このページでは平井太郎参議院議員の4期(1956/07/08〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は4期国会活動統計で確認できます。
○国務大臣(平井太郎君) 何か答弁をしろということでございまするから、何か答弁を申し上げます。 先ほど運輸大臣が申し上げた通り、私の郵政所管におきましても、政治的な圧力、また政治的な配慮は何もございません。郵政大臣の今回の処分の立場は、自主的な判断のもとに、法の命ずるままに従って、厳正なる態度において今回処分をいたしたのでございます。従いまして、今後とも、なおこうした違反者があれば厳重に処分をいたす所存でございます。(拍手)
○平井太郎君 ただいまは、はからずも当院副議長に私を御選任いただきまして、身に余る光栄であり、感激にたえません。 前副議長の寺尾さんは、名声高く、練達の士でございます。その後任といたしての私は、はなはだ心細く感じておるのでございまするが、あくまでも、皆様方の御熱意にこたえ、議長を補佐し、誠心誠意、公平無私に運営をやる覚悟でございます。どうか、皆様方の今後御指導御鞭撻をいただきまして、完全なる議事を運営いたしたいと存じます。どうか今後とも、よろしくお願い申し上げます。(拍手) まことに簡単でございまするが、副議長就任のあいさつにいたします。(拍手)
○副議長(平井太郎君) 柴谷要君。
○副議長(平井太郎君) 別に御発言もなければ、これより本件の採決趣いたします。本件を問題に供します。本件を承認することに賛成の諸君の起立を求めます。
【次の発言】 総員起立と認めます。よって本件は全会一致をもって承認することに決しました。
【次の発言】 日程第三、未帰還者に関する特別措置法案(衆議院提出)を議題といたします。
まず委員長の報告を求めます。社会労働委員長久保等君。
【次の発言】 別に御発言もなければ、これより本案の採決をいたします。本案全部を問題に供します。本案に賛成の諸君の起立を求めます。
【次の発言】 総員起立と認めます。よって本案は全会一致をもって可決せられました。
○副議長(平井太郎君) 諸般の報告は、朗読を省略いたします。
【次の発言】 これより本日の会議を開きます。
この際お諮りをいたします。三月三十日から四月五日まで、フランスのニースにおいて開催される列国議会同盟本年度春季会議に、本院から宮澤喜一君を派遣いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
【次の発言】 日程第一、千九百五十八年の国際砂糖協定の締結について承認を求めるの件(衆議院送付)を議題といたします。
まず委員長の報告を求めます。外務委員長杉原荒太君。
【次の発言】 別に御発言もなければ、これより本件の採決をいたします。本件を問題に供します。……
○副議長(平井太郎君) 諸般の報告は、朗読を省略いたします。
【次の発言】 これより本日の会議を開きます。
参事に報告させます。
本日議員椿繁夫君から委員会審査省略の要求書を附して左の議案を提出した。
議長不信任決議案
【次の発言】 お諮りをいたします。ただいま報告いたしました議長不信任決議案の委員会審査を省略し、日程に追加して、これを議題とすることに賛成の諸君の起立を求めます。
【次の発言】 総員起立と認めます。
よって議長不信任決議案(椿繁夫君発議)を議題といたします。
これより発議者の趣旨説明を求めます。椿繁夫君。
【次の発言】 本案に対し討論の通告がございますが、斎藤昇君外一名……
○副議長(平井太郎君) ただいま行われております投票は、宣告が徹底しなかったようでありますから、あらためて採決いたします。 松岡平市君外一名提出の、「内閣委員会において審査中の防衛庁設置法の一部を改正する法律案及び自衛隊法の一部を改正する法律案について、すみやかに内閣委員長の中間報告を求めることの動議」に対し、質疑の通告がございますが、斎藤昇君外一名から、賛成者を得て、「本動議に対する質疑、討論その他の発言時間は、一人十分に制限することの動議」が提出されました。 よって、この時間制限の動議について採決をいたします。(「反対」と呼ぶ者あり)表決は記名投票をもって行います。本動議に賛成の諸君は……
○副議長(平井太郎君) 諸般の報告は、朗読を省略いたします。
【次の発言】 これより本日の会議を開きます。
この際、日程に追加して、国会法第三十九条但書の規定による議決に関する件(皇居造営審議会委員)を議題とすることに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
内閣から、衆議院議員大野伴睦君、杉山元治郎君、林讓治君、原彪君、益谷秀次君、松永東君、本院議員大野木秀次郎君、草葉隆圓君、佐多忠隆君、村上義一君を皇居造営審議会委員に任命することについて、本院の議決を求めて参りました。これらの諸君が同委員につくことに賛成の諸君の起立を求めます。
