中村利次 参議院議員
9期国会発言一覧

中村利次[参]在籍期 : | 9期|-10期-11期-12期
中村利次[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは中村利次参議院議員の9期(1971/06/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は9期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院9期)

中村利次[参]本会議発言(全期間)
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第67回国会(1971/10/16〜1971/12/27)

第67回国会 参議院本会議 第10号(1971/11/17、9期、民社党)

○中村利次君 私は、民社党を代表して、政府から報告のございましたローム斜面の崩壊実験事故に対しまして質問をしようとするものであります。  この川崎市の生田公園で科学技術庁が中心になって実施した人工がけくずれの実験によって、実験担当者や報道関係者など十五名の方々が死亡をされ、十名の重軽傷者を出したという事故は、政府機関によって引き起こされた大惨事であるというところに事の重大性があり、断じて見のがすことのできない一大不祥事であります。私は、つつしんでなくなられた方々の御冥福をお祈りするとともに、この取り返しのつかない失態を演ずるに至った政府の対策について、佐藤総理並びに新しくその任につかれた科学技……


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第68回国会(1971/12/29〜1972/06/16)

第68回国会 参議院本会議 第15号(1972/05/17、9期、民社党)

○中村利次君 私は、民社党を代表して、政府提案の二法案について、総理並びに関係各大臣に質問をいたします。  私は、国鉄が膨大な赤字をかかえ、かつ、その再建策が喫緊の問題となった根源を、まず究明する必要があると思います。なぜならば、国内輸送の中に国鉄の独占性が強かった時期には、赤字も再建策も国鉄にとって無縁であったのみではなく、社会政策、文教政策あるいは物価政策等、国の政策に対し、運賃上の負担を負って国有鉄道としての役割りを果たしてきたのでありますが、昭和三十年代から四十年代に至り、国内輸送の分担割合が激変し、輸送機関としての国鉄の独占性が完全に失われた結果、赤字や再建が問題となり、総合交通体系……


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第71回国会(1972/12/22〜1973/09/27)

第71回国会 参議院本会議 第15号(1973/05/09、9期、民社党)

○中村利次君 私は、民社党を代表して、趣旨説明がありました健康保険法等の一部を改正する法律案について、総理並びに関係大臣に質問します。  わが国が、国民皆保険となってから、すでに十余年を経ていますが、それは単なる制度上のみのことであって、政府も認めるように、この間、見るべき改善が行なわれないまま、国民医療の問題は、もはやこのまま放置できないほどのものとなって、政治の重大な決断が強く求められています。  先ほどから指摘をされておりますように、保険料を負担するだけで、医療の機会を与えられない僻地、無医地区の問題、「三時間待って三分診療」といわれる救いがたいいら立ちをがまんさせられる都市部の現状、医……

第71回国会 参議院本会議 第19号(1973/06/13、9期、民社党)

○中村利次君 私は、民社党を代表して、去る五日、当院内閣委員会でなされた中曾根通産大臣の発言について、その真意をただし、責任を追及するとともに、田中内閣の政治姿勢について質問します。  最近、憲法に関連する国務大臣の重大発言が相次ぎ、国会の問題となっていることはまことに遺憾というべきであり、痛憤のきわみであります。  わが国の憲法は、その第一章において、天皇の地位、国事に関する行為、権能、その他を明確に定めています。すなわち、「天皇は、日本國の象徴であり、日本國民統合の象徴であって、」国事に関する行為を内閣の助言と承認によって行なわれ、国政に関する権能をお持ちにならないことになっています。  ……

第71回国会 参議院本会議 第37号(1973/09/23、9期、民社党)

○中村利次君 さきに質問をされました議員各位がすでに指摘をされたところでありますけれども、私もまた、本来ならば、委員会で十分きめのこまかい討論を尽くして採決の上本会議にかけられるべきこの法案が、こういう形で本会議で質疑をしなければならないということをきわめて遺憾に思うものであります。  二百八十日という前例のない長期国会であったにもかかわらず、委員会において審議を尽くすことなく、こういう形で質問を行なわなければならないというのは、これはなぜか。議長が提唱される参議院改革の趣旨に沿うものでは断じてないと思います。七月十七日、本院の三委員会で起きた事態は、本院の正常な運営に汚点を残しましたし、七月……

中村利次[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院9期)

中村利次[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第66回国会(1971/07/14〜1971/07/24)

第66回国会 内閣委員会 第閉会後1号(1971/08/02、9期、民社党)

○中村利次君 まず、長官の報告についてでありますけれども、これは防衛庁長官は就任されたばかりでありまして、事実関係についても十分の御承知がないということは当然でございましょうけれども、しかし、少なくとも長官が報告されるこの報告書に、この衝突事故の事実関係について、私はやはり必要最小限度の報告すら行なわれてないと思うのです。そういう意味では、もっと事実関係についての、いま少しのやはり突っ込みがほしかった。事実を、少なくとも国民の皆さんが現状においてまあまあというぐらいの報告はほしかったと思います。しかし、そういう立場から、お答えできないようなことはないと思う点について、非常に時間がございませんの……


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第67回国会(1971/10/16〜1971/12/27)

第67回国会 沖縄返還協定特別委員会 第8号(1971/12/22、9期、民社党)

○中村利次君 今度の沖繩返還について、政府はこれは戦後処理の最大の政治案件であり、協定の締結は国民の強い願望とこれをになった歴代内閣の当事者の努力の所産であって、同時に、米国のよき理解と信頼のあらわれであるとして、戦争によって施設権を奪われた沖繩が日米両国の信頼関係の上に立って平和的な話し合いで返ってくるということを非常に高く評価されておるわけでありまして、そういう基本的な姿勢と判断があるわけでありますが、私もまた、この沖繩返還が国民の強い願望とこれをになった当事者の努力であるという点については、これはもう決してこれを認めることにやぶさかではございませんし、また、総理がこの沖繩返還についてはた……

第67回国会 科学技術振興対策特別委員会 第2号(1971/11/12、9期、民社党)

○中村利次君 今度のこの事故については、私は、基本的に科学技術庁が中心になって関係各省庁との共同作業だったようですけれども、少なくとも人災を起こしたということ、やはりこれは非常に大きな責任問題だと思います。  もう一つは、目的意識を持って計画を立てておやりになったこと自体は、成功すれば、私はこれはきわめて称賛さるべきだと思います、当然のことをおやりになったわけですから。ところが、これは結果的に、ずさんであり、計画そのものが間違っていたわけですから、科学技術庁が科学的根拠のないままに、そういうずさんなものでやった結果が、こういう重大な、言いわけができない、取り返しのつかない人災が起きた。そうしま……

