中山福蔵 参議院議員
3期国会発言一覧

中山福蔵[参]在籍期 : 2期-| 3期|- 4期- 6期- 7期
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このページでは中山福蔵参議院議員の3期(1953/04/24〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は3期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院3期)

中山福蔵[参]本会議発言(全期間)
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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 参議院本会議 第23号(1954/03/26、3期、緑風会)

○中山福藏君 本法案とMSA協定第三条、附属書B等に関する法律的の関係につきましては、長谷山議員から詳細に御質問になりましたから、重複を避けまして他の点について、私は若干の質問を試みたいと存ずるのであります。  日米相互防衛援助協定が発効いたしますれば、そこには常識的に或る範囲の防衛秘密に関する保護的立法措置が講ぜられることは首肯できる事柄でありまするが、併しその半面には、その保護が或る限度を超えた場合、ややもすれば憲法に保障された基本的人権を多分に侵害し、なかんづく言論、通信の自由を極度に制限する結果を招来しないとも限らないのであります。従つて政府提案にかかつておりまする今回の防衛秘密保護法……

第19回国会 参議院本会議 第46号(1954/05/14、3期、緑風会)

○中山福藏君 私は只今上程されました教育二法案の修正案賛成、修正案を除外した残余の法律案に賛成の諸君の議論を謹んで拝聴いたしました。つきましてはこの場合、私は修正案反対、衆議院送付の教育公務員特例法の一部を改正する法律案及び義務教育諸学校における教育の政治的中立の確保に関する法律案の二法案に対して賛成の討論をいたしたいと考えるのであります。(拍手)  先ず第一に、教育公務員特例法の一部を改正する法律案につきまして、なぜ私が修正案に反対するかという理由を開陳したいと存じます。(「自由党の廻し者」「失礼なことを言うな」「懲罰だぞ」「お前が懲罰だ」と呼ぶ者あり、その他発言する者多し)  諸君、御承知……

第19回国会 参議院本会議 第51号(1954/05/26、3期、緑風会)

○中山福藏君 私どもは人間として衷心から永久の平和を希うのであります。平和を希いまするが故に、平和な社会を持ち来たすための環境を作り上げることは何より肝要であると考える。諸君、御承知の通り国家は生成発展して行くのである。人間が春夏秋冬に応じて別仕立の異なつた着物を着ると同様に、このことはやはり国家にも適用することができると思惟するのであります。即ち国家が進展するにつれ、その時代に適応する制度、文物をまとわしめるというのは当然であります。(「その通り」「規則に反している、議長注意しろ」と呼ぶ者あり)而して私は只今上程せられております日米防衛援助協定に伴うこの秘密保護法案、これに対して修正案が提出……


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 参議院本会議 第60号(1956/06/03、3期、緑風会)

○中山福藏君 ただいま議題となりました請願六件、すなわち河川に関するもの四件並びに道路及び都市計画についてであります。  右のうち、久慈川改修工事施行に関する件は、工事費及び施行年限を限定する部分を除くこと、また、横利根川ひ門開放に関する件は、技術的に調査を行い、支障が起らないよう、ひ門を可及的に開放するとの意見書案を付し、いずれもこれを妥当と認めまして、これを議院の会議に付し、内閣に送付すべきものと決定いたしました。  以上、御報告申し上げます。(拍手)

中山福蔵[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院3期)

中山福蔵[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 法務委員会 第4号(1953/06/26、3期、緑風会)

○中山福藏君 ちよつと私審議に先立ちまして、一言委員長にお願いがあるのでございます。それは、岡部委員長のときに戦犯釈放に関する勧告使節を外国に派遣したらどうかということの提案があつておるのです。その後、衆議院でもこれは問題となりまして、大体同意を得た。併しながら、本年度のこの本予算が不成立になつたというわけで、旅費がないということで、一応見合せになつておる。そのことを非常に待望しておる人が多いようでありますから、委員長において善処せられたいということをお願いしておきたいのであります。

第16回国会 法務委員会 第6号(1953/07/01、3期、緑風会)

○中山福藏君 ちよつとお尋ねしておきますが、律師というのがありますね。これは満洲で司法官試験に通られたかたがたの身分だと思うのですが、資格だと思うのですが、この律師というのは、大体これは満洲における特別の法律というものを研究したかたがた並びにその修得されたいわゆる法律ですね。これは満洲独特の法律だけを修習されたかたがたなんでしようか。その点一つお聞きしておきたい。律師というのは満洲国が与えた資格という意味ですか。
【次の発言】 これは何ですか、律師というのは関東州かどこかで律師法か何かというのがあつて資格を与えているのですか。
【次の発言】 わかりました。

第16回国会 法務委員会 第8号(1953/07/07、3期、緑風会)

○中山福藏君 ちよつとお尋ねしますが、これは政治犯と普通の犯罪と競合しておる場合ですね、而も日本のこの犯罪構成要件から見て、それが相手国で多分に刑事犯、だと見ている場合に、日本ではこれは政治犯だと、この国家意識の上に犯罪の構成要件に対する判断が違うというときは、大体これはどつちによつて処理されるというようなことになつておるのですか。これは私はまだこれをはつきり読んでおりませんから何ですけれども、そこにはどつちの判断に従うのですか。
【次の発言】 その引渡拒絶が殆んどこの境界線がわからないというような場合がままあると思うのです。そのときには外交折衝によつて決定するのか、或いはやはり今おつしやつた……

第16回国会 法務委員会 第9号(1953/07/09、3期、緑風会)

○中山福藏君 お話はよくわかりました。大体こういうものであろうと私も想像しておつたのです。ところがこの飛行機の場合考えて頂かなければならんことは、例えば動産の差押の場合にはいろいろの問題が起きて、一つの制裁規定が設けられて不法行為というものを禁ずるようになつておりますが、これは競売の申立をする、その申立書を提出する前に債務者がそれを、その申立があるということをさとつて自分の飛行機を外地に飛ばしたときには、執達吏の占有保管ということはできんことになるのですね。これは私が一番お尋ねしたい要点なんです。成るほど公簿上これは申立があつて、それが記録された、そうして債権者は自己の債権の保全というものか即……

第16回国会 法務委員会 第10号(1953/07/10、3期、緑風会)

○中山福藏君 ちよつと伺いますが、この頃思想的な背景を持つた人が飛行機を墜落せしむるという目的を以て、飛行機が飛び出す前、即ち事前にその飛行機が空中で解体するような行為をやるという危険は少しもないですか。又こういう点についての警戒はどういうふうにしてふだんから飛行機を監視しておられるか。そういう点もちよつと聞いておきたいと思います。
【次の発言】 飛行機が飛び出す前に一応滑走いたしまして、それから一応そこにとまつてエンジンの試験をしておりますね。ところがナット、捻子ですね、捻子が、これは何分飛行機が飛びますれば緩むというような、その道の経験者がその飛行機の捻子なんかを一応ちよつと手を入れて、こ……

第16回国会 法務委員会 第11号(1953/07/13、3期、緑風会)

○中山福藏君 これはちよつとお尋ねしておきますが、これは刑事訴訟法全般というものを議題として審議に上せられたのですか、或いはこういうふうな点が世論に鑑みて改正の必要があるというふうなあんばいで重点的に、つまり摘出してそれを議題に供せられたのか、その点はどうなんですか。
【次の発言】 お尋ねしておきますが、これは圧縮された議題というものを目標にして審議会の委員さんたちが自己の意見に基いて答申をされたのを集約したものであるか、或いは又代表的な人があなたがこれを書いてくれと言つて依頼されて、例えば小野博士が……、こういうふうにしたらいいじやないかということを一々何人かが要綱を書いてそうして持つて来て……

第16回国会 法務委員会 第12号(1953/07/14、3期、緑風会)

○中山福藏君 時間がまだあるようですから、ちよつと聞いておきますが、この勾引状を持たずに、警察官がよく個人の家に行くのでありますが、そうすると、あとでそれが問題になりますと、任意出頭して来た。だからわしのほうじや調べたのだと、こう逃げるのですね。こういうことが頻々として現在行われつつあるわけなんです。こういう点について何かあなたのほうで相当の手を打つておられるかどうか。ちよつとお尋ねしておきたいのですがね。これはやはり刑事訴訟の改正に関連しておりますから……。
【次の発言】 これは昨日でしたか、お尋ねした頼まれ事件と非常に関連があるのでありまして、頼まれ事件には、往々こういうことになつて、この……

第16回国会 法務委員会 第17号(1953/07/20、3期、緑風会)

○中山福藏君 私は政府委員にちよつとお尋ねしておきたいのですが、大体この権利保釈を原則としては認めるということになつておるのですが、この規定は裁判官に対する一種の強制的な圧力を加えるような感じを一般に受けておるように思うのですが、この裁判官がそういう点については相当お考えになつておるのですか。それからもう一つこの権利保釈の期間中に大体これは第三国人が殊によく逃げるのですが、内地人に比較して第三国人の逃亡率が非常に高い。こういう面についてどういう注意をせられる所存であるか、その点についての心がまえですね、これを一つ承わつておきたいと思います。

第16回国会 法務委員会 第18号(1953/07/21、3期、緑風会)

○中山福藏君 これは二百十九条の二の「検察官、検察事務官又は司法警察職員」こう書いてありますが、副検事、副検察官というのは、どういうわけで入れられなかつたのですか。
【次の発言】 そういう意味で、お書きにならなかつたのですか。
【次の発言】 そこでちよつとお尋ねしておきますが、百九十九条の第二項のうちの「司法警察員は、第一項の逮捕状を請求するには、検察官の同意を得なければならない。」という規定のときに、法制審議会では、この副検事というものが非常に議題になつておるようです。検察官のうちには副検事を含ませるということが、非常に問題になつておる。これはやはり副検事は、この中に入つておりますか。