○国務大臣(平井太郎君) その通りでございます。
【次の発言】 そのように取り計らう考え方であります。
【次の発言】 お答え申し上げます。秋山龍君を今回委員に任命いたしたいのでございまするが、実のところ、御指摘のような点も、これを選考する過程においてはいろいろ問題があったのでございます。しかしながら、諸井氏のあとの財界関係とか、経済関係という点でいろいろ検討をいたし、二、三候補者をあげて、その人をあらゆる角度から検討いたした結果、どうしてもやはり今回のこの委員には不適格である、たとえて申しますならば、その理由の一つとして、現在テレビ関係に名をつらねているというような問題、また電波の関係、機器、……
○国務大臣(平井太郎君) 郵政事業特別会計、郵便貯金特別会計及び簡易生命保険及び郵便年金特別会計の二十九年度決算と会計検査院から御指摘のありました事項についての大要を申し上げます。 郵政事業特別会計の本年度の収益総額は九百二十八億一千余万円でありまして、損失総額九百二十一億三千百余万円との差額、差引六億七千八百余万円が当期利益金となっております。この利益金は、既往年度からの繰越欠損金五十二億六千七百余万円を減額することにいたしました。前年度の利益金十四億三千八百余万円に比べ七億円余り減少いたしましたのは、行政整理による退官退職手当の増加が著しかったことなどに基くものであります。 次に、その……
○国務大臣(平井太郎君) ただいま議題となりました公共企業体等労働関係法第十六条第二項の規定に基き、国会の議決を求める件、三件について、その提案理由を御説明申し上げます。 まず、全逓信従業員組合の裁定について申し上げます。 本年二月五日全逓信従業員組合は、昭和三十二年一月以降の新賃金に関する要求書を郵政省に対し提出いたしまして、両当事者間で数次の団体交渉が行われましたが、郵政省はこれを拒否いたしましたので、調停段階に入り、三月九日公共企業体等労働委員会は調停案第四号を提示いたしました。これに対し、全逓信従業員組合は調停案の実施を条件に受諾いたしましたが、郵政省は受諾しがたい旨を回答し、三月……
○国務大臣(平井太郎君) お答え申し上げます。今回の処分は決して御指摘のような政治的な圧力、政治的な配慮によって処分をいたしたものでは決してございません。今回の処分というものは、郵政大臣といたしましては十分考慮をいたし、独自の判断のもとに立ちまして今回処分をいたしたのでございます。そこで、御指摘のように、ワクを最初からきめて、そのワクの中で範囲をきめ、そこで処分をしたというようなことも、これも当然ございません。慎重に慎重を重ねて十分処分をいたしたのでございまして、御指摘のような、ワクをきめて、そのワクの中で何とか工夫をして処置をしたということは決してございません。 それから一人々々の問題をい……
○国務大臣(平井太郎君) ただいま運輸大臣からお話がございましたので大体事は尽きると思っておるのでございまするが、私といたしましては、やはり先ほど運輸大臣がお話申し上げた通りに、当然企業体でございまするので、業績があがるということになり、また、その努力の結果が現われたというときにおきましては、これはもう当然何かそれに対して報いなければ相ならぬ、これはもう世の常でございまして、また、これなくしては働く意欲がないのであります。そこで、私の考えといたしましては、今各企業体には弾力条項という条項を認めております。これを用いて大いに業績手当も出すし、賞与も出していこうという大きな思いやりもあるのでござい……
○国務大臣(平井太郎君) 本日は当委員会に初めて出席させていただきましたので、この機会に当面の課題等につきまして、概略御説明申し上げまして、御参考に供したいと存じます。 まず、郵便事業について申し上げますと、社会生活の安定と経済活動の活発化に伴い、事業の運営は、ここ数年来順調な歩みを続けております。 本年度の十二月末日までの実績を見ますと、取扱い物数は約三十三億一千万通で、昨年同期に比べて約八・四%の増加を示しており、従いまして収入の面におきましても、おおむね順調な歩みをたどっております。 このたびの年末首における業務につきましては、一般に取扱い物数が約一割増加いたし、戦前の最高をこえる……
○国務大臣(平井太郎君) ただいま議題となりました簡易生命保険法の一部を改正する法律案について、提案理由を御説明申し上げます。 簡易生命保険の保険金最高制限額は、現在十五万円に制限されているのでありますが、最近における経済事情の推移にかんがみますと、この金額では国民の経済生活の安定を確保し、制度本来の機能を十分に発揮することができない実情にあるのであります。 もともと、簡易生命保険の保険金最高制限額は、本事業創始以来、勤労者階層の老後における生活安定または被保険者死亡の場合の医療費、葬祭費及び遺族の生活保障に必要な額を基礎として定められてきたものであります。従いまして、最近における勤労者階……
