このページでは野村吉三郎参議院議員の3期(1953/04/24〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は3期国会活動統計で確認できます。
○野村吉三郎君 私は専門家でもありませず、お尋ねすることは常識的なところだけでございますが、国家の非常に大事なことだと考えております。日本は独立自主、その外交をやるということは当然と思いますが、独立自主というものも絶対的なものではない。日本の国情がいろいろこれを制限しておる、こう思っておるのであります。日本は八千万人の国民に対して国内でできる食糧も衣料も不足しておるし、原料も足らない。自給自足できない国柄であります。どうしても貿易を盛んにならしめねば国民は飢餓に陥る。日本はその貿易の、トレード・ルートを大いに発展せしめなければならんのですが、まあ世界のいろいろな生産の状況、その分布しておるあり……
○野村吉三郎君 先ほど外相がハリマンの言を引用されてお話がありましたが、ハリマンの言を待つまでもなく、私は日本としては、外交においては一元的でやってもらわなければならぬ。民主党の政府であろうが他の政府であろうが、国民に対して責任をもっている政府を支持して、挙国一致で外に向うのは当然であって、だんだんそういうふうになっていかなければならぬというふうに感じております。それにはやはり政府においてもまちまちのような感を与えるようなふしが時に新聞に現われるのは、私らは国民の一人として迷わざるを得ない。私は対ソ問題は非常に大きな問題だと考えております。領土問題、それからして帰還の問題をやっているのですが、……
○野村吉三郎君 私は超党派外交を信じているもので、反対党の羽生さんその他の御意見も始終謹聴しておるのです。どうしてもそういうふうに持っていかなければならぬ。この日ソ交渉に関して私の見るところでは、今の政府の案はまあ最低の要求だと思う。何となれば、ソビエトの方が法律を犯して侵略してきたんだ、日本は被害者である、そして今まであの有為有能なる松本全権があそこで交渉してあそこまで話がやってきた、それを見てみると、こっちの方ばかりが譲っておって、向うの方は占領した区域より一歩も退いておらぬ。賠償の相互キャンセルといったって、日本は満州とか樺太あたりから数十億米ドルに達するものが、戦利品だといって取られて……
○野村吉三郎君 九千万人の同胞が乗っている日本丸の舵をとっておられる総理大臣に対して、二つの点で総理大臣のお考えを伺いたいのであります。時間を割当てられておって少ししゃべりますが、お答えはもう簡単でけっこうでございます。 私は長い年月の間国家の禄をはんでおったのでありまして、戦後は祖国が再建され、りっぱな国になることを望んで、それに微力ながら協力できて国恩に報じたいと思っております。戦後に採択された民主主義は、これは私はよいと思って、これを玉成すべきことが国民の利益だろうと思っております。政府は国民全体の政府であって、国民の選んだ人たちが政府の衝に当っておる、国民全体の幸福を向上する、これが……
○假主査(野村吉三郎君) ただいまより第二分科会を開会いたします。
規則第七十五条第三項によりまして、年長者のゆえをもって私が正副主査互選を管理いたします。
これより正副主査の互選を行います。互選は、先例により、管理者にその指名を一任されたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、私より、主査に吉田法晴君、副主査に豊田雅孝君を指名いたします。(拍手)
○野村吉三郎君 関連して一つ私伺いたいのですが、そうすると、艦艇の予算というのは船体、機関だけの予算であって、たとえば駆逐艦にしろあるいは潜水艦にしろ、兵器だとかエレクトロニックの機械なんかは向うの予算にあるわけなんですね。船の灘価というのは、MSAの予算とここに出してあるやつを合せないというと、一つの駆逐艦の値段あるいは潜水艦の値段が出ないわけですか。
【次の発言】 私ちょっと佐多委員のさっきの質問と関連して質問したいのですが、さっきのいろいろ部隊のお話があったうちに、パラトループはどこにあるのですか、落下傘部隊というのはどこにあるのですか。
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