このページでは翫正敏参議院議員の15期(1989/07/23〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は15期国会活動統計で確認できます。
○翫正敏君 私は、日本社会党・護憲共同を代表して、ただいま議題となっております地方拠点都市地域の整備及び産業業務施設の再配置の促進に関する法律案につきまして、宮澤総理並びに関係各大臣に対しまして質問いたします。 まず、本法案の背景にあります東京一極集中の是正についてお伺いいたします。 一九九〇年の国勢調査結果によれば、全国で十八道県にわたって若年層を中心とした人口減少が広がり、地方全体の活力の低下が見られます。一方、東京圏においては、建設大臣も趣旨説明で述べられましたように、人口及び諸機能の過度の集中により、住宅取得難、交通渋滞などの過密の弊害が問題となっております。 このような深刻な事……
○翫正敏君 防衛庁長官にお尋ねします。 我が国の国防の基本方針に関して少し質問いたします。 太平洋合同軍事演習、いわゆるPACEX89ですけれども、これが持っているさまざまな問題点や危険性のうちでも今問題にしたいのは、韓国内における対日脅威論が強まっているという問題についてお伺いしたいと思います。 政府は昭和六十二年一月の閣議で、「我が国は、平和憲法の下、専守防衛に徹し、他国に脅威を与えるような軍事大国とならない」という基本理念を決定しておりまして、これはことしの防衛白書を見ましても二カ所で出てまいります。しかし、ことしの九月一日から二カ月にわたって実施されました太平洋合同軍事演習、PA……
○翫正敏君 質問いたします。
先ほど、同僚議員の質問に対しまして厚生省の方からの答弁で、脳死と臓器移植は別のことと理解しているという御答弁がありましたが、どういうふうに別なのか、もう少し詳しく説明してください。
【次の発言】 ということでありますので、つまり脳死というものはもともとは臓器移植の問題というよりも、医療を停止する時期というものを決めるときに重要な問題としてこれが議論されてきた、そういう歴史的経緯があるのではないかと思うんですが、それはいかがでしょうか。
【次の発言】 それでは、現在医療機関において脳死患者の方が実際問題として発生しているわけでありますが、それについて、脳死としてい……
○翫正敏君 最初に垂井参考人にお伺いしますが、先ほど村瀬参考人がお考えをおっしゃった中に、脳死ということと臓器移植ということは別のことである、そういうことがこの最終報告の中にも述べられているという御説明がありましたけれども、この点についての端的なお考えをお聞かせください。
【次の発言】 脳死ということが医学界で研究されるようになった原因は、もともと末期医療の患者の治療の問題としてであるというふうに村瀬参考人からも先ほど意見の中で教えていただいたわけでありますが、そういうことからいいますと、つまりもともとは末期医療における治療の問題、つまり人工呼吸器をいつ取り外すかというような、そういうことにつ……
○翫正敏君 防衛庁職員給与法の一部を改正する法律案に関連して質問いたします。 私は、自衛隊は憲法第九条に違反する違憲、違法なる存在であると考えております。したがって、自衛隊を廃止し、隊員は速やかに正業についていただくようにしていかなければならないと考えております。 しかし、いかに違憲とはいえ、現に国が隊員を特別の国家公務員として雇用しているわけでありますから、自衛隊員の家族の方を含めた隊員の人が日本国民として健康で文化的な生活を営めるような相当額の給料が支払われるというのは当然なことだと私は思います。ですから、人事院勧告の完全実施によるベースアップが自衛隊員にもひとしく行われるべきものであ……
○翫正敏君 外務省に日ソ友好問題についてお伺いをいたします。
日ソ平和条約締結問題に関する我が国の基本姿勢について簡単に御説明ください。外務省の方にお願いします。
【次の発言】 日ソ関係について外務省にお尋ねします。
日ソ平和条約締結に関する我が国の基本姿勢を簡単に説明してください。
【次の発言】 その問題の北方領土の問題ですが、我が国の立場及びその根拠をごく簡単に御説明ください。
【次の発言】 その我が国が北方領土返還を求める立場とその根拠についてはよくわかったわけでありますが、ところで、ソ連の方ではペレストロイカということで非常に大きな変化が起こってきておるわけでございます。数日前の新……
