このページでは島袋宗康参議院議員の17期(1995/07/23〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は17期国会活動統計で確認できます。
○島袋宗康君 先日の予算委員会の質問で、いわゆる二十三事案プラス三事案のすべてが返還されたとしても沖縄の米軍基地はわずか二%の削減にしかならないということが明確になったわけですけれども、この程度の削減では沖縄県民はもちろん納得はしないわけです。大田知事は基地の強制使用に伴う代理署名問題で条件闘争をするつもりはないとして、目に見える基地の縮小を一貫して主張しております。 ところが、政府の態度は終始消極的で、基地の返還の具体策をいまだに示しておりません。それどころか新防衛計画大綱では沖縄の陸上自衛隊を混成団から旅団に格上げし、二、三千名の増強をするという方針を言われております。このことを裏返せば……
○島袋宗康君 まず、沖縄県の漁民の安全操業問題についてお尋ねしておきたいと思います。 昨年の夏ごろから与那国島近海で台湾の艦船が軍事演習を開始し、これによって漁民の操業が脅かされていると。台湾の射撃訓練は週に四日ほどの割合で実施され、訓練時間は月初めに通達されるようでありますが、急遽変更する場合もあって、与那国漁船が台湾の軍艦と遭遇する場合もあるというふうな状況で、非常に不安を抱いて出漁しているという状況でありまして、時にはその出漁を見合わせる場合もあるというふうなことで、非常に甚大な影響を与えているということでございます。 そこで、水産庁にお尋ねいたしますけれども、水産庁としてこうした実……
○島袋宗康君 我が国の農業は農産物の市場開放などにより厳しい局面に立たされております。日本農業の理想像についての政府の確固たる政策がどうもはっきりしないというふうなことが言われておりますけれども、例えば新食糧法を制定、施行して、米作農家の自主性を尊重するような政策を掲げながら、一方では生産調整を拡大強化して半強制的な方法で実効を確保するというようなやり方で果たして一貫性があると言えるのであろうか。私は疑問を持たざるを得ません。 そこで、政府は米作を初めあらゆる農業分野について日本農業の理想像をどのように描いておられるのか、農林水産大臣の率直な御意見を承りたいと思います。
○島袋宗康君 今回の沖縄における少女暴行事件に関しまして、衆議院、そして本日から参議院の予算委員会が始まる中で、各委員から沖縄のこの暴行事件についてそれぞれの意見がございました。 私の所属する沖縄社会大衆党はこの事件が起こってからいち早く現地の総領事館に抗議に参りました。そのときに、九月十四日でありましたけれども、もう既にアメリカ大使館と外務省とで地位協定の見直しを行う必要はないんだというふうな回答を得ましたので、これは大変なことになったということで、私はいち早く外務省それからアメリカ大使館に地位協定の見直しは絶対に必要であるということを申し上げるために抗議と要請に伺ったわけでありますけれど……
○島袋宗康君 私は衛藤長官に対して質疑を申し上げましたところ、昨日の本委員会におきまして、沖縄の米軍基地の整理縮小については県民からすればまだまだのことだと、そして政府の努力不足を反省しなければならない、こういうふうな御答弁をいただきましたけれども、二十三事案プラス三事案がすべて返還されたにしても、在日米軍専用施設の沖縄県に所在する割合は現在七五%に対して七三%と二%しか減らない、こういうふうな状況が明らかになったわけであります。過密な米軍基地の状況はほとんど変わらないというふうなわけになります。 そこで、衛藤長官は来週沖縄を訪問され、大田知事と会われる予定と言われておりますけれども、過密な……
○島袋宗康君 先日、防衛庁長官は当委員会におきまして、その御答弁の中で、沖縄の米軍基地を全国に再配するというふうなことをおっしゃったわけでありますけれども、そういう考え方について私は一定の評価をしたわけであります。しかしながら、米軍基地の全体を念頭に置いた発言と受けとめたわけでありますけれども、翌日になりますと、県道一〇四号線の砲撃演習の移転を全国に検討すると、そういうふうな答弁に変わったわけであります。 そのことについて、やはりただ一〇四号線の砲撃演習だけを本土に持ってくるというふうなことでは納得はしません。先日もやりとりがございました例の二十六事案ですね、そういったふうなものを解決しても……