第16回国会 法務委員会 第19号(1953/07/22、3期、緑風会)

○中山福藏君 これはなんですか。二十四年の前は何年の統計ですか。十年から十五年までは言われましたが、それが二十七年まではどうなつておりますか。
【次の発言】 ちよつとお聞きしておきたいのですが、国家公安委員会の本部並びに各府県の委員長が連名で、検事の職権が拡大される、権力が一点に集中されてどうも民主化に反するという運動が起つておるということを聞いておりますが、そういう運動のなんというか陳情とか具申とかいうものは、あなたのほうに来ておりますか。
【次の発言】 国家公安委員会の意見を徴されたというようなことはないのですか、これを立案される前に……。

第16回国会 法務委員会 第22号(1953/07/25、3期、緑風会)

○中山福藏君 ちよつとお尋ねいたしますが、百九十九条の第二項といううちにこの「公安委員会が指定する警部以上のものに限る。」ということがありますね。これは何ですか。この市町村の署長というものは警部補というのがときたまあるのじやないですか。警部に限つておりますか。これはどうなつておりますか。
【次の発言】 私は三年ほど前に選挙違反の問題で田舎に行きましたら、署長はやはり警部補でしたよ。
【次の発言】 自治体です……、そうです、警部補でした。それでそのことを懸念してお尋ねしているわけですが、田舎に警部補の署長しかない場合には、これは何にも逮捕状の請求というものはできんようになつてしまいますね。だから……

第16回国会 法務委員会 第24号(1953/07/28、3期、緑風会)

○中山福藏君 私の申上げることを明確にしておかんといかんと思うのですがね。私は只今一極委員のおつしやつた通り、この起訴前に騒擾罪の一、二、三、のうちのどれに該当するかということを決定するまで勾留されるわけですから、この決定されたときすでに二十日以上にあと五日、二十五日で調べ上げたときには、もうこれは手の付ようがないわけですね。そこへ決定ということはたくさんの、多衆の人が個々別々にやられるときは、これははつきりして、この条項のどれに当るということはよくわかるのです。ところがこれを一時に決定する、最終の目に決定するという場合には、これは二十日のが二十五日になる場合があると思うのですね。そういうとき……

第16回国会 法務委員会 第27号(1953/07/31、3期、緑風会)

○中山福藏君 私どもいろいろとこれは経験しておりますというと、私は学生時代に巣鴨の監獄に実は行きまして、その長に会つたのです。で再犯の連中はどれくらいの率になつておるかと聞きましたところが、その監獄を出た翌日入るのが大体三、四割あるということを学生時代聞かされたのです。それから又二、三日すると五割ぐらいにそれが殖えて来るというわけで、殊にこういうふうに経済事情が逼迫して参りますと、僅かばかりの日給をもらうよりも、監獄に入つておるほうが気楽らしいのですね。だからできるだけ何とかひつかかりをつけて犯罪らしい行為をして、そうして彼らの考える別荘に行きたいというので、監獄に入る者が相当あるということを……

第16回国会 法務委員会 第30号(1953/08/07、3期、緑風会)

○中山福藏君 これは何でございますか、事実上法律問題を抜きにして、今あなたのおつしやつたような結論に到達した前例はありますか、全然ないのですか。
【次の発言】 これば私の考えでは、すでに善意にこういう建物を買取つたり或いは土地を買取つたり、今おつしやつたようなことができておるのが、全然そういう事実が現われていないのと、二つの面が現われて来ると思うのです。法律案によりますと、そういう点が余り考慮を払つていないように思われるのであります。従つてこの法案はこのままに一つ伏せておいて頂きたいと希望するのであります。
【次の発言】 私どもは敗戦という誠に悲惨な場面に追い込まれて、非常な精神的な卑屈を国民……

第16回国会 予算委員会 第6号(1953/06/29、3期、緑風会)

○中山福藏君 先ず質疑に入るに先立ちまして、私は重要な二つの問題について政府の御構想を拝聴したいと思います。  第一には、現下非常な問題となつておりまする九州の水害対策について差当りにどういう手を打たれるおつもりであるか、簡単に、時間がございませんから梗概だけを承わつておきたいと思います。
【次の発言】 今回の水害は或る意味において不可抗力でありますが、併し或る部分につきましては、治山治水関係に関する平常からの政府の施策上相当怠慢だつたというような感もいたしますので、そういう点も一応御勘考の上善処されるようにお願いいたしておきます。  第二に、今般フイリピン政府がキリノ大統領の署名によつて、我……

第16回国会 予算委員会 第7号(1953/06/30、3期、緑風会)

○中山福藏君 私は吉田内閣の文教政策についての質疑を申上げたいと思います。大体、天野元文相並びに岡野前文相の文教に対する施設というものは、遺憾ながら何ものをも残していない。私は、従来日本の文教政策の基本確立に当つておられる文部大臣の職が伴食大臣というような名目を以て呼ばれておるということについて、常に遺憾の感じを持つておつた人間でありますが、今日に至るまでそういうふうな文教に関する国民の考え方がまだ十分に払拭されていないように見ておるのであります。従つて、文部大臣に対して、私は、この文政の地位、いわゆる国民の精神確立の基礎を涵養する任に当られる文部大臣が、他の政策と比較して、この文政の地位とい……

第16回国会 予算委員会 第11号(1953/07/08、3期、緑風会)

○中山福藏君 これは今ちよつとお尋ねしていいですか。
【次の発言】 ちよつとお尋ねしたいのですが、六頁ですね、六頁のこの五行目ですが、「保安隊で使用いたします武器類は昭和二十七年度と同様に米軍のものを使用することとして、その購入費は計上いたしておりません。」、この計上いたしておりませんというのは、これは何かわからないために、これは計上せないのですか。何か理由があるのですか。
【次の発言】 それは無償というが、協定か何かで紐つきになつているのですか。ちよつとお尋ねいたします。
【次の発言】 ちよつとお伺いいたしますが、保安大学の経費というのはどれくらいになつておりますか、これは一括して書いてあり……

第16回国会 予算委員会 第12号(1953/07/09、3期、緑風会)

○中山福藏君 ちよつとお尋ねしておきますが、この三十二年度の経済表の総括的説明というわけなんでしようが、これはなんですか、この構想をお練りになる基礎的な基盤というものは審議会か何かお開きになつてその意見なんか総合されてその上に立てられておるものですかどうですか。単に経審庁関係の御意見なんでしようか。
【次の発言】 これは外務省なんかのいわゆる世界情勢の変動に関する見通しは一応これに織込まれておるのですか、これは如何なものでしようか。
【次の発言】 関連してちよつと伺いたい。五カ年後の経済関係を一応表にまとめてお出しになつたようでありますが、これはインドネシアとかビルマ、それからタイなんかの米の……

第16回国会 予算委員会 第24号(1953/07/26、3期、緑風会)

○中山福藏君 私は本質問に入ります前に、簡単でありますから、農林省のかたに二点だけ質しておきたいと思います。  元来外米の輸入というものは大体二千万石と言われておりますが、先ず千四百億円くらいのものでありましよう。この外米を日本に輸入いたしましたときにこれに消毒の方法が施されておるのでありますが、現在私の承わるところによりますというと、その米がその消毒のために黄色に変つて、いわゆる黄変米と言われる特殊の米ですが、そういうものになつてお互いに飯米として食べることができないというような立場にあるということを承わつております。それを一段格を下げて、極く低価にこれを一般市場に放出するというような手が打……


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第17回国会(1953/10/29〜1953/11/07)

第17回国会 法務委員会 第閉会後1号(1953/11/19、3期、緑風会)

○中山福藏君 ちよつとお伺いいたしたい。この売春行為自体が悪いということは、これはもう誰でもわかることでございますが、この売春行為をしなければならんといういわゆるよつて来るゆえん、原因というものを考えてみますると、相当の数に上ると思うのです。例えば教育上の欠陥ということから、或は理性の鈍さから、まあこういう関係もあるだろうし、又他の方面におきましては、宗教上の立場から、宗教家の努力が足らんということも考えられる、又或いは道徳的な社会指導の任に当る人間の努力が足りないということも感ぜられる。即ち宗教家、道徳家、教育家の努力不足というような、いろいろ原因があると思うのですが、殊に一審ひどいのが経済……

第17回国会 法務委員会 第2号(1953/10/31、3期、緑風会)

○中山福藏君 ちよつとお尋ねしておきますが、今度大変結構な何だと思うのですが、ただ一つここで日本国及び合衆国双方の法令違反にかかる罪について、これは二頁にございますが、(一)、(二)の場合がここに掲げられておるのでありますが、現在すでに係属審理中のものですね。例えばアメリカ軍隊の軍法会議に係つておるもので、特にこれは今度の改正になりまする以前の分であつて、明らかに日本の裁判権に服さなければならないというようなことが顕著な場合においては、これは何らかそこに、この判決の上に、そういう何と申しますか、特別の協議とか何とか、これは裁判のことですから独立して行うわけですから、そういうことは一応表面から言……

第17回国会 法務委員会 第閉会後2号(1953/11/20、3期、緑風会)

