このページでは井上清一参議院議員の4期(1956/07/08〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は4期国会活動統計で確認できます。
○井上清一君 ただいま議題となりました日程第三の請願三十二件につき、外務委員会における審議の結果を御報告申し上げます。 これらの請願は、すべて原水爆実験禁止等に関するもので同一趣旨のものであります。すなわち政府は、原水爆実験の即時無条件禁止の協定締結を国連総会に提案するにつき、日本への原子兵器持ち込み禁止の協定を日米間に締結すること、及びその被爆者とその遺族の援護を立法化することを要請するものであります。 委員会は、願意おおむね妥当と認め、これを議院の会議に付し、内閣に送付することを要するものと決定いたしました。 右、御報告いたします。(拍手)
○政府委員(井上清一君) ただいま議題となりました、航空業務に関する日本国とスイスとの間の協定の締結について承認を求めるの件及び日本国とブラジル合衆国との間の航空運送協定の批准について承応を求めるの件に関して提案理由を一括説明いたします。 昨年国会の御承認をいただいて日印、日中、日仏、日豪の三航空協定を締結した次第でありますが、その後引き続き各国と航空協定締結の交渉を行なって参りましたところ、このたびスイス及びブラジルに関しましては幸い意見の一致をみましたので、昨年五月二十四日にスイスとの航空協定、同年十二月十四日にブラジルとの航空協定にそれてれ署名をいたしました。 これらの協定は、さきに……
○政府委員(井上清一君) ただいま高橋条約局長からお答えを申し上げた通りでございますが、ブラジルとの航空関係はこれはもう将来、先ほど曾祢委員から御指摘になりましたように、相当移住岩の関係その他からわが国としても将来開かなければならない航空路じゃないか。特に最近いろいろ議論されておりますことは、移住者のための航空路と航空のサービスというものを考える段階にきているのじゃないかというようなことを私ども考えているわけでございまして、こういう協定を結びますこともそうしたことを促進する一助にもなるのじゃないか、かように考えております。
【次の発言】 ただいま御質問がございましたが、先に締結をいたしました日……
○政府委員(井上清一君) ただいま議題となりました日本国とインドとの間の文化協定の批准について承認を求めるの件及び日本国とドイツ連邦共和国との間の文化協定の批准について承認を求めるの件の二件につきまして、一括提案理由を説明いたします。 まずわが国とインドとの間には、歴史的に深い文化的つながりがあるのでございますが、戦後インドが独立するに及んで、ともにアジアにおいて重要な地位を占める両国の間に文化協定を締結したいという要望が両国において漸次高まって参り、昭和三十年十一月以来東京において協定締結交渉を行なって参りましたその結果、協定案文につきまして意見の一致をみるに至りましたので、昭和三十一年十……
○政府委員(井上清一君) 在外公館の名称及び位置を定める法律等の一部を改正する法律案の提案理由及びその内容を御説明いたします。 外務省といたしましては、この改正法律案において、在外公館の新設及び種類の変更につきまして次のように措置する方針であります。 第一に、新設するものといたしましては、ネパール、ポーランド、チェコスロバキアの三つの国に大使館、イエメン、アイスランド、アイルランド、チュニジア、リビア、モロッコの六つの国に公使館、あわせて九つの大公使館を考えておりますが、これはいずれもさしあたり法律上の設置にとどめ、近くの国にすでに駐在する大公使に兼任大使あるいは兼任公使として勤務せしめる……
○政府委員(井上清一君) お答えを申し上げます。文化協定を締結をしますたびごとに、その文化協定の文の内容に盛られております内容を具体化するための予算措置が、これは必要だとも思うのでございますけれども、なかなかそうしたことで予算はとれませんような現状でございまして、文化事業実施のために要する経費として、一括した経費の中で、協定を一括した経費予算のワク内で実施することにしておるわけでございます。外務省といたしましては、昭和三十一年度では三千四百万円、三十二年度は国会の御審議によって決定せられるわけでございますが、政府案といたしましては約五千万円計上されております。この中で彼此あんばいいたしまして、……
