渡辺武 参議院議員
11期国会発言一覧

渡辺武[参]在籍期 : 8期- 9期-10期-|11期|
渡辺武[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは渡辺武参議院議員の11期(1977/07/10〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は11期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院11期)

渡辺武[参]本会議発言(全期間)
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第84回国会(1977/12/19〜1978/06/16)

第84回国会 参議院本会議 第17号(1978/04/21、11期、日本共産党)

○渡辺武君 私は、日本共産党を代表して、総理並びに関係大臣に質問いたします。  政府は、特例公債と名づけながら、昭和五十年度からすでに四年間も赤字公債の発行を続けようとし、赤字公債を事実上恒常的なものとしております。また、公債依存度はすでに五十一年度約三〇%、五十二年度三四%という状態に加えて、今年度は実に三七・八%という深刻な状態となっております。欧米諸国が、現在の経済危機の中で公債依存度を、アメリカ一〇・七%、イギリス一四・二%、西ドイツ一二・三%などにとどめていることに比較するならば、わが国の財政破綻がきわめて異常であり、深刻であることは明らかであります。  総理、あなたがその手で行って……


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第87回国会(1978/12/22〜1979/06/14)

第87回国会 参議院本会議 第11号(1979/04/03、11期、日本共産党)

○渡辺武君 私は、日本共産党を代表して、昭和五十四年度予算三案に反対の討論を行います。  反対の理由の第一は、この予算案が、今日の財政と経済の危機をあくまでも大企業本位、国民犠牲の方向で打開しようとする、きわめて反動的な内容のものであるところにあります。  予算案が、不況打開を口実として、一方では投資的経費、とりわけ大型プロジェクト中心の一般公共事業費を二二・五%も伸ばし、他方では、このことから生まれる財政赤字の拡大を、社会保障費、教育費など国民の福祉にかかわる経常経費の切り詰めと大幅な増税、公共料金の引き上げなどによって賄おうとしていることは、よく知られております。しかし、この方向は、単に不……


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第91回国会(1979/12/21〜1980/05/19)

第91回国会 参議院本会議 第5号(1980/02/14、11期、日本共産党)

○渡辺武君 私は、日本共産党を代表して、日本専売公社法等一部改正案について、総理並びに関係大臣に質問いたします。  たばこの定価を平均二一%も引き上げ、しかも今後その値上げを自由に行うために法定制を緩和しようとするこの法案は、当然国民の大反対によってさきの第八十七通常国会で廃案となったものであります。しかるに、政府は、これと全く同一の法案をこの国会に再提出し、一部野党の協力のもとにしゃにむに成立させようとしております。世論をも議会制民主主義をも意に介さない強引きわまりない態度と言わなければなりません。  今日の物価情勢は、一月の卸売物価指数が年率二八・三%もの上昇を示したことにあらわれているよ……

渡辺武[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院11期)

渡辺武[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第82回国会(1977/09/29〜1977/11/25)

第82回国会 災害対策特別委員会 第2号(1977/10/06、11期、日本共産党)

○渡辺武君 各委員とも、沖永良部島の災害に対する激甚災の適用について強く要望があったわけで、先ほど長官からは、中小企業については今月中に指定をするという御趣旨の御答弁ございましたが、この局地激甚災の適用条件ですね、要件の第一にあります公共土木の被害についての激甚災の適用ですね、これはどんな見通しになっておりますか。
【次の発言】 大体、その結論が出るのはいつごろぐらいになりますか。
【次の発言】 早く適用してくれという要望が非常に強いんですね。いろいろ査定の必要などもあることは十分わかりますけれども、しかし、私、和泊町と知名町で五十一年度の税収どのくらいかということを聞いてみましたら、和泊町で……

第82回国会 災害対策特別委員会 第5号(1977/11/16、11期、日本共産党)

○渡辺武君 先ほども問題になりました降灰による市民の健康被害の問題これからまず伺っていきたいと思います。  私、これは鹿児島県が調べた小学校、中学校の学童の健康被害についての統計を参考にして申し上げたいと思うのですが、この調査によりますと、結膜炎それから鼻咽頭炎、ぜんそく、これらについて、鹿児島市内の小学校、中学校の方が、全国平均の場合と比べてみまして病気の発生率が高いという傾向がはっきり出ております。念のためにたとえば結膜炎の数字を申しますと、昭和四十九年、五十年、これしか全国平均が出ておりませんのでそれで比較してみますと、全国平均四十九年が三・四九、それから五十年が三二四ということになって……

第82回国会 大蔵委員会 第3号(1977/11/01、11期、日本共産党)

○渡辺武君 私は、まず最初に、筑波に都内の学校その他の施設が移転するその跡地の問題、これを若干伺いたいと思うんです。  筑波移転に伴って東京都内に非常に大量のオープンスペースが残される、これはもう御承知のとおりと思いますが、私の手元にある資料によりますと、都内だけで五省、十七機関、三十六ヵ所、百四十七ヘクタールの移転に伴ってのスペースができるという状況です。それで、これはいまの過密で悩む大東京にとっては最後の唯一の残されたオープンスペースと言っても差し支えないと思うんです。したがって、これは都市問題の解決、特に過密問題ですね、それからまた、防災上の諸要求を解決するための非常に適切な条件になるだ……

第82回国会 大蔵委員会 第5号(1977/11/22、11期、日本共産党)

○渡辺武君 初めに、大蔵大臣に伺いたいと思いますが、きのうの東京外国為替市場で円が二百四十二円八十銭、非常な高値になりました。二百四十台割れも近いんじゃないかというふうに一般に言われているわけであります。これが輸出中小企業に対してはもとよりですが、日本の経済全体に大きな否定的影響を及ぼすということもいまさら言うまでもないことでありますが、大蔵大臣、このような円の異常高ですね、これは好ましくないことだと私どもは考えておりますけれども、大臣はどうお考えなのか。  それから、もう一点ついでに伺いますけれども、従来国会で答弁された以外に新たに対応を考えていらっしゃるかどうか、この点を伺いたいと思います……

第82回国会 物価等対策特別委員会 第2号(1977/10/26、11期、日本共産党)

○渡辺武君 私は、為替差益の物価への還元の問題について伺いたいと思うんですが、いま石油とか、それから電力業界、先ほども御質問がありましたけれども、麦の食管会計その他、最近の円の急騰によって非常に大きな為替差益が生まれておるというのが実態であります。  石油業界の例をとってみますと、昨年度も大分為替差益が出ておりますが、今年度の上半期だけで日石が百三十億円、三菱が九十億円、丸善が五十億円の為替差益ということで、相当これは大きいですね。ところが、その反面で石油製品価格の動きを見てみますと、ガソリンのような過当競争ぎみのものについては卸売物価、消費者物価ともに値下がりが若干見えているようです。しかし……

