このページでは清水澄子参議院議員の16期(1992/07/26〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は16期国会活動統計で確認できます。
○清水澄子君 私は、この九月に労働省が発表した労働基準法研究会の報告並びに中央労働基準審議会が検討しております労働基準法改正に関する問題について質問いたします。 まず、この労働基準法改正の目的でございますけれども、これは当然宮澤内閣の政策課題である生活大国五カ年計画の最重点課題の一つに掲げられていると思います。それは、やはり労働時間の短縮というのは勤労者とその家庭にゆとりをもたらして、そして職業生活と家庭生活、地域生活との調和を図っていくんだと。そのことは、同時に国際的にも調和のとれた競争条件の形成にこれは資するものである、そういう認識に基づいた上で、この千八百時間というものを政府が積極的に……
○清水澄子君 私は、バブル経済崩壊後の土地問題についてお伺いをしたいと思います。 一九八六、七年から始まりました急激な土地高騰は、その後土地の投機的取引を促してそして経済に大変大きなゆがみをもたらしましたけれども、ようやく一九九〇年ぐらいから鎮静化してまいりました。そして、地価の値下がりの傾向が見られるようになりました。その点は評価できるわけですけれども、ところが、そのことによって今度はいろいろな矛盾や問題点が出てきておりますので、そのことについてお伺いをしたいと思います。 まず、長官にお伺いをしたいと思います。 この公示価格制度でございますけれども、去る三月二十五日に国土庁が発表されま……
○清水澄子君 私は、社会党の清水澄子でございます。 石原先生から先ほど住宅の問題で、高齢化社会の中でライフスタイルによって特に住宅の買いかえ特例という制度を設ける方がいいというお話があったわけですが、私もこれは一つの考え方というふうに受けとめております。しかし、なかなか、年をとったら一カ所のマンションに固まって住むというのが必ずしも高齢者の住生活ではないんじゃないかな、そういう面も感ずるんですが、それはまた秋山先生の方にも後でちょっとお尋ねします。 そこで石原先生には、やはり合いわゆる高齢化社会という社会を迎えていくに当たって、年金生活者でも非常に固定資産税を払わなければいけないという中で……
○清水澄子君 報道によりますと、エリツィン・ロシア大統領が超憲法的な特別統治を宣言しまして、そして議会との激しい対立が深刻化しておりますけれども、政府はどのようにこのロシアの現状を把握しておられるか、どう対応されようとしておられるのか、外務大臣にお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 それでは、防衛庁長官にお尋ねいたします。
カンボジアPKO活動に参加する第二次派遣の自衛隊施設部隊の先遣隊の六十名が自衛隊の制服のまま民間の定期旅客便に同乗することになっておりますけれども、このことは一般の旅客の安全に対して非常に不安を与えることだと思いますけれども、防衛庁長官の御見解はいかがでございますか。
○清水澄子君 山口先生の大変知的な刺激をいつも与えていただいて、参考にさせていただいております。 私は社会党の清水澄子と申します。 私も、いろいろお話を伺っておりましたが、特に現在の国会を目の前にしているそういう議員として、具体的なことをお聞きしたいと思うんです。 今、山口参考人も調査権の日常化の必要性をおっしゃいました。今参議院の方は野党が多いと言われますけれども、実は一九八九年の消費税の導入後、ここで政府・自民党が敗北して参議院は多数を占めたわけでございます。そこで、私たちは野党共同で消費税廃止法案を立案して参議院を通過させたわけですけれども、実は消費税廃止法案の立案の際に、行政府の……
○清水澄子君 まず、年金改革と税制についてお尋ねいたします。 私は、経済の安定とともに国民生活の質的向上の立場から、高齢者の所得保障である公的年金制度の果たす役割の重要性を政府はもっと強く認識すべきだと考えております。政府は平成七年、つまり一九九五年を目途にこの公的年金制度の一元化を図るとしておりますが、総理はこの景気対策と年金財政との関係をどのように御認識をしておられるでしょうか。これまでの国会答弁で年金制度の改正の時期に合わせて税制の改正も必要という認識をお示しになっておりますけれども、この発言の真意とあわせてお聞かせいただきたいと思います。
