一日から実施されようとするこの基本契約というものべ完全に実施されるだろうかどうかということについて非常な……

第16回国会 労働委員会 第閉会後2号(1953/09/11、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 第二組合の組合長の笠原さんにお伺いしたいのですが、お話によりますと、八月三十日に第二組合を結成された、その理由というものは三つある。第一は闘争方針が非常に政治的に偏向を来したということに対する批判が先ず組合員の間に起つた、これが一つの理由。第二の理由としては、闘争の手段というものが非常に非合法的な、むしろ官憲の干渉を導き入れるような、そういうような状態であつたということが第二の点。第三の点は、組合の自主性というか、民主性、そういものが非常に欠けておる、何か建設的な意見を述べてもすぐにそれが組合の大会等においては圧殺される、こういう三つの理由があつたので第二組合を結成した。こういうお……

第16回国会 労働委員会 第3号(1953/06/19、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 今のに関連して……。警官の出動の問題ですが、只今の労政局長のお話ではまだ若干納得が行かない点があるのです。それは大体の場合警官の出動を要請するのは使用者側から要請するわけです。それで又出荷拒否の場合のピケを突破するというような場合も、これも会社側の実は要請によつてやる場合が多いのですね。そうすると出動した警官というのは、これは第三者であるべきはずなのが、使用者側のともすると味方になり勝ちであり、又現実に今までのストを見ましてもそういう傾向が非常に強いのです。殊になんですね、暴力団などを使つてそうしてピケ・ラインを破つたりなどするということはたまたま見られるわけです。その暴力団の背後……

第16回国会 労働委員会 第閉会後3号(1953/09/12、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 只今通産大臣から御所信のほどを伺つたわけですが、併し問題は非常に広汎なものを含んでいるわけです。この委員会は労働委員会でありますから、特に経済問題に集中してお話を願うということもどうかと思いますけれども、併し労働問題そのものも日本の経済と緊密な連繋があるのでありまして若し日本経済がこのままジリ貧になるというようなことがあれば、勢い労働問題もその影響を受けざるを得ないというようなことに考えられますので、二、三の点を質問いたして見たいと思います。  先ほどの話で、日本の経済が朝鮮事変後非常に発展をした。併しこれは非常に異常なものだ、決してノルマルなものじやないというお話、つまり特需とい……

第16回国会 労働委員会 第4号(1953/06/23、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 ちよつと警視総監に伺いますが、この十九日の御報告は速報的な意味で出された。その後捜査を進めている。従つて正確なものはいずれ日ならずしてできるだろう、こういうお話ですが、これを何の考えなしに拝見しますと、如何にも日本の、日鋼の労働組合が非常に乱暴を働いて、アメリカ側は単に鉄砲を空に向けて射つたというだけが少し不法ではないかというような印象を与えるような報告のし振りなんです。あなたは警察官としては厳正な立場において、不法のあつた場合にはこれに関与するのだ、こういうお話なんですが、どうもこの報告書はそういうふうな印象を読む人に与えないと存じますが、この点について警視総監としてはこの報告書……

第16回国会 労働委員会 第閉会後5号(1953/10/27、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 これは人口数とか或いは又常任理事国だということで比較しても、僕はちよつと見当外れになるのじやないかと思うのです。極端な結論から言えば、この国際条約をたくさん批准している国というのは、つまり労働者の或いは労働組合の力が強いところだということが結論としては言えるのじやないか。例えばフランスやイタリアですね、それから又イギリスなどもそうだろうと思うのですが、五十件も六十件もとにかく国際条約を批准しているというのは、それだけその国の労働組合の力が強いというのか、労働組合が発達しているというか、そういう関係にあるところだと思うのです。で、結局はそういう結論だとするなら、日本のこの十何件しか批……

第16回国会 労働委員会 第6号(1953/06/29、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 先ほど日経連の方からお話があつたのでありますが、その方のお話によりますと、経営者としては人事条項については、できるだけこれを変更するように、アメリカの慣行等と調整するという形において変更するようにという要請をされたということを承わつたのでありますが、日経連としては日本製鋼所や富士自動車や、或いは小松製作所、三菱等の経営業者がお話されたところもお聞きになつておるだろうと思いますが、どうも日本の業者に対して向う側としては非常に不利な条項で契約をさせようとする、そういうような感じがするわけです。私契約であるからには、あなたのおつしやるところによると、行政協定にも関係がないのだということで……

第16回国会 労働委員会 第7号(1953/07/03、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 只今外務大臣並びに労働大臣から御回答があつたのでありまするが、問題は、要するに人事条項というのは私契約であるということであります。つまり人事条項の性格から言つて、決して行政協定等によつて縛られるものではなくて、下請業者とそれから向う側との契約によつてできておるものである。こうなれば当然その工場で働く労働者は日本の労働法規が適用されることが当然であるという工合に考えられるのでありますが、今のお話では、苦情処理機関等を設けるとか或いは又その基準を明示されるとかいうことでありますが、削除ができないというのは、七月一日にすでにその人事条項が改訂されつつあるからできないんだ、こういう工合に承……

第16回国会 労働委員会 第8号(1953/07/08、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 保険局長から只今内容についての概略の御説明があつたのですが、日雇労働者側からの要求についても、政府としての非常に苦しい立場をお述べになり、なかなか応じられないという話があつたのですが、併し国民健康保険の建前から言うと六カ月というのがその建前になつているわけであります。ところが日雇労務者の場合については三カ月で打切るということにした根拠、これはあとで連合委員会でなお詳しくお話を伺いたいと思いまするが、簡単でよろしうございますから、なぜ三カ月で打切つたかということのお話と、それから傷病等の手当についてなぜやらないのかということを簡単に、その二点だけ御説明願いたいと思う。詳しくはあとでよ……

