このページでは井野碩哉参議院議員の3期(1953/04/24〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は3期国会活動統計で確認できます。
○井野碩哉君 これはドイツとスイスだけですか。アメリカその他とはこういう協定はないでございましようか。
○井野碩哉君 私は三つの問題を総理並びに関係大臣にお尋ね申したいと思うのでありますが、その一つは人口食糧問題であり、その二つは貿易関係問題であり、第三は戦犯に関する問題でございます。私は総理からは大綱の御答弁を頂けば結構でありまして、細かいことは各関係大臣からお答えを頂き、ただ総理の時間を選びましたのは、私の申上げるのを総理によく聞いておいて頂きたい。いいことがありましたならば、是非今後の施策にお取入れを願いたいという意味において、この時間にこの問題を取上げたわけでございます。 先ず第一に人口問題でございますが、我が国は御承知の通り太平洋戦争の敗戦によりまして、朝鮮、台湾を失い、又満洲という……
○井野碩哉君 私は昨日政府に対しまして、この狭き国土におて人口が年々百十万人ずつ殖えて行くという重大な事実に対して政府はいかなる政策を持つかということを伺い、又それに対して産児制限はとるに足らず又移民も期待できないということになりますれば、どうしても食糧増産を計画的にしなければならないということを申上げ、総理の大体の御了承を得たつもりであります。又統制問題についても、主食については今統制を外すべき時期でないということを申上げ、大体これも総理の御了承を得たと私は了解しておるのでありますが、これに関連しまして、食糧増産の見地から最もやはり大切であるいわゆる農民の増産意欲を高揚し、且つ農村の福祉を増……
○井野碩哉君 只今木村委員その他の御発言の問題でございますが、この問題は私が委員会の当初、総括質問の際に大蔵大臣に対してお尋ねをいたし、大蔵大臣の御答弁と三浦改進党の政策委員長の説明とが食違つておりますから、そこは政府は折角三派修正案に対して同意をしておる以上、三派修正案の意見通り一つお取扱いを願うように御答弁願いたい、それが今日政局安定のゆえんではないか、最も捷径な方法ではないかということを申上げたのであります。そうしてそのときにはまだその問題が三派の問題で一応の話合いができておつても、まだはつきりしない点があつたのではないか、だからそこはよく政府と三派の間で話合いをつけて、そうしてこの委員……
○井野碩哉君 見えますまで御質問いたします。二号台風が入りますと農林省と、建設省どのくらいふえますか。
【次の発言】 ちよつとお伺いいたしますが、只今お話の六月上旬の二号台風でやられて又その次の台風でやられたという所、併し六月の上旬の二号台風だけでやられてあと台風のなかつた所、それにまで及ぶ御趣旨でありますか。それは六月はないがあとあつたものだけに今度の改正で適用する、こういうふうにお考えでありますか。又農業施設は上旬の二号台風のものはすでに処置してしまつた。そうして六月下旬からのは処置していないからやるのだと。こういうお舌でありますが、処置したものにまでこの改正によつて及ぼされるお考えであつ……
○井野碩哉君 只今の御説明で関係のものは全部了解いたしましたが、今度三重、愛知の海岸提防の復旧改良事業に対しまして、現在予算としては二十余億組んでおります。あと三十億今年に要るわけでありますが、それは融資によつて賄うという政府当局の御説明でありますが、それに対する利子補給は今御説明の中に入つておるのでございましようか。これは別途考える、今と同じような方法で考えるということでございましようか。その点を一つ……。
○井野碩哉君 今三浦委員の修正意見としてお読みになりました点で、先日おきめ頂いた趣旨と少し違うように思う点ができたのですが、それは海岸堤防の所で五条の二の一番おしまいのほうなんですが、「その事業費のうち堤防等の施設につき被害のある箇所に係る部分についてはその十分の八」とありますが、そうすると被害のあつた所だけしか十分の八とならないで、蒿上等改良工事が入らないように思うのです。ですから、施設につき被害のあつた堤防についてはその十分の八、その他の堤防についてはその三分の一を出す、こうして頂かないと、ここできめた御趣旨と違うようでございますから、その点御訂正願いたいと思います。
