このページでは三治重信参議院議員の10期(1974/07/07〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は10期国会活動統計で確認できます。
○三治重信君 私は、民社党を代表して、政府提出の昭和五十年度一般会計予算案及び特別会計予算案、政府関係機関予算案に対し、一括して反対の討論を行います。 政府・自由民主党の高度経済成長政策は、公害の多発、生活環境整備の著しい立ちおくれと、さらに一昨年末の石油ショックによる狂乱物価、インフレの激化に見舞われ、福祉の向上を積極的に阻害するというような深刻な事態となっております。さらに最近では、その上に深刻な不況に陥り、中小企業の倒産、レイオフ等が新聞の紙面に載らない日がないというきわめて危険な現状にあります。また、国際面では、新たに石油等エネルギー資源を初め原材料や飼料等を含む食糧等の海外からの輸……
○三治重信君 私は、民社党を代表して、政府の財政、経済演説に関する若干の質問を行わんとするものであります。 まずもって私の伺いたいことは、自民党歴代内閣の閣僚の中から、反憲法的な発言や議会を軽視する等の発言をされる方があり、三木内閣になってからもすでに二件に達しました。自民党の長期政権保持からくる独善意識がひそまれているからこそ、こうした発言が安易に行われるのではないかと思わざるを得ないのであります。いまや三木内閣の体質は総理の指導の及ばざるところのものとなっているのではないかと、国民の大半が持っている疑問でございます。今後どう対処されるのか、三木総理の見解と方針を承りたいのであります。 ……
○三治重信君 ただいま議題となりました昭和五十年度の公債の発行の特例に関する法律案について、民社党を代表して、反対の討論を行うものであります。 第一に、この臨時国会は不況克服対策を中心としなければなりませんのに、政府は酒、たばこの値上げに執着をして、国会の空白を招き、景気回復をおくらせたことであります。本公債法案は、昭和四十年度の補正予算のときと全く同様に、五十年度のこの補正予算においても歳入不足のみを補う処置として提案されたものであります。歳入欠陥の柱が法人税及び所得税であれば、景気対策として財政金融措置が早期に打たれなければなりません。わが党は昨年十月に、不況対策として住宅の大量建設と木……
○三治重信君 私は、民社党を代表し、ただいま提案されました昭和五十二年度の公債の発行の特例に関する法律案に対し、若干の質問を総理並びに関係大臣に行いたいと思います。 特例公債、すなわち赤字公債の発行は、低成長経済のもとで恒例化し、年々その発行量は増加の一途をたどっております。周知のごとく、財政法は、公債の発行をすべて禁止しているのではなく、公債事業費や出資金については公債に財源を求めることを許しております。したがって、わが国財政は一般財源を公債に求めることは厳に慎むべきものと思わなければなりません。また、それゆえに政府は、一般財源に公債を用いるためには、その都度法律によらなければならないわけ……
○三治重信君 だいぶ時間もたちまして、重複を避けて御質問をさしていただきたいと思うんです。 本日の陳述人の説明によって、また学者の参考人からもお話を聞きまして、五十一年規制というのはなかなか技術的にむずかしいというふうに感じております。そして各社もこの五十一年規制を直ちにやる分については御猶予願いたいというのが従来一貫の姿勢で、今日においても私はあまり変わっておられないように感じます。したがって、この規制値をとことん政府が推していくと、こういうことになりますと、たいへん国民経済的にも混乱を来たすんではないか、そこに何らかのコンセンサスを必要にする段階にきたんじゃないか、こういうふうに思うわけ……
○三治重信君 だいぶん時間が参りましたので重複を避けまして御質問します。したがって少し、何と申しますか、この規制に反するような感じを受け取られるようなことのないようにひとつお願いしますが、これは質問の範囲を広げるために少しほかの部面の考慮をと思って重複を避ける意味でそちらのほうへ、残った質問として聞いていただきたいと思います。 まず第一に、こういうふうにして日本が世界に先がけて規制をやっていきます。しかしながら、日本のいまの自動車産業は鉄鋼に次ぐ第二の輸出産業になっておるわけでございます、年間約四十九億ドルも輸出していると。そうすると論入せざるを得ないと、外国の車を規制できないと。そういう場……
