伊藤顕道 参議院議員
5期国会発言一覧

伊藤顕道[参]在籍期 : 4期-| 5期|- 6期- 7期
伊藤顕道[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは伊藤顕道参議院議員の5期(1959/06/02〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は5期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院5期)

伊藤顕道[参]本会議発言(全期間)
4期-| 5期|- 6期- 7期
第33回国会(1959/10/26〜1959/12/27)

第33回国会 参議院本会議 第8号(1959/11/13、5期、日本社会党)

○伊藤顕道君 私は日本社会党を代表し、サイドワインダー持ち込みに関する政府の態度について、岸総理及び関係閣僚に質問をいたすものであります。  まず、完全軍縮の実現を希望する国連加盟八十二カ国が全会一致で軍縮案を力強く決議し、さらに、東西両巨頭の交換訪問など、世界の大勢が平和の方向を示している際、政府が、防衛力増強の一環として空対空誘導弾(サイドワインダー)を導入することは、全く世界の大勢に逆行するものと言わなければなりません。(拍手)西欧諸国の領域をアメリカ軍閥の原子兵器庫並びにロケット地帯化そうとする決定を見たNATO会談の終了いたしました一九五七年十二月十九日、わが東京では、いわゆる日米合……


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第37回国会(1960/12/05〜1960/12/22)

第37回国会 参議院本会議 第7号(1960/12/21、5期、日本社会党)

○伊藤顕道君 私は、日本社会党を代表してただいま議題となりました給与関係の三法案に対し、反対の討論を行ないたいと思います。  国家、地方を通じ、二百五十万公務員は、労働者としての基本的権利であるストライキ、団体交渉権等を剥奪されてから、すでに十二年になるのでありますが、その間、政府は、公務員に低賃金を押しつけているのみか、組合運動に対する不法な弾圧を加え、公務員の利益擁護の機関として発足した人事院すら、この弾圧に迎合し、昭和二十九年以来、昨年までの六年間に、ごまかしの初任給の引き上げ、中だるみの是正などを勧告したのみで、全面的なベース改定をただの一回も勧告していないことは、まことに遺憾のきわみ……


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第38回国会(1960/12/26〜1961/06/08)

第38回国会 参議院本会議 第33号(1961/06/02、5期、日本社会党)

○伊藤顕道君 私は、ただいま議題となりました防衛庁設置法の一部を改正する法律案並びに自衛隊法の一部を改正する法律案、いわゆる防衛二法案に対しまして、日本社会党を代表いたしまして断固反対の討論を行なわんとするものであります。  反対の第一の理由は、現在の自衛隊の存在そのものが憲法第九条の違反であり、平和を脅かすものであるという点であります。日本国憲法が制定されてからすでに十四年になりまするが、この憲法が日本の国民にもたらした恵沢は、政治、経済、社会、文化の各方面にわたって、はかり知れないものがあります。ところが、この憲法の理想と現実の政治状況との間には多くの矛盾があるのであります。その矛盾が作ら……

伊藤顕道[参]本会議発言(全期間)
4期-| 5期|- 6期- 7期

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委員会発言一覧(参議院5期)

伊藤顕道[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第32回国会(1959/06/22〜1959/07/03)

第32回国会 内閣委員会 第2号(1959/07/03、5期、日本社会党)

○伊藤顕道君 関連。今、矢嶋委員の問題に関連してちょっとお伺いしたいと思いますが、この次期主力戦闘機の決定はだいぶおくれておるわけです。幸か不幸か、このおくれに関連して防衛庁は最近、ミサイル装備に非常に執心を示しておるようであります。そこでお伺いしたいのは、今後、戦闘機よりもミサイル装備に重点を移そうとするのかどうか。この同順はやはり、グラマンかロッキードか、どちらが優劣かという問題を越えた、非常に根本的な問題であるので、この際明確に伺っておきたいと思います。
【次の発言】 矢嶋委員も指摘されたように、内外の軍事情勢から見て、果して次期主力戦闘機、まあグラマンにしろロッキードにしろ、そういうも……

第32回国会 内閣委員会 第閉会後2号(1959/08/01、5期、日本社会党)

○伊藤顕道君 私赤城長官が去る二十六日札幌で発表になりました第二次長期防衛計画について二、三お伺いしたいと思いますが、ただ時間の関係もありますので、重点的にしぼってお伺いしたいと思います。この第二次計画を見ますと、これは安保条約改定を前提とする総合戦略を基本としております。そこで決定的に対米従属の防衛態勢となって、日本が再び戦争にまき込まれる危険性がきわめて大きくなってくると考えられる。そこでこういうことでは、平和を愛する国民の意思に真向から反するのではないか、こういうふうに私どもは考えるわけです。その点を明確にまず伺いたい。
【次の発言】 それでは引き続きお伺いしたいと思いますが、この計画を……

第32回国会 内閣委員会 第閉会後3号(1959/09/10、5期、日本社会党)

○伊藤顕道君 村山委員、伊藤委員並びに矢嶋委員の三名は、去る八月三日より八日までの六日間、福岡県及び長崎県に出張いたしまして、主として自衛隊の実情、李ラインにおける海上保安庁の警備状況及び防衛産業等につきまして調査をいたして参りました。視察先は航空自衛隊第十六飛行教育団、福岡調達局、陸上自衛隊第四管区総監部、海上自衛隊佐世保地方総監部、長崎県庁、長崎海上保安部及び三菱長崎造船所であります。  以下調査の概要を簡単に御報告申し上げますが、詳細の点は、別添資料として会議録の末尾に掲載させていただくことにいたします。  最初に防衛庁関係につきまして申し上げます。第十六飛行教育団、第四管区総監部、佐世……

第32回国会 内閣委員会 第閉会後4号(1959/10/15、5期、日本社会党)

○伊藤顕道君 自衛隊の災害派遣について二、三お伺いいたしますが、その前に今矢嶋委員から質問のサイドワインダーに関連して、一つだけお伺いしておきます。これは言うまでもなくアメリカの秘密兵器になっているわけであります。前にはエリコン、今度はサイドワインダー、次にはと、次々と計画しておられるようですが、秘密兵器だから、業者を通さないで米軍から直接自衛隊に引き渡されると思う。そういうことに関連して、防衛庁では現在軍機秘密保護法を検討しておられると思う。これはいつごろ出されるようなことなのか。それともそういうものについては現在全然考えていたい、そういうものは出す意思がないのか。そういう態度についてこの際……


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第33回国会(1959/10/26〜1959/12/27)

第33回国会 内閣委員会 第4号(1959/11/19、5期、日本社会党)

○伊藤顕道君 今まで戦闘機について論議されてきました過程の中で、なかなか納得できない点が非常に多いわけですが、特にその中で二、三長官にお話をお伺いしたいと思うわけです。御承知のように、戦闘機問題が起きてから内定するまで大体一年半、内定から白紙還元まで一年三カ月、さらにそれから源田調査団が帰国まで五カ月、こういうような経過をたどってきておるわけですが、今回、調査団の報告書から論議され、それから結論までわずか数時間にすぎない。そういうことから、いろいろな問題が、また各般の疑惑が出ておるわけですが、当然に、防衛庁として、国防会議として、この面について相当責任があろうと思うわけです。ただし、今までの論……

第33回国会 内閣委員会 第5号(1959/11/26、5期、日本社会党)

