このページでは小巻敏雄参議院議員の11期(1977/07/10〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は11期国会活動統計で確認できます。
○小巻敏雄君 私は、日本共産党を代表し、日本専売公社法等の一部を改正する法律案について、総理並びに大蔵大臣に質問いたします。 今日のたばこは、年間販売高は二兆円を超し、葉たばこ耕作者は十二万人、たばこ販売店は二十五万店、これらを擁する一大産業であります。その経営の帰趨は、関連業界はもちろん、国民生活、わが国経済にも大きな影響をもたらす存在となっております。今回の法改正は、公社設立後三十年目にして初めて実施される重大な制度改正をも含んでおり、その影響はきわめて大きなものがあります。 まず第一にお尋ねしたいのは、物価に関する問題であります。 最近の物価をめぐる情勢はきわめて重大であります。昨……
○小巻敏雄君 私は、日本共産党を代表して、五十五年度予算三案に対する反対討論を行います。 八〇年代に入って国民生活が日に日に苦しさを増す中で、わが国の政・官・財界を通じて不正腐敗がせきを切ったように噴き出しています。長期にわたる自民党政権が招いた政治、経済、社会全域にわたる危機的様相に対して国民は深刻な不信を表明するとともに、五十五年度予算に対しては国民生活の安定と国家財政の再建を切実に求めているのであります。 ところが、政府予算案は、こうした国民の願いを無視し、じゅうりんするものでさえあります。 以下、私は、予算案の反国民性を明らかにして、反対理由を述べます。 まず第一に、この予算案……
○小巻敏雄君 防衛庁長官に伺いますが、ロッキード疑獄解明なくして対潜哨戒機PXLの選定はないと、このことを前長官もあなたも本委員会でずっと言ってこられたわけでありますが、今年度の防衛庁の予算概算要求に当たって、問題の機種選定についてP3Cの導入をお決めになった。この選定に当たって国産化――これは長くわが国のこの問題の中で課題であった、これは白紙還元される、そしてもう一つ折衷案と申しますか、分離輸入案というのがあったことも天下周知のことでありますけれども、このプランも退けられて、結果的に見れば問題のロッキード社はついに目的を遂げた、こういう結果になっておるわけであります。長官のお言葉であれば国民……
○小巻敏雄君 私の持ち時間が三十分ですから、ひとつ大臣並びに局長さん、なるべく端的に御答弁をいただきますようにお願いをしておきます。 先ほど宮之原理事の方からも御質問があったわけですが、私立医科、歯科系の大学の問題というのは国民の重要関心事になっておるわけであります。法外な寄付金あるいは特別学納金とか、そういうものを取らなければ医師養成というものはできないものなのかということですね。一体そういう金は何のためにどう使われておるのか、あるいは不正入学だとか不明朗な財政状況を発見しやめさせる力はあるのか、これは現実に行政の力で可能になるのか。このことは乱診乱療とかこういう批判もあるいわゆる医療荒廃……
○小巻敏雄君 この夏以来、私、有珠山の噴火に伴う災害、そして昨年襲った台風の跡を見せてもらうということもあり、愛媛、香川などを視察をいたしまして、赤潮とあわせて自然の災害、つめ跡が恐ろしいということと同時に、この問題が常に人間生活に影響を及ぼして、そしてときには死傷者を出し、こういう、結果を悲惨なものにするということは、人間のつくった構造物とそして自然とのかかわり合いにおいて、これはいつの場合にもあらわれてくるものなんだと。俗に、天災は人災だと言う人もありますけれども、そういうことを深く感じながら帰ってきておるわけであります。 普通、過去の状況で別段のことはなかったところに、今日の都市が大都……
○小巻敏雄君 養護学校の義務制設置のことは、あと一年半後に迫っておるわけですが、まず養護学校の各県における建設がどういう進捗状況を現在示しているか。完成年度である五十四年段階では、これが完成をされた場合には、養護学校教育の対象になる精神薄弱、肢体不自由、病虚弱児の児童生徒の不就学というものはおおむね解消することができる見通しが立っておるのかどうか。養護学校の就学対象外になっておる重度障害者、重複障害者、これに対しては引き続き猶予、免除とされて、教育の外に置かれ続けることに理屈としてはなるわけですが、こういう子供たちがどういう状況であり、これに対しては何を考えていかれるのか。この三点について、ま……
○小巻敏雄君 大臣にお伺いをいたします。
十月二十日の予算委員会の際に、わが党の橋本議員の質問に対して三原防衛庁長官は、有事を考えると平素から教育の場で君が代問題について教えることが必要だ、学習指導要領に入れられないだろうか、ということを海部文部大臣に対して申し上げた、というふうに発言をしておられますし、また、この内容は防衛庁発行の「国防」の八月号にも記載をされておるわけでございます。その際に、学習指導要領に関する意見交換の場で申し上げた、というふうにも答弁をされておるわけですが、文部大臣、これは実際そのとおりだったわけですか。
