このページでは桑名義治参議院議員の11期(1977/07/10〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は11期国会活動統計で確認できます。
○桑名義治君 私は、公明党を代表して、政府の所信表明に対し、総理並びに関係大臣に質問をいたします。 全国民念願の日中平和友好条約が締結されたことにより、日本外交はいま新しい出発点に立っております。しかし、目を国内に転ずれば、厳しい景気の見通しの中で、雇用問題も一段と深刻さを加えております。今年度予算は実質三七%もの多額の国債を発行し、公共事業中心の未曾有の景気対策を立て、七%成長を目指したにもかかわらず、失業者は一向に減る傾向はなく、働く人たちも、賃金上昇も低く抑えられ、生活レベルのダウンを余儀なくされております。加えて、急激な円高は、輸出関連中小企業に大きな打撃を与え、七%成長もますます実……
○桑名義治君 私は、公明党を代表いたしまして、ただいま議題となっております日本専売公社法等の一部を改正する法律案について、総理及び関係大臣に若干の質問を行うものでございます。 まず最初に、公共料金の値上げに対する政府の姿勢について伺います。 わが国の経済は、昨年末のOPECによる相次ぐ価格引き上げ、さらに原油値上げから来る円安等でインフレ懸念が強まっているのが現状と言えましょう。今日、わが国経済に求められているものは、インフレなき持続的な景気回復と景気維持にあることは異議を唱えるものではありませんが、 政府の姿勢からは明確かつ具体的な政策が打ち出されていないのが現状であります。いま早急に実……
○桑名義治君 国土庁見えていますか。お願いします。 今回の国有鉄道運賃法の一部改正でございますが、すなわち基本的には今後国鉄をどういうふうに再建をしていくかというその一環のあらわれでもありますし、そういった立場から考えますと、今回発表になりましたいわゆる三全総との関連がどうしても黙視するわけにはいかないわけでございます。そういった意味で、三全総から見たいわゆる交通体系の整備、こういった観点から少し討論を進めてみたいと思います。 今後十年間のわが国の国土開発の基本となるいわゆる「第三次全国総合開発計画」が十一月の初めに閣議決定されたわけでございます。この計画における幹線交通施設整備の基本的な……
○桑名義治君 私は、日本住宅公団関係について家賃値上げの問題あるいは傾斜家賃制度、それから未入居住宅、未利用土地、こういった問題についてお伺いをしていきたいと思います。この問題は、現在、時の問題として大変な反対運動が起こっておるわけでございますが、果たしていま住宅公団の考えているいわゆる家賃のプール制というものが適正なものであるかどうか、これを検討する必要がある。こういうふうに考えておる次第でございますし、さらに加えて申し上げますと、住宅公団は第二の国鉄ではないかと、また第二の国鉄になるんではないか、こういうことがちまたではささやかれているわけでございますし、こういった問題を含めてひとつ御答弁……
○桑名義治君 私は最初に飯田参考人にお聞きをしたいと思います。 先ほどの公述の中で、今回の値上げ問題についてプール制の導入ということでるるお話があったわけでございます。過日の委員会で私も公団の家賃について個別原価主義からプール制に変わったのかと、こういう質問をしたわけでございますが、建設省あるいは公団側としては、プール制に変わったわけではないと、こういうふうな大まかに言いますと答弁があったわけでございます。そこで、飯田参考人にお聞きしたいのは、今回のこの値上げの問題について、原則的にこの家賃の問題については、原価主義をそのまま保っておられると、こういうふうにお考えになるのか。それともこれは完……
○桑名義治君 私は、今回の大臣の所信表明の中心課題、あるいは現在日本の置かれている、景気浮揚という重大な任務が課せられておるわけでございますが、その中心になっているのが公共事業である、こういうふうに認識をしておるわけでございますが、この公共事業を中心にきょうは質疑を進めてまいりたいと思います。 近年来、日本の経済というものは大変な長期不況のもとにいわゆる総需要抑制政策というものがとられてまいったわけでございますが、これに伴いまして公共事業も実質的には縮小させられてきた、こういうふうに思うわけでございます。ところが、五十二年度から突如として景気浮揚のためにいわゆる公共事業の促進が叫ばれ、関係省……
○桑名義治君 今回のこの法改正の問題につきましての論議の前に、まず住宅全般にわたりまして総括的にお尋ねしておきたいと思います。 五十三年度の予算は、公共投資拡大を主軸としたいわゆる景気浮揚ということに重点が置かれて編成をされているわけでございますが、その目玉というのは前々から言われておりますように、大型のプロジェクト事業あるいは住宅建設であると、このように言われているわけですが、しかし、住宅予算の配分を見ますと、いわゆる公団住宅の建設にしましても公営住宅の建設にしましても非常に減少をしているわけでございます。そして個人の持ち家推進、すなわち住宅金融公庫の融資住宅に大きなウエートが置かれておる……
