上林忠次 参議院議員
3期国会発言一覧

上林忠次[参]在籍期 : | 3期|- 4期- 5期- 6期
上林忠次[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは上林忠次参議院議員の3期(1953/04/24〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は3期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院3期)

上林忠次[参]本会議発言(全期間)
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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 参議院本会議 第8号(1953/05/30、3期、緑風会)

○上林忠次君 私は、只今の石村君の動議に賛成いたします。
【次の発言】 私は、只今の石村君の動議に賛成いたします。
【次の発言】 私は、只今の石村君の動議に賛成いたします。
【次の発言】 只今の石村君の動議に賛成いたします。
【次の発言】 私は、只今の石村君の動議に賛成いたします。

第16回国会 参議院本会議 第22号(1953/07/15、3期、緑風会)

○上林忠次君 私は只今の松浦清一君の動議に賛成いたします。


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 参議院本会議 第58号(1954/06/03、3期、緑風会)

○上林忠次君 私は、只今の大和与一君の動議に賛成いたします。

第19回国会 参議院本会議 第62号(1954/06/15、3期、緑風会)

○上林忠次君 私は、只今の松岡君の動議に賛成いたします。
【次の発言】 私は、只今の石村君の動議に賛成いたします。
【次の発言】 私は、只今の松岡君の動議に賛成いたします。
【次の発言】 私は、只今の松岡君の動議に賛成いたします。
【次の発言】 私は、只今の石村君の動議に賛成いたします。
【次の発言】 私は、只今の石村君の動議に賛成いたします。


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第20回国会(1954/11/30〜1954/12/09)

第20回国会 参議院本会議 第1号(1954/11/30、3期、緑風会)

○上林忠次君 委員長の選挙は、成規の手続を省略いたしまして、議長において指名せられんことの動議を提出いたします。
【次の発言】 私は、只今の矢嶋君の動議に賛成いたします。

第20回国会 参議院本会議 第3号(1954/12/02、3期、緑風会)

○上林忠次君 私は、只今の小酒井義男君の動議に養成いたします。


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第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 参議院本会議 第4号(1955/03/23、3期、緑風会)

○上林忠次君 私は、ただいまの松岡君の動議に賛成いたします。

第22回国会 参議院本会議 第5号(1955/03/25、3期、緑風会)

○上林忠次君 私は、ただいまの小滝君の動議に賛成いたします。
【次の発言】 私は、ただいまの田中君の動議に賛成いたします。

第22回国会 参議院本会議 第7号(1955/03/31、3期、緑風会)

○上林忠次君 北海道開発審議会委員の選挙は、成規の手続を省略いたしまして、議長において指名せられんことの動議を提出いたします。
【次の発言】 鉄道建設審議会委員の選挙は、成規の手続を省略いたしまして、議長において指名せられんことの動議を提出いたします。

第22回国会 参議院本会議 第12号(1955/04/30、3期、緑風会)

○上林忠次君 私は、ただいまの田中君の動議に賛成いたします。
【次の発言】 離島振興対策審議会委員の選挙は成規の手続を省略いたしまして、議長において指名せられんことの動議を提出いたします。
【次の発言】 積雪寒冷単作地帯振興対策審議会委員の選挙は、成規の手続を省略いたしまして、議長において指名せられんことの動議を提出いたします。

第22回国会 参議院本会議 第23号(1955/06/13、3期、緑風会)

○上林忠次君 私は、ただいまの榊原亨君の動議に賛成いたします。

第22回国会 参議院本会議 第24号(1955/06/15、3期、緑風会)

○上林忠次君 私は、ただいまの松岡平市君の動議に賛成いたします。

第22回国会 参議院本会議 第39号(1955/07/22、3期、緑風会)

○上林忠次君 ただいまの選挙は、その手続を省略いたしまして、議長において指名せられんことの動議を提出いたします。


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第23回国会(1955/11/22〜1955/12/16)

第23回国会 参議院本会議 第5号(1955/12/09、3期、緑風会)

○上林忠次君 私は、ただいまの剱木君の動議に賛成いたします。

第23回国会 参議院本会議 第6号(1955/12/14、3期、緑風会)

○上林忠次君 私は、ただいまの榊原君の動議に賛成いたします。
【次の発言】 ただいまの選挙は、いずれもその手続を省略いたしまして、議長において指名せられんことの動議を提出いたします。
【次の発言】 私は、ただいまの東君の動議に賛成いたします。

上林忠次[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院3期)

上林忠次[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第閉会後14号(1953/10/22、3期、緑風会)

○上林忠次君 それでは松岡平市さん、私、安部キミ子さん、私たち一行この三名でありますが、十月十四日から二十日まで一週間の間、三重県、奈良県、京都府、滋賀県、大阪府とこの二府三県の水害地の調査をして参つたのでございますが、以下その概要を簡単に御報告申上げます。  被害の概要その他につきましては、すでに関係各省並びに関係府県から報告もありまして、又書類等も提出されておりますので省略いたします。特に本委員会において、委員各位に御検討をお願いしなければならない点や、各府県における特殊災害について御報告いたしたいと思います。  先ず三重県におきましては、伊勢湾の沿岸の堤防の決壊状況と伊賀上野方面の山間地……

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第閉会後17号(1953/10/26、3期、緑風会)

○上林忠次君 今の問題と関連しておりますが、従来の降雨量ならその程度の排水能力でよかつたのです。それがこのたびのほうはひど過ぎたために、ポンプの効率が上がらない。それに対して今度は復旧のままでなしに、増設をしてポンプの能力を挙げて行くというようなことをしないと、これは復旧態勢ができないのですが、そういうふうな費用も補助を受けられないというわけですか。
【次の発言】 そういうようなことなら、今申上げましたのは、これは干拓地の問題でありますが、次の三重及び愛知、この塩害地これもポンプを新らしく施設して塩を洗う、或いは溝を作らぬばならん。それをやらないと、元の形にならないというようなことになりますと……

第16回国会 農林委員会 第閉会後1号(1953/09/02、3期、緑風会)

○上林忠次君 今年の病害の発生がひどいと、去年に比べて二倍或いは三倍になつておるというふうな病虫害がありますが、この被害の程度というのは、これは今の作柄予想にはどういう工合に計算されておるのか、病虫害おのおの別々に、これで何十万石、これで何万石というような工合に計算されておりますか、そうでないのか。又この二倍、三倍の去年に比べて大きな病虫害が発生したけれども、それは発生した数量であつて、これも最近はいい薬もできておるし、相当防除は徹底しておるということになりますと、その二倍、三倍は恐るるに足らずということになろうと思います。そこらが今の予想収穫高にどういう工合に組込まれておるのか。又先ほどもち……

第16回国会 農林委員会 第閉会後3号(1953/09/04、3期、緑風会)

○上林忠次君 先ほどの戸叶さんの質問にもありましたが、現在の売れ行きが、市場に出た「なたね」の数量がまだわからんというお話ですが、大体の見当でいいですから、四百八十万俵の収穫予想のうちどの程度が最近出ているか、大体の数字でいいのです。どれくらいが農協に集まり、それ以外はどれくらいか、この点大体の数字はわかつているのじやないですか。
【次の発言】 今の買入値段で行きまして、大体現在の油の値段かち推算して粕はどのくらいになるのか聞きたいのですね。どのくらいの見当ですか、これは公式によつてきまつて来ると思いますが。
【次の発言】 それは「なたね」の原価と、それから油の製造費を計算して妥当な値段ですか……

第16回国会 農林委員会 第4号(1953/06/19、3期、緑風会)

○上林忠次君 先般の対策を出されましたときに蔬菜は入れないということで入れてなかつたはずですが、地方に通達した文書には蔬菜が入つている、どこでああいうふうに違つて来たのですか。
【次の発言】 そのときに蔬菜も入れないなら「たばこ」も入れない、「たばこ」も全反別としては小さかつたが、局部的には被害は相当ひどかつた、ところが蔬菜も入れないから、「たばこ」も反別として少いということで入れなかつたのでありますが、蔬菜だけを入れて「たばこ」は抜けておる、片手落になつておる。
【次の発言】 従来、これまでまあ督督官庁が大蔵省になつておりますために、同じ農作物でありながら「たばこ」は殆んど一般作物とは別な扱……

第16回国会 農林委員会 第6号(1953/06/29、3期、緑風会)

○上林忠次君 去る土曜日に一応ここでデイスカツシヨンがなされましたときに、私参りました県、即ち兵庫県、山口県につきましては、大体の状況を話したつもりでありますが、そのときに申しましたように、今回の被害は、我々東京におりまして、新聞なり、或いは地方の代表者からいろいろ聞いております報告で、我々が承知します以上の大きな被害があつた。而もその被害は農作物が大部分でありまして、それが報告後刻々被害額が増加しつつあるというようなことを、ひしひしと現地を見て認識したのであります。今回の風水害の元は、結局丁度農作物が麦或いはその他の蔬菜類、すべてが収穫時期に達して、特に麦につきましては、収穫の真最中でありま……

第16回国会 農林委員会 第7号(1953/06/30、3期、緑風会)

○上林忠次君 先ほどお話のありました等外麦の中から買上規格を作ること或いは飼料として買上げるような災害対策措置を考えているという話でありますが、このような措置を早く発表して頂く、そうしないと今調製している最中に買われるものか、買つてもらえないものかをはつきりさせることが、これに対する商人の買叩きを防止することになりますし、又乾燥の処理をして、少しでも飼料なり食糧にこれを利用する。損害を少くして行く、国家としての食糧の損害を少くするという点から、早くこの程度は買うぞということを知らせて頂くということが一番大事じやないかと思うのでありまして、この規格外の特別措置、飼料措置を緊急に一般に周知せしめる……

第16回国会 農林委員会 第10号(1953/07/06、3期、緑風会)

○上林忠次君 今まで基金協会というところでこういうことをやつて来たところ、今度は相当こう法制化した保証協会というものを作つたというようになつておりますが、これは前の基金協会というのを置いておくのですか、壊さずに……。保証協会ができたら前の基金協会というのはどうなるのですか、二重になつてやるのですか。
【次の発言】 終りのほうに、九千四百万円以上で一定の金額を定める予定と、その程度で中央開拓融資保証協会に対し出資する、これは前の基金協会がやめになつてこれに肩代りするという意味ですか。
【次の発言】 先ほども委員からお話がありましたように、農業金融というのは利子が高いからということで、実際借りたく……

