このページでは山田耕三郎参議院議員の12期(1980/06/22〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は12期国会活動統計で確認できます。
○山田耕三郎君 私は同和問題を通じて政府の雇用対策についてただしたいと思います。 まず、それまでに一般的問題として同和対策事業特別措置法が施行以来十二カ年の経過を顧みまして、特に地方行政の場における体験を踏まえて、今後の政府の同和行政をただす立場からお尋ねをいたします。 私は今日までに、政府筋からも、また同和問題の理解者と思われる人たちからも次のことをよく耳にいたしました。 その一つは、地方は運動側の言いなりになって同和行政を進めており、その財政負担が一般行政を圧迫しておるとのことでございます。果たしてそうなのだろうか。このことについて若干申し述べさしていただきます。 いま部落の実態的……
○山田耕三郎君 私は、寡婦に対する福祉の増進を願います立場から、寡婦福祉法の制定に対する厚生省の所信をただしたいと存じます。 今日、福祉の谷間にありますのが寡婦であります。同じ四十歳の女性でありましても、この方が二十歳以下の子供さんと同居をされる場合には、母子家庭として、お母さんが病気になられても子供さんが病気になられても、公費の負担による医療を受けられる等かなり整った母子福祉の施策を受けることができるようになっておりますけれども、これが一人暮らしすなわち独居の婦人にはそのような施策がございません。そして、この方々は老人福祉の施策の適用を受けられるまでのかなりの長い期間、生活不安にさらされな……
○山田耕三郎君 私は、高額療養費の公費負担制度を評価をいたしながらも、現状の運用が続けられます限りは制度の存立そのものが心配をされます。特に国サイドからの対応の改善を求める立場から、厚生省の所信をただしたいと存じます。 特に、零細者の加入の比較的多く、しかもまだ給付内容の低い国民健康保険においては、被保険者であります患者の生活破壊を防止する面において大変大きな効果を発揮をいたしております。反面、それだけに市町村国保の財政運営にきわめて重大な影響を及ぼしております。たとえば今日、人工透析患者は異常な増加をいたしておりますとともに、治療費の伸びも著しいものがございます。人工透析患者の治療費は、平……
○山田耕三郎君 私は先刻来申し述べておられます中で、物価指数の押し上げの元凶があたかも野菜であるがごとくにおっしゃられております。その野菜の立場に立ちまして、野菜価格と非常に密接な関係にあります生産及び流通対策を通して政府の物価政策をただしたいと思います。 私たち当該この委員会は、先般東京中央卸売市場、わけても青果と野菜の一大拠点であります神田市場を見学いたしました。担当であります農林水産省の係のお方から事前に説明を受けました。本年の秋冬野菜は作付面積もふえております、天候も順調であります、そういったことから野菜の供給は安値基調を続けておりますということでございました。しかるに突然、十二月中……
○山田耕三郎君 私は、さきの本委員会におきまして、昭和五十五会計年度の物価上昇率七・八%を招いた元凶は、野菜価格の異常値上がりではなく、それはむしろ政府自身が介入することのできる公共料金の値上げであり、さらには独占商品の値上がりそのものに多くの原因がありますことを強調いたしてまいりました。しかし、この野菜価格は、昨年同時期に比べては確かに本年の方が安値ではありましたが、近年における冬場の野菜価格としては昨年に引き続いて異常高値の部に相当をいたします。したがって、このように野菜価格の異常な上昇がなければ、物価指数の上昇率も若干は下がったであろうと思います。 したがって、野菜価格の安定を図ること……
○山田耕三郎君 私は精神医療と保安の関連についてお尋ねをいたします。 滋賀県では各保健所でその管内の市町村の保健婦が月に一回集まって、それぞれの勤務の地域において精神病患者の援助をどのように進めていったらよいかとの話し合いの機会を持っておるのであります。ところが、本年六月ある保健所での話し合いの席上、複数の町の保健婦より、警察から町内の精神病患者のリストを出してほしいと言われている、どうしたらよいものかの意見が出されております。 その後、県厚生部の記事として公表されているのでありますけれども、今回の警察のとられた方法の特徴は、一応県厚生部、保健所に要請されておりますけれども、拒否をされます……
○山田耕三郎君 最後に一問だけお尋ねをいたします。小池参考人にお願いをいたします。
ただいままでのお尋ねを聞いておりますと、薬づけ、検査づけ、あるいは不正請求等が、現在の支払い制度、すなわち出来高払いの制度によると解釈されるような意見が多いように聞きました。本当にそうなのか。先生の方で、医療供給側としてそうではないんだ、こういったところに原因があるというのをもしお持ち合わせでございましたらお願いをいたしたいと思います。
以上です。
【次の発言】 終わります。