○政府委員(井上清一君) 竹中委員からお話がありました件は、先般新聞紙でたしか自動車を輸入するのに非常なたくさんの判を必要とする、そのために大へん手間どって不愉快な念を与えたというようなことでございまして、御指摘の通り税関におきまする外人の所遇、また税関の扱いというものが非常に入国者にいい印象も悪い印象も与えて、わが国の観光政策の上において親切、懇切なる取扱いというものが大事だということはお説の通りで、税関は私どもの所管ではございませんけれども、大蔵省は絶えずそういう考え方で、やっておりますけれども、中にはやはりしゃくし定木でいろいろ不便をかけておる点があろうかと思います。観光また外客に対する……
○政府委員(井上清一君) ただいま議題となりました千九百四十六年十二月二日にワシントンで署名された国際捕鯨取締条約の議定書の批准について承認を求めるの件につきまして、提案理由を御説明いたします。 御承知のように、捕鯨の国際取締りについては、わが国も参加いたしております国際捕鯨取締条約がございまして、捕鯨の具体的な規制措置は、この条約に附属する附表に定められ、この附表の規定は、国際捕鯨委員会が修正する権限を持っております。 今回の議定書は、昨年十一月十九日にワシントンで作成され、わが国も同月二十九日に署名を了しているものでございますが、これは条約による規則範囲を一部拡大いたしますとともに、将……
○政府委員(井上清一君) ただいま議題となりました、日本国とノールウェーとの間の通商航海条約の批准について承認を求めるの件につきまして、提案理由を御説明いたします。 わが国とノールウェーとの間の通商航海関係は、戦前におきましては、明治四十四年六月十六日に署名されました通商航海条約及び特別相互関税条約によって規律されておったのでありますが、ノールウェーは、昭和二十七年十月、サン・フランシスコ平和条約第七条の規定によってこの条約を復活させる意向はなく、これにかわる新条約の締結を希望するといって参りました。従いまして、戦後における両国の通商航海関係は、サン・フランシスコ平和条約第十二条の規定によっ……
○政府委員(井上清一君) 先般参議院におきまして原水爆禁止の決議があったのでございますが、その決議文を国連、アメリカ、英国、ソ連に対しまして伝達した次第でございますが、その後の経過につきまして私から簡単に御説明を申し上げたいと存じます。 三月十五日参議院におきまして原水爆の禁止に関する決議が採択されました。三月十八日に右決議文を伝達する岸外務大臣の書簡を加瀬大使より国連事務総長に提出いたしました。国連におきましては、右決議を岸書簡とともに関係国に対して回章をいたしました。三月十九日右決議を在ソ門脇大使よりソ連フェドレンコ外務次官に伝達いたしましたところ、同外務次官はさっそく政府に伝達し、政府……
○政府委員(井上清一君) お答えを申し上げます。現在中共におきまするこの引き揚げ問題の要点は、以下申し上げるような点であると考えます。 ただいま戦犯として拘禁されております者が約四十四名、このうち数名が最近釈放されまして帰るというような連絡が日赤にございまして、これが帰国につきましては、他の帰国者の人数が判明次第配船計画を立てまして、すぐその方をお迎えしたいという考えで、このほかに次に残留者が約六千名ございます。この多くは中国人と結婚をした帰人でありまして、この人たちが一時帰国、いわゆる里帰りをするにつきまして、政府が経費を負担すべしというような問題も起っておるのであります。この件は厚生省の……
○政府委員(井上清一君) お答えを申し上げます。ただいまの御説のように、ポーランドとの国交回復に関しまする批准書を交換する場所はワルシャワでありますが、チェッコとの間の批准書の交換はロンドンですでに取りきめることになっております。チェッコにおきましての国内的な手続は、チェッコでは済んでおりますが、ポーランドにおきまして批准を了したかどうかは、いまだはっきりしない点がございますので、ただいま問い合せております。もし今度の国会におきまして、本件に関しまして御承認を得まするならば、できるだけ早い機会に批准の手続をとりたいと考えておる次第でございます。
○政府委員(井上清一君) 先ほど岸外務大臣から御説明申し上げました通り、岸外務大臣の気持といたしましては、渡米するまでにできるだけ本問題の解決をはかりたいということを先ほども申し上げたのでありますが、そうした心組みで努力をされておるわけであります。
【次の発言】 これは一にかかって日韓会談再開後におきまする見通しによることだと私は考えます。もしその見通しが非常にいいということであれば、早い機会に相互釈放ということが実現すると思いますし、またそれらの見通しいかんが本問題の重要なかぎになると、かように考える次第でございます。
【次の発言】 あるいはこの言葉の言い回わし方によりましていろいろ受け取り……