【次の発言】 これはいわば私的な形で話されたのであって、特段に……
○小巻敏雄君 私からもいま問題になっております奈良県立医大の問題についてお伺いしようと思っておったのですが、先の質問者の方から質問もあり、一定の答弁もございましたので、きょうはおきたいと思うわけです。 この問題はいまなお解明の過程にあるというふうに理解をしておりますし、まあ一奈良の問題にとどまらず全体的な問題をも問題の中には内包をしておる。マスコミ等では別枠入学あるいは寄付金入学というようなことは、他の公立でも必ずしもなかったわけではないというようなことも述べておるような向きもありますので、ここで一つだけお伺いしておくわけですが、大学が寄付を受けて設備等の充実をするというようなことは、それは……
○小巻敏雄君 共離党を代表して質問をいたします。 この災害の中で、私どもの党といたしましても、直後に調査団を派遣し、一月二十一日には政府に申し入れを行ってきたところでございます。また、私自身も二十七、二十八両日の参議院の災害委員会の調査に参りまして、厳しい災害の跡を見、とりわけ青木理事の方からも報告をしたわけですが、見高入谷のあの山津波の中では、たまたま視察の現時点で二つの遺体が発掘をされるというような、生涯忘れがたいような深刻な状況も見聞をしてまいったわけであります。 すでに、災害後一カ月近い時が流れておりますから、避難をされた方も家に帰られ、そして被災をされた方々もそれぞれ厳しい状況の……
○小巻敏雄君 まず、大臣にお伺いをしたいと思うわけであります。 今回、大規模地震対策特別措置法案を提案されるに当たって、提案理由として、わが国は世界有数の地震国として幾多の大地震に見舞われて多くのとうとい人命と財産が失われたと、これに対して、今般特別措置の立法をして備えようということでございます。この点は国民がひとしく望んでおるところであって、わが党としても五年前から、特に大地震に対する災害に備えて特別な措置法をつくる必要があるということを提案もしてきたものであります。この際に、これは根本から考えてみれば、地震に備えるということは、予知科学を進歩させて――地震をとめるということはいまの段階で……
○小巻敏雄君 「この度の妙高高原町で発生した地すべりは、多数の人命と財産を失」った、こういうふうに新潟県の要望書は筆を起こしておられるわけであります。そして本文に入りますと、まず第一に災害の発生源は、国有林地内にあり、林野庁の所管となっているところ、関係機関による調査を早急に、そして再災害を防止するための工事が緊急に実施されるように強く訴えておられます。 私は大臣にお伺いするわけであります。林野庁の所管であるにせよ、この大きな災害が国有地で発生をしておる。しかも当該地区は火山灰土が堆積したきわめて土石流の発生しやすい地域であるということについても、地元の人ならだれでも争いのないところでありま……
○小巻敏雄君 総理大臣、あなたは去る四月二十五日、衆議院の災害対策特別委員会におきまして、副次的なものと言いながらではありますが、自衛隊の防災出動が治安出動の訓練になるのが何が悪いか、国費の効率的使用として好ましいという趣旨のまことにショッキングな発言をされたのであります。そのあなたの要請によって地震がまだ発生していない時点で自衛隊が出動をする、こういう道が本法成立によって開かれることになります。総理がこの法律の成立に寄せられる期待は、防災以上に治安訓練の強化にこそあるのではないですか。その点いかがですか。
【次の発言】 いま津川質問に対する答弁に比してやや慎重な御答弁である点は結構だと思うの……
○小巻敏雄君 共産党を代表して質問をいたします。 参考人、大変御苦労さんでございます。お急ぎのようですので、簡潔にひとつ御質問をまず最初に申し上げておきたいと思います。 銀行という経営企業は、ほかの多くの経営企業に比べましても、今日段階で、いま問題になっておる週休二日制等については主体的な条件は最も成熟をしているだろう、また、こういった一つの社会進歩の問題についてこの中で役割りを大きく果たしていかれるような社会的責任も担った経営であろう、こういう点については、参考人としてもそのとおりというふうに把握をされまして、一段と努力を継続するというふうに言われておるのでありますから、一層の努力、これ……
○小巻敏雄君 日本共産党を代表して質問をいたします。 わが党としては昨年の本法改正案が提出されたときにも、基本的には銃器にかかわる問題であるにしても、人権としてのスポーツ、趣味にわたってはこれは尊重されなければならず、基本的には所持制限を強化する等は、非常に慎重に行われる必要があるという立場で御質問を申し上げたのでありますが、また同時に、銃器というのが本来的に人間に対する殺傷力を持っておるものであり、使用法いかんによっては国民の生命財産に対する脅威となるような場合があり得るという事実もまた認識の上に立ってお伺いをするわけであります。 この提案の中でも、事故及び犯罪の最近の実情にかんがみて本……