第67回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1971/11/17、9期、民社党)

○中村利次君 私は、いまやはり一番問題になっておる原子力発電の問題について御質問をしたいと思いますけれども、その前提として、今度の川崎の事故でも申し上げましたけれども、日本科学技術の振興というものは非常に私はやはり大事だと思いますね。この委員会は、これは読んで字のごとく、科学振興対策の特別委員会ですけれども、科学を振興しなければならない責務を持っておる委員会なり科学技術庁の中で、前向きじゃなくて、うしろ向きの議論をしなければならないというところに、私は、残念ながら、いまの政府の姿勢といいますか、これがきびしく反省をされなければならない問題であると思います。 今度の川崎にしても、これは質問は後日……

第67回国会 内閣委員会 第5号(1971/12/14、9期、民社党)

○中村利次君 公務員給与改定の四月実施につきましては、これは大臣も人事院総裁も前向きの御答弁がございましたので、私は特に質問をいたしません。来年はその前向きの答弁を生かしていただきまして、ぜひともこの内閣委員会で、四月か五月かというようなうしろ向きの議論がないようにぜひとも期待をしたいと思います。  それから、これはいま沢田委員からも指摘されたところですけれども、ことしは五月実施、それが年末になって年末精算ができるかできないかというところにきておるわけでございまして、やっと年末精算が間に合う。これはまあ大臣の期待どおりにいきますと、十月中には上がっていなければならなかったわけでありまして、二カ……

第67回国会 内閣委員会 第6号(1971/12/16、9期、民社党)

○中村利次君 世界に誇る研究学園都市をおつくりになるという、これは構想としてはまことにけっこうな話でありまして、そのことはむしろけっこうであって、高く評価したいと思いますが、しかし、私も現地に行って見せていただいたんですけれども、これはいま建設大臣から、峯山委員の公園の問題でまことにりっぱな御答弁がございましたけれども、やはり世界に誇る研究学園都市をつくる、その構想、計画が非常にけっこうであるだけに、そういうものが非常に目立つんですよ。何か五十年か五十二年ごろ完成するそうですけれども、この激変する時代の中で、日本人的発想といいますか、島国根性的な感覚といいますか、たとえば道路にしましても――ま……


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第68回国会(1971/12/29〜1972/06/16)

第68回国会 科学技術振興対策特別委員会 第6号(1972/06/02、9期、民社党)

○中村利次君 原子力開発利用長期計画についての、いまの矢追委員の質問に対する答弁ですね、私はどうも納得のできない感じを強く受けましたので、おさらいの意味を含めてお伺いをいたしますが、原子力開発利用の長期計画は、どうもこれは、答弁を聞いていますとね、何か、通産省がそういうものを出したんだから、あるいは総合エネルギー調査会ですか、出したんだから、それに合わして科学技術庁、原子力委員会もこういうものを出したんだと。まことにどうも不定見な感じがするんですが、これはどういうおつもりで、どういう位置づけをねらって、どういう意義をねらってお出しになったんですか、まずお伺いいたします。

第68回国会 大蔵委員会 第12号(1972/03/28、9期、民社党)

○中村利次君 朝田参考人から、飛行機の需要が四十三年から四十五年までには三三%ないし三五%の伸びがあって、四十六年、四十七年は四%台に落ち込んだという――これは失礼な話ですけれども、御本人もお認めになっていらっしゃいますが、相次ぐ事故、それから、やはりドル・ショック等がその理由であるということも、これはもう社長自身が明確におっしゃっている。しかし、同時に、ほぼ現状にひとしい状態が一年程度は続くだろうということで、あとはまた二十数%の伸びがあるだろうというお話でございまして、これはたまたま今野先生がおっしゃった昭和五十年度には五千万人、五十五年度には七千万人という需要の伸びが想定されるというその……

第68回国会 大蔵委員会 第13号(1972/03/30、9期、民社党)

○中村利次君 航空機燃料税の提案にあたって、その理由として、空港整備等の緊急性、これに大きな関連があるようですけれども、受益者負担もぼつぼつよかろうと、これは当然だろうという考え方、それから航空事業に対する育成の見直しということなどが航空機燃料、揮発油に関する特別措置法の期限切れの時点でこういうことを考えて、航空機燃料税法案を提案したということですが、私はこれは、受益者負担は当然であるという考え方からいいますと、ほかの特別措置法に大きく関連をしてくるわけでありまして、大いに議論のあるところだろうと思うのです。 ただ航空事業には、戦後特別措置法をもって、燃料、揮発油税の免税をやってきたわけであり……

第68回国会 大蔵委員会 第16号(1972/04/11、9期、民社党)

○中村利次君 租税特別措置はこれは、相当に問題のあるものであって、また納税モラルからいってもたいへん問題もあるし、批判もあるものでありますので、国会の論議もこれはたいへんにぎやかでございますし、また税調の答申もこれをもういつもそういう問題点が指摘されていると思うんです。ことさら私がここでまた繰り返す必要はないでしょうけれども、昭和四十年度の税制改正の際に、いわゆる税制調査会の長期答申なるものの中で、この租税特別措置が政策目的を達成するための手段として、その経済政策の一環としての意義を持つものであるといって、そういうふうにこれを認めながら、なおかつその反面、負担公平原則を阻害し、総合累進構造を弱……

第68回国会 大蔵委員会 第17号(1972/04/13、9期、民社党)

○中村利次君 大臣は、付加価値税について検討をしたいという答弁をされておられますが、この付加価値税について、現在ただいまどういう検討をされておるのか、まずお伺いをいたします。
【次の発言】 そうしますと、具体的な検討を始めたし、また進めていくのだけれども、何といいましょうか、結論は、相当これは長期構想として考えていくのだというお考えと受け取ってよろしいですか。よろしいかどうか、簡単でけっこうですから。
【次の発言】 確かにおっしゃるように、付加価値税の採用については、これはたいへんに問題の多いところだと思うのです。ここでは時間も非常に少のうございますので、省略をいたしますけれども、私はやはりい……

第68回国会 内閣委員会 第5号(1972/03/16、9期、民社党)

○中村利次君 防衛問題、自衛隊問題に関係するいろいろな事件は、いままでの質問等の中でも明らかにされましたように、やはり文民統制に関する問題と、それから政府の政治姿勢だと思うんです。沖繩への自衛隊の物資搬入先取り問題は、これはもう明らかに文民統制の無視であります。立川への自衛隊移駐の問題は、これは日本民族の最もきらいな、いやがる、だまし討ちという、そういうことをおやりになったわけでありまして、これはやみ討ちというよりもだまし討ちですね。明らかにだまし討ちです。議論があればもちろん議論いたしますけれども。でありまして、しかしこれにも私はやはり文民統制がはたして正しく守られていたかどうかという疑いが……