○清水澄子君 労働省は、労働時間を年間千八百時間の水準にするために労働基準法の改定を初めとして時短センターの設置などの施策を講じようとしていると思います。しかし、実際の労働現場ではこれまで待ち時間であったものを労働時間から外すことによって、そしてそれで名目的な労働時間の短縮を図ろうとするというところが出てきているわけです。つまり、にせ時短があらわれているわけなんですが、これについて労働省は、労働時間の短縮のための施策から見ましてどのような指導を行っておられますか。
【次の発言】 これはJR西日本だけじゃありません、今各地に起きているから私は冒頭からお尋ねいたしました。
JR西日本は、昨年の九……
○清水澄子君 おはようございます。 私は、今回のこの労働基準法及び労働時間の短縮の促進に関する臨時措置法の一部を改正する法律案について質問いたします。 まず、その提案趣旨に述べられております「労働時間の短縮は、働く人々が時間的余裕を持ち、家族とのコミュニケーションや健康の増進により、心身を健全にし、能率的でよりよい仕事をするための大きな課題であり、「時」のゆとりを実感することのできる生活大国実現のための大きな柱であります。」というその考え方には、私は心から賛成をしているものでございます。しかし、現実には、今回の改正は、この法定労働時間の猶予特例措置や一年の変形労働時間制の導入など、とりわけ……
○清水澄子君 私は、さきの労働基準法の改正のときにも問題を指摘したんですけれども、最近労働省から出されてくる法案はすべて中身は政令と審議会にゆだねられていて、私たち国会の場で中身を審議しようとしても、ほとんどそれは今後にゆだねられているということになっていると思うんです。 ですから、今回の法案も、またきょう一日の審議の中で皆さんがいろんなところを伺っても、なかなか実態を本当に私たちが責任を持ってこれだという確認ができないという非常に大きな欠点のある審議の仕方であり、提案の仕方だと思います。こうなると、国会の審議というのは私たちは入れ物だけを決定しておけばいいのであって、その内容は労働大臣とそ……
○清水澄子君 私は、けさから問題になっておりましたロシアの核廃棄物の海洋投棄についてまずお伺いをいたします。 既にお話もありましたけれども、エリツィン大統領が訪日されて、そして日ロ関係に関する東京宣言の中で放射性廃棄物の海洋投棄が世界的な規模において、なかんずく周辺諸国の環境に与える影響の見地から深刻な懸念を引き起こしていることを確認すると明確に宣言をされたその直後の問題であったと思います。 けさの新聞では、モスクワ発として日本海の核廃棄物の海洋投棄の内容について報道されているわけですけれども、政府自身は今回のロシアの核廃棄物の海洋投棄の事実関係をどの程度把握をしておられるのか。特に核廃棄……
○清水澄子君 ただいまから環境特別委員会を開会いたします。
本院規則第八十条により、年長のゆえをもちまして私が委員長の選任につきその議事を主宰いたします。
これより委員長の選任を行います。
つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
【次の発言】 ただいまの石渡君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、委員長に竹村泰子君を指名いたします。
○清水澄子君 まず最初に、私の質問時間は二十五分しかありませんので、答弁は要点のみ答えてください。
まず、国籍の取得の権利についてですけれども、この子どもの権利条約の第七条では、子どもが生まれたときから名前を持つ権利と国籍を取得する権利というものが明記されています。これは子どもの人権の基礎としてこの条約は無国籍児の発生の防止を趣旨としているわけですけれども、日本の国籍法はこの条約の趣旨にそぐわない面があると思いますけれども、法務省はどのように条約の趣旨を生かすお考えか、お答えください。
【次の発言】 ぜひ研究を続けてください。
例えばフランスは日本と同様に血統主義の伝統を持っ国籍法ですけれ……
○清水澄子君 今回のこのモンゴル、ベトナムとの航空協定を締結することによって、今後どのような人的交流、また経済的な交流が期待されているのか、お伺いいたします。
【次の発言】 次に、私は朝鮮民主主義人民共和国、つまり北朝鮮の制裁問題についてお尋ねしたいと思います。まず、私は柿澤外務大臣にお尋ねしたいわけです。
今回、カーター元米大統領と北朝鮮の金日成主席との会談によりまして、北朝鮮の核疑惑問題をめぐる緊張というのが再び交渉による解決への一つの兆しというものが見えてきたと思うんです。