第16回国会 農林委員会 第閉会後11号(1953/10/28、3期、緑風会)

○上林忠次君 これは些細な問題かも知れませんが、今年の冬の暖房材料としての炭ですね、関西地方の山林県では相当炭焼き窯の被害で、そのためにこの山林関係の労働者は相当困つておるというふうなことも聞いておりますし、これが今年の冬の薪炭に困る因になるのではないか。ここに冷害地帯の炭焼き窯の増設に対する補助金は出ておりますが、この関西の山林県の窯の破壊されたところ、これの復旧というものは相当慎重に考えてもらわなければならん。これに対する補助金、又融資、これをどういう工合に農林省では考えておられますか。
【次の発言】 補助は出ませんですか。
【次の発言】 冷害と同様の補助を出してもろうと復旧はもつと早いん……

第16回国会 農林委員会 第15号(1953/07/15、3期、緑風会)

○上林忠次君 一つこの際これは懇談にして頂いて、関係当局にお願いがあるのですが。
【次の発言】 それについては問題があるのです。だから初めに県単位の連合に許可をしないで、所属団体、言換えれば組合までということも一つ意見が出る。ですから今日の話をもつと強く言えば、単位農協が持つているものまでこれを限定にしろということであれば、組合員が理窟なしに応じます。県単位の経済連に持つているために、その組合だけがということに一応の解釈ができる。併しそれは解釈しようであつて、この点については私は農林当局はどうしてもつと強くぶつかつて行かなかつたか。農協法を制定しておきながら怠慢だと思う、これについて運輸当局に……

第16回国会 農林委員会 第17号(1953/07/17、3期、緑風会)

○上林忠次君 今回の九州の災害は九州を中心にしておりますが、どの辺まで……、災害がひどかつたところですね、どの辺まで行つておりますか。その調べはもう農林省に来ていると思いますが、九州、山口のほかにどういうような県があるか、又どういうような県に対して今の災害対策を講じようとしておるか。
【次の発言】 多分この六県以外に相当災害の多い県があろうと思いますが、特に農産物或いは農業施設の関係については、この委員会から今回のできております水害対策緊急委員会、あのほうに問題を提供しなくちやいかんのじやないか、大県以外にまあ兵庫或いは島根、鳥取、京都、あの辺まで相当な被害があるのじやないか、これを含めてのこ……

第16回国会 農林委員会 第20号(1953/07/22、3期、緑風会)

○上林忠次君 これを論議するのには、議員提出の法案であつても、やはり農林省と協力してでも相当の資料を集めてもらいたいので、特に「なたね」の作付反別の変化並びにその価格の今までの変動及びこれと関連性があるところの麦の作付反別の変化、そういうような資料を集めてもらいたいと思います。
【次の発言】 ちよつと関連して……。日本の現在の農業で一番遅れているのは農機具、大農機具、こういうような機械の点じやないかと思うのであります。耕種とか、育種とか、そういうものは進んでおる、それに比べて農機具のはうは相当遅れておる。現在の小農を覧ましても一食おのおの昔から使つている伝統的な能率の悪い機具を使つているのであ……

第16回国会 農林委員会 第21号(1953/07/23、3期、緑風会)

○上林忠次君 今回の安定法は、価格を決定するに当つてパリティとか、或いは生産費或いは経済事情を勘案して、農家の再生産に間に合うように値段をきめてやる。誠に結構ですが、これを「なたね」にとつて考えますと、「なたね」が油をしぼられて出て来る粕、この粕の値段というものはここでは関係のないことになつております。今年の生産から出て来る油粕の数量は恐らく十四万トン、或いはそれ以上になると思いますが、金額にして四十億円、大きな油粕が出て来るのであります。特に油粕は最近あらゆる作物に相当か効果を上げておるということで農家の大きな肥料になつております。「なたね」の価格はきめたが、油の価格は常に動揺しておるという……

第16回国会 農林委員会 第22号(1953/07/24、3期、緑風会)

○上林忠次君 生「いも」の価格を安定する一つの方法として切干「いも」、これも買うということでありますが、これは数量は生産者団体と話合の上で、或いは予算の関係の上できめられると思いますが、果してこれがたくさんできたときに政府がこれを買つて、それを処理する見込みがありますか、その点について……。
【次の発言】 生切干の用途は先ほども話が出ておりますように、焼酎原料或いはアルコール原料、そういうような方面に限定されておりますが、そう幾年も持てるものではないので、余つたときには相当これは食管会計に大きな損害を来たす、赤字を出すと思いますが、それを補填する一つの策として、これは附帯決議に出ておりますよう……

第16回国会 農林委員会 第23号(1953/07/27、3期、緑風会)

○上林忠次君 先般も問題に出ましたし、又先ほども河野さんから話がありましたが、今回のこの法案に対して製油業者がなぜ反対しているかというお話がありましたが、私前にも質問しましたように、原料の値段、これは生産者の意見を十分聞いて、そしてきめる。こういう原料関係まこれで喜んでおりまするけれども特に「なたね」粕の件であますが、これは原料値段はきめたと、ところがあとの油の値段というのは常にフラクテユエイトすると、而も最近は油が安いというようなことになりますと、出て来る粕は又高くなると思う。高くなると、これを消費する人がないということになれば製油業者が困る、買いたいにも原料が買えないと、売先がないというこ……

第16回国会 農林委員会 第24号(1953/07/28、3期、緑風会)

○上林忠次君 先ほどお話を聞くと、この出荷されるときも検査しないのだというふうになりますと、一回合格しますと、いつまでも合格の烙印が押されて出て行く、これが混乱させる元になるのじやないかというような気がいたしますので、日進月歩の時代に一年とか、半年とか合格の期間をきめるとか、又出る機械には合格印を検査して押すという工合のことをしないと、一回の合格がいつまでも通用するというふうになるのじやないかと考えますので……。
【次の発言】 それから優良農機具の普及ということは勿論必要なことでありますが、値段の問題もすぐ普及には影響して来る。何とかいい農具をまとめて安く買わせるという手を打たなくちやならんと……

第16回国会 農林委員会 第25号(1953/07/29、3期、緑風会)

○上林忠次君 問題は小さいのですが、二銭六厘というやつがあるのじやないですか。
【次の発言】 今の御説明になつておりますのは、これは県はどの辺までの範囲で計算されておりますか、被害県につきましては……。
【次の発言】 今の数字には財源関係からは、今おつしやるような以外の県のやつは入つておりませんか、この融資の数字或いは補償の数字ですな。この金額の中に先ほどおつしやたような県以外の、七月に入つてから被害の県は入つていないというのですか。
【次の発言】 今のたばこに関する金融措置ですな、これは特別にこちらから立法提案をしておりますが、これも一つ御披露願つておいたらどうですかな。

第16回国会 農林委員会 第26号(1953/07/30、3期、緑風会)

○上林忠次君 日本で家畜の増殖が遅れている点は、まあ国土が狭い。食糧増産にだけでも汲々としているというような状態で、家畜を飼いたくても飼料がないという点で特に大家畜の繁殖が遅れているのだと思います。それでこの今回の措置によりまして増殖されるにつきましては、大家畜を飼養し得る地域、又小家畜に適当な地域をしつかりきめて頂きまして、増産によつて乳製品が高くなる、生乳が高くなる。結局増産の結果が農家の経済に役に立たなかつたというようなことのないように適地を選んで頂きたい。そして日本の食糧、今の食糧政策が米ばかりに偏しております今の日本の食糧が麦のほうに向きまして、麦の副食物として家畜が役立つて行く、大……

第16回国会 農林委員会 第30号(1953/08/05、3期、緑風会)

○上林忠次君 白井君を支持するようでありますが、すでに抜本的改正に迫られておるときに、応急的なかような法律を出上まするというと、臨時的な面に馴れて根本的な改正に手を染めることが遅くなる。いつの場合でも結局間に合せ立法をやる。基本的なものがずつと先に延びるということになつて来ますので、その点を懸念するのですが、そういうことのないようにこの附帯決議を当局が誠意を以て御実行にならるるように希望いたしまして、取りあえず本法案に賛成したいと思います。


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第17回国会(1953/10/29〜1953/11/07)

第17回国会 風水害緊急対策特別委員会 第2号(1953/10/31、3期、緑風会)

○上林忠次君 建設関係の先ほどの三重県、愛知県ですかあの土地の陥没と、それに伴う今回の堤防の決壊、それの復旧の問題でありますが、復旧ではなしに、改善もやる、改良工作もつけてやるということを、先ほど第一小委員長から話がありましたが、農地法によつて、農地に関係した堤防もあそこにあるのであります。片方が、建設関係のほうが、そういう工合に改良工事もやるということになりますと、両方合せてやらにやいかんということで、そこに片手落にならないように、建設関係にバランスするように農林省関係も考えてもらわないといかんというので、農林省もその係官のかたを一応呼んで頂きたいと思うのであります。

第17回国会 風水害緊急対策特別委員会 第4号(1953/11/04、3期、緑風会)

○上林忠次君 これは今の問題と少し違うかも知れませんが、農林省が来ておられますからちよつとお尋ねしておきます。この水害地の来年作の種もみに対する補助の問題ですが冷害地の農家に対しては一石当り約千三百円ばかりの補助がある。水害地に対してはこういうような規定がないのですが、これは予算措置で農林省で考えておられるということを聞いておりますが、そういう工合にこちらで確認していいのですか。
【次の発言】 それでは水害地の来年作のもみのない所も同じような補助を与えてやるというわけですか。

第17回国会 風水害緊急対策特別委員会 第7号(1953/11/07、3期、緑風会)

○上林忠次君 ポンプのキヤバシテイをふやす、或いは燃料費、電気代は認めるというふうな話でありますが、ポンプの水の集合場所の堆積土砂或いはポンプ場の土砂の排除、こういうふうな堆積土砂の排除の分は、これはローム層ですがこういうふうな点も応急復旧費として見なければならないというような点であります。この点はどういうふうに農林省ではお考えになつておりますか、又大蔵省のほうではどういうふうに考えておりますか。


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第18回国会(1953/11/30〜1953/12/08)

第18回国会 農林委員会 第1号(1953/12/01、3期、緑風会)