第82回国会 予算委員会 第8号(1977/11/10、11期、日本共産党)

○渡辺武君 最初に総理大臣に伺いたいと思うのですが、十月二十六日の夜のテレビ対談で、総理大臣が、円高は物価安定に強い武器になるという趣旨の発言をされた。ところが、これが日本の総理大臣が円高容認あるいは円高歓迎というふうに受け取られて、ロンドンの為替市場などで円買いを進める一つの要因になって、これが東京市場にはね返ってきて、それで二百五十円台割れという状態が起こる一つのきっかけになったわけですね。大臣に伺いたいのですけれども、総理大臣は円高容認あるいは円高歓迎という立場におられるのか、真意を伺いたい。
【次の発言】 円高歓迎は総理大臣の真意でないという御趣旨の答弁ですが、この春にも大臣は同じよう……


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第84回国会(1977/12/19〜1978/06/16)

第84回国会 運輸委員会 第3号(1978/03/23、11期、日本共産党)

○渡辺武君 私は、造船不況に関連した地域の問題について伺いたいと思います。造船不況に関連して各地に倒産、失業などの多発している地域がいまふえているわけです。私も若干の地域を現地調査しましたが、非常に深刻です。  そこで、まず労働省に伺いたいんですが、労働省が最近特定不況業種離職者臨時措置法の第二十条第二項の規定によって、室蘭、尾道、今治、長崎、佐世保の五地域を指定しましたけれども、この地域指定によってどういう効果が生まれるのか、時間がないから端的にひとつお答えいただきたい。
【次の発言】 あれですか、失業者の吸収率四〇%と、公共事業についてのね、それも入っていますか。

第84回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第7号(1978/05/31、11期、日本共産党)

○渡辺武君 ことしに入ってから沖繩で米軍事故が頻発しております。目に余るものがあるんです。県民の不安と憤りが非常に高まっているという実情です。  開発庁長官、沖繩担当大臣としてこういう事態に対してどういう認識をお持ちなのか、まず伺いたいと思います。
【次の発言】 私、これらの一連の事故について、アメリカ側の態度はふざけているというか、それとも真剣さが全くないというか、実際腹に据えかねるようなところがあるんです。  一、二の例を挙げて伺いますけれども、四月十三日に金武村の伊芸区の民家に砲弾の破片が飛んできたという事故がございました。これについてアメリカ軍の調査の結果が沖繩県に来ているようですけれ……

第84回国会 災害対策特別委員会 第5号(1978/04/07、11期、日本共産党)

○渡辺武君 大臣にほんの一言だけ伺いたいと思いますが、昨年の九月九日に起こりました沖永良部台風ですね、あれで台風の情報が四時間くらいおくれたということで、これが被害を大きくした一つの重要な原因になっているわけです。  それで、昨年の十月六日に行われました当委員会で、委員会として現地調査した結果の報告がございまして、その中にも「気象観測体制の早期拡充が望まれる」ということがはっきり書かれているわけであります。やはり名瀬の気象観測所ですね、これでは不十分じゃないか。気象台に昇格してほしいという要望が、その後も現地から非常に強く起こっております。  そこで伺いたいんですが、奄美群島振興開発特別措置法……

第84回国会 商工委員会 第12号(1978/04/27、11期、日本共産党)

○渡辺武君 参考人の皆さんには、きょうは御苦労さまです。端的に幾つかの点を伺いたいと思います。  まず中曽参考人に伺いたいことですが、この法案による設備の廃棄、現実には海運造船合理化審議会の答申を待ってから行われるということになろうかと思いますが、日本造船工業会としてすでに大手それから中手及び小手などについて廃棄の割合などを試算しているということを伺っておりますが、どのようにお考えになっていらっしゃるか伺いたいと思います。  それからまたそうした操業度、これを前提とした場合に労働者はどのくらい削減されることになるのか、その試算がありましたらお知らせいただきたいと思います。  それからもう一点、……

第84回国会 商工委員会 第13号(1978/04/28、11期、日本共産党)

○渡辺武君 私は構造不況業種である繊維産業の中の大島つむぎ産業について伺いたいと思います。  本場大島つむぎの産地が奄美大島と鹿児島にあるということは御存じだと思いますが、この両産地の実情がいま非常に深刻です。数年にわたって深刻ですが、最近一層深刻になっているという状態です。昨年の生産高をおととしと比べてみますと約十五万反減っておる。一五%の減産です。こういう状態です。特に韓国産と競合関係にある緯絣といいます横織りのかすりですがね、比較的大衆的なものなんです。これは約二〇%の減産、ことしの二月の統計で見てみますと、昨年の二月に比べて三二・三%の減産率という深刻な状態になっております。滞貨もずい……

第84回国会 大蔵委員会 第2号(1978/02/09、11期、日本共産党)

○渡辺武君 大臣の所信に対して質問いたします。  昨年の円の急激な変動が政府の経済見通しあるいは予算に大番狂わせを演じさせたということは言うまでもないことなんですが、五十三年度について円レートをどんなふうに考えておられるか、つまり五十二年度のような大変動があるのかないのか、どう考えておるのか。  それから、五十三年度の政府経済見通しの計算に当たって円レートはどのくらいに考えて計算されたのか、伺いたいと思います。
【次の発言】 予算編成時のいまおっしゃった二百四十五円、これを基礎にして計算されたということなんですが、もし政府の経済見通しがまあそのとおりに仮に達成された場合、やはり二百四十五円とい……

第84回国会 大蔵委員会 第3号(1978/02/14、11期、日本共産党)

○渡辺武君 前回、私、決算調整資金に関する法律について質問いたしまして、この法律案の第一条の予見しがたい租税収入の減少等により決算上不足が生ずることになる場合、この点はどういう場合かということを伺いました。その際の御答弁では、補正予算などが間に合わないような場合が想定されるということだったわけです。なお、伺いますと、四月三十日までの税収を前年度の税収に入れなければならぬ、それがこの二月の決算だ、各会社の二月決算の分が四月三十日までの税収に入るということなんで、補正予算では間に合わない場合があるんだという御答弁でした。それも一応の私は説明だと思います。しかし、従来は補正予算でずっと片づいてきた。……

第84回国会 大蔵委員会 第6号(1978/03/23、11期、日本共産党)

