渡辺武 参議院議員
10期国会発言一覧

渡辺武[参]在籍期 : 8期- 9期-|10期|-11期
渡辺武[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは渡辺武参議院議員の10期(1974/07/07〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は10期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院10期)

渡辺武[参]本会議発言(全期間)
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第75回国会(1974/12/27〜1975/07/04)

第75回国会 参議院本会議 第19号(1975/06/30、10期、日本共産党)

○渡辺武君 私は、日本共産党を代表して、公明党鈴木一弘君提出の河野議長不信任決議案に賛成の討論をいたします。(拍手)  最終日まであとわずか五日間、差し迫ったこの参議院は、いま国民の注目の的となっております。それは、政府・自民党によって、不当にも公職選挙法、政治資金規正法両改正案など国民の言論と政治活動の自由を奪うファッショ的法案や、国民の暮らしを脅かす酒、たばこ、郵便料金値上げ法案などが強行採決されようとし、この反面で、国民にとって有利な独占禁止法改正案などの成立が阻まれようとしているからであります。河野議長は、参議院の公正な運営について責任ある立場にありながら、この重大な責務をみずから踏み……


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第76回国会(1975/09/11〜1975/12/25)

第76回国会 参議院本会議 第14号(1975/12/13、10期、日本共産党)

○渡辺武君 私は、日本共産党を代表して、酒税法の一部改正法案及び製造たばこ定価法の一部改正法案に対し、反対の討論を行います。  反対の理由を述べる前に、私は、去る十一月二十日の大蔵委員会における自民党の暴挙とその後の事態について、怒りをもって触れないわけにはいきません。桧垣大蔵委員長は、審査報告書の中で、この両法案が「国会法五十条後段の規定に基づき可決すべきものと議決した」と述べております。しかし、当日の委員会が混乱の極に達して、どのような議事も採決も行われなかったことは、会議録でさえ「聴取不能」と記録していることからも明白であります。それにもかかわらず虚偽の審査報告書を提出した大蔵委員長と、……

第76回国会 参議院本会議 第15号(1975/12/15、10期、日本共産党)

○渡辺武君 私は、日本共産党を代表して、昭和五十年度公債発行特例法案について、総理並びに関係大臣に質問いたします。  いま、国と地方自治体の深刻な財政危機が国民生活を脅かす重大な原因となっております。政府は、特例法による二兆三千億円もの赤字公債を中心として、予算規模の実に二六・三%にも上る莫大な公債を発行して歳入欠陥の穴埋めをしながら、いままでと同様の大企業本位、高度成長型の財政を続けようとしております。このようなやり方が、財政法第四条も明確に定めている健全財政主義に反するものであり、国民の生活破綻を一層激しくするものであることは明白であります。  財政法第四条は、「国の歳出は、公債又は借入金……

渡辺武[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院10期)

渡辺武[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第73回国会(1974/07/24〜1974/07/31)

第73回国会 決算委員会 第閉会後2号(1974/08/20、10期、日本共産党)

○渡辺武君 私は、総需要抑制政策などを中心として、当面の経済情勢について関係各大臣に伺いたいと思います。  八月十一日の日に、OECDの対日経済審査報告書が発表されました。私、まだこれの成文を見てはおりませんけれども、新聞報道などで読みました限りで、次のようなことがここに書かれているようであります。短期見通しという項目の中で、「まず予測の前提として、総需要管理政策が一九七五年初めの数カ月までは抑制的となるが、その程度は七四年末までにいくぶんゆるめられると仮定する。」ということが書かれてあるようであります。このOECDの対日経済審査は、これはたぶんこの四月ごろに行なわれて、そうして、その結果を日……

第73回国会 決算委員会 第閉会後14号(1974/11/27、10期、日本共産党)

○渡辺武君 きょう、私が質問を予定しておりますのは、田中総理大臣の政治資金にまつわる疑惑の問題であります。この質問の全容について大臣によく聞いていただいた上で御答弁をいただきたいというふうに思っておりましたけれども、大臣に対する質問のほうが先になってしまって非常に残念であります。したがって、かいつまんで質問したいと思うことの要点を申しますと、田中総理大臣が大企業家や財界からたくさんの政治資金を受け取っているわけですが、これはたとえば公共料金の値上げに関連して、いわばその値上げをのんでもらうための資金として総理大臣に出したと、あるいはまた為替差損に対する政府の対策をとってもらうと、そのとってもら……

第73回国会 物価等対策特別委員会 第閉会後1号(1974/09/04、10期、日本共産党)

○渡辺武君 麦まで入れて、消費者米価のほうを値上げ合理化と言っているのはけしからぬよ。


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第74回国会(1974/12/09〜1974/12/25)

第74回国会 予算委員会 第3号(1974/12/23、10期、日本共産党)

○渡辺武君 関連。  政府は、この十九日の日にエネルギー節約国民運動の実施要綱を内定したというふうに聞いております。一体、この実施要綱の内定の案によれば、全体としてどのくらいの消費節約を考えておられるのか、これを一点伺いたい。  それからもう一つ、この実施要綱によりますと、非産業部門及び一般家庭は一〇%の節約を目標にする、官庁部門は最低一三%の節約をするというふうに数字がはっきり出ているわけですが、産業用のほうは数字がはっきりしていない、一体、産業用は何%の節約を考えておられるのか。この二点を伺いたい。
【次の発言】 なお関連、もう一点。


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第75回国会(1974/12/27〜1975/07/04)

第75回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号(1975/06/13、10期、日本共産党)

○渡辺武君 私は、沖繩県石垣島の旧平得飛行場、それから旧白保飛行場、これの跡地の返還問題について伺いたいと思います。  石垣島の農民は昭和十八年から十九年にかけて、つまり沖繩戦争の直前の非常に緊迫した状況のもとで、軍の手によって半ば強制的に土地を収用されております。このために現地の農民がどれほど苦しんだか、私は、ここに現地の農家の方々から私に寄せられた要請文を持っておりますが、そのうちの一部分だけを読み上げてみたいと思うんです。こう書いているんです。「戦局の悪化による避難中の地主の情況」と題しまして、「土地を収用され、作物補償金もなく土地代も二〇%のみ受領し日夜飛行場作業に徴用され食糧生産も思……

