このページでは竹中恒夫参議院議員の5期(1959/06/02〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は5期国会活動統計で確認できます。
○竹中恒夫君 関連ですから短かく質問いたしますが、監査について今回、保険医が自殺なさったというような非常な不祥事ができたわけでございますが、過去においても二、三そういう例があるわけでございます。私も五、六カ年間監査に立ち会った経験もあるのでございますが、監査のやりよういかんによって、非常に思わない不祥事件が起きて参りますので、十二分に今後御指導願いたいと思います。ただいまの局長の御答弁でお気持はよくわかったので、しいてその点について具体的なことは申し上げませんが、もし必要であれば、そういう事柄につきましても、詳細申し上げる機会があれば申し上げてみようと思うのです。 そこでお聞きしたいのですが……
○竹中恒夫君 国民皆保険の重大なポイントは、医師の協力並びに熱意にあると思うのですが、今回の重なる不祥事件から考え合わせまして、医師の協力なり、熱意、意欲が非常に阻害されるということをまず憂えるわけです。ただいまの厚生大臣の鹿島委員に対する御答弁によって、方針なり、考え方は全く私も同感であり、賛成であるわけです。その通りでけっこうなんですが、はたしてそういうような考え方が末端にまで及んでおるか、あるいは現実はそうであるかという点になりますと、必ずしもそうでない。そうした例を私は多数持っているわけです。 本日、実は質問したい点を十点ばかり用意して参ったのでありますが、大臣も非常にお忙しいようで……
○竹中恒夫君 いずれ日ならずして政令が出るということでございますが、その政令の内容は、立法の精神によって、他の法令の規定による制限をこえて有利な条件でということになっておりまするが、従いまして今御説明聞きました中に、中小企業金融公庫に六十三億、あるいは国民金融公庫に四十何億という融資の中には医療機関が借りておる人があると思うのですが、そうした場合政令が出て有利な条件で借りることができた場合に、はたして切りかえができるかどうかという一点をお聞きしたいこと。 もう一つの点は、医療機関というのどうしてもしろうとの考え方からいうと、病院などに響くわけなんです。災害などの場合は、実際においてほんとうに……
○竹中恒夫君 提出者の田中先生にお聞きするわけなんですが、これはもとより戦争犠牲者としての外地の医師、歯科医帥に関する考え方ですね。こういう方々が医師、歯科医師にならないことによっての社会悪というようなことを考えて、そういう弊害のないようにというお気持があられて提出されたと思うのであります。そこで私は懸念いたしますことは、これはもとより検定試験ですから、採用試験でないので非常に厳密な、点のからい方法でいくわけです。従いまして、一年延ばしてみたところで、今年の合格率から見て、わずか二人とか三名ということになって、また来年もなってくるのじゃないかと思うのですが、そこで、本案を提案なさったあなたにお……
○竹中恒夫君 提案者に聞きたいのですが、クリーニング業が科学的に近代化されるということはけっこうだと思います。従って私も、本案に賛成をするものでありますが、この機会にお開きしたいのですが、消費者の立場で考えた場合に、この法律が実施されますと、設備の近代化によるところの負担が加わるわけです。これに対しては、ただいまの御説明では、適当な金融措置をあっせんするということでございますが、これはあっせんであって、差し上げるものでございませんので、業者にやはり負担がかかってくる。そこで、第一の改正の要点であるクリーニング師を必置するということになると、やはり人件費に相当差ができるということ。そこで、相当、……
○竹中恒夫君 非常にこの問題は重大な問題でございまして、私は多大な関心を持っておったわけでございます。先ほど来の論議の経過から考え合わせましてすでに厚生省としても厚生省の立場からの最大限度の御答弁をいただいたように私存じております。従って、次に申し上げますることはいささか蛇足になるわけでございまするが、問題の重要性を勘案いたしますならば、一そうの蛇足を加えまして今後の薬事行政の誤りなきを期したい、こういう意味合いで重ねて私お尋ね申し上げるわけでございます。 申すまでもなく、今回の事件につきましては、おそらく自由主義経済のウィーク・ポイントがここに露呈されたというように考えられるわけなのでござ……
○竹中恒夫君 宮城県の赤痢問題についてお答えできますか。