○上林忠次君 人造米の話に戻しますが、私も人造米の値打は余り体験もしませんけれども、二割程度入つたのを食べた経験から行きますと、却つて裸麦を入れたほうが食べやすいのじやないかというような気持もしますのでお伺いするのですが、若し裸麦が人造米以上に有効に食糧の、米の不足を補い得るならば裸麦を増産せられていいのじやないか、小麦は世界の市場の余つた小麦がたくさんあるのですから、これを入れると安いし、わざわざ日本で小麦を作らなくても大麦に変えたらどうか。そうして耕作気勢をあおる、そうして人造米の前に裸麦を作らせる、大麦を作らせるというような方策を考えたらどうなのかと思うのですが、食糧庁長官のほうでどうい……

第18回国会 農林委員会 第2号(1953/12/03、3期、緑風会)

○上林忠次君 表彰に関係してですが、まあ一般の工業方面、産業全部についての新しい考案に対しましては、相当に褒章されることになつて、褒章というより、利益を与えられることになつておりますが、農業関係はその性質上、なかなか新らしい品種を作つた、或いは新らしい耕作法を編み出したということについて、この努力に対して報いる手がない。それでそれがために大きな利益を全国にもたらすわけですが、このような考案、発明に対する意欲を高めをために、農林省としてこれは毎年或る程度の相当大きな予算を計上してもらつて、この一般の工業方面の新案のようなものに対する表彰に相当するような、そのリバースに相当するような施設を農林省と……

第18回国会 農林委員会 第4号(1953/12/05、3期、緑風会)

○上林忠次君  「なたね」とそれから切干の政府の買上状況はどういうふうになつておりますか。
【次の発言】 切干甘藷はどういう工合になつておりますか。私ちよつと忘れましたが、どの程度買つておりますか。
【次の発言】 私は今年産の、価格安定法でやつておるでしよう。あの今年産の集荷状況。


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 議院運営委員会 第3号(1954/01/21、3期、緑風会)

○上林忠次君 庶務小委員長に代りまして申上げます。  只今議題となりました参議院及び裁判官弾劾裁判所の昭和二十九年度歳出予定経費要求に関する件につきまして、庶務関係小委員会における審査の経過並びに結果を御報告いたします。  先ず予算の内容を御説明いたしますと、参議院の予定経費要求額は合計十一億七千七百六十万円でありまして、これを前年度予算額と比較いたしますと三千九百四十三万円の減少となつております。又裁判官弾劾裁判所の要求額は合計七百三十六万四千円でありまして、前年度予算より九十八万三千円の減少となつております。  次に予定経費要求額の内訳を御説明いたします。  先ず参議院につきましては、第一……

第19回国会 議院運営委員会 第47号(1954/04/16、3期、緑風会)

○上林忠次君 これは柿手さんにお尋ねいたしますが、六社の分が今年開銀の融資を受けた。これが資金融通を申請した会社はほかにあつたんではないかと思うのですが、六社だけですか。或いはほかにありましたか。
【次の発言】 それは資金関係或いは施設の関係等お調べになつたのですか。あなたのほうで御調査なすつたのですか。
【次の発言】 それは二十九年度でなしに、二十八年度の分があつたのですな。その六社のほかに。
【次の発言】 ちよつと細かくなりますけれども、施設或いは将来性というようなことを調査なさつて、片一方資金関係を考えて、これは三社を落そうということで落ちたのだと思いますが、それでは、そこに六社のほかに……

第19回国会 議院運営委員会 第77号(1954/06/03、3期、緑風会)

○上林忠次君 只今議題となりました委員会関係経費の割当に関する件につきましては、去る四月十二日の本委員会におきまして、第一・四半期即ち四、五、六月分の割当を御決定願いましたが、第一・四半期以後の割当につきましては、改めて根本的に検討することになつておりましたので、庶務関係小委員会にこれを協議いたしました結果、第二・四半期、即ち七、八、九月分は、第一・四半期分と同様とし、その後の分につきましては、改めて協議することに決定いたしました。  以上、御報告申上げます。

第19回国会 農林委員会 第2号(1953/12/14、3期、緑風会)

○上林忠次君 戦後になつて化学繊維が発達しましてナチュラル・シルクが困つておる。競争できないという状態になつている。私日本の農村経済から考えまして、この大きな換金作物をだんだん萎靡させつつある状態にあるということは遺憾に思うのであります。特に戦前のこの六十万町の反別を持つておりましたあの輸出の華やかな時代、これに日本の国が相当依存したという養蚕を考えますときに淋しい感じがするのであります。何とかしてこれをもう一遍盛上げなければならん。又日本農村の経済発展のためにこれほどいい作物はないのではないか、かような化学繊維の大きな進歩に対しまして、我々は何とかしてこの養蚕をもつとコストを下げなければなら……

第19回国会 農林委員会 第5号(1954/02/01、3期、緑風会)

○上林忠次君 予算の問題のときに私欠席して細かいことはわかりませんけれども、薬剤の政府補助と申しますか、奨励か何か、これが出ておりますが、ああいうものは補助金が出ない、又去年の半分になつておるというような話を聞いておりますが……六億か幾らかということになつておる。まあ薬剤業者を不当に太らせているとか、いろいろな問題もあろうと思いますけれども、薬剤はこれは日本ではなかなか業界に対する知識も少いし、指導も徹底していないという点で、食糧増産に薬剤を使うと言つたつて使えない、只でやるから、又割引してやるから使えということで、結局それが増産に大きな影響をもたらしておると私は考えております。この際折角こう……

第19回国会 農林委員会 第6号(1954/02/09、3期、緑風会)

○上林忠次君 今年の予算の査定の数字を見まして、先ほどから大分話が出ておりますが、とにかく去年十二億近く当初において配当を受けたあの予算が、今年は六億という工合に薬剤に対する補助金が減つております。これに対して私農林省の薬剤に対する熱意が、予算をとつて防疫しようという熱意がどこにあるのか、どの程度あるのかというところを疑わしいような気がいたしまして、一言申上げたいのでありますが、大体今の日本の農業で、前にも改良局長に申しましたように、一番指導が遅れて、又指導力が弱いのは病害虫害の防除、このほうであります。それでこの単位面積から余計の増産をしよう、この事態には薬剤を使つてやるのが一番これは早道で……

第19回国会 農林委員会 第7号(1954/02/12、3期、緑風会)

○上林忠次君 食糧管理政策と、それから粉食の奨励の問題ですが、簡単に一つ御質問申上げたいと思います。食糧庁を中心とした農林省におきまして、この大問題に相当研究しておられるはずでありますが、先ほど来大臣の話を聞いておりましても、この流通制度をどうするか、管理制度をどうするか、又この粉食奨励についてどういうふうな手を加えて行くか、いいお話を聞き得ないのであります。勿論我々まあ批判する立場でありまして、この問題は農林省において専門家がうんと検討してもらわなくちやならない問題でありますが、去年あたりから現政府で考えておりましたこの食糧のコントロールを解放するというような問題もありまして、その後今年の米……

第19回国会 農林委員会 第8号(1954/02/18、3期、緑風会)

○上林忠次君 今の話に関連しまして、私も秋頃盛んに人造米に対して反対したのですが、あのときも話しましたが、人造米を食つた我々の経験から言つて、麦にまさるとは言えない。将来の改良がどこまで行くか知らんが、値段の点、味の点で麦を増産したらいいんじやないか、大麦、裸を増産したらいいじやないか、その計画はあるかと尋ねましたところが、計画はない、全然考えておらん。それほど自信を以て農林省はやつたと思いますが、先ほどのお話を聞きましても、まだ人造米は断念しておらん、融資もしてやる、育成もしてやるという気持でおられるらしいのですが、私その当時申しておりましたように、極端に言うならば、日本の麦作反別を、すつか……

第19回国会 農林委員会 第11号(1954/02/26、3期、緑風会)

○上林忠次君 先ほどもお話が出ましたが、肥料に対する供給電力の値上が影響する問題で、肥料に対しては特殊な安い電力を供給したいというようなことも聞いておりますが、それは余つた豊水期の電力、余つたやつを使つてもらう。それを特に安く、小口電力のほうは値上を少くして大口のほうは上げる。併し肥料のような大口のものに対しては特殊なそういう安い電力を供給して、そうして肥料の単価を上げないというような話を聞いております。それではどの程度そういう工合に持つて行くか。勿論施設の状態と噛み合せてやらないと、遊休施設を豊水期に使うわけですから、又職員の数にも関係しますので、或る限度があると思いますが、どの程度のそうい……

第19回国会 農林委員会 第13号(1954/03/05、3期、緑風会)

○上林忠次君 今の分散度へ又帰りますけれども、大体年ごとの動き、標準偏差ですか、標準偏差で五%程度見られているわけですが、その上に又平年に比べて今年の分散度が幅がひどいというので、それを又この中ヘ組入れているわけですが、結局その結果するところは、先ほど江田さんのお話のように、困つている連中が余計困るんだと、産地の凶作の程度のひどいところは余計困るのだ、片方は幅があるんだから、いい産地は儲かることになるんじやないかということになりますけれども、この凶作のひどいところに犠牲がうんとかかつておる。私はこの数字を見ていると今のベーターなんというのは大体プラスして、これを加算して、七千七百円ですか、これ……

第19回国会 農林委員会 第14号(1954/03/09、3期、緑風会)

○上林忠次君 農林省からのこの文書を見ておりますと、一、二の処置ですが、どうしてこういうことをもつと早くからやつてくれないのだ。あれほど当業者が不当の利得を得ているのに知らん顔をして見ていた。こんなことは直ぐやらなければならん重要問題じやないか。而も直ぐできる問題じやないか。而もインドネシアに対しては一億五千万貸越しになつておる。いつになつてとれるか。輸入物資はない。遊んだ金があるじやないか。どうしてこういうものを入れないのかということを今になつて残念に思いますが、たとえそれがあつたとしても、現在ストツクは三万トンしかない。台湾が四万、これが価格関係がなかなか折合わない。今になつてばたばたして……

第19回国会 農林委員会 第15号(1954/03/12、3期、緑風会)

○上林忠次君 指導員関係が相当殖えまして結構なことと思いますが、生活改善の指導員を殖やされる前に、現在の一般農業改良指導員の数がだんだん縮減されるというような状況に現在あるのですが、そのほうのことはどういう工合にされるつもりですか、そのほうが我々としては優先的にやつてもらいたい。現在すでに農業改良普及員の数は少いので末端まで行つておりません。二、三カ町村に一人というようなことで、末端の各町村までは行つていない、地についた指導ができないというような現状でありますが、御存じのように去年までは三分の二の補助があつた。これが二分の一に今度減る。これは補助金等の臨時特例の法案が出ておりますが、これが実施……