第16回国会 労働委員会 第12号(1953/07/15、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 それは寺本君が言うように希望の方は質問するとか、疲れた人は帰つてもいいというのじや委員会としてまずいじやないですか。これはやはり話合いの問題で解決して行つたほうがいいのじやないかと思いますがね。そういう意味で、私は今日は五時も過ぎていますから今日は散会して、明日又改めて委員会を開いて、そうしていろいろ審議すべき議案もありましようし、その上でいろいろいやつて行くということにして差支ないじやないですか。
【次の発言】 そう余り角張つちやいかんのだ。大体寺本君は今、今日正式にきまつたということから、十三日に委員長から試案が出された、それに対して各種の意見が出されて、それが調整されて今日の……

第16回国会 労働委員会 第16号(1953/07/23、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 私は早川さんと堀越さんにお伺いするのですか、昨年のストが長期化したがために、第三者に対して非常な損害を与えた。従つて、こういうスト規制というものは必要なんだ、というお話だと思うのですが、第三者に対して非常な損害を与えたということになりますと、一つお尋ねしたいのは、石炭にしても電気にしても、需要者との間に契約が行われておるわけです。石炭何万トン、電力は何百ワットとかいうような具合に契約が行われていると思うのです。石炭や電気のストによつて、その契約が不履行になるという場合には、当然相手方から損害の賠償の要求を出されるのは普通だと思うのです。第三者に対して損害を与えたというからには、石炭……

第16回国会 労働委員会 第17号(1953/07/24、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 私は北岡さんにちよつと二、三点について御質問いたしたいものですが、先生は先ほど一番最初に、国民に迷惑のかかるようなストライキをやつちやいかんということをお話しなされましたけれども、それに関連して、労働組合がこの法案に反対のためのストライキをやるということは、これは脅迫である。これは吉田さんからも御質問されたのですが、こういうお話でありますが、私はその点に関連して、ストライキというものの性格と、それから労働組合、民主的な社会における労働組合のあり方について、簡単でよろしうございますから、御所見をお伺いしたい、かように思うのであります。

第16回国会 労働委員会 第18号(1953/07/25、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 井上さん、何ですよ、審議のために必要な資料として私ども要求したいと思うのです。あなたは尨大な資料とおつしやいますが、労働省には労働統計調査部という部があるのです。課ではない、部があるのです。ですからそこには基礎資料があるはずなんです。ないとすればこれは労働省の私は怠慢だと思う。そういう意味で何も尨大な資料だからどうのこうのということには私はならんのじやないかと思う。我々は慎重にも慎重を重ねてこれは審議しなければならん義務があるわけですから、従つて資料等も遺憾のないようにしたい、こういうわけなんです。
【次の発言】 労働省には先ほど申した通り労働省統計調査部というのがあるのですよ。労……

第16回国会 労働委員会 第19号(1953/07/26、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 労働大臣のお話を聞いておりますとどうも腑に落ちない。この法案を提出される理由について極めて遺憾な点があるのではないと思われる。労働大臣は、労働者の生活を豊かにするためのサービス省が労働者である、労働条件改善のために努力するのが労働省である、こういう話である。ところがこの法案を出されるに当つて労働大臣は、国民の輿論も多数がこれを非とし、そうして又非とする社会通念が成熟している、こういうお話をなされた。輿論とか或いは社会通念等の問題につきましては、あとで又私の番のときにお答えを願うといたしまして、その場合果して労働者側、いわばこの法案の一番対象となる、一番利害関係の多い労働者方面の意見……

第16回国会 労働委員会 第20号(1953/07/27、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 只今の労働大臣の上條君に対する答弁の中で、現在は他の産業に及ぼす必要はない、こういう工合にお話なされ、続いて、ないことを自分としては期待しているのだ、こういう答弁をなすつている。ところがこの提案理由の説明の中で、「今回は」というのは、「この法案は」と読み変えてもいいというお話なのでありますが、先のお話では現在は必要ない、ないことを期待する、こういうお話をなすつていらつしやるのですが、全くこれは矛盾しているものじやないかという工合に考えられるのですが、その点改めて御答弁を願いたいことと、それから仮定の問題だからそれには答弁する必要はないというようなお話でありますが、いつも吉田内閣閣僚……

第16回国会 労働委員会 第21号(1953/07/28、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 井上君、今の発言は非常に不穏当だと思います。委員長、理事打合せ会で今後の議事の進め方について一応了承してやつたのです。ところがあなたは考え直さなければならんというような発言をされる、それは一先ず私は取消しを要望したいと思う。  それからもう一つ、官房長官にちよつと伺いたいのですが、昨日以来総理大臣はどの委員会に、どのどの委員会に出席されているか、それを明らかにして頂きたいということと、今日は臨時閣議等もあることですから、恐らく朝から登院されておるだろうと思いますが、午後の総理の出席されるところの委員会の名前をお挙げ願いたいと思うのです。

第16回国会 労働委員会 第22号(1953/07/29、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 私も通産大臣に対しまして一、二点質問を申したいと思います。やはりその中に入れて頂きたいと思います。
【次の発言】 ああそうですか。それでは委員長のほうからその点を確めて頂いて、若し今日出られないということでしたら……。
【次の発言】 先ほど藤田君の質問に対しまして、通産大臣からの答弁があつた。質問の内容は労働権と財産権に関する問題であります。その財産権に関しまして、通産大臣は自由企業であるからして、中小炭鉱に対しては国家としてもいろいろ施策を講じておるが、併しながら潰れるものについては止むを得ないのだ、こういうお話であります。財産権に関する二十九条の条文ですね、これをよく御覧願いた……