ところがきのう、NHKの「日曜討論」の中で外務大臣は、在韓米軍の撤退問題に関連をして、北朝鮮に金日成体制の続く……
○清水澄子君 ODA予算のうち今年度の小規模無償資金協力の予算額は対前年比五〇%ふえて十五億円になっております。これは大変NGO関係から非常に評価されているわけですけれども、こういう分野の予算を、今後ともこういう機動性のある制度を一層拡充していく必要があると思うわけですが、これを政府は今後どのようになさるおつもりか、そしてこれまで小規模無償協力に対してどの程度の要請があり、それにどういうふうにこたえていらっしゃるのか、それらをちょっと簡潔にひとつ数字でお示しください。
【次の発言】 それでは次に、同じくODA予算の中で女性と開発、いわゆるWIDの情報整備調査の項目、これがことし新たに挙げられて……
○清水澄子君 旧ユーゴスラビアは、ボスニア・ヘルツェゴビナを初め今情勢が大変、いろいろ国際紛争、少数民族問題を抱えていろんな紛争が起きている地域であるわけですけれども、特にマケドニアの旧ユーゴスラビアもそうなんですね。そういう地域にマケドニア大使館を新設する理由というものをどのようにお考えでしょうか。
【次の発言】 マケドニア大使館は兼館というわけですけれども、この地域全体の大使館の設置状況、そしてお聞きになったと思うんですが各大使館の管轄関係、それをお聞かせください。
【次の発言】 一方、このエンカルナシオン領事館、これが廃止されるわけですけれども、その廃止された後の、ここには邦人移住者とか……
○清水澄子君 ただいまから環境特別委員会を開会いたします。
本院規則第八十条により、年長のゆえをもちまして私が委員長の選任につきその議事を主宰いたします。
これより委員長の選任を行います。
つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
【次の発言】 ただいまの石渡君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。よって、委員長に竹村泰子君が選任されました。
○清水澄子君 今回の水道水源の法律につきましては、午前中の質問にもありましたけれども、大変昨年来からマスコミをにぎわしていたと思います。そして、現在はこの水道水源について環境庁と厚生省の二つの法案が提出されたわけですけれども、この法案についてあるマスコミでは、最初は大きなふろしきだったけれども今は小さなハンカチほどの大きさになってしまった、そういう非常に皮肉な表現もなされております。厚生省が工場から出る有害物質や農業への規制、さらには生活排水に対する規制や事業を含めた非常に大きな総合的な法案を構想しておりましたけれども、それは環境庁の分野であるという環境庁側の対応によって、それは生活排水に対す……
○清水澄子君 まず最初に、長官にお尋ねいたします。 長官が就任されました際に、あるテレビ局のインタビューに対して、自分は、自分の家の家庭のごみは家で焼却をしてごみを出していません、ですから自分はそういうふうに環境の破壊という問題については自分なりの処置をしているというふうなことを発言されたというふうに伺っておるわけですけれども、今日の家庭のごみというのは非常にさまざまな物質が混合されていて、ごみの質というのが今非常に大きな変化をしているわけですね。 ですから、たとえ家庭で焼却しても、やはり焼却の灰とか煙の中にいろいろな有害なものが含まれて環境を汚染しているということで、今いろんなそういう問……
○清水澄子君 このたび新しく就任されました環境庁長官にお尋ねいたします。
ことし十二月には懸案の環境基本計画が策定されるなど、今後の環境行政に対してさまざまな期待が高まってきているわけですけれども、長官は環境行政に対してどのような抱負と、そしてどのような基本姿勢でお臨みになるのか、そのことについてお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 新鮮な気持ちをぜひ今後の環境行政の中で具体的に実効性のあるようにひとつ御尽力いただきたいと思います。
そこで、実は地球環境基金についてお伺いしたいわけですけれども、二年前にブラジルで開催されました地球サミットでは環境と開発に関するリオ宣言が採択されま……
○清水澄子君 昨年の十二月に、米軍車両有料道路通行証が流出して全国の高速道路で不正使用されておりました。しかも、その一部は金券ショップで売られていたという報道がありましたが、防衛施設庁、この事件の概要、特に不正使用に気づいた経緯、不正使用の回数、損害金額等について報告していただきたいと思います。