第19回国会 農林委員会 第16号(1954/03/16、3期、緑風会)

○上林忠次君 価格の問題でありますが、先ほど価格を決定するときは、需要量と、又国内の保有量ということを見込んで、それによつて従つたということ、それで加重平均を出すということでありますが、メーカーの下の値段からとつて行くということになるわけでありましたが、これには輸出のほうは入つていませんか。これは輸出が入りますと大分違つて来る、量が多くなると、相当能率の悪い工場の数量が入つて来るので、これが加里平均されるということになりますので、その点はつきりきめておいてもらいたい。
【次の発言】 先ほどから大分硫安以外の肥料の統制の問題が出ておりますが、私も同感でありまして、農林省が今印砂糖で失敗したように……

第19回国会 農林委員会 第21号(1954/03/29、3期、緑風会)

○上林忠次君 ちよつと一点。品物によつて手数料が違うごとに証紙も違うわけですが、年々手数料が変つたときに変ることがあるのじやないかと思う。変つたときに古い証紙を手許にたくさん持つておるという耕作者がある、これはとつて売上げてもらわなければいかん。そういうようなことについての規定を作りますか。
【次の発言】 本案には賛成いたしますが、先ほど出ました一俵の目方を減らす、そうして取扱いやすくするというこの趣旨にも勿論賛成であります。併しながら、この「わら」の資源の少いときに、この単位当りの目方を減らして運送するために、その包装に要する「わら」が多くなるのじやないか、小さくすると扱いは楽になるが、「わ……

第19回国会 農林委員会 第23号(1954/04/08、3期、緑風会)

○上林忠次君 これは私長くここに出ておりませんので、この問題に対して十分な御意見を聞いておりませんが、この町村を区域とするやつを県にしたらどうなんでございますか。そういうような御意見は出ませんでしたか、衆議院においては……。もう少し拡げたらどうか、区域を郡とか、県とか。
【次の発言】 こういうふりな場合があるんじやないですかね、これは部落ごとに相当土質も迷うし、いろんな自然条件が違う、これに適応した、作物に適応した肥料をうまく作つて行こうというので今回これが修正がなされようというのですが、県の協同組合の配合所、これを使つて、実際は部落だけでも、部落或いは町村ごとに献立の変つた肥料を作る、作る所……

第19回国会 農林委員会 第24号(1954/04/09、3期、緑風会)

○上林忠次君 新らしい改正案によりまして取締法が改正されますと、都道府県のこの肥料関係の権限が相当拡大されるわけであります。そうなりますと、府県によつては肥料の分析、施設、人員が十分でないところもあると思う。又ところによつては戦災を受けている場所もあるのじやないか、疎開している場所もあるのじやないかということになりますが、そんな忙がしい仕事を前にかかえて、果して今の設備でできるのか、或いは今の人員でこれが円滑に取締りがやつて行けるかという点でありますが、適当な措置がとられているか、或いは将来措置をとる準備ができておりますか、農林省からお答えを願います。

第19回国会 農林委員会 第27号(1954/04/23、3期、緑風会)

○上林忠次君 まあ素人の思い付きで杞憂の問題かも知れませんが、先ほど指定はそう早くやらないというお話がありましたが、指定をゆつくりしておりますと、山は自由に売買ができるので、荒廃地であろうと、これを高く売ろうとする人があり、又これは将来相当な値段で買つてもらえるからというので、そういうような闇取引と申しますか、正常な価格以外の、正常な価格を超えた値段で取引があるのではないか。買つた人が迷惑するか、売つた人が迷惑するか、どつちかが迷惑するというようなことで、これが指定が遅くなりますと、これは取引が混乱に陥ることがあるのじやないかと思いますが、そういうようなことはないですか。そういうことで、早く指……

第19回国会 農林委員会 第31号(1954/05/07、3期、緑風会)

○上林忠次君 農地だけでいいですか、山林は要りませんか。

第19回国会 農林委員会 第37号(1954/05/18、3期、緑風会)

○上林忠次君 いつも話に出ますように、今の内閣の方針として、自由経済を主張しているこの際、管理制度というようなものはできないのだというようなことで、今のままで何とかコントロールして行こうというので政府は因つているらしいのですが、大体元々ものが少い、而も内国産はないのだ、こんな物資に対しては何とか適当な管理、コントロール、こういうようなことをやらないと私はいかんのじやないか。先ほどから聞いて見ますと、いつも手はない、メーカーに行つたらあとは野放しだ。而もその買入れる砂糖が普通の為替の自由な時代のように、一番安いところから競争して入れるのだというような時代じやないのだ。今は貿易の関係で、インドネシ……

第19回国会 農林委員会 第38号(1954/05/19、3期、緑風会)

○上林忠次君 それでは報告をいたします。  第一班の現地調査は河合委員、松永委員と私の三名でありまして、群馬県及び埼玉県下の実情を五月十五日及び十六日の両日調査いたした次第であります。なお松永委員は群馬県のみに参加されまして、埼玉県には参加されなかつたのであります。この調査は県当局及び農林省統計調査事務所等から、被害の状況及びその対策について説明を聞いたのち、現地へ参りまして、その実情の調査及び被害農民との懇談等に時間の許す限り努めた次第であります。  先ず群馬県下の被害状況について申上げますと、被害はこの県が全国有数の養蚕県でありますので、桑の被害が激しくて、四月二十一日及び二十八日と桑の第……

第19回国会 農林委員会 第40号(1954/05/21、3期、緑風会)

○上林忠次君 どうも途中から入つたのではつきりしないので、これは的を外れておるかも知れませんけれども、最高価格というのは、これは各社別の、メーカー別の最高価格ですか、その点ちよつと……。
【次の発言】 そうすると、メーカー別に相当、二割とか一割五分とか、或いはそれ以上の差があると思うのですが、各社全部が相当コストの高いところまで引合う程度に最高をきめるのか、普通能率の悪い会社のほうは相当犠牲をこうむれ、ときとしてはもう倒れるも覚悟でやれ、大体半分程度の工場がコストをペイする程度ならいいじやないかというような考え方もあるし、それでは半分の会社は営業停止をするということになつては困るので、何割まで……

第19回国会 農林委員会 第41号(1954/05/24、3期、緑風会)

○上林忠次君 これは聞き違いかも知れませんけれども、先ほどの話では開銀の枠を七億を持つているのに、実際使われたのは三億七十万円、残りは使つておらないというわけですが、枠が七億何ぼ、政府の融資ですが、開銀を経て融資するのが、それが実際には三億七千万円しか使用しておらない、あとは自己資金、市中銀行から賄つたというように聞きましたが、そうなんですか。
【次の発言】 それで私ちよつと聞きそこないらしいですが、結局七億何ぼの枠があるのに自己資金で貼つたり、社債を発行したりして、三位七千万円ぐらいしか実際には使つていないという意味のようにとつたのですが、残りは使えなかつたという……。

第19回国会 農林委員会 第42号(1954/05/25、3期、緑風会)

○上林忠次君 僕は素人で、考えておりますことは丁度今、北さんがおつしやつて殆んどもう満たされておると思いまするが、実は先般千葉へ行つたんでありますが、千葉の乳価がこれはまあ殆んど生乳で売つているのですが、安いと思う。これはまあ北海道と比べて、ああいうような辺鄙な地帯でこのバターを造つて、それで販売しているという地帯に比べてあれだけの生で売れる。而も市内に近いああいうような地方の便益のあるところで、あれだけの乳価で売られているというのは安いのじやないか。結局これはこの乳牛会社の手先になつていると申しますか、乳牛会社が、ここで儲けている。もつと高く買うてやつたらいいものを、安く買うてここで利益をあ……

第19回国会 農林委員会 第43号(1954/05/26、3期、緑風会)

○上林忠次君 先ほどの河野氏の質問に対しまして、北のほうが適地じやないか、そこへ集まるんじやないかというような質問に対しまして、そういう工合になるんじやないかというような御返答がありましたけれども、生乳を、供給する地域の選定、これは成るべく消費地を控えた所でまとまつた条件の揃つた所があるなら、そういうような生乳の増産ということを考えて行かなければいかんじやないか。そうすると先ほどのお話は、ジヤージー種の集団地域ということについては納得できますが、生乳が栄養から考えても、或いは利用から考えても一番いいという、生乳の今の足らん状況から考えて、これは全国的に消費の層がある所に、而も条件の揃う所があつ……

第19回国会 農林委員会 第44号(1954/05/27、3期、緑風会)

○上林忠次君 ちよつと……、これは勿論問うまでもないと思いますが、実はこの五カ年間に設備の改善だけでぐんと低下が認められる。ちよつと大きいような気がしますので聞くのですが、勿論これは資本、利子、償却は見ているのでしような。
【次の発言】 ちよつと関連して……。前に電気料金の値上の問題があつたときに、肥料に対する電力はどうなるのかという質問をしたことがありましたが、中村さんだつたと思いますが、肥料に対しては余つたときの電力を有効に使つてもらう、そいつを単価を安く提供する、而も工場が運転しにくいような供給の仕方でなしに、円滑に運転できるような供給の仕方で何とかこの電力は肥料の製造については上げない……

第19回国会 農林委員会 第47号(1954/05/30、3期、緑風会)

○上林忠次君 これは「昭和二十九年四月における」と書いてありますが、先般私埼玉県の茶の被害状況を視察しましたところでは、四月の霜害じやなしに、一月、三月のあの相当低温が持続したために茶が枯れておる。ひどいところは半分枯れておる。而も南面の早く雪がとけたところが枯れておりますが、この被害が又特に多いということになりますと、これを共済してもらわないと、この霜害だけでは間に合わないじやないか。これはあなたのほうの便宜措置としてやつておられるならば結構ですが、それも入つて考えておられますか、どうか、その点はどうですか。
【次の発言】 それから今回の特別措置法案には、前年融資を受けてそれが引続きのこうい……

第19回国会 農林委員会 第53号(1954/06/14、3期、緑風会)

○上林忠次君 ちよつとお尋ねいたしますが、去年に比べると「なたね」油の値段が今年は相当いいのじやないかと思いますが、そうすると、生産費はどうであろうと相当高く買われてもいいのじやないか、この農産物価格安定法、これによりますと、生産費を基にして再生産ができるようにするということが基になつておるのでありますが、油の値段が高いなら少し加算してやつてもいいじやないかという気がいたしますが、その点はどういう工合に考えておりますか、今年の値段をきめる際に……。
【次の発言】 もう一点附加えて、パリテイ計算あたりで行きますと、去年の価格に比べて今年は高くなるべきか、或いは去年の通りでいいのか、どの程度になつ……

