このページでは近藤忠孝参議院議員の10期(1974/07/07〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は10期国会活動統計で確認できます。
○近藤忠孝君 日本共産党を代表して総理並びに大蔵大臣に対して質問いたします。 今日、国民は、倒産と失業、物価高と生活難に加え、税の確定申告期を迎えまして、重い税金に特別に苦しい思いをしております。ところが、大蔵省が計算いたしました四十七年度法人税負担割合でも、資本金百億円以上の大企業が三四・一%と、一億円以上百億円未満の企業の三五%より低くなっていることに明らかなように、大企業、大資産家は安い税金で大きな利益を上げております。このような税の不公正の原因が、租税特別措置などによって大企業に特別の税減免措置をとってきた自民党政府の高度経済成長政策にあったことは明らかであります。総理は、社会的不公……
○近藤忠孝君 私は、日本共産党を代表いたしまして、ただいま議題となりました酒税法の一部を改正する法律案並びに製造たばこ定価法の一部を改正する法律案について、総理並びに関係大臣に質問いたします。 右二法案は、大蔵委員会において桧垣徳太郎君並びに自民党委員の暴挙によって、社会党委員のわずか五時間弱の質疑だけで打ち切り、可決したとされているものであり、審議はほとんど尽くさ、れていないのであります。 私は二回にわたって質問の機会を奪われました。ついに委員会においては一度も発言ができなかったのであります。わが党の渡辺委員を初め他党の多くの委員も同様であります。したがって私は、右二法案の内容についての……
○近藤忠孝君 私は、日本共産党を代表いたしまして、総理並びに大蔵大臣に質問いたします。 政府は、この財政特例法案によって本年度もまた四兆五百億円もの赤字公債を発行しようとしております。建設公債を含めて国債発行額は八兆四千八百億円、昨年に続き予算総額の三〇%という異常な事態であります。政府は、不況対策のためだからやむを得ないなどと述べております。けれども、わが国に比べて不況のはるかに深刻なイギリスでさえ、インフレ防止を重視いたしまして、昨年度予算の国債依存度は二八・八%、フランスは今年度も国債発行はゼロであり、アメリカは一三・九%、西ドイツは一三・五%という状態であります。ひとりわが国だけが財……
○近藤忠孝君 昨日の大蔵委員会におきまして、二日間にわたって守秘義務をめぐって抽象的な議論がございました。しかし、その中で大蔵大臣はケース・バイ・ケースで出すか出さぬか判断したい、こういった答弁でございましたが、では具体的に何を出すのか、具体的に私のほうから提出を求めた資料ですが、何を出すのか聞いたところ、結局公表された所得だけしか提出できない、こういう答弁でございます。これはきわめて重大な発言でございます。国会並びに委員会の国政調査権、何の内容もないんだと、こういうことを示していると思います。国税庁は口では国会の国政調査権を尊重しますとか言っておりますけれども、内容が全くないということが明ら……
○近藤忠孝君 最初に、環境庁長官にお伺いいたしますが、いまの質問にもございましたが、砒素の被害者にお会いになったということでありますし、今後ほかの患者にも積極的にお会いになりたいという、こういった御意見でありましたが、まず最初に、この砒素の被害者にお会いになって実際どんな印象を受けられたか、そして今後、たとえばイタイイタイ病や水俣病、四日市ぜんそくの患者にお会いになるといたしましても、実際、環境庁へ来いといいましても、なかなか来れないわけでありまして、現地へどんどん行かれて積極的にお会いになる、そういった御趣旨か、その点まず最初にお伺いしたいと思います。
○近藤忠孝君 東京都の公害局長上田参考人にお伺いしますが、先日行なわれました七大都市自動車排出ガス規制問題調査団、聴聞されたあと、〇・二五に近づけることは可能と考えられるという、こういった趣旨の、これは見解だと思いますが、あるいは何といいますか意見があったと思うのですが、それを述べた理由について、東京都としてはどういうお考えなのか、この点について、時間がありませんので端的にお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 たとえば、それは具体的に申しますと、東洋の場合はNOx〇・六にするには〇・三から〇・九のばらつきがあるという、こういう説明をしていると思いますが、本田では、〇・二四の場合のばらつ……
○近藤忠孝君 じゃ報告いたします。 第一班は鶴園委員長、井上委員、矢田部委員と私が、去る九月十日から十三日までの四日間、主として琵琶湖の公害発生状況とその対策及び、原子力発電所の安全対策と環境保全について実情調査を行なうため、滋賀県及び福井県を視察いたしました。 九月十日は、滋賀会館で県側から説明を聴取した後、浜大津港より船で南湖の水質汚染状況、湖南中部浄化センター、瀬田川洗堰を視察いたしました。 九月十一日は、琵琶湖大橋、日清食品株式会社栗東工場、彦根・長浜浄化センター予定地、日電ガラス株式会社高月工場を視察した後、福井県を訪問、県側から説明を聴取いたしました。 九月十二日は、関西電……
○近藤忠孝君 十一月六日行なわれました自動車専門委員会と七都市調査団との討議におきまして、五十一年規制可能の技術的評価については大筋において一致し、ただリードタイムについて見解が異なったと、このような報告を受けておりますが、その点間違いないかどうか、八田委員長から御答弁願いたいと思います。
【次の発言】 ですから、リードタイムの点について大きな違いがあったということでありますから、リードタイムの点につきまして両者の意見が一致するならば、たとえば七大都市調査団のほうの意見が正しくて、あなた方がその見解を聞いた結果それは正しいと、そこで一致するならば五十一年規制も可能であると、もしくはそれにたいへ……