第16回国会 労働委員会 第26号(1953/08/03、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 ちよつと田畑君の質問に関連して、社会通念という問題についてお伺いしたい。これは一昨日の梶原君の質問のときにも出ておつたのでありますが、労働大臣はいわば条理である或いは一般的な法意識ともいうべきものだ、こういう御説明をなしておる。その社会通念が成熟した、ところがストが終つてからこの法案と同じ趣旨の法案が一カ月或いは一カ月半くらいの間をおいて国会に出ておるわけです。その一カ月乃至一カ月半の間に果して社会通念の成熟と言えるかという点が第一点。  それから社会通念の成熟の根拠を、労働大臣は選挙において自由党に対する投票の多数によつてこれを証明することができると、こうお話になつているのですが……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 議院運営委員会 第11号(1954/02/12、3期、無所属クラブ)

○委員外議員(堀眞琴君) ちよつともう一度お尋ねしたいのですが、未定というやつは先のお話ですと、提出のことはもう確定している。併しまだいつ提出するかわからん。こういう御返事だつたと思うのです。ところでいつ提出するかわからんということをもう一度お尋ねしたいのは、それはまだ成案ができていないので提出しないのか。ここいう意味なんですか。提出することは確定しているが、案ができていない。こういう意味なんですか。
【次の発言】 そうしますと、この未定というのは、大体まあ三月以降に上程されるものと予想されるわけですね。今のお話ですと、案の検討中のものもあり、成案を急いでおるものもあり、その間に逕庭の差はある……

第19回国会 決算委員会 第閉会後19号(1954/11/09、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 関係者の処分の問題についてちよつとお尋ねしたいのですが、この一覧表を拝見しますと、例えば第二軍管区の海上保安本部の本部長以下、総務部長等が千五百十七号の件で問題を起しているのに、又千五百十八号の件でも同様の問題を起しているわけなんです。それから又ちよつと見ただけでも、千五百十七号の件で問題を起した第六管区の本部長、それが又千五百十八号の件で同様の問題を起している。そのほかに恐らく名前を対照して見たら、もつとたくさん拾うことができると思うのです。今ちよつと大ざつぱに見ただけでも、同じ保安本部で千五百十七号或いは十八号という工合に問題を起しているわけなんですが、その処分を見ますると、二……

第19回国会 内閣委員会 第閉会後6号(1954/11/10、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 岡田委員並びに矢嶋委員等から大綱についてはもう質問済みでありますが、まだこれらの問題の中でも納得の行かないかずかずの問題があるようですから、私は極く簡単に質問したいのです。  先ず第一に、これは岡田君が聞かれたことですが、調査の実績に関する問題です。勿論これは五百十人の増員と関連している問題ですが、どうも公安調査庁のお答えを聞きましても、果して現在の千六百何人、これでも多いのじやないかというような感じがするのです。而も午前中の御説明では、公安審査委員会に処分を請求した事件は一つもない、もつぱら団体規制に必要な資料を調査しているのだ、こういうようなお話なんですが、その具体的な調査の方……

第19回国会 内閣委員会 第閉会後7号(1954/11/11、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 午前中の政府側の説明並びに矢嶋君との質疑応答によつて、反民主主義活動対策協議会の性格なり或いはその仕事の大体の様子は一応わかつたのでありますが、併しなお私腑に落ちない二、三の点がありまするので、重ねて質問を申上げたいと思います。  先ず第一に設置された事情でありますが、午前中の御説明では特別に九月十五日の閣議によつて決定されたというのではなくて、従来の治安閣僚懇談会をもつと範囲を拡げて、そして寄り寄り相談の結果九月十五日の閣議決定になつた、こういうお話である。併しこの九月十五日というと矢嶋君も指摘しておりましたように、吉田首相の外遊のいわばすぐ前の日であり、何らかそこに関係があるだ……

第19回国会 内閣委員会 第19号(1954/04/09、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 資料の点ですが、今八木さんから現定員、この官職別の資料を要求されましたが、同時に特別待命者のやはり官職別内訳がないとその点又はつきりしないと思いますから、その点も合せて資料として御提出願いたいと思います。

第19回国会 内閣委員会 第28号(1954/05/06、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 関連して、只今矢嶋君から国立学校の問題がちよつと出ましたので、私二点ばかりお尋ねいたしたいと思います。一つは文部大臣としては大学の自治というものをどのように考えていられるかという問題です。私が申上げるまでもなく、大学というものは古い伝統の上に立つて、そうして少くとも大学に関する事項については大学の教授会というものが権威を以てそれを決定するということが、外国では勿論でありますが日本でも行われて来たわけですね。で、ところが最近の傾向を見ますと文部省がこれに対して非常に干渉がましいような態度をとつておるというようなことが見られるということです。  もう一つの問題は、今度の定員法によつて相……

第19回国会 内閣委員会 第29号(1954/05/08、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 私はこの際政府の行政整理に関する基本方針を主としてお伺いいたしたいと思うのでございます。各省の問題についてはそれぞれ各省担当のかたがおいでになりましたときに質問をいたすこととして、私の主たる問題は、一体政府は行政整理というものに対してどのような基本的な考えを持つていられるか。勿論行政整理というからには、行政機構の改革と伴うものだと思うのですが、それらの点について先ず最初に緒方副総理の御見解をお伺いして、それからいろいろ疑問の点についてお答えを願いたいと思います。
【次の発言】 只今の副総理のお話によりまして政府の意図しておるところは大体私も了承できるのでありますが、ただその場合行政……

第19回国会 労働委員会 第13号(1954/03/18、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 只今長崎総裁並びに国鉄の中闘委員をやつておられる矢上君の御説明で、正常な運営に関する問題について、一方は正場常な運営を阻害した、他方は正常な運営をできるだけ阻害しないようにした、こういうお話なんでありまするが、私はそれに関連してこういうことをお尋ねしたいのです。公労法の仲裁裁定に関する規定というものは最終的な決定としてこれは尊重しなければならん。こういうことになつておると思う。但しそれが予算上質金上の点で問題のある場合にはこれは別ですが、それが十六条のほうに譲られておるわけですが、併し仲裁裁定そのものは最終的な決定として国鉄当局者もそれから又組合側も尊重しなければならん。こういうこ……


