このページでは中野鉄造参議院議員の13期(1983/06/26〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は13期国会活動統計で確認できます。
○中野鉄造君 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま趣旨説明のありました国家公務員及び公共企業体職員に係る共済組合制度の統合等を図るための国家公務員共済組合法等の一部を改正する法律案につきまして、若干の質疑を行うものでございます。 まず、総理にお尋ねいたします。 第一点は、年金の制度改革について国民の合意を求める方途についてであります。 わが国の年金制度は、昭和三十六年の皆年金体制達成後、徐々に整備拡充されてきたのでありますが、高齢社会の進行とともに、受給者の増大や保険料負担増など年金制度への不安の声が強まっていることも事実であります。公的年金制度の長期的安定の確保は、民生安定のかぎ……
○中野鉄造君 私は、公明党・国民会議を代表いたしまして、ただいま議題となりました健康保険法等の一部を改正する法律案につきまして、反対の立場から討論を行うものであります。 具体的反対の理由を申し述べる前に指摘しておきたいことは、まず、昭和初年より半世紀以上にわたって営々として築かれてきた本制度を大きく変革しようとするこの改革法案は、まさに歴史的重要法案と言っても過言ではありません。これだけの改革をするからには、それに見合うだけの慎重な姿勢で臨むべきであったと思います。 ところが、振り返ってみると、これは極めて拙速に過ぎていたと言わざるを得ません。例えばその一つに、本法案が今国会に上程審議され……
○中野鉄造君 私は、公明党・国民会議を代表いたしまして、ただいま議題となりました国民年金法等の一部を改正する法律案につきまして、総理並びに関係各大臣に若干の質問を行うものであります。 今日、高齢化が急速に進展し、老後の生活を私的保障にゆだねることはますます困難となり、国民の約七割が老後の収入源の第一位に公的年金を挙げていることからも、その依存と期待は明らかでありますが、その一方で、年金崩壊、年金財政の破綻論が国民の間でささやかれているなど、制度に対する信頼感が著しく危惧されているのも事実であります。だからこそ、年金制度の健全な持続を図るための抜本的改革こそは、重要かつ緊急な課題であることは論……
○中野鉄造君 私は、公明党・国民会議を代表いたしまして、ただいま議題となりました国民年金法等の一部を改正する法律案につきまして、反対の立場から討論を行うものであります。 今回の改正案の中核をなす基礎年金構想自体は、かつて我が党が福祉社会トータルプランにおいて主張した国民基本年金構想と制度体系の大筋においては合致いたします。だがしかし、残念ながら政府案には、国民のすべてがその老後において ひとしく健康で文化的最低限度の生活を営むに足るだけの基礎年金を保障されるというナショナルミニマムの思想が全く見当たりません。したがいまして、迫り来る二十一世紀の本格的高齢化社会において、真の基礎年金として機能……
○中野鉄造君 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となりました国家公務員等共済組合法等の一部を改正する法律案並びに地方公務員等共済組合法等の一部を改正する法律案について、総理及び関係大臣に対して質問をいたします。 まず、具体的な質問に入る前に、昭和六十一年度の予算編成を目前に控え、中曽根内閣の社会保障予算に対する取り組みの姿勢を伺います。 ここ数年の社会保障予算は、長期的展望のない、いわばその場しのぎの予算編成を行ってまいりました。にもかかわらず、来年度は、社会保障面で本年度限りの約束を無視した高率補助の削減強化、あるいは老人医療費についての患者負担の増大や、現役で働いている人に……
○中野鉄造君 まず私、冒頭に大臣にお尋ねいたしますが、今回のこの問題は、通産行政、なかんずく石炭行政にいろいろな今後に対する反省と教訓を残した、こう思いますが、この教訓及びその反省について、大臣はどのようにお考えになりますか。
【次の発言】 まあ過ぎたことを言ってもいたし方ないことですが、今回の一連の動きを見ますときに、苦い決定をいたずらに避けてきたことがむしろ問題を大きくしたということが言えるんじゃないかと思うんです。振り返ってみますと、再開発が無理であるということは、ことしの春の石炭協会の報告ですでにこれはもうわかっていたにもかかわらず、責任の押しつけ合いといいましょうか、そういったような……