○近藤忠孝君 前の質問でも御指摘ありましたけれども、いま中小企業の不況による困難がたいへんなものであります。たとえば土木建設関係でありましても、もう出かせぎの仕事さえないという、こういう事態でありますし、特に繊維の関係を見てみますと、各地で軒並みに休業している。最近愛知県で、一宮あたりでありますが、仕事の量が半分に減っておる。それから工賃が三分の一にたたかれております。ですから、実際の収入は六分の一しかないという状況で、これでは実際仕事をやっていけないという状況であります。こういう状況の中で、一方では大企業は三月期の決算を見ましても、これはもう明らかなとおり、軒並みにばく大な利益をあげておりま……
○近藤忠孝君 お昼前の大臣の答弁では、総需要抑制策を進めたことによって物価を鎮静化させた、そのことに勇気を持っておるというたいへん気分のいい話でありましたけれども、はたしてそうなんだろうか、そういった点からお伺いしたいと思います。 いま必要なことは、本年に入ってからの金融引き締め政策が、物価対策上有効な引き締めになっていたのかどうか、また物価対策としての効果があったかどうか、これを正しく判断することが必要だと思います。で、こういった観点から、まず、都市銀行、そして大企業というこの融資の関係、この関係でほんとうに引き締めになっておったのかどうか、このことであります。引き締めの効果をあらわすマネ……
○近藤忠孝君 まず、国税庁長官にお伺いいたします。
株式会社の場合に、他人の名義を借りて株式申し込み書を作成して、行使して、そうして会社の設立または増資をした場合、そういうことが判明した場合に、国税庁としてはどんな態度をとるのかという問題であります。また、私ども常識的に判断しまして、まず、実質的な所有者を調査し、確定をして、そうしてその者がそれだけの出資をなし得るかどうか、そういたところから始めていくと思います、そう理解してよろしゅうございましょうか。
【次の発言】 簡単でいいですよ。
【次の発言】 いま一般的に聞きましたが、たとえば、その場合に、本人の同意を得てその人の名義にした場合と、全……
○近藤忠孝君 国税庁にお伺いいたしますが、国税庁がいろいろ調査している中のうち、資産の移動にかかる「重要資料せん」というものがございますけれども、この保存年限は何年であるか、まず、伺いたいと思います。
【次の発言】 昨日来の守秘義務の範囲におきまして、いろいろ問題になっておりますが、結局、ケース・バイ・ケースであるというお話でありました。そしてまた、きのうの答弁の趣旨から見ても、いままでよりは少しは軟化したんじゃないか、いわば一歩前進したんじゃないかという評価が一般的にはなされております。そこで私は、昨日資料要求いたしました具体的な資料について、これを実際に出せるのか出せないのか、このことにつ……
○近藤忠孝君 昨日、共産党の国会議員団で「金脈問題をめぐる十大疑惑をただす」、田中総理への公開質問状というものを発表いたしました。結局、たくさんの疑惑があるわけでありますけれども、その疑惑を解明するかぎは、幽霊企業を解明し、全体像を明らかにしていく、そのことによって明らかになる。これが私どもの見解であり、また事実だろうと思います。そこで私は、前回に引き続き、この幽霊企業のからくりについてさらに踏み込んだ解明をしていきたい、こういう立場から質問をしたいと思います。 前回の当委員会における質問におきまして、東京ニューハウスという会社は、田中総理の目白台の邸宅とか、あるいは軽井沢の別荘など、個人資……
○近藤忠孝君 昼前から、消費者物価昨年比一五%に押えることを目ざして一生懸命やるという、こういうお話がございました。しかし、実際いま灯油は現実に二倍に、昨年比二倍になっていることが、これは実際の政府の調査でも明らかでございます。 そこで、最初に内田長官にお伺いいたしますが、先ほど長官は一五%を目ざして手に触れるもの、足に触れるもの、あらゆる努力をしてやっていきたいという、こういう御発言がございましたので、具体的にこの灯油を下げるために実現可能な方法があった場合ですね、そのために全力を尽くしてそれを行なっていく決意があるかどうか、このことを最初に伺いたいと思うんです。と申しますのは、灯油はこれ……
○近藤忠孝君 自動車公害専門委員会、それから大気部会の報告がなされておりますが、すでに御承知のとおりマスコミも含めましてたいへんな不評でありますし、たいへんきびしい批判がなされております。この大きな後退に対して小沢環境庁長官はどんな態度をとるか。これは三木内閣の試金石でもある、そのようにいわれておるわけでありますが、なぜこのような疑惑が持たれておるのか、その理由は二つあると思います。一つは、この自動車公害専門委員会などの構成の問題が一つです。それからもう一つは審議状況でありますが、まず最初に構成の問題、委員の構成の点でありますが、これはすでに十一月二十五日の当委員会において、沓脱タケ子委員のほ……
○近藤忠孝君 いま質問のありました見直し調査後の所得金額について個人の分については金額言いませんでしたが、それに関連してお伺いしたいのは、その関連企業につきまして見直しの結果、いままで公示されてなかった企業についてそれが公示すべき金額に達したかどうか、またいままで公示されておった企業につきましては、その所得金額について変化があったかどうか、この点についてお伺いしたいと思います。
【次の発言】 それはどこですか。
【次の発言】 それからいままで公示されておった企業についてその所得金額に変化があったかどうか、この点どうですか。
【次の発言】 変化のあった企業は幾つですか。
○近藤忠孝君 私は、国の財政経済政策の結果が端的な形であらわれるのが公害問題であると考えます。そこで、昭和四十七年度決算締めくくりの総括質問に当たりまして、この昭和四十七年以降の時期の政府の公害対策がその後どのように国民生活に影響を及ぼしたか、また、今日の公害による国民の健康被害等にどのようにかかわっているか、この問題について以下の質問の中で問題にしていきたいと思うわけであります。 まず、昭和四十七年公害の状況に関する年次報告、いわゆる公害白書でありますが、この昭和四十七年という年は御承知のとおり、前年のイタイイタイ病第一審、また新潟水俣病の判決に次いで四日市訴訟、またイタイイタイ病の控訴審……
