豊田雅孝 参議院議員
4期国会発言一覧

豊田雅孝[参]在籍期 : 3期-| 4期|- 6期- 7期
豊田雅孝[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは豊田雅孝参議院議員の4期(1956/07/08〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は4期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院4期)

豊田雅孝[参]本会議発言(全期間)
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第27回国会(1957/11/01〜1957/11/14)

第27回国会 参議院本会議 第5号(1957/11/12、4期、緑風会)

○豊田雅孝君 ただいま上程せられました大蔵委員会付託の請願につきまして、本委員会における審議の経過並びにその結果を御報告申し上げます。  日程第六十一は、福島県は全国有数の葉タバコ生産県であるから、葉タバコ生産の国家的見地より、県立タバコ試験場をすみやかに国立に移管する措置をはかられたいとの趣旨であり、日程第六十二は、みそ、つけもの等必需食品の原料塩の販売価格を引き下げるよう適当な措置を講ぜられたいとの趣旨であり、日程第六十三は、酒類の価格が高率なる酒税により高価なものとなっているから、酒価が一般物価水準と均衡のとれる線まで酒税華を引き下げられたいとの趣旨であり、日程第六十四は、塩収納価格の急……

第27回国会 参議院本会議 第6号(1957/11/13、4期、緑風会)

○豊田雅孝君 ただいま議題となりました二法案につきまして、大蔵委員会における審議の経過並びに結果を御報告申し上げます。  まず、租税特別措置法等の一部を改正する法律案について申し上げます。本案は、国際収支改善のための総合対策の一環として、輸出の振興及び貯蓄の増強に資するため、所要の改正を行おうとするものであります。改正内容の概略を申し上げますと、第一点は、租税特別措置法の一部を改正して、本年八月一日より昭和三十四年十二月三十一日までの期間、現行輸出所得の特別控除制度を拡充するものであります。前年の輸出実績の二分の一をもって当該年度の基準輸出金額と定め、基準輸出金額以内は、従前の通り輸出所得の八……


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第28回国会(1957/12/20〜1958/04/25)

第28回国会 参議院本会議 第10号(1958/02/21、4期、緑風会)

○豊田雅孝君 私は緑風会を代表いたしまして先ほど提案されました最低労働賃金法案に対し、岸総理を初め関係大臣に質問いたします。  わが国商工業の経営単位は、約三百万でありまするが、そのうち九九%以上が中心企業でありまして、しかも、その大部分が従業員数四人以下の零細企業であります。しかも、その中小企業、特に零細企業はあまりにも資本力が弱いために、絶えず金融難と高い金利に悩まされ、さらに、税の過重負担にあえぎ、常に深刻な経営難に直面しているのであります。これがために、いや応なく大企業との間に大きな賃金格差を生じ、ここにわが国産業が二重構造だと言われるゆえんがあるのであります。しかしながら、これはわが……

豊田雅孝[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院4期)

豊田雅孝[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第25回国会(1956/11/12〜1956/12/13)

第25回国会 商工委員会 第8号(1956/12/13、4期、緑風会)

○豊田雅孝君 私は主税局長が見えましてから、一括質問いたすことにいたします。
【次の発言】 主税局長が来るまでの間お尋ねをしますが、繊維局長は今私見だというような前提のもとにお答えがあったわけなんでありますが、この原糸課税をより必要とするという説が一面に出ておるのに対して、果して原糸課税をやらなければ、一方において伝えられておる一千億減税というものができるのかどうか、そういう相互関係を検討せられて、その上で通産省としても特にこの繊維課税が問題であるだけに、ことに今お話しのように、中小企業対策として、これは非常に重大な問題だと思うのです。さなきだに原料高の製品安に追い込まれておるわけなんですが、……


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第26回国会(1956/12/20〜1957/05/19)

第26回国会 商工委員会 第3号(1957/02/12、4期、緑風会)

○豊田雅孝君 日中貿易の協定が、大体この五月ごろには満期になりまして、今改訂期に入ろうかという段階にあるようでありますが、これについて前回はまあ日本に来て協定をやったのでありますけれども、今回は向うへ行ってやるのか、あるいはこちらへ来てやるのか、あるいはまたどういう形でやるのか、特にどういう形に今回なるかということについて、大臣の御意見を伺いたいのでありますが、と申しまするのは、御承知のように従来は国際貿易の促進協議会、さらに日中貿易の促進議員連盟、この二つが協定に当っておったのでありますが、そこべその後輸出入組合が御承知のようにできたのでありまして、今では日中貿易関係というと、この三つのもの……

第26回国会 商工委員会 第7号(1957/02/28、4期、緑風会)

○豊田雅孝君 最近ガス中毒が非常に多い事実にかんがみまして、関係当局さらにガス協会、東京ガス会社の責任者等に出てもらいまして、これが原因及び対策等につきまして質問をしたいと存じますが、その点お取り計らいを願いたいと思います。
【次の発言】 ガス協会の会長と東京ガスの社長おそらく同一の人じゃないかと思いますので、両方の資格でガス協会の会長に出てもらえればいいんじゃないかと思います。
【次の発言】 一人で十分答弁してもらえれば、それでけっこうですが、その辺はあちらの方におまかせをしたらと思います。
【次の発言】 なるべく早い機会を願いたいと思いますので、来週の火曜日あたりに願えればけっこうだと思い……

第26回国会 商工委員会 第8号(1957/03/05、4期、緑風会)

○豊田雅孝君 ガス中毒が最近特に相次いで起っておるということにつきましては、ただいま委員長も述べられた通りでありますが、去る二月二十五日、毎日新聞の夕刊によりますと、警視庁の衛生係に入った報告だけを見ましても、本年初めからのガス中毒者が百名、そのうち二十七名が死亡しておるという記事が出ておるのであります。前々からこのガス中毒については、私は注意をしておったのでありまするけれども、この記事を見て、これは放置しがたいというふうに痛感をいたしたのであります。二カ月足らずの間に、百名からの中毒患者が、警視庁管内だけでも出ておるということは、ゆゆしいことだと考えるのであります。しかも、これは睡眠中の事件……

第26回国会 商工委員会 第9号(1957/03/07、4期、緑風会)

○豊田雅孝君 検査員の身分保障のことについてお尋ねしたいと思います。指定検査機関は公益法人でいくというけれども、やはり業界の出資とか寄付行為とかいうようなことが中心になる。従って役員も、業界関係の人がなるのが原則だろうと思うのでありますが、従って業界の圧力というものがどうしてもかかりがちになるのが普通だと考えられるのであります。そこで、検査員が厳正なる検査をやるということでありますが、厳正なる検査をやると、場合によると、この業界からの圧力を受けるということになるので、検査員の身分の保障ということが、ほんとうに確保せられておらないというと、検査の厳正を欠くようになりやしないか、そういう点について……