○中野鉄造君 私は、まず今回提案になります年金制度の改革問題についてお尋ねいたしますが、私どもは基本的に今回の年金制度改革案については評価しておりまして、その実現を期待するものでありますが、この中に共済年金グループを取り込む形での、全国民共通の基礎年金の確立が本当にこれ可能なのか。共済サイドの対応がいまひとつ不明瞭な点がありますけれども、この点についてお考えをお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 では、年金問題については後からやることにいたしまして、まず、医療保険関係についてお尋ねしたいと思います。
医療保険の改革について、昨日の予算委員会の一般質疑で取り上げられた問題でございまし……
○中野鉄造君 私は、昨年八月二十四日に提出されました身体障害者福祉基本問題検討委員会の報告書の中に言われております具体的事項についてお尋ねいたしたいと思います。
最初に厚生大臣、大臣は、この報告書の中に新しく触れられておりますオストメードについて、どのような御認識をお持ちですか。
【次の発言】 今大臣もおっしゃいましたように、この人工肛門とか、人工膀胱というものは、本人を初めほかの人に対しても、これは不快感や嫌悪感を催させる言葉である、こういうことから、現在この両方を総称して、万国共通になっているオストメードと呼称して、これを公用語に取り入れてもらいたいというのがこの造設者の方々の要望でもあ……
○中野鉄造君 私は、まず最初に、きょう午前中も出されましたオストメートの件について、また二、三お尋ねをしたいと思います。
このオストメートの方々は、内部障害でしょうか、外部障害でしょうか。
【次の発言】 外部にも障害があるんじゃないですか。
【次の発言】 法的にはそうではありましょうけれども、確かに衣服を着ておればこれはわかりませんけれども、一たび衣服を脱いたときには、明らかにこれは外部障害だと思うんですが、いかがですか。
【次の発言】 午前中もいろいろ論議されたわけですが、このオストメートの方々の推計の数もまだ明確なものは出ていないというようなお話がありました。しかし、推計はとにかくとして……
○中野鉄造君 私はまず冒頭に、今国会の最大の対決法案であります健保法案をめぐり今日さまざまな賛否両論の動きが見られますが、その中で、賛成とか反対とかという論争とは別の次元の動きが注目されるわけでございます。すなわちそれは過日新聞でも報道されたわけですが、大阪府の医師会が七月五日半日休診を行う。いわゆる実力行使に踏み切るという全国でも初めてのケースでございますが、これに対して大臣の見解をお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 こうしたことをもし行うとすれば、これは医師法に違反しますか。
【次の発言】 しかし、その特定の日を個々に、個々の人が思い思いにということであればいいことでしょうけれども、こ……
○中野鉄造君 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となりました雇用保険法等の一部を改正する法律案につきまして、修正案並びに修正部分を除く原案に対し賛成の立場で討論を行います。 雇用保険法制定以来既に十年が経過し、その間、雇用失業情勢は大きく変化し、経済成長率の低下の中で完全失業者数の増加傾向が著しくなってきています。それに伴い雇用保険財政は厳しくなり、五十七年には赤字を計上し、労働省の試算によると、このまま推移していけば雇用保険受給者増加とともに大幅な赤字が見込まれます。今回の改正案を見ますと、必ずしも雇用保険制度の全体の見直しとはほど遠く、小手先の赤字減らし対策の感はぬぐえません……
○中野鉄造君 本法案に対する審議はもう回を重ねておりまして、各委員の方々からいろんな質疑が出されまして、その内容は共通した面も多々あるようでございまして、私もまた、今まで出された質疑と重複するような点があるかと思いますけれども、私は私ですので、ひとつ懇切な御答弁をお願いしたいと思います。 まず最初に、厚生大臣にお尋ねいたしますが、昨日六十年度予算の折衝が、大蔵大臣とその詰めが行われましたけれども、結果的に見てどうでしょう。さらに高齢化が進む来年以降の中長期ビジョンの中に盛られたもろもろの構想を遂行していく上に支障が来さない、そういう見通しというか、自信があるかどうか。いかがですか。
