近藤忠孝 参議院議員
12期国会発言一覧

近藤忠孝[参]在籍期 : 10期-|12期|-13期-14期-15期
近藤忠孝[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは近藤忠孝参議院議員の12期(1980/06/22〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は12期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院12期)

近藤忠孝[参]本会議発言(全期間)
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第94回国会(1980/12/22〜1981/06/06)

第94回国会 参議院本会議 第8号(1981/03/23、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 私は、日本共産党を代表し、所得税法、法人税法、租税特別措置法の改正案について、総理並びに大蔵大臣に質問いたします。政府は来年度予算を「財政再建元年予算」と言っておりますが、国民にとっては軍拡元年、福祉切り捨て元年、大増税元年であり、この三法案はまさにその内容をなすものであります。  昨年の労働者の実質賃金はマイナスとなり、家計の実収入も狂乱物価以来の実質一・四%減を記録しました。中小企業の倒産も月千五百件ラインが常態化し、農家も冷害のあおりで二年続きの実質所得低下を示しました。まさに国民の暮らしと経営は、大企業が史上空前の利益を謳歌しているのとはうらはらに、慢性化した深刻な危機に……


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第95回国会(1981/09/24〜1981/11/28)

第95回国会 参議院本会議 第7号(1981/10/14、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 私は、日本共産党を代表いたしまして、議題となりました法案について、総理、関係大臣並びに発議者に質問いたします。  去る十月二日の本会議代表質問におきまして、わが党の上田議員は、「全国区制改革案は政党法的規制の導入、無所属立候補の事実上の禁止など、憲法違反の疑いが強いので再提出しないよう」強く求めました。これに対し鈴木総理は、「各党も検討を重ねていると聞くので、論議を重ね、可及的速やかに改正が実現するよう望む」と答弁されたのであります。  元来、民主主義の根幹にかかわる選挙制度の改革は、全政党、各会派の合意のもとに進められるべきものであり、法案提出に至るまでに十分な協議や相談がなさ……


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第96回国会(1981/12/21〜1982/08/21)

第96回国会 参議院本会議 第9号(1982/03/19、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました両改正案について、総理並びに関係大臣に質問いたします。  五年連続減税見送りによる所得税の国民負担は、総額八兆四千億円、納税者一人当たり実に二十万円の負担増となり、加えて社会保険料、公共料金の値上げなどが国民の消費支出を大きく圧迫し、これが今日の不況の最大の原因であります。これは、河本経企庁長官が「景気回復のおくれは実質可処分所得がふえず、消費が伸びないからだ」と答弁しているように、政府みずから認めざるを得ないところであります。したがって、一兆円減税は正当かつ当然の要求であり、政府の責任において実施すべきことであります。  わが……


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第98回国会(1982/12/28〜1983/05/26)

第98回国会 参議院本会議 第7号(1983/03/18、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 私は、日本共産党を代表いたしまして、財源確保法案等の三案について総理並びに関係大臣に質問いたします。  昭和五十八年度予算の基本的内容は、総理の不沈空母発言、三海峡封鎖、一千海里航路帯防衛などに見られるような、日本をアメリカの世界戦略の前線基地にするための軍備増強と、大企業に対する補助金、海外協力費、エネルギー対策費などを増額し、これを聖域化するものであり、本法案はその歳入面の裏づけとなるものであって、断じて容認できません。  本法案は、内部留保の積み増しで余裕のある大 企業への課税強化はすべて見送り、巨額の国債を引き続き発行するとともに、勤労国民に対しては実質増税など弱者負担に……

近藤忠孝[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院12期)

近藤忠孝[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第93回国会(1980/09/29〜1980/11/29)

第93回国会 決算委員会 第3号(1980/10/29、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 最初に大臣にお伺いしますが、エネルギーの石油から石炭への転換が問題になってまいっておりますが、それのこれからの見通しについて、大臣のお考えをお聞かせいただきたいと思うんです。
【次の発言】 そこで、石炭火力発電の問題を中心にお伺いしますが、いまもお話しのとおり、石油代替電源のうちでかなり長期的電源として位置づけられていると、私はこう思います。  そこで環境庁にお伺いしますが、この石炭使用に伴う影響の問題です。特に大気汚染について、これは石油火力と比べまして、硫黄酸化物で二倍以上、それから窒素酸化物で三倍以上、ばいじんで十倍の排出量になると、このように言われておりますが、そのとおり……

第93回国会 決算委員会 第6号(1980/11/26、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 最初に、労働保険特別会計労災勘定についてお伺いしますが、昭和五十年以降五十四年までの年度別歳入決算額と、歳出決算についての御報告をいただきたいと思います。
【次の発言】 歳出に比べて歳入の方が大変多いので、ゆとりのある運用をしていると思うんですが、この数字の意味するところについては、これはまた別の機会に検討したいと思うんです。  きょう私はこの事実を前提にいたしまして、労働基準監督署の現場で実際起きております問題についてお伺いしたいと思います。言うまでもなく労働基準法、労災法の基本精神が、労働者の保護にあるということは間違いないと思うんですが、実際現場で、あるいは労働省の方の指導……

第93回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第2号(1980/11/12、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 先ほど来の議論で、選挙に金がかかるということで、大臣も、個人が苦労に苦労を重ねて金を集める、こう答弁されたんです。私は問題は二つあると思うんです。第一は、金が何にかかるのか、すなわちだれがどのような使い方をするのか、これらの買収の問題が第一点です。それから第二点は、苦労をするかどうか別問題としまして、もらってはならないところから金を集めているのじゃないか、こういう問題がある。これが私は二重三重の意味での政治腐敗の問題だと思うんです。  そこで、具体的な問題をお聞きしますが、ことし六月の衆参同時選挙の選挙違反の取り締まり状況、その罪種別検挙数などについて答弁いただきたいと思います。

第93回国会 航空機輸入に関する調査特別委員会 第2号(1980/11/07、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 最初に、刑事局長にお伺いしますが、F4Eファントム採用に関して松野氏に五億円贈られた、これが松野氏の方から要求したものだという点につきまして、これは五十四年四月二十三日付海部八郎の検面調書、そこに書いてあります。第一回は、昭和四十三年五月末ごろ松野先生を訪ねた際、実は同先生からお金の要求をされたのですと。第二回目は、四十四年十二月末近く要求があったと。これは選挙用の軍資金として別途五千万円の調達を要求された。それから三回目は、四十五年に再び松野先生から二億円の要求があったというふうに記載されております。海部八郎がこの検面調書でこのように述べているという事実については間違いないでし……

第93回国会 大蔵委員会 第1号(1980/10/23、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 財政再建に臨む大蔵大臣の基本的な姿勢について、最初二点お伺いいたします。  一つは、今月の十二日、札幌北税務署長と副署長二名、合計三名が公用車で日曜ゴルフをした。その点を指摘されますと、その事実は認めたんですが、それは職員と納税者が癒着しやしないか、そういう身上視察である、いわば公務である、こういう弁解をしている事実があります。大臣はこういうことを公務とお認めになりますか。
【次の発言】 そうしますと、これは明らかに公用車を使いましてね、まさに公私混同、こういったことがあっていいか、これはひとつ大臣にお答えいただきたいと思います。

第93回国会 大蔵委員会 第2号(1980/11/13、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 大臣、これは通告してなかったのですが、最初に財務局問題について、先ほど鈴木委員からは詳しい指摘がありましたけれども、二点についてお聞きしたいと思うのです。  北九州財務局の職員は廃止になる関係で労働条件について不安を持っておるわけですが、そこで二点。第一点は、来年四月一日から新体制がスタートいたしますが、行政サービスの低下や職員の処遇に不都合が起こらないように、予算面初め多方面にわたって十分配慮するよう求めたい。それからもう一つは、職員の処遇など労働条件の問題について全財務労働組合と十分話し合って解決すること。この点について大臣の御答弁をいただきたいと思います。

第93回国会 法務委員会 第1号(1980/10/16、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 午前中の憲法論議に関する大臣の発言を聞いておりまして、率直に申し上げて、かなりすっきりした答弁であると、こう感じましたし、そのことは先ほど雑談でも申し上げました。ただ、午後の討論を聞いていますと、幾つか聞き逃せない問題もありますので、これからその問題について聞きたいと思うんです。  いままで憲法問題の発言を操り返し大臣されてまいりましたが、それは国会内における議員の自由な発言であると、こうおっしゃいました。そして、そういう議員の自由な発言を抑えるのはおかしいではないかと、こういう反論もあったわけであります。となりますと、大臣の一連の憲法発言というのは憲法五十一条の議員の発言ですね……