○渡辺武君 私は、緊急の問題でもありますので、まず税務行政の問題について伺いたいと思います。  大阪国税局管内に納税協会という団体がありますけれども、これはどういう性格の団体で、そして国税当局あるいは税務署とどういう関係にある団体か、まずお答えいただきたい。
【次の発言】 民間の自主的な団体ですか、それとも税務署の下請のような団体ですか。
【次の発言】 民間の自主的な団体を、まあいろいろあるわけですが、税務署もしくは国税当局が、ある団体についてはこれは非協力団体だ、他方についてはこれは協力団体だということで過度の差別をつけて、一方に対しては、この間決算委員会でわが党議員も千葉県の例を取り上げて……

第84回国会 大蔵委員会 第7号(1978/03/24、11期、日本共産党)

○渡辺武君 最初に古田参考人に伺いたいと思います。  いまは一億中産階級化というようなことも言われておりまして、確かに終戦直後などに比べれば国民の所得水準が上がっているということは否定することのできない事実だと思いますけれども、同時に、その反面で大きな企業あるいは大きな資産家ですね、これの方が一般国民の所得水準の向上よりもはるかに急テンポに蓄積をふやしているということもまた否定することのできない事実だと思うんです。つまり別の言葉で言えば、富の配分の著しい不公平ですね、これが年々拡大しているというのがわが国の実態じゃないかと思うのですね。他方で、先生先ほど強調しておられました一般消費税あるいはE……

第84回国会 大蔵委員会 第8号(1978/03/28、11期、日本共産党)

○渡辺武君 土地税制について伺いたいと思います。  今度の改正で、法人の供給する宅地に限って適正利益率要件をなくして、かわって適正価格要件にしたわけですけれども、いままでの適正利益率要件の場合ですと、法人が土地を売る場合に、その土地の取得費に造成費、それから販売費及び一般管理費、これを加えたものに二七%の適正利益率を掛けると。その二七%の中には支払い利子と利潤が含まれておるという形になっていて、その範囲の価格で販売すればこれは優良宅地というふうに見なして、それを超えた場合には税の重課が行われるという形になっておったと思うんですが、今回の改正でこの適正利益率要件をなくして適正価格で売ればよいと、……

第84回国会 大蔵委員会 第9号(1978/03/30、11期、日本共産党)

○渡辺武君 私、前回大阪の住吉税務署に納税協会のアルバイトが、重要書類の保管の書庫ですね、これに出入りをして、それで法人決議書などを持ち出して必要事項を写しているという問題について伺いましたが、その後調査はされましたでしょうか。
【次の発言】 その辺ね、ちょっとその報告おかしいですね、大阪の国税局から来た報告というのは。と申しますのは、このアルバイトの問題ですよ。住吉税務署内の労働組合の執行部がことしの二月九日の午後四時からの団体交渉でこの問題を追及したそうです。ところが署長さん、これは仲谷幸三さんといわれる方ですね、この方が納税協会のアルバイトだということを明確に認めているんですね。そして協……

第84回国会 大蔵委員会 第11号(1978/04/06、11期、日本共産党)

○渡辺武君 石油税が創設されるわけですが、これによる税収見込み、これをお伺いしたい。
【次の発言】 初年度一千六百二十億円。五十三年度の中小企業対策費にほぼ匹敵するくらいの金額になるわけですが、かなりの予算を使って大量の石油を備蓄しようということでありますけれども、私ここに資源エネルギー庁が出しました「90日石油備蓄増強について」というパンフレットを持っておりますが、これの九ページにこういうことが書かれております。「国際エネルギー機関(IEA)においても、国際石油融通スキームとの関連で、一九七六年一月一日までに七十日の中間目標を設定することとしたほか、一九八〇年までに九十日備蓄を達成するという……

第84回国会 大蔵委員会 第12号(1978/04/11、11期、日本共産党)

○渡辺武君 大蔵省に伺いますが、今度の石油新税を創設するに当たりましての税制調査会の答申の中に、「原油関税の税率のうち差し当たりキロリットル当たり一一〇円を軽減してこれを石油税に振り替える」という趣旨が述べられております。この「差し当たり」という表現ですけれども、当面百十円を石油税に振りかえるというふうに理解できると思いますが、これから先、なお石油関税をどんどん石油税に振りかえていくという方向を考えていらっしゃるかどうか、これをまず伺いたい。  それからついでにもう一点、昨年の関税率審議会の答申を見てみますと、かなり強い調子で、「原油関税は基本的に無税が望ましい」というふうに述べております。そ……

第84回国会 大蔵委員会 第14号(1978/04/18、11期、日本共産党)

○渡辺武君 質問に先立って、委員長に一言お願いがあるんです。  それは、きょうのこの委員会の開会に先立って、国税庁が参考人の方々を呼びつけていろいろ注意を与えたということを私聞いております。どういう注意なのか、内容のいかんによっては委員会の審議に対する干渉にもなりかねないと私は思うんですが、事実をお調べいただいて、もしそういうことがあれば厳重に注意をしていただきたいと思います。  それから、参考人の方には、こういうことを申し上げてはかえって失礼かとも思いますが、どうぞ御忌憚のない御意見をお聞かせいただきたいと思います。  まず桃井参考人に伺いたいと思いますが、先ほど、清酒業界は中小企業集団だと……

第84回国会 大蔵委員会 第15号(1978/04/20、11期、日本共産党)

○渡辺武君 私は、まずお酒の宣伝費用、これについて伺いたいと思うのです。  もしおわかりでしたら、サントリーの最近一年間の広告宣伝費はどのくらいかかっているのか、伺いたいと思います。
【次の発言】 そのほかに販売促進費及び手数料という項目がございますが、この中にも広告宣伝費が含まれているというふうに見て差し支えないと思うのですが、この販売促進費及び手数料というのはどのくらいかかっておりましょうか。
【次の発言】 同じ営業期間に売上高が四千百七十  一億円ということになっていると思います。そうしますと、いまおっしゃった広告宣伝費と販売促進費及び手数料、合計しますと三百九十億円を超えるという状態に……

第84回国会 大蔵委員会 第17号(1978/04/25、11期、日本共産党)

○渡辺武君 私、前回の、質問の中で、清酒のコストの最大部分を占める原料米の価格の引き下げのために、政府管理米の払い下げに当たってはこれを新米で供給してほしい、それからその量もふやしてほしいということをお願いしました。農林省からも大蔵大臣からも検討すると、あるいは努力するという御趣旨の御答弁があったわけですが、早速五十三年度産米からその方向を実施に移していただきたいと思いますが、いかがでしようか。
【次の発言】 早速やっていただくということで非常に結構なことだと思いますが、その点についてひとつ重ねて要望しておきたいことがあるんです。  この間、参考人の方々が見えられての意見陳述の中でも触れておら……