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第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 外務委員会 第閉会後2号(1955/09/14、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 私は、与えられた時間が非常に短かいので、今日は主として防衛問題だけについてお伺いいたしますが、その前に一点だけ外務省からいただきました第二のパラグラフの中にあるところで、日ソの交渉問題についての若干の言葉があるわけです。日本文で読みますと、重光外務大臣は「ソ連邦及び中国における自らの経験に徴し、自国の政策を解明した。」この点であります。この場合の、ソ連邦及び中国におけるみずからの経験ということはどういうことを意味するかということが一つ。それから、日ソ交渉の問題についてはどのような話し合いが行われたかということと、もう一つそれに関連して、あなたがナショナル・プレス・クラブで演説されて……

第22回国会 外務委員会 第閉会後3号(1955/10/20、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 今の韓国人抑留者の引き取りの問題ですが、千何名の全部が韓国側に帰ることを望んでいるとか、それともそうでなくて、そのうちの何人かは韓国ではなくて、北の方に帰りたいというような希望者があるかどうかをお尋ねしたいと思う。
【次の発言】 私がそういう質問申し上げたのは、従来密入国者の中には韓国に帰されると重い罪に問われるというようなこともあり、それからまた自分の考え方としては、韓国の方針とどうも一致しがたいというような人が、これまでかなりあったように私は聞いているのです。今のアジア局長のお話ですと、本人の希望等についてはまだ調べておらぬという話ですが、いよいよ千何名かを帰すということになり……

第22回国会 内閣委員会 第閉会後1号(1955/09/19、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 基地問題についての政府の方針やその他政治的な問題は事務当局からの説明では私は十分ではないと思う。(「その通り」と呼ぶ者あり)責任を持っておられる西田国務大臣の方から御説明願いたいと思う。
【次の発言】 今の委員長の御説明ですが、鵜島長官の説明はおそらくは事務的な説明だけに終ると思う。しかしその事務的なものはここの席ではむしろ窮二次的なもので、(「その通り」と呼ぶ者あり)一瞬大事なのは政府の方針だと思うのです。そこで私は西田国務大臣の説明を重ねて求めたいと思います。
【次の発言】 その点に間連して重ねて申し上げるようですが、政府としては当然基地に対する態度がきまっていることと思うので……

第22回国会 内閣委員会 第閉会後2号(1955/09/20、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 では私はごく簡単に一、二点お伺いしたいのですが、今、千葉君の方から若松さんに対して、あなたのそういう条件派としての態度をおとりになったことについての根拠についてお尋ねがあったのであります。若松さんからは、調達庁からの話で自分はそういう態度をとったのだというお話でありましたが、それに関連して、条件派と呼ばれる方々の態度も、若松さんと同じような関係で条件派になられたかどうかということを質問したいと思います。それからもう一つは、警察とのいろんないざこざの結果、負傷者も出ましたが、同時に検挙者も相当出ていると思います。その検挙者の問題について、砂川と、それから大高根の方の方々から御答弁を願……

第22回国会 内閣委員会 第閉会後3号(1955/09/21、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 当内閣委員会の決定に基きまして、去る八月二十四日より三十日までの一週間加瀬、堀両委員は北海道における駐留軍飛行基地及び自衛隊演習場の実情並びに北海道庁、札幌調達局、北部方面総監部の業務運営の実情調査をいたして参りました。  私どもが調査並びに視察して参りました所は、日程の順序に従って申し上げますると、北海道庁、札幌調達局、陸上自衛隊真駒内駐屯部隊、北部方面総監部、陸上自衛隊札幌地区病院、南恵庭、北千歳の各駐屯部隊、千歳駐留軍飛行基地及び函館にあります陸上自衛隊第二新隊員教育隊であります。  以上の諸地点におきまして調査をいたしたのでありまするが、調査の詳細な内容につきましては私ども……

第22回国会 内閣委員会 第閉会後4号(1955/09/22、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 ただいま千葉委員並びに加瀬委員から政府に対して出席の要求を申し上げたのですが、委員長からまだそのことについて何ら発言がないので、委員長からその点をもう一度確かめていただいて、その上で私はきのうの話し合いの順序に従って質問を続行したいと思うのですが、それをお聞きしてからのことにしたいと思います。
【次の発言】 ただいまの豊田君並びに長島君の御意見に基本的には賛成ですが、しかし基地問題は参考人まで呼んで陳述をわれわれは聞いたのでありますから、基地問題に対しては一応この辺でけりをつけないというとまずいと思うのです。質問者がまだ相当多数残っているわけです。これをあとの委員会で云々ということ……

第22回国会 内閣委員会 第閉会後5号(1955/11/01、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 ただいま副総理から、十分納得の行くように基地の問題については政府も処置をしたい、こういうお話でありますが、たとえば砂川の問題であります。御承知のように去る十四日に収用認定が下されまして、本日から個別調査の段階に入っているのでありますが、ところがそれまでの間に果して十分に納得の行くような政府の方針に従って話し合いが行われたかということになりまするというと、私は大へん疑問だと思うのです。その間の事情についてもう少し御説明を願いたいと思うのです。福島長官は先々月の十三日でありますが、砂川で問題が起って間もなくであります、ラジオを通じまして、この問題は物理上の問題であるという意味のことを述……

第22回国会 内閣委員会 第11号(1955/06/09、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 ただいままで田畑君からいろいろ御質問申し上げて私が質問する個所はほとんどないのでございますが、ただ田畑君と大久保国務大臣との応答の間にいろいろ問題が起っていると思うのです。今も野本委員からの質問がありましたが、大久保大臣は給与関係の担当者として恩給局の問題にも関与していられるということを言明された。ところが先ほど田畑君の質問に対しては、自分は全然承知をしておらぬ、そこでこれから研究をする、こういうことをお話された。もし給与関係の担当大臣として大久保さんが恩給局の問題についても関係があるというならば、当然恩給局長から今度の問題については報告があったはずだと思いますが、その点大久保さん……