第26回国会 商工委員会 第11号(1957/03/14、4期、緑風会)

○豊田雅孝君 輸出保険法の一部改正法律案が提案せられておりまするにつきまして、これに関連して大臣にお尋ねをしたいと思うのであります。輸出保険制度は、御承知のように普通の輸出保険、それからまた輸出手形保険というのが別にあるわけですが、そのほかに海外に広告してその実収が上ってこない場合には、そのリスクをカバーする海外広告保険というようなものまであります。それから今問題になっております、海外投資をやって、そうしてそれの収益が上らぬという場合には、海外投資保険制度というのがあるわけなんでありますが、今回はさらに海外投資の元本だけでなく、配当金まで送金ができぬというような場合には、これについて保険をやろ……

第26回国会 商工委員会 第12号(1957/03/19、4期、緑風会)

○豊田雅孝君 緑風会を代表いたしまして賛成討論をいたすものであります。  最近中国の日本見本市における不良品販売事件その他の輸出情勢等を勘案いたしまして、今回初めて検査制度らしい検査制度が確立せられましたことにつきまして、衷心より賛意を表するものでございます。  しかしながら、検査の適正を期することはもちろんでありまするけれども、検査後における輸出取締りにつきましても、その適正を期する必要がきわめて重要であると思うので、この点につきましては政府当局に質問をいたしますると、十分に輸出取締りをでき得る建前になっておるということでありまするけれども、今後輸出取締りにつきましては、十分にその実をあげら……

第26回国会 商工委員会 第14号(1957/03/26、4期、緑風会)

○豊田雅孝君 先ほど来いろいろ御質問がありましたが、中小企業庁長官中心で答弁のあったことにつきまして、お尋ねをしておきたいと思うのでありますが、まず第一には、今回の商工中金の金利の引き下げがある程度できた、それによって興銀並みぐらいになってきたということは、まあ一応けっこうだと思うのでありますが、御承知の通り、これは長官に特にお尋ねするのですが、この金利の開きについて問題になるのは、中小企業専門金融機関の間において特に問題になるのだという点で、具体的に言うというと、中小企業金融公庫の貸し出し金利が九分六厘だと、今度商工中金の金利が非常に努力の結果下ってみたところで、長期の資金の貸し出し平均金利……

第26回国会 商工委員会 第15号(1957/03/27、4期、緑風会)

○豊田雅孝君 昨日、中小企業庁長官に、商工中金関係のことに金利の問題を中心にしまして、いろいろ質問をいたしたのでありますが、その結果明らかになりましたところによりますと、今回の政府の出資増等によりまして、商工中金の金利が、長期資金について申しますと、平均一割三厘まで下っておるということでありまして、これを従来から最も金利の比較上問題になっておりました中小企業金融公庫の貸出金利九分六厘に比べてみますと、なおかつ七厘の開きがあるわけであります。御承知のように中小企業金融につきましては、中小企業対策の根幹が組合制度にあるという点からいたしまして、組合金融に金利上も優先的な待遇をすることによって、初め……

第26回国会 商工委員会 第16号(1957/03/28、4期、緑風会)

○豊田雅孝君 中金法の関係で前に時間がなかったために質問漏れになっている点を質問したいと思うのでありますが、第一点は「第二十八条ノ三」として、今回商工中金が代理業務をやるときには、組合の構成員以外の者のために債務保証ができるということになるわけであります。これについては前々からいろいろ中金法の改正が行われておりますけれども、組合の構成員以外に及ぶというのは、今回が少くとも法文の上としては初めてだと思うので、そういう点を考えてみますと、この組合員以外の者のために貸し付けを行う、債務保証を行うということになると、中金法の第一条の目的、要するに「商工組合中央金庫ハ中小企業等協同組合二対スル金融ノ円滑……

第26回国会 商工委員会 第17号(1957/03/29、4期、緑風会)

○豊田雅孝君 この競輪の関係については、いろいろ問題があるわけでありますが、私おくれて来たものですかう、あるいは質疑の重複する点があるかもしれませんが、これについて自粛する措置について、どういう措置を今までに講ぜられ、また今後講ずるかという方針について伺いたいと思うのであります。
【次の発言】 ウイーク・デーに開催することを自粛する要望が、前の改正法律案提出の際に問題になったと思うのでありますが、これについてはどういうことになっておりますか。

第26回国会 商工委員会 第18号(1957/04/02、4期、緑風会)

○豊田雅孝君 一点だけお尋ねをしておきたいのですが、この情報センターは、利益を目的としないということを言われるのですけれども、二十八条によるというと、貸借対照表から損益計算書まで作ることになっているのですね。これとの関係はどういうことになるのですか。
【次の発言】 今の貸借対照表や損益計算書が例文であるからと言われるが、こういうふうに規定しているゆえんのものは、やはりこういうことによって能率を上げさせていこうと、先ほど来いろいろな質問が出ておるわけですけれども、のんべんだらりとやっておったら、こういうセンターを作っても、ちっとも能率が上らない。雑誌や書物は買うけれども、積んでおくというような、……

第26回国会 商工委員会 第20号(1957/04/16、4期、緑風会)

○豊田雅孝君 大体参考人の方々のお話は、情報センターの必要性を強調せられた方が多いように思うのでありますが、これが必要だということにつきましては、私ども十分その必要性を認めておるものであります。しかし必要なだけに、この法案で果してうまくいくかどうかということには、相当疑問を持っておる者の一人であります。これを具体的に言いますと、この情報センターは公益性を尊重しなければいかぬ、要するに公益を十分に考えて運営していかなければいかぬという趣旨から、特殊法人にしておるということになっておるのであります。ところが、この法案の内容を見ますると、二十八条には貸借対照表を作れとか、あるいは損益計算書を作れとか……

第26回国会 商工委員会 第21号(1957/04/18、4期、緑風会)

○豊田雅孝君 まず弟一に伺いたいと思いますのは、衆議院の付帯決議が出て「営利を排し、その公共性に徹するよう、特に留意すべきである」ということでありますが、この法案の内容を見様すると、ほんとうに営利を排し公共性に徹するようにするということになりますれば、利益関係の規定のあることと矛盾することになりはしないかというふうに思われるのでありますが、政府側はこの付帯決議に対して、どういう御答弁に当時なっているのでありましょうか。その点をまず伺いたいと思うのであります。
【次の発言】 ただいまお話しの原子力関係では、前例のあることも承知をしておるのでありますが、要するに、民間の金を集めようというときに、羊……

第26回国会 商工委員会 第23号(1957/04/23、4期、緑風会)