○政府委員(井上清一君) ただいま議題となりました、千九百二十四年八月二十五日にブラッセルで署名された船荷証券に関するある規則の統一のための国際条約の批准について承認を求めるの件、につきまして提案理由を御説明いたします。 十九世紀以来の海上運送事業の発展に伴い、運送人対荷主の利害の衝突を国際的に解決する必要が生じたので、第一次大戦後、海上運送における運送人の責任を統一的に規律する国際条約起草の準備が開始され、数回の国際会議を重ねた結果、千九百二十四年ブラッセルでこの条約が作成されたのであります。 戦前、海運について一流国でありましたわが国は、前記の条約交渉に当初から参加し、千九百二十五年に……
○政府委員(井上清一君) 在外公館等借入金整理準備審査会法特例法案の提案理由及び内容を説明いたします。まず提案理由を説明いたします。この特例法案は沖縄に在住していたため、審査会法第五条第一項に規定する借入金の確認を請求する権利を行使する機会が与えられなかった者に対し、当該借入金の確認を請求することができるようにしようとするものであります。 その第一の理由は、審査会法は日本がいまだ占領下にあった昭和二十四年に立法されたもので、当時の特殊事情から、同法第一条に規定する借入金の提供者でも、沖縄等日本の行政権の及ぶ範囲以外の地域に引上げた者については、借入金提供の事実の有無、その者の戸籍関係等を調査……
○政府委員(井上清一君) お答えを申し上げます。第十条の「各締約国は、相互の理解のため、自国の国民の相手国への旅行を奨励するものとする。」こうあるわけでございますが、相互の理解と親善を増しますために、もし相手国への旅行を希望する者があります場合には、でき得る限りの便宜供与をするというような意味合いと了解をいたしております。
【次の発言】 日本とエジプトとの間の文化交流に寄与するというふうに考えられます場合におきましては、現行の為替管理法とかあるいは出入国管理法、その他関係法令によって規制しておりまする現在のわが国の海外渡航の点について、できる限りの便宜供与を与える、日本とエジプトとの間の文化交……
○政府委員(井上清一君) ただいま議題となりました、特殊核物質の賃貸借に関する日本国政府とアメリカ合衆国政府を代表して行動する合衆国原子力委員会との間の第二次協定の締結について承認を求めるの件、につきまして、その提案理由を御説明申し上げます。 一昨年十一月十四日に署名されました、原子力の非軍事的利用に関する協力のための日本国政府とアメリカ合衆国政府との間の協定が国会の御承認を得て同年十二月二十七日に効力を発生し、一方研究用原子炉の設置のため国内における諸措置も着々と整備されて参りました。すでに御承知のごとく、政府は、ききに茨城県東海村原子力研究所に設置される溶液型研究用原子炉に使用するための……
○政府委員(井上清一君) お答えを申し上げます。国際原子力機関憲章が、アメリカ国会における批准に関連をいたしまして、本機関憲章に対する反対の声が若干アメリカ国会の中にあるという御指摘につきましては、お説の通りでございます。私どももさような情報をキャッチをいたしております。で、これらの点につきまして、アメリカに駐在いたしております在外公館を通じまして、いろいろ情報を私ども受けておるわけでございますが、このアメリカの国会におきます国際原子力機関憲章に対する反対というものは、非常に部分的であって、しかもこの部分的な国会におけるところの声が、非常に過大に世間に伝えられておるというように私ども聞いておる……
○井上清一君 ちょっと次長に伺いますが、下総の御料牧場というのは特別会計になっているのですか、宮内庁費の中に入っているのですか、どういうことになっているのですか。
【次の発言】 そうしますと、これは大体どういうことなんですか、収支の状態は。
【次の発言】 次長からいろいろ御説明があったんですが、従来下総の御料牧場というのは日本の馬匹の改良と、乳牛の改良のためには相当貢献をしてきたと私は思うのですが、現在そういう方面でどういう働きをしておるかということをちょっとお伺いしたいと思います。
【次の発言】 そうすると、たとえば宮廷費の交際費と宮内庁費の交際費との違いですね、これはどういうふうに違うので……
○政府委員(井上清一君) 外務省設置法の一部を改正する法律案の提案理由及び内容を説明いたします。 まず提案理由を説明いたします。 今般の改正は、外務省機構につき次の二つのことを行おうとするものであります。 第一は、外務省本省において欧米局を廃止し、アメリカ局及び欧亜局を設置することであります。 第二は、在外公館の一として、在ジュネーヴ国際機関日本政府代表部を設置することであります。 まず欧米局の廃止並びにアメリカ局及び欧亜局の設置につき御説明申し上げます。 外務省において地域別の政務を担当する局といたしましては、戦前はアジア局、アメリカ局及び欧亜局の三局、また、時期によってはこのほ……