○小巻敏雄君 大臣にお伺いをします。 ほかの議員からも先立って質問もあったわけですが、大臣か二十八日、日本記者クラブで行われた講演に関して一、二お伺いをするわけであります。 一つは、教育勅語に関する御発言内容でありますが、新聞記事の内容、あるいは先ほどからの答弁をお伺いしておった限りでは、教育勅語を今日の時点で、全部にしろ、一部にしろ、現実の教育行政に再び生かそう、復活しようという考えでないということはお伺いをしておるわけですけれども、この際よいところもあるというふうに報道されるような発言の趣旨については、今日問題になっております有事立法の問題とか、元号法制化の問題で国論を分かって議論のあ……
○小巻敏雄君 先般の参議院予算委員会の際に、若干文教行政についてお尋ねをしたのですが、初め一、二関連をして、二点だけをお伺いをしておきたいと思うのです。 大学共通一次の問題で、私は成績を個人に通知してもらうわけにはいかないかと、こういうふうに今度の実施の中で図ってもらうわけにはいかないかということをお尋ねしたところ、それは大学のランクづけ、大学の格差助長、また高校のランクづけ等を助長することにつながるという論もあるし、今年度の状況はもう固まっておるので、今年段階ではそのままやっていきたいと、個人に自己採点をしてもらってやってもらいたいというようなことだったと思うのですが、時間がなくて、あの場……
○小巻敏雄君 最初に、学校保健法の一部改正、八条関係に関連をして、厚生省にお伺いをしておきたいわけであります。
現在、結核の発生状況というのは、一体どういう状況になっているのか。登録された者、新規の者、それぞれお答えを願いたい。また、各地域における一般住民の検診の受診率、これはどういう状態にあるのか、このことをお伺いしておきたい。
【次の発言】 いまのお答えの中で、現状がはつきりしていないわけですけれども、現在、厚生省の方へ問い合わせたところ、登録されておる者が三十九万人、そのうち感染性の者が五万九千人。そして一九七七年の新規発生の者が九万七千人、そのうちで感染性の者が二万七千人、高年齢の者……
○小巻敏雄君 本日は三十日でございますから、本年度はあしたをもって終わりになるわけです。同時に定数改善計画、公立文教施設に関する計画、それぞれの五ヵ年計画はあすをもって終わりを告げるということになるわけですが、私は最後の一年どうしてもがんばってやってもらいたいというところから、昨年の三月の予算委員会の際にも、定数の問題と校舎の問題あわせてずいぶんとがんばっていただくように、海部文部大臣並びに坊大蔵大臣に対して質問を申し上げたわけです。そのときの応答を通じても、今後の公立文教の問題が容易ならざる問題である、と同時にやり遂げなければならぬ問題であるというようなことが明らかにされてきているわけであり……
○小巻敏雄君 先ほどから幾つか問題点がすでに出ておりますので、私はまずレコード協会の日本の芸術、文化水準の向上の中で果たされる抱負なりについてまずお伺いをしておきたいと思うわけであります。特に二次使用料等を含む今日の問題の中で、芸術家の方々、あるいは実演家の方々、作家の方々にお目にかかりますと、なかなか多数の方々が厳しい苦しい生活をしていらっしゃるわけであります。こういう状況の中で、何としても日本の芸術、文化の水準を向上させようと思えば、皆さん方がこれは著作家、実演家と力を合わせて、そうしてお互いに保障し合いながらやっていかなければならぬと思いますし、その中で特に二次使用料の問題、あるいは隣接……
○小巻敏雄君 今回、レコード保護条約加盟に従って、法改正が行われようとするわけであります。私は、この法改正が、著作権法の目的にも掲げられておる、文化的所産の公正な利用に資するものであり、そして芸術家等の権利保護に有益なものであり、そして文化の発展に寄与するというような立場で、わずかながら前進の方向だということで、賛成をする立場をとっておるわけでありますが、文部大臣にお伺いをするわけであります。 先ほどから、繰り返し関連をいたしまして、隣接権に関するローマ条約に速やかに加盟をするべきではないかという立場で質問が続けられておるわけであります。私もその点について文部大臣の所見をただしておきたいと思……
○小巻敏雄君 まず大学局長にお伺いをします。