○中山福藏君 ちよつとお尋ねしますが、高橋さんは公安調査庁の次長という肩書ですが、大体おわかりですね、そういう方面のことは……。
【次の発言】 そこでお尋ねしてみたいのですが、ただ、先ほどもちよつとこの問題に触れておられたが、資金ルートですね。これは何ですか、ソ連或いは中共或いは北鮮或いは日本において賄うこの四つの場合が考えられるのですが、その送金の方法或いは送金に代るところの物資の供給、そういうような面について相当御調査になつておられますか。それをちよつとお尋ねしておきたい。
【次の発言】 私ども民間の巷間でいろいろの問題、そういう点について聞くのですがぬ。これはしかし一つの浮説だろうと我々……

第17回国会 法務委員会 第4号(1953/11/04、3期、緑風会)

○中山福藏君 ちよつとお尋ねしておきますが、巡回裁判所というのは、アメリカのこの裁判所制度の中にあるのを奄美大島に施行されておつたということになつておりますが、先だつてお話を聞きますというと、巡回裁判所というのは日本の地方裁判所に該当するのだという御説明がありましたが、これはそういうのじやなくて各島々を巡回して裁判をして廻るというのじやないのですか。オランダの植民地なんかの当時の巡回裁判所というのはそういうふうになつておりましたがそうじやないのですか。
【次の発言】 私は只今仰せられた開廷場所の指定、いわゆる控訴裁判所の場合における開廷場所の指定という問題が一応取上げられて考慮の中に入つている……

第17回国会 法務委員会 第5号(1953/11/05、3期、緑風会)

○中山福藏君 私は大体大阪に住んでおりますから、裁判の状況は手に取るようにわかる。殊に御承知の通り、畠山裁判長が吹田事件を取扱われまして以来、頻繁にこういう同じようなことが惹起されておるのであります。かくのごとく裁判が被告並びに一般大衆の侮辱を招くというような事柄については、在朝在野を問わず、相当の私どもは関心を持つわけです。それでこれはまあ各人の立場によつて見方が違うのです。要するに裁判をどういうふうにして進行せしむるかというところに重点が置かれておると思うのです。併しこれの取扱いについてはおのおの見方によつて、それを進行せしむるために打たなければならん手が違うわけですね。ところがこれには御……

第17回国会 法務委員会 第6号(1953/11/06、3期、緑風会)

○中山福藏君 ちよつとお伺いしておきたいのですが、先般有田八郎氏がこの引揚げの問題に関してスイスに行かれました帰りがけに、ヨーロツパから日本に通信をよこされて、戦犯の全面的な釈放というものも、相当の時期に必ず日本の人々が満足するような解決ができるだろうと、その気配が強いというようなことを通信しておられたのでありますが、有田八郎氏にお会いになつてヨーロツパの空気などというものをお聞き取りになりましたのでしようか。
【次の発言】 私は実は昨年九月にインドのカルカツタに参りまして、パル判事に面会して親しく戦犯問題に対する彼の意見を聞いたのであります。又昨年暮においでになつたときも二回ほどお目にかかり……

第17回国会 法務委員会 第7号(1953/11/07、3期、緑風会)

○中山福藏君 ちよつと私牽連してお尋したい。只今法務大臣のおつしやることも御尤もであるし、私どもよく頷けるのでありますが、実は私日本出版販売株式会社の公判の当日に、そこにおつたのです。そして、もう実に喧噪を極めておりまして、我々在野法曹としては、これで日本の裁判制度というものは、従来の面目を保つて行けるかどうかということを非常に心配すると同時に、いろいろとこれに対する対策はどうしたらいいかということも考えさせられたのでありますが、私が一つお尋ねしたいと思いまするのは黙祷事件というものがすでに起りましてから時日を経ておるのでありますから、これは最高裁判所でやはり検察当局と御相談なすつて、すでに一……

第17回国会 予算委員会 第1号(1953/10/30、3期、緑風会)

○中山福藏君 九州視察班の御報告を申上げます。  九州視察班は最初同僚の中田委員も参加される予定でありましたが、同委員が他の公務のため不参加となりましたので、結局私一人となり、正木専門員を伴いまして、九月の三日より十一日まで、福岡、佐賀、熊本三県を視察いたしました。  今回の視察の重点は、先般の風水害対策の進捗状況の調査、今後の予算審議の参考に資するにあつたのでありますが、このほかに佐賀県におきましては、農林省の有明湾国世干拓の現場を視察し、熊木県では総合開発に取上げられておりまするところの県営球磨川発電所の現場並びに八代港を視察いたしたのであります。  西日本を襲つた六、七月風水害の惨禍は皆……


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第18回国会(1953/11/30〜1953/12/08)

第18回国会 法務委員会 第1号(1953/12/02、3期、緑風会)

○中山福藏君 私どもは先だつて一松委員の提議と申しますか、提案と申しますか、かかる調査を委員長の指名によつて命ぜられまして、実は専門員並びに随員のかた及び棚橋委員それから私、四名松江、米子並びに鳥取の三カ所に出張いたしまして、仮監のあり方についての調査を遂げて帰つたのであります。この問題についてはいずれ改めまして報告書の形式において提出することになるでありましようが、仮監というものが問題になつておりまする関係上、一応松江地方における仮監の状況について簡単に御報告を申上げたいと思います。  即ち人権蹂躪というものが起る虞れがある、或いは現に起りつつあるというような考え方で、一応この問題が取上げら……

第18回国会 法務委員会 第2号(1953/12/03、3期、緑風会)

○中山福藏君 大体この一般職、特別職の比率ということは、これはまあ当局として当然お考えになるのが当り前だと考えるのですけれども、大体この俸給というものは物価の変動、貨幣価値の増減、それから地方中央を通じた税制の整理とか、徴税の難易とかいうもので、非常に生活維持というものが影響を及ぼされるということが考えられるのですが、これは一般職が上るから必ず特別職も上らなければならん、或いは又如何に物価の変動があろうとも現給だけは釘付けにして一切下げることはない、上昇はすることはあつても低減することはないということになりますと、これは一般国民の立場から考えるというと、非常な大きな問題であつて、行政整理なんか……

第18回国会 法務委員会 第3号(1953/12/04、3期、緑風会)

○中山福藏君 これその三公社、五現業九組合約九十万人になんなんとするこの組合員の闘争ということになつておりますが、これが公労法の第十七条に違反するかどうかということは別問題としまして、実質的には完全なストライキであると言われておるのですが、この点につきまして、中山中央労働委員会長でありますか、あの人がこれは確かにストライキであるけれども、これを取締るということはできない、いわゆる法の不備ということになりておるということを昨日でありましにか、はつきりと新聞紙上に自己の意見を発表しておるのです。ところでいわゆるその骨抜きの法律の裏をかいて、この争議が行われておるというよりに一般には解せられておるの……

第18回国会 法務委員会 第6号(1953/12/08、3期、緑風会)

○中山福藏君 如何でございましようか。文部大臣にちよつと承わつておきたいのですが、刑法の改正が或る一部に非常な、例えば妻の姦通を容認したのはこれは男女平等だという点から言えば当然なことですけれども、古来の伝統的な婦人というものの自覚、尊厳というものが自己を失つたということと、それから刑法の面に、成るほど一方から言えば侮辱したように考える人もあるでしようが、併し私どもは侮辱してああいう法律ができたとは思つていない。日本の男系の系統というものが如何に尊重せられたかという、いわゆる民族の誇りというものがそこに繋いでおつたのじやないかということすらも一面において私は考えておるのです。それからもう一つは……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 文部委員会 第26号(1954/04/22、3期、緑風会)

○中山福藏君 大変自主性のある、信念のある言葉を承わりまして、謹聴しておつたのであります。只今日教組の影響を受けないとおつしやいましたが、昭和二十六年十二月二十七日共産党は通達第二十一号で日教組のうちに一つのグループを作れという指令を発しておるはずです。あなたはこれは御存じでございましようか、これが一つ。昨年の六月十五日三重県の山田で日教組の大会が開かれておる。そのときに十四項に亘る項目が決定されておる。例えばその一例を挙げますと、朝鮮の戦争をやめろ、中共と手を握れ、こういう言葉が書いてある。それを見ると、教育のことは一つも書いていない。いわゆる政党の政策であります。この十四の項目を調べてみま……

第19回国会 法務委員会 第2号(1954/02/12、3期、緑風会)

○中山福藏君 ちよつと羽仁委員のお説に関連してお尋ねしたいと思いますが、全くお互いの知識の向上というものが、これはまあ国民全般に対して要求せられるところでございますが、何分にも耐乏生活とか、予算の削減とかというここに大きな問題が横たわつておるのですから、一々購入するということもなかなか至難だと思いますが、併し私は、一つ裁判所当局が今日の特勢に鑑みて、各国の裁判所と連絡をとつて、画期的な判例を下すとか、或いは特殊な犯罪に対する判例とかいうようなものを無償で相互に供給し合うということを、これは外務省を通じておやりになるということが、国際連合とかいろいろな制度が設けられた今日においては当然至当な、私……

第19回国会 法務委員会 第4号(1954/02/25、3期、緑風会)

○中山福藏君 ちよつと私お尋ねしたいことがあるのですが、昭和二十九年度裁判所所管予算説明といううちの高等裁判所に関する問題について一つだけお尋ねしたいと思うのですが……。
【次の発言】 次回に一つお願いいたします。

第19回国会 法務委員会 第11号(1954/03/25、3期、緑風会)

○中山福藏君 ちよつと局長さんにお伺いしたい。この間の林の問題ですね。あれは何ですか、オランダの外務省の、或いは法務省かの倉庫の中にでも入つてまぎれ込んでおつてそれから真の判決書というものが現れたと、こういう意味でございますか。それでその点についてちよつとお向いしておきたいが、若し今回のことば止むを得ないとして、これからこういうことがあつた場合には、本人の失望はこれはもう本当にたとえようがないくらい精神的な苦痛を受けると思うのですがね。こういう点について連合国に対して、若し万一こういうことがあつた場合には、まあ判決の存在、不存在は別として、これは何か救済方法を私は講じておく、前置き的な交渉とい……