第22回国会 内閣委員会 第12号(1955/06/14、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 私、遅く参りまして、あるいは御説明があったのかと思いますが、もしそうだったら大へん失礼でありますが、ちょっと一、二の点をお尋ねしたいと思うのです。  まず第一に、建設省設置法の一部を改正する法律案の提案理由の第二に、賠償の事務を行わせるために、統一的に総合調整いたして、この事務を大臣官房において処理せしめることといたしたことであります。こうあります。それから第三に、建設省所管の統計事務を強化するため云々、これもやはり同じように大臣官房におきまして統一的に行わしめることにいたしたのでありますと第二、第三の理由があげてあるのでありますが、定員法の一部改正法案の参考資料によりますと、建設……

第22回国会 内閣委員会 第13号(1955/06/16、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 ただいま園田政務次官の力強い移民政策の根幹に関する御発言がありました。私も同感なんでありますが、それにつけても、ごく最近の第二次大戦後の世界の移民事情等で、もしそこに数字がおありでしたらお聞かせを願いたい。というのは、私はもう数字等は全然忘れてしまっているのですが、ともかく従来の移民国と言えば、ヨーロッパではイタリアとか、アイルランドというような国々が一番大きな移民国、十九世紀以来の移民国ですね。そういう移民国が第二次大戦の直前ではどのように変化しているかしれませんが、その後第二次大戦後、それがどのように現在移民が行われている。それから受入国の事情、先ほど産業を移民するのだ、移民借……

第22回国会 内閣委員会 第14号(1955/06/17、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 労働省設置法等の一部を改正する法律案の提案の理由を見ますというと、現下の失業情勢、なお今デフレ経済の進展によってすでに相当悪化しておりますが、ここしばらくは続くという工合に説明してある、失業問題は特に大きな社会問題であり、それは政治的にも非常な大きな意味を持っておると思うのですが、まず第一に、私は現在の失業状況、今年新規に生ずると思われるであろう失業者数、従来の失業者数等について御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、今年新規に出るであろうと予想される失業者が大体二十万人ぐらいという予想ですか。従来の企業等におけるところの労働者、雇用されているものは大体失業はしな……

第22回国会 内閣委員会 第15号(1955/06/21、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 午前中、千葉委員からも質問されまして川島長官から答弁があったのですが、その中で私は一番重要だと思われる問題で、長官から回答を得ることができなかった問題があるわけです。それはつまり人事行政に関する現在の内閣の方針であります。先ほどの御答弁によりますと、行政機構については行政制度調査会等があり、また人事行政等については公務員制度調査会等に諮問をしており、まだそれからの答申がないので、必要限度の定員法の改正にとどめた、こういうお話であったのでありますが、なおそれに関連して、長官から、公務員制度については政府の方で一応の方針を出して、そうして公務員調査会の方からできるだけ早く答申が出される……

第22回国会 内閣委員会 第17号(1955/06/24、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 関連質問ですが、勝俣さんにちょっと。入会権の問題ですが、今のお話ですと、あなたの考えは、県民の声を政府側に伝達したどいうよりは、むしろ県側の、つまり地元農民の考え方ではなくて、県の考え方を政府の方へ伝達したのじゃないかということと、もう一つ入会権の問題だけを問題にしておられますが、そうして今あなたは所有権はないのだと、こういうお話でしたが、A地区には個人の所有権のある土地が接収されているわけなんですね。それらの点はどのように措置をとられたが、明確に御返答を願いたいのです。
【次の発言】 入会権というものを認めるという立場ではなくて、あなたはむしろ入会権というものは認めないという立場……

第22回国会 内閣委員会 第20号(1955/06/29、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 賠償問題その他二、三の点についてお尋ねいたしたいのですが、先ほど田畑委員に対して、フィリピンに対する賠償問題等についてはすでに外務省からお話しがありましたので、私は重ねてそれをお尋ねしようとは思いません。ただ賠償の問題は日本の戦争の跡始末の問題であり、それからまた東南アジア諸国との親善関係を促進する意味においてきわめて重大な問題であるし、といって、他方日本の国民経済と関連する問題があるわけであります。従って私は政府としては一体どういう方針で賠償問題に臨んでいられるのかということをお尋ねしたいわけです。というのは、もちろん日本は敗戦国ですから、こちら側がそんなに強く主張し得ない立場に……

第22回国会 内閣委員会 第21号(1955/06/30、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 今の問題に関連してですが、便宜上そういう措置をとらざるを得なかったということは了承しますが、しかし法律もまだできないのに、六月からそうような措置を講じたという点が私は問題だと思う。これはあなたよりもむしろ長官の方にお尋ねする問題ではないかと思うのですから、これは改めて長官が来ましたらお尋ねするのですが、その点に関して管理部長としてはどういうふうな考え方を持っているのですか。法律ができない前にそういう法律ができることな予想したにしろ、とにかくそういう措置をとるということは私は法律上からいうと違反ではないかと思うのですが、その辺についてどのように思いますか。

第22回国会 内閣委員会 第22号(1955/07/05、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 調査測量のために土地に立ら入ることは当然なことである、差しつかえないじゃないかというお答えなんですが、確かに土地は民有地でありませんから、おっしゃる通りだと思います。しかしなぜ砂川町の町民たちが、町長を初めとしてほとんど全部といっていいのです。これが反対しているかということを考えにならなければならぬと思います。土地の調査測量は、さらにひいては民有地の調査測量にも及ぶだろうということを懸念しているからみんなが反対しているわけなんです。そのことをあなたはどのようにお考えになっているか、単にこれは国家の土地であり、あるいは都の土地であるからかまわんのだということだけでもって町民の反対を無……