【次の発言】 実は、昨日予算委員会でも問題にして質問してみたのですが、この問題は御承知のように、宮城県において水源地に赤痢菌があったということにより多数の保菌者が出て、新聞紙上によれば、住民六千人のうちで三千人くらい保菌者が出るだろう。現在相当、千何百人の保菌者がおり、はっきり治療しておる者も百五、六十名あるということになっておるわけなんです。これは平素からの指導方法と同時に今回そのように発生したことに対する緊急な対策として、中央庁としてはそこまで手が届かないのか、あるいはこれほど大きな事故であるので、中央庁としても地方庁を指導したり、……
○竹中恒夫君 私もただいまの谷口委員の御質問に関連して大臣に所信をお伺いしたいと思います。 大臣は、非常に医療関係につきましては多大の御関心をお持ちになって、過去において御就任以来非常に御努力なさっていることを私はかねがね聞き及んで、その御労苦には感謝いたしておるものでございます。国民の広く健康を保全するという意味合いから申しましても、当然歴代の厚生大臣は医療担当者の間の摩擦を防いでスムースにやるということでなければならない。特に渡邊大臣は、その方面に非常なる御努力をなさっておるということは、ただいま申し上げましたように感謝いたしておるわけでございまするが、そこで、先ほど坂本委員が御質問にな……
○竹中恒夫君 医療金融公庫法案に関連いたしまして、実は基本的に医療機関の整備対策ということについて、本来なれば厚生大臣に所見を承りたいと思うわけなんですが、衆議院の方に行っておられるそうですから、次官にかわってお答えを願いたいと思います。 いよいよ国民皆保険が、実施されることに相なって参りますと、当然医療機関の整備分布状況というようなことは国の責任においてなさなければならぬと私は思う。国民から保険料を取っておる限りは、医療の利用ということに対しましてはきわめて効率的なものでなければ保険料を取るということ自体おかしいと思う。そこでそれを前提としてお尋ねするわけなんですが、医療機関に対しましては……
○竹中恒夫君 私は、ただいま議題になっております法案にきわめて関係が深いかつ基本的な問題でありまするので、あえて貴重な時間でございまするか、少しくその根本問題についての考え方をまず最初厚生大臣にお尋ね申し上げたいと思います。それはILOの百二号批准の問題でございます。先般予算委員会で、佐藤委員が御質問なさって、大臣の答弁を速記録で私承知いたしておるわけでございまするが、このILO百二号批准の問題は、当局としては、従来ある場所では批准を満たし得るところまでいっておるのだというようなお言葉があられ、またある場合には、じゃ批准しろと言われるとそうでないというようなことを言われたように、実はわれわれ聞……
○竹中恒夫君 今の資金需要見込額は、新設の件数、増改築の件数は、これはわかりますか。
【次の発言】 そういうことは、今度は無医村に近いようなところに貸すというような建前が一応ありまして、そうすると、新設ということの解釈が、従来の実際採算のとれるようなところで開業する新設と多少変わってくる、そういう点で件数が知りたいのですが。
○竹中恒夫君 今次官からの御決意のほどを聞かしていただいたので、非常に安心するのですが、課長にお伺いしますが、全国主管課長会議が開かれたそうですが、東京都の板橋区の都立の養育院の赤痢患者の問題ですね。これ御報告を受けておられるでしょうか。あそこには、新聞紙上等によると、収料人員が千四、五百人におって、年間に百人ぐらいの赤痢患者が出るのだそうです。それで、最近三月の二十四、九日ごろ検便検査をしますと、八十何名の保菌者があり、下痢患者が七十五名も出ておるということが新聞に出ておる。そして、それを豊島病院に入院さして、なおったと思って帰って来た人を検便するとまた保菌者がその中にあるということですね、……
○竹中恒夫君 関連して。私も今の当局の答弁に対しまして非常に疑義と不安を持つのですが、いわゆる登録制と許可制、あるいは登録制と指定制という問題があるのです。先年健康保険法の改正のときに、そのときの厚生当局、保険局あたりの意見では、登録制と指定制と許可制という間に一つのはっきりした区別をつけた説明をなさってわれわれ了承したわけです。医師が保険医であることはこれは当然なアクセサリーだ、登録は、その登録については選択制がないわけです。医師であるという資格がある限りは、国民皆保険の改正にあたって医師であれば保険医であるということはこれは必然の結果であって、いわゆるこれは登録制だと、医師でない者が病院、……