○豊田雅孝君 私は以下申し述べる希望を付しまして、本法律案に賛成するものであります。  科学技術情報センターの必要性は十分に認めるものでありまするけれども、本法律案によりまする機構をしさいに検討いたして見ますると、大きな問題をはらんでおると思うのであります。一面には、公共性を強調せられておりながら、他面におきましては損益計算書を作る、あるいは貸借対照表を作る。あるいは利益の積み立てをやる。さらに利益の配分までやるというような規定があるわけでありまして、要するに営利性を一面強く露呈してきておるのであります。要するに両頭の蛇であり、二兎を追うものだと言わざるを得ないものと考えるのであります。かよう……

第26回国会 商工委員会 第24号(1957/04/24、4期、緑風会)

○豊田雅孝君 まず最初に伺いたいのは、機械工業振興臨時措置法と、電子工業振興臨時措置法案との相互関係、これをまず承わりたいと思います。
【次の発言】 そうすると、今後は電子工業関係については機械工業振興の範疇からのけるということになりますか。
【次の発言】 この法案を見ますと、独禁法の適用除外以外は、ほとんど行政措置でいこうと思えばいけるようなものが多いというふうに思われるのでありますが、本法案を制定しなければならぬというほんとうのねらいどころというものは、一体どこにあるのか、その点伺いたい。
【次の発言】 推進をしていこうという点からいうと、具体的にはどういう点を最もねらっておるわけですか。

第26回国会 商工委員会 第25号(1957/04/25、4期、緑風会)

○豊田雅孝君 たとえば電気通信機械七社というのは、これは全部ですか。
【次の発言】 いいところばっかり調べて、悪いところを捨てたということじゃないのですね。
【次の発言】 大体下請に対する代金支払い状況が漸次よくなっているということは、神武以来の景気だというのですから、当然のことかと思うのでありますが、しかし、必ずしも末端にはその好景気が浸透しておらぬ。具体的に言えば、下請等に対する代金支払い状況もよくないものがあるというようなことを今なお聞くのでありますが、これに対して公取の方はどういうふうに見ておられるか、具体的によくなっておるならばよくなっておる状況、また、問題の点が残っておるならば残っ……

第26回国会 商工委員会 第26号(1957/04/26、4期、緑風会)

○豊田雅孝君 本法案の成立に当りまして、特に希望を申し述べて賛成をいたしたいと考えるものであります。電子工業振興臨時措置法の将来運用に当りましては、大企業に偏重することなく、下請工業その他中小企業としての電子工業の育成、振興に十分に努力をせられたいと考えるのであります。特に、下請工業に対しまする支払い遅延の、従来非常に悪かった事例にかんがみまして、最近においては神武景気等の関係からやや好転しておるとは申しますものの、将来いつ何どき再び悪化するかもしれぬことが、最も憂慮にたえないのでありまして、この点について今後政府当局においては十二分に留意せられることを、特に要望いたしまして賛成をいたします。

第26回国会 商工委員会 第27号(1957/05/06、4期、緑風会)

○豊田雅孝君 簡単に一、二点お尋ねをしておきたいと思いますが、今回の電気料金の引き上げに関連いたしまして、先ほど高橋さんから、ほとんど致命的な影響を中小企業として受けるというような意見の陳述があったのであります。要するに、この大企業にも、もちろん大きな影響を与えるでありましょうが、それは損得の問題である。しかしながら、中小企業関係については、ほとんど生死の問題になるというような意見陳述があったと思うのであります。こういう点について、電力会社として、零細な中小企業に対してどういう今後電気料金中心にして考慮をめぐらされるおつもりであるか、その点電力会社側と、電気事業連合会の松根専務にお答えを願って……

第26回国会 商工委員会 第28号(1957/05/07、4期、緑風会)

○豊田雅孝君 最初安田さんにお尋ねをしたいと思うのですが、安田さんは、指定機関の運用よろしきを得ない場合には、公団化するおそれがあるということを、相当強調せられたのでありますが、アウトサイダー規制命令にかかる事務の処理を委任をした場合に、これまた運用よろしきを得ない場合には、公団化していくおそれが漸次出てきはしないかどうか、その点は、指定機関の方については公団化するおそれを強調せられたのでありますが、アウトサイダー規制命令の事務処理委任については、その点を言われなかったように思ったのでありますが、両者区別して考えておられるのか、あるいはともに運用よろしきを得なかった場合には、公団化するおそれが……

第26回国会 商工委員会 第31号(1957/05/11、4期、緑風会)

○豊田雅孝君 今回の改正によりまして、輸出入取引の規制が一段と強化せられるのであります。ことに、指定機関によりまする一手買取販売は、運用よろしきを得なかったならば、規制強化の実が上ります半面におきまして、従来実績の少いもの、換言いたしまするならば、中小の生産者、ないし中小の商社の利益を脅やかすに至るおそれがあると考えるのであります。従って、この点に政府は十分に、しかも、絶えず留意せられまして、遺憾なきを期するように強く要望いたしますとともに、ただいまの近藤委員提案の修正案並びに附帯決議案に賛成をいたしまして、本案に賛成するものであります。

第26回国会 商工委員会 第32号(1957/05/13、4期、緑風会)

○豊田雅孝君 私は宇田長官にお尋ねをいたしたいと思うのでありますが、東北の開発につきましては最も必要だと痛感しておる者の一人であります。そういう立場からお尋ねをしたいと思っております。  今回出ております改正法律案の内容を検討してみますと、必ずしも東北興業株式会社という名称を変えなくてもいいように考えられるのであります。しかしながら、この際、会社の名称まで変えなければいかぬというふうに政府が思いつかれたにつきましては、よほど何か特殊の事情があるのではないか、単に表面的なことでなく、地の利からいっても、また資源の関係からいいましても、北海道の開発もさることながら、この際東北の開発は最も急務だとい……

第26回国会 商工委員会 第33号(1957/05/14、4期、緑風会)

○豊田雅孝君 ただいまの加藤委員の質問に関連いたしまして、まず第一点として伺いたいのでありますが、第二十二国会において参議院商工委員会の付帯決議につきまして政府の方でも審議会にかけられ、その結果改善をできるだけはしたつもりだという趣旨の御答弁があったわけでありますが、これについては、この立法措置として今回指定の取り消しだとか、あるいは競輪場あるいは場外車券売場設置の許可の取り消しだとか、あるいはこの連の複式採用によって射幸性を希薄にするとか、あるいは監督を強化するとかいろいろ出ておる点は一応私どももわかるのでありますが、前の付帯決議があるだけに、立法措置としていろいろやられたけれども、それを皮……

第26回国会 商工委員会 第34号(1957/05/15、4期、緑風会)

○豊田雅孝君 まず山中さんにお尋ねをいたしたいと思います。  中小企業振興審議会に深く御関係になりました山中さんとせられまして審議会の答申に触れられたわけでありますが、その審議会の答申の結果と今回の提出法案、さらにこの修正の行われた点と双方比較いたしましていかなる点においてどういう相違点があるか、これに対してどういう御見解を持っておられるかという点をまず一つ伺いたいと思います。  それから時間がないものでありますからさらに質問をいたしまする一点をつけ加えておきますが、その一点は入江さんと中林さんにお尋ねをしたいのでありますが、小売商と生活協同組合等との関係でありますが、生活協同組合は、原則とし……