○国務大臣(平井太郎君) 私といたしましても、現在二十万円の最高額については十分とは考えておりません。そこで、これは今後の経済界の推移その他を考慮しましてまた次の段階に皆さんにお願いをいたそう、かように考えておるのであります。それから今御指摘になった民間との関係でございまするが、いろいろ私自身として、大蔵当局ともこの問題について協議をいたしまして、先ほど光村さんからお話がございました、一体大蔵当局とこちらは幾らの額をもって交渉に入ったかというお話を承わっておったのでございまするが、私の腹では、大体三十万円程度は現在の経済事情その他から今適当じゃなかろうか、かように存じまして、三十万円という線を……
○国務大臣(平井太郎君) ただいま会長からの答弁で大体要を得ておると思いますが、聴取料の問題は国民負担に非常に影響がある。私の立場においては十分これは考慮して検討の余地のある問題であると思います。かように考えております。
【次の発言】 御質問の点は、私も十分ピンとくるのであります。私の所管する郵政省におきましては、今日この問題が解決いたしておらないことについて、まことに遺憾しごくの事柄でございます。しかしながらさりとてこの問題を等閑に付してわれわれは無関心でおるのでは決してございません。私の立場において十八日には労使相ともに会し、一日中この問題の解決に向ってともに誠意を披瀝して協議をいたしたの……
○国務大臣(平井太郎君) ただいま議題となりました公衆電気通信法の一部を改正する法律案について、提案理由を御説明申し上げます。 公衆電気通信法の施行に伴いまして、構内交換設備等につきましては、公社の直営のほか、加入者の自営を認めて参ったのでありますが、その建設保守は順調に行われ、また、このような両者共存の制度によりまして、サービスは向上いたしますとともに、加入者の利便も増大して参ったと認められます。このような実情にかんがみまして、単独電話または共同電話の電話回線に接続されます付属電話機等であって郵政省令で定めるものにつきましても、加入者の自営を認めまして、その便益に供しようとするものでありま……
○国務大臣(平井太郎君) 御質問の点は十分われわれとしても当然の事柄であると考えておるのでございます。しかしながら、今日の電話の需要並びに電話に対する一般加入者は非常にたくさんな数にも相なりまして、それに関連いたしましてまた加入者は加入者としていろいろ問題を提起して参っております。従いまして、今回のこの公衆電気通信法の一部を改正する法律という内容に盛り込んだ本問題につきましては、公社並びに自営という両々相待った一つの行き方で加入者にも一つサービスをして、十分加入者の要求に応じていこう、それがまあ今後とるべき道じゃないかという事柄において考えたのでございまして、お説のような精神は決して曲げられて……
○国務大臣(平井太郎君) 承知しました。
○国務大臣(平井太郎君) ただいま議題となり摂した有線放送電話に関する法律案について、提案理由の御説明を申し上げます。 近時、農山村等におきましては、通話装置を付置した有線放送設備による簡易な電話に関する需用が増加しつつありますが、現行の有線電気通信法の規定によりましては、その適正な規律が困難でありますので、有線放送設備を利用して行う電話に関する業務をこの法律によって許可することとし、その適正な運営をはかり、もって有線電気通信に関する秩序の確立に資しようとするものであります。 この法律のおもな内容について申し上げます。 有線放送電話業務を行おうとする者は、郵政大臣の許可を受けなければなり……
○国務大臣(平井太郎君) 郵政大臣といたしましては、中共のみに限らず、世界いずれの国とも、当然この郵便物の交換をすることは非常に望ましいことでございます。従いまして、当然御指摘の中共に関しましても、積極的にこれはやらなければ相ならぬ、かように存じております。従いまして、本問題につきましては、十分誠意と熱意をもちまして、外務大臣その他関係閣僚とも十分に連絡をとり、今後早急に本問題の解決に当りたい、かように存じます。
【次の発言】 この問題は非常にデリケートな問題かと思います。従いまして、外務省が反対するのにかかわらず、郵政省が断固押し切ってこの問題に当っていくということは、非常に困難かと思います……
○国務大臣(平井太郎君) 昨日の山田委員の御質問につきまして、事柄が非常に重要でございましたので、十分検討をいたした結果を御報告申し上げます。
有線放送電話業務の用に供する設備を有線放送に使用する場合には、この設備によって選挙運動を行うことは、公職選挙法によりましては、一般的には禁止されております。公職選挙法百五十一条の三。