○竹中恒夫君 ただいま局長の方から登録についての法的な解釈、あるいは先ほどお願いいたしました厚生省としての統一解釈、見解をお聞きしたわけでございます。ただ、私お聞きいたしまして、まだもう一つ聞き足らぬと思いますことは、登録に対する法的な解釈の御説明がございましたが、登録と許可との関係について私は疑義がありましたので、従いまして、本日の答弁には、許可に対しまする御説明も当然行なわれるべきであろう、こう思っておるわけであります。と申し上げますることは、ただいまの御説明によりまする通り、登録の目的は、一定期間に公示することと、禁止解除という、第三者に知らすということが目的のように今説明聞いたわけであ……
○竹中恒夫君 私は、薬事法の第二条、それから広告に関しまする六十六条、六十七条について、二点御質問を申し上げたいと思います。 最初に、六十七条並びに六十六条に関連してお尋ねいたしたいと思うのですが、先般委員会で私質問をいたしましたときに、いわゆる特殊疾病についてのお考え方を一部御答弁を承り、ある程度の理解は得たわけですが、なお、非常にこの問題は重大な問題であり、将来のわが国の製薬業界にとりまして、あるいはまた、国民生活にとりまして、きわめて重大な問題であり、その解釈なり運営いかんによりましては相当反響が多いと思いますので、重ねてお伺いしたいと思います。最初に私考えますのに、病気は「特殊疾病」……
○竹中恒夫君 関連して自治庁長官に。
【次の発言】 ただいま高野委員の御質問に対しまして自治庁長官の御答弁を承ったわけなんですが、大体最近の立法の傾向がこういう形である、また、行政の簡素化という意味からもこうする方がいいんだという御答弁のように承った。国民皆保険を前にいたしまして、医療機関のない所が多数ございます。特に地方では、中央でわからないような特殊な事情等があるわけであります、私は、地方庁を中心として各種のそういう審議会というものは簡素化するという傾向でありながら、現実には必要な度合いが深くなってくるように考えておるわけです。特に薬事行政は、今長官みずから仰せのように、業態も一号業者から……
○竹中恒夫君 薬事法の審議もいよいよ最終段階に入ってきたわけであります。従いましてやや重複するきらいもありまするが、総仕上げの意味で、いま一応大臣なり局長にはっきりした御見解を承り、われわれも確認いたしたい点が二、三ございますので御質問いたしたい。 総括的に今回の薬事法を通覧いたしまして、あるいは薬剤師法を通覧いたしましてはなはだ遺憾に思いますことは、すでに過去六カ年間いろいろと論議され、あるいは十二分に協議された結果出されました法案そのものを拝見いたしますというと、何ら新鮮味もなければ、行政指導の点において積極的な指導理念も一向に現われておらない。もちろん法律でございますから表現の仕方とい……
○竹中恒夫君 関連……。私は今の午前中に配付されました資料に関連しての大蔵省に対しての質疑というように聞いておったわけですが、非常に議論が発展して参った。従いまして、私も大蔵省に関連必ずしもしないかもわかりませんが、ただいまの勝俣並びに高野両委員の御発言に関連して、まず最初にお聞きしたいわけなんですが、今日のお話では、自民党が与党として政府提案に対して事前に審議をなさるそのときには、あるワクを示してのお話があった。これは当然、われわれ無所属なり、野党の立場と違いまして、与党としての当然そういうことの審議をなさることはけっこうでありますが、今日の、今の時点においては当然そういうことがあったとすれ……
○竹中恒夫君 私は最初に総理にお伺い申し上げようと思っておるわけでございます。お尋ね申し上げることは、いわゆる時代の脚光を浴びたようなきわもの的なものではなく、大へんじみな問題を取り上げてお聞きしたいわけですが、事柄はきわめて重大でございまして、国民生活の基盤になる問題でございまするので、どうかあるいは質問の内容が少しく総理には不向きな点もあるかもわかりません。申し上げますることはやや専門的なことになるかもわかりませんが、一つ率直にお答え願いたい、かように存ずるわけであります。 最近、私いろいろな問題について私なりにものを見ておるわけでございまするが、環境衛生の立場から見まして、非常に重大な……
○竹中恒夫君 この際、私も大臣に御質問をいたしたい。ただいまの鹿島委員に対しまする御答弁、大方は私といたしましても、大臣の熱意、あるいは経験に徴せられましての政治的な感覚の立場から適切な御答弁をなさったように感ずるわけでありますが、なお、私としても二、三不満な点がございまするので、率直にこの機会にお尋ねしたいと思うわけです。 先般のこの委員会において、大臣は所信の表明をなさいました。われわれはその御演説を拝聴いたしまして、多大な期待をかけておるわけでございます。ところがその後、いろいろと政府の御都合なりあるいは自民党内における政調会等の考え方等を新聞等によって拝見いたしますというと、最初の三……