○政府委員(井上清一君) 今度、欧米局を分けましてアメリカ局と欧亜局とするわけでございまして、アメリカ局は南北アメリカを所管し、欧亜局はヨーロッパと中近東と大洋州を管轄するわけであります。御指摘の点は、アジア局をもうちょっと範囲を広げて、アラブ諸国をアジア局の中へ含めたらどうかというような御趣旨じゃないかと私は思います。それはAA会議その他で非常に密接な関係があるし、かつまた新興、つまり国際連合におきましてもAAグループというものが、関係上アラブを一緒にしたらどうだろうか、こういうアジア諸国とアラブ諸国を一緒にして、そうして大きなアジア局を作ったらどうかという御意見を伺いましたが、アジア局の実……
○政府委員(井上清一君) お答えを申し上げます。ただいまお説のように、国際協力局とか、情報文化局、移住局以下、比較的仕事の量から参りますので、そういったそれに従って配置されております人員につきましても、欧米局、アジア局、経済局に比べまして少いということは、これは事実で、しかしやはりどうも仕事の性質から言いまして、こうした分け方をしておきますことが、やはり仕事の能率を上げます上からいたしましてもいいのじゃないかということと、それから対外的な関係、それからたとえば情報文化局などは絶えず外人の新聞記者等々との接触を毎日やっておるわけでありまして、一段、格が他の局よりも下だということは、やはりそういう……
○政府委員(井上清一君) 田畑さんの御質問にお答え申し上げます。御指摘のように、昭和三十二年度の定員におきまして、外務省の定員増三十六名をお願いをいたしているわけであります。そのうち十八名は配置転換で、他の官庁から外務省に派遣を予定しているものでございます。これの配置先並びに派遣官庁を申し上げますと、アメリカ合衆国の大使館に二名、これは内訳を申しますと、防衛庁が一名、法務省が一名でございます。カナダ大使館に運輸省一名、メキシコ大使館に通産省一名、カンボジアの大使館に農林省から一名、シンガポール総領事館に通産省から一名、インド大使館に大蔵省から一名、オーストリア大使館に一大蔵省から一名、イラク公……
○政府委員(井上清一君) 一橋大学の教授都留重人君が先般アメリカの国会の上院司法委員会国内治安小委員会より召喚状を受けまして、当委員会に出頭、陳述、証言をいたしました件につきまして、御説明を申し上げたいと思います。 このまず第一の経過を申し上げますと、都留教授に対しまする上院司法委員会国内治安小委員会の喚問状が出ましたのは三月十四日のことであります。で、都留氏は三月十六日にこの喚問状を接受いたしております。その喚問状によりますと、二十一日出頭を要請されておったのでございますけれども、同教授から二十六日に変更方の申請をいたしておりまして、そのことが受理されております。で、二十五日の夕刻でござい……
○政府委員(井上清一君) 先般本委員会におきまして御要求がございました一橋大学教授都留重人君のアメリカ上院司法委員会の治安司法委員会におきまする小委員会に証人として召喚を受けまして、その際陳述いたしました陳述の公開の速記録の御要求がございましたが、昨日原文をお手元に配付をいたしましたような次第でございます。都留教授の証言の問題に関しましては、前にも申し上げました通り、今回のような形で同教授が喚問されましたことは、国際儀礼上必ずしも妥当なる措置とはいえず、今後渡米いたしまする同種の日本人に対し、不安の念を与え、日米文化交流の点からも好ましからざる影響を与えられるものと考えられまするので、今後同様……
○井上清一君 日豪協定の第五条に、相手国からの輸入の急増の結果、自国産業が危殆に瀕する場合には緊急な措置をとり得るということになっておりますが、具体的にどういう問題を予想されておるわけでございますか。またこうした問題が将来起り得るというふうにお考えになっておられますか、どうりですか。それからまたこういう問題が起った場合に、町方の政府が協議することになっておりますが、あらかじめ常時的な協議機関みたいなものをお置きになるお考えでございますか、どうですか。その点承わりたい。
○理事(井上清一君) ただいまより、外務委員会を開会いたします。
国際情勢等に関する調査を議題といたします。
政府当局に対し、質疑を行うことといたします。政府側の出席者は、金山欧亜局長、板垣アジア局長の予定でございましたが、若干おくれますので、ただいま欧亜局からは、新開参事官、アジア局からは三宅参事官が参っております。御質疑のおありの方は、順次御発言を願います。
【次の発言】 いかがでございましょう。ただいま外務省当局から、しばらくこの問題につきまして秘密会にしたいという要求がございますが、お諮りをいたしたいと思います。懇談会という形にした方がよろしいと思いますが。(「速記だけをとめればよ……