第19回国会 法務委員会 第13号(1954/03/30、3期、緑風会)

○中山福藏君 ちよつと一つお尋ねしておきたいんですが、この管内各町村から簡易裁判所に至る交通状況調というのが名瀬簡易裁判所のところにございますね、一番しまいから二つ目ですが、これについてちよつとお尋ねしておくんですが、ここには交通機関というのは自動車、機帆船というような、いろいろな機関があるわけですが、これは暴風雨なんかでこういうのが杜絶した場合には、裁判所のほうから一応先手を打つて、今日はこうこういうわけだから期日を変更するというようなことをするということになるのですか、そこにどういうふうになりますか。ああいう離れの小さい島の集合体ですから、よほど海底電信網とか或いは無線電話とかいろいろな設……

第19回国会 法務委員会 第14号(1954/03/31、3期、緑風会)

○中山福藏君 それでは政府の法務省のはうにお願いしたいのですが、昨日私の質問にありました奄美大島の通信交通の関係について一つ御説明を煩わしたいと思います。
【次の発言】 要するに無線電話の関係は鹿児島、名瀬間に一本だけで、あとは無線電信が相当あるようでございますが、この鹿児島から名瀬までの航行に要します時間というものは六時間くらいだと伺つておりますが、それをちよつとついでに申添えて頂きたいと思います。
【次の発言】 そうすると島嶼問の無線電話というものは殆すどないのですね。無線電信だけでございますね。
【次の発言】 この設備は極めて必要だと思いますが、どんなものでしようか。おやりになる御予定で……

第19回国会 法務委員会 第15号(1954/04/02、3期、緑風会)

○中山福藏君 先ず基本問題について二点だけお伺いしておきたい。それは予定賠償の場合に、最高の利息の二倍というふうにここに堰を設けられているわけですが、これは併し裁判をやつておりますと、大体長いのは二、三年、最高裁まで行くと五年ぐらいちよつとむずかしい事案はかかる。そうすると最高限の二割の利息で堰とめられておるということは、非常に債権者に不利益の場合が出て来ると思うのですが、これは何年経つても結局最高利息の二倍しか取れない、こういうことをお考えになつておるのでしようかどうですか。
【次の発言】 大体予定損害という場合、その額については裁判所は予定された限度で従来判決を下されるわけですから、今度は……

第19回国会 法務委員会 第閉会後16号(1954/11/22、3期、緑風会)

○中山福藏君 ちよつと棚橋さんに伺いますが、その宮崎ですね、どうですか、交通、それからバスですね、そういうものは大体お調べあつたのでございますか。交通関係ですね。鹿児島よりはあちらのはうがいいのですか。
【次の発言】 あそこは件数はどうですか、どれくらい一カ年の件数がございますか。審理に回る事件の件数ですね。
【次の発言】 検察庁なんか新庁舎をどこでか御覧になつたのですか、調査室、聴取室なんかですね、検察庁の……。
【次の発言】 私のお聞きしたいのは、将来やはりテープ・レコーダーなんか設置して、そうして聴取りを完全にしなければいかんというのか私の考え方です。たから新庁舎なんかにはそういう新しい……

第19回国会 法務委員会 第18号(1954/04/13、3期、緑風会)

○中山福藏君 今まあこの検察審査会で起訴すべしという勧告を行なつた七十何件でしたかね、六件、これは私は上出来だと思うのです、これだけ起訴されたということは結局これは一応は検察当局で不起訴にきまつておつたものを、或いは起訴猶予にきまつておつたものの中からやはりこれだけのものが起訴されたということは、これは或る意味においてその検事のとつた処分に対する検察審査会の何と申しますか反撃的な、その不当を鳴らした勧告なんです。それだけの中で七十六件起訴されて二十件何ですか無罪になつたとおつしやいましたね、その起訴されたうち……。二十件無罪になつたとしても非常な私有意義なものと思うのです。普通検事が起訴されて……

第19回国会 法務委員会 第19号(1954/04/15、3期、緑風会)

○中山福藏君 ちよつとお尋ねしておきますがね、この第二十二条の価額の算定に関する、いわゆる金額ですね、三万円から二十万円に引上げられたというこの引上げの基準というものはどういうふうにして御算定になつたのですか。これは二十万円というのは、ただこのぐらいが妥当であろうというお考えでおつしやつたのですか、二十万円ですね。
【次の発言】 私いつも疑問を抱いておる問題なんですが、大体今度印紙法の訴訟用の印紙法の改正がここに出ておるわけですが、これは印紙を増額するということは、まあ世相の変遷ということから結論付けたものだと思うのですが、これは算定の基準というものは、とにかく物価指数というものから考えますと……

第19回国会 法務委員会 第20号(1954/04/16、3期、緑風会)

○中山福藏君 ちよつとお尋ねしておきますが、今のお話私ははつきり理解できなかつたのですが、これはこういうことじやないんですか。裁判所がこういうよりな改正案を出されたというのは、一項さえあれば二項がなくても賄えるという意味から来ているのじやないのですか。あつてもなくてもとにかくこの二項というのは一項さえあればいいのだ、こういう意味で改正案が出ているのじやないのかと私は思うのですが……。
【次の発言】 今参事官のおつしやる通りであるとするならば、なおこの第一項の「得」という字はやはり任意解釈しなければあなたの目的は達せられんのじやないかと思うのですが、これは口頭弁論を経てもいいし、経んでもいい、ど……

第19回国会 法務委員会 第21号(1954/04/20、3期、緑風会)

○中山福藏君 打九十三条ですね、これは二週間という期間を削つてあるわけなんですが、大体これは、何ですか、裁判所のお考えでは何日ぐらいに当事者に送達するということになるのでしようか。百九十三条です。ひ日を削つてあるんですね。
【次の発言】 これは一つお尋ねしておきますがね、刑事訴訟法の関係から、民事訴訟の手続に関する事柄をできるだけ同一の型にはめたいという御希望だと思うんですが、一体現在の刑訴、民訴の建前はどちらのほうがいいというお考えを持つておられるんですか。刑訴のほうがいいというお考えを持つて、それに近寄らせようというように考えておられるように見えるんですが、これから見ると、どちらがいいかと……

第19回国会 法務委員会 第30号(1954/05/07、3期、緑風会)

○中山福藏君 一つ早速私がお尋ねしましよう。この国際連合の軍隊に関する民事特別法の適用に関する法律の第一条中のあとから三行目の所に、「第一条にいう合衆国軍隊とみなし、」ということがここに書いてあるんですが、これはどうして「みなし」ということになすつたのでしようか。合衆国軍隊でないという反証が立派に挙げられるというにかかわらず、このみなすという立場をどうしておとりになつたか、一つ御説明願いたいと思います。
【次の発言】 大体みなすという法律の用語はこういう所に使うべきものじやないと私ども常識的に考えておるんですが、これは国際連合の軍隊というものは、各国の軍隊が集合して、いわゆる集団的な一つの軍団……

第19回国会 法務委員会 第33号(1954/05/11、3期、緑風会)

○中山福藏君 私が大臣にお尋ねしたいのは、極めて大ざつぱな問いでありますが、大臣が先に衆議院においてなさつた御論議を新聞で見まして、それに基いてちよつとお尋ねしておきたいと思うのですが、木村保安庁長官は先達つて憲法の改正近きにありということと、それから自衛隊というものは、私個人としては軍隊であると思うという御言明があつたと承つておりますが、これは野村吉三郎氏が先般公述人として衆議院に出た際に、日本の自衛隊というものは立派な軍隊であるということを言つたということを参酌してのお話であるのか、或いは自分自身そういうふうにお考えになつておるのでありましようか。これは秘密保護法関係をあとからお尋ねする立……

第19回国会 法務委員会 第35号(1954/05/13、3期、緑風会)

○中山福藏君 この秘密保護法案に入るに先立ちまして、基本理念と申しますか、いわゆる基礎的なことを二、三お伺いしておきたいと思います。殊に長官は法律の再門家でございますから、お伺いする次第でありまするが、実は私先般予算委員会において、兵隊に関するその統帥権とか、或いは編制権、或いは兵隊の数、量というようなことに関しまして、これは少くとも基本的人権に関係あることであるから、憲法に一つの基本規定がなければ、自衛隊というものを募集するということは憲法違反の虞れがあるのじやないかという質問をしたのです。それはどういうわけかというと、旧憲法、いわゆる帝国憲法というものはちやんと条章が定められおりまして、お……

第19回国会 法務委員会 第53号(1954/06/02、3期、緑風会)

○中山福藏君 私は本法律案に対しまして次のような修正案を提出いたしたいと存じます。即ち裁判所職員定員法の一部を改正する法律案に対する修正案といたしまして裁判所職員定員法等の一部を改正する法律案の一部を次のように修正する。   附則第一項中「昭和二十九年四月一日」を「公布の日」に改める。   附則第二項及び第三項中「昭和二十九年四月一日」を「この法律施行の日」に改める。   附則第四項中「国家人事委員会規則」を「人事院規則」に改める。  以上でございます。  次にその理由を申上げますと、第一点は施行期日の変更でございます。即ち本法案によりますと、この法律は昭和二十九年四月一日から施行いたすことに……

第19回国会 予算委員会 第8号(1954/03/09、3期、緑風会)

