このページでは武内五郎参議院議員の6期(1962/07/01〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は6期国会活動統計で確認できます。
○武内五郎君 私は、本院の各会派を代表いたしまして、ただいま提案になりました豪雪対策確立に関する決議案に対し、賛成の意を表するものであります。 今次の東北、信越、北陸、山陰及び九州地方にわたる日本海沿岸地方一帯を襲った異常なる豪雪の災害は、多数の人命を損傷し、住み家も破壊し、交通運輸は全く閉塞して、国民の生活、経済に対し、きわめて深刻な影響を及ぼしております。私は、まず、尊い人命を損傷し、また住宅を損壊された多くの方々に対し、心から深甚なる弔意とお見舞の言葉を申し述べたいと存ずる次第であります。 今回の豪雪は、いわゆる積雪寒冷地帯といえども、きわめて異常な事態であって、特に北陸、信越地方は……
○武内五郎君 ただいま議題となりました砂防法の一部を改正する法律案について、建設委員会における審議の経過並びに結果について御報告申し上げ一ます。 本案は、当委員会の委員全員の賛成を得て、自由民主党稲浦鹿藏君、日本社会党田中一君の共同発議として、去る三月二十八日提案にかかるものであります。 まず、本案の趣旨について申し上げますると、年々の水害の現状よりいたしまして、治水の完璧を期するためには、河川の改修事業と相待って、上流地域における土砂等の崩壊流出を防止する砂防事業が必要でありまするが、災害の発生により砂防設備の必要を生じた場合の砂防工事の施行については、いささか適切を欠いているというので……
○武内五郎君 私は、日本社会党を代表して、総理の施政方針に関して若干の質問をしたいのであります。 池田内閣の掲げた高度成長政策は、所得倍増のバラ色ムードをまき散らしながら、設備投資主導型と言われるごとく、独占資本を中心とする大企業本位に進められ、いまや、その矛盾はおおいがたく、社会経済の随所に政策の行き詰まりがあらわれてまいりました。すなわち、国際収支の悪化、消費者物価の上昇、中小企業と農業の立ちおくれ、地域格差の拡大となってあらわれていることは、すでに国民の一人一人が承知しておるところであります。とりわけ農業においては、昭和三十五年の選挙に際して、「日本の農民の六割を整理しなければ日本の経……
○武内五郎君 私は日本社会党を代表いたしまして、ただいま上程されました道路整備緊急措置法等の一部を改正する法律案について、池田総理並びに関係閣僚に対して若干の質問をいたしたいと存ずるものであります。 御承知のとおり道路整備に関する計画は、ガソリン税を目的税として、昭和二十九年度を初年度とする第一次計画が作成され、その後に昭和三十六年度を初年度とする投資規模二兆一千億円の現行第三次五カ年計画が樹立され、実施されてきたのでありますが、第四年度にあたって再び改定の必要に迫られ、本法案の提案を見るに至ったのであります。池田内閣の唱える国民所得倍増計画の構想においては、二重構造の是正と社会的安定の確保……
○理事(武内五郎君) ただいまより建設委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
先月二十九日、米田正文君が辞任せられ、平井太郎君が選任せられました。本日、平井太郎君が辞任せられ、米田正文君が選任せられました。
速記をとめて。
【次の発言】 速記を起こして。
本日はこれにて散会いたします。
午後一時三十九分散会
○武内五郎君 大臣が時間がないようでございまするから、実は数点にわたって質問したいと思ったんですが、一点だけ本日は簡単にお答え願いたいと思うんです。 明年度の予算編成にあたりまして、先般大臣の所信を伺いました。それによりますると、特に重点的に予算の配分を行なうというようなことになっておるようですが、したがって、実は私、過年度の予算の配分状況を考えてみますると、三十六年度、三十七年度の予算等についても、特に指摘申し上げなければならぬことは、公共土木等の公共事業費の予算は非常に地域的に配分がへんぱな状態が出ておるようであります。でこぼこが地域的にあるようでございます。たとえば三十六年度におきまし……
○武内五郎君 配置転換については慎重な態度でしたい、せねばならんことは、今、長官が話されたとおり。それで二、三関連して伺っておきたいことは、これもあらかじめ了解を得ておきたいんですが、ここでもしお答えできなかったら、先ほどの亀田君の質問に連なって、文書でお答えしてもらいたい。それは愛媛県で、多分これは高松国税局管内、そこで最近退職を突然勧告された署長があるはずなんですが、ご存じないですか。知らんければあとで調べてもらいたい。それはなぜ勧告されたかということは、第二組合結成について積極的に動かなかった。もちろん署長は、第一組合であろうと第二組合であろうと、署長の立場としては申立をしなければならん……
