このページでは細川護熙参議院議員の9期(1971/06/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は9期国会活動統計で確認できます。
○細川護熙君 私は、自由民主党を代表して、ただいま議題となりました昭和四十八年度補正予算三案について、賛成の立場から討論をいたします。 政府は、さきに四十八年度予算編成にあたって、経済政策の目標を国際収支の均衡と福祉の充実、物価の安定に置き、積極的な財政運営をはかってきたわけであります。この間、国際収支は急速な黒字の縮小を見、対外均衡は将来においてむしろ不安を抱かせるほどの改善を示しております。しかし、一方、国内では需要の急速な増大と過剰流動性の投機的な動き、あるいはまた海外における物価の高騰、そういった要素がからまり合って、わが国の物価はきわめて憂慮すべき上昇を続けております。加えて、石油……
○細川護熙君 私も上田委員と同じマスコミ出身者の一人として、立場は異なりますけれども、ただ一点、取材の自由というものについて総理並びに法務大臣、法制局長官に伺いたいと思います。 ある一つの重要なニュースを国民のために知らせるということが、国民のために、あるいは国家のためにほんとになるのかならないのかということは、これはベトナムの文書に関するニューヨーク・タイムス等の事件に照らしても、歴史的にというよりか必然的に、歴史的にというよりか宿命的に、常にこれは報道の自由というものをめぐるプレス・サイドと政府との対立の接点になるものであろうという気がいたします。その点について、きのう総理は、これは終局……
○細川護熙君 私は、きょうは、四次防に関連をしてわが国の安全保障の基本的な問題、それから国連の環境会議を踏まえた環境の問題、それから日本の将来のエネルギー政策の中でのチュメニの問題、この三点にしぼって伺いたいと思います。
何か環境庁長官のお時間がないらしいので、初めに環境の問題から伺いますが、今度の会議の席で、中国と、渡り鳥条約ですか、自然保護条約といったようなものを結ぶ意思があるかどうか。長官はすでに中国と接触をしておられるという話を聞きますけれども、この点、いかがですか。
【次の発言】 ぜひそういうふうなことをお願いしておきます。
そこで、ひとつこの問題に関連をして海洋汚染の問題で一つ……
○細川護熙君 まず初めにお断わりとお願いをしておきたいと思いますが、審議が非常におくれておって、できる限りこれを切り詰めてはしいということでありますので、私もできる限り簡潔に質問をさせていただきたいと思いますが、御答弁のほうもひとつできる限り簡潔にお願いをしたいと思います。それに伴って私のほうも多少早口になることがあるかもしれませんが、その点もひとつ御了承をいただきたいと思います。 初めに、まず今回の動労のいわゆる順法闘争の問題に関連をして伺っておきたいと思います。 今回の動労の順法ストによって、国民生活に非常に大きな影響が出ておるわけでありますが、この点について国民の一人として率直に、非……
○細川護熙君 関連。 いまいろいろ原子力の問題について前向きなお話があったわけでありますが、いま一つ非常に重要な問題で、核拡散防止条約の批准の問題に関連をして、一点だけ総理に伺っておきたいと思います。 これまでわが国は、批准にあたっての前提条件として、平和利用の平等化といったような問題についていろいろ主張をしてきたわけでありますが、さきの国際原子力機関との交渉ですでに大かたの保証は得られたわけであります。つまり、前提条件に関する限り、批准の討議を延ばす理由はなくなったわけでございます。また一方では、西ドイツあるいはイタリア等ユーラトム諸国も現在批准の手続を進行中であります。したがって、万一……
○細川護熙君 自由民主党を代表して、本件について委員長の提案に賛成の立場から討論をいたします。 今日、物価問題の解決が国民の緊急課題であることにかんがみ、本委員会が国政調査権に基づいてこの問題に対する集中的な調査、究明を行なうことは国会として当然な責務であります。本委員会は来月二、三の両日、物価集中審議の開催を予定しておりますが、これに出席する企業等の代表者の資格は当然参考人とすべきであると考えます。 その理由は、まず第一に、国政調査権の本質は、あくまで国会の有する立法権等、国会本来の諸権能の補完的なものであり、国政調査権の及ぶ範囲にはおのずから一定の限界があるべきものと考えます。また、そ……
○細川護熙君 いまの問題に関連して、もう一問重ねてお尋ねをしたいと思いますが、昨年の石油危機以来私たちが一番強く感じているのは、やはり鉄と並んで一番わが国の産業にとって基幹物資である石油というものが非常に野放しにされてきたというやはり強い認識であります。中東戦争が起こってから、対外的には石油のメジャーに振り回されて、また一方で、対内的には製品供給というものも私企業である石油元売り会社にまかせているために価格がばらばらで非常に混乱に大きく輪をかけたという面があったと思います。そういう点からも、前に質問を申しましたように、やはり輸入、流通、あるいは価格の各段階において何らかの根本的な再検討というも……