○中山福藏君 保安庁長官どうしました、おいでになりましたら……。
【次の発言】 では先ず第一に、御出席になつておられます大臣のかたがたに御質問申上げておきます。質問に入るに先立ちまして一言お伺いいたしておきたい事柄は、憲法第九条に武力と戦力という二つの文字が使つてあるのであります。更に今回御提出になりました自衛隊の設置に関する法律案要綱の中にも武力という字が使つてあるのです。而して憲法第九条の前段の規定によりますと、武力を以つて国際紛争を解決してはならないと、こう書いてある。然るに今回の自衛隊設置の趣旨からその目的を検討してみますると、直接若しくは間接の侵略に対する武力の発動ということになつて……

第19回国会 予算委員会 第14号(1954/03/16、3期、緑風会)

○中山福藏君 私は先ず大蔵大臣にお尋ねしたいと思いますが、それは財政法の改正の問題であります。財政法の第十一条は会計年度を規定しておりますが、御承知の通り日本の国土というものは帯形となつておるのであります。従つて寒暖の差が非常に甚だしいのでありまして、この一カ年の温度の違いから来る事業遂行即ち気候の変動によつて非常な影響があるのでございます。例えば東北六県或いは北海道のごとき道路の整備修理、或いは土木事業を施行、或いは橋梁の架設というようなものを実際に見て参りますと、どうしてもこの日本の会計年度を規定してある財政法の第十一条を改正する必要があると私は思う。なぜならば、毎年この会計年度は四月の一……

第19回国会 予算委員会 第15号(1954/03/17、3期、緑風会)

○中山福藏君 私はよろしうございます。

第19回国会 予算委員会 第26号(1954/04/22、3期、緑風会)

○中山福藏君 あらかじめ申上げますが、首相は神経痛でいられるから、座つたままお答えして頂いて結構です。どうかその机をこちらの首相の前に置かれるように……。
【次の発言】 私は時局多端の折柄、首相が日夜御心労になつておるということは十分お察しするのでございます。併しながら憲法等六十五条によりまして、内閣が行政権を行使し、六十六条によりまして議会に対して連帯して御責任、かあるという立場を明記せられておるような次第でございますから、国民を代表する国会議員といたしましてこれより質疑を試みたいと存ずるのであります。  第一に、私が首相にお尋ねいたしたい事柄は、現在日本国民全体が昏迷の渕に沈んでおるという……


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第20回国会(1954/11/30〜1954/12/09)

第20回国会 法務委員会 第1号(1954/12/02、3期、緑風会)

○中山福藏君 私はもう短期間の臨時議会では、ほとんど目ぼしい結論はどの法案についても得られないと思うのですが、従つて私の希望は、まあとにかく前議会以来法律を乱用したというか、悪用したというか、いろいろな事件に対する疑惑を政府の行動によつて巻き起されたというような案件もあるし、その後社会の非常な混迷を招いた原因などについて、法務当局の意見を聞くというような検察関係の問題を一つ俎上に載せて検討してみたらどうかという考えを持つておるのですがね。

第20回国会 法務委員会 第2号(1954/12/06、3期、緑風会)

○中山福藏君 ちよつと関連してお伺いしておきますが、二年半と申しますと、結局まあ日本側に手落もがないということは、今局長さんのお話でよくわかるのですが、そういう人には何か職業を与えるとか何とか、あまりに負担が日本政府にかからないような措置が講ぜられるべきものだと思うのですが、何かそういう手仕事か何か与えてあるのでしようか、そういう点はどうなつておりますか。
【次の発言】 お尋ねしておきたいのですが、二年半経過しておられる方が相当あられるようですが、これから先どれぐらいの時期がそこにありましたら問題が、あちらに帰るかどうかということが解決するというお見通しでございましようか、またお見通しがないと……


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第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 法務委員会 第閉会後1号(1955/10/14、3期、緑風会)

○中山福藏君 細目の点につきましては、当該官憲から書類が到着してからいろいろと承わりたいと思いますが、まず、私は、近ごろ新聞を賑わした森永ミルク・キャラメルの砒素事件について、その輪郭をあらかじめ伺ってみたいと思うのです。この問題は私にとっては門外漢でありますから、十分な掘り下げた点に触れることはできないかとも考えまするけれども、一般的にそういうふうな菓子屋とか、菓子あるいは食料品を製造しておる営業者に対して、どういうふうなお取締り並びにその監視を常にしておられるか、それを聞きたいと思うのです。法務省はただ漫然とかかる事件を看過して、厚生省にすべてをおまかせになっておるのかどうか、法務省として……

第22回国会 法務委員会 第2号(1955/03/31、3期、緑風会)

○中山福藏君 あのちょっとお伺いいたしますが、この「買収その他」ということで受理件数を数学的にあげてありますね。これは何でございますか。「その他」というのは大体戸別訪問なんかを含むものだと思うのですが、このうちにはローカル新聞なんかの選挙妨害によって受理された件数なんかありますか、ちょっとお尋ねします。
【次の発言】 その妨害の方は何件くらいありますか、それちょっとお伺いしておきたいのですが……。
【次の発言】 これは二十日現在ということにしてありますが、これから先大体この検察庁で……。これは何ですか。ちょっとお伺いしておきますが、二十日現在で、いわゆる現在まで受理されたものの数なんですね。

第22回国会 法務委員会 第閉会後2号(1955/10/15、3期、緑風会)

○中山福藏君 文部次官に一つ関連してお伺いしておきます。先般新聞の報ずるところによりますというと、教師が生徒をなぐって低能児になったという理由でもって、教師か学校か、あるいは国か何かそこは忘れましたが、相手取って裁判を起しておる例が東京にありますね、相当頭が悪くなったというので。そういうことがあるのでしょうか、これは新聞では明らかに出ておりましたから、あなたも御存じだと思うのですが、大へんな、なぐってばかになったというので、親が損害賠償の請求を起したことがあります。それはどういうふうに文部省としてはその教師についてお取り調べなすったのでしょうか、一つ承わっておきたいと思います。

第22回国会 法務委員会 第5号(1955/06/09、3期、緑風会)

○中山福藏君 私は法務大臣に、お忙がしいようでありますから、一つだけ関連してお尋ねしておきたい。ただいま東京都庁の汚職事件が盛んに行われておる。これは今度土木機械、建設問題に移っておるのですが、これには補助費が抱き合せで相当渡っておるに違いない。しかしこの補助費の問題については、これは会計検査院でそのつど批難されるべき事項として剔抉しておるのです。ところが会計検査院法の第三十三条には、会計検査院が不正があったと認めるときには通告しなければならぬということになっておる。二十六年、二十七年のときにわずかに一件通告しておるのですね。それに先だっての予算委員会で、私が防衛庁の問題を取り上げて、一千万円……

第22回国会 法務委員会 第6号(1955/06/14、3期、緑風会)

○中山福藏君 私は斎藤警察庁長官並びに法務大臣に対しまして、いささか刑事行政について御質問申し上げたいと思いますが、これはいろいろと内面的な事柄を考えまするというと、この質問をしていいか悪いかということは、非常に私自身として種々考慮いたしたのでありまするが、やはりこういうことが先例になるということは、国家のために芳ばしくないのじゃないかというような気持でお尋ねをするのでありますが、実は、先日これは予算委員会において法務大臣に対して一言これに触れておいたのでございます。そのときは時間の関係上、中途で取りやめたのでありまするが、それは申すまでもなく白鳥事件です。白鳥警部の暗殺事件に関するものであり……

第22回国会 法務委員会 第11号(1955/06/30、3期、緑風会)

○中山福藏君 これは私は一昨年五鬼上事務総長に対しても委員会でこのことを申し上げた。どうもあまり最高裁判所は関心を持っていないようですが、私は今の法服はアメリカ流なる法服でしょう。葬式屋が着るようなまっ黒いものを着て、陰気でしようがないのです。見ただけで不愉快になる。これは私は一松委員がおっしゃったように、やはり法廷というものは一つの真剣味を帯びていなければいかぬとこう思うのです。それがね、まるで浪花節でも聞くような態度で、上着をぬいでシャツ一枚でやっておられちゃたまらんですよ。これはだから被疑者自身としても、いいかげんに聞こうというようなことに遭遇しないとも限らぬということは、しばしば私ども……

第22回国会 法務委員会 第12号(1955/07/01、3期、緑風会)

○中山福藏君 入国管理同の方にお伺いしますが、第五十四条のうちに、ここに第三という項目を入れるということになっているわけです。で、その要点は、結局保証金額及びその保証金を納付する旨を記載しなければならないという、ここに条項が表われておりまして、被収容者以外の者がこれを納めるということになっているのですが、これは五十五条の第三項と照らし合せてみますというと、万一被収容者が仮放免の場合に逃げた場合に、その金を没収するということになっているのですが、保証書の場合にはどうするのですか。保証金の納められていないときは、これを没収することができないということになるのじゃないですか。これはどういうことになり……

第22回国会 法務委員会 第15号(1955/07/14、3期、緑風会)

○中山福藏君 私それに関連しまして、死刑の判決が確定した後、ある一定のたとえば三年なら三年という期間をおいて、その間には死刑の執行をしないという特別の法律を設けた方がいいんじゃないかと思う。なぜかならば一定の期間内に真犯人が現われてくることがありますね。せんだって参考人がお見えになりまして、塚崎弁護士なんですが、それは再審の訴えをやって、いわゆる真犯人が自首してそうして確定して、刑の執行中の者は無罪になった、その体験を私持ってるんだ、こうおっしゃる。私はやはり一定の期間だけ、ことに不審を抱かれる殺人事件については、やはり刑の執行というものを猶予しておく方がいいんじゃないか。それで過渡的な規定と……