○近藤忠孝君 きょうは五十一年規制問題にしぼって質問する予定でありましたけれども、先ほどイタイイタイ病とカドミウムの関係について真因を明らかにしろと、こういう質問がございましたので、この点若干質問させていただきたいと思います。 この問題につきましては、私自身、昭和四十三年以降かなり深くかかわりを持ってきた経験からこう考えます。まず、原因論争としての因果関係、その立証はすでに確立をしている、そして、その後のメカニズムについての研究がかなりなされておりますけれども、それは治療法の確立すなわち患者の救済という面からの学問的な究明であろうと、このように理解しておりますけれども、いかがでしょうか。
○近藤忠孝君 午前中の最後ですので、もうしばらくごしんぼうください。 最初に、和達参考人にお伺いいたしますが、先ほどの矢田部委員の質問に対して、いろいろ問題のある審議経過があったので、再審議、再検討、中公審の委員に伝えて、その判断に従う、こういうお話がありました。総合部会が三月上旬にあると聞いております。そうしますと、その場でそのような判断をお求めになるのかどうか。となりますと、その前に環境庁のほうが告示をすることはまたおかしくなってまいりますが、大体、いつごろこの部会を開いて、どのように再検討のお話をされるのか、これについてお答えいただきたいと思います。
○近藤忠孝君 最初に、岡市参考人にお伺いしますが、私も見てまいりましたけれども、今回の水島流出事故によりまして油の到達した海岸という海岸、まあ濃淡の差はありますけれども、潮の満ち干の幅だけなっていますね。その油の生物などへの影響がどうなのか、またこれを除去することが可能なのか、この点についての御見解を聞きたいと思います。
【次の発言】 除去の可能性はどうでしょうか。
【次の発言】 現在の段階では研究中ということですね。
次に、露木参考人にお伺いしますけれども、先ほどから被害に対して誠意をもって補償すると、こういった意見が出ておりますけれども、しかし、その補償の根拠として法的責任があるとお考え……
○近藤忠孝君 いまイタイイタイ病の関係がありましたので、若干それに関係してお伺いしたいのですが、長官の予算委員会などにおきます答弁を見る限りにおいて、一年以内に見直しをするという趣旨の発言が、いかにも原因論争について見直しをするかのように各議員がとりましてずいぶん議論があったと思います。その議論を聞いておりますと、いかにもイタイイタイ病の原因としてのカドミウムが怪しくなったかのごときこういう議論なんですが、しかし、そういったことは私あり得ないと思うんですね。なぜかと申しますと、大体イタイイタイ病がいまのところ神通川流域だけが認定されておりますけれども、ほかの地域にもその可能性があるわけでござい……
○近藤忠孝君 きょう私は長良川を中心に濃尾平野の治水、水利用、地盤沈下、さらに自然保護の問題について質問したいと思うんです。大変多岐にわたり、またいろいろむずかしい、また今後にかかわる問題でありますので、きょうはいわばその入り口的な質問になるかと思いますけれども、よろしくお願いしたいと思います。 これらの質問をする前に、まず環境庁長官にお伺いしたいんですが、この長良川をどのようにお考えになっておられるか。むしろ、長良川に対する印象はどんな印象をお持ちであるか、まず御答弁いただきたいと思います。長官のいま持っている感じだけでいいです。
○近藤忠孝君 大蔵大臣の財政演説の中で、今日の事態の混迷をもたらしたものは経済に重きを置き過ぎたこと、それから調和のとれた配慮を欠いていたことの帰結である。従来の成長の過程を通じて、生活環境施設の相対的立ちおくれ、さらに環境の汚染等のひずみがあらわれたと、こういう指摘がございます。この指摘は、今日各地で発生している公害、災害、それがいままで進めてきたこの高度経済成長の結果であるということを認めた趣旨であるかどうかということがまず第一点です。 それから、この財政演説の中で、今後均衡がとれたものにしなければならない、こういった指摘がございますけれども、このことは税制、財政、金融の面から、この結果……
○近藤忠孝君 最初、農林省にお伺いしますが、いま矢追委員からも質問のあった五十一年度以降どうするのかということでありますが、よくわからないと。しかし、農家の皆さんは、一月、二月、すでに営農計画をつくりながら、五十一年度以降の見通しの中で稲作にするかどうか、こういうことを考えるわけですね。ですから、早くしませんと、本当にそういう場当たり的な農政が農家の皆さんに大きな不安と動揺を与える。この点で、いつごろ五十一年度以降の結論が出るのか、まず、この点についてお伺いしたいと思います。
【次の発言】 できるだけ早くと申しましても、本当に早くやってもらいたいということであります。それから次に、この生産調整……
○近藤忠孝君 ことしの二月の末に日本銀行調査局が発表しました「一九七〇年代の世界インフレーション」こういう調査分析がございます。これによりますと、世界が同時にインフレに突入したのは、アメリカの過剰ドル散布と、為替の変動相場制のもとで主要国が財政金融の緩和に走ったと。また日本は、七一年のドル流入によるインフレを遮断せず、輸出高価格下でインフレ再輸出国になった、こういうぐあいに述べております。結局それは過去の日本の経済政策に対する批判じゃないかと、このように考えますが、いかがですか。
【次の発言】 そういたしますと、こういう流動性効果及び所得効果によって引き起こされている輸入インフレに対して、各国……
○近藤忠孝君 前回、大臣いないときに、この国債の償還制度の問題について局長に中心にお伺いしました。そこで、どうしても納得できないことがありますので、大臣にお伺いしたいと思います。 この国債償還制度が、この償還制度を明確に規定することによって国民の信頼を確保する、そこに一つの重要な要素がある、だから、必ず二分の一返すことを決めたんだと、そういう趣旨だと思うんです。と、なれば、決まったとおりやるべきである。 しかも、今回のように多額の金が余ったときこそ償還すべきだろう、こういう質問をしたんですが、しかし、本年はたくさん余ったんでそんなに返す必要はないと言うわけですね。こんなにたくさん余ったんだ……
○近藤忠孝君 最初に贈与税の問題についてお伺いいたします。