○井野碩哉君 私は二つの問題について伺いたいと思いましたが、いま一つは岡田委員の御質問で大体の御意見はわかりましたので省略いたしまして、第二の問題は、構成の面で通商産業大臣が入つておりますが、なぜ農林大臣をお入れにならないかという問題であります。これは太平洋戦争が始まりました時、最高戦争指導会議というものがありまして、その時に最高戦争指導会議のメンバ治は文官大臣としては外務大臣、大蔵大臣、それから企画院総裁三人であつた。通産大臣は無論入つていなかつたのであります。今度はそういつた軍事優先の立場でなしに、文民優先の政治優先の立場からこの構成を考えるということで私も結構と思いますが、食糧問題がこう……
○井野碩哉君 この二法案につきまして一番根本的に問題になりますのはやはり憲法との関係でありまするが、この論議はまあ衆議院以来しばしば繰返されておりますが、併し国民は、保安庁長官の御説明で、自衛隊というものがやはり軍隊と言つてもいいんだという御私見を述べておられるようであるので、そこにやはり非常な疑いを持つて来るのであります。私見で軍隊と言つてもよろしいと、こうおつしやつた。その御趣旨をもう一度はつきり御説明願いたいのであります。
【次の発言】 軍隊という定義が憲法その他の法律でどこにもないというお話でありましたが、私は憲法九条の二項を読みますと「前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、……
○井野碩哉君 今長官は警察行動を平和のほうへお入れになりましたが、平和というのは国際関係の問題で、むしろ国の安全のほうへ警察の目的をお入れになつたほうが、いいのではないでしようか。
【次の発言】 今矢嶋委員が言われるように、保安庁の中に抜けているからどこに入つているかと言えば、むしろ国の安全のほうに入つておるように法律にあつたほうがはつきりするのじやないか、こういうふうに思つたから伺つたのです。
○井野碩哉君 一点だけ。これは予算に関係あると思いますが、予算は幾ら計上してございますか。
【次の発言】 ちよつと高橋さんにお尋ねいたしますが、衆議院の修正のために予算的にどのくらい殖えるのでございますか。
【次の発言】 今古内さんのお答えの、表面的にはそうするのだというお話でありますが、表面的でなしに、実際に恩給を支給する場合においても、巣鴨におる戦犯者に直接渡すということはいたさないで、家族に渡して行くという方法をおとりになれば、外国に出しても立派に申開きができると思うのですが、その点は如何ですか。
【次の発言】 それならば表面的でなしに、裏面的にも本人には行かないで家族にこれが行くもので……
○井野碩哉君 この法律の附則を見ますと、「この法律は、昭和二十九年四月一日から施行する。」、こう書いてございますが、現在の状態でこれをこのまま公布するわけには行かんと思いますが、これは恐らく修正しなければならんと思いますが、これを仮に公布の日から施行するということにいたしますと、附則の九項と十項の関係でございますね、これはどういうふうになるのでございましようか。「各行政機関の職員の数は、昭和三十年七月一日において新法第二条第一項の定員をこえないように、昭和二十九年四月一日から昭和三十年六月三十日までの間に、整理されるものとし、」とありますが、これを今多少変更を加えないと無理ができると思うんです……
○井野碩哉君 私は第一に憲法改正に関する問題についてお伺いしたいのでありますが、私も暫らく国会を離れておりましたので、国防問題とこれに関連する憲法改正の問題についてしばしば国会でいろいろの論議がされておりました点につきまして、十分承知をいたしておらない点もございますので、或いは重複してお尋ねをいたし、又蛇足を加えることがあるかも知れませんが、その点はあらかじめお許しを頂きたいのであります。 私が総理に対してお尋ねいたします前に、憲法の解釈につきまして法制局長官に一言お尋ねをいたしておきたいのでありますが、憲法改正の発議権の問題でございますが、憲法改正の発議権は憲法九十六条によりますと、国会が……