三月十八日の予算委員会で、私大の補欠合格者に対する寄付金問題について、何校かについては調査をするというような答弁をいただいておるわけですが、その後調査をされた結果、またこれらの問題の寄附金の返却等について、具体的なあらわれ等があればお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 それ以外の大学についてその後調査をされたのがあったらあわせてお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 どこですか。
【次の発言】 私に対しても、あの質問以降手紙が寄せられたり、あるいは電話をよこされたり、幾つか情報が入ってくるわけですが、確かにその後追手門学院、あるいは近畿……
○小巻敏雄君 共産党を代表して質問をいたします。
教員大学の概要について、その趣旨を初めとして若干の内容について説明書をいただいておるわけですが、もともとよく知られた一九七一年の中教審答申、七二年の教養審の建議、そして七四年の鯵坂調査会、これら一連の事前の積み上げがあって、その上に新構想大学院、これを中心にしなから出発をせんとする今日の大学設置であるというふうに理解をしておるわけでありますが、大筋においてはそのとおりではないんでしょうか。
【次の発言】 まずその趣旨において「教員大学は、教員の資質能力の向上」、そして「初等教育教員の養成・確保という社会的要請に対処するため」と、こういうふうに……
○小巻敏雄君 共産党の小巻でございます。 先生方にお伺いするわけでございますが、まあ私どもの党といたしましても、このいま言われている目的にもうたわれているわけですけれども、勤学青年、社会人に高等教育、これの機会を付与をするということは非常に今日段階で重要なことだというふうに考えておりまして、一昨年、五十一年にも教育提言などをいたします中では、夜間大学というものはもっと発展させなければならない、こういう点ですでに昭和二十二年、この学校教育法の五十四条なんかに出ておる問題について、国の取り組みは不十分であるというような点を第一に挙げるとともに、通信大学の設置、これについても国立で取り組みがなされ……
○小巻敏雄君 最初に、文部大臣に一つお伺いをしたいわけであります。 前回の委員会では参考人を招致をいたしまして、そしてるる御意見を聞いたわけであります。この中で私は、長尾先生が特に生い立ちとしては、教員養成系の学校を経過しながら、そして教育大の教鞭もとり、その上で今日教育学者として歩んでこられる上で、教育学というものは、その生い立ちからしても技術学の性格を持つものだと、こういうことを言っておられるわけですね。まあこれが一種の実学の中に落ち込んでしまうと、処方せん学というようなことになって、能率主義、効率主義と、まあ果ては固定した物差しで、一時は効率が上がりそうに見えるような方向になりやすいも……
○小巻敏雄君 まず、管理運営についてお尋ねをしたいわけであります。 国会に提出された文部省の資料の中で、構想の概要についてというものがありまして、そこでは副学長を置き、運営について学外の教育関係者等有識者の意見を求めるなどの工夫ということが挙げられておるのですが、国大協に対していろいろ説明をされた中には、副学長制を設けるほか、現行の法令に従って、教育研究が円滑、適切に行われるように検討するというふうになっている。参与構想というのは、有識者の意見を求めるというのは、国大協には明示されなかったんではないかと思うわけですが、いかがですか。
○小巻敏雄君 教員の現職のままで研修を行う点を今度の新大学で強化をしていくと、このことによって、教員の資質向上を図るというふうに言われるなら、この現職教員の資質向上というのは、これは現場教職員も国民も望むところであります。あわせて勤労青年や、社会人に対して、高等教育の機会を付与するために、放送大学を構想すると言われているのでありますが、勤労青年、社会人に対して高等教育の機会を付与すること自身は、今日の社会進歩とも相まって、国民の望むところであることは明らかであります。問題は、そういう社会要請、あるいは教育上の国民の諸要求にこたえて、具体的にどういう構想が出されるかというところから始まっておる。……
○小巻敏雄君 国士舘大学の問題について、午前中来、粕谷委員からの質問もあったわけですが、続いて若干の質問をいたしたいと思います。 この大学に関する問題は今回が初めてのことではなくて、すでに昭和四十八年段階でも、七十一国会でありますが、六月十五日には衆議院文教委員会で、さらに六月二十一日には参議院の文教委員会で、大学の方から参考人の出頭を求めて調査、審議を行ったところでありました。さらにさかのぼれば、昭和四十一年段階で、三十九年ころからさまざまな問題があったというところから、日本学術会議の学問思想委員会においてこれが問題となされ、その時点でも国会の審議の中で登場をしたことがあるというふうに承知……
