このページでは常田享詳参議院議員の17期(1995/07/23〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は17期国会活動統計で確認できます。
○常田享詳君 私は、平成会を代表して、ただいま提案されました林業改善資金助成法及び林業等振興資金融通暫定措置法の一部を改正する法律案、林業労働力の確保の促進に関する法律案、木材の安定供給の確保に関する特別措置法案、以上の林野関係三法案に対する質問を行います。 人類の生存と繁栄にとって、人口、食糧、環境の問題が解決しなければ存亡の危機をもたらすものとなることは自明の理であります。以上の問題を解くかぎは農林水産業にあると思います。 世界に冠たる工業によって日本の今日の豊かさが支えられていることは紛れもない事実であります。しかし、それは消費生活の高度化という成果を上げる一方で日本人及び日本社会に……
○常田享詳君 私にとりましては今回初めての質疑でございます。そういう点で、どうしても確認をしておきたい問題四点、新食糧法、APEC、住専問題、農業基本法についてお尋ねをさせていただきたいと思います。 なお、先ほど来の質問と重複する部分があろうかと思いますが、再度確認をするという意味もございますので、お許しをいただきたいと思います。 最初に、新食糧法についてお伺いいたします。 第一点目は、新食糧法のもとで生産調整は果たして実効性を持ち得るかどうかという問題についてであります。 同法では政府買い入れの対象が生産調整実施者に限られているので、一応政府買い入れ米の契約の確実性と買い入れ価格によ……
○常田享詳君 平成会の常田でございます。 先に質問をされた方と重複する部分がありましたらお許しをいただきたいと思います。 外務大臣にお尋ねをいたします。 先般、五月の連休を利用いたしまして、平成会の昨年七月二十三日に当選した議員六名で台湾を訪問してまいりました。我が党の党首、また各党の諸先輩方が中国を訪問しておられるということで、逆に台湾を訪問することでもう一つ本当の姿がわかるんじゃないかということであります。 幸いにも李登輝総統は、二十日の就任式直前であるにもかかわりませず、約一時間、私たちのために時間を割いていただきまして、本当に腹を割ったお話をさせていただきました。ここはそういう……
○常田享詳君 平成会の常田享詳でございます。 まず、質問に入ります前に、三月二十九日、東京・大阪HIV訴訟の和解を見たところでありますけれども、その和解の結果を見ないままにお亡くなりになられました方々に対しまして心から哀悼の意を表したいと思います。また、被害に遭われました方々や御家族、御遺族の怒り、悲しみ、苦しみを思うとき、原告・弁護団のきょうまでの真相究明に対する並々ならぬ御努力に対して心から敬意を表したいと思います。あわせて、和解に至る過程における菅厚生大臣の御努力に対しまして心から敬意を表したいというふうに思います。 私たちは生きたいんです、喜んで和解を受諾したわけでは決してないこと……
○常田享詳君 平成会の常田でございます。 最初にちょっと、先ほど平成会の田浦委員が質問いたしました血液製剤の内外価格差の質問と答弁にミスマッチがありますので、大事なことでありますのでこれをただしておきたいと思います。 といいますのは、田浦委員が聞きたかったのは、内外価格差があることがこのたびの薬害エイズの問題、特に製薬メーカーの動向等にいろいろ影響があったのではないかということだったんですが、答弁は今の時点をとらえておっしゃいましたので、それはそれで間違いではなかったんですが、実は私の手元に一九八七年に某事業団が出した「血漿分画製剤価格の日米比較について」という当時極秘資料扱いの資料がある……
○常田享詳君 平成会の常田享詳でございます。 昨日の農林水産大臣の所信表明に基づきまして、住専問題そして国連海洋法条約の問題等についてお尋ねをしたいと思っております。 最初に住専問題についてお尋ねをいたしたいと思います。 昨日の所信表明の中で、農林水産大臣は、母体行が責任を持って処理すべきであると主張してきたというふうに述べられているわけであります。 ところが、農林水産大臣は、同じ所信表明の中で、系統の負担は系統の体力等から見てぎりぎりであるというようなことも述べられているのであります。 そもそも住専問題の本質は住専の経営問題であり、そうした本質や経緯等を踏まえて系統の負担は金融シス……
○常田享詳君 平成会の常田享詳でございます。 まず最初に、生研機構法の一部改正に関する法律案についてお尋ねをしたいと思います。 このことにつきましては、昨年十一月、超党派の議員立法で科学技術創造立国を目指す科学技術基本法を制定したところでありまして、先ほど来遅きに失したという議論もございますけれども、それを踏まえて考えたときにはまことに時宜を得た取り組みではないかと評価をするものであります。 そう考えておりましたところ、一昨日の朝日新聞に、東京工業大学の橋爪教授が、「二十一世紀への提言」ということで、この科学技術創造立国について幾つかの提言をなさっておられます。それを要点だけ申し上げます……