第75回国会 大蔵委員会 第4号(1975/02/07、10期、日本共産党)

○渡辺武君 今晩出ました夕刊によりますと、六日パリのOECD本部で開かれた国際エネルギー機関の理事会に、去る二月三日の日だったと思いますが、キッシンジャーが御承知の輸入石油に対する国際的な最低価格を設定したらどうか、そして代替エネルギー資源の販路を拡大するというような趣旨の構想を改めて理事会にアメリカ代表が提起したそうであります。これに対して、記事によりますと、「日本、イタリアをはじめ過半数の国が同提案に保留の態度を示した。」それから、「日本は埋蔵エネルギー資源に乏しいことを理由に最も強く難色を示し、」という記事が出ているわけです。で、すでにおとといの衆議院の予算委員会で、わが党の正森議員の質……

第75回国会 大蔵委員会 第13号(1975/03/27、10期、日本共産党)

○渡辺武君 所得税法の第八十四条の二項を見てみますと、老人扶養親族について、一般扶養親族とは別に所得控除の優遇措置がとられておると思うんですね。いわゆる老人扶養控除というものですね。これはどういう趣旨で設けられた制度でしょうか。
【次の発言】 まことに敬老精神に満ちた措置で、こういう措置は大いに賛成なんですけれども、大体対象件数はどのぐらいございますか。
【次の発言】 申告した数ぐらいわかるでしょう。それとついでに、この措置によって一般の扶養控除等よりも優遇しているわけですね。そうすると、その優遇している分が、いわばこの措置による減税額だというような形にもなろうかと思うんですが、どのぐらいの減……

第75回国会 大蔵委員会 第16号(1975/05/29、10期、日本共産党)

○渡辺武君 私は、まず歳入欠陥問題について最初に伺いたいと思います。  午前中、近藤委員が、五十年度の歳入見積もり過大であったんじゃないかということを伺いましたが、これに対する御答弁は、いや過大であったとは思わないというような御答弁でございました。私は、これについてはきわめてこの答弁は不満でございます。また、歳入欠陥も予想されるんだというふうに公式に述べておりながら、五十年度の税収の見積もりについてまだわかってないんだというような御答弁があったわけでございますが、これまたまことに私は不満でございます。したがいまして、この問題は、なお日を改めて詳しく究明したいというふうに考えておりますので、きょ……

第75回国会 大蔵委員会 第17号(1975/06/05、10期、日本共産党)

○渡辺武君 私、前回の当委員会で、歳入欠陥を生ずるだろうというふうに見通した根拠と申しますか、具体的な計数を資料として御提出いただきたいということをお願いしたんですが、その後理事会に提出されました「「五十年度税収見積の改訂試算」について(メモ)」というものを拝見することができました。これを拝見しますと、どうやら計数的に説明らしきものがあるなあと思われますのは、「四十九年度税収不足額七千六百八十六億円を税収予算額の伸び率を用いて五十年度ベースに引き伸ばすと約九千億円という計数が得られる」ということだけなんですね。しかしその後に、こういうことが書いてある。五十年度税収がどうなるかについては「このよ……

第75回国会 大蔵委員会 第21号(1975/06/24、10期、日本共産党)

○渡辺武君 私は清酒酒造業界の問題について幾つかの点を伺ってみたいというふうに考えております。  いま清酒酒造業界、特にその中での中小酒造業者、この状況が非常に深刻な不況状態にあるんじゃないかというふうに思われますけれども、大蔵省の方ではこの実態をどのように認識しておられるか伺いたいと思います。
【次の発言】 いただいた資料を見てみますと、最近五カ年間の課税移出数量ですね、酒類の、これの伸び率で見てみますと、清酒は合計して最近五カ年間年平均一・二%ずつしか伸びていない、増加率が。ところが、ビールは五・九%、それからウイスキーが一一・九%、伸び率からして格段の相違を示しているわけであります。恐ら……

第75回国会 大蔵委員会 第22号(1975/06/26、10期、日本共産党)

○渡辺武君 いま提出されておりますたばこ定価法の改正案によって約五割ばかりたばこの値段が引き上げられるということになるわけでありますが、このたばこ定価法で決まった定価、これに基づいて公社が銘柄別の定価を決めて大蔵大臣の認可を受けて販売するという形になるだろうと思うのですが、その場合に、小売店はたばこ専売法の三十四条に基づいて、この定価どおりに売らなければならないということになっております。ところが、パチンコ屋さんなどに値引きして売っている小売屋さんがあるということで、いままでいろいろこの国会の中でも論議がありました。私もきょうはこの問題について少し伺いたいと思うのですが、その前にいままでの論議……

第75回国会 物価等対策特別委員会 第4号(1975/06/04、10期、日本共産党)

○渡辺武君 私は砂糖価格の値上げについて若干質問したいと思います。  先月の十六日に申し上げるまでもなく、農林省が家庭用小売価格を九・八%、それから業務用の工場出し値を一六・六%値上げを認めたということになっております。これは昨年七月のこの引き上げ以来、一年間に三回目の引き上げというふうに見て差し支えないわけでありますが、いままでの値上げは、原糖の価格がどんどん上がっているという状況のもとで、一般国民の不満をそういう点でそらすことができたというふうに見て差し支えないと思うんですが、今度はまさに昨年の暮れから原糖価格が急落しているという状況のもとでの値上げで、これは十分に検討しなきゃならぬ問題を……

第75回国会 予算委員会 第4号(1975/03/07、10期、日本共産党)