第19回国会 農林委員会 第54号(1954/06/15、3期、緑風会)

○上林忠次君 災害の今の融資の対象になる作物については政令できめるというようなことを要綱か何かで見ておりますが、ああいうようなものをきめられますか。
【次の発言】 煙草ですが、これは大蔵省の所管になつておりますが、これをどうするか、農業経営の中に入つておるもので今度の法案で行きますと、三割以上の被害があるものに対して、而も経営の全収入の一割以上の被害があつたということになりますと、これをどういうふうな工合に考えるか、所管の官庁が違うために、まあ一般会計からは煙草のほうは見られないというような問題もあるかと思いますが、そういうような点はどう考えておりますか。

第19回国会 補助金等の臨時特例等に関する法律案特別委員会 第4号(1954/03/15、3期、緑風会)

○上林忠次君 少し細かくなりますけれども、農業改良助長法に基くあの改良普及員の関係ですが、今もお話が出ましたように、多分今の問題じやないかと思いますが、三分の二が二分の一になつている一部は、その差額は地方税交付金で賄つている、与えはいるということになつておりますが、一応政府でそういうようなこれまで三分の二というものを二分の一に引下げるというようなことになりますと、県としてはすでに現在でも県負担の人員が相当あるのだ、苦しい財政状態から先ずこいつを減すのじやないか、減されるとするとこれからの農政の遂行、又農業生産の増大という大きな問題を元にして果して今でもどうか、足らないのじやないかと私ら想像する……

第19回国会 補助金等の臨時特例等に関する法律案特別委員会 第5号(1954/03/16、3期、緑風会)

○上林忠次君 開発銀行としては今回の問題はどつちにしても大したことはないということになりますけれども、造船会社としてはそれでは一般金融、市中銀行から借りる分はどのくらい借りているか……。
【次の発言】 ええ、金額的に……。
【次の発言】 続けているんですか。
【次の発言】 それでは……。

第19回国会 補助金等の臨時特例等に関する法律案特別委員会 第8号(1954/03/24、3期、緑風会)

○上林忠次君 今頃質問するのはおかしいのですが、大体この今度の改正によつて差額は一部は地方交付税のほうへ見ておるということを聞いておりますが、三十五億ばかりの差額、これに対してどの程度交付金のほうにに見ておられますか。
【次の発言】 それではここにのつていることに関係したのは全部見ている。差額は地方交付税に振替えておるというわけですか。
【次の発言】 私地方の税制調査会とか或いは行政調査会とかいろいろな方面で、地方の重点的な事業を促進するために地方に還元してもらいたいということで、相当今度は切られておるのはわかりますが、大体先ほどから問題に出ますように、どういうような基準でこれが残つたかという……

第19回国会 補助金等の臨時特例等に関する法律案特別委員会 第16号(1954/04/09、3期、緑風会)

○上林忠次君 この農業改良助長法ができて、これによつて設置されておりまするこの改良普及員、農業専門技術員ですか、あの一連のああいうのは普及施設に対して出しております三分の二の補助、これを二分の一に下げるようにというようなことが提案されておるわけでありますが、国を挙げて食糧増産をやかましく唱えられておるこの問題を前に控えて、一方農林関係におきましてもいろいろな補助金が相当減つておる、こういうような際に、この増産の目標を達成するために、一番私必要と考えております普及員の補助を減らすというようなことに提案されておりますが、これはこういうような改正をしようとする理由はどこにあるのですか、この点一言お尋……

第19回国会 補助金等の臨時特例等に関する法律案特別委員会 第17号(1954/04/13、3期、緑風会)

○上林忠次君 途中からですが、ちよつと……。僕もこれ素人ですので聞いてもわからないのですが、大体水産資源の保護というのはどういうことをやるのか、又大体これはこういうふうな法律の名前からいつてもわかりますように、一年二年の問題でなしに継続的にやらなければならん問題です。そういうような必要に迫られて去年から実施されたと思うのですが、大体どういうふうなことをやるのか。現在私らが想像するのは、東京湾におきましてもヒトデが繁殖している、水産資源がこれで荒されている、又海岸地帯にいろいろな工場ができて悪水を排出する、これで魚族が損傷を受ける、又山林がどんどん伐採されて、魚附林がどんどん少くなつて行く、水産……

第19回国会 補助金等の臨時特例等に関する法律案特別委員会 第18号(1954/04/15、3期、緑風会)

○上林忠次君 前の十五条に関する質問の続きですが、この水産資源保護法による保護水面というのは、どういうような範囲でこれを水産庁としては対象にされておるのか、深さはどのくらいとか、水温はどのくらいとか、たとえ魚貝の繁殖の補助をするにしても何かそこに基準があるのじやないか、どういうような程度を基準にしてこれに当てはめるというようなことになつておりますか、その範囲をお話願いたいと思います。
【次の発言】 まあ自然の状態に置いておきますというと、貝なんというのは産卵期の水温とか、海流の移動というようなことで、相当コロニーというか、集落が動くのではないか。折角いい地域を選定しても、年々によつて動く。大き……

第19回国会 補助金等の臨時特例等に関する法律案特別委員会 第19号(1954/04/20、3期、緑風会)

○上林忠次君 強制加入の手続をとつて地方では入つておる人があるんではないか。そういうような通達があつても、現行法がこうなつておるから強制加入でやつている船があると思いますが、これに対しては勿論この法律が改訂されることがありましても、遡及は勿論できない、現行法で行くべきだと思いますが、折角長い間準備してこの現行法によつて享受し得る漁船の保有者が、あなたの通達によつてこういうような今年の加入をやめた、やめたために享受し得ない折角法律が守つてくれているこの恩典に浴し得ない、こういうようなことがあなたの行政措置でやられた結果、そういうような損害を受けている、この損害に対してはどういう工合にお考えになり……

第19回国会 補助金等の臨時特例等に関する法律案特別委員会 第20号(1954/04/24、3期、緑風会)

○上林忠次君 丁度主計局長に久し振りにお目にかかつて少し御質問申上げたいと思います。  今年の査定された予算状況を見ておりますと、試験場或いは試験関係、研究関係、こういうような方面の予算が相当増額されているように見ております。物価の値上りから見るとまだまだ増額してもらわなければならない時代ですが、相当増額された。これに対しましては、私大蔵省が、農林省関係のみならず全般の試験施設に対して相当理解を深めてもらつておるということを喜んでおります。先ずこれはお礼でありますが、この補助金の問題については、相当勿論圧縮或いは削減するものもあろうと思うのでありますが、併しこの今の農業界の現状から申しまして、……

第19回国会 補助金等の臨時特例等に関する法律案特別委員会 第22号(1954/05/11、3期、緑風会)

○上林忠次君 私は只今議題となつております補助金等の臨時特例等に関する法律案について、緑風会の修正の動議を提出いたします。先ず修正案はお手許に御配付申上げておりますので、朗読するのを省略いたします。  この修正の理由と申しますか、理由といたしましては、あとに廻すことにいたしまして、大体その結論だけを先ず申上げますと、衆議院から送付になりました補助金等の臨時特例等に関する法律案のうち第十一条、これは農業改良助長法の特例に関する条でありまするが、これを削除いたしたいというわけであります。それから附則といたしまして、公布の日から遡つて、四月一日に遡りましてこれを適用するという工合になつております。そ……


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第20回国会(1954/11/30〜1954/12/09)

第20回国会 電気通信委員会 第1号(1954/12/02、3期、緑風会)

○上林忠次君 私実はこの委員会に入りましてから間がありませんで、喋ることに自信も実はないのでありますけれども、先般来二、三の委員会に出まして問題になつております民間会社の放送施設を使つてマイクロウエーブを自衛隊が使うようになる、これが管理を任されるか、一部の管理になるかも知れませんけれども、そういうふうな話が出ております。私は自衛隊のようなあの任務から考えますと、自衛隊の活動の神経、ネツトであります通信網は、これは自衛隊専属のものを作らなければいかん。今の公社のああいうような公共施設を又利用するというようなことでもいかんのじやないか。まして民間の施設をこれから使おうというような計画があるという……

第20回国会 電気通信委員会 第2号(1954/12/03、3期、緑風会)

○上林忠次君 本委員会で見聞されますところの防衛庁のこの電波施設、これに関しまして民間の会社に一部依存する、或いは民間の会社が作つた施設をこちらの専属管理に移すというような話につきまして長時間審議されておりますが、委員会の審議の状況、質疑応答の状況を伺いますと、この問題は日本の将来の防衛通信施設、又日本の電波関係の産業の将来、或いはこういうような事業の将来の国家百年の後のことを考えますと、相当大きな問題であろうと思うのであります。防衛庁におかれましても、郵政省におかれましても、この問題に対してはもう少し検討するところがなければならん。どれだけの将来施設をして、それにはどのくらいの金が要ると、而……


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第21回国会(1954/12/10〜1955/01/24)

第21回国会 電気通信委員会 第1号(1954/12/13、3期、緑風会)

○上林忠次君 先ほど来問題になつておりましたマイクロウエーブの問題で外資を入れる、技術を入れるというので、これがこの委員会の最近の大問題にもなつておつたんですが、この問題については又各委員からお話がありまして、もう申上げることはありませんけれども、大体戦後外資を導入して日本の経済の復興を急速にやるというような問題が大きく論じられておる。ところが日本で外資を入れて、日本の資本ではできないようないろいろな仕事に外資を入れたいというわけでありましたが、なかなかそういうような恒久的な而も利潤の少いような仕事には外資は入つて来ない。今問題になつているのは電信電話でしたか、あんなものが向うの資本で日本の組……


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第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 議院運営委員会 第閉会後4号(1955/09/10、3期、緑風会)

○上林忠次君 今のお話と大体同じですが、予算の問題がただいまの問題で、その問題は今の理事会で荒組みをしてもらって、鶏委員会にかけるということで、閉会中でもありますし、それ以外に深入りするような重大な問題も、もしもあるならば、これはいよいよ開会になってから小委員会でも作って専門の人を集めて、なるべくこれに理解を持った人を集めてて小委員会を作るということでいったらどうですか。当分は一応理事会でやっていく。
【次の発言】 先般図書館を私一巡しましたけれども、大体館ができていないとか、貯蔵場所も十分にないということで、完全な利用がされておらぬというのをまざまざ見たのですけれども、それについては、人員増……