第22回国会 内閣委員会 第25号(1955/07/12、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 先ほど田畑君がちょっと質問されて、時間がなくってそのまま打ち切られた失業者の問題であります。先ほどの長官の説明によるというと、昨年度と本年度と、その失業者の数を大体同じくらいに押えようという御意向のようであります。経済審議庁で発表されております総合経済六カ年計画の構想というのを見ますというと、六カ年計画の最終年度である三十五年度には、労働力人口の一%に失業者がなる、それだけ減少するのだ、こういう数字になっております。もっともこの数字その他の説明については、最後に断わってあります。これは中間報告であり、その後の情勢の変化によっては変ることもあり得るのだという断わり書きがついております……

第22回国会 内閣委員会 第26号(1955/07/14、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 関連して。ただいま警察官の関与の問題についてお答えがあったのですが、六月三十日、七月一日、二日、三日間測量に来たわけですね、その際警察官は制服、私服、どのくらい動員して来ておりますか。
【次の発言】 先ほど来官房長官のお話しを伺っておりますと、非常に答弁が努めて核心を避けようとするような答弁をされているわけです。たとえば土地所有権等については十分これを調整する、最小限度の犠牲において飛行場を拡張しようとする、そのためにたとえば補償等の問題についても考えているというような御答弁なんです。ところがたとえば新潟の基地の拡張、立川の場合も何様でありますが、その他の飛行場の拡張について見まし……

第22回国会 内閣委員会 第32号(1955/07/23、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 大臣にお伺いしたいんですが、通商局の組織を見ますと、局長のもとに十四課が置いてあるんです。その十四課を一々見てみますと、きわめてその配列がオルドヌングがないんですね。たとえば第一には通商政策課、それから輸出課、予算課という工合に並んでいるわけです。しかし中身を見ますと、たとえば通商政策に関する課とか、あるいは経済協力に関する課とか、あるいは通商調査に関する課というようなものは、大体通商政策を中心としての課と見ることができるんじゃないかと思うのです。それから輸出の方面につきましても、たとえば農水産課というのがある。では農水産物に関する輸出入が取り扱われて、それ以外のものは輸出課、輸入……

第22回国会 内閣委員会 第34号(1955/07/26、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 私はただいま議題となっております恩給法の一部を改正する法律の一部を改正する法律案に対しまして反対をいたします。  反対の第一の理由は、この法案が文官恩給と軍人恩給のバランスをとるということを唯一の目的にいたしておるのでありますが、しかし軍人という身分は軍隊の解体と同時に今日消滅いたしまして、今日は軍人という身分は存在しておりません。その軍人に対して、かってのその軍人である経歴を基礎として恩給を復活するということは、一つには最近の再軍備政策に筋道を合わせようとする考え方であり、いわば逆コースの考え方であると言わなければなりません。従って私はその意味からまず第一に反対をせざるを得ないと……

第22回国会 内閣委員会 第36号(1955/07/28、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 同僚委員の諸君から外務大臣に対するいろいろな質問が行われました。私の質問もあるいは一部はそれと重複する点があるかと思いますが、できるだけ今までの質問と重複しないように考慮しながら質問申し上げたいと思います。  まず第一に、訪米目的の問題であります。先ほど同僚委員の質問に対して、日米間の全般的な諸問題を話し合いに行く、もちろんその中に防衛分担金の削減に関する下交渉も行うつもりである、その際には防衛計画等についても、国防会議が設置され、それに諮った上でそれらの防衛計画を向う側へ持って行きたいという御答弁があったわけです。国防会議がもしも成立しなかった場合はどうかという質問に対しましては……

第22回国会 内閣委員会 第37号(1955/07/29、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 私は本日の朝以来、AP、AFP、INS、共同等の通信が、読売、産業経済、日本タイムス等に掲載されて、日本国民が非常に驚いております原子砲の問題についてまずお尋ねしたいと思います。先ほど木下君からも質問が行われ、また本会議では吉田法晴君が緊急質問で政府側に答弁を求められた。しかし、それらの答弁はきわめて不十分であり、私はこの問題をまず首相にお尋ねしたいと思います。最初に、首相はけさ新聞をごらんになりまして、どのような感想を持たれたか、それからお尋ねをいたしたいと思います。
【次の発言】 それでは鳩山首相にお伺いしますが、あなたの感想、新聞をごらんになっての感想、国民が皆心配しておる原……

第22回国会 内閣委員会 第38号(1955/07/30、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 ただいまの外務大臣の御説明でありますが、日本に持ってこられるいわゆるロケット砲は、原子爆弾とは違うものである、こういうアメリカ側の回答であるということでありますが、広く原子兵器であることにおいては、私は間違いないと思います。なるほど飛行機から投下する原子爆弾ではないでありましょう。しかしアメリカの側においても言明しておりまするように、このロケット砲には原子弾頭を装置し得る砲であるということが明らかになっております。なお、外電によりまするというと、原子弾頭もグァム島に貯蔵されて、随時飛行機をもって日本に運ぶことができるということになっているのでありまするが、そういう意味から申しまして……


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 内閣委員会 第2号(1956/01/31、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 今の大高根の問題ですが、つい十日ばかり前の新聞ですが、アメリカ軍の配置がえによりまして、大高根の基地は返還することになるかもしれぬという新聞記事が出ておったのですが、その辺の事情はどういう工合になっておりますか。
【次の発言】 今の問題ですが、基地を使用するのは現実の部隊であるわけです。ところがその部隊が仙台やその他に移駐する、あとに管理するわずかの人員が残る。まさか管理する部隊があの基地を演習場として使用するなんということは考えられないのですが、その点に関して、もう少し強く政府側としては向う側に要求すべきではないかと思いますが、その点はどういうふうになっているか、もう一度お聞かせ……