○島袋宗康君 沖縄開発庁長官、御就任おめでとうございます。 もう戦後五十一年目ですか、そして沖縄が復帰してから二十四年、二十一世紀に向けて何とか沖縄の若い人たちに夢と希望を与えようじゃないかという発想が今、大田県政の中で非常にやられまして、これはやはり何としても、地域的な特性からいたしますと、国際都市形成構想というのが打ち出されまして、やはり国際交流の拠点都市としてより発展させようじゃないかと、それが国際的にも大きな貢献をするだろうというふうな目的でこの構想が出ておりますけれども、この国際都市形成構想について、今の進行中の第三次振計、そしてポスト第三次振計に向けて、長官として、今、大田県政が……
○島袋宗康君 長官は去る四月三十日に沖縄を訪問されて、例のSACOの中間報告の返還合意がなされた施設、十一施設のうち九施設を視察されたようでありますけれども、御承知のように、広大な米軍基地が存在している沖縄県の発展そしていろいろな将来というものが米軍基地によって阻害されているという面でよく実態をおつかみになったというふうに思いますけれども、政府と沖縄県民との基地に対する認識というものは非常に温度差があって、先ほど来聞いていましてももう質問もやめておこうかなと思うぐらい非常に差があるんです、本当の話。それじゃ県民はもう本当に、先ほど話がありましたように、五十年間も今日まで、米軍にいろんな重圧を押……
○島袋宗康君 先日の予算委員会でも普天間の基地問題をお伺いいたしましたけれども、引き続きましてそういった問題についてお伺いしていきたいと思います。 昨日の毎日新聞では、梶山官房長官が「安保条約は幽霊と同じ」という例えで沖縄の米軍基地提供の重要性をテレビ番組で説いておられた旨の報道がなされております。また、昨日から朝日新聞は「「普天間」の衝撃」という特集記事を組んでおります。いずれも沖縄の米軍基地がテーマとなっております。 一方、沖縄県議会では、基地政策の是非を問う県民投票条例の審議が今行われております。沖縄の平和、沖縄の基地政策や自治権の確立が全国から注目されております。 このような動き……
○島袋宗康君 住専処理法案ももう大詰めを迎えておりますけれども、今の情勢では恐らく法案は間違いなく通るというふうな可能性になっております。法律の成立は本当の意味での金融安定化へのスタートというふうな政府の御答弁、説明でありますけれども、まさにこれから行政能力が問われることになりはしないかというふうに思います。
そこで、すぐ問題になり、対応しなければならない金融機関について、どういうふうなことになりますか、今後どういう対応が行われるのか、その辺について、大蔵大臣、御説明願いたいと思います。
【次の発言】 今日までこの住専問題は決して国民の理解が得られていないというふうに思います。今回の法律が成……
○島袋宗康君 二院クラブの島袋宗康でございます。本日は沖縄の農業問題についてお伺いしたいと思いますので、よろしくお願いします。 沖縄は我が国でもほとんど唯一の亜熱帯性気候の地域に属しているわけでございます。農作物の種類においても、本土がおおむね稲作中心であるのに対して、我が沖縄ではサトウキビが基幹作物であり、本土と著しく異なった特徴を有する地域であります。 近年の沖縄農業の状況は、畜産や菊、ラン等の花卉、冬春季の野菜、マンゴー等の熱帯果樹が成長しつつあることは明るい面があるわけでありますけれども、一方では、基幹作物であるサトウキビとパインについては生産が年々落ち込み、非常に厳しい状況にあり……
○島袋宗康君 二院クラブの島袋宗康でございます。 今、お隣の国井先生から狂牛病の問題で質問がありましたけれども、関連いたしますので、私は角度を変えてお尋ねしていきたいと思います。 実はおとといの新聞なんですけれども、「狂牛病パニック拡大 英国産牛禁輸広がる 牛乳の安全性にも不安」という見出しで、牛が脳や運動神経に異常を起こして死亡する英国の奇病、いわゆる狂牛病。英政府が人間に感染する可能性を初めて認めたところから、各国にパニックが広がっている。英国産牛肉の輸入禁止を決めたのは、欧州連合いわゆるEU域内だけでなく、南アフリカ、ニュージーランド、シンガポール、エジプトなどにまで拡大している。英……