○渡辺武君 私は、日本共産党を代表しまして、まず、今日の深刻な国民の暮らしの問題について伺いたいと思います。  総理大臣は施政方針演説の中で、いままでの高度成長路線を転換して、安定成長と福祉向上の路線に切りかえるとも言われましたし、また衆議院本会議の答弁の中では、税制、財政あるいは金融を根本的に洗い直して考えてみる時代にきているということもおっしゃっておられます。しかし、五十年度予算案を見てみますと、その辺がどうもはっきりあらわれていない。全然ないと言っても差し支えないと思うのです。  総理に伺いたいと思いますけれども、一体、行政、財政、金融のどこを見直して、どういうふうになさるおつもりなのか……


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第76回国会(1975/09/11〜1975/12/25)

第76回国会 大蔵委員会 第5号(1975/12/16、10期、日本共産党)

○渡辺武君 私は、予算委員会あるいはきのうの本会議などでこの赤字公債の問題についていろいろ伺いましたけれども、政府側の答弁を聞けば聞くほど納得できない点が、改めて伺わなければならない点がたくさんふえてきておるというのが実情であります。  で、まず最初に財政法との関係の問題を伺いたいと思いますが、財政法四条、五条、これが戦争中のこの赤字公債乱発による戦費の調達、そしてまたそれが原因となった悪性インフレの爆発ということに対する深刻な反省の上に立って戦後の健全財政主義を基本として据えたいという意味を持った規定ではないかというふうに考えておりますが、この点についての大蔵大臣の御見解を伺いたいと思います……

第76回国会 大蔵委員会 第6号(1975/12/18、10期、日本共産党)

○渡辺武君 関連。  ちょっと関連で質問したいんですが、いま近藤議員が質問しましたように、減債基金の特別会計法では定率繰り入れだということをはっきり定めているわけですね。そうして建設公債については百分の一・六という定率の繰り入れになっている。これは景気の変動がどうであろうと、財政事情がどうであろうと、法に基づいて必ずやらなきゃならぬ、そういうものですな。そうしてその根拠となるものは、これは大体耐用年限六十年だから、だから一年間でやってみれば百分の一・六という数字が出るという合理的な根拠があるのですね。私は、建設公債に関する限りは、百分の一・六という定率繰り入れは、これはそのとおり行われていると……

第76回国会 物価等対策特別委員会 第2号(1975/12/17、10期、日本共産党)

○渡辺武君 質問に先立ちまして委員長に一言伺いたいことがあるのです。  きょうは十二月十七日です。この国会が召集されてから九十八日目です。初めてこの物価特別委員会が開かれる。その間一回も開かれない。まさに私は異常事態だと思うのですね。私どもは山中委員も私も委員長に対して直接再三この委員会を開くように申し入れました。それがいままで達成されなかった、この事情はどういうわけなのか、これをまず御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 この間、国鉄の寝台料金等々が上がりました。私鉄運賃も上がったんです。酒、たばこも上がりましたよ。それから麦がきのう値上げが決められた、答申が出たということですね。その……

第76回国会 予算委員会 第6号(1975/11/05、10期、日本共産党)

○渡辺武君 政府は、今回赤字公債を含む大量の公債の発行をしました。財政の公債依存率二六・三%、公債の発行残高十五兆一千億円という数字であります。ところで、財政制度審議会の中間報告を見ますと、今年度の歳入欠陥三兆円と仮定して、五年後には公債の発行高約十六兆円、公債の残高六十一兆円になるだろうというショッキングな数字を発表しているわけであります。この計算の根拠など、その内容をまず説明していただきたいと思います。
【次の発言】 その名目GNPの伸び率を一二%にして、税の弾性値を一・二にしたと、これはどういう根拠ですか。
【次の発言】 GNPの伸び率は。


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第77回国会(1975/12/27〜1976/05/24)

第77回国会 大蔵委員会 第閉会後2号(1976/08/10、10期、日本共産党)

○渡辺武君 最初に、法務省に伺いたいと思うんですが、いらっしゃいますか、法務省の……。  いま逮捕されている田中前総理大臣ですが、新聞記事などによりますと、丸紅を通じてロッキード社から五億円の金を受け取ったということについては認めているんだということが書かれております。実際この金を田中が五億円受け取ったことが事実かどうか。  それから、もう一つ伺いたいことは、これは政治献金として受け取ったんだということを田中は主張しているというふうに新聞などには出ておりますけれども、検察当局としてはこれ賄賂として見ていま捜査しているという記事が書かれております。先ほどまだ捜査中だということをおっしゃいましたが……

第77回国会 大蔵委員会 第5号(1976/03/31、10期、日本共産党)

○渡辺武君 私は、日本共産党を代表して租税特別措置法の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。反対する第一の理由は、政府が今回の改正を、祝の不公平の是正、租税特別措置の全面見直しなどと宣伝しているにもかかわらず、今回の措置がきわめて欺瞞的なものであるからであります。このことは、租税特別措置の減収額が政府資料によっても、たとえば、昭和五十年度では五千六百十億円であったのに比べ、今回の全面見直しなるものによる増収額が、初年度わずか百五十億円、半年度一千百五十億円にすぎないことを見ても明らかであります。さらに、今回廃止される租税特別措置の数は、法人税関係特別措置九十八項目のうち、わずか十一項目に……

第77回国会 大蔵委員会 第6号(1976/05/13、10期、日本共産党)

○渡辺武君 私は先ほど大塚委員からも御質問がありましたが、一九七二年の輸銀法改正問題について伺いたいと思うんですけれども、この改正のあった月が四十七年の十一月十三日、すなわち、いま、重大な問題となっているロッキード問題のまさに焦点の一つとなっている時期であります。この内容については、先ほども御答弁がありまして、なかなか多面的でありますけれども、最大の重点は、従来の原材量などに対する輸入金融に設備をその対象物資に加えて、そうしてこれに航空機を含めたということ、また、融資対象資金に前払い資金だけではなく、所要資金を加えたという点だと思うんです。  そこで、これは輸出入銀行に伺った方がいいのか、大蔵……