○中野鉄造君 我が国における原爆被爆者対策行政を推し進めていく場合に、厚生省当局が絶えず念頭に置いていただくべきことは、基本的にはもう昭和五十三年三月三十日付の最高裁判決と昭和五十五年十二月十一日付の原爆被爆者基本問題懇談会で示されている基本理念であると私は思います。すなわち、この最高裁判所の判決と基本懇の両者に共通して読み取られるものは、被爆者対策は、その質量の特異性から、ただ単なる社会保障施策でもって対処すべきではない。つまり、国家補償的施策をもって対処すべきであるということであります。 そこで、私はきょうここで主張しておきたいことは、昭和六十年度予算編成に当たって、政府としてもゼロシー……
○中野鉄造君 まず、総理にお尋ねいたしますが、去る七月の三十一日、六十年度予算の概算要求基準が閣議で了解となりました。これを見ておりますと、総理は自民党に対しては、総理と政調会長との覚書によって十二月の予算編成で党主導のもとに重点的な調整及び編成を行うと、このように言っておられますが、片や、臨行審意見書については最大限の尊重をする、こうして当面は昨年並みのシーリングでいくと行革路線をうたっておられます。どうもこれを見てみますとわかりにくい。何だか整合性がなく、とりようによってはその場その場の糊塗的な表明ではないかというような気がしてならないわけですけれども、来年度に向けて概算要求基準の意味を、……
○中野鉄造君 細かい個々の質問に入ります前に、まず厚生大臣にお尋ねいたします。
保健所法の一部を改正する法律案の趣旨説明は先般お聞きいたしました。この文章の中にもこの法律案の目的といったようなものを述べられておりますけれども、厚生省として、これが改正になった場合のデメリットと申しましょうか、ないしは留意すべき点、そういうものをお考えになっているとすればお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 まあデメリットという表現がちょっといかがかと思いましたけれども、いわゆる留意すべき点ですね。先ほどからいろいろ質問もなされておりましたけれども、今まではこれが補助金であった、今後は交付金になる、そ……
○中野鉄造君 最初に、私は、中曽根内閣の政治姿勢の一端について一、二お尋ねいたします。 初めに、田川自治大臣にお答えをいただきたいのですが、大臣は、去る十八日の新自由クラブの第七回全国代議員大会において代表あいさつとしてこのようにお述べになっております。今、連立連合の時代の幕が開こうとしており、我々はその潮流の先端に乗って貴重な実験に挑戦している、こう述べていらっしゃいます。そこでお尋ねいたしますが、大臣は過日の国会でも田中辞職勧告決議案に対しては賛成するといった意味のことを答弁されておりますけれども、しかもいま申しますように、今やおっしゃるところの潮流の先端に乗って貴重な実験に挑戦しておら……
○中野鉄造君 この問題につきましては、労基法制定以来の我が国の労働問題の基本にかかわるものでありまして、他面、我が国における男女平等へのプロセスからいえば、婦人参政権制定に次ぐ歴史的な大改革であると、このように私は認識しております。したがいまして、これが立法への基本的観点について総理はどのようにお考えになっておりますか、お尋ねをいたします。
【次の発言】 労働大臣にお尋ねいたしますが、今国会にこの男女雇用平等法を提出することを過般の衆議院において明らかにされておりますが、その後の婦人少年問題審議会での進捗状況、そしてこれが答申の時期と法案を提出される時期の見通しはどのように思っていらっしゃいま……
○中野鉄造君 私は、これから提案される予定になっております医療保険制度の改正と年金制度の改正について質問いたします。
まず、年金問題についてお尋ねいたしますが、厚生年金の保険料負担の限界についてお伺いいたしますが、今回の改正案によりますと、昭和九十六年以降の保険料は二八・九%にもなると、こういうように見込まれておりますが、負担の限界についての政府の認識をお尋ねいたします。
【次の発言】 過去の国会答弁でも、あるいは社会保障長期懇の提言、つまりこれは五十七年の七月のものなんですが、これらの場で明示されましたように、大体ここでも二三%、いわゆる西ドイツ並みの水準ということが明示されておりますけれ……
○中野鉄造君 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となりました昭和五十九年度予算三案に対し、反対の討論を行うものであります。 以下反対理由を申し述べます。 反対理由の第一は、七年ぶりに行われようとしている所得減税が我々の主張とかけ離れ、その規模が圧縮され、しかもその中に増税が隠されていることであります。 長期にわたり課税最低限を据え置き、国民に実質増税を強いてきたことを考えると、少なくとも我々の修正要求のように、所得税、住民税合わせて一兆七千億円程度の減税は必要と言わなければなりません。厳しい国民生活の実情を無視する政府の態度は到底認めることはできないのであります。しかも、政府……