第24回国会 内閣委員会 第22号(1956/04/03、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 労災補償部の設置の問題について千葉委員その他から質問が出たので、大体まあ問題はないようでありますが、私ただ一点だけお尋ねしたいんです。これはあなたにお尋ねしたい。国家行政組織法の二十四条によって「当分の間」これを認められる、こういうことになっている。「当分の間」というのは、行政組織の体系として、行政組織法上に基けば、部というのは、とにかく府、省の内局には設けないという原則を貴くためにあげられた言葉だと思うのです。先ほど例に引かれたたとえば賠償部ですね、これは決して恒久的な組織ではない、もちろん賠償関係というものは五年や十年で済まないかもしれないが、とにかく国家の行政の建前からいって……

第24回国会 内閣委員会 第25号(1956/04/10、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 私は二、三の点について防衛庁長官に質問申し上げたいのです。あるいは同僚委員の諸君から出た質問かとも思いますが、もしそれが重複するようでしたら御了承を願いたいと思います。  まず第一に憲法との関連の問題です。この問題は鳩山首相にお尋ねした方が適当かとも思いますが、しかし同じ閣僚でいられるわけですから、長官に質問をいたしたいと思います。  というのは、御承知のように、憲法九十八条では、最高法規として、憲法の条章に違反する法律はその効力を失うということが規定しておるわけですが、憲法第九条の規定と、自衛隊法あるいは防衛庁設置法とがいずれも憲法と抵触する法律だと思うのですが、その点に関してま……

第24回国会 内閣委員会 第26号(1956/04/12、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 その点に関連して御答弁願いたいのですが、今の長官の説明では、防衛出動の場合においては閣議に諮ってその上で国会の承認を得ると、こういうことになるのだと思いますが、これはあくまでも便宜的な方法であって、法律上からはこの防衛庁設置法第四十二条によって「左の事項については、国防会議にはからなければならない」、その第四号に「防衛出動の可否」、こう出ておるわけです。従って閣議に諮ってということをもって、これにかわらせるということは一応は便宜的な手段としては考えられますけれども、しかし法律上からはあくまでもそれは違法である、こう見なければならないと思いますが、いかがですか。

第24回国会 内閣委員会 第27号(1956/04/13、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 関連して。先ほど実は関連質問で質問すればよかったと思いますが、質問者の意思を尊重しまして関連質問をしなかったのです。アメリカとの関連で、長官は日本は共同防衛態勢にあるが、日本の自衛態勢は自主的にこれをきめるものである、このように答弁されておる。これに対しまして、これは木下委員だったと思いますが、いろいろ例をあげて答弁を求められたんですが、結局自主的に日本の自衛態勢を作るんだということでおしまいになったと思うのです。確かに形式的には自主的に見えるわけです。しかし自衛隊の前身である警察予備隊がどういう形で作られたか。これは申し上げるまでもなく、朝鮮戦争が始って間もなく、マッカーサー元帥……

第24回国会 内閣委員会 第35号(1956/04/30、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 関連して。鳩山総理が今亀田君並びに吉田君の質問に対して答弁された点で、多数党の上に政府が組織されている。多数党は国民によって多数の支持を得ている。そこに根拠があるようにお話になった。もちろん現在の自民党は衆議院においては圧倒的な多数を持っていることは私どももこれを否定するわけではないのです。しかし今の自民党は、それは自民党全体として国民から信頼されてできているかというと、私はそうとは限らないと思うのです。御承知のように昨年の秋の自由、民主の合同が今日の自民党になったわけです。ところがその自民党の合同そのものは国民によって必ずしも信頼されて、多数党がそこに成立したのではなくて、自由党……

第24回国会 内閣委員会 第38号(1956/05/07、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 ただいまヨーロッパの民主的な憲法が制定された、その憲法が第二次大戦までの間にほとんど全部崩壊してしまった、その崩壊の事由についてきわめて要約的にお話があったのでありますが、たしかにおっしゃる通りドイツを初めとして、ヨーロッパの国々で新しく民主的な憲法が作られたことも私どもも承知しております。たとえば私ドイツの場合をここで考えてみたいと思います。ワイマール憲法が一九一九年に成立して、そしてあれがヒットラーの実現した一九三三年には、ほとんど事実上なくなってしまった。今のお話ですと民生政治が成立する条件として、三つの条件をあげておる、ドイツその他の憲法にはこれらの条件について何ら考慮する……

第24回国会 内閣委員会 第39号(1956/05/08、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 私は今度の憲法調査会法案の提案者に以下数点についてお尋ね申し上げたいと思うのです。  まず第一に、その成立の過程に関しての質問であります。提案者の提案理由の説明の中にも、それからまた委員の質問に対する答弁の中でも、現在の憲法というものが自由意思によるものにあらざることは否定しがたき事実でありますと、このように説明されているわけであります。きのう本委員会における参考人のお話の中にも、この問題に触れてお話があったわけでありまして、私どもはまず第一に、この憲法の成立過程に関して、提案者の考えている考え方をここで明確にしておく必要があるのではないかと、こう思うので質問いたしたいと思うのであ……

第24回国会 内閣委員会 第43号(1956/05/15、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 私はただいま鳥村委員より提案されました憲法調査会法案の付帯決議並びに憲法調査会法案に対しまして反対をいたすものであります。  まず第一の理由は、提案者が憲法調査会法案の提案理由の中にあげております理由がきわめて薄弱であり、いな薄弱というよりは全くその当時の憲法成立過程を無視した理由であるということであります。なるほど現行憲法がマッカーサー総司令官の要請に基いて立案制定されたものであることは言うまでもありません。しかしながら当時日本の政府等において立案せられた憲法改正の草案というものがきわめて非民主的であり、明治憲法からほとんど一歩も出ていないというような改正草案であったことは、当時……