第77回国会 大蔵委員会 第8号(1976/05/18、10期、日本共産党)

○渡辺武君 いまロッキード問題の追及が、主としてトライスターの全日空への売り込み、あるいはP3Cの売り込み、こういうようなところを大体焦点にして審議が進められていると思いますけれども、私は、次期民間輸送機、つまりYXの開発に絡んでもロッキード社の賄賂がらみのいろいろな工作があったんじゃないかという点についてお伺いしたいと思っております。  まず、最初に伺いたいのは、大蔵省は特にこのYX開発のための予算として民間輸送機振興開発費というのを昭和四十二年ごろからずっと組んでいると思いますが、毎年度のこの費用の額とその執行状況ですね、これをおっしゃっていただきたいと思います。

第77回国会 大蔵委員会 第11号(1976/05/21、10期、日本共産党)

○渡辺武君 大蔵大臣は、いままで赤字公債の発行は、異例中の異例の措置だということを繰り返し答弁されております。しかし、今年度の赤字公債の発行のやり方を見てみますと、昭和四十年度、五十年度とは、いわばさま変わりな発行のやり方をしておられます。いままでは当初予算を組んでみたところが、経済情勢が当初の見通しと大分外れて歳入欠陥が生まれたということでやむを得ない措置として赤字公債を発行するということだったと思うんですけれども、今年度は当初予算から、いわば当初予算の不可欠の一環として赤字公債が組み込まれているというような点、それからもう少し考えてみれば、この財政収支試算で五十三年度もしくは五十四年度まで……

第77回国会 農林水産委員会 第閉会後1号(1976/07/08、10期、日本共産党)

○渡辺武君 政府が今回諮問しました試算米価、いま大臣は再生産を確保できるのだとおっしゃいましたけれども、私は米審の審議を待つまでもなくこれは全く問題にならない、ひどいものだというふうに考えざるを得ません。うわさによりますと、自民党との相談で一%ぐらい政治加算するだろうというようなうわさも流れております。仮にそれが加算されたとしても一俵一万六千五、六百円というようなことになるんじゃないでしょうか。これは政府・自民党一体となって農民に低生産者米価を押しつけているというふうに言わざるを得ないと思うんです。いまも御質問ありましたけれども、大臣、農民の声、そしてわれわれの声、これをよくひとつ考えて、いま……

第77回国会 物価等対策特別委員会 第5号(1976/05/19、10期、日本共産党)

○渡辺武君 長官にお伺いいたします。  最近発表されました五十年代前期経済計画、これを拝見しますと五十一年度から五十五年度までの消費者物価の平均上昇率は六%ということになっております。同じこの資料で見てみますと四十一年度から四十七年度、つまり石油ショックの起こる前ですね。高度成長時代と言ってもいいと思いますが、そのころの消費者物価指数の年平均上昇率は五・六%だった。そうしますと、今度の経済計画は、消費者物価指数においても従来の高度成長期以上の上昇を見込んでいるというふうに考えられますし、卸売物価指数についてはいま言った四十一年から四十七年度まで実際年平均一・八%ずつしか上昇しなかったのに、今度……

第77回国会 予算委員会 第6号(1976/04/28、10期、日本共産党)

○渡辺武君 初めに総理大臣に伺います。  政府は、五十年度、五十一年度両年度を通じて、合計すると赤字公債六兆四百億円の発行を予定しているという状態です。ところが、大蔵省が二月六日に発表しました財政収支試算、これを見てみますと、五十三年度、五十四年度まで赤字公債を出すんだということを想定しているわけですね。五十五年度末の公債の残高は五十一兆四千億円、べらぼうな領になるということを想定しているわけです。しかも、五十年度から五十五年度までの年平均で二〇・九%の税収の伸びを想定する、こういうことです。国民はこれを見て私は不安と疑惑を感じているだろうと思うのですね。総理大臣は、今後の財政再建、基本的にど……


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第78回国会(1976/09/16〜1976/11/04)

第78回国会 決算委員会 第3号(1976/10/22、10期、日本共産党)

○渡辺武君 私は、チアンフェニコール製剤による薬害の問題について伺いたいと思っております。  現在、ネオマイゾンとかチアンフェニコールとか、チオサミノール、チオゾーンその他等々いろいろな名前でチアンフェニコール製剤が売り出されているわけですけれども、これの副作用が、血液の障害という点については以前から言われているわけです。特に最近神経障害もあるということでかなり多くの被害者が出ております。私、専門の方に伺った限りでは、学会などで正式に報告された障害者の例、被害者の例は十数件を数えているということだそうでありますけれども、私のところに、チアンフェニコール製剤を飲んだために神経障害が起こりましたと……

第78回国会 大蔵委員会 第2号(1976/10/08、10期、日本共産党)

○渡辺武君 最初に、きのう近藤委員がお願いしました資料要求にさらに一点つけ加えてお願いしたいと思うのです。  前の七十七国会の予算委員会に大蔵省から、法人の所得金額、それから法人税額負担割合、これを一億円以下と一億円以上という大まかな分け方で、資本金階級別に出しているわけですけれども、あんまり刻みが大き過ぎて実情がよくわからないという点がありまして、これは衆議院の大蔵委員会だったと思いますが、もう少し刻みを細かくして出しましょうという御答弁もあったと思いますので、この刻みをもう少し細かくして出していただきたいと思うのです。その刻みについて私どもの方の考えを申し上げますと、一つは一千万円以下と、……

第78回国会 大蔵委員会 第3号(1976/10/12、10期、日本共産党)

○渡辺武君 今度のマニラ会議では、黒字国日本に対する風当たりが大分強かったという報道がなされいるわけです。特にウィッテフェーンIMF専務理事が、黒字国に責任があると、黒字国が努力せよという趣旨の演説をやられたと、前回大蔵大臣もそのような趣旨のことを言っておられましたけれども、その席に、アメリカのサイモン財務長官も出席しておられたはずで、新聞記事によりますと、このウィッチフェーン専務理事の演説に賛意を評したという趣旨のことが出ているわけですが、アメリカの財務当局の態度はどうだったのか、それをまず伺いたいと思います。
【次の発言】 最終的なコミュニケは確かにそうだったと思いますね。アメリカもそれに……