○武内五郎君 これは、現行財政法のままでその早期進捗をはかろうという措置をとりたいというのですか。
【次の発言】 それで、現行法ではかなり支障が出ているようですが、それについて、根本的な改正等について考慮なり、研究がなされてはいないのですか。
【次の発言】 ちょっとその前に。今僕の聞きたいことも含めて答弁して下さい。この簡素化ということは、何ですかね。小さいワクにも適用するように許可してくれと、こういう意味じゃなくて、手続そのものを簡素化するようにという意味だろうと思うのだが、一体それはどっちか。今田中君の話と、この簡素化の意味と違うようだが、その点を含めてひとつ御答弁願いたい。
○武内五郎君 自衛隊の応援が、今のところ主として国鉄の復旧に力を注いでおるということなんですが、道路のほうは、そういう点でこれからの計画か何かがあるのですか。
【次の発言】 この自衛隊の出動というのは、たとえば建設省または県のほうからの要請で来るのですかね。それとも自衛隊がこれは出動する必要があるといって自分で認めて来るのですが。
○武内五郎君 屋外の広告物の規制を今まで審議してきましたが、大体街路の美観を損するとか、あるいはその他のことについての規制は了承できるわけでございますが、本日の一部新聞に出ておりまするが、今回行なわれまする統一地方選挙にあたって街頭に張られておりますポスターについて、電電公社が電柱の使用を拒否する旨を選挙管理委員会に対して通達したという記事が出ておりまするが、おそらくこの規制が出されますると、そういうものに対する法律が行なわれるじゃないかと思うのであります。それでこの前、この点についてもいろいろ田上君等から心配された質問が出ておりまするが、私は、なるほどその無統制なポスターの貼付等は、これはか……
○武内五郎君 ただいま砂防法の一部改正法律案の提案の説明がございました。特にその必須事業として、治水事業には、砂防事業のほかに、河川改修事業等があって、特に上流の地域における砂防施設の重要性を強調して、その施設の必要を述べられたのでありますが、私どもは、砂防の重要性について、特に参議院の当委員会では、強く認識して治水事業についても取り扱いをきれて参っておりまするが、したがいまして、提案者に対して、提案説明にのっとって数点にわたって質問して、趣旨を明らかにしていただきたいと考えるのであります。 まず第一は、今説明がありました中にうたってありまする「指定土地内にある治水上砂防の効用を有する天然の……
○理事(武内五郎君) ただいまより建設委員会を開会いたします。
先ほどの理事打合会の結果を御報告いたします。
議事の都合により、建築基準法の一部を改正する法律案の質疑を行ない、次に、新住宅市街地開発法案の提案理由の説明及びこれに対する補足説明を聴取することといたします。
では、本日の議事に入ります。
建築基準法の一部を改正する法律案を議題といたします。御質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 ちょっと速記をとめて。
【次の発言】 速記を起こして。
それでは、建築基準法の一部改正に関する法律案の質疑は、ちょっと中断いたします。
○理事(武内五郎君) 他に御意見のおありの方はございませんか。
【次の発言】 他に御意見のおありの方は、ありませんか。――他に御意見はないようでございますから、討論は終結したものと認めて御異議ございませんか。
【次の発言】 それでは御異議ないものと認めます。
これより採決に入ります。
○武内五郎君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま審議いたしました不動産の鑑定評価に関する法律案につきまして、賛成の立場から討論を進める考えであります。 本法案の提案されまするにあたりまして、その提案の理由に、「最近における宅地価格の高騰は、根本的には宅地の需要と供給との不均衡によるものと考えられますが、さらには、合理的な地価の形成をはかるための制度が欠除しているため、地価がいわゆる呼び値等によって安易に、しかも不合理に決定される傾向が見受けられ、このことが宅地価格の高騰を一そう著しいものとしている現状にあります。」というようにうたっております。これは、今日の住宅問題、特に宅地取得の……
○武内五郎君 今回の北陸地方を中心として襲った寒波に伴う豪雪の被害は、かつて昭和三十六年の豪雪災害のときのスケールとそれからその被害の深さとは、比較にならない大きなものでありまするが、その三十六年度の際におきましても、気象庁の予報に対して、私どもは、国鉄並びにその他の関係官庁でこれを把握する組織と機能を持つようにという強い要望をしておったのでありましたが、今回もやはり同じような結果が繰り返されてきたのは、まことに遺憾だと考えるものであります。 なるほど、気象現象というものは、今回のものは非常に異常な状態を出しておるようでありまするけれども、寒波の襲来、それに伴うところの雪の襲来というものにつ……