○三治重信君 どうもたいへん遅くなって申しわけないんですが、昨年御質問しようと思って機会がなくて遅くなったものですから、五十年度予算案の御質問前にちょっとお伺いしたいんですけれども、木曽川右岸の下水道計画で、これは岐阜県の方の流域下水道の処理の終末処理場の問題なんですけれども、この木曽川へ終末処理場をつくってそこへ放出するについて、そのすぐ下流で木曽川の水を一宮の水道並びに名古屋市の水道を引いているわけなんですが、それについて岐阜県からの計画、これはまあ恐らく建設省の御指導もあったんだろうと思うんですけれども、県の方並びに市の方は非常にマスコミにも何回か昨年来取り上げられて問題にしているところ……
○三治重信君 下水道関係に入る前に、ちょっと河川の関係でお伺いしますが、本年度の予算で河川浄化の直轄及び補助の関係の費用が入っているのですけれども、これはどういう中身のことをやるのですか。
【次の発言】 それとの関連なんですけれども、まあ関連と言っても直接はないんですけれども、もう一つ河川局の仕事で、伊勢湾に高潮対策のやつをやるというわけですが、これは去年の災害のときにも行って、高潮について、あそこのゼロメートル以下のところは河川も汚れているし、これ非常に沈下について恐怖を持っている。それの対策が、これは災害ということでなくして別個にやっていく、何年ぐらいの工事としてやられるんですか。
○三治重信君 まず第一に、この宅地開発公団のつくられるもとになった考え方について御質問をいたしますんですが、この宅地開発公団のもとになった審議で、行政監理委員会から四十八年の十一月に出されました「住宅対策のための土地行政の機構および運営のあり方について」の答申、この中にありますいわゆる新公団の設置、この中身と今度の法案の中身とがそんなに違わない中身じゃないかと思うんですが、これを基礎にしてこの公団法をおつくりになったのか、また、大体この行監の住宅対策のための土地行政の機構と運営ということを基礎にしてこの宅地開発公団を考えられたのか、お伺いします。
○三治重信君 じゃあごく簡単に、先日の参考人の陳述の問題と、現地の視察の問題につきまして、関連して一、二問題をお聞きしたいと思いますが、あの現地へ行った場合も、また参考人の場合も、住居者に対する募集の要項、ことにどこから募集しても希望者ならばだれでもいいんだということではまずいんじゃないかと、いわゆる現地主義にするのか、その職住接近を第一にするのか、あるいは入選順位をどういうことで考えているのか、まあこういう問題について建設省として、こういう宅地の供給、住宅の供給をやっていく場合に、いままでしっかりした基準をそういう公団なり、これからの政府施策をやる人たちに指示をしていくのか、また、いま現にそ……
○三治重信君 都市再開発法と大都市地域の特別措置法の二法について簡単な御質問を若干してみたいと思います。 去る宅開公団法の審査のときに、宅地供給並びに住宅の供給に非常に不足地帯においての供給のやり方として、大量に宅地を集団的につくって供給するのと、大都市の中の再開発と、それからもう一つは、いわゆる市街化区域の中における農地をどういうふうにして宅地化、市街地にしていくかという三つの方法があるようにいろいろ政府も考えておられるようですし、まあわれわれもそれを一応前提にしていくと、その中で、政府、建設省といいますか、この大量不足の住宅並びに宅地の供給をどういうような割合で供給していき、またそれを積……
○三治重信君 民社党を代表して、ただいま議題となりました都市再開発法の一部を改正する法律案について賛成の討論をいたします。 第一に、わが国の都市は、本来住宅が木造を主としていると同時に、都市計画のプランが非常におくれているために都市構造上著しい欠陥があります。すなわち、都市機能として公園、緑地、街路等のオープンスペースがきわめて少ないこと、無秩序に街路、住宅がつくられることによる環境の悪化、災害の危険の増大等、都市問題がますます深刻化しております。また、都市化の進展に伴い、中高層の耐火建築物を建設し、職住接近を図ることが必要であります。かかる必要性を満たす一助として既成市街地の再開発を推進す……