相続税の税率に合わせて贈与税の税率についても所要の調整を図るというのが今回の改正案の趣旨のようでありますが、そこでお伺いしたいのは、贈与というものは財産隠しに悪用される可能性が多いのじゃないでしょうか。また贈与の実態を正しくとらえて適正な課税をする点ではずいぶん問題があるように見られますけれども、その実態について一般的にお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 適正な課税をする点で問題があるという、そういう点に着目して、最も悪用したのが田中前総理の金脈問題だと思うんです。特に幽霊企業の増資に当たっての贈与、そしてその贈与税の免……
○近藤忠孝君 いままでの質疑の中で相続税のあり方と、それから民法の規定とのかかわりがある、こういう答弁がずっと続いておったわけであります。どういう意味でかかわりがあるのか、この点について御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 率の決め方にかかわりがあるというぐあいにいまお聞きしたわけですが、率だけじゃなくて、特にたとえば今回のように三分の一について、妻の三分の一について非課税にすべきかどうかというその判断や決定に、どういう財産制をとるか、そのことがかかわりあるかどうか、いかがでしょうか。
【次の発言】 いまの説明は夫婦の財産の実態についての説明だったわけですが、私が聞きましたのは、別産制……
○近藤忠孝君 最初、友末参考人にお伺いしますが、税制のあり方がほかの法律制度や実体の法の適用に影響があるんじゃなかろうかということを考えるんですが、たとえば今回の相続税法の改正の中の贈与税の問題ですね、贈与税の問題の中でたとえば納税猶予制度、これは一人が生前贈与を受けた場合に適用になると、こういうことは具体的に民法上の均分相続を実体的に崩していく可能性がありやしれいか。たとえばそんな面で基本的な法律の適用を変えていく場合がありやしないか、こんなことは税調で議論にはなっていないでしょうか。
【次の発言】 私は一つの例を申し上げたんですけれども、いろんな面に、民法上あるいは商法上その他の実体法上の……
○近藤忠孝君 最初、国税庁にお伺いしますが、最近、税務指導連絡協議会とか、いままでの青色申告会のほかにもう一回り範囲の広い税務署への協力団体が各地で組織されておる、こういった状況を聞いておりますけれども、その実態はつかんでおられますかどうか。
【次の発言】 そうしますと、育成に努めているということは、これは国税庁としてそういう指導をしていると、いまもしておると、こう承ってよろしいでしょうか。
【次の発言】 私がお聞きしたいのは、最近特にその点で指導を強めて、そういう協力団体がふえるように指導しているのかどうかということ。そしてそういう指導に従って具体的にそれら団体が傾向として、具体的数は各地に……
○近藤忠孝君 今回の関税暫定措置法の改正案、この中でプラスチック製スキーぐつを革に合わせまして二七%引き上げるということは、これは奈良県の業者の要求に沿うものでございます。しかし問題は、これだけの措置でスキーぐつ業者の経営難をどれほど救うことができるのだろうか、このことを最初にお聞きしたいのです。と申しますのは、たとえば輸入の状況ですが、四十五年には国産品が七九%に対して輸入が二一%、ところがだんだん輸入がふえまして、四十九年には国産四五%に対して輸入が五五%、逆転いたしました。今後ますますこの傾向はあると思うのですが、今回の関税率の引き上げによって五十年度はどうなるのか、その割合が。その辺に……
○近藤忠孝君 今回の歳入欠陥問題は事実上の財政危機宣言だというぐあいに認められております。それほど重大な問題でありますが、そこでまずお伺いしたいのは、新聞報道によりますと、四月十五日に閣議で報告をいたしました。そこで三木総理も厳しい事態に対処するため各閣僚に協力を要請した、こういう報道がされております。閣議として大平大蔵大臣の報告を了承したのかどうか。そして同時に、特に五十年度の見通しにつきましては、これは予算の基礎になっておる経済成長率の変更にもかかわってまいる大変重大な問題でありますが、これについて福田経済企画庁長官も了承したものかどうか、この点についてまずお伺いしたいと思います。
○近藤忠孝君 まず、酒の問題でありますが、最初にお聞きしたいのは、酒類製成数量についてであります。 昭和三十年の初期に比べまして、今日ずいぶん大きな伸びを示しました。全体的に見ますと、これは昭和四十七年の統計ですが、昭和三十二年に比べて三・七一倍、特にビールが多くて六・三三倍、清酒は二・八五倍です。しかし、その後だんだんと伸びがゆるやかになってきまして、四十三年との比較で申しますと、清酒などは一・一三倍、ビールでも一・五九、全体で一・四〇という、伸びがだんだんと低くなっております。ということは、今後の見通しとして、やはり国民の需要もそれほど多くはないんじゃないかと思うんですが、この酒の製成に……
○近藤忠孝君 前回の六月五日に酒販免許の問題でお伺いしましたが、まだ幾つか残された問題がありますので引き続きお伺いしたいと思います。 前回、現在酒販免許申請している件数ですね、店の件数、そのうち未処理件数は何件か、これをお伺いしたんですが、そのとき答弁いただいた数字は古い数字で、四十八年の段階でございます。私がこの間指摘した問題、大阪その他の大型店舗に対する酒販免許の問題は、昨年から起きている問題でありますので、少なくとも四十九年度末の数字として、現在申請件数、未処理件数をお答えいただきたいと思います。 それからもう一つ、特に大型店舗――百貨店等ですが、これにつきましては、四十九年度末と、……
○近藤忠孝君 お昼前からの議論の中で清酒の製造過程でのアルコール添加のことが問題になりました。私は、その是非は別問題としまして、清酒をつくる上でのアルコールの原価への影響について質問したいと思います。
その前提として、まずお伺いしたいのは、アルコール専売事業の中から、酒造用アルコールは外されておるようですが、なぜ外されているのか。いつごろからそうなったのか。このアルコール専売事業の趣旨とも関連させて御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 通産省から聞いたところによりますと、もともとは一緒だったものが途中から別になった、このように聞いておるのです。別にするにはそれだけの理由もあると思うの……