第93回国会 法務委員会 第閉会後1号(1980/12/18、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 最初に、大臣にお伺いします。  韓国では、間もなく金大中氏に対する最高裁の死刑判決がなされる、直ちに処刑の可能性がある、こういう危機が差し迫っているわけであります。金大中事件は、もうすでに先ほど来の議論で明らかなとおり、単に韓国の国内問題だけではなくて、わが国の主権侵害というまさにわが国自体の問題です。そこで、これも主権侵害があれば原状回復を求めるという、こういう答弁もございました。この点に関しまして、私も十月十六日の当法務委員会におきまして、田中伊三次氏とそれからレイナード氏、当時の日米両国政府の責任者がはっきりとした根拠を持ちましてこれはKCIAのしわざだと、そう言っている以……

第93回国会 法務委員会 第3号(1980/11/20、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 最初に、法務大臣とそれから最高裁の方にお伺いしますが、きょうの給与法案に関して、裁判官は憲法上、これは七十九条、八十条で在任中その報酬を減額されないといういわば一つの特権ですね、そしてあわせて裁判官、検察官は一般公務員に比べて高い待遇を受けています。こういう制度をとっているのはどういう趣旨に基づくものか、それぞれお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 そこで、いま言った独立性、身分保障、それを保障するためだということですが、そういたしますと、私はそれに見合う今度は裁判官並びに検察官の対応が必要だと思うんです。消極的な面ではそういう期待に反しないということ、それから積極的な面……


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第94回国会(1980/12/22〜1981/06/06)

第94回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1981/04/08、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 最初に総論的なことをお伺いしますが、科学技術庁関係の予算が一般、特別会計合わせて三千六百八十二億円、九%増ということで緊縮の中では大きな伸びとなっておるわけです。エネルギー開発に重点を置いた結果であると、こう思いますし、国の全体の予算を見ましても、エネルギー対策費は全体で四千九百七十五億円、一七・三%で一般歳出の約四倍という伸びで、またその中身を見ましても代替エネルギー開発、これを重視していると、これが科学技術庁の基本的な立場であると、こう伺ってよろしいでしょうか。
【次の発言】 そこで通産省にお伺いしますが、一昨日の夕刊の報道によりますとIEA、これは国際エネルギー機関ですが、……

第94回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1981/04/17、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 科学技術行政の基本的あり方につきまして前回に引き続いて、最近発生した三つの事件に関係して質問をしたいと思います。  最初は、日昇丸に対するアメリカの原子力潜水艦の当て逃げ事件であります。これについては、すでに参議院においても各委員会で大きな議論になっておりますが、私は、科学技術庁並びに当委員会にも重大なかかわりを持っておるという立場から、それについて質問したいと思います。  まず、前提として、今回の事件はなぜこの場所で事故が起きたのか。要するに、アメリカ潜水艦は何をしておったのかという問題。それから二番目には、なぜ衝突したのか。潜水艦が浮上するときに上にある物とぶつかるはずがない……

第94回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1981/04/24、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 いま大臣が発言されましたことに関係するのですが、恐らくいま言われたことは科学技術庁長官に就任してから教えられて、そして理解をされて、特に政治的に効果がそんな大きくないんだと、小さいことを政治家なりに強調されたのだと思うんですが、私は科学の問題としまして必ずしもその一面の強調ばかりではいけないし、中川さんはそれを強調することをよくやられるものだから、いろいろ誤解を受けるのだと思うんです。先ほどこれは塩出議員からも指摘がありました閣議でのやりとり、これは真意ではないということのようですけれども、ただ青森以来の発言ですね、裸で抱きついたけれども何ともないとか、そういうような発言をされる……

第94回国会 科学技術振興対策特別委員会 第6号(1981/05/22、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 きょう報告をされました敦賀発電所の資源エネルギー庁の報告書、冒頭には、今回の事故は「原子力発電に対する国民の信頼を裏切るものとしてきわめて遺憾な出来事であった。」、こう指摘されておりますが、これは中川大臣も同じ御認識でしょうか。
【次の発言】 「原子力発電に対する国民の信頼」と言うんですが、となると一つの信頼があったと言うんですね。 どんな信頼がいままでこの発電所に対して国民は持っておったのか、そして今回それがどのように裏切られたのか。もともと信頼がなければ裏切られるもないわけで、その点についてはどうですか。
【次の発言】 その認識についてはいつも申しておりますけれども、やはり今……

第94回国会 公害及び交通安全対策特別委員会 第閉会後1号(1981/09/17、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 最初に大臣に行革と環境行政の関係について総論的にお伺いしたいと思います。  これからこの問題は国会で議論されていくわけですが、第一次答申の中身は、軍事費、それから海外協力費、エネルギー対策費、そこだけがふえて、あとは軒並みに削っていく、あるいは抑えていくということです。はっきりと「はじめに」というところでも国民に痛みがあるという指摘があるわけです。行革の理念を見てみましても、幾つかの問題で環境行政との関係で気になるところがあるのです。そういう点で大臣は、これがこれからだんだん具体化されていく中で環境行政は後退させないと、こうはっきり言えましょうか。

第94回国会 災害対策特別委員会 第閉会後1号(1981/07/22、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 最初に、六月二十五日からの梅雨前線豪雨による災害についてお伺いします。  全国各地に被害が出ておるわけですが、私自身は、私が実際に調査に行って見聞してきたところ、あるいはじかにかなり強い要請が来ておるところ、これを若干具体的に取り上げてみたいと思います。  最初に新潟県の福島潟で冠水による農業被害が発生しておりますが、その概況について簡単に御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 いまの答弁のとおり、野菜が中心なんですが、元来この地域は野菜の被害が出るべきところじゃないんですね。元来水稲のために潟を水田にするということだったんですが、国の全体の政策で米はつくらないということで……

第94回国会 災害対策特別委員会 第3号(1981/02/23、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 きょうは雪害問題につきまして各委員から重要な問題の指摘がされ、またいろいろな要望がありました。私もその多くの問題について同意見であります。たとえば弔慰金の増額問題、それからなだれの危険個所の民家の集団移転に対する助成の問題、それから除雪費に対する対策、予備費からも繰り入れて対策を立てる、さらには森林被害を立法問題も含めて対処しようという問題、激甚指定の問題、また税法上の雑損控除、さらには特別豪雪地帯の指定基準の見直しなど、また北陸三県の方に雪害研究所を設けるべきだという、こういう点で私も同意見であります。あえて時間の関係上繰り返しませんし、また答弁は特に求めませんけれども、これに……

第94回国会 大蔵委員会 第2号(1981/02/12、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 時間が十五分と限られておりますので、果樹共済の問題にしぼって質問いたします。  先ほど来、関係農家から加入の意欲を持ち得るような制度にしたいということで五十五年の改正がなされた、で、五〇%の加入率の達成を目指していると、こういうお話でございました。  そこで、私、若干問題点を指摘したいのは、たとえばこれは北陸の富山の例ですが、県全体としますと、収穫共済の加入率が六六・五%、樹体共済の加入率五二・一%と、大変率がいいんですね。一生懸命関係者が努力した結果だと思うんです。ところがこれを市の段階で見てみますと、魚津市は収穫共済の加入率が六二・九%ですが、樹体共済はゼロ。一方、富山市の方……

第94回国会 大蔵委員会 第3号(1981/02/26、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 渡辺さんは財政再建元年ということを強調されますが、国民の側からはこれは軍備増強元年、それから福祉切り捨て元年、そして何よりも増税元年と、こういう反論があるということを冒頭に表明しておきたいと思うのです。  そこで、増税の問題ですが、五十六年度税制改正、法人税、酒税、物品税等々、その提案がされて、そしてその趣旨説明、提案理由などを拝見いたしますと、いずれも「最近における厳しい財政事情等にかえりみ、」――要するに財源調達という至上目的のための増税であるという点は素直にわかります。要するに取れるところから取ろうと、そういう考えだと思うんですが、反面、経済政策の一分野としての租税政策、そ……