○三治重信君 大分時間もたちましたので、ことに平尾先生と岡先生には遅くまでお残りいただいて申しわけございませんが、初めて新しいことをお聞きしたものですから、ぜひ一言、森下委員の質問に対しての御答弁を基礎にして御質問いたしますので、よろしくお願い申し上げます。 平尾教授のお話で一番私が関心を持ちましたのは、エンジンの改良もさることながら、ガソリン、いわゆる燃料の改善も相当望みがあると、また、そういうふうな関心を非常にお持ちのようですが、いままで何回かこの公害委員会のほうで、参考人に対する御質問、審議が行われたわけなんですけれども、私もかねてそういうふうな気持ちを持っておったのですけれども、何し……
○三治重信君 どうも大変時間が過ぎましたんですが、もうしばらくごしんぼうをお願いしたいと思います。 朝来、皆さん方の非常な御熱心な御意見を拝聴しまして非常に参考になっておりますが、それの総仕上げという意味も含めまして、なるべく重複を避けて御質問をしたいと思いますが、事故がありますと、新しい法律をつくれ、基準をつくれという意見が非常に多くあるのですが、またしばらくたつと忘れられちゃう。しかし、これは各部面にわたってそういうことがなかなか役所としても追いつきがたいと思うのですが、そういう意味において、きょう朝来のいろいろの御意見の中で、私は一番最初のいわゆるタンクの設計基準なんかは役所がつくる前……
○三治重信君 私はきょうは大気汚染の問題に限りまして関係の方々に御質問をしてみたいと思います。 ちょうど環境庁から「公害の状況に関する年次報告」も出され、その中にも詳しく報告されておりますので、今日までの大気汚染の歴史と申しますか、いろいろの事件等が起きているわけですが、それを総括して、一応いろいろそういう問題を反省しながら、大体適正な判断の結論が出ればと、こう思って問題を整理してみたわけですが、よろしくひとつ御答弁をお願いいたします。 まず第一に、大気汚染の発生源が固定発生源、移動発生源とあるわけなんですが、こういう現在把握されている大気汚染の発生源が問題にされた年度から今日まで、大体ど……
○三治重信君 私からごく簡単に御質問をいたします。 昭和五十年度における道路整備費の財源の特例等に関する法律案については、民社党としては賛成をいたします。その理由は、今回の補正予算で全体としても建設公債、赤字公債を大量に出しておるこの事情の中で、昨年の道路整備費で相当道路の財源が使えるということならば、こういう特例を設けてこの際早目にその財源を使用する、こういうことについてやむを得ないものだろうと思います。 それで、まず第一に、この整備の特別財源としてのガソリン税やその他自動車の関係の税金についてもっとほかの党からも御質疑があったと思うんですが、この二年にわたる非常な増税をさらに続けたいと……
○三治重信君 最初にクロムの職業病の問題で一つお伺いいたしますが、読売新聞のこの調査で、クロムによるこの肺がんの死者が二十八人というようなのが新聞に出ておりましたんですが、現在このクロム禍による肺がんの死亡者またはその肺がんの患者であるというふうに労働省が把握されておられる人員はいかがでございますか。
【次の発言】 この中で、この肺がんということで亡くなられた方というのは、いま御報告があった三十一名の方は、いままで労働省の方で労災思考として認めたのが二十四名ということなんですが、そういうのは、これは三十一名肺がんで死亡したという申請かあって、そのうちで業務上の肺がんとして認定したのが二十四名と……
○三治重信君 ロッキード特別委員会の最初の私質問でございますが、いままでのこのロッキード事件で全日空ルート、丸紅ルート、児玉ルートと、こう三つ言われております。全日空ルート、丸紅ルートについての贈収賄その他いろいろの経過について検察の解明がほぼ峠を越したと、またそれについて疑いのある人は検察当局によって起訴された、これが大体のところじゃないかと思うんですが、児玉ルートについてまだいろいろの記事は出ておりますが、私のいまからの質問もいろいろの新聞、雑誌その他の情報からの質問しかできませんわけですが、児玉ルートでやはり一番この中心と申しますか、ポイントになるのは――丸紅ルート、全日空ルートでも最後……