○近藤忠孝君 まず専売公社にお伺いいたします。
公社としますと、たばこの販売量をふやして収益を上げるということで、そのために喫煙人口をふやしたいということを考えておると思うんですが、その人数はどれぐらいが望ましいとお考えでしょうか。
【次の発言】 そういう実情といたしますと、公社としては、たとえば婦人層への開拓とか、いままで吸ってない人に吸ってもらうこととか、そんなことをお考えになり、そういう面からの開発をしているんじゃないかと思いますけれども、その点いかがでしょうか。
【次の発言】 そういたしますと、現段階では、たとえば婦人層への開拓のための研究開発とか、あるいはそのための商品計画とか、ま……
○近藤忠孝君 最初に重油被害の補償の問題についてお聞きしますが、先ほどの答弁でも補償要求について第三者の調停のほうに回すと、こういった話がございました。一方、三菱石油のほうも公正な第三者の調査機関に被害算定を依頼し、そのあと交渉にあたりたいと、こういった面もあるわけであります。一面では、公正な金額また被害の範囲を算定すると、そういう意味ではけっこうなことなんですけれども、いままでの各地で起きている公害企業の交渉の状況を見てみますと、第三者に頼んだことによって、そしてすっかり気を楽にして、むしろそのあとに引いてしまって、むしろ交渉を逃げ、解決をむしろおくらせるという、こういった事態が間々あったわ……
○近藤忠孝君 最初に、地方財政の問題について総理にお伺いいたします。
地方自治体の税財源の拡充が求められて、地方制度調査会答申でも繰り返し指摘されておりますが、まず総理、地方自治体の課税権、これは自治体固有のもので地方自治の根幹であるとお考えかどうか、まず御答弁いただきたいと思います。
【次の発言】 この課税権について、憲法上の根拠は何か、これについてお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 しかし、いまの御答弁では憲法上の根拠に基づくもの、すなわち、自治体固有のものであるということだと思います。
そこで、具体的な例でお聞きしたいと思います。電気税に係る非課税措置によって市町村税が大変……
○近藤忠孝君 最初に、日産の岩越参考人にお伺いいたします。
最近発表されました自動車工業会の昭和五十年度自動車需要見通し、これによりますと、総需要は、前年に比べて四輪車〇・二%減、二輪車が〇・五%増となっている。この中で四輪車の国内需要は、五十年度排ガス規制が実施されることによって年度後半にはかなりの需要減は免れない、こうなっております。その影響はどの程度と見込んでおられるのか、御答弁いただきたい。
【次の発言】 通産大臣にお伺いいたしますが、低公害車の高価格が需要に影響を及ぼすと、こういうことでありますけれども、通産省としてはその点いかがお考えか、簡単に御答弁いただきたい。
○近藤忠孝君 では、提案理由を説明いたします。 有価証券取引税法の一部を改正する法律案の提案理由説明を申し上げます。 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました、わが党提案の有価証券取引税法の一部を改正する法律案について、提案の理由及びその内容を御説明いたします。 申し上げるまでもなく、現在の、わが国の税制ほど不公正で矛盾に満ちたものはございません。特に所得税は、総合課税をたてまえとしておりますが、その所得のすべてについて総合課税、累進課税の適用を受けるのは、ただ給与所得、事業所得など勤労性の所得だけでありまして、利子・配当所得及び土地、有価証券等の譲渡所得など資産所得、つまり……
○近藤忠孝君 最初に、国債の償還問題についてお伺いいたします。
国債整理基金特別会計法という法律がありますが、この第二条第二項、ここで定額の繰り入れを規定していますが、ここで言う国債に赤字国債も含れまるでしょうか。
【次の発言】 そうしますと、赤字国債の場合にもこの規定によって毎年一・六%ずつ元金償還のために繰り入れる、こういうことですね。
【次の発言】 ですから、赤字国債の場合も一・六%ということですね。
そこで、この一・六%とした根拠ですが、これはどういうことでしょうか。これは主として建設国債について一・六ということで説明されると思うんですけれども、その根拠を御説明いただきたい。
○近藤忠孝君 前回の渡辺委員の質問が三分残っておりますので、あと二点だけお伺いしたいと思います。 第一点は、前回の副総裁の答弁で、マネーサプライ規制はやらないという、こういう答弁がございました。しかし、今後公債発行がだんだん巨大化していくに伴って、どうしてもこの面の歯どめが必要だと思うんです。規制をやらないけれども、マネーサプライの問題について歯どめをするについて具体的にどんなことをお考えか、第一点です。 それから第二点は、ドイツの中央銀行は、政府への中立性が大変強いということは御承知だと思います。それと比べて日銀の中立性がどういう条件にあるか、これをもっと改善して、政府に対する日銀の中立……
○近藤忠孝君 最初に、環境庁長官にお伺いいたします。
長官は八月二十九日から三日間、沖繩に視察に行かれたと聞いております。沖繩の基地公害についてどんな認識をお持ちか、まずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 いま御指摘の、特に牧港補給基地、ここを初め、西海岸の米軍基地から廃液と廃油による汚染が特にひどい、こう思いますけれども、実情はどうなっておりましょうか。
【次の発言】 いまの牧港につきましては、六価クロムの流出事故につきましてはまた後ほどお伺いをしますが、この牧港の基地の海岸が本当に何ともないかどうか、この点いかがでしょうか。
○近藤忠孝君 近藤です。 私、今回のこの証人尋問に当たりまして、この専門委員の全先生、外遊しておられる斉藤氏と、それから証人である土屋先生、これを除く全専門委員の皆さんにお会いしました。皆さん率直に意見を述べていただきました。また、この専門委員会に関連した直接間接の一切の各省庁の人にも会って調べました。その結果、この専門家会議につきましては、専門委員の皆さん本当に長期間熱心にやってこられた、努力もしてまいりましたけれども、結果的には利用されたんじゃないか、また各委員の意図とは逆に、このP3C導入に大きな役割りを果たした、こういう疑惑はますます深まったわけです。そういう点から若干質問をさせてい……
