このページでは常岡一郎参議院議員の4期(1956/07/08〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は4期国会活動統計で確認できます。
○常岡一郎君 私は緑風会を代表いたしまして、石橋内閣の施政方針の演説に対しまして、岸首相臨時代理並びに関係各大臣に質問をいたしたいと思います。 吉田内閣によって、米英初め自由主義の国々と講和を結び、昨年は鳩山内閣によってソ連との国交が開かれるに至り、しかも、今や国民待望の国連加入ができましたので、いわば日本は新しい第一歩が始まったとも言えます。この時局を担当する石橋内閣の責任は実に大きく、その一歩を誤まれば、悔を他日に残すことをおそれますがために、気にかかります問題に対しましてお尋ねをいたします。 その質問の第一点は、国会を正常化すると言われておりますが、その正常ならざる原因をどこにおいて……
○常岡一郎君 私は緑風会を代表いたしまして、ただいま議題になりました市町村立学校職員給与負担法の一部を改正する法律案に対しまして、原案賛成、修正案反対の討論をいたしたいと存じます。(拍手) 法案の内容を考えて参りますときに、すでに国立の大学の学長、またその学部長に対しまして、管理職の勤務手当の支給されておりますことにかんがみましても、市町村立学校の校長のその職務内容から考えまして、当然これは支給すべきものであると考えますので、これに賛成するわけであります。 第二点は、すでに社会党の全員賛成の通勤手当の問題でありますが、これはすでに本年の四月から国家公務員に支給されておりますので、当然、これ……
○常岡一郎君 第二班の調査報告を重点的に御報告いたしたいと思います。 私どもは岡委員長、関根委員と私、及び調査室から瀧調査員が加わりまして、千葉県、茨城県、福島県の教育状況を昨年十二月十四日から十九日まで、六日間にわたり見て参った次第であります。 調査項目は、新教育委員会制度の状況、教職員の昇給、昇格問題を含む教育財政の状況、高校定時制教育の実情、公立大学、短期大学の実情、大学入試問題、文化財保護状況その他でございましたが、以下各項目についてまとめて御報告いたしたいと存じます。 まず第一に新しい教育委員会制度についてでございますが、昨年十月新教育委員会法の施行に伴い教育委員会は再発足いた……
○常岡一郎君 本法律案に対しまして、修正動議を提出いたします。 私立大学の研究設備に対する国 の補助に関する法律案に対する 修正案 私立大学の研究設備に対する国の 補助に関する法律案の一部を次のよ うに修正する。 第二条中「通常」を削る。 右のごとく修正の動議を提案いたします。
○常岡一郎君 長田先生にお尋ねしたいと思いますが、先ほどのお話の中に、教育は政治と思想の影響の中に運営されていくものである、こういうようなお話がございました。そういうふうに理解をしてもいいでしょうか。
【次の発言】 そうであるといたしますと、今日その思想なり、政治なりの中に教育の運営が支配されるべきでなくて、政治なり、思想なりをいかに消化するかという問題が教育の持つべき大事な問題だと私は思っております。その点はどうお考えになるのでしょうか。
【次の発言】 結局影響を受けるのでなくて、支配されるものでなくて、その政治、思想の動きに対する消化力をもっと含めて、二つを、全部含めた大きい意味のものが教……
○常岡一郎君 いろいろむずかしい状態になりましたが、私が緑風会として一番最初できるだけ早い機会に参考人に聞くということに賛成いたしましたのは、それはできるだけ早く願ったのは、これは今日の勤務評定問題は天下周知の政治問題化しておる傾向がありますので、そういう渦巻の中においてこういう重大な問題を論議すべきではない、従って一日も早く参考人を呼んでいただきたいという希望を述べておったわけであります。ところが、その後の情勢を見ますというと、次第にそれが紆余曲折を経まして、今日の段階の姿を見ますというと、一方には総選挙という必至の姿が想像されるようになって参りました。一方には全国にこの勤務評定実施の機運が……