第78回国会 大蔵委員会 第5号(1976/10/14、10期、日本共産党)

○渡辺武君 財政問題に入る前に、自民党総裁でもあられる総理大臣に一言だけ伺いたいと思います。  十月八日の日に、自民党が三百十九名の第一次公認候補を発表されました。この中には灰色議員との疑いを持たれている者も含まれているわけです。で、政府はあした中間報告をやると、灰色高官についてはロ特の秘密会で発表するという趣旨のことを言っておられるわけですが、それに先立ってこうして公認候補を発表されたということは、もう灰色高官、灰色政治家の発表はないというふうに見ておられるからじゃないかと思いますが、どうですか。
【次の発言】 まあその、国会で灰色高官の範囲を決めてくれ、その上でという方式は、私どもよくない……

第78回国会 大蔵委員会 第6号(1976/10/26、10期、日本共産党)

○渡辺武君 私は、前回のこの大蔵委員会で拘束預金の問題について伺いましたけれども、新聞などによりますと、十一月から大蔵省として拘束預金解消のための新しい基準をつくって実施に乗り出すということが出ているんですが、いつごろから始めなさるおつもりか。
【次の発言】 技術論で詰めておられるという御答弁ですが、もうほぼ大きな内容は決まってるんじゃないかと思いますが、どんなふうな内容になるか。また実施するに当たっては銀行局長通達という形になるのかどうか、その辺もお聞かせいただきたい。
【次の発言】 そのにらみ預金をなくすやり方ですね。新聞などによりますと、預金者側の相殺権ですね、これによって事実上これを解……


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第80回国会(1976/12/30〜1977/06/09)

第80回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号(1977/04/27、10期、日本共産党)

○渡辺武君 私は、復帰後返還されました軍用地あるいは施設・区域などに対する借地料相当額の支払いの問題について伺いたいと思うんです。  この問題につきましては、昭和四十九年の三月八日の衆議院の予算委員会の第一分科会で、当時の山中防衛庁長官が次のような答弁をされております。速記録を読んで見ますと、「境界画定された私有財産として使用が自由であるようになるまでの間は、これは賃借料とは申せませんが、見舞い金の形で、賃借料相当額を支給してまいります」ということを答弁しておられるわけですが、この問題については、基本方針はいまの読みました山中さんの答弁と同じ立場でやっておりますか。

第80回国会 外務委員会 第19号(1977/06/08、10期、日本共産党)

○渡辺武君 前回、立木委員の質問に対して政府の方の答弁は、この共同開発水域がわが国の二百海里水域に入るんだということでありました。  ところで、この二百海里水域、現在わが国では漁業水域ということになっておりますけれども、海洋法会議などの動向を見れば、これはやがて沿岸国の排他的経済水域として設定されるというのが大体国際的な動向だというふうに見て差し支えないと思いますけれども、その点どうでしょうか。
【次の発言】 二百海里水域が沿岸国の排他的な経済水域として設定される、それが大体コンセンサスを受けている、わが国の政府もそれには一応賛成しているということでありますと、その際、たとえば公害防止とか海洋……

第80回国会 大蔵委員会 第2号(1977/02/22、10期、日本共産党)

○渡辺武君 先ほど来、問題になっております農業共済の足切りの問題です。農民の方の強い要望は、せめて被害を受けた八割から九割ぐらいは共済で補償されるようにしてほしいというのが非常に強い要望なんですね。私どもはまあこれは急ぐ問題ですから、だからいま直ちに八割、九割といってもなかなか農林省の壁も厚かろうと思いまして、一筆方式の場合は現在の三割足切りをせめて二割程度のところまで引き下げたらどうだと、それから農家単位引き受け方式の場合、いまの二割足切りをせめて一割程度まで引き下げたらどうだというふうに要望したいんです。いろいろ先ほどできない理由などを挙げておられましたけれども、これは何もいまさら長期的視……

第80回国会 大蔵委員会 第3号(1977/03/10、10期、日本共産党)

○渡辺武君 日本銀行総裁に伺いたいと思いますが、先日大蔵省の発表しました統計によりますと、五十一年末の国債の発行残高が二十兆八千七百四十七億円、約二十一兆円に及んでおるんですね。この大量の国債の約二九・八%、三割近いものが日本銀行の保有になっております。六兆二千億円ですかな。で、市中金融機関のこの保有率、これが約四三%で約九兆円、こういう数字になっているわけです。昨年も七兆円を超える公債が発行されたわけですけれども、表面はどうやら難なく消化できたという形をとっておりますけれども、しかし実際市中金融機関、特に都市銀行の数字を調べてみますと、昨年の七月ごろから銀行の資金ポジションが非常に悪くなって……

第80回国会 大蔵委員会 第4号(1977/03/22、10期、日本共産党)

○渡辺武君 最初に関税政策についての基本方針を幾つか伺いたいと思うんです。  七三年に東京で開かれましたガット閣僚会議でまあ新しい多角的関税交渉を進めるといういわゆる東京ラウンドですか、これが決まって、日本が提唱国になっているわけでありますが、大体このランブイエ会議でもサンファン会議でも七七年中に妥結するという趣旨の宣言が出されているわけですが、最近ガットの事務局長のロングさんが弘が国に見えておるのは恐らくそのこともあってのことだろうと思います。  で、大臣に伺いたいんですが、七七年中にこれが妥結する見通しを持っておられるかどうか、どうでしょう。

第80回国会 大蔵委員会 第5号(1977/03/24、10期、日本共産党)