○三治重信君 民社党を代表いたしまして、いわゆる政府高官の公表問題について見解を申し上げます。 わが党は八月二十五日にいわゆる灰色高官の公表基準について見解を発表しました。その前提は、従来の疑獄事件につきましては、とかく国民に対して十分この疑獄が解明されずしてうやむやに過ぎている。これに対して、今度は外国からことにこの疑獄問題が持ち込まれたのに非常にショックを受けております。そういう意味において、ここで戦後の疑獄の総決算とも言うべく、ここに外国から売られた疑獄事件について国民は徹底的な解明を望んでいるわけでございますが、それが長年にわたったために、刑事事件としてだけで追及をいたしますというと……
○三治重信君 きょうは質問の時間が非常に少なくなりましたので、本当の一点についてお尋ね申し上げますが、その前にちょっと、この前の児玉ルートの資金のやつで、いわゆる紛失小切手の見返りで後から四億四千万円追起訴されたのは当初言われた十七億二千四百万円のほかの金額で、合計としては二十一億になるということを確かめたと思うんですが、どうもはっきりしなかったみたいですが、そこだけひとつお願いします。
【次の発言】 法務大臣にお尋ねいたしますが、この特別委員会も国政調査の事実調査を進めたところで、自民党の方から証人喚問を拒否されて、証人喚問で調査を進めることができなくなってしまっているわけなんですが、また、……
○三治重信君 三重県、和歌山県における建設事業の実情調査、第三班の御報告を申し上げます。 上田理事、望月委員、田代委員及び私三治は、去る一月十六日から三日間にわたり、三重県、和歌山県における建設事業の実情を調査してまいりました。 両県は紀伊半島の東部、南部に位置し、山岳地帯を背後地として、伊勢湾、熊野灘、紀伊水道に臨んでおり、古くから産業、文化が発達した土地柄でありますが、近年における地域整備の過程は、その地勢と気候条件から幾つかの共通点がうかがわれるのであります。わが国でも有数の多雨地帯であること、急峻な山地が大部分を占め、海に迫っていること、貴重な自然環境が豊富なこと等は当面の建設事業……
○三治重信君 ただいま議題となりました公害健康被害補償法の一部を改正する法律案については賛成をいたします。日本共産党の修正案については反対をいたします。 日本共産党の修正案につきましては、ただいま提案されたのでよく検討はできませんが、やはり自動車製造業者にこの負担を賦課しようとするのはやはり汚染者負担の原則に沿わないのじゃないか、また、ほかとの関連もあっていま少し検討を要する問題だと考えます。したがって、さしあたってまだ十分私どもの方としてこの審議ができませんので反対の態度をとらしていただきます。 この大気汚染による健康被害を受けた人々に対する補償給付に必要な費用に充てるためのこの附則十九……
○三治重信君 本日は、衆参両院でロッキード事件の捜査処理に関する中間報告が行われました。各党それぞれ御質問で解明されたところが非常に多いのでありますが、最後になりまして、ひとつ数字がちょっと合わぬと思うのですが、この調査した国会議員が十七名、それから丸紅ルートで五名、全日空ルートで十三名。そうすると、それの中で、先ほどから明らかになった者が、丸紅と全日空の調査で、ことに全日空の十三名の中に丸紅の五名の中三人が含まれている。こういうふうになりますと、起訴が三人で、それから丸紅の方が五人、それから全日空十三上って三名ダブっていると、十名というと、十八名にならなくちゃおかしいのじゃないかと思うのです……
○三治重信君 このロッキード問題の現在のところ一番集約されておりますのがこの灰色高官名の公表の問題でございますが、この公表の問題で、政府の方は、現在、秘密会にしてくれるなら資料を国会へ提供する、そしてその氏名の公表は国会でやってほしい、こういうことになったのが現在の政府の見解だと思うのですが、そこで総理、そういう処理の仕方というものについて、私は、非常にひきょうだと言えば少し言葉は悪いんですけれども、政府の責任の回避の方へ向いてきているのじゃないか、かように思うわけでございますが、そういう議論を若干やってみたいと思うのですが、その前にひとつ、総理は、やはり灰色高官の氏名は最終的には公表されるべ……