○竹中恒夫君 ただいま昭和三十五年度の補正予算並びに三十六年度の厚生省関係重要施策につきましての御説明をいただいたのですが、私はこの三十六年度の厚生予算について主としてお尋ねしたいと思うのですが、残念ながら予算委員会その他の関係で大臣並びに次官等もお見えになりません。主として私の質問は保険局関係並びに医務局関係が主でございまするが、医務局長もおいでないようでございます。特に僻地対策については、相当医務局長にもお聞きしたいと思うわけですが、いずれそうした事柄は、年があらたまりまして正式に計数処理された予算案に基づいて、その機会にいたしたいと一応考えます。考えまするが、すべてこういう予算案というも……
○竹中恒夫君 次官にお尋ね申し上げたいと思うんですが、主として今回の医療界の現状に対する厚生当局のお考え方をお聞きしたい。考えてみますのに、過去の厚生行政がずいぶん私は無理があったと考えております。あるいは表現のしようによっては、失敗があったとさえ、私言えると思うのです。そうした無理の累積が今日の事態をかもし出したと考えられるわけですが、これは新聞紙上等にも書いてありまするように、十年来の医療関係者と厚生省との感情的な対立があったということは、われわれだけでなしに、第三者のジャーナリストでもはっきりそういうように指摘しておるところで、厚生行政を進める上において、こういう行き方はこの機会にぜひ改……
○竹中恒夫君 第二班の報告をいたします。 当委員会の決定に基づきまして、加藤委員、徳永委員、小柳委員及び私の四三が、去る七月二日から七日までの六日間、福岡、佐賀、長崎及び熊本の四県を視察いたしました。 調査項目は、小児麻痺の発生状況をその対策並びに炭鉱離職者の対策をおもなものとし、そのほか保育所、療育施設その他社会福祉施設の状況、病院、療養所及び環境衛生施設等の状況、社会保険及び国民年金の状況、自然公園その他レクリエーション施設等の状況、職業訓練及び職業安定行政の状況、労働基準行政の状況特に労働災害の対策であります。 われわれは各県庁において、県当局並びに労働基準局長、婦人少年室長、福岡……
○竹中恒夫君 言葉じりをつかまえるようで恐縮ですけれども、事はきわめて重大なことなんです。今の局長の答弁で、終わりごろの方で逃げられたような感じがしますが、少なくとも医療費の算定をするにあたって、今私は資料の要求をしているのじゃない。来週まで待つという約束ですから、それはお待ちいたしますが、概念的なあなたのお考えとして、適正であるか不適正であるかは、実は自分でもわからないのだと、こういう自信のないことで、一〇%という予算要求をなさったということは、私は国政に対して、厚生行政に対してきわめて無責任であり、ふまじめだと思うのです。少なくとも中央医療協議会でどういう結論が出るかは別として、厚生当局と……
○竹中恒夫君 先日私は、社会保険の医療費算定につきまして、一〇%の根拠を示す資料を要求いたしました。また、病院、診療所の格差についての納得のいき得る資料の要求をいたしたわけでございます。今日二週間を経ましてなお出ないということについては、当委員会の各同僚委員の方々のただいまの御発言によって、十二分に厚生大臣もよくおわかりになったことと存じます。どうか責任のある態度をもちまして、しかも正確なる資料を御提出いただきまして、審議に支障のないようにお取り計らいを願いたいと存じます。 なお、ただいまからいろいろと質問申し上げたいと思いますが、先般の当委員会において、残念なことには大臣がごく短時間しか、……
○竹中恒夫君 きょう午前中に、医療費の算定基礎に対する資料をいただいたんです。私二月の九日に資料の要求をいたしました。三十数日を経ました今日、印刷その他の関係でしばらくはひまが要るということでございましたが、あまりに資料の内容が貧弱でありまして、これが三十日余もかかって作った資料かと思われるようなものでございます。また従って、その内容をまだしさいに検討いたしておりませんが、私どもといたしましては納得のいくような資料でもないし、これに基づいての質問も実はしにくいようでございまするし、きょうは大臣並びに局長、その他の方もお見えにならないと思いますので、あらためて、いま少し精細な資料の提出方を委員長……
○竹中恒夫君 大島さんにお伺いしたいのですが、先ほどあなたの方の院長会と申しますか、組織しておられるところでは、医療費が二七%以上の上昇でなければ、経営のバランスがとれないという御意見です。重大な発言でございまして、保険局長の方の考え方は、過日診療所と病院との格差の発表があったときに、病院は一四%上がれば一応バランスがとれるのだ、こういうことだったのです。保険局としては、病院を対象に調査なさる場合に、公的病院で代表的なものは、僕は赤十字だろうと思うのですが、そこに大きな開きがある。私はぜひこの機会にお願いしたいことは、赤十字がなぜ二七%上昇しなければ、バランスがとれないという資料がほしいわけで……