○島袋宗康君 政府は、検疫対象外となると言われておる有害動植物は一部害虫などに限定されるとしていますが、生産者は、検疫の対象とならない有害動植物が侵入することによりまして甚大な被害をこうむるのではないかと、その影響を懸念しているわけでありますが、その点について政府はどのように考えておられるのか、侵入、蔓延の危険はないのかどうか、お伺いします。
【次の発言】 時間がないようでありますから、あと一点だけお伺いしておきたいと思います。
防疫体制の国際協力の現状はどのようになっているのか、万全と言えるのか、あるいはまた問題点があるのかどうか、大臣からお聞かせ願いたいと思います。
○島袋宗康君 まず、沖縄県における松くい虫の被害状況、これは通告していなかったんですけれども、ついでに全国的に松くい虫の被害状況というのはどういうふうになっているのか、その辺を御説明願いたいと思います。
【次の発言】 沖縄県の説明がありましたけれども、全国的に減る傾向にあるのか、蔓延する傾向なのか、その辺についてもう一遍。
【次の発言】 沖縄県の林道は平成六年度末で総延長約二百五十三キロメートル開設されておりますけれども、ヘクタール当たり林道密度は三・四メートルで、全国平均の約七六%の水準であります。そこで、沖縄県における林道については今後どのような方針で臨まれるお考えなのか、お聞かせ願いたい……
○島袋宗康君 住専の不良債権処理に当たって系統の責任のとり方が極めて不十分ではないかというような批判があります。そこで、財政支出を六千八百五十億円計上しておきながら、バブルに浮かれて無責任な多額の融資をした系統が融資額の九・六%に当たる五千三百億円しか負担しないということ、これ自体それでよいのかという疑問を感じている国民が多いというふうに思います。この点について、農林水産大臣の考え方をお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 時間がないので前に進みます。
沖縄県の農業生産基盤整備についてお尋ねします。
昭和四十七年の復帰後、平成五年末までに約五千七十八億円の事業費が投じられております。平……
○島袋宗康君 普天間基地返還の合意の評価について質問したいと思います。 先日、普天間基地の全面返還の報道がなされましたが、本日、沖縄に関する特別委員会、SACOの中間報告が発表されました。そこで、急遽この問題を取り上げたいと思います。 まず、私は、この普天間基地事案の解決に最大限の努力を払ってこられました総理初め関係者の皆さん方に衷心から敬意を表するものでございます。 しかし、遺憾ながら、五年から七年の間にその基地が全面的に返還されるという可能性は非常に薄いのではないかというふうに考えております。それは過去にも那覇軍港の返還等いわゆる三事案、その問題が一九七四年、七五年の日米合同委員会で……
○島袋宗康君 二院クラブの島袋でございます。御両人、きょうは参考人として出席いただきまして御苦労さまでございます。 まず、住専はもともと個人向けの住宅ローンを行うことを主たる目的としてスタートしたわけでありますけれども、今回の不良債権の大半は個人向けのものではありません。今回、住専がなくなりますと、住専からお金を借りている個人の方への対応をどうするのかということが私には非常に心配であります。 債権処理機構は十五年という指定期限があります。二十年のローンを組んでいる人たちにとって五年の差が生じるわけでありますけれども、そういったことを含めて、個人の方の返済がこれからどうなっていくのかというふ……
○島袋宗康君 最後になりましたけれども、住専の処理に伴う都道府県信連の最終的な配分額が二月の末日に決まったようでありますけれども、全国の各農協の基礎体力は一様ではありませんから、農協の金融事業にもそれが大きく影響するのではないかと懸念されます。 そこで、両参考人にお伺いします。 この住専処理を機に、信連と農林中金の合併案など組織再編は緊急の課題であると思います。農協再編成の機運も高まっているやに聞いております。この合併案についてはそれぞれの組織内で検討されていると思いますけれども、もし検討されておればその進捗状況、あるいは今後のリストラ計画等について御説明を願いたいと思います。