第68回国会 内閣委員会 第9号(1972/05/09、9期、民社党)

○中村利次君 沖繩開発庁設置法案の提案理由説明の前段を見ましても、いま沢田委員の質問に対して最後に山中大臣からお答えになった、まことに同趣旨でありまして、非常に明快でりっぱだと思うんですよ。ところがね、やはり内容に入ってまいりますと、それほどりっぱで明快な提案理由の前段であり答弁であるにもかかわらず、相当やはりあやぶまれる面があり、あるいは納得できないものがあるところにこれは問題があると思うんですね。たとえば、この沖繩開発の原案は、知事がもちろんこれはつくるんだと、そして開発庁は、国の施策としての案文をつくりあげる中間的役割りを果たすのが開発庁だと、任務をそういうぐあいにしてあるんですけれども……

第68回国会 内閣委員会 第11号(1972/05/12、9期、民社党)

○中村利次君 三月十六日のこの内閣委員会で総理が出席をされましたときに、私から去年の四月、四次防原案なるものが防衛庁から出た問題について質問をいたしましたところが、どうも総理の答弁が非常に納得できないものでございまして、おしまいに委員長から長官に対して文書でそのいきさつを書いて出していただくように要望がありまして、四月十三日付の文書を私も拝見をしたのですけれども、どうもこれはピントがはずれているような気がするのですがね。やはりあのときの総理の答弁は、こういう防衛庁原案なるものを出した、それが政府自身がいかにもその責任があるというような、そういう誤解をされているという、まことに当を得ない答弁であ……

第68回国会 内閣委員会 第13号(1972/05/23、9期、民社党)

○中村利次君 従来の政府の見解及び先ほどからの外務大臣のお答えから、私は非常に明確なものをここで再確認をしてみたいと思うんですけれども、戦闘作戦行動というのは、基地を発進をして戦闘行為を行なって基地に帰還着陸をするまでが、これが戦闘作戦行動であるということですね。それから地上の給油はこれは作戦行動の中に入る、したがってこれは事前協議の対象になる。しかし空中給油はこれは事前協議の対象にはならない、戦闘作戦行動のうちには入らないのだという、こういうきわめて明快な、明確なお答えが出ておりますけれども、地上給油はどうかということは、これはたいへんに苦しいあれでして、後ほどぜひ私は明確な政府の統一見解に……

第68回国会 内閣委員会 第14号(1972/05/25、9期、民社党)

○中村利次君 公害に基づく被害あるいは関連して公害紛争等が非常に深刻になっているところから、従来の制度を一歩進めて、公害等調整委員会を設置しようという趣旨は、これは確かに一歩前進であると思います。ところがそういう一歩前進であるという立場からこの内容をいろいろ検討いたしましても、どうもやはり問題になるようなところが数点あると思います。  まず、これは現在の制度が、調停にしてもあるいは仲裁にしても、紛争の当事者の合意に基礎を置いた解決方法であるから、したがっていろいろなやはり長短あわせ持っているわけであるから、公害等調整委員会の設置で、原因裁定あるいは責任裁定制度等を取り入れることによって、簡易迅……

第68回国会 内閣委員会 第16号(1972/06/01、9期、民社党)

○中村利次君 これは、安保条約に対する考え方、取り組みというのは、各党おのおの立場があるわけでありますから、そういう点の差異はあると思いますけれども、しかし、この第四条の随時協議は、これは私も当然やるべきであると思います。これは具体的に申し上げますと、まあ岩国基地の問題、佐世保基地の問題、本土内の基地の問題、それからこの問のB52の沖繩の緊急着陸の問題等がやはり報道されて、これが問題になっておる。ですからこれは、外務大臣はこの内閣委員会で、この爆撃の戦闘作戦行動というのは、基地を発進をして基地に帰ってくるまでという答弁をされたんです。これは会議録をごらんになればわかりますが、しかしそれから、な……

第68回国会 内閣委員会 第17号(1972/06/06、9期、民社党)

○中村利次君 最近だいぶ新しい防衛上の提言がされている、問題提起がされているわけですけれども、たとえば久保防衛局長論文による有事駐留論ですか、あるいは四次防だけでは不十分であって、五次防も必要性があるんだという御意見だとか、あるいは北方領土が返ってきた場合にここには自衛隊の駐留はしないんだとか、いろいろ新しい問題提起がされておるようでありますけれども、有事駐留論は、元来これは民社党が家元だと思っていたんですけれども、久保防衛局長が問題提起をされたと、これは大体内容は、しんになるところは簡単にどういうことなんです。
【次の発言】 まあ、賛否は別にしまして、一つの私は提言だと思うのですよ。どうも国……

第68回国会 内閣委員会 第20号(1972/06/12、9期、民社党)

○中村利次君 恩給制度の問題と戦後処理の問題をこれは何回繰り返し繰り返しやっても、やはりその時点、時点では新しい課題だと思うのですね。それですから、私はやはりまずその問題から質問したいと思うのですけれども、恩給制度の基本に触れるからその限界はここまでだという、先ほどからの峯山委員の質問に対する答弁をお伺いをしていますと、非常にやはり矛盾を感ずるんですよね。恩給制度というのは公務員に対する年金制度なんだが、したがって、戦前だったらば日本国官吏ですか、現在の国家公務員あるいは公共企業体の職員、それ以外にはもう断じて絶対にやらないんだという、まことにはっきりしたものがあれば、これは文句のつけようがな……

第68回国会 内閣委員会 第21号(1972/06/16、9期、民社党)

○中村利次君 まず最初に、これはごく最近、十三日ですか、発足をしました基地総合調整本部について、具体的にどういうことをやるのか、お伺いをしたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、この基地のいろいろな問題について、基本的にその対策を策定をするということになりますと、それには具体的な行動が伴なわないということですか。たとえば、よく言われます基地周辺の基地公害等に対して、実際に、具体的な住民調査をやるとか、あるいは基地の実態調査をやるとか、それに基づいて実態確認をしてそれに基づいて具体的な手を打つと、こういう具体的な行動までは伴わないということなんですか。それはどうなんですか。

第68回国会 予算委員会 第17号(1972/04/21、9期、民社党)

○中村利次君 医療保険制度の抜本改正に関して、社会保障制度審議会は去る六日、社会保険審議会は十九日、おととい、総理並びに厚生大臣の諮問に答えて答申をしておりますけれども、これは、ともに政府の抜本改正に対する姿勢を批判をして、特に、この制度改正の目玉ともいわれております財政調整については、相当難色があることが明らかにされておるのですが、答申内容を含めて、この二つの答申が政府の姿勢を批判しておるという事実に照らして、厚生大臣はどういうお考えをお持ちなのか、まずお伺いをいたします。
【次の発言】 確かに答申の中にもあります。いま大臣もおっしゃったように、医療の供給体制の整備、健康管理体制の確立がなく……