○中野鉄造君 先ほどからいろいろお話ありましたけれども、小野先生に伺います。
小野先生の「実用化の見通し」というこのプリントの中で「石炭液化・ガス化というものが、一番有望になる。」、こういうようなことが書かれておりますけれども、これはコスト的にはいかがなものかということが一点。
それと先般私はオーストラリアで褐炭液化の現場を見てまいりましたけれども、普通の石炭と違って褐炭ということになると、あれは非常に容易に液化ということができるんじゃないかと思いますが、そこら辺の今の世界的な現況というものをお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 褐炭の方はどうですか。
○中野鉄造君 本日は大臣の所信に対する質疑でございますが、その中で、私は大臣の血液事業をめぐる諸問題についてお尋ねいたしたいと思いますが、それに先立って、極めて今日的な問題でこれに関することでございますが、現在我が国でのAIDS患者の第一号が発生したとこの間報道されたばかりでございますが、このAIDS患者についての現況をお願いいたします。
【次の発言】 このAIDS患者第一号が発生したという新聞報道がありましたこの時点では、AIDS調査検討委員会、この委員会に対する例の安部論文というものについて、いろいろな詳細な報告が間に合わなかったということになっておりますが、この委員会にデータを提出してほ……
○中野鉄造君 私は、まず最初に医療保険制度の統合一元化についてお尋ねいたします。 昨年の健保法改正後の医療保険に関する問題として、いろいろたくさんございますけれども、その中でも一番大きなものとしては医療保険制度の統合一元化、あるいは一元化の問題であると、このように理解いたします。 昨年、健保法改正が成立して間もなく、自民党と日本医師会など三師会とで医療保険制度の統合一本化を五年後に行う、こういうことで七項目の覚書が交換されておりますけれども、一方厚生省は、昨年の健保法改正の審議段階でいわゆる長期ビジョンを示して、そこでは六十年代後半までに医療保険制度のあり方については給付と負担の両面におけ……
○中野鉄造君 きょうは参考人の皆様方、大変御苦労さまでございます。私、今から六名の参考人の皆様方にお尋ねいたしますけれども、お答えはもう簡単に、簡潔でよろしゅうございますのでひとつお願いいたします。 今までもういろいろと質問もされましたので、私は、極めて国民の皆さん方が感じていらっしゃることを代弁したような立場からお尋ねしますけれども、今回のこの改正案というものを見てみますときに、国年加入者という人たちに対していま一つ配慮がちょっと足りないのじゃないかという、そういう気がするわけです。と申しますのは、国年加入者は、傾向としては社会生活の面で見た場合に、いわゆるピンからキリまでこの中には属して……
○中野鉄造君 まず最初に、厚生大臣にお尋ねいたしますが、ただいままでのいろいろな質問のやりとりの中でもわかりますように、この国民年金加入者の実態というものは、これは将来決して安易なものではないという気がしてなりません。御承知のように、現在保険料が六千二十円、こういうときでさえも払えない人が五十九年度末で約二百五十万人、それが六十一年四月から改正になりますと六千八百円の保険料、こういうことになってきますと、もう夫婦で一万三千円を超すわけですけれども、こういうような加入者の動向、それが申請免除者数への推移というようなものをどのように試算されておりますか。
○中野鉄造君 先般、私はたまたま障害年金受給権者の国民年金加入者の数をお聞きいたしましたが、あの時点ではその数については不明と、こういうことでございましたが、きょうはおわかりでしょうか、いかがでしょうか。
【次の発言】 あの際、大臣は、これら障害者の方々の国民年金加入者に対して、本法が施行されるということになりますとそれまで納付した保険料については前向きに検討するという、こういうお答えでございました。
その際の前向きに検討されるというそのお答えが具現化した場合ですけれども、今まで納めた保険料を返却するという形になるのか、あるいは支給という形をとられるのか、その点いかがでしょうか。
○中野鉄造君 児童扶養手当法の第一条の精神に沿って、すべての母子世帯に児童扶養手当を支給することにより、「児童の福祉の増進を図ることを目的とする。」、こういうことがうたわれておりまして、これは大変に大事な問題であると思いますが、先ほどからいろいろ論議されております今回の改正案の中で、所得制限とかあるいは前の夫の所得だとか、そういうことがこの扶養手当法の精神にどうして踏み込んでくるのか、そこのところがちょっと私理解いたしかねますが、いかがでしょう。