○三治重信君 他委員会との審議の関係で、要求いたしました最高裁の関係の方が出席できないということでございますので、 その分を保留いたしまして、法務省関係だけに簡単に御質問して終わりたいと思いますが、くどいようでございますけれども、中間報告のときの、何と申しますか、ロッキード資金を受領した国会議員についての質疑を衆参両院で相当やったにもかかわらず、なかなか、法務の事務当局においても、大臣にしても、その質問の趣旨が大体においてはっきりわかっていながら、その中身と申しますか、故意にとも思えるぐらい必要最小限しか答弁されていないわけなんですが、逐次、答弁の結果で、具体的な名前は秘密会でしか言えないとい……
○三治重信君 本日、最後に当たって、各党強く三木総理にお尋ねしたわけですが、わが民社党もこの予算委員会で、非常に荒れている中で、ロッキード問題解明は別個にやるべきだ??それには、総理が言われた後をたどってみますと、フォード大統領に対する氏名公表を含むという、はっきり氏名ということが出ている。それからさらに、この予算委員会やなんかでもめて、その後両院議長の裁定の中にも氏名を含めという言葉がはっきり明記されている。そういう経過をたどってきたのに、この最後に至って、中間報告で丸紅、全日空のロッキードから来た資金を受け取った人が、人数がわかったのにかかわらず氏名が出ない、ここに非常に不信感が持たれたこ……
○三治重信君 三つの問題点をきょうは質問したいと思います。 まず最初は、先日の災害とも関連いたしますが、最近の中小河川のはんらんによる災害が、公共事業としての災害の被害はそれほどでないかもしれませんけれども、やはり住民に及ぼす、住民の個々の被害がだんだんひどくなる。しかもそれが一回だけでなくして、集中豪雨が来るたびに毎年歳々と言ってもいいぐらい何回となく個人が被害を受ける。まあこういう状態が強くなっているわけなんです。一昨年の災害においても、愛知や三重や岐阜なんかにおいても、都市の開発の周辺における河川のはんらんによってたくさんの人々が被害を受けているわけです。 そこで、ひとつ御質問するわ……
○三治重信君 まず第一に、衆議院で改正された部門について御質問いたしますが、その第一が遡及適用の問題でございます。
いままでの建築基準法の改正の経過から見ますと、三十四年と三十六年にこの防火施設や避難施設の関係のことについて、適用範囲の拡大や特殊建築物としての適用というようなことで規定をされているわけですが、その場合にはこういう遡及適用の問題は余り議論にならなかったのですか。
【次の発言】 いま、そういう発言だと、結局規定されると、既存の建物も全部新しいその基準を、新しく定めた基準は不適格ないままでの建物にも全部適用されると、施行されたら適用されると、こういう解釈だったわけですか。
○三治重信君 午前中から休みなく引き続いての質疑でお疲れのことだと思うのですが、この簡単な法務大臣報告を拝見すると、また、きょうの朝からの質疑を通じての感じでも、検察当局は、大体この法務大臣報告で、ロッキード事件のあらゆる問題を一応もう捜査をしてしまって、この裁判の準備もできた、こういうことを言おうとしているというのですか、そういう態度が十分あらわれているんじゃないかと思うのですが、そういうふうに理解していいわけですか。
【次の発言】 それは表面上のことで、実際はもう、大体検察当局とすれば、いままでのあらゆる情報において調べるところは調べ尽くして、裁判の証拠固めなり、それに対する対策に精力を費……
○三治重信君 時間がちょっとおくれておるようですが、二、三質問をしたいと思います。 このロッキード特別委員会は、今国会になりまして、まあいろいろわれわれ関係者は努力をしているつもりですけれども、いわゆるロッキード事件のこの政治的道義的責任の究明ということについては非常に進歩がない、かように思っております。そういうことからいくと、こういう特別委員会の任務ややり方について、政府とこの委員との関係だけでは私はこういう問題は非常に解明しにくい問題になってきた、むしろ政府の与党と野党との関係がもう少しスムーズにいかんと私はうまくいかぬと思うんです。そのためには、やはりいまのような国会の運営、委員会のや……
○三治重信君 大分時間が過ぎましたので、ほんのちょっとだけはしょって述べます。 先日、参議院の災害対策特別委員会で、豪雪地帯の雪の防除関係でちょっと視察に行ってきました。したがって、災害の方で質問すべきことだろうと思うのですが、ちょうど財源特例で繰り入れて、そしてやるので……。現地では、ことしの雪が三十八年の豪雪以来のやつで、しかも三十八年のときと積雪量はそんなに違わないかもしれぬけれども、ことしは、のべつ幕なしに雪が降っているために何回も雪の除雪をしなくちゃならぬ。そのために三十八年の豪雪と同じ降雪量でも三倍も四倍も除雪費がかかるのだ。この道路費の除雪費並びにあとこれだけ除雪に対していろい……