○常岡一郎君 私は緑風会を代表いたしまして、この法案に心からの喜びをもって賛成をするものであります。敗戦こんぱいの中から立ち上りまして不正常な教育の姿を見ますときに、胸痛い思いをして長く通って参りましただけに、これが画期的な法律として制定されますことを全国民が待ちかねておりましたので、その点におきましてただ、はなはだ簡単でありますけれども、心から喜んで賛成の意を表する次第であります。
○常岡一郎君 私は、緑風会を代表いたしまして、義務教育費国庫負担法等の一部を改正する法律案に賛成の意を表するものであります。かねてから、義務教育諸学校の教材の不十分なために、非常に父兄の負担などで悩んでおりました問題が、本案によって緩和せられますことは、まことに喜びにたえない次第であります。私は、この法律案に対し、次の修正を付して賛成するものであります。修正案を朗読いたします。 義務教育費国庫負担法等の一部を改正する法律案の一部を次のように修正する。 附則第一項中「昭和三十三年四月一日から施行する。」を「公布の日から施行し、昭和三十三年四月一日から適用する。」に改める。 右の修正案に……
○常岡一郎君 いろいろ論議を尽されておりますので、私は教育の行政の問題から逸脱いたしまして、教育の、実際に授業放棄するような事態におきましては、教育行政を越えて重大な国政の問題だと考えます。従って、ここで二、三の点についてお尋ねいたしたいと思います、先月東京都の勤務評定実施に反対の先生のストがありましたが、あのときに新聞の折り込みが折り込まれて、勤務評定、道徳教育に賛成すれば戦争になる、戦争に反対ならこれに反対しろというようなビラが入れられておりましたのは御存じですか。
【次の発言】 その点と、ただいまの木下さんの、軍国主義教育から子供を守れ、勤務評定反対というビラとの、そうした点を関連して、……
○常岡一郎君 湯山委員の説も意味はよくわかりますが、理事会できめました筋、しかも時間的にもいろいろな話し合いをしました結果でありますから、それは今後の問題として、きょうは理事会の決定通りに進められますことを私は願いたいと思います。
○常岡一郎君 私はすでに会期は、半ばをはるかに過ぎておりますし、法案の審議は全然できておりませんときであるし、社会党さんの御意見ももっともだとは思いますけれども、そういう点が一つ。それから第三者の意見といいますが、やはり学者グループも一部の人であって、九・一五指令を見ますと、日教組の堂々たる指令、それに対する総評の応援の指令を見まして、これは相当大きいあらしを生むものであると私は考えておりました。しかし、存外その中においてさえも、竜頭蛇尾に終ったような感じを持ちましたので、これはそれほど、もう議論の相当尽されたあとの、両党が絶対に譲らない態度で激突した場合には、国民並びにその良識によっての動き……
○常岡一郎君 私、質問に先立ちまして、今日は定例の審議の日ではございませんのに、なおかつ、時間を割愛されまして、この最賃法の質疑の取り計らいをせられましたことは非常にありがたいことでありまして、深く委員長の裁断に対しましてお礼を申し上げます。 第一にお尋ねを申し上げたいことは、この最賃法の提出されましたこれをめぐりましての情勢判断についてお尋ねしたいのであります。 最近、非常に国会に対するいろいろな不信な感じが国民の間にみなぎって参りましたのはまことに遺憾であります。いろいろの論議を聞いておりますと、非常にわけのわかったことをみんな言われて、非常にわけのわかった人が集まって、一番わけがわか……
○常岡一郎君 一波万波を呼ぶといいますが、きょうの新聞を見て実に驚いたものであります。これが波及するところ非常な、精神的の波及はもちろんでありますが、形の上においても、また各地にそういう点が起るのではないかという心配がするのですが、これに対して実は私は十二月の四日でありましたが、群馬県の境町の公民館へお話に参りました。講演が済んだあとで深谷の講演に行く間に時間をさいて座談をすることにしましたら、聴衆の一人がただいまこの町は群馬県の勤評問題のあらしの焦点に立っております。校長先生を寒いのに火もやらず軟禁して、食も与えぬ。教員側の方はたき出しまでしております。その姿を見て、涙なきあたわざるものがあ……
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