このページでは永野茂門参議院議員の14期(1986/07/06〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は14期国会活動統計で確認できます。
○永野茂門君 最初に、靖国神社公式参拝問題について官房長官にお尋ねいたします。 昨年八月十五日に内閣総理大臣は靖国神社に公式参拝され、戦没者を追悼し、そして平和への決意を新たにされました。このことは、遺族はもちろん多くの国民、私のかつての同僚であります自衛隊員も含みまして同様でありましたけれども、喜んだことでございまして、本年もそれを強く期待していたことは長官も十分御理解のことだと推察いたします。 でありましたけれども、本年はそれが行われなかったことはまことに遺憾なことに感じます。 本件につきまして官房長官は、八月十四日の談話あるいは衆議院の内閣委員会等で、近隣諸国の国民の間にA級戦犯に……
○永野茂門君 最初にココム違反防止につきまして通産省に質問いたします。 東芝機械並びに伊藤忠商事が和光交易の仲介によって大型NC工作機械四台、さらには東芝機械は関連プログラムを対ソ輸出しまして、それが最近追及されておるところでありますけれども、この種ココム規制に対する違反は我が国を含む自由陣営の安全にとって極めて好ましくないものであるだけでなく、我が国の戦略物資輸出管理に対する内外の信頼関係を悪化させる重大な事案と考えられます。 そこで、最初にこのココム規制品目あるいはプログラムあるいは技術、そういうものは国際間においてどういうような手続で規定されてきておるか、また、それは公正に適正になさ……
○永野茂門君 最初に安全保障室長にお願いいたします。 内閣安全保障室はごく最近発足したばかりで、国の安全保障会議のためのいろんな準備をし、また安全に重大な影響を及ぼすおそれのある重大緊急事態に対していろいろと資料を提供し、そして準備をしなければならないということになっておりまして、既に室長のもとでハイジャックに関するプロシージャーの問題でありますとか、あるいはミグ25事件のようなものに対応するためのプロシージャーの問題でありますとか、あるいはごく最近は六十二年度の予算決定について安全保障会議を開くとか、大変な仕事を準備不十分な中でいろいろとおやりになっておることについて敬意を表します。 い……
○永野茂門君 本日の最後を承りまして、テロ対策、それから薬物乱用防止対策、さらに大震災対策、この三つについて質問をいたしたいと思います。 最初に国際テロについてお伺いいたします。 日本の経済大国化とそれに伴う政治的な役割の増大というものは、国際テロのみずからの資金獲得のため、あるいは日本の国際政治行動の牽制でありますとか拘束でありますとかあるいは変更を強制するというような目的のために、あるいはさらに自由陣営のリーダーの一つの柱に対するアピールというような目的を持って、海外在住の日本人に対するテロ行為が行われ始めているように見受けられます。そしてまた、この傾向は、自由陣営内での日本の地位が高……
○永野茂門君 最初に、OTHレーダーシステム並びにイージス艦に関連して御質問いたします。 御承知のように、昨年末INF廃止の協定が締結され、そしてまた今や戦略核の五〇%削減についていろいろと話が進められ始めておりますけれども、しかしながら、このINFの撤廃そのものについてもまだ数年を必要といたしますし、それから戦略核五〇%の削減云々につきましても、これは協定がどうなるかという見通しもなかなか難しいし、また仮に五〇%削減されてもこれは大きな脅威として依然として続いて残るわけであります。さらに、今のこの協定で扱われないその他のINFあるいはSNF、もっと戦術的ないろんな核兵器というものが残されて……
○永野茂門君 最初に、防衛二法の関連で防衛庁にお伺いいたしたいと思います。 午前中の御答弁で、現在のデタントのムードの中、あるいはソ連の平和攻勢といいますか、その中においてソ連の変化の兆候を認めつつも、なおその戦略的あるいは戦術的な変化については本質を見きわめなければならないということ、特に軍事力につきましては、またさらにアジア正面においてはほとんど変化のないということについて触れられましたけれども、私も全くそのとおりに思います。 さらに最近、ゴルバチョフがクラスノヤルスクで発表いたしました七提案等につきまして検討いたしますと、この正面における、つまりアジア・太平洋正面における米国の力の影……