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第69回国会(1972/07/06〜1972/07/12)

第69回国会 内閣委員会 第閉会後1号(1972/08/03、9期、民社党)

○中村利次君 最初に人事院総裁にお尋ねをいたします。  去年の十二月にこの委員会で短従制度、短期従事ですね、質問をしましたところが、たいへんに前向きの御答弁があったわけです。だいぶ期間もたっておりますので、特に八月十五日には勧告があるという現時点で決着をつけられるようなそういう前向きの検討がなされているのかどうか。
【次の発言】 それでは、答えが出るという期待をしてよろしうございますか――まあいいでしょう、それは。  午前中から、また先ほど各委員からも今度の国家公務員等の給与等についての調査案件については問題点が指摘をされておりますし、私の質問時間は非常に短いですから基本的な問題だけしか質問で……

第69回国会 内閣委員会 第閉会後5号(1972/10/17、9期、民社党)

○中村利次君 大臣答弁の中で、たいへんにどうも納得のできないようなものがありますから、それからお伺いをしてみたいと思います。  まず第一点ですけれども、皆さんから指摘されたように、国内法を変えられた。そして米軍及び自衛隊も含めてフリーパスになった。いままでの車両制限令で禁止されていたのをフリーパスにした。先ほどから御答弁を聞いておりますと、とにかく変えたけれども、たとえば村雨、千鳥みたいな危険な橋は、これは通さないのだ。そして道路管理者の市長と十分話し合いをして、修理補強をやって、その上でだいじょうぶになったら通すのだ、こういう御答弁でしたけれども、これは私は再確認の意味で伺うのですが、とにか……


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第70回国会(1972/10/27〜1972/11/13)

第70回国会 内閣委員会 第2号(1972/11/10、9期、民社党)

○中村利次君 ことしの人事院勧告が、たいへんにいままで議論が多くて要望の非常に強かった四月実施の勧告に踏み切られた。それと、短期従事の問題も、これは私の質問に対して、総裁は、前向きに検討したいという御答弁があったんですが、これは勤勉手当が十月一日から改善をされるようであります。そういう当然のこととはいっても、懸案事項を前向きに解決されるという点に対しては、私はそれなりに評価をして敬意を表したい。  短期従事の問題は勤勉手当のみではなく、ついでですからお伺いしますけれども、これはやはり期末手当本体そのものも一貫した関連を考えますと、当然改善されるべきであると思いますが、その点やはり引き続いて前向……


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第71回国会(1972/12/22〜1973/09/27)

第71回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1973/06/15、9期、民社党)

○中村利次君 私は、エネルギー危機について、これはたいへんに深刻な危機感を持っているのです。ですから、予算委員会でも、あるいは通産省の設置法一部改正案でも、そのことを中心にして政府に質問をしてまいりましたけれども、このエネルギー危機の問題は、これは選択であり、もう一つは、科学技術をどう動員するのか、できるのかということに尽きると思うのですね。油にしても、これは要らない、使わないというんだったら、問題は深刻ではない。いま二億三千から二億五千万キロリッターぐらいの油を使っているのでしょうけれども、原油の輸入をしているのでしょうけれども、これがやはり中東の油にいま八〇%を依存しているわけでありますか……

第71回国会 科学技術振興対策特別委員会 第6号(1973/06/29、9期、民社党)

○中村利次君 環境庁、お見えになっておりますか。最初に環境庁にお伺いをいたします。  伝えられるところによりますと、関係五省庁でいろいろ協議をされた結果、環境庁で温排水の環境基準を定めようということで、大体一年ないし二年ぐらいで排出基準をきめようということだそうでありますけれども、そういうことをお考えになっておるのかどうか、まずお伺いします。
【次の発言】 これは関連をしますので、通産省にお尋ねをしますけれども、通産省では、また環境審査顧問会を設置をしようという構想のようでありますけれども、そういう構想がおありかどうか、あるいは、おありとすればどういう内容か、簡単にお聞かせ願いたい。

第71回国会 科学技術振興対策特別委員会 第9号(1973/09/07、9期、民社党)

○中村利次君 私は、質問の時間がたいへん短いようでございますから、だいぶ積み残しが残ると思うのですが、できるだけ直截にお答えをいただきたいと思います。  最初に、これは私は毎々申し上げておりますように、政府の姿勢について質問をしたいと思います。過般、本委員会で私は環境庁及び通産省に、これは原子力委員会のみでなく関係方面に環境審査に関して根拠がいずれにあるのか等を含めて質問をしてお答えをいただいたのです。原子力委員会で六月の十八日に環境審査に関する専門家グループをつくって環境審査に万全を期したいというそういう方針をおきめになったようでありますけれども、これは事実かどうか。事実であれば、その内容に……

第71回国会 科学技術振興対策特別委員会 第10号(1973/09/14、9期、民社党)

○中村利次君 私は、日ごろから言っているのですが、本委員会は読んで字のごとく科学技術振興対策特別委員会でございますから、日本国民のために、あるいは人類のために、科学技術を振興して人間のしあわせをより高めていくという、そういうものでなければならないと思いますから、したがって、当然科学技術の振興によってしあわせになる面があり、不幸になる面があり、不幸になるものが余分に残れば、これはそういうことはやるべきではないということになるわけです。先ほどからいろいろ四参考人の先生方に貴重な御意見を伺ったわけでありますけれども、たとえば原子力発電、原子炉の問題にいたしましても、これはやはり開発をすべきであるとい……

第71回国会 議院運営委員会 第27号(1973/07/09、9期、民社党)

○中村利次君 委員の交代については御確認をいただいたんでしょうか。
【次の発言】 本問題の経過とその事実関係につきましては、先ほど順を追うて詳細に御発言がございましたので、私もこれはあえて繰り返しません。  たいへんにこの核実験に関する本院の決議は、私はきわめて重要であると思いまするので、したがってここに提起されておりますような問題にかかわりなく、これはぜひ決議をすみやかにやりたいという気持ちで一ぱいであります。  しかしながら、いままで各委員から御発言がございましたように、院の運営についてけじめをつけないということは、これは何としても今後に大きな禍根を、決定的禍根を残すものでありますから、こ……

第71回国会 地方行政委員会 第10号(1973/06/14、9期、民社党)