○井上清一君 ちょっとお伺いいたしますが、日印間の円借款問題というのは、どの程度に進んでおりますか。
【次の発言】 今、従来通り日本の輸出入銀行を通じて、インドの産業開発に寄与するという方策と円借款との関係の問題を実は承わりたいわけなんです。で、ルールケラーの鉄鉱山の開発は、これはインドが五カ年計画の一環として日本から借款した円をもってこれを開発するのか、やはり日本の業者が、日本側の輸出入銀行から借りた金で、日本の業者の手によってインドの鉱山を開発するのか、それらの問題についてちょっと伺いたいと思います。
【次の発言】 それからインドの五カ年計画ですね、産業開発の五カ年計画の大要に関して御説明……
○井上清一君 インドネシアに対する賠償に関連します経済協力について、二、三伺いたいと思いますが、経済協力というのは、これはビルマの場合と違いまして、純然たる民間ベースで、コマーシャル・ベースでやるわけですね。この商業上の借款並びに投資についてどういうような形で、そしてまたどんなような投資なり、あるいはまた、借款というものを予想されておりますか。そういう点についてお伺いを申し上げたいと思います。
【次の発言】 インドネシアの政情は、だいぶどうも騒然たるものがあったようでありまして、最近新聞では、だいぶ落ちつきを見せてきているということでありますが、インドネシアに対する経済協力という、このせっかく……
○井上清一君 万国郵便条約の第八条に、「限定連合、特別取極」の問題がございます。その第一項に「連合加盟国又は、その国の法制に反しない限り、その郵政庁は、限定連合を設立することができ、また、国際郵便業務に関する特別の取極を締結することができる。」という項目があるわけでございますが、こういう例がアメリカなりあるいはまた、ヨーロッパにありますかどうですか、伺いたいと思います。
【次の発言】 相当諸外国にこうした例があることは今の御答弁でわかりましたが、日本と東南アジアの諸国――まあ韓国等も含めまして東南アジア諸国、また、東南アジア諸国相互間にこうした限定連合とか特別取りきめというようなことが私は将来……
○井上清一君 どうぞよろしく。
○井上清一君 私、外務大臣に二、三御質問を申し上げたいと思います。 本月の十日に主要地域の五大使の会議を東京でお開きになりました。私ども非常に時宜に適した会議であり、この会議によって多大の最近の重要な国際情勢に関して外務大臣として御認識を得られ、かつまた、今後の外交を展開されていく上において非常な御参考になって非常なけっこうな計画だと思うのです。ただここでお伺い申し上げたいことは、今後の五大使の会議の内容の発表の問題なんで、新聞ではどうも何か一種の声明みたいな形で会議の内容が世間に公表された。また、これは従来あまり前例のないことのように私思いますし、今度こうしたことが一つの先例になりはしない……
○井上清一君 存日朝鮮人の北鮮送還の問題がきまりまして以後発表になりましたそれ以後におきまして、日韓間の貿易でございますが、どういうふうになっておりますか。その間の事情を伺いたいと思います。
○政府委員(井上清一君) 外務省所管の昭和三十二年度の予算について大要を御説明申し上げます。予算総額は八十億六千七十五万三千円で、これを大別いたしますと、外務本省二十九億七千八百二十八万四千円、在外公館五十億八千二百四十六万九千円でございます。ただいまその内容について御説明いたします。 第一、外務本省一般行政に必要な経費が五億九千四百六十二万三千円ございまして、これは外務省設置法に定めます本省内部部局及び附属機関の一般事務を処理するための職員一千二百二十八名の人件費及び物件費等であります。第二、外務行政連絡調整に必要な経費一億九千二百十七万二千円は、本省と在外公館との事務連絡のための電信料、……
○井上清一君 法務当局に伺いたいと思うのです。 実は本条約を審議の途中において、私いろいろ考えたわけでございますが、つい先だっての週刊雑誌でございましたか、新聞でございましたか、神戸のあるバーの女給が、酒に酔わされて、船に積み込まれて香港に引っぱって行かれた。そうしてシナ人に売り飛ばされて、危うく逃げ帰ったという記事があったのであります。最近香港あるいはシンガポールその他で日本の婦女が醜行に従事をしておる者がかなりあるという情報を私どもは聞いておるのであります。また、それに反して、最近東京に外国人のコール・ガールがたくさんおる。フィリピン人の女がおる。あるいはまた外国人の女がおる。これは電話……
※このページのデータは国会会議録検索システム、参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。