第26回国会 商工委員会 第36号(1957/05/17、4期、緑風会)

○豊田雅孝君 緑風会を代表いたしまして本案に賛成いたします。しかしながら、東北開発の緊急かつ重要なる特殊事情にかんがみまして、特に会社の人材、配置等につきましては、現地重点主義を徹底的にこの際とることにせられまして、画期的経営の刷新と能率の向上をはかるように具体的な措置を急速にとられるよう、特にこの際要望いたしますると同時に、ただいま近藤委員提案の付帯決議に賛意を表しまして、本案に賛成するものであります。

第26回国会 大蔵委員会 第閉会後1号(1957/06/28、4期、緑風会)【議会役職】

○委員長(豊田雅孝君) これより委員会を開会いたします。  議事に入ります前に一言ごあいさつを申し上げます。  私先般本委員会の委員長に選任いたされたのでありますが、何分微力の者でございまするので、委員の皆さま方の御協力によりまして、職責を完弔いたしたいと存じておる次第でございます。何とぞ格別の御支援をお願いいたします。  閉会中、きのうまでの委員の異動につきましては報告を省略いたします。  それではまず、租税及び金融等に関する調査を議題といたしまして、最近の金融情勢及びその対策等につきまして、政府当局より説明を聴取することにいたします。

第26回国会 大蔵委員会 第閉会後2号(1957/09/11、4期、緑風会)【議会役職】

○委員長(豊田雅孝君) これより委員会を開会いたします。  議事に入るに先立ちまして、委員の異動につきまして御報告をいたします。去る七月三日付をもって大矢正対が辞任、藤原道子君が委員に選任され、六日付をもって小林孝平君が辞任、田畑金光君が委員に選任。八日付で野溝勝者が辞任、小林孝平君が選任。十六日付で田畑金光君が辞任、野溝勝君が選任。二十五日付で小滝彬君が辞任、津島壽一対が選任。八月十五日付をもって藤原道子君が辞任、補欠として大矢正君が委員に選任されました。
【次の発言】 それではまず派遣委員の報告に関してお諮りをいたします。  先般、北海道、近畿、四国の各地に委員を派遣いたし、それぞれ租税行……

第26回国会 大蔵委員会 第閉会後3号(1957/09/12、4期、緑風会)【議会役職】

○委員長(豊田雅孝君) これより委員会を開会いたします。  本日はまず租税及び金融等に関する調査を議題といたし、国際収支その他財政金融一般問題について、大蔵大臣に対する質疑を行うのでありますが、一萬田大蔵大臣、坊、白井両大蔵政務次官より発言を求められておりますので、この際これを許可いたします。
【次の発言】 それではこれより質疑を行います。
【次の発言】 私の方からも関連して質問をしておきたいと思うのでありますが、今、土田委員から、るる申されましたことを要約しますと、繰り上げ融資を、中小企業金融公庫、国民金融公庫がしたことの穴埋めを、いつするかという問題になるのであります。商工中金についても、……

第26回国会 大蔵委員会 第閉会後4号(1957/10/02、4期、緑風会)【議会役職】

○委員長(豊田雅孝君) これより委員会を開会いたします。  議事に入ります前にちょっと御報告しておきますが、委員長理事打合会におきまして、本日は、午前中塩業対策に関する件、午後はたばこ専売事業に関する件について、それぞれ専売公社当局に対しまして質疑を行ないます。明日は、午前中は租税に関する件、午後は金融問題に関する件につきまして、大蔵当局に対し質疑を行うことに決定いたしましたので、御報告いたしておきます。
【次の発言】 それでは、租税及び金融等に関する調査のうち、塩業対策に関する件を議題といたします。  まず、提出されております資料について簡単に説明を願います。

第26回国会 大蔵委員会 第閉会後5号(1957/10/03、4期、緑風会)【議会役職】

○委員長(豊田雅孝君) これより委員会を開きます。  議事に入るに先だちまして政府側にこの際御注意をいたします。昨日酒井銀行局長午後は講演に行かれるとかで支障があるということでございましたので、きょうの午後金融関係をやるはずであったのを特に午前中にやることに振りかえたのであります。にもかかわらず、酒井銀行局長出席がおくれますことすでに定刻より一時間半になっておるのでありまして、かようなことでは今後大蔵委員会の議事を円滑に進めることができないと思うので、この際何ゆえにかようにおくれたか、その事情の釈明求めます。
【次の発言】 速記をとめて。

第26回国会 予算委員会 第15号(1957/03/23、4期、緑風会)

○豊田雅孝君 最初農林大臣にお尋ねをいたしますが、御承知のように、やみ米のいわゆるかつぎ屋は全く集団暴力化いたしまして、国鉄当局はもちろんのこと、警察当局ですら手がつかぬというようなことでありまするし、かと思うと、一方においては、米屋に対しては電話一本すりゃ直ちにやみ米を配給せられるというようなことでありまして、全く食管制度というものはくずれ切っておるわけであります。しかも順法精神は地に落ちて、世道人心に及ぼす深刻な影響というものは今日最も問題となっておると考えるのであります。しかも、食管制度自身を見ますと、特別会計は八千六百四十三億円の多額でありまして、国全体の一般会計の予算総額にも近いとい……

第26回国会 予算委員会 第20号(1957/03/31、4期、緑風会)

○豊田雅孝君 第二分科会に付託されました案件は、総理府のうち防衛庁、経済企画庁、外務省、通商産業省及び郵政省所管の昭和三十二年度一般会計、特別会計及び政府関係機関の歳入歳出予算であります。  二十九日は宇田経済企画庁長官、井上外務政務次官、小瀧防衛庁長官より、また三十日には水田通商産業大臣、平井郵政大臣より各所管予算の説明を聴取し、詳細なる審査を行いました。以下それらの質疑応答のうち、若干のものにつき簡単に御報告申し上げます。  まず経済企画庁の予算に関し、経済動向調査分析の経費一千八百万円では、いかなることを調査するのか、経費はこれで十分であるかとの質疑に対し、政府委員より、予算の額は十分と……


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第27回国会(1957/11/01〜1957/11/14)

第27回国会 大蔵委員会 第1号(1957/11/01、4期、緑風会)【議会役職】

○委員長(豊田雅孝君) これより委員会を開きます。  閉会中、昨十月三十一日までに、委員井上清二君、津島壽一君、田中茂穂君が辞任されまして、その補欠として、左藤義詮君、吉野信次君、増原惠吉君が、それぞれ委員に選任せられましたので、御報告いたしておきます。
【次の発言】 まず、審査未了報告書に関しお諮りいたします。  御承知のごとく、本委員会におきましては、先国会末、議院の議決を得まして、接収貴金属等の処理に関する法律案及び入場税法の一部を改正する法律案の継続審査を行なって参ったのでありますが、本院規則第七十二条の三によりまして、閉会中その審査を終らなかった案件につきましては、その旨の報告書を議……