次に、この設備を電話として使用する場合には、認められた選挙運動の期間中は、公職選挙法に何らの禁止規定がありませんので、この設備によって選挙運動を行うことは差しつかえないと存じます。
【次の発言】 御指摘の点でございまするが、当然許可、認可を与える役所といたしましては、……
○国務大臣(平井太郎君) ほんとうに今山田委員の御質問は適切な御質問で、私みずから申し上げようと、かように考えておったところであります。現在電波監理審議会の答申が、思うたより審議が長引きまして、まだ今日の段階に至るまで、その答申ができていないという事柄については、いろいろ申請者に対し、まことに申しわけがないのでございまするが、半面これを考えてみますると、いかにこの電波が重要であり、必要であり、また関心が深いかという事柄において、審議会の答申がおくれておるということも申されると私は考えておるのでございます。そこで、この審議会の内容を多少仄聞するところによりますと、十一チャンネルのうち、教育的なチ……
○国務大臣(平井太郎君) お答え申し上げます。郵政省といたしましては教育放送につきましては相当の関心を持っております。それはどういうところかと申し上げますば、まず学術、技芸、職能教育、こういうような面を中心とした教育的効果を目的といたしておるものでございまして、大体この線に沿って教育放送というものが可能なれば一つ検討をいたしてみようという考えはございます。
【次の発言】 御質問の趣旨はよくわかつておりますが、ただいま審議会に諮問いたしておりまするテレビジョンの十一チャンネルに対する計画は、大体あなたさんもよく内容をおわかりかと思いまするが、十一チャンネルを各地域に分布しまして、あまねく全国にテ……
○国務大臣(平井太郎君) お答え申し上げます。チャンネル・プランは村上前郵政大臣が十分検討されて作られておったのでございまして私が引き継ぎましてこのチャンネル・プランを十分拝見をいたし、その内容に至りましても十分検討いたしました。そこで私の考えといたしましては、一応村上前郵政大臣が検討され十二分の資料を持たれて作られておる電波監理審議会に諮問するその内容としては、まあ一応十分であろう、かように考えまして村上郵政大臣のその諮問書を尊重いたし、私はそのまま監理委員会に提出しました。 ただし、そのうちお答えをいたしておかなければいかん個所は一つございます。それは電波時報にも大体諮問書の内容は出てお……
○国務大臣(平井太郎君) お答え申し上げます。 今回の仲裁裁定を確実に実行するためには、いろいろ乏しい財政のうちで検討し、財政処置をしなければ相ならぬことはあなたもお認めのことと思います。そこで郵政省といたしましては、いろいろこの仲裁裁定を忠実に、まじめに実行するという観点に立ちまして、いろいろ財政処置を考えたのでございまするが、どういたしましても、今回成立いたしました三十二年度の成立予算の中で一部流用しなければ、なかなか財政処置が困難であるという観点に立ちまして、苦慮いたした結果、御指摘のように一部成立予算の中から流用をいたしたのであります。そこでこの問題につきまして、それではいかにしてこ……
○副議長(平井太郎君) このたび副議長に選任された平井太郎でございます。どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。
○副議長(平井太郎君) 私は十分聞きとれなかったのですけれども、当然それは岸総理にそういうことを言われたのではないかと思います。
【次の発言】 そういうことじゃないかと思います。
【次の発言】 議長の立場といたしましては、議院運営委員会の議決、また議事協議会できめられた事柄に対しまして、最も公平に、議場においてすべてを整備いたし、円満なる運営をやる、かように考えております。
【次の発言】 議長といたしましては、議長の職権を忠実に守り議場においては最も公平に処理をしていく自信を持ってやっていきたいと考えております。
○国務大臣(平井太郎君) それでは私から昭和三十二年度郵政省所管案と、これに付随する若干の問題につきまして説明申し上げたいと存じます。 まず郵政事業特別会計予算について申し上げますと、この会計の予算総額は、千四百十四億一千万円でありまして、その歳出予算の内訳を申し上げますと、郵政省において取り扱う郵便、郵便貯金、簡易生命保険及び電気通信等の諸業務に要する業務費が千五十二億六千万円、収入印紙、失業保険印紙等の収入をそれぞれの会計に繰り入れる業務外の支出経費が三百八億六千万円、公債及び借入金の償還金が一億円、予測しがたい経費の支出に充てるための予備費といたしまして、八億円、郵便局舎等の建設費とい……
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