第84回国会 大蔵委員会 第19号(1978/05/09、11期、日本共産党)

○渡辺武君 私は経済問題について伺う前に、若干今度の日米首脳会談での安保条約、防衛問題などについて伺っておきたいと思います。  総理大臣は、大統領と会談された直後の五月四日、アメリカの日本協会それから外交政策協会共同午さん会においてスピーチをしておられますけれども、その中で、戦後日米安保条約が果たした役割り、これを非常に強調された上で次のように言っておられます。  私は、この条約がひとり我が国の平和と安全を保障するという一方通行的な役割にとどまらず、今や、日米両国間の、「全面的な提携関係」を象徴するものしだというふうに述べて、さらにその後の方で、今回の会談でカーターが約束したと言われるアメリカ……

第84回国会 大蔵委員会 第22号(1978/05/30、11期、日本共産党)

○渡辺武君 木村参考人に伺いたいと思いますが、先ほど来、公庫で働いていらっしゃる方々が非常な労働強化になっているという点のお話がるるございました。大蔵大臣もこの点については、病人が非常に多いということで驚いているという趣旨で事実上認めざるを得ないような発言をしておられたわけですが、私、やはり病人が非常にふえているという点非常に重大だというふうに考えております。特に超過勤務が非常に――私か組合の方からいただいた資料ですと、早監、監理ですか、残業が月、平均一人七時間、最高で月三十七時間というような数字も出ておりますし、これは非常に深刻だと思うんですが、特にいまも御指摘がありましたけれども、この持ち……

第84回国会 大蔵委員会 第23号(1978/06/01、11期、日本共産党)

○渡辺武君 私、前回、この進学ローンの測度が総理天田のお声がかりで、いわば低所得者向けのローンだという鳴り物入りの宣伝にもかかわらず、金利は七・一%、高過ぎるのですね。いまも問題になっておりましたけれども、在学中に返さなければいかぬとか、あるいは保証人が要るとか、こういうようなことで、交通遺児などにとっては絵にかいたモチに過ぎないということを指摘して、条件の改善を求めたわけです。ところが、弱者対策で考えたらどうだということだったのですが、その弱者対策で伺ったところが、これまた高校、大学、これについてはだめなんだということなんです。  そこで文部省の方に、現在行われている私立大学奨学事業の一つで……

第84回国会 地方行政委員会 第6号(1978/04/13、11期、日本共産党)

○渡辺武君 私は、地方財政収支試算の問題についてまず伺いたいと思います。  五十三年度の地方財政が三兆五千億円もの巨額な財源不足に落ち込んでいる、これは全く驚くべき状態だと思うんです。しかも、もうこれ四年続きの財源不足で、これは自治省の方がよく御存じですが、五十年度が約二兆二千億円、五十一年度二兆六千二百億円、五十二年度二兆七百億円、こういう財源不足が続いた上に、さらに五十三年度の異常な財源不足と一いう状況であります。地方自治体が非常に深刻な事態に落ち込んでいることは、これはまあ言うまでもないと思うんですが、まず大臣に伺いたいことは、このような深刻な地方財政の現状をどのように認識しておられるか……

第84回国会 地方行政委員会 第15号(1978/06/06、11期、日本共産党)

○渡辺武君 福岡県の北九州市の問題について伺いたいと思うんです。  福岡県の北九州市は、かなり以前からのことでありますけれども、同市の同和行政の基本に反しまたはそのおそれがあるということを理由として、市立の公民館、市民会館、市民センターなどの公の施設を市民に貸与しないという不法な行為を重ねております。多くの場合には同和問題に触れるか触れないかということが踏み絵にされておりまして、市民が会場の使用を申請をいたしますと、その申請書の備考欄に同和に触れないということを書かなければ会館を貸してくれないというような状態であります。私、五月の一十六日に日本共産党の八幡・遠賀地区委員会主催の時局演説会が八幡……

第84回国会 物価等対策特別委員会 第閉会後1号(1978/08/30、11期、日本共産党)

○渡辺武君 私は最初に電力、ガスの為替差益還元の問題について伺いたいと思うんです。  政府が今回やっと重い腰を上げて差益の還元に踏み切ったということについては、私は、やはり世論の厳しい追及の成果がそういう形であらわれたんじゃないかというふうに考えております。前国会で私、この物価特別委員会及びその他の委員会でもこの問題を中心的に取り上げて、いわば論争の口火を切った一人として、政府の今回の態度を、当然のことではありますが若干遅きに失したという印象を持たざるを得ないわけです。しかし、今回の政府のとられた措置は私はきわめて不十分な措置だというふうに考えざるを得ません。私自身が不満だけでなくて、私は国民……

第84回国会 物価等対策特別委員会 第4号(1978/04/26、11期、日本共産党)

○渡辺武君 いまも問題になっておりましたけれども、円高に伴う為替差益、これを物価値下げという形で国民に還元すべきだという世論、ほぼ一致していると思うんです。ところが、二十一日に発表されました経済対策閣僚会議の「国際収支対策及び円筒に伴う物価対策について」という文書、その中で特に「円高に伴う物価対策」という一項があって、九点について言及しているわけですけれども、私初めから、恐らくこの閣議の決定事項というのは内容のない政治的文書になるだろうというふうに、失礼ですが思っておりました。しかし、国民の中には期待をしていた方もおられるだろうと思うんです。そういう方はこれを見てずいぶん落胆しているんじゃない……

第84回国会 予算委員会 第1号(1977/12/21、11期、日本共産党)

○渡辺武君 牛場対外経済大臣にまず伺いたいと思いますが、大臣がアメリカに行かれて日本側のいろんな提案をされた中で、アメリカ側が七%の経済成長率については、先ほどの大臣の御答弁によりますと、これを多としたということになっているようでございますが、この来年度の経済成長率については、今年度目標の六・七%すら維持できないんじゃないかということで、閣議などでもそれぞれ閣僚間の意見が違っていたということを私ども聞いております。それがにわかに七%というちょっと考えられないような高い成長率が決まって、しかも牛場さんがアメリカにおられた一番最終日に連絡があったと先ほどのお話でございました。  ところで、この経緯……

第84回国会 予算委員会 第4号(1978/01/31、11期、日本共産党)