第22回国会 議院運営委員会 第11号(1955/05/16、3期、緑風会)

○上林忠次君 この件に対しましては、私ども緑風会では、まだ相談していませんので、一応持ち帰って会議にかけたいと思います。

第22回国会 議院運営委員会 第42号(1955/07/20、3期、緑風会)

○上林忠次君 私も少しお願いのようなことを申し上げたいのですが、先ほどの話で、年々発行される分の一%くらいしか国会図書館で買うておらぬという話ですが、もちろん小さい国の、しかも有益な書物もたくさんあろうと思いますけれども、私も怠慢から、国会図書館なんというのは、世界中の書物が集りつつある、令部集っておるのだ、たこえ一部であろうとも、日本に一カ所の大きなセンター図書館として一部あるのだと私は考えておったのでありますが、先ほどの一%の話を聞きまして、さみしい気がする。長い間の戦争中のあの外交の中絶した時代におきまして、日本の学術界、産業界、これは外国とはほとんど中断されまして、ほとんど一つも書物が……

第22回国会 商工委員会 第閉会後1号(1955/09/15、3期、緑風会)

○上林忠次君 もとへ返りますけれども、砂糖の問題ですが、私の考えておることを申し上げるのは農林大臣の方が本筋ですけれども、二年ほど前に農林大臣に私やかましく言いましたけれども、はっきりした回答も得られなかったので、同じ砂糖を扱われる関係者としての通産大臣にもお話申し上げたいと思う。それは砂糖の問題、あの輸入数量が少いためにいざこざがあるのでありますけれども、なかなか先般出ましたあの法律案にしましても徹底的な案じゃないというので皆が賛成しない、熱意がなかったというところでああいうようなことになったのでありますけれども、専売にするのは一番簡単であるけれども、専売にはしたくない、統制したくないという……

第22回国会 商工委員会 第2号(1955/03/29、3期、緑風会)

○上林忠次君 私この競技法の内容を調べて御質問するわけでありますけれども、先ほどの大臣の御意向、こういうような射幸的な競技に対しては賛成できないのだ、ないほうがいいのだ、かような現代のような至るところにこういうような施設があるということはあまり喜ばしいことじゃないというような御意見でありますが、また将来新らしい競輪場の設備なんというものは許さんつもりだ、そういうふうな消極的な御意見であります。そうなりますと、かようなギャンブルのような利益、上る利益を、これを中小工業、こういうような方面に使って、まあ業界の発展のために使うというような金は、別に新らしい予算を組まれまして行政支出をするか、あるいは……

第22回国会 商工委員会 第閉会後3号(1955/11/08、3期、緑風会)

○上林忠次君 この中小企業の協同組合の組織、私もちょっとずぼらしておりまして、はっきり知りませんけれども、先ほどからお話がありますが、農業団体の方では信用関係は中金の出張所の出先がまた地方にどんどん設置される、これから単位組合のいろいろな往事をして行く。県には県でまた県の連合会、この間がどうもむだになっているのではないかという問題が農業関係では出ているのじゃないかと思うのです。私も新聞で見る程度ですが、そういうような農業団体の方では中央会があり、信連があり、県信連があり、それを経て単位組合に行く。そのほかに中金の出先が地方にどんどん設立されるというので、むだがあるということを聞いております。そ……

第22回国会 商工委員会 第4号(1955/05/12、3期、緑風会)

○上林忠次君 石油の話が出まして、私もちろんしろうとですから、大ざっぱなお答えだけでけっこうなんですが、大体日本の石油資源なんというのは少いのだと、これは開発するには相当金がかかる、コストが高くなる、そういうことになりますと、外国から安いのが入ってくる、とってもやっていけない、この調整は今でもやっておると思いますが、輸入の品物と国産の品物との価格調整はやっておられると思いますが、どんなことをやっておられるか知らぬ、そういうような現状も簡単にお話願いたいですが、大体こういうふうな少い資源を開発するには相当の金がかかる、それに対して補助を出す。先ほどのような半額の補助を出してボーリングをやらす、こ……

第22回国会 商工委員会 第閉会後4号(1955/11/09、3期、緑風会)

○上林忠次君 私この間中国の状況をちょっと見てきましたが、特に目立つのは自動車の少いこと、あれだけの物資を生産してこれを動かすということになると、相当今の汽車だけに依存できない状況を見てきましたが、果して日本の自動車がこれにどんどん出てゆくか、国際競争で中国に入ってゆくかということを考えますと、今の日本の自動車業界の状況ではとても競争できないのじゃないか、先ほどから何とかしてしっかりした競争のできるような経営にしたいのだといわれますけれども、今のままでゆけば何も助成もしてないし、遠大な計画もない、このままで自然の競争で落ちるものは落ちるというような状態でありますが、まあ何とか近い中国の市場を確……

第22回国会 商工委員会 第13号(1955/06/02、3期、緑風会)

○上林忠次君 関連して。ちょっと私もおくれて来ましたので何ですが、法案の内容はわかりませんけれども、納付金の多いやつから順番に輸入さして行くというような話を聞きましたが、この単価の低いオファーから、単価の低いところからとったらどうか、しかも四分の一半期ぐらいじゃなしに、毎月か、あるいは二週間おきかの皆のオファーを見まして、単価の低いやつからとって行く、そういうようなことはないのですか、この法案には。納付金――前納金といいますか、納付金の額の多いところから許して行く、割当して行く、外貨の割当をやるということを先ほどから聞いておりますけれども。単価の低いところからやって行く、そうして競争させる、安……

第22回国会 商工委員会 第29号(1955/07/21、3期、緑風会)

○上林忠次君 今の鉄鋼の輸出の問題ですが、出血に違いない、去年は国内価格より高いものを出したのですから出血に違いない、国内産業の振興をはかる意味から考えるならば、製造数がふえたためにコストが安くなった、安くなった分を輸出しておる、国内価格は同じだ、高い値段で国内に売っておる、製造数量が増加したためにコストが引き下げられた部分だけこれが輸出になっている。これは明らかに出血輸出です。先ほど鉄鋼の将来というお話もありましたが、あのような、まあドイツに比べても、アメリカに比べてもそう鉄鋼はひけをとらぬ、国際市場にまかり出て大丈夫だというようなことがありましたけれども、やはりかような問題が何年も続くのじ……

第22回国会 商工委員会 第30号(1955/07/22、3期、緑風会)

○上林忠次君 小さい話になりますけれども、私はこの石油関係に外資が入るということは一番困るので、なるべく国内のこの民間資本が成長するようにということを、初めのこの石油原案に対して申し上げたことがあったんでありますけれども、この表を見ますと、一部の会社は相当な外資を持っている。しかもこの一番苦しい採油をやっている帝石のような会社には入っていない。こういうのは、精製なんていうのは簡単な仕事で、その外資を入れなくちゃならぬような仕事じゃない。このくらいの技術は日本にもあるのじゃないか。何も外国の技術や資本に援助を求めなくても、大丈夫できるのだ。こういうようなところへ入れておいて、まあ石油資源としては……

第22回国会 商工委員会 第32号(1955/07/25、3期、緑風会)

○上林忠次君 この組合ができますのにつきまして、かなり大きな実績を持っている大商社はどういうような考えを持っているのか、おそらく大きな従来の実績を持っている連中は、やはり組合の中で、先ほど大臣の申されましたようなパーの力できめていくのだといっても実績によって按分していく、こういうような意見も相当出てきて、実力をもってこの中小企業者を押えていくのじゃないかと考えられるのでありますが、特にメーカーとの連絡を相当強い綱で連絡しておる太商社におきましては、実際の力でいくなら、結局中小企業者というのは押えられて仕事ができないのじゃないか。またそのパーの力と申しましても、パーできめていくといいましても、そ……

第22回国会 商工委員会 第33号(1955/07/26、3期、緑風会)

○上林忠次君 原案をあまり見てないのですけれども、理研ができた当時、中頃までは盛んに基本的な勉強をしてくれて研究を進めたのでありますけれども、株式会社組織にしてからかどうか、とにかく株式会社になってからは利益本位に仕事をした。中におる研究者も自分のしたい仕事もできない。とにかく利潤を追求するような格好に研究が進められたというようなことを私は戦争中聞いておりますが、今回やはり株式会社の格好で作られるそうでありますけれども、これではほんとうの基本的な純粋の日本の中心の研究機関としては値打がないのじゃないか。やはりこれは利益本位の研究題目を夢中で進むのじゃないか。そういうようなつもりでこれが計画され……

第22回国会 商工委員会 第34号(1955/07/27、3期、緑風会)

○上林忠次君 阿部さんに御質問申し上げますが、開らん炭が、石炭の内地需給度の窮屈と申しますか、余った時代に二十万トン近くも入る、けしからぬじゃないか、もちろん私は専門家でな  いので知りませんが、おそらく製鉄には開らん炭でなければいかぬじゃないか、品質の関係というようなこともあるんじゃないかと思いますが、日本の石炭でこれが代替できるかどうか、そういうような点はどうなんですか。
【次の発言】 萬仲さんでも岡村さんでもどちらでもけっこうでありますが、石炭の需要がどんどん減っている。この対策として需要を喚起しない限りは炭鉱の維持はむずかしいという現状であろうと思いますが、新しい需要、これまであまり石……

第22回国会 商工委員会 第35号(1955/07/28、3期、緑風会)

○上林忠次君 ちょっと関連して……、国内の業者に、日本に許可されておる品目はこれこれだという全品目を出さないのですか、国内の業者に対して。それは出さないとすると、バーター取引をやるときに、これは出すのがこれで、入れるのはこれだということが何にもできない、少くとも私は先ほど聞いておりますのは、外国の許可品目まではわからない、公表できない、内地のやつは。日本に対する分はわかっておるのだ、出てきたときにこれはいかんのだ、そういうやみ討ち的なことじゃなしに、国内の業者にはすっかりわかっていなければならぬ。そうでないと輸入がふえて、輸出が足らんといったって、輸出に充てるべき品目がわからないようじゃ、よけ……

第22回国会 商工委員会 第36号(1955/07/29、3期、緑風会)