第94回国会 大蔵委員会 第5号(1981/03/19、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 私の持ち時間は質問とお答え合わして十分ですので、端的にお答えいただきたいと思います。  まず小玉さんにお伺いしますけれども、清酒中小メーカーが今日の困難を乗り越えようと大変真剣な努力をしていることは大いに敬意を表します。よい酒をつくろうと、特色のあるお酒をつくろうということ、それが清酒メーカーの生きる道だというんで、お米を中心としたお酒ということが大変問題になっております。  そこで、その観点からお伺いしますけれども、第一には清酒の定義を、お米を中心に置いたそういう定義づけをできれば立法としてしたらどうかと、こういう意見がありますがどうお考えか、それが第一点。  それから、先ほど……

第94回国会 大蔵委員会 第6号(1981/03/20、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 最初に大臣にお伺いしますが、昭和五十六年度の酒税の収入を一兆八千三百億円と予定しておりますけれども、それは確保できると、こういう自信はありますか。
【次の発言】 何とかということで、私恐らく科学的根拠はいま薄れているんではないかと思うんです。いままで衆議院以来の説明を見ますと、需要の動向でお酒全体の平均として約六%の需要の増があると、あとは税改正による減退分が一%と、だから恐らく大丈夫だろうという、こういう認識だと思うんですが、どうでしょうか。
【次の発言】 そこで突っ込んでお聞きしますけれども、酒類の消費の中身ですが、家庭用とそれから営業用ですね、この比率はどれくらいなものです……

第94回国会 大蔵委員会 第7号(1981/03/24、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となっております酒税法の一部を改正する法律案に対し、反対の討論を行います。  反対の第一の理由は、今回の増税が財政再建の名のもとに一兆三千九百六十億円もの大増税の一環としてなされることであります。財政再建はこれまでの高度成長型の歳出歳入構造を全面的に見直す方向でこそ行われるべきであり、従来の財政構造を温存したまま、しかも軍拡の方向を一層推し進めながら、他方その負担を国民大衆に押しつけるなど全く国民の願いに逆行しているのであります。  特に酒税については、所得階層十分位別の負担状況から見ますと、低所得者層は高所得者層の約二倍の負担率となってお……

第94回国会 大蔵委員会 第8号(1981/03/25、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 三人の参考人の方にお答えいただきたいんですが、まず物品税の課税標準のとり方が現行はどういうやり方になっているか。で、どういう問題点があるか。と申しますのは、現行の法律ですと「通常の卸取引数量により、かつ、通常の御取引形態により、」こうなっておるんですが、この点について現状はどうやっているか。そして問題点があるかどうか、いかがでしょうか。
【次の発言】 私の質問の趣旨は、小売価格がそれぞれの相手あるいはそのときによって変動しますね、違いますね。そうすると、その場合どうなのかということと、そういうことも含めて問題がないのか、そういう点なんです。

第94回国会 大蔵委員会 第9号(1981/03/26、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 最初に、大臣が言われた西陣の問題ですが、これは昨年の暮れの段階では課税強化の対象になっておったわけですね。私も行きましてね、京都選出の衆参議員と一緒に、となりますと、われわれが行ったので、共産党がそうまで言うならばというんでこれは外したわけですか。
【次の発言】 だから、共産党まで加わった結果であるということですね。われわれの立場から申しますと、物品税の増税そのもの絶対反対ですから、一貫しておるわけです、われわれは。だから私は、この西陣外したんだからほかの物品税も増税やめるかと思ったんです。そうあるべきだと思うんですね。この中身についてはまたあした申し上げたいと思うんです。  最……

第94回国会 大蔵委員会 第10号(1981/03/27、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 物品税を中心に質問をする予定でしたが、キャピタルゲイン問題に大臣も並み並みならぬ決意を示されましたので、さらに二、三追加して質問したいと思います。  大臣としても利子・配当等の関係でキャピタルゲインは非課税とはいかないということで、いろいろな問題があろうと思うんですが、一つは所得をどう捕捉するかという問題です。午前中からの主税局長の答弁でも、証券会社が顧客の取引を税務署に見せる制度になっていないということで、それを制度的に改善しようということで私がきのう提起した顧客資料の提出義務を課すと。しかもそれを課税対象だけじゃなくてもう一段低い一定株式以上の取引については報告をさせるという……

第94回国会 大蔵委員会 第11号(1981/03/28、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 最初に木下先生にお伺いしますが、税調は普通の審議会と格が違うと、権威ある審議会だと言われておるわけです。答申の法制化率が高いと、それだけ私は重要な審議会で、そうであるだけに、そこでどういう審議が行われているのかということは大変国民の知りたいところです。  そこで、この税調の公開を求める声が大変強いことは御承知のとおりであります。これについては小倉会長も新聞のインタビューでこう言っておるんですね。「審議の内容を公開にすると、委員が自由なふん囲気でものをいえないということもある。しかし、情報公開の機運が進んでくれば、議事録を閲覧させるぐらいの仕組みはできそうだな。」と、一応そういう方……

第94回国会 大蔵委員会 第12号(1981/03/30、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 私は、日本共産党を代表して、物品税法並びに印紙税法の両改正案について反対、有価証券取引税法改正案について賛成の討論を行います。  物品税法並びに印紙税法の両改正案に反対する第一の理由は、政府がこれまで推進してきた高度成長型財政がもたらした巨額の赤字からの脱出を、その財政構造を温存したまま、むしろ軍拡の方向を目指しつつ、その負担をすべて国民大衆からの増税で賄おうとしていることであります。  特に、物品税を財源調達のために増税するのは戦後初めてのことであり、財源確保のためならどこからでも取るという安易な増税方法と言わざるを得ないのであります。物品税はもともとぜいたく品、奢侈品に課税さ……

第94回国会 大蔵委員会 第13号(1981/03/31、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 最初に、昭和五十六年度から新設されるエネルギー対策投資促進減税の問題についてお聞きします。  この対象となる設備を購入した企業については取得額の七%の税額控除、三〇%を特別償却するということになっていますが、これによる減税規模はどれくらいでしょうか。
【次の発言】 大臣、一つ財源をいま見つけましたので、ひとつ御検討いただきたいと思うのですが、この問題でまず昭和五十六年度の省エネ、代替エネルギー関連投資ですね、これがどれくらい見込まれるか。新聞報道によりますと約一兆円とされておりますが、間違いないでしょうか。
【次の発言】 問題は、その額が達成できるか、特に私が指摘をしたいのは、中……

第94回国会 大蔵委員会 第14号(1981/04/21、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 最初に、国債の問題について総論的に、国債の大量発行の否定的な影響はどんな点があるか、これについてお答えいただきたいと思います。国債発行の否定的な影響、悪い面……。
【次の発言】 そこで、それぞれの中身についてお伺いしますが、まず最初に、日本銀行の国債保有額の推移、それから日本銀行の発行銀行券の推移、それから発行銀行券に対する国債保有額の割合の推移、これについて述べてもらいたいと思います。
【次の発言】 比率については多少途中のでこぼこはありますけれども、一貫してふえ続けておると、こう聞いてよろしいでしょうか。
【次の発言】 それから、日本銀行法で規定されております銀行券の発行高に……

第94回国会 大蔵委員会 第15号(1981/04/23、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 最初に公営競技についてですが、競馬、競輪、オートレース、競艇と、いろいろあると思うんですが、その上がってくる金について、この金の性格についてはいずれも同じだと思うんですね。ばくちの上がりとはいえ公営による収入で、やはり公金だと言うべきだと思うんです。その使途については税金と同じように公平さというか、公正さが確保されるべきだと思いますが、大蔵大臣どうですか。
【次の発言】 そこで、競馬の問題について農林省にお伺いしますが、きのうの合同審査の中でも中央競馬会の財産状況について大変ゆとりがあるということが指摘されたわけです。それから当委員会でも実際競馬場へ行って見てみまして、これは敷地……

第94回国会 大蔵委員会 第16号(1981/04/24、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 両参考人にお伺いしますが、日本銀行法によりますと、発行日銀券に見合う資産を積んでおかなければならないということになっているわけですね。ところがその約八十何%は国債なんですね。一方国債の増発が日銀券の増発につながるということも、直接じゃないにしても言われているわけですね。その点見てみますと、国債を増発して札がふえた、その札束に見合う財産が国債だとしますと、何かこれおかしいんではないか。となりますと、これは結局日銀券の規定の空文化になってしまうんじゃないか、その点で両先生がもし問題をお感じになるかどうか、いかがでしょうか。
【次の発言】 それから次には償還の問題ですが、六十分の一ずつ……