○伊藤顕道君 私は源田空幕長に二、三お伺いいたしますが、まずグラマンが非常に問題化したとき、あなたはこういう意味のことをおっしゃっておる。自家用としてならばロッキードを選ぶけれども、パイロットの安全ということを考えると、そうとも言えない、まあこういう意味の重大な発言をされておるわけです。このことに対してあなたは現在どのように責任を感じておられるか。まずこの点からお伺いしたい。
【次の発言】 グラマンが前に内定した。その後ですね、岸総理とか与党首脳の間に、みずからきめたグラマンの内定に反対して、ロッキードを今度は推してきた。そういうことで、当然防衛庁との間で対立が続いたわけで、そういう中で、あな……

第33回国会 内閣委員会 第6号(1959/12/01、5期、日本社会党)

○伊藤顕道君 総理に二、三お伺いしたいと思いますが、前回の国防会議では、防衛庁の決定した機種を国防会議が承認し、そしてそういう新しい形をとって、機数等について決定しておる。そこでお伺いしたいわけですが、今後国防会議が一切の機種とか艦種、そういうことについては数量等については決定するけれども、機種、艦種等については、もっぱら防衛庁に一任する、そういうことで筋を通してずっと今後永久にそういう新しい方針に従うのかどうか。時によってまたそれを便宜主義で変えてしまうのかどうか、そういう点をはっきりさしていただきたいと思います。
【次の発言】 あなたは、前に国防会議議長としてグラマンを内定したわけですが、……

第33回国会 内閣委員会 第7号(1959/12/03、5期、日本社会党)

○伊藤顕道君 私は、先般の米空軍の訓練中の事故に関連して、調達庁長官、防衛庁長官に、二、三の問題について緊急の問題としてお尋ねしたいと思います。  去る十二月一日に、群馬県の大泉飛行場の上空あたりで、ジョンソン基地の米空軍が物資投下の訓練中に、ジープをつけた落下傘が一つ開かないために、同市立の東中学間近に落ちたという問題に対して、目下県民としては重大関心をもって見つめておるわけですが、この問題については、防衛庁としてももうすでに御承知のことと思いますが、詳細御承知かどうかということをまずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 それでは、もう御承知のように、ジーンは幸いに同中学から二十メートルほ……

第33回国会 内閣委員会 第8号(1959/12/08、5期、日本社会党)

○伊藤顕道君 私一日の日に、米空軍のジープ落下事件について二、三お尋ねしましたが、その際、人間のたくさんすんでおる土地の上空で、物資の投下訓練などは非常に危険だから、一つその旨早急に米軍の座間司令部へとにかく申し入れてほしいと、そういうことをお願いしたわけですが、その後防衛庁としては、どなたが座間司令部のどなたにどういうふうに交渉して、米軍の回答はいかようであったか、まずその点をお伺いします。
【次の発言】 この五日の日に、社会党の軍事基地対策委員会として現地を調査したわけです。ところが、五日現在で承知したところは、四日の日もなお、ああいう事件発生後にかかわらず、米軍としては何らの反省もなく、……

第33回国会 内閣委員会 第9号(1959/12/10、5期、日本社会党)

○伊藤顕道君 人事院総裁に二、三お伺いしますが、人事院に対しては主として鶴園委員から先日来質問を続けて参りましたが、お聞きしておっても、なかなか了解しがたい点が多いわけです。そこで、淺井さんは公務員の利益を守る機関の責任者として、あくまで公務員の利益を守ろうとする、そういうお考えがあるかどうか、まずこの点をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 それではお伺いいたしますが、総裁は口では大へんりっぱにおっしゃっておりますけれども、先日来の質疑の内容をお聞きしておっても、事実公務員の利益は現在守られていない。いろいろな点で不利益な方向へ走っておる。たとえば、いろいろこの前申し上げたように民間給与の……

第33回国会 内閣委員会 第10号(1959/12/15、5期、日本社会党)

○伊藤顕道君 佐藤大蔵大臣に給与に関連して二、三お伺いしたいと思いますが、私が申し上げるまでもなく、人事院は公務員の利益を守る、そういう立場に立たされて、政府の機関から独立しておるわけです。にもかかわらず、最近特に人事院が公務員の利益を守ろうとしない。たとえば、民間給与の調査にあたっても、特に小さな事業体を対象としたり、あるいはまた、民間給与の一番低い三月という特定の月を特に選んだり、あるいはまた、できるだけすみやかにとか、なるべく早く、こういうあいまい模糊な言葉を使って、実施の時期をことさらにずらしたり、あるいはまた、二十八年以降公務員が非常に熱望しておるいわゆるベース・アップ、こういうもの……

第33回国会 内閣委員会 第11号(1959/12/17、5期、日本社会党)

○伊藤顕道君 郵政大臣に若干お伺いしますが、第二十八国会の衆議院の内閣委員会小委員会で、官房長の新設については、以後これを認めない、そういう意味の決定がなされておりますが、このことを大臣は御承知かどうか、まず、この点をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 これは、あとでお調べいただけばよくわかると思いますが、たしか二十八国会の衆議院の内閣委員会の小委員会です。官房長の新設については認めない、こういう意味の決定がなされておるわけです。今度の法案は、官房長の新設を主体にした法案であるので、非常に関係が深いわけです。そういう意味で、まず、お伺いしたわけですが、御存じないとなると、こういう非常に直結……


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第34回国会(1959/12/29〜1960/07/15)

第34回国会 内閣委員会 第3号(1960/02/16、5期、日本社会党)

○伊藤顕道君 委員長に強く要望したいと思いますが、こういう内閣委員会の給う審査にあたつて従来、慣例々々できたわけですが、当然担当大臣が提案説明をすべきである、そういう原理、原則については、社会党側から繰り返し繰り返し、そのことについては強く要望してきたところであります。ところが、今回またこういう問題が起きたわけですが、そこで、この事態を円満に解決するために、次の審議の段階までに、一つぜひ行政府に対して委員長から必ず担当大臣を決定する、そういうふうに強く申し入れてほしい。
【次の発言】 井野法務大臣に長野刑務所の移転に関連して二、三お伺いしたい。この長野の刑務所は、大へん古いので、明治十六年十二……

第34回国会 内閣委員会 第4号(1960/02/18、5期、日本社会党)

○伊藤顕道君 前回に引き続いて、大臣に刑務所について、二、三お伺いしたいと思う。まずお伺いしたい点は、監獄法第四条に、「主務大臣ハ少クトモ二年侮二一回官吏ヲシテ監獄ヲ巡閲セシム可シ」とある。このことについて、監獄を二年に一回巡閲させるということについては、この全国五十七の刑務所全部について行っておるのかどうかということと、いま一つは、刑務所については二年に一回ぐらいの巡閲で十分事足りるのかどうか。その二点をまずお伺いした。
【次の発言】 引き続いて、同じく第三十七条を見ますと、「在監者ハ其拘禁セラルル監房ノ清潔ヲ保ツニ必要ナル用務二服ス可シ」と、こういうふうに清潔については相当重視しておるよう……

第34回国会 内閣委員会 第5号(1960/02/23、5期、日本社会党)

○伊藤顕道君 前回に引き続いて二、三お伺いしたいと思いますが、まず出していただいている法務省からの参考資料、これを見ますと、長野刑務所の現在の施設の収容定員、これは五百九十一名になっておる。そこで新施設の収容定員を見ると、七百四十六名になっておる。ずっとふえておるわけです。ところがここで知りたいのは、現在の収容定員はこの資料には出ていない。もちろんこまかいことですから、概数でけっこうですが、大体おわかりですか。
【次の発言】 その約六百名というのは収容定員ですか。現在入っておる収容者はどのくらいかと、わからなければあとでけっこうです。

第34回国会 内閣委員会 第7号(1960/03/01、5期、日本社会党)

○伊藤顕道君 今全国で教職員の定員が非常にやかましく論議されておりますが、これに関連して二、三お伺いしたいと思いますが、その前に行管の監察について基本的なことを一、二お伺いしておきたいと思います。  まず、行管の監察については、行管の設置法の第二条第十一項ですか、ここに任務が明確になっておりますのでその点は理解できるわけですが、大体監察の過程において個々の上不正あるいは、不当が出てきた場合は、それは監察の目標でないにしても一体どう扱うのか、ここに疑義がございますのでまず伺っておきたい。
【次の発言】 行管が監察して、監察の結果勧告を出す。その場合当該官庁が勧告に対する回答書を出す。そしてさらに……

第34回国会 内閣委員会 第9号(1960/03/08、5期、日本社会党)

○伊藤顕道君 私は、公務員の給与について、主として給与担当大臣並びに政府に、また必要に応じて人事院総裁、その他政府委員にお伺いしたいと思いますが、まず最初に、給与担当大臣の件について、一点益谷副総理に特にお伺いしておきたいと思うのです。御承知のように、過去においては、政府も、労働大臣をして給与担当大臣として公務員給与の改正をみてきたところが、その後、数年の間、総理府総務長官が、現在の総務長官はまことにりっぱな方だとは思いますけれども、結局、閣僚としての資格のない総理府総務長官をして給与を担当せしめた。こういうことではとうてい公務員の利益と福祉を守るなどということは至難であろうと思う。また、公務……

第34回国会 内閣委員会 第10号(1960/03/10、5期、日本社会党)

○伊藤顕道君 官房長官に二、三お伺いしますが、御承知のように国公法とか地公法、公労法、地公労法、鉄道営業法、あるいは郵便法、電気通信事業法、これらが国内法のおもだったものだと思いますが、この国内法の整備は批准後一年以内にすればいいわけなんだ、私はそういうふうに了解しておる。そこで一年以内という余裕があるから現在閣議等、八日にも閣議があったようですが、もたもたしておってさっぱり要領を得ない。これは、そのわけはこの批准の機会を機会として労働組合に弾圧を加えよう、こういうふうにねらっておるから、幅広い国内法の改悪を企図しておるから、企てておるからなかなかもって結論を得ないわけです。今申し上げたように……

第34回国会 内閣委員会 第11号(1960/03/15、5期、日本社会党)

○伊藤顕道君 ちょっと今の山本委員の質問に関連して自治庁長官に一点だけお伺いしますが、今、条例の問題が中心になったわけですが、この条例は県議会で決定される。そうしてその具体的な混乱の姿が岐阜県とかその他の御承知のような県に教育界の不祥事としてまだ混乱を続けておる。こういう情勢の中で、たとえば専従の人員を千名に一人、こういうふうに制約したり、たとえばまた期間についても三年に押えようとしておる。こういうことがいわゆる県条例の改正によって強行され、また強行されたところもありますが、そういうことで教育の混乱が続いておるわけです。これが、今問題になっておるILO八十七号、これは近く批准されるでありましょ……

第34回国会 内閣委員会 第12号(1960/03/17、5期、日本社会党)

○伊藤顕道君 時間がございませんので藤本先生に一点だけお伺いしますが、先ほどの先生から御指摘がございましたが、二十三年に公務員の基本権を剥奪ないしは制約して、その代償として人事院ができたわけですが、その公務員の利益を守る立場の人事院が、二十三年から昨年の勧告まで、十二年間経過しておりますけれども、この間に勧告したのはわずか六回です。しかも、十九年以降については一回のベース・アップも勧告していない。しかも十二年間に六回勧告したと申し上げましたけれども、ときの政府によってこれが完全に実施されたのは、御承知のように六千三百七円ベースだけであって、他についてはあるいは無視されあるいは削減されておる、こ……

第34回国会 内閣委員会 第14号(1960/03/30、5期、日本社会党)

○伊藤顕道君 だいぶ委員からの質問がありましたので、二、三点について、要点だけお伺いしたいと思います。  申し上げるまでもなく、この訴願制度は二十三年に制定された訴願法とその後補足的にできた個々の法律からなっておる。そういう観点からすると、もうずいぶん古い法律であって、新憲法下には、当然これは国民の権利を守る、救済するという立場から、当然改正されなければならぬと思う。従って、この法案自体に対しては、もう心から賛成するわけなんです。ところが、そうだとすれば、んな大事な早く改正しなければならぬものを、明治二十三年以来今まで長年放っておいたということについては、これはまあ当面現在の皆さん方にというこ……

第34回国会 内閣委員会 第15号(1960/03/31、5期、日本社会党)

○伊藤顕道君 時間がございませんから、沖合い漁業とか国際漁業の面について一、二点大臣にお伺いしたい。言うまでもなく沖合い漁業については、戦後著しい発展をしておるわけで、まことに喜ばしいと思う。特に大資本のみの進出であって中小資本はなかなかもって進出するまでには至っていないと思うんです。これはそういう点はまことに遺憾だと思うんですが、やはり水産庁としてもいろいろお考えだと思うんですが、要点だけを一つ。
【次の発言】 次に、イワシとかサンマのように収獲の多い多獲、いわゆる大衆魚といいますか、こういうものを中心にした、いわゆる価格の暴落を防いで経営を安定にするために、やはり魚価の安定についての立法化……

第34回国会 内閣委員会 第16号(1960/04/05、5期、日本社会党)

○伊藤顕道君 科学技術庁の長官に対し宇宙空間科学についてまず二、三伺いたいと思います。科学技術の重要性は、近ごろ非常に強く要望されているわけですが、そこでまずお伺いしたいのは、科学技術庁の長官としての立場から、学術会議の御意向とか決定に対して、長日としてはこれは当然尊重され、るとは思いますが、そのようなお考えをまずもってお伺いしておきたいと思います。
【次の発言】 この学術会議が、この間御承知のように日本の宇宙空間科学についての面でどう進めたらいいか、こういう点についていろいろ研究が掘り下げられたようですが、その結論としては科学技術庁を中心として進められておる研究の方向に対して、聞くところによ……

第34回国会 内閣委員会 第17号(1960/04/07、5期、日本社会党)

○伊藤顕道君 科学技術の振興に関連して長官に前回に引き続いて一、二お伺いしたいと思います。三十五年度の例の科学技術会議の答申を見ますと、その一節に、科学技術における落伍者は、世界における落伍者の運命を甘受しなければならない、そういう意味の答申がなされております。それはまことにその通りだと思います。重要なことだと思いますが、これに対しては、長官はこれをどのように受けとめ、どのように決意なさっておるか、その点を明確にお答え願いたいと思います。
【次の発言】 また、答申の一節にこういう意味のことがあるのですが、科学技術調査団を欧州に派遣して総合的な調査をせしめた結果、抜本的な検討を要するものが相当あ……

第34回国会 内閣委員会 第19号(1960/04/14、5期、日本社会党)

○伊藤顕道君 私は日本社会党を代表いたしまして、ただいまの増原委員の修正案並びに修正部分を除いた本法律案に賛成いたします。  なお、去る三月二十五日衆議院の内閣委員会で本法律案に関し附帯決議がなされましたが、これを拝見いたしますと、まことに事宜にかなったものと思われますので、政府は今後宇宙開発の運営にあたっては、この附帯決議の趣旨を十二分に尊重されんことを強く要望しておきます。
【次の発言】 ILO八十七号条約批准と国家公務員法との関係の面で、主として官房長官に一、二お伺いしたいと思います。時間がございませんので、ごく要点だけお伺いしますが、先般次官会議でこの問題を検討しておったようであります……

第34回国会 内閣委員会 第21号(1960/04/21、5期、日本社会党)

○伊藤顕道君 政務次官、今おっしゃったことですね。これは今この内閣委員会では行政管理庁設置法の一部改正をやっておるわけです。これは責任者は盆谷さん。しかし、大臣に事故があるときは、政務次官がこれにかわられるわけでしょう。そういう立場に立って確信を持って来られなければ、内閣委員会ではこの法案を審議するわけにはいかない、審議できない。しかし、あなたが大臣にかわって来られるというので審議を始めておるわけです。そういうことでは、もう直ちに審議を打ち切るより方法はありませんよ、責任を持てなければ。そこのところをはっきりしていただきたい。

第34回国会 内閣委員会 第22号(1960/04/26、5期、日本社会党)

○伊藤顕道君 行政監察に関連して、まず二、三お伺いをいたします。私が申し上げるまでもなく、現在の行政機構は複雑多岐にわたっております。そういう点からすると、監察機能を相当強化し、さらに権限を強化しないと、なかなかもって成果を上げがたい。なかなか行政運営の円滑を期しがたいと思うわけですが、この点について先般行政審議会などが答申したところなんですが、この点について、まず長官としてはどういうふうにお考えですか。今の行管の監察の機能、あるいは権限で十分成果が上がり、事足りていると、そういうふうにお思いか。あるいは改善の要がある、余地がありとすれば、どのような点に改善の要があるか、そのような点をお伺いし……

第34回国会 内閣委員会 第23号(1960/04/28、5期、日本社会党)

○伊藤顕道君 前回に引き続いて審議会等について二、三お伺いいたしたいと思います。現在、審議会とか調査会等が大よそ二百五十六ほどあると思いますが、ここで問題なのは、審議会とかあるいは調査会等が、本来の目的通りに運営されているかどうか、ここに大きな問題があろうと思います。と申しますのは、今までも問題があったと思いますが、政府の考え通りに答申された面についてはこれを尊重するけれども、政府の意に沿わないような答申がなされたときはこれを採用しない、こういう面がかつて過去にはあったように記憶しているわけであります。これでは、せっかく審議会を作っても、全く意味がなくなってしまうと思うわけです。こういう点につ……

第34回国会 内閣委員会 第24号(1960/05/10、5期、日本社会党)

○伊藤顕道君 この法律案は、改正要点は五項目ほどになっていると思いますが、最も大事と思われるのは公共用地取得制度調査会であろうと思いますので、まず、この調査会に関係して二、三お伺いしておきたいと思います。この提案説明によりますと、今度公共用地取得制度に関する重要事項を調査したいので調査会を設けたい。こういう要旨でありますが、ここで言う重要事項というのは、一体どのようなことをさしているのか、この要点だけまずお伺いしておきたいと思います。
【次の発言】 御説明によると、公共用地の取得の上に非常に困難がある。だから具体的に言うと土地収用法を改めたい、そういうところにねらいがある、そういうようでありま……

第34回国会 内閣委員会 第25号(1960/05/12、5期、日本社会党)

○伊藤顕道君 運輸省関係の審議会とが自動車審議会、それと輸送力の面、こういうような各項について若干お伺いしたいと思いますが、まず最初に運輸省関係の審議会について一、二お伺いします。御承知のように行政審議会が昨年一月、行管長官に対して答申しておりますが、まあいろいろ要綱がございますが、要点は機構の簡素化とかあるいは権限、責任の明確化、それと極力新設を排して既設の分の改組活用、こういうような要旨を答申いたしておるわけです。これに対して運輸省としては、この答申の趣旨をどういうふうに受けとめておるか、この点まず政務次官にお伺いします。
【次の発言】 私が政務次官にお伺いしたのはそういうことじゃないんで……

第34回国会 内閣委員会 第26号(1960/05/13、5期、日本社会党)

○伊藤顕道君 私はこの農地被買収者問題調査会設置法案に対して、三、三岸総理にお伺いしたいと思います。  御承知のように、この法案は、国会には今回で三回目であります。第一回は三十一国会で、これは廃案となりました。第二回は三十三国会で、この年については、政府は撤回するのやむなきに至っておるわけです。で、このことは、こういう結果になったということは、国会がこのような反動的な法案に対してはその必要を認めない、こういうことを明確にしたということであります。しかるところ、こういう経過、こういう過程があったにもかかわらず、政府はいささかも反省の色がなくして、今回三たびこれを国会に出してきたということについて……

第34回国会 内閣委員会 第27号(1960/05/17、5期、日本社会党)

○伊藤顕道君 大臣に、先般鉄道審議会で建設線の決定されました嬬恋線について一、二お伺いしたいと思いますが、これは鉄道審議会で、いわゆる建設線に編入されたと思うのですが、そうなりますと、さっそく国鉄としてもこれを調査し、調査の結果に基づいて建設に着手せられる、そういう段取りになろうと思うのです。そこで、ほんとうに建設を実現されるということであるならば、まず予算を、調査費を組まなければならない、大ざっぱでけっこうです。大体どの程度組まれていつごろ調査に着手せられて、いつごろ終わり、そうしてこの調査の結果に基づいていつごろ建設に入られるのか、大まかでけっこうですが、おわかりでしたらお伺いしたい。


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第35回国会(1960/07/18〜1960/07/22)

第35回国会 内閣委員会 第閉会後2号(1960/08/10、5期、日本社会党)

○伊藤顕道君 給与の内容に入る前に、官房長官にまずもってお伺いしたいのですが、前の話し合いで、本日のこの委員会までに、官房長官責任をもって給与担当大臣について所信を明らかにする、そういうことであったようです。従ってまず給与担当大臣の面について、一体どうなっておるのか、その点について経過を明らかにしてもらいたい。それによってお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 官房長官の説明によりますと、公務員の給与問題は非常に重要だから総務長官に専管させる、これはまさに逆な意味に私どもはとれるのですがね。大事だからこそ、われわれは閣議で発言権のある担当大臣をきめてほしい、そういうことを要求しているわけです。……

第35回国会 内閣委員会 第閉会後3号(1960/09/01、5期、日本社会党)

○伊藤顕道君 来年度の防衛計画についてお伺いする予定でしたけれども、もう時間がありませんので、これは次回に譲るとして、前回に引き続いて大泉の米軍飛行場返還問題について二、三お伺いしたいと思います。八月の十日の当内閣委員会で、江崎長官は私の質問に対して、今から二、三カ月の間には、何とか解決しなければならない問題だと思うので、御期待に沿うよう十分努力したい。こういう意味の御答弁があったわけですね。こういうような事情があって、去る二十三日の日米合同委員会、施設委員会に、日本側から返還の正式な申し入れをして、この施設委員会は開かれた。そこでお伺いいたしますが、その結果どのようになったのか、詳細、具体的……

第35回国会 内閣委員会 第閉会後4号(1960/10/10、5期、日本社会党)

○伊藤顕道君 当委員会の御決定によりまして、小柳委員、鶴園委員並びに私の三名は、去る八月二十二日より二十七日までの六日間、青森県、秋田県及び山形県に出張いたしまして、各県庁を初め、陸海空各自衛隊の諸施設、青森営林局、秋田行政監察局、八郎潟干拓事務所、山形食糧事務所を視察して参りました。以下調査の概要を簡単に御報告申し上げます。  最初に、青森、秋田、山形の各県庁について申し上げますと、各県庁におきまして調査いたしました諸点のうち、まず公務員の給与、特に寒冷地手当及び薪炭手当について、その増額の要望が強く述べられたのであります。現在寒冷地手当は、五級地が本俸、扶養手当の百分の八十、四級地が百分の……

第35回国会 内閣委員会 第閉会後5号(1960/10/11、5期、日本社会党)

○伊藤顕道君 ただいま陳情のございました太田、大泉飛行場返還問題に関連いたしまして、前回に引き続いて二、三お伺いしたいと思います。  八月十日の当内閣委員会で、江崎防衛庁長官は、太田、大泉の飛行場については、大体いつごろ返還になるかという、こういう意味の私の質問に対しまして、最終的には、「おそくも二カ月、三カ月のうちには必ず片づけてしまわなければならぬ問題だと自分も痛感しておると、このように言っておりますので」――このように言っておるというのは、調達庁長官がそういっておるので、御期待に沿うように全力をあげて努力いたします、こうおっしゃっておるわけです。本日でちょうど満二カ月すでに経過しておるわ……


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第36回国会(1960/10/17〜1960/10/24)

第36回国会 内閣委員会 第閉会後2号(1960/12/01、5期、日本社会党)

○伊藤顕道君 私は、人事院勧告を中心に、前回に引き続いて、人事院総裁病欠のようですから、入江人事官、それと給与担当の高橋国務大臣に主としてお伺いしたい。  大体の前からのいきさつではっきりしていることは、人事院の勧告としては、国家公務員の給与を民間給与に合わせる、こういう観点から勧告している、そういうふうに説明されているわけですが、しさいに検討してみますと、どうもそういう点疑わざるを得ない点が多分にある。ほんとうに国家公務員の給与を民間給与に合わせるねらいで勧告しておるのかどうか、ほんとうにそうなのか、この点をお伺いしたいと思います。


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第37回国会(1960/12/05〜1960/12/22)

第37回国会 内閣委員会 第5号(1960/12/20、5期、日本社会党)

○伊藤顕道君 時間の関係があって、だいぶおくれておりますから、ごくかいつまんで二、三給与の担当大臣の迫水大臣にお伺いしたいと思います。  この人事院の勧告を政府が受けとめて、これからどういう態度で臨むのかと私が質問申し上げれば、あくまでも尊重すると、そういうふうにお答えになると思います。そこで、まずお伺いしたいのは、尊重という意味は、どうも私ども今までお伺いした範囲においては不明確だった。そこで、まず政府が尊重されるという意味は那辺に真意があるのか、その点をまずはっきりお伺いして、それから一、二お伺いしたいと思います。
【次の発言】 私は、少なくもこの勧告を尊重するという意味は、ただ勧告の内容……

第37回国会 内閣委員会 第6号(1960/12/22、5期、日本社会党)

○伊藤顕道君 総理府設置法に関連して、総務長官に二、三お伺いしたいと思いますが、安保国会といわれた三十四国会の最終段階で、安保条約をめぐるああいう混乱の中で、私ども、当内閣委員会では、農地被買収者問題調査会設置法案、これをいまだ本格的な審議に入らないままに、自民党は、単独審議でこの委員会を押し切り、さらに本会議でもこれを一方的に可決決定してしまったわけで、そういう経過から見て、私どもとしては、いまだにまだこの法は無効であると、そういう態度を打ち続けておるわけです。そこでお伺いいたしますが、この設置法からくる調査会そのものは、具体的にその後どうなっておるのかということを、具体的に一つお伺いしたい……


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第38回国会(1960/12/26〜1961/06/08)

第38回国会 内閣委員会 第閉会後1号(1961/07/31、5期、日本社会党)

○伊藤顕道君 人事院勧告に関連して、二、三総裁にお伺いしたいと思いますが、人事院は、昨年公務員の給与引き上げについて、五月一日から引き上げる旨を国会並びに内閣に勧告したわけです。一方、政府としては、人事院の勧告は尊重する、こう言い続けてきておったわけですが、実際には五月一日にさかのぼらないで、十月一日に実施したが、こういう点について総裁としてはどういうふうにお考えになるか、まずこの点からお伺いしたいと思います。
【次の発言】 賃金調査については月分について実施したわけです。そうだとすると、その調査から民間産業労働者との賃金の格差は、まあいい悪いは別として、一二・四、二千六百八十円という格差があ……

第38回国会 内閣委員会 第2号(1961/02/02、5期、日本社会党)

○伊藤顕道君 現在発言中だが、ちょっと……。  昨日の理事会で、淺井さんも五日におやめになるので、きょうこの機会に、淺井さんから大綱について御説明をいただきたい、そういうことできようお願いしたわけです。もちろん細部については給与局長でけっこうだと思うけれども、大綱については、もう説明を伺えないわけだから、やはり勧告された総裁みずからの説明を承るのが筋であろうと思うのです。そういう理事の打ち合せであった。途中で変ですが。

第38回国会 内閣委員会 第閉会後2号(1961/08/01、5期、日本社会党)

○伊藤顕道君 それでは北海道班の派遣報告を便宜私から申し上げたいと思います。  村山理事、鶴園委員並びに私の三名は、去る七月二日より九日までの八日間にわたり、北海道庁を初め、北海道所在の陸上自衛隊及び航空自衛隊、北海道管区行政監察局及び旭川行政監察局、人事院札幌地方事務所、北海道開発局及び旭川開発建設部、農林省の帯広統計調査事務所、北海道農業試験場畜産部、帯広及び旭川の各営林局、根釧原野に所在するパイロット・ファーム等を視察いたしましたので、以下、調査の概要を簡単に報告申し上げます。  最初に、北海道庁から申し上げたいと存じます。道庁では、主として機構や職員の配置状況、特に定数外職員の処遇問題……

第38回国会 内閣委員会 第閉会後3号(1961/09/11、5期、日本社会党)

○伊藤顕道君 どうも答弁を聞いておりますと、また不可解なんですがね。昨年八月、時の防衛庁長官江崎長官と忍野村忍草の代表との約束、それは繰り返し申し上げられているように、いわゆる入会慣行の承認と早期返還ということが約束されているわけですね。そこで、自衛隊との約束ならば自衛隊返還ということは考えられるけれども、忍野村忍草の代表との約束で、江崎長官が極力努力する、そういう二つの項目について極力努力する。これは忍野村忍草代表との約束である。それは今自衛隊に返すというようなことについては、あとでこれは勝手に意味づけているのではないか、こういう節が考えられる。ここのところはどうも不可解です。ここのところは……

第38回国会 内閣委員会 第4号(1961/02/21、5期、日本社会党)

○伊藤顕道君 ただいまの御説明のあった皇室経済法施行法の一部を改正する法律案の面に関連して、社会党としては、これは非常に重大な問題でもあるし、皇室財産については十分に実地に調査する必要がある。しかし、どういう期日で、どういう日程でというような内容については、委員長理事の打ち合わせでということでけっこうだと思うのですが、一応われわれとしては、そろいう必要を痛感しているので、そういうふうに取り計らっていただきたい。

第38回国会 内閣委員会 第5号(1961/02/23、5期、日本社会党)

○伊藤顕道君 私は、防衛問題の一環として、太田、大泉米軍飛行場返還問題に関連して西村長官に主として二、三お伺いしたいと思います。まずもってお伺いしておきたい点は、当内閣委員会で長官が今後発言され、また私どもに公約されたことについては、あくまでも責任を持たれて、これを実施に移されようとするのか、あるいはその場その場で適当なことを言われて、発言ないし公約されたことについてはあまり責任は持たれないのか、今後審議を重ねていく上においてお伺いしておきたいと思うので、この点を一つ明らかにしていただきたいと思います。
【次の発言】 それでは、さらにお伺いいたしますが、同じ自民党の内閣の前々長官ないしは前長官……

第38回国会 内閣委員会 第6号(1961/02/28、5期、日本社会党)

○伊藤顕道君 辻委員の資料提出に関連して、さらに各調査会、審議会の委員の氏名並びに兼職、一人で幾つもやっている者があろうと思いますので、そういう実態のわかるような資料をあわせて御提出していただきたい。

第38回国会 内閣委員会 第7号(1961/03/02、5期、日本社会党)

○伊藤顕道君 防衛予算に関連して、長官に二、三お伺いしたいと思いますが、三十六年度から五カ年間、結局四十年度までの五カ年、第二次防衛力整備計画この面について、資料によって概要を御説明いただきたいと思うのですが、その第二次防衛力整備計画については一体どうなっておるわけですか。もうできておるのか、一つできておったら概要を御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 長期計画が立って、その一環として明年というふうな防衛計画が立てられる、これが筋だと思うのですね。そして、また防衛計画が立って、その基本方針にのっとって業務計画が立てられる。この業務計画によって明年度の予算が要求される、これが筋だと思うの……

第38回国会 内閣委員会 第10号(1961/03/16、5期、日本社会党)

○伊藤顕道君 暫定手当に関する人事院の勧告に関連して二、三お伺いします。  今回の勧告によって、人事院としては、同一市町村内における不均衡の是正ということに、これが法案が決定すればなるわけです。そのうち、百二十五の市町村については完全に不均衡が是正されるわけですが、なお五十四の市町村については不均衡が残るわけです。この五十四の不均衡をなぜ残したかという点をまずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 今回の勧告によっておおむね不均衡が是正される、そういうようなお言葉ですが、しかし、厳然として五十四の市町村については不均衡が依然として残るわけですね。これに対して今後どのような措置を講じられようとす……

第38回国会 内閣委員会 第11号(1961/03/23、5期、日本社会党)

○伊藤顕道君 本法律案に関連して長官に二、三お伺いしたいと思いますが、自治省としてはこの地方財務会計制度調査会設置延期の理由を先般御説明があったわけですが、内容は、何分にも現行地方財務会計制度は明治以来の制度であるため、根本的な検討を要する点が非常に多い。そして地方公共団体の多様な実態を十分に把握した上で結論を出したい、こういうような意味で一年延期したい、こういうふうに理由をあげておられるわけなのです。この理由自体は私どもにもよくわかるのですが、こういうようなことは三十四年三月、その当時の自治庁設置法が審議された際、こういう提案理由の説明があったわけです。だからその当時すでにこういう理由はわか……

第38回国会 内閣委員会 第12号(1961/03/28、5期、日本社会党)

○伊藤顕道君 国鉄の中村常務理事がおいでになっておりますので、暫定手当について一点だけお伺いしておきたいと思います。  今政府の出しております一般職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律、この改正案が通りますと、暫定手当について、同一市町村内の不均衡が是正されることになるわけであります。この該当市町村は百二十五ということになっております。もちろんこれは公務員についての法改正でありますが、従来の例によって、公社である国鉄についても、当然に百二十五に関する限り、同一市町村内の不均衡が是正される、そういうふうに解釈しているわけです。国鉄当局としてはどのように現在お考えになっておるか、この点を確……

第38回国会 内閣委員会 第13号(1961/03/30、5期、日本社会党)

○伊藤顕道君 関連して一つだけ。  ただいまの千葉委員の問題に関連して、行管長官に一点だけお伺いしておきたいと思いますが、まずお伺いしたいのは、行政審議会の答申については行管長官としてはどういう態度をとられますか。その御答弁によってさらにお伺いしたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、三十四年の一月二十二日に、その当時の行政審議会がそのときの行管長官に答申を出しておるわけです。何項目かにわたっておりますが、その中の大事な一つに、今、千葉委員が指摘になった閣議決定によるものはこれを廃止し、必要なものについては法律の裏づけをする、法律の基礎づけをする、こういう意味の答申がなされておる。これは……

第38回国会 内閣委員会 第14号(1961/03/31、5期、日本社会党)

○伊藤顕道君 運輸大臣に二、三この審議会に関連してお伺いしたいと思います。  まず、自動車審議会の委員が二十名となっておりますが、これの一体出席状況はどうなっておるか、こまかいことは御存じないと思いますが、大綱でけっこうです。いいとか悪いとかいう程度でけっこうです。
【次の発言】 私は、審議会の各委員二十名のそれぞれの出席がどういう状況かということを今お伺いしたわけですが、これは調べまして出していただいた資料を見ますと、六回会議が持たれて、一回しか出席しない者が一名おりますね、一回しか出席しない。それから、六回で二回しか出席しない者が二名おるわけです。それから、十回の会議で四回しか出席しない者……

第38回国会 内閣委員会 第15号(1961/04/04、5期、日本社会党)

○伊藤顕道君 総務長官を中心に、審議会について二、三お伺いしたいと思います。  今の横川委員の質問に関連して、私も、特にこの町名地番整理の審議会については、一カ年くらいの審議期間では、とうていこの複雑な審議会の調査審議は完了しないというふうに一応考えられるのですがね。ここで、いや、そういうことはない、一カ年でりっぱに結論を出し得る、こういう確信があるのかどうか。昨年運輸省の自動車審議会の設置期間は一年であったわけです。そこで、当委員会で私どもは、一年じゃ無理だ、そういうことについて追及したわけですが、運輸省当局としては、りっぱに一年でやっていけます。しかし、一年たったら、さっそくさらに一年延長……

第38回国会 内閣委員会 第17号(1961/04/11、5期、日本社会党)

○伊藤顕道君 長官に、まず、この科学技術会議が三十四年に設置されたわけですが、一体どういう理由で設置されたか、本法案審議にあたって、一言確認して入りたいと思いますので、大臣からお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 科学技術の全分野にわたる施策の総合ということ、それと結局科学技術の政策の面で一貫性を持たせる、こういう目的で、あの当時科学技術審議会があったのを、それを廃止して、三十四年にこの科学技術会議を設置したと、われわれはそう記憶しておるわけですが、そこで、この科学技術会議によって科学技術の振興をひたすら科学技術庁としてはばかろうとしておるわけですが、いろいろ問題はあろうと思いますが……

第38回国会 内閣委員会 第18号(1961/04/13、5期、日本社会党)

○伊藤顕道君 審議会等に関連して、長官に一、二お伺いしておきたい。  先般の内閣委員会で、審議会等の兼職についてお伺いしたわけです。そのときの長官の答えは、三十二年に当内閣委員会に、当時の行管として、兼職の調査の結果を御報告になっておるわけですが、この問題はその後どうなっておるか。そのときの政府側の御答弁では、順次改善いたしたい、兼職を極力なくしたいという、明確なお答えがあったわけであります。で、先般の当内閣委員会でも、長官は、その後漸次改善されておりますとりっぱにおっしゃったわけです。そこで、三十二年のそれと、今手元にいただいたこの兼職調べの資料を比較してみますと、どなたがどう見ても、いささ……

第38回国会 内閣委員会 第19号(1961/04/18、5期、日本社会党)

○伊藤顕道君 この法案に関連して、長官に一点だけお伺いたしたいと思いますが、この原子力基本法の第二条を見ますと、「原子力の研究、開発及び利用は、平和の目的に」云々と、こういう点が明らかにされておるわけです。そこでお伺いしたいのですが、原子力委員会の委員長の立場として、長官は、この第二条に対してどのようにお考えになりますか、まずこの点からお伺いしておきたいと思います。
【次の発言】 それではお伺いいたしますが、これは仮定ですが、防衛庁がもしも核弾頭のついた誘導ミサイルを導入し、これを研究、開発するというようなことがあったとすれば、これはまさしくこの原子力基本法第二条に抵触すると思うのです。そこで……

第38回国会 内閣委員会 第20号(1961/04/20、5期、日本社会党)

○伊藤顕道君 去る四月十一日の午後、太田市大泉飛行場に近い周辺で米軍のジェット機からミサイルの模擬弾らしいものが落とされておるわけです。そこで、飛行場問題にも関連して、さらにまた相馬ケ原におけるロケット弾の試射について緊急に質問申し上げたいと思います。  まず、お伺いしたい点は、去る四月十一日の昼過ぎ、太田・大泉飛行場に近い新田郡新田町小金井、これはこの地図を見るとわかりますが、太田のここにある。境界線上に近い所、その小金井の農家で橋本三鬼さんという方の麦畑に落とされた事件があるわけです。そこでお伺いしますが、その落とされた物の正体は一体何であったかということ、それからまた、何ゆえそのようなも……

第38回国会 内閣委員会 第22号(1961/04/27、5期、日本社会党)

○伊藤顕道君 私は、この法律案改正の各面についてお伺いしたいと思うんですが、もう時間もございませんから、ごくその一端についてまずお伺いしておきたい。  医療制度調査会をさらに一カ年延長したい、こういうことでありますが、まずこの点についてお伺いしますが、一年延長しようとする具体的な理由は那辺にあるのか、この点からまずお伺いしておきたいと思います。
【次の発言】 この医療制度については、目下厚生省と医師会との間に意見の対立があって、調整いまだならないと、こういう状況下にあると思うのです。こういう中にあって、さらに一年延長したことによって、はたして満足すべき成果が得られるであろうか、こういう点が大い……

第38回国会 内閣委員会 第24号(1961/05/09、5期、日本社会党)

○伊藤顕道君 国立がんセンター設置に関連して、主として大臣に二、三お伺いしたいと思います。ガンは、まあ日本だけでなく、世界的に死亡原因の上位を占めておると思う。そこで、特に年令的には四十才から五十才ぐらい、こういう年令層では男女ともに、まあ死者五人のうち一人を占めておる、こういわれておる。事ほどさように、非常に困った病気になっておりますが、そこで、このガンに対しては、目下世界各国でいろいろと研究を深めておるようですけれども、現段階ではいまだ残念ながら、その本質とか原因についても結論を得ていない憂うべき事態になっておるわけですが、そこで、お伺いいたしますが、厚生省としてもこの問題と取り組んでおる……

第38回国会 内閣委員会 第25号(1961/05/11、5期、日本社会党)

○伊藤顕道君 まず、国民所得倍増計画と職業訓練行政との関係、こういう面で二、三お伺いしておきます。  政府の国民所得倍増計画によりますと、今後就業構造の近代化ということに対応して、技術者とか、あるいは技能者の需要が増大するために、その計画期間中に、あるいは技能訓練によって百六十万人の充足が必要だし、さらに、また再訓練すべき人員は大体百八十万人が見込まれる、こういうことであります。そこでお伺いいたしますが、技能訓練による百六十万人の技能者の充足について、政府としては具体的にどのような構想を持っておられるか、この要点だけをまずもってお伺いしておきます。

第38回国会 内閣委員会 第26号(1961/05/16、5期、日本社会党)

○伊藤顕道君 私は、防衛の大綱について二、三総理にお伺いしたいと思いますが、与えられた時間がきわめて短いので、簡にして要を得た御答弁々いただきたいと思います。  ことに号外がございますが、韓国のクーデターについて、との問題に関連して、まずお伺いしておきたいと思います。  フランスのアルジェリアのクーデターといい、この今朝の韓国のクーデターといい、われわれは、対岸の火災視できないような様相が日本にもあるのではなかろうか、こういうふうに考えられるわけです。たとえば、御承知のように、統幕を強化して、文官優位の原則を侵害するような措置をとろうとされておるということ、あるいはまた、師団改編によって間接侵……

第38回国会 内閣委員会 第27号(1961/05/18、5期、日本社会党)

○伊藤顕道君 国家行政組織法について、特に調達庁関係の定員に限定して二、三お伺いしたいと思いますが、最初は調達庁長官に主としてお伺いいたします。  御承知のように三十五年度の調達庁の定員については、七十五名の定員減があったわけです。聞くところによると、現在までに五十五名については配置転換の措置がついたけれども、現在なお二十名についてはそのままになっておるやに聞いております。もしそうだとすると、その二十名については、今後いかなるところへどのように――いつまでにいずこへ配置転換しようとするのか。それの受け入れ先とそれから等級別、地域別、職種別、性別等について具体的にお答えいただきたいと思います。

第38回国会 内閣委員会 第29号(1961/05/23、5期、日本社会党)

○伊藤顕道君 今、林野庁に関する定員関係の問題で鶴園委員から質問があったのですが、それに関連して一点だけお伺いしておきますが、結局こういうことになっておるんですが、病院、療養所等の看護婦については、これは定員に入っておる、ところが、病院、療養所等、この「等」の中に、行管の見解としては診療所を入れておるわけなんです、行管としては。これは大へんけっこうだと思うのですが、ところが大蔵省は、この病院、療養所等、その「等」の中に診療所を入れてないんですね。従って、この結果、診療所の看護婦については、たとい何年勤めても定員に入ってない、こういうことになるわけです。従って、このことは行管は入れておるんですか……

第38回国会 内閣委員会 第31号(1961/05/30、5期、日本社会党)

○伊藤顕道君 この法案に関連して二、三お伺いしたいと思いますが、基本的な問題については大臣に伺って、また、数字等の問題については、他の政府委員からお答えいただきたいと思います。  まずお伺いいたしたいのは、法務省は、今回設けようとしておる犯罪防止に関する研修所は、五カ年たてば、もう一切これは廃止してしまうのか、五カ年の先はどのように考えておられるのか、この点をまず確認しておきたいと思います。
【次の発言】 申し上げるまでもなく、近年日本の青少年の犯罪が逐年増加の一途をたどっておるわけです。特に憂慮にたえないのは、年少少年の間にいろいろ悪質な犯罪が特に増加の一途をたどっておる、こういう事態はまこ……

第38回国会 内閣委員会 第32号(1961/05/31、5期、日本社会党)

○伊藤顕道君 議事進行。詳しいことは申し上げませんけれども、最終的に、委員長が独断で午前中に委員会を開いたことについて、両党間で話し合いがあって、再開冒頭に委員長から陳謝の意を表明する、その陳謝の意についてわれわれが了承できれば、もちろん審議に協力すると、そういう態度でわれわれは臨んだわけです。ところが、陳謝に全然触れてないじゃないですか。両党の話し合いに何ら触れてない。不信義もきわまる。陳謝すべきだ、当然。それから当然入るべきだ。
【次の発言】 委員長が日ごろそういうふうに――いつもわれわれは確信しておるわけですが、こういう大事な段階になると、内閣委員会の委員長という立場を離れて、自民党の委……

第38回国会 内閣委員会 第34号(1961/06/02、5期、日本社会党)

○伊藤顕道君 議事進行。今回の問題でいろいろお互いに誤解が相当あったと思うのです。そこで、当委員会の運営を今後非常にスムーズにするためにも、この際、お互いの誤解を解くべきであろう、また、是は是、非は非としてお互いに反省もしなければならぬ部面もあろうと思う。そういう意味合いから、特に議事進行で発言を求めてものを申したいと思うのですが、静かにかみしめて聞いていただきたいと思うわけです。で、ごく簡単にやります。決して議事を妨害するのではございません。むしろ議事をスムーズに運営させたいための発言でありますから、落ちついて聞いていただきたい。ごく簡単にやります。  大体、三十日の内閣委員会の理事同士の話……

第38回国会 内閣委員会 第36号(1961/06/06、5期、日本社会党)

○伊藤顕道君 恩給法に関連して二、三お伺いいたしますが、今後、所得倍増計画が進むにつれて、公務員の給与も改善されると思うのです。従って、公務員のべース・アップはあっても、恩給の仮定俸給は現在のところ据え置きになっておるわけですね。そこでまずお伺いしたいのは、この仮定俸給については、今後改善なさろうとするお考えがあるのかどうか、この点まずお伺いしておきたいと思います。
【次の発言】 前々から政府では、この仮定俸給は給与ベースにスライドしていくべき筋合いであるけれども、ただ国家財政上これを許さないので、今直ちに実現ということにはなっていないという意味の御答弁をなさっておるわけです。そういうことにな……


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第39回国会(1961/09/25〜1961/10/31)

第39回国会 内閣委員会 第閉会後1号(1961/12/08、5期、日本社会党)

○伊藤顕道君 太田大泉米軍飛行場返還問題について防衛庁、調達庁、それぞれの長官に二、三お伺いしたいと思います。  まず藤枝長官にお伺いいたします。あなたは去る十一月二十二日、自衛隊相馬ヶ原駐屯部隊を巡視されたようですが、その際県庁で記者団に会見されて、この太田大泉飛行場返還については、その返還の見通しがほぼ確実になったという意味の意思表示をされておりますが、このことは具体的にはどういうことなのか、まずこのことからお伺いしたいと思います。
【次の発言】 なおこういうふうにも言っておられるのですが、日米合同委員会施設委員会で代替地について相当突っ込んだ話し合いが行なわれておるので、大体年度内にはほ……

第39回国会 内閣委員会 第6号(1961/10/17、5期、日本社会党)

○伊藤顕道君 三年越しの太田・大泉米軍飛行場の返還問題について、きょうはひとつ最終的な結論が得られるであろうことを期待しながら、以下防衛庁長官、調達庁長官にそれぞれお尋ねしたいと思います。時間の関係もございますから、要点だけを重点的にお伺いいたします。  まず最初に、この問題は昭和三十四年、当時の防衛庁長官の赤城さんを初め、歴代の長官が、それぞれ期日まで明確にして返還を約束されておるわけです。あるいはまた、期日については明確にされなかったけれども、早期返還をそれぞれ約束され、丸山調達庁前長官においても、繰り返し期日を明確にされておったわけです。ところが、この段階でいまだに返還が実現していない。……

第39回国会 内閣委員会 第10号(1961/10/28、5期、日本社会党)

○伊藤顕道君 本法案について川島長官に二、三伺いしたいと思いますが、時間の関係もございますので、二、三しぼって重点的にお伺いしたいと思います。  先般この法案の提案理由の説明を伺ったわけですが、この中を見ますと、この調査会設置の目的については、行政運営の簡素化、能率化、まあこういうところにねらいがあるのであって、公務員のいわゆる人員整理、こういうようなことについては考えていない、まあ一応こうおっしゃっておるわけですが、まあ衆議院の内閣委員会でも、長官はしばしばそういう意味のことを言明されておるわけです。しかし、長官がそう言われても、まだまだ私どもとしては安心できない点はあるわけですが、この点に……

第39回国会 内閣委員会 第11号(1961/10/31、5期、日本社会党)

○伊藤顕道君 前回に引き続いて長官にお聞きしたいと思いますが、時間がありませんから、一、二点にしぼって以下お伺いしたいと思いますので、簡単にお答えいただきたい。  この前もお伺いしたのですが、なお納得いかないのは、行政機構運営を簡素化、合理化するということになると、当然に人員に過剰を生ずる。そこで、政府のお答えでは、人員整理は行なわないといっておるわけですが、そこのところがまだ納得しがたいわけです。なお、ある程度の人員を整理すれば、残った公務員の労働強化ということが理論上当然出てくるわけですね。こういう点についてまだ納得のいく解明をいただいていないので、この点をさらにお伺いしたいと思います。


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第40回国会(1961/12/09〜1962/05/07)

第40回国会 内閣委員会 第閉会後1号(1962/06/06、5期、日本社会党)

○伊藤顕道君 まず、防衛庁長官にお伺いしますが、例のナイキ基地に関連して、特に群馬にも関係ございまする問題を重点的にお伺いいたします。  先般、防衛庁でナイキ基地に関連して、いろいろ決定があったようですが、その新聞発表はたしか二十九日であったと思います。これは最終的決定であるのかどうか。まずこの点からお伺いします。
【次の発言】 新聞では、大体この基地はとりあえず東京周辺の四県にまたがって四基地というふうに報知しておるわけです。あのとおり了解してよろしいかどうか。
【次の発言】 この計画は、第二次防衛力整備計画、この一環としての計画であるかどうか、それに関連があると思います。

第40回国会 内閣委員会 第閉会後2号(1962/07/05、5期、日本社会党)

○伊藤顕道君 太田大泉米軍飛行場返還問題に関連して、二、三主として防衛庁長官にお伺いします。  この前の六月六日の当内閣委員会で私追及いたしましたところ、結論的には、できるだけすみやかに返還が実現できるよう努力いたします、まあそういう結論であったわけです。それが大体一カ月たっておる。その間どのような努力をなさって、どのような進展をされたか、この点をまずお伺いしておきます。
【次の発言】 この代替地の問題については、防衛庁を初めとして厳秘に付してきた問題です。そういう意図を察して、こちらからもあえてこういう点については追及しなかったのであります。ところが、不可思議にもこの前の内閣委員会、六月六日……

第40回国会 内閣委員会 第5号(1962/02/13、5期、日本社会党)

○伊藤顕道君 群馬県の太田大泉飛行場返還の問題については、赤城長官時代からの問題で、もうすでに足かけ三カ年になっており、知事初め百六十万県民の強い要望であるわけですが、歴代の防衛長官と前丸山調達庁長官も、期日を付して確約しているにもかかわらず、いまだにこれが行なわれておらない。そこで詳しくその経過等についても申し上げたいのですが、官房長官たいへん御多忙で約十分ほどとおっしゃるので、特に官房長官でなければならぬ問題だけにしぼって一、二お伺いしたいと思いますが、官房長官については、昨年八月十五日だったと思いますが、群馬県の代表が毎回陳情しておるわけですが、この日はちょうど八月十五日で、この返還問題……

第40回国会 内閣委員会 第15号(1962/03/29、5期、日本社会党)

○伊藤顕道君 運輸省設置法の中で、特に自動車審議会の関係面で長官にお伺いしたいので要請したわけですが、長官は御都合があって見えませんが、それまで代行者である笹本政務次官に主としてお伺いしたい。  私が申し上げるまでもなく、最近、自動車による交通事故が激増しておるわけです。その中でやはり考えられるのは、未成年者の大型トラックの運転、こういう事故が比較的多いわけです。そういうことで、政府としてもこの対策の一こまとして、先般次官会議で、現行のいわゆる資格条件の一つとして、年令十八才を二十一才に引き上げようとの決定がなされて、先般閣議でこれが審議になったようでありまするが、大体その次官会議の決定どおり……

第40回国会 内閣委員会 第16号(1962/03/31、5期、日本社会党)

○伊藤顕道君 太田大泉米軍飛行場返還問題について、防衛庁長官と調達庁長官、それぞれの立場からお答えいただきたいと思います。この問題は今さら繰り返すまでもなく、実に四代の長官にわたった問題であり、二代の調達庁長官にわたった、しかも期日的には三カ年の問題である。しかるところ、この前の当委員会、すなわち二月十三日だったと記憶しておりますが、一番の問題であった代替地の問題について米軍が了解したということでございますので、もうその大部分解決したというふうに善意に解釈して、その当日はあまり深追いはしなかったわけです。それからもうすでに二カ月たとうとしておりますし、米軍が了解したのは、この前の内閣委員会の当……


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