○島袋宗康君 前回に引き続きまして、普天間基地返還合意の評価についてお伺いします。 これまで何度も申し上げてきましたけれども、大田知事を初め、沖縄県民は本気で沖縄基地の永久固定化を危惧しております。 先般の日米安保共同宣言では、次のように明記されております。「日米安保条約を基盤とする両国間の安全保障面の関係が、共通の安全保障上の目標を達成するとともに、二十一世紀に向けてアジア太平洋地域において安定的で繁栄した情勢を維持するための基礎であり続けることを再確認した。」というふうなことになりますと、これはつまり沖縄の基地を固定化する確認と言っても差し支えないんじゃないかというふうに思いますけれど……
○島袋宗康君 時間の都合で、参考人御三方に一括して質問をいたしますので、御回答をよろしくお願いしたいと思います。 まず、松旭参考人にお聞きしたいと思います。 平成六年九月、全国農協大会において、二〇〇〇年までの組織二段の実現を決議されております。全中の調査では、二〇〇〇年までに農林中金への統合を予定しているのはわずか十七信連であり、なお多くの信連では統合についての態度または時期についてまだ決定していないとのことのようでありますけれども、その見通しについてお伺いをしたいと思います。 次に、内藤参考人にお聞きしたいと思います。 農林中金の貯貸率が他の金融機関に比べて極めて低い要因はどこにあ……
○島袋宗康君 劣化ウラン弾の問題でいろいろ論議されておりますけれども、重複するかもしれませんが、その問題についてお尋ねをしたいと思います。 この問題は、日米の通報体制の不備とかそういうことが言われております。私は、それ以前に、米国の調査発表をうのみにしてしまったというふうな政府の対応にこそ問題があったのではないかというふうに思っております。 今、現地沖縄では、米軍の調査結果の信頼性に対する問題点が幾つか指摘されております。去る二月二十七日の沖縄県議会において結の会の伊波洋一議員が、米軍の調査報告を子細に検討した結果、意図的に鳥島の放射能汚染の実態を隠していると、政府の発表のあり方を批判して……
○島袋宗康君 今回の法律の改正は主に航空運賃の軽減問題だということで、私も幾つか準備しておりましたところ、照屋議員あるいはお隣の吉岡先生からもるる御質問がございまして、私の言いたいことはすべて今お答えになったような感じでございます。 ところで、この航空運賃の軽減というものは、私ども沖縄県民にとって随分久しい間何回か要請活動をしてまいった大きな観光客誘致という面からすると、今の軽減措置というものが大変ありがたく受けとめられておるということを率直に申し上げまして、皆さんの御努力に対して厚く御礼を申し上げたいと思います。 その反面、離島という観点からいたしますと、先ほど来話がありますように、例え……
○島袋宗康君 第三次振興開発計画の前半が終了したところでございますけれども、この進捗状況は今どのようになっておるか、ちょっとお伺いします。
【次の発言】 長官の決意をお聞かせ願ったんですけれども、そこで、第三次振計の後半の展望、これからの位置づけはどのような認識を持っておられるか、再度。
【次の発言】 その中でも、沖縄の経済自立を図っていくためのフリーゾーンの問題は非常に重要だと思いますけれども、その拡大策、そしてこれからの課題あるいは展望等についてどういうお考えなのか、お聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 そこで、規制緩和の問題がまた非常に重要になってくると思いますけれども、規制緩和策……