○中村利次君 私は、民社党を代表して、本法律案に対し、反対の討論を行ないます。  反対の第一は、第十五次地方制度調査会の答申も指摘している交付税率の引き上げが今回行なわれなかったことであります。  四十八年度の地方財政は、老人医療の無料化、児童手当の拡充など、社会福祉制度の充実をはじめ、上下水道、公園、清掃施設等、国民福祉の向上に必要な生活環境施設の整備や、国民のための列島改造事業の推進など、大幅な支出増に迫られているのが現状であります。さらに、義務教育教員の給与改善をはかるなど、これが平年度化に伴う地方負担は、将来膨大な額にのぼることは必至であり、この際、長期的な財政需要と、これに対応する財……

第71回国会 内閣委員会 第4号(1973/03/06、9期、民社党)

○中村利次君 私は、最初に総務長官にお伺いいたしたいと思いますが、三月の二日に公務員の賃金、労働基本権等に関して全官公の申し入れがございましたね。それに総務長官は、担当大臣としての総務長官、労働大臣、それから官房副長官、文書をもって三月の中旬に回答をするというお約束、これはそのとおりですね。
【次の発言】 これは教育職俸給については、これはまあ政策として政府主導型を出そうというのじゃなくて、すでにお出しになっておるわけでありますし、私は、そういう意味では、公務員の使用者としての政府が、賃金その他労働条件等について使用者としての責任を持つ、そういう姿勢を示すということはこれは当然だと思います。し……

第71回国会 内閣委員会 第6号(1973/04/12、9期、民社党)

○中村利次君 各省庁にあるようでありますけれども、勤務態様あるいは数からいって、国有林業に働く人たちの場合は非常に特殊性があると思うんです。ですから、私は最初にお伺いをしたいのは、いわゆる定員外非常勤と称される人ですね、国有林業で働いている非常勤と称される人たちですね、この人たちの勤務実態についてお伺いしたい、まず。
【次の発言】 勤務の実態はどうなっていますか。
【次の発言】 いや、たとえば定員内の人たちと勤務実態が違うのかどうか、勤務態様が、その点について。
【次の発言】 大部分でしょうけれども、全く同じ仕事をやっている面もありますね。

第71回国会 内閣委員会 第7号(1973/04/17、9期、民社党)

○中村利次君 前回の委員会で、時間の関係もございまして、十分お答えをいただけなかった点について補足的に質問をいたしますけれども、今度、まあ退職手当の一部改正法案が出ておるのですが、これはやはり、いつも私申しますように、ベターを求めた改善だと思うのです。そういう意味からしますと、たとえば、まあ外国政府に就職をして、敗戦によってやめて、また日本政府に就職をしたいわゆる満・日方式は、これはもうくどくど言ったってしょうがないんですが、日・満・日方式と全く当時の条件下としては同一条件のもとに行なわれておるということですね。それからまた年金についても、これは満・日方式は年金の場合には通算をされているわけで……

第71回国会 内閣委員会 第8号(1973/04/24、9期、民社党)

○中村利次君 たとえば宿泊料で甲地、乙地になっていますけれども、これは甲地方とは東京都、大阪市云々と書いてありますね。これは調整手当で甲地と定められているところは全部あれですか、この宿泊地も甲というわけですか。
【次の発言】 そうしますと、調整手当の甲乙の差、即この宿泊手当の甲乙の差になるわけですね。
【次の発言】 これはまあ額はね、宿泊料……。しかし、分け方は調整手当と全く同じ地域ということですね。そうなりますと、ちょっとやはり適当かどうかという議論が当然起きてくると思いますね。調整手当は、これはまあ環境差といいますかね、そういうものが、物価そのものずばりだけではなくて、やはり環境差等々いろ……

第71回国会 内閣委員会 第10号(1973/06/05、9期、民社党)

○中村利次君 提案理由の説明、あるいはきょうのこの委員会での御答弁等によりまして、今度の機構改革がたいへんに激変をした事態に対応できるような、そういう改革をするんだということでありましたから、したがって、そういう意味では当を得たものだと思います。  ところが、そういう立場に立っても、やはり心配の種、あるいは問題点等がいろいろあるわけでありまして、まず第一に、いま国民が希求してやまない、何とか物価を安定してほしいというような問題につきましても、なかなかどうも物価の高騰はおさまらない。去年の七月に田中内閣が発足をした当時、新聞の世論調査なんかで非常にびっくりするくらい高い支持率を得ていたにもかかわ……

第71回国会 内閣委員会 第12号(1973/06/14、9期、民社党)

○中村利次君 塩釜の水産加工団地の問題は、これはもういまのわが国の環境行政あるいは公害行政を象徴的にとらえているような気がしますね。何といってもこれは技術開発以外には公害をなくする方法はないはずなんです。技術開発をするにはたいへん巨額な金がかかる。これは一切――ただ単に水産加工団地の問題だけではなくて、沿岸汚染の問題とかありますね。それから大気汚染であろうと、水質汚染であろうと、すべてがやはり科学技術の開発にかかっています。金をどれだけかけるのか、国の役割りはどうだ、地方公共団体の役割りはどうだ、あるいは業者の受け持つ役割りはどうだとか、そういうことを明確にしていきませんと、そしてやはり国民の……

第71回国会 内閣委員会 第14号(1973/06/21、9期、民社党)

○中村利次君 物価問題が重大な政治課題になっておるときであります。国民にとっては、やはりこれはもう何ともやり切れない気持ちでありますし、政府たると与野党たるとを問わず、とにかく物価に対してどう取り組み、これを安定をして、国民の期待にどうこたえるのかということが重大な課題でありますので、この際、経企庁の中に物価局を設置されて、権限、機能、陣容を整えて物価対策に取り組もうという点については、これは私はまことに当を得たことであろうと思うんです。しかしながら、これはたいへんにむずかしいことでもございましょうし、実際問題としてきわめて多様多岐にわたる物価押し上げの要因に加えて、やはり最近盛んに問題になっ……

第71回国会 内閣委員会 第16号(1973/06/28、9期、民社党)

○中村利次君 時間がたいへんにおそくなっておりますので、できるだけ時間を縮めて質問をする努力をしたいと思っておりますので、どうかひとつ御答弁も簡明な御答弁をお願いしたい。  いま石炭が問題になっておりますけれども、石炭のガス化技術の開発については、これはわが国でも工業技術院あたりで開発研究をしていたはずですが、だいぶ前におやめになっているわけですね。これはなぜですか。
【次の発言】 いまやはり採算をとるのか、あるいは大気汚染をなくするのかということが大いに議論の対象になっておる時期だと思うんですね。エネルギー危機の問題にしろ、電力危機の問題にしろ、発想を、やはり、基本的姿勢をぴしりしてまいりま……

第71回国会 内閣委員会 第18号(1973/07/05、9期、民社党)