○桑名義治君 先ほどからの質問の中にも、五年続きの流産ということで質疑が行われたわけでございますが、その中で今回このようにビル防災法が再び流産になったといういわゆる説明が一応行われたわけですが、一番のいわゆる流産したというそのポイントはどこにあったわけですか。
【次の発言】 関東では地震ということが非常にいま心配をされているわけでございますが、こういう震災にあわせてもビル防災法というものは当然改正をしていかなければならない急務のことであろうというように考えられるわけでございます。それと同時に、先ほどからも質疑に出ておったわけでございますが、今回、昨日の東急ストアの火事、こういうものも起こってお……
○桑名義治君 経済企画庁の試算によりますと、為替レートが一%下がれば卸売物価は〇・三%弱下がると、それと同時に消費者物価が〇・一強下がると、こういう計算がなされておるわけでございますが、今回、現在の段階を見てみますと、三八%の円高にもかかわらず、物価への反映が非常に不十分であると、こういうのが国民の一致した気持ちではなかろうかと、こういうふうに思うわけでございます。たとえば今月の東京区部の消費者物価指数は、前年同月比を見ましても四・五%、それから五十年に比べれば二四・一%と、こういうような上昇となっているわけでございます。今回、政府は電気とガス料金については据え置く期間を設けたり、あるいは一部……
○桑名義治君 私は、まず最初に経済成長率について、福田総理はたびたび七%程度というような御発言があるわけでございますが、昨年の経済見通しが六・七%で、結果的には五・三%に落ちついたわけでございますが、その達成できなかった主なる原因は、いろいろ総合してまとめて発言の中身を考えますと、それは、いわゆるこれほど円高になるということを予想し得なかったというような事柄になるわけでございますが、ことしも同じような事柄になるのではないかという心配があるわけでございます。先ほど大臣は、七%程度の経済成長は必ず遂げるという意味の御発言があったわけでございますが、確かに最近の景気情勢を見てみますと、いわゆる公共投……
○桑名義治君 九州班の御報告を申し上げます。安永委員長、中村委員、松本委員と私、桑名は、去る七月二十五日から二十八日までの四日間、福岡、大分両県における建設事業について実情調査を行いました。 本調査の視点は、五十三年度公共事業費の執行状況及び福岡市を中心とする異常渇水について、建設者、自治体から事情聴取するとともに、両県における主な建設事業の実情調査に努めることといたしました。 以下、その概要について申し上げます。 まず、第一に公共事業費の執行状況であります。 政府は、五十三年度の公共事業の執行について公共事業の上半期の契約目標を過去最高の七三%とするとの基本方針を決定しておりますが、……
○桑名義治君 大臣の所信表明に対する質問に先駆けまして、前国会から長く問題になっておりましたいわゆるビル防災法の問題について概略的に質問をしておきたいと思います。この問題はまた当局からいろいろと種々説明を受けながら、その中で細かい点についてはまた質疑を続行すべきではなかろうかと思うわけでございます。 そこで、ビル防災法が制定をされるという話が持ち上がりまして、まあ大変な年月を経ているわけでございますが、今回はいよいよ行政指導になると、すると、こういうふうに言われているわけでございますが、その経過についての御報告を願いたいと思います。
○桑名義治君 午前中の質疑に引き続きまして、重複の部分は避けて質疑を続行したいと思います。 今回のこの二法案につきましては、農地の宅地並み課税のあめ法としての価値があるわけでございますが、そういった意味から、午前中の質疑の中にも、大臣の答弁で、税の公平化、それから良質な土地の確保という、この二本の柱を求めてこの法案が制定をされたと、こういうふうな答弁があったわけでございます。 現在の土地をながめてみますと、大都市周辺につきましては、大変な宅地の需要が多いにもかかわらず供給が間に合わないと、そのために土地の値上がりがことしは大変に顕著になってきたというふうに言われているわけでございますが、本……
○桑名義治君 私は、公明党及び民社党を代表して、ただいま議題となりました政府提案の特定市街化区域農地の固定資産税の課税の適正化に伴う宅地化促進臨時措置法の一部を改正する法律案に対し、賛成の意を表明するものであります。 従来、両党は、特定市街化区域農地の固定資産税の課税の適正化に伴う宅地化促進臨時措置法については、地方税法における、いわゆる農地の宅地並み課税制度との密接な関係性を重視して反対の態度をとってまいりましたが、本法律制定後、住宅金融公庫の貸し付けの特例による賃貸住宅貸付予約件数は、昭和四十八年度から本年一月末までで五千三十一戸と一応の実績を上げており、また近年、宅地供給量は年々減少し……