○小巻敏雄君 時間も短時間ですから、なるべく端的にお答えをいただきたいと思うんですが、昨日文部省の方で安高理事と接触をされて、国士舘大学の内部の事情をいろいろ聴取をされたというふうに聞いておるわけですが、ここで具体的に項目を挙げて言えば、どういう項目について内部の事情と今後の見通しについて、何をお聞きになったのか、簡潔にお答え願いたいと思います。
【次の発言】 本日の十二時半ごろ国士舘大学のキャンパスで、学生諸君と思われますが、新聞にも記載されておったような人たちかもしれません、有志の名義によって「学生諸君へ」という訴えが出されておるわけです、八項目からなっておるわけですが、これが二、三十人の……
○小巻敏雄君 総理府総務長官にお伺いをいたします。 旧従軍看護婦問題について、先般の衆議院予算委員会において、わが党の山原君からの質問に対し、「今国会中に」という答弁を寄せられておるわけでありますが、この答弁以後、関係者、旧従軍看護婦から喜びの声と大きな反響、期待の声が寄せられております。中には、えり元に青酸カリ一グラムを入れてフィリピンをさまよったというような思い出を明らかにして、そうして期待をするというようなものがございます。速やかに具体的な内容を明らかにしていただきたいわけでございます。現在の進行の状況について御答弁をいただきます。
○小巻敏雄君 文部大臣にお伺いします。 去る二月十二日に滋賀県の野洲中学校級友殺傷事件ということがございました。私は、事件後現地に赴いて県教委、教職員団体等から事情を聞き、また今後の対策を聞いてまいったわけですが、当該事件は全く悲劇的な事件であるにとどまらず、決してこれは偶発的、例外的な事件ではなくて、今日の深刻な、言われるところの教育荒廃の問題を、これを原因とした、どこの学校も安全とは言えないという深刻な事件と受けとめておられたわけであります。文部大臣は身をもって調査をされたのか、この件についてどのように受けとめていられるのか、偶発的な問題と見られるのか、根本的な対策を迫る問題と見られるの……
○小巻敏雄君 さきの質問者にもございましたので一言お伺いしておきたいと思います。 これは、福岡県豊前炭鉱洗炭用ため池決壊の問題であります。すでに昨年とことしと引き続いておるわけですが、この復旧作業は速やかに進捗しておるのか。床上浸水が非常に多いわけですから、これは緊急に急がれる問題。バキュームの出動とか作業員はうまく配置されておるのか。終わりの見込みはいつか。それから衣食住の問題についてでありますが、床上浸水というものはすなわち衣食住の本拠を奪われておるわけであります。この点、四百五十人分たき出しを現地でやっておるとか聞くわけでありますが、この辺について、住まいの手配はどうなっておるのか。プ……
○小巻敏雄君 国土庁と建設省に宮城地震について簡単に御質問をしたいと思うのです。 大蔵省の方はお願いしておりましたけれども、遠藤委員からの質問もあって答えられておりますから、お帰りいただいて結構です。 個人災害救済という観点からこの宮城地震に関して防災集団移転事業の問題が当初から大きく言われてきたわけですけれども、実際上これの法の適用というのは農村向きのものであって、仙台のような都市災害の場合になかなか実態に合わないというような声も聞いているわけです。この点について補助限度額の問題なんかも低きに失するという住民の声もあります。どうした改善を考えられておるのかというのが一つ。 それから、移……
○小巻敏雄君 文部大臣にお伺いをいたします。 国士舘大学についてこの夏以来この本委員会でも取り上げられてきたわけであります。文部大臣、この国士舘の問題について文部省では八項目の正常化の要項を示して、指導助言をなされ、正常化が図られてきたのでありますが、今日なおめどがつかないと申しますか、私どもとしてはそういうふうに考えておるわけですが、文部大臣、今日の状況をどうお考えになっておるのか。また、これは文部大臣在任中であろうが、それは別の立場に立たれようが、大臣としては必ず解決されなければならぬ問題と考えられておられるかどうかについてお伺いをするわけです。 一つつけ加えますが、最近に、この国士舘……
○小巻敏雄君 まず、文部大臣に御質問申し上げます。 本国会は、有事に関する立法制度の問題が非常に大きく問題になったわけであります。衆議院の予算委員会で福田首相は、有事の研究については単に防衛庁だけではなくて、政府全体として取り組むというふうに答弁をされたわけであります。また、本年度の防衛白書を見ますと、その中に、緊急事態に際しては、有事立法だけではなくて、運輸、通信などとあわせて教育関係に至るまで国防上の配慮を加える必要があるということも述べておるわけであります。その点に関連をしまして「国防」という雑誌を見ますと、この中に対談がありまして、防衛審議官と軍事評論家の間で苦心談が書かれておるわけ……