○渡辺武君 最初に、前回に続きましてつむぎの問題について若干伺いたいと思うんです。  前回も私申しましたけれども、いまのガットの東京ラウンドの交渉の中で、アメリカ側からもEC側からも、ガットのセーフガード条項、これの適用の、何といいますか、柔軟な適用という問題が提起されておる。個々の品目については賛成反対いろいろあるだろうと思いますけれども、私は、これはやはりこの大きな不況の中で、発達した資本主義国の間でも非常に大きな経済的な格差が生まれているし、同時にまた産業部門間の格差も非常に生まれているという状況のもとで、また他方では発展途上国の工業的な発展というような問題もあって、恐らくこういう問題が……

第80回国会 大蔵委員会 第6号(1977/03/29、10期、日本共産党)

○渡辺武君 私は、最初に連結財務諸表による決算と税務の問題という点を一つ伺いたいと思うんです。  この四月一日から始まる年度で、いよいよ連結財務諸表による決算が行われるということになるわけですが、最近新聞など見ておりますと、この連結財務諸表をつくるということが一つのきっかけになりまして、たとえばいま盛んに新聞に書き立てられているあれは日立金属の子会社だった日本フェライト、あれが従来日立が三六%ぐらいの持ち株を持っていたのを一〇%程度に落としちゃった、これが一つのきっかけで、事実上倒産状態に落ち込んでいるというような例も出ておりますし、東芝が西芝電機ですか、あれの持ち株を四〇%以下に下げるとか等……

第80回国会 大蔵委員会 第7号(1977/03/31、10期、日本共産党)

○渡辺武君 大臣に伺いますけれども、日経連の会長の桜田武氏が、この三月の初めだったと思いますが、中期財政収支試算についての桜田私案というのを発表しております。これは私、別に賛成というわけじゃありません。容認できない点が非常に多いんですけれども、しかし、現に財政制度審議会の会長をやっておられる桜田さんが、五十五年度の赤字公債解消はできないと、現に試算の中でも五十五年度二兆円の赤字公債発行を予定している私案が出ているわけですね。そういう見解を発表しておられるという点は、これはなかなか重大な点だというふうに思いますが、大臣の御見解伺いたいと思います。

第80回国会 大蔵委員会 第8号(1977/04/14、10期、日本共産党)

○渡辺武君 この法案で、アジア開銀に対するわが国の出資も大幅にふえるわけでありますけれども、まず最初に伺いたいのは、アジア開発銀行の融資ですね、どういうたてまえで行われるのか。特にこの加盟国であれば、社会体制のいかんを問わずに融資できるようになっているのかどうか、この辺をまず伺いたい。
【次の発言】 もう一つ関連して伺いたいのですが、域内の経済開発に役立つ融資ということになりますと、当然まあ常識ではこれは平和的なプロジェクトに融資するというふうに考えられるわけですが、このなんですね、軍需産業ですね、こういうものについては融資はやらないたてまえになっておりますか、どうですか。

第80回国会 大蔵委員会 第9号(1977/04/26、10期、日本共産党)

○渡辺武君 けさの新聞に大蔵省、日本銀行、金融・証券界がきのう二十五日に長期金利の全面引き下げを決めたという記事が出ておりますけれども、これは事実でしょうか。また、その内容を簡単に御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 この間短期金利が、貸出金利が下げられたわけですが、私、公定歩合引き下げによる企業収益面への影響というのを試算していただいてありますけれども、これをちょっと簡単に御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 これは半年間というふうに期間を限っての計算をしていただいたわけですけれども、これ仮にたとえばなお半年間つけ加えて一年間というふうにしたとき、半年間で、若干いま言った手形……

第80回国会 大蔵委員会 第10号(1977/05/12、10期、日本共産党)

○渡辺武君 私も、質問に先立って、この間の国際首脳会議の問題をちょっと伺いたいと思います。  もう大分同僚委員がやりましたので、なるべく重複しないように心がけながら二、三点伺いますが、福田総理がこの首脳会議に臨むに当たって、いまの国際経済情勢について大体一九三〇年代のあの深刻な危機状態にいまの状態をなぞらえて、そしてこの経済危機をほっておけば社会的な危機にまで発展するおそれがあるんだということまでおっしゃって、そうして新しい世界的な経済社会秩序をつくらなきゃならぬという趣旨のことも強調されておったわけですね。で、今度の首脳会議が終わった後のコミュニケを見てみますと、どこが一体新しい世界経済秩序……

第80回国会 大蔵委員会 第12号(1977/05/19、10期、日本共産党)

○渡辺武君 私は、前回政府の発表された財政収支試算で大量の国債が今後引き続き発行されるということが一応試算として発表されておりますので、その国債が同じ五十五年度までの間にどう消化されるのか、それを保有者別の保有高という形で試算して発表すべきではないかという趣旨のことを申しました。これに対して、いや、それをやるためにはさまざまな仮定を設けなきゃならぬということを理由として、いわば反対の内容の見解が答弁されたわけですが、仮定を設けると言えば財政収支試算自身が仮定の上に立っていることなんですね。大体この下敷きになっている前期経済計画そのものも一つの目標であって、それ自体として仮定だと思うんです。そし……

第80回国会 大蔵委員会 第13号(1977/05/24、10期、日本共産党)

○渡辺武君 大蔵大臣に伺いますが、税制調査会が、国会終了後早い時期に開かれると見られますけれども、この税制調査会に諮問する大蔵省の諮問案、もうぼちぼち固まっているころじゃないかと思いますが、その内容はどんな内容になるのか、お知らせいただきたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、今度は改めて諮問をするということはないんですね。
【次の発言】 若干来年度税制については、今国会になってからの一定の経過がございます。御承知のように減税要求がありまして、その折衝の中で、不公平税制については全面的な洗い直しをやるという大蔵大臣の御答弁もありました。したがって、大蔵省としてもその公約を果たすためにも、……

第80回国会 大蔵委員会 第14号(1977/05/26、10期、日本共産党)