○三治重信君 国土庁に初め、一つだけですから先に質問して終わりにさせていただきます。 予算の御説明を大臣から受けまして、その中でひとつ地価公示制度と土地の調査の問題についてお聞きしたいと思っております。 まず最初に、地価公示制度の問題ですが、この地価公示制度が、今日地価も抑制されて、非常に何と申しますか、地価公示制度がいかにも成功しているように世間ではとられていると思っておりますが、どうもその実際の地価と地価公示された地価との格差といいますか、幅が少し出てきたように私は非常に感ずるのですが、そういうことについて、地価公示制度は今後もやっていく上についてどういう注意なり、いまのままでいいと思……
○三治重信君 まず、大気汚染の問題ですが、この報告書を見ると、いわゆる努力をされてオキシダントの、まあ気象条件もあったかもしれませんが、いわゆる光化学スモッグの被害もだんだん少なくなってきているようなんですけれども、この前から質問してよくわからぬのは、光化学スモッグが本当に出る原因というのか、何が原因で、光化学スモッグの中のオキシダントということはわかっても、そのオキシダントなりそういうものがどういう発生源、果たしてそういう自動車の排気ガスや発電所の煙突のものからできるというふうなことがしつかり解明されているのかどうか、どうもまだ見てもよくわからぬのですが。
○三治重信君 私は、きょうは資本市場というのですか、公債の消化ならびに流通関係について御質問をしたいと思います。 非常に大量な国債を五十年度からまた発行するようになり、政府の一応の試算によっても、五十四年まではやらざるを得ないという一応の試算がある。それも五十五年から赤字公債をなくすというだけで、建設公債はまだ何年続くかわからぬ、建設公債だろうが、赤字公債だろうが、資本市場でスムーズに消化されていかないと大変な問題といいますか、いわゆるインフレ問題が起きてくるわけなんで、そういう問題について質疑を重ねてみたいと思います。 それで、いままでも資本市場が日本において十分でないと、資本市場は育成……
○三治重信君 まず最初に、村本参考人にお聞きいたしますが、いわゆる銀行関係は、この国債の売却については、直接政府から借りられるだけで、個人に、何というのですか、売るというのですか、銀行側の個人に売るということについての希望はどうか。 それから、定期預金なんかの担保よりかも非常に、国債ばっかしじゃなくて、公債ばっかしじゃなくて、公社債全般に銀行が、やはり非常に担保貸しについてぼくは消極的だと思うんですが、こういう問題についてもっと、土地とか不動産なんかには非常に、大きな企業、そういうものについての融資はするけれども、こういう公社債の個人的な担保を零細に貸すということについて非常に消極的だと思う……
○三治重信君 きょうは、まず国際金融の問題を先にお尋ねしたいと思いますが、最近の新聞、雑誌等の報道によりますと、石油ショック以来今日までの三年余の中で、非常に国際の貸借関係が変わって、一つは、非産油途上国の累積債務が支払い不能になるんじゃないかと、これに対する対策が一つと、それから先進諸国のイギリス、イタリア等に見られるように、このいわゆる国際収支の赤字をどう解決していくかと、こういう問題があるようでございますが、これに対して日本は、IMFを中心としての国際会議が開かれるわけですが、こういうものに対して日本はどういう態度をとっていかれるか。
○三治重信君 最初に、国債の個人の所有に係る担保の問題をお伺いしたいと思うんですが、この国債は十年の長期――最近五年ということですが、五年でも一般の個人から見るとその間に貯金を引き出したい、あるいは必要な資金を確保したいという問題が起きてくると思うんですが、いま国債の担保はどれぐらいの掛け目で借りられるんですか。
それはどういうところで――銀行でもどこでも自由に持っていくと、それのどれぐらいの掛け目で借りられるんですか。
【次の発言】 そういうふうに非常に特定な金融機関は有利にやってくれるんですが、一般の信用金庫とか相互銀行とか市中銀行はどうなんですか。