○近藤忠孝君 最初に防衛庁長官にお伺いします。
まず、昭和四十七年十月九日に至る過程の中で防衛庁は大蔵省からドル減らしのためにPXLを輸入にしてほしいと、こういうことを言われたことはありますか。
【次の発言】 ところが、これは何度も指摘されている点でありますが、田中総理はその直後の十一月十日の予算委員会におきましてこう言っております。「どうしても向こうから買って幾らかでもバランスをとらなきゃならぬ。」、これはアメリカからですね。「それなら何か買うものはないかということで、政府部内で検討いたしたことはございます。その中で防衛庁の問題として飛行機が検討されたということでございます。」、「そうして……
○近藤忠孝君 まず、コーチャンに対する嘱託尋問について一般的なことをお伺いしたいと思います。 このコーチャンに対する尋問が行われたわけですが、これはアメリカの検事が直接尋問するわけですね。そしてこれは日本の捜査機関がつくった尋問事項に基づいてやるということが一つ。それから日本の堀田検事などもこの法廷には立ち会っておりますけれども、これは直接尋問はできないのであって、要するに、毎回尋問や証言の中身を検討して、そしてあと討議をして、そしてさらにこういったことを尋問してくれと、こういう形で実際尋問を行ってきたと、こう理解してよろしいでしょうか。
○近藤忠孝君 きょうは私は小佐野賢治関係の疑惑を中心に質問したいと思います。 ロッキード疑獄の真相解明のためには田中角榮の刎頸の友として、その黒幕として暗躍してきた小佐野賢治国際興業社主にかかわる疑惑を徹底的に解明していくことが必要であると思います。この小佐野、田中コンビによる数多くの疑惑が渦巻いておるのがハワイであります。このハワイでロッキード事件の最大のクライマックスとも言うべき田中・ニクソン会談が行われたのであります。そして、ここでロッキードに関しても田中・小佐野密談が行われた。私は、このハワイにおける小佐野にかかわる数多くの疑惑を解明することが、田中と小佐野の関係を明確にいたしまして……
○近藤忠孝君 最初に運輸大臣にお伺いいたしますが、運輸行政の基本として、運輸大臣の責任の中で最も重要なものは安全であるということですね。で、これは一九六六年のアメリカの交通安全法が成立したときに、大統領の運輸教書にもそう強調されておりますが、日本の運輸大臣も同じお考えをお持ちかどうか。これが第一点。 それから第二点は、それとの関係でありますけれども、その点では自動車の欠陥の問題ですね。欠陥を持った自動車がたくさん走っておる。この問題が放置されておることは、人命や国民生活の安定という面から大変重要な問題です。で、この問題について、きわめて重要な問題としてこれはもう優先して取り組むべき問題である……
○近藤忠孝君 大臣、サンファン会議へせっかく御出席ですので、私も冒頭に若干この問題について質問したいと思います。
先ほど来、外国から日本が名指しで批判や非難がされていないと、こういう答弁でありました。しかし共同宣言によりますと、こういう言葉ありますね。「貿易に重大なかく乱をもたらし、保護主義の復活に通ずるような意図的な為替レート政策を避けることも重要である。」と、こういう条項があります。これは暗に日本を指しているというような節はないんでしょうか。
【次の発言】 実際に貿易の面見てみますと、これは御承知のとおり、本年に入って輸出は伸びております。二月が八%増、三月、一八・八%増、五月になります……
○近藤忠孝君 第一にお伺いしたいのは、転換奨励補助金まで出して奨励するわけですね。その結果の転作の定着の状況がどうであるか、この点は農林省として実態をどう把握されておられますか。そして実際は、大変永年性植物――果樹などの、これを除いては大変少ないです。たとえば、果樹などについても、実は五六・八%でありまして、そのほかのものは大変少ないんですけれども、そういう原因はどこにあるか、またその対策を、これをどんどんふやして定着さしていくかという、その対策はどうなのか、この点についてお伺いしたいと思います。
【次の発言】 農林大臣にお伺いしますが、いま、定着性は三割から五割だという数字ですね、実際見てい……
○近藤忠孝君 最初に、いま問題になっております児玉の脱税関係から質問に入っていきたいと思います。
児玉の関係ではロッキード社とのコンサルタント契約年間五千万円の報酬と、それから航空機の販売手数料契約、こういったものが脱税ということでいま起訴されているわけです。
そこでお伺いしたいのは、税法上の性格としてどんな性格の所得なのか、この点いかがですか。
【次の発言】 そうしますと、すべてが事業所得でしょうか。いまのところそれ以外のもの、たとえばこれは要するに工作費ですね、受け取ったものとか、そういった事業所得以外の性格、いわゆる雑所得とか、そういうぐあいに見られるものはないんでしょうか。起訴され……
○近藤忠孝君 最初に小倉参考人にお伺いしますが、まず税制調査会のあり方についての批制の問題、いろいろな批判がございます。内部からの批判といたしますと、これは税調の現在特別委員をされていると思いますが、大阪大学の名誉教授である木下和夫氏が「新軌道の財政金融」という本の中で書いていますが、「内部に素人の利益代表がいる。利益代表は自分の方のことばかり述べる。学者は理屈は知っていても実態がわからぬ。統一的運用がないから中和されたものがなく、適当なところで妥協した時点でまとまるということになる。昭和五十年代は財政主導と言っても、税制では何もできないのじゃないか」と、こういうぐあいに述べておられます。これ……
○近藤忠孝君 最初にOECD金融支援基金協定についてお伺いしますが、大臣、この構想には最初わが国は必ずしも賛成してなかったんじゃないか、こうも聞いておるんですが、この点いかがですか。