【次の発言】 そこで、できるだけ今までの質疑との重複を避けながらお尋ねしていきたいと思いますが、まず、五十九年の二月十七日に社会保障制度審議会からの……
○中野鉄造君 私は初めに、未帰還者の実態についてお尋ねいたします。
今日現在の未帰還者の実態を各国別に教えていただきたいと思うんですが、いかがですか。
【次の発言】 未帰還者の御家族に対する措置については、どういうような施策をなされておりますか。
それと、年に何回ぐらいこの実態というか、未帰還者に対するいろいろな対応をなされているのか。
そしてまた、相手国との交渉について一番支障を来しているというような点はどういうことなのか。そこら辺をお尋ねいたします。
【次の発言】 相手国との何か支障がありますか、交渉の。
【次の発言】 未帰還者というからには、生存しておるということは確認されておるわ……
○中野鉄造君 私は、まず最初に、大筋の点からお尋ねいたしますが、五十九年の十二月六日に、児童家庭局長は、「基本的な方向としては、第一子から考えるべきであろう。」と、こういうような答弁がなされておりますが、この考えは今でもお変わりございませんか。
【次の発言】 いずれにしましても、この児童手当制度の改革というものが、今日の財政の実情を踏まえての結果である、こういうようにしか考えられないわけですけれども、本当に福祉国家、健全なる福祉社会の実現のためということであるならば、何もこれは改正しなくても今のままでもよかったんじゃないかと思います。
そこで、今回のこの改正というものは、福祉というものを全般……
○中野鉄造君 大臣にお尋ねいたします。 御承知のように、現在我が国農業、とりわけ稲作農業を取り巻く情勢には極めて厳しいものがあるわけでございますが、ちなみに昭和五十八年度の生産農業所得を見てみましても、冷害の影響があったとはいえ四兆四千七十九億円にとどまっております。これは昭和五十年の五兆二千五十四億円に比べて七千九百七十五億円も少なくなっておりまして、物価上昇分を差し引いた実質所得ということになりますと、実に昭和五十年の五八%にしかならない、こういう状況であります。 さらに、稲作の反当たりの所得にあっては五十八年は七万八百九十六円となっておりますが、これは昭和五十年の九万一千五百三十四円……
○中野鉄造君 今回のこの法案審議は、そのもとをたどれば、しょせん国の財政逼迫ということに起因するわけでございますけれども、本法案は、結果としてやはり国民に、それも特に弱い立場の方々に対する影響が多い上に、さらにこれがひいては国と地方自治体との信頼関係にも悪影響を及ぼす要素を多分に含んでおる、こういうように私は思うわけでございますが、その辺のところは大蔵大臣どのようにお考えですか。
【次の発言】 そこで、この法案に盛られたような措置に至らざるを得なかった今日までの財政の運用あるいは財源対策について順次お尋ねをいたしていきたいと思いますが、まず補助金の整理合理化の方法は財政的抑制効果のみをねらった……
○中野鉄造君 私は、ただいまのタックスヘーブンに関連いたしまして、今日、商社、企業等が外国で収益を上げ、外国で課税されたものはそれだけの額を我が国の課税額から控除されることになっている外国税額控除制度の現況についてお尋ねいたします。
まず初めに、昭和四十七年、五十七年、五十八年の三年度別に外国税額控除額をお尋ねいたします。
【次の発言】 今の答弁でもわかりますように、十年の間に約十倍増大しているわけですが、ちなみに五十八年度における日本の代表的九つの大商社を例に引いてみますと、その中でわずか二社だけ法人税の申告納付がありまして、ほかの七社は法人税がゼロでございます。これは制度がそのようになっ……
○中野鉄造君 私は初めに、通告の質問に入ります前に、極めて今日的な問題ではございますが、イラン・イラク戦争の状況についてお尋ねいたします。
本日の報道によりますと、現地の生々しい状況が詳しく報道されております。その中で現地日本人にも負傷者が出ているというようなことも言われておりますけれども、このことにかんがみまし
て、外務大臣並びに総理はこの事態をどのように見ておられるか、お尋ねいたします。
【次の発言】 今後の外交折衝にまつということでございますが、救援の時期というようなことについては今のところ皆目わかりませんか。
【次の発言】 では、初めに財政の問題についてお尋ねいたしますが、昭和六十年……