○山田耕三郎君 老人保健法案についてお尋ねをいたします。 今日の医療保険制度の運用のむずかしさはよくわかります。その上、現在のような財政事情や、社会を取り巻きますもうけ主義等までが加わって、さらにその困難性は倍加をされております。しかしながら、わが国の今日の医療には余りにも問題が多過ぎます。その上、対策を誤りますと、医療制度そのものの崩壊を招きかねないような重要な時点にきておりますことについて、大変な危惧を持っております一人です。そして、ただいま何よりも必要とされますことは、せっかくできておる制度が正しく運用されておらなければならないということであります。そのような立場から老人保健法案につい……
○山田耕三郎君 私が本法案審議のために与えられました時間は、これで全部消化をいたしますことになりますので、若干重複がありますと思いますけれども、確認の意味でお尋ねをさしていただきたいと思いますから、御了承をいただけますようお願いをいたします。 まず第一点は、厚生大臣の言われます日本型福祉と、先日伊藤防衛庁長官の、国民は国を守るという意識を忘れて、国家をゆすり、たかりの対象としてしか見ていない、という言葉で国民を批判された思想との関連についてお尋ねをいたします。 私は、さきの委員会におきまして、厚生大臣の言われる日本型福祉についてお尋ねをいたしました。大臣のお答えを要約いたしますと、結局は、……
○山田耕三郎君 持ち時間の関係もございますので、老人保健法案の審議を通じまして私が質問をいたしました項目の中から、確認の意味を含めて数点について簡潔にお尋ねをいたします。 まず第一点は、老人保健法案が政府提出の原案のとおり成立をいたしましたといたしました場合に、今日各地方の自治体においては相当数上積みの行政を行っておるところがあります。そして、それらがうまく機能をしておるところもございますが、こういった地方自治体に対しても、国の意図される水準にまで引き下げてレベルを合わすよう話し合っていく、すなわち行政指導をしていくという旨答弁がございましたけれども、今日でもそのお考え方は変わりませんですか……
○山田耕三郎君 重複が避けられるように選択をいたしましたけれども、若干の点で重複をいたしますが、御理解をいただいてお答えを願いたいと思います。 私は、公共事業の前倒しで果たして景気の回復が可能ですかという立場からお尋ねをいたします。 われわれの物価対策特別委員会が設置されましたのは、第一次石油ショック以降困難な経済環境を迎えて、国、地方とも、財政はもちろん国民生活も相当な困難を体験をいたしておりまして、しかも物価の動向は、石油価格の持続的高騰の影響で、海外からのインフレ圧力もあって、上昇を続けておるときでありました。こういったときに、特に季節的商品でありますとか、わけても自然条件の影響を受……
○山田耕三郎君 私は、配当されました時間の関係で、私の質問の一わたりを終わりましたところで関係の大臣から御答弁をいただきたいと思います。 まず第一点は、今日の地方公務員の給与は本当に高いのかということについてお尋ねをいたします。 一部突出をいたしました自治体のあることは認めますけれども、全体としてはむしろ低いのではないかと考えます。私の調査では、たとえば清掃職員は、新卒出の就職はまずゼロであります。平均就職年齢は三十一・五歳、行政職二表を使用いたしますから、この年での初任給は十万六千九百円であります。さらに悪いのは葬祭の職員、この職員の平均就職年齢は三十六・五歳、給与は十一万二千八百円であ……
○山田耕三郎君 大変長時間の御審議でお疾れと思います。できるだけ審議に協力をする意味におきまして簡潔にお話ししていきたいと思いますが、的確な御答弁をお願いいたします。 お尋ねをいたしますのは、確認の意味も含めて数点についてお尋ねをいたします。 まず、今回御提案の日本国有鉄道の経営する事業の再建の推進に関する臨時措置法案を中心とする国鉄再建の手法についてです。 第一、この法律は臨時行政調査会の答申に基づき整備をする法律であって、その中心は日本国有鉄道再建監理委員会の設置にあります。しかし、再建監理委員会の単純な設置法ではなく、国鉄の再建の方向づけ、枠組みというふうなものを中心に踏まえた総合……
○山田耕三郎君 岡崎先生にお尋ねいたします。 わが国の出生率の変化だとか今後の推計等について、先ほど有意義なお話を承りました。また、今日ただいままでの審議を通じまして、年金制度、さらには医療制度の維持をしていくためには、それを支えるための若年労働者がふえないところに問題があることも指摘をしておられました。そういったことからすれば、短絡的ではありますけれども、若年労働者がふえる、やっぱり人口がふえていくことが望ましいということにもなります。しかし、これもふえ続けていかなければなりません。といって、減っていくとすれば、これはまた新しい問題が出てまいります。 そういう観点から考えまして、高齢化社……
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