このページでは上林忠次参議院議員の6期(1962/07/01〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は6期国会活動統計で確認できます。
○政府委員(上林忠次君) 東北の問題に言及されたのですが、できましたときは水力を主としまして、当時の建設費も安かったし、案外安い電力が発電されて、これに伴って諸種の産業がくっついていったのでありますが、その後建設費が高くなって、にわかに苦しい状況になっている、何とかしないと、このままでは電力会社が立っていかぬというようなことを聞いております。まあ、これにつきましては、区域の関係とか、いろいろなことがあるらしいのでありますけれども、私、まだ十分な検討をいたしておりません。省としても十分のまだ結論に達しておらぬ、できる限り需用者に被害を与えないように、円満な産業の発展ができるように電力料金を押えな……
○政府委員(上林忠次君) 今回、商品取引所審議会会長向井鹿松、同審議会委員石黒武重、同局剛、同日比谷平左衛門及び同藤田国之助の五君は八月十七日任期満了となりましたが、同審議会会長に石黒武重君を任命し、また同審議会委員に日比谷平左衛門君を再任し、新たに上林正矩、近藤止文及び深見義一の主君を同審議会委員に任命いたしたく、商品取引所法第百三十九条第二項の規定により、両議院の同意を求めるため本件を提出いたしました。 五君の経歴につきましては、お手元の履歴書で御承知願いたいと思いますが、いずれも同審議会の会長または委員として適任であると存じます。 何とぞ慎重御審議の上、すみやかに御同意下さいますよう……
○説明員(上林忠次君) 相澤委員から保土ケ谷区の日本カーリット会社の爆発事件、こういうような突発事件がありましたということをただいま聞いたのでありますが、私まだ承知いたしていないのであります。これにつきましては、従来の東洋化工の例もありますし、また横浜の火薬会社の爆発の例もありますし、その当時、保安施設を相当強化するというような総理大臣のお話もありまして、着々進めておるはずの点でありますが、現状どうなっておるか、また補償なんかの問題は、どうなっておるかというような諸種の点につきまして、もちろん調査いたしますし、この被害者、災害をこうむりました人たちに対する補償の点を十分われわれのほうでも調査い……
○説明員(上林忠次君) 去年の秋ころから自由化を促進するということで準備いたしておりましたが、なかなか経済の現状は全体を自由化するような域に達していない、国内産業をある程度保護しなければいけないというような窮況に迫られまして九〇%の目標が八八%にとどまった。二百六十二品目が自由化をまた延期するというようなことになったわけでありますが、何とかして全体のわれわれの目標の九〇%の自由化を早く決行して競争力を増していく、そうして日本の経済力をもっと伸展させるというようなことにいたしたいと思っております。各国の交渉の上に、先方の自由化計画と相待って、早くこの日本の自由化を達成したいというようなつもりでお……
○政府委員(上林忠次君) ただいま行なわれました決議に対しまして、政府の意見を申し上げます。 米国における陶磁器の輸入制限に関する決議に対しまして、政府も全く同意見でございまして、この決議の趣旨に沿うように万全の処置をしたいというような政府の覚悟であります。
○政府委員(上林忠次君) ガソリンの原料であります原油の現在の値段が、相当販売競争の結果安いものが入っております。そういうような、たとえて申しますと、輸入の原油が相当安い。かような点、またできましたガソリンにおきましても、だぶついておる、製品がだぶついておるというような点で、業者が販売競争をいたしまして、なるべくこれを早くはかせようというので、競争して安くしております。そういうような点で原価を割っているというような状態が見受けられるのであります。かような状態では業界の発展が望みにくい。世界じゅうで一番安いのは日本の原油であり、また、日本の原油からできた製品であるガソリンであるというようなことで……
○政府委員(上林忠次君) 今回の豪雪に際しまして、復旧を急いでおるのでありますけれども、肝心の工員の出勤が悪いので生産が思うように上がらぬということもありまして、緊急必要な最低限度の物資を送るというような現状であります。河野さんのおっしゃるように、ほんとうに日本の産業が動き出すというところには遠く及ばないのでありますけれども、これは片方の労力の出勤が悪いというようなことも考えに入れて、運輸省に対しまして要望いたしております。
【次の発言】 お言葉にそむくようでありますけれども、生産に必要な物資に対しましては、順位をつけまして、御存じのように、相当上順位にしているつもりであります。ただいま指摘さ……
○政府委員(上林忠次君) 通産省のほうから申し上げます。政府機関の金融機関に対する除雪資金につきましては、第四・四半期分としまして百億円を今用意いたしておりますが、これに加えまして、今回の雪害に重点を置いて貸し出すような条件で二十億円を追加いたしまして百二十億円貸し出す用意を措置いたしております。
○政府委員(上林忠次君) 災害でお困りのことはよく存じております。特に中小企業の金融難の状況は感じております。政府は、さきに第四四半期分として財政資金を百億ほど追加いたしまして、さらにこれに加えるに雪害地に対する対策としまして二十億円を加えております。資金のワクをふやしまして、現在のところ、まあわれわれの想像といたしましては、特に資金の不足に困っておるというような状況は見受けられませんが、将来雪解けとともに、回復の進むに従いまして、雇用もふえてくる、仕事の量もふえるということになりますと、資金がこれじゃ足らぬだろうというように想像いたします。かような状態になりますならば、まだまだ資金のことを考……