○渡辺武君 私は、日本共産党を代表して、昭和五十二年度第二次補正予算案に反対の討論を行います。  反対の理由の第一は、この補正予算案が公共事業中心の予算であり、とりわけ道路、東北新幹線、電気通信施設など大企業本位の大型プロジェクトを骨格とした予算であるからであります。  政府は、不況克服のためには、これらの大型公共事業を中心として、いわゆる十五カ月予算のもとに切れ目のない執行を図ることが必要で、その第一歩がこの補正予算だと言っております。しかし、すでに景気回復に失敗したことが二度にわたる補正予算の編成という事実によっても証明されている昭和五十二年度当初予算の延長線上のものにほかならない今度の補……

第84回国会 予算委員会 第6号(1978/03/09、11期、日本共産党)

○渡辺武君 私は、まず最初に学園の暴力問題について伺いたいと思います。  いま、全国各地の大学で、一部暴力集団による暴行事件がいまだに後を絶たずに続いております。私どもは、民主主義と学問の自由、大学の自治を守るという立場から、昭和三十四年以来、国会でもこの問題を繰り返し取り上げて政府に対策を迫ってまいりました。しかも、最近では、例のテルアビブ事件など、国際的なテロ行為あるいはまたハイジャック、こういうものとこうした暴力学生集団とのつながりも明らかになってきているわけであります。  まず、文部省の方に、全国の学園暴力の実態について、昨年の四月から現在に至るまで、不法占拠、それから暴力事件、それか……

第84回国会 予算委員会 第19号(1978/03/27、11期、日本共産党)

○渡辺武君 二十五日の日に、閣僚会議で七項目の経済対策が決まって、発表されました。ちょうど当日は円が一ドル二百二十八円、二百三十円台を割るというショッキングな事実があって、それを背景として出された経済対策でありますので、私、何かこの円の急騰にかなり効き目になる対策でも出たのかなと思って拝見したんですが、全くこれはもう一言で言えば新味のない対策、従来の政府の経済対策と内容上は変わりがないという印象を受けました。中身を読んでも、そのとおりだというふうに思います。  一体、この七項目の経済対策、これがどのような効果を円対策上生ずると考えていらっしゃるか、まずお答えいただきたい。経済企画庁長官。


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第85回国会(1978/09/18〜1978/10/21)

第85回国会 交通安全対策特別委員会 第3号(1978/10/18、11期、日本共産党)

○渡辺武君 初めに、基準局長さんに伺いたいと思います。  いままでの審議の中でもおわかりと思いますけれども、指定自動車教習所の長時間労働の問題が非常に重大な問題になっているというふうに私考えます。  それで、私ここに福岡県のある教習所の方々のつくった「技能教育日報」というのを持っております。これを見てみますと、名前は言いません、Oさんと仮にしておきます。この方が八月十七日の日報で何人教習しているかと言いますと、九人教習している。朝の十時五分から始まりまして、一人一時限五十分、これでずっと教習をやりまして、九人消化して、それで終わったのが二十時十分ということになっております。そうしますと、大体実……

第85回国会 大蔵委員会 第2号(1978/10/17、11期、日本共産党)

○渡辺武君 一般消費税について伺いたいと思います。  大臣先ほど、できれば来年度に導入したいという趣旨のことをおっしゃいましたけれども、そこで伺いたいんですが、おととい、つまり十五日の毎日新聞に、大蔵省は十一月の末に再開する税制調査会に来年度導入の是非を諮問する方針を決めたということと、それから大蔵省は直ちに次の通常国会に提出する一般消費税の法案作成に着手、各省庁との折衝に入ったということと、それからいまのところ法案の規模は百五十条程度と見ている、それから税率は七、八%になる見込みだというような記事が出ております。大体こういうところですか。


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第86回国会(1978/12/06〜1978/12/12)

第86回国会 大蔵委員会 第閉会後1号(1978/12/14、11期、日本共産党)

○渡辺武君 まず初めに、大臣の財政運営の基本姿勢について伺いたいと思います。  福田前内閣の財政運営について考えてみますと、結論から言えば完全に失敗したと言って私は差しつかえないというふうに思います。その財政運営のやり方ですけれども、七%その他の高い成長率を設定しまして、そうしてこれをしゃにむに達成しようということで財政を運営したというのが特徴だと思います。しかもその支出の内容などを見てみますと、大型公共事業、これを重点に置きまして、そうしてそのほかの支出はできるだけ抑えるという方向でやられたわけです。これは今年度だけでなくて、いままでもかなりほかの内閣もやってこられたところだと思うんですが、……


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第87回国会(1978/12/22〜1979/06/14)

第87回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号(1979/06/01、11期、日本共産党)

○渡辺武君 いま嘉手納基地周辺の民家の人たちが物すごい騒音で日夜大変苦しんでいるわけです。  それで、四月の二十四日の日に、沖繩県議会の特別委員会の調査団が北谷村の砂辺地区を調査に行きましたときに、そこの民生委員の方ですが、こういうことを言っておられるんですね。砂辺地区は飛行コースの真下になっており、防音装置など何の役にも立たない。去年は、砂辺地区で爆音禍でノイローゼになった二人が自殺し、少年一人が投身自殺を図っている。豚が死産した例や鶏が卵を産まなくなった例も多い、こういうことを言っているんですね。それから、北谷高校の先生はこういうことを言われているですね。毎時間、各授業とも五分から十分の授……

第87回国会 建設委員会 第5号(1979/03/22、11期、日本共産党)

○渡辺武君 日本共産党を代表して、特定市街区域農地の固定資産税の課税の適正化に伴う宅地化促進臨時措置法の一部を改正する法律案に対し、反対の討論を行います。  宅地化促進臨時措置法は、農地だけを宅地供給の対象とし、特定市街化区域農地に対する宅地並み課税の制度と表裏一体の関係を構成しております。今回の三年延長の措置も、宅地並み課税の延長措置に対応してとられようとしているものにほかなりません。もし本来の意味で、農業継続が不適切な農地の宅地化を促進する制度だというのなら、宅地並み課税制度の存廃いかんにかかわらず、本法の制度が存在しなければなりません。ところが、政府には単独で本法の制度を存続させる用意も……

第87回国会 社会労働委員会 第8号(1979/05/22、11期、日本共産党)

○渡辺武君 私は、いま広島県で大きな問題になっておりますいわゆる黒い雨地域の問題について伺いたいと思います。  御承知のとおり、広島に原爆が投下された直後に、この爆心地から舞い上がった灰や、それからちりやどろや、それからまた、場合によっては着物や、それから紙など、これらが風で上空に吹き上げられて、非常に強い放射能を含んだ雨が広島市の北部の方一帯に降ったわけであります。それで、これをいわば黒い雨地域というふうにいま呼んでおりますけれども、そこの地域に当時住んでいた人たちで、特にこの雨に打たれた人たちがこの放射能のために原爆症にかかっていまだにたくさんの方々が苦しんでおられる。ところが、政府は爆心……