第27回国会 大蔵委員会 第閉会後1号(1957/12/19、4期、緑風会)【議会役職】

○委員長(豊田雅孝君) これより委員会を開きます。  報告書に関する件につきましてお諮りいたします。  御承知のように、去る十一月十四日入場税法の一部を改正する法律案及び接収貴金属等の処理に関する法律案の審査並びに租税及び金融等に関する調査を閉会中も継続して行うことにつきまして議院の議決を経たのでありますが、本院規則第七十二条の三によりますと、委員会が閉会中その審査または調査を終らなかった案件につきましては、その旨の報告書を議長に提出しなければならないことになっておりますので、この際右の三件につきまして、いずれも審査、調査未了報告書を提出することといたしまして、その内容、手続等を委員長に御一任……

第27回国会 大蔵委員会 第2号(1957/11/05、4期、緑風会)【議会役職】

○委員長(豊田雅孝君) これより委員会を開きます。  議事に入るに先だって委員の異動について御報告いたします。  十一月一日付をもって委員吉野信次君が辞任せられ、その補欠として山本米治君が委員に選任されました。なお、本日付をもって左藤義詮君が辞任せられ、その補欠として森田豊壽君が委員に選任せられました。
【次の発言】 本日は、まず租税特別措置法等の一部を改正する法律案  さらに、設備等輸出為替損失補償法の一部を改正する法律案  以上いずれも予備審査の二法案を便宜一括議題といたしまして政府より提案理由の説明を聴取いたします。
【次の発言】 租税特別措置法等の一部を改正する法律案につきまして、事務……

第27回国会 大蔵委員会 第3号(1957/11/11、4期、緑風会)【議会役職】

○委員長(豊田雅孝君) これより委員会を開きます。  まず、昭和三十二年の年末の賞与等に対する所得税の臨時特例に関する法律案を議題といたし、発議者より提案理由の説明を聴取いたします。
【次の発言】 本案の質疑は次回に譲ります。
【次の発言】 次に、租税特別措置法等の一部を改正する法律案を議題といたしまして質疑を行います。
【次の発言】 速記をとめて下さい。
【次の発言】 速記を始めて下さい。
【次の発言】 承知いたしました。極力さように取り計らうことにいたします。
【次の発言】 他に御質疑がなければ、本案の質疑は一応この程度に本日はとどめておきます。

第27回国会 大蔵委員会 第4号(1957/11/12、4期、緑風会)【議会役職】

○委員長(豊田雅孝君) これより委員会を開会いたします。  昨日の委員会において決定を留保いたしておりました、たばこ耕作者の耕作権保障等に関する請願を議題といたします。  速記中止。
【次の発言】 速記開始。  本件を採択することに決して御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。よってさよう決しました。
【次の発言】 次に、租税特別措置法等の一部を改正する法律案設備等輸出為替損失補償法の一部を改正する法律案  以上二案を便宜一括して議題として質疑を行います。
【次の発言】 平林君、ちょっと申し上げますが、通産大臣は他の関係でだいぶ急いでおられるようでありますので、通産大臣に対す……

第27回国会 大蔵委員会 第5号(1957/11/13、4期、緑風会)【議会役職】

○委員長(豊田雅孝君) これより委員会を開きます。  租税特別措置法等の一部を改正する法律案  設備等輸出為替損失補償法の一部を改正する法律案  以上二案を便宜一括議題といたしまして質疑を行います。
【次の発言】 別に御発言もなければ両案の質疑は終了したものと認めて御異議ありませんか。
【次の発言】 さように決します。  まず、租税特別措置法等の一部を改正する法律案について討論に入ります。御意見のある方は賛否を明らかにして御発言を願います。
【次の発言】 他に御発言もなければ、討論は終局したものと認め、これより採決に入ります。租税特別措置法等の一部を改正する法律案を問題に供します。本案に賛成の……


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第28回国会(1957/12/20〜1958/04/25)

第28回国会 商工委員会 第閉会後1号(1958/05/30、4期、緑風会)

○豊田雅孝君 今の説明に関連いたしまして質問をいたします。  販売価格、販売数量を調整する商工組合は、原則としてその設立を認めないというようなことを聞いておるのでありますが、その事実いかん。それからまた、それが原則ならば、例外としては一体どういうものを認めるか、それをまず第一点としてお尋ねいたします。
【次の発言】 慎重にというのは、これは取りようによっては、やはり原則として設立を認めぬということと同じことになると思うのですが、一体慎重というのはどういう程度のことなのか。それに関連して、ただいま説明のあった中にもそういう節が出てくるの懸念にたえぬのですが、調整事業というものの成功するかどうかの……

第28回国会 商工委員会 第10号(1958/03/18、4期、緑風会)

○豊田雅孝君 租税特別措置法は、先ほど松尾企業局長からも触れられましたが、大企業といわずあるいは中小企業といわず、いずれにも適用があるような建前にはなっておりまするけれども、実際上、中小企業には絵にかいた餅だ、これを利用できるのは大企業だけだということは、もう今日世論になっておるのであります。これを具体的に言いまするというと、大企業法人が当然納むべき税金を租税特別措置法の利用によって納めないで済んでいる額というものは、かれこれ六百億円といわれておるのであります。一時は一千億円近くあったのだが、世論に従って多少整理をした。それがために幾らか税収額は変ってきておりますけれども、それにしても現在六百……

第28回国会 商工委員会 第12号(1958/03/25、4期、緑風会)

○豊田雅孝君 第十五条の一号と二号のバランスについてお尋ねしたいと思うのです。  第二号を削ることについては、いろいろ伺ったのでありますが、第一号の方には、国会議員、それから地方公共団体の議会議員等まで欠格条項になっているのであります。これは政党の役員でありますが、たまたま落選しておっても、なかなか政党役員で議員以上に実力を持っている人も実はあり得るわけなんであります。そういう点から、国会議員、さらに地方公共団体の議会議員まで除くという趣旨からいくと、一号と二号のバランスをどういうふうにごらんになっているか、その点を一つ伺いたい。
【次の発言】 この議会関係の議員でも、やめようと思えば簡単にや……

第28回国会 商工委員会 第13号(1958/03/27、4期、緑風会)