○中村利次君 四十三年の恩給審議会の答申に基づいて、四十四年以降三年間で政府はこの答申による措置をされて、四十七年、四十八年と引き続いてまた政府の政策に基づくといいますか、政府自体の判断での改善が行なわれてきたわけですけれども、特にたいへんに大きな課題で、これは過去に恩給審議会の答申に基づいて、何ですか、ややこしい計算方式を政府が肉づけをされてだいぶ改善をされてきたのを、ことしはいわゆる実質的に――政府はどうもスライドをしたんだということをあまりお好きではないようですけれども、実質的にスライド、公務員の給与改善率にスライドをされたという、たいへんにこれは懸案の解決に努力されたあとが見えると思う……

第71回国会 内閣委員会 第20号(1973/07/12、9期、民社党)

○中村利次君 通勤途上の災害を公務災害に準じて補償をするための本法案の提出でありますから、私は率直にこれを歓迎し、評価をいたします。しかしながら、元来私は、通勤というのは公務員たると民間たるとを問わず、これはもう労働を提供するための絶対不可決の条件だと存じますから、したがって、これを公務災害と分けて考えるという点については特に問題があると思います。しかし通勤途上災害調査会のいろんな議論を踏まえてこういうものができ上がったということでありますから、したがって、現時点においてはそれを踏まえてこういう勧告をされ、あるいはこういう法律案が提出されたということを直視せざるを得ないんですけれども、そこで、……

第71回国会 内閣委員会 第27号(1973/09/13、9期、民社党)

○中村利次君 長沼判決は、違憲審査権の行使は慎重かつ控え目でなければならないとしながらも、やはり重大な違憲の疑いがあって、事件の根本的な解決に不可欠な場合には、これはやはり審査権の行使をする義務があるんだという立場をとっておるわけです。そして、まことに明快にして直截な判決が出たわけでありますが、政府はこの場合、やはり統治行為論の立場にお立ちになって、憲法と自衛隊の問題は、これは裁判にはなじまないという主張をしてこられたわけですね。そこで、これはまあ政府は、高裁あるいは最高裁で政府の主張するとおりの判決が出されるという、一審の判決がくつがえされるという確信を持って上訴をされておるということであり……

第71回国会 内閣委員会 第28号(1973/09/17、9期、民社党)

○中村利次君 これは質問ではございませんけれども、先ほどからの総理の御答弁の中に、私、たいへん気にかかることがございましたから、まず最初にそのことに触れておきたい。  何回選挙をやっても自民党が絶対多数を制しておるんだと。そのとおりであります。しかし、これは、総理、憲法違反の疑いがある現行選挙制度のもとでの絶対過半数でございまして、支持率からいけば五割を割って、あるいは四割台で衆議院で圧倒的多数をとられておるわけです。むしろ、憲法のすなおな解釈に従った正しい選挙制度の改正こそが、これは望ましいのではないか。これは関係ございませんけれども……。  それからもう一つ。現行憲法九条に対する歴代政府の……

第71回国会 予算委員会 第17号(1973/04/04、9期、民社党)

○中村利次君 エネルギー問題は、これは環境、公害等を含めて、いまたいへんな危機だと思いますけれども、石油、電力、また、ある意味では石炭もこれはたいへんな重要な問題をかかえているわけでありますが、まず石油の危機について、通産大臣は石油問題に対してこれをどうとらえ、あるいはどういう見通しをお持ちか、お伺いします。
【次の発言】 これは大体昭和六十年の見通し等も大臣から答弁があったわけでありますけれども、私は、これは確かに産油国と国際石油資本の関係その他いろいろのことが国際的にはございましょうけれども、わが国自体の、そういう国際環境の中で日本がたいへんな事態になってきておるということは、やはりこれは……


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第72回国会(1973/12/01〜1974/06/03)

第72回国会 運輸委員会 第10号(1974/03/26、9期、民社党)

○中村利次君 本法案が成立したとして、さきに環境庁が定めた環境基準を達成するという前提に立っていろんなことをおやりになると、その中には移転あるいは住宅の防音工事等々を含み、そういうことをおやりになると、こういうぐあいに前提として受け取ってよろしいですね。
【次の発言】 その場合ですね、これは私は連合審査でも質問をいたしましたけれども、どうも時間が足りなくて十分尽くすことができなかったんですが、たとえば住宅の防音工事をやる場合、自分の持ち家と、それから貨し家あるいは社宅、寮等について何か差別があるというような感じの答弁を伺っているんですが、いかがですか、その点について。

第72回国会 運輸委員会 第11号(1974/03/28、9期、民社党)

○中村利次君 三月三十一日から運賃値上げをするということが七十一国会できまっていたのを、物価狂乱のこともあり十月一日からにしようということでありますけれども、私は三月三十一日にきまってから運賃の値上げをするというのを延ばしたということについては、これはたいへんけっこうだと思うのですけれども、理解できないのは、十月一日からやはり値上げをするんだということになるわけでありまして、これは製品価格あるいは運賃、こういうものをどうしても値上げしなきやならないというときには、それなりの、だれが聞いてもやむを得ない、納得できるという条件がなければいけないと思うのですが、私は、どうも国鉄については、その条件整……

第72回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1974/02/22、9期、民社党)

○中村利次君 やっぱりこれは大臣がいらしたほうがいいんですけれども。日本分析化学研究所の問題も、私は一応はいまこのものずばりについての質問というのは、午前中の質疑応答を聞いている限りでは、どうもやってもしようがないんじゃないかという気がいたしますけれども、午前中の辻理事の質問に対して、私は非常にどうも御答弁が歯切れが悪いような感じを強く受けます。私は累次にわたって本委員会で、あるいはその他各委員会で申し上げてまいりましたように、石油危機で日本はエネルギーたいへんなことになっておりますけれども、しかしながら、これは本質的にこのエネルギー、石油、電力危機なんというものはあったんです、あるんですよ。……

第72回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1974/05/17、9期、民社党)

○中村利次君 去る四月の四日の予算委員会の分科会で参考人の方々の御足労をいただいて、岩佐さんの皮膚炎の問題について審査をしたのですけれども、私はそこでも申し上げたんですが、まあたいへん時間が短くて、とてもとてもこの事実を究明するに非常に十分でなかった。そこで私は、そのときの会議録をよくまた読み返してみました。いろいろな問題点がなお新たに出てきたわけです。そこで、冒頭私はこれは委員長にもぜひまた同じような参考人の方々をこの科技特に呼んでいただいて、やっぱりお互いにこれは科学者にしてもあるいは当事者にしても私ども国会にしても事実を明確にするということが一番これは大事なことだと思いますので、そういう……