○上林忠次君 今お尋ねしますことは、すでに何回ももう審議されたかと思いますが、私欠席しておりまして聞いておりませんので、まあ簡単にお答え願いたいと思います。  この重油ボイラーの設置というのは、二十八年ですか、あるいは二十七年の終りごろから盛んに施設を行なったのでありましたが、そのときは政府はこれを慫慂、勧奨するという程度までの応援ぶりであったのでありますが、さようにして設備された重油のボイラーの施設、これが今度抑制されるわけでありますが、現在施設しているやつもこれを廃止するというところまで強硬な法案が出ておりますが、かような施設の廃止に対しまして何らの弁償、賠償の措置をとっておらん、企業だけ……

第22回国会 商工委員会 第37号(1955/07/30、3期、緑風会)

○上林忠次君 これは重要な質問でもありませんけれども、一つ聞いておきたいと思います。大体こういうような法律で昔の戦争中の臨時物資統制令ですか、あのような力を持たせるわけにもいきませんので、勧告とか何とか弱い言葉で出ておりますが、実際は本音はどちらにあるのか、ちょっと見当がつかないのですけれども、今の審議会なんかの様子を聞いておりますと、重油業者をなるべく温存してやる。あまり大きな変化はきたさないということに聞えるような気がするのであります。今三輪さんからのお話のように・どうしても重油関係の業者がここに入るということになると、重油の畑を守ろうとする。だから燃料全般についての関係者を入れたらいいじ……

第22回国会 内閣委員会 第9号(1955/06/04、3期、緑風会)

○上林忠次君 一言だけ。今の紛争の問題とはかけ離れますが……。
【次の発言】 一つお聞きしたいのですが、当面の紛争の問題と少し遠ざかるかもしれませんが、大体各省とも定員の増加がむずかしいので、臨時職を使っている。それを大蔵省は見て見ぬような格好でやっている。定員の増加は当然必要なところを増さないからこういうような臨時職員を使うのだというようなことが各省とも多いのですが、先ほどの話を聞いてみますと、恩給局の方は特にひどい。レギュラーのメンバーが二百数十人、そのほかに大きな仕事、大部分の仕事をするのが臨時職で九百何十人ということになっておりますが、にわかな仕事でほんの短期間に済む仕事なら臨時職を使……

第22回国会 内閣委員会 第11号(1955/06/09、3期、緑風会)

○上林忠次君 僕は今のこの恩給局の争議の問題ですが、私は大臣がどういうような給料について基本的な建前で考えておられるかお聞きしたいのですが、大体こういうふうな常勤臨時というような仕事は、何どきでも罷免できるというような、そういうような立場に置かれた勤務者でありまして、そういうような危険の上に立っている勤務者であります。もちろん給料については常勤の職員とのバランスをとって、あるいはほかの官庁とバランスをとってやるべきものだと僕は確信をしております。これは、そういうような何どきでも罷免されるというような弱い立場から考えますと、少くともこの仕事の性質が同じような性質の仕事をしておる限りは常勤よりも臨……

第22回国会 内閣委員会 第12号(1955/06/14、3期、緑風会)

○上林忠次君 先ほど気象台の現在の仕事の仕組み、組織、いろいろなことを聞いておりますと、数年来各官庁の行政整理で人を相当減らしたと同じように気象台も減らされていると、それでしようがないと、予算も少いし、人員も節減されたと、しかし、しようがないでは私は済まされないと思う。気象台のやっている仕事は大学で一部やっているかもしれませんが、気象台が単独で唯一の日本の観測機関であるということを考えますと、予算が節減されたり、人員が減らされたり、それで仕事がゆがめられてしようがないじゃこれは相済まない。これは官房長の方の熱意が足りないんじゃないか、仕事に対する熱意が足りないんじゃないか。去年あたりも一般行政……

第22回国会 内閣委員会 第13号(1955/06/16、3期、緑風会)

○上林忠次君 朝来、今回できます移住局ですか、これが強化される、私これは衷心より喜んでおりますが、ただいま実は定員がどのくらいふえるのか、そういうことも聞いておりませんが、かたわらから聞いておりますところでは大した強化もされないような話であります。従来移住協会ですか、移民協会、ああいうようなものが地方にありまして、ほんとうの事務的な仕事しかやっておらぬ。こういうような弱体な協会に移住の仕事、移民の仕事をまかしたために、ただいまのような日本の移民がふるわないということにもなっているのじゃないかとも思うのでありますが、私外務省がこれまで移民に対してあまり熱を入れておらぬ、努力が足らなかったというこ……

第22回国会 内閣委員会 第14号(1955/06/17、3期、緑風会)

○上林忠次君 今回総理府に付属機関として航空技術研究所及び海外移住審議会を設置されることになっておりますが、まず航空技術研究所の設置に対しまして御質問申し上げたいと考えます。航空技術の問題につきましては、戦後日本ではどこもやっていない。関係機関は通産省、運輸省、あるいは民間会社関係、文部省の関係、たくさん関係機関があるのでありますが、戦後のあのこんとんとした時期が現在まだ続いておりまして、将来の日本の航空の発展のために何ら機関が設けられておらぬ。もちろん国の大きな航空に関する研究機関をわれわれは要望しておるのでありまして、しかも従来のように、学校でやるとか、あるいは文部省がやる、あるいは通産省……

第22回国会 内閣委員会 第16号(1955/06/23、3期、緑風会)

○上林忠次君 今回できますところの、外務省に設置されます移住局と、また総理府にできますところの移住審議会、かようなものができますことに対しまして御忠告と申しますか、心がまえをお聞きしたりお願いしたりするのでありますが、外務省でこれまでやっておりました海外移住協会、あれは種々仕事をやっておりましたが、従来の移民の実績というのは上っておらぬ、先回も申し上げましたように、日本の移民というのは世界中でもへたな移民をやっておる、失敗であり、失敗に近いというような過去の業績がありますが、今回総理府と外務省にそういうような専門の移民政策を統括するという事務局ができましてまことに慶賀にたえないのでありますが、……

第22回国会 内閣委員会 第18号(1955/06/27、3期、緑風会)

○上林忠次君 これは建設省の方にはこれに似た審議会のようなものとか、あるいは交通関係についての道路整備に対する研究機関はないのですか。
【次の発言】 これはちょっと思いつきみたいなことでありますが、東京都で考えますと、郊外に放射しておる各私鉄あるいは省線関係の鉄道がありますけれども、道路の整備が悪くて、その放射線の各線間の横の連絡がうまく行ってないようなことを、ちょいちょい武蔵野を歩いて感ずるのです。道路が悪いために途中まで来るけれども、それ以上行けない、中途半端なところに終点がありますために乗客も少い、これはまあ一に道路の関係であります。道路さえよくなったら両方の市街地を連絡するようになる。……

第22回国会 内閣委員会 第20号(1955/06/29、3期、緑風会)

○上林忠次君 審議中にも私申し上げましたように、今回、外務省の設置法に賠償部と移住局というものができることになりまして、私はこの部局がますます強化され、また運営がますます発展することを私は祈っております。そういうような意味で賛成するのでありますが、特に移住局の設置に対しまして、これまで日本の移民がなぜ発展しなかったかということを十分考えていただきまして、この移住局の運営を強化してもらいたい。また、ますますこの移住局の仕事が大きくなることを祈っておるのでありますが、かような移住局が強化されたということは、ただ昔の移民のあの継続でなしに、何とかしてこの国際関係の民族間の融和をはかり、また日本の狭い……

第22回国会 内閣委員会 第22号(1955/07/05、3期、緑風会)

○上林忠次君 関連して。結核というものは、日本の気候との密接な関係で日本が特に結核が多いのですから、大体結核患者をなおすということだけで今政府は予算をもらって、ようよう最近結核の防除の緒についたが、金の関係で遅れているわけでありますけれども、もちろんかかっている連中を早く根治しなければいけませんけれども、これの出ないような、また初めちょっとかかった連中を処置する環境衛生と言いますか、その方の施設はどういう工合に考えておられますか。かかった連中からすれば、もうどうすると言うのも無理な話ですけれども、かえってかからないように、あるいは初期に感染した連中を早くなおしてしまうというところに大きな力を尽……

第22回国会 内閣委員会 第24号(1955/07/08、3期、緑風会)

○上林忠次君 今回の会計検査院法の改正中、前回から問題になっております局長は事務官をもって充てるという問題でありますが、昔の立法にはこういうふうなものが多かったので、法科万能、事務屋万能という時代が長い間続いて来たのであります。技術屋は技術以外に何もできないというような頭で、いつも縁の下の力持ちをしている、適当な地位も与えられない。これが日本の産業の発達、行政の円滑化とか、かようなことに大きな従来支障を及ぼして来ている。皆も満足して働かない。内輪でいがみ合っている。どこの官庁に行きましても、事務屋と技術屋がいがみ合っている。そして仕事のお互いに進行を、阻害しているというような状態であったのであ……

第22回国会 内閣委員会 第25号(1955/07/12、3期、緑風会)

○上林忠次君 先ほどから話がありますように国の再建のためには輸出以外にないのだということになっております。ところがどの商品を見ましても、輸出はできない、約二割か三割高い。為替のレートが、きめましたあのレート三百六十円、一ドル為替のレートがずっと悪いじゃないか。果して企業の合理化をするなり、種々の工作を講じて三年、六年後になってこの二割、三割の無理な今の為替の割合、これがバランスがとれるようになるのかという点であります。私はこの際平価の切り下げ、これは大きな日本の経済の混乱を来たすかもしれませんが、やらないといかぬのじゃないか。かような状態で、どこをつかんでもそう数年のうちに二割や三割のコストの……

第22回国会 内閣委員会 第26号(1955/07/14、3期、緑風会)

○上林忠次君 先ほどから特に問題になっているのは、飛行場の問題が取り上げられておりますが、五カ所の飛行場が今問題になっている。以前から私聞いておりますところによりますると、もっとたくさんの飛行場の拡充について向うの要請があった。それをようやくここまで集約したのだというように私も聞いておりますが、果してどのくらいの要請があって、どの地域の要請があって、最後折衝の結果、ここまで来たのだというその経過をお聞きしたい。しかもこの五カ所に対しては、この地域の五カ所ということになっているのか、あるいは日本中で五カ所適当に選んでくれということで話がついたのか、その辺の五カ所が決定した結末を、これに至った経過……


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第23回国会(1955/11/22〜1955/12/16)

第23回国会 商工委員会 第2号(1955/12/12、3期、緑風会)

○上林忠次君 議題に入ります前に前国会に引き続いて今国会においても国産車振興に関する小委員会を設置しまして、また小委員の指名及び小委員長の指名を委員長に一任することの動議を提出いたします。