○桑名義治君 私は、産炭地域の再開発につきましてまず最初にいろいろと論議を進めていきたいと思います。 直接の担当ではないかもしれませんが、地域開発ということにつきましては国土庁長官は所管でございますので、まずその面から基本的な考え方をお尋ねをしておきたいと思います。 大臣も御存じと思いますが、筑豊産炭地あるいは九州の産炭地域、こういった地域をながめてみますと、いまだに一般的な国土ではなくて大変な鉱害地域で悩んでいるわけであります。まず第一に、ボタ山等が林立をしておりますが、これらの取り除き作業はいまだに遅々として進んでいないわけでございます。しかもまた、鉱害でございますが、下で石炭を採掘し……
○桑名義治君 最初に、経済情勢もしくは物価の問題につきまして概略的にお聞きをしたいと思います。 最近の経済情勢というものは、物価が比較的に安定をしているわけでございますが、生産、出荷が着実に増加をしまして、自立回復の機運が見られるようになったわけでございます。しかしながら、雇用情勢は依然として厳しいものがあるわけでございます。その上に財政の再建という非常にむずかしい問題を抱えておるわけでございますが、今後のわが国の経済情勢は政府の経済運営のいかんによるところが非常に大きい、こういうふうに認識しなければならないわけでございます。 そこでまず最初に、当面の経済見通しとそれに対する政府の施策につ……
○桑名義治君 私は、最初に卸売物価の上昇についてお伺いをしてみたいと思います。 この問題につきましては私は四月二十五日の委員会のときにもお尋ねをしたわけでございますが、それを受けてさらに、情勢もずいぶん変わっておりますので、本日またここでこの問題を取り上げていきたい、こういうふうに思っているわけでございます。 最近の卸売物価の状況を見てみますと、昨年の十一月からすでに六カ月も連騰が続いているわけでございます。この六カ月間だけで上昇率が四・九%に達しているわけでございまして、これを年率に直せば一〇%の上昇になる。また四月の月間上昇率が一・七%。この上昇率は、日銀が公定歩合を〇・七五%引き上げ……
○桑名義治君 私は、委員長に吉田実君を推薦することの動議を提出いたします。
○桑名義治君 私は声を少し痛めておりますので、聞きづらいと思いますが、よろしくお願い申し上げます。
最初にお尋ねしたいのは、公団の総裁に尋ねたいんですが、過日、公団会計課予算・決算係長の土路重昌氏が公金の詐欺をしたということで問題を起こしておるわけでございますが、この問題についての概要を説明願いたいと思います。
【次の発言】 この問題に対して、公団としては、どのように対処したのか、その点についてお伺いしておきたいと思います。
【次の発言】 処置については大体わかったわけでございますが、実は、きょうまた新聞の報道によりますと、土路の供述によって、「計友会」の口座、いわゆる土路の架空口座と別物の……
○桑名義治君 声を少し痛めておりますので聞きづらい点もあるかと思いますが、御了承願いたいと思います。 私は、最初に物価見通し、それから公共料金の問題、円安問題、それから灯油の問題と、こういう方向で論議を進めていきたいと、こういうように思っております。 最初に卸売物価の問題でございますが、最近の物価上昇を見てみますと、円安、それから原油価格の高騰等によりまして非常に卸売物価は上昇を続けているのが現実の姿でございます。ことしの四月以降対前月比で一%台の高騰を続けておりますが、八月以降は一〇%台を記録をし、十月も一四・五%と、狂乱インフレ以来の高騰を続けておるわけでございます。またOPECのカラ……
○桑名義治君 中山参考人にお伺いをいたしたいと思います。先ほどから今回の法改正に対する御意見を伺ったわけでございますが、さらに私がお伺いしておきたいことは、過日の建設委員会で、私、三井不動産のフランチャイズ制の問題について質疑を交わしたことがあるわけでございますが、三井不動産のフランチャイズ制など業界としては大変にむずかしい局面にある、こういうふうに思われるわけでございますが、このたびの不動産流通近代化センターの構想について業界としての評価がどういうふうになされているのか、これが一点。 それから不動産流通近代化センターが大手業者に牛耳られるというような心配はないのか、いわゆる独占的な体制がで……