○豊田雅孝君 計量単位の統一に伴う関係法律の整備に関する法律案について質問をいたします。今回これによりましてメートル法の統一が行われるのでありますが、これが円滑なる実施をはかるということは、非常に国民全体に対する一つの運動の徹底が必要だと思うのであります。思わぬところに破綻あるいは行き違いを生じまして、いろいろ問題の出てこないように細心かつ周到な計画的な国民運動の展開、ひとり展開のみならず、その実を上げるということが最も肝要だと思うのであります。提案理由によりますと、強力な国民運動を展開して国民各層に対する周知徹底をはかって、いよいよ明年一月一日からやるのだということでありまするが、具体的に国……

第28回国会 商工委員会 第14号(1958/03/28、4期、緑風会)

○豊田雅孝君 ただいま参考人からそれぞれ御意見を承わったのでありますが、いずれも前提としては大企業にも、また中小企業にも役立つことというような前提で御意見が出たようでありますが、これは中には御遠慮になっている向きもあるでありましょうし、あるいは言わんとするところを、十分に言わなかった点もありゃしないかと思われるのでありますが、実際問題として率直に考えて見ました場合に、かような機関というものは、二十億出すとか政府が言いますけれども、二十億くらいの金は、今大したことでないことは言うまでもないのであります。結局これは大企業にも、中小企業にもどっちつかずに運営せられれば役に立たぬということになってきや……

第28回国会 商工委員会 第15号(1958/04/03、4期、緑風会)

○豊田雅孝君 特に、付帯決議の結果を、大臣の今後の所信を、場合によっては、書面でも出してもらいたいと思うのですが、まだあと少くとも一回は、相当時間の余裕をみて御出席になるように、委員長から一つお話を願いたいと思います。
【次の発言】 昨日私も現場を視察いたした一行の一人に加わっておりましたので、いろいろ先ほど来御意見も出ておりますように、私の聞きましたる、またその結果に基く私の感じを率直に、公平に申してみたいと思うのであります。その際に西川委員からは、今日科研が非常に困るというけれども、過去における理研には相当内部蓄積があったのではないかという質問をせられたと思うのであります。要するに、当時相……

第28回国会 商工委員会 第16号(1958/04/08、4期、緑風会)

○豊田雅孝君 大臣にお尋ねしたいのでありますが……。
【次の発言】 衆議院におきまして、理化学研究所法案審議の際に、付帯決議が三項目ついているわけであります。これに対しまして吉田政務次官から、付帯決議につきましては、御趣旨の趣き十分に体しまして努力するという所見を披瀝せられているのでありますが、それにつきまして、大臣に具体的な御見解をこの際伺っておきたいと思うのであります。  それは第一項に「政府は、年次計画的に格段の財政的措置を講じ、真に総合的、中枢的研究開発機関たるの実を有せしめること。」というふうになっているのでありますが、研究機関はいろいろ現在すでにあるわけでありまして、原子力関係など……

第28回国会 商工委員会 第17号(1958/04/09、4期、緑風会)

○豊田雅孝君 最初、中小企業金融公庫法の一部改正法律案に関連いたしまして質問をいたします。特に基本的な問題について質問をいたします。  日銀の発表したところによりますと、昭和三十二年中の全国銀行貸し出し状況を見ますると、大企業向けの貸し出しが圧倒的に増加しておるのであります。年間の増加額は八千五百六億、前年から見ますと八〇%増加しておる。ところが、これに反しまして、中小企業向けの貸し出しは年間の増加額はわずかに千九十三億でありまして、前年に比較しますと二七%という激減ぶりになっておるということが日銀の発表で明らかになっておるのであります。こういう数字から見ますると、中小企業専門金融機関に政府資……

第28回国会 商工委員会 第18号(1958/04/10、4期、緑風会)

○豊田雅孝君 それでは、中小企業信用保険公庫法案についてお伺いします。  まず第一点は、経済基盤強化資金の一環といたしまして、六十五億の資金を信用保険公庫に投入しようと、しかしながら、これは、いわゆるたな上げ資金でありまして、直ちに運用部の預託にしようという建前のようで、この行き方につきまして、果してこれで、信用保険公庫を新設しただけの意義のある運用ができるものかどうか、この点をまずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 ただいまの説明によりますと、四億五千万円の年間収益があって、そのうち三億五千万円を事務費以外のものに使用しようということでありますが、これは保険料引き下げに使うというのか、あ……

第28回国会 商工委員会 第20号(1958/04/17、4期、緑風会)

○豊田雅孝君 理化学研究所法案がただいま提案になっておるのでありますが、同時にこの委員会には日本貿易振興会法案が提案になっておるのでありまして、ともに特殊法人に対する監督法制であります。従って内容を見ますると、リーガル・コンストラクションは両方とも同じになっておるのであります。しかるに、こまかく検討いたしてみますると、両者の間に法律的に食い違いがある、その点について質問をいたしておきたいと考えるのであります。  第一点は、理化学研究所法案につきましては、御承知の通り衆議院の方で政党役員というものは原案においては欠格条項に入っておったのでありますが、これを修正して、欠格条項から削除した、ところが……

第28回国会 大蔵委員会 第1号(1957/12/20、4期、緑風会)【議会役職】

○委員長(豊田雅孝君) これより委員会を開きます。  まず、調査承認要求に関する件につきましてお諮りをいたします。  本委員会におきましては、従来毎国会付託議案の審査と並行いたしまして、議長の承認を得て、租税、金融、専売事業等各般の問題につきまして調査を行なって参ったのでありますが、現下の諸情勢にかんがみまして、本国会におきましても調査を行うことといたし、本院規則第七十四条の三の規定によりまして、議長に対し租税及び金融等に関する調査承認要求書を提出することといたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。よって、さように決しました。  なお、右要求書の内容等……

第28回国会 予算委員会 第8号(1958/03/08、4期、緑風会)

○豊田雅孝君 まず、藤山外務大臣にお尋ねをいたします。  藤山外相は、東南アジア諸国の経済協力の一環といたしまして、東南アジアの中小企業育成の構想をお持ちになっておるように承わるのでありますが、これを具体的に承わりたいと思うのであります。
【次の発言】 具体的には、どういう工業について援助をしようというふうにお考えでありましょうか。
【次の発言】 ただいまの御答弁によりますと、紡績あるいは石けん、そういうものを具体的におあげになったのでありますが、まだほかにおありになりましょうが、それを伺いますと同時に、それに対する資金計画はどういうふうにお考えになっておりますか。


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第29回国会(1958/06/10〜1958/07/08)

第29回国会 商工委員会 第2号(1958/06/19、4期、緑風会)

○豊田雅孝君 ただいま長沼公取委員長からのお話しによりますると、要綱等はまだ発表までには至らぬというようなお話しでありますが、この独禁法の緩和の方向につきましては、もう古い問題であり、そうしてまた、相当反対があるということも御承知だろうと思うのであります。しかし、公取が御想像になっている以上に非常に裏面での反対が強い。これは御承知だろうと思いますけれども、農林水産団体で反対しておるのは、全国農業会議所、全国農業協同組合連合会、全国漁業協同組合連合会、全国森林組合連合会、全国養蚕農業協同組合連合会、全国酪農協会、中央畜産会、消費者の団体では、主婦連合会、日本労働組合総評議会、全国労働組合会議、労……