○小巻敏雄君 今般十月六日付をもって文部省から心身障害のある子供の教育措置について通達を出されたわけでありますが、このことについてお伺いをまずいたしたいと思うわけです。いずれこの問題については、いまから三月まで非常に重要な時期に当たっておりますですね。現に学級に通っておる子供が、新たに養護学校に行く先を変えなくちゃならぬかというようなことで、手紙が私のところにもやってくるとか、現在就学している家庭でも、いまから就学する家庭でも、非常に関心の強い問題でもあり、きょうのところは簡単に問題点を伺っておきたいと思うわけです。 すでに前回の質問の際にも、発達診断表の問題等を通じて、幾つか御質問をいたし……
○小巻敏雄君 まず大臣にお伺いをいたします。 今般、東海大地震の危険地域として六県、百五十九市町村を指定なされることになったわけでありますが、指定された地域はいよいよ本格的な地震防災対策を義務として実行していくと、こういうことでありますが、去る二十四日の衆議院の特別委員会で、大臣は、来年度の予算編成とも関連をしておるので立法措置を含めて防災対策、防災体制を実際効果のあるものとして進めていくというふうに言われたやに聞いておるわけでありますが、自治体の自主防災計画に基づく整備事業など、これにこたえることのできる財政措置をとられるおつもりがあるのかどうか、その点、まずお伺いしておきたいと思います。
○小巻敏雄君 内藤文部大臣に質問いたします。
政府の中には、学校教育の分野において国防上の配慮を加えると。これについて平素から検討を加える必要があるというような論があるようですね。いわば学校教育における有事研究体制と申しますか、これらの問題について就任後大臣は閣議その他で触れておられますか、またこれについてどのような意見を持っておられますか。まずお伺いをしたいと思います。
【次の発言】 重ねて伺いますが、いまの大臣の答弁は、現状では不十分だから、何がしかの変更を加える必要があるというような考えに立って言われておるわけですか。
【次の発言】 強化、変更の必要は考えていないという答弁としてお伺い……
○小巻敏雄君 内藤文部大臣にお伺いをいたします。 国立学校設置法でもって大学を拡充をし、あるいは新設をしていくということは、基本において国民が高水準の教育を求め、高水準の研究を求める。また、国民の中で地域がこれを求めるのに対してこたえていく道でありますから、私どもとしては大いに設置されなければならぬというふうに思っておるわけです。ところが最近の場合には、賛成しようと思って提案を読むと、物が歯にはさまりまして、もろ手を挙げて賛成というふうにいきにくい場合が多いわけであります。 法案の個別について質問をする前に、大臣にお伺いをしたいのは、一つは、ことし初めて大学の共通一次テストもやった。この一……
○小巻敏雄君 岡澤教授にお伺いをいたしたいと思うわけであります。 国士館大学と言えば、戦前からある、大変その名前は国内でよく知られておる大学――いまたくさん大学がございますから、ぼくも全部の大学の名前言ってみろといわれたらそれは何点とれるのかと思うのですが、大変有名な大学だと思うのです。遺憾ながら昭和四十八年以降参議院並びに衆議院で二度にわたっておいで願うというようなことでございますが、私も心か、多くの――たしか一万五千人の学生が在籍をしておるかと承知しておるわけでありますが、多くの学生が在籍をするこの大学が、民主的に健全に発展されることを心から願ってお伺いをするわけでございます。 初めに……
○小巻敏雄君 文部大臣にお伺いをいたします。 すでにオリンピックセンターは十数年の歴史を持っており、年々百万にわたる利用者を、これを収容をしてきたところであります。また文部大臣は、このオリンピックセンターの法案が初めて衆議院、参議院に上程されて、そうしてこのオリンピック跡地利用として、文教にかかわり深い施設として文教委員会において審議して通してきた法律案でもあったわけであります。これらの経過についてはつぶさに承知をされておるところでございますから、まずこのセンターが設立に当たって、いかなる趣旨、目的でつくられていったのか、この成立についてはさまざまな意見があったようでありますが、どういう経過……
○小巻敏雄君 通産大臣にお伺いをします。
電力会社、これは言うまでもなく公益事業である。だからこそ昭和四十九年に各電力会社は政治献金の中止を表明しました。特に、東電の水野社長は記者会見までして、一切の政治献金を取りやめることが公益事業としての責任を全うすることだと、ここまで言ったわけであります。まことに当然のことであります。公益事業である電力会社は、その政治活動においても中立公正の立場を企業みずからが守らなければならない、そう思うわけですが、いかがですか。
【次の発言】 続いて、大臣に聞いてもらいたいと思うわけですが、関電は明らかに社の業務として政治活動をやっているんですよ。だから、その結果……