第94回国会 大蔵委員会 第17号(1981/04/28、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 最初、貨幣の問題についてお聞きしますが、わが国の貨幣の基本法は貨幣法ですが、これは今回の法案出ましたので読んでみましたら、これが果たして現行法かと思うほど大変古いことばかり書いてあるんですね。それからさらに戦車中の臨時の時限立法である臨時通貨法、これも基本になっておるわけですが、大体これも中身見てみますとほとんど現状には通用しない、こういう規定なんです。一体、現行法上通用する規定がどこにあるのか。一条だけ通用するようですけれどもね。となりますと、私はこれはもう現状に合わないではないか。こういう死文化したものをこのままにしておくことは現状に合わないので、こういう不自然な状況をやめま……

第94回国会 大蔵委員会 第18号(1981/05/07、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 私は、日本共産党を代表し、財政運営に必要な財源の確保を図るための特別措置法案について反対の討論を行います。  その理由の第一は、本法案が財政再建の理念が全くない、単なる財源かき集め策であることであります。  今日の深刻な財政危機を打開するためには、その元凶となった政府・自民党の経済、財政政策についての反省と、その根本的な見直しが求められております。ところが、今年度予算においても、国民には大増税と福祉の切り捨てが押しつけられた反面、軍事予算、エネルギー予算、海外援助予算などがアメリカの要求や財界の戦略に沿って大幅に増額されております。本法案による確保財源は、結局この反国民的な予算に……

第94回国会 大蔵委員会 第20号(1981/05/14、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 もうすでに各委員から触れておりますように、高額、悪質な脱税者に対しては厳重に対処して、同時にこれを乱用してはならないのであって、特に中小業者の負担になってはならないということは、もう大臣も繰り返し述べてきたと思うんです。  私は、そういう立場から、その発言を具体的に保証してもらうという意味で若干質問したいと思うんですが、まず、何といってもこれはやっぱり一つの犯罪規定ですから、構成要件を厳格に解しなきゃいかぬという点だと思うんです。納税義務者が「偽りその他不正の行為により」租税を免れた場合と。そこで、「偽りその他不正の行為」これはいろいろ、解釈によってはかなり広くもなるし狭くもなる……

第94回国会 大蔵委員会 第21号(1981/05/15、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 私は、本案に対し、修正の動議を提出いたします。その内容はお手元に配付されております案文のとおりであります。  これよりその趣旨について御説明いたします。  大企業や大資産家の悪質で大規模な脱税の根絶を図ることは、税務行政の公平を確保するにとどまらず、国民があまねく要請している財政再建を進める上でも、有効にしてかつ最も重要な意義を持つものであります。  大企業による悪質な脱税は、ここ一年間に国税庁が摘発したものだけでも、大洋漁業の十八億円を初め、日魯漁業、三越、平和相互銀行、フジタ工業など枚挙にいとまがありません。「法人税白書」によっても、国税当局が調査した法人の実に七八%、十四万……

第94回国会 大蔵委員会 第23号(1981/05/21、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 この銀行法の改正案は、きょうから同時に審議が始まった商法改正案と並んで国の基本法に関する問題、大変重要な問題であると思います。問題もたくさんありまして、それは金融制度調査会からの報告書のごく一部でもこんなに厚いわけですね。それだけの大問題ですので、とても二回や三回の審議では終わらない問題でありますけれども、重要な問題から逐次質問をしたいと思います。  最初に、総論的に大臣にお伺いしますが、戦後の財閥解体、そしてその後証券民主化が始まったということですけれども、大臣としてはこれをどう評価されていますか、財閥解体についての評価。

第94回国会 大蔵委員会 第24号(1981/05/26、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 最初に、これは前々回の私の質問、これは田中元総理のロッキード事件でもらった賄賂金への課税問題、その日に答弁なかったわけですが、ひとつお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 税額はわからないですか。
【次の発言】 この問題については、これは脱税のときの議論でしたからまた後に譲りたいと思います。  大臣がおられる間に中小金融問題について質問いたしますが、中小金融の対象である中小企業の実態、これがまず問題だと思うんです。中小企業の重要性についての大臣の認識の問題と、それから現状、これはもう予算委員会以来しばしば問題になってまいりましたけれども、大変な苦境にあるという、この辺につい……

第94回国会 逓信委員会 第閉会後1号(1981/09/01、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 最初に、金利について預金者の利益を守るという点で、いままでの各同僚委員の意見並びに山内郵政大臣の意見に私は賛成であります。そういう意味では、大臣、大いにがんばってほしいと思います。大体共産党が大臣がんばれなんてめったにないことですので、大いにひとつ、そのつもりでやってほしいと思います。  そこで、こういう郵貯論争が出てきたんですが、その原因は、先ほど触れられた郵貯がふえたからだという点の指摘があったんですが、私は単にそういう点だけじゃないと思うんですね。やはり長い間の経済政策に問題があったと思うんです。これはいままでもすでに問題になってきておりますけれども、これは一九六七年から七……

第94回国会 法務委員会 第5号(1981/04/23、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 最初に、いまも問題になりました谷合裁判官などにかかわる贈収賄事件について、事務総長から繰り返しまことに遺憾の一語に尽きる、今後どのように対処してよいか苦しんでいるという大変率直な見解表明がございました。司法の信頼を回復するために多くの意見に率直に耳を傾けて、そして改めるべき点は改めていく、そういうお考えだと思いますが、いかがですか。
【次の発言】 そういう点から、私からも若干の問題提起も含めて質問をしたいと思うんです。  まず、裁判所の威信が落ちたわけですが、裁判所の威信はそのためにあるのじゃなくて、法の威信を守るためにあると思うんですね。そして、裁判の威信というのは公正でなきゃ……

第94回国会 法務委員会 第6号(1981/05/21、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 最初に総論的にお伺いいたしますが、商法、わけても会社法は、企業の所有と経営に関する法律であります。 ところが、この所有について、大変大きな変動の中にあると言わなければなりません。一口に言って、これは個人株主減少の傾向。戦後の財閥解体に伴って証券民主化運動の推進で大きな変革があって、昭和二十五年度の個人持ち株比率は全国上場会社で六一%であったけれども、その後一貫して低下傾向であって、昭和四十九年には三三・五%になってしまった。現状は、これはどんなものでしょうか。
【次の発言】 そこで大胆、これはきわめて基本的な問題ですので大臣の所見をお伺いしたいんですが、かつて財閥解体したのには理……

第94回国会 法務委員会 第7号(1981/05/26、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 きょうは、藤原委員の御好意で順序を上へ上げていただいて質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。  最初に、証券市場の問題であります。  この証券市場の現状というのは、これはどういう考えの人、それは資本主義を守ろう、あるいはこれに反対するという、そういう考えの人の立場を乗り越えて、やっぱり現状に対してはまゆをひそめるものがあると思うんです。そのことを最もはっきり示したのが今回の誠備事件であると、こう思います。ですから、新聞でも大変批判的な記事が続いておりまして、逃げ出す大衆、まるでばくち場と、一握りの大口客が動かしているとか、あるいは投機筋が力を握っておって一般客は手……

第94回国会 法務委員会 第9号(1981/05/28、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 この前の委員会の際には、主に各企業が置かれている経済的実態の中の問題点ということを指摘いたしましたけれども、きょうは主に今回の改正案の法文の解釈の問題に観点を変えて質問したいと思います。  まず最初に、営業報告書については、大会社の場合に株主総会の承認事項から報告事項に変わったわけです。総会というのは、ある意味ではディスクロージャーの基本的な場であると思うんですね。そこから外した意味、これについてはいままでいろいろ説明されておりますけれども、株主がそういう細かなものまでも十分に理解をする力がないという、その辺が一つの理由のように見られておるんですね。私は、これはやっぱり株主を愚民……

第94回国会 法務委員会 第10号(1981/06/02、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 私は、日本共産党を代表して、商法等の一部を改正する法律案並びに同法施行に伴う関係法律の整理等に関する法律案に対して反対の討論をいたします。  反対理由の要点の第一は、株式制度について改悪、後退となる点であります。  株主の管理に費用がかかり過ぎるという意見など財界の要求に基づいて、単位株制度を導入して、一気に株式の大型化と中小零細株主の整理を図ろうとしておりますが、これは小株主の権利を侵害し、個人株主減少を促進することになり、むしろ株主総会の形骸化を助長するおそれがあります。  また、個人株主の激減による証券市場の賭博化、法人による相互保有による企業支配については、そのマイナス面……