○桑名義治君 都市整備の目的を住民の健康で文化的な生活のための上台づくりである、こういうふうにとらえて見るならば、現在の過密都市の現状というものは、これは都市行政の失敗であった、こういうふうな認識の上に立たざるを得ないのではないか、こういうふうに思うわけでございます。 大都市におきましては、大気汚染あるいは水質汚濁、公害、それから震災、火災などの危険、交通渋滞の日常化、地価の高騰、住宅難、通勤難、それから水の枯渇、こうやった多くの問題が蓄積をされているわけであります。 そこで、建設大臣にお尋ねをしたいわけでございますが、このような大都市の現況というものを分析し、豊かな人間生活を目指す新時代……
○桑名義治君 では、私は最初に、値上げに対する政府の姿勢あるいは物価に対する政府の姿勢、こういったものから概括的にまず伺っておきたいと思います。 最近の物価情勢というものは、卸売物価が狂乱に近いような状況を示しておるわけでございますが、こういった情勢を踏まえて現在の経済情勢を考えますと、まさに危機的状況に入ったと、こう言われても言い過ぎではないと、このように思うわけでございます。 で、五十四年度は、政府は消費者物価の値上げ率を四・七%、五十五年度が六・四%、こういうふうに踏んでいるわけでございますけれども、現在の電気料金の値上げあるいはガス料金の値上げ、この値上げ率を見た場合には、こういっ……
○桑名義治君 日本時間で本日午前六時三十分にカーター大統領が総合インフレ対策というものを約五項目にわたって発表をしておりますが、このことにおける日本の経済に対する影響あるいはまた政府の対応、こういった点について、通産大臣あるいは大蔵大臣、最後に総理の御見解を承りたいと思います。
【次の発言】 けさの問題でただいまの質問ということになれば対応はまだ決まっていないとは思いますけれども、一応きょうの夕刊には大蔵省は大蔵省なりのコメントあるいは日銀は日銀なりのコメントがつけられておるわけでございますので、その衝に当たっている大蔵大臣はもう少し詳しい対応を説明なさるのではなかろうかと、こういうふうに思っ……
○桑名義治君 本法律の中身をいろいろと質問する前に、このいわゆる今回の特別措置法というものは成田空港が一番中心になっておるわけでございます。そうやった意味で総括的な意味を含めまして、実は五月の二十日に開港が予定をされているわけでございますが、果たして現在のような警備体制を強化することによってこの問題が解決するかどうかということは非常な疑問でございます。たとえば人体に例をとってみますと、おできができた。これは傷口からばい菌が入っておできができた場合もありましょうし、肝臓あるいは内臓器官の病気によってできた場合もありましょうし、そうやった場合にこう薬だけでは、あるいは手術だけではなかなか対処できな……
○桑名義治君 きょうは少し時間をいただきまして、財団法人学徒援護会について少し質疑を交わしたいと思います。
まず最初に、財団法人学徒援護会の沿革について、あるいはこの当初の設立の意味、ここら辺を説明願いたいと思います。
【次の発言】 沿革の概略についてはいま御説明でわかったわけでございますが、現在のいわゆるこの財団法人が具体的にどういうふうな業務内容をしているのか、それについて説明願いたいと思います。
【次の発言】 そこで、ちょっと援護会から直接は外れるかもしれませんが、現在の学生アルバイトと申しますか、学生がアルバイトをしながら通学をしている学生は全国的にどのくらいの数に上っているかという……
○桑名義治君 私は、大きく分けまして二問について質疑をしてみたいと思います。 まず最初に、都市開発についてお尋ねをしたいわけですが、東京、大阪の既成市街地ばかりではなく、地方の大都市の既成市街地でも住宅、商店、それから工場がそれぞれ混在して、密集市街地を形成をしているわけでございますが、これらの建物を見てみますと、それぞれ老朽狭小の木造住宅が多く、住宅環境あるいは防災の面から見ましても好ましい状態にはないわけでございます。そこで、総理府が本年の三月に行いました都市再開発に関する世論調査、この結果を見ましても、過半数の人が現在住んでいる都市環境に不満を訴えている。また人口百万以上の市では半数近……
○桑名義治君 簡易郵便局の問題について少しお尋ねをしておきたいと思いますが、簡易郵便局は農山村等のいわゆる過疎地域における郵便窓口機関として今日は非常に重要な役割りを果たしているというふうに思うわけでございますが、まず簡易郵便局の使命と役割りについての郵政大臣のお考えをお聞きをしておきたいと思います。
【次の発言】 そこで、簡易郵便局の手数料は、年々、徐々ではございますが引き上げられつつあるとはいえ、簡易郵便局受託者の任務の重要性から見ますとまだ十分ではないと、こういうふうに思うわけでございます。特に現在郵便事業財政が窮迫をしており、財政事情の悪化が弱い立場の簡易郵便局にしわ寄せされることを受……
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