○小巻敏雄君 谷垣文部大臣にお尋ねをいたします。 大臣は、非党に教育にとっては大変な年代に文部大臣の地位につかれたと私は思うわけであります。特にことしの警察白書などをながめますと、非行少年の数ですね、これは戦後最高だと、こういう状況になっているのですね。いま戦後第三のピークと申しますけれども、三番目のピークが一番峰が高い。千人に対して、警察白書の指摘では、十四・何がしというような高率の数字があらわれておるわけであります。学力不足で、学校へ行ってはいるけれども、もうほとんど興味を失っておる子供の問題というようなのは、その非行とも密接に関係があるというのも定説になっておるわけですね。それから身体……
○小巻敏雄君 日本共産党を代表いたしまして、藤波労働大臣に本日はまず労働条件の問題についてお伺いをしたいと思うわけであります。労働の軽減という問題は労働行政の重要任務である。この問題を達成することによって、一つは巨視的に見れば雇用拡大につながってくるという問題、もう一つは、厳しくなっていく労働条件の中で、労働者の健康の維持に資するという問題があると思います。これは国民の全体的な世論だと思うわけであります。あわせて国外からも、日本の働き過ぎに対しては大きな批判もあるところだ。こういう状態の中で、二年前には次官通達、局長通達等を出されて、労働軽減のためにいろいろやってこられておると思うわけですが、……
○小巻敏雄君 私、以前に大阪府立高校の国語の教員をやっておったことがありまして、生徒を遠足に連れていくこういう地域でもありましたし、その後もたびたび訪れて飛鳥の地域を見るわけですね。奈良県はいま日本一の人口急増地なんじゃないですか、行くたびに周辺景観は変わってくるわけだと思います。まず、末永先生にお伺いするわけですが、先生はこういう状況の中で橿原の考古学研究所をして、この中でとりわけ埋蔵文化財、私は文化財として民族遺産として最もすぐれておるんだと思いますが、どういう範囲でいまお仕事をなさっておるのか、その問題とのかかわりで今度の立法についてもまたお伺いしたいと思うわけです。 今度の立法は、そ……
○小巻敏雄君 明日香村における歴史的風土の保存及び生活環境の整備等に関する特別措置法を提案されたわけでありますから、まず第一条からお伺いをしたいと思うんですが、「歴史的風土」というのは一体何かというような問題はまず明らかにされる必要があるだろうと思うんです。 明日香における遺跡、文化的遺産、周囲の環境が一体化されて昔をしのばせる歴史的風土、これを保存するんだというのが趣旨になるわけですが、具体的に言いますと、明日香にはどんな文化遺産があり、そしてどんな環境があり、そうしてこれを保存することによって国民的にはどういう利益を得るというふうに考えておられるのか、立法された方からお伺いしたい。
○小巻敏雄君 文部大臣にお伺いをするわけであります。 この私学共済のこの組合は文部省が明らかに所管するところであって、法律の改正案を閣法として提出されるについては、関係職員の利益の観点から、これは当然現状の把握と、そして法改正が行われた結果が具体的なそれぞれの人たちにどういう影響を及ぼすのか、十分調査をし、手当ても尽くした上で提出されるものと思うわけでありますが、本法案はむしろ文部省が主導的に調査結果をもとにして改正を図ったというような性格を持つよりは、大蔵省の方で、経過はあるわけでありますが、特に国家公務員共済組合審議会が大蔵大臣に答申を出すというような状況をてこにして、大蔵大臣が閣議に提……
○小巻敏雄君 大臣に教員定数の問題からお伺いをいたします。 朝、五十五年度の配当は、これはもう準備もあるので、法律改正前であるけれども手配をしておるというような局長の話があったわけであります。私も、この方式でやるなら実際に、たとえば大阪でどういう状況になるのかというような問題も当たってみたわけでありますが、大阪で適用を受けるのは私は守口市と大阪市であるというふうに承知をするわけであります。このやり方によりますと、守口市は減少市町村の中でかかってきまずから、全部の学校が一年生は適用を受けると、こういうことになるわけであります。そうしますと、五百市町村に五百六人を配当するという今度のものが大体全……
○小巻敏雄君 大臣にお伺いをするわけです。 地方大学を充実させるという課題は、歴代の大臣で否定された方はおられないわけです。しかし、このためには一つは総合化を目指して新たに学部を設置していく等の方が重要である、その点で私どももこの国立学校設置法については、まあいろいろ意見もありますが、賛成をしていくつもりでいるわけなんです。ただ、既成大学について教育研究の条件を充実していく、このこととあわせて行わないならば、本当のすぐれた日本全体の教育水準の向上というのは果たすことができない。ずばり言いまして、この予算の中で教官当たりの積算校費、学生当たりの積算校費を見ますと、一面では新たに学部が開設される……
○小巻敏雄君 共産党を代表いたしまして大臣に質問をいたします。