第29回国会 商工委員会 第閉会後2号(1958/08/11、4期、緑風会)

○豊田雅孝君 輸出保険法を改正して、輸出保険公社というようなものを作ろうというような案があるやに聞いているのでありますが、これについての法案はどういうふうになっているか。  それから第二には、特産品の輸出振興をはかるために、特産品輸出振興会社法案というものを用意せられているやに聞いておったのでありますが、それの結末がどうなっているか。  それからもう一つは、月賦販売法案の制定の要望があり、これにこたえるべくその用意をしているやに聞いているのでありますが、これの結末がどうなっているか。  それからもう一つは、小売商業関係につきましては、さきには百貨店法案ができ、それから今回小売商業特別措置法案を……

第29回国会 商工委員会 第3号(1958/06/24、4期、緑風会)

○豊田雅孝君 通産大臣に質問しようと思っておったのでありますが、私どもの方の時間の都合もありますので、政務次官あるいは関係局長からお答えを願いたいと思います。  第一点は、燃料対策についての問題であります。その前に、最近の輸出状況の実態を把握するために、六月中旬の輸出信用状の実績は、どの程度になっておりますか。御承知のように、六月上旬の輸出信用状の実績は四千九百万ドルですが、中旬はどういうふうになるか、これをお尋ねをしたいと思うのであります。要するに、最近の情勢を見ますると、先安になるというような観測が、依然として強いために、輸出も国内市場も、すべて見送りになっておる。そういう点から、仮需要と……

第29回国会 商工委員会 第閉会後3号(1958/09/10、4期、緑風会)

○豊田雅孝君 ただいまの長官の御説明に関連いたしまして、まず第一にお尋ねしたいのは、第三・四半期に財政資金散布超過が三千億になるというお話でありました。しかしすでに発表せられたるものは三千二百億ということになっておるのでありますが、そこに二百億のズレがある。これはどういう点に関係があるか、それを一つ明らかにしていただきたい。
【次の発言】 私は今三十億と言われたのを非常に深刻に受け取ったわけでありますが……というのは、一般に発表せられておるのが三千二百億であるけれども、その中で昨年の金融引締めの際に地方銀行の持っておる国債等百五十億を買いオペレーションをやった。これが金融緩慢になったからという……

第29回国会 商工委員会 第4号(1958/06/26、4期、緑風会)

○豊田雅孝君 ただいまの経済企画庁長官の所信の表明に対しまして、二点ばかりお尋ねをいたしたいと思います。  ただいまの所信表明の中に、景気の下降も次第に底をついた、経済は新しい局面に移りつつある。個人消費など需要は一般的に見てかなり底がたいものがある。また、世界景気の動向も、今後は漸次低迷状態を脱していくことが期待されるというふうに見ておられるようであります。これに対して内需刺激を目的とするいわゆる景気振興策のごときは安易に採用できないということを言っておられるのでありますが、これは非常に私は楽観し過ぎる見方じゃないかと思うのであります。現に六月のLCを基調としまする輸出実績などを見ましても、……

第29回国会 商工委員会 第7号(1958/07/07、4期、緑風会)

○豊田雅孝君 今、中小企業長官に質問があった、その答弁を聞いておって、私からもちょっと関連をしてお聞きしておきたいと思いますが、それは今度の独禁法の緩和について、大臣からは輸出に重点を置かれるのだというお話しでありましたが、輸出に重点を置くということは、同時に大企業に引っかけて、大企業本位の改正が行われるということを、非常に憂慮せられるわけです。そういう点で、これはもう非常に一般経済界及び中小企業界は、注目しているわけなんです。従って、おそらく中小企業庁長官とせられてどういう内容の大勢になろうとしているかということはわかっていると思うのですね。すでに答申も出てきていることであるし、審議中である……


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第30回国会(1958/09/29〜1958/12/07)

第30回国会 商工委員会 第3号(1958/10/22、4期、緑風会)

○豊田雅孝君 田和さんにお尋ねしますが、中共綿布に対する競争力を中心にしての問題がねらいなのですけれども、先ほど恒久的対策が必要であり、またそれには生産合理化が中心であるということを強調せられたわけなのでありますが、私も同感なんでありますが、その場合において生産合理化の中心はどこに重点を置いておられるか、それを具体的に承わりたいことと、これに関連しまして税制、金融などについても相当思い切った措置が今後必要になるんじゃないかと思うのですが、税制、金融面について繊維業界はどういうような希望を持っておられるか、基本的なこれは要望をどこに置いておられるかという点をお尋ねしておきたいと思うのであります。……

第30回国会 商工委員会 第7号(1958/10/31、4期、緑風会)

○豊田雅孝君 今回、鉱山災害の絶滅を期するために、鉱山保安法が強化、改正せられることはけっこうでありますが、これに関連して政府の予算というものが一体どういうふうになって滞るのか。鉱務監督官の員数が非常に少いというふうにいわれているのでありますが、これらの点について詳細承わりたいと存じます。
【次の発言】 大体、通産省の予算というのは、農林関係などに比べると、まるでけたが違うような状態でありまして、こういうことでは、一体、商工立国だというようなことをいえるのかどうかという疑問を私は年来持ち続けてきているわけなんでありますが、今承わるところによると、鉱山保安対策の経費というものはきわめて少額であり……

第30回国会 予算委員会 第2号(1958/11/04、4期、緑風会)

○豊田雅孝君 総理大臣御都合があるようにも承わりますので、一括して総理にお尋ねすることを伺いたいと思います。  まず第一点は、国際収支は漸次改善せられまして、金融も緩慢化してきたのでありまするけれども、不況はかえって深刻の度を加えてきておると私どもは見ておるのであります。現に東京信用交換所の調べによりますると、十月の繊維業者の倒産教は四十二件でありまして、九月よりも五割以上増加をいたしておるのであります。また不渡手形も、東京初め名地の手形交換所が十月末に発表いたしたところによりますと、十月中の不渡手形は各地とも急増いたしておるのであります。特に東京におきましては、不渡手形総数六万八千八十九枚で……


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第31回国会(1958/12/10〜1959/05/02)

第31回国会 商工委員会 第12号(1959/02/25、4期、緑風会)

○豊田雅孝君 斎藤さんに最初お尋ねしたいのですが、先ほど一年以内に公告決定をしなければならぬというような法制的ないき方を考えられたいということを強く強調せられたわけですが、これについては私ども実質的には全く同感なんでありまして、今日のごとく非常に審査がおくれるというようなことでは、もはや特許庁のあり方というものと世間とは遊離してしまうというような声すら非常に強いのであります。従って今回工業所有権関係法をいろいろ改正するけれども審査の促進が徹底的にできなかったならば画龍点睛を欠くのだという声は非常に強いわけであります。従って今お話しになったようなふうに法制化できれば私は一番いい。そうしてまたその……