第87回国会 社会労働委員会 第11号(1979/06/07、11期、日本共産党)

○渡辺武君 井上参考人、大変お疲れのところだと思いますけれども、キノホルムの薬害に直接遭われたただ一人の方として二、三点伺いたいと思うんです。私、一つ一つ質問を分けて伺います。  一つは、井上参考人、大学二年生のときからこのキノホルムの薬害によって有為な人生を奪われて大変苦労してこられたというお話がございました。そのような体験を踏んまえて、製薬三社や国がいままでとってきた態度に対して、あるいはまた現在とっている態度に対してどのようにお考えか、特に御不満の点をお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 もう一点伺いたいと思うんですが、先ほど来、恒久対策、特に健康管理手当についての強い御要望が……

第87回国会 大蔵委員会 第3号(1979/02/15、11期、日本共産党)

○渡辺武君 初めに、一般消費税について一問だけ伺いたいと思います。  昨年の九月の税制調査会の一般消費税部会ですね、小委員会ですか、これの試案でも、それからまた十二月に出されました一般消費税の大綱、ここでも、一般消費税が創設された場合、入場税を段階的に吸収するということが書かれているわけです。  そこで、吸収する場合に、いまの入場税の免税点は一体どういうことになるのか、これを伺いたいと思います。
【次の発言】 もう少し、ちょっと詳しく聞きたいんですが、いまおっしゃったように、映画千五百円、それからなまものの場合三千円の免税点ありますね。そうすると、一般消費税にこれが吸収されればこの免税点に該当……

第87回国会 大蔵委員会 第5号(1979/03/01、11期、日本共産党)

○渡辺武君 最初に、航空機燃料税について質問いたします。  このたび税率が二倍に引き上げられたわけですが、これを理由に航空運賃の値上げが行われないように運輸省としても指導していただきたいという要望を申し上げます。これは午前中の質疑で質問が出たそうですが、念のために運輸省の答弁いただきたいと思います。
【次の発言】 次に、この燃料税を財源とした空港に対する諸施策、これについて幾つか伺いたいと思います。  運輸省は、五十四年度の予算の概算要求の中に空港周辺の生活保護世帯、これが防音工事を受けて、そして夏場はルームクーラー入れないと暑くてしようがないということで、電気料金が大分かさむわけですね。それ……

第87回国会 大蔵委員会 第12号(1979/04/10、11期、日本共産党)

○渡辺武君 まず、日本銀行の副総裁に伺いたいと思うんですが、日本銀行は従来の金融緩和政策を現在のいわゆる警戒中立型の金融政策に転換しておられるわけですが、その主な手段、これはいわゆる窓口規制ということでやっておられると思うんですが、しかもそれがだんだん厳しくなってきておるというふうに私ども理解しております。  新聞報道によりますと、この四―六月期の窓口指導の内容ですけれども、都市銀行の貸し出し計画額ですね、都市銀行から出てきた、前年同期の実績を約一〇%上回る計画を出してきたのを逆に一〇・一%圧縮したというような記事が書いてございまして、従来銀行の計画でやっておったのを日本銀行がその計画よりも下……

第87回国会 大蔵委員会 第15号(1979/04/26、11期、日本共産党)

○渡辺武君 昨年の九月期決算以来、わが国の、特に大企業ですが、減収増益という新しい形が出てきているわけです。  これは申し上げるまでもなく労働者の大量首切り、それから下請、中小企業いじめなどを内容とする減量経営ということが進んで、売り上げ高は減っても利益の方は伸びるという事態を言ったものだと思うんですが、ことしの三月期決算、これは各経済関係の新聞や雑誌などを見てみますと、未曽有の増益だということが言われているわけですね。九月期決算も恐らくそれを上回るだろうという見通しになっているわけです。  それで、これは経済成長率に税の従来の経験則による弾性値を掛けた税収見通しを上回る税収があるんじゃないか……

第87回国会 大蔵委員会 第17号(1979/05/22、11期、日本共産党)

○渡辺武君 最初に、日本銀行の中川理事さんに伺いたいと思います。きょうは御出席ありがとうございます。  今月の九日の日本経済新聞に出ている記事でありますが、日本銀行が国債買いオペ政策で新方式を採用することになったという記事であります。これによりますと、六月からですが、金融市場の繁閑にかかわらず、国債の買いオペを小口、頻繁に行うという方針を採用することにしたんだというふうに書かれております。そうして、こうした新方式を採用するに至ったその目的は、国債価格の乱高下を防いで価格の安定を図るためだということが書かれているわけですが、こういう新方式をとられるようになったことは事実でしょうか。

第87回国会 大蔵委員会 第19号(1979/05/29、11期、日本共産党)

○渡辺武君 今回の法改正で約二一%ばかり小売りの定価が引き上げられるということになるわけですが、いま卸売物価の方では、先年の物価狂乱直前の状態に非常によく似てきているという状況で、物価問題は非常に重大な時点に来ていると用います。こういうときに、国鉄を初めとして政府関係の機関が相次いで公共料金の値上げをやる、これはきわめて重大なことだというふうに考えざるを得ません。  ところで、公社からいただいた資料を見てみますと、いままで値上げのたびに販売数量の伸び率が落ちているということが歴然と出ております。普通でいえば五%から七%程度の年伸び率でしょうけれども、昭和四十三年の場合、値上げのために伸び率が一……

第87回国会 大蔵委員会 第20号(1979/05/30、11期、日本共産党)

○渡辺武君 初めに舟山参考人に伺いたいと思いますが、先ほど公共企業体等基本問題会議で専売事業の民営移管の問題が論議になったというお話がございましたが、専売事業審議会でこの問題はどのように審議があったのか、また今後どういう見通しを持たれておられるのか、また舟山参考人御自身の御見解はどうなのか、それをまず伺いたいと思います。
【次の発言】 いまおっしゃった経営の効率化という点について伺いたいと思うんですが、これは勝部参考人にもぜひ同じ問いで御意見を伺いたいと思うんですが、今回の措置で企業責任が非常に明確になってくると、一層の企業努力が必要になってくるということが言われているわけですね。もちろん今回……

第87回国会 大蔵委員会 第22号(1979/06/05、11期、日本共産党)