○武内五郎君 本部長が時間お急ぎになっておりますので、まず本部長に対する質問を二、三お願いしたいと思います。 本部長が今回豪雪災害地帯を視察されまして、豪雪地における国民の苦しい生活、不便な生活状況等をつぶさに観察されて認識を新たにされたことに対して、私非常に感謝しております。ただ、そこでなお一そうお願い申し上げたいことは、特に本部長は建設行政の担当が主管でございますから、ただいまお話を承りますると、まず第一に、その対策の第一は、交通、運輸の確保にあると、こういみじくも実は仰せられている。これ同感と思うわけなんです。ことに私がお願い申し上げ、質問をしたいことは、実は豪雪そのものについて今二色……
○武内五郎君 学校の問題が出ておりますが、先ほどの単価の問題ですが、三万七千八百円というのは全国一律ということでありますが、北海道と内地と同じですか。
【次の発言】 どのくらい違いますか。
【次の発言】 三十七年度ですね。
【次の発言】 それは北海道でしょう。これにやはり二〇%のプラスですか。
【次の発言】 三万五千円が、実施単価では三万八千六百六十円――これが二〇%プラスだというのですか。
【次の発言】 北海道の建築様式と内地の公立学校の建築様式と違うのですか。
【次の発言】 そうすると、北海道は積雪寒冷に対する学校建築様式というものが内地と違うのだ、こういう意味なんですね。ところが、今われ……
○武内五郎君 建設省の道路局にお伺いしたい。
さきにわれわれがいただいておりまする、この雪害対策資料、これは一月末現在の調査ですが、そのときの除雪状態、除雪計画については、一級国道二千五百キロ、そのうち交通不能延長キロ数が三百五十一、二級では、一千七百キロのうち、交通不能延長が三百七十七、主要地方道が九千三百のうち、二千九百十六キロ交通不能延長と、こういう状態が、その後、現在ではどういうふうな状態になっているのですか。
【次の発言】 一級国道八号線のうちの現在一車線通っているところが二車線に返るまでにはどれくらいの期間をこれから要するか。それからこれらのキロ数は、今現在一車線のキロ数はどれく……
○武内五郎君 総務長官に御出席を願っておりますので、二、三お伺いしておきたいと存じます。 政府では、雪、害対策の基準、めどというようなものの把握が困難であると仰せられて、したがって、その施策がどの程度のものであり、どこに根拠を置くか、難航をしているというお話があったのですが、今、企画庁の総合対策特別措置法に基づく豪雪対策審議会の地域指定に関する答申案が出たはずであります。したがって、積雪度または寒冷度に対する対策の基準が一応把握できた、その答申に基づいて雪害対策の施策をとられるのかどうか。早くそういうふうなことになっていくようにお願いしたいのですが、どういうふうになるのか。それから、たとえば……
○武内五郎君 きょうの政府側の出席はどうなっておりますか。
【次の発言】 総務長官はどうですか。
【次の発言】 私は、主として地すべり対策について、それぞれ関係当局に質問したいのであります。
実は私は、この地すべりの問題につきまして、雪害の対策の一環として重要に考えておったのであります。ことに積雪地帯において、融雪期に入りますると、地すべりの発生が非常に多くなる。このことについては、今まで雪害の問題を審議する際に、融雪期における災害の頻発のおそれのあることを、しばしば当委員会においても取り上げて、問題になっておったはずでありますが、雪が積もっておりまする間は、地表の変化というようなものは、容……
○武内五郎君 関東班について御報告いたします。 去る六月十三日及び十四日の二日間にわたりまして、辻委員長、藤野理事及び私の三名、さらに現地において天田議員、坪山議員、戸叶議員、野本議員が参加されまして、五月二十三日群馬、栃木、埼玉県下を襲いました突風及び降ひょう被害状況を視察いたして参りました結果について、簡単に御報告いたします。 まず、今次の災害は、例年に比べて時期的に早い降ひょう害といわれております上に、従来考えられておりましたまるい粒状のひょうではなく、氷のぶっかきのような形のものでありまして、しかも所によりましては鶏卵大またはこぶし大のものもあり、加えて雷雨と突風を伴いましたので、……
○武内五郎君 質疑に入る前に資料要求をしておきます。
それは、民間住宅地造成事業の規制及び造成に関する制度上の措置に関する答申、それから住宅地開発事業に必要な用地の確保をはかるための制度上の措置に関する答申、第三は、新産都市の区域及び建設基本方針――これは企画庁、工業用地確保対策に関する答申――これは通産省、前二者は建設省、これを要求したいと思います。