第72回国会 議院運営委員会 第22号(1974/06/03、9期、民社党)

○中村利次君 私は、政治姿勢をやっぱり問題にします。小佐野賢治さんがどういう人格、どういう識見をお持ちになっておるかというようなことよりも、いまもお話がございましたように、週刊誌等の報道機関によって、首相との関係、田中総理との関係を含めて、いろいろやはり取りざたになった方ですし、そうなりますと、私はやはり政治不信とか何とかが問題にされている現在、政治がやはりえりを正し、姿勢を正して、少なくともやっぱり国民が頭をかしげるような、そういう人事等については一切やらないという政治姿勢が必要だと思います。これは当然だと思うのです。ですから、かりに政府がそういう人事案件についての同意を求めても、私は与党が……

第72回国会 決算委員会 第9号(1974/04/12、9期、民社党)

○中村利次君 この決算の審査をするにあたりまして、私は、非常に鮮烈に思い起こしますのは、昭和四十六年のドルショックでございまして、 四十六年の八月にドルショックがあって、変動相場制に移行をして、そしてその年の暮れに三百八円の基準レートが設定をされた経過があるわけです。当時は、これはまことに容易ならざる事態だったわけですけれども、それから二年半余りをたったわけでありますが、この三年に近い間の政府の経済政策が今日の日本経済の実態を生んだということは、これは客観的に否定できないと思います。もちろんいろいろ国際的な影響もありますけれども、とにかく経済政策そのものが今日の日本経済の実態を生んでおるという……

第72回国会 内閣委員会 第7号(1974/02/28、9期、民社党)

○中村利次君 本法案は、本部省の中に大学学術局があったのを、大学等の増設と教育水準の向上、大学入学者選抜制度の改善等々たくさんの課題があるし、また学術研究の振興、あるいは国際化時代に対応した教育、学術及び文化の国際交流等々、これにもまた喫緊のたくさんの課題がある、したがって、大学局及び学術国際局に分離をして前向きの当を得た対処のしかたをしようと、こういうことで本法案が提出されたと受け取ってよろしゅうございますか。
【次の発言】 そのように受け取って、それなりの私は評価の上に立って質問をしたいと思います。  これは教育制度そのものには中・高校・大学、いろんな課題があることは、もうこれ、いままで指……

第72回国会 内閣委員会 第8号(1974/03/05、9期、民社党)

○中村利次君 前回の委員会で、私は学術国際局長の任免について政府の見解をただしましたけれども、これは、この任免については日本ユネスコ国内委員会の会長の意見を聞くという御意思が文部省にもおありになる。なおこの問題については、私は再三申し上げましたが、与野党の対立事項でもない。ところが、若干文部大臣の御答弁と私の質問の焦点がかみ合わない面があったかと、そういう感じがいたしましたので、附帯決議の件について委員長に要求をいたしましたが、その後理事会の御配慮等もございまして、これはこの前も申し上げましたが、たいへんに一致していながら何かこう十分ならざるものを感じたわけでありますが、そういう意味を含めて、……

第72回国会 内閣委員会 第15号(1974/04/25、9期、民社党)

○中村利次君 きょうは防衛医大の開校式だそうでありますので、防衛医大に関してほんのちょっと質問したいと思います。  防衛医大は、さきに行なわれました入学試験で、競争率四十何倍というまことに高い競争率の応募者があって、きわめて優秀な学生を採用することができたといって防衛庁でもたいへんお喜びになっていたようでありますけれども、ところが、ふたをあけてみたところが、合格者の中からたいへんな入学辞退者が出る、補欠者に対して合格通知をお出しになったら、またこれもほんの少数の入学希望者しかなかったというので、どうもこれは、何ですか、三十数人の入学定員を欠員のまま開校式を挙行されなければならないということにな……

第72回国会 内閣委員会 第17号(1974/05/09、9期、民社党)

○中村利次君 この法案は、一つには、沖繩の復帰後日米両国で分担をしていた航空交通管制を今月の十五日午前零時からすべて日本でやるということになって、那覇航空交通管制部を置こうということでありますから、これは当然と言えば当然のことですが、まあまあけっこうなことだと思います。しかし、これは問題はまだいろいろあると思いますね。  まず、やはり運輸省としてこれはたいへん力を入れてもらわなければならないのは、いままでもたびたび指摘をされてまいりましたように、管制官の養成がどうも十分でないというのは、これはもう常識のようでありますけれども、管制官の養成についてどういう対策をしていくのか、これ、やっぱり一つの……

第72回国会 内閣委員会 第23号(1974/05/29、9期、民社党)

○中村利次君 恩給法等あるいは公務員共済年金、公共企業体等の共済年金、これは逐年改善をされてきておりますけれども、そういう点については歓迎をすべきであり、評価をすべきであると思います。ただ、恩給にしても年金にしても問題点は一ぱいあるわけでありまして、特に恩給の場合には非常にむずかしい。どうしても改善をしなきゃならないから改善をすると、またそれに伴った矛盾というのが生じてくるという、これは確かに非常にたいへんなことだろうと思いますが、私は前々から指摘をして、当然のことが当然として改善をされない点で特に目立つもの、たとえば退職手当法の上ではよくいわれますあの日・満・日、満・日方式、いわゆる日本国政……

第72回国会 予算委員会 第20号(1974/03/30、9期、民社党)

○中村利次君 昨年の石油ショック以来、わが国の産業活動、国民生活はまことに重大な危機を迎えているわけでありまして、特に物価高に悩む国民は、現在の物価がどうなっていくのか、あるいは今日以降、将来の物価がどうなっていくのかということに対して期待とたいへんな不安を持っておると思います。まず、私はこういう点について、政府はどういうぐあいにお考えになっているかお伺いをしたい。
【次の発言】 通産大臣と総理にお答えいただけますか。通産大臣は当面のあれでしょう。だれでもいいですよ。
【次の発言】 確かに物価は需給とコストによって左右されることになると思うんですね。ところが、去年の石油ショックは、これはまず最……


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第66回国会(1971/07/14〜1971/07/24)

第66回国会 運輸委員会、内閣委員会、交通安全対策特別委員会連合審査会 第閉会後1号(1971/08/05、9期、民社党)

○中村利次君 けさほどからの質疑応答を通じていろいろと明らかになったこともありますし、また、どうもすっきりしないものもあるわけでありますけれども、しかし、たとえばニアミスの問題を取り上げましても、これはいままでのやはりお答えで、決して漫然として何もやってなかったわけじゃない、いろんな報告を聞きますと、その時点時点、瞬間瞬間をとらえると、確かに対策は講じておるというようなことをおやりになっておる。しかし、それが何ら事故防止につながらなかった。たとえば、先ほども航空局長の答弁を伺いますと、やはり四十四年の十二月の十四日に衝突事故が具体的に起きておる。私もそれはそういう調査をしていたわけでありますけ……