○渡辺武君 私は、今回の法改正が、外国たばこの競争とか、あるいはまた、たばこの売り上げの鈍化とか、厳しい状況のもとで、公社に働く労働者に対して激しい合理化攻勢、別の言葉で言えば労働強化その他の攻撃を必然的に呼び起こすであろうという見地から、前回、労働災害の問題を取り上げていろいろ伺ったわけです。公社側の答弁は異常ともいうべき冷酷な答弁でございまして、とうてい私は納得できませんので、なお続いてこの問題について伺いたいと思うんです。  初めに、労働省からおいでいただいておりますので、頸肩腕症候群等の認定についての問題を若干伺いたいと思うんです。  昭和五十年二月五日付の基発第五九号、つまり「キーパ……

第87回国会 地方行政委員会 第3号(1979/03/01、11期、日本共産党)

○渡辺武君 いま、佐賀市に本拠を置く宮地組という暴力団が傍若無人の無法、不法行為を重ねておりまして、これが佐賀県政にとっての大きな問題点になっております。私は、きょうはそのうちの採石法違反の問題について取り上げてみたいというふうに考えております。  まず、警察庁に伺いますが、佐賀県警と佐賀警察署が一月の二十二日と二十五日の両日、採石法違反容疑で佐賀市の福光物産宮地忠美前代表取締役、それから横尾吉久現代表取締役、その他の関係者を逮捕して、二月の十三日に幹部二人を起訴したというふうに聞いております。その容疑の内容はどういうことでしょうか、それをまず伺いたい。  それからもう一点、昨年の十一月十六日……

第87回国会 予算委員会 第4号(1979/03/10、11期、日本共産党)

○渡辺武君 関連。  いままでの質疑でも非常にはっきりしてきたと思いますが、南千島、すなわち択捉、国後、これは初めから日本の歴史的領土で一度も他国の手に渡ったことはないところです。北千島も、きのうの政府側の答弁でもはっきりしておりますが、一八七五年の条約で平和的に樺太と交換されたものです。でカイロ宣言に言う日本が暴力や貧欲で略取した地域でないことは、これは明らかです。ところが、なぜこの日本の歴史的な領土を、これをサンフランシスコ条約で請求権まで放棄したのか。これはヤルタ協定に基づいてやったのか、この点を伺いたい。
【次の発言】 しかし、とにかく一九四五年のヤルタ協定で千島列島はソ連に引き渡され……

第87回国会 予算委員会 第16号(1979/03/27、11期、日本共産党)

○渡辺武君 私は、工業団地の売れ残りの問題について伺いたいと思います。  いま政府の指導で無計画に造成した工業団地が売れ残って、それで財政圧迫その他で苦しんでいる地方自治体が非常に多うございます。そこで伺いたいのですが、全国でこれまで造成された工業団地の面積はどのくらいか。また、そのうち分譲済みの面積がどのくらいで、残った面積ですね、これはどのくらいか。この辺を伺いたいと思います。
【次の発言】 残った面積はどうなっていますか、売れた面積と残った面積。
【次の発言】 その七千ヘクタールというのは、私もあなたのところでつくった資料をいただいているのですが、売却中面積と、こういうことになっている。……


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第91回国会(1979/12/21〜1980/05/19)

第91回国会 運輸委員会 第4号(1980/04/24、11期、日本共産党)

○渡辺武君 私は、先日の出光タンカーの徳山丸の廃油不法投棄事件について、まず運輸大臣に伺いたいと思うんです。  今回の不法投棄を告発したルポライターの加藤邦彦氏、この人が徳山丸に乗船するに至ったいきさつ、これについて、かねてからこういう不法投棄が行われているということを聞いていた、調べたいと思っていたところを誘われて、それで徳山丸に乗り込んだのだということを言っておられるわけですね。それから、先日の衆議院の運輸委員会で参考人として出席された際も、こういうことが日常的に行われていると聞いているということをはっきり明言しておられる。そして、今回の事件は氷山の一角だということも言っておられるわけです……

第91回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号(1980/03/19、11期、日本共産党)

○渡辺武君 開発庁長官に伺いますが、現行の沖繩振興開発特別措置法、これは五十六年度までの時限立法になっているわけです。それで、現実は後から申しますけれども、県民生活その他の見地から見ますと、沖繩県の振興開発というのは私はまだまだ緒についたばっかりぐらいのところじゃないかというふうに考えているわけです。かえってこれからが非常に重要だというふうに思いますが、第二次の振興開発特別措置法及びそれに基づく計画が必要だと思いますが、その点はどう考えていらっしゃるかまず伺いたい。
【次の発言】 総理大臣の一月二十五日の施政方針演説、この中で沖繩県の、経済問題に触れられて、「沖繩につきましては、特に地場産業の……

第91回国会 決算委員会 第7号(1980/04/07、11期、日本共産党)

○渡辺武君 まず最初に、厚生省の方にスモン病被害者の問題について伺いたいと思います。  もう御承知のとおり、三月七日の東京地裁の勧告で、投薬証明のない患者についても国と製薬三社が賠償金を支払うべきだ、国は三分の一、製薬三社は三分の二という勧告が出ております。それで、国はこの点で勧告に従うということで、製薬三社がまだ態度不明のために、鋭意説得してくれているということでございますけれども、その説得の結果はどうなっておられるか、まず伺いたい。
【次の発言】 そういう努力を続けているとおっしゃるんですが、見通しはどうですか。会社側の態度、これもどんなふうな態度ですか。

第91回国会 大蔵委員会 第2号(1980/02/14、11期、日本共産党)

○渡辺武君 私は、提案されている法案には賛成なんです。しかし、農林水産省の政策には非常に強い不満を持っておりますので、きょうはその立場から幾つかの点を伺いたいというふうに考えております。  いま農家の人たちに会っていろいろ実情を聞いてみますと、一番強く主張されますのは、とにかく三年前三十九万一千ヘクタールで三年間行くんだと、いわばそういう趣旨の閣議了解事項までできているのに、去年も減反面積を引き上げられたと。ことしは五十三万五千ヘクタール、それで十年先までには八十万ヘクタールというふうな方針が打ち出されておる。その上に、政府の政策に協力して転作をしても、その価格も、それからまた市場も保証がない……

第91回国会 大蔵委員会 第5号(1980/03/18、11期、日本共産党)

○渡辺武君 まず総理に伺いますが、総理、昨年年の総選挙の投票日の直前に、一般消費税五十五年度導入を断念されるという趣旨のことを言明されたわけですが、これは十二月の二十一日の両院の本会議決議で事実上とどめを刺されたわけです。そして、今回のたばこ定価の値上げなど公共料金の一斉引き上げ、これはこうした事態のもとでの増収対策の一つというふうにわれわれは考えているわけですが、しかし、大蔵省の発表しました財政収支試算を見ますと、やはり歳入不足は依然として非常に大きいわけです。それに加えて大蔵大臣が、この間五日の日の参議院本会議の御答弁の中で、一般消費税について提案できる環境にはない。ただ、消費支出一般に着……