○永野茂門君 私は、ただいま可決されました一般職の職員の給与等に関する法律の一部を改正する法律案に対し、自由民主党、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議及び民社党・国民連合の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。 一般職の職員の給与等に関する法律の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 社会経済情勢の変化等に伴い、労働時間短縮・週休二日制の実現が緊急かつ重要な国民的課題となっていることにかんがみ、公務員についても、その積極的な推進を図るため、政府並びに人事院は、次の事項について速やかに適切な措置を講ずべきである。 一、病院、学校等においても……
○永野茂門君 私は、ただいま可決されました一般職の職員の給与等に関する法律及び国家公務員の寒冷地手当に関する法律の一部を改正する法律案に対し、自由民主党、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議及び民社党・国民連合の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。 一般職の職員の給与等に関する法律及び国家公務員の寒冷地手当に関する法律の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 寒冷地手当制度の趣旨にかんがみ、政府並びに人事院は、寒冷積雪地における公務員の生活実態に配慮し、今後における燃料価格の動向に対応して、必要に応じ寒冷地手当加算額の適切な改善を行うべきであ……
○永野茂門君 委員長。
【次の発言】 本件に対する質疑を打ち切り、(「だめだ」「何を言っているんだ」と呼ぶ者あり、その他発言する者多し)直ちに討論、採決に入ることの動議を提出いたします。
○永野茂門君 私は、ただいま可決されました恩給法等の一部を改正する法律案に対し、自由民主党、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、日本共産党及び民社党・国民連合の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。 恩給法等の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、次の事項について速やかに善処すべきである。 一 恩給年額の改定については、国家補償としての恩給の性格、恩給受給者の高齢化等に配意し、今後とも現職公務員の給与水準との均衡を維持するよう努めること。 一 恩給の改定実施時期については、現職公務員の給与との遅れをなくすよう特段の配慮をするとともに各……
○永野茂門君 防衛庁の瀬木参事官が手をこまぬいていらっしゃるようでございますので、最初に防衛庁の方に質問をいたします。 先ほどの説明で、米国はいかなる規模態様の核攻撃に対しても対応し得る能力、そしてまた意志を明確に示して抑止することが核戦略の基本である、こういうふうに述べられ、また、全般的には抑止力が十分維持されておる、こういうふうな御説明でありました。御承知のように、また説明の中でも触れられましたように、米国のソ連の第一撃に対するサバイバビリティー、生存性については必ずしも十分にはなおなっていないと評価されます。したがいまして、いわゆる脆弱性の窓というものについては今大体改善の終わりの段階……
○永野茂門君 最初に木村先生にお願いいたします。ソ連の政策についてであります。 ソ連の政策、特に外交政策につきましては、今先生がおっしゃったように大変にダイナミックな変化をしており、またそれが予測され、我々はクロースリーにこれをウオッチしなければならないということでございましたが、先生も触れられましたゴルバチョフの七月のウラジオ発言で、モンゴルからの撤退あるいはアフガンからの一部兵力の撤退を発言しております。しかしながらモンゴルの兵力撤退につきましては、モンゴルと中国との話し合いにおいてもモンゴルはこれを拒否しておりますし、アフガンにつきましては、御承知のように全く一部の高射砲部隊を引き揚げ……
○永野茂門君 同じく志苫先生にお願いいたします。 議事録の六ページを見ますと、GNP比一%枠の廃棄の背後に米国の新海洋戦略が潜んでおり、洋上防空の強化でありますとかシーレーン防衛あるいは三海峡の封鎖、水際撃滅・北方前方防衛等を基軸とするところの中期防が米海洋戦略への日本の全面協力であって、それはレーガン政権の企図する対ソ競争戦略あるいは軍事的緊張激化の政策にパートナーとしての役割を果たすものである、こういうふうに極めて一面的と考えられるように断定しておられます。 一方、ソ連の方をよく見ていただかなきゃいけないと思うのでありますが、ソ連の最近の軍事力の増強でありますとか、あるいはまた演習の構……