【次の発言】 では、この不正使用を許した原因はどこにあるとお考えでしょうか。それと、いつごろからコピーの使用を認めておられたのか、端的にお答えください。
【次の発言】 コピーによる通行証の発行を防衛施設庁は許容していたはずですね、非常に簡単なこういうコピーを出せばいいわけですから。(資料を示す)ですか……
○清水澄子君 総理にお伺いしたいと思います。 戦後五十年を迎えるに当たりまして、総理は去る八月三十一日に、歴史を反省して、今後アジアの近隣諸国との関係の歴史を見直していくんだ、そしてもっと相互理解を深めていこうという内容の談話を発表されて、そして政府の対外的な取り組みについての考えを示されました。私は、対外的な取り組みばかりでなくて、国内的な戦後処理にも改めて目を向けていただきたいと思うわけです。 その中で、朝鮮学校の卒業者の問題ですけれども、この卒業者が国立大学への入学を希望いたしましても大学への入学資格を認めていないのが現在の学校教育法であります。しかし、実際には公私立大学では一九九四……
○清水澄子君 ことしの春の朝鮮民主主義人民共和国、これから北朝鮮と言いますけれども、この北朝鮮の核疑惑問題は、国内においては、北朝鮮に対して経済制裁が必要だという大変なそういう経済制裁論議が行われまして、そして朝鮮戦争までも想定した危機管理体制づくりのキャンペーンが行われておりました。そして、そういうこととあわせて、京都の朝鮮総連関係の学校とかまた総連事務所に対しても何の根拠もないまま警察の不法な捜査が行われたという問題は御承知だと思います。そしてさらには、朝鮮学校に通う女子学生のチマ・チョゴリ事件が起きるという、大変日本の国内は緊張した雰囲気がつくられておったと思います。 しかし、今日、こ……
○清水澄子君 まず宮澤参考人にお尋ねしたいと思います。
先ほど宮澤さんは米の消費拡大について、援助用をもっと設定すべきだとか、農業と環境との関係について発言がありました。WTOの中の農業協定では、日本の強い主張によりまして六年間の関税化を猶予する特例措置が盛り込まれましたね。しかし、農業協定では国内における農業保護政策を撤廃する方向にあると思います。
そこでお尋ねしたいのは、この農業協定を受け入れた場合に、日本の農業の将来像について宮澤参考人はどのように描かれておられるか、その点をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 最近、有機農業が注目されて発展していると思います。これは、食の安全と環……
○清水澄子君 まず、河野外務大臣にお伺いします。 安全の前に一つ。このWTO協定ではネガティブ・コンセンサス方式を採用しておりまして、全会一致で反対のない限り当事国が決定を覆すことは難しいと言われております。アメリカがWTO協定の実施法案に健康、環境、労働者の安全等については保護規定を盛り込んでおりますし、今問題になっております通商法三〇一条を残したということは、私は一面ではアメリカが経済主権を主張していることのあらわれだとも思います。私は、日本もすべてをこのWTO協定の枠の中におさめるのではなくて、日本の経済主権をやはり主張していくべきものだと思っております。 そこで河野外務大臣にお尋ね……
○清水澄子君 まず、国際博覧会条約の改正によりまして、これまで十年ごとに開催されていた博覧会が二つの方式になりましたね。このことによって今後国際博覧会の乱立の防止というものにどのようにつながっていくのか。博覧会の開催が秩序立って開催される、そういう見通しというものについてお聞かせいただきたいと思います。簡潔にお願いします。
【次の発言】 ちょっと質問を変えますけれども、現在ジュネーブで国連の人権委員会が開催されておることは御承知だと思います。そこで、けさの新聞にありましたけれども、「「旧日本軍の従軍慰安婦問題は、武力紛争下の組織的な婦女暴行・性的奴隷という重大な人権侵害を裁く国際基準の、法的先……
○清水澄子君 まず、ODA予算についてお尋ねいたします。 今年度、平成七年度のODA一般会計予算は一兆一千六十一億円であり、対前年度化四%の伸びとなっております。また、このほかに円借款分として一般会計予算では三千七百八十九億円、財政投融資規模で九千四百億円となっておりまして、前年と同額になっております。 このように日本のODA予算は、厳しい財政状況ではありましたけれども、一応の姿勢を示したことは私は評価ができると思います。これによって九三年から九七年までの第五次中期目標として掲げておりますODA実績七百億ドルから七百五十億ドルというのは達成が可能なのかどうか、お願いいたします。