○三治重信君 では、大臣に御質問いたしますが、五十五年度には赤字財政をなくすということを一つの前提にすると、大変な税並びに歳出を再検討していかなくちゃならぬと思うのですが、そういうものについてとかく大蔵省は慎重で、その過程については言えないという、またなかなか言わないということが多いわけですが、しかし、非常なこの困難に立ち向かったときに、そういう中期財政計画というような一つの目標なりなんなりをもう立てていかないと、これから国民的な合意を得た財政運営はできないのじゃないかと私は思うわけなんです。 一つは、五十五年に赤字財政をなくする予算を組みたいと。これは単に自民党政府ばっかしでなくて、与野党……
○三治重信君 私は、民社党を代表して、ただいま議題となっております昭和五十一年度補正予算三業に対し、次の理由により反対の討論をいたします。 第一の反対理由は、きわめて事務的に処理された補正予算案であることであります。財源の確保がきわめて安易で、一時しのぎに終わっている点であります。 すなわち、本案による歳入増は、前年度剰余金二千五百四十二億、特例公債一千億円であり、経費削減では、一般予備費と公共事業予備費の減額で千六百億円、そうして既定経費の節減では九百六十億円だけでありまして、いずれも事務的な財源の捻出によっております。これでは、減税を含む景気回復のための緊急対策はとうてい不可能でありま……
○三治重信君 きょうは地方財政の集中審議でございますので、財政問題をお伺いしたいと思います。 まず第一に、具体的な問題と関連してひとつお願いしたいのでありますが、最近この地方財政の危機が叫ばれておりますが、その中でやはりわれわれが接触する民間の方、ことに中小企業の経営者の方々は、やはり役所の人件費がべらぼうに多いじゃないか、そういうような中で再建とかいろいろ言っても、これはまあ非常にそちらの方に相当やはりメスをつけていかないと問題があると、こういう意見を非常によく聞くわけでございますが、まず具体的に人件費の中で、一般原則――一般論をきょうは保留いたしまして、退職金の具体的な例をひとつお伺いし……
○三治重信君 まず最初に、日ソ漁業交渉について御質問申し上げます。
領土と魚とを切り離すということがわが国の要求でございますが、それに対してソ連の態度はどこまでもノーということであるのか、もしノーということであるとすると、これについての交渉というものは非常に長期交渉が予想されるということになるんではないかと思いますが、そういうことについての、この政府の基本的な腹構えをもう一度言明していただきたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、ソ連の閣僚会議の決定による国境線の根室海峡というものをわが方が認められないということになりますと、どうしてもこの北方領土の周辺の領海と日本の二百海里水域の線引……
○三治重信君 いまのお話なんですけれどもね、これからこの五十一年規制、五十年規制で、いろいろの民間なりその他マスコミで報道されると思うのです。そういうときに、一番やはり一般の人が信頼されるのはそのデータなりそういう報道をどう信頼をするのか、それ、ほんとうに信頼されるのかどうか、そういう評価もぜひ――いまお聞きすると、交通安全公害研究所でおやりになっているようなんですが、そういうものの発表について、それがほんとうに研究に正しいものとして値するものかどうか、ほんとうの宣伝のための宣伝の資料か、一方的な資料かというようなことについて、だいぶおたくのほうではそういう重濃度とかそれから測定機械の測定の方……
○三治重信君 防衛庁にお伺いしたいのですが、よく防衛庁との関係で議論をされておりますのは、いまのお話のように、日米の安保条約の施行の問題からの議論が非常に多いわけですが、私は非常に素朴な疑問かもわかりませんが、自衛隊が独自の行動をとる場合のいわゆる法的な規制が、どうも民間というんですか、一般の素人にはわかりにくい体制になっているんじゃないかと、こう思うわけなんです。したがって、厳密な法的な解釈ということではなくして、一般の普通の人たちが常識上の判断として自衛隊の行動について、ああそういうもんかと、こういうふうに判断をする材料を得たいと思って御質問するわけなんですが、聞くところによると、国内に外……
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