第31回国会 商工委員会 第13号(1959/02/26、4期、緑風会)

○豊田雅孝君 この法案を見ますると、大工業には非常に役に立つだろうと思うのでありますが、中小工業に対してどの程度これを役に立たせるかという点についての質問は、すでにどなたかからあったかと思うのでありますが、その点をもう一度お尋ねをしておくことと、むしろ私はそういう制度と相並んで、中小工業自身の開業の場合の合理的な指導対策制度、というものが確立せられていいじゃないかというふうに思うわけであります。すでに御承知でしょうが、アメリカの中小企業対策というのは全部中小企業の開業対策なんでありまして、日本の中小企業対策は救済対策であるが、アメリカの中小企業対策は全く開業対策、要するに開会の辞と閉会の辞が違……

第31回国会 商工委員会 第25号(1959/04/01、4期、緑風会)

○豊田雅孝君 通産大臣にちょっと伺っておきたいと思うのでありますが、これは登録制にはなっておりまするけれども、この登録制という建前とはいいながら、第八条を見ますると、その第一号で、通産省令で定める基準に適合して、初めて登録をせられる、登録しなかったならば、事業は行えないで、要するに、一種のこれは企業整備になるわけでありますが、大臣は、それほどの決意をもって、これはお立ち上りになったんでしょうか。その点だけ、お尋ねをしておきたいと思います。
【次の発言】 私は、この件については質問をしないつもりでおったんでありますけれども、だんだん質問をせざるを得ないような気持になってきましたので、お尋ねをする……

第31回国会 商工委員会 第26号(1959/04/07、4期、緑風会)

○豊田雅孝君 伺いたいます一点は、政令で指定する市、それから政令で定める物品、これは明らかになっておるのでありましょうか、その点ちょっとお尋ねしたい。
【次の発言】 第三条。
【次の発言】 そうすると雑貨などは考えておらぬわけですか。
【次の発言】 やはりこの小売市場の形態からいうと、雑貨も入れるのが私は適当だと思いますが、しかしここでは議論はいたしませんが、政務次官にこの際希望を申しておきたいと思うのでありますが、将来法律案を作られるときには、政令で定める事項はもう初めから当然明らかにして、それを資料として同時にお配りになるように、この点は審議の実体に影響いたしますし、今後通産省として厳にそ……

第31回国会 予算委員会 第10号(1959/03/14、4期、緑風会)

○豊田雅孝君 まず、文部大臣にお尋ねをいたしますが、私は、前の国会の予算委員会におきまして、岸総理にローマ字問題について質問をいたしたのでありますが、山岸総理はその際、国字としてローマ字を採用するという考えは持っておらぬという答弁であったのでありますが、文部大臣もこれと同一の御見解だというふうに承知をいたしてよろしいか、この点をまずもってお尋ねいたしたいと思います。
【次の発言】 そういう御答弁だと、事実についてお尋ねをいたすのでありますが、文部官僚の中には、特にこの際名前を秘しますけれども、ローマ字論者がおりまして、地方の巡回講演あるいは教育指導の際に、現在の国字を否認するような言説を吐きま……


豊田雅孝[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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各種会議発言一覧(参議院4期)

豊田雅孝[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第26回国会(1956/12/20〜1957/05/19)

第26回国会 予算委員会公聴会 第1号(1957/03/15、4期、緑風会)

○豊田雅孝君 租税特別措置の整理に当りまして、概算控除制を廃止したことについての御見解を伺いたいと思います。要するに、零細階級は帳簿不備であるから、雑損控除をしにくい。さらに社会保障制度がそこまでいっておらぬ関係から、社会保険料の控除もできないというようなことのかわりとして、概算所得控除制があったのでありますが、これが今回廃止され、それによって八十億捻出することにしておることについての御見解を伺いたい。
【次の発言】 事業税について御見解をお伺いしたいと思いますが、御承知のように農業と商工業のバランスがとれておらない点については、これについて農業に事業税を課すべきか課すべからざるか、もし課して……

第26回国会 予算委員会公聴会 第2号(1957/03/16、4期、緑風会)

○豊田雅孝君 五人未満の労働者を収容しておる零細企業に対する社会保障制度の拡大、段階的に言いますという、どういう段階で進んで行ったらいいかとお考えになっておりますか。

第26回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1957/03/29、4期、緑風会)【議会役職】

○主査(豊田雅孝君) 皆様の御推薦によりまして私が主査ということに相なりました。御協力をいただきまして、これより本分科会の運営を行なっていきたいと存じます。よろしくお願いいたします。審査に入ります前に議事の進め方につきましてお諮りいたします。当分科会は昭和三十二年度一般会計予算、回付別会計予算及び政府関係機関予算中総理府のうち防衛庁、経済企画庁、外務省、通商産業省及び郵政省所管について審査をいたすわけであります。本員は経済企画庁、外務省及び防衛庁所管につきまして審査をお願いいたし、明日は通商産業省及び郵政省所管について御審議を願う、といった方法で進めて参りたいと思いますが、御異議ございませんか……

第26回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1957/03/30、4期、緑風会)【議会役職】

○主査(豊田雅孝君) ただいまから予算委員会第二分科会を開会いたします。  まず昭和三十二年度一般会計予算、同特別会計予算、同政府関係機関予算中、通商産業省所管の部を議題といたします。  本件につきまして政府側より御説明を願います。
【次の発言】 これより質疑に入ります。質疑のおありの方は御発言願います、
【次の発言】 閣議中でありますので、十一時ごろには出て参るということでございます。もう間もなく見えるだろうと思います。  速記をとめて。    午前十一時二分速記中止
【次の発言】 速記を起して。
【次の発言】 ちょっと速記をとめて下さい。


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第28回国会(1957/12/20〜1958/04/25)

第28回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1958/03/24、4期、緑風会)

○豊田雅孝君 新長期経済計画を見ますると、輸出規模を三十七年度には三十一年度に比べまして通関ベースで八二%上げようということになっておるのでありますが、これを達成するというのは、容易でないというふうに私どもは考えるのであります。これをどうしても達成するというのには、よほど画期的な裏づけ対策がなければならぬというふうに考えるのでありますが、特に税制関係につきまして、西独があれだけ輸出を振興さした例などから見ましても、よほどしっかりした税制計画を、しかも計画的に漸次に立てていかないと、また実行していかないと、これだけの目標を達成することは困難じゃないかというふうに考えるのであります。これにつきまし……



豊田雅孝[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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データ更新日:2022/12/18

豊田雅孝[参]在籍期 : 3期-| 4期|- 6期- 7期
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