○清水澄子君 私は、このたびのILO百五十六号条約の批准を、一九八一年にこの条約が国連で、ILOで採択されたときから日本の国内における批准というものを要求しておりましたし、そしてちょうど昨年が国際家族年でありましたので、一昨年のときに外務省にぜひこの条約を批准すべきであるということを要望しておりました。これまでの条約の批准の手続から見ると時間がかかるんですけれども、それが今回は割合に早くこの批准の手続をとられたということについては高く評価をしたいと思います。 そこでお尋ねをしたいわけですけれども、この百五十六号条約どこれを補完する百六十五号勧告が一九八一年の六十七回ILO総会で採択されたわけ……
○清水澄子君 まず、原子力の安全に関する条約について質問いたします。 日本の原子力発電所は、運転中のもの五十一基、総発電容量も四千万キロワット近くになっております。そして、全発電量の三一%を占める水準になっております。その一方において、原子力発電所の周辺住民を初め多くの人々は、その安全性に強い危倶を抱いております。一九七九年のアメリカで起きましたスリーマイル島原発の事故、また一九八六年四月のチェルノブイリ原発の事故を初めとして、多くの原発事故が取り返しのつかない被害を与えておりまして、原子力発電所の安全性には大変国際的にも強い関心が持たれております。そういう状況の中で、このたび原子力安全条約……
○清水澄子君 この油に関する条約は、日本の批准を待たずともことしの五月十三日にはもう発効する見通しですね。この条約は一九九〇年に作成されているわけですし、日本は世界有数の私は海運国であると思いますし、また現実に原油の輸入国であるわけですけれども、その日本がどうして批准までに五年を費やしたのかという面で、それは何が一番大きな問題だったんでしょうか。
【次の発言】 この条約は、船舶というのは自国の旗を掲げるという締約国の責務が規定されているわけですが、リベリアとかパナマなどを船籍とする便宜置籍船、これは日本人の船長がこの船を運営しているという場合がありますけれども、そういう場合にはこの条約との関係……
○清水澄子君 おはようございます。 今回のこの公健法の改正は、第一に、遺族補償において十八歳までの誕生日というのを十八歳に達した日の属する年度末三月三十一日までとして補償枠の拡大を図ったこと、そして第二は、地震などの災害に際して公害患者の認定更新の申請期間の延長を図ったことであって、私はこれはいずれも適切な措置だと思います。 しかし、今回の阪神・淡路大震災の被災地の神戸市、尼崎市、豊中市は、この公健法の旧第一種指定地域でありまして、ここには多数の認定患者の方がおられます。そこで、環境庁は、今回の地震による被災者の中におられる認定患者の方々の状況、いわゆるその生活実態をどのようにつかんでいら……
○清水澄子君 今回の悪臭防止法の改正案は、昨年十二月に閣議決定された環境基本計画後の最初の法案だと思います。環境基本計画では、地域の生活環境に係るものとして騒音とか振動、そして悪臭と、人の感覚に係る問題を取り上げております。今回の法改正が人の嗅覚を使って複合した悪臭の防止に努めようとしているということについては、私は生活環境の快適を保つ上では重要なことだと思います。 そこでお尋ねしたいんですが、従来の方法では規制の対象とならなかった工場とか事業場のうち、どのような種類のもの、またどの程度のものが、今回の法改正によって、人間の嗅覚を用いた測定基準によって悪臭規制の対象になるのか、その点について……
○清水澄子君 まず最初に、今回の食品衛生法改正の趣旨についてお尋ねいたします。 食品衛生法は一九四七年、昭和二十二年に制定された法律でございます。言うまでもありませんが、戦後間もないこの時代の衛生状態は非常に悪くて、赤痢とか疫痢などの伝染病がはやっておりまして、食品の腐敗防止そして衛生的な取り扱いが大きな問題であったと思います。したがいまして、食品衛生法の第一条の目的は、まさにその時代を、反映した飲食に起因する危害の発生防止と公衆衛生の向上と増進にあるわけですけれども、それはそのときの時代に沿ったものだったと思います。 その後の食品衛生法の改正は、食品添加物の規制の強化とか残留農薬の基準の……
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