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第68回国会(1971/12/29〜1972/06/16)

第68回国会 外務委員会、科学技術振興対策特別委員会連合審査会 第1号(1972/06/08、9期、民社党)

○中村利次君 私は時間が非常に短いですから、できるだけまとめて質問をしますので、ひとつその点お含みの上お答えを願いたいと思います。  まず最初に、オーストラリアとフランスとの原子力の平和利用に関する協力協定を締結された。これはまあアメリカ、イギリスその他とはすでに締結されていたわけですけれども、この両国とあらためて締結されたその意義ですね。  あわせてニジェールにおいてはウランの探鉱、採鉱が日本とフランスとそれからニジェール政府との合弁事業として行なわれておるようでありますけれども、あるいはまた、先ほどこれは原子力局長からお答えがございましたが、動燃がフランスの再処理技術を導入しまして、再処理……


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第71回国会(1972/12/22〜1973/09/27)

第71回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1973/04/07、9期、民社党)

○中村利次君 非常に時間が短いですから十分な質疑はとうてい無理です。政府の施策についての問題点をまず指摘をして、その上で二、三質疑したいと思います。  先ほど長官が姿勢についてお述べになりましたけれども、まことにこれはりっぱな姿勢を表明されたのですが、その姿勢がそのまま政府の施策といいますか、実現をすれば、これは私はいろんなものが変わっておると思うんですが、そうでないところにやはりわれわれが指摘しなければならないいろんな問題が起きてくる。いまエネルギー危機がたいへん深刻に叫ばれていますけれども、たとえば石油政策にしても、石炭政策にしても、電力政策にしても、何といいますか、国民の納得するような政……


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第72回国会(1973/12/01〜1974/06/03)

第72回国会 運輸委員会、地方行政委員会、公害対策及び環境保全特別委員会連合審査会 第1号(1974/03/25、9期、民社党)

○中村利次君 去年の十二月、環境庁は、航空機騒音にかかる基準について、加重等価平均騒音値七〇以下ということを告示をされたわけですね。まず私は最初にその根拠をお伺いをしたいと思うのです。
【次の発言】 そうしますと、たとえば住居専用地域で、七〇以下になれば健康的、生理的にまず問題にするほどの影響はないと、こういうぐあいに解釈をしてよろしいですか。
【次の発言】 そうしますと、今度のこの一部改正の法案は、環境庁の環境基準の設定に基づいておやりになろうとするものか。大体五年計画で八五以下に下げようという計画のようでありますけれども、そういうことなのか。あるいはこれは、昭和四十六年でしたかね、前のあれ……

第72回国会 外務委員会、運輸委員会連合審査会 第1号(1974/05/14、9期、民社党)

○中村利次君 日中の航空路線が新しく開かれるということは、たいへんにこれは歓迎すべきことでございまして、そういう意味で、政府がこの協定を結ばれたということに対しましては、私はこれを評価をいたします。  そういう立場をとって考えますと、ますますどうしてもやっぱり私は前提として強く指摘しなければならないことがあります。この交渉、政府間交渉の過程で、事もあろうに、交渉の途中で外交機密を暴露をして、この問題については外務大臣は、いやそれは党内のことだからひとつまかしておいてくれというような御答弁をされておるようでありますけれども、私はこれは断じてそういう問題ではない、性格が全く違う、外務大臣がどういう……

第72回国会 商工委員会、物価等対策特別委員会、地方行政委員会、大蔵委員会、農林水産委員会、運輸委員会、建設委員会連合審査会 第1号(1973/12/20、9期、民社党)

○中村利次君 大蔵省では、六兆円にのぼると言われるボーナスの吸収策として定期預金の一%金利上積み、あるいはまた消費の抑制策としてプレミアム付の預金制度をとろうとなさっておるということが伝えられているわけですが、これは総需要の抑制という意味でこういうことをお考えになっておると思うんですけれども、事実かどうか。とすれば、具体的には大体どういう構想をお持ちなのか、お聞かせ願いたい。
【次の発言】 総需要の抑制策については、いろいろこれはやはり議論のあるところでありましょうけれども、やはり行政府は行政府としてのやるべきことがございましょう。いまお伺いをしたところでは、やはり緊急の事態として総需要の抑制……

第72回国会 予算委員会公聴会 第2号(1974/04/01、9期、民社党)

○中村利次君 公述をお伺いした中で、原子力についてお伺いをしたいのですがね。原子力問題についての公述がございましたね。アメリカの原子力発電所の設置地域で、肺ガンの発生率が、その周辺では三十何%あるいは何か距離をおいたところでは百何十%とか多いという実績が出ておるというお話でございました。ところがですね、私はこの自然界の中にも、日本でも四十何ミリレムから百数十ミリレムまでいろんな差異がありますし、それからインドのあれはバザール地方でしたか、一千ミリの放射線が自然界にある。ところが、一千ミリの放射線を自然界に持っておるところも、五十ミリレムのところも、調査の結果は、人間の健康上何ら影響がないという……

第72回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1974/04/06、9期、民社党)

○中村利次君 財形貯蓄あるいは持ち家対策等、たいへん勤労者にとってけっこうな対策なり制度というのができていると思うんですけれども、これは非常にけっこうですけれども、実は、これは中身からいきますと、たいへんどうもむなしいことでありまして、庶民、特に勤労者は、持ち家なんていうものは、まずはマイホームなんていうものは夢のまた夢みたいになってしまっているんですけれども、これはやはり地価あるいは建築費の高騰というよりもむしろ暴騰に原因があると思います。したがって、現在土地問題については議員立法の動きすらありますけれども、地価対策、土地対策あるいは建築の対策というものがたいへんにいま重大であると思いますけ……

第72回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1974/04/04、9期、民社党)

○中村利次君 非常に時間が短いのですけれども、私は、やはりこの問題で、御当人の岩佐さんを、表現は、これは非常に悪いでしょうけれども、 関係の科学者も、あるいは行政府も立法府もその他すべてがやっぱり、表現が悪いかもしれませんが、モルモットみたいに扱うということは、これはもう断じて許されないことだと思うのです。それからもう一つは、やっぱりこういう問題は、国民の皆さんにわかりやすく、正しい認識をしていただく努力をこれはしなきゃいかぬと思う。  先ほど久米参考人の公述の中にこの問題、岩佐さんが敦賀で作業をする前に、あそこでは大爆発が起きて、数千キュリーの汚染がそのときにあったかもしれないではないかとい……



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データ更新日:2022/12/18

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