第22回国会 法務委員会 第16号(1955/07/15、3期、緑風会)

○中山福藏君 私は一松委員の質問に関連して、これははっきりさしておかんといかんと思うので、ちょっと一言私のも加えて御答弁願いたいのですが……。
【次の発言】 私これは御説明なさる方と起草者と違うのじゃないかという気がするのですね。起草された方々はこれはあなた方の御説明になるような趣旨で起草されたものじゃないと私は見るのです。これは一松委員がおっしゃる通りに、これは「際して」という字とその次のこの条項との区別というものははっきりこれは私は起草者が考えてこれは文字を遣わしたものと私は見るのです。で、ここにこういう疑問を持たれてお尋ねになるのはこれは当然でしてね。これは起草者の意思を一応お聞きになっ……

第22回国会 法務委員会 第18号(1955/07/19、3期、緑風会)

○中山福藏君 私ちょっと瀧川さんとそれから読売新聞の副主筆の方に。まず瀧川さんにお尋ねしたいのですが、お話を承わっておりますと、この法案の半ばには賛成し、半ばにはどうも賛成しかねるというように、私聞き違いかしりませんけれども、承わった。そこで全体としてこの法案を通していいか悪いか、その点はどうでしょうか、私ちょっと承わっておきます。結論として、通した方がいいか悪いか、こういうことを承わりたい。
【次の発言】 そこで読売の方にお尋ねしますがね、あなたの方はあまり悟り過ぎておられるように私まあ承わっております。それで世界の情勢も日本の国内事情もまことによくはっきりわかり過ぎて、利害得失相半ばして、……

第22回国会 法務委員会 第20号(1955/07/25、3期、緑風会)

○中山福藏君 提案者といたしまして、幼児誘拐等処罰法案の提案の理由を御説明申し上げます。  いわゆる幼児誘拐(かい)事件が社会にいかに大きな衝動を与えるかは申し上げるまでもありません。莫大な身代金と愛児の生命を奪われたかのアメリカのリンドバーグ大佐の愛児誘拐(かい)事件といい、カンサスシティの富豪の愛児の誘拐(かい)事件といい、そしてまた、最近の日本におけるこの種の事件といい、これほど子を持つ親たちを恐怖のどん底に落し、また社会の人々もこれほど関心を持った事件はないと申せましょう。他面、何の判断もつかないそして何の抵抗もなしえない無心の幼い子供を誘拐(かい)し、さらにその親たちの傷心につけ入り……

第22回国会 法務委員会 第21号(1955/07/27、3期、緑風会)

○中山福藏君 ちょっとお尋ねしますが、刑法一般改正のときに持ち込んだ方がいいだろうといわれるのですが、刑法一般改正は審議を尽してそれが一つの法律にまとまるのは一体何年かかるのですか。それをあなた一つ責任を持っておっしゃっていただきたい。今にもでき上るようなことに聞こえますが。
【次の発言】 いま一つお尋ねいたしておきますが、ただいま諸外国の立法例、法律の状況をお話くださったのでありますが、そのうちにスペインの法律だけはお述べにならなかった。これは明かに七才という上下を区別しての刑罰を執行しておるわけですが、あなたはただいまお述べになりました全体の刑というものは、私の提案いたしておりまする刑とど……

第22回国会 法務委員会 第22号(1955/07/28、3期、緑風会)

○中山福藏君 私もその点についてちょっとお伺いしておきますが、大体政党内閣制をとっておる今日の日本の実情では現状では結局これが衆議院で全会一致で通ったということを承わっておるのですが、これは民主党全部が政府の意思に反して、いわゆる大臣の意思に反して全会一致の行動をとられたのですか。そこはどうなっておりますか。
【次の発言】 これは政務次官のお立場まことに私よく了解するわけでございますが、結局民主党は反対だけれども、仕方なくてずるずると投票したということになりますと、ただいまの政務次官の御説明は、これは生命というものはなくなるのじゃないかと実は考えるのですが、政府というものは、なるほど民主党と離……

第22回国会 法務委員会 第23号(1955/07/29、3期、緑風会)

○中山福藏君 私ちょっと提案者にお尋ねしておきたいのですが、執達吏の費用を引き上げる、これはなんでございますか、昨年ごろ関西を初め諸地方に執達吏の涜職事件が起った。これは要するに生活の窮乏というところからきたから、これに対して少し給料を引き上げてやった方がいい、手数料を引き上げてやったらいいというお考えで出されたのですか。あるいは経済上の物価指数の変動によって、経済的に一つ物価が変ったのだから、そういうところから生活給というような意味で引き上げてやろうというところからきているのですか。どっちですか。
【次の発言】 大体あなたも弁護士を職業としておられる方だと私は考えるのです。そういたしますと、……

第22回国会 予算委員会 第4号(1955/03/30、3期、緑風会)

○中山福藏君 私は、鳩山首相に対しまして、まず第一に違憲立法の判定を議会がするとすれば、三権分立の基礎に動揺を来たすおそれはないかという点についてお伺いをしてみたいと思うのです。  先般衆議院におきまして片山哲氏から、自衛隊法が憲法違反ではないかという質問に対し首相は、結局違憲なりやいなやは議会においてこれを判定するという御答弁であったように承わっております。元来すべての訴訟案件に対しましては裁判所がこれを判定するというのが原則だと考えておりますが、かって苫米地義三氏の選挙無効の訴訟とか、あるいは社会党から自衛隊法が憲法違反であるという問題を提訴されましたときに、最高裁判所のほうではそれを一応……

第22回国会 予算委員会 第8号(1955/05/11、3期、緑風会)

○中山福藏君 ちょっと外務省の方にお尋ねしたいのですが、現在都道府県からいわゆる貿易視察団がしばしば派遣されておるのですが、あれは外務省あるいは通産省と連絡をとって、何らかそこにこの視察について事前に打ち合せがあって行かれるのですか、また単独に都道府県がやっているものか、これは単独にやっておるとすれば、効果価値があまり上らないのじゃないかという気もするのですが、その間どういうふうになっておるのでしょうか、ちょっとお尋ねしたい。
【次の発言】 これは多少どころじゃない、大いに研究を要すると私は考えております。これは金のむだづかいが多いのじゃないかと思うのです。だから本省と直ちに都道府県の連絡をお……

第22回国会 予算委員会 第9号(1955/05/12、3期、緑風会)

○中山福藏君 私はごく簡単に二つだけお尋ねいたします。大体経費節約ということは、私ども委員としても最も重点を置いて考えなければならぬことだと思うのです。そこで一つお尋ねしておきたいのは、大体この防衛庁費なんかは、いろいろな新規計画をなさるにお使いになるだろうと思いますが、大体日本のいろいろな防衛の設備をやるような資材というものが至るところに私は放擲されているんじゃないかと思うのです。たとえば私の身近にあります大阪の砲兵工廠の鉄材、そういうものを眠らしているのですね。こういう重要な資材というものが至るところにたくさん私はころがっていると見ているのです。こういうものの転用ということは少しも考えられ……

第22回国会 予算委員会 第10号(1955/05/17、3期、緑風会)

○中山福藏君 私はそれに関連してちょっとお聞きしにいのですが、私はバンコックに行ってその実情を見てきたのです。あなたの言われたのと全然反対なんですよ。商社がたくさんあるから、輸入米の値が上って質が悪いというふうなことを口々に言っておりました。そこの在留者は一体どういう要求と申しますか、そういう品物が非常に高くなったというお言葉ですが、どこにどういう圧力があったのですか、それを承わりたい。私ども現地で聞いたのは、全然反対ですよ、あなたの言うのと……。非常に弊害があるということを口々に言っておりましたよ。どういう世論があったのですか。その要求に基いて商社をふやしたと言うが、どういう理由でふやしたか……

第22回国会 予算委員会 第17号(1955/05/30、3期、緑風会)

○中山福藏君 それでは私は簡単なものから片づけてゆきたいと思いますが、まず石橋通産大臣にお伺いしたいと思います。  大体これまでの輸出貿易の主体をなしておりましたのは、御承知の通り繊維製品ですね。また或る部分は雑貨類でしたね。ところが四囲の状況が相当に変化して参りまして、この頃は輸出体系の基本というものがぐらついてくるのじゃないかと私は見ておる。いわゆる重工業資材あるいは化学製品、こういうものが繊維製品なんかに代ってくるのじゃないかと思うのですが、通産省においてはどちらに重きを置いて推進せられる考えですか。それをまず承わっておきたい。

第22回国会 予算委員会 第27号(1955/06/18、3期、緑風会)

○中山福藏君 それじゃ高碕長官がお忙しいようでありますから、順序を変更いたしまして高碕長官にあらかじめ御質問申し上げます。  私が同僚委員の質疑を承わり、同時に政府の答弁を聞いておりますというと、どうもふに落ちない点が三点ある。その第一は、経審長官のお出しになった経済六カ年計画、これはただいまもおっしゃった通りに、国民の総意というものがバック・ボーンになっておる、こういうことをおっしゃいますがね、もし国民の総意がなければ、国民に責任が転嫁されるということになってしまう。あなたの御意見から申しまするというと、しかもせんだっての質疑応答の中に、昭和三十年度、初年度の計画というものは責任を持って私は……


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第23回国会(1955/11/22〜1955/12/16)

第23回国会 社会労働委員会 第6号(1955/12/16、3期、緑風会)