○翫正敏君 では、防衛庁職員給与法の一部を改正する法律案に関して防衛庁に質問いたします。 私は自衛隊は憲法第九条に違反する存在だと考えておりますので、したがって自衛隊を廃止し隊員は速やかに一般職の公務員としての仕事についていただくようにしなければならないと考えておるものでありますが、ただ自衛隊がいかに違憲とはいいましても、隊員の方々には家族の方々を含め、憲法に保障された健康で文化的な生活を営む基本的人権というものがあるわけでありますので、そういう意味において、国が隊員を雇用している責任において相当額の給料を支給したり、また退職後の年金を保障したりするということは必要なことであると、このように……
○翫正敏君 午前中の山口委員の質問にお答えになりまして、塩崎総務庁長官の方から第一次、第二次行革審の所感といたしまして、三公社の民営化ができた、増税なき財政再建ができて成果があった、さらに国債依存体質からの脱却もできた、こういう所感が述べられましたが、しかし私はいずれにも非常に批判的な意見を申し上げて、もう一度長官のお考えをお伺いしたいと思うんです。 三公社の民営化の問題では、現に国鉄の労働者の方が三月三十一日に千名以上の方が職を失うという事態になっておりますし、また増税なき財政再建ということでありますけれども、消費税が強行導入された、そういうことがございます。そして、国債依存体質からの脱却……
○翫正敏君 第三次行革審の設置法案に関連して総理に御質問いたします。 私は、今最も行革すべき、行革が必要なのは第一に在日米軍であり、日米安保の軍事同盟的な側面というものをこそ最も行革すべきである、このように考えております。また、我が国の軍備につきましても、自衛隊の軍隊的側面というものの行革が必要である。自衛隊にも災害出動、災害派遣というような私の考えや立場に立っても必要不可欠なものもあるわけでございますが、自衛隊の軍隊的側面の行革が必要である、このように考えております。そこで、安保、自衛隊の行革が必要な理由を若干申し上げつつ、総理の所見をお伺いしたいと思います。 まず、ミッドウェーの火災事……
○翫正敏君 防衛庁の職員の給与等に関する法律の一部を改正する法律案に関連して質問をいたします。 私、前に質問いたしましたときに、下級の自衛隊の隊員というものは、何か防衛庁また政府の中では消耗品のように見ているのではないかという疑問を禁じ得ないということを申し上げまして、その例として一つは小松基地における事故の例を挙げまして、そのときの基地司令の対応について質問しました。 それからもう一点としては、上の方の人は定年制というふうになっているけれども、士以下の下級の人は二年ないし三年の任期になっていて、やめさせられる場合もある、そういうことについて質問したわけであります。 それで、防衛庁の方か……
○翫正敏君 恩給に関連して質問いたします。
シベリア抑留者の問題についてお伺いしますが、シベリア抑留期間中の恩給計算はどのようになっているのかお答えください。
【次の発言】 いわゆる通称二倍加算というふうに呼ばれているものでありますね。それでよろしいですか。
【次の発言】 それで、シベリアに抑留された方は、ソ連の最近の報道を新聞で見ますと、六万二千六十八人の方が抑留された結果お亡くなりになったというふうに報道されております。ソ連科学アカデミー極東研究所発行のアジア問題専門誌「極東の諸問題」最新号は、旧日本兵シベリア抑留問題の全容を公表した。「第二次大戦後の旧日本軍捕虜総数は六十三万九千六百三……
○翫正敏君 運輸省設置法の一部を改正する法律案の提案理由説明の中に、「特に最近におきましては、我が国の国際空港の整備を踏まえた主要国との国際航空路線をめぐる航空交渉への積極的な対応、」、あとちょっと中略をしますが、などなど「運輸行政として強力に取り組むべき課題が山積しております。」こう書かれておりますけれども、今度の運輸審議官を一名置くというこの運輸審議官の仕事の中には国際空港を運輸行政として強力に取り組むべきであるという視点をも業務の、仕事の中に入るというふうに考えてよろしいんでしょうか。
【次の発言】 容量をふやすというふうにおっしゃったと思うんですが、それはいわゆる東京や大阪などの一極、……