○島袋宗康君 総理大臣にまずお伺いいたします。 一九九五年九月に沖縄で米兵による少女強姦事件が発生し、基地の問題の実態が明らかにされております。これが世界に向かって発信された一つの事件の大きなうねりとなって、その後一年半が経過しております。 私は今回の特措法の改正でこの一連の問題は一つの節目を迎えたと思っております。この間、九五年の十月の事件に対する抗議県民大会から始まり、知事の代理署名拒否、その職務執行命令訴訟、そして象のおりでの不法占拠、歴史的な県民投票、さらにSACOの最終報告等といろいろなことがありました。とどのつまり、少女の事件を契機とした沖縄の基地の削減要求に対し、政府は、大田……
○島袋宗康君 駐留軍用地特措法は、形式的には昭和二十七年五月十五日、法律第百四十号で当然全国に適用されたものでありますけれども、実質的には本土では昭和三十七年以来適用された例がなかったものを、昭和五十七年に沖縄だけに二十年ぶりに息を吹き返した法律であります。昭和五十七年以来今日まで十五年間、沖縄だけで生き続けている今回のこの法律の改正により、さらに二十一世紀までその怪物性を発揮させるための改悪であると指摘せざるを得ません。 この法律は実質的には沖縄県のみに適用される法律であり、いわゆる地方特措法と呼ぶべきものであると私は思っております。それならば、その改正という名の立法は憲法第九十五条の規定……
○島袋宗康君 お三方、参考人としてきょう出席いただきまして、大変御苦労さまでございます。
仲地先生に冒頭ちょっとお伺いしますけれども、先生が冒頭お話しの中に、いわゆる軍転特措法、そして日米地位協定の見直しあるいは改正、そういったものが必要であるのでぜひ国会の中でそれをやってほしいというふうな内容のお話がありましたけれども、その軍転特措法、そして地位協定、そういったものについて、なぜ軍転法を改正していかなければならないか。
その点についてひとつ具体的にわかりやすく御説明願いたいと思います。
【次の発言】 地位協定の問題について。
【次の発言】 法治主義に対する考え方として官僚主義があるという……
○島袋宗康君 私は二院クラブの皆さんの御理解と御協力によってこの特措法の改正問題について終始今日まで携わってまいりましたけれども、沖縄だけに適用される大きな重要な法案であるために、私は今非常に胸を痛めております。 この審議の中で、私はせめて公聴会を沖縄で開いていただきたい、そして参考人の方々の招致に当たっては沖縄で意見を求めてほしいというような意見を述べてきたわけであります。昨日、参考人の方からこちらでお聞きいたしましたけれども、どうも今の状況からすると非常に多勢に無勢、そして不承不承という感じで私は今ここに立っております。 今回の特措法改正問題に絡めて沖縄の振興策が取りざたされております……
○島袋宗康君 森林病害虫等防除法の一部を改正する法律案に関して、幾つかの問題点を指摘しながら質問したいと思います。
まず第一に、沖縄県内の松くい虫の最近の被害状況はどのようになっているか、そしてその対策と効果はどのようになっておるかの点についてお伺いしておきます。
【次の発言】 同様な点について、沖縄県に所在する米軍施設内についてその辺の対応をどのようにされたか、防衛施設庁の方にお伺いいたします。
【次の発言】 そのときに空中散布、それと市町村との会議、そういったふうなことについてちょっとどのような状況だったのかお聞かせ願いたいと思います。
○島袋宗康君 繭糸価格安定法の基本的な問題点について二、三点お伺いしたいと思います。
まず、このような法律の題名及び目的が改正され、制度の大幅な変更がなされた場合、養蚕農家の所得はこれまでと比べるとどうなるのか、農家にとっては十分の所得確保が重要な関心事になるわけでございます。現在は取引指導繭価によって農家の手取りがどうにか確保されているようでありますけれども、制度の廃止に伴ってその仕組みは維持されるのかどうか、その辺について御見解を承りたいと思います。
【次の発言】 今いろいろお話がありますように、ますます減退するような我が国の蚕糸業、今後はどうあるべきかという大局的見通しがなければならな……
○島袋宗康君 せんだってもこの委員会で台湾の豚の疫病、口蹄疫が大流行して輸出禁止になったことから、我が国に種々の影響が出ているのではないかということで問題が提起されましたけれども、私もその点について二、三お伺いしたいと思います。
