このページでは八木一郎参議院議員の7期(1965/07/04〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は7期国会活動統計で確認できます。
○八木一郎君 私は、本法の提案が、今日まで三たびの国会を通じて審議に入るこれまでの経過についてはよく承知しておる立場におります。したがって、すみやかに本法律案の通過成立をはかりたいという意欲的な立場から、若干の質問を試みたいと思うのであります。 私は、蚕糸業は目下重大時局に当面しておると思うのであります。そこで、政府蚕糸当局は、この認識についてどのように見ておるかという、この点を最初に伺いたいのであります。 今月の十三日の朝のNHKのテレビ放送でも、先月の生糸の輸出は、わずか七百七十六俵で、戦前戦後を通じて最低を記録しました。また、年間を通じても、一万六千俵程度と、去年のおよそ半分に減り、……
○八木一郎君 私は、今回のISA大会に農林省の丸山蚕糸局長らが出かけられるこの機会に、蚕糸事業、特に生糸の輸出増進政策に結びついた諸問題について、若干の質問を試みてみたいと思うのであります。 最初に、今回のISA大会の模様を承りたいと思います。なお、この大会における丸山蚕糸局長ステートメントをも承ることができればしあわせだと思います。実は、前回のISA大会は一昨三十九年六月スイス、チューリッヒで開かれましたが、本大会における、時の久宗蚕糸局長ステートメントが、ここに持ってきておりませんが、フランス語で堂々とやってのけたということで、参加国に多大の感銘を与えたと伝えられております。いまからちょ……
○八木一郎君 この際私は、与党自由民主党の立場からですが、若干の時間が与えられましたので、許された時間、質疑を試みたいと思います。政府が日本農政の基本と考えておることは、これはいまさらあらためて申し上げるまでもなく、第一は、農業生産を維持増大して国民食糧の安定的な供給を確保すること、第二は、農業と他産業との間の格差を是正することであると思います。本法によります事業団の設立も、また、このような日本農政の基本線に沿って、自立経営農家の規模拡大、そして協業経営の促進を目ざしていると思われるのであります。しかしながら、一方において、この目的、条件が大きくくずれ去る諸般の事情のあることも見のがすわけにま……
○八木一郎君 私は、蚕糸日本のために当面の重要問題だと思われることを一本にしぼって、政府の所信をただしてみたいと思います。 蚕糸日本の重要事項といえば、いろいろあります。総括的に言うならば、まず、日本は、世界蚕糸業の六割を生産する国でありながら、国際市場への輸出は極端に伸び悩みとなっておる。また、最近、絹は、年々国内需要が旺盛になりまして、相当の値段で活発な取引が行なわれておるにかかわらず、原料の繭はなかなか増産されない。さらには、外国産の生糸の輸入が国内の蚕糸業へ相当の影響をもたらしている等々、問題は、蚕糸時局重大だという認識の上に依然として問題があるというのが私のものの見方でありまして、……
○八木一郎君 もう時間ですから、簡単に感想を伺いたいのであります。それは、いま、はしなくも参考人からおことばがありましたように、この法律が通過成立、業務を開始しても、なかなか輸出は伸びていかないのではないかと、こういう警告的な見通しもございました。私どもも審議の過程でそういう点に心配もしていたんですが、しかし、私自身、衆議院段階の御検討や、その他の大かたの皆さんの意見をお聞きしたりいたしまして、現在のいわゆる生産原価で業務が開始されて、それを一定の価格で仕事を始めるという踏み切りが早くつけば、そこを起点にして動き出すであろう、間違いなく伸ばしていけるはずだ、こういうことを信念的に思うわけです。……
○八木一郎君 私はきょうは総合資金制度について質問を試みる予定を持っておりましたけれども、差し迫った時間の関係と政府側の都合で、本問題に関連の深い、いわば前提ともなると私が思える問題点だけを取り上げて、簡潔に政府として農林省当局に対し、また、あわせて経済企画庁、行政管理庁にも関連して了承をとりつけておきたいと思う点を、以下三点質問いたしてみたいと思うのであります。 その一つ、土地改良十年計画について、その二つ、農林の土地利用計画は都市計画に先行すベきだという点について、その三つ、愛知用水公団の統合問題について、以上の三点を簡単に順次質問してまいります。 一、土地改良十年計画。政府、農林省は……
○八木一郎君 私は、自由民主党を代表して、沖縄防衛、特に自主防衛精神と申しますか、心の面について、それから経済見通し、財政硬直化、新年度予算など、幾つかの事項について質問を行なうことにいたします。じみちな質問でありまするが、どうか答弁はきっぱりと、テレビを通じて国民の前に信念のほどを、ほとばしっているように、ひとつお答えをいただきたいと思います。 私が佐藤総理の口から親しく初めて日米会談の成果を聞きましたのは、あの十一月の二十日の帰国第一声でありますが、正直にずばり言って、アメリカが沖縄の施政権を簡単に即時返すものか、ほんとうに会談の成果がこうなったのだろうか、という思いが実感でございます。……
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