○翫正敏君 最初に、外務省の方にお聞きしますが、前回の質問のときに国連の安全保障理事会決議、いわゆる湾岸戦争に関する決議につきまして質問しまして、答弁が明確でなかったように思いますので、もう一度確かめさせていただきますが、私が平成三年二月十四日付で国連安全保障理事会決議六七八の有権的解釈に関する質問主意書というものを提出をいたしまして、それで三月一日に内閣総理大臣海部俊樹から答弁をいただいたわけであります。その文章を見ますと、 国際連合安全保障理事会決議六七八を採択した千九百九十年十一月二十九日の安保理において、冒頭、議長である米国のベーカー国務長官が同決議案について発言し、その中で、同決……
○翫正敏君 冒頭、先ほど小川委員からも質問がありました自衛隊のペルシャ湾への派遣の問題について少しだけお尋ねしておきたいと思います。 自衛隊法第九十九条による機雷の除去の問題については、浮遊しているか定置されているかを問わず、公海上に遺棄されたと認められる機雷については、それが我が国の船舶の航行の安全にとって障害となっている場合、その航行の安全を確保するためにこれを除去する行為は武力の行使に当たるものではなく、自衛隊法上可能である、こういうのが政府のお考えでありますけれども、こうした場合の九十九条は自衛隊法三条による自衛隊の主な任務というものには当たらない、こういうことだろうと思うんですが、……
○翫正敏君 初めに、給与の勧告について御質問いたします。
今ほど人事院の総裁の方から、今回の給与の勧告についての説明を前半受けました。人勧の制度及びその性格という立場からいって、当然私はこの勧告の早期完全実施というものが必要であるという立場に立って御質問するわけでありますが、先ほど終わりのところでお示しを願いましたけれども、もう一度改めてその性格を踏まえての早期完全実施の必要性について、人事院総裁としての御見解をお述べください。
【次の発言】 では、ただいまの人事院の勧告の説明を受けまして、給与担当の総務庁長官からひとつ現在ただいまのそれを受けての所感とか決意、その辺の一端を述べていただけれ……
○翫正敏君 翫正敏です。 原子方発電はやめていただきたいという基本的な立場で二、三質問をしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 まず、美浜原発の二号機の事故のことについてでございますが、御案内のように、ことしの二月九日に福井県の美浜原発の二号機で細管が破断するという事故が起こりまして、緊急炉心冷却装置が働き、寸前のところで命綱一本で重大事故は免れるという、このような事故が発生をいたしました。 その後、調査を進めていきましたところ、二月十五日には、この事故が蒸気発生器の細管が真っ二つに横に切れるという、破断という、ちぎれると言った方がいいんでしょうか、そういう形の最悪の事故であっ……
○翫正敏君 岩崎総務庁長官にお尋ねをいたします。 平成三年度になりまして、公務員の給与に関連しまして、パーセントで一・五%アップ分、金額では千三百五十億円ということで計上されたわけでありますけれども、これに関連してお尋ねしますが、昭和四十五年以後のことにつきまして少し調べてみましたが、昭和四十五年から昭和五十三年までは五・〇%が給与アップ分として計上されておりました。五十四年度からは二・五%に減りましたが、やはり計上を当初からされておりまして、五十五年度が二・〇%、昭和五十六年度から昭和六十年度までが一%当初予算に給与アップ分が計上されているということがわかったわけでありますけれども、それ以……
○翫正敏君 私の手元には毎日のようにいろんな国民の声が寄せられております。その一つを読ませていただきまして質問の前段にしたいと思います。 「自衛隊の海外派遣に反対し、真の国際平和貢献を要請する決議」ということで、これは五月二十日の日にある女性団体から参議院議員翫正敏殿ということで寄せられたものであります。 今、国会では「国連平和協力」に名をかりて、自衛隊の海外派遣を可能にするための「国連平和維持活動(PKO)法案と関連二法案」を成立させようとしています。 これらはまさに「武力による紛争解決」を放棄した、日本国憲法に違反し、日本を再び軍事大国化しようとするものであり、私たちは絶対に容認……
○翫正敏君 法案の内容に入ります前に、国政調査に関します私の資料要求について外務省の方に確かめておきたい点が二点ございます。
まず一点目は、三月三日に外務省の情報調査局情報課発行になる国際関係情報、二月四日から三月三日分のリストの一覧表の資料提出を要求しましたが、今日まで回答がありませんので、ここで御回答願います。
【次の発言】 リストの一覧表を提出していただいて、それを見て読みたい資料を再度資料要求すると、そういうことでお願いしてきたはずなんですが、題名を書いたリストの一覧表提出もできないということですか。それとも、この国際関係情報という資料は今後出さないかもしれないということですか。
