このページでは鹿熊安正参議院議員の15期(1989/07/23〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は15期国会活動統計で確認できます。
○鹿熊安正君 鹿熊安正でございます。 第一班の委員派遣について御報告申し上げます。 派遣委員は、中野委員長、瀬谷委員、喜岡委員及び私鹿熊の四名でありまして、去る九月五日から七日までの三日間、山形、新潟両県における鉄道事業、空港及び港湾の現状とこれらの整備状況等について調査を行ってまいりました。両県の県庁におきまして、県、運輸省地方機関及びJR東日本の支社などからそれぞれ説明を聴取した後、山形県におきましては現在建設中のミニ新幹線の車両基地のほか、庄内新空港の建設地及び鼠ヶ関マリーナなどを視察し、また新潟県におきましては整備拡充中の新潟港、改修工事中の新潟空港及び建設中の北越北線の工事現場な……
○鹿熊安正君 ただいま全日本トラック協会の沼越理事長よりトラック事業の概要をお聞かせいただいたのでありますが、トラック業界の発展には秩序を保ちながらの競争が必要であることから、全日本トラック協会は輸送秩序指導員を配置し、白トラ行為、名義貸し、過労、過積み等の違法行為について自主的に指導、取り締まりなど防止活動を進められていると聞いておりますが、これは自主防衛の観点からもまことに結構なことであります。 そこで、巡回指導等により名義貸し、過積載、白トラ行為などの悪質な違反件数がどのくらいあるものか。また、その体制はどのように組織化され、運営、実行されているか、これまでの実績を説明願います。
○鹿熊安正君 新幹線の現状を見てみますと、最初の東海道新幹線は昭和三十九年十月開業してから既に二十五年、その後山陽新幹線は博多まで開業しましてから十五年、東北・上越新幹線は七年とそれぞれ経過し、すばらしい実績を上げている状況から見ましても、今やいっときたりとも運休は許されない大動脈となっているばかりでなく、沿線地域に及ぼした社会的、経済的波及効果ははかり知れないものがあり、今日の我が国の繁栄を支えたものと思います。 一方、整備新幹線は、昭和四十八年十一月に整備計画が決定されてから十六年後の昨年度ようやく北陸新幹線、高崎―軽井沢間において着工を見たとはいえ、依然として整備新幹線各線の開通見通し……
○鹿熊安正君 戦後、ゼロから出発いたしました我が国は、政府の積極的な科学技術の振興や民間企業のたゆまぬ努力によってエレクトロニクスあるいはまた自動車などの分野で欧米諸国をしのぐ独自の技術力を有するようになるなど、今や世界の科学技術先進国の一つになっております。しかしながら、我が国は資源に乏しく、また知的資源に依存せざるを得ないことを考えれば、今後もこれまで以上に積極的な科学技術の振興が必要であることは間違いありません。
そこで、我が国における科学技術の現状及び今後の科学技術振興の基本的考え方についてまずお伺いいたします。
【次の発言】 ただいまの御説明を聞いておりますと、特に公的部門における……
○鹿熊安正君 私は、まず原子力について大臣に御質問いたします。 資源に乏しく、また今後とも着実なエネルギー需要の伸びが予想される我が国においては、エネルギーの安定供給を図ることが極めて重要であります。しかしながら、中東情勢の不安定化による世界的な原油価格の上昇により、改めて我が国のエネルギー供給構造の脆弱性がクローズアップされる結果と相なりました。また一方で、石油、石炭などの燃焼による地球温暖化や酸性雨など、地球環境問題も顕在化しており、先日政府が決定した地球温暖化防止行動計画においても原子力開発利用の推進がうたわれております。 このような情勢の中で、現在、電力の約三割を賄い、国民生活に不……
○鹿熊安正君 実は、私は地元富山県の精神薄弱者育成会の会長を務めておりましたので、長年にわたって強い要望の精神薄弱者に対する運賃割引について質問をいたします。 平成元年度末現在の精薄者数は全国で三十七万一千人と言われております。この精薄者は、知的発達のおくれもありながらその障害を克服し、そしてまた一般企業や福祉的就労の場あるいはまた生活訓練の場において社会自立を目指して一生懸命働き、努力し、生活しておられます。この人たちの生活圏を拡大し、そして自立と社会参加を促進するためには交通機関を利用しやすくしてあげることが必要であり、移動やあるいは交通にかかる経費負担の軽減措置を図ることが必要不可欠で……
○鹿熊安正君 まず、PKOは一九四八年に活動を開始して以来、国際平和と安全の維持のために大きな貢献を行い、一九八八年にはノーベル平和賞を受賞しております。ごく最近でこそPKOの選挙監視分野などに文民も参加するようになったが、その主役はあくまでも軍事部門であります。発足以来八十カ国五十万人以上が参加した実績を持つが、要員のほとんどは軍人であります。 こうしたPKOの実態と、これに基づくノーベル平和賞の受賞についてどのように評価しておられるのか。社会党は、世界各国の軍人による平和活動であったとしても、それは軍人によって担われた活動であるという理由であくまで否定的な評価をされるのか、まず社会党の見……
○鹿熊安正君 私は、北陸新幹線問題、次に科学技術の振興に関する問題、最後に原子力発電問題に関して質問をいたしたいと思います。 まず、北陸新幹線の問題でお伺いをいたします。 昭和六十三年八月の整備新幹線の取り扱いについてという政府・与党申し合わせの中でようやく整備三線の優先着工順位が決定されたわけですが、北陸新幹線については高崎−長野間、高岡−金沢間、そして糸魚川−魚津間が着工予定区間とされただけで、全くの虫食いだらけの着工決定であります。これでは北陸新幹線とは呼べない。中には幻の北陸新幹とさえ地元では呼ぶ人が出る始末であります。 振り返ってみますと、約二十三年前から北回り新幹線として地元……
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