○井野碩哉君 私は先ず第一に本予算に対しまして賛否をきめます上において、この予算の財源に関しまする法律案が四月一日の施行期日を持つているにかかわらず、未だ衆議院の議を経ず、本院に送つて来られないということは、これは衆議院の責任でもあり、又政府の責任でもあると私は考えるのであります。そこで総理並びに大蔵大臣にお伺いしたいのでありますが、先ほど岡田委員の御質問に対しまして、大蔵大臣は入場税の国税委譲の法律案も、又繊維奢侈税の法律案も、これは必ず通るものと思う。であるから、その通らん場合の財源的措置を考えんというお話でありましたが、併し今日この衆議院の状況を見ておりまして、四月一日の期日が規定してあ……
○理事(井野碩哉君) 只今委員長より委員長辞任願が私のところに提出されましたので、私よりこれをお諮りいたします。委員長の辞任を承認することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないようでありますので、これを承認することに決定いたします。
なお、後任の委員長を互選いたさなければならないわけでありますが、都合により暫時休憩し、その後お諮りいたしたいと存じます。
休憩いたします。
午前十時三十五分休憩
【次の発言】 休憩前に引続き委員会を再会いたします。
委員長の互選を議題といたします。互選の方法は先例により私より指名いたすことにして御異議ございませんか。
○井野碩哉君 今の一松委員の質問に関連しているのですが、大蔵省の主計局次長が言われたように、私は本来一般会計で負担すべき性質のものではないと思う。現在半額を国鉄は負担している、その半額の負担まで一般会計でこれを全部負担させるという御趣旨はどういうわけなのですか。現在半額負担さしているのですから、かりに一歩を譲って一般会計に負担さしても、半額でいいのじゃないか。全額負担さすという御意思があるかどうでしょうか。
【次の発言】 かりに全額あげるのはいいとして、障害者のうち傷庫軍人として三割の人は五割国鉄が負担しているのでございましょう。無賃で乗車させているのでしょう。その分は一般会計で負担することは……
○井野碩哉君 運輸大臣、今のお言葉でありますが、現在においては政府部内において調整ができていない。多少時日をかせば調整の余地がおありになるのでしょうか。なぜかと申しますと、筋からいくと、運輸大臣のお話の中に国鉄がサービス的に持つのが筋であります。今お話のように、財源の面から国家にある程度持たせるということになりますが、一般会計でこれを持たせることがいいかどうか私はよほど議論があると思うのです。時日をかせば政府部内において何か財源の点について話し合いがついて、目的達成に政府が積極的におやりになり得ることができるかどうか、その点をお伺いいたします。
○井野碩哉君 通産大臣に貿易の問題についてちよつとお尋ねしておきます。 私がお尋ねします問題についての前提について二点を先ず伺つておきたいのですが、一つは外貨予算が大体今日おきまりになるようでありますが、外貨の保有量、これが大体輸入総額の三分の一以下になるというと、国際信用が非常に落ちるということを世間で言われておりまするが、通産大臣としては、どの限度が先ず外貨保有の限度かという点をお伺いしたいのであります。 もう一つは、今日貿易が不振であります一つの大きな原因は、為替レートの問題だと思いますが、ポンド為替の切下げを先般おやりになりましたために、市場ではドル為替の切下げを又やるんじやなかろ……
○井野碩哉君 二つの点だげちよつとお伺いしておきたいのですが、昨日外貨予算がきまりまして、上半期十億五千万ドルとなつたのですが、従つて外米の輸入量が百十万トン維持できないと思いますが、どのくらいになりましたか恐らく百万トン以下になつたと思います。そこで本年度の米食率は十五日と声明しておられますが、供出も二千百万石はなかなかむずかしい、こういうことになつて来ますと、どうしても変えなければならんと思いますが、その点はやはり変えずに行かれるという確信がおありになるかその点を。
【次の発言】 消費県と生産県と米食率は違いましたね。この点を統一されるお考えはございませんか。
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