第91回国会 大蔵委員会 第9号(1980/03/28、11期、日本共産党)

○渡辺武君 最初に、内職の主婦の場合の問題を伺いたいと思うんですが、最近御承知のように、家庭の主婦の内職やパートが非常にふえております。これはだんなさんの賃金が非常に抑えられている、物価も高いというようなことが一つ大きな原因だと思います。ところが、その内職をしている主婦の中から、同じ内職をしている人で給与所得控除を受けることのできている人とそうでない人がある。私の場合は給与所得控除を受けることができないんだが、どういうわけなんだと、こういう質問を受ける場合が非常に多いんですよ。  そこでまず伺いたいんですが、給与所得控除を受けられる内職の主婦というのはどういう場合なのか、これをまず伺いたい。

第91回国会 大蔵委員会 第10号(1980/04/01、11期、日本共産党)

○渡辺武君 わが党は、この税理士法改正案について、山本税理士会会長その他、証人の喚問あるいは参考人の喚問などを、これを理事会に提起しております。これは当然のことだと思うんですよ。この法案は、言ってみれば全く汚辱に満ちた法案だと言って差し支えないと思います。  税理士会及び税理士政治連盟、これが各党の議員その他に多額の金をばらまいた。これはいま検察庁の捜査の対象になっているんですよ。その結果、一体これが一部の人たちの主張しているような政治献金なのか、賄賂なのか、その結論さえも出ない、その間に、もうとにかくこの法案を成立さしてしまおうということで審議を急ぐ。うわさによれば、きょうこの委員会では質疑……

第91回国会 予算委員会 第15号(1980/03/25、11期、日本共産党)

○渡辺武君 まず、法務大臣に伺います。  税理士法改正案にかかわる日税連と日本税政連の贈収賄容疑について、検察当局の捜査は順調に進んでいると思いますけれども、その状況はどうなっていらっしゃいますか、伺いたい。
【次の発言】 捜査のかなめとなるものは、全体を直接計画し、指揮した山本義雄日税連会長、四元正憲日税連専務理事、それから加茂武日本税政連会長などからの徹底した聴取だと思いますけれども、事情聴取は進んでおりましょうか。
【次の発言】 この三人が捜査のかなめだという点についてはどうですか。
【次の発言】 私どもが日税連から聞いたところでは、四元、加茂両氏は入院していると、山本会長は公職にありな……


渡辺武[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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各種会議発言一覧(参議院11期)

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第84回国会(1977/12/19〜1978/06/16)

第84回国会 運輸委員会、建設委員会、公害対策及び環境保全特別委員会連合審査会 第1号(1978/04/10、11期、日本共産党)

○渡辺武君 大臣に伺いますが、この特別措置法によって航空機騒音の防止地区とそれから特別地区というのができるわけですが、この地区に応じてまあ規制の度合いが大分違うですね。したがって、地域の人たちが大変強い関心持っているわけです。で、大体例のあのWECPNLですか、うるささ指数でこう考えてみて、特別地区と防止地区は大体どの辺、どの程度のところがめどになるか伺いたいと思います。
【次の発言】 政府としては、この法の第二条の2に基づいて、県知事に対して地域指定や措置などの案を提示することになっておりますが、大体これはいつごろになると考えていらっしゃいますか。

第84回国会 予算委員会第三分科会 第4号(1978/04/01、11期、日本共産党)

○渡辺武君 大臣に、郵便貯金の金利引き下げの問題について最初に二、三伺っておきたいと思います。  三月の十六日に公定歩合が〇・七五%引き下げられました。これに伴って郵便貯金の金利がまた引き下げられるんじゃないかと国民は非常に心配しているわけです。申し上げるまでもなく、郵便貯金は国民が生活を切り詰めてやっとつくり出した零細な貯金でもありますし、私どもはこの金利の引き下げをやるべきではないというふうに考えまして、去る三月の十五日に引き下げ反対の趣旨の申し入れを大臣にもいたしております。この点について、大臣、どういう御見解をお持ちか、伺いたいと思います。


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第87回国会(1978/12/22〜1979/06/14)

第87回国会 予算委員会公聴会 第1号(1979/03/20、11期、日本共産党)

○渡辺武君 渡辺先生に最初に伺いたいと思います。  現在の公債の大量発行がインフレの危険に導くという御趣旨の御公述がございましたが、インフレに至る、予想される現在の経路ですね、それからまた現在どのような徴候があらわれているか、またそれに対する政策的な対応はどうかという点を第一点として伺いたいと思います。  それから第二点として、政府が五十五年度導入を予定しております一般消費税、これがインフレの起爆剤になるのではないかというふうに考えられますが、その点についてのお考えはどうでしょうか。  それから第三点として、公債の相次ぐ大量発行で、いま公債の発行残高が恐ろしいほどの状態になっているわけです。私……


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第91回国会(1979/12/21〜1980/05/19)

第91回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1980/03/29、11期、日本共産党)

○渡辺武君 専売公社からおいでいただいていると思いますが、いらっしゃいますか。――どうも御苦労さんです。  総裁は御存じかどうか知りませんけれども、山口県の宇部市小串寺山というところに米原蘆洲さんという、これは重度身障者です。この方が五十二年の十月の二十四日にたばこ小売店の指定を受けて、いま元気で店をやっているんですが、私は先日その米原さんに会いましていろいろ事情を聞いたんです。そうしますと、米原さんいわく、たばこの小売店というのはこれは身障者にとっては非常に適した商売だと、いま自分のところでは公社の標準販売量の三倍ぐらい売り上げがあるということを言っておりました。それで、来年は国際障害者年で……

第91回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1980/04/01、11期、日本共産党)

○渡辺武君 防衛庁が認可してつくられております公益法人で防衛施設周辺整備協会というものがございますけれども、これは現在やっている主な業務、これはどんな業務をやっておられるのか、それからその支所の所在地と数、それから職員の数、これをまずお答えいただきたい。
【次の発言】 いま伺ったその業務ですね、あなたはこの整備協会の寄付行為の事業をただ読まれただけですね。私が聞いているのは、いま協会で現実にやっている主な業務は何ですかということを伺っているんです。
【次の発言】 だから、いろいろ挙げたけれども、結局一番最後のこれが一番主な業務でしょう。つまり、基地の周辺の住宅の防音工事、これの補助金の交付の申……



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※このページのデータは国会会議録検索システム参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/18

渡辺武[参]在籍期 : 8期- 9期-10期-|11期|
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