【次の発言】 今回こういうものが出てきましたけれども、その過程においてこれはずいぶん問題あったと思うんですが、そういったことでいいかどうか、これから御質問したいと思います。
ところで、七三年のオイルショック以後キッシンジャーが唱えた石油消費国同盟という、こういう考えが出てまいりましたが、これはどういうものと理解されておりましょうか。
【次の発言】 これが七四年の十一月十四日、シカゴ大学において正式には初めて登場……
○近藤忠孝君 最初に、午前中の質疑でも指摘された点でありますが、日本の輸出超過の問題と、それの関係で日本に対する各国に強い不満と反発が出ていると、こういう問題が指摘されたわけでございます。 そこで、これに対して財政当局としてどう対応するか、こういう問題についてお伺いしたいと思います。 五月十一日の新聞記事によりますと、河本通産大臣は、こういう事態に対処して輸入拡大の方針に切りかえる、こういう趣旨の発言をしております。そしてそのためには景気が本格的に立ち直ることが基本だと思う、こういうことを言っておりますが、こういう基本的な考えについて、これ大蔵大臣としても同じ考えであるかどうか、まずお伺いし……
○近藤忠孝君 最初に大臣にお伺いしますが、この三つの法律の改正を一本の法案で出してきたことにつきまして、私も原田委員と同じ意見であります。先ほどの局長の答弁を聞きますと、また大臣の答弁も同じですが、相互に密接な関係にあり共通すると。しかし、聞いてみますと、民法と人事訴訟手続法、これは確かに妻の地位の向上というのでこれ一本で出してもあるいはいいかもしれません。しかし、戸籍法は先ほど来指摘されているとおり違いますよね。これはあくまでもプライバシーとの関係で戸籍制度における公開制の限界の問題を論じている問題だと思います。明らかに違うものを、先ほどの御説明ですと戸籍の公開も不利益を受けるのは多くの場合……
○近藤忠孝君 私は、日本共産党を代表して、昭和五十一年度暫定予算三案に対し反対の討論を行います。 討論に先立って、私はまず、今回四十口にも及ぶ暫定予算の編成という非常の事態を招いたその責任が、挙げて政府自民党にあるということをはっきり指摘しないわけにはいきません。 さて、私が本暫定予算に反対する第一の理由は、その内容がインフレを促進するものとなっているからであります。 この一年間、政府みずからの手によって国民の主食である米、麦を初め私鉄運賃、酒、たばこ、郵便料金など公共料金の大幅引き上げが進められ、このことが、戦後最大の不況にもかかわらず、実に一〇%を超える物価の高騰を先導しており、国民……
○近藤忠孝君 総理、端的に聞きますので、簡潔にお答えいただきたいと思います。 まずロッキード問題、さらに鬼頭問題、重要問題たくさんあります。そこで、会期を延長せずにどうして処理しようとしているのか、このことを総理に聞きたいのです。いまも指摘ありましたように、五名弁明いたしましたが、しかしまさに開き直っております。真相究明はまさにいまから始まるわけであります。ですから、わが党ではこれを徹底して追及するために三週間程度の会期延長を提案いたしました。各紙も今度社説で一斉に会期延長を要求しております。徹底究明のための会期延長というのはまさにいまや大きな国民世論になっているのじゃないか、総理は会期延長……
○近藤忠孝君 すでに多くの点が指摘されておりますが、私はなるたけ重複を避けて、若干の問題について質問したいと思います。 まず最初に建設省の関係でありますが、建設省の河川の管理体制が実際どうなっておったのかという、こういう問題であります。これを具体的にした方がいいと思いますので、今回問題になりました長良川を含む木曽三川、あの付近の状況についてお尋ねしたいと思うんですが、木曽川上流工事事務所というのがございます。総人員が二百六十二名でありますが、このうち実際足で河川の管理に歩いておる職員がどれくらいおるんだろう、この点はおわかりになりましょうか。
○近藤忠孝君 最初に大臣にお伺いいたしますが、これは前国会の五月二十二日、本法案の審議をいたしました当委員会の公聴会で、財政制度審議会の中川氏がこう言っているんです。予算と本法案とは一体に運営審議されて可決成立すべきだ、それが分離されている。さらに財政収支試算では、ここ二、三年財政特例法案を出さざるを得ない、だから、特例公債ではむしろ二、三年一緒に発行できる制度をつくるべきだと、こういう提案をしているわけであります。冒頭に大臣に、こういう提案についてどういうお考えをお持ちであるか聞きたいと思います。
【次の発言】 この問題は財政の単年度主義との関係で問題になると思うのですが、大臣としてはなぜ単……
○近藤忠孝君 大蔵大臣に、今日の財政危機を切り抜ける基本的な姿勢についてお伺いしたいと思います。 いまの鈴木委員の所得減税をしないということとかかわりがあるわけですが、いままでの予算委員会等の答弁におきましても、今後数年にわたってしないという、こういうことであります。これは大量の国債発行から脱却するということ、それからそして財政危機突破の増税の道であるということなんですが、その一つの選択として私は所得税の実質増税で臨むのだ、そういう態度としか考えられないのです。というのは、税負担の増大は避けられないとしますと、この増税をどういう税体系で具体化していくのか、それから税制の全面的な見直し、今後の……
○近藤忠孝君 大熊参考人に最初にお伺いしたいんですが、先ほどからお話の出ておりますように、中長期の財政計画についての問題であります。 財政を機能的、弾力的に運営していく新しい政策手段として景気調整基金の設置とか、あるいは赤字決済を禁じた現行決済制度の改革とか、こんなことが考えられておりますね。これについて、もし参考人としてまとまったお考えがあれば簡単で結構ですからひとつお述べいただきたいのが第一点です。 それから次は、この考えの導入というのは、財政運営の基本である単年度主義とか、あるいは財政法四条の改正にもかかってくる問題があると、こう指摘されております。この問題が財政民主主義との関係でど……