○常田享詳君 平成会の常田でございます。 農林水産大臣にお尋ねをいたします。 今、高橋委員の方から哲学という話が出ましたのですが、前の農林水産大臣に初めて質問をさせていただきましたときにも同じことを申し上げましたので、改めて新大臣に申し上げたいと思います。 「飢餓の世紀」という本がございます。お読みになったことと思いますが、その十六章に「ただちに地球食糧安全保障を」という項がございまして、 国際社会は指導力と指針を提供することができるが、人々の運命を決定するのは各国政府である。政府は国内資源の大部分を配分し、人口政策と農業政策を策定し、資源の分配方法を決定する。国際食糧援助も利用できる……
○常田享詳君 平成会の常田享詳でございます。 きょうは、参考人の方々、本当にありがとうございます。心から感謝を申し上げつつ、お三方に質問をさせていただきたいと思います。 まず最初に、白石先生にお尋ねをしたいんですが、白石先生の著書、経歴等を拝見いたしましても、先ほどお披瀝がありましたように「協同組合の国際化と地域化」、「協同組合間提携の戦略的展望」、「協同組合の基本的価値」等々、多くの協同組合関係の著書を物にしておられるわけでありますけれども、そういった意味で基本的なことで先生にちょっとお尋ねをしたいと思います。 協同組合組織の母となりますロッチデール公正先駆者組合、ドイツのライフアイゼ……
○常田享詳君 平成会の常田享詳でございます。ちょっと時間が追っていますので、きょうは地球温暖化の問題と重油流出事故の問題をお尋ねしたいわけでありますけれども、先に重油流出事故に関係してお尋ねをしたいと思います。 まず、その前に、我が国にとって、また環境庁にとりましても、地球生態系の保全は今や最重要の政治課題の一つとなっております。先般の石井環境庁長官の所信表明にもその決意がにじみ出ていたというふうに思っております。 ただ、我が国の環境問題への取り組みにはやや欠落した部分があるのではないかとかねてから私は思っておりました。この点は、石井環境庁長官もその御専門でありますので御理解をいただけると……
○常田享詳君 平成会の常田享詳でございます。 私も松村議員と同様日本海側に選挙区を持つものであります。その上に、私どもの地元の山陰の沖にいまだに一万一千キロリットルを積んだナホトカ号の船尾が沈没しております。そういう立場から、この問題は松村議員と同様私にとりましても大変深刻な問題と受けとめております。 あわせて、先般、衆参の合同の視察団にも加わらせていただきまして、石川県そして福井県三国町にも入らせていただきました。本当にボランティアの方々、漁業者の方々、地元の方々が大変な思いで油の処理活動に当たっておられる姿を拝見して心痛んだ次第であります。 私は、このたびの事故は初めての経験ではない……
○常田享詳君 私は、この四月二十八日から五月一日の間、同僚議員の方々と一緒にミャンマーを訪問してまいりました。旧ビルマであります。そして、第一書記、外務大臣、国家計画開発大臣と意見交換をしてまいりました。 その中で、国家計画開発大臣は、二〇一〇年から二〇四五年にかけて地球規模で食糧危機に直面するだろう、飢餓の世紀だと、しかしミャンマーには食糧も資源も十分にあると、私たちに自信に満ちた発言をされました。 そこで私は、日本の食糧安保の観点から何点か質問させていただきます。この質問につきましてはきょうの委員会でもそれぞれ出ておりますけれども、視点を変えて質問させていただきたいと思います。 我が……
○常田享詳君 自民党の常田享詳でございます。 このたびの法案は、財政的な量的抑制をかけることによって新しい二十一世紀の日本の構築を図っていく、いわゆる質的な転換を図っていく、そういう第一歩の法案であるというふうに理解しております。 質的転換を今後図っていく中で、私は、やはり不易と流行、いわゆる長い日本の歴史の中で構築してきて今後の二十一世紀の孫子の代にもきっちり残していかなければならないものと、そしてこのグローバルな社会の中で、日本も国際社会の中で思い切って改めていかなければならないこととの精査をきっちり今しなければならないときに至っていると思います。 そこで、農林水産大臣にまずお尋ねを……
○常田享詳君 お待たせ申し上げました。自民党の常田でございます。 私の地元では、日本一の漁獲量を誇っておりました境港が今、イワシが大変な不漁で、関係企業の倒産等が相次ぎ、厳しい状況に置かれております。また、重油流出事故の船尾部分はいまだに我が県の沖合に沈んだままであります。そして、二百海里ののど骨であります竹島は目と鼻の先にあるわけであります。そういう厳しい状況にかんがみ、このたびの漁港整備計画の一部変更関係と最近の厳しい環境下にある漁業を取り巻く諸問題についてお尋ねをさせていただきます。 まず、漁港整備の現状についてであります。 漁港整備に関しては昭和二十六年から計画的な整備が行われて……
