このページでは永野茂門参議院議員の15期(1989/07/23〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は15期国会活動統計で確認できます。
○永野茂門君 最初に即位の礼についてお伺いいたします。 本件につきましては十月二十日の予算委員会で同僚の前島委員が、また本日は同じく同僚の角田委員がそれぞれ政府の考え方あるいは検討しつつある状況について承りましたけれども、政府は即位の礼準備委員会において種々慎重検討中であり、今後行われることが予想されている即位の礼の儀式のあり方等につきまして、憲法の趣旨に沿ってかつ皇室の伝統を尊重したものということで検討されていると承りました。 そこで、さきに行われました剣璽等承継の儀あるいは即位後朝見の儀は、即位の礼の一環として国の儀式として実施されたと承知しております。来秋行われる即位礼あるいは大嘗祭……
○永野茂門君 最初に、世界の歴史的転換期における緊張緩和、平和についての日本の役割について、三つの重要な側面から順次お伺いいたします。 既に同僚の谷川委員あるいは石井委員、そしてただいまの田委員から同種の質問がそれぞれ違った角度から行われましたけれども、まさに今や共産主義体制の敗退は明らかであります。そして、冷戦構造は崩壊しつつあると言えます。東側で進むペレストロイカあるいは民主化、自由化に対して、西側は封じ込め、対立から対話、そしてさらには交渉、調和へと、もちろんそれは確固たる抑止力を維持しながらの話でありますけれども、と対応をシフトしています。 ここで、後ほどの防衛問題に関する質疑のた……
○政府委員(永野茂門君) 先般、科学技術政務次官を拝命いたしました永野茂門でございます。 委員長初め委員の皆様方の御指導を受けながら、大臣を補佐して誠心誠意努力する所存でございますので、どうかよろしくお願いいたします。(拍手)
○永野茂門君 国際社会において果たすべき我が国の役割の増大に伴いまして、今般の湾岸危機の際にも見られましたように、我が国は国際社会の一員として、また世界の主要国の一つとして、その国力に見合った国際貢献が強く求められています。特に、科学技術の力により現在の国力を実現してきた我が国といたしましては、科学技術の面で国際社会に貢献していくことが最も適切であり、諸外国から期待されていると考えます。
そこで、まず大臣にお伺いいたします。
我が国の科学技術分野における国際貢献の基本的あり方について大臣の所見をお伺いいたします。
【次の発言】 科学技術による国際社会への貢献が重要であると叫ばれているにもか……
○政府委員(永野茂門君) 原子力安全委員会委員内田秀雄、内藤奎爾及び宮永一郎の三君は十二月二十四日付任期満了となりますが、三君を再任いたしたいので、原子力委員会及び原子力安全委員会設置法第二十二条において準用する同法第五条第一項の規定により、両議院の同意を求めるため本件を提出いたしました。 次に、科学技術会議議員武安義光及び森井清二の両君は十二月二十四日付任期満了となりますが、武安義光君の後任として大澤弘之君を任命し、森井清二君を再任いたしたいので、科学技術会議設置法第七条第一項の規定により、両議院の同意を求めるため本件を提出いたしました。 何とぞ、御審議の上、速やかに同意されますようお願……
○永野茂門君 長官、昨日のミッドウェーなど、米海軍への感謝訪問、まことに御苦労さまでございました。ありがとうございました。 今、三石先生から後方重視の問題あるいは人の重視、さらに言えば心を大切にというようなお話がありましたが、私も後でこの件に触れますけれども、全くこれらを重視するということには同感であります。しかしながら、最初に三石先生がお嫌いになったかどうか知りませんけれども、取り上げられなかった方の正面装備の方について承りたいと思います。 湾岸戦争が終わりまして停戦が発効しました。よくこの戦争はハイテク戦争と言われております。確かにそういう面が強いわけでありますが、その核心をさらに考え……
○永野茂門君 まずもって谷川長官の就任をお祝いいたします。そして御健闘をお祈りいたします。 さて、世界のGNPの約一五%を占めるまでに至りました我が国は、国際社会の主要な一員としてさまざまな分野において国力に見合った国際貢献が、これは単にPKOだけではありませんが、強く求められています。特に、世界有数の科学技術を有するに至りました我が国にとりましては、その実績を生かした科学技術協力こそが日本が国際貢献を図る有効な手段であると考えられております。 近年、温暖化でありますとかあるいはオゾン層破壊など、地球環境問題等の人類の共通の課題が顕在化しております。また同時に、宇宙ステーションや国際熱核融……
○永野茂門君 最初に、総理に御質問いたします。 多言を要しないことでありますけれども、世界各国は今やあらゆる面で深く相互に依存し合っております。軍事面を見ますと、兵器の性能、効果、そして影響する範囲は一地域ではなくなっております。大変に広範囲にわたります。世界は、すべてとは言いませんけれども、多くの重要な問題が世界的な解決を要する、対応を要するということになってきております。 特に、安全と平和を維持する、あるいはまた戦争を防止し抑止するということは、一国ではもちろん難しく、また多数国による同盟関係においてもこれを十分に達成することはできないのでありまして、今やまさに集団安全保障、特に国連の……
○永野茂門君 昨日、時間の都合で割愛いたしました項につきまして若干の御質問を申し上げます。