第94回国会 法務委員会 第11号(1981/06/04、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 この改正案というのは、いままでの議論を見ましても、かなりあいまいな部分があると思うんですね。恐らく法務省でも、あるいは外務省でも、この解釈あるいは運用上初めてという問題もずいぶんあるようですから、暗中模索という問題もあろうと思いますし、あるいは扱いに苦慮をするという問題もあろうと思うんです。また、不備もずいぶんあるのじゃないかと思うんですね。  私は、概念そのものがかなり明確でないと思いますのは、先ほどの藤原委員の質問に対して、難民という認定を受けた者と受けない者と余り実際変わりないという。変わりなければ、別に一生懸命議論する必要もないんじゃないかと思うのです。決してそうじゃない……

第94回国会 予算委員会 第15号(1981/03/24、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 最初に、中小企業問題についてお伺いします。  まず、中小企業の事業所数、従業員数、それから生産額、それから全体に占める割合をお示しいただきたいと思います。
【次の発言】 事業所のパーセントも。
【次の発言】 従業員は。
【次の発言】 御正解でございまして、国民の過半数が中小企業に働く人とその家族であります。その危機は日本経済の危機であると、こういう御認識はありますか。
【次の発言】 ところが、その倒産が大変であること、当委員会でも明らかになりまして、昨年十月以来毎月千六百件の倒産、ことし一月もこれは千三百件以上、これは日本経済の危機ラインと言われている件数を突破するのじゃないかと……


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第95回国会(1981/09/24〜1981/11/28)

第95回国会 法務委員会 第2号(1981/11/10、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 最初に、この法案を出しました法務省の責任者として、大臣にお伺いしたいと思います。  午前中も寺田委員から、いわゆる人の道発言に対しましていろいろ質問がありました。大臣は一貫して、一般論としてふだん考えていることを述べたまでだと、こう言うのですが、私はそれでは理由にならないと思うんです。  その関係で、まず大臣にお伺いしますが、大臣は衆議院議員に当選された回数は何回で、在職年数は何年でしょうか。
【次の発言】 そして、文部大臣、法務大臣をずっと担当されておりました。途中、間はあいておりますけれども、いわば私は政治家としては熟達した政治家であると、こう思うんですね。そうであれば、発言……

第95回国会 法務委員会 第3号(1981/11/12、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 前回に引き続きまして、供託法の問題について質問をしたいと思います。  この法案が、法務省苦心の作であるということを認めるのにやぶさかじゃありません。全体の行政改革に対応するということで、一生懸命探し出したものだと認めることにやぶさかじゃありませんが、しかし、これはきのうも申し上げたように、日銀という範囲で見ると、国民から見れば、やはり金利がついているんですから、それをいわば横取りするような形なんです、そういう点では国民犠牲の行革という、いま全体で出されている行革関連法案と一体のものだということで、これは残念ながら反対せざるを得ないということを最初に表明して、あとは実務的な問題につ……

第95回国会 法務委員会 第4号(1981/11/26、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 前回に引き続きまして、わが国に入国した外国人の資格外活動について若干お伺いします。  最近の傾向として問題になっておりますのは、一つは、フィリピンから入ってくる女性の問題だと思うんです。そこでお伺いしますが、フィリピンから興業ビザと観光ビザで入国した人員、この五年間でどうなっているか、ちょっと御報告願いたいと思います。
【次の発言】 私は、このうち特に興業ビザの問題を重視する必要があると思うんです。これは法務省からいただいた資料によりますと、韓国それから中風、この場合台湾ですが、それと比較してみますと、昭和五十一年を一〇〇とした場合に、興業ビザの場合にはフィリピンの場合には二九七……


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第96回国会(1981/12/21〜1982/08/21)

第96回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第3号(1982/04/16、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 質問に先立ちまして、今回の全国区制改革問題についての日本共産党の基本的考え方を先に述べたいと思います。  第一に、自民党提案の本法案には一連の重大問題がありますが、その中心点は、一つ、名簿提出を認める政党等の三つの要件を設けることによって無所属、小政党所属の候補者の被選挙権を事実上奪うこと。二つ目に、従来の全国区候補者のポスター、個人ビラ、演説会、選挙カーなどの選挙運動手段を全面禁止し、政党による政権放送、新聞広告、選挙広報の三つに限定して、これにより全国区選挙では事実上選挙運動が影も形もなくなる暗やみ選挙となる、主権者たる国民の選択の材料や知る権利を奪う点で、憲法の原則と理念を……

第96回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第4号(1982/04/21、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 前回に続いてお伺いしますが、最初にきょうは法務大臣とそれから提案者にお聞きをします。  まず、選挙制度を変えていく場合の政治的な意味でありますが、私は選挙の本質が政治闘争であることには変わりはないと思いますが、その闘争過程が平和裏に処理をされる、そのためには選挙自体合理的で民主的な秩序を保つことが必要であると思います。したがって、政権党がこの選挙制度を党利党略でつくり上げたりあるいは運営するようなことがありますと、選挙自体あるいは民主主義の基礎が崩れてしまう、こう思いますが、法務大臣は法を守る立場にある者としてどうお考えになるか。そして提案者には、このような意味で選挙制度の改革に……

第96回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第7号(1982/05/12、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 約二時間余にわたる空転を経験しまして、私はなぜそうなったかと思いますと、やはり発議者の中に選挙権と被選挙権を何とか基本的人権でないかのように言いつくろって、その結果、選挙権や被選挙権の内容を法律で自由にできると、憲法の枠なんかないというような形をつくろうという、こういう無理な考えが基本にあったんだと、こう思うわけです。そういう意味で私はそういう態度こそ根本的に変えるべきだと、こう思います。この点では、私が前回指摘をしました本法案の党利党略性、これも客観的にはまさに党利党略性なんですが、そうでないと言いつくろうところに無理がありました。  私は、これは先ほどみたいに一時間余の時間を……

第96回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第10号(1982/06/18、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 最初に富田参考人にお伺いしますが、先ほど参議院全体の比例代表制を提案をされたと、これはこの「政治悪への挑戦」という御本にもございますね。これは地方区はなくして全部全国区というのですね。これはもちろん政党政治を前提に考えておられるのだと思います。  それからもう一つ、先ほど先生が言われた一人一党、それもその場合には当然お認めになっているのか、この点どうですか。
【次の発言】 いや、そうじゃなくて先生のお考えでですね。
【次の発言】 その場合、一人一党を認めると政党本位の選挙と矛盾するとか、あるいは政党本位の選挙は自民党案なり社会党案なり政治悪で必然的なものなのだ、そいつはもうどける……

第96回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第12号(1982/06/24、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 最初に長谷川参考人にお伺いしますが、先ほど日本の現状は性格の違う政党が存在している、それに対して一つの概念で規制することの問題性を指摘されたのですが、そうしますとどういう危険が出てくるのか、もう少し詳しく御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 日本の現状は、これは恐らく自民党、共産党などを言っているのでしょうが、性格が違う党がたくさんある。それに対して一つの概念で政党を規制することはやっぱり問題があるのじゃないかということで憲法論を展開されたのですが、政治的な意味で一つの概念で性格の違う政党を規制した場合の問題点。

第96回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第15号(1982/07/07、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 当委員会におけるいままでの若干の質疑、それから第一回目の参考人の意見聴取の結果、比例代表制そのものは合理的で、それを真っ正面から否定する意見はほとんどなかったのではないかと思います。ただ、これは自民党推薦の参考人まで含めまして、ほとんどの学者、専門家から指摘されましたのは、一つは政党の資格要件が厳し過ぎるからこれを緩和すべきである、もう一つは運動はもっと自由であるべきで運動規制を緩和させるべきではないか、こういう指摘がありました。  まず、最初の政党の資格要件の問題につきましては、わが党は基本的には政党政治、政党本位の選挙について肯定的でありますが、したがって比例代表制を採用すべ……