○近藤忠孝君 今日までの質疑の中で、今回の三兆七千五百億円という大変な赤字公債の発行は、異常かつ危機的な財政状況を切り抜ける方向としての増税の手段ということがはっきりしてきたと思います。 問題は、その負担が、大蔵省や税調の審議や討議の状況を見ておりますと、給与所得者や低所得者層への増税、その一方では、企業に対する増税には大変消極的である。こんな方向も出てきていると思うわけです。むしろ私は、ここのところを逆にしていくことが大変大事だと思うのです。そういう抜本的な対策が必要だろうと思うのですが、その一つの例として、前回の質疑の中で、私は、公害防止準備金のように、大蔵省の歴代担当局長がそろってまず……
○近藤忠孝君 福田さんの行動につきまして幾つかの質問がございました。私は一つだけに限って端的にお伺いしたいんです。と申しますのは、三木総理はこう言っているんですね、やめる者がどうして国民に信を問うことができるのかと。これ、そのまま解釈しますと、三木さんが国民の審判を受けるんだという三木総理の声ですね。そしてまた、後受けたんだと、こういうことになると思うんです。こういう総選挙で国民に信を問うという、こういう観点から福田さんの御自分の行動をどう理解しておるのか、この点に限ってお聞きしたいと思います。
【次の発言】 私は、総選挙を三木さんでやるのか福田さんでやるのか、まあそんなことは自民党のことです……
○近藤忠孝君 最初に、気象通報所の問題についてすでに二人の委員から指摘がございましたが、それに対して、無人化しても観測に支障はないという、こういう答弁でありました。しかし、私は無人化に賛成することができないのです。その第一の理由は、何よりも職員が反対しております。かなり勤務条件の悪いところで勤務しているにもかかわらず、職員の皆さんはこの無人化に反対である、こう申しております。そして、この通報所を無人化するということは結局住民サービスの面が後退することになるんじゃないか、こういった面で、私は、もうすでに多くの指摘がございますので、気象庁としては抜本的に考え直すべきだと、このことを要望したいと思い……
○近藤忠孝君 稲作転換の問題は定着性の問題だと思うのですね。四十六年から五十一年度まで八千二百八十八億円の補助金が出ていますが、稲作から他の奨励作物などに作付転換してうまく定着しているかどうか、この点についてお伺いしたいと思うのです。そこで、稲作転換対策から水田総合利用対策へ制度が移った昭和五十一年の二月四日の農林事務次官通達でもこう言っています。現在の転作の定着性は全体としてなお不安定だとありますね。現に昭和五十一年度の実績見込みではいまも言ったとおり、転換の目標が十九万五千ヘクタールだったのが達成率九一%です。さらに五十一年度にはもとの稲作に逆転換した農家さえある、こう聞いていますね。 ……
○近藤忠孝君 最初に、急ではありますが厚生大臣に質問いたします。
青酸カリ殺人が発生しているにもかかわらず、倒産した企業の倉庫に多量の青酸カリが放置されている、こういった危険な状態が頻発しております。この管理体制を強化すべきであると思いますが、その体制はどうなっておるのか、国民の不安を解消するためにどういう対策をとるのか、お答えいただきたいと思います。
【次の発言】 国鉄総裁にお伺いいたします。
国鉄再建が問題になっておりますが、私はそのためには労働者の労働条件の改悪になるような合理化や、さらに運賃値上げ以前の問題といたしまして国鉄当局者自身えりを正してまた改めるべき問題があると思うのです……
○近藤忠孝君 いまの点ですが、運輸省ですが、排出ガスの測定に関する研究等を列記してありますね、ここに、四二ページから四三ページまでの間に。中身を見てみますと、「研究修了時期 継続中」というのがほとんどで、一つだけ四十九年三月に終わったやつがありますが、こういう面見てみましてね、測定の問題は万全なんだろうかという、この点どうでしょうか。
○近藤忠孝君 肥後公述人と木下公述人にお伺いしますが、先ほどのお話で酒税等の税体系における一定の割合ということが出たわけでありますが、私は、社会の多様化、発展の中で、その割合が変わってきても一向におかしくない。たとえばずっと昔ですね、特に戦争時には高かった。そういう時期を反映しておったと思うのですが、これだけ社会が繁栄してまいりますと、この割合が減ってきても一向におかしくないし、また新たな税の負担の問題も出てきてしかるべきだろうと思いますけれども、それについてどうお考えかお伺いしたいと思います。特に木下公述人の場合には、先ほどのお話の中で、酒税が下がると、一般の価格の中で酒をそれだけ低く抑える……
○近藤忠孝君 鷲見先生に二点にわたってお伺いします。 まず第一点は、福祉関係においても無計画、無原則、アンバランスがある、こういうことでありますが、具体的にはどういうことだろうか。 第二点は、地方財政硬直化と人件費の関係について御説明いただきたいと思います。
○近藤忠孝君 氏家参考人に一点、それから岩波参考人に三点お伺いしたいと思います。 岩波参考人がことし八月十二日の「エコノミスト」に論文を出しておりますが、その最後の方で、「国債依存が更に強化されるなら、財政制度審議会や三菱銀行が推計するように、五年後の五五年度には国債残高が四〇兆円ないし五〇兆円という時代が出現してしまう。」「驚くべき財政状態となる。」と、こういう指摘がございますが、実際には、今年度の歳入欠陥を基礎に計算しますと、五十五年には国債残高が七〇兆円、財政規模は四十二兆円、国債発行額は約十四兆円という事態になるわけです。こういう事態になった場合に、四十から五十兆円でも驚くべき状況で……
○近藤忠孝君 最初に振動病についてお伺いいたします。 最近、振動病が原因となって死亡した件について、公務災害に認定されるという、こういったこともありましたように、全国に二十万台以上にも及んでおりますチェーンソーを使っている山林労働者、さらに削岩機、びょう打ち機や農機具など振動機械を使う労働者にとって、機械化が進めば進むほど深刻な振動病が出ております。それがさらに、表面に出るだけではなくて、体内の深部にまで深くその影響が出ているという、こういったことが言われておりますが、そこで労働省にお伺いしたいんです。 振動病の早期認定業務のあり方など、多くの点でいままでの通達について見直しが必要である、……
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