○常田享詳君 自由民主党の常田享詳でございます。 まず、戦後において我が国政府が独自に省庁の再編を行ったことは過去になく、その意味において今回の省庁再編法案は画期的なものであると私は思っております。 言うまでもなく、国会は国権の最高機関であります。立法府が巨大な官庁を国民のために、しかもその時代に合った形で再編成することができるということを国民に示すことは極めて大切なことだと思います。国民から見て、官僚が上で政治が下といった意識を変えるべきであり、政治が行政をコントロールするのが本来の姿であるということを示すべきであります。まさに、この改革は、先般の参考人の方々のお話の中にも出てまいりまし……
○常田享詳君 私は自由民主党の常田でございます。 このたびの法案審査に当たりまして、健康危機管理という観点から何点かお尋ねをしてみたいと思っております。 余り時間がございませんので、どうか答弁は簡潔に、そして今月号の文芸春秋で歌舞伎の楽しみ方を小泉厚生大臣が書いておられます中で、思わず扇子を落としてしまうようなという表現を使っておられましたが、私の質問に対して、私が思わず扇子を落としてしまうような明快な御答弁を期待いたしまして、質問に入らせていただきます。 このたびの大臣の所信表明演説の中にも健康危機管理という言葉が出てきておりますし、内閣も先般、内閣危機管理官を決定いたしました。厚生省……
○常田享詳君 自由民主党の常田享詳でございます。四月十四日に引き続き、健康危機管理についてお伺いいたします。 小泉厚生大臣も南野先生の冒頭の質問に大変健やかに笑っておられましたが、その後はたと扇子を落とすようないいことがもしあったとしたら、また別の機会に教えていただきたいと思いますが、そういう機会が多いことを願っております。 さて、質問に入らせていただきますが、感染症問題に入る前に医療保険制度の抜本改革、とりわけ薬価基準制度の廃止、それにかわる新しい制度の組み立ての中でいろいろな問題点、先般は医薬品の適正使用と薬剤師の役割について冒頭にお尋ねしたわけでありますが、今回は医薬品の安定供給と医……
○常田享詳君 自民党の常田享詳でございます。 国民健康保険法等の一部を改正する法律案に入ります前に、一つお尋ねをしておきたい問題がございますので、先にそのことから入らせていただきます。 四月十八日の朝日新聞に、「脳疾患四薬効かず痴呆症に多用 売上総額八千億円」という記事が出たわけであります。このことにつきましては、老人性痴呆症に広く使われている五種類の脳代謝改善剤のうち四つがプラセボ等との比較をやったところ効果がないということでありますけれども、私がここで問題にしたいのは、この記事の中で、「薬の評価基準として、偽薬との比較試験を求める指針が八七年にできた。にもかかわらず、厚生省は五種類の脳……
○常田享詳君 自民党の常田享詳でございます。 まず、このたび農林水産省が植物新品種保護国際条約、すなわちUPOV条約に対応して我が国の種苗法を改正されることに対し心より賛意を表したいと思います。特に、今回の改正により品種育成者の権利が強化されますことは、我が国の育種の振興を促し、農林水産業の発展に資するものと確信いたします。 その上で幾つか質問をさせていただきます。時間の関係で現行制度との主要な変更部分の一つであります第二十一条、育成者権の効力が及ばない範囲、特に栄養繁殖をする植物に属する品種に的を絞って質問をさせていただきます。 今回の改正法における第二十一条で育成者権の効力が及ばない……
○常田享詳君 平成会の常田でございます。私は、委員会で質問させていただくのが二回目でございます。 実は、第一回目の質問をいたしましてからきように至る間に、ある方からファクスをいただきました。そこには、現在いろいろ起こっている問題を考えるときに心が大変痛むということで、新約聖書の中の次のような言葉を送ってこられました。「あなたがたは、この世と妥協してはならない。むしろ、心を新たにすることによって、造りかえられ、何が神の御旨であるか、何が善であって、神に喜ばれ、かつ全きことであるかを、わきまえ知るべきである。」ということで御激励のファクスをいただいたわけでありますけれども、本当に真摯にこういった……
○常田享詳君 平成会の常田享詳でございます。ただいまは三名の参考人の先生方には大変貴重な御意見を聞かせていただきまして、ありがとうございました。心からお礼を申し上げたいと思います。 また、今、守住先生からは地方議員の、私も三期十二年県議会議員をしておりまして、私の議会報告にも載せていなかったなというようなことで、反省を今しております。そういった反省も決めながら質問させていただきたいと思います。 私は、今の官僚主導の政治、それから行政の失態、そして数々のスキャンダル、こういったものを改めるためには議会による行政監視の体制、すなわちオンブズマン制度の参議院への導入が必至であるということを考えて……
※このページのデータは国会会議録検索システム、参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。