第96回国会 大蔵委員会 第2号(1982/02/16、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 農業共済制度全体の問題についてはもう質疑がありましたので省略いたしまして、個別の問題について質問いたします。  まず果樹共済ですが、これは昨年も質問しましたが、果樹の支持物について適用がないわけであります。この点についてはすでに昭和四十九年度から調査をしていると、こういう状況でありまして、それから一年たちまして、特にこれは雪害の影響が大きいところでありますので、特に昨年は雪も多く、私はいろんな調査があったんじゃないかと、こう思います。そういう点で、その後の調査の状況はどうでしょうか。
【次の発言】 頻度が小さいと言うんですが、これは北陸など、たとえば富山一県だけでも樹体で二百八十……

第96回国会 大蔵委員会 第3号(1982/03/23、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 渡辺さんに対する質問は久しぶりで待ち構えておったわけですけれども、まず最初に、先ほど多田委員の方の質問に対して大蔵大臣は、不景気の原因は消費節約ムードにあると、何かムードに責任があるようなことをおっしゃったのですが、本当なのかどうか。むしろそういうムードが出てくるその基本は何か、事実ですね。お化けみたいにムードがつくっているんじゃないと思うのです。やっぱり事実があると思うのです。それを大臣はどう把握していますか。
【次の発言】 それは私は一面であって、もっと基本的なものがあると思うのです。現に、河本さん自身が景気回復のためには国民の購買力を高めなきゃいかぬと、やはり購買力に基本が……

第96回国会 大蔵委員会 第4号(1982/03/26、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 引き続いていまの問題ですが、いま多価委員が指摘された土地税制の効果で、今回の税制の緩和のねらいというところは、市街化地域の農地の宅地化というところにねらいがあるようですが、むしろ譲渡所得税制の緩和がその面では逆に伝わるんじゃないかという面があると思うんですね。  というのは、やっぱり土地の価値が税制緩和によって高まりますから、もっと価値が上がるし、金にかえてしまった場合は利子なんかでは逆にやっぱり少なくなるわけですね。だから、長く農民が持っている市街化区域の農地は逆に宅地化が阻害される。逆に宅地供給の阻害要因をなくす面もそれはあるわけですが、それは比較的短期に持っている土地じゃな……

第96回国会 大蔵委員会 第5号(1982/03/30、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 最初に土地税制について質問いたします。  昭和五十七年度不況対策の目玉が百三十万戸住宅建設で、この点、大蔵大臣も大蔵委員会における所信表明で、景気対策の中心に住宅政策を掲げているということですが、このように住宅政策を重視する理由は何か、端的に御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 その波及効果ですが、最近は以前ほど波及効果なくなっているんじゃないかと言われています。  その理由は、これは後で触れる住宅価格とそれから取得能力の乖離の問題ですが、もう家だけ建てるのにいっぱいで、その後の家財道具なんかとても買えないとか、そういう点では波及効果は昔ほどではないという点が言われており……

第96回国会 大蔵委員会 第7号(1982/04/01、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 今回は初めての委嘱審査でありまして、大蔵省所管の予算を審議するわけですが、最大の歳出である国債費は間もなく財特法の審議がありますのでこれに譲りたいと思います。  そこで、歳入の中心である租税については、税制度そのものについては租税関係法案の審議で、時間はきわめて不十分であって参議院の機能を果たしているかどうかきわめて疑問でありますが、一応審議がありました。そこできょうは、この三十六兆余の租税及び印紙収入を確保するための租税徴収執行の問題に焦点をしぼって質問をしたいと思います。  まず、先ほども指摘があった五十六年度の税収不足、これは六月にならないとわからないと言うんですが、予算が……

第96回国会 大蔵委員会 第9号(1982/04/20、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 最初に大蔵大臣にお伺いしますが、前回、多田委員の赤字国債を出してきた歴代内閣の責任という質問に対しまして、渡辺さんは歳出を抑えて赤字国債を出さずに済んだのではないか、そういう反省の上に立って財政再建に努めます、こういう答弁がございました。  そこで、どのような歳出が抑えられるべきだったのかということと、それから当然また歳入面でも不公平税制是正など反省すべき点もあったのではなかろうか、こう思うわけであります。そこでこれから二日間にわたって歳出面と歳入面反省すべき点について質問をしていきたいと、こう思っています。  最初に、歳入面ですが、ともかくも昭和五十年のころから大変な赤字国債が……

第96回国会 大蔵委員会 第11号(1982/04/22、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 この法案の審議に際しまして、歳出歳入面でもっと考慮をしておけばこれだけの国債残高にならないで済んだということをずっと審議してまいりました。  私、一昨日申し上げたことは、特に租税特別措置などについて五十一年からきちっと取れたんですよ。そうすれば大体いまより二十兆円、二十三兆円ばかり少なくなっただろうし、わが党の言い分を聞いておればもっと残高三十兆から四十兆で済んだだろう、こういった指摘をしておったわけであります。  前回は、主に歳入の面からこの問題を指摘しましたけれども、きょうは主として歳出面、わけても大企業向け補助金について具体的な指摘をしたいと思います。  わが党は、一兆円以……

第96回国会 大蔵委員会 第12号(1982/04/27、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 私は、日本共産党を代表して、昭和五十七年度の公債の発行の特例に関する法律案に対し、反対の討論を行います。  反対理由の第一は、このような巨額の国債発行が財政法の健全財政主義を形骸化し、平和憲法の精神を踏みにじるからであります。  昭和五十七年度予算は、福祉の切り捨ての一方で軍事費を異常突出させた軍拡予算であり、本法案は、その財源を確保するためのものと言わざるを得ません。第一次オイルショック後の予期せざる歳入欠陥を補うために、臨時、異例の措置として、昭和五十年度の補正で、戦後初めて発行された赤字国債は、翌年度からは毎年、当初予算の財源として当然のように大量発行され、今年度で実に八年……

第96回国会 大蔵委員会 第14号(1982/08/05、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 ことしの二月十六日の本委員会における渡辺大蔵大臣の所信表明読み返してみますと、大変楽観的なことを言っています。一つは「すでに財政再建に向かって軌道の上を着実に歩んでおります。」もう一つは、景気については「次第に改善し、明るさが増してくるものと期待されます。」と。わずか半年足らずでありますが大変狂っております。これは世界及び国内情勢が急変したために変わってくるならそれが原因だということになると思うんですが、決してそうでないし、われわれはそのときに逆のことを指摘しておったわけです。ここで大臣、これらの点について反省がありましょうか。

第96回国会 大蔵委員会 第15号(1982/08/19、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 この法案は議員立法ではありますけれども、わが党は絶対反対であります。  衆議院でもその立場と理由を示してまいりました。参議院の方にやってまいったわけでありますけれども、私は冒頭に委員長にお願いしたいのは、きわめて多岐にわたって、しかもきわめて深刻な問題を持っておりまして、これは、実態上もまた理論上もあらゆる角度から究明しなければならない問題をたくさん含んでおります。そういう点で、これは十分なそして慎重な審議をお願いしたいと思います。  それから、たとえば衆議院では業者側、要するに債権者側からの代表を参考人としてまる一日かけて質疑をしておりますけれども、問題になっている、要するにサ……

第96回国会 文教委員会 第7号(1982/04/08、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 全参考人にお伺いしたいんですが、時間の関係で途中までになるかもしれませんが、御了承ください。  先ほど学校災害の原因とか責任の問題がございました。そこで升井参考人にお伺いしますが、事故の原因については子供の未熟さとかあるいは不注意があって起こることは避けられない、こういう意見がありますし、また片一方、学校管理者の責任ということで裁判にまで至るという問題もあります。そこで、大体学校での事故の起きた場合の責任というものは一体どうように考えるのか、基本的なお考えがありましたならばお伺いしたいと思います。
【次の発言】 もう一つお伺いしますが、先ほどのお話のように廃疾など大変大きな事故が……

第96回国会 法務委員会 第1号(1981/12/22、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 まず、法案に即して申しますと、私も人事院勧告を完全実施すべきだ、こう思います。  法案が判検事の報酬並びに俸給に関するものですから、その関係で若干質問いたしますと、憲法七十九条の趣旨が生かされているのだろうかという、こういう問題ですね。確かに俸給表の上では一般職に比べてそれなりの差があることはこれは重々わかりますが、問題は二年の修習、それからその前に司法試験に受かるまでに最近大分年数がかかっている、合格者の高年齢化の問題ですね。先ほどずっと事務担当者にも聞いておったんですが、一般職に見合うそれぞれの同じ給与額に関して、その年齢の比較がされていないようですね。私はこの辺を調べてみて……