最初は、国際緊急援助隊法の改正に関する件でございます。
自衛隊が国際緊急援助隊に参加する場合、部隊として参加する場合には特にでありますが、どのような業務を行うのでありましょうか。また、そのためにどういう装備を持っていくように考えておられますか、御説明をお願いいたします。
【次の発言】 主としてどのような任務に参加し、そしてどういうような大きな装備を持っていくのでありましょうか。それは自衛隊を活用するということといかなる関係があるんでしょうか、御説明をお願いしたいと思います。
○永野茂門君 おはようございます。 本日は、最初に社会党から提案されている案について御質問をいたします。 社会党はその提案趣旨説明において、現在は既に軍縮と協調の時代に入っており、国際貢献のスタンスとしては平和の創造、軍縮の推進、そしてまた南北問題の解決、そして第三に地球環境防衛といいますか、地球環境保全について努力するという三つの大きな柱を中心にして国際貢献をやるべきである、こういうように趣旨説明の冒頭に言われております。 国際社会は、例えばODAを通じまして、あるいはまた地域的な集団安全保障体制でありますとかあるいは地域的な経済協力等の平和努力を通じ、さらにまた世界的には国連の集団安……
○永野茂門君 最初に、防衛計画の見直しについて防衛庁長官にお伺いいたします。 安全保障会議の決定並びに総理の御指示を受けまして、防衛庁では現在の中期防、三年度から七年度に及ぶ中期防の見直し、さらには、その根底にあります防衛計画の大綱についても見直し作業を始めていらっしゃると、こういうように承っておりますが、まず、中期防の見直しについてどういうタイムテーブルを描いていらっしゃるか、あるいはまた防衛計画の大綱の見直しといいますか、抜本的な考え直しといいますか、そういうものとの関連づけをどういうように考えていらっしゃるかというようなことを中心にして、今進められておる状況を承りたいと思います。
○永野茂門君 どなたにお答えいただくかはちょっとよくわかりませんけれども、和田委員がおっしゃいました、ヨーロッパ全体が緊張緩和に向かってとうとうとして動いておるということ、軍縮努力あるいは信頼醸成努力というのがもう大変に進んでおり、かなり成果を上げておる。これはもう私も、私は皆さんがこの三国を御訪問なさっている時期にちょうどイギリス、NATO本部、NATO軍司令部、それから西独、フランス等を回り、国防大臣だとか参謀総長その他とお会いしていろいろと意見を交換し、また十月初めに、NAAというNATOの協議会があるわけですが、そこでやはり二日半ディスカッションに参加し、しかもそこにはワルシャワ軍の最……
○永野茂門君 外務省並びに防衛庁から大変興味ある最近の情勢の変化について承りましたが、おおむね同意する点が多かったわけであります。いずれにしろ世界、特に東欧ないしはソ連圏において大変な変化が起こりつつあり、しかもその変化は歓迎すべき望ましい方向で軍縮が進み、相互信頼が進み、そして民主化あるいは自由化の方向に進みつつある。だんだんとその緊張緩和の状況、相互依存、相互信頼の関係が深まりつつあるということはまことに望ましいことであると思います。 ただ、ここで私どもは注意しなければいけないことは、かつて第一次世界大戦の後に国際連盟ができ上がったときにも世界じゅう大変に喜びましたし、その将来について大……
○永野茂門君 外務大臣、湾岸対応ほか極めて重要な案件の日々御処理、対応、大変に御苦労さまに存じます。
最初に、十五日のイラク提案に対する政府の対応について承りたいと存じます。
イラクは、国連決議六百六十号の要求するクウェートからの無条件即時全面撤退でなく、いわゆるリンケージ案件を含む非常に多くの難しい条件つき撤退の用意があることを表明していますが、政府はこれをどのように評価し、いかに対応しようとしているか、お伺いいたします。
【次の発言】 ただいま外務大臣が御説明になりました日本政府の対応のあり方について私は完全に同意であります。国際社会の平和を維持するために、侵略は断じて容認しないという……
○永野茂門君 先生が国連の機能強化、特に紛争、戦争の未然防止に有用な機能を国連に持たせなきゃいけない、そちらの方にウエートをシフトすべきであるという御定見をお述べになりましたことに対しては、全くそのとおりに私も思います。ただ、武力を使わずに未然介入によって防ぐということで、先生から事前にいただいた資料によりますと、国連旗のもとに国際世論と中立性という特異な威力を用いて、その力を行使するな、こういうことでございますが、そもそも暴力が発生しそうというときに、その暴力の行使を思いとどまらせるということになると、ちょうど国の中で警察があるのと同じでありまして、やはり最終的には軍事力を行使しなくても……
○永野茂門君 全般的に提案が詳細過ぎて、多過ぎるということは同じ意見でございます。もっと絞っていただきたい、これが第一であります。 第二に、安全保障関係のところは、先ほど井上委員から百年先の理想的なことまで追求しているというお褒めのお話がありましたが、それと私は裏腹になりますけれども、こういう提案は余り先のことを眺めてもしょうがないんで、せいぜい五十年以下、三十年ぐらいまでのところだろうと思うのであります。 その観点からとらえますと、全般的にバラ色過ぎる。世界はそんなに甘い状態にはないんじゃないか。決して軍拡競争がとまっているわけじゃありませんし、軍縮競争が始まっているわけじゃありません、……
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