○渡辺武君 私は、国税庁の職員の問題について幾つかの点で伺いたいと思います。きょうは余り時間がないので、御答弁はひとつ端的にお願いしたいということをあらかじめ申し上げておきます。  最近、国税庁の職員の間から昇任、昇格、特別昇給などの人事について国税庁がひどい差別をやっているという訴えがたくさん来ております。そこで、まず昇格の問題について伺いたいと思いますが、税務大学を十八期の卒業生ですね、ですから、昭和三十三年採用の人だと思いますけれども、この人たちは三等級に昇格させてよろしいという発令がすでに出ていると思いますが、現在何名くらい、そしてまた職員全体の中の何%くらいが三等級に昇格しておりまし……

第80回国会 物価等対策特別委員会 第4号(1977/03/23、10期、日本共産党)

○渡辺武君 企画庁長官に伺いますが、先日、本院の本会議でわが党の加藤議員の質問に答えられた中で、福田総理大臣が本年度八%の消費者物価の見通しというのは、これはもう達成困難になったという趣旨のことを答弁されておられます。長官はその点どう思っていらっしゃるか。もし、達成困難だというふうにお考えであれば、まあ消費者物価、卸売物価、これは一体五十一年度はどの程度になる見込みなのか、これをまず伺いたいと思います。
【次の発言】 消費者物価指数の方は一体どのくらいの伸び率になる見込みですか。もう三月も末になってきていますから、もうぼちぼち見通しを立てていると思いますが。

第80回国会 物価等対策特別委員会 第5号(1977/05/11、10期、日本共産党)

○渡辺武君 私も魚の値段の問題について伺いたいと思います。  先ほど福間議員の質問に対して、企画庁長官の御答弁を伺っておりますと、アジとか、サバとか、サンマとか、こういうものは不漁が原因で値段が上がっているんだ、しかし今後監視を強めていくという趣旨のことを言われました。また、スケソーダラとか、すり身、それから加工品、こういうものはいまのところ消費者物価に影響はないという趣旨のことも言われたわけです。私、こういう認識でいいだろうかということを非常に強く感ずるんです。水揚げが少ない、魚の資源も少なくなっているというようなことかいまの魚価の値上がりの原因だというふうにだけ考えていらっしゃるのかどうか……

第80回国会 予算委員会 第8号(1977/03/29、10期、日本共産党)

○渡辺武君 関連。
【次の発言】 建設大臣、いまの高い家賃の問題ですけれども、調べてみますと、この家賃の中で約二割相当額が大体地代相当額ということになっているわけですね。この地代、これはやはりいま問題になっている利子と、それから土地の造成費のほかに、家を建てて道路を引く、あるいは川を整備する、あるいは公園をつくる、あるいは下水道をつくる、こういう公共用の費用も含まれていると思うのです。大体、家賃の中でこういう公共用の費用ですね、公益費も含めて何%くらい占めていますか。特に五十二年度の募集の家賃の中、どのくらい占めていますか。
【次の発言】 そうしますと、それをいま建設大臣が言われましたように、……

第80回国会 予算委員会 第13号(1977/04/05、10期、日本共産党)

○渡辺武君 これからの調査品目に関連した問題ですけれども、先ほど経済企画庁長官は原材料については業界のいわば自主性に任せるという趣旨のことをおっしゃっていますね。しかし、原材料を除いて消費財だけを調べるというようなことでは、これは物価対策としてははなはだ片手落ちじゃないかという感じがするんです。  なぜかと申しますと、わが国で輸入依存度の強いものはほとんど原材料でしょう。綿花、羊毛、ボーキサイト、燐鉱石、これは一〇〇%輸入依存ですね。 そのほか麦、大豆、塩、それからそのほか、私ここに通産省の調べたものを持ってきておりますけれども、木材もそうだし、砂糖、石炭、石油は輸入依存度が非常に高いんですね……

第80回国会 予算委員会 第16号(1977/04/08、10期、日本共産党)

○渡辺武君 ちょっと関連。
【次の発言】 文部大臣に伺いますが、きのう村越参考人の話もありましたが、小学校のときに基礎学力が十分身についていない、したがって、中学へ行って一層発達したことを教えられてもなかなか理解できない。この傾向は高校へ行けばもっとひどくなるわけですね。ところが、ことしの一月に埼玉県で開かれました日教組の教研集会で、三重県のある高校の先生が自分の学校の生徒の学力を調べてみたというのです。中学一年生用のテストをやったところが、百点満点で半数が十点以下、最高でも四十五点というありさまだ、こういうわけですね。それで、小数の割り算と分数の加減乗除になると完全にお手上げで、小学校三、四……

第80回国会 予算委員会 第17号(1977/04/09、10期、日本共産党)

○渡辺武君 委員長、関連。
【次の発言】 外務大臣に伺いますけれども、そのいまの線引きの問題ですが、新聞報道などによりますと、政府は「北方四島を自国領とするソ連の二百カイリ水域線引きを「領土」とは無関係な「魚」に限っての線引きとして認める立場に踏み切った」という報道があるわけです。これは国民の間に大きな不安を呼び起こしていると言っても私ば差し支えないと思う。北方四島を含めて千島列島についてはわが国の歴史的な固有な領土だというのは私どもの主張でありますけれども、したがって、ここの線引きについては、これは保留すべきだというふうに私どもは主張しております。しかし、もし伝えられるような政府の立場で、魚……


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第75回国会(1974/12/27〜1975/07/04)

第75回国会 大蔵委員会公聴会 第1号(1975/06/20、10期、日本共産党)

○渡辺武君 初めに梶原公述人に一つだけ伺いたいのですが、先ほどたばこなどの値上げに反対された論拠を非常に感銘深く伺ったわけでございますが、家計をあずかる方の立場として、酒、たばこはまあ嗜好品とおっしゃいましたが、確かに嗜好品ですが、もう生活必需品に近いような嗜好品じゃなかろうか。その点ではダイヤモンドだとかミンクの高級のコートだとかいうようなぜいたく品とはちょっと違うのじゃないかというふうに私ども考えておりますが、その点どんなふうにお考えでしょうか。
【次の発言】 それから水野公述人に二、三点伺いたいのですが、御賛成の立場でおっしゃって、ずっと伺っておりますと、嗜好品あるいはぜいたく品などには……