台湾における発生状況と被害の現況はどのようになっているのか、その概要を御説明願いたいと思います。
【次の発言】 口蹄疫とはどのような疫病であるのか。また、我が国への侵入防止対策はどのようになっているのか。我が沖縄県は地理的にも非常に台湾に近いわけでありますけれども、非常に心配でございます。侵入防止には万全の対策を講ぜられると思いますけれども、どのような方策を立ててお……
○島袋宗康君 質問に入る前に、私の日程の都合で質問時間をずらしていただきましたこと、委員長の御配慮に対して厚く御礼申し上げます。 私は、まず沖縄県の水産業の課題について幾つかの質問をしたいと思います。 御承知のように、沖縄県は東西で千キロ、それから南北で四百キロというような海域を有しておりますけれども、残念ながら、水産業というものが今日までこれというふうなことが見られませんので、何とかあれだけ有している沖縄の海域を生かして沖縄の水産業というものをもっと振興できないか、そういうような観点に立って幾つかの質問をしていきたいと思います。 まず、平成六年の海面漁業、養殖業の総生産量は三万四千三百……
○島袋宗康君 二院クラブの島袋宗康でございます。私は沖縄の基地問題を中心にして質疑をさせていただきますので、よろしくお願いいたしたいと思います。 ことしは沖縄の復帰から二十五年、さらに沖縄を本土から切り離したサンフランシスコ条約発効から四十五年という節目の年に当たります。一九六五年八月、戦後初めて沖縄を訪れた佐藤元総理は那覇空港で、沖縄の祖国復帰が実現しない限り我が国にとって戦後は終わっていないという名せりふを残されました。 御承知のとおり、沖縄は一九七二年に復帰を果たし二十五年がたったわけでありますけれども、依然として国内米軍基地の七五%を占める沖縄基地を目の前にしたとき、私はあえてその……
○島袋宗康君 昨日の質問に引き続きまして、沖縄の基地問題についてお伺いしたいと思います。
先般、政府は沖縄大使を任命されましたが、その地位と役割についてはどのように位置づけておられるか、どのような成果を期待しておられるか、それについて御説明願いたいと思います。
【次の発言】 沖縄の基地問題、ずっと橋本総理が非常に誠意を持ってこの問題について取り組んでこられたということは、私は一定の評価をいたしております。しかし、政府と沖縄とでは現状認識が決定的に違うわけであります。この程度の基地改善策では、沖縄では焼け石に水だというような受けとめ方しかしておりません。
また、政府の沖縄米軍基地の整理、縮小……
○島袋宗康君 私は沖縄の基地問題を中心にして質問をしたいと思います。 御承知のとおり、現在沖縄では県の収用委員会による公開審理が進められております。前回の公開審理以降、大幅に委員の構成が変わった現在の収用委員会は、繰り返し公平、自主的な審理を目指すことを表明し、収用される側、収用を申請する防衛施設庁側の真ん中に位置し、県民の圧倒的な支持を得ています。つまり、沖縄県収用委員会による審理は法にのっとり、みずからの財産権を制限され土地を収用される地主側とも信頼関係を築き上げ、平穏哀に手続を進めているわけでございます。 ところが、そうなると起業者である、つまり政府の、あるいは与党側の雑音がいろいろ……
○島袋宗康君 私は、駐留軍用地の特借法改正問題についてお伺いしたいと思います。 せんだっての予算委員会で防衛庁長官は、沖縄県の収用委員会が一日も早く裁決されることを希望される旨の発言をなされております。現時点で、五月十四日までに裁決が出る可能性はほとんどありません。特措法による強制収用が今日まで三回行われてきましたが、平均十回の公開審理で約八カ月半を要しております。このデータを単純に今回の強制収用に当てはめてみると、裁決が出されるのは十一月の半ばごろになります。 そこで、お伺いいたしますけれども、今回の公開審理が大幅におくれた原因は何なのか。また、その責任は地主側か、収用委員側か、政府側か……