○委員外議員(中山福藏君) ちょっと簡単に私参考人に聞きたいことがありますが、委員外の質問をしますためにちょっとあれですが、お許し願いたいと思います。
【次の発言】 第一は、日本人同士の間に裏切者がおって、向うと通謀して行動なさるというようなことがないかというのが一点。  それから第二点は、日本人死亡者が非常に多い。これは医術のためにそれを提供するような関係から、生きものを実験に供しておるというようなことはないかということが一つ。  それから第三は、ソ連に抑留されておる人の共通点ですね。最大公約数的な日本人の気持も、ついでに一つちょっと間かして下さい。

第23回国会 法務委員会 第3号(1955/12/15、3期、緑風会)

○中山福藏君 私もそれにちょっと付加しておきたいと思うのですが、このごろ仮監なんかだけではなくて、普通一般の警察官、刑事というものが、非常に戦前に逆戻りするような傾向を著しく帯びてきて、取調べ、面会等につきましては、何ら戦前と変らないような態度にすべてのことが行われておる、こういうふうな実情を私ども実際家として現場においてこれを経験しておるのでありますから、こういう点も一つ国家公安委員長ですか。大麻国務大臣なんかを一つお呼び出し下さって、同時に一つ一松委員の言われたことをやっぱり警告する必要が大いにあると思います。このごろばか扱いをしておりますよ。ばかという言葉を使いますね。こういうことですか……

第23回国会 予算委員会 第3号(1955/12/08、3期、緑風会)

○中山福藏君 臨時地方財政特別交付金百八十八億の審議をなすに当りまして、幸い総理がお見えでございまするから、総括質問をしたいと思うのであります。  私ども政治家であれ、一般人であれ、要するに敗戦後の日本国民全体の希求するところは国家の興隆であることは当然であります。この一点に国民の総力を結集する、しからずんば国家の復興というものは遅々としてなかなかうまくいかないであろうと私は常に考えております。この国民総力の結集さるべき目標が従来一向に政府の意見その他の行動中に発見することができないことはまことに遺憾にたえないところであります。  そこでなぜそういうきわめて緊要な事柄が具現せないかと申しまする……

第23回国会 予算委員会 第5号(1955/12/13、3期、緑風会)

○中山福藏君 議事進行について。委員長は先に一時から開会ということを宣せられましたが、すでに二時になんなんとするときに政府の大臣諸公がお見えにならぬということははなはだ私けしからぬと考えておりますが、どうか一つもう少し精励していただきまするように委員長から一つ注意していただくようにお願いいたします。

第23回国会 予算委員会 第6号(1955/12/14、3期、緑風会)

○中山福藏君 私はまず大蔵大臣に質疑をいたしたいと考えます。  第一点は、本年三月末の調べによりますると、朝鮮人、中国人を除いて、外人が四千八十二名、年間所得額二十五億七千万円ということになっておりまして、昭和二十五年の五月までは一切所得税が免除され、昭和二十五年の六月から半分だけ課税されておったのでありますが、この外人に対する課税上の特典は本年の十二月末で期限がくるわけでございますが、その際は日本人なみの課税に改めるのかどうか、これを大蔵大臣にお確かめ申し上げます。
【次の発言】 この問題は、防衛分担金その他対外的の関係から相当慎重な御考慮をなさるものと思いますが、できるだけ外人に対しても日……


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 建設委員会 第36号(1956/05/31、3期、緑風会)【議会役職】

○委員長(中山福藏君) ただいまから委員会を開会いたします。  つきましては、私、新たにこのたび委員長に就任いたしまして、先達の皆様方の御援助を得て、その任務を全うしたいと考えております。どうぞ一つよろしくお願いいたします。(拍手)
【次の発言】 次に、委員変更の件を御報告申し上げます。五月二十九日武藤常介君が辞任され、補欠として山縣勝見君が指名されました。
【次の発言】 それでは、公報掲載の通り、これより請願審査を行います。  速記をやめて下さい。    午前十一時四十九分速記中止
【次の発言】 速記をつけて。  以上請願の報告書の提出及び本会議における口頭報告の内容等につきましては、これを……

第24回国会 商工委員会 第36号(1956/05/25、3期、緑風会)

○中山福藏君 関連してちょっと大臣にお尋ねしたいのですが、大臣は先般中共に対する通商代表部を日本に設置した方がいいということを閣議で発言されたということが新聞に出ておりましたが、それは事実でございますか。それに関連してお尋ねしたいのですが……。
【次の発言】 そこでお尋ねしたいのですが、大体綿製品の需給関係ということは内外の需給ということが基準になって起ってくる問題だと思う。従って設備の制限、あるいは綿製品の生産の制限、これはやはり需給関係というものを一応大まかに頭に入れて内外の状況というものから判断しておきめになると思うのですが、ただいま通産大臣が外務大臣なんかと御相談なすった、ある場合にお……

第24回国会 法務委員会 第2号(1956/01/31、3期、緑風会)

○中山福藏君 私はあの新聞を大阪で拝見して、羽仁さんの名前が出ていました。それから直ちに刑務所に参りまして、教育部長に大体あちらこちら尋ねて、相当資料を集めたのです。だから私も法務委員だろうなんて尋ねられるのですね、あっちでもこっちでも……。そうだ。あれは相談受けたのか、いや私は何も知らぬ。新聞にこういう報道があったからいずれ提案されるだろうという前提のもとに、私は教育部長にあちらこちら面会して、資料も集めたのですよ。ところが非常に意見が多いのです、これには。それで前もって全部の了解を得るとか何とかいうことはなかなか至難な問題だと思うのですね。で、あなたがよいと思われる確信があったら、やはり提……

第24回国会 法務委員会 第8号(1956/03/12、3期、緑風会)

○中山福藏君 関連してちょっと……、ただいまのととろは大へん全国の弁護士の事務員に大きな影響のある点だと思うのですが、その点をもう少し明確にこの法案に打ち出すというお考えはありませんか。これは大へんに影響のある大きな問題だと思います。これはあなたの今御解釈のように簡単になかなかいきませんよ。もう少し明確化するという必要があるのじゃないですか、御意見を承わりたい。
【次の発言】 これは考え方が非常に古い官僚主義の私は考え方じゃないかと思うのです。いつでもこの官界の法律事務に携わっておる人に対していわゆる特恵、特別の何ですか、待遇をするというような考え方は、これは一応やはり法案の上にもこういうこと……

第24回国会 法務委員会 第9号(1956/03/27、3期、緑風会)

○中山福藏君 これは非常に重大な問題だと思うのですがね。しかしその裁判があったという、今の竜田委員からの仰せですが、私どもはできるならば委員長の手を通じて、その裁判の記録というものの謄写を、資料として私ども各委員に与えてほしいのです。これは単に一事件として見ることはできないと思いますね。日本の司法権というものがどれくらい尊重せられているかという問題も、やはりこれに牽連してくると思いますから、できるならばその資料を一つ私どもに配付していただけば大へんけっこうだと思いますから、そのことだけお願いしておきます。
【次の発言】 ちょっとお伺いしておきますが、法務省の方々に。これと同じような場合がこれま……

第24回国会 法務委員会 第11号(1956/04/03、3期、緑風会)

○中山福藏君 まず木村参考人にお伺いしたい。私は、一つの例を引いてお尋ねしたいと思うのですが、実は私は、阪大の人類学教室の解剖室に参りましたところが、人間のからだを魚を料理するがごとく、メスで簡単に十五分くらいで解剖するのです。しかも、その解剖する態度を見ておりますというと、何らのわだかまりもなく、さっさとやってのける。そこに何らの死亡者に対する同情とか何とかという念は起っていない、医者ですから。私は、刑法学者の立場というものは、ある意味においてそういうものじゃないかと思います。私は、木村先生が大学の教授としておいでになりますが、単に刑法仮草案という問題でこの問題というものはまかなえるんじゃな……

第24回国会 法務委員会 第13号(1956/04/10、3期、緑風会)

○中山福藏君 私、ちょっと簡単に一つお聞きしておきたいと思うのです。お聞きすると同時に警告といいますか、法務省の意見を承わっておきたいと思います。これは亀田委員が先ほどお尋ねになりました、いわゆる証言に関する偽証の疑いありとして逮捕したという問題が起っております。これは非常に重大な問題でございまして、私はその経験者なんです。私がかつて統制違反の弁護をいたしましたときに証人が出た。これはこれを取り扱った検事は今、相当の地位に上っております。ところが証人を申請して許可されまして、いろいろお取り調べがあった。ところがそれが偽証だというので、お前は残っておれと、こういうわけです、立会検事が。そうして残……

第24回国会 法務委員会 第14号(1956/04/12、3期、緑風会)

○中山福藏君 この法案に関連いたしまして、一つ法務省の御意見を承わっておきたいと思います。ただいま世間で非常に注目を浴びておりまするところのいわゆる大村収容所の収容者を、韓国に抑留されておりまする日本の漁夫と交換するという問題が起っておりますが、大体外務省と法務省の意見がその点に関してもつれておるように思われ、また対立しておるように感ぜられますが、法務省としては、これから先にあくまでも自己の主張、つまり法律の論拠に基いた主張というものを貫徹するために御努力になるお覚悟でございましょうか。  また、外務省と法務省の意見の対立はどういう点にあるかということを一つ明確にしておいていただきたいと、かよ……

第24回国会 法務委員会 第22号(1956/05/22、3期、緑風会)

○中山福藏君 お尋ねいたしますが、あなたはどういう地位におられるのですか、この警視庁の……、ちょっとお尋ねしますが。
【次の発言】 石井さんですか。大へん失礼いたしました。あまりお若いからまだあなたが警察庁長官だとは思わなかったのですが。大体この物というものは二葉のうちにつまなければならないと私は考えるのです。私は緑風会におりますが、憲法調査会法案というものにいまだ態度を明らかにしていないのです。それは日本の官吏の一つの習癖というものを非常に私は頭に置いて考えているのです。教育二法案の問題についても、いまだ私は態度を表明しないのは、いわゆる官吏の一つの長い間の習性というものが、日本人に独特の色……