○翫正敏君 私は、ただいま可決されました恩給法等の一部を改正する法律案に対し、自由民主党、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、日本共産党、連合参議院及び民社党・スポーツ・国民連合の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。 恩給法等の一部を改正する法律案に対す る附帯決議(案) 政府は、次の事項について速やかに善処すべ きである。 一 恩給年額の改定については、国家補償とし ての恩給の性格、恩給受給者の高齢化等に配 煮し、今後とも現職公務員の給与水準との均 街を維持するよう努めること。 一 恩給の改定実施時期については、現……
○翫正敏君 加藤官房長官に質問をいたします。 きのう四月六日、中国共産党の江沢民総書記が来日をいたしました。江沢民総書記は今回の訪日に先立つ記者会見において、この訪日の意義について、ことしは中日国交正常化二十周年であり、共同声明と友好条約の基礎の上に、未来を見つめて一層の中日・関係の発展を推進したいと述べておられます。日中両国間の一層の友好関係を深める上で、我々日本人における原点は何といっても日中間の近代における歴史の事実を直視し、日本が中国に対する侵略の非を率直に認め、謝罪をし、さらに日本の侵略によって被害を受けられた方々に適切なる補償をすること、また、過去の歴史を知らない若い世代の人たち……
○翫正敏君 防衛庁長官に質問いたします。
数字の面とか、そういうもので事務的なところは事務方に答弁していただいて結構だと思うんです。
防衛本庁等の移転計画の概要について御説明願います。
【次の発言】 国土の有効利用の観点というようなこと、檜町地区周辺の商業化が進んでいるというようなことなどが原因である、こういうふうに承ってよろしいですか。
【次の発言】 防衛本庁には中央指揮所がありますけれども、この中央指揮所の主たる役割、運用の目的など、それから建設にいつ着工し、いつ完成をしたのか。これに要した費用及び完成したのはいつか。それから建物の耐用年数はどれくらいか。これを説明してください。
○翫正敏君 さっき斎藤さんが御報告された中で、最初のとき報告漏れがあって、その後追加で言われた、ソ連の北方領土の軍の撤退のことに関心があって聞いたところが冷たい反応だったということをおっしゃったんですけれども、事実だろうとは思いますが、軍縮というような問題は、これは相互の関係の問題で、ソ連の方が冷たいのは、やっぱり日本の方の、在日米軍の問題とか日本の自衛隊の増強の問題とかが向こうに映っていて、そういうところから冷たい反応があるんじゃないかと思うんですよね。ですから、やはりソ連の方は北方領土の軍の撤退という国民的関心が広がっていると思いますが、そういうことについて、冷たい反応だったという報告だけ……
○翫正敏君 外務省に質問しますけれども、ちょっとお願いしたいんですが、山下局長もうちょっと大きい声で話してください。私、ファントムの音のうるさいので耳が悪くなっているのかどうかわかりませんが、よく聞きとれないので、大きい声でお願いします。 最近の国際情勢についてお聞かせ願いましたが、一九四五年二月にソ連のクリミア半島のヤルタで米国のルーズベルト大統領、英国のチャーチル首相、ソ連のスターリン書記長、この三国の首脳が会談して、それでドイツの分割占領、ソ連の対日参戦などを決めたわけです。こうして決められた戦後の国際政治体制を御存じのようにヤルタ体制と呼んでいるわけですが、私は、その終えんというもの……
○翫正敏君 石弘之参考人の先ほどのお話、このレジュメを読ませていただきますと、地球環境問題のさまざまな大きな問題のうちでも「現在、緊急な地球環境問題」の第一に挙げられておりますのが「熱帯林の破壊」という問題として@となっておりますので、この点につきましてもう少し詳しくお話を伺いたいと思うんですけれども、この熱帯林というものは地球の肺と言われるものでありまして、二酸化炭素を酸素に変えるという働きを持っておるわけですから、これを守っていくということが一番緊急、重要な地球環境の問題であるということはテレビなどでもよく報道されているとおりなんですけれども、この大切な地球生態系の破壊という問題において、……