○島袋宗康君 共産党さんから、先にやらせてもらうということの御了解をいただきまして、ありがとうございます。 五・一五メモについてお尋ねしたいと思います。 昨日公表されましたいわゆる五・一五メモについての問題でありますけれども、今回公表された分は、五・一五メモのうち、沖縄返還当時の八十七の施設・区域の使用目的や使用条件を定めた覚書でありますけれども、同メモは、そのほか十件の覚書で構成されているようであります。 ほかの覚書の中に、県民の権利を著しく損なうものが含まれているのかどうか、それをまず確認して、この覚書をいっ公表されるのか、お尋ねいたします。
○島袋宗康君 先ほど来、普天間基地の移設の問題、そして海上航空基地の問題で質問も繰り返されておりますけれども、私も、重複するかもしれませんが、この問題について取り上げて質問したいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 小渕外務大臣、それから鈴木沖縄開発庁長官、非常に沖縄に対する今まで、今日まで思いがあって沖縄に全面的に協力していただいているというふうなことについては私も理解しているつもりでありますので、よろしくこれからも沖縄振興のために頑張っていただきたいということを要望しておきたいと思います。 それで、普天間飛行場にかわる海上航空基地、ヘリポート建設の是非を問う沖縄県名護市の市……
○島袋宗康君 私、島村大臣が就任後初めて質問をいたしますので、沖縄出身議員として、まず沖縄農業の将来展望と振興策について、大臣の御見解をいただきたいというふうに思っています。
【次の発言】 沖縄の基幹作物であるサトウキビが毎年非常に落ち込んでいるというふうな状況からいたしますと、沖縄農業は非常に厳しい状況にあると。また、毎年やってくる台風、災害、そういったことによってなかなか進展しないという点も大臣のおっしゃるとおりであります。
しかし、その反面、また花卉類においてはかなり生産量がふえて、将来展望が開けるのではないかというふうなこともございますから、沖縄の農業問題について、特殊な亜熱帯地域で……
○島袋宗康君 大臣にお伺いしたいんですけれども、貯金保険法は預金保険法の成立から二年おくれてようやく成立し法律になったわけでありますけれども、今回は預金保険法の改正に連動する形で直ちに改正しようとしているというふうなことになっておりますけれども、そのいわゆる必然性、そして必要性というものはどういうところからこのように急に提案されているのか、それを御説明願いたいと思います。
【次の発言】 次に、農協が健全な経営を図っていくための必要要件についてどのようにお考えになっておられるか、お尋ねします。
【次の発言】 信連と農林中金における余裕金の運用の実態、それについて現在どのようになされているか、お伺……
○委員以外の議員(島袋宗康君) まず、被災者への公的資金を議員立法として検討するときに何よりも重視したことは、戦後未曾有の大災害となった阪神・淡路大震災の実態と教訓に基づいて必要な支援のあり方を考えるということが一番検討されたわけであります。 五百万円という金額は、住居が全壊し、人数が四人以上おられる世帯に対して支給されるあくまでも上限としての額であります。半壊の場合の二百五十万円も同じく上限額であります。 私たちは、災害地の実態に照らしてこれで十分であるというふうには考えていません。阪神・淡路大震災救援復興県民会議というところが行った被害額の実態調査では、一世帯当たりの平均被害額が全壊・……
○島袋宗康君 二院クラブの島袋宗康でございます。
まず、大臣に所信表明に対する問題点について二、三質疑をさせていただきたいと思います。
大臣は、二十一世紀における課題の中に、人口、食糧、環境、エネルギー等を挙げられて、国内生産体制の強化や食糧安全保障の問題等に言及しておられますが、我が国農業の現状は、食糧自給率の低下や米作における減反政策等、一見、大臣のお考えと矛盾するような状況にあるんじゃないか、そういった深刻な状態にあるんじゃないかというふうな感じを私、持っておるんですけれども、大臣の御所見をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 大変難しい問題だと思いますけれども、その辺を政府として……