この法律案は、ここにおられる前文相の内藤さんのとき、さらにその前の砂田さんのころから、この国会に持ち込まれてきておる問題であります。このオリンピックセンターについては、谷垣文部大臣もこの点は引き継ぎはずっと受けてこられたと思うわけですが、このセンターがどういう趣旨で設立をされたのか、まず改めてお伺いをしたいと思います。
【次の発言】 そうです。
【次の発言】 いまこの特殊法人を廃止をして、文部省の直轄にしようとされるわけでありますが、特殊法人として出発するにはまあそれだけの理由があって、当時の愛知文相から、特殊法人こそベターな道……
○小巻敏雄君 共産党を代表して、文部大臣に質問をいたします。 法案の審議に先立って大臣にお伺いをするわけですが、わが国の憲法が新たに制定をされて、その中で日本の将来を描くに当たっては、軍事大国の道を歩まずに平和国家、そして高度の文化国家として生きていくということが示されている。その中で大きな比重が教育に対する期待となってかけられてきた、それがわが国の戦後史であると思うわけです。ことしは一九八〇年であります。八〇年代日本の進路の中での教育の位置づけと、こういう問題にも思いをめぐらすときであろうと私は思うわけであります。文部大臣の閣僚としての比重も私はそういう意味で日本の進路に対して非常に重いも……
○小巻敏雄君 大臣にお伺いしたいと思うんですが、私学と申しましても、それは大学の場合とそれから各府県にある高等学校の場合と、その進学していく国民の側からの対応にはやや違いがあろうかと思うんです。高校の場合をながめてみますと、アメリカなんかのやり方を見ると、公立学校は市町村教委で所管しているんですね、高等学校までは。公立に行くつもりならみんな行けるようになった上に、私学がいわばより条件のいい教育をやっているように思うんですね、態容としてはね。教育条件も私学の場合には公立で保障しているのをぬきんでたような状況になっており、教職員の待遇にしてもそういう状況になっておる。日本の場合にも、進学率が五〇%……
○小巻敏雄君 関連質問。
【次の発言】 小渕総務長官にお尋ねをいたします。
日税連の発行する「税理士界」という新聞があります、御存じと思いますが。この新聞を見ますと、五十四年九月十日付第七百六十二号、この中で、日税連の専務理事四元正憲という方が特別報告を挙げておるんですね。国会に熱心に働きかけて小渕恵三さんには特別の御尽力を終始一貫いただいたというふうに小渕さんについて記述があります。さらに、小渕さんは税理士制度改正案の基となった改正要綱の生みの親であるというふうにも述べております。どういう御尽力をされたのか。
また、税理士会連合会の正幅会長の議事録というものがございますが、あなたに対して……
○小巻敏雄君 独占禁止法の厳格な運用に努める、こういう課題について一、二具体問題をお伺いしたいわけであります。 物価対策の際に一番大事なことは公共料金の抑制と大企業の便乗値上げ、こういうものとあわせて不当な独占価格つり上げをいかに抑えるか、こういうことだと思うのです。 フィルムの問題であります。公正取引委員会に聞くわけでありますが、二月二十一日に富士フィルムと小西六写真工業に立ち入り検査を行ったというふうに聞いておりますが、どういう疑いをもって調査をされているのか、また一般カラーフィルムについてはどんな調査が行われているのか、お伺いをします。
○小巻敏雄君 最初に、同和対策事業について大臣にお伺いをしたいのであります。 十年の議員立法としての特別措置法、これが時限立法として制定をされてから残り一年――九年までやってきたわけでありますが、各県のとりわけ並み並みならぬ努力によって一定の成果を上げることができ、各地で格差の解消について、対象地域と一般地域の中で成果を見たところであると思うわけであります。と同時に、昨年の四月段階で政府の方からも発表されましたように、全体としては未達成だと言わなければならぬ。物的な事業に限っても、残りの事業量が一兆二千億というふうな数字も拝見をしておるわけであります。すでに投じられた金は一兆円とも二兆円とも……
○小巻敏雄君 山林労働者などを中心にする振動工具による白ろう病などの問題についてお尋ねしたいと思います。 私は、三重県、和歌山県の南の方をよく歩くわけなんですね。あの地域は海が山に迫っておりますから、昔からの日本の基幹産業の米づくりには適地じゃないわけであります。海で働くか山で働くと、こういう状況のところです。ところが、この林業労働者、まあ昔は木びきうたもあれば、そんな牧歌的な営みがあったわけで伝統的な産業でありますが、これは非常に荒れておるですね。和歌山県あたりだと、林業労働者は昭和三十年ごろまでは五万人くらいあったというのですね。いまはそうですね、その後の二十年間で、昭和五十年くらいで五……
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