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第97回国会(1982/11/26〜1982/12/25)

第97回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第2号(1982/12/25、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 私は選挙期日等の臨時特例に関する法律案の第七条「政令への委任」の問題にしぼりまして質問をいたします。  まず、先ほど宮之原委員が質問、指摘した選挙公営の指定都市における問題であります。答弁によりますと、前回は三者択一だったのが、今回は択一または択二になるということでありますけれども。まず確認したいのは、その選択はあくまでも当該自治体が自主的に決定することだと、こう思いますが、どうでしょうか。
【次の発言】 問題は、義務制ポスター掲示場、要するに公営掲示板のみに限定される候補者ポスターのこれは事実上の枚数制限になるんですね。京都市とそれから名古屋市で調べてみますと、京都市の場合には……

第97回国会 大蔵委員会 第2号(1982/12/25、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 午前中の質疑の中で、現在の総合的な減債制度を守っていく、こういう御発言がございました。この制度ができた当初には想定されていなかった特例公債の発行、現段階でこれについても守っていくのが相当だということでいままでやってきたと思うんです。私は、それを守っていくということは、単なる口だけではなくて、政府の基本的な方針としてしっかり守っていくという、そういう決意があると思うんですが、その辺はどうですか。
【次の発言】 問題は、午前中も指摘されておりましたけれども、百分の一・六の繰り入れだけでは早晩これは大変な事態になるだろう。このことはいままでの国会でも毎回指摘をされてきた点であります。そ……


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第98回国会(1982/12/28〜1983/05/26)

第98回国会 災害対策特別委員会 第閉会後1号(1983/06/17、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 きょう私は建設大臣の出席を求めたんですが、出てこないんで、大変残念であります。そこで、同じ閣僚として国土庁長官に内海建設大臣の発言について所見をただしたいと思うんですが、これは御承知のとおり、青森の選挙応援に行きまして、こう言っていますね。万一、松尾氏でなく別の方向へ進んだとすれば、県民は新幹線は来なくてもよい、地震災害は復旧しなくてもいい云々ということで松尾氏への支持を呼びかけたと、こういう発言であります。これは私は公選法二百二十一条の利害誘導罪、要するに「特殊の直接利害関係を利用して誘導をした」と、これに当たる可能性がありますし、公務員の地位利用、ここにも当たると思うんですね……

第98回国会 大蔵委員会 第2号(1983/02/10、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 持ち時間がわずか十五分ですので、端的な御答弁をお願いしたいと思うんです。  先ほど来議論が集中しておりますいわゆる一般消費税(仮称)ですね、これについては大蔵省としては今後採用しないというぐあいに断言できるわけですね。
【次の発言】 そうしますと、いま議論がありました一般消費税(仮称)とEC型付加価値税との違いはどこにあるのかということですが、大蔵大臣の頭にある一般消費税(仮称)というのは、たとえば輸入の段階、製造の段階、それから卸・小売の段階、それぞれの価格に対して一定率を掛けて、それからいままでに引かれた税金を差し引いたものが課税になると、こういうことですね。それがその仕組み……

第98回国会 大蔵委員会 第4号(1983/03/03、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 きょうは参考人の先生方、お忙しいところ、ありがとうございます。  まず、日弁連の樋口参考人にお伺いしますが、サラ金立法が必要だということは私も異存がないんですが、問題はどこに主眼を置き、どういう目的で立法していくべきか、この点についてのお考えをお聞きしたいと思います。
【次の発言】 それが日弁連の言う小口金融業法案ということで対象をしぼる論拠になるわけですね。  そこで、今回の法案が実際業務規制などでも実行されるかどうかという問題で、すでに問題になりましたのは、一つは取り立て規制、二十一条、このような抽象的規定で大丈夫かどうか、この点が一つ。  それからもう一つは、指導、勧告、苦……

第98回国会 大蔵委員会 第6号(1983/03/22、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 私は最初に、いま審議されておりますこの造幣特会法の一部を改正する法律案に反対であるという態度を表明いたします。  先ほど来議論のとおり、補助貨幣準備資金を取り崩して財源にしろと言い出したのはおまえじゃないかと言うかもしれませんけれども、趣旨が違うんですな。理論的には、この二年来の議論で、これは取り崩し得るものということで、それを大蔵省も認めたわけですから、だから裁判で言えば、まあ自白したわけですね。これは勝負は決まったんですが、問題は有効な使い方の問題なんです。  私の方で申し上げたのは、五十六年で一兆円赤字国債を減額すれば、当時の状況では、もうちょっとで赤字国債ゼロに手が届くと……

第98回国会 大蔵委員会 第8号(1983/03/24、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 きょうは予算の委嘱審査でありますので、まず最初に大蔵大臣の基本的な姿勢についてお伺いいたします。  大蔵大臣の職務の公正というのは何よりも大切にしなければならないと思いますし、それに対するいささかの疑惑もあってはならない、こう思いますが、いかがですか。
【次の発言】 そこで、これは最近の三月十八日の夜、新聞記事にも出ておりますけれども、都内のホテルで開かれた竹下大蔵大臣の「国会活動二十五周年を祝う会」について、二万円のパーティー券を金融界が大量に買ったという報道があります。  そこで、銀行局長にお伺いしますけれども、銀行、保険業界あるいは証券会社がそれぞれどれほどパーティー券を引……

第98回国会 大蔵委員会 第9号(1983/03/25、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 最初に、木下参考人にお伺いしますが、今日の不況打開のために積極的な手を打つ必要がある、そのためには内需主導型に転換すべきだし、いまはまさにそのチャンスであるし、そ してまた日本はその打開の可能性がある、こう言われておるんですが、五十八年度税制で内需主導型のための税制は、財政固有の役割りという面から見まして、そういう点についての考慮が払われたのか、払われたとすればどんな点か、これをお伺いしたいと思います。
【次の発言】 財源がないから減税はできなかったということに尽きるんですが、ただその部分は実質増税になりますわね、その所得減税されなかった部分は。そうしますと、全体の均衡上不公平が……

第98回国会 大蔵委員会 第10号(1983/03/30、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 前回の質問で海外債権引当金につきまして、肝心の主税局長に対する質問を落としましたので、追加的にお聞きします。  前回の質問でもおわかりのとおり、証券局の方は損失発生の可能性が高いと言う、それから片や国際金融局の方は支払い能力に問題はないと言う。同じ大蔵省でも評価が異っている性格の問題だと思うんですね。これを無税にするかどうかということはこれからの問題ですけれども、同じ大蔵省の中でもこれだけ考えが違い、しかも実態を見ているはずの国際金融局からこういう意見があるとなりますと、これを無税にすることの合理性はないんではないかと私は思うんです。  なぜこういうことを聞くかと申しますと、昨年……

第98回国会 大蔵委員会 第11号(1983/04/14、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 最初に銀行局長に質問いたしますが、適正金利についての質問、いろいろありましたが、どうも答弁がよくわかりませんですね。問題は二つあると思うんですよ。  一つは、局長言うとおり、貸す側と借りる側との資金の需給関係、それからもう一つは、貸す側のコストの問題。確かにこの需給関係についてはなかなかつかみづらいものがあると思うんですよ。しかし、コストの問題につきましては、すでに上田教授からも具体的な数値が大変科学的根拠をもって示されてますね。これはわかるのじゃないかと思うんです。  そこで、一つお伺いしたいのは、前回三月三日に上田教授がここで示された試算、二十五万円以下の部分が三〇・九%、二……

第98回国会 大蔵委員会 第12号(1983/04/19、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 私は、日本共産党を代表し、ただいま議題となっている衆議院送付の両原案及び右に対する自民党提案の修正案に反対、日本共産党提案の両修正案、社会党提案の両修正案にそれぞれ賛成の討論を行います。  まず、原案についての審議を通じ、みなし弁済規定はサラ金被害の一層の拡大、深刻化をもたらすこと、適正金利について上田教授から具体的科学的試算が提示され、原案の上限金利が大変な暴利であることが浮き彫りになり、これらについてのより深い審議が必要であったにもかかわらず、質疑を打ち切り、また共、社両党から修正案が提案され、法案修正をめぐる議論が始まる段階であり、かつ修正案についての質疑の要求があるにもか……