○島袋宗康君 株式会社の農地取得について農水省としては現在どのような御見解を持っておられるのか、またこれを認めるための前提条件としての農地転用規制の厳格化についてどのようにお考えになっているのか、そして転用規制の厳格化の内容とその効果についてはどのようにお考えなのか、お答え願いたいと思います。
【次の発言】 営農を主体としての農業生産法人の現状はどのようになっているのか、またその農地取得率についての問題点についてお伺いいたします。
【次の発言】 平成五年六月四日の本委員会において、農業経営基盤の強化のための関係法律の整備に関する法律案に対する附帯決議がなされております。その十二項に、「農業生産……
○島袋宗康君 まず、橋本総理の米軍沖縄基地の縮小について努力されたことについては大変敬意を表します。
早速質問に入るわけでありますけれども、現在の沖縄米軍基地の過密の状況は、戦後銃剣とブルドーザーによって土地を強制収用し、拡張された結果であると思いますが、総理はその辺についてどう認識されておるか、お尋ねします。
【次の発言】 日米安保条約が結ばれたときに、沖縄の基地に本土から六〇%のいわゆる米軍海兵隊が移転している。そこによって在日米軍の七五%が沖縄に集中して存在しているというふうな異常な状態になっているわけであります。私はその責任はどこにあるかというと、日本政府にあるんじゃないかというふう……
○島袋宗康君 せんだっての本委員会におきまして、質疑の中で時間の関係で深く立ち入ることはできませんでしたけれども、その何点かについてさらにお伺いをしたいと思います。 まず、沖縄の米軍基地の過密な状況がなぜ続いているのか、その責任は挙げて政府にあるのではないかということを私は冒頭質問いたしました。それに対して、総理は沖縄県民の気持ちに一定の理解を示されながら、占領が沖縄だけではなかったこと、また沖縄の施政権返還に目が奪われた点を挙げて、政府がこの責任を回避しているような印象を受けました。 しかし、この問題は非常に重要な問題であります。ここで明確にしておかなければ、一連の沖縄基地問題は焦点がぼ……
○島袋宗康君 本日の予算委員会で私は三回目の質疑になるわけでありますけれども、総理とは見解や沖縄基地の実情に対する認識にかなり違いがあることがはっきりしてまいりました。 総理のお答えに、心外であるとか残念であるとかという言葉が頻発しております。私も残念ではありますけれども、見解の相違や認識の違いをはっきりと認めます。しかし、今大切なことは、どうすれば沖縄の基地問題を一歩でも前進させることができるのかという一点に尽きます。まさにオール・オア・ナッシングの論議ではだめなんです。 ただ、今もう一度指摘しておきたいことは、三事案より急ぐ問題として急浮上してきたのが普天間飛行場の問題であります。沖縄……
○島袋宗康君 総理が最善の策として提案されました海上ヘリポート案が暗礁に乗り上げて、米軍普天間飛行場の返還問題がとんざしております。
そこで私は、総理に四点ほど質問をいたします。
まず第一に、総理は九六年の四月に、今後五年ないし七年以内に米軍普天間飛行場の返還を実現させるという日米合意を大々的に発表されましたが、現時点でその期間内での実現は可能だとお考えですか。どういうふうにお考えですか、質問いたします。
【次の発言】 総理は、先日の委員会で、大田沖縄県知事と会って名護市辺野古沖の海上基地の受け入れを説得すると言われました。大田知事がその海上基地の受け入れ拒否の前言を翻して海上基地の受け入……
○島袋宗康君 いわゆる県道一〇四号線越え砲撃演習が沖縄県の金武町から本土の演習場に移転してからちょうど一年になっております。この問題は県民の生活道路を封鎖して行われる実弾砲撃演習として有名でしたけれども、それが本土へ分散移転したことによってすべて解決したかのような印象を与えておりますが、そもそも百五十五ミリ実弾が県道の上空を飛び越えるという砲撃演習があったこと自体、本土では考えられないわけであります。この演習が狭い県内から移転したことは一歩前進だということは認めますけれども、それが本土でいろいろ害悪を発生させていることや、沖縄現地ではこの演習にかわって別のタイプの演習が激化しておることが新たな……
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