○永野茂門君 私の質問は、第一項の中期防衛力整備計画についてという日吉審議官が行った分と、最後の諸冨長官官房総務課長の方から御説明のあった防衛改革委員会の検討内容とに関連すると思いますが、二つ質問をいたしたいと思います。 一つは、中期防衛力整備計画が達成されたならば、その防衛計画の大綱の水準が一応達成されるということになっておりますが、そしてまたその防衛計画の大綱では十分な警戒態勢を保つということ、あるいはしたがって中期防衛力整備計画では、これらに関連して本土防衛能力の向上でありますとか、あるいはまたさらに今検討されておる洋上防空における能力を整備しなければならぬとかいうようなことがあるわけ……
○永野茂門君 最初に西原先生にお願いいたします。 まず、西原先生の三ページの表で、現在交渉中あるいはもう交渉の最終段階にある、締結が間近いと思われるINF交渉で、INFと称する範囲は中距離核の欄全部であるか、さらにそれにスカッドBを含むのか、それが一つです。 それから、核戦の発生ないし核戦へのエスカレートの恐怖をなくす、あるいはそれに関する不安定性をなくするというためにはINFだけさわったって極めて不十分なんであって、また今、戦略核について半減の交渉がかなりいい線までいっていることはいっているわけですけれども、しかし、さらにこの表で言えばSNF、SS21でありますとか、フロッグでありますと……
○永野茂門君 最初に外務省にお伺いいたします。 日米安全保障条約は、御説明がありましたように、日本の防衛に関すること並びに日本の安全に極めて重要な関係を持ってあろう極東に事態が起きた場合の米軍の活動を容易にするための便宜供与等についていろいろと規定されておるわけでありますが、日本の安全に重要な影響を及ぼす事態というのは、この安全保障条約をつくった事態においては、まさしく日本周辺だけを考えておれば大体重要なことは済んだ時代であったかと思います。もう既にそうでない時代に入っていたと見てもいいのですけれども、しかしあの六〇年、それから七〇年の時代においてはその程度に限定してもよかったかもしれません……
○永野茂門君 安全保障小委員会における調査の概要を御報告申し上げます。 本小委員会は、安全保障問題を調査するため、第百八回国会以降、各国会ごとに設置され、今国会においても引き続き設置されたものであります。 小委員会においては、各会派からの調査事項案に基づき協議の結果、まず自衛隊の現状と問題点、次いで日米安全保障体制の現状と問題点、さらに最近の防衛問題をそれぞれ調査事項として政府から説明を聴取するとともに、質疑を行いました。 政府に対する質疑におきましては、まず自衛隊の現状と問題点について、中期防衛力整備計画達成後の問題点、後方及び募集・教育訓練等人事の現状、シーレーン防衛・洋上防空問題、……
○永野茂門君 戦域核の削減でありますとか、あるいは戦略核の削減でありますとか、そういう軍縮、軍備管理が進行しつつある中で、通常戦力に よる抑止ないしは軍事力の作用を拡大することが重大になってきておるということ、そしてまた、しかるがゆえに、従来もそうでありましたけれども、また別な意味において日米安保体制の信頼度を高めるということが極めて重要であるということを特に強調されましたけれども、まことにそのとおりであると思います。 防衛庁におかれましては、ぜひそういうことを十分考慮の上、計画に従って着実に防衛力を整備されていくし、また次の防衛力整備計画についてもいろいろと御考察を深められることをお願いし……
○小委員長代理(永野茂門君) ただいまから外交・総合安全保障に関する調査会安全保障小委員会を開会いたします。 調査報告書についてお諮りいたします。 本小委員会は、これまで自衛隊の現状と問題点、日米安全保障体制の現状と問題点、最近の防衛問題の各テーマについて政府からの説明聴取、委員の意見の開陳等調査を進めてまいりました。 その調査経過につきまして、お手元に配付いたしました安全保障小委員会報告書(中間報告)(案)を作成いたしました。 つきましては、本案を小委員会の中間報告として会長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
○永野茂門君 それでは、議題につきまして私の個人的意見を含めて御報告いたします。 政府は既に次期防衛力整備計画の作成作業を始めています。したがって、私の本報告はその計画作成に焦点を合わせて申し上げます。 まず、国際情勢をいかに認識すべきかについて述べます。分析すべき重要要因としては、ソ連の変化と自由陣営内の変化を概観いたします。 第一に、ソ連の変化についてであります。 ゴルバチョフが就任以来打ち出した政策は、ソ連が軍事より経済を、特別な階級よりも全人類を、そして拡張より平和共存を尊重しようとしているように見えます。現にそのように評価する人たちもいます。 しかし、ソ連はその極東軍事力の……
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