第75回国会 逓信委員会、物価等対策特別委員会連合審査会 第1号(1975/06/25、10期、日本共産党)

○渡辺武君 政府は、この郵便法の一部改正案によってはがきの場合は十円から二十円に二倍に引き上げる、封書の場合ですと二十円から五十円に二・五倍。新聞、雑誌などの三種の郵便物は約五倍に引き上げられる可能性を持っているというような状況でございまして、これはいま経済企画庁長官が九・九%以内に消費者物価を抑える可能性が十分あるという趣旨の御答弁がありましたけれども、しかし、私は、やはり政府がこの郵便料金だけでなくて、酒、たばこはもとよりのこと、それからまた消費者麦価、米価など、麦価の方はどうなるかわかりませんが、米価の方は恐らく大幅に引き上げられるだろうというような状況になっておりますし、やはり公共料金……

第75回国会 予算委員会公聴会 第1号(1975/03/14、10期、日本共産党)

○渡辺武君 私は、時間もないということでありますので、四点ばかりまとめて伺いたいと思います。  まず第一点でありますが、先生のお話をずっと承っておりますと、公害に反対することは経済成長に反対することだというような御趣旨のようにうかがわれるわけであります。特に先生は、公害に反対するならば日本経済は終戦直後の状態に戻ってもいいということかというような御趣旨のことまで、極言されておられたわけであります。しかし公害というものは、経済成長に不可避の、不可欠の随伴物ではないと私は思います。公害は、経済成長の中で大企業が公害防止の必要な措置を怠ってたれ流しをした、このことから起こっていることは、これはいまの……

第75回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1975/03/29、10期、日本共産党)

○渡辺武君 御推挙によりまして副主査に任命されました渡辺武でございます。非力のところ精いっぱい努力するつもりでおります。どうぞよろしく御協力いただきますようお願いいたします。
【次の発言】 日本銀行総裁に伺いたいと思います。  けさの朝日新聞を見てみますと、総裁、二十八日に記者会見をなさって、そして大体まあ景気は底ばいの状態に来たと、今後は緩やかな回復に向かうであろうと、そして物価も鎮静化のめどがついたと、したがって、物価安定のための金融政策は第二段階に入るだろうというような趣旨のことをお話しされたという記事が出ております。で、新聞社の方のこれは観測だろうと思いますけれども、これで春闘過ぎた後……


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第76回国会(1975/09/11〜1975/12/25)

第76回国会 大蔵委員打合会 第1号(1975/12/19、10期、日本共産党)

○渡辺武君 ほんとの一、二点だけ伺いたいと思います。  まず、村田参考人に伺いたいと思いますが、今年度の大量の公債発行がどうも金融市場の実勢に適合してない発行のやり方じゃないかという点をめぐりまして、特に公社債市場が未成熟だと、あるいは金利の問題等もあって御用金思想で公債発行をしちゃ困るというような議論も大分出たようであります。応募者利回りが八・三二%に落ちついたと思いますが、これとの関連で事業債あるいはまた長期金利の引き下げ、さらには郵便貯金も含めての預貯金金利の引き下げというようなことも進められたと思いますが、その間の事情を簡略でよろしゅうございますが御説明いただきたい。  それからもう一……


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第77回国会(1975/12/27〜1976/05/24)

第77回国会 大蔵委員会公聴会 第1号(1976/05/22、10期、日本共産党)

○渡辺武君 館参考人に二点ばかり伺いたいと思います。  先ほど先生の御公述を伺っておりますと、インフレが起こるかどうかという問題を、需給のバランスがとれるかどうかという見地から御説明いただいたわけでありますが、この需給バランス論と、これは一九五〇年代の後半のアメリカの不況と関連しまして、不況下に物価が上がると、需給が緩んでいるのに物価が上がるのはなぜかという問題で、近代経済学の中でも反省が生まれてきたと、特にいまスタグフレーションと言われております不況下のインフレの高進ですね、需給が緩んで物価が下がるはずなのに上がっているというようなところから、理論的にも問題がいろいろ論じられているというふう……

第77回国会 予算委員会公聴会 第1号(1976/05/06、10期、日本共産党)

○渡辺武君 私は最初に、丸尾公述人に景気対策と物価、インフレ問題との関連にしぼって三点ほど伺いたいと思うんです。  先ほど先生は、経済の均衡を維持するためには財政の不均衡もやむを得ないという御趣旨の御公述があったわけでありますが、恐らくいまの政府もその立場に立っているかと思いまして、政府の政策を見てみますと、昨年それからことし、もうすでに七兆円以上の赤字公債を発行して、そうして財源を賄いながら、特に国鉄の新幹線とか、あるいは高速道路だとか、あるいは本四架橋だとか、大型プロジェクト中心の公共事業費を大幅に組んでいるというのが実情であります。こういうようなやり方をとっていきますと、いま不況が深刻で……


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第78回国会(1976/09/16〜1976/11/04)

第78回国会 逓信委員会、物価等対策特別委員会連合審査会 第1号(1976/10/27、10期、日本共産党)

○渡辺武君 今度の電電公社の値上げの案を見てみますと、一般の国民が利用しているいわゆる一般電話、これについて基本料金を二倍にするとか、度数料を七円から十円にするとか、あるいは設備料を五万円から八万円に引き上げるとか、公衆電話も大体それにならって引き上げる。電報に至っては、二倍から三倍とかなり大幅な引き上げになっているわけですね。ところがその反面で、主として企業、特に大企業が使う、使っていると思われます専用線の専用料金、それからデータ通信やテレックスの料金などは据え置きになっているというふうに私理解しておりますが、そのとおりになっているでしょうか。



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※このページのデータは国会会議録検索システム参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/18

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