○翫正敏君 先ほどからお話を伺いまして、米国内の対日感情の悪化が非常に進んでいるという、そういうことが言われておりまして、しかし、今度のこの構造協議の中間報告というもの、日本側の六項目、米側の七項目ということになったんですが、こういうようなものは決して、アメリカの要求が出ました、それに日本が譲歩してこうなりましたというような、そういうワンパターンのものではないんだ。これはあくまで日本の国民、消費者の生活にとってプラスになることなので、これをこういう形でまとめたのだという、そんなお話があったわけなんですけれども、アメリカの方の対日感情が悪化しているということの原因の一つに、田さんの先ほどのお言葉……
○翫正敏君 事前に通告してありました質問内容が今ほどの同僚議員の質問と重なりますので、ちょっと内容が変わるのを御承知願います。 先ほど自民党の委員さんの方からの質問の中で、いわゆる国連平和協力法案が廃案になりました後の自公民の合意に基づいてのPKOの部隊を早くやれというようなことがありました。そのことについての外務省の方からの御答弁がありましたので、ちょっと念のためにお尋ねしたいんです。 昨年の、この法案が審議されておりましたときの新聞の記事を見ますというと、「国連平和協力法案におけるシビリアンコントロール」と題する文書を自由民主党の幹部に提示していろいろ話をしたというふうに載っておりまし……
○翫正敏君 先ほど和田委員の御質問の中に、宮澤衆議院議員の、月刊アサヒの国連常設軍ですか、そのことについてお答えになりませんでしたので、差しさわりがあるのかもしれませんが、問題がなければどう思われているかお答えください。
○翫正敏君 西岡秀三参考人にお伺いします。 事前に読ましていただきました「地球環境の二十年−認識から行動へ」という論文の中に書いてありますところに関連して三点質問したいんですが、時間の関係もありますので、三点次々とお聞きをしますから、まとめてお答えいただきたいと思います。 この論文の中で、「一九九二年にはブラジルで国連環境開発会議が開催され、気候変動防止に関する枠組み条約や熱帯林・生物の多様性に関する条約の締結が予定されている。」ということが書かれておりますし、また「宇宙からみた地球」という項目のところでは、「宇宙からの観測がまざまざと地球環境の破壊を見せつけた例が、アマゾン横断道路を軸に……
○翫正敏君 去年の六月に書かれた先生の論文が資料で参っています。ポスト冷戦、ポスト湾岸戦争の世界が重大な分岐点にあるという認識のもとに、国連の役割をめぐってタカ派とハト派のせめぎ合いというものがあると。タカ派というのは、「国連安全保障理事会で、米国がその「力を背景とする正義」の覇権的リーダシップを遺憾なく発揮して「新世界秩序」を築くことに期待をかけて」いる。ハト派というのはそうではなくて、「国連への世界中小諸国の期待と信頼を失わせ、これが国連の第三世界における活動」、そういうことをしていると困難になるということで軍縮問題というものを重要視する、そういうことが書いてございますが、それから半年たち……
○翫正敏君 外務省の鈴木情報調査局長にお尋ねいたします。 「アジア・太平洋の戦略的枠組」という題の、一九九一年二月二十八日、アメリカの国防総省が発表しております文書に書いてあります内容に即してちょっとお尋ねをしたいんですが、「九二年十二月三一日までの間にその地域のアメリカのプレゼンスを一四〇〇〇人減らすものである。その後の声明の追加された撤退を含めると全部で一五〇〇〇人に上った。」ということで、「日本、韓国、フィリピンにおける米軍部隊を一五二五〇人減らせ得ると決定した。」というふうに書いてありまして、それを表で見ますと、国別には日本から四千七百七十三人、韓国から六千九百八十七人、フィリピンか……
○翫正敏君 ちゃんとした原稿も書いてないんで申しわけないんですが、「環境安全保障を目指して−「共生と循環」この項については基本的には賛成できる内容でありまして、ずっと読んでいきますと、語句とか部分的なことについて訂正してほしいなと思う点もありますけれども、大枠はこれでまとめていただきたいというのが意見であります。 なお、七ページのところにあります「(参考に以下に行動計画案を掲げる)」と書かれまして枠でくくってあるところについては、ほかとのつり合いから考えましても、この枠をすべて取り払って、「案」というのも取り払って、普通の全体の文章の流れの中に書いていただいた方がいいのではないか。 そして……
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