第23回国会 商工委員会 第6号(1955/12/16、3期、緑風会)

○上林忠次君 先般の原子力会議で話がどういう工合に、将来原子力の世界的な利用に対してあの会議がどういうふうな委員会を作りますか、まだわからぬ現在の状況でありますが、公開、非公開なんということはこれは個人の自由で、国はこれを秘密を守れとかいう必要なしに公開したかったら公開したらいい。秘密を守りたかったら守ったらいいじゃないか。大体科学技術者は、また研究者は、自分のまあオリジナリティのある研究をしたいために公けに公開研究なんというのはやりたくない。やはり自分がこっそり人に盗まれないように、特に外国に盗まれないようにやりたいというような研究者の気持があるのであります。そういうような点からいきますと、……


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 外務委員会 第13号(1956/05/22、3期、緑風会)

○上林忠次君 大蔵大臣にお尋ねいたします。これは協定の根幹の問題ではございませんけれども、アメリカからタバコを約八百万ドル近くも輸入しておる。タバコのような完全に消費するものを、しかも日本でできるものをどうして輸入したかについては、大蔵大臣自身が今の専売のやり方についてお考え違い……、あるいは財政収入ということから専売をやっておられる点から考えますればそれでいいのかもしれませんけれども、日本の農作物という点から考えますれば、これはもう少し考えなければならぬのじゃないか。あらゆる産業が、商品が輸出本位にやっている。出血輸出でやっているという時代に、タバコの輸出ということに大蔵大臣は相当な援助ある……

第24回国会 外務委員会 第14号(1956/05/24、3期、緑風会)

○上林忠次君 一言だけ。私緑風会の代表としての意見ではありませんけれども、この農産物の購入する品目のうちに葉タバコというようなものが入っておる。日本の将来の農村建設というような点から考えまして、また現在の繊維事情等から生糸の将来ということを考えますときに、農村の大きな現金収入としてこれまで大きな寄与をしておった養蚕の将来がさみしい、こういうような現状を考えますときに、これにかわる日本の換金作物、また世界的な作物として年々の価格の変動のない唯一のわれわれの輸出作物としては、葉タバコ以外にないじゃないか。現在は日本の葉タバコは専売の原料として生産されております。計画生産をしておりますが、私は、将来……

第24回国会 議院運営委員会 第1号(1955/12/20、3期、緑風会)

○上林忠次君 原子力委員会の委員を、これは根本さんに伺いますが、社会党の方から一人適当な人物を推薦せぬかというお話が出ましたが、その前の話は知りませんけれども、われわれの方には、何もありませんね。だれか人物を、お前の方も適当な人物を推薦せぬかというお話は、どういうような問題なんですか。
【次の発言】 それじゃ適当な人がその方でありますならば、私の方も、会派からという意味でなく推薦します。

第24回国会 議院運営委員会 第閉会後4号(1956/09/22、3期、緑風会)

○上林忠次君 法律にはもちろん会期の時期なんというのはきまっておりませんが、これはもう政府で決定するということになっておりますけれども、あの前回要望を出しましたときは、ちょうど日ソ交渉の進みつつあるときで、しかも早急にこれは妥結するものだというような関係から、九月下旬ごろにはやろうじゃないか、しかしながら、われわれは九月下旬じゃおそいぞ、それをもっと早くしてくれ、準備の都合もあるでしょうけれども、準備ができ次第やってもらいたい、早くしてもらいたいというのが、先ほどお話が出ましたように、ずるずるになっている。日ソ交渉だけが問題になって、これを大きな障害として、これを片づけてからというふうになって……

第24回国会 議院運営委員会 第閉会後5号(1956/10/22、3期、緑風会)

○上林忠次君 主計局長にお尋ねしますが、これは小さい問題ですけれども、農業共済ですが、どうも共済金をもらう連中、その零細なる経営から考えますと、税金には関係がない人が多いと思いますけれども、農業共済による共済金なんか、ああいうような特に災害に対する金を、所得を、あれを所得税の対象にしている、今のところ所得の対象にしている、こういうようなことは、何とかこの際、免除できないものかしら、これはこの今回の災害区域のみならず、ほかの区域にも、相当そういうようなことができるならば、喜ぶ連中が多いと思うのです。
【次の発言】 しかしながら、今回でも北海道の災害は、主食、豆類、こういうような点が多いので、ビー……

第24回国会 商工委員会 第7号(1956/02/24、3期、緑風会)

○上林忠次君 今回は科学技術庁ですか、ああいうようなものができるという運びになっているということを聞いておりますが、戦後の日本の再建のために、またこの狭い地域と少い資源しかない日本としましては、何とかして技術の力で立っていくよりわれわれの国は再建できないのだ、これはもう皆が考えておるところであります。国の建設のためには産業の発展をはかるよりほかにないということはこれはもう戦前から唱えられたことでありますが、日本におきましては各官庁とも、これは特にまあ農林省あるいは通産省、こういうような技術の相当多岐にわたる行政をやっているような官庁においてすら、昔から技術官は冷遇されておる。戦争のときのことを……

第24回国会 商工委員会 第13号(1956/03/13、3期、緑風会)

○上林忠次君 私、先ほどのミシンの問題ですね。これはミンンのことは何も知りませんけれども、海野さんの言われるように、ミシンが出るなら何とかしてもっと出したらいいじゃないか。こういう気持でございますが、今のアメリカの、あの機械の国に日本の機械が出ている。ほかにどんなものが出ているか、自転車あたりも出ているかもしれませんが、そういうようなある種のものが出ているなら、どうして出るのか、向うの優秀な機械、堅牢な機械、あの品質のいいものに対して日本からどんどん輸出できる、どこかそこにいい手があるなら、通産省としてはミシンが出るからには、何かほかの機械も出る手があるんじゃないか。なぜ日本のこのあめ細工のよ……

第24回国会 商工委員会 第17号(1956/03/30、3期、緑風会)

○上林忠次君 輸出振興、また最近盛んにいわれておりますプラント輸出、日本の海外経済活動に対する大きな政府の、あるいは法律の援助が要るというような現在におきまして、これまでの輸出振興法を新しく改正して、日本の海外経済進出に役立てよう、これを強力に振興していこうというような改正法案が出ておりますが、私はこの法案の改正の趣旨には大いに賛成するものであります。しかしながら私の会派、緑風会の意見としましては、どうしても一部政府の案を訂正していただきたいというのがありまして、修正の案を持って参っております。これを今提示いたしまして、皆様の御検討をいただきたいと考えるのであります。  その修正案を朗読いたし……

第24回国会 商工委員会 第19号(1956/04/06、3期、緑風会)

○上林忠次君 通産省の方に質問しますけれども、こういうようなことは、アメリカでも英国でもやっている一つの制度が今出ておりますが、これは何ですか、向うではある業種、基本産業とか固定資本の特に大きな産業とか、特殊な企業に対してやっているのか、全般に対してやっているのか、私はまあ現在行われておりますような、ああいうような政府資本の入ったような会社を日本ではやられている。将来は全般に及ぼしたい、しかも資本程度もなるべく小さいところの企業まで及ぼしたいというような気持がありますが、まあ先ほどの話のように今の鉄鋼界だけを見ましても、二企業の調査をするのに二年もかかる、あるいは一年かかるということになります……

第24回国会 商工委員会 第28号(1956/05/02、3期、緑風会)

○上林忠次君 先ほど河野さんの言い出されたあの問題、これはもうだれしも考えておる問題であると思いますが、自由経済社会の国の百貨店あるいは生活協同組合、こういうような状況はどういう工合になっているのか。まあ日本の小売業者が少し多過ぎるのじゃないか、あるいは小売の利益という方面から考えて、各国の状況と比べて、日本の小売利益がどうなっているかというような点、そういうような各国の状況はどういうことになっているのか。このままでいくのなら、あれよあれよと言っているうちに名店街のようなものが大きくなる。今のデパート以上に名店街みたいなああいう組織がふくらんでくるのじゃないかという感じがするのですが、諸外国の……

第24回国会 商工委員会 第29号(1956/05/08、3期、緑風会)

○上林忠次君 向井さんにちょっとお尋ねしますが、これは自由主義国家全体の問題であろうと思いますが、もちろん日本の各種業界の編成も違いますし、資源関係も違う、特殊な日本の状態のもとでこういうような職業別の構成ができておるので、よそとは違う点があるかもしれませんけれども、デパートあるいは協同組合、消費組合、こういうような連動が盛んになっておる点では同じじゃないか、よそではどういう工合な、こういうような業者に対する規制をやっているのか、現状はどうなのかと、先ほどお話がありましたようにデパートもそう大きくなるもんじゃない、常に配給機関として小売というのは必要なんだ、ある限度があるんたということを聞いて……


上林忠次[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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各種会議発言一覧(参議院3期)

上林忠次[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 商工委員会国産車振興に関する小委員会 第閉会後1号(1955/11/17、3期、緑風会)

○上林忠次君 原価を下げるために多量生産、マス・プロダクションをやるなら、無限にとはいかなくても、相当の速度で原価が下ってくるというわけでありますが、それではどの辺までいくと、これ以上は多量生産してもあまり下らぬぞという点がどこか。経済規模ですが、なるほど今の日本の自動甫は高い。品物も悪いが、また高い。片方の例として自転車を見ますと、自転車なんかはどんどんアメリカにも行くのじゃないか。またミシンも行く。ああいう工合に、ああいうような簡単な自転率のようなものは行くのだ。日本で安くできる。それは工場施設も簡単で済むし、ある程度大きな施設にしなくとも競争ができるところまで簡単に作れるのだという点から……


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 建設・商工委員会連合審査会 第2号(1956/03/22、3期、緑風会)

○上林忠次君 おそく出てきまして、質疑がどこまで進んだのかはっきりしませんけれども、先ほど聞きますと、どうも需給関係から見ると、どうもそう増産の必要がないのじゃないか。地域的に考えると、今特にセメント工業をふやす必要がないのじゃないかということを聞いておりますが、現在の輸出を見ますと、一割程度出ておるような数字が出ておりますが、大体セメントのようなどろをどんどん遠い所まで運ぶというような産業が、将来性があるのかどうか。そういうような輸出を迎えるような地域があれば、またそういうような地域に日本のプラント輸出なり、あるいは事業が行われるならば、その現場でセメントを作ったらどうか。そういうようなこと……



上林忠次[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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データ更新日:2022/12/18

上林忠次[参]在籍期 : | 3期|- 4期- 5期- 6期
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