○中野鉄造君 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となりました昭和六十年度予算三葉に対し反対、日本社会党提出の予算修正案に賛成の討論を行うものであります。 反対の第一の理由は、内需主導の経済成長を実現する政策が何らとられていないことであります。 先日発表された昨年十月から十二月の国民所得統計速報では、内需の寄与度はわずか〇・四%にすぎず、残り一・九%はすべて外需によるものであり、外需依存が一段と強まっているのであります。これでは六十年度政府見通しの四・六%成長のうち四・一%を内需で達成しようなどとは、全くの絵そらごとであり、貿易摩擦はさらに激化するおそれが十分であります。さらに、……
○中野鉄造君 まず初めに、私は、最近多発しているパラコート入りの農薬による無差別殺人、この問題について御質問いたしますが、現在までの事故の件数、自殺者だとかあるいは誤飲、そういうものも含めて、いわゆるこの事故の件数の発生状況はどうでしょうか。
【次の発言】 それで、このような非常に危険な猛毒であるパラコートが、我が国では現在のところ、自分の名前、住所、職業、そういうものを記載しさえすれば農協でも薬局でもだれでも購入できる、しかも家庭園芸用のパラコート剤の場合には、園芸店によっては全くノーチェックでこれが販売されているというような、こういう現状にあるわけですけれども、ここいらのところを警察庁とし……
○中野鉄造君 私は、年金財政の将来を考える立場から、財政投融資計画の見直しが最近叫ばれておりますが、その一つの例として、事業団を取り上げてみたいと思うんです。 御承知のように、年金福祉事業団は、簡単に申しまして、被保険者への貸付事業だとか、あるいは施設事業が中心になっていますけれども、これに対する資金計画が昭和六十一年度の場合、資金運用部資金の出資金、これは交付金でございますけれども、この資金計画で非常に特徴的なことは、最近非常に交付金だとかあるいは出資金だとか、そういったようなものが急増しておるというわけですが、特にこの交付金の場合、五十年度四十三億円であったのが、六十一年度にはもう十倍の……
○中野鉄造君 私は、初めに廃棄物処理施設整備緊急措置法の一部を改正する法律案に関連してお尋ねいたします。
けさのテレビの報道でも言っておりましたが、千葉県では廃棄物処理についていろいろな規制の条例が出たということを言われておりました。こういう事例は今後ほかの自治体でも出てくるんじゃないかと思うんですが、この辺についての今後の国の指導の方向というものがあればお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 ひところ問題になりました使用済み乾電池の処理状況は、今どういうふうになっていますか。
【次の発言】 次に、年金福祉事業団法の一部を改正する法律案、本法律案について私は基本的には賛成でありますが……
○中野鉄造君 私は、ただいま可決されました環境衛生金融公庫法及び沖縄振興開発金融公庫法の一部を改正する法律案に対し、自由民主党・自由国民会議、日本社会党、公明党・国民会議、民社党・国民連合、二院クラブ・革新共闘の格派共同提案による附帯決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。 環境衛生金融公庫法及び沖縄振興開発金融公庫法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) わが国の産業構造は、現在大きく変動しつつあり、第三次産業の占める比率も飛躍的に増大している。環境衛生関係営業は、サービス産業の重要な一翼を担っており、しかも零細業者の占める比重が高く、この変化の激しい経済社会の中で……
○中野鉄造君 私は、中国残留孤児の問題についてお尋ねいたしますが、先ほどからいろいろと質問もあっておりますけれども、重複を避けてお尋ねいたします。
今日まで約十回に及ぶ訪日調査が行われたわけですけれども、今までの調査でいろいろ学び取ったといいますか、そういったような上から反省すべき点、こうしたらよいのではないか、そういう点があったならば、どういう点をお考えになっているのか、お尋ねいたします。
【次の発言】 いろいろ今御答弁がありましたけれども、私が考えますのには、従来までの孤児の肉親捜しというのが、どちらかといえばこれは厚生省の仕事だと、そういったようなことで、特に地方自治体あたりでの協力体……
○中野鉄造君 まず初めに、大蔵大臣にお尋ねいたしますが、この一両日の急激な円高について質問いたします。
この件については昨日も同僚委員から質問がなされておりますけれども、御承知のように、きょうはついに百七十円を割りまして、最高値の百六十八円六十銭を記録いたしました。昨年九月の二百四十円から約八十円、三割の上昇でございまして、我が国の経済の実力から見てこれはもう明らかに行き過ぎではないかと思うんですけれども、政府の今後の対処のお考えをお尋ねいたします。