第24回国会 内閣委員会 第46号(1956/05/18、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 鳩山総理もお疲れでありましょうが、私はこの国防会議の構成等に関する法律案について、若干の点について質問いたしたいと思うのです。  まず第一には憲法上からの問題であります。その一つは、先ほど吉田委員からも質問がありましたが、自衛権と交戦権との関係に関する問題であります。日本の憲法第九条の規定は、御承知のように日本が侵略戦争をやる、それに対する反省から、もちろん侵略戦争はやらない、またそのための手段として陸海空軍を持たない、自衛の名前においても戦争はやらない、そのために第二項のおしまいの方に交戦権を持たないという規定を私はこの憲法が設けたものと見なければならぬと思います。先ほどの吉田委……

第24回国会 内閣委員会 第48号(1956/05/21、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 関連質問。ただいまの問題ですが、調達庁の方でその事務を遂行するために一応は議に上ったというお話であります。労働大臣は就任以来そういう問題は一度も起っておらぬ、こういうお話です。しかし調達庁というのは事務当局として事務を行う機関であります。町長罷免問題というのは、その事務の範囲の中には入るものでは大体ないと思うのです。よしんばそういうことをやるにしましても、これは調達庁がやるべき問題じゃない。やるとすれば閣議にかけてその上で担当の大臣がやるなり、あるいは内閣総理大臣がやるべき問題ではないか。町長は町民から直接選挙された機関であります。それを調達庁の担当大臣としては、事務当局がそういう……

第24回国会 内閣委員会 第49号(1956/05/22、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 私も質問はあるのですけれども……。

第24回国会 内閣委員会 第50号(1956/05/23、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 私はまず防衛庁を国防省にという考え方があるかないかということについて、昨日松浦君の質問に対しまして、長官は現在はそういうことを考えてもいないし、研究もしておらぬ、こういう御答弁があったわけです。しかしあなたの前の長官である砂田さんが、いわゆる砂田放言といわれた数々の放言の中に、防衛庁を国防省あるいはその他の独立の省にしようという考え方があることを明確にされて、そうしてそのための検討もある程度しているんだ、こういう御答弁であったわけです。昨日の船田長官の答弁によりますというと、現在は研究もしておらぬ、こういうお話でありますが、しかし少くとも自衛のための軍隊が必要である、こういう見解を……

第24回国会 内閣委員会 第55号(1956/05/29、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 私は田畑君、ほかの方々から提案になりました内閣委員長青木一男君の不信任動議に対しまして賛成を表するとともに、この際私は参議院、特にこの内閣委員会の運営の上から、多数党である自民党の方々に、この際一言いたしたいと思います。  国防会議構成法案といい、あるいは憲法調査会法案といい、それに対しては与野党とも根本的な立場の相違を示しております。もしこのように与野党とも根本的に対立する立場で、しかもそれが多数党によって押し切られるということになりましたならば、一体民主政治というものが完全に行い得るでありましょうか。多数と少数とがそれぞれの意思内容が異なっており、しかもその意思内容が相互に何ら……

第24回国会 内閣委員会 第56号(1956/05/30、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 私はただいま議題となっております国防会議の構成等に関する法律案に対しまして反対をいたすものであります。  その第一点は、本法律案は憲法違反の法律案ということであるのであります。(「その通り」と呼ぶ者あり)この法律案が防衛庁設置法の第四十二条に基いて提案されたことは提案理由の説明によって明らかであります。しかしながら防衛庁設置法、自衛隊法、いずれも憲法違反の立法であることは、今日の法律が立案せられた当時から、国会においてもまた国会外においても論議されたところでありまして、もはや今日、自衛隊法、防衛庁設置法が憲法違反であるということについては一致した見解が行われておると思います。(「ノ……


堀真琴[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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各種会議発言一覧(参議院3期)

堀真琴[参]委員会統計発言一覧(全期間)
1期- 2期-| 3期|
第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 外務・内閣・大蔵連合委員会 第2号(1954/04/22、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 只今のお答えでは私も満足できないのです。佐多君が指摘されたように木村長官は人員の増加の数、装備のいろいろの難等についてはつきり具体的に示しておられる。少くとも防衛というからには直接なり間接なりに侵略すべき相手を想定していられると思う。それだけの人員それだけの装備を持つからには侵略効についても或る程度の具体的な内容を想定していなければこちら側としての防衛力の基準なり或いは実質的な内容なりというものはきまつて来ない。従つてその点もう一度今の段階においてはそれを確答する時期ではないというようなことでお逃げになつているようでありますが、少くとも陸上は何万、海上は何千、航空面について何千とい……

第19回国会 外務・内閣・大蔵連合委員会 第3号(1954/04/23、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 ちよつとそれに関連質問していいですか。
【次の発言】 只今、保安庁長官は、アメリカのほうでは期待してはおるだろうというお話、日本の自衛力が戦力としての軍隊になることを期待してはいるだろう。併し外務大臣の御説明によりますと、内政に関連する問題については何ら言及されていない、これがMSA交渉過程において示された向う側の意向である、こういうお話であります。ところで、日米安全保障条約では、自衛力の漸増がアメリカ側によつて期待されている。ところが今度のMSA条約においてみますると、日本に軍事的な義務を負わしているのみならず、第八条は向うのMSA法の五百十一条の義務を日本が負担するということを……

第19回国会 外務・内閣・大蔵連合委員会 第4号(1954/04/24、3期、無所属クラブ)

○堀眞琴君 ちよつと言葉の解釈の仕方について外務大臣にお尋ねしたいと思うのですが、昨日吉田君の質問に対しまして、池田、ロバートソン会談の例の文書の中に述べられているセルフ・デイフエンス・フオーセズという言葉を、外務大臣は外務省の公式の文書においては自衛力と、こういう工合に訳しておられる、こういう答弁なんです。で、自衛力という言葉で表現されておるフオーセズというのは力ではなくて、軍隊と訳すのが普通の慣用に現われた言葉の使い方だと思うのです。これには今度のMSA協定の第八条にデイフエンシアル・ストレングスという言葉が使つてある。これを防衛力と訳しておられるわけです。ストレングスという場合とフオーセ……



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