○細川護熙君 横田参考人に一問だけ、ちょっと私、いまの同僚議員の質問の基調とちょっと違う問題で恐縮でございますが、実は、きのうもこの委員会で商社の方々においでをいただいて、銀行の大口融資規制の問題、あるいはまた系列融資の問題等についてお尋ねをしたわけであります。わが国における大口融資規制の問題、これはまあ何というのか、わが国の資本市場の未発達というような、非常にまあ特殊な金融構造によるものであって、融資を押えたからといって解決をするような問題ではないというふうにお考えになるのか、あるいはまた、アメリカや西独でやっておるように、やはり相当な大口融資というものは規制をしなければならないというふうに……
○細川護熙君 私は、自由民主党を代表して、この物価国会の中での二カ月にわたる論議を締めくくるにあたって、これまでの衆議院、参議院における議論というものが、どちらかというと石油危機に端を発した直接的なというか、個別の問題に立ち入った議論であったのに対して、私はもう少し何というか、マクロなというか、長期的な観点から物価問題の総合的な対策ということについてお尋ねをしていきたいと思います。一言で言えば、つまり物価問題のこれまでの総合的な対策に対する評価と、そしてまた展望ということであります。 初めに話をわかりやすくするために、私はこれまでの物価対策というものを三つの段階に分けて、三つの時期に分けてお……
○細川護熙君 第一点、ちょっと下村先生に伺いたいと思いますけれども、積極的な財政主導型の経済によって、国際収支のバランスがとれるようになるだろうという御見解でありましたけれども、せんだってから、コナリー財務長官あたりがニューヨークの発言でも、経常的な国際収支の黒字国は、その一定分をIMFに払い込んで、そこから経常的な赤字国に補てんすべきであるというようなことを言っておりますけれども、さっきおっしゃったように、長期的には、この積極的な財政主導型の経済というものによって国際収支のバランスというのはとれていくと思いますけれども、IMFに一定分を払い込むという問題について、これからもアメリカの経済担当……
○細川護熙君 関連をして一点だけ、ちょっと総務長官に伺っておきたいと思うのですけれども、現在、青少年の行政というのは、御承知のように、文部省あるいは総理府、厚生省といったぐあいに、非常に多岐にわたっておるわけですけれども、十一省庁ですか、にわたっておるわけですけれども、いろいろな点で非常にやりにくい面があるんじゃないかと思うのです。たとえば、労働省で勤労青少年ホームというのがありますし、文部省ではまた青年の家という、同じような趣旨のものがある。建設省で児童公園というのがあるかと思うと、厚生省でも児童遊園というのがある。いろいろ同じようなものが、まあすぐ隣合わせにあるというようなことはないと思い……
○細川護熙君 私は、初めに大木参考人にお尋ねをしたいと思いますが、きょうは社会保障の問題についてお話しをいただくということで、非常に貴重なお話をいただきましてありがとうございました。私も非常に参考になりましたが、その中で、春闘の問題にもちょっと触れてお話しになりましたが、春闘共闘委が今回の春闘において弱者救済ということを旗じるしにして、現に非常に大規模なストライキを行ない、また、これからも予定をしておることに関連をして、まず第一点は、春闘による物価へのはね返りというものはないと考えておられるのか、あるいはほとんどないと考えておられるのか、この点の確認が一つ。 それから、今回のゼネストは、昭和……
○副主査(細川護熙君) その件につきましては、理事会で善処いたします。
○副主査(細川護熙君) 速記をとめて。
【次の発言】 速記を起こして。
【次の発言】 それでは労働省所管に対する本日の質疑はこの程度といたします。
次回は明六日午前十時開会することとし、本日はこれにて散会いたします。
午後三時二十六分散会
○細川護熙君 私は、水俣病の問題に関連をして、水俣病の問題というのは、御承知のように、患者の補償あるいは救済の面についてはすでに相当な前進があったわけでありますけれども、残された一番大きな問題であるヘドロの処理の問題に関連をして自治省を中心に関係の各省にお尋ねをしたいと思います。 世界に例のない環境回復の試みとして注目を集めているこの水俣湾のヘドロ処理の問題については、すでについ最近環境庁あるいは運輸省と地元の熊本県との間である程度基本的な合意の方向に達したことによって、近くこの環境回復の試みとしては世界でも非常に注目を集める画期的な事業に手がつけられることになるだろうと思います。国と県が非……
※このページのデータは国会会議録検索システム、参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。