【次の発言】 まあ大臣の御答弁は過ぐる予算委員会当時の御答弁とほぼ一緒のように思いますけれども、今もおっしゃるように、介入ということについてで……
○中野鉄造君 きょうは参考人の先生には大変御苦労さまでございます。 これから私が行います質問に対してのお答えは、先ほどの御提言でほとんど言い尽くされたかと思いますけれども、同時にまた私たちも、ただいまの御提言を実行さえすれば、今日の日本は諸外国とのいろいろな摩擦というものも円満な解決が実現できるであろうということを十分推察できます。しかし、それらがすぐできることと、これはもう長い間の単一民族という国柄から出てきた慣習といったようなことで急にはできない問題が横たわっていると思いますが、先ほど述べらたような日英官僚主義を比較すればという参考人の「正論」に寄せられた記事も、私興味深く読ませていただ……
○中野鉄造君 私は、廣瀬参考人の「新しい成長への課題―日本経済のあすをみつめて―」という論文も読ませていただきましたけれども、その論文の中で、日本はこれまで世界の自由貿易体制を最大限に利用し今日の地位を築いてきた。しかし、今日ではその自由貿易体制そのものが欧米の対日非難の大合唱や、各国における保護主義の高まり等に見られるように、戦後最大の試練に直面していると、このように述べられております。 ところが、一方では、今日の自由主義経済下ではどこがどれだけの貿易黒字になっても決しておかしくない、統制経済でない限りそれをコントロールのしようがない、また内需拡大と輸入増加で貿易のインバランスを是正しよう……
○中野鉄造君 私は、冒頭、間近に迫ってまいりました東京サミットの準備状況について若干お尋ねいたします。 いわゆるサミットにおける討議議題の設定状況についてお伺いしたいと思いますけれども、すなわち政治議題とかあるいは軍縮問題、テロ対策、新科学技術開発国際機構といった個別のテーマもいろいろと取りざたされておりますけれども、まだ我々にはその具体的なことは知らされておりません。総理はこのたびの東京サミットでどういうことをお話し合いになろうとするのか。経済議題のように既にもう確定しているものはよろしゅうございますけれども、例えば経済議題の中でもそのテーマについてそれぞれのねらいをどこに置かれているのか……
○中野鉄造君 本日は、公述人の方々には、お忙しい中を一日さいていただきまして、本当に御苦労さまでございます。 午前中は、有意義なお話をいろいろ聞かせていただきましたが、私は、それに基づきまして二、三お尋ねをしたいと思います。 まず初めに、木村公述人にお尋ねいたしますが、我が国の医療費総額は約十五兆円にも達する額となっておりまして、しかし、まだまだ薬価には実勢価格と薬価基準の間にはかなりの乖離があるようでございまして、よく耳にする言葉でございますが、日本の医者の技術料は世界一安い。しかし世界の医師の中で最も高い高収入を得ているのは日本の医師である、こういうことをよく聞きます。これは何を言わん……
○中野鉄造君 では、簡潔にお尋ねいたします。 まず、名東先生にお尋ねいたしますが、私も先ほどから論議されております税制の見直し、改革、特にこの不公平税制の見直しということには非常に強く賛成をしているところでございますけれども、先ほどから言われております所得課税ということについてでありますが、現在の非課税貯蓄はこれは確かに小額貯蓄、郵貯だとか大衆の貯蓄が含まれているわけですけれども、しかしまた一面、御承知のように架空名義の金持ちの脱税の温床にもなっているという現実もございます。この点について、このまま放置しておってもいいものかどうか。例えば私、試算したところによりますと、ちょっと古い数字ではご……
○中野鉄造君 私は江見先生にお尋ねしたいと思いますが、先生の論文の「医療費問題を新しく見る眼」というレポートの中にお述べになっている、GNPの動きとMすなわち国民医療費の動きは連動性が全くないことはないが、しかしこのMの伸び率をGNPの伸び率の範囲内におさめようとする場合、それを単年度の数字によって対応させることは難しい、こういうことをお述べになっております。 さらにまた、政府予算というものは単年度で収支バランスを考えるけれども、医療そのものは長期的な保健効果を目指すものであるが、医療保険が短期保険となっているのは財政収支バランスの視点からは理解できるけれども、その中にやはり長期的対応性を取……
※このページのデータは国会会議録検索システム、参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。