第24回国会 予算委員会 第4号(1956/02/04、3期、緑風会)

○中山福藏君 三十年度の食管特別会計補正予算はほとんど農林関係のものだけでございますから、河野農林大臣にお尋ねいたします。  私は農林問題に関する限りずぶのしろうとでありますが、まず第一にお尋ねいたしますが、食管特別会計というものは大体昭和十七年に議会を通った食糧管理法に基いて発足したもので、食管法そのものはただいま申した通り東条内閣のときにできた法律であります。これに基いて食管特別会計が今日なお存続しておるわけであります。私はこの東条内閣時代の食管法を実に不愉快な感じをもって見ており、食管法は東条政策の骸骨だと考えておる。この法律は大体食管法の第一条に掲げてありまする通りに、主要食糧の確保と……

第24回国会 予算委員会 第5号(1956/02/15、3期、緑風会)

○中山福藏君 私は鳩山首相にお尋ねいたしますが、まず第一に、政治の要諦は国民に信を得るということが最も大事であると私はふだんから考えております。現政府はさきに三十年度の一般会計予算の補正は大体一兆円のワク内でこれを処理するということを国民に声明せられておる。ところが今回補正予算が出されまして、三十年度歳入歳出予算の総額が一兆百三十三億円ということになったのであります。結局一兆億予算の政府の声明のワクというのはくずれたわけであります。この点につきまして、衆議院におきましては成田君が一兆億予算をあくまでも堅持するといった政府の声明に反して、今回一兆億円を超えたことについて政府はどう考えるかと質問し……

第24回国会 予算委員会 第10号(1956/03/08、3期、緑風会)

○中山福藏君 まず私は総理大臣に御質問をいたしたいと思います。総理は先月二十九日の羽生委員の質疑に答えられまして、日ソ交渉が万一決裂したならば責任をとると、こういうお言葉を承わったのであります。この言葉は非常に重大なる意義を持っていると考える。簡単に申しますると、鳩山内閣の運命はソ連の掌中ににぎられたと、こういうことに落ちついてくるのじゃないかと思う。なぜかならば、鳩山内閣を倒そうと思いますれば、ソ連がこの日ソ交渉を決裂さしたらそれで終りなのです。これはまことに重大なお言葉だと考えますが、もし日ソ交渉を妥結させようと思いますれば、そういう言辞のもとにおきましては、屈辱外交というものを結局やって……

第24回国会 予算委員会 第11号(1956/03/09、3期、緑風会)

○中山福藏君 私はただいまの平林氏の質問の最後の段ですが、これについては私もふだんから非常に気にしておる一人であります。ソ連の革命、あるいはドイツの革命、いずれもこれは軍隊に対する教育の方針を誤まった結果がそこに具現して来たのではないかと実は見ておるわけです。従って憲法の改正というような問題につきましては、ことに周到綿密に深い考慮を払わねばならぬ、私は今日まで憲法改正期成同盟会に入っておりませんゆえんはここにあるのです。実は日本人の国民性を相当考慮に入れて、この憲法改正に乗り出さねばならぬと思い、この会の趣旨が私の意に添うかどうか、かような意味から加盟すべきかどうかと迷っておる。それは御承知の……

第24回国会 予算委員会 第14号(1956/03/13、3期、緑風会)

○中山福藏君 私はまず外務大臣にお伺いをしたい。ただいま戸叶委員が触れられました移民問題についてもう少し踏み込んでお伺いをしておきたいと思います。  大体近ごろ日本で産児制限という言葉が盛んに使われまして、せっかく人間に生まれるはずのものが、無情にもあの世に葬むられていくというようなことになっておる。結局日本は人間が多くて土地が狭いからいたし方のないことでしょう。つまり食べ物が足らぬ。そこでこの四つの小さい島にうようよした人間が九千八百万人どうして飯が食ってゆけるかというところにこの問題が発足しておるわけでございます。でありまするから、今度の三十一年度。予算説明書を開いてみましても、民生安定の……

第24回国会 予算委員会 第19号(1956/03/23、3期、緑風会)

○中山福藏君 第四分科会におきまする審査の経過を御報告いたします。  第四分科会に付議されました案件は、昭和三十一年度予算三案中、厚生省、労働省、法務省及び文部省に関するものでありまして、去る十九、二十、二十二日の三日間にわたり、それぞれ当局より説明を聴取し、質疑応答を行なったのでございますが、ここには質疑応答のおもなものについて御紹介するにとどめたいと思います。  まず厚生省予算につきましては、新たに放射線衛生研究費として一千七百余万円を計上しているが、放射能障害に対する予防と治療の研究を組織的に行うというのなら、さらに多額の予算を出すべきではないか。また血液製剤対策として新規に四十万円ばか……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 法務・地方行政連合委員会 第1号(1954/03/04、3期、緑風会)

○中山福藏君 ちよつと私、ついでですから警視庁の方にお伺いします。私は大体弁護士でしてね。警視庁、或いはその警官をしておられた方々が、大体退職なさると或る交通……いわゆる自動車会社の事故係というものに大概就職しておられますね。警視庁とか、或いは警察におられた方々が、退職せられてから多くそういうところに就職されて、何かこう交通上の事故が起りますというと、必ずその事故係の人が折衝に当られるわけなんです、被害者に対してですね。そうするとその警察で頭を練つておりまするから、被害者は大抵泣寝人りか、二束三文の損害賠償を支払つて頂いて、大体それでまあけりがつくと、こういうふうになりまして、裁判をするのにた……

第19回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1954/03/24、3期、緑風会)

○中山福藏君 ちよつとお尋ねしますが、文化財の保存費、いわゆる正倉院その他のこの保存費ですね、これはもう少し開放して、それらの御物と申しますか、そういうものを一般大衆に知悉せしむるという方法を講ずる必要があるのじやないかと私は思うのでございますが、そういう点については、何も考慮しておられないのですか。
【次の発言】 もう一つ尋ねておきますが、大体今の最高の薬品を使用するとか、或いは最高の技術ですね、この保存するということに関してですよ、大体今の人智の及ぶ範囲では向う何年間くらいこういう文化財を保存して行くことができるというお見通しを付けてあるのですか。


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 内閣・法務委員会連合審査会 第1号(1956/02/28、3期、緑風会)

○中山福藏君 ちょっとお尋ねいたしますが、原子力委員会というのもここに含めてありますが、きょうの私どもの質問する範囲は、結局ただいま政府委員が御説明になった点だけなんですか。
【次の発言】 そういうことですか。この原子力委員会と書いてありますのは、これはついでに書いたという意味ですか。原子力委員会というのが、第十五条の第一項の表中と書いてある文字の下にやはり記録されておるわけですが、これは原子力委員会と売春対策審議会というものが、結局十五条の第一項の表中に入るから、これを含めてお書きになったものでしょうか。
【次の発言】 ちょっと一つ私冒頭に伺っておきたいのですが、大体今まで都道府県例とか、あ……

第24回国会 法務委員会公聴会 第2号(1956/05/10、3期、緑風会)

○中山福藏君 私は、中島さんと広島大学の名誉教授の方に。
【次の発言】 中島公述人に一つお尋ねしたい。あなたの理想論はつつしんで拝聴いたしました。そこでお尋ねするのですが、大体法律、道徳、宗教というものは、そのよってきたる経路を種々検討してみまするというと、社会公共の福祉一般、たとえば日本におきましては、一般国民の全体の福祉ということは、やはり狙いとして、お互いに強盗、窃盗、殺人等をなさない社会というものを建設するために、おのずからこれはでき上ったものと私は考えます。そこで、あなたにお尋ねいたしますが、人間の心理的威嚇と申しますか、その人間の放らつな行動を抑制する最も力強いものは何だとお考えに……

第24回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1956/03/20、3期、緑風会)【議会役職】

○主査(中山福藏君) どなたかほかに御質問ございませんか。  ちょっと私からお伺いしたいのですが、それは検察審査会の問題ですね。で、検察審査会というのは人事と予算というものが裁判所にあって、所管省は法務省になっているわけですね。そこでですね、その所管省が法務省だから検事の上に重い荷がおおいかぶさってくるということで、どうもうまく検察審査会の目的というものは達せられないのじゃないかという気がしますが、これは将来総理府やどこかに所管省だけをまあ移すということが最も検察審査会の設置精神にかなうような気がするんですがね、そういうことについて何かお考えになっておりますか、それを一つ私からお確かめしておき……

第24回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1956/03/22、3期、緑風会)【議会役職】

○主査(中山福藏君) ただいまから第四分科会を開会いたします。  本日は文部省所管について議題とすることになっておりますが、前回の残りが法務省並びに厚生省にありまするので、まずその方から皆さんの御質疑をしていただきたいと考えております。  それでは法務省関係について、内田管理局長の御答弁があるはずだということですから、どうぞ。
【次の発言】 法務大臣は病気で内閣の方に欠席届が出ているそうです。
【次の発言】 ちょっと矢嶋委員に申し上げますが、ただいま厚生大臣がおいでになりまして、十五分間しか時間がないようですので、ただいまの矢嶋委員に対する御答弁は厚生大臣に一応御質疑になった後でいかがでござい……



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※このページのデータは国会会議録検索システム参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/18

中山福蔵[参]在籍期 : 2期-| 3期|- 4期- 6期- 7期
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