○竹中恒夫君 ただいま配付されました昭和三十五年度の貸付審査状況調ですが、これを見ましても、御説明をいただかぬとわかりにくい点があるわけです。たとえば借入申込と審査済額との関係、特にその次に貸付決定額と内定額、決定したものはすべて貸しておるのか、決定額と内定額との関係もわかりませんし、それからこの提案理由では、二十六億円を貸し付けたというておられるわけですが、その二十六億円はこの数字が出てこない、計算すれば出てくるのでしょうが、配付資料には一応そういうようなところが明確にされた資料をいただきたいと思うわけです。まず最初、この配付資料の大まかな御説明をしていただきたいと思います。
○竹中恒夫君 関連して局長にお聞きするのですが、今の医師の充足率が全国平均五〇%と承ったけれども、私が調べたのは去年の予算のときだったと思うので、少し古いのですが、山梨県あたりは一六%という数字が当時出てきたことを記憶していて今思い出したわけです。十数カ所の保健所の中で五カ所しか所長である医師がおらないというような状況で山梨県があったわけです。で、なぜ医者が足らないかということは、今局長の御答弁の通りであって、前途に楽しみがない、あるいは子供の教育上非常に困る、刺激がない、臨床経験も医者らしい仕事をしているわけではないので、保健所長という仕事が……だから医者らしい仕事がないので、充足がしにくい……
○竹中恒夫君 関連して少しお尋ねしたいと思うのですが、今藤田委員の質問の中で考えさせられる点が二、三ございます。その点をお聞きしたいのですが、まず第一に、政府管掌と組合管掌の保険料率が組合の方が千分の六十四で、わずかですけれども一高い。ところが、実際上の保険金額は逆に政管の方が五千円も高い、こういうことですね。こういうような保険料と料率の上における矛盾がある。その矛盾のよって来たるところがいわゆる賃金ベースの格差による、これはわかるのです。それはわかるのですが、それからその次の問題として、そういうように多額の保険料をかけておる政府の方が療養給付の見込額が年額にして相当幅があるわけです。この前の……
○竹中恒夫君 最初に総理にお伺いいたしたいと思います。 東海村における米空軍の爆弾誤投事件につきまして、所信をお伺い申し上げたいと思います。四月の二十三日のことでございまするが、米空軍の演習の最中にジェット機から鉄製の模擬爆弾が東海村の人馬の在米の非常に激しい国道から五十メートル程度の所に落下いたした。しかして農耕中の婦人の距離からはわずか十五メートルぐらいであったということでございました。相当大きなセンセーションを起こして、おるわけでございます。過去におきましてこうした誤投事件が二百件からあった。そしてその間に五人以上の死者があったということを聞いて、おるわけでございます。その当時から引き……
○竹中恒夫君 私は、医療金融公庫の日常の業務取り扱い上の問題で、実はある医療機関の開設者から不足を聞いております。問題は非常に小さい問題で、委員会で取り上げるのにはあるいは不適当かもしれませんが、やはりあなた方のほうが医療金融公庫を監督する立場にあられますので、こういうような例もあるんだということで、今後御指導の上、監督の上に御留意願いたいという点がありますので、御報告かたがた申し上げたいと思います。 先ほど来、各同僚委員の方々からそれぞれ御意見が出、御答弁いただきまして、拝聴いたしておりますのですが、この金融公庫の設立の趣旨そのものが、大体われわれの認識、あるいは設立当時のいろいろの経過か……
○竹中恒夫君 最初に安田先生にお尋ねいたします。 申すまでもなく、昨年の秋以来、医療懇談会ができまして、保険者、被保険者、医療担当者、非常になごやかな前向きの姿勢で懇談された。非常に好ましい状態であった。ところが、今日こういうふうにもめて参りましたことの原因が、実は今はっきりわかったのですが、先生は、いわゆる臨時医療報酬調査会と中医協とが不可分一体だ、こういう立場においてものを考えて議論しておられるように思う。これは私はきょう議論いたしません。ただお聞きするだけですが、そこでお聞きしたいことは、調査会は、御承知のように、答申にありますように、中立的な機関としてこういう答申を出された。社会保障……
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