○政府委員(上林忠次君) 先ほどお話がありました、第八条によって、中小企業庁も業者の支払い状況を検査し得るのだということにつきましては、事務当局のほうから返答させます。
○政府委員(上林忠次君) プラント類輸出促進臨時措置法の一部を改正する法律案の提案理由及びその要旨を御説明いたします。 最近における世界の貿易構造が、東南アジア諸国等の低開発諸国の開発計画の進展に伴い、重化学工業品の輸出に重点が移りつつあることは、御承知のとおりであります。このような情勢に即応して、今後わが国の貿易規模を拡大していくにあたって最も有力なものは、プラントの輸出であると確信する次第であります。すなわち、プラントの輸出は、一件当たりの契約規模が巨額であるのみならず、技術の輸出を伴うものとして外貨手取率、付加価値率ともにきわめて高く、また、相手国に与える経済協力効果、市場開拓効果がき……
○政府委員(上林忠次君) 今の御忠告心にしみております。先ほども話がありましたように、水道事業に対する補助金の問題、またそれに関連した問題、いずれも通商産業省としては何とかしたいというので、極力予算では折衝したのでありますが、何分相手がある問題でございまして、意のごとくならなかった、来年にはぜひこれを通したい。また水道完成のために補助金を二五%を三八%ぐらいに上げるというような、まあ三分の二まで上げるのだというわれわれの要望を貫徹したいという覚悟でやっておるのであります。だから先ほどからしかられておりますような事態になっておりまして相済まんと思っておりますが、気持はそういうふうな気持でやってお……
○政府委員(上林忠次君) 日本の産業の将来の発展のためにも、何とかして、まあプラント輸出をもとにして開発していきたいという気持が通産省としては強いのでありまして、何とかしてこういうふうな契約を多くしていきたいと考えておりますが、何分経済的な関係、また国際事情がありまして自由にならないという点と、また日本の産業自身が、やはり弱体な点もある、それも関係していると思いますが、国際的に考えて、まだ十分じゃないという残念さがあるのでございますが、われわれといたしましては、何とかしてこの後進国を導いていく、そして将来の市場の拡張に努めていくというふうに努力しなくちゃならぬと考えております。
○政府委員(上林忠次君) 当面しております自由化の問題に即応しまして、何とかして第一線になくてはならぬ、立つためには一番風当たりの強い大企業を安全の位置に持っていかなければならぬ。これを持っていかないとこれに従う中小企業もやっぱり弱体化する。大企業ばかりでなくて、これに従っている中小企業が相当あるのだ。その問題で先ほどから阿部氏から問題が出ていると思いますが、いずれにしましても、中小企業を育てるためには、中心になる基本的なああいうような基本産業の拡充をはからなくちゃならぬ。その問題で先ほどから論議されておるわけでありますが、大企業ばかりを生存させるという意味じゃないのでありまして、まず大企業が……
○政府委員(上林忠次君) 現存も採石業のうち砕き石業については、助成、特別措置法によりまして、さく岩機等の特別償却の特別措置を織り込んだり、また地方税法によって軽油取引税の免税を行なったり、やはり中小企業近代化資金助成法の対象として、設備資金の無利子貸付を行なっておりますが、今度におきましても、砕き石業に限らず、採石業全体を通じまして特別償却及び中小企業設備近代化資金の貸付でも適用範囲を拡大しまして、なるべく採石業者の運営の円滑をはかっていきたいという気持でおります。
○政府委員(上林忠次君) 役員の構成につきましては、役員みずからが、経営に努力してもらわなければならんのでありまして、官庁側から容喙を入れる点があっちゃ困る。自発的に産業界の人、金融界の人、かような専門家を求めたいというふうなつもりでおります。官庁の人間を入れないようにという考えでございます。
○政府委員(上林忠次君) 前の次官の言を私はっきり納得できませんけれども、われわれは日本の非鉄金属を何とか盛り上げていくというようなつもりで、この条文に盛り上げたつもりであります。そのほかは事務のほうからお答えいたします。
○政府委員(上林忠次君) 突然やってきまして、何のことかわからないようなことですが、私のほうでよく調べております資料につきましては、さっそく調査いたしまして間に合うようにいたします。――できておりますから、できているのを提出いたします。
○政府委員(上林忠次君) お答えいたします。工業用水法ができまして以来、確実に実行いたしておりまして、今のお話のような点がございますならば、御注意をお願いたしたいと思います。工業用水法を確実に実行しているというのが、通産省の答えでございます。
【次の発言】 淀川の工業用水道は、四月一日から完成する。まだ完成いたしておりませんので、十分な効果を上げておりませんが、計画としては、四月一日からいよいよ発動することになっております。
【次の発言】 工業用水道ができ上がったときは、五百メール以上でなかったらくみ上げさせないということになりますから、今のお話のような結果になるのじゃないかと考えております。
○政府委員(上林忠次君) ただいま議題になっております通商産業省予算各案について御説明を申し上げます。 まず三十八年度通商産業省所管一般会計の予定経費要求額は、四百三十億六千八百万円でありまして、これを三十七年度当初予算額三百十八億二千万円に比較しますと、百十二億四千八百万円増額することになり、三五・三%の伸びとなります。 このうち石炭関係予算が百十七億八下三百万円で、前年度に比し、五十八億六百万円の増加となっておりますが、石炭関係以外の予算も相当の増加となっています。すなわち、石炭関係以外の予算は三百十二億八千五百万円で五十四億四千二百万円の増、二三%の伸びとなっており、一般会計予算全体……
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