このページでは山高しげり参議院議員の6期(1962/07/01〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は6期国会活動統計で確認できます。
○山高しげり君 私は、ただいま議題となりました国民年金法及び児童扶養手当法の一部を改正する法律案につきまして、総理大臣並びに大蔵、厚生、労働の各大臣に御質問申し上げたいと存じます。 総理大臣は、先日の施政方針演説の中で、「人つくりは国民一人々々がみずからの問題として精進すべきことであり、政府の任務は、家庭、学校、社会のそれぞれの場においてこのような機運を醸成して、そのための環境と条件を整えることにある」と申されました。国民年金中の母子福祉年金及び児童扶養手当の主たる受給対象である母子家庭の母親は、父にかわって一家の生計を維持する責任と子女養育の大任をあわせになっているものでありまするが、わが……
○山高しげり君 二、三伺いたいと思います。ただいま藤原委員の熱心にいろいろお述べになりました中で、入学準備金のことが出て参りましたけれども、公平に考えられたので二億というような数字が出たというお話でございますけれども、その「公平」というのは、どういう意味でございましょうか。
【次の発言】 たいへんに御親切なようで、結果においては、あるいは実現できたかもしれない入学資金を取り逃がしたような結果になったうらみがないでもないような気持ちがするわけでございます。全員が、就学資金借り受け者の数字を基礎にして、それが全部入学準備資金を借り受けるであろうという、その推察が少し甘いというとなんでございますが、……
○山高しげり君 売春防止法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由を御説明申し上げます。 売春防止法が制定されましてから七年を経過いたしましたが、関係機関団体の御努力により、法施行による成果が実を結びつつありますにもかかわらず、依然として売春行為が跡を断たないばかりでなく、最近においては売春がとみに潜在化し、また、悪質化して行なわれる傾向が見られることは、すでに御承知のことと存じます。 もちろん、このような事態は、売春を根絶するために必要な諸施策や、思い切った社会改善を伴わないからでもありますが、いま一つは、現行の売春防止法の不備にも大きな原因があると考えられますので、ここに売春防……
○山高しげり君 厚生大臣にお伺いを申し上げます。三十七年度の厚生白書には、「経済の高度成長とその影響」という欄に、「所得倍増計画の推進に伴う経済の高度成長は、国民の所得水準を引き上げてきたが、その均てんのしかたは一様ではなく、へき地住民、母子、老齢、身心障害者、零細企業における中高年齢労働者などについては、むしろ今後一般との所得格差が拡大する恐れがある。」、このようにしるしてございます。 恐れがあるどころか、もうほんとうにだんだん見離されてきたような立場にございます。その母子世帯の問題について伺ってみたいと思います。 厚生省が今度の国会に法改正を計画しておいでになります母子福祉資金の貸付等……
○山高しげり君 売春防止に関する件で関係の御当局にいろいろお尋ねしてみたいと思います。
最初にお伺いしたいと思うことは、売春防止法という法律が昭和三十一年にできまして、ことしで九年でございますが、その九年間この法律でいろいろお取り扱いになりました事件の概況というようなものを、大体のことでけっこうでございますけれど、最初に承らせていただきたいと思います。
【次の発言】 ただいまのお答えで当局としてのいろいろお考えになる御様子がわかったことはけっこうだと思います。そこで、さっそくその次に伺ってみたいことは、いまのように、オリンピックも差し迫るというので国の品位をけがすようなことのないように、この……
○山高しげり君 売春防止法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由を御説明申し上げます。 売春防止法が制定されましてから八年を経過いたしましたが、関係機関団体の御努力により、法施行による成果が実を結びつつありますにもかかわらず、依然として売春助長行為等があとを断たないばかりでなく、最近においては売春助長行為等がとみに潜在化し、また、悪質化する傾向が見られることは、すでに御承知のことと存じます。このような事態は、わが国の社会風紀の健全化という点からまことに遺憾であるばかりでなく、本年はオリンピック東京大会が開催される年でもありますので、わが国の対外信用を落とすおそれもあるのであります。……
○山高しげり君 人つくりは、政府の政策の中でも大きな一つでありますが、私はその人つくりの基盤の一つ、それも大きな一つである家庭の問題を中心に総理並びに各大臣に御質問を申し上げたいのでございます。 まず、総理大臣にお伺いをいたします。総理は国会冒頭の所信表明において、経済の繁栄に対し、心の再建の必要を指摘する声が高まっていると言われました。そしてそれに対して民族の伝統に根ざす正しい価値観の確立は大切だとされて、道徳教育と並んで家庭教育の充実強化を進め、人間性の涵養をはかるよう配慮したいとお述べになりました。そこで、三十九年度予算案を見ますと、なるほど家庭対策らしいものがちらほら出てはまいってお……
○山高しげり君 私はこれから家庭生活問題審議会を中心に、主として総理に御質問申し上げたいと思います。
近く総理府に設けられようとしております家庭生活問題審議会は、総理の諮問機関でいらっしゃって、二年間ぐらいの予定で設けられるということを聞いておりますが、その審議会の性格はどのようなものでございましょうか。また、その審議会に対する総理の御期待のほどを承りたいと思います。
【次の発言】 長官のお話はよくわかりましたけれど、佐藤総理としても、その審議会にいまの長官の御説明のような期待をかけておいでになるのでございますか。
【次の発言】 それではその次に承りたいと思いますけれど、私は昨年の国会で、家……
○山高しげり君 私は、母子福祉について二、三お尋ね申し上げたいと思います。 その最初に、今国会に政府が母子福祉法案を提出しておられますことにつきまして、厚生当局いろいろお骨折りがございましたことと、その点いささかお礼を申し上げたいような気持ちでございます。承りますと、法案の提出に踏み切られるまでに、この母子福祉という問題は何か戦争のあと始末のような、戦争未亡人ということばがいまだに残っておりますけれども、したがって、ここで母子福祉も一つの法律にするということに対しても、もうそれは終わったのではないかという考え方が、政府の部内にもないでもなかった。ここであらためて法案にするということは、一種の……
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