第98回国会 大蔵委員会 第14号(1983/05/10、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 前回の委員会の後、大臣が七カ国蔵相会議にお出かけになったので、そのことに関連して若干お聞きをしたいと思います。  これは大臣が着く前に、大場国際金融局長の大臣代理演説ということだったようですが、二点ばかりそのことに関してお聞きをしたいと思うんです。  一つは、その演説の中で銀行間の負担の公平化を強調した。これは発展途上国の利払い繰り延べ、それから利子軽減などの融資条件の改定が求められておる。その場合に、邦銀が米銀の肩がわりをするなど不当な犠牲を強いられないようくぎを刺したと。こういう報道がされておりますけれども、そういう可能性があるんだろうかどうか、これが第一点。  そして実際、……

第98回国会 大蔵委員会 第15号(1983/05/11、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 最初に草場参考人にお伺いしますが、四月二十六日に新会長に就任された後の記者会見でこう言っています。国債発行について先ほど述べられたような発行額の圧縮とそれから脱却する時期を早期に示すようにと。そのあと、銀行としても新しい国債の管理計画づくりに取り組むという発言がございますが、銀行の方で考えられる国債の管理計画、大体どんなことをお考えでしょうか。
【次の発言】 次に、昨年銀行法の改正があって、銀行の公共性が強調されたわけですが、銀行として公共性についてどのような努力をされているのか。
【次の発言】 公共性を示すということでの具体的な御努力はどうでしょうか。

第98回国会 大蔵委員会 第16号(1983/05/12、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 ASEAN諸国における発言について、先ほど鈴木議員の質問に対して、関係のない第三国に侵入したことを反省しているというんですが、その意味は、総理が訪問された国だけではなくて、日本軍が侵入したアジアのすべての国を指しておるんでしょうか。
【次の発言】 そういたしますと、中国東北地方に侵略して満州国をつくった、そのこともこれは誤りだったと、こういう反省の上に立っておるわけですね。
【次の発言】 そこで、第二次世界大戦の戦争の性格についての認識をお聞きしたいんですが、これはいろいろな要素がある。一つはファシズムと民主主義の戦い、それからもう一つの面として帝国主義同士の衝突という側面がある……

第98回国会 法務委員会 第2号(1983/03/23、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 全体の予算、一千九百九十六億円余の予算ですが、まず総論的にお伺いしたいのは、これで司法の、憲法の要求する役割りを果たす上で必要かつ十分な予算と考えているのかどうか、いかがですか。
【次の発言】 全体についてはすでに質疑もありましたので、私は最近の問題で、少年非行問題が多発しているという関係で、家裁の問題について聞きたいんですが、全体の中で家裁の予算がどのくらいかということになると何か区別ができないそうですね。  そこで、一般的に聞きますが、家裁、特に少年事件の関係で人員増は必要ないという、こういう御判断なんですか。
【次の発言】 家裁の問題はまた後で伺います。  この次のことは事……

第98回国会 法務委員会 第3号(1983/03/24、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 きょうは、予算の委嘱審査と、それから昨日の法務大臣の所信表明と両方に対して質問いたします。  所信表明の冒頭で「法務行政の使命は、法秩序の維持と国民の権利の保全にある」と言っております。そこで二つ、刑事面、民事面あわせて質問いたしますが、厚生省の関係で一番先に民事をお 聞きいたしますが、人権の問題としていま見逃せないのが、中国残留孤児の国籍問題だと思うんです。先日も中国から残留孤児の皆さんが帰ってこられて、親子の対面何組か行われまして、国民もこれ感激しながら見ておったんですが、新聞報道によりますと、そのうちの何組の人かは家族、親戚等の都合で国籍を取得できないというように聞いており……

第98回国会 法務委員会 第5号(1983/04/28、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 そういうマンションの問題などがわが国では最近の問題になっていますが、欧米ではずっと昔から問題になっているのですね。そこで、登記の問題と、それからこういう区分所有権の権利関係をめぐる問題について、欧米の法制度等はどうなっておるか、これについて御答弁いただきたいと思います。
【次の発言】 それから、わが国のマンションの建物の数、いわばこの法律の対象になる建物の数、それから、それの耐用年数は大体どれくらい来ておって、建てかえが当面ここ何年かの間にどの程度問題になるのか、その点の実情はどうでしょうか。
【次の発言】 堅固な建物で六十年は大丈夫だろうと思ってきたんですけれども、実際はどうも……

第98回国会 法務委員会 第6号(1983/05/10、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 本法案に関する質疑に入る前に若干時間いただいて緊急の問題について質問をしたいと思います。  地方選が終わって選挙違反などの捜査が行われておるようですが、この捜査のあり方ですね、あくまでもこれは公訴との関連で行われている。それからやはりその特定の犯罪にあくまでも必要な範囲で捜査を行うべきであるということ、いやしくも特定政党の実勢を探るとかね、支持者の状況を探るとか、あるいは党の活動に介入するとか、そういったことあってはならないと思いますが、どうでしょうか。
【次の発言】 そこで、これは京都の福知山で市会議員選挙に当選した田辺富士野という婦人議員ですが、いまそれに対する個別訪問の疑い……

第98回国会 予算委員会 第15号(1983/04/02、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 政府並びに自民党は、四月六日に正式決定するということで、景気対策を決めたということで議論になっておりますが、その中身についてまず経企庁にお伺いします。  この中身を見ますと、中小企業対策、雇用対策、それから構造不況業種対策などの景気対策の中身は、昨年十月に決まった総合経済対策と中身はほとんど同じじゃないか。これで果たして当面の景気対策として効果があるんだろうか。
【次の発言】 住宅対策も、いま議論ありましたように、基本的な土地問題を解決しないとこれはむずかしいんですね。その議論は時間の関係でやめます。  私は、総理にお聞きしたいんですが、景気対策にしてはならないものを項目に挙げて……


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各種会議発言一覧(参議院12期)

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第94回国会(1980/12/22〜1981/06/06)

第94回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1981/03/30、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 きょうは国際障害者年にちなんでこれに対する警察庁の対応をお伺いすることが中心ですが、その前に、これは午前中も指摘のありました早稲田大学の成績原簿偽造問題について若干お聞きしたいと思うんです。  これは一つは、基本的には大学の自治の問題、大学が対応すべき問題だと思いますが、しかし刑事事件の面もございます。きょうも大きく報道されておりますし、先ほど入ったニュースによりますと、午後二時前に岸田孝二を逮捕したということであります。ただ一面、大学の自治との関係で、慎重な面と同時に厳正な面、二つあると思いますが、その点どうでしょうか。


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第96回国会(1981/12/21〜1982/08/21)

第96回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会公聴会 第1号(1982/07/06、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 最初に川村公述人にお伺いしますが、先ほどの公述の中で選挙権の考え方やあるいは選挙運動の規制について古い考えが引き継がれている、こう言いましたけれども、ここのところもうちょっと詳しくお話しいただきたいと思います。
【次の発言】 それから、運動の規制については、現在も大変規制されていますが、今度は政党本位なんですから、元来自由であってしかるべきだと思うのですが、自民党案ですと全国区ほぼ全面的に禁止と、部分的にはありますけれどもね、というようなことですね。そうなりますと、昨年運動規制が大分強まった、それ以来二、三の選挙を見まして、これがさらに規制されるとどうなるんだろうか、その辺につい……


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第98回国会(1982/12/28〜1983/05/26)

第98回国会 予算委員会公聴会 第1号(1983/03/22、12期、日本共産党)

○近藤忠孝君 北野公述人にお伺いしますが、歳入欠陥が毎年大変多額に上がっておりますし、五十七年度も補正を組んだけれども、まだ出てくると、こういう状況であります。  その原因につきましては、それは経済の見通しの誤りだけじゃなくて構造的なものがあると思いますし、先ほど先生もそうおっしゃったのですが、どういう構造が歳入欠陥の原因となるのか、これが第一点です。  それからもう一つは、先ほど一般消費税は無限に広がる軍事費の担保となるとおっしゃいましたけれども、その意味をもうちょっとわかりやすくお願いしたいと思います。
【次の発言】 一般消費税が無限の軍拡の担保になると先生おっしゃったことです。その意味を……



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※このページのデータは国会会議録検索システム参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/18

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