【次の発言】 昭和三十六年に制定された宅地造成等規制法という法律があるのだが、この法律といま審議中の原案との性格の相違と、そうしてどうしていま審議中の案が必要になってきたか、それを明確にしていただきたい。
○武内五郎君 本委員会において住宅地造成に関する法律案の審議にあたって、私どもは、農地造成との関係においてきわめて重大なものを感じております。そこで、宅地造成と農地造成との調整につきまして、特に農林大臣の御所見を伺っておきたいと考えるものであります。 御存じのとおり、最近における住宅地の造成、工場敷地の造成等に伴いまして、農地の転用が非常な勢いでのぼってまいりました。これは宅地並びに敷地の造成は、何といっても、農地の転用に依存しなければならない部分が非常に多い。ところが、最近の農地転用に関する経過等を見てまいりますと、無秩序な状態で行なわれているところが非常に多いのであります。昭和三十四年に……
○武内五郎君 私は、いま佐野委員から質問があって、その中で、激甚法の適用、それから天災融資等の大幅な適用についての強い要望がありまして、同様に私も、それを広範に適用して災害に泣く地方の人々の救済をすみやかにやってくださるようにまず第一に要望しておきます。 次に、私はまず第一に、七月の七日以降降り続いた豪雨、長雨等によって各地に起きました災害の基本的な問題について少々お伺いしたいと思うのであります。その場合に、一応新潟県に起きました災害を中心としてお伺いしたいと思うのであります。 まず第一に、河川行政のあり方であります。私は、河川行政のあり方について、新潟県の栃尾市の奥にあります守門山――一……
○武内五郎君 きょう、各省関係でだれだれを呼んでおりますか。だれだれが出席しておりますか。
【次の発言】 了解。
○武内五郎君 ただいま霜害、地すべり等について説明がありましたが、お尋ねいたします。 まず、私は地すべりについてお伺いいたします。今年の四月十日に新潟県東頸城郡の松之山町の下鰕池部落に発生いたしました地すべりのために東川が閉塞されました。約三十町歩にわたる地域が完全に水びたしになった。全部落の耕地が水の下になる。家屋の十数戸が水をかぶって、ようやく屋根が見える程度であったのであります。私はそれから一週間ばかり経ったのちでありまするが、現地を見ましたときに、まだ水は洲のように全耕地をおおっておりました。家屋もようやく屋根が出ておる程度であった、そういうふうな災害が起きた。これはいま説明がありま……
○武内五郎君 ただいま新潟地震の被害状況につきまして説明があったのでありまするが、いまの説明を承っておるだけでも災害の幅の広さ、その深さが想像できるのであります。そこで、実は本部長が来られたら御決意のほどを承りたいと考えたのでありまするが、いまの説明を聞いてまいりましても、災害対策本部の設置は見たのでありまするが、いわゆる緊急災害に対する措置が講ぜられておらぬのですが、その状態はどうなっておりますか。災害緊急措置法――あれは特別措置法ですな。
【次の発言】 違う。激甚地災害に対する特別の財政援助等に関する法律の適用がどうなっているか。
○武内五郎君 いま田中君が質問したのは、長年の河川行政の混乱を整理する時期に入っているのじゃないかという意味だと思うのです。ところが、最近、特に新河川法制定前後から明らかになってきておることは、廃川敷の処理問題、特に私権と公権が混乱をしております。ことに公有地を占用しておるものが権利の売買をやったり、あるいは転貸をやったり、いろいろなことが行なわれておって、全く私権、公権が混乱してしまっている。それらに対する処理は、一体どういうふうにしていくかどうか、この際ひとつ伺いたい。
【次の発言】 新河川法では、敷地の私権を認めることになった、こういうのですね。ところが、占用地で小作料を取ったり、あるい……
○委員長(武内五郎君) ただいまから委員会を開会いたします。
はなはだ未熟でございまするが、どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)
本日は、公報をもってお知らせいたしましたとおり、理事の補欠互選の件をおはかりいたします。
本委員会の理事が二名欠員になっております。つきましては、これよりその補欠互選を行ないたいと存じます。互選の方法は、成規の手続を省略して、委員長において指名することにいたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは理事に井川伊平君及び河野謙三君を指名いたします。
本日はこれにて散会いたします。